JP4159302B2

JP4159302B2 - Rope steady rest device

Info

Publication number: JP4159302B2
Application number: JP2002081936A
Authority: JP
Inventors: 弘之木村; 朗長田; 英彦小林
Original assignee: Toshiba Elevator Co Ltd
Current assignee: Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Priority date: 2002-03-22
Filing date: 2002-03-22
Publication date: 2008-10-01
Anticipated expiration: 2022-03-22
Also published as: CN1325363C; TW200305538A; CN1642838A; JP2003276965A; KR100690528B1; WO2003080493A1; KR20040091146A; MY141812A; TWI221147B

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強風、地震などによって揺れるメインロープ、コンペンロープの昇降路内機器、昇降路内突出部分への衝突、絡まりを防止するロープ振れ止め装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、エレベータ装置は、エレベータ昇降路内に配置されたメインロープの両端部にエレベータかごと釣合いおもりとがそれぞれ吊り下げられ、また、エレベータかごの下面からコンペンシーブを介して釣合いおもりの下面に導くようにコンペンロープが掛け渡され、エレベータかご及び釣合いおもりが昇降路内を昇降する際のメインロープの重量を相殺する。なお、コンペンロープの張力は、コンペンシーブによって与えられる。
【０００３】
一方、建物の高層化に伴い、建物の固有振動数が下がってきている。エレベータロープの固有振動数は、主にロープの長さと張力とによって決まるので、エレベータの走行途中で建物の固有振動数に近づいたり、一致することがある。特に、強風または地震によって建物が揺れている状態では、建物の固有振動数とロープの固有振動数が近づくと、ロープの揺れが大きくなり、ロープが昇降路内機器や壁に衝突したり、絡まったりする可能性がある。
【０００４】
従来、強風時、地震時のロープの揺れを止めるロープ振れ止め装置としては、次の２通りの構成が考えられている。
【０００５】
その１つは、図１０に示すようなロープ振れ止め装置の上面図である。同図において５１はメインロープ５２に吊下されている釣合いおもりであって、この釣合いおもり５１は、互いに対峙するレールブラケット５３に取付けられているガイドレール５４にガイドされながら上下方向に移動可能になっている。この釣合いおもり５１の両側には、当該釣合いおもり５１から所要の距離を隔てて、同じくレールブラケット５３間に跨がるように外周面にニトリルゴムなどの緩衝材を施したフレーム５５を取付けた振れ止め装置５６が設けられている。このフレーム５５の両端部はレールブラケット５３を挟んで両側からナット止めされている。５７は昇降路内に取付けられたファスナープレート、５８はエレベータかごである。
【０００６】
このロープ振れ止め装置５６は、強風や地震により釣合いおもり５１が吊下されているメインロープ５２が揺れたとき、そのメインロープ５２が緩衝材が施されたロープ振れ止め装置５６に当たることになり、ロープ変位が大きくなるのを防いでいる。
【０００７】
しかし、強風時でもエレベータかご５８を走行させようとした場合、エレベータかご５８は、メインロープ５２と振れ止め装置５６の緩衝材との間で衝突を繰り返しながら走行する。このとき、通常使用されているニトリルゴムなどの緩衝材では、衝撃に対する耐摩耗性が低いことから、緩衝材が比較的早く摩耗し、メインロープ５２が直接フレーム５５に衝突したり、接触する。その結果、ロープ自体の摩耗や素線切れを起こす可能性がある。また、ロープ自体の損傷を極力低減しようとする場合には緩衝材を頻繁に交換しなければならない。さらに、緩衝材の摩耗の進み具合が判別し難い問題がある。
【０００８】
他のもう１つは、図１１及び図１２に示すような構成のロープ振れ止め装置が挙げられる。同図において６１は釣合いおもり５１に取付けられ、かつ、ガイドレール５４に係合する係合部材、６２はコンペンロープ、６３は制限フレームである。この制限フレーム６３は対をなすガイドレール５４を周回するように配設され、この制限フレーム６３にはローラ６３ａ，６３ｂ及び必要に応じて限界フレーム６３ｃが繋ぎ合わせるように配列され、アタッチメントプレート６４のガイドレール５４支持面とは反対側面に取付けられているストッパ部６３ｄの両側に接続されている。
【０００９】
このロープ振れ止め装置５６は、強風や地震により釣合いおもり５１側のメインロープ５２または釣合いおもり５１が揺れた時、制限フレーム６３を内側から外側に広げるように作用する結果、ストッパ部６３ｄを構成するスイッチが切れ、エレベータを緊急停止させるものである。
【００１０】
このロープ振れ止め装置５６は、強風時または地震時には、メインロープ５２が直接ローラ６３ａ，６３ｂに接触するために、当該ローラ６３ａ，６３ｂが摩耗する。これらローラ６３ａ，６３ｂの摩耗が進行し、制限フレーム６３とメインロープ５２とが直接接触するようになると、ロープ自体の摩耗やロープの素線切れを起こす可能性が出てくる。また、ロープ自体の損傷を少なくするためには、ローラ６３ａ，６３ｂを頻繁に交換する必要がある。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
従って、以上のような振れ止め装置５６では、フレーム５５、６３に取付けられりれている緩衝材やローラ６３ａ，６３ｂによってメインロープ５２等の揺れを拘束するので、緩衝材やローラ６３ａ，６３ｂが比較的早く摩耗し、メインロープ５２やコンペンロープ６２がフレーム５５、６３に直接衝突し、或いは接触し、ロープ自体の摩耗や素線切れを起こす可能性がある。また、ロープ自体の摩耗や素線切れを防ぐためには、中程度の風でもロープが振れ止め装置５６に衝突する場合には、エレベータを停止する必要がある。
【００１２】
また、ロープ自体の損傷を少なくするためには、緩衝材を頻繁に交換する必要があるが、その交換時期が判別し難い問題がある。さらに、交換時期が判別しにくいということは、緩衝材やローラ６３ａ，６３ｂの交換が遅れ、メインロープ５２やコンペンロープ６２がフレーム５５、６３に衝突或いは接触し、ロープ自体の摩耗やロープの素線切れを起こす可能性が早くなる問題がある。
【００１３】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、衝撃に対する耐摩耗性に優れ、かつ、ロープの損傷を大幅に低減させるロープ振れ止め装置を提供することを目的とする。
【００１４】
また、本発明の他の目的は、ロープが接触するフレームの補修及び交換を容易に判別するロープ振れ止め装置を提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
