JP4158348B2 - Fuel injection valve and assembly method of fuel injection valve - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料噴射弁およびその組み付け方法、より詳しくは自動車エンジンのシリンダヘッドや吸気マニホールドなどに燃料を噴射供給する燃料噴射弁およびその組み付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴射弁は、ガソリン、軽油などの燃料をエンジンのシリンダヘッドなどに噴射供給する機器である。この燃料噴射弁はコイルが捲装されたコイル部を有しており、コイルに電気信号を送ることで弁体を動かし燃料を噴射している。
【0003】
燃料噴射弁の中には、コイル部が噴射弁本体と一体に作製されるものと、コイル部が噴射弁本体とは別体として作製され後から弁本体に組み付けられるものとがある。コイル部が別体として作製される燃料噴射弁は、主にパイプとバルブホルダーとコイル部とからなる。パイプの内周側には円筒状のステータコアが装着されており、このステータコアの内周側に燃料通路が形成されている。またパイプの下方にはバルブホルダーが連結されている。このバルブホルダーの中には燃料通路と連通する燃料噴射孔と、燃料噴射孔を開閉する弁体とが備えられている。またパイプの外周側にはリング状のコイル部が摺動自在に環装されている。
【0004】
しかし、コイル部がパイプに対して摺動自在だと、エンジン駆動時にコイル部が周方向あるいは軸方向に動くおそれがある。そこで、従来の燃料噴射弁では、コイル部の外周側に配置されるハウジングプレートの設置方法を工夫することにより、コイル部の動きを抑止していた。
【0005】
すなわち、まず図9に示すように、コイル部101の凸部102の両側面103を、半円弧状の一対のハウジングプレート104の端面105で図中白抜き矢印の方向から挟持しておく。次に、挟持したまま図中点線で示すようにハウジングプレート104の上端部106をパイプ107の外周面108に、下端部109をバルブホルダー110の上端部111に、それぞれレーザー溶接する。このようにハウジングプレート104を設置することによりコイル部101の動きを抑止していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の燃料噴射弁100によると、コイル部101の周方向の動きは抑止できても、軸方向の動きは抑止できない。
【0007】
すなわち、ハウジングプレート104の内周面とコイル部101のリング部112の外周面との間には、軸方向および径方向に隙間が設けてある。この隙間は、ハウジングプレート104の上端部106とパイプ107の外周面108、およびハウジングプレート104の下端部109とバルブホルダー110の上端部111とを溶接する際に、これらの溶接部材同士を密着させておくために必然的に設けられるものである。
【0008】
ここで、凸部102は周方向から挟持されているため、コイル部101は周方向には動くことができない。しかし凸部102は軸方向には挟持されていない。言い換えると凸部102の両側面103は、ハウジングプレート104の端面105に対し軸方向に摺動自在である。このため、コイル部101はハウジングプレート104内周側を隙間分だけ動くことができる。このコイル部101の動きはエンジン駆動時の異音発生の一因となる。
【0009】
本発明の燃料噴射弁およびその組み付け方法は上記課題に鑑みて完成されたものである。すなわち本発明の目的は、コイル部の周方向の動きだけでなく、軸方向の動きをも抑止できる燃料噴射弁およびその組み付け方法を提供することである。また本発明の目的は、ハウジングプレート、コイル部の寸法ばらつきにかかわらず、移動の作業を容易にすることにある。また本発明の目的は、コイル部の固定の作業を容易にすることにある。また本発明の目的は、コイル部の移動を容易にすることにある。また本発明の目的は、ハウジングプレートの移動を容易にすることにある。また本発明の目的は、ハウジングプレートとコイル部との位置決めを容易にすることにある。また本発明の目的は、燃焼室の振動に強い燃料噴射弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため本発明の燃料噴射弁は、内部にステータコアと燃料通路とを備えるパイプと、燃料通路につながる燃料噴射孔と燃料噴射孔を開閉する弁体とを備えパイプの下端に固定されるバルブホルダーと、パイプの外周に環装されステータコアと共に弁体を駆動し燃料噴射孔を開くコイルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル部と、コイル部の外周面に沿って設けられコイル部の周方向の動きを抑止するために凸部の両側面を周方向から挟持して上端がパイプに下端がバルブホルダーに固定されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁であって、コイル部は、凸部の両側面の少なくとも一面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面となり、ハウジングプレートは、凸部の両側面を周方向から挟持する際、傾斜側面を押圧することによりコイル部を軸方向に付勢するようにした状態で、かつコイル部の軸方向の動きを抑止する位置で上端がパイプに下端がバルブホルダーに固定されることを特徴とする。
