JP4162582B2 - 補間フレーム生成方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、補間フレーム生成装置及び方法に関する。
動画像のフレーム間に画像を内挿補間することにより、動画像を滑らかに表示することができる。従来、補間フレームを一様格子の補間対象ブロックに分割し、この補間対象ブロックを中心として幾何対称的に前後のフレーム間の相関を求めることにより、補間フレームの画像を生成する手法が提案されている(特許文献1)。この手法には、補間フレームに重なりや隙間が生じないという利点がある。
特許第2588103号公報
しかし、上記の手法はブロック単位で動きベクトルを求めて補間フレームを生成している。そのため、一つのブロック内に複数の動きが存在する場合に、背景や物体が正しく補間されないことがある。その結果、特にブロック境界において、ブロック歪みが発生するという問題がある。
本発明の目的は、一つのブロック内に複数の動きが存在する場合にそれを検出し、ブロック歪みの発生を抑制可能な補間フレーム生成装置及び方法を提供することである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の一側面の補間フレーム生成方法は、第1フレームと第2フレームとを用いて複数の補間対象ブロックを含む補間フレームを生成する方法であって、前記補間対象ブロックを基準に対称的に、相関が高い前記第1フレームの第1ブロックと前記第2フレームの第2ブロックとのブロック対を探索し、前記第1ブロックと前記第2ブロックとをそれぞれ、複数の画素を含む複数の第1及び第2クラスタに分割し、前記複数の第1クラスタの中から、前記第2ブロック内の当該第1クラスタに対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを抽出し、前記第1ブロック内の前記高相関クラスタに対応する領域及び前記第2ブロック内の前記高相関クラスタに対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて、前記補間対象ブロックの前記高相関クラスタに対応する領域の画像を生成する。
また、本発明の一側面の補間フレーム生成方法は、第1フレームと第2フレームとを入力し、前記第1フレームを複数の第1ブロックに分割し、前記第2フレームから、前記第1ブロックのそれぞれとの相関が高い第2ブロックを探索し、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間の動きベクトルを求め、前記第1ブロックを複数のクラスタに分割し、前記クラスタの中から、前記第2ブロックの対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを抽出し、前記高相関クラスタの画像及び前記高相関クラスタに対応する前記第2ブロック内の領域の画像のうちの少なくとも一方と前記動きベクトルとを用いて、前記第1フレームと前記第2フレームとの間の補間フレームの画像を生成する。
また、本発明の一側面の補間フレーム生成装置は、第1フレームと第2フレームとを用いて複数の補間対象ブロックを含む補間フレームを生成する装置であって、第1フレームと第2フレームとを入力する入力部と、前記補間対象ブロックを基準に対称的に、相関が高い前記第1フレームの第1ブロックと前記第2フレームの第2ブロックとのブロック対
を探索する動き検出部と、前記第1ブロックと前記第2ブロックとをそれぞれ、複数の画素を含む複数の第1及び第2クラスタに分割するクラスタ分割部と、前記複数の第1クラスタの中から、前記第2ブロックの対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを抽出する抽出部と、前記第1ブロックの前記高相関クラスタに対応する領域及び前記第2ブロックの前記高相関クラスタに対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて前記補間対象ブロックの前記高相関クラスタに対応する領域の画像を生成する補間画像生成部とを備える。
