JP4168171B2 - おひつ - Google Patents

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Description

本発明は、電気炊飯器や鉄釜等で炊いたご飯を、炊きたての状態で保温できる木製のおひつに関する。
本出願人は、先に木製で乾燥に対して歪みや変形がなく、保温性と耐久性のあるおひつを特願2005−294716(特許文献1)に提案済みであるが、おひつ本体に被せられる蓋の構造が複雑である点と、おひつ本体の胴部の上端と蓋の内面との位置決めの点で改良を要した。
特願2005−294716
本発明は、前記特許文献1で提案した先行技術のおひつにおいて、蓋の構造を簡易にするとともに、おひつ本体の胴部の上端に対してぴったり被せられる蓋の改良を主眼としたおひつを提供する。
本発明のおひつは、木製のおひつ本体と、木製の蓋とから成るおひつにおいて、
おひつ本体は、外郭円形を形成する各側板の相互接合面に接合溝が凹設され、両接合溝に嵌着される接合コマとともに接着剤で各側板相互が接合され、各側板の下方内面に横設された横溝に底板の外周縁が嵌着され、側板と底板との隅角部には、平面視円弧状の各ブロック片相互が接合された隅丸輪が内設され、側板の下方外周に竹たがが締め付けられて成り、
蓋は、外郭円盤状の木板の下面に一体に嵌入凸部が垂下されて成る天板と、外郭円形を形成する各側板相互接合面に接合溝が凹設され、両接合溝に嵌着される接合コマとともに接着剤で各側板相互が接合され、各側板の上部内方に掘設される段差部で嵌入凹部が形成され、該嵌入凹部の底面にその上面を一致させて各側板内周面に、平面視円弧状の各ブロック片相互が接合され、下面に縦断面視円弧状の着座部が形成された着座丸輪が内設された胴部とから成り、両者が嵌入凸部と嵌入凹部の要所で接着剤で接合されて成る。
本発明のおひつは、おひつ本体の胴部の上端に蓋の内面に配設される着座丸輪の縦断面視円弧状の着座部が着座するから、蓋が前記上端で横ずれすることなくぴったりした状態で被せられるから保温性も大幅に向上し、蓋の構造も天板の嵌入凸部と胴部の嵌入凹部との雌雄嵌着構造による簡易構造となって省資源化とコスト削減が図られた。
本発明のおひつにおける蓋は、胴部の形成が、蓋1個分の各側板の接合組立てによるものから、蓋2個分の背丈の各側板の接合組立てによるものを縦方向中央から2分割して製作される。また、着座丸輪の形成においても、単に平面視円弧状の各ブロック片相互を接着剤で接合するものから、おひつ本体の隅丸輪と同様に接ぎ棒による接合とともに接着剤で接合するなどでも製作される。また、天板においても単に接合板相互を接着剤で接合するものから、胴部における各側板相互の接合のように、接合コマを介して接着剤で接合するなどで製作される。
本発明を実施例により説明すると、図1に示すように、おひつAはおひつ本体aと蓋bとから成り、おひつ本体aは側板1と底板2と隅丸輪3と竹たが4と側板1相互の接合に用いられる接合コマ5と隅丸輪3のブロック片6相互を接合する接ぎ棒7とから成り、蓋bは側板1と側板1の相互接合に用いられる接合コマ5と天板17と着座丸輪16とから成る。
これを側板1の製作から説明すると、天然秋田杉の丸太からその中心より三角形状に割った割り材をとり、この割り材を所定の曲率で湾曲したナタで柾目に割って木片を作り、これを90〜100日間自然乾燥させ、さらに所要時間人工乾燥させる。こうして得られた木片を、「ウマ」と呼ばれる作業台にまたがり「銑」という両手持ちの刃物で目的の寸法に合わせて削る。次いで「正直」という鉋で突くように削り、「けがた」という定規で曲率と配列角度を正確に測りながら削り、図2に示すような12枚(一般的には17〜18枚)の側板1が準備される。本発明の側板1は曲面に交差する方向の両接合面8に丸鋸により接合面8に直角に所要深さでその底面を円弧面とした接合溝9が掘設され、下方の内面所要位置に仮想線で示す横溝10が横設される。横溝10は各側板1が接合された後で形成することもできる。
このように準備された各側板1は図3(a)に示すように、接合溝9に嵌入した木の葉状の接合コマ5(分図(b)に示す。)を介して接合面8相互が接合され、仮たが(図外)を嵌めて各側板1を固定して胴部11を形成する。その状態で両足を手のように使い胴部11を回しながら外丸鉋で内側を削って形を整え、次いで仮たがを外し、胴部11を台に掛けて外側を内丸鉋で削って形を整え、ロクロ(図外)で外形全体に丸味を付ける。
次に、外形、内形が仕上げられた胴部11を各側板1に分解し、天然秋田杉の柾目取りした木片の接合板から成る底板2を、その外周縁において各側板1の下方内面の横溝10に接着剤とともに嵌着しつつ、各側板1の接合面8を接着剤とともに接合コマ5で接合し、真竹で編まれた竹たが4を底板2の押圧位置で胴部11に嵌め、当て木を添えて木づちで入念に締め付けて固定し胴部を形成するとともに、その下端所要位置(均等三分割点)に抜き溝19が設けられる。
