JP4174250B2 - 歯肉圧排用スリーブおよびその整形器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、むし歯の治療法の一つである歯冠修復処置に使用するための歯肉圧排用スリーブ、およびその形状を整えるための歯肉圧排用スリーブ整形器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
むし歯の治療は歯科医療の中でも最も頻度の高い治療である。
【0003】
むし歯になった歯を形態学的に回復し、機能を回復させる治療として歯冠修復処置がある。
【0004】
歯冠修復処置とは、簡単に言えば、歯の全体、あるいは一部分を金属や合成樹脂、セラミックス、セメント等で被覆する方法であるが、むし歯で崩壊した歯牙硬組織や、齲蝕に罹患した部分を完全に削除して、咬合圧に対する保持や抵抗形態を付与した形状に形成し、前記修復材料で修復するものである。
【0005】
修復範囲が広範に及ぶ全部被覆冠のようなケースでは、歯冠全周にわたって切削し、最終的には、歯肉縁から歯冠上方に向かって、修復物の装着方向に沿う、アンダーカットのない形成が必要となる。
【0006】
このような、修復支台の形成を容易に行うためには切削限界を明確にする必要がある。さもなくば、切削による歯肉の損傷を起こしたり、修復物の終末ラインが粗雑になり、二次齲蝕や歯周病の原因となる。
【0007】
特に、前歯部の歯冠修復は、審美的観点から、より自然感を得るために、歯の生え際の部分に修復冠の辺縁が出ないよう、歯肉縁下に僅か入り込む程度の精度の高い仕上がりが要求される。
【0008】
上記の課題を解決するためには、歯肉を圧下、圧排した状態で、形成限界を明視した上で操作することが必要である。また、そのことは、形成後の歯科技工作業に必要な石膏模型作成のための型とり(印象採得)に際して最も大切なポイントとなる。精度の高い印象を得るためには、歯肉を充分に圧迫して印象材が容易に歯肉溝に入るようにしなければならない。
【0009】
歯肉を圧排するために、現在行われている一般的な方法としては、図3に示す歯肉圧排糸6による圧排や、レーザーや高周波電気メスによる歯肉の焼灼等がある。
【0010】
歯肉圧排糸6は、太さの異なる種々のサイズの捻糸を歯肉溝5aに押し込みながら、歯の外周に巻き付けるようにして歯肉5を圧排し、歯肉圧排糸6の圧迫による物理作用で歯肉5を歯周外側に圧排する方法である。
【0011】
歯肉圧排糸6は、収斂作用や止血作用のある薬剤を含浸させることもできるので、圧排と同時に歯肉溝5aやその付近からの浸出液や血液の浸潤を防ぎ、形成マージン部の鮮明な印象を採ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、歯肉溝5aやその付近は唾液によって濡れているため、また、歯肉組織の弾性が強いため、その弾力によって歯肉圧排糸6が入り難く、うまく入っても歯肉溝5a外に押し出される傾向が強い。
【0013】
また、歯肉溝5a付近には、エナメル質とセメント質の境界線がある。これを歯頚線4と呼んでいるが、この歯頚線4は厳密な水平線ではなく、図4(a) に示すように、歯の唇側面と舌側面においては歯頚線4は歯根2側に向かって凸湾しており、その中間部の隣接面では歯冠3側に向かって凸湾している。
【0014】
この三次元な波形の形態を展開図にしたものが図4(b) である。歯肉5や歯肉溝5aの形状もこの湾曲に沿う形状をしている。したがって、歯肉圧排糸6をこの湾曲に沿って圧迫しながら、歯に巻き付けることは必ずしも容易ではない。
【0015】
たとえ湾曲した歯肉縁に沿って歯肉圧排糸6をうまく巻き付けたとしても、歯肉溝5a底部にまで圧排糸6を圧入しようとして、図5に示すように、圧排用器具7で圧排糸6の一部を押すと、押された箇所の両側が引かれて直線になろうとするため、歯肉溝5aから離れて浮き上がる。
【0016】
この現象を防ぐためには、歯肉溝5a上部に巻いた圧排糸6を、歯の長軸の方向から歯肉溝5a底部に向かって糸6の全周を、同時に、均等に圧下することができれば、問題は解決されるのであるが、現在行われている圧排用器具7による圧排糸6の圧排法では、歯周全周にわたって均等に圧下することはきわめて困難であり、よって、圧排糸6による歯肉圧排法は常に確実な効果が期待できるものとは言えない。
