JP4180333B2 - Plasma CVD apparatus and plasma CVD method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面処理法としてプラズマを用いて被成膜対象物に薄膜を形成するプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置を示す構成図である。このCVD装置は一般的な高周波平行平板型のRF励起プラズマCVD装置である。
【0003】
プラズマCVD装置は真空チャンバー101を有し、この真空チャンバー101内で、高周波電源(RF電源)106が接続された平板カソード電極102と、接地された平板アノード電極(アース対向電極)103を平行に対向させた装置である。平板カソード電極102は、成膜対象物(例えばSiウェハーやSUS板等)である基板104を載置するようになっている。このプラズマCVD装置には真空排気系とガス導入系が組み込まれており、接地されたアース対向電極103は、表面に無数の穴がシャワー状に分布したガスシャワー電極となって原料ガスを導入する場合もある。平板カソード電極102と高周波電源はマッチングボックス(MB)107を介して接続されている。
【0004】
真空チャンバー101には、このチャンバー101内に原料ガスを導入する原料ガス導入機構が接続されている。この原料ガス導入機構は真空チャンバー101内に原料ガスを導入する配管を有し、この配管には真空バルブ108を介してマスフローコントローラー(MFC)109が接続されている。このマスフローコントローラー109は真空バルブ108を介して原料ガス発生源に接続されている。
【0005】
この装置を用いて例えばDLC(Diamond Like Carbon)膜を成膜する場合は次のような手順に従う。
まず、平板カソード電極102上に基板104を固定する。次いで、真空チャンバー101を真空排気し、所定の真空度に到達させる。次いで、原料ガスを真空チャンバー101内に供給する。なお、DLC成膜の場合は炭化水素系ガスを使用する。次いで、高周波電源106によって平板カソード電極102にマッチングボックス107を介して高周波出力を印加する。これにより、アース対向電極103と平板カソード電極102との間に原料ガスによるプラズマ105が発生し、平板カソード電極上の基板104にDLC膜が堆積する。次いで、所定時間成膜後高周波出力を切り、ガス供給を止める。次いで、真空排気を止めてチャンバー101を大気開放し、基板104を取り出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の高周波平行平板プラズマCVD装置では、基板104の表面がプラズマ105に暴露されているため、プラズマ中の電子およびイオンに起因する基板表面へのプラズマダメージが大きいという問題がある。しかし、このプラズマダメージが基板表面へのボンバード効果を発揮し、基板表面に成膜された膜の密着力の向上に寄与していると考えられていた。
【0007】
しかしながら、このような平行平板プラズマCVD装置では、プラズマによる熱のダメージや加速イオン等によるダメージを受けやすい被成膜対象物への成膜には適さない。例えば、プラスチックや有機EL素子等の熱に弱い高分子基材(例えば高分子フィルム)への成膜には不向きである。従って、従来のプラズマCVD装置では、高分子基材への有用な成膜がほぼ不可能であった。
【0008】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、被成膜対象物へのプラズマの暴露を防止することにより、被成膜対象物へのプラズマダメージを低減させたプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るプラズマCVD装置は、プラズマを用いて被成膜対象物に薄膜を成膜するプラズマCVD装置であって、チャンバーと、該チャンバー内に配置され、被成膜対象物を保持するホルダーと、該チャンバー内に配置され、ホルダーの被成膜対象物を保持する面と逆側の面に対向するように配置された対向電極と、該チャンバー内に原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、該チャンバー内に出力を供給する出力供給手段と、該チャンバー内を排気する排気手段と、を具備し、ホルダーと対向電極との間にプラズマを発生させて薄膜を成膜することを特徴とする。
【0010】
上記プラズマCVD装置によれば、ホルダーの被成膜対象物が保持された面と逆側の面に対向するように対向電極を配置している。このため、被成膜対象物の表面付近にはプラズマを発生させず、対向電極とホルダーとの間にプラズマを発生させることができる。この際のチャンバー内には活性化された各種イオン及び中性活性種が存在しているが、それらの各種イオン及び中性活性種はプラズマの中だけに局在しておらず、被成膜対象物の表面付近にも存在している。従って、被成膜対象物に薄膜を成膜することができる。このように被成膜対象物の表面付近にプラズマを発生させることなく、被成膜対象物の表面に薄膜を成膜するため、被成膜対象物がプラズマに暴露されることを防止でき、被成膜対象物へのプラズマダメージを低減することができる。
【0011】
また、本発明に係るプラズマCVD装置においては、上記出力供給手段が高周波電源を用いたものであることも可能である。
また、本発明に係るプラズマCVD装置においては、上記薄膜が非晶質炭素系膜であることも可能である。
【0012】
本発明に係るプラズマCVD方法は、請求項1〜3のうちいずれか1項記載のプラズマCVD装置を用いて被成膜対象物に薄膜を成膜する方法であって、ホルダーに被成膜対象物を保持し、チャンバー内を真空排気し、チャンバー内に原料ガスを導入し、ホルダーに出力を印加して該ホルダーと該対向電極との間にプラズマを発生させることにより、被成膜対象物に薄膜を成膜することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置を模式的に示す構成図である。
【0014】
プラズマCVD装置は、真空チャンバー1を有している。この真空チャンバー1には、このチャンバー1内に原料ガスを導入する原料ガス導入機構が接続されている。また、真空チャンバー1には、このチャンバー1内を真空排気する真空排気機構が接続されている。
【0015】
真空チャンバー1内には被成膜対象物としての基板4を保持する基板ホルダー2が配置されており、この基板ホルダー2は下向きに基板4を保持するようになっている。基板ホルダー2はRF印加部位6に接続されており、このRF印加部位6は高周波出力(RF出力)を供給する出力供給機構に接続されている。
【0016】
基板ホルダー2の上方には、基板ホルダーに対向するようにアース対向電極3が配置されている。このアース対向電極3はお椀のような形状(断面が凹形状)をしており、基板ホルダー2とアース対向電極3との間に原料ガスによるプラズマ光5が発生するように構成されている。なお、アース対向電極3の好ましい形状は断面凹形状であるが、この形状に限定されるものではなく、他の形状とすることも可能である。
【0017】