次に隅丸輪3は、図4に示す円弧状に所要の曲率で分割形成された各ブロック片(計8個)6を断面角形の接ぎ棒7で接着剤とともに接合し、その内面を円弧面にして側板1と底板2の隅角部に接着剤で接合され、さらに該円弧面が研磨されて曲面に仕上げられ、胴部11の上下端も丸面取りされておひつ本体aが完成する。
次に蓋bを説明すると、前記と同様の作業で図5に示すような短尺な側板1が13枚準備され、各側板1の曲面に交差する方向の両接合面8にはドリルにより接合面8に直角で所要高さと所要深さの接合溝9が掘設され、各側板1は接合溝9に嵌入される図6に示す接合コマを介して接合面8の相互が接着剤で接合され、仮たがを嵌めて円筒状の胴体12が形成される。
そして、この胴体12は図7に示すようにその背丈の中央部から切断線cによって上下に均等に2分され、それぞれの切断面が上側に向けられて2個分の胴部11の形成に振り分けられる。
すなわち、図8に示すように、切断面が上側に向けられた胴部11は、上下面が仮想線で示すように所要の取り代分で仕上げられるとともに、その内側も仮想線で示す取り代分で仕上げられ、上部内方には仮想線で示すように接合コマ5の内面に沿って切り込まれた段差部で嵌入凹部13が形成され、嵌入凹部13の底面にその上面を一致させて胴部11の内周面に図9に示すように、平面視円弧状の各ブロック片14の相互が接着剤で接合され、下面に縦断面視円弧状の曲面を有する着座部15が形成された着座丸輪16がその垂直面において接着剤で接合される。
蓋bの天板17は、天然秋田杉の柾目取りされた盤材が外郭円盤状に形成されその下面に外径より小径の嵌入凸部18が垂下され、嵌入凸部18が胴部11の嵌入凹部13に嵌入されて接着剤で接合され、縦方向外面が所要曲率の円弧面に形成されるとともに、天板17の上部外周と胴部11の下端が丸面取りされて外形全体が丸味を帯びて仕上げられる。
前記した蓋bの形成は、天然秋田杉を省資源的に使用した場合で、図10に示すように、おひつ本体aの胴部11の形成のように単品毎に接合コマ5を各側板1の接合溝9に接合して製作できる。
このようにして成るおひつAは、その蓋bがおひつ本体aの胴部11の上端に着座丸輪16の着座部15を着座させて位置決めされるから、横ずれすることなくぴったり被せられて保温効果も上がり、構造も簡易と成る。
本発明のおひつは、天然秋田杉を省資源的に活用したものであり、緻密な仕上げ加工による抜群の保温性と、木の香り豊かな逸品として飲食業及びその関連業界で大いに需要が期待される。
本発明のおひつAの一実施例における縦断面図。 本発明におけるおひつ本体aの側板1の斜視図。 おひつ本体aにおける胴部11の構成説明図で、(a)はその部分横断面図、(b)は接合コマ5の正面図。 隅丸輪3の仕上げ前の半分割状態で示した構成説明図。 蓋bにおける側板1の一実施例を示す斜視図。 接合コマ5の斜視図。 胴体12の半割り状態の構成説明図。 胴体12を上下に二分割した状態の構成説明図。 蓋bの胴部11の部分平面図。 側板1の構成を変えた状態の他の実施態様における蓋bの縦断面図。
符号の説明
1:側板
2:底板
3:隅丸輪
4:竹たが
5:接合コマ
6:ブロック片
7:接ぎ棒
8:接合面
9:接合溝
10:横溝
11:胴部
12:胴体
13:嵌入凹部
14:ブロック片
15:着座部
16:着座丸輪
17:天板
18:嵌入凸部
19:抜き溝
a:おひつ本体
b:蓋
c:切断線
A:おひつ

Claims (1)

  1. 木製のおひつ本体と、木製の蓋とから成るおひつにおいて、
    前記おひつ本体は、外郭円形を形成する各側板の相互接合面に接合溝が凹設され、両接合溝に嵌着される接合コマとともに接着剤で各側板相互が接合され、各側板の下方内面に横設された横溝に底板の外周縁が嵌着され、側板と底板との隅角部には平面視円弧状の各ブロック片相互が接合された隅丸輪が内設され、側板の下方外周に竹たがが締め付けられて成り、
    前記蓋は、外郭円盤状の木板の下面に嵌入凸部が垂下されて成る天板と、外郭円形を形成する各側板相互接合面に接合溝が凹設され、両接合溝に嵌着される接合コマとともに接着剤で各側板相互が接合され、各側板の上部内方に掘設される段差部で嵌入凹部が形成され、該嵌入凹部の底面にその上面を一致させて各側板内周面に平面視円弧状の各ブロック片相互が接合され、下面に縦断面視円弧状の着座部が形成された着座丸輪が内設された胴部とから成り、両者が嵌入凸部と嵌入凹部で接着剤で接合されて成るおひつ。
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