JP4180398B2 - Vehicle seat storage structure - Google Patents

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JP4180398B2
JP4180398B2 JP2003035205A JP2003035205A JP4180398B2 JP 4180398 B2 JP4180398 B2 JP 4180398B2 JP 2003035205 A JP2003035205 A JP 2003035205A JP 2003035205 A JP2003035205 A JP 2003035205A JP 4180398 B2 JP4180398 B2 JP 4180398B2
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喜義 矢島
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用しない場合にシートを車体フロアに収納可能な車両用シート収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートを車体フロアに対し着脱可能とするとともに、このシートを車体フロアに対し複数位置で取付可能とすることで、使用状況に応じてシートの位置が変更できる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許3356970号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように車体フロアに対しシートが着脱可能な構造であると、このシートを取り外すことで車室内に新たなスペースを確保することができるが、上記技術は、位置を変えることを目的としてシートが着脱可能となっているものであり、シートを取り外すことで車室内に新たなスペースを確保することを目的とするものではないため、取り外したシートの収納については当然考慮されていない。このため、車室内に新たなスペースを確保することを目的としてシートを取り外しても、取り外したシートを、荷室スペース等に荷物と同様に収納したのでは、その分荷室スペースが狭くなってしまうという問題があった。また、取り外したシートを、荷室スペースを確保するために車両内に収納せずに車庫等に保管するのでは、必要なときに使用できないという不都合が生じてしまう。
【0005】
したがって、本発明は、使用しないシートを効率的に車両内に収納可能な車両用シート収納構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、シート(例えば実施の形態における中央シート17)をそのシートバック(例えば実施の形態におけるシートバック25)をシートクッション(例えば実施の形態におけるシートクッション24)側に倒した状態で、車体フロア(例えば実施の形態における車体フロアF)から凹む凹部(例えば実施の形態における凹部35)に収納し、前記シートクッションを前記凹部に収納した状態において、前記シートバックが前記シートクッションに重なり合って前記凹部から上側に突出する突出部(例えば実施の形態における突出部51)を構成し、前記突出部の上面および側面覆うコンソールカバー(例えば実施の形態におけるコンソールカバー52,63)を設けたことを特徴としている。
【0007】
このように、シートをそのシートバックをシートクッション側に倒した状態で、車体フロアから凹む凹部に収納するため、収納されるシートの元の配置カ所について新たな空間を確保できるとともに、荷室スペースを減らすことなく、使用しないシートを車両内に収納することができる。しかも、シートの凹部から上側に突出する突出部をコンソールカバーで覆うため、シートを収納した後の車体フロア側をコンソールとして使用できる。加えて、シートをフロアから突出させて収納するので、車体の凹部を浅くでき、最低地上高を維持してフロアが下げられ乗り降りし易くなり、車高が低くできるので立体駐車場の利用もでき便利である。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記コンソールカバーは、前記凹部の周囲の前記車体フロアと当接することを特徴としている。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記シートバックの背面に係合凹部(例えば実施形態における係合凹部61,71)を設け、前記コンソールカバーの下面に前記係合凹部と係合可能な係合凸部(例えば実施形態における係合凸部60,70)を設けたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態の車両用シート収納構造を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において用いる前後左右は車両前進時における前後左右である。
【0013】
図1は本実施形態の車両用シート収納構造が適用された車両の一例であって、前後3列シートを備えた2ボックスタイプの車両を示している。
【0014】
図1および図2に示すように、この車両は車体フロアF上に前方から後方に向けて一列目シート11、二列目シート12および三列目シート13が配置されてなるもので、本実施形態の車両用シート収納構造は、車両の二列目シート12に適用され、さらに詳しくは、二列目シート12の右側の側部シート15と二列目シート12の左側の側部シート16との間に設けられる中央シート(シート)17に適用されている。なお、二列目シート12の中央シート17に限られず、いずれのシートにも勿論適用可能である。
【0015】
側部シート15,16は、いずれも、主として乗員の臀部を支承するシートクッション20とシートクッション20の後端側に立設され主として乗員の背中を支承するシートバック21とを有しており、シートバック21がそのシートクッション20側において左右方向に沿う軸線回りに揺動可能に支持され、いわゆるリクライニング角度を調整可能とされている。また、側部シート15,16は、それぞれ、車体フロアFに対し前後スライド可能とされている。
【0016】
中央シート17は、図3に示すように、両側の側部シート15,16よりも幅が狭いもので、車体フロアFに対し着脱可能とされている。中央シート17は、その下部を構成するシートベース23と、このシートベース23に支持されて主として乗員の臀部を支承するシートクッション24と、シートベース23に支持されて主として乗員の背中を支承するヘッドレストを含むシートバック25とを有している。
【0017】
シートベース23は、シートクッション24およびシートバック25を支持するシートベース本体27と、このシートベース本体27の左右両側から下方に延出するように設けられた左右一対のシート脚部28とを有しており、これらシート脚部28において、車体フロアFに取り付けられている。これらシート脚部28は、車体フロアFに対して着脱自在とされており、さらに、シートベース本体27側を中心に回動することで折り畳み可能とされている。中央シート17は、取り外し時には車体フロアFから完全に分離可能である。
【0018】
中央シート17を、車体フロアFに取り付けられた状態をもって説明すると、シートベース23の左右両側にそれぞれ前後方向に沿って回動軸30が設けられており、これら回動軸30にそれぞれシート脚部28の上部側が回動可能に支持されている。そして、シート脚部28は、図3に示すように、シートベース本体27から鉛直下方に延出する通常状態と、図4に示すように、シートベース本体27に近接しかつ先端側が互いに近接するように折り畳まれる折畳状態との間で回動可能とされている。
【0019】
また、シート脚部28は、上記通常状態においてシートベース本体27に対し固定および固定解除可能とされており、通常状態でシートベース本体27に固定されて車体フロアFに取り付けられる。なお、各シート脚部28は、シートベース本体27に固定された状態から例えばシートベース本体27の後面側に設けられた図示せぬ操作レバーの手動操作がなされるとシートベース本体27に対する固定解除がなされて折り畳み可能となる。なお、各シート脚部28は、同時に折畳状態とされても互いに干渉しないように回動軸30から先端までの長さが設定されている。
