JP4168724B2 - ロードポート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハが収納されるFOUP(容器)を搭載し、FOUPに設けられているFOUPドアを開閉するロードポートに関する。
【0002】
【従来の技術】
図示しないが、従来の半導体製造工程においては、半導体ウエハはFOUPと呼ばれる容器に収納され、これを密閉した状態で搬送装置により半導体製造装置まで搬送されていた。そして、搬送装置により半導体製造装置までFOUPが搬送されると、FOUP中に収納されている半導体ウエハがFOUPの中から取り出され、半導体製造装置により必要な処理及び加工が施されていた。
【0003】
ここで、図4に示すように、通常、FOUP100の中には25枚の半導体ウエハ(図示省略)が相互に接触しないように収納されており、FOUPドア102で密閉されている。このため、FOUP内部の半導体ウエハを外気に触れないようにしながら半導体製造装置104に移すためのロードポート106が必要となる。このロードポート106においては、外気がFOUP100の内部に入り込まないようにするため、FOUP100に設けられたFOUPドア102と半導体製造装置側に設けられているポートドア108とが密着された状態で、FOUPドア102とポートドア108とが開けられる。そして、半導体製造装置104に設けられた半導体ウエハ取出手段(図示省略)により、FOUP内部の半導体ウエハが取り出され、半導体製造装置104に移され処理・加工される。
【0004】
以上のように、外気に触れないようにした状態で、半導体ウエハをFOUP100から取り出し、半導体製造装置104に移動させるためには、ロードポート106上においてFOUP100のFOUPドア102がポートドア108に向くように、FOUP100をロードポート106上に載置しなければならない。
【0005】
ところが、FOUP100は搬送装置によりロードポート106上に載置されるが、搬送装置はFOUP100を任意の向きに向けて搬送してくる可能性がある。
このため、従来では、図5に示すように、半導体装置の側壁にFOUP受取台112を設け、搬送装置により搬送されてくるFOUP100を一旦FOUP受取台112に載せた後、上下左右移動可能であり回転機構を備えたハンド114によりFOUP100のフランジ(図示省略)を持ち上げ、FOUPドアがポートドアに向くようにハンド114を回転させるとともに、その後ハンド114を水平方向に移動させてロードポート116に設けられたキャリアベース118にFOUP100が載置されていた。このようにハンド114を用いることで、キャリアベース118に載置されたFOUP100のFOUPドアがポートドアと向き合うため、FOUPドア及びポートドアを同時に開くことができる。その後、半導体製造装置110によりFOUP内部の半導体ウエハが取り出され、必要な処理及び加工が施される。
【0006】
しかしながら、上記した従来技術ではハンド114という大掛かりな装置を別途設ける必要があるため、コスト高の問題が生じる問題があった。また、外部にハンド114を設けるための大きなスペースが必要となる問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−184831号公報
【特許文献2】
特開平11−354622号公報
【特許文献3】
特開2000−223552号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、大掛かりな装置を不要とし、載置された容器の方向に影響を受けないロードポートを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、半導体製造装置に隣接して設けられ、搬送されてきた容器を受け取って前記容器内部に収容されている基板を前記半導体製造装置に引き渡すロードポートであって、
前記半導体装置の側壁の一部を構成する略平板状であり、上下に連通するとともに側方に開口する切欠きが形成された容器搭載片、及び、該容器搭載片の下方に位置する支持片がそれぞれ略垂直となるように延在されているとともに、前記容器搭載片と対応する高さで、前記容器搭載片側と前記半導体装置側とを開閉可能に仕切る遮断板が設けられた本体部と、
前記容器搭載片上に設けられ、該容器搭載片の切欠きと連通するように他の切欠きが形成され、前記容器が載置される接続プレートと、
該接続プレートを、前記容器搭載片と互いの切欠き同士が連通した状態から、前記遮断板側に向かうように前記容器搭載片上で摺動移動させる移動手段と、
前記容器搭載片の切欠きと対応する位置に設けられ、搬送されてきた前記容器を載せるプレートと、
前記支持片に支持されて前記容器搭載片の切欠きに向かって延びる第一の筒状部、及び、該第一の筒状部の外周に配設され先端に前記プレートが設けられていて、前記支持片に対して軸回りに回転可能であるとともに、前記第一の筒状部に対して軸方向に摺動することで前記プレートを前記容器搭載片の切欠き内の第一の位置から該容器搭載片の上方となる第二の位置まで昇降させる第二の筒状部を有する回転・昇降手段とを備え、