【0011】
つまり、本発明の燃料噴射弁は、コイル部の凸部の両側面のうち少なくとも一面を傾斜側面とするものである。
【0012】
傾斜側面は軸方向に対して平行ではなく傾きを有している。このため、ハウジングプレートの端面で凸部の両側面を挟持すると、傾斜側面に加えられる挟持力は、傾斜側面に平行な成分と傾斜側面に垂直な成分とに分解される。この分解された挟持力のうち、傾斜側面に平行な成分によりコイル部は軸方向に付勢される。そして、この付勢力により傾斜側面がハウジングプレートの端面と摺動しながら、コイル部は内周側中央のパイプに沿って軸方向に動く。
【0013】
コイル部は、例えばパイプとバルブホルダーとの接続部など、コイル部の軸方向の動きが制限される位置で停止する。そしてこの状態でハウジングプレートの下端部をバルブホルダーの上端部に、ハウジングプレートの上端部をパイプの外周面に、それぞれ固定することによりコイル部の軸方向に動きを抑止する。
【0014】
なお、本明細書中において「上」とは燃料供給側を意味する。また「下」とは燃料噴射側を意味する。例えばハウジングプレートの上端部とはハウジングプレートの燃料供給側の端部を意味する。またハウジングプレートの下端部とはハウジングプレートの燃料噴射側の端部を意味する。
【0015】
この際請求項2のように傾斜側面はテーパ状であることがハウジングプレートがスムーズに移動することができて好ましい。また請求項3のようにすれば、コイル、もしくはバルブホルダーへの固定が容易になる。また請求項4のようにすれば、パイプ外周面に沿ってコイル部が自在に移動可能である。また請求項5のようにすれば、ハウジングプレート端面がテーパ面に沿って引っかかることなく自在に移動することができる。また請求項6のようにすれば、ハウジングプレートとコイル部との位置決めを安定させることができる。また請求項7のようにすれば、強い振動にも耐えられる燃料噴射弁を提供することができる。
【0016】
(2)また上記課題を解決するため本発明の燃料噴射弁の組み付け方法は、内部にステータコアと燃料通路とを備えるパイプと、燃料通路につながる燃料噴射孔と燃料噴射孔を開閉する弁体とを備えパイプの下端に固定されるバルブホルダーと、パイプの外周に環装されステータコアと共に弁体を駆動し燃料噴射孔を開くコイルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル部と、コイル部の外周面に沿って設けられコイル部の周方向の動きを抑止するために凸部の両側面を周方向から挟持して上端が該パイプに下端がバルブホルダーに固定されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁の組み付け方法であって、パイプの下端にバルブホルダーの上端を固定するバルブホルダー固定工程と、バルブホルダーを固定したパイプの外周に、凸部の両側面の少なくとも一面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面であるコイル部を摺動自在に環装するコイル部環装工程と、パイプに環装されたコイル部の両側面をハウジングプレートで周方向から挟持して傾斜側面を押圧することにより、コイル部を軸方向に付勢するようにした状態でかつコイル部の軸方向の動きを抑止する位置でハウジングプレートの上端をパイプに固定するとともに下端をバルブホルダーの上端に固定するコイル部挟持工程と、を含んでなることを特徴とする。
【0017】
つまり、本発明の燃料噴射弁の組み付け方法は、バルブホルダー固定工程とコイル部環装工程とコイル部挟持工程とを含んでなるものである。
【0018】
本発明の燃料噴射弁の組み付け方法によると、本発明の燃料噴射弁を簡単に組み付けることができる。
【0019】
また燃料噴射弁においては、磁気回路形成部材であるパイプとバルブホルダーとハウジングプレートとは金属製である場合が多い。これに対し、コイル部はモールド成形された樹脂製である場合が多い。樹脂製のコイル部を金属製のパイプに直接接合するのは技術的に困難である。
【0020】
しかし、本発明の燃料噴射弁の組み付け方法によると樹脂製のコイル部自体を直接パイプに接合する必要がない。すなわち、本発明の燃料噴射弁の組み付け方法では、金属製のハウジングプレートでコイル部を挟持し、このハウジングプレートを同じく金属製のパイプおよびバルブホルダーに固定することで、言わば間接的にコイル部をパイプに接合している。このため、本発明の組み付け方法によると、技術的に困難な樹脂と金属との直接接合を避けつつコイル部を固定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(1)まず本発明の燃料噴射弁の実施の形態について説明する。傾斜側面は、凸部頂面が軸方向上から下に広がる方向の傾きを持っていても、あるいは逆に凸部頂面が軸方向上から下に狭まる方向の傾きを持っていてもよい。凸部頂面が軸方向上から下に広がる方向の傾きを傾斜側面が持つ場合は、凸部がハウジングプレートに挟持されると、コイル部は軸方向下向きの付勢力を得ることができる。また反対に、傾斜側面が上から下に凸部頂面が狭まる方向の傾きを持つ場合は、凸部がハウジングプレートに挟持されると、コイル部は軸方向上向きの付勢力を得ることができる。