【0020】
各シート脚部28のそれぞれの回動軸30に対し反対側には、図示は略すが前部にフックが設けられるとともに後部にロック機構が設けられており、フックが車体フロアFに固定された前側係止部に係止された状態で、ロック機構が車体フロアFに固定された後側係止部に連結および連結解除可能とされている。そして、フックが前側係止部に係止された状態で、ロック機構が後側係止部に連結されることで、中央シート17は車体フロアFに固定される。なお、ロック機構は例えばシートベース本体27の後面側に設けられた図示せぬ操作レバーの手動操作により後側係止部に対する連結解除がなされる。このロック機構の連結解除がなされた状態で中央シート17は車体フロアFから取り外される。シートベース本体27のシート脚部28よりも後側には図5に示す収納ロック機構31が設けられている。
【0021】
シートバック25は、そのシートクッション24側がシートベース本体27の後端側の左右方向に沿う回動軸33を中心に回動可能に支持されており、シートクッション24のほぼ全面に当接する前倒状態と、シートクッション24から起き上がる起立状態との間で回動可能とされている。また、シートバック25は、上記起立状態においては複数の角度位置でシートベース本体27に対し固定および固定解除可能つまりリクライニング角度を調整可能とされており、上記前倒状態となる方向に図示せぬスプリングの付勢力で付勢されている。このシートバックは、例えばシートベース本体27の後部側面側に設けられた図示せぬ操作レバーの手動操作がなされると起立状態におけるシートベース本体に対する固定解除が可能となっており、乗員が着席していない状態で操作レバーの手動操作がなされ固定解除がなされるとスプリングの付勢力で前倒しシートクッション24に重なり合う。
【0022】
以上のような中央シート17は、乗員を着席させる際には、通常状態にあるシート脚部28を介して車体フロアFに取り付けられることになり、シートバック25が起立状態とされる。そして、使用しない場合には、上記状態からシート脚部28の車体フロアFに対する連結を解除することで、図6に示すように、中央シート17を車体フロアFから取り外すことができる。そして、車体フロアFから取り外された中央シート27は、両シート脚部28がシートベース本体27に重なり合うように上記折畳状態とされて、車体フロアFのフロア面から下方に凹む凹部35に収納可能となっている。
【0023】
次に、この凹部35について説明する。
図1に示すように一列目シート11と二列目シート12との間に位置する車体フロアFには、左右方向の中央位置に、車体フロアFのフロア面よりも下側に凹む平面視略四角形状の凹部35が形成されている。この凹部35は、前後方向よりも左右方向の方が長い横長の形状をなしている。そして、上記のように車体フロアFから取り外され両シート脚部28が上記折畳状態とされた中央シート27が、主としてその下部のシートクッション24において車体フロアFから凹む凹部35に収納される。なお、凹部35の後部には、図7に示すように中央シート17の収納ロック機構31を係止する収納係止部36が固定されており、収納ロック機構31は収納係止部36に連結および連結解除可能とされている。なお、収納ロック機構31も例えばシートベース本体27の後面側に設けられた図示せぬ操作レバーの手動操作により収納係止部36に対する連結解除がなされる。
【0024】
そして、この凹部35の上部開口部37の全体を覆うようにして図6に示すように、フロアリッド38が開閉可能に取り付けられている。フロアリッド38は、上部開口部37の前部の左右方向全体を覆う板状の前板部40と、前板部40の後端部の左右方向中央から後方に延出するとともにこの前板部40に対し揺動可能に連結された板状の中央板部41と、前板部40の後端縁部の右側から後方に延出するとともにこの前板部40に対し揺動可能に連結された板状の右板部42と、前板部40の後端縁部の左側から後方に延出するとともにこの前板部40に対し揺動可能に連結された板状の左板部43とで構成されている。中央板部41は、さらに、互いに揺動可能に連結された前小板部45と後小板部46とで構成されている。
【0025】
フロアリッド38の前板部40は、左右方向に延在しており、車体フロアFに固定されて常に凹部35の上部開口部37の前部を覆っている。
【0026】
また、中央板部41の前小板部45は、車体フロアFに固定された状態の前板部40に対し上側の揺動範囲で揺動可能となるように前板部40の後端縁部に連結されている。さらに、後小板部46は、例えば鉛直方向に沿う前小板部45に対し後側の揺動範囲で揺動可能となるように前小板部45の前板部40に対し反対側の端縁部に連結されている。そして、後小板部46には開閉時に手で把持される把持部48が設けられている。
【0027】
左板部43は、車体フロアFに固定された状態の前板部40に対し上側の揺動範囲で揺動可能となるように前板部40の後端縁部に連結されており、同様に、右板部42も、車体フロアFに固定された状態の前板部40に対し上側の揺動範囲で揺動可能となるように前板部40の後端縁部に連結されている。そして、これら左板部43および右板部42の前板部40に対し反対側には開閉時に手で把持される把持部49が設けられている。
【0028】
ここで、中央板部41と前板部40との境界位置と、左板部43と前板部40との境界位置と、右板部42と前板部40との境界位置とは、前後方向に一致しており、また、中央板部41、左板部43および右板部42は、例えば互いに連結および連結解除可能とされている。そして、これら中央板部41、左板部43および右板部42は、連結状態では、中央板部41の前小板部45および後小板部46と左板部43と右板部42とが全て一体となって、上記境界位置を中心に開閉可能となっている一方、連結解除状態ではそれぞれ個別に開閉可能となっている。
【0029】
そして、上記連結解除状態において、図6および図7に示すように、フロアリッド38が凹部35の全体を閉塞させている状態から、中央板部41の後小板部46をその把持部48を介して持ち上げると、図8に示すように、後小板部46はその前端部が上側に位置するように揺動し、前小板部45はその後端部が上側に位置するように揺動する。
【0030】
このようにして前小板部45と後小板部46とが山形をなすように中央板部41を折り曲げることで凹部35の上部開口部37の左右方向における中央の後側を開放した状態で、上記のように車体フロアFから取り外されかつ両シート脚部28が上記折畳状態とされた中央シート17のシートクッション24を、図9に示すように、中央板部41と上部開口部37の開放された後端側とに押し込むようにして上後方から下前方に斜めに挿入する。すると、シートクッション24で押されて中央板部41の後小板部46が前小板部45に重なり合うように揺動することになる。
【0031】
そして、シートクッション24の後端部が前後方向において凹部35と重なり合う位置に位置すると、シートクッション24の後部が下降可能となり、シートクッション24の後部を下降させることで、シートクッション24の全体が凹部35に収納される。このとき、シートベース23の後部の収納ロック機構31が下降することになり、この下降によって収納ロック機構31が凹部35内の収納係止部36に連結されて固定されることになる。また、中央板部41の前小板部45と後小板部46とが互いに重なり合った状態でシートクッション24上に載置される。
【0032】
次に、図10に示すように、中央シート17のシートバック25をシートクッション24に重なり合う方向に前倒状態とする。これにより、中央シート17はそのシートバック25をシートクッション24側に倒した状態で、車体フロアFから凹む凹部35にシートクッション24側が収納された状態となる。また、このとき、中央シート17は中央板部41を挟持する。
【0033】