【0017】
また、レーザーや高周波電気メスによる歯肉の焼灼は、期待すべき圧排が確実にできる反面、正常な歯肉を損傷し、時として歯肉の退縮を引き起こす。
【0018】
本願発明は、上述の諸問題の解決を図ったものであり、歯肉縁に沿って巻き付けられた歯肉圧排糸を歯肉溝に対し、均一に効率よく、歯肉を損傷することなく圧下でき、あるいはそれ自体を直接圧下することで、歯冠修復のための形成マージン部の鮮明な印象を採ることができる歯肉圧排用スリーブおよび歯肉圧排用スリーブを所望の形状に整形するための簡易な整形器具を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に係る歯肉圧排用スリーブは、直径4〜13mmの筒形状に成形加工してなる紙または不織布製の筒状体からなり、前記筒形状の一端を治療の対象となる歯の歯頚線に沿って切除することにより圧下端が形成され、治療の対象となる歯に被せた状態で前記圧下端を歯肉溝上部に巻いた歯肉圧排糸に当接させ、またはそれ自体を歯周の歯肉縁に直接当接させて軸方向に均等に押圧できるようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
後述するように、治療の対象となる歯の歯頚部のサイズは、およそ直径にして4mm〜13mm程度の幅があるため、直径4mmから13mmまでのスリーブを例えば1mmきざみで用意しておけば、それらを対象となる歯に合わせて選択的に使用することができる。
【0021】
この歯肉圧排用スリーブは、下端をあらかじめ歯頚線に沿って切除した状態で用意することもできるが、それぞれの歯の形状は歯の種類や年齢、個人差などによっても異なるため、使用に際して切除するようにしてもよい。筒形状の一端が歯頚線に沿った形に切除されて圧下端が形成されることで、歯肉圧排糸を歯肉溝底部に向け、容易にほぼ均等に圧下することができ、したがって歯肉を傷つける心配も少ない。また、歯肉圧排糸を介することなく、歯肉圧排用スリーブの下端で、直接歯肉の圧排を行うこともできる。
【0022】
上述のように本発明においては、筒状体が紙または不織布からなる。
【0023】
圧排用スリーブは、硬すぎると圧排に際し歯肉を傷めるおそれがあり、柔らかすぎると変形して圧下力が伝わりにくくなるため、適度な硬さと柔軟性を有する紙あるいは不織布の使用が望ましい。また、紙や不織布の場合、水分を吸収する能力が優れているという点で好ましい。
【0024】
請求項2は、請求項1に係る歯肉圧排用スリーブにおいて、前記筒状体が硬さ、弾性または可塑性の異なる紙または不織布を組み合わせて成形されていることを特徴とするものである。
【0025】
また、請求項3は、請求項1または2に係る歯肉圧排用スリーブにおいて、前記筒状体が前記紙または不織布に加え、さらに繊維または樹脂等の1種以上の他の材料を重ね合わせて成形されていることを特徴とするものである。
【0026】
適度な硬さと柔軟性を有するという点について、さらには可塑性、弾性、復元性、歯の形状への適合容易性などの面で優れていることが望ましく、請求項2では性能の異なる紙や不織布を組み合わせることで(紙と不織布の組み合わせでもよい)、最適な硬さと柔軟性を備えた圧排用スリーブとすることができる。
【0027】
また、紙や不織布以外の合成繊維、金属繊維、ゴム、合成樹脂などのメッシュあるいは薄膜などを挟み込んだり、貼り付けたりすることで、圧排用スリーブにさらに種々の性能や機能を与えることができる。
【0028】
本願の請求項4に係る歯肉圧排用スリーブ整形器具は、請求項1、2または3に係る直径4〜13mmの範囲の歯肉圧排用スリーブ内に貫入可能なテーパーのついた先細形状の棒状体からなることを特徴とするものである。
【0029】
この整形器具は、歯頚部の形態に応じて歯肉圧排用スリーブを整形し、調整するための器具であり、歯頚部とほぼ同径の歯肉圧排用スリーブを選び、この整形器具をスリーブ内に挿入し、押し引きしたり回転させたりして、圧排用スリーブの断面形状を歯頚部の形態に応じて調整することができる。
【0030】
テーパーの付いた先細形状とすることで、圧排用スリーブの一端から容易に挿入することができ、テーパー部分の最小径を4mm程度、最大径を13mm程度とすることで、必要な任意の径の圧排用スリーブの整形が可能となる。この場合、棒状体からなる整形器具に、直径に応じて任意の間隔で目盛を入れておけば、整形される圧排用スリーブの径の微調整も容易である。