【0022】
また、凸部の両側面のうち、少なくとも一面が傾斜側面であればよい。両側面の一面が傾斜側面であれば、この傾斜側面により挟持力を分解でき、挟持力の傾斜側面に平行な成分によりコイル部を軸方向に付勢することができるからである。
【0023】
また、傾斜側面の傾きは、傾斜側面の全面にわたって一定でなくてもよい。一定でなくても軸方向に対して傾斜していれば、コイル部を軸方向に付勢することはできるからである。
【0024】
また、傾斜側面の傾きの大きさについても特に限定しない。ハウジングプレートの挟持力が一定の場合は、傾斜側面の傾きが大きいほど分解された挟持力の傾斜側面に平行な成分の割合は大きくなる。このため、コイル部に加わる軸方向付勢力が大きくなる。したがって、コイル部の軸方向の動きを重点的に抑止したい場合は、傾斜側面の傾きを大きく設定すればよい。さらに傾斜側面は平面でも曲面でもよい。
【0025】
好ましくは傾斜側面をテーパー状とする構成としてもよい。本構成はテーパー状、すなわち凸部の両側面を傾斜側面とするものである。そして、各々の傾斜側面の傾きを、凸部軸方向に対して対称的に、すなわち凸部の頂面が広がるようにまたは狭まるように設定するものである。
【0026】
本構成によると、両側面が傾斜側面であるため、片面だけが傾斜側面である場合と比較してより大きな軸方向付勢力をコイル部に与えることができる。
【0027】
以上、本発明の燃料噴射弁の実施の形態について説明したが、実施形態は上述したものに特に限定されない。当業者が通常行いうる変形的形態、改良的形態で実施することもできる。
【0028】
(2)次に本発明の燃料噴射弁の組み付け方法の実施の形態について説明する。本発明の燃料噴射弁の組み付け方法は、バルブホルダー固定工程とコイル部環装工程とコイル部挟持工程とを含んでなる。まずバルブホルダー固定工程においては、パイプの下端にバルブホルダーの上端を固定する。固定方法としては、例えば溶接、ろう付けなどを用いることができる。次にコイル部環装工程においては、パイプの外周面にコイル部を摺動自在に環装する。なお、このコイル部は外周面に軸方向に延びる凸部を持っており、この凸部の両側面の少なくとも一面は軸方向に対して傾斜する傾斜側面となっている。次にコイル部挟持工程においては、コイル部の両側面をハウジングプレートで周方向から挟持する。そして凸部の両側面のうち傾斜側面を押圧することにより、コイル部を軸方向に付勢して軸方向の動きを抑止する位置でハウジングプレートの上端をパイプに固定するとともに下端をバルブホルダーの上端に固定する。本工程においても、固定方法としては、例えば溶接、ろう付けなどを用いることができる。
【0029】
以上、本発明の燃料噴射弁の組み付け方法の実施の形態について説明したが、実施形態は上述したものに特に限定されない。例えば、上記以外の他の工程を含むものであってもよい。また当業者が通常行いうる変形的形態、改良的形態で実施することもできる。
【0030】
また、本発明の組み付け方法は、本発明の燃料噴射弁を組み付けるのに好適である。しかしながら、本発明の燃料噴射弁は、本発明の組み付け方法に限定されることなく他の組み付け方法により組み付けることも可能である。
【0031】
【実施例】
以下、実施例により本発明の燃料噴射弁およびその組み付け方法を具体的に説明する。
【0032】
〈実施例1〉
まず、本実施例の燃料噴射弁の構成について説明する。本実施例の燃料噴射弁は、燃焼室に直接燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジン用としてシリンダヘッドに設置されるものである。
【0033】
図1に本実施例の燃料噴射弁1の軸方向断面図を示す。本実施例の燃料噴射弁1の外殻は、燃料ジャンクション2とパイプ3とコイル部4とハウジングプレート5とバルブホルダー6とからなる。
【0034】
燃料ジャンクション2の上端は、燃料を供給するデリバリパイプ(図略)内周側に圧入されている。この燃料ジャンクション2は中空円筒状であり、その内周側には燃料通路20が形成されている。また燃料通路20の上方には、デリバリパイプから供給される燃料中の不純物を濾過するために、燃料フィルタ21が設置されている。燃料ジャンクション2の外周面には、デリバリパイプとの連結部をシールする樹脂製のOリング22が嵌合されている。このOリング22の下方には、デリバリパイプ連結時にOリング22がはみ出すことにより燃料シール性が低下するのを抑制するバックアップリング24が嵌合されている。またOリング22の上方には、デリバリパイプ着脱時にOリング22が脱落するのを抑制するストッパー23が嵌合されている。
【0035】
燃料ジャンクション2の下端は、中空円筒状のパイプ3の内周側に挿入され溶接されている。このパイプ3の内周側には、中空円筒状のステータコア30が圧入され溶接されている。またステータコア30の下方には、中空円筒状の可動コア31が軸方向に往復可能に設置されている。ステータコア30の内周側上方には中空円筒状のアジャスタ33が設置されている。またアジャスタ33と可動コア31の内周側上端部との間にはコイルスプリング32が介装されている。そしてアジャスタ33とコイルスプリング32の内周側には、上記燃料ジャンクション2の燃料通路20とつながる燃料通路34が形成されている。
