JP4167617B2 - 火災警報器 - Google Patents

火災警報器 Download PDF

Info

Publication number
JP4167617B2
JP4167617B2 JP2004108350A JP2004108350A JP4167617B2 JP 4167617 B2 JP4167617 B2 JP 4167617B2 JP 2004108350 A JP2004108350 A JP 2004108350A JP 2004108350 A JP2004108350 A JP 2004108350A JP 4167617 B2 JP4167617 B2 JP 4167617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire alarm
main body
fire
volatile substance
alarm device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004108350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005293306A (ja
Inventor
栄時 佐藤
健一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2004108350A priority Critical patent/JP4167617B2/ja
Publication of JP2005293306A publication Critical patent/JP2005293306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167617B2 publication Critical patent/JP4167617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)

Description

この発明は、火災警報器に関し、とくに芳香機能あるいは防虫機能を有する火災警報器に関する。
従来の火災警報器では、火災を判別するため、熱または煙等を検出しており、そのため、通常は住宅における天井面あるいは壁面のなるべく高いところに設置されている。そして、このような火災警報器には、警報のための部材としてブザーや音声警報用のスピーカなどが設けられていて、広く火災を知らせることができるようにされている。
従来の火災警報器として、壁面に取り付けられるとともに付加価値としてガス漏れ検知機能付きの住宅用火災警報器が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−298248号公報
このような火災警報器は、通常、家庭内で用いられる電気機器と比較した特徴として、常時稼動状態であること、居室内の高所に設置されること、日頃は目立たないことなどがあり、こういった特徴を有効に生かすことについての検討は進んでいない。こういった火災警報器は住宅への普及が期待されており、日頃に存在が感じられ、日常生活内で役立つことが検討されるべきである。
また、火災警報器として、とくに煙を検出する煙感知器のタイプでは、その検出部に小さな虫が入り込むことで、検出機能を妨害させられることがある。このため、通常は開口部分に細かな網が設けられているが、そういった網を設けるのは手間であった。
そのため、この発明では、芳香または防虫のための揮発性物質を放散させる火災警報器を得ることを目的としている。
この発明の請求項1に係る火災警報器は、火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部と、該検出部の出力に基づいて警報の要否を判別する判別部と、該判別部からの火災出力を受けて警報を発する警報部と、を本体内に備えている火災警報器において、さらに、前記本体から芳香または防虫のための揮発性物質を放散させる揮発手段が設けられており、前記揮発手段は、前記本体に形成される略円筒状の検出空間の平面部に、前記揮発性物質を浸透させたシートが挿入可能な隙間による保持部が形成され、該保持部内の前記シートから前記揮発性物質を徐々に前記本体から外部に放散させるものであることを特徴とするものである。
請求項1に係る火災警報器では、揮発手段から放散される揮発性物質が、芳香剤の場合、居室内の香りの出所として居住者に意識され、火災警報器の存在をアピールすることができる。そして、芳香剤の使用期限毎に火災警報器に触れて、同時に機能チェックを行うことができる。また、揮発性物質が防虫剤の場合には、火災検出の妨害をする虫が集まってくることを防止することができ、検出部の構造としても簡素化することが可能になる。
そして、火災警報器は、シートの保持部を設けることで、本体を大型化することなく、揮発性物質を保持でき、簡素な構造である。
実施形態1
図1は、本発明の一実施形態である火災警報器Sを示す断面図、図2および図3は、火災警報器Sの外観についての正面図および側面図である。
この実施形態1の火災警報器Sは、図1に示されているように、基台72およびカバー73からなる本体74が、壁面の高所等に設置される。本体74の内部には、プリント基板76が配置され、スイッチ素子や音響部材、各種回路素子が配置されるが、図示を省略する。
まず、この火災警報器Sの本体74は、その外観が図2および図3に示されるように、暗箱77を外周を金網で覆われた煙流入口78が形成されている。また、火災警報器Sの正面には、図示しないスイッチ素子をオン操作するための試験兼音響停止用の押ボタン79、図示しないスピーカの位置に対応する音響口80、さらに、火災検出時に点灯する火災表示灯81が示されている。
この暗箱77内には、火災として煙を検出するための発光素子44および受光素子45が配置されていて、これらは詳細に示さないが、互いに所定の角度をなして対向しないように配置されており、通常は、発光素子44の光が受光素子45に到達しないが、暗箱77内に流入してきた煙粒子が存在すると、発光素子44から発せられた光が煙粒子によって散乱してその散乱光が受光素子45に到達する。これによって煙が検出できるように構成されている。
そして、この円筒形状の暗箱77とカバー73の中央部分の頂部との間には、隙間2が設けられ、そこにシート1が挿入されている。そして、隙間2の一方側にシート1を挿入するための挿入口3が開口されている。
このシート1には、揮発性物質が沁み込ませており、暗箱77の頂部側中央部分が開放されているので、シート1から自然に揮発する揮発性物質は暗箱77内に充満し、そして暗箱77の外周に形成される煙流入口78を逆に抜けて、火災警報器Sが設置される部屋内に放散される。