（１）上記課題を解決するために、メインロープにエレベータかご及び釣合いおもりが吊り下げられ、この釣合いおもり下面からコンペンシーブを介して前記エレベータかごの下面にコンペンロープが掛け渡されたエレベータ装置において、
前記釣合いおもりの上下移動経路近傍に互いに対峙するように取付けられた取付け部材と、前記エレベータかごの昇降に伴って上下移動する前記釣合いおもりから所定距離を隔てて前記取付け部材間に架設されたフレームと、このフレームの外表面に二重の層として施され、互いに異なる色からなり、機械的な強度が高く、かつ、金属材料に比べたときに弾性が小さく衝撃荷重を緩和する機能を有する材料であるウレタンにより形成されている第１及び第２の弾性体とを備えたロープ振れ止め装置である。
【００１７】
この発明は以上のような構成とすることにより、フレームの外表面に施される上側層の第１の弾性体の摩耗状態と下側層の第２の弾性体の露見状態から摩耗の程度，ひいては補修或いは交換等の判断に生かすことが可能である。
【００１８】
なお、第１の弾性体と第２の弾性体とが互いに異なる色で形成した場合、第１の弾性体の摩耗部分から第２の弾性体が露見したとき、色違いであることから確実に第１の弾性体の摩耗の状態を可視化することが可能である。
【００１９】
また、第１の弾性体と第２の弾性体とが互いに異なる色のウレタンにより形成されている場合、他のゴム材料と比較して機械的強度が高いことやロープの衝突による衝撃荷重の緩和により、弾性体の長寿命化の他、弾性体の摩耗による可視化、さらにはロープの健全性を確保することが可能である。
【００２０】
また、本発明は、メインロープにエレベータかご及び釣合いおもりが吊り下げられ、この釣合いおもり下面からコンペンシーブを介して前記エレベータかごの下面にコンペンロープが掛け渡されたエレベータ装置において、
釣合いおもりの上下移動経路近傍に互いに対峙するように取付けられた取付け部材と、エレベータかごの昇降に伴って上下移動する前記釣合いおもりから所定距離を隔てて前記取付け部材間に架設されたフレームと、このフレームの外表面に二重の層として施され、機械的な強度が高く、かつ、金属材料に比べたときに弾性が小さく衝撃荷重を緩和する機能を有する外側層となるウレタンで形成された第１の弾性体及び下側層となる鋼材よりも硬度の低い金属材料で形成された第２の弾性体とを備えたことにより、外側層の第１の弾性体がウレタンであることから、前述と同様な作用効果を奏する。
【００２１】
さらに、外側層となる第１の弾性体は塗料層とし、下側層となる第２の弾性体は当該塗料層と異なる色のウレタンで形成してもよい。
【００２２】
（２）本発明に係るロープ振れ止め装置は、前記（１）と同様な構成をとりながら、フレームとしては取付け部材にボルト止めすれば、第１の弾性体が摩耗したときにボルトを緩めて手動でフレームを回動させれば、ロープとの接触位置をずらすことが可能となり、フレームを交換することなく、再利用を図ることができ、結果として弾性体の長寿命化に貢献する。
【００２３】
また、第１及び第２の弾性体の両端部周方向に複数の挿通孔を形成し、かつ、前記フレームの両端部側にネジ孔部を形成し、選択的に前記挿通孔からボルトを含むネジを挿通し、前記フレームのネジ孔部にネジ止めすれば、第１の弾性体の摩耗時にボルトを含むネジを抜き取って別の挿通孔に挿入し、フレームのネジ孔部にネジ止めすれば、フレームを交換することなく、再利用を図ることができ、結果として弾性体の長寿命化に貢献する。
【００２４】
さらに、互いに対峙して取付けられた取付け部材のうち、一方の取付け部材の対峙面側に筒状体が取り付けられ、前記フレームの一方端部が当該筒状体に挿入すれば、両取付け部材間の距離のばらつきを容易に吸収し、ロープを拘束する機能を発揮することが可能となる。
【００２５】
さらに、互いに対峙して取付けられた取付け部材のうち、一方の取付け部材の対峙面側にネジ孔部を有する筒状体が取り付けられ、この筒状体に取付けられる前記フレームの一方端部外周に複数の長孔部が形成され、この長孔部からボルトを含むネジを挿入し、前記筒状体のネジ孔部にネジ止めする場合も、両取付け部材間の距離のばらつきを容易に吸収することが可能である。
【００２９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００３０】
（第１の実施の形態）
図１ないし図３は本発明に係わるエレベータのロープ振れ止め装置及びそのロープ振れ止め装置の補修・交換時期検出方法の一実施の形態を説明する図である。なお、図１はエレベータロープ振れ止め装置を備えたエレベータ装置の全体構成図、図２は釣合いおもりとエレベータのロープ振れ止め装置との関係を示す図、図３は本発明に係る振れ止め装置の一実施の形態を示す図である。
【００３１】
このエレベーター装置は、昇降路の上部に設置される巻上機１に掛け渡されたメインロープ２と、このメインロープ２の一方端部に吊下されるエレベータかご３と、メインロープ２の他方端部に吊下される釣合いおもり４と、エレベータかご３の下部からコンペンシーブ５を介して釣合いおもり４下部に掛け渡されるコンペンロープ６とによって構成されている。すなわち、エレベータかご３及び釣合いおもり４は、メインロープ２を介して巻上機１により支持されている。一方、コンペンロープ６は、コンペンシーブ５を介してエレベータかご３下部と釣合いおもり４下部とを接続することにより、エレベータかご３及び釣合いおもり４が昇降路内を昇降する際のメインロープ２の重量を相殺する役割をもっている。７は例えば巻上機１を設置する機械室床である。
【００３２】
前記釣合いおもり４は、図２に示すように互いに対峙するように配置されているレールブラケットなどの取付け部材８に固定されている例えばＴ字状のガイドレール９にガイドされつつ上下移動するように設けられている。
【００３３】
さらに、釣合いおもり４の両側には、当該釣合いおもり４から所要の距離を隔てて、前述する対峙関係にある取付け部材８に跨るようにロープ振れ止め装置１０が設けられている。
【００３４】
このロープ振れ止め装置１０は、図３に示すようにフレーム１１の外表面に例えばウレタンなどの弾性体１２及びこの弾性体１２と色違いの例えばウレタンなどの弾性体１３が施されている構成となっている。例えば弾性体１２は生地のままの色とし、これに対して弾性体１３は生地の色とは異なる所望の色に着色したウレタンが使用される。そして、これら弾性体１２と弾性体１３とが施されたフレーム１１の両端部は取付け部材８にボルト１４にて固定されている。
【００３５】
このロープ振れ止め装置１０は、釣合いおもり４の上下移動経路方向に少なくとも１つ以上配置される。
【００３６】
このようなロープ振れ止め装置１０によれば、強風、地震等により建物が揺れ、それに伴ってメインロープ２やコンペンロープ６が揺れ、ロープ変位が大きくなろうとするが、メインロープ２やコンペンロープ６がロープ振れ止め装置１０の外側層となる弾性体１２に衝突し、ロープ変位が拘束される。その結果、昇降路内機器、建屋突出部等の衝突や絡まりを容易に防止できる。
【００３７】
ところで、弾性体１２、１３の構成材料にウレタンを用いた理由は、ロープ２，６が衝突する際の摩耗量が他の材料よりも著しく小さい為であり、これについて図４及び図５を参照して説明する。
【００３８】
なお、図４（ａ）は、ウレタンゴムを含む各材料の引っ張り強さを表し、同図（ｂ）は、ウレタンゴムを含む各材料の耐摩耗性を計測し、その最高点と最低点とを抽出し、この抽出範囲を５段階に分けて表した図である。
【００３９】
この図４（ｂ）から一定荷重に対する耐摩耗性の相対的な関係を見れば、ウレタンゴムは他の材料例えばシリコンゴム、低弾性ゴムと比べて２倍程度であり、それほど顕著な耐摩耗性をもっていないが、図５に示すように衝撃荷重に対する摩耗量が著しく小さい。また、ウレタンゴムは、図４（ａ）に示すように他の材料に比べて引張り強さなどの機械的強度が高い。従って、ウレタンを用いた理由は、機械的的強度が高く、かつ、金属材料に比べたとき弾性が小さく、衝撃荷重を緩和する機能を有するためである。
【００４０】
具体的には、図５に示すごとくメインロープ２等の衝突によって加わるウレタンの弾性体１２の荷重領域では、衝突１回当たりの摩耗量は１０^-5mm程度であり、１年間のロープ衝突回数が１０⁵程度と想定したとき、当該弾性体１２の荷重領域部分の１年間の摩耗量は１mm程度である。従って、予めウレタンの厚さに応じた衝突回数を設定し、所定衝撃荷重以上，例えば２５ｋｇｆ以上の衝突回数を計数し、その計数値が設定回数を越えたとき、ロープ振れ止め装置１０を交換するか、或いは後記するように弾性体１２のロープの衝突領域を可変するための補修が可能となる。少なくとも弾性体１２にウレタンを使用することで、ロープに損傷や摩耗を与える程度がすくなくなり、ロープの健全性にも大きく貢献する。
【００４１】
さらに、弾性体１２のウレタンと弾性体１３のウレタンとの色を異ならせることにより、図３に示すように弾性体１２の摩耗が進行し、摩耗部分１２ａが削れた状態になると、下層側の弾性体１３のロープ接触部分１３ａが露出するので、弾性体１２とは異なる弾性体１３の色変化が現われ、ウレタンの交換時期を簡単に判別できる。また、弾性体１２と異なる色変化が現われたとき、摩耗部分１２ａ，ロープ接触部分１３ａのロープ接触領域を回動させて変更させることも可能となる。
【００４２】
従って、図１に示すように釣合いおもり４の上下移動経路近傍にそって少なくとも１つ以上ロープ振れ止め装置１０を配設し、しかもロープ振れ止め装置１０としては、フレーム１１の外周面に色の異なる弾性体１２，１３を二重に施し、さらに少なくとも弾性体１２にウレタンを用いることにより、弾性体１２，１３の長寿命化、弾性体１２の補修を含む交換時期の可視化およびロープの健全性を確保することができる。このことは、強風時あるいは地震時、エレベータの運転可能な建物の振れ量が大きい場合でも、エレベータを効率よく運転することが可能である。
【００４３】
なお、上記実施の形態は、二重化された弾性体１２および弾性体１３にそれぞれウレタンを用いたが、例えば弾性体１２にはウレタン、弾性体１３には鋼材よりも硬度の低い金属製部材（例えばアルミパイプ）を用いた場合においても、上側層の弾性体１２の摩耗が進行し、摩耗部分１２ａが削れた状態になると、下側層の弾性体１３である金属製部材が露出するので、同様に外層側の弾性体１２の摩耗状態を目視でき、同様の効果を期待することができる。
【００４４】
また、弾性体１２が塗料層とし、下側層の弾性体１３が生地色のウレタンを用いた場合においても、塗料層の摩耗により、当該塗料層とは異なる色の生地色のウレタンの弾性体１３が露見するので、塗料層の色と弾性体１３の色との変化から同様に弾性体１２と弾性体１３との摩耗状態を目視でき、前述と同様の効果を奏することが可能である。
【００４５】
さらに、図２に示すように互いに対峙する取付けられた取付け部材８間に架設されるロープ振れ止め装置１０を構成するフレーム１１の一端面または両端面にネジ孔部を形成し、取付け部材８の外側からボルト１４を螺入しボルト止めすることにより、前述のように補修を含む交換時期を判別した際、ボルト１４を緩めた後、フレーム１１を手動にて回転させると、弾性体１２のロープ衝突位置を容易に変えることができる。その結果、弾性体１２，１３を施したフレーム１１において弾性体１２が摩耗した際、直ちに交換する必要がなく、ロープ衝突位置を変えることにより、ロープ振れ止め装置１０のもつ本来の機能を長期間にわたって維持することが可能である。
【００４６】
さらに、弾性体１２，１３の両端部周方向に複数の挿通孔を形成し、またフレーム１１の両端部側にネジ孔部を形成すれば、挿通孔を適宜選択し、この選択された挿通孔からボルトを含むネジを挿通し、フレーム１１のネジ孔部にネジ止めするようにすれば、同様に手動で弾性体１２，１３のロープ衝突位置を変えることが可能となり、ロープ振れ止め装置１０のもつ本来の機能を長期間にわたって維持できる。
【００４７】
（第２の実施の形態）
図６及び図７は本発明に係わるロープ振れ止め装置の他の実施形態を説明する図である。
【００４８】
このロープ振れ止め装置は、フレーム１１の外周面にウレタンの弾性体１２とこの弾性体１２とは色の異なるウレタンの弾性体１３又は鋼材よりも硬度の低い金属製部材（例えばアルミパイプ）の弾性体１３とを施した点は図２と同様である。
【００４９】
特に異なる部分は、取付け部材８へのフレーム１１の取付け構成を改良したことにある。つまり、図６に示すように、図示右側の取付け部材８のフレーム取付け面側に筒状体１６が取付けられ、フレーム１１の図示右端部が筒状体１６に着脱可能に挿入し、一方、フレーム１１の図示左端部は例えば前述するようにボルト１４を用いてボルト止めする構成である。なお、筒状体１６は、逆に図示左側の取付け部材８に取付けた構成であってもよい。その他の構成は図１ないし図３と同様であるので、詳しくはそれらの図の説明に譲る。
【００５０】
このような構成とすることにより、フレーム１１が筒状体１６内でフレーム軸方向に移動可能な状態となっているので、互いに対峙関係にある２つの取付け部材８−８間の距離にばらつきある場合でも、両取付け部材８間に容易にエレベーターロープ振れ止め装置１０を取付けることが可能である。
【００５１】
また、取付け部材７にネジ無し孔部を形成し、フレーム１１の一端部を当該取付け部材７のネジ無し孔部に単に貫通させる構成であっても同様の効果を期待できる。フレーム１１の他端部は図２と同様に例えばボルト１４にてボルト止めする構成としてもよい。
【００５２】
さらに、図７に示すように、互いに対峙して取付けられた取付け部材８のうち、一方の取付け部材の対峙面側にネジ孔部を有する筒状体１７を取り付け、この筒状体１７に取付けられるフレームの一方端部外周に複数の長孔部を形成し、この長孔部からボルトを含むネジ１８を挿入し、前記筒状体１７のネジ孔部にネジ止めすれば、両取付け部材８間の距離のばらつきを吸収することができる。
【００５３】
なお、フレーム１１の他端部側は、図２と同様に例えばボルト止め、図６に示すように筒状体１６に挿入する構成であっても、図６と同様な効果を奏することができる。
【００５４】
（第３の実施の形態）
図８は本発明に係るエレベーターロープ振れ止め装置の補修・交換時期検出方法の一実施の形態を説明する図である。
【００５５】
エレベーターロープ振れ止め装置１０は、フレーム１１の外表面にウレタンの弾性体１２と鋼材よりも硬度の低い導電性の金属製部材（例えばアルミパイプ）の弾性体１３とを施した構成であるが、少なくとも１つのフレーム１１の両端を絶縁部材を介して取付け部材８に取り付け、同様に上下関係にある他のエレベーターロープ振れ止め装置１０のフレーム１１の両端部にも絶縁部材を介して同様に取付け部材に取り付けられている。これら上下関係にある２つのフレーム１１、１１間にはそれぞれ信号線を介して絶縁抵抗計測器２１が接続されている。
【００５６】
通常、２つのフレーム１１は、絶縁部材を介して取付け部材８に取り付けられているので、両フレーム１１間に接続される絶縁抵抗計測器２１は、電気的に非常に高い絶縁抵抗を計測することになる。このことは、強風時にロープ２が揺れてウレタンの弾性体１２に接触しても、ウレタン自体も絶縁材料であるので、電気的に完全に絶縁され、高絶縁状態を維持する。
【００５７】
一方、強風等によってロープ２が揺れてウレタンの弾性体１２に衝突或いは接触した状態を繰り返し、ウレタンの弾性体１２が摩耗し、ロープ２が硬度の低い導電性の金属製部材の弾性体１３に直接む接触するようになると、両フレームとロープ２との間で電路が形成されるので、絶縁抵抗が極端に低下する。
【００５８】
また、両フレーム上のそれぞれのウレタンの弾性体１２のうち、何れか一方が摩耗し、他方の弾性体１２も摩耗の程度が低い状態においても、絶縁抵抗計測器２１で計測される絶縁抵抗が低くなる。
【００５９】
よって、絶縁抵抗計測器２１から絶縁抵抗をモニタすることにより、弾性体１２の摩耗の状態を検出できる。
【００６０】
また、絶縁抵抗計測器２１がある絶縁抵抗まで下がったとき、自動的に絶縁低下状態情報をエレベータ制御盤２２に送信すれば、絶縁抵抗低下状態を表示部に表示し、記憶部に記憶し、弾性体１２の摩耗状態、ひいてはロープ２の損傷を未然に防ぐことが可能である。
【００６１】
なお、上下関係にある２つのフレームの両端をそれぞれ絶縁部材で絶縁し取付け部材８に取り付けるようにしたが、何れか一方のフレームの両端を絶縁部材で絶縁し、他方のフレームはを絶縁部材で絶縁しない状態としてもよい。この場合には、一方のフレーム側の弾性体１２の摩耗による交換時期を自動的に検出できる。
【００６２】
従って、この実施の形態によれば、釣合いおもり４の周囲に、二重の弾性体１２，１３を施したフレーム１１の少なくとも１つのフレームを電気絶縁部材で絶縁し取付け部材８に取り付け、絶縁抵抗をモニタ或いは記録することにより、弾性体１２の交換時期、ロープ接触位置の変更時期を自動的に検出できる。
【００６３】
なお、取付け部材８に取付けた電気絶縁部材で絶縁したフレームと当該取付け部材８との間に絶縁抵抗計測手段を設けた場合でも、絶縁抵抗を計測し、当該フレーム上の弾性体１２の摩耗状態を検出でき、ひいては弾性体１２の補修及び交換時期、ロープ接触位置の変更時期を自動的に検出できる。
【００６４】
（第４の実施の形態）
図９は本発明に係るロープ振れ止め装置の製造方法の一実施の形態を説明する図である。
【００６５】
このロープ振れ止め装置の製造方法は、縦方向に分割可能な注形型３１を設定する。なお、注形型３１の底部には所要径の孔部３２が形成されている。この状態において、既に外周面に硬度の低いアルミパイプ等の金属製部材の弾性体１３が施されているフレーム１１または弾性体１３そのものを注形型３１内部に挿通し、さらに注形型３１の孔部３２を通し、弾性体１３と注形型３１とが所定の位置関係となるように設定する。
【００６６】
しかる後、高温槽またはヒータ３３を用いて、注形型３１の周囲及び弾性体１３が所定の温度になるように暖めた後、注形型３１と弾性体１３との間にウレタンを流し込む。このウレタンが所定量注入された後、熱硬化させる。ウレタンが十分に熱硬化した後、注形型３１を分解し取り外す。
【００６７】
このような製造方法によれば、アルミパイプ等の金属製部材である弾性体１３の表面にウレタンである弾性体１２を熱硬化させることにより、シート状のウレタンを接着するよりも、簡単に弾性体１３に弾性体１２に取付けることが可能である。
【００６８】
なお、フレーム１１の外周面に施す弾性体１３は、金属製部材ではなく、ウレタンを用いる場合には、この製造方法を用いてウレタンを注入し熱硬化させることも可能である。
【００６９】
従って、以上のような実施の形態によれば、釣合いおもり４の両側に、二重に弾性体１２，１３を施したフレーム１１を有するロープ振れ止め装置１０を釣合いおもり４の上下移動経路方向に１つまたは複数配置し、かつ、少なくとも上側層の弾性体１２にウレタンを用いることにより、弾性体１２，１３の長寿命化、弾性体１２，１３の補修・交換等の時期を可視化でき、さらにロープの健全性を確保できる。その結果、強風時或いは地震時に対し、エレベータの運転可能な建物の揺れ量の範囲を拡大でき、ひいては運転効率の良いエレベータ装置を実現することが可能となる。
【００７０】
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位，下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【００７１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、フレーム上に二重の弾性体を施し、そのうち上側層の弾性体にウレタンを用いることにより、衝撃に対する耐摩耗性に優れ、またロープの損傷を大幅に低減化できるロープ振れ止め装置を提供できる。
【００７２】
また、本発明は、フレームの外周面に二重の弾性体を施すことにより、ロープが接触するフレームの補修及び交換を容易に判別できるロープ振れ止め装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るロープ振れ止め装置を用いたエレベータ装置の一実施の形態を示す構成図。
【図２】本発明に係るロープ振れ止め装置の一実施の形態を示す構成図。
【図３】本発明に係るロープ振れ止め装置の主要部分の構成図。
【図４】本発明に係るロープ振れ止め装置に用いるウレタンと他の材料との機械的強度及び耐摩耗性の比較図。
【図５】本発明に係るロープ振れ止め装置に用いるウレタンと他の材料との衝撃に対する摩耗量の比較図。
【図６】本発明に係るロープ振れ止め装置の他の実施形態を示す構成図。
【図７】本発明に係るロープ振れ止め装置のさらに他の実施形態を示す構成図。
【図８】本発明に係るロープ振れ止め装置の補修・交換時期検出方法の一実施の形態を説明する図。
【図９】本発明に係るロープ振れ止め装置製造方法の一実施の形態を説明する図。
【図１０】従来のロープ振れ止め装置の構成を説明する図。
【図１１】従来の別のロープ振れ止め装置の構成を説明する斜視図。
【図１２】図１１に示す釣合いおもりを含むロープ振れ止め装置の上面図。
【符号の説明】
２…メインロープ
３…エレベータかご
４…釣合いおもり
６…コンペンロープ
８…取付け部材
９…ガイドレール
１０…ロープ振れ止め装置
１１…フレーム
１２，１３…弾性体
１６，１７…筒状体
２１…絶縁抵抗計測器
２２…エレベータ制御盤
３１…注形型[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a rope steady rest that prevents a main rope swaying due to strong winds, an earthquake, etc., a compensive rope in a hoistway device, a collision with a protruding part in the hoistway, and a entanglementEquipmentRelated.
[0002]
[Prior art]
Generally, in an elevator apparatus, an elevator car and a counterweight are suspended from both ends of a main rope disposed in the elevator hoistway, and are guided from the lower surface of the elevator car to the lower surface of the counterweight via a compensator. In this way, the compen- sion rope is stretched so that the weight of the main rope when the elevator car and the counterweight are raised and lowered in the hoistway is offset. The tension of the compensation rope is given by the compensation sheave.
[0003]
On the other hand, the natural frequency of the building is decreasing with the rise of the building. Since the natural frequency of the elevator rope is mainly determined by the length and tension of the rope, it may approach or match the natural frequency of the building during the traveling of the elevator. In particular, when the building is shaking due to strong winds or earthquakes, as the natural frequency of the building approaches the natural frequency of the rope, the rope will sway, causing the rope to collide with hoistway equipment and walls, There is a possibility that you will fall back.
[0004]
Conventionally, the following two configurations have been conceived as a rope steadying device that stops the swinging of the rope during strong winds and earthquakes.
[0005]
One of them is a top view of a rope steadying device as shown in FIG. In the figure, reference numeral 51 denotes a counterweight suspended from a main rope 52. The counterweight 51 is movable in the vertical direction while being guided by guide rails 54 attached to rail brackets 53 facing each other. It has become. On both sides of the counterweight 51, a swing is attached with a frame 55 having a cushioning material such as nitrile rubber on the outer peripheral surface so as to straddle between the rail brackets 53 at a required distance from the counterweight 51. A stop device 56 is provided. Both ends of the frame 55 are fastened with nuts from both sides with the rail bracket 53 interposed therebetween. Reference numeral 57 denotes a fastener plate mounted in the hoistway, and 58 denotes an elevator car.
[0006]
When the main rope 52 on which the counterweight 51 is suspended is shaken by a strong wind or an earthquake, the rope steady rest device 56 hits the rope steady rest device 56 to which the cushioning material is applied. The rope displacement is prevented from becoming large.
[0007]
However, when the elevator car 58 is intended to travel even during strong winds, the elevator car 58 travels while repeatedly colliding between the main rope 52 and the cushioning material of the steady rest device 56. At this time, the cushioning material such as nitrile rubber that is normally used has low wear resistance against impact, so the cushioning material is worn relatively quickly, and the main rope 52 directly collides with or comes into contact with the frame 55. As a result, there is a possibility that the rope itself is worn or the strands are broken. Moreover, when trying to reduce damage to the rope itself as much as possible, the cushioning material must be replaced frequently. Furthermore, there is a problem that it is difficult to determine the progress of wear of the cushioning material.
[0008]
Another example is a rope steadying device configured as shown in FIGS. 11 and 12. In the figure, 61 is an engagement member that is attached to the counterweight 51 and engages with the guide rail 54, 62 is a compen- sion rope, and 63 is a restriction frame. The limit frame 63 is arranged so as to circulate around the pair of guide rails 54, and the limit frame 63 is arranged so that rollers 63 a and 63 b and a limit frame 63 c are connected to each other. The guide rail 54 is connected to both sides of a stopper portion 63d attached to the side opposite to the support surface.
[0009]
When the main rope 52 on the counterweight 51 side or the counterweight 51 is shaken by strong wind or an earthquake, the rope steady rest device 56 acts to widen the limit frame 63 from the inside to the outside, thereby forming a stopper portion 63d. The switch is cut off and the elevator is stopped urgently.
[0010]
In this rope steadying device 56, the main rope 52 directly contacts the rollers 63a and 63b during strong winds or earthquakes, so that the rollers 63a and 63b wear. When the wear of the rollers 63a and 63b progresses and the restriction frame 63 and the main rope 52 come into direct contact with each other, there is a possibility that the rope itself is worn or the strands of the rope are broken. In order to reduce damage to the rope itself, it is necessary to frequently replace the rollers 63a and 63b.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the steady rest device 56 as described above, the shock absorber and the rollers 63a and 63b attached to the frames 55 and 63 restrain the shaking of the main rope 52 and the like by the shock absorbers and the rollers 63a and 63b. There is a possibility that the main rope 52 and the compen- sion rope 62 may directly collide with or come into contact with the frames 55 and 63 to cause wear of the rope itself or breakage of the strands. Further, in order to prevent the rope itself from being worn and the strands from being cut, it is necessary to stop the elevator when the rope collides with the steady rest device 56 even in a moderate wind.
[0012]
Moreover, in order to reduce damage to the rope itself, it is necessary to frequently replace the cushioning material, but there is a problem that it is difficult to determine the replacement time. Further, it is difficult to determine the replacement time, which means that the replacement of the cushioning material and the rollers 63a and 63b is delayed, and the main rope 52 and the compen- sion rope 62 collide with or come into contact with the frames 55 and 63. There is a problem that the possibility of causing wire breakage is increased.
[0013]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a rope steadying device that is excellent in wear resistance against impacts and greatly reduces rope damage.
[0014]
  Another object of the present invention is to provide a rope steady rest that can easily determine repair and replacement of a frame in contact with the rope.EquipmentIt is to provide.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to solve the above problems, in an elevator apparatus in which an elevator car and a counterweight are suspended from a main rope, and a compen- sion rope is suspended from the lower surface of the counterweight via a compensator to the lower surface of the elevator car. ,
  A mounting member mounted to face each other in the vicinity of the vertical movement path of the counterweight; and the elevatorBasketA frame constructed between the mounting members at a predetermined distance from the counterweight that moves up and down as the vehicle moves up and down, and a double frame on the outer surface of the frame.As a layer ofGiven, It is made of urethane, which is a material that has different colors, has high mechanical strength, and has low elasticity when compared with metal materials and has a function to relieve impact load.It is a rope steadying apparatus provided with the 1st and 2nd elastic body.
[0017]
According to the present invention, the degree of wear is determined from the wear state of the first elastic body of the upper layer applied to the outer surface of the frame and the exposed state of the second elastic body of the lower layer. As a result, it is possible to make use of it for the judgment of repair or replacement.
[0018]
In addition, when the first elastic body and the second elastic body are formed in different colors, when the second elastic body is exposed from the worn portion of the first elastic body, the color is surely different. It is possible to visualize the wear state of the first elastic body.
[0019]
In addition, when the first elastic body and the second elastic body are formed of urethanes of different colors, the mechanical strength is higher than other rubber materials and the impact load due to the collision of the rope is reduced. As a result, in addition to extending the life of the elastic body, it is possible to ensure visualization due to wear of the elastic body and to ensure the soundness of the rope.
[0020]
  Further, the present invention provides an elevator apparatus in which an elevator car and a counterweight are suspended from a main rope, and a compen- sion rope is suspended from the lower surface of the counterweight via a compensator to the lower surface of the elevator car.
  A mounting member that is mounted so as to face each other in the vicinity of the vertical movement path of the counterweight, and a frame that is installed between the mounting members at a predetermined distance from the counterweight that moves up and down as the elevator car moves up and down. The outer surface of this frame is applied as a double layer, and it is made of urethane, which is an outer layer that has high mechanical strength and is less elastic when compared to metallic materials and has the function of mitigating impact loads. By including the first elastic body and the second elastic body formed of a metal material having a lower hardness than the steel material that is the lower layer,Since the first elastic body of the outer layer is urethane, the same effects as described above are achieved.
[0021]
Further, the first elastic body serving as the outer layer may be a paint layer, and the second elastic body serving as the lower layer may be formed of urethane having a color different from that of the paint layer.
[0022]
(2) The rope steady rest device according to the present invention has the same configuration as the above (1), and if the frame is bolted to the mounting member, the bolt is loosened when the first elastic body is worn. If the frame is manually rotated, the position of contact with the rope can be shifted, and the frame can be reused without replacing the frame. As a result, the life of the elastic body can be extended.
[0023]
Also, a plurality of insertion holes are formed in the circumferential direction of both ends of the first and second elastic bodies, and screw hole portions are formed on both ends of the frame, and a bolt is selectively included from the insertion hole. If a screw is inserted and screwed into the screw hole of the frame, the screw including the bolt is removed when the first elastic body is worn, inserted into another insertion hole, and screwed into the screw hole of the frame. Therefore, it can be reused without exchanging the frame, which contributes to the extension of the life of the elastic body.
[0024]
Furthermore, if the cylindrical body is attached to the opposing surface side of one of the mounting members that are mounted facing each other, and one end of the frame is inserted into the cylindrical body, the space between both mounting members It is possible to easily absorb the variation in the distance and to exhibit the function of restraining the rope.
[0025]
Furthermore, among the mounting members mounted facing each other, a cylindrical body having a screw hole portion is mounted on the facing surface side of one mounting member, and is attached to the outer periphery of one end of the frame that is mounted on the cylindrical body. A plurality of long hole portions are formed, and even when screws including bolts are inserted from the long hole portions and screwed into the screw hole portions of the cylindrical body, variations in the distance between the mounting members are easily absorbed. It is possible.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0030]
(First embodiment)
FIG. 1 to FIG. 3 are diagrams for explaining an embodiment of an elevator rope steadying apparatus and a method for detecting the repair / replacement time of the rope steadying apparatus according to the present invention. 1 is an overall configuration diagram of an elevator apparatus provided with an elevator rope steadying device, FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the counterweight and the elevator rope steadying device, and FIG. 3 is a diagram of the steadying device according to the present invention. It is a figure which shows one Embodiment.
[0031]
The elevator device includes a main rope 2 hung on a hoist 1 installed at the upper part of a hoistway, an elevator car 3 suspended at one end of the main rope 2, and the other of the main rope 2. The balance weight 4 is suspended from the end portion, and the compensation rope 6 is suspended from the lower portion of the elevator car 3 via the compensation sheave 5 to the lower portion of the balance weight 4. That is, the elevator car 3 and the counterweight 4 are supported by the hoisting machine 1 via the main rope 2. On the other hand, the compen- sive rope 6 connects the lower part of the elevator car 3 and the lower part of the counterweight 4 via the compensatory 5 so that the weight of the main rope 2 when the elevator car 3 and the counterweight 4 are raised and lowered in the hoistway. Has a role to offset. 7 is, for example, a machine room floor on which the hoisting machine 1 is installed.
[0032]
The counterweight 4 moves up and down while being guided by, for example, a T-shaped guide rail 9 fixed to a mounting member 8 such as a rail bracket disposed so as to face each other as shown in FIG. Is provided.
[0033]
Further, on both sides of the counterweight 4, a rope steadying device 10 is provided so as to straddle the mounting member 8 having the opposite relationship described above at a predetermined distance from the counterweight 4.
[0034]
As shown in FIG. 3, the rope steady rest device 10 has a configuration in which an outer surface of a frame 11 is provided with an elastic body 12 such as urethane and an elastic body 13 such as urethane that is different in color from the elastic body 12. It has become. For example, the elastic body 12 has a fabric-like color, while the elastic body 13 uses urethane colored in a desired color different from the fabric color. Then, both end portions of the frame 11 to which the elastic body 12 and the elastic body 13 are applied are fixed to the attachment member 8 with bolts 14.
[0035]
At least one rope steadying device 10 is arranged in the vertical movement path direction of the counterweight 4.
[0036]
According to such a rope steadying device 10, the building shakes due to strong winds, earthquakes, etc., and the main rope 2 and the compen- sion rope 6 sway and the rope displacement tends to increase. Collides with the elastic body 12, which is the outer layer of the rope steadying device 10, and the rope displacement is restrained. As a result, it is possible to easily prevent collision and entanglement of the equipment in the hoistway and the building protrusions.
[0037]
By the way, the reason why urethane is used as the constituent material of the elastic bodies 12 and 13 is that the amount of wear when the ropes 2 and 6 collide is remarkably smaller than that of other materials. See FIG. 4 and FIG. To explain.
[0038]
4A shows the tensile strength of each material containing urethane rubber, and FIG. 4B shows the wear resistance of each material containing urethane rubber. Is a diagram showing the extraction range divided into five stages.
[0039]
If the relative relationship of the wear resistance with respect to a fixed load is seen from this FIG.4 (b), urethane rubber is about 2 times compared with other materials, such as silicon rubber and a low elastic rubber, and so remarkable wear resistance. However, the wear amount with respect to the impact load is extremely small as shown in FIG. Further, as shown in FIG. 4A, urethane rubber has higher mechanical strength such as tensile strength than other materials. Therefore, the reason why urethane is used is that it has a high mechanical strength, a low elasticity when compared with a metal material, and a function of relaxing an impact load.
[0040]
Specifically, as shown in FIG. 5, in the load region of the urethane elastic body 12 applied by the collision of the main rope 2 or the like, the amount of wear per collision is 10^-Fivemm, and the number of rope collisions per year is 10^FiveAssuming that the amount of wear is about 1 mm, the load area portion of the elastic body 12 per year is about 1 mm. Accordingly, the number of collisions corresponding to the thickness of the urethane is set in advance, the number of collisions exceeding a predetermined impact load, for example, 25 kgf or more, is counted, and when the counted value exceeds the set number, the rope steadying device 10 is replaced. Alternatively, as will be described later, it is possible to repair the elastic body 12 so as to change the collision area of the rope. By using urethane for at least the elastic body 12, the degree to which the rope is damaged or worn is reduced, which greatly contributes to the soundness of the rope.
[0041]
Furthermore, when the urethane of the elastic body 12 and the urethane of the elastic body 13 are made different in color, the wear of the elastic body 12 proceeds as shown in FIG. Since the rope contact portion 13a of the elastic body 13 is exposed, the color change of the elastic body 13 different from the elastic body 12 appears, and the urethane replacement time can be easily determined. Further, when a color change different from that of the elastic body 12 appears, the rope contact areas of the wear portion 12a and the rope contact portion 13a can be rotated and changed.
[0042]
Therefore, as shown in FIG. 1, at least one rope steadying device 10 is disposed along the vicinity of the vertical movement path of the counterweight 4, and the rope steadying device 10 has a color on the outer peripheral surface of the frame 11. By applying different elastic bodies 12 and 13 in duplicate and using urethane as at least the elastic body 12, the elastic bodies 12 and 13 can be extended in life, the replacement time including repair of the elastic body 12 can be visualized, and the soundness of the rope Can be secured. This means that the elevator can be efficiently operated even in a strong wind or an earthquake, even if the amount of vibration of the building where the elevator can operate is large.
[0043]
In the above embodiment, urethane is used for the double elastic body 12 and elastic body 13, respectively. For example, the elastic body 12 is urethane, and the elastic body 13 is a metal member having a lower hardness than steel (for example, Even when an aluminum pipe is used, when the wear of the upper layer elastic body 12 progresses and the worn portion 12a is scraped, the metal member that is the lower layer elastic body 13 is exposed. In addition, the wear state of the elastic body 12 on the outer layer side can be visually observed, and the same effect can be expected.
[0044]
Further, even when the elastic body 12 is a paint layer and the lower-layer elastic body 13 is made of fabric-colored urethane, the fabric-colored urethane elastic body having a color different from that of the paint layer due to wear of the paint layer. Since 13 is exposed, the wear state of the elastic body 12 and the elastic body 13 can be observed in the same manner from the change in the color of the paint layer and the color of the elastic body 13, and the same effect as described above can be obtained.
[0045]
Further, as shown in FIG. 2, screw holes are formed in one end surface or both end surfaces of the frame 11 constituting the rope steadying device 10 installed between the mounting members 8 mounted to face each other. When the bolt 14 is screwed in from the outside and bolted to determine the replacement time including repair as described above, after loosening the bolt 14 and manually rotating the frame 11, the elastic body 12 rope The collision position can be easily changed. As a result, when the elastic body 12 is worn in the frame 11 to which the elastic bodies 12 and 13 are worn, it is not necessary to replace the elastic body 12 immediately. By changing the rope collision position, the original function of the rope steady rest device 10 can be maintained for a long time. Can be maintained over time.
[0046]
Further, if a plurality of insertion holes are formed in the circumferential direction of both ends of the elastic bodies 12 and 13 and screw holes are formed on both ends of the frame 11, the insertion holes are appropriately selected, and the selected insertion holes are selected. If the screw including the bolt is inserted into the screw hole portion of the frame 11, the rope collision position of the elastic bodies 12 and 13 can be manually changed in the same manner. It can maintain its original function for a long time.
[0047]
(Second Embodiment)
6 and 7 are views for explaining another embodiment of the rope steadying apparatus according to the present invention.
[0048]
This rope steady rest device is composed of a urethane elastic body 12 on the outer peripheral surface of a frame 11, a urethane elastic body 13 having a color different from that of the elastic body 12, or a metal member (for example, an aluminum pipe) having a lower hardness than a steel material. The point which gave the body 13 is the same as that of FIG.
[0049]
The particularly different part is that the structure for mounting the frame 11 to the mounting member 8 is improved. That is, as shown in FIG. 6, the cylindrical body 16 is mounted on the frame mounting surface side of the mounting member 8 on the right side of the figure, and the right end of the frame 11 is detachably inserted into the cylindrical body 16 while the frame 11 is configured to be bolted using a bolt 14 as described above, for example. Note that the cylindrical body 16 may be conversely attached to the attachment member 8 on the left side of the drawing. Since other configurations are the same as those in FIGS. 1 to 3, the details will be left to the description of those drawings.
[0050]
By adopting such a configuration, the frame 11 is movable in the frame axis direction within the cylindrical body 16, and therefore there is a variation in the distance between the two mounting members 8-8 that are opposed to each other. Even in this case, it is possible to easily attach the elevator rope steadying device 10 between the two attachment members 8.
[0051]
Further, the same effect can be expected even if the mounting member 7 is formed with a screwless hole and the one end of the frame 11 is simply passed through the screwless hole of the mounting member 7. The other end of the frame 11 may be bolted with, for example, a bolt 14 as in FIG.
[0052]
Further, as shown in FIG. 7, among the mounting members 8 mounted facing each other, a cylindrical body 17 having a screw hole portion is mounted on the facing surface side of one mounting member, and the cylindrical body 17 is mounted. A plurality of long hole portions are formed on the outer periphery of one end portion of the frame to be inserted, and screws 18 including bolts are inserted from the long hole portions and screwed into the screw hole portions of the cylindrical body 17. It is possible to absorb variations in the distance between them.
[0053]
The other end of the frame 11 can be bolted in the same manner as in FIG. 2, for example, and the same effect as in FIG. 6 can be obtained even if it is configured to be inserted into the cylindrical body 16 as shown in FIG. .
[0054]
(Third embodiment)
FIG. 8 is a diagram for explaining an embodiment of a repair / replacement time detection method for an elevator rope steady rest according to the present invention.
[0055]
The elevator rope steady rest device 10 has a configuration in which an outer surface of the frame 11 is provided with an elastic body 12 of urethane and an elastic body 13 of a conductive metal member (for example, an aluminum pipe) having a hardness lower than that of a steel material. Both ends of at least one frame 11 are attached to the attachment member 8 via insulating members, and the attachment members are similarly attached to both end portions of the frame 11 of other elevator rope steady rests 10 which are similarly in a vertical relationship via insulating members. Is attached. An insulation resistance measuring instrument 21 is connected between the two frames 11 and 11 in the vertical relationship via signal lines.
[0056]
Usually, since the two frames 11 are attached to the attachment member 8 via insulating members, the insulation resistance measuring instrument 21 connected between the two frames 11 measures an electrically very high insulation resistance. become. This means that even if the rope 2 sways and contacts the urethane elastic body 12 in a strong wind, since the urethane itself is also an insulating material, it is electrically completely insulated and maintains a high insulation state.
[0057]
On the other hand, the state in which the rope 2 sways and collides with or comes into contact with the urethane elastic body 12 due to strong winds or the like is repeated, the urethane elastic body 12 wears, and the rope 2 becomes the elastic body 13 of a conductive metal member with low hardness. When it comes into direct contact, an electric circuit is formed between both the frames and the rope 2, so that the insulation resistance is extremely lowered.
[0058]
In addition, even when one of the elastic bodies 12 of urethane on both frames is worn and the degree of wear of the other elastic body 12 is also low, the insulation resistance measured by the insulation resistance measuring instrument 21 is low. Lower.
[0059]
Therefore, by monitoring the insulation resistance from the insulation resistance measuring instrument 21, the state of wear of the elastic body 12 can be detected.
[0060]
Further, when the insulation resistance measuring instrument 21 is lowered to a certain insulation resistance, if the insulation lowering state information is automatically transmitted to the elevator control panel 22, the insulation resistance lowering state is displayed on the display unit, stored in the storage unit, It is possible to prevent the elastic body 12 from being worn and thus the rope 2 from being damaged.
[0061]
In addition, both ends of the two frames in the vertical relationship are insulated by the insulating members and attached to the mounting member 8, but both ends of one of the frames are insulated by the insulating member, and the other frame is insulated by the insulating member. It is good also as a state which is not insulated. In this case, the replacement time due to wear of the elastic body 12 on one frame side can be automatically detected.
[0062]
Therefore, according to this embodiment, at least one frame of the frame 11 provided with the double elastic bodies 12 and 13 around the counterweight 4 is insulated by the electric insulation member and attached to the attachment member 8. Can be automatically detected when the elastic body 12 is replaced and when the rope contact position is changed.
[0063]
Even when an insulation resistance measuring means is provided between the frame insulated by the electrical insulation member attached to the attachment member 8 and the attachment member 8, the insulation resistance is measured, and the elastic body 12 on the frame is worn. As a result, it is possible to automatically detect the repair and replacement time of the elastic body 12 and the change time of the rope contact position.