前記回転・昇降手段は、前記第二の位置で前記容器が搭載された前記プレートを回転させた後に前記第一の位置まで下降することで、前記容器を前記接続プレート上で、該容器に設けられた前記基板の取出口を遮断板に正対させることを特徴とする。
【0010】
本発明のロードポートによれば、搬送されてきた容器は、回転・昇降手段により回転させられ、容器の取出口と遮断板とが正対させられて接続プレートに載置される。その後、基板が容器内部の取出口から遮断板を介して半導体製造装置に引き渡される。
すなわち、容器が取出口をどのような方向に向けて搬送されてきたとしても、回転・昇降手段の作動により取出口を正対させることが可能となり、従来技術のハンドというような大掛かりな装置を別途設ける必要がなく、コスト高となることを防止できる。また、回転・昇降手段がロードポートに直接設けられているため、従来技術のハンドを設けた場合のように外部に大掛かりな装置を設けるためのスペースが不要となる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロードポートであって、前記容器には前記取出口を閉塞又は開放する容器側ドアが設けられ、前記遮断板には該遮断板と前記容器側ドアとを一体化させる固定手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明のロードポートによれば、容器が回転・昇降手段の作動により、その取出口を遮断板に正対させられた状態で、移動手段により遮断板側に移動させられる。容器が遮断板側に移動させられると、遮断板と容器側ドアとが固定手段により一体化させられる。一体化された後、遮断板が開けられると、容器側ドアが取出口を開放する。そして、容器内部の半導体ウエハが半導体装置に引き渡され、必要な処理及び加工が施される。
以上のように本発明のロードポートによれば、基板が容器内部に収納されている状態では取出口が容器側ドアで塞がれているため、基板が外気に触れることがない。
また、基板が半導体製造装置に引き渡す際には容器側ドアと遮断板とが一体化されて取出口が開放されるため、取出口を半導体装置に連通させることができる。この結果、基板の引渡し時に基板が外気に触れることがなく、高品質の半導体を製造することができる。
【0015】
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のロードポートであって、前記プレートには前記容器を前記プレート上で固定するための位置決め手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記接続プレートには、前記プレート上で前記位置決め手段によって固定された容器が前記回転・昇降手段によって該接続プレートに載置された状態で固定するための他の位置決め手段が設けられていることを特徴とする。
【0016】
本発明のロードポートによれば、プレート上の容器を位置決め手段で固定することができるため、プレートに容器を搭載させた状態でプレートを回転させても位置ズレしない。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態のロードポートについて、図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のロードポート10は、半導体製造装置14の側壁の一部を構成する平板状のロードポート本体部12を備えている。このロードポート本体部12には支持片16が前記ロードポート本体部12に対して略垂直(図1中矢印A方向)に延在して形成されている。支持片16には、支持片16の延在方向に対して略垂直方向(図1中矢印B方向)に軸線が延びた第1の筒状部(回転・昇降手段)18が配置されている。第1の筒状部18の外周には第2の筒状部(回転・昇降手段)20が配置されている。第2の筒状部20の先端には容器(FOUP)30が搭載される搭載板(プレート)22が形成されている。搭載板22は平面視で略三角形状に形成されており、その表面に3つの突起部(位置決め手段)24がそれぞれ形成されている。搭載板22には半導体ウエハ26(基板、図2参照)を収納した容器30が搭載される。このとき、容器30の底面には前記突起部24が挿入する孔部32が形成されており、その突起部24が孔部32に挿入するように容器30が搭載板22に搭載される。
【0018】
ここで、第1の筒状部18は、その周方向(図1中矢印C方向)に回転可能となるように支持片16に設けられており、支持片16の内部に設けられたモータ(図示省略、駆動手段)により回転するようになっている。
一方、第1の筒状部18の外周にはその軸方向に延びたレール(図示省略)が複数形成されており、第2の筒状部20の内周にはその軸方向に延びたレール溝(図示省略)が形成されており、レールがレール溝に挿入されている。
【0019】
また、支持片16には制御部(図示省略)が設けられており、この制御部の作動によりモータが駆動され第1の筒状部18が回転する。このときレールを介して第2の筒状部20に回転力が伝達され、第2の筒状部20が第1の筒状部18と一体となって回転する。