そして、本実施形態においては、このようにして車体フロアFの凹部35に収納された状態の中央シート17の収納しきれずに凹部35から上側に突出する主にシートバック25で構成される突出部51についてその後部を図11および図12に示すようにコンソールカバー52で覆う。
【0034】
このコンソールカバー52について、突出部51を覆った状態をもって説明すると、突出部51の後側を覆う後板部54と後板部54の左右両端から前方に延出して突出部51の左右両側を覆う一対の側板部55と、これら後板部54および一対の側板部55の上端縁部を結んで突出部51の上側を覆う上板部56とを有しており、中央シート17を収納するため開放されたフロアリッド38の中央板部41と閉状態にある左板部43および右板部42との隙間をも覆うようになっている。
【0035】
コンソールカバー52の上板部56には、図12に示すように、飲料容器を載置させるように断面円形状をなして下側に凹む左右一対の飲料容器載置凹部58と、比較的広い面積で断面略四角形状をなして下側に凹む小物類等の載置が可能なトレー部59とを有している。つまり、この場合のコンソールカバー52は、テーブルとして機能するテーブル兼用カバーであり、主として二列目シート12の乗員によって使用される。
【0036】
コンソールカバー52の上板部56には、図11に示すように、下方に延出する係合凸部60が左右に複数形成されており、これに対応して中央シート17のシートバック25の前倒状態における上面つまり背面にも係合凹部61が左右に複数形成されている。つまり、コンソールカバー52の複数の係合凸部60をシートバック25の複数の係合凹部61に係合させることで、コンソールカバー52は位置ずれが規制されて車体フロアF側に固定される。
【0037】
以上に述べたように、本実施形態の車両用シート収納構造によれば、使用しない場合に中央シート17をそのシートバック25をシートクッション24側に倒した状態で、車体フロアFから凹む凹部35に収納できるため、収納される中央シート17の元の配置カ所について新たな空間を確保できるとともに、荷室スペースを減らすことなく、使用しない中央シート17を車両内に収納することができる。しかも、中央シート17の凹部35から上側に突出する突出部51をコンソールカバー52で覆うため、中央シート17を収納した後の車体フロアF側をコンソールとして使用できる。したがって、使用しない中央シート17を効率的に車両内に収納できる。加えて、中央シート17を車体フロアFから突出させて収納するので、車体の凹部35を浅くでき、最低地上高を維持して車体フロアFが下げられ乗り降りし易くなり、車高が低くできるので立体駐車場の利用もでき便利である。
【0038】
また、中央シート17が車体フロアF側から取り外された状態で、車体フロアFの凹部35に収納されるため、複雑なリンク機構等を設けることなく、簡単に中央シート17を車体フロアFの凹部35に収納することができる。したがって、コスト増を抑制することができる。
【0039】
さらに、中央シート17はそのシート脚部28が折り畳まれて車体フロアFの凹部35に収納されるため、中央シート17をコンパクトにして収納できる。したがって、中央シート17を収納するための車体フロアFの凹部35の特に深さを浅くできる。
【0040】
なお、上記においては、車体フロアFの凹部35に収納された状態の中央シート17の収納しきれずに凹部35から上側に突出する主にシートバック25で構成される突出部51について、その後部側をコンソールカバー52で覆う場合を例にとり説明したが、図13および図14に示すように突出部51の全体をコンソールカバー63で覆うようにしても良い。
【0041】
つまり、このコンソールカバー63について、突出部51を覆った状態をもって説明すると、突出部51の後側を覆う後板部64と、突出部51の前側を覆う前板部65と、後板部54の左右両端から前方に延出しかつ前板部65の左右両端から後方に延出して突出部51の左右両側を覆う一対の側板部66と、これら前板部65、後板部64および一対の側板部66を結んで突出部51の上側を覆う上板部67とを有しており、上板部67には、飲料容器を載置させるように断面円形状をなして下側に凹む左右一対の飲料容器載置凹部68と、比較的広い面積で断面略四角形状をなして下側に凹む小物類等の載置が可能なトレー部69とを有している。つまり、この場合のコンソールカバー63も、主として二列目シート12の乗員によって使用されるテーブルとして機能するテーブル兼用カバーである。
【0042】
また、この場合のコンソールカバー63の上板部67にも、下方に延出する係合凸部70が左右に複数形成されており、これに対応してシートバック25の前倒状態における上面つまり背面にも係合凹部71が左右に複数形成されている。つまり、コンソールカバー63の複数の係合凸部70をシートバック25の複数の係合凹部71に係合させることで、コンソールカバー63は、位置ずれが規制されて車体フロアF側に固定される。なお、コンソールカバー63と中央シート17の突出部51との大きさを合わせれば、コンソールカバー63を突出部51に嵌め合わせることでコンソールカバー63の位置ずれを規制することも可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、シートをそのシートバックをシートクッション側に倒した状態で、車体フロアから凹む凹部に収納するため、収納されるシートの元の配置カ所について新たな空間を確保できるとともに、荷室スペースを減らすことなく、使用しないシートを車両内に収納することができる。しかも、シートの凹部から上側に突出する突出部をコンソールカバーで覆うため、シートを収納した後の車体フロア側をコンソールとして使用できる。したがって、使用しないシートを効率的に車両内に収納できる。加えて、シートをフロアから突出させて収納するので、車体の凹部を浅くでき、最低地上高を維持してフロアが下げられ乗り降りし易くなり、車高が低くできるので立体駐車場の利用もでき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される車両の概略側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される車両内部の平面図である。
【図3】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される中央シートを含む二列目シートを示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される中央シートを示す斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される中央シートを示す側面図である。
【図6】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造が適用される車両内部の平面図であって中央シートを取り外した状態を示すものである。
【図7】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造におけるシート収納前の状態を示す側断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造におけるシート収納時の初期段階の状態を示す側断面図である。
【図9】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造におけるシート収納時の図8の後の状態を示す側断面図である。
【図10】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造におけるシート収納時の図9の後の状態を示す側断面図である。
【図11】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造を示す側断面図である。
【図12】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造を示す斜視図である。
【図13】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造の別の例を示す側断面図である。