[0064]
(Fourth embodiment)
FIG. 9 is a diagram for explaining an embodiment of a method of manufacturing a rope steadying device according to the present invention.
[0065]
The manufacturing method of this rope steadying apparatus sets the casting mold 31 that can be divided in the vertical direction. A hole 32 having a required diameter is formed at the bottom of the casting mold 31. In this state, the frame 11 or the elastic body 13 itself already provided with the elastic body 13 of a metal member such as an aluminum pipe having low hardness on the outer peripheral surface is inserted into the casting mold 31, and the casting mold 31 The elastic body 13 and the casting mold 31 are set to have a predetermined positional relationship through the hole 32.
[0066]
Thereafter, using a high-temperature tank or heater 33, the periphery of the casting mold 31 and the elastic body 13 are warmed to a predetermined temperature, and then urethane is poured between the casting mold 31 and the elastic body 13. After a predetermined amount of this urethane is injected, it is cured by heat. After the urethane is sufficiently cured, the casting mold 31 is disassembled and removed.
[0067]
According to such a manufacturing method, by elastically curing the elastic body 12 that is urethane on the surface of the elastic body 13 that is a metal member such as an aluminum pipe, it is more easily elastic than bonding the sheet-like urethane. It is possible to attach the elastic body 12 to the body 13.
[0068]
When the elastic body 13 applied to the outer peripheral surface of the frame 11 is not a metal member, but urethane is used, it is possible to inject urethane by this manufacturing method and heat cure.
[0069]
Therefore, according to the embodiment as described above, the rope steadying device 10 having the frame 11 with the elastic bodies 12 and 13 applied on both sides of the counterweight 4 is arranged in the direction of the vertical movement path of the counterweight 4. By arranging one or more and using urethane for at least the upper-layer elastic body 12, the life of the elastic bodies 12, 13 can be visualized, and the repair / replacement of the elastic bodies 12, 13 can be visualized. The soundness of the rope can be secured. As a result, it is possible to expand the range of the amount of shaking of the building where the elevator can be operated during strong winds or earthquakes, thereby realizing an elevator device with high operating efficiency.
[0070]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can implement in various deformation | transformation in the range which does not deviate from the summary. In addition, the embodiments can be implemented in combination as much as possible, and in that case, the effect of the combination can be obtained. Further, each of the above embodiments includes various higher-level and lower-level inventions, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements. For example, when an invention is extracted because some constituent elements can be omitted from all the constituent elements described in the means for solving the problem, the omitted part is used when the extracted invention is implemented. Is appropriately supplemented by well-known conventional techniques.
[0071]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by providing a double elastic body on the frame and using urethane as the elastic body of the upper layer, it has excellent wear resistance against impact and greatly damages the rope. A rope steadying device that can be reduced can be provided.
[0072]
  In addition, the present invention provides a rope steady rest that can easily discriminate repair and replacement of a frame in contact with the rope by applying a double elastic body to the outer peripheral surface of the frame.EquipmentCan be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of an elevator apparatus using a rope steadying apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram showing an embodiment of a rope steadying apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram of main parts of a rope steadying device according to the present invention.
FIG. 4 is a comparison diagram of mechanical strength and wear resistance of urethane and other materials used in the rope steadying apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is a comparison diagram of the amount of wear with respect to the impact of urethane and other materials used in the rope steady rest device according to the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram showing another embodiment of a rope steadying device according to the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram showing still another embodiment of the rope steadying device according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram for explaining an embodiment of a repair / replacement time detection method for a rope steadying device according to the present invention.
FIG. 9 is a diagram for explaining an embodiment of a rope steadying device manufacturing method according to the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a configuration of a conventional rope steadying device.
FIG. 11 is a perspective view illustrating the configuration of another conventional rope steadying device.
12 is a top view of a rope steadying apparatus including the counterweight shown in FIG.
[Explanation of symbols]
2 ... Main rope
3 ... Elevator car
4 ... counterweight
6 ... Compen rope
8 ... Mounting member
9 ... Guide rail
10 ... Rope steady rest device
11 ... Frame
12, 13 ... elastic body
16, 17 ... cylindrical body
21 ... Insulation resistance measuring instrument
22 ... Elevator control panel
31 ... Casting mold

Claims

In an elevator apparatus in which an elevator car and a counterweight are suspended from a main rope, and a compen- sion rope is suspended from the lower surface of the counterweight via a compensator to the lower surface of the elevator car.
An attachment member attached to oppose each other in the vicinity of the vertical movement path of the counterweight;
A frame erected between the mounting members at a predetermined distance from the counterweight that moves up and down as the elevator car moves up and down;
It is a material that is applied as a double layer on the outer surface of this frame, has different colors, has high mechanical strength, and has low elasticity when compared with metal materials, and has a function to relieve impact loads. A rope steadying device comprising: first and second elastic bodies formed of urethane.

In an elevator apparatus in which an elevator car and a counterweight are suspended from a main rope, and a compen- sion rope is suspended from the lower surface of the counterweight via a compensator to the lower surface of the elevator car.
An attachment member attached to oppose each other in the vicinity of the vertical movement path of the counterweight;
A frame erected between the mounting members at a predetermined distance from the counterweight that moves up and down as the elevator car moves up and down;
The outer surface of this frame is applied as a double layer, and it is made of urethane, which is an outer layer that has high mechanical strength and is less elastic when compared to metallic materials and has the function of mitigating impact loads. A rope steadying device comprising: a first elastic body; and a second elastic body formed of a metal member having a lower hardness than the steel material serving as a lower layer.

In the rope steady rest device according to claim 1,
Of the first and second elastic bodies applied as the double layer, the first elastic body serving as an outer layer is a paint layer containing urethane, and the second elastic body serving as a lower layer Is a rope steadying device characterized by being urethane of a different color from the paint layer.

In the rope steady rest device according to any one of claims 1 to 3,
The rope steadying device characterized in that the frame is fixed to the mounting member with a bolt so as to be manually rotatable.

In the rope steady rest device according to any one of claims 1 to 3,
Screws including a plurality of insertion holes in the circumferential direction of both ends of the first and second elastic bodies, and screw hole portions formed on both ends of the frame, and selectively including bolts from the insertion holes. A rope steadying device characterized in that the first elastic body and the second elastic body can be manually rotated by inserting a screw into a screw hole portion of the frame.

In the rope steady rest device according to any one of claims 1 to 3,
Of the mounting members mounted opposite to each other, a cylindrical body is mounted on the opposite surface side of one mounting member, and one end of the frame is inserted into the cylindrical body, whereby the both mounting members A rope steadying device that absorbs variations in distance between the two.

In the rope steady rest device according to any one of claims 1 to 5,
Of the mounting members mounted facing each other, a cylindrical body having a screw hole portion is mounted on the facing surface side of one mounting member,
A plurality of elongated holes are formed on the outer periphery of one end of the frame attached to the cylindrical body, screws including bolts are inserted from the elongated holes, and screwed into the threaded holes of the cylindrical body. The rope steadying device according to claim 1, wherein variations in the distance between the mounting members are absorbed.