一方、第2の筒状部20は制御部により電気的に駆動制御され、制御部の作動により第2の筒状部20が第1の筒状部18をその軸方向に摺動する。
【0020】
一方、ロードポート本体部12には、容器搭載片34がロードポート本体部12に対して略垂直(図1中矢印A方向)に延在して形成されている。容器搭載片(載置台)34は、支持片16の上方に設けられている。
容器搭載片34には切欠き28が形成されており、この切欠き28の中に第1の筒状部18及び第2の筒状部20が配置されている。また、第2の筒状部20が第1の筒状部18の外周を軸方向に摺動するときに、搭載板22が切欠き28の内縁部と接触しないように切欠き28の寸法が設定されている。
【0021】
また、容器搭載片34の上面には容器30が載置される接続プレート(載置台)36が配置されている。この接続プレート36の裏面には一対の凹部(移動手段)38が形成されており、この凹部38に容器搭載片34の上面に形成された凸部(図示省略、移動手段)が挿入されている。接続プレート36は、制御部により制御されて、後述する容器の開閉ドア(容器側ドア)40とロードポート本体12に設けられているポートドア(遮断板)42と接続する際に、凸部上を摺動し、ポートドア側(図1中矢印D方向)に移動できるようになっている。
なお、接続プレート36は、制御部により制御されることに限定されず、作業者が接続プレート36をポートドア側に押し込んで移動させてもよい。
【0022】
さらに、接続プレート36の表面には、容器30を位置決めするための3つの位置決め突部44がそれぞれ形成されている。容器30が接続プレート36に搭載されるときに、容器30の裏面に形成された位置決め孔(図3参照)56に前記位置決め突部44が挿入され、容器30の接続プレート36に対する位置決めが行われる。
なお、接続プレート36には前記切欠き28の形状を縁取るように別の切欠き46が形成されている。このため、接続プレート36の待機位置(図1の状態)では、接続プレート36が切欠き28を塞ぐことがない。
【0023】
また、ロードポート本体部12の表面にはポートドア42が設けられている。このポートドア42の表面には2つの吸着パッド(固定手段)50が設けられており、吸着パッド50により容器30の開閉ドア40が吸着されるようになっている。なお、吸着パッド50には図示しない吸引ポンプ(固定手段)が接続されている。また、各吸着パッド50にはレジスタピン51がそれぞれ形成されている。このレジスタピン51が開閉ドア40に形成された孔部(図示省略)に挿入されるようになっている
さらに、ポートドア42の表面には1対のラッチキー(固定手段)52がそれぞれ形成されており、容器30の開閉ドア40とポートドア42とが接触するときに、ラッチキー52が開閉ドア40に形成された穴部(図示省略、固定手段)に挿入するように構成されている。
【0024】
一方、図2及び図3に示すように、ポートドア42の裏面には伸縮可能なアーム58が接続されており、開閉ドア40とポートドア42とが吸着パッド50の吸引力により接続した後、アーム58が縮むことにより開閉ドア40とポートドア42とが一体となって外れるようになっている。このとき、ラッチキー52が穴部に挿入されているため、開閉ドア40がその自重によりポートドア42の表面上を滑り落ちてしまうことを防止できる。なお、図面上では省略しているが、上記アーム58はロードポート本体部12に接続されている。
【0025】
なお、図2に示すように、ロードポート本体部12には半導体製造装置14が隣接して設けられている。
【0026】
また、図2に示すように、容器30は、箱状に形成された容器本体部31と、この容器本体部31に形成された開口部33を覆う開閉ドア40と、で構成されている。容器30の内部には、複数の半導体ウエハ26が積層された状態で収納されている。
【0027】
次に、本実施形態のロードポート10の作用及び効果について説明する。
図1乃至図3示すように、内部に複数枚の半導体ウエハ26が収納された容器30が、搬送装置(図示省略)により、ロードポート10の近傍まで搬送される。
ロードポート10の近傍まで搬送された容器30は、搬送装置によりロードポート10の搭載板22に搭載される。このとき、ロードポート10の第2の筒状部20は、最も上限に位置している。また、容器30の搭載板22への搭載は、容器本体31の底面に形成された孔部32が搭載板22の表面に形成された突起部24に挿入されるように、容器30が搭載される。
【0028】
ここで、搭載板22に搭載された容器30の開閉ドア40とポートドア42とが向かい合うようになっていなければ、制御部によりモータが駆動されて第1の筒状部18及び第2の筒状部20が回転させられ、開閉ドア40とポートドア42とが向かい合うような位置に調整される。このように、第1の筒状部18及び第2の筒状部20が回転することにより、容器30が搭載板22に搭載されるときに開閉ドア40の方向性が問題とならない。すなわち、容器30の開閉ドア40の方向性に関係なく、容器30が搭載板22に搭載されても、第1の筒状部18及び第2の筒状部20を回転させることにより開閉ドア40がボートドア42とを向かい合う位置にくるように調整できるため、特に問題となることがない。