【図14】 本発明の一実施形態の車両用シート収納構造の別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
17 中央シート(シート)
24 シートクッション
25 シートバック
28 シート脚部(脚部)
35 凹部
51 突出部
52,63 コンソールカバー
F 車体フロア
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat storage structure capable of storing a seat on a vehicle body floor when not in use.
[0002]
[Prior art]
There is a technique in which the position of the seat can be changed according to the use situation by making the seat detachable from the vehicle floor and attaching the seat to the vehicle floor at a plurality of positions (see, for example, Patent Document 1). ).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3356970 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, if the seat can be attached to and detached from the vehicle body floor as described above, a new space can be secured in the vehicle interior by removing the seat, but the above technique aims to change the position. Since the seat is detachable and is not intended to secure a new space in the vehicle interior by removing the seat, the storage of the removed seat is naturally not taken into consideration. For this reason, even if the seat is removed for the purpose of securing a new space in the passenger compartment, if the removed seat is stored in the luggage compartment space or the like in the same manner as the luggage, the cargo compartment space is reduced accordingly. There was a problem that. Further, if the removed seat is stored in a garage or the like without being stored in the vehicle in order to secure a luggage space, there arises a disadvantage that it cannot be used when necessary.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle seat storage structure that can efficiently store unused seats in the vehicle.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is directed to a seat (for example, the central seat 17 in the embodiment) and a seat back (for example, the seat back 25 in the embodiment) to a seat cushion (for example, in the embodiment). In a state where the seat cushion 24 is tilted toward the seat cushion 24), the seat cushion 24 is stored in a recess (for example, the recess 35 in the embodiment) recessed from the vehicle body floor (for example, the vehicle body floor F in the embodiment), and the seat cushion is stored in the recess. , the seat back constitutes a protrusion protruding upward from the recess overlapping the seat cushion (projecting portion 51 in the example embodiment), the upper surface and the console cover (e.g. embodiment side covering of the projecting portion is characterized in that a console cover 52 and 63) in the
[0007]
As described above, since the seat is stored in the recessed portion recessed from the vehicle body floor with the seat back tilted toward the seat cushion side, a new space can be secured for the original arrangement location of the stored seat, and the luggage space It is possible to store a seat that is not used in the vehicle without reducing the above. And since the protrusion part which protrudes upwards from the recessed part of a sheet | seat is covered with a console cover, the vehicle body floor side after accommodating a sheet | seat can be used as a console. In addition, since the seats are stored by protruding from the floor, the recess of the vehicle body can be made shallower, the floor can be lowered and it is easy to get on and off while maintaining the minimum ground clearance, and the vehicle height can be lowered, so that a multi-level parking lot can also be used. Convenient.
