JP4178813B2 - Performance guidance device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器の演奏に際して演奏者を誘導する演奏誘導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ピアノ、オルガンなどの鍵盤楽器に、演奏者が押鍵すべき鍵を表示し、鍵盤楽器の演奏を誘導する演奏誘導装置が知られている。従来の演奏誘導装置では、演奏者が楽譜によらず、鍵に対応した点滅等の誘導表示に従って押鍵していけば所定の楽曲が演奏できる。
【0003】
一例として、特公平05-14912がある。これは所定の楽曲の演奏に必要な鍵に対応した表示素子を有する鍵表示装置に、次に押し下げるべき鍵の押鍵位置と、さらにその次に押し下げる鍵を表示したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術による表示手段では、点滅等の誘導表示体が鍵盤楽器の鍵に対応し、次の押鍵指示が表示されるものの、数拍先の情報は表示されないため、演奏者はせいぜい1鍵先の押鍵指示しか予測できないという問題点を有していた。また誘導表示体が時間軸に沿って表示されていないため、演奏者が、押鍵のタイミングや音符の拍の長さを感覚的に把握し、演奏に反映させることが難しいという問題もある。
【0005】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、所定の楽曲に従って押鍵すべき鍵の位置を指示すると共に、演奏者が運指に迷うことなく、数拍先の押鍵情報を表示する演奏誘導装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、演奏者がどの指で押鍵するかを示した運指指示情報をリアルタイムに把握しながら演奏することができると共に、右手や左手の個別練習や、楽曲データと演奏者による演奏とを比較する一致進行の機能を有した演奏誘導装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものである。
【0007】
本発明の演奏誘導装置は、手指によって押鍵される鍵盤と、押鍵位置と押鍵タイミングと運指を指示する演奏指示データが含まれた楽曲データと、横軸と縦軸がそれぞれ鍵盤の並びと演奏の時間経過に対応している二次平面上に前記楽曲データに従って押鍵情報が表示される表示手段と、前記楽曲データに従って押鍵情報の表示の制御を行う制御手段とを備え、
前記楽曲データには、左手及び右手による運指指示データと共にその運指誘導データを有し、
前記表示手段は、前記鍵盤の上方向に隣接し、左手と右手の演奏を異なる表示形態で表示する運指指示表示体と、前記運指指示表示体を右手と左手それぞれについて演奏順につなげた運指誘導表示体とを有しており、
前記制御手段は、前記押鍵情報として前記鍵盤の押鍵すべき位置に、時間経過と共に運指指示表示体を上から順次降りてくるように表示制御し、前記運指指示表示体を表示制御する際に前記運指誘導データに基づいて運指誘導表示体を表示制御するように構成したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記楽曲データの押鍵位置情報と演奏者が前記鍵盤を操作した押鍵位置とを比較する一致判定手段を備え、
前記制御手段は、前記表示手段の運指指示表示体の押鍵位置に一致する鍵盤が押鍵された場合にのみ楽曲の押鍵情報の表示を進行するように構成したことである。
【0009】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記楽曲データは、押鍵位置と押鍵タイミングと運指を指示するデータと共に、押鍵長さを指示するデータを含み、
前記表示手段は、前記楽曲データが含む前記押鍵情報と共に押鍵長さを表示可能に構成され、
前記一致判定手段は、前記楽曲データの押鍵位置情報及び押鍵長さ情報と演奏者が前記鍵盤を操作した押鍵位置及び押鍵長さ情報とを比較するように構成されており、
記制御手段は、前記一致判定手段において両者が一致していれば楽曲の押鍵位置情報及び押鍵長さ情報を進行するように構成したことである。
【0010】
また、本発明の他の特徴とするところは、模範演奏モード、右手練習モード、左手練習モード及び両手練習モードのうち、少なくとも2つのモードを切り換え選択する練習モード選択手段を更に備えたことである。
【0011】
また、本発明の他の特徴とするところは、演奏者によって踏み込まれるペダルを更に備え、
前記楽曲データは、押鍵位置と押鍵タイミングと運指を指示するデータと共に、ペダルの踏み込みタイミングを指示するデータを含み、
前記表示手段は、前記押鍵情報と共に表示されるペダル情報を表示するように構成したことである。
【0012】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記楽曲データのペダルの踏み込みタイミング情報と演奏者が操作した前記ペダルの踏み込みタイミングとを比較する一致判定手段を備えたことである。
【0013】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記楽曲データは、更に、ペダルの踏み込み時間長さを指示するデータを含み、
前記一致判定手段は、更に、前記楽曲データのペダルの踏み込み時間長さ情報と演奏者が操作したペダルの踏み込み時間長さを比較するように構成したことである。
【0015】
これらの構成によれば、運指指示表示体を表示する表示手段を鍵盤の上方に隣接して有しており、演奏者が演奏すべく手指によって押鍵する際に鍵盤から視線を離すことなくリアルタイムに左手及び右手による運指指示を把握しながら演奏することができるため、楽譜が読めない演奏者でも容易に演奏することができる。また、一致判定手段や練習モード切替手段のいずれかの手段を有することにより、段階的にかつ誤った操作を行うことなく演奏を習熟していくことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
まず、図1は本発明の実施の形態の概要図である。この図に示す電子楽器は、楽器本体100と、鍵盤1と、サスティンペダル3と、LCDディスプレイ5と、操作パネル7と、フロッピーディスクドライブ9とで構成される。LCDディスプレイ5は、後述する演奏指示表と練習に必要な各種練習情報が表示され、演奏者が鍵盤から視線を離すことなく容易に鍵盤と同時に参照できる位置に設置されている。
【0018】
図2は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。同図に示すように、押鍵情報を入力する鍵盤1と、鍵盤1の押鍵状態を検出する鍵盤検出手段2と、サスティン情報を入力するサスティンペダル3と、サスティンペダル3の状態を検出するサスティンペダル検出手段4と、後述する演奏指示表や各種練習情報などを表示するLCDディスプレイ5と、LCDディスプレイに表示を行うLCDディスプレイ表示手段6と、各種情報を入力するための複数のスイッチを備えた操作パネル7と、操作パネル7の各スイッチの状態検出を行うスイッチ検出手段8と、演奏指示データを含んだ楽曲データが記憶されているフロッピーディスク(FD)101と、FD101をドライブするフロッピーディスクドライブ(FDD)9と、他のMIDI機器102とMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号のやりとりを行うMIDIインターフェース(I/F)10と、本装置及び電子楽器全体の制御を行うCPU11と、CPU11が実行する制御プログラムや各種データを記憶するROM12と、CPU11が制御プログラムを実行する際に使用する各種変数や、楽曲情報及び演奏指示を行う際に必要な演奏指示データなどを記憶するRAM13と、複数の楽音発生チャンネルを備え、複数の楽音を同時に発生できるように構成された音源やDAC(Digital Analog Converter)などにより構成された楽音発生手段14と、楽音発生手段14より発生した楽音を音響に変換するスピーカー15から構成されている。
【0019】
図3は、本発明に係る演奏指示表の一部と各種練習情報の表示例である。下部には楽曲の進行に応じてスクロールする演奏指示表が配置され、上部には後述する練習モードなどの状態を示す各種練習情報が配置されている。
【0020】
図3のZ方向は時間軸となっており、白抜き矢印の向きは時間の進む向きを示す。演奏指示表の横方向の破線行は楽曲の拍を示し、この場合一行が半拍である。また、演奏指示表の横方向の実線は小節の切り替わりを示す。以下、実線と破線とを合わせて拍行と呼ぶ。さらに、演奏指示表の縦方向の一列一列が鍵盤の一鍵一鍵に対応する。例えば列27はE鍵(key E)に対応し、列28はA鍵(key A)に対応する。
【0021】