この揮発性物質が芳香剤の場合、壁面の高所等の位置に設置される火災警報器Sから放散された芳香剤は効率よく部屋内に行き渡り、芳香を作用させやすい。
また、この揮発性物質が防虫剤の場合、揮発した物質がまず暗箱77内に広がり、そこから煙流入口78を抜けて外へ広がるので、煙流入口78から集中して防虫剤が放出されることとなり、煙流入口78に対して虫が近付くことはない。
このような揮発性物質を沁み込ませたシート1では、自然に揮発させていることから、大量には発生しないが、長期にわたり使用することができる。そして、それでも必ず底をつくことから、定期的に交換する必要があり、利用者は時期を見て、シート1を交換するために、火災警報器Sに触れなければならない。
そして、通常は注目することがなくとも、この交換時期に合わせて、試験兼音響停止スイッチを操作して機能を確認したり、さらに、電池または商用電源の接続が確実に行われて作動しているかを確認することができる。
また、揮発性物質が芳香剤である場合、利用者が部屋における香りを感じることで、火災警報器Sの存在を意識することができ、存在が忘れられやすい火災警報器Sの印象を高めることができる。
このように、火災警報器Sは、火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部としての発光素子44および受光素子45を備えた暗箱77と、その出力に基づいて警報の要否を判別する図示しないマイコン等の判別部と、その出力を受けて警報を発する図示しないスピーカ等の警報部と、を本体74内に備えており、本体74から芳香または防虫のための揮発性物質を放散させる揮発手段としてのシート1が設けられているものである。
そして、火災警報器Sは、揮発手段は、本体74内に略円筒状の検出空間を形成する暗箱77とカバー73の平面部との間に、揮発性物質を浸透させたシート1が挿入可能な隙間2による保持部が形成され、隙間2のシート1から前記揮発性物質を徐々に本体74から、煙流入口78を通して、外部に放散させるものである。
その結果、火災警報器Sでは、シート1から放散される揮発性物質が、芳香剤の場合、居室内の香りの出所として居住者に意識され、火災警報器Sの存在をアピールすることができる。そして、芳香剤の使用期限毎に火災警報器Sに触れて、目視確認するとともに、機能チェックを行うことができる。また、揮発性物質が防虫剤の場合には、火災検出の妨害をする虫が集まってくることを防止することができ、暗箱77の構造としても簡素化することが可能になる。そして、火災警報器Sは、シート1を保持する隙間2を設けることで、本体74を大型化することなく、揮発性物質を保持でき、簡素な構造である。
なお、火災警報器Sは、煙式でなく熱式等であってもよく、検出部としてサーミスタのような検出素子に虫を近付けなくでき、監視空間として、プロテクタに囲まれた熱を検出する空間であってもよい。そして、本体内部から検出素子や監視空間に揮発性物質が流出されればよい。
実施形態2
図4は、本発明の一実施形態である実施形態2の火災警報器Saを示す断面図であり、この火災警報器Saの外観については、上記実施形態1と同じであるので省略する。
この実施形態2の火災警報器Saは、ほぼ上記実施形態1と同様の構成であるので、同一部材のものには同じ符号を付与して説明を省略し、その相違点を以下に説明する。
この火災警報器Saの本体74内には、上記実施形態1との相違点として、小さい容器である揮発性物質の貯蔵部6と、その貯蔵部6から浸透する芯材を介して揮発性物質を移動させ、高周波の発振によって積極的に揮発させる電磁部7が形成されている。
そして、電磁部7によって揮発させられた物質は、まず本体74内に拡散して行くが、本体74には大きな開口がなく、暗箱77の底部側中央部分が開放されているとともに、プリント基板76の対応する位置も同様に開放されているので、電磁部7から揮発する揮発性物質は暗箱77内に充満し、そして、上記実施形態1と同様に、暗箱77の外周に形成される煙流入口78を逆に抜けて、火災警報器Saが設置される部屋内に放散される。
この結果、上記実施形態1と同様に、揮発性物質が芳香剤の場合、壁面の高所等の位置に設置される火災警報器Saから放散された芳香剤は効率よく部屋内に行き渡り、芳香を作用させやすい。また、揮発性物質が防虫剤の場合、揮発した物質がまず暗箱77内に広がり、そこから煙流入口78を抜けて外へ広がるので、煙流入口78から集中して防虫剤が放出されることとなり、煙流入口78に対して虫が近付くことはない。
このように、揮発性物質を貯蔵部6に保持することで、自然揮発よりも大量の物質を揮発させることができ、同時に、長期にわたり使用することができる。そして、実施形態1と同様、それでも必ず底をつくことから、定期的に交換する必要があり、利用者は時期を見て、シート1を交換するために、火災警報器Sに触れなければならない。
なお、この貯蔵部6内の内容量を外部から目視で確認できるようにすれば、効率よく揮発性物質を補充できる。さらに、貯蔵部6内の内容量を検出するセンサ部を形成して、底をつくときに軽微に警報を発するようにしておけば、補充を忘れることがない。同時に、火災警報器Saの保守点検も忘れることがなくなるので、利用者にとって効果的である。
このように、火災警報器Saは、火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部としての発光素子44および受光素子45を備えた暗箱77と、その出力に基づいて警報の要否を判別するマイコン等の判別部と、その出力を受けて警報を発する図示しないスピーカ等の警報部と、を本体74内に備えており、本体74から芳香または防虫のための揮発性物質を放散させる揮発手段としての貯蔵部6および電磁部7が設けられているものである。
そして、火災警報器Sは、揮発手段は、本体74内に配置された貯蔵部6と、貯蔵部6の揮発性物質を飛散させる電磁部7と、からなり、本体74に形成された検出空間を介して、煙流入口78を通して、外部に放散させるものである。
その結果、火災警報器Saでは、シート1から放散される揮発性物質が、芳香剤の場合、居室内の香りの出所として居住者に意識され、火災警報器Sの存在をアピールすることができる。そして、芳香剤の使用期限毎に火災警報器Saに触れて、同時に機能チェックを行うことができる。また、揮発性物質が防虫剤の場合には、火災検出の妨害をする虫が集まってくることを防止することができ、暗箱77の構造としても簡素化することが可能になる。そして、火災警報器Saは、電磁部7によって揮発性物質を放散させ、自然放散よりも効果的で十分な量を放散することができる。
なお、揮発性物質を積極的に揮発させる手段として電磁部7の代わりに、加熱部等を用いてもよい。
この発明の実施形態1を示す断面図。 実施形態1の外観を示す正面図。 図2の側面図。 この発明の実施形態2を示す断面図。
符号の説明
1 シート
2 隙間
6 貯蔵部
7 電磁部
74 本体
77 暗箱