上記原料ガス導入機構は、真空チャンバー1内に原料ガスを導入する配管を有している。この配管には真空バルブ8を介してマスフローコントローラー(MFC)9が接続されている。このマスフローコントローラー9は真空バルブ8及びフィルターを介して原料ガス発生源に接続されている。この原料ガス発生源は、成膜する薄膜によって発生させる原料ガスの種類が異なるが、例えばDLC膜を成膜する場合は炭化水素ガス等を発生させるものとする。
【0018】
前記出力供給機構は、真空チャンバー1にRF出力を供給するものであって、インピーダンス整合器(MB;マッチングボックス)7及び高周波電源10などから構成されている。つまり、真空チャンバー1はマッチングボックス7に接続されており、マッチングボックス7は同軸ケーブルを介して高周波電源10に接続されている。
【0019】
前記真空排気機構は真空チャンバー1内を真空排気するものである。真空チャンバー1には、このチャンバー内を排気する排気口が設けられている。排気口は配管を介して真空バルブ及び大気開放用のリーク弁に接続されている。真空バルブは配管を介して真空ポンプに接続されている。
【0020】
次に、上記プラズマCVD装置を用いて基板4にDLC膜を成膜する方法について説明する。なお、DLC膜は、炭素を主成分とする非晶質炭素系薄膜であって、種々の硬質炭素膜を含むものである。
【0021】
まず、被成膜対象物としての基板を基板ホルダー2に保持し、この基板ホルダー2を真空チャンバー1内に収容する。次に、リーク弁を閉じ、真空バルブを開いて、真空ポンプを作動させる。これにより、排気口、配管を通して真空チャンバー1内が真空排気される。そして、真空チャンバー1内が所定の圧力となったことを確認する。
【0022】
次いで、真空バルブを開き、原料ガス発生源において原料ガス(例えば炭化水素ガス)を発生させ、この炭化水素ガスをフィルター、真空バルブ8を通して配管内に導入し、マスフローコントローラー9によって流量制御された炭化水素ガスを真空チャンバー1内に導入する。そして、制御されたガス流量と排気能力のバランスによって、DLC薄膜の成膜に適した圧力に保たれる。
【0023】
この後、高周波電源10から例えば13.56MHzのRF出力を、RF印加部位6、マッチングボックス7を介して基板ホルダー2に供給する。これにより、基板ホルダー2とアース対向電極3との間にプラズマを着火する。このとき、マッチングボックス7は、基板ホルダー2とアース対向電極3のインピーダンスに、インダクタンスL、キャパシタンスCによって合わせている。これによって、基板ホルダー2とアース対向電極3との間に炭化水素系のプラズマ光5が発生し、DLC膜が基板4上に成膜される。この際、基板表面付近にプラズマ光は発生しないが、基板表面にはしっかりとDLC膜が成膜される。この成膜されたDLC膜はドライバーの先で擦っても傷の付かない良好な膜であった。
【0024】
上記実施の形態によれば、基板ホルダー2の基板が保持された面と逆側の面に対向するようにアース対向電極3を配置している。このため、基板4の表面付近にはプラズマ光を発生させず、アース対向電極3と基板ホルダー2との間にプラズマ光5を発生させることができる。この際の放電中の真空チャンバー1内には活性化された各種イオン及び中性活性種が存在しているが、それらの各種イオン及び中性活性種はプラズマ光5の中だけに局在しておらず、基板4の表面付近にも存在している。従って、基板4の表面上にDLC膜を成膜することができる。このように基板表面にプラズマ光を発生させることなく、基板表面にDLC膜を成膜するため、基板表面がプラズマに暴露されることを防止でき、基板表面へのプラズマダメージを低減することができる。よって、プラズマによるダメージを受けやすい被成膜対象物(プラスチックや有機EL等の高分子材料)にもDLC膜を成膜することが可能となる。
【0025】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、基板ホルダー2の形状、基板4の材質、アース対向電極3の形状などは種々変更して実施することが可能である。
【0026】
また、上記実施の形態では、基板4にDLC膜を成膜しているが、基板に他の材質の薄膜を成膜することも可能である。この場合、原料ガス発生源としては、炭化水素ガスの発生源以外のものを用いることになる。
【0027】
また、上記実施の形態では、アース対向電極3に接地電位を印加し、基板ホルダーにRF出力を印加してプラズマを発生させているが、アース対向電極又は基板ホルダーに他の出力を印加してプラズマを発生させることも可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ホルダーの被成膜対象物が保持された面と逆側の面に対向するように対向電極を配置している。したがって、被成膜対象物へのプラズマの暴露を防止することができ、それにより、被成膜対象物へのプラズマダメージを低減させたプラズマCVD装置及びプラズマCVD方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置を模式的に示す構成図である。
【図2】従来のプラズマCVD装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1,101…真空チャンバー
2…基板ホルダー
3…アース対向電極
4,104…基板
5,105…プラズマ光
6…RF印加部位
7,107…マッチングボックス(MB)
8,108…真空バルブ
9,109…マスフローコントローラー(MFC)
10,106…高周波電源
102…平板カソード電極
103…平板アノード電極(アース対向電極)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plasma CVD apparatus and a plasma CVD method for forming a thin film on an object to be deposited using plasma as a surface treatment method.
[0002]
[Prior art]
FIG. 2 is a configuration diagram showing a conventional plasma CVD (Chemical Vapor Deposition) apparatus. This CVD apparatus is a general high-frequency parallel plate type RF-excited plasma CVD apparatus.
[0003]
The plasma CVD apparatus has a
[0004]
A source gas introduction mechanism that introduces a source gas into the
[0005]
For example, when a DLC (Diamond Like Carbon) film is formed using this apparatus, the following procedure is followed.
First, the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional high-frequency parallel plate plasma CVD apparatus, since the surface of the
[0007]
However, such a parallel plate plasma CVD apparatus is not suitable for film formation on an object to be formed which is easily damaged by heat due to plasma or damage by accelerated ions. For example, it is not suitable for forming a film on a polymer base material (for example, a polymer film) that is weak against heat, such as plastic or an organic EL element. Therefore, it is almost impossible to form a useful film on a polymer base material with a conventional plasma CVD apparatus.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to reduce plasma damage to the deposition target object by preventing exposure of the plasma to the deposition target object. Another object of the present invention is to provide a plasma CVD apparatus and a plasma CVD method.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, a plasma CVD apparatus according to the present invention is a plasma CVD apparatus that forms a thin film on an object to be formed using plasma, and is disposed in the chamber and in the chamber. A holder for holding a film object, a counter electrode disposed in the chamber and facing the surface opposite to the surface of the holder for holding the film formation object, and a source gas in the chamber A raw material gas supply means, an output supply means for supplying output into the chamber, and an exhaust means for exhausting the chamber, and plasma is generated between the holder and the counter electrode to form a thin film It is characterized by forming a film.
[0010]
According to the plasma CVD apparatus, the counter electrode is disposed so as to face the surface of the holder opposite to the surface on which the deposition target is held. Therefore, plasma can be generated between the counter electrode and the holder without generating plasma near the surface of the deposition target. Various activated ions and neutral active species exist in the chamber at this time, but these various ions and neutral active species are not localized only in the plasma, and the film is formed. It is also present near the surface of the object. Therefore, a thin film can be formed on the deposition target. Thus, since a thin film is formed on the surface of the film formation target without generating plasma near the surface of the film formation target, the film formation target can be prevented from being exposed to plasma, Plasma damage to the deposition target can be reduced.
[0011]
In the plasma CVD apparatus according to the present invention, the output supply means may use a high-frequency power source.
In the plasma CVD apparatus according to the present invention, the thin film can be an amorphous carbon-based film.
[0012]
A plasma CVD method according to the present invention is a method for forming a thin film on an object to be deposited using the plasma CVD apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the film is deposited on a holder. Holding the object, evacuating the chamber, introducing a source gas into the chamber, applying an output to the holder and generating plasma between the holder and the counter electrode, The method is characterized in that a thin film is formed.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram schematically showing a plasma CVD apparatus according to an embodiment of the present invention.