図3において、20、21は運指指示表示体である。運指指示表示体とは演奏者に押すべき鍵の位置と、その鍵を押す指と、押鍵のタイミングを指示するものであり、演奏指示表の中で、対応する鍵列と対応する拍行との交点に、数字を伴って表示されている。運指指示表示体20は右手での演奏を指示するものであり、運指指示表示体21は左手での演奏を指示するものである。左手での演奏を指示する運指指示表示体21には下線が引かれ、右手での演奏を指示する運指指示表示体20と区別されており、演奏者が見て即座に右手か左手かがわかるようになっている。運指指示表示体20及び21の数字は、「1」が親指、「2」が人差し指、「3」が中指、「4」が薬指、「5」が小指での押鍵を指示している。従って、運指指示表示体20は1小節目の1拍目に右手小指でE鍵の押鍵を指示し、運指指示表示体21は2小節目の1拍目に左手小指でA鍵の押鍵を指示している。
【0022】
図3において、矢印22は運指誘導表示体である。運指誘導表示体とは、運指指示表示体を右手左手それぞれについて演奏順につなげたものであり、右手、左手それぞれに対して、次の運指指示表示体の所在をガイドするものである。
【0023】
図3において、線分23は押鍵長さ指示表示体である。押鍵長さ指示表示体とは、押鍵すべき長さを運指指示表示体から時間軸に応じて線分で表したものである。
【0024】
図3において、24、25はペダル指示表示体である。ペダル指示表示体とは、サステインペダルを演奏中のどのタイミングで操作するかを指示するものである。24はペダルオン指示表示体であり、サステインペダルを踏みこむよう指示した表示体である。25はペダルオフ指示表示体であり、サステインペダルを離すよう指示した表示体である。26はペダル継続指示表示体であり、サステインペダルを踏み続けるよう指示した表示体である。ペダルオン指示表示体24とペダルオフ指示表示体25とは、ペダル継続指示表示体26により連結表示されている。また、ペダル継続指示表示体26は、ペダルの踏み込み量に応じて線分の形態を変えることでペダルの踏み込み量を表し、2本線の場合は踏み込み量が大きく、1本線の場合は踏み込み量が小さい場合を表し、ペダルの踏み込み量が途中で変わった場合にも、線分の形態を変えることが可能である。
【0025】
図3において、29は練習モード表示であり、後述する練習モードの内容を表示する。30は一致進行モード表示であり、後述する一致進行モードの内容を表示する。31はカウントイン表示であり、後述するカウントインの内容を表示する。32はメトロノーム表示であり、後述するメトロノームの内容を表示する。33は練習曲名表示であり、後述する操作パネル上のスイッチを操作して楽曲データを選択する際や、選択後の楽曲データに記憶されている曲名の内容が表示される。34は拍子表示であり、例えば、3拍子の場合は3/4と表示され、4拍子の時は4/4と表示され、演奏指示データを含んだ楽曲データを読み込んだ時に更新される。35はテンポ表示であるり、このテンポ表示35は、演奏指示データを含んだ楽曲データを読み込んだ時に更新される。なお、テンポ表示35は、演奏者の習熟度に応じて、後述する操作パネル上のスイッチを操作してテンポを変えた時に、自動的に更新される。36は小節表示であり、「小節:拍」の形で表示され、演奏指示データを含んだ楽曲データを読み込んだ時に初期化され、楽曲の進行状況に応じて、自動的に更新される。
【0026】
運指指示表示体と、運指誘導表示体と、押鍵長さ指示表示体とをまとめて鍵盤指示情報表示体と呼ぶ。また、ペダルオン指示表示体と、ペダルオフ指示表示体と、ペダル継続指示表示体とをまとめてペダル指示情報表示体と呼ぶ。また、鍵盤指示情報表示体とペダル指示情報表示体とをまとめて演奏指示情報と呼ぶ。
【0027】
図4は操作パネル7の詳細図である。図4において、40は停止スイッチであり、演奏指示データを含んだ楽曲データの再生を停止する目的で使用される。なお、停止スイッチ40は、楽曲の再生を停止する際、曲の先頭に戻らずに、停止スイッチ40が押された小節及び拍の位置で停止し、図3の小節表示36の表示内容も操作時の小節及び拍で停止する。41は開始スイッチであり、楽曲の再生を現在の小節及び拍の位置から開始する目的で使用され、操作時には図3の小節表示36の表示が楽曲の進行に応じて更新される。42は曲の頭スイッチであり、停止スイッチ40により停止された楽曲を曲先頭の小節及び拍に戻すために使用され、操作時には図3の小節表示36の表示内容が更新される。
【0028】
図4において、43、44はそれぞれ巻戻しスイッチ、早送りスイッチであり、停止状態の楽曲の小節を調節するために使用され、操作時には図3の小節表示36の表示内容が更新される。巻戻しや早送りは、演奏者が任意の小節の間を繰り返し練習したい場合に特に有効である。
【0029】
図4において、45、46はそれぞれテンポ−スイッチ、テンポ+スイッチであり、楽曲のテンポの速度を調節するために使用され、操作時には図3のテンポ表示35の表示内容が更新されるとともに、楽曲が再生されるテンポが変更される。47は練習モードスイッチであり、練習モードを選択するために使用され、図3の練習モード表示29に選択された練習モードが表示される。練習モードとは、模範演奏を聞くための「模範演奏モード」と、右手を練習するための「右手練習モード」と、左手を練習するための「左手練習モード」と、両手の練習をするための「両手練習モード」とを、選択することができる。
【0030】
図4において、48は一致進行モードスイッチであり、一致進行のモードを選択するために使用され、図3の一致進行モード表示30に選択された一致進行のモードが表示される。一致進行モードとは、演奏者が押鍵やペダル操作などの正しい操作を行うまで楽曲が停止する「一致進行あり」と、演奏者の操作に関わらず楽曲が進行していく「一致進行なし」のモードがある。「一致進行あり」の場合は、演奏者が演奏指示データと同じ鍵、同じタイミングなどで演奏しないと楽曲の進行が停止するため、習熟度が低い場合に特に有効である。
【0031】
図4において、49はカウントインスイッチであり、カウントインの設定を選択するために使用され、図3のカウントイン表示31に選択された状態が表示される。カウントインとは、楽曲が始まる前に2小節のカウント音を鳴らし、楽曲のテンポを把握できる機能である。「カウントインあり」は、開始スイッチ41を押下すると楽曲が始まる前にカウント音が鳴り、「カウントインなし」は、カウント音を鳴らさず、すぐに楽曲が始まる。
【0032】
図4において、50はメトロノームスイッチであり、メトロノームの設定を選択するために使用され、図3のメトロノーム表示32に設定の状態が表示される。メトロノームとは、曲のテンポに応じて拍単位にメトロノーム音を鳴らし、また小節の先頭を強調するために、小節の先頭拍にメトロノーム音が少し強調されたアクセント音を鳴らす機能である。設定できる状態として、「メトロノームあり」は、練習曲の拍子に合わせてアクセント音及びメトロノーム音を鳴らし、「アクセントなし」はアクセント音がなく全ての拍単位でメトロノーム音だけを鳴らし、「メトロノームなし」は、アクセント音及びメトロノーム音共に鳴らさない設定である。
【0033】
図4において、51は曲選択スイッチであり、FD101に記憶された演奏指示データを含んだ楽曲データを選択する目的で使用され、図3の練習曲表示33に選択中及び選択された楽曲が表示される。
【0034】
図5は演奏再生データと演奏指示データを含む楽曲データの構成図である。楽曲データは、FD101に記憶されており、操作パネル7に配置された曲選択スイッチ51を操作することによりFDD9を介してRAM13に記憶される。
【0035】
図5において、60は楽曲の概要を示すヘッダであり、楽曲の曲名を示し図3の練習曲名表示33の基となる曲名データ60aと、楽曲の拍子を示し図3の拍子表示34の基となる拍子データ60bと、楽曲のテンポを示し図3のテンポ表示35の基となるテンポデータ60cとで構成される。61は小節マークであり、楽曲の各小節の区切りを示し、演奏指示表における小節の区切りを示す実線表示の基となる。
【0036】
図5において、62は鍵盤の操作を示すノートデータであり、右手または左手のパート属性を示し、演奏指示表における押鍵指示表示体のうち右手または左手の表示情報の基となるパートデータ62aと、鍵の番号を示し演奏指示表における押鍵指示表示体のうち鍵列方向の表示情報の基となるノートナンバー62bと、押鍵速度を示すベロシティ62cと、小節マーク61または後述する拍マーク64からの差分時間を示し、演奏指示表における拍行方向の表示情報の基となるデルタタイム62dと、押鍵長さを示し演奏指示表における押鍵長さ表示体の表示情報の基となるゲートタイム62eと、次のノートデータへの誘導を示し演奏指示表における運指誘導表示体の表示情報の基となる運指誘導データ62fと、演奏指示表における運指指示表示体のうち指番号の表示情報の基となる指番号データ62gとで構成される。
【0037】
図5において、63はペダルの操作を示すペダルデータであり、ペダルの踏み込み量を示し、演奏指示表におけるペダル継続指示表示体の線分の表示形態の基となる踏み込み量データ63aと、小節マーク61または後述する拍マーク64からの差分時間を示し、演奏指示表における拍行方向の表示情報の基となるデルタタイム63bと、ペダルを踏み込む長さを示し、演奏指示表におけるペダル継続表示体の線分の長さの基となる踏み込み長さデータ63cとで構成される。
【0038】
図5において、64は拍マークであり、楽曲の拍の区切りを示し、演奏指示表における拍の区切りを示す波線表示の基となる。65はエンドマークであり、演奏指示データを含む楽曲データの終わりを示す。
【0039】
なお、演奏再生には、運指誘導データ62fと指番号データ62gを除く全ての情報が使用され、これらを演奏再生データと呼ぶ。また、演奏指示表や各種練習情報の表示及び更新には、ヘッダ60を含む全ての楽曲データの情報が使用され、これらを演奏指示データと呼ぶ。
【0040】
図6は、CPU11が本実施例の演奏誘導装置を制御する際に、RAM13にて記憶され使用される変数の構成図である。
【0041】
図6において、70は再生ポインタであり、楽曲の進行に応じて値がインクリメントされる。CPU11は、再生ポインタ70で示された位置の楽曲データを読み出し、LCDディスプレイ表示手段6を介して、LCDディスプレイ5に演奏指示表の表示及び更新を行う。また、同時に練習モードの種類によっては楽音発生手段14を通じてスピーカー5で楽音を音響に変換する。
【0042】
図6において、71は練習モードデータであり、操作パネル7に配置された練習モードスイッチ47により選択された練習モードの値がCPU11により記憶される。72は一致進行モードデータであり、操作パネル7に配置された一致進行モードスイッチ48により選択された一致進行モードの値がCPU11により記憶される。73はRUNフラグであり、楽曲が再生中か停止中かを示すフラグであり、CPU11により記憶される。74はカウントインフラグであり、操作パネル7に配置されたカウントインスイッチ49により選択されたカウントインの状態がCPU11により記憶される。75はメトロノームフラグであり、操作パネル7に配置されたメトロノームスイッチ50により選択されたメトロノームの状態がCPU11により記憶される。
【0043】
次に本実施例の演奏誘導装置を備えた電子楽器を用いた演奏の具体的手順と、内部処理の概要を練習モード別に説明する。
【0044】
最初の手順として、操作パネル7に配置された曲選択スイッチ51が操作されると、CPU11によりFDD9を介してFD101に記憶されている楽曲データが読み出され、RAM13に記憶される。また、再生ポインタ70とRUNフラグ73が初期化される。また、ヘッダ60に記憶されている曲名データ60aを基に練習曲名表示33に楽曲名が表示され、拍子データ60bを基に拍子表示34が表示され、テンポデータ60cを基にテンポ表示35が表示される。
【0045】
その後、操作パネル7に配置された練習モードスイッチ47により、「模範演奏モード」、「右手練習モード」、「左手練習モード」、「両手練習モード」の4種類のうち任意の練習モードが選択されると、CPU11により練習モードデータ71が選択された値に更新される。
【0046】
次に、操作パネル7に配置された一致進行スイッチ48により、「一致進行あり」、「一致進行なし」の2種類のうち任意の一致進行モードが選択されると、CPU11により一致進行モードデータ72が選択された値に更新される。
【0047】
次に、操作パネルに配置されたカウントインスイッチ49により、「カウントインあり」、「カウントインなし」の2種類のうち任意のカウントインの状態が選択されると、CPU11はカウントインフラグ74を選択されたカウントインの状態に更新する。
【0048】
次に、操作パネルに配置されたメトロノームスイッチ50により、「メトロノームあり」、「アクセントなし」、「メトロノームなし」の3種類のうち任意のメトロノームの状態が選択されると、CPU11はメトロノームフラグ75を選択されたメトロノームの状態に更新する。
【0049】
以上の設定を行った後、操作パネル7に配置された開始スイッチ41にて練習を開始する。楽曲の再生が停止した状態で開始スイッチ41が操作されると、楽曲が再生中であることを示すRUNフラグ73がCPU11によりセットされると同時に、再生ポインタ70をテンポデータ60cに応じてインクリメントされていく。
【0050】
また、任意の小節や拍で操作パネル7に配置された停止スイッチ40により楽曲の再生が停止されると、楽曲が再生中であることを示すRUNフラグ73がCPU11によりリセットされ、再生ポインタ70のインクリメントも停止される。
【0051】
また、操作パネル7に配置された巻戻しスイッチ43が押下されている間は、CPU11により再生ポインタ70がデクリメントされていき、巻戻しスイッチ43が離されると再生ポインタ70のデクリメントが停止される。
【0052】
また、操作パネル7に配置された早送りスイッチ44が押下されている間は、CPU11により再生ポインタ70がインクリメントされていき、早送りスイッチ44が離されると再生ポインタ70のデクリメントが停止される。
【0053】
また、演奏者の習熟度に応じてテンポを変えたい場合は、操作パネル7に配置されたテンポ−スイッチ45やテンポ+スイッチ46を操作し、テンポを調節すれば良い。この場合は、CPU11によりテンポデータ60cの値が増減される。
【0054】
最後に、開始スイッチ41が押下され楽曲の再生が開始されると、CPU11は再生ポインタ70の値に応じて、RAM13に記憶されている演奏再生データ及び演奏指示データを読み出していき、楽曲の再生や演奏指示表の表示及び更新を行う。
【0055】
練習モード別の演奏形態及び内部処理の概要として、まず「模範演奏モード」が選択された場合は、楽曲データのうち、再生ポインタ70で示された右手及び左手両パートの演奏再生データにより楽曲が再生され、楽音発生手段14を通じてスピーカー15で楽音を音響に変換される。また、再生ポインタ70で示された右手及び左手両パートの演奏指示データにより、演奏指示表の表示及び更新が行われる。このため、演奏者は楽曲の概要や指使いなどを知ることができる。この場合、一致進行のモードの状態に関わらず、一致進行の機能は働かない。
【0056】
「右手練習モード」が選択された場合は、楽曲データのうち、再生ポインタ70で示された左手パートの演奏再生データにより左手パートのみの楽曲が再生され、楽音発生手段14を通じてスピーカー15で楽音を音響に変換される。また、再生ポインタ70で示された右手パートの演奏指示データにより、右手のみ演奏指示表の表示及び更新が行われる。このため、演奏者は左手のみの再生された楽曲を聞きながら、右手のみの演奏指示表によって指示された情報に従って演奏することができる。また、操作パネル7に配置された一致進行スイッチ48により「一致進行あり」が選択されていると、CPU11は鍵盤検出手段2を介して演奏者が操作した鍵盤1の押鍵状態やサスティンペダル検出手段4を介してサスティンペダル3の踏み込み状態を取り込み、右手パートの演奏指示データやペダルデータ63と一致比較を行った結果、一致していると判断した場合にのみ楽曲を進行させる。「一致進行なし」が選択されている場合は、演奏者が操作した操作子の状態に関わらず楽曲を進行させていく。
【0057】
「左手練習モード」が選択された場合は、楽曲データのうち、再生ポインタ70で示された右手パートの演奏再生データにより右手パートのみの楽曲が再生され、楽音発生手段14を通じてスピーカー15で楽音を音響に変換される。また、再生ポインタ70で示された左手パートの演奏指示データにより、左手のみ演奏指示表の表示及び更新が行われる。このため、演奏者は右手のみの再生された楽曲を聞きながら、左手のみの演奏指示表によって指示された情報に従って演奏することができる。なお、一致進行に関する内部動作は「右手練習モード」の時と同じである。ただし、「右手練習モード」では右手パートの演奏指示データと一致比較を行うが、「左手練習モード」では左手パートの演奏指示データと一致比較を行う。
【0058】
「両手練習モード」が選択された場合は、楽曲の再生は行われず、再生ポインタ70で示された右手及び左手両パートの演奏指示データにより、演奏指示表の表示及び更新が行われる。このため、演奏者は両手の演奏指示表によって指示された情報に従って演奏することができる。なお、一致進行に関する内部動作は「右手練習モード」の時と同じである。ただし、「右手練習モード」では右手パートの演奏指示データと一致比較を行うが、「両手練習モード」では右手及び左手両パートの演奏指示データと一致比較を行う。
【0059】
ここで、実際の演奏の過程における演奏指示表の動きを図5〜図8で説明する。
【0060】