[0008]
The invention according to claim 2 is characterized in that, in the invention according to claim 1, the console cover abuts on the vehicle body floor around the recess .
[0010]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein an engagement recess (for example, engagement recesses 61, 71 in the embodiment) is provided on the back surface of the seat back, and the engagement cover is provided on the lower surface of the console cover. An engagement convex portion (for example, the engagement convex portions 60 and 70 in the embodiment) that can be engaged with the combined concave portion is provided .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A vehicle seat storage structure according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. Note that the front, rear, left and right used in the following description are front, rear, left and right when the vehicle is moving forward.
[0013]
FIG. 1 is an example of a vehicle to which the vehicle seat storage structure of the present embodiment is applied, and shows a two-box type vehicle having front and rear three-row seats.
[0014]
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, this vehicle has a first row seat 11, a second row seat 12, and a third row seat 13 arranged on a vehicle body floor F from the front to the rear. The vehicle seat storage structure of the embodiment is applied to the second row seat 12 of the vehicle, and more specifically, the right side seat 15 of the second row seat 12 and the left side seat 16 of the second row seat 12. It is applied to a central sheet (sheet) 17 provided between the two. Note that the present invention is not limited to the central sheet 17 of the second row sheet 12 and can be applied to any sheet.
[0015]
Each of the side seats 15 and 16 has a seat cushion 20 that mainly supports the occupant's buttocks and a seat back 21 that is erected on the rear end side of the seat cushion 20 and mainly supports the occupant's back. The seat back 21 is supported on the seat cushion 20 side so as to be swingable about an axis along the left-right direction, and a so-called reclining angle can be adjusted. Further, the side seats 15 and 16 can slide back and forth with respect to the vehicle body floor F, respectively.
[0016]
As shown in FIG. 3, the center seat 17 is narrower than the side seats 15 and 16 on both sides, and is detachable from the vehicle body floor F. The center seat 17 includes a seat base 23 constituting a lower portion thereof, a seat cushion 24 supported by the seat base 23 and mainly supporting the occupant's buttocks, and a headrest supported by the seat base 23 and mainly supporting the back of the occupant. And a seat back 25 including
[0017]
The seat base 23 includes a seat base body 27 that supports the seat cushion 24 and the seat back 25, and a pair of left and right seat legs 28 that extend downward from the left and right sides of the seat base body 27. These seat legs 28 are attached to the vehicle body floor F. These seat leg portions 28 are detachably attached to the vehicle body floor F, and can be folded by rotating around the seat base main body 27 side. The central seat 17 can be completely separated from the vehicle body floor F when removed.
[0018]
The center seat 17 will be described in a state where it is attached to the vehicle body floor F. The pivot shafts 30 are provided on the left and right sides of the seat base 23 along the front-rear direction, respectively. The upper side of 28 is rotatably supported. As shown in FIG. 3, the seat leg portion 28 is in a normal state extending vertically downward from the seat base body 27, and as shown in FIG. 4, the seat leg portion 28 is close to the seat base body 27 and the leading end sides are close to each other. It is possible to rotate between the folded state that is folded.
[0019]
Further, the seat leg portion 28 can be fixed and released from the seat base body 27 in the normal state, and is fixed to the seat base body 27 and attached to the vehicle body floor F in the normal state. Each seat leg 28 is released from being fixed to the seat base body 27 when a manual operation of an operation lever (not shown) provided on the rear surface side of the seat base body 27 is performed from the state of being fixed to the seat base body 27, for example. Can be folded. Each seat leg portion 28 is set to have a length from the rotation shaft 30 to the tip so as not to interfere with each other even if the seat leg portions 28 are folded at the same time.
[0020]
Although not shown, a hook is provided at the front part and a lock mechanism is provided at the rear part on the opposite side of each seat leg 28 with respect to the rotation shaft 30, and the hook is fixed to the vehicle body floor F. The locking mechanism can be connected to and disconnected from the rear locking portion fixed to the vehicle body floor F while being locked to the front locking portion. Then, the central seat 17 is fixed to the vehicle body floor F by connecting the locking mechanism to the rear locking portion in a state where the hook is locked to the front locking portion. Note that the lock mechanism is released from the rear locking portion by manual operation of an operation lever (not shown) provided on the rear surface side of the seat base main body 27, for example. The central seat 17 is removed from the vehicle body floor F in a state where the connection of the lock mechanism is released. A storage lock mechanism 31 shown in FIG. 5 is provided on the rear side of the seat leg portion 28 of the seat base body 27.