Claims (1)

  1. 火災現象に基づく環境変化を検出し出力する検出部と、該検出部の出力に基づいて警報の要否を判別する判別部と、該判別部からの火災出力を受けて警報を発する警報部と、を本体内に備えている火災警報器において、
    さらに、前記本体から芳香または防虫のための揮発性物質を放散させる揮発手段が設けられており、前記揮発手段は、前記本体に形成される略円筒状の検出空間の平面部に、前記揮発性物質を浸透させたシートが挿入可能な隙間による保持部が形成され、該保持部内の前記シートから前記揮発性物質を徐々に前記本体から外部に放散させるものであることを特徴とする火災警報器。
JP2004108350A 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器 Expired - Fee Related JP4167617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004108350A JP4167617B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004108350A JP4167617B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005293306A JP2005293306A (ja) 2005-10-20
JP4167617B2 true JP4167617B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=35326157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004108350A Expired - Fee Related JP4167617B2 (ja) 2004-03-31 2004-03-31 火災警報器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4167617B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5033321B2 (ja) * 2005-10-31 2012-09-26 日本工機株式会社 臭気発生装置
JP2008165677A (ja) * 2007-01-04 2008-07-17 Fenwall Controls Of Japan Ltd 火災報知器
JP5041866B2 (ja) * 2007-04-27 2012-10-03 ホーチキ株式会社 火災警報器
JP2010033200A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Nippon Aleph Corp 防犯機器
JP2012113729A (ja) * 2012-02-06 2012-06-14 Hochiki Corp 火災警報器
JP6689620B2 (ja) * 2016-02-19 2020-04-28 矢崎エナジーシステム株式会社 警報器
GB2597713A (en) 2020-07-30 2022-02-09 Fireangel Safety Tech Limited Smoke alarm
US20230384198A1 (en) * 2022-05-27 2023-11-30 Honeywell International Inc. Smoke detector device insect control

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005293306A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8016205B2 (en) Thermostat with replaceable carbon monoxide sensor module
JP4167617B2 (ja) 火災警報器
TW201237810A (en) Fire detector
JP2011215705A (ja) 防虫網及び光電式煙感知器
US20190015688A1 (en) Self Contained Stovetop Fire Suppressor with Sensor Triggered Shuttle Activation and Method
JP2019169111A (ja) 煙感知システム、煙感知方法、及びプログラム
JPS6033514Y2 (ja) 煙感知器
KR200470830Y1 (ko) 센서통합보드가 내장된 천장형 센서케이스
JP2005300114A (ja) 火災報知器と電磁誘導加熱調理器とレンジフード等の排気装置と常時換気装置との防火連動方法
JP2010086378A (ja) 光電式煙感知器
JP6689620B2 (ja) 警報器
JP4435552B2 (ja) 火災警報器
JP2010277139A (ja) 煙検知器
JP2008102575A (ja) 火災警報器
JP2019061421A (ja) 感度試験装置
JP2018088201A (ja) 火災感知器
JP3171733B2 (ja) ガスセンサ
JP5438294B2 (ja) 光電式煙感知器
JP2010277140A (ja) 光電式煙検知器
JP3197409B2 (ja) ガス警報器
JPH01252843A (ja) てんぷら火災警報付きレンジフード
JP5117820B2 (ja) 光電式煙感知器
JP5361167B2 (ja) 火災警報器
JP2012164176A (ja) 光電式煙感知器
JP2011192245A (ja) 熱煙複合型火災感知器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees