JP4164835B2 - ブラスト装置による投射状態情報の推定法および投射状態情報の推定装置、ならびに投射状態情報の推定プログラム - Google Patents
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Description
V1y=−e・V0y ・・・(1)
V1x=(1−μ)・V0x ・・・(2)
ここで、eは跳ね返り係数であり、μは摩擦抵抗係数である。
(2)ついで、コントロールケージからの放出情報として、投射材の放出範囲(角度)、方向、初速度およびそれらのバラツキを入力する(ステップS2)。たとえば、このステップS2における放出範囲としては、35°とし、方向としては、投射位置から回転方向に90°とし、そのバラツキを±15°とし、初速度としては、10m/sとし、そのバラツキを±5m/sとして入力する。
(3)ついで、跳ね返り係数および摩擦抵抗係数を仮に入力する(ステップS3)。たとえば、このステップS3における跳ね返り係数としては0.2および摩擦抵抗係数としては0.6を入力する。
(4)ついで、入力が完了したか否かを判定したのち(ステップS4)、入力が完了している場合、サンプリング時間80μsごとに各投射材の位置をサンプリング時間と移動ベクトルによって算出する(ステップS5)。具体的には、時刻tにおける任意の投射材の位置(X,Y)としたとき、その移動ベクトル(Vx,Vy)からサンプリング時間Δt後の投射材移動量(Δx,Δy)はΔx=Vx×Δt,Δy=Vy×Δtのように求められ、時刻t+Δtにおける投射材の位置は(X+Δx,Y+Δy)として求めることができる。
(5)ついで、ブレードを回転させブレードの角度を更新したのち、各投射材がブレードと衝突したか否かを判定する(ステップS6、S7)。そして、この判定により衝突した場合、衝突した投射材の速度と方向を計算し、移動ベクトルを更新する(ステップS8)。
すなわち、具体的には、前記投射材の位置(X,Y)を極座標(ra,θa)のように換算し、半径raに相当するブレード面の角度θbが投射材の角度θaを超えた場合に衝突とみなし、ブレード面を基準とした垂直成分と水平成分における前記式(1)、(2)を求めたのち、ブレード衝突点におけるブレードの移動ベクトルとの和によって実際の投射材の移動ベクトルを求め、ブレードとの衝突により速度と方向を計算する。
また、前記判定により衝突していない場合は、投射材の移動ベクトルを更新しない。ついでブレードの位置が投射材の放出範囲内にあるか否かを判定する(ステップS9)。放出範囲内にある場合には、投射材を放出する(ステップS10)。ここで、投射材を放出するとは、被処理品への処理中、投射材はディストリビュータにて攪拌されコントロールケージの開口窓から放出され、随時ブレードに放出されることを示す。
ここでブレードの位置が投射材の放出範囲内にあるか否かを判定する理由として、前述のとおりインペラーを構成する複数枚のブレードのうち、任意のブレード1枚において演算しているため、ブレードの位置によって放出された投射材が解析に適さない場合、たとえばブレードの回転が進みコントロールケージの開口窓をブレードが通り過ぎた後など、は投射材を放出しないようにするため、判定を必要とする。
また、放出範囲内にない場合には、現時刻における投射状況の演算の結果を表示する(ステップS11)。使用するコンピュータの演算能力にもよるが、100〜200個の投射材が表示可能であり、この演算の結果における表示例を図7に示す。なお、この表示例では初期条件の表示を省略している。
(7)ついで、ブレードの位置が既定位置まで回転したか否かを判定して、回転していないと判定される場合、つぎのサンプリング時間後における各投射材の位置、ブレード角度、投射材移動ベクトルを順次演算するため、前記ステップS5〜S12を繰り返す(ステップS12)。そして、回転していると判定される場合には、各投射材の移動ベクトルを集計する(ステップS13)。
(8)ついで、集計による投射分布と投射速度の演算結果を表示する(ステップS14)。図8に示されるように、演算投射分布E1は実投射分布Eに近いことがわかる。
また、ブレードからの投射材の投射分布および投射速度については、各投射材の移動ベクトルの方向を角度で表し、それらをヒストグラムで表したものが投射分布である。また、前記移動ベクトルの大きさの平均値を算出したものが投射速度であり、標準偏差を算出したものが投射速度のバラツキである。
Claims (8)
- 複数のブレードを高速回転させて、放出された投射材を前記ブレードにより被処理品に投射するブラスト装置において、投射材が回転するブレードと衝突を繰り返す解析モデルを用いて、前記投射材の投射状態情報を推定するブラスト装置による投射状態情報の推定法であって、
ブレードの寸法と回転に関する情報、投射材の放出情報およびブレードに対する投射材の情報を含む初期条件を入力する工程と、
該初期条件を記憶する工程と、
各投射材の位置とブレードへの衝突後の速度と方向を演算する工程と、
該演算の結果に基づいて前記投射状態情報として投射材の投射分布および/または投射速 度を推定する工程
とを含むブラスト装置による投射状態情報の推定法。 - 各投射材の衝突後の速度を、投射材の移動ベクトルとブレード面上の衝突点の移動ベクトルより、X軸とY軸の各方向成分の相対速度に分け、垂直成分は反発係数を用いた跳ねかえり、水平成分は摩擦抵抗による速度損失としてそれぞれに係数を設定して求めたのち、前記ブレードへの衝突後の速度と方向をブレード衝突点におけるブレードの移動ベクトルとの和によって演算する請求項1のブラスト装置による投射状態情報の推定法。
- サンプリング時間における投射材とブレードの移動量を計算し、衝突条件を満たす投射材について衝突の演算を順次行なう請求項1または2記載のブラスト装置による投射状態情報の推定法。
- 前記演算の結果を表示する請求項1、2または3記載のブラスト装置による投射状態情報の推定法。
- 前記ブラスト装置が遠心投射装置である請求項1、2、3または4記載のブラスト装置による投射状態情報の推定法。
- 複数のブレードを高速回転させて、放出された投射材を前記ブレードにより被処理品に投射するブラスト装置において、投射材が回転するブレードと衝突を繰り返す解析モデルを用いて、前記投射材の投射状態情報を推定するブラスト装置による投射状態情報の推定装置であって、
前記投射材が回転するブレードと衝突を繰り返す解析モデルを行なうプログラムを登録するプログラム登録手段と、
ブレードの寸法と回転に関する情報、投射材の放出情報およびブレードに対する投射材の情報を含む初期条件を入力する入力手段と、
該初期条件を記憶する記憶手段と、
各投射材の位置とブレードへの衝突後の速度と方向を演算する演算手段と、
該演算の結果に基づいて、前記投射状態情報として投射分布および/または投射速度を表示する表示手段
とを含むブラスト装置による投射状態情報の推定装置。 - 前記演算手段が、各投射材の衝突後の速度を、投射材の移動ベクトルとブレード面上の衝突点の移動ベクトルより、X軸とY軸の各方向成分の相対速度に分け、垂直成分は反発係数を用いた跳ねかえり、水平成分は摩擦抵抗による速度損失としてそれぞれに係数を設定して求めたのち、前記ブレードへの衝突後の速度と方向をブレード衝突点におけるブレードの移動ベクトルとの和によって演算する請求項6記載のブラスト装置による投射状態情報の推定装置。
- 前記演算手段が、サンプリング時間における投射材とブレードの移動量を計算し、衝突条件を満たす投射材について衝突演算を順次行なう請求項6または7記載のブラスト装置による投射状態情報の推定装置。
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