【0031】
なお、歯頚部の断面形態が様々であることから、本願発明に係る整形器具として、断面形態の異なる複数の整形器具を用意し、これらを使い分けることもできる。
【0032】
この整形器具を使用することで、スリーブの精細な拡大と精緻な整形が可能となり、形成された歯冠の形態に精密に適合する圧排用スリーブを得ることができるため、より精度の高い歯肉圧排が可能となる。
【0033】
また、圧排用スリーブを高い精度で整形できるため、従来、使用されていた歯肉圧排糸の使用が必ずしも必要ではなくなり、歯肉圧排糸を省略して、圧排用スリーブ単独で歯肉圧排を行うことも可能となる。
【0034】
請求項5は、請求項4に係る歯肉圧排用スリーブ整形器具において、前記棒状体は中央部から2方向にそれぞれ異なる断面の先細形状に延び、少なくとも1方向の断面が円形、楕円形、多角形、繭形の何れかであることを特徴とするものである。
【0035】
2方向にそれぞれ異なる断面(例えば1方向が楕円で他方向が三角形など)の先細形状とすることで、1本の整形器具を方向を変えて使用することができ、1本でも歯頚部の形態に合わせた調整、あるいは細かい調整が可能となる。
【0036】
歯頚部の断面の形態は様々であるが、およそ円形で、楕円形、方形、三角形、繭形等で、いずれも正円をつぶして変形した形となるため、使いやすい形態としては、これらの組み合わせが考えられる。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本願発明の歯肉圧排用スリーブを用いた歯肉圧排の手順の一例を示したものであり、本実施形態における歯肉圧排用スリーブ8は、紙または不織布を円筒形に成型加工したものである。
【0038】
歯の歯頚部のサイズは、その直径で下顎中側切歯が最も小さく、次いで上顎側切歯、下顎小臼歯犬歯、上顎中切歯、上顎小臼歯犬歯、上下顎大臼歯の順で大きくなり、およそ直径にして4mm〜13mm程度の幅がある。
【0039】
また、歯頚部の断面の形態も様々であるが、およそ円形で、楕円形、方形、三角形、繭形等であり、いずれも正円をつぶして変形した形となる。
【0040】
したがって、直径4mmから13mmまでの円筒形の圧排用スリーブ8を、例えば1mmきざみで各サイズ用意する場合には、10種のサイズの圧排用スリーブ8を用意しなければならず、提供者、使用者共に煩雑となる。そこで図2に示すスリーブ整形器具10を提供する。
【0041】
図2は、本願発明の圧排用スリーブ整形器具の一実施形態を示したもので、金属またはプラスチックなどからなるテーパー部の最小径が4mm程度、最大径が13mm程度のテーパーのついた棒状の器具で、その断面は円形あるいは楕円形、方形、三角形、繭形とする。
【0042】
使用法は、適当なサイズの圧排用スリーブ8を選び、対象とする形成歯冠3aに圧排用スリーブ8を試適する。もしサイズが小さい場合には、この整形器具10を圧排用スリーブ8の中に差し込んで適当な太さまで拡大すると同時に、圧排用スリーブ8を例えば、楕円形、方形、三角形に形態修正することもできる。
【0043】
その場合、図に示すように、直径、円周等太さを指し示す目盛11を付与しておけば便利である。
【0044】
本実施形態において、前記目的に提供する圧排用スリーブ8は、その特性を生かすため、紙または不織布などを多層に巻いて円筒形に成型加工したものである。
【0045】
紙や不織布のようなソフトでフレキシブルな素材は様々な歯の形に適合しやすく、歯肉5を傷めない程度の適度な圧縮力を持ち、しかも、水分を吸収する能力が優れている点で都合がよい。一方、あまり柔らかいと、歯にかぶせにくく、歯肉5の圧排に必要な圧力が不十分となる。
【0046】
そこで、紙または不織布を多層に巻いて円筒形に成型する際、硬さや柔らかさ、弾性や可塑性の異なる紙、不織布、繊維、樹脂等を組み合わせて選択し、いずれかの層にサンドイッチ状に巻き込むことで、ソフトでフレキシブルで、かつ適度な圧縮力や弾性や可塑性といった、一見矛盾する性状をコントロールすることが可能となる。
【0047】