また、本発明の一側面の補間フレーム生成装置は、第1フレームと第2フレームとを入力する入力部と、前記第1フレームを複数に分割した第1ブロックのそれぞれとの相関が高い、前記第2フレームの第2ブロックを探索して、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、前記第1ブロックを複数のクラスタに分割するクラスタ分割部と、前記クラスタのうち、前記第2ブロックの対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを求める高相関クラスタ検出部と、前記高相関クラスタの画像及び前記高相関クラスタに対応する前記第2ブロック内の領域の画像のうちの少なくとも一方と、前記動きベクトルとを用いて、前記第1フレームと前記第2フレームとの間の補間フレームの前記高相関クラスタに対応する領域の画像を生成する補間画像生成部とを備える。
補間フレームの生成時に生じるブロック歪みを抑制することができる。
(概要)従来のフレーム補間ではブロック単位で動きを求めていた。そのため、1つのブロック内に動きが異なる複数の領域が存在する場合、ブロック境界においてブロック歪みが発生する。
そこで、本実施形態の補間フレーム生成装置は、ブロック内を複数の領域(クラスタ)に分割する。そして、ブロックマッチングを行った後に、相関が高いクラスタ(高相関クラスタ)と相関が低いクラスタ(低相関クラスタ)とに分ける。低相関クラスタは再度ブロックマッチングを行う。このようにしてブロックマッチングを繰り返し行った結果得られる複数の動きベクトルを用いて、各クラスタごとに動き補償を行う。クラスタ毎に動き補償を行っているのでブロック境界でブロック歪みが発生しにくくなる。
従来から提案されてきた領域分割手法を用いてブロックを分割する。領域分割手法には、例えば、Fast Watersheds法(L.Vincent and P.Soille: "Watersheds in digital spaces: An efficient algorithm based on immersion simulations", IEEE trans. on Pattern Analysis and Machine Intell., vol.13, No.6, pp.583-598)、Snake法、及び、領域成長法がある。まず、微分フィルタ等を利用してでエッジを検出する。検出されたエッジに上述した領域分割手法を適用して、ブロックをクラスタに分割する。
尚、領域分割手法を利用してブロックを分割することが望ましいが、このような手法を用いずにブロックを分割しても構わない。例えば、4分割や16分割でも構わない。
各クラスタの相関の高低は、平均絶対値差分や、平均二乗差分や、クラスタ内に含まれる相関が高い画素の割合などの指標を用いてクラスタ全体として評価を行う。これにより、クラスタ内に若干のノイズピクセルが存在していてもその影響を受けにくくしている。
例えば、あるブロックが図7(A)のように4つのクラスタに分割され、各画素の相関の高低が図7(B)のようになったとする。図7(B)では斜線で示された画素は相関の
低い画素(不一致画素)であり、それ以外は相関が高い(一致画素)である。
図7(D)は、相関が高い画素を一致領域とみなして動き補償した場合の結果を示している。クラスタという概念を用いていないので、不一致画素と一致画素とが混在した領域(例えば図7(A)のクラスタ2に相当する領域)では、異なる領域から画素情報がコピーされた画素が混在している。その結果、補間フレームにいわゆる「ごま塩ノイズ(salt-and-pepper noise)」が生じる可能性が高くなる。
図7(C)は、クラスタ単位で相関の高低を判定して動き補償した場合の結果を示している。クラスタ単位で動き補償を行うので、異なる領域から画素情報がコピーされた画素が混ざることはない。その結果、補間フレームのごま塩ノイズを抑制することができる。
(詳細)以下、本発明の一実施形態の補間フレーム生成装置について説明する。本実施形態では、各クラスタはブロックを上述したエッジ検出と領域分割手法とを用いて分割した不定形状の領域である。
図1は本実施形態の補間画像生成装置のブロック図である。本装置は、動画像をフレーム単位で順次記憶するフレームメモリ101と、第1フレームP1とこれに続く第2フレームP2との間で相関が高い領域の動きベクトルを求める動き推定部106と、求めた動きベクトルを用いて補間フレームQに動き補償を行う動き補償部105とを備える。