操作パネル7に配置された曲選択スイッチ51を操作し、図5に示されるような演奏指示データを含んだ楽曲データが記憶されているFD101からFDD9を介して楽曲データを読み出すと、再生ポインタ70から数拍分の演奏指示データに応じて演奏指示表が更新されるが、その演奏指示表の一部が図7である。今、再生ポインタ70の0の位置に楽曲の各小節の区切りを示す小節マーク61があるため、図7の最下段の小節行が表示される。また、再生ポインタ70の1の位置にノートデータがあるため、パートデータ62aとノートナンバー62bと指番号データ62gの情報を基に図7の運指指示表示体80が表示され、再生ポインタ70の2の位置にノートデータがあるため、図7の運指指示表示体83が表示される。また、運指誘導表示体82は、ノートデータ中の運指誘導データ62fの情報により、運指指示表示体80と83との間に連結され表示される。また、再生ポインタ70の3の位置にペダルデータがあるため、ペダルオン指示表示体85を表示し、踏み込み量データ63aと踏み込み長さデータ63cの情報を基に、ペダル継続指示表示体87を表示する。また、再生ポインタ70の4の位置に拍マーク64があるため、図7の拍行が表示され、再生ポインタ70の5の位置にノートデータがあるため、運指指示表示体86が表示され、ゲートタイム62eの情報により押鍵長さ表示体89が表示される。
【0061】
演奏者は、図7で最初の拍行に配置された運指指示表示体は80であり、運指指示表示体80が鍵81の列に配置されており、かつ運指指示表示体80が「1」で示され、さらに運指指示表示体80には下線が示されていないので、鍵81を右手親指で押鍵する。
【0062】
図8は、図7の状態から演奏指示データ及び楽曲の進行に応じてスクロールされた後の状態である。図8において、最初の拍行に配置された運指指示表示体は83であるが、このことは、前述のように演奏者には既知である。運指指示表示体83が鍵84の列に配置されており、かつ運指指示表示体83が「2」で示され、さらに運指指示表示体83には下線が示されていないので、演奏者は、図7の場合と同様にして鍵84を右手人差し指で押鍵する。また、運指指示表示体83と同じ水平線上、即ち同じ時間軸上にペダルを踏むように指示したペダルオン指示表示体85があるため、演奏者は鍵84を押鍵するのと同じタイミングでペダルを踏む。また、ペダルオン指示表示体85からはペダル継続指示表示体87が線分で表示されているため、この後、この表示体がなくなるまで演奏者は継続してペダルを踏んでおく。このように線状のペダル継続表示体を表示させることにより、演奏者は今ペダルを踏んでおくべきか、離しておくべきかが即座に把握できる。
【0063】
同様の操作を再生ポインタ70で示されるポインタの位置にエンドデータ65がくるまで繰り返す。
【0064】
上記のように、演奏者は演奏指示表の上から順次降りてくる演奏指示情報に従って、容易に楽曲を演奏することができる。また、押鍵の情報と同じ時間軸にペダルの指示を表示することで、演奏者はどのタイミングでペダルを踏み、どのタイミングでペダルを離すか、といった情報を演奏しながら感覚的に得ることができる。
【0065】
なお、図1において、ピアノを本実施例として挙げたが、他の鍵盤楽器であるキーボードやオルガンなどと演奏誘導装置を構成しても良い。また、演奏者が操作する操作子として鍵盤とペダルを挙げたが、ペダルのない鍵盤楽器で良く、またピッチベンドホイールやモジュレーションホイールなどを他の操作子として、演奏誘導装置を構成しても良い。
【0066】
なお、図2において、ROM12はCPU11が実行する制御プログラムや各種データを記憶するだけでなく、演奏指示データを含んだ楽曲データをファクトリープリセットとして記憶しても良い。また、FD101とFDD9は、専用のものに限らず、CD−ROMとCD−ROMドライブや、ハードディスクとハードディスクドライブなどにより、演奏指示データを含んだ楽曲データを読み出す構成としても良い。また、LAN(Local Area Network)や、公衆電話回線などにより、インターネットや外部サーバーなどと接続し、演奏指示データを含んだ楽曲データをダウンロードする構成でも良い。また、MIDII/F10は、専用のものに限らず、RS−232Cや、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)などの汎用インターフェースにより構成しても良い。この場合、オーディオなどのMIDIメッセージ以外のデータも同時に、または排他的に送受信しても良い。また、本実施例では、演奏指示表の表示手段としてLCDディスプレイを利用したが、その他の表示デバイスとして、プロジェクターなどによる投影やプリンタなどによる印字を行っても良い。また、電子楽器に全て組み込まれた例を挙げたが、一般に市販されている電子楽器とMIDIなどで接続されたパソコン上で演奏誘導装置を構成しても良い。
【0067】
なお、図3において、ペダル指示情報表示体の表示位置は、鍵盤の最左端でも良いし、実施例のように、演奏指示データを含んだ楽曲データの中で含まれる最低音を自動的に認識し、最低音の左近傍に表示しても良い。また、演奏指示情報は、演奏指示データを含んだ楽曲データの進行状況に応じて更新される一方、拍子表示34などの各種練習情報の表示位置は、楽曲進行状況に係わらず常に一定であるが、演奏指示情報の上部だけでなく、右端などに表示しても良い。また、本実施例では3拍分を1小節(3拍子)としたが、演奏しようとする曲に合わせて4拍分を1小節(4拍子)などと、小節の切り替わりを可変としても良い。また、本実施例では一行が半拍(8分音符単位)としたが、演奏しようとする曲に合わせて、4分の1拍(16分音符単位)などと、一行を可変としても良い。また、運指指示表示体は、運指を表す手段として数字を用いたが、他にもアルファベットを用いたり、指や右手と左手の区別のため色や大きさやフォントで区別してもよいし、押鍵速度(ベロシティ)に合わせて、色・大きさ・フォントなどを変えても良い。また、ペダル継続指示表示体は、サスティンペダルの踏み込み量に合わせて、線分の色・本数・太さなどを変えても良い。この場合は、サスティンペダルの踏み込み量が途中で変わった場合にも、途中で前記ペダル継続指示表示体の形態を変えることも可能である。また、ペダル継続指示表示体は、サスティンペダルだけでなく、ソステヌートペダルやソフトペダルをペダル指示表示体に加えても良い。この場合は、図5におけるペダルデータ73にペダルの種類を示すようなデータを追加すれば良い。また、次の運指指示表示体の所在をガイドする運指誘導表示体として矢印を用いたが、他にも例えば線分で結ぶだけでもよく、この場合でも演奏者は次の運指指示表示体を即座に把握できる。また、運指誘導表示体で誘導された次の運指指示表示体を点滅させる手段等も考えられる。
【0068】
なお、図4において、練習モードスイッチ47にて練習モードを選択する際に、前述の4種類の練習モードの他に、「自動練習モード」を追加し、「模範演奏モード」、「右手練習モード」、「左手練習モード」、「両手練習モード」とステップを進める過程で一致進行の機能と絡めて模範演奏と遜色ないレベルに達したら、次の練習モードに移るような機能を追加しても良い。また、一致進行モードスイッチ48にて一致進行モードを選択する際に、前述の2種類の一致進行モードの他に、例えば押鍵操作に関しては、一致の判断基準として、「タイミング」と「押鍵速度」と「押鍵長さ」などがあり、これらを一致進行のモードに加えても良い。また、ペダル操作に関しては、一致の判断基準として、「タイミング」と「踏み込み量」などがあり、これらも一致進行のモードに加えても良い。また、例えば押鍵操作の「タイミング」や「押鍵速度」や「押鍵長さ」は、演奏者が完全に一致するのは難しいので、±10%や±20%などと、一致の判断基準の範囲を設定として設けても良い。また、演奏指示データと演奏者の実際の演奏と比較し、採点機能などを追加しても良い。また、演奏者が苦手なフレーズなどを繰り返し練習するために、巻戻しスイッチ43と早送りスイッチ44を操作するだけでなく、任意の2点の小節を指定し2点間を繰り返し練習できるような機能を追加しても良い。また、本実施例では、巻戻しスイッチ43と早送りスイッチ44の操作は楽曲が停止中に行うようになっているが、楽曲が進行中においても操作できるようにしても良い。
【0069】
なお、図5において、本実施例での演奏指示データを含む楽曲データは、トラックという概念は存在しないが、右手と左手のデータは別々のトラックとして構成しても良い。また、右手と左手だけのデータだけでなく、ドラムスやベースなどの伴奏を担うデータを追加しても良い。また、ヘッダ60に、楽曲の調性や楽器名や著作権者名などのデータを追加しても良い。また、図5は本実施例の演奏誘導装置専用のデータとして図示してあるが、SMF(Standard Midi File)形式などの汎用のデータ形式に、メーカー固有の情報であるシステムエクスクルーシブなどで演奏指示データを追加し、楽曲データを構成しても良い。この場合は、本実施例のような演奏誘導装置を備えた電子楽器では演奏を誘導する機能が働き、演奏誘導装置を備えない一般の電子楽器では、演奏指示データを扱えないため、演奏指示データを含まないSMF形式のデータと同様に楽曲の再生だけが可能となる。