[0021]
The seat back 25 is supported so that the seat cushion 24 side can pivot about a pivot shaft 33 along the left-right direction on the rear end side of the seat base body 27, and the seat back 25 is brought forward in contact with almost the entire surface of the seat cushion 24. It is possible to rotate between the state and the standing state that rises from the seat cushion 24. Further, the seat back 25 can be fixed to and released from the seat base body 27 at a plurality of angular positions in the standing state, that is, the reclining angle can be adjusted. It is energized by the energizing force of the spring. For example, when a manual operation of an operation lever (not shown) provided on the rear side surface side of the seat base main body 27 is performed, the seat back can be released from being fixed to the seat base main body in a standing state, and the occupant can sit down. When the operation lever is manually operated and the fixation is released in a state where it is not, the seat cushion 24 is overlapped forward by the biasing force of the spring.
[0022]
When the occupant is seated, the central seat 17 as described above is attached to the vehicle body floor F via the seat leg portion 28 in the normal state, and the seat back 25 is raised. When not in use, the center seat 17 can be removed from the vehicle body floor F as shown in FIG. 6 by releasing the connection of the seat leg portion 28 to the vehicle body floor F from the above state. The central seat 27 removed from the vehicle body floor F is folded so that both the seat leg portions 28 overlap the seat base body 27, and is stored in a recess 35 that is recessed downward from the floor surface of the vehicle body floor F. It is possible.
[0023]
Next, the recess 35 will be described.
As shown in FIG. 1, the vehicle body floor F located between the first row seat 11 and the second row seat 12 has a plan view that is recessed below the floor surface of the vehicle body floor F at the center position in the left-right direction. A rectangular recess 35 is formed. The recess 35 has a horizontally long shape that is longer in the left-right direction than in the front-rear direction. Then, the central seat 27, which is removed from the vehicle body floor F as described above and the both seat leg portions 28 are in the folded state, is housed in the recessed portion 35 that is recessed from the vehicle body floor F mainly in the lower seat cushion 24. A storage locking portion 36 that locks the storage lock mechanism 31 of the central seat 17 is fixed to the rear portion of the recess 35 as shown in FIG. 7, and the storage lock mechanism 31 is connected to the storage lock portion 36. And can be decoupled. The storage lock mechanism 31 is also released from the storage locking portion 36 by manual operation of an operation lever (not shown) provided on the rear surface side of the seat base body 27, for example.
[0024]
And as shown in FIG. 6, the floor lid 38 is attached so that opening and closing is possible, covering the whole upper opening part 37 of this recessed part 35. As shown in FIG. The floor lid 38 has a plate-like front plate portion 40 that covers the entire left and right direction of the front portion of the upper opening 37, and extends rearward from the left and right center of the rear end portion of the front plate portion 40 and the front plate portion. A plate-like central plate portion 41 that is swingably connected to the front end 40, and extends rearward from the right side of the rear edge of the front plate portion 40 and is connected to the front plate portion 40 so as to be swingable. A plate-like right plate portion 42, and a plate-like left plate portion 43 that extends backward from the left side of the rear edge of the front plate portion 40 and is swingably connected to the front plate portion 40. It consists of The central plate portion 41 is further composed of a front small plate portion 45 and a rear small plate portion 46 that are connected to each other so as to be swingable.
[0025]
The front plate portion 40 of the floor lid 38 extends in the left-right direction, is fixed to the vehicle body floor F, and always covers the front portion of the upper opening 37 of the recess 35.
[0026]
Further, the rear edge of the front plate portion 40 is configured such that the front small plate portion 45 of the central plate portion 41 can swing in the upper swing range with respect to the front plate portion 40 fixed to the vehicle body floor F. It is connected to the part. Further, the rear small plate portion 46 is, for example, on the opposite side to the front plate portion 40 of the front small plate portion 45 so as to be able to swing in a swing range on the rear side with respect to the front small plate portion 45 along the vertical direction. Connected to the edge. The rear small plate portion 46 is provided with a grip portion 48 that is gripped by hand when opening and closing.
[0027]
The left plate portion 43 is connected to the rear end edge portion of the front plate portion 40 so as to be able to swing in the upper swing range with respect to the front plate portion 40 fixed to the vehicle body floor F. In addition, the right plate portion 42 is also connected to the rear end edge portion of the front plate portion 40 so as to be swingable in the upper swing range with respect to the front plate portion 40 fixed to the vehicle body floor F. . A grip portion 49 that is gripped by hand when opening and closing is provided on the opposite side of the left plate portion 43 and the front plate portion 40 of the right plate portion 42.
[0028]
Here, the boundary position between the central plate portion 41 and the front plate portion 40, the boundary position between the left plate portion 43 and the front plate portion 40, and the boundary position between the right plate portion 42 and the front plate portion 40 are front and rear. The center plate portion 41, the left plate portion 43, and the right plate portion 42 can be connected to and disconnected from each other, for example. And these center board part 41, the left board part 43, and the right board part 42 are the front board part 45 of the center board part 41, the rear board part 46, the left board part 43, and the right board part 42 in the connection state. Are integrated and can be opened / closed around the boundary position, while they can be opened / closed individually in the disconnected state.