動き推定部106は、ブロックマッチング法を用いて、ブロック及びブロック内の各クラスタの動きベクトルを求める動き探索部102と、ブロック内のクラスタ毎に相関の高低を判定する一致判定部103と、ブロック内をクラスタに分割する領域分割部104とを備える。
動画像の各フレームはフレームメモリ101、動き補償部105、動き探索部102に入力される。フレームメモリ101は入力されたフレーム(第2フレームP2)を順次記憶し、1つ前のフレーム(第1フレームP1)を動き補償部105と動き探索部102とに出力する。
動き探索部102は第1フレームP1と第2フレームP2とを用いて動き探索を行う。動き探索部102は、まず、補間フレームQのブロックBL0を基準にして対称的に、第1フレームP1と第2フレームP2との間で相関の高いブロック対を求める。すなわち、補間フレームQのブロックBL0と一直線上にある第1フレームP1と第2フレームP2とのブロック対の中から、相関が高いブロック対を探索する。この相関が高いブロック対のうち、第1フレームP1にあるものをブロックBL1と呼び、第2フレームP2にあるものをブロックBL2と呼ぶ。そして、動き探索部102は、このブロック対を一致判定部103に出力する。
一致判定部103はブロックBL1とブロックBL2とのブロック対を用いて不一致フィルタAFを生成する。一致判定部103は、まず、領域分割部104にブロックBL1とブロックBL2とのブロック対を出力する。
領域分割部104は、ブロックBL1とブロックBL2とのそれぞれを複数の画素を含む複数のクラスタCLに分割する。そして、領域分割部104は、分割したクラスタの集合であるクラスタグループCLG1、CLG2とを、一致判定部103に出力する。
一致判定部103は、領域分割部104からクラスタグループCLG1、CLG2を受け取る。そして、一致判定部103はクラスタ毎にブロック間で相関があるか判定し、判
定結果を画像化した不一致フィルタAFを生成する。一致判定部103は不一致フィルタAFを動き探索部102に出力する。
動き探索部102は、一致判定部103から不一致フィルタAFを受け取る。動き探索部102は不一致フィルタAFを用いてクラスタ単位で動きベクトルMVを求める。そして、動き探索部102は、求めた動きベクトルMVの全て(動きベクトルグループMVG)と不一致フィルタAFの全て(不一致フィルタグループAFG)とを動き補償部105へ出力する。
動き補償部105は、動きベクトルグループMVGと不一致フィルタグループAFGとを用いてクラスタ単位で動き補償を行う。すなわち、第1フレームP1と第2フレームP2とで各クラスタに対応する領域の画像を抽出し、2つの画像を平均した画像を補間フレームQのブロックBL0にコピーする。尚、平均した画像を求める代わりに、第1フレームP1あるいは第2フレームP2のいずれか一方から抽出した画像をコピーしても構わない。
図2は本装置が行う処理の概要を説明するフローチャートである。
(ステップ1101)動き推定部106は、補間フレームQを一様格子のブロックBL0に分割する。
(ステップ1102)動き推定部106はブロックBL0毎に処理を開始する。
(ステップ1103)動き推定部106は動き推定を行い、ブロックBL0毎に動きベクトルグループMVGと不一致フィルタグループAFGとを求める。
ブロックBL0を基準にして対称的に、第1フレームP1と第2フレームP2との間で相関の高いブロック対を求める。ブロック対のうち第1フレームP1側にあるものをブロックBL1と呼び、第2フレームP2側にあるものをブロックBL2と呼ぶ。そして、ブロックBL0内の各クラスタ毎にこのブロック対の探索処理を行い、動きベクトルグループMVGと不一致フィルタグループAFGとを求める。
(ステップ1104)動き補償部105は、動きベクトルグループMVG、不一致フィルタグループAFG、第1フレームP1及び第2フレームP2とを用いて、ブロックBL0に対して動き補償を行う。
(ステップ1105)動き補償部105は、走査が完了していないブロックBL0が存在する場合はステップ1103の処理を行い、全てのブロックBL0について走査完了したら処理を終了する。