【0070】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、手指によって押鍵される鍵盤と、押鍵位置と押鍵タイミングと運指を指示する演奏指示データが含まれた楽曲データと、横軸と縦軸がそれぞれ鍵盤の並びと演奏の時間経過に対応している二次平面上に前記楽曲データに従って押鍵情報が表示される表示手段と、前記楽曲データに従って押鍵情報の表示の制御を行う制御手段とを備え、前記楽曲データには、左手及び右手による運指指示データを有し、前記表示手段は、前記鍵盤の上方向に隣接し、左手及び右手による運指指示表示体を有しており、前記制御手段は、前記押鍵情報として前記鍵盤の押鍵位置に対応して時間経過と共に運指指示表示体を表示制御するように構成したことにより、演奏者が演奏すべく手指によって押鍵する際に鍵盤から視線を離すことなくリアルタイムに左手及び右手による運指指示を把握しながら演奏することができるため、楽譜が読めない演奏者でも容易に演奏することができる。
また、複数の練習モードや一致進行モードなどの機能を有することにより、段階的にかつ誤った操作を行うことなく演奏を習熟していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の演奏誘導装置の一実施の形態を示す概要図
【図2】同装置の構成を示すブロック図
【図3】同演奏指示表の一部と各種練習情報の表示例図
【図4】同操作パネル詳細図
【図5】同演奏再生データと演奏指示データを含む楽曲データの構成図
【図6】同RAM内変数の構成図
【図7】同演奏説明のための概略図
【図8】同演奏説明のための概略図
【符号の説明】
1 鍵盤
2 鍵盤検出手段
3 サスティンペダル
4 サスティンペダル検出手段
5 LCDディスプレイ
6 LCDディスプレイ表示手段
7 操作パネル
8 スイッチ検出手段
9 フロッピーディスクドライブ(FDD)
10 MIDIインターフェース(I/F)
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 楽音発生手段
15 スピーカー
20、21、80、83、86 運指指示表示体
22、82、88 運指誘導表示体
23、89 押鍵長さ指示表示体
24、85 ペダルオン指示表示体
25 ペダルオフ指示表示体
26、87 ペダル継続指示表示体
27 列(E鍵)
28 列(A鍵)
29 練習モード表示
30 一致進行モード表示
31 カウントイン表示
32 メトロノーム表示
33 練習曲名表示
34 拍子表示
35 テンポ表示
36 小節表示
40 停止スイッチ
41 開始スイッチ
42 曲の頭スイッチ
43 巻戻しスイッチ
44 早送りスイッチ
45 テンポ−スイッチ
46 テンポ+スイッチ
47 練習モードスイッチ
48 一致進行モードスイッチ
49 カウントインスイッチ
50 メトロノームスイッチ
51 曲選択スイッチ
60 ヘッダ
60a 曲名データ
60b 拍子データ
60c テンポデータ
61 小節マーク
62 ノートデータ
62a パートデータ
62b ノートナンバー
62c ベロシティ
62d デルタタイム
62e ゲートタイム
62f 運指誘導データ
62g 指番号データ
63 ペダルデータ
63a 踏み込み量データ
63b デルタタイム
63c 踏み込み長さデータ
64 拍マーク
65 エンドデータ
70 再生ポインタ
71 練習モードデータ
72 一致進行モードデータ
73 RUNフラグ
74 カウントインフラグ
75 メトロノームフラグ
81、84 鍵
100 楽器本体
101 フロッピーディスク(FD)
102 他のMIDI機器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a performance guidance device for guiding a performer when playing a keyboard instrument.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There is known a performance induction device that displays a key to be pressed by a performer on a keyboard instrument such as a piano or organ, and guides the performance of the keyboard instrument. In the conventional performance guidance device, a predetermined music piece can be played if the player presses the key according to the guidance display such as blinking corresponding to the key, regardless of the score.
[0003]
An example is Japanese Patent Publication 05-14912. This is a key display device having a display element corresponding to a key necessary for playing a predetermined musical piece, and a key pressing position of a key to be pressed next and a key to be pressed next are displayed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the display means according to the above-mentioned prior art, the guidance display body such as blinking corresponds to the key of the keyboard instrument, and the next key pressing instruction is displayed, but the information of several beats ahead is not displayed. There was a problem that only the previous key pressing instruction could be predicted. Further, since the guidance display is not displayed along the time axis, there is a problem that it is difficult for the performer to sensuously grasp the timing of key pressing and the length of the beat of a note and reflect it in the performance.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and its purpose is to indicate the position of a key to be pressed according to a predetermined music piece, and for the player to press several beats ahead without losing fingering. An object of the present invention is to provide a performance guidance device that displays key information. Another object of the present invention is to perform the performance while grasping in real time fingering instruction information indicating which finger the player presses, and to practice individual exercises of the right hand and the left hand, and music data. It is an object of the present invention to provide a performance guidance device having a function of coincidence progress for comparing a performance by a performer with a performance by a player.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above problems.
[0007]
The performance guidance device of the present invention includes a keyboard that is pressed by a finger, music data that includes performance instruction data that indicates key pressing position, key pressing timing, and fingering, and a horizontal axis and a vertical axis respectively Display means for displaying key press information according to the music data on a secondary plane corresponding to the time course of the arrangement and performance, and a control means for controlling display of the key press information according to the music data,
The music data includes fingering instruction data by the left hand and the right handAlong with its fingering guidance dataHave
The display means is adjacent to the upper side of the keyboard and has a left hand.Whenright handDisplay different performancesFingering indication displayWhen,A fingering guidance display body in which the fingering instruction display body is connected to each of the right hand and the left hand in the order of performance;Have
The control means includes the key depression of the keyboard as the key depression information.shouldposition,As time passes, the fingering indication displayLike coming down from the topDisplay controlAnd controlling the display of the fingering guidance display based on the fingering guidance data when controlling the display of the fingering guidance displayIt is characterized by having constituted so.
[0008]
Another feature of the present invention is that the music data isA matching determination means for comparing the key pressing position information with the key pressing position at which the performer operated the keyboard;
The control means includesOnly when the keyboard corresponding to the key pressing position of the fingering instruction display body of the display means is pressed, the key pressing information of the music is displayed.It is configured to do so.
[0009]
Another feature of the present invention is that the music data isIncludes data indicating the key pressing length together with data indicating the key pressing position, key pressing timing, and fingering,
The display means is configured to display a key pressing length together with the key pressing information included in the music data,
The coincidence determining means is configured to compare the key pressing position information and key pressing length information of the music data with the key pressing position and key pressing length information on which the performer has operated the keyboard,
The control means is configured to advance the key pressing position information and the key pressing length information of the music if both match in the matching determination means.That is.
[0010]
Another feature of the present invention is thatThere is further provided a practice mode selection means for switching and selecting at least two of the model performance mode, the right hand practice mode, the left hand practice mode, and the two-hand practice mode.That is.
[0011]
Another feature of the present invention is thatA pedal that is stepped on by the performer,
The music data includes data indicating the depression timing of the pedal together with data indicating the key pressing position, the key pressing timing, and fingering,
The display means is configured to display pedal information displayed together with the key pressing information.That is.
[0012]
Another feature of the present invention is thatIt is provided with a coincidence determination means for comparing the pedal depression timing information of the music data with the pedal depression timing operated by the performer.That is.
[0013]
Another feature of the present invention is that the music data isFurther includes data indicating the length of time the pedal is depressed,
The coincidence determining means is further configured to compare the pedal depression time length information of the music data with the pedal depression time length operated by the performer.That is.
[0015]
According to these configurations,It has a display means for displaying a fingering instruction display body adjacent to the upper part of the keyboard,PerformerWhen pressing with your fingers to playReal time without taking your eyes off the keyboardFingering instructions with left and right handGraspWhileSince it is possible to perform, even a performer who cannot read the score can easily perform. Further, by having any means of the coincidence determination means and the practice mode switching means, it is possible to master the performance step by step and without performing an erroneous operation.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0017]
First, FIG. 1 is a schematic diagram of an embodiment of the present invention. The electronic musical instrument shown in FIG. 1 includes a musical instrument
[0018]
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the embodiment of the present invention. As shown in the figure, a
[0019]
FIG. 3 is a display example of a part of the performance instruction table and various practice information according to the present invention. A performance instruction table that scrolls in accordance with the progress of the music is arranged at the lower part, and various exercise information indicating the state of an exercise mode, which will be described later, is arranged at the upper part.
[0020]
The Z direction in FIG. 3 is a time axis, and the direction of the white arrow indicates the direction in which the time advances. The broken line in the horizontal direction of the performance instruction table indicates the beat of the music, and in this case, one line is a half beat. The horizontal solid line in the performance instruction table indicates bar switching. Hereinafter, the solid line and the broken line are collectively referred to as beat. Further, one row and one row in the vertical direction of the performance instruction table correspond to one key and one key of the keyboard. For example,
[0021]
In FIG. 3, 20 and 21 are fingering instruction display bodies. The fingering instruction display body indicates to the performer the position of the key to be pressed, the finger pressing the key, and the timing of the key pressing, and in the performance instruction table, the beat corresponding to the corresponding key string. It is displayed with a number at the intersection with the line. The fingering
[0022]
In FIG. 3, an arrow 22 is a fingering guidance display. The fingering guidance display is a fingering instruction display connected to the right hand and left hand in the order of performance, and guides the location of the next fingering instruction display for each of the right and left hands.
[0023]
In FIG. 3, a line segment 23 is a key pressing length instruction display body. The key pressing length indication display is a line segment representing the length to be pressed from the fingering indication display according to the time axis.
[0024]
In FIG. 3, 24 and 25 are pedal instruction display bodies. The pedal instruction display body is used to instruct at which timing the sustain pedal is operated during performance.
[0025]
In FIG. 3, 29 is a practice mode display which displays the contents of a practice mode which will be described later. Reference numeral 30 denotes a matching progress mode display, which displays the contents of the matching progress mode described later. Reference numeral 31 denotes a count-in display, which displays the contents of a count-in described later. Reference numeral 32 denotes a metronome display, which displays the contents of the metronome described later. Reference numeral 33 denotes a practice song name display, which is used to select music data by operating a switch on an operation panel, which will be described later, and displays the contents of the song names stored in the selected music data. Reference numeral 34 denotes a time signature, for example, 3/4 is displayed for 3 beats, 4/4 is displayed for 4 beats, and is updated when music data including performance instruction data is read. Reference numeral 35 denotes a tempo display. The tempo display 35 is updated when music data including performance instruction data is read. The tempo display 35 is automatically updated when the tempo is changed by operating a switch on an operation panel described later according to the proficiency level of the performer.
[0026]
The fingering instruction display body, the fingering guidance display body, and the key press length instruction display body are collectively referred to as a keyboard instruction information display body. The pedal-on instruction display body, the pedal-off instruction display body, and the pedal continuation instruction display body are collectively referred to as a pedal instruction information display body. The keyboard instruction information display body and the pedal instruction information display body are collectively referred to as performance instruction information.
[0027]
FIG. 4 is a detailed view of the
[0028]
In FIG. 4, 43 and 44 are a rewind switch and a fast-forward switch, respectively, which are used to adjust the measure of the music in the stopped state, and the display content of the
[0029]
In FIG. 4, 45 and 46 are a tempo-switch and a tempo + switch, respectively, used to adjust the speed of the tempo of the music. During operation, the display content of the tempo display 35 of FIG. The playback tempo is changed. Reference numeral 47 denotes a practice mode switch, which is used to select a practice mode. The selected practice mode is displayed on the
[0030]
In FIG. 4, a match progress mode switch 48 is used to select a match progress mode, and the selected match progress mode is displayed on the match progress mode display 30 of FIG. In the match progress mode, the music stops until the player performs the correct operation such as key press or pedal operation, and the match progresses, regardless of the player's operation. There are modes. The case of “match progress” is particularly effective when the level of proficiency is low because the music stops unless the performer performs with the same key and the same timing as the performance instruction data.
[0031]
In FIG. 4, 49 is a count-in switch, which is used to select the count-in setting, and the selected state is displayed on the count-in display 31 of FIG. Count-in is a function that allows you to grasp the tempo of a song by playing a two-measure count sound before the song starts. “Count-in” means that when the start switch 41 is pressed, a count sound sounds before the music starts. “No count-in” does not sound a count sound and the music starts immediately.
[0032]
In FIG. 4, reference numeral 50 denotes a metronome switch, which is used to select a metronome setting. The setting state is displayed on the metronome display 32 of FIG. The metronome is a function that produces a metronome sound in beat units according to the tempo of the song, and an accent sound with a slight emphasis on the metronome sound at the first beat of the measure in order to emphasize the beginning of the measure. As for the state that can be set, “With metronome” sounds the accent sound and metronome sound according to the time signature of the practice song, “No accent” sounds only the metronome sound in every beat unit without the accent sound, “No metronome” Is a setting in which neither an accent sound nor a metronome sound is produced.
[0033]
In FIG. 4, 51 is a music selection switch, which is used for selecting music data including performance instruction data stored in the
[0034]
FIG. 5 is a configuration diagram of music data including performance reproduction data and performance instruction data. The music data is stored in the
[0035]
In FIG. 5,
[0036]
In FIG. 5, 62 is note data indicating the operation of the keyboard, indicates the part attribute of the right hand or left hand, and part data 62a that is the basis of the display information of the right hand or left hand of the key pressing instruction display in the performance instruction table. The
[0037]
In FIG. 5, 63 is pedal data indicating the pedal operation, which indicates the pedal depression amount, the depression amount data 63a that is the basis of the display form of the pedal continuation instruction display line in the performance instruction table, and the bar mark 61 or a time difference from a beat mark 64 to be described later, a
[0038]
In FIG. 5, reference numeral 64 denotes a beat mark, which indicates a beat delimiter of the music, and is a basis of a wavy line indicating a beat delimiter in the performance instruction table. Reference numeral 65 denotes an end mark, which indicates the end of music data including performance instruction data.
[0039]
Note that all information except fingering
[0040]
FIG. 6 is a configuration diagram of variables stored and used in the
[0041]
In FIG. 6,
[0042]
In FIG. 6, 71 is practice mode data, and the value of the practice mode selected by the practice mode switch 47 arranged on the
[0043]
Next, a specific procedure of performance using an electronic musical instrument provided with the performance guidance device of this embodiment and an outline of internal processing will be described for each practice mode.
[0044]
As a first procedure, when the
[0045]
After that, the practice mode switch 47 arranged on the
[0046]
Next, when an arbitrary match progress mode is selected from the two types of “match progress” and “no match progress” by the match progress switch 48 arranged on the
[0047]
Next, when an arbitrary count-in state is selected from the two types of “with count-in” and “without count-in” by the count-in
[0048]
Next, when an arbitrary metronome state is selected from the three types of “with metronome”, “without accent”, and “without metronome” by the metronome switch 50 arranged on the operation panel, the CPU 11 sets the
[0049]
After performing the above setting, the practice is started by the start switch 41 arranged on the
[0050]
When the reproduction of the music is stopped by the
[0051]
Further, the
[0052]
The
[0053]
Further, when it is desired to change the tempo according to the proficiency level of the performer, the tempo may be adjusted by operating the tempo switch 45 or the tempo + switch 46 arranged on the
[0054]
Finally, when the start switch 41 is pressed and the reproduction of the music is started, the CPU 11 reads out the performance reproduction data and the performance instruction data stored in the
[0055]
As an outline of the performance mode and internal processing for each practice mode, when “exemplary performance mode” is first selected, the music is recorded by the performance reproduction data of the right hand and left hand parts indicated by the
[0056]
When the “right hand practice mode” is selected, the music of only the left hand part is reproduced by the performance reproduction data of the left hand part indicated by the
[0057]
When the “left-hand practice mode” is selected, the music of only the right-hand part is reproduced from the performance data of the right-hand part indicated by the
[0058]
When the “two-hand practice mode” is selected, the music is not reproduced, and the performance instruction table is displayed and updated based on the performance instruction data of the right and left hand parts indicated by the
[0059]
Here, the movement of the performance instruction table in the actual performance process will be described with reference to FIGS.
[0060]
When the
[0061]
In the performer, the fingering instruction display body arranged at the first beat in FIG. 7 is 80, the fingering
[0062]
FIG. 8 shows a state after scrolling from the state of FIG. 7 according to the performance instruction data and the progress of the music. In FIG. 8, the fingering instruction display body arranged in the first beat is 83, which is known to the player as described above. Since the fingering instruction display 83 is arranged in the row of the keys 84, the fingering instruction display 83 is indicated by “2”, and the fingering instruction display 83 is not underlined. The person presses the key 84 with the right index finger in the same manner as in FIG. Further, since there is a pedal-on instruction display body 85 that instructs to step on the same horizontal line as the fingering instruction display body 83, that is, on the same time axis, the player presses the pedal at the same timing as the key 84 is depressed. Step on. Further, since the pedal continuation
[0063]
The same operation is repeated until the end data 65 comes to the position of the pointer indicated by the
[0064]
As described above, the performer can easily play the music according to the performance instruction information that descends sequentially from the performance instruction table. Also, by displaying pedal instructions on the same time axis as the key press information, the player can get information sensuously while playing information such as when to step on the pedal and when to release the pedal. it can.
[0065]
In FIG. 1, the piano is described as the present embodiment, but the performance inducing device may be configured with a keyboard or an organ that is another keyboard instrument. Further, although the keyboard and the pedal have been described as the operators operated by the performer, a keyboard instrument without a pedal may be used, and the performance guiding device may be configured by using a pitch bend wheel, a modulation wheel, or the like as another operator.
[0066]
In FIG. 2, the ROM 12 may store not only a control program executed by the CPU 11 and various data but also music data including performance instruction data as a factory preset. Further, the
[0067]
In FIG. 3, the display position of the pedal instruction information display body may be the leftmost end of the keyboard, or automatically recognize the lowest sound included in the music data including the performance instruction data as in the embodiment. However, it may be displayed near the left of the lowest sound. The performance instruction information is updated according to the progress of the music data including the performance instruction data, while the display positions of various practice information such as the time signature display 34 are always constant regardless of the music progress. In addition to the upper part of the performance instruction information, it may be displayed at the right end or the like. In this embodiment, three beats are set to one measure (three beats), but the changeover of the measures may be variable, for example, four beats are set to one measure (four beats) in accordance with the music to be played. In this embodiment, one line is set to a half beat (eighth note unit). However, one line may be made variable such as a quarter beat (16th note unit) in accordance with the music to be played. In addition, the fingering instruction display body uses numbers as means for representing fingering, but other alphabets may be used, or the fingers, right hand and left hand may be distinguished by color, size or font, The color, size, font, etc. may be changed according to the key pressing speed (velocity). Further, the pedal continuation instruction display body may change the color, number, thickness, etc. of the line segment in accordance with the depression amount of the sustain pedal. In this case, even when the depression amount of the sustain pedal is changed midway, the form of the pedal continuation instruction display body can be changed midway. The pedal continuation instruction display body may include not only the sustain pedal but also a sostenuto pedal or a soft pedal. In this case, data indicating the type of pedal may be added to the pedal data 73 in FIG. In addition, although an arrow is used as a fingering guidance display body for guiding the location of the next fingering instruction display body, for example, a line segment may be used. The body can be grasped immediately. In addition, a means for blinking the next fingering instruction display body guided by the fingering guidance display body may be considered.