[0029]
6 and 7, the floor lid 38 closes the entirety of the recess 35, and the rear small plate portion 46 of the central plate portion 41 is moved away from the holding portion 48 as shown in FIGS. As shown in FIG. 8, the rear small plate portion 46 swings so that the front end portion is positioned on the upper side, and the front small plate portion 45 swings so that the rear end portion is positioned on the upper side. To do.
[0030]
In this way, the central rear portion of the upper opening 37 of the recess 35 is opened in the left-right direction by folding the central plate 41 so that the front small plate 45 and the rear small plate 46 form a mountain shape. As shown in FIG. 9, the seat cushion 24 of the center seat 17 removed from the vehicle body floor F and having both seat leg portions 28 in the folded state as described above is provided with a center plate portion 41 and an upper opening portion 37. It is inserted diagonally from the upper rear to the lower front so as to be pushed into the opened rear end side. Then, it is pushed by the seat cushion 24 and swings so that the rear small plate portion 46 of the central plate portion 41 overlaps the front small plate portion 45.
[0031]
When the rear end portion of the seat cushion 24 is positioned so as to overlap the concave portion 35 in the front-rear direction, the rear portion of the seat cushion 24 can be lowered, and by lowering the rear portion of the seat cushion 24, the entire seat cushion 24 is recessed. 35. At this time, the storage lock mechanism 31 at the rear portion of the seat base 23 is lowered, and the storage lock mechanism 31 is connected and fixed to the storage locking portion 36 in the recess 35 by this lowering. Further, the front small plate portion 45 and the rear small plate portion 46 of the central plate portion 41 are placed on the seat cushion 24 in a state where they overlap each other.
[0032]
Next, as shown in FIG. 10, the seat back 25 of the center seat 17 is brought forward in a direction overlapping the seat cushion 24. Thereby, the center seat 17 is in a state in which the seat cushion 24 side is housed in the recess 35 that is recessed from the vehicle body floor F in a state where the seat back 25 is tilted to the seat cushion 24 side. At this time, the center sheet 17 sandwiches the center plate portion 41.
[0033]
And in this embodiment, the protrusion part mainly comprised by the seat back 25 which protrudes upwards from the recessed part 35 without fully accommodating the center seat | sheet 17 of the state accommodated in the recessed part 35 of the vehicle body floor F in this way. The rear portion of 51 is covered with a console cover 52 as shown in FIGS.
[0034]
The console cover 52 will be described with the protruding portion 51 covered. The rear plate portion 54 covering the rear side of the protruding portion 51 and the left and right sides of the protruding portion 51 are extended forward from the left and right ends of the rear plate portion 54. It has a pair of side plate portions 55 to cover, and an upper plate portion 56 that connects the rear plate portion 54 and the upper edge portions of the pair of side plate portions 55 and covers the upper side of the protruding portion 51, and houses the central sheet 17. Therefore, the gap between the center plate portion 41 of the opened floor lid 38 and the left plate portion 43 and the right plate portion 42 in the closed state is also covered.
[0035]
As shown in FIG. 12, the upper plate portion 56 of the console cover 52 has a pair of left and right beverage container mounting recesses 58 that are circular in cross section and recessed downward so as to place the beverage containers, and is relatively wide. And a tray portion 59 on which small items and the like that are recessed in the lower side with a substantially square cross section can be placed. That is, the console cover 52 in this case is a table combined cover that functions as a table, and is mainly used by the occupant of the second row seat 12.
[0036]
As shown in FIG. 11, a plurality of engaging convex portions 60 extending downward are formed on the upper plate portion 56 of the console cover 52 on the left and right sides, and the seat back 25 of the central seat 17 is correspondingly formed. A plurality of engagement recesses 61 are formed on the left and right sides on the upper surface, that is, the back surface in the forward-turned state. In other words, by engaging the plurality of engaging projections 60 of the console cover 52 with the plurality of engaging recesses 61 of the seat back 25, the console cover 52 is restricted from being displaced and fixed to the vehicle body floor F side.
[0037]
As described above, according to the vehicle seat storage structure of the present embodiment, the recessed portion 35 that is recessed from the vehicle body floor F in a state where the center seat 17 is tilted toward the seat cushion 24 when not in use. Therefore, a new space can be secured for the original location of the central seat 17 to be stored, and the unused central seat 17 can be stored in the vehicle without reducing the luggage space. Moreover, since the protruding portion 51 protruding upward from the recess 35 of the central seat 17 is covered with the console cover 52, the vehicle body floor F side after the central seat 17 is stored can be used as a console. Therefore, the central seat 17 that is not used can be efficiently stored in the vehicle. In addition, since the central seat 17 protrudes from the vehicle body floor F and is stored, the concave portion 35 of the vehicle body can be made shallow, the vehicle body floor F can be lowered while maintaining the minimum ground clearance, and the vehicle height can be lowered. Use of a multi-story parking lot is also convenient.
[0038]
Further, since the central seat 17 is removed from the vehicle body floor F side and stored in the concave portion 35 of the vehicle body floor F, the central seat 17 can be easily removed from the concave portion of the vehicle body floor F without providing a complicated link mechanism or the like. 35. Therefore, an increase in cost can be suppressed.
[0039]
Further, since the seat leg portion 28 of the center seat 17 is folded and stored in the recess 35 of the vehicle body floor F, the center seat 17 can be stored in a compact manner. Therefore, the depth of the recess 35 of the vehicle body floor F for storing the central seat 17 can be made particularly shallow.