図3は動き推定部106が行う動き推定処理(上述のステップ1103の処理に相当する)を説明するフローチャートである。まず、動き探索部102は適宜設定した探索範囲内で最も相関の高いブロック対(ブロックBL1、BL2)を探して動きベクトルを求める。そして、一致判定部103は、ブロックBL1とブロックBL2との間でブロック内部のクラスタ毎の相関の高低を判定して、相関が高いクラスタ(「一致クラスタ」と呼ぶ)と相関が低いクラスタ(「不一致クラスタ」と呼ぶ)とに分類する。
さらに、一致判定部103は、ブロック内で一致クラスタに対応する領域をマスクするためのマスク画像である不一致フィルタAFを分類結果に基づいて生成する。この不一致フィルタAFは、図9に示すように、一致クラスタに対応する領域内の画素値が0であり
、不一致クラスタに対応する領域内の画素値が1であるようなマスク画像である。本実施形態では、不一致フィルタAFは補間フレームQと同じ時間的位置にあるものとする。動き推定部106は、不一致フィルタAFを参照して、不一致クラスタの動きベクトルを再帰的に探索する。
以下、動き推定部106が行う処理を詳細に説明する。
(ステップ1201)動き探索部102は繰り返し処理を開始する。動き探索部102は繰り返し変数iteを1にセットするとともに、図10に示すように不一致フィルタAF[0]の全画素の画素値を1にする。なお、AF[x]のxは、不一致フィルタの識別子である。
(ステップ1202)動き探索部102は、図8に示すように補間フレームQ上のブロックBL0を中心として対称的に第1フレームP1と第2フレームP2とを探索し、最も相関の高いブロック対(第1フレームP1のブロックBL1、第2フレームP2のブロックBL2)を求める。そして、ブロックBL0とブロックBL2との間の動きベクトルMV[ite]を求める。
動き探索部102は、ブロックBL1とブロックBL2との位置情報を一致判定部103に出力する。
ブロック対の相関を求める際には、図13に示すように、不一致フィルタAF[ite−1]で画素値が1の画素に対応する、ブロック対の画素のみについて演算を行う。ite=1の場合、不一致フィルタAF[0]の全画素の画素値が1であるので、図11に示すようにブロック対の全画素が演算対象となる。
(ステップ1203)一致判定部103はブロックBL1とブロックBL2とを用いて一致判定を行い、不一致フィルタAF[ite]を求める。そして、動き探索部102に不一致フィルタAF[ite]出力する。このステップの処理の詳細については後で説明する。
(ステップ1204)動き探索部102は不一致フィルタAF[ite]と不一致フィルタAF[ite−1]との論理積を求め、これを不一致フィルタAF[ite]とする。
(ステップ1205、ステップ1206)動き探索部102は繰り返し処理の継続判定を行う。まず、繰り返し変数iteに1を加える。繰り返し変数iteが予め定めておいた値nを未満ならばステップ1202の処理を行う。繰り返し変数iteが値n以上ならば繰り返しを終了する。
繰り返し処理が終了した時点で、n個の動きベクトルMV[j](j=1...n)からなる動きベクトルグループMVGと、n個の不一致フィルタAF[j](j=1...n)からなる不一致フィルタグループAFGとが得られる。
以下、一致判定部103における一致判定処理(上記のステップ1203)の詳細を説明する。
一致判定部103は、領域分割部104にブロックBL1を出力し、ブロックBL1を複数のクラスタに分割したクラスタグループCLG1を得る。そして、各クラスタ毎にブロックBL2との相関を評価して、相関が閾値より高い一致クラスタと、相関が閾値より
低い不一致クラスタとに分類する。ブロックBL2についても同様にクラスタに分割して分類を行う。
いずれのブロックでも不一致クラスタに分類された領域をブロックBL0における不一致クラスタとみなし、不一致フィルタAF[j]を生成する。
図5は一致判定処理のフローチャートである。この図に従って一致判定処理を説明する。
