JP4160902B2 - データフレームが符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法及び装置 - Google Patents
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Description
背景
オーディオ符号化、転送、及び復号化に関して、特にインターネット用途に関しては、例えば、オーディオ符号化規格ISO/IEC 11172−3,レイヤーIII,ISO/IEC 13818−3,レイヤーIII(MPEGオーディオレイヤーIII)及びISO/IEC 13818−7がデータ圧縮に使用される。この種の符号化/転送/復号化に対して広く用いられている略語が‘mp3’である。
発明
mp3PRO固有のデータは「補助データ」として転送されるので、ビットストリームは、一見したところでは、mp3ビットストリームではなくmp3PROビットストリームであると検出されることはない。しかしながら、さまざまな用途−例えば、インターネットの音楽検索マシーン−において、ビットストリームのタイプを迅速に判定する必要性が生じている。
mp3PRO固有のCRC(巡回冗長検査)コードに符合するか否かを検査することにより実行することができる。
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得するステップと、
b)前記現時点データフレーム内をサーチして、
b1)前記固有識別データに符合する1つ又は複数の識別子、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データに符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べるステップと、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリームに前記符号化された付加データが含まれていると判定し、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリームに前記符号化された付加データが含まれていないと判定するステップを有することを特徴としている。
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得する手段と、
b)前記現時点データフレーム内をサーチして、
b1)前記固有識別データに符合する1つ又は複数の識別子、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データに符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べる手段と、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリームに前記符号化された付加データが含まれていると判定し、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリームに前記符号化された付加データが含まれていないと判定する、比較結果の評価手段
を有することを特徴としている。
図面
本発明の実施例は添付の図面を参照して説明される。
図1は、mp3ビットストリームの複数のデータフレームを示しており、
図2は、図1の補助データフィールドに転送される付加的なmp3PROデータの基本的データ構造を示しており、
図3は、周知のmp3オーディオエンコーダの基本的なブロック線図を示しており、
図4は、周知のmp3オーディオ符号化及び復号化プロセスの基本的なフローチャートを示しており、
図5は、周知のmp3オーディオデコーダの基本的なブロック線図を示しており、
図6は、本発明のmp3/mp3PRO検出器のブロック線図を示している。
実施例
図2はmp3PROビットストリーム向けの付加情報の基本構造を示している。この付加情報は図1に示されているmp3ビットストリームの「補助データ」フィールド内にある。mp3PRO固有のヘッダ又は1つ若しくは複数の同一でない識別パターンADHの後には、長さ情報データフィールドLI、mp3PRO固有のCRCチェックワードADCRC、CRC保護されたデータを有するデータフィールドCRCD、及びCRC保護されていないデータを有するデータフィールドNCRCDが続く。CRCDデータはADCRCワードにより保護されている。LIは長さ情報又はNCRCDデータフィールドの終了位置へのポインタを含んでいる。CRCD及び/又はNCRCDデータは、mp3符号化/復号化されたオーディオ信号の符号化/復号化を補助し、オーディオ信号の全体的な品質を高めるために使用される。CRCDデータは重要な情報を含んでおり、NCRCDデータはmp3PRO固有の情報を回復するためのより重要度の低い情報を含んでいる。
少なくともポインタmain_data_beginが検索されるまで、後続のフレームからヘッダデータを取得する;
main_data_beginアドレスに達するまで、ビットごとに現時点データフレームをサーチして、mp3PRO識別パターンの1つ又は複数の候補(ヘッダ又は同期)の有無を調べる。なお、この種のパターンは偶然にmp3データストリームに現れることがある;
mp3PRO識別パターンの候補を探し出した後、mp3PRO識別パターン候補に続くデータと長さ情報フィールドLIのCRCチェックを行う;
CRCチェックの結果をCRCワードADCRCと比較する;
両者が符合している(かつ転送エラーが生じていない)場合には、mp3PRO識別パターン候補は正しいmp3PRO識別パターンとして扱われ、データストリームはmp3PROデータストリームと見なされる;
両者が符合しない場合には、mp3PRO識別パターンの次の候補の出現を待つ所定の期間の間、上記のサーチを続行する;
そのようなmp3PRO識別パターン候補が上記期間内に発見されなかった場合には、mp3PROデータストリームは存在しないと判定する。
a)mp3PROデータはバイト単位で整列されているので、バイトステップのみでサーチする。
b)MPEGヘッダは既知の長さを有しているため、また、オーディオ情報が「ゼロ」である場合でさえ、補助データのフィールドはデータフレームの開始位置において直ちに始まることはないので、データフレームの開始位置では直ちにサーチを開始しない。最初にフレームデータの浅いパージングを行うと有用である。パージングのステップは、1つのデータフレームの全オーディオデータを完全に復号するよりは明らかに労力を要さない。このようなステップとしては、
−main_data_beginポインタの位置を求める。このポインタの位置はmp3においては固定長ヘッダデータのすぐ次である;
−「副情報」データフィールドの長さを求める。この長さはmp3では、
−−シングルチャネル又はデュアルチャネルフォーマット
−−MPEG−1(ISO/IEC 11172−3)又はMPEG−2(ISO/IE C 13818−3)
に依存する。
c)後続のヘッダからのポインタにより後続のデータフレームに対する‘main_data_begin’として識別されたデータフィールドに達した場合には、サーチを停止する。
d)次のヘッダの開始位置よりも‘main_data_begin’ビットだけ前のアドレスから始めて逆方向にサーチを行う。
e)次のヘッダの開始位置よりも‘main_data_nmin+nmin’ ビットだけ前のアドレスから始めて逆方向にサーチを行う。その際、mp3PRO固有の付加データの最小の長さ(nminビット)が、サーチすべきデータフィールドをさらに短くする目的で考慮される。
f)前記d)又はe)と同様。しかし、バイト単位ごとに。
g)判定の信頼性を高めるために、別のデータフレームで、例えばすぐ次のデータフレームで、又は別の複数のデータフレームでサーチを繰り返す。
Claims (10)
- ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接していないようにした方法において、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得(CRFS)するステップと、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)して、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べるステップと、ただし、前記現時点データフレーム内での前記サーチは、前記データフレームの終了位置では停止せず、主情報データフィールドの指示された開始位置に達したときに停止し、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定し(RS,MPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定する(RS,MPPDS)ステップと
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法。 - 前記現時点データフレーム内での前記サーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)は、前記現時点データフレームの開始位置ではなく、前記ヘッダデータの後で開始する、請求項1記載の方法。
- ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接していないようにした方法において、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得(CRFS)するステップと、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)して、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べるステップと、ただし、前記現時点データフレーム内での前記サーチは、主情報データフィールドの指示された開始位置から始まり前記現時点データフレームの開始位置に向かうか、又は、主情報データフィールドの指示された開始位置よりも付加データフィールドの最小の長さに等しい長さだけ前に位置するアドレスから始まり前記現時点データフレームの開始位置に向かい、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定し(RS,MPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定する(RS,MPPDS)ステップと
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法。 - ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接していないようにした方法において、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得(CRFS)するステップと、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)して、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べるステップと、ただし、前記サーチは、所定の期間の間、前記ビットストリームの他の1つ又は複数のデータフレームにおいて反復され、サーチ結果は最終結果の判定の信頼性を高めるために組み合わされ、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定し(RS,MPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定する(RS,MPPDS)ステップと
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する方法。 - 前記サーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)をビットごと又はバイトごとに実行する、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
- ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接しない形式の装置において、
前記装置は、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得する手段(CRFS)と、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチして、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べる手段(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)と、ただし、前記現時点データフレーム内での前記サーチは、前記データフレームの終了位置では停止せず、主情報データフィールドの指示された開始位置に達したときに停止し、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定し(MPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定するMPPDS)手段(RS)と
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置。 - 前記現時点データフレーム内での前記サーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)は、前記現時点データフレームの開始位置ではなく、後続の前記ヘッダデータにおいて開始される、請求項6記載の装置。
- ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接しない形式の装置において、
前記装置は、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得する手段(CRFS)と、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチして、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べる手段(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)と、ただし、前記現時点データフレーム内での前記サーチは、主情報データフィールドの指示された開始位置から始まり前記現時点データフレームの開始位置に向かうか、又は、主情報データフィールドの指示された開始位置よりも付加データフィールドの最小の長さに等しい長さだけ前に位置するアドレスから始まり前記現時点データフレームの開始位置に向かい、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定し(MPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定する(MPPDS)手段(RS)と
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置。 - ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置であって、
前記規格データは、前記データフレームの対応するデータフィールド内にヘッダデータ、副情報データ、及び主情報データを有しており、さらに補助データフィールドを有することができ、
前記付加データは、存在しているのであれば、前記補助データフィールド内のデータフィールドに配列されており、固有誤り防止データ(ADCRC)と、この固有誤り防止データにより保護された固有主情報データ(CRCD)とを含み、及び/又は、固有識別データ(ADH)、例えば固有ヘッダデータ又は固有同期データを含み、
前記ビットストリーム内には、前記付加データフィールドの開始又は終了を直接判定するためのアドレス値は設けられていないが、前記付加データフィールドの開始又は終了は前記規格データを復号した後に判定され、
前記副情報データは、前記現時点データフレームに先行するデータフレームに含まれている主情報データフィールドの1つの境界を指示するアドレス情報(main_data_begin)を含むことができ、
前記補助データフィールドは前記主情報データフィールドの境界に隣接しているが、前記付加データフィールドは必ずしも前記補助データフィールドを完全に占有しているのではなく、前記付加データフィールドが前記補助データフィールドを完全には占有していない場合には、前記付加データフィールドが前記主情報データフィールドの境界に隣接しない形式の装置において、
前記装置は、
a)少なくとも1つの現時点データフレームのデータを取得する手段(CRFS)と、
b)前記主情報データを復号せずに、前記現時点データフレーム内をサーチして、
b1)前記固有識別データ(ADH)に符合する識別データ、又は
b2)所定の誤り防止策が実施されると前記固有誤り防止データ(ADCRC)に符合するデータ、又は
b3)前記b1)に属するアイテム、及び成功時には、前記b2)に属するアイテム
の有無を調べる手段(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)と、ただし、前記サーチは、所定の期間の間、前記ビットストリームの他の1つ又は複数のデータフレームにおいて反復され、サーチ結果は最終結果の判定の信頼性を高めるために組み合わされ、
c)前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出された場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていると判定しMPPDS)、
前記データフレームに関して、前記b1)の下での若しくは前記b2)の下での符合、又は前記b3)の下での二重符合が見出されなかった場合には、前記ビットストリーム(IP)に前記符号化された付加データが含まれていないと判定する(MPPDS)手段(RS)と
を有することを特徴とする、ビットストリーム(IP)の一部であるデータフレームが、mp3データと呼ばれる符号化されたISO/IEC 11172−3 レイヤーIII、ISO/IEC 13818−3 レイヤーIII又はISO/IEC 13818−7規格のデータの他に、mp3PROデータと呼ばれるmp3PRO符号化された付加データを含んでいるか否かを判定する装置。 - 前記サーチ(MMPHSC,MMPCRCCA,MMPCRCCP)はビットごと又はバイトごとに実行される、請求項6から9のいずれか1項記載の装置。
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