【0036】
パイプ3の外周側には、樹脂製であってリング状のコイル部4が摺動自在に環装されている。コイル部4は、リング部40とコネクタ部41とからなり、これらの部材がモールド成形により一体的に作製されている。リング部40の内部には樹脂に被覆されたリング状のコイル42が設置されている。またリング部40の外周面には軸方向に延びる凸部43が立設されている。そしてコネクタ部41は、この凸部43の上端から径方向外周側に突出して形成されている。このコネクタ部41には、コイル42に電子制御装置(図略)からの電気信号を送るターミナル44が設置されている。
【0037】
コイル部4のリング部40の外周には、一対の半円弧状のハウジングプレート5が凸部43を挟持した状態で設置されている。そしてハウジングプレート5の上端部50はパイプ3の外周側面に溶接されている。またハウジングプレート5の下端部51は後述するバルブホルダー6の上端部60に溶接されている。ハウジングプレート5の内周壁52は、軸方向上端部と下端部とが縮径し中央部のみが拡径した形状をしている。このため、ハウジングプレート5の内周側には、内周壁52によるリング状の空間が形成される。コイル部4のリング部40は、このリング状の空間内に収納される。
【0038】
コイル部4およびパイプ3の下方には、中空円筒状のバルブホルダー6が設置されている。このバルブホルダー6の内周側にはパイプ3が挿入され溶接されている。またパイプ3の燃料通路34とつながる燃料通路61も形成されている。この燃料通路61の径方向中央にはニードルバルブ62が軸方向に延びて設置されている。このニードルバルブの上端部は、可動コア31の内周側下端部に挿入され溶接されている。このように、ニードルバルブ62は可動コア31と一体化しているため、ニードルバルブ62も軸方向に往復自在である。
【0039】
バルブホルダー6の下端には、有底円筒状のバルブシート63が設置されている。このバルブシート63の内周側底面には、ニードルバルブ62の円錐状の下端が当接する椀状の弁座64が形成されている。そして、弁座64の中央にはシリンダヘッド(図略)に開口する燃料噴射孔65が形成されている。
【0040】
次に、本実施例の燃料噴射弁の動作について説明する。デリバリパイプから供給された燃料は、燃料ジャンクション2の上部から燃料フィルタ21、燃料通路20、燃料通路34、燃料通路61を通って、ニードルバルブ62とバルブシート63との隙間に流入する。
【0041】
このとき、ターミナル44からコイル42へ噴射制御用の電気信号が発信される。そして、この電気信号により、コイル42の周りに、ハウジングプレート5→パイプ3→ステータコア30→可動コア31→パイプ3→バルブホルダー6→再びハウジングプレート5とつながる磁気回路が形成される。この磁気回路によりステータコア30と可動コア31との間に磁気吸引力が発生する。そして、磁気吸引力により可動コア31はコイルスプリング32の付勢力に抗してステータコア30に吸引され、ニードルバルブ62が弁座64から離れ上方に移動する。こうして燃料噴射孔65が開く。
【0042】
一方、ターミナル44からコイル42へ電気信号が途絶えると、ステータコア30と可動コア31との間の磁気吸引力も消滅する。このため、コイルスプリング32の付勢力によりニードルバルブ62は下方に移動し、弁座64に当接する。
【0043】
燃料は、ニードルバルブ62が弁座64から離れている間、ニードルバルブ62と弁座64との隙間および燃料噴射孔65を通過し、シリンダヘッドに噴射供給される。
【0044】
なお、パイプ3の全体が磁性化されていると、上記磁気回路がハウジングプレート5→パイプ3→ステータコア30→パイプ3→バルブホルダー6→再びハウジングプレート5となり、すなわちパイプ3で短絡し、可動コア31に磁束が通らずニードルバルブ62が吸引されないおそれがある。そこで磁気回路の短絡を防ぐため、本実施例の燃料噴射弁のパイプ3は、ステータコア30と下端面と可動コア31の上端面との接触面の周囲部分(図1中点線で仕切る部分)だけ非磁性化され、他の部分は磁性化されている。このパイプ3は、C−Cr−Ni−Mn−Nb−Fe系複合磁性材料により形成されている。そして、まず歪み付加加工を所定の温度条件下で行うことによりパイプ3の全体を磁性化(マルテンサイト化)し、次にこのパイプ3の中間部分だけを所定の時間内で加熱溶体化することにより非磁性化(オーステナイト化)してパイプ3に上記磁気特性を付与している。
【0045】
次に、本実施例の燃料噴射弁の組み付け方法について説明する。図2に本実施例の燃料噴射弁の分解図を示す。本実施例の組み付け方法は、前工程とバルブホルダー固定工程とコイル部環装工程とコイル部挟持工程と後工程とからなる。まず前工程においては、バルブシート63を、バルブホルダー6の内周側に通しバルブホルダー6の内周側下端に溶接する。次にバルブホルダー固定工程においては、パイプ3の下端をバルブホルダー6の内周側の上端に挿入して溶接する。それから、ニードルバルブ62の上端を可動コア31の内周側に下方から挿入して溶接し、これらの部材をパイプ3の内周側に上方から挿入する。そしてさらに、これらの部材の上方から、これらの部材が所定量往復自在となるようステータコア30を圧入して溶接する。その後、コイル部環装工程においては、パイプ3の外周にコイル部4のリング部40を摺動自在に環装する。