(ステップ1401)一致判定部103は、領域分割部104を用いて、ブロックBL1を複数のクラスタCL1[i](i=1...r)に分割する。クラスタCL1[i]の集まりをクラスタグループCLG1と呼ぶ。分割の手法は数々の従来手法を採用することが可能である。本実施形態では微分フィルタを利用してエッジ検出を行い、検出されたエッジにFast Watersheds法を適用してブロックBL1を分割する。微分フィルタにはSobleオペレータを用いる。
(ステップ1402)一致判定部103はブロックBL2を複数のクラスタCL2[i](i=1...s)に分割してクラスタグループCLG2を求める。
(ステップ1403)一致判定部103はクラスタグループCLG1をブロックBL2との相関の高低に応じて一致クラスタと不一致クラスタとに分類する。そして、不一致クラスタに相当する領域の画素値を1とした不一致フィルタLAF1を求める。
図12は本ステップの処理の概要を示している。まず、一致判定部103はブロックBL1内の各クラスタCLとブロックBL2の対応する領域との間で相関演算を行い、各クラスタCLの相関度の指標である一致度を求める。図12は、クラスタCL[1]は一致率0.95、クラスタCL[2]は一致率0.90、クラスタCL[1]は一致率0.30になった場合を例示している。
次に、一致判定部103は一致率が閾値Tより低いクラスタを不一致クラスタに分類し、閾値Tより高いクラスタを一致クラスタに分類する。そして、一致判定部103は、分類結果に基づいて不一致フィルタLAFの各画素の画素値を、不一致クラスタに相当する領域では1にし、一致クラスタに相当する領域では0にする。
以下、図6を用いて本ステップの処理の詳細を説明する。
(ステップ1501)一致判定部103は不一致フィルタLAF1を用意する。不一致フィルタLAF1の全画素の初期値は1にする。
(ステップ1502)一致判定部103はループ変数iに1を代入して初期化する。このステップは、クラスタグループCLG1内の全クラスタについて走査するためのループの起点である。
(ステップ1503)一致判定部103は各クラスタCL1[i]とブロックBL2との相関を求める。具体的には、各クラスタCL1[i]内の画素情報と、このクラスタCL[i]の形状をマスクとしてブロックBL2から抽出した画像の画素情報とを用いて相関を計算する。一致判定部103は、各クラスタCL1[i]の相関を表す指標として、一致画素率(Rate of Coincident Pixels/RCP)を用いる。一致画素率(RCP)とは、クラスタ内の各画素のうちブロックBL1とブロックBL2との間での相関が高いものの数を、クラスタ内の全画素数Numで除算した値である。相関が低いクラスタほど値が0に近
くなり、相関が高いクラスタほど値が1に近くなる。ブロックBL1とブロックBL2との間で画素値の絶対値差分が閾値T1より低い画素を相関が高い画素とすると、RCPは次式で表される。
Figure 0004162582
数1で、Bはクラスタ内に属する画素の集合であり、f1(x,y)はブロックBL1の座標(x,y)にある画素の画素値であり、f2(x,y)はブロックBL2の座標(x,y)にある画素の画素値である。
(ステップ1504)一致判定部103は、各クラスタCL1[i]のRCPを閾値Tと比較する。RCPが閾値Tより高いクラスタCL[i]1は一致クラスタと判定する。そうでないクラスタCL1[i]は不一致クラスタと判定する。
(ステップ1505)一致判定部103は、一致クラスタと判定されたクラスタCL1[i]に関して、不一致フィルタLAF1で対応する領域の画素値を0にする。
(ステップ1506、1507)一致判定部103はループ変数iに1を加算し、クラスタグループCLG1に属する全てのクラスタCL[i]の走査が完了したかを判定する。走査が終わっていなければステップ1503の処理を行う。
以上のステップ1501からステップ1507までの処理によって、不一致フィルタLAF1が求められる。
(ステップ1404)一致判定部103はクラスタグループCLG2をブロックBL1との相関の高低に応じて一致クラスタと不一致クラスタとに分類する。そして、不一致クラスタに相当する領域の画素値を1とした不一致フィルタLAF2を求める。尚、相関の計算処理及び分類処理等は、ステップ1403で説明したステップ1501からステップ1507までの処理と同様にして行う。
(ステップ1405)一致判定部103は、不一致フィルタLAF1と不一致フィルタLAF2との論理積を求める。これが不一致フィルタAF[i]である。
図4は動き補償部105が行う動き補償処理のフローチャートである。この図を用いて、本実施形態の動き補償処理を説明する。図4では補間フレームQの1つのブロックBL0に対する動き補償処理を説明している。よって、補間フレームQ全体の動き補償を行うには、図4に示した処理を全てのブロックBL0に対して繰り返し行う。
(ステップ1301)動き補償部105は、繰り返し変数iteに初期値として1を設定する。このステップは動き補償処理の繰り返しの開始点となる。
(ステップ1302、1303)動き補償部105は、補間フレームQのブロックBL0を基準として動きベクトルMV[ite]と動きベクトルMV[ite]を(−1)倍したものとを用いて、第1フレームP1のブロックBL1と第2フレームP2のブロックBL2とを求める。ブロックBL1とブロックBL2とはブロックBL0を中心に対称な位置関係にある。
(ステップ1304)動き補償部105はブロックBL1とブロックBL2とを平均した平均ブロックBLMを求める。本実施形態では単純平均とするが、ブロックBL1とブロックBL0との時間間隔及びブロックBL2とブロックBL0との時間間隔に応じた加重平均を用いることもできる。
(ステップ1305)動き補償部105は、不一致フィルタAF[ite]の画素値が0となっている領域に対応する平均ブロックBLMの画素をブロックBL0へコピーする。 例えば、不一致フィルタAF[ite]の各画素の値を1画素ずつ確認しながら、平均ブロックBLMの対応する画素をブロックBL0へコピーする。
(ステップ1306、1307)動き補償部105は繰り返し変数iteに1を加え、ブロックBL0に関する全ての動きベクトルMV[ite]を用いたかを判定する。まだ未使用の動きベクトルがある場合はステップ1302の処理を行い、全て用いた場合は処理を終了する。
以上に説明したように、本実施形態の補間フレーム生成装置ならば、ブロック内を複数のクラスタに分割し、クラスタ単位で動きベクトルを求めている。よって、一つのブロック内に複数の動きがある場合でも精度良く補間フレームに対する動き補償を行うことが可能であり、補間フレームにおけるブロック歪みの発生を抑制することができる。また、クラスタ単位で動きベクトルを求めているので、補間フレームにいわゆる「ごま塩ノイズ(salt-and-pepper noise)」が発生するのを抑制することができる。
(変形例1)上述のステップ1503における相関の計算には、RCP以外の指標も用いることができる。例えば、平均絶対値差分(Mean Absolute Difference/MAD)や、平均二乗差分(Mean Squared Difference/MSD)や、相互相関(Cross Correlation/CC)などを用いることができる。これらの計算式は、クラスタ内に属する画素の集合をB、クラスタ内の画素数をNum、ブロックBL1の座標(x,y)にある画素の画素値をf1(x,y)、ブロックBL2の座標(x,y)にある画素の画素値をf2(x,y)とすると、以下のように表される。平均絶対値差分:
Figure 0004162582
平均二乗差分:
Figure 0004162582
相互相関:
Figure 0004162582
平均絶対値差分及び平均二乗差分は相関が高いほど値が小さくなるので、本実施形態とは相関値の扱いが逆になる。すなわち、相関値が閾値未満の場合に一致クラスタとなり、閾値以上の場合に不一致クラスタとなる。
(変形例2)上述の実施形態では補間フレームQを基準にして対称的に前後のフレームを探索して動き推定を行った。しかし、動き推定はこの方法に限らない。例えば、第1フレームP1を複数のブロックBL1に分割して、各ブロックBL1と相関の高いブロックBL2を第2フレームP2から求めても構わない。すなわち、第1フレームP1を基準にして動き推定を行っても構わない。あるいは、第2フレームP2を基準にして動き推定を行っても構わない。
これらの動き推定手法により求められた動きベクトルは、第1フレームP1と第2フレームP2との間の動きベクトルであるので、これをスケール変換することにより、第1フレームP1(若しくは第2フレームP2)と補間フレームQとの間の動きベクトルを求める。
本発明の一実施形態の補間フレーム生成装置の構成を示す図。 本発明の一実施形態の補間フレーム生成装置で行われる処理のフローチャート。 ステップ1103の詳細なフローチャート。 ステップ1104の詳細なフローチャート。 ステップ1203の詳細なフローチャート。 ステップ1403の詳細なフローチャート。 クラスタ単位で相関の高低を分けた場合と画素単位で相関の高低を分けた場合とで、生成された補間フレームを比較する図。 本発明の一実施形態の補間フレーム生成装置の動き推定手法の概要を示す図。 不一致フィルタの例を示す図。 不一致フィルタの初期値を示す図。 不一致フィルタが初期値の場合の動き推定処理の概要を示す図。 相関演算により、不一致フィルタを求める処理の概要を示す図。 動き推定の際に、不一致フィルタにより一致クラスタ相当領域が遮蔽される様子を示す図。
符号の説明
101 フレームメモリ
102 動き探索部
103 一致判定部
104 領域分割部
105 動き補償部
106 動き推定部

Claims (12)

  1. 第1フレームと第2フレームとを用いて複数の補間対象ブロックを含む補間フレームを生成する方法であって、
    前記補間対象ブロックを基準に対称的に、相関が高い前記第1フレームの第1ブロックと前記第2フレームの第2ブロックとのブロック対を探索し、
    前記第1ブロックを、連続的に分布する複数の画素を含む複数の第1クラスタに分割し、
    前記複数の第1クラスタの中から、前記第2ブロック内当該第1クラスタに対応する領域との相関がある基準より高い第1高相関クラスタを抽出し、
    前記第1ブロック内の前記第1高相関クラスタに対応する領域及び前記第2ブロック内の前記第1高相関クラスタに対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて、前記補間対象ブロックの前記第1高相関クラスタに対応する領域の画像を生成することにより補間画像を生成する、
    補間フレーム生成方法。
  2. さらに、前記複数の第1クラスタから、前記第2ブロックの対応する領域との相関が前記基準より低い低相関クラスタを抽出し、
    前記補間対象ブロックの前記低相関クラスタに対応する領域に関して、前記ブロック対の探索、前記クラスタへの分割、前記第1高相関クラスタの抽出、及び、前記補間画像の生成を行う、
    請求項1記載の補間フレーム生成方法。
  3. さらに、前記第2ブロックを、連続的に分布する複数の画素を含む複数の第2クラスタに分割し、
    前記複数の第2クラスタから、前記第1ブロックの対応する領域との相関が前記基準より高い第2高相関クラスタを抽出し、
    前記第1および前記第2ブロックと同じサイズのマスク画像で、前記第1高相関クラスタに相当する領域と前記第2高相関クラスタに相当する領域との共通領域を求め、
    前記補間画像の生成では、前記第1ブロックの前記共通領域に対応する領域及び前記第2ブロックの前記共通領域に対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて前記補間対象ブロックの前記共通領域に対応する領域の画像を生成する、
    請求項1記載の補間フレーム生成方法。
  4. 前記補間対象ブロックの前記共通領域以外の領域に関して、前記ブロック対の探索、前記クラスタへの分割、前記第1及び第2高相関クラスタの抽出、及び、前記補間画像の生成を行う、
    請求項3記載の補間フレーム生成方法。
  5. 前記クラスタへの分割は、ブロック内の画素情報に基づいて行われる、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の補間フレーム生成方法。
  6. 第1フレームと第2フレームとを入力し、
    前記第1フレームを複数の第1ブロックに分割し、
    前記第2フレームから、前記第1ブロックのそれぞれとの相関が高い第2ブロックを探索し、
    前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間の動きベクトルを求め、
    前記第1ブロックを複数のクラスタに分割し、
    前記クラスタの中から、前記第2ブロックの対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを抽出し、
    前記高相関クラスタの画像及び前記高相関クラスタに対応する前記第2ブロック内の領域の画像のうちの少なくとも一方と前記動きベクトルとを用いて、前記第1フレームと前記第2フレームとの間の補間フレームの画像を生成する、
    補間フレーム生成方法。
  7. 第1フレームと第2フレームとを用いて複数の補間対象ブロックを含む補間フレームを生成する装置であって、
    第1フレームと第2フレームとを入力する入力部と、
    前記補間対象ブロックを基準に対称的に、相関が高い前記第1フレームの第1ブロックと前記第2フレームの第2ブロックとのブロック対を探索する動き検出部と、
    前記第1ブロックを、複数の画素を含む複数の第1クラスタに分割するクラスタ分割部と、
    前記複数の第1クラスタの中から、前記第2ブロック対応する領域との相関がある基準より高い第1高相関クラスタを抽出する抽出部と、
    前記第1ブロックの前記第1高相関クラスタに対応する領域及び前記第2ブロックの前記第1高相関クラスタに対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて前記補間対象ブロックの前記第1高相関クラスタに対応する領域の画像を生成する補間画像生成部と、
    を備える補間フレーム生成装置。
  8. さらに、反復制御部を備え、
    前記抽出部は、前記複数の第1クラスタの中から、前記第2ブロックの対応する領域との相関が前記基準より低い低相関クラスタをも抽出し、
    前記反復制御部は、前記補間対象ブロックの前記低相関クラスタに対応する領域に関して、前記動き検出部、前記クラスタ分割部、及び、前記抽出部及び前記補間画像生成部に各々の処理を行わせるように制御する、
    請求項7記載の補間フレーム生成装置。
  9. 前記クラスタ分割部は、前記第2ブロックを、連続的に分布する複数の画素を含む複数の第2クラスタに分割し、
    前記抽出部は、前記複数の第2クラスタの中から、前記第1ブロックの対応する領域との相関が前記基準より高い第2高相関クラスタをも抽出し、
    前記補間画像生成部は、前記第1ブロックおよび前記第2ブロックと同じサイズのマスク画像で前記第1高相関クラスタに相当する領域と前記第2高相関クラスタに相当する領域との共通領域を求め、前記第1ブロックの前記共通領域に対応する領域及び前記第2ブロックの前記共通領域に対応する領域のうちの少なくとも一方の画素情報を用いて前記補間対象ブロックの前記共通領域に対応する領域の画像を生成する、
    請求項記載の補間フレーム生成装置。
  10. さらに反復制御部を備え、
    前記反復制御部は、前記補間対象ブロックの前記共通領域以外の領域に関して、前記動き検出部、前記クラスタ分割部、及び、前記抽出部及び前記補間画像生成部に各々の処理を行わせるように制御する、
    請求項9記載の補間フレーム生成装置。
  11. 前記クラスタ分割部は、ブロック内の画素情報に基づいて分割を行う、
    請求項7から請求項10のいずれかに記載の補間フレーム生成装置。
  12. 第1フレームと第2フレームとを入力する入力部と、
    前記第1フレームを複数に分割した第1ブロックのそれぞれとの相関が高い、前記第2フレームの第2ブロックを探索して、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
    前記第1ブロックを複数のクラスタに分割するクラスタ分割部と、
    前記クラスタのうち、前記第2ブロックの対応する領域との相関がある基準より高い高相関クラスタを求める高相関クラスタ検出部と、
    前記高相関クラスタの画像及び前記高相関クラスタに対応する前記第2ブロック内の領域の画像のうちの少なくとも一方と、前記動きベクトルとを用いて、前記第1フレームと前記第2フレームとの間の補間フレームの前記高相関クラスタに対応する領域の画像を生成する補間画像生成部と、
    を備える補間フレーム生成装置。
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