[0068]
In FIG. 4, when the practice mode is selected by the practice mode switch 47, an “automatic practice mode” is added in addition to the above-described four kinds of practice modes, and “exemplary performance mode” and “right hand practice mode” are added. ”,“ Left-handed practice mode ”,“ Both-handed practice mode ”When you reach a level comparable to the model performance in the process of stepping through the match progress function, you can add a function to move to the next practice mode good. In addition, when the match progress mode switch 48 selects the match progress mode, in addition to the above-described two types of match progress modes, for example, with respect to a key pressing operation, “timing” and “key press” There are “speed” and “key press length”, and these may be added to the matching progress mode. Regarding pedal operation, there are “timing”, “depression amount”, and the like as coincidence determination criteria, and these may be added to the coincidence progress mode. In addition, for example, it is difficult for the performer to completely match the “timing”, “key pressing speed”, and “key pressing length” of the key pressing operation, so that it is determined that the key matches, for example, ± 10% or ± 20%. A reference range may be provided as a setting. Further, a scoring function may be added by comparing the performance instruction data with the actual performance of the performer. In addition to operating the rewind switch 43 and fast-forward switch 44, the player can repeatedly practice between two points by specifying any two points in order to repeatedly practice phrases that the player is not good at. May be added. In this embodiment, the rewind switch 43 and the fast-forward switch 44 are operated while the music is stopped. However, the rewind switch 43 and the fast-forward switch 44 may be operated while the music is in progress.
[0069]
In FIG. 5, the music data including the performance instruction data in this embodiment does not have the concept of a track, but the right hand and left hand data may be configured as separate tracks. Further, not only data on the right hand and left hand but also data on accompaniment such as drums and bass may be added. In addition, data such as the tone of the music, the name of the musical instrument, and the name of the copyright holder may be added to the
[0070]
【The invention's effect】
As described above, the present inventionInstructs the keyboard to be pressed by the finger, key pressing position, key pressing timing, and fingeringPerformance instruction dataThe music data including the key, and the horizontal axis and the vertical axis display the key press information according to the music data on the secondary plane corresponding to the arrangement of the keyboard and the elapsed time of the performance, respectively, and the music Control means for controlling the display of key pressing information according to the data, the music data has fingering instruction data by the left hand and the right hand, the display means is adjacent to the upper direction of the keyboard, the left hand And a fingering instruction display body with a right hand, and the control means is configured to display and control the fingering instruction display body over time corresponding to the key pressing position of the keyboard as the key pressing information.So that the performerWhen pressing with your fingers to playReal time without taking your eyes off the keyboardFingering instructions with left and right handGraspWhileSince it is possible to perform, even a performer who cannot read the score can easily perform.
In addition, by having functions such as a plurality of practice modes and matching progress modes, it is possible to familiarize the performance step by step and without performing erroneous operations.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an embodiment of a performance guidance device according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing the configuration of the apparatus
FIG. 3 is a display example of part of the performance instruction table and various practice information.
FIG. 4 is a detailed view of the operation panel.
FIG. 5 is a configuration diagram of music data including the performance reproduction data and performance instruction data.
FIG. 6 is a configuration diagram of variables in the RAM.
FIG. 7 is a schematic diagram for explaining the performance.
FIG. 8 is a schematic diagram for explaining the performance
[Explanation of symbols]
1 keyboard
2 Keyboard detection means
3 Sustain pedal
4 Sustain pedal detection means
5 LCD display
6 LCD display means
7 Operation panel
8 Switch detection means
9 Floppy disk drive (FDD)
10 MIDI interface (I / F)
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 Musical sound generation means
15 Speaker
20, 21, 80, 83, 86 Fingering instruction display body
22, 82, 88 Fingering guidance display
23, 89 Key pressing length indication indicator
24, 85 Pedal on instruction display
25 Pedal-off instruction display
26, 87 Pedal continuation instruction display
27 columns (E key)
28 columns (A key)
29 Practice mode display
30 Match progress mode display
31 Count-in display
32 Metronome display
33 Practice song name display
34 Time signature display
35 Tempo display
36 bars display
40 Stop switch
41 Start switch
42 song head switch
43 Rewind switch
44 Fast forward switch
45 Tempo switch
46 Tempo + switch
47 Practice mode switch
48 Match progress mode switch
49 Count-in switch
50 Metronome switch
51 Song selection switch
60 header
60a Song name data
60b Time signature data
60c Tempo data
61 bar mark
62 Note data
62a Part data
62b Note number
62c Velocity
62d delta time
62e Gate time
62f Fingering guidance data
62g Finger number data
63 Pedal data
63a Depression amount data
63b Delta Time
63c Depression length data
64 beat mark
65 End data
70 Playback pointer
71 Practice mode data
72 Match progress mode data
73 RUN flag
74 Count-in flag
75 metronome flag
81, 84 keys
100 Musical instrument body
101 Floppy disk (FD)
102 Other MIDI devices
Claims (5)
前記楽曲データには、左手及び右手による運指指示データと共にその運指誘導データを有し、
前記表示手段は、前記鍵盤の上方向に隣接し、左手と右手の演奏を異なる表示形態で表示する運指指示表示体と、前記運指指示表示体を右手と左手それぞれについて演奏順につなげた運指誘導表示体とを有しており、
前記制御手段は、前記押鍵情報として前記鍵盤の押鍵すべき位置に、時間経過と共に運指指示表示体を上から順次降りてくるように表示制御し、前記運指指示表示体を表示制御する際に前記運指誘導データに基づいて運指誘導表示体を表示制御するように構成した演奏誘導装置。Keyboard that is pressed by fingers, music data that includes performance instruction data that indicates key pressing position, key pressing timing, and fingering, and the horizontal and vertical axes correspond to the keyboard arrangement and the elapsed time of performance, respectively. A display means for displaying the key pressing information according to the music data on the secondary plane, and a control means for controlling the display of the key pressing information according to the music data,
The music data has fingering guidance data together with fingering instruction data by the left hand and the right hand,
The display means is adjacent to the upper direction of the keyboard, and displays a fingering instruction display body that displays the left and right hand performances in different display forms, and an operation in which the fingering instruction display body is connected to the right hand and the left hand in the order of performance. A finger guidance display,
The control means performs display control so that the fingering instruction display body sequentially descends from the top as time elapses at a position to be pressed on the keyboard as the key pressing information, and the fingering instruction display body is displayed and controlled. A performance guidance device configured to control display of a fingering guidance display body based on the fingering guidance data when performing.
前記制御手段は、前記表示手段の運指指示表示体の押鍵位置に一致する鍵盤が押鍵された場合にのみ楽曲の押鍵情報の表示を進行するように構成した請求項1に記載の演奏誘導装置。A coincidence determining means for comparing the key depression position information of the music data and the key depression position where the performer operated the keyboard;
The said control means is comprised so that the display of the key pressing information of a music may be advanced only when the keyboard corresponding to the key pressing position of the fingering instruction display body of the said display means is pressed. Performance guidance device.
前記表示手段は、前記楽曲データが含む前記押鍵情報と共に押鍵長さを表示可能に構成され、
前記一致判定手段は、前記楽曲データの押鍵位置情報及び押鍵長さ情報と演奏者が前記鍵盤を操作した押鍵位置及び押鍵長さ情報とを比較するように構成されており、
前記制御手段は、前記一致判定手段において両者が一致していれば楽曲の押鍵位置情報及び押鍵長さ情報を進行するように構成した請求項2に記載の演奏誘導装置。The music data includes data indicating a key pressing length together with data indicating a key pressing position, a key pressing timing, and fingering,
The display means is configured to display a key pressing length together with the key pressing information included in the music data,
The coincidence determining means is configured to compare the key pressing position information and key pressing length information of the music data with the key pressing position and key pressing length information on which the performer has operated the keyboard,
Before SL control means, said match determining means playing guide device of claim 2 both configured to proceed the depressed position information and key depression length information of the music if the match in.
前記楽曲データは、押鍵位置と押鍵タイミングと運指を指示するデータと共に、ペダルの踏み込みタイミングを指示するデータを含み、
前記表示手段は、前記押鍵情報と共に表示されるペダル情報を表示するように構成した請求項1に記載の演奏誘導装置。A pedal that is stepped on by the performer,
The music data includes data indicating the depression timing of the pedal together with data indicating the key pressing position, the key pressing timing, and fingering,
The performance guiding device according to claim 1, wherein the display means is configured to display pedal information displayed together with the key pressing information.
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