【0046】
それから、コイル部挟持工程においては、一対のハウジングプレート5の端面で、コイル部4の凸部43の両側面を挟持する。ハウジングプレート5がコイル部4に接近する様子を図3に示す。コイル部4の凸部43の両側面は、コイル部4に近づくに従い両端面間の周方向長さを小とするテーパー状の傾斜側面45となっている。一方、この傾斜側面45と対向する二枚のハウジングプレート5の二つの端面53も、傾斜側面45に対応する傾斜、すなわち二つの端面53間の距離がコイル部4に近づくにつれて小さくなる傾斜を有している。端面53はハウジングプレート5の全長に渡って延びており、そのうちの一箇所を中央部のみで傾斜斜面45に当接する。一箇所のため確実に当接でき中央部のため安定させることができる。一対のハウジングプレート5は、図3に示すようにリング部40の外周側からコイル部4に接近する。ハウジングプレート5の端面53が凸部43の傾斜側面45に当接すると、ハウジングプレート5の挟持力によりコイル部4は下方に付勢され移動する。この様子を図4に示す。
【0047】
なお、図4は本実施例の燃料噴射弁におけるコイル部4付近の外周面をコネクタ部方向から見た図であるが、説明の便宜のためコネクタ部は切除して描いている(コネクタ部は図中ハッチング部分に紙面から突出して形成されている。)
図に示すように、凸部43の傾斜側面45とハウジングプレート5の端面53とが接触すると、挟持力が傾斜側面45に対し平行な成分と垂直な成分とに分解される。このうち、傾斜側面45に対し平行な成分により、コイル部4が下方向に付勢される。コイル部4はパイプ3に軸方向に摺動自在に環装されているため、図中白抜き矢印で示すようにパイプ3を中心軸として下方向に移動する。そして図5に示すように、コイル部4のリング部40の下端がバルブホルダー6の上端部60の上端と当接する位置で、コイル部4は停止する。この状態で、ハウジングプレート5の上端部50をパイプ3の外周面に、また下端部51をバルブホルダー6の上端部60に、それぞれ溶接する。
【0048】
その後、後工程においては、ステータコア30の内周側に、下端が可動コア31の内周側上端面に当接するまでコイルスプリング(図略)を挿入する。またこの上方からアジャスタ(図略)を挿入する。そして、パイプ3の内周側の上端に燃料ジャンクション2の下端を挿入して溶接する。最後に、燃料ジャンクション2の外周に、バックアップリング24、Oリング22、ストッパー23を、この順序で上方から嵌合する。また、燃料ジャンクションの内周上方に燃料フィルタ(図略)を設置する。
【0049】
上記手順により、本実施例の燃料噴射弁の組み付けを行った。このようにハウジングプレート5を固定すると、コイル部4の軸方向および周方向の動きを抑止することができる。すなわち、コイル部4の下端はバルブホルダー6の上端部60と当接している。このためコイル部4は下方に動くことができない。一方、コイル部4のリング部40の上端はハウジングプレート5の内周側に収納されてはいるが、他の部材とは当接していない。しかしながら、コイル部4を下方に付勢した状態で、ハウジングプレート5はパイプ3およびバルブホルダー6に固定されている。このためコイル部4は上方にも動くことができない。また、凸部43は周方向からハウジングプレート5により挟持されているため、コイル部4は周方向にも動くことはできない。
【0050】
〈実施例2〉
実施例2の燃料噴射弁は、実施例1の燃料噴射弁において凸部の片方の側面のみを傾斜側面とするものである。その他の構成、動作などに関しては実施例1の燃料噴射弁と同様である。
【0051】
図6にハウジングプレートでコイル部の凸部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除して描いている。本実施例の燃料噴射弁のコイル部4においては、凸部43の片側の側面だけが傾斜側面45となっており、もう片方の側面は軸方向に平行である。本実施例のコイル部4のように片方の側面だけが傾斜側面45であっても、図中白抜き矢印で示すように、この傾斜側面45を介してコイル部4の下方向への付勢力を得ることができる。そして、リング部40の下端がバルブホルダー6の上端部60に押しつけられた位置でハウジングプレート5を固定することにより、コイル部4の軸方向および周方向の動きを抑止することができる。
【0052】
〈実施例3〉
実施例3の燃料噴射弁は、凸部の両側面を実施例1の燃料噴射弁とは、軸方向逆向きのテーパー状の傾斜側面45とするものである。その他の構成、動作などに関しては実施例1の燃料噴射弁と同様である。
【0053】
図7にハウジングプレートでコイル部の凸部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除して描いている。本実施例の燃料噴射弁のコイル部4は、凸部43の頂面が上方に向かって幅が広くなるような傾斜側面45を有している。本実施例のコイル部4をハウジングプレート5により挟持すると、コイル部4には図中白抜き矢印で示すように上方向の付勢力が働く。この付勢力によりコイル部4は上方に移動する。ところで、ハウジングプレート5の内壁52は、中央部のみリング部40を収納するため拡径しており、上端部と下端部とはパイプ3およびバルブホルダー6との固定のため縮径している。このため、リング部40の上端がハウジングプレート5の内壁52の上端部に当接した位置で、コイル部4の上方への移動は停止する。この位置でハウジングプレート5をパイプ3およびバルブホルダー6と溶接することにより、コイル部4の軸方向および周方向の動きを抑止することができる。
【0054】
〈実施例4〉
実施例4の燃料噴射弁は、凸部の両側面を、軸方向中央部で傾きが正負逆転する傾斜側面45とするものである。その他の構成、動作などに関しては実施例1の燃料噴射弁と同様である。
【0055】
図8にハウジングプレートでコイル部の凸部の両側面を挟持する様子を示す。なお、実施例1の燃料噴射弁と対応する部材については同じ記号を用いる。また図4と同様に説明の便宜のためコネクタ部は切除して描いている。本実施例の燃料噴射弁では、凸部43の両側面が、「く」の字状および逆「く」の字状の傾斜側面45となっている。すなわち凸部43の頂面は、軸方向中央部が最も広く上方および下方が狭い菱形状となっている。また傾斜側面45と対向するハウジングプレート5の端面53間の間隔も、軸方向中央部が最も広く上方および下方が狭くなっている。
【0056】
本実施例のコイル部4をハウジングプレート5により挟持すると、コイル部4には図中白抜き矢印で示すように下方向の付勢力が働く。この付勢力によりコイル部4は下方に移動する。ところが傾斜側面45および端面53の傾きは軸方向中央部で正負逆転している。このため軸方向中央部より下方においては、コイル部4に上方向の付勢力が働く。言い換えると本実施例の凸部43の傾斜側面45の形状によると、軸方向中央部に向かって付勢力が働く。このためコイル部4は中央部で停止する。この位置でハウジングプレート5をパイプ3およびバルブホルダー6と溶接することにより、コイル部4の軸方向および周方向の動きを抑止することができる。
【0057】
なお、実施例ではいずれもパイプとバルブホルダーとは別体のものを示したが本発明はこれに限られるものではなく一体のものであってもよい。要するにコイル部の内周側の部材にハウジングプレートを固定するものであればよい。また固定の例として溶接を示しているが、ろう付けや接着であってもよい。またパイプの例として複合磁性材料にて形成されたものを例示しているがこれに限られるものではなく、溶接で各材料をつないで外周を同一径としたものであってもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明の燃料噴射弁によると、コイル部の周方向の動きだけでなく軸方向の動きをも抑止することができる。また本発明の燃料噴射弁の組み付け方法によると、本発明の燃料噴射弁を簡易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の燃料噴射弁の軸方向断面図である。
【図2】 実施例1の燃料噴射弁の組み付け前の状態を示す図である。
【図3】 実施例1の燃料噴射弁においてコイル部にハウジングプレートを接近させている状態を示す図である。
【図4】 実施例1の燃料噴射弁においてコイル部をハウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図5】 実施例1の燃料噴射弁においてハウジングプレートを溶接した状態を示す図である。
【図6】 実施例2の燃料噴射弁においてコイル部をハウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図7】 実施例3の燃料噴射弁においてコイル部をハウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図8】 実施例4の燃料噴射弁においてコイル部をハウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【図9】 従来の燃料噴射弁においてコイル部をハウジングプレートで挟持している状態を示す図である。
【符号の説明】
1:燃料噴射弁 2:燃料ジャンクション 3:パイプ 4:コイル部
5:ハウジングプレート 6:バルブホルダー 20:燃料通路
21:燃料フィルタ 22:Oリング 23:ストッパー
24:バックアップリング 30:ステータコア 31:可動コア
32:コイルスプリング 33:アジャスタ 34:燃料通路
40:リング部 41:コネクタ部 42:コイル 43:凸部
44:ターミナル 45:傾斜側面 50:上端部 51:下端部
52:内周壁 53:端面 60:上端部 61:燃料通路
62:ニードルバルブ 63:バルブシート 64:弁座 65:燃料噴射孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel injection valve and a method for assembling the fuel injection valve, and more particularly to a fuel injection valve for injecting fuel to a cylinder head or an intake manifold of an automobile engine and a method for assembling the fuel injection valve.