また、第1の筒状部18及び第2の筒状部20が回転する際に、容器30が遠心力の影響を受けるが、搭載板22の突起部24が容器本体31の孔部32に挿入されて固定されているため、容器30が搭載板22上を移動しない。
【0029】
第1の筒状部18及び第2の筒状部20の回転により、開閉ドア40とポートドア42とが向き合うと、制御部によりモータの駆動が停止され、第1の筒状部18及び第2の筒状部20の回転が止まる。その後、制御部により第2の筒状部20が制御され、第2の筒状部20が第1の筒状部18の軸方向に沿って下降していく。第2の筒状部20が下降していくと、やがて容器30の底面の一部が切欠き28の縁部近傍に位置する接続プレート36と接触する。容器30の底面の一部が接続プレート36と接触した状態で、そのまま第2の筒状部20を下降させると、容器30の底面の位置決め孔56に接続プレート36の位置決め突部44が挿入し、容器30が接続プレート36に対して位置決めされる。さらに、そのまま第2の筒状部20を下降させると、やがて容器30の底面の孔部32から搭載板22の突起部24が抜け、容器30が接続プレート36上に載置される。このとき、接続プレート36上の容器30の開閉ドア40とポートドア42とは向かい合うような位置関係となっている。
このように、本発明のロードポート10では、第2の筒状部20が容器搭載片34の切欠き28を通過させることにより、他の設備を用いず容易に容器30を接続プレート36上に搭載させることができる。
【0030】
図2に示すように、制御部により接続プレート36が制御され、接続プレート36が容器搭載片上をポートドア側(図2中矢印D方向側)に向かって移動する。このとき、接続プレート36の裏面には凹部38が形成されており、この凹部38に容器搭載片上に形成された突部が挿入された状態で、接続プレート36が容器搭載片34の上面を滑っていく。ここで、容器30は接続プレート36上に位置決めされているため、接続プレート36の移動により、容器30がその慣性力で接続プレート上を移動することがない。
【0031】
接続プレート36がポートドア側に移動した後、吸引ポンプを作動させると、吸着パッド50の吸引力により開閉ドア40とボートドア42とが接触する。このとき、レジスタピン51が開閉ドア40の穴部に挿入されるとももに、ポートドア42の表面の爪部52が開閉ドア40の穴部に挿入され、開閉ドア40がポートドア42に対してズレないようになっている。
【0032】
図3に示すように、開閉ドア40がポートドア42に吸着されると、アーム58が縮み、両者が一体となって外され下降する。その後、容器30の内部に収納されている半導体ウエハ26が半導体製造装置14により取り出され、半導体製造装置14において必要な処理及び加工が施される。このとき、容器本体31の縁部がポートドア42により塞がれている開口部60の外縁に密着し、半導体ウエハ26に外気が触れないようになっている。
【0033】
一方、容器30から半導体ウエハ26が取り出されると、アーム58が延び、ロードポート本体12及び容器本体31に再度、ポートドア42及び開閉ドア40が嵌められる。その後、吸引ポンプが停止し、開閉ドア40とポートドア42が引き離される。そして、制御部により接続プレート36が制御されて、接続プレート36が図2中矢印A方向に移動され、元の待機位置に戻される。
【0034】
その後、第2の筒状部20が制御部により制御され、第2の筒状部20が第1の筒状部18の外周をその軸方向(図2中矢印B方向)に沿って上昇していく。搭載板22が容器搭載片34を通過するときに搭載板22の突起部24が容器本体31の孔部32に挿入される。そして、孔部32に突起部24が挿入された状態で、第2の筒状部20がそのまま上昇することによりに容器30が搭載板22上に搭載される。その後、容器30は搬送装置により搭載板22上から取り出され別の場所に搬送される。
【0035】
以上のように、本発明のロードポート10によれば、第1の筒状部18及び第2の筒状部20が回転することにより容器30の開閉ドア40の方向を調整することができるため、容器30の方向性を無視して搭載板22に搭載することができる。すなわち、搭載板22への搭載時における容器30の方向性の制約を排除できる。
また、本発明のロードポート10によれば、ロードポート本体部12に直接支持片16を形成しその支持片16に第1の筒状部18及び第2の筒状部20を配置しているため、従来のハンド114(図5参照)のように外部に大掛かりな装置が必要とならない。このため、外部にその装置を設けるためのスペースが不要となる。
【0036】
なお、本発明のロードポート10は、上記実施形態に限られるものではない。
【0037】
図示しないが、例えば、上記実施形態において、容器30が搭載される容器搭載片34を昇降可能となるようにロードポート本体部12に設けてもよい。