[0040]
In the above description, the rear side of the projecting portion 51 mainly composed of the seat back 25 that projects upward from the recess 35 without being able to store the central seat 17 stored in the recess 35 of the vehicle body floor F. However, the entire projecting portion 51 may be covered with the console cover 63 as shown in FIGS. 13 and 14.
[0041]
That is, the console cover 63 will be described with the protruding portion 51 covered. The rear plate portion 64 that covers the rear side of the protruding portion 51, the front plate portion 65 that covers the front side of the protruding portion 51, and the rear plate portion 54. A pair of side plate portions 66 extending forward from both left and right ends of the front plate 65 and extending rearward from both left and right ends of the front plate portion 65 to cover the left and right sides of the protruding portion 51, the front plate portion 65, the rear plate portion 64, and the pair of The upper plate portion 67 is connected to the side plate portion 66 so as to cover the upper side of the protruding portion 51. The upper plate portion 67 has a circular cross section so that a beverage container is placed on the left and right sides. It has a pair of beverage container mounting recesses 68 and a tray portion 69 that is capable of mounting small items or the like that have a relatively wide area and a substantially rectangular cross section and are recessed downward. That is, the console cover 63 in this case is also a table-cum-cover that functions as a table mainly used by the occupant of the second row seat 12.
[0042]
In addition, the upper plate portion 67 of the console cover 63 in this case is also formed with a plurality of engaging projections 70 extending leftward and rightward, and correspondingly, the upper surface of the seat back 25 in the forward-turned state, that is, A plurality of engaging recesses 71 are also formed on the left and right sides on the back surface. In other words, by engaging the plurality of engaging projections 70 of the console cover 63 with the plurality of engaging recesses 71 of the seat back 25, the console cover 63 is fixed to the vehicle body floor F side with its displacement being restricted. . If the sizes of the console cover 63 and the protruding portion 51 of the central sheet 17 are matched, the console cover 63 can be fitted to the protruding portion 51 to restrict the positional deviation of the console cover 63.
[0043]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first aspect of the present invention, the seat is stored in the recessed portion recessed from the vehicle body floor in a state where the seat back is tilted to the seat cushion side, so that the original arrangement of the seat to be stored is A new space can be secured at the place, and unused seats can be stored in the vehicle without reducing the cargo space. And since the protrusion part which protrudes upwards from the recessed part of a sheet | seat is covered with a console cover, the vehicle body floor side after accommodating a sheet | seat can be used as a console. Therefore, the unused seat can be efficiently stored in the vehicle. In addition, since the seats are stored by protruding from the floor, the recess of the vehicle body can be made shallower, the floor can be lowered and it is easy to get on and off while maintaining the minimum ground clearance, and the vehicle height can be lowered, so that a multi-level parking lot can also be used. Convenient.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view of a vehicle to which a vehicle seat storage structure according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view of the interior of the vehicle to which the vehicle seat storage structure of one embodiment of the present invention is applied.
FIG. 3 is a perspective view showing a second row seat including a center seat to which the vehicle seat storage structure of one embodiment of the present invention is applied.
FIG. 4 is a perspective view showing a central seat to which the vehicle seat storage structure of one embodiment of the present invention is applied.
FIG. 5 is a side view showing a central seat to which the vehicle seat storage structure of one embodiment of the present invention is applied.
FIG. 6 is a plan view of the inside of the vehicle to which the vehicle seat storage structure of one embodiment of the present invention is applied, and shows a state in which the central seat is removed.
FIG. 7 is a side sectional view showing a state before the seat is stored in the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a side sectional view showing an initial stage state when the seat is stored in the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side sectional view showing a state after FIG. 8 when the seat is stored in the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
10 is a side cross-sectional view showing a state after FIG. 9 when the seat is stored in the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side sectional view showing a vehicle seat storage structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view showing a vehicle seat storage structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a side sectional view showing another example of the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view showing another example of the vehicle seat storage structure according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
17 Central sheet (sheet)
24 Seat cushion 25 Seat back 28 Seat leg (leg)
35 Concavity 51 Projection 52, 63 Console cover F Car body floor

Claims (3)

シートをそのシートバックをシートクッション側に倒した状態で、車体フロアから凹む凹部に収納し、
前記シートクッションを前記凹部に収納した状態において、前記シートバックが前記シートクッションに重なり合って前記凹部から上側に突出する突出部を構成し、
前記突出部の上面および側面覆うコンソールカバーを設けたことを特徴とする車両用シート収納構造。
The seat is stored in a recess recessed from the vehicle body floor with the seat back tilted to the seat cushion side,
In the state in which the seat cushion is housed in the recess, the seat back overlaps the seat cushion and constitutes a protruding portion that protrudes upward from the recess,
Vehicle seat storing structure, characterized in that a console cover covering the upper surface and the side surface of the projecting portion.
前記コンソールカバーは、前記凹部の周囲の前記車体フロアと当接することを特徴とする請求項1記載の車両用シート収納構造。The vehicle seat storage structure according to claim 1 , wherein the console cover is in contact with the vehicle body floor around the recess . 前記シートバックの背面に係合凹部を設け、前記コンソールカバーの下面に前記係合凹部と係合可能な係合凸部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用シート収納構造。 The back of the seat back engaging recess provided in said engaging recess and engageable with the engaging projection, characterized in that the provided claims 1 or 2 for a vehicle seat housing according to the underside of the console cover Construction.
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