[0002]
[Prior art]
A fuel injection valve is a device that injects and supplies fuel such as gasoline and light oil to a cylinder head of an engine. This fuel injection valve has a coil portion equipped with a coil, and sends an electric signal to the coil to move the valve body and inject fuel.
[0003]
In some fuel injection valves, a coil portion is manufactured integrally with the injection valve main body, and a coil portion is manufactured separately from the injection valve main body and then assembled to the valve main body. The fuel injection valve in which the coil part is manufactured as a separate body mainly includes a pipe, a valve holder, and a coil part. A cylindrical stator core is mounted on the inner peripheral side of the pipe, and a fuel passage is formed on the inner peripheral side of the stator core. A valve holder is connected below the pipe. The valve holder is provided with a fuel injection hole communicating with the fuel passage and a valve body for opening and closing the fuel injection hole. A ring-shaped coil portion is slidably mounted on the outer peripheral side of the pipe.
[0004]
However, if the coil part is slidable with respect to the pipe, the coil part may move in the circumferential direction or the axial direction when the engine is driven. Therefore, in the conventional fuel injection valve, the movement of the coil portion is suppressed by devising the installation method of the housing plate arranged on the outer peripheral side of the coil portion.
[0005]
That is, first, as shown in FIG. 9, both
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the conventional
[0007]
That is, gaps are provided in the axial direction and the radial direction between the inner peripheral surface of the
[0008]
Here, since the
[0009]
The fuel injection valve and its assembly method of the present invention have been completed in view of the above problems. That is, an object of the present invention is to provide a fuel injection valve and an assembling method thereof that can suppress not only the movement of the coil portion in the circumferential direction but also the movement in the axial direction. Another object of the present invention is to facilitate the movement work regardless of variations in the dimensions of the housing plate and the coil portion. Another object of the present invention is to facilitate the work of fixing the coil portion. Another object of the present invention is to facilitate the movement of the coil portion. Another object of the present invention is to facilitate the movement of the housing plate. Another object of the present invention is to facilitate positioning of the housing plate and the coil portion. Another object of the present invention is to provide a fuel injection valve that is resistant to vibration in the combustion chamber.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to solve the above problems, a fuel injection valve of the present invention includes a pipe having a stator core and a fuel passage therein, a fuel injection hole connected to the fuel passage, and a valve body for opening and closing the fuel injection hole. A valve holder fixed to the lower end, a coil portion that is mounted on the outer periphery of the pipe and drives a valve body together with the stator core to open the fuel injection hole, and has a convex portion extending in the axial direction on the outer peripheral surface, and an outer periphery of the coil portion A fuel plate having a housing plate that is provided along the surface and sandwiches both side surfaces of the convex portion from the circumferential direction so as to suppress movement of the coil portion in the circumferential direction, and has an upper end fixed to a pipe and a lower end fixed to a valve holder. The coil portion is an inclined side surface in which at least one of both side surfaces of the convex portion is inclined with respect to the axial direction, and the housing plate is inclined when the both side surfaces of the convex portion are sandwiched from the circumferential direction. The upper end is fixed to the pipe and the lower end is fixed to the valve holder at a position where the coil portion is urged in the axial direction by pressing the surface and the axial movement of the coil portion is suppressed. To do.
[0011]
That is, the fuel injection valve of the present invention has at least one of the both side surfaces of the convex portion of the coil portion as an inclined side surface.
[0012]
The inclined side surface is not parallel to the axial direction but has an inclination. For this reason, when both side surfaces of the convex portion are clamped by the end surface of the housing plate, the clamping force applied to the inclined side surface is decomposed into a component parallel to the inclined side surface and a component perpendicular to the inclined side surface. The coil portion is urged in the axial direction by a component parallel to the inclined side surface of the decomposed clamping force. Then, the coil portion moves in the axial direction along the pipe at the center on the inner peripheral side while the inclined side surface slides with the end surface of the housing plate by this urging force.