本願発明の歯肉圧排用スリーブ8の使用に当たっては、圧排しようとする歯の歯肉溝5aの上に歯肉圧排糸6を軽く巻き付けた後、適合する太さのサイズの圧排用スリーブ8を選び、太さや形態を修正した後、前記歯頚線4の湾曲した形態に合わせてハサミでカットし、歯の上方から歯にかぶせるようにして圧排糸6の上から圧排用スリーブ8を押し込む。
【0048】
この操作によって、従来、不充分であった頚部歯周全体にわたる均等な歯肉5の圧排が可能となる。1〜2分間、そのまま圧迫した状態を保つことで歯肉5は充分に圧排され、図1(d) に示すような形成や印象のために、必要にして充分な歯肉圧排の状態を得ることができる。
【0049】
なお、本圧排用スリーブ8は、歯肉圧排糸6と併用するほか、それ自体でも歯肉圧排機能があるので、圧排用スリーブ8を単独で用い、歯肉5を圧排することもできる。
【0050】
【発明の効果】
本願発明の圧排用スリーブを歯肉圧排糸と併用し、あるいは単独で使用することで、頚部歯周全体にわたって極めて簡単に均等な歯肉の圧排を行うことができる。
【0051】
素材として紙や不織布などを用いることで、柔らく歯肉を傷めることなく適度な圧迫が可能である。
【0052】
また、紙や不織布などからなる筒に、各種の薬剤を含浸させることができるほか、吸湿性にも優れ、唾液、浸出液、血液等を吸収して、印象精度を低下させる過剰な水分を吸収することが可能である。
【0053】
素材が安価で製作も容易である。
【0054】
紙や不織布のもつ素材の特性を利用し、必要に応じ、他の材料を併用することで、適度な硬さと柔軟性、可塑性、弾性と復元性を持たせることができ、歯の形状に適合させやすい。
【0055】
歯の形状やサイズは、一定の範囲内で種々多様であるが、本願発明では圧排用スリーブの形状やサイズを自在に調整することができる。
【0056】
本願発明の整形器具を用いれば、紙や不織布からなる上記圧排用スリーブの形状やサイズの調整を容易に、かつ正確に行うことができ、より精度の高い歯肉圧排が可能となる。
【0057】
また、棒状体からなる整形器具のテーパー部分に所定間隔で目盛を付ければ、目盛を基準としてスリーブの径の調整等がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の歯肉圧排用スリーブを用いた歯肉圧排の手順の一例を示す説明図である。
【図2】 圧排用スリーブ整形器具の一実施形態を示したもので、(a) は寝かせた状態の正面図、(b) はそのA−A断面図、(c) はB−B断面図である。
【図3】 従来の歯肉圧排糸を使用した一般的な圧排の様子を示したものであり、(a) は斜視図、(b) は縦断面図である。
【図4】 歯頚線の説明図であり、図4(a) は正面図、(b) は歯頚線の展開図である。
【図5】 従来の圧排用器具の問題点についての説明図である。
【符号の説明】
1…歯槽骨、2…歯根、3…歯冠、3a…形成歯冠、4…歯頚線、5…歯肉、5a…歯肉溝、6…歯肉圧排糸、7…圧排用器具、8…圧排用スリーブ、8a…カット部分、9…修復マージン、10…圧排用スリーブ整形器具、11…目盛
Claims (5)
- 直径4〜13mmの筒形状に成形加工してなる紙または不織布製の筒状体からなり、前記筒形状の一端を治療の対象となる歯の歯頚線に沿って切除することにより圧下端が形成され、治療の対象となる歯に被せた状態で前記圧下端を歯肉溝上部に巻いた歯肉圧排糸に当接させ、またはそれ自体を歯周の歯肉縁に直接当接させて軸方向に均等に押圧できるようにしたことを特徴とする歯肉圧排用スリーブ。
- 前記筒状体が硬さ、弾性または可塑性の異なる紙または不織布を組み合わせて成形されていることを特徴とする請求項1記載の歯肉圧排用スリーブ。
- 前記筒状体が前記紙または不織布に加え、さらに繊維または樹脂等の1種以上の他の材料を重ね合わせて成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の歯肉圧排用スリーブ。
- 請求項1、2または3記載の直径4〜13mmの範囲の歯肉圧排用スリーブ内に貫入可能なテーパーのついた先細形状の棒状体からなることを特徴とする歯肉圧排用スリーブ整形器具。
- 前記棒状体は中央部から2方向にそれぞれ異なる断面の先細形状に延び、少なくとも1方向の断面が円形、楕円形、多角形、繭形の何れかであることを特徴とする請求項4記載の歯肉圧排用スリーブ整形器具。
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