[0014]
The plasma CVD apparatus has a vacuum chamber 1. The vacuum chamber 1 is connected to a source gas introduction mechanism that introduces a source gas into the chamber 1. The vacuum chamber 1 is connected to an evacuation mechanism that evacuates the chamber 1.
[0015]
A substrate holder 2 for holding a substrate 4 as a film formation target is disposed in the vacuum chamber 1, and the substrate holder 2 holds the substrate 4 downward. The substrate holder 2 is connected to an RF application site 6, and this RF application site 6 is connected to an output supply mechanism that supplies a high frequency output (RF output).
[0016]
Above the substrate holder 2, a
[0017]
The source gas introduction mechanism has a pipe for introducing the source gas into the vacuum chamber 1. A mass flow controller (MFC) 9 is connected to this pipe via a vacuum valve 8. The
[0018]
The output supply mechanism supplies an RF output to the vacuum chamber 1 and includes an impedance matching unit (MB; matching box) 7 and a high-
[0019]
The evacuation mechanism evacuates the vacuum chamber 1. The vacuum chamber 1 is provided with an exhaust port for exhausting the inside of the chamber. The exhaust port is connected to a vacuum valve and a leak valve for opening to the atmosphere via piping. The vacuum valve is connected to a vacuum pump via a pipe.
[0020]
Next, a method for forming a DLC film on the substrate 4 using the plasma CVD apparatus will be described. The DLC film is an amorphous carbon-based thin film containing carbon as a main component, and includes various hard carbon films.
[0021]
First, a substrate as a film formation target is held by the substrate holder 2, and the substrate holder 2 is accommodated in the vacuum chamber 1. Next, the leak valve is closed, the vacuum valve is opened, and the vacuum pump is operated. Thereby, the inside of the vacuum chamber 1 is evacuated through the exhaust port and the piping. Then, it is confirmed that the inside of the vacuum chamber 1 has reached a predetermined pressure.
[0022]
Next, the vacuum valve is opened, a raw material gas (for example, hydrocarbon gas) is generated in the raw material gas generation source, this hydrocarbon gas is introduced into the pipe through the filter and the vacuum valve 8, and the flow rate is controlled by the
[0023]
Thereafter, an RF output of 13.56 MHz, for example, is supplied from the high
[0024]
According to the embodiment, the
[0025]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, the shape of the substrate holder 2, the material of the substrate 4, the shape of the
[0026]
In the above embodiment, the DLC film is formed on the substrate 4, but a thin film of another material can be formed on the substrate. In this case, a source gas generation source other than the hydrocarbon gas generation source is used.
[0027]
In the above embodiment, a ground potential is applied to the
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the counter electrode is disposed so as to face the surface of the holder opposite to the surface on which the deposition target is held. Therefore, it is possible to prevent the plasma exposure to the film formation target, thereby providing a plasma CVD apparatus and a plasma CVD method in which plasma damage to the film formation target is reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram schematically showing a plasma CVD apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing a conventional plasma CVD apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1,101 ... Vacuum chamber 2 ...
8, 108 ...
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10,106 ... High
Claims (4)
チャンバーと、
該チャンバー内に配置され、被成膜対象物を保持するホルダーと、
該チャンバー内に配置され、ホルダーの被成膜対象物を保持する面と逆側の面に対向するように配置された対向電極と、
該チャンバー内に原料ガスを供給する原料ガス供給手段と、
該チャンバー内に出力を供給する出力供給手段と、
該チャンバー内を排気する排気手段と、
を具備し、
ホルダーと対向電極との間にプラズマを発生させて薄膜を成膜することを特徴とするプラズマCVD装置。A plasma CVD apparatus for forming a thin film on an object to be deposited using plasma,
A chamber;
A holder disposed in the chamber for holding an object to be deposited;
A counter electrode disposed in the chamber and disposed so as to face a surface opposite to a surface holding the film formation target of the holder;
Source gas supply means for supplying source gas into the chamber;
Output supply means for supplying output into the chamber;
Exhaust means for exhausting the chamber;
Comprising
A plasma CVD apparatus, wherein a thin film is formed by generating plasma between a holder and a counter electrode.
ホルダーに被成膜対象物を保持し、
チャンバー内を真空排気し、
チャンバー内に原料ガスを導入し、
ホルダーに出力を印加して該ホルダーと該対向電極との間にプラズマを発生させることにより、被成膜対象物に薄膜を成膜することを特徴とするプラズマCVD方法。A method for forming a thin film on an object to be formed using the plasma CVD apparatus according to any one of claims 1 to 3,
Hold the deposition target in the holder,
The chamber is evacuated,
Introduce source gas into the chamber,
A plasma CVD method characterized in that a thin film is formed on an object to be deposited by applying an output to a holder to generate plasma between the holder and the counter electrode.
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