この場合、搭載板22に搭載された容器30を回転させてその開閉ドア40をポートドア42に対向させ、その後、下方から容器搭載片34を上昇させることにより、接続プレート36上に容器30を搭載させることができる。その後、接続プレート36をポートドア側に移動させて、容器30の開閉ドア40とポートドア42とを接続させ、容器30の開口部33を開放し、内部の半導体ウエハ26を半導体装置14に引き渡してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した本発明のロードポートにおいては、以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明は、容器が取出口をどのような方向に向けて搬送されてきたとしても、回転・昇降手段の作動により取出口を正対させることが可能となり、従来技術のハンドというような大掛かりな装置を別途設ける必要がなく、コスト高となることを防止できる。また、回転手段がロードポートに直接設けられているため、従来技術のハンドを設けた場合のように外部に大掛かりな装置を設けるためのスペースが不要となる。
【0039】
また、容器をプレートから載置台に引き渡すための引渡手段を別途設置する必要がなく、プレートを下降させるだけで容器を載置台へ引き渡すことができる。
【0040】
請求項記載の発明は、プレート上の容器を位置決め手段で固定することができるため、プレートに容器を搭載させた状態でプレートを回転させても位置ズレしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るロードポートの斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るロードポートの断面図である。
【図3】ロードポートの載置台に載置される容器の容器側ドアの開放状態を示した図である。
【図4】従来のロードポートの側面図である。
【図5】従来のロードポート近傍に設けられているハンドの構成図である。
【符号の説明】
10 ロードポート
14 半導体製造装置
18 第1の筒状部(回転・昇降手段
20 第2の筒状部(回転・昇降手段
22 搭載板(プレート)
24 突起部(位置決め手段)
26 半導体ウエハ
28 切欠き
30 容器
33 開口部(取出口)
36 接続プレート(載置台)
38 凹部(移動手段)
40 開閉ドア(容器側ドア)
42 ポートドア
50 吸着パッド(固定手段)
52 爪部(固定手段)

Claims (4)

  1. 半導体製造装置に隣接して設けられ、搬送されてきた容器を受け取って前記容器内部に収容されている基板を前記半導体製造装置に引き渡すロードポートであって、
    前記半導体装置の側壁の一部を構成する略平板状であり、上下に連通するとともに側方に開口する切欠きが形成された容器搭載片、及び、該容器搭載片の下方に位置する支持片がそれぞれ略垂直となるように延在されているとともに、前記容器搭載片と対応する高さで、前記容器搭載片側と前記半導体装置側とを開閉可能に仕切る遮断板が設けられた本体部と、
    前記容器搭載片上に設けられ、該容器搭載片の切欠きと連通するように他の切欠きが形成され、前記容器が載置される接続プレートと、
    該接続プレートを、前記容器搭載片と互いの切欠き同士が連通した状態から、前記遮断板側に向かうように前記容器搭載片上で摺動移動させる移動手段と、
    前記容器搭載片の切欠きと対応する位置に設けられ、搬送されてきた前記容器を載せるプレートと、
    前記支持片に支持されて前記容器搭載片の切欠きに向かって延びる第一の筒状部、及び、該第一の筒状部の外周に配設され先端に前記プレートが設けられていて、前記支持片に対して軸回りに回転可能であるとともに、前記第一の筒状部に対して軸方向に摺動することで前記プレートを前記容器搭載片の切欠き内の第一の位置から該容器搭載片の上方となる第二の位置まで昇降させる第二の筒状部を有する回転・昇降手段とを備え、
    前記回転・昇降手段は、前記第二の位置で前記容器が搭載された前記プレートを回転させた後に前記第一の位置まで下降することで、前記容器を前記接続プレート上で、該容器に設けられた前記基板の取出口を遮断板に正対させることを特徴とするロードポート。
  2. 前記容器には前記取出口を閉塞又は開放する容器側ドアが設けられ、前記遮断板には該遮断板と前記容器側ドアとを一体化させる固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロードポート。
  3. 前記プレートには、前記容器を前記プレート上で固定するための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロードポート。
  4. 前記接続プレートには、前記プレート上で前記位置決め手段によって固定された容器が前記回転・昇降手段によって該接続プレートに載置された状態で固定するための他の位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のロードポート。
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