[0013]
The coil portion stops at a position where the axial movement of the coil portion is restricted, such as a connection portion between the pipe and the valve holder. In this state, the lower end portion of the housing plate is fixed to the upper end portion of the valve holder, and the upper end portion of the housing plate is fixed to the outer peripheral surface of the pipe, thereby suppressing the movement of the coil portion in the axial direction.
[0014]
In the present specification, “upper” means the fuel supply side. “Lower” means the fuel injection side. For example, the upper end portion of the housing plate means the end portion of the housing plate on the fuel supply side. The lower end of the housing plate means the end of the housing plate on the fuel injection side.
[0015]
In this case, it is preferable that the inclined side surface is tapered as in claim 2 because the housing plate can move smoothly. According to the third aspect, the coil or the valve holder can be easily fixed. According to the fourth aspect of the present invention, the coil portion can freely move along the outer peripheral surface of the pipe. According to the fifth aspect of the present invention, the end surface of the housing plate can move freely without being caught along the tapered surface. According to the sixth aspect, the positioning of the housing plate and the coil portion can be stabilized. According to the seventh aspect, a fuel injection valve that can withstand strong vibrations can be provided.
[0016]
(2) Further, in order to solve the above-described problems, a fuel injection valve assembly method of the present invention includes a pipe having a stator core and a fuel passage therein, a fuel injection hole connected to the fuel passage, and a valve body for opening and closing the fuel injection hole. A valve holder that is fixed to the lower end of the pipe, a coil portion that is mounted on the outer periphery of the pipe and that has a coil that drives the valve body together with the stator core and opens the fuel injection hole, and has a convex portion extending in the axial direction on the outer peripheral surface; A housing plate that is provided along the outer peripheral surface of the coil portion, sandwiches both side surfaces of the convex portion from the circumferential direction in order to suppress movement of the coil portion in the circumferential direction, and has an upper end fixed to the pipe and a lower end fixed to the valve holder; The method of assembling the fuel injection valve has a valve holder fixing step for fixing the upper end of the valve holder to the lower end of the pipe, and an outer periphery of the pipe to which the valve holder is fixed. A coil part mounting step for slidably mounting a coil part, which is an inclined side surface in which at least one side face of the convex part is inclined with respect to the axial direction, and both side faces of the coil part mounted on the pipe are housed The upper end of the housing plate is connected to the pipe at a position where the coil portion is urged in the axial direction by holding the plate from the circumferential direction and pressing the inclined side surface and the axial movement of the coil portion is suppressed. And a coil portion clamping step for fixing and fixing the lower end to the upper end of the valve holder.
[0017]
That is, the fuel injection valve assembling method of the present invention includes a valve holder fixing step, a coil portion wrapping step, and a coil portion clamping step.
[0018]
According to the method of assembling the fuel injection valve of the present invention, the fuel injection valve of the present invention can be easily assembled.
[0019]
In a fuel injection valve, the pipe, valve holder, and housing plate, which are magnetic circuit forming members, are often made of metal. On the other hand, the coil part is often made of molded resin. It is technically difficult to directly join a resin coil portion to a metal pipe.
[0020]
However, according to the method for assembling the fuel injection valve of the present invention, it is not necessary to directly join the resin coil portion itself to the pipe. That is, in the method for assembling the fuel injection valve of the present invention, the coil portion is sandwiched between metal housing plates and the housing plate is fixed to the same metal pipe and valve holder. It is joined to the pipe. For this reason, according to the assembling method of the present invention, it is possible to fix the coil portion while avoiding technically difficult direct bonding between resin and metal.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) First, an embodiment of the fuel injection valve of the present invention will be described. The inclined side surface may have an inclination in a direction in which the convex top surface spreads from the upper side to the lower side in the axial direction, or conversely, may have an inclination in a direction in which the convex part top surface narrows from the upper side in the axial direction. In the case where the inclined side surface has an inclination in the direction in which the top surface of the convex portion extends from the top to the bottom in the axial direction, the coil portion can obtain a downward biasing force in the axial direction when the convex portion is sandwiched between the housing plates. On the other hand, when the inclined side surface has an inclination in a direction in which the top surface of the convex portion narrows from top to bottom, when the convex portion is sandwiched between the housing plates, the coil portion can obtain an upward biasing force in the axial direction. .
[0022]
Moreover, at least one surface should just be an inclined side surface among the both sides | surfaces of a convex part. This is because if one surface of both side surfaces is an inclined side surface, the clamping force can be decomposed by the inclined side surface, and the coil portion can be urged in the axial direction by a component parallel to the inclined side surface of the clamping force.
[0023]
Further, the inclination of the inclined side surface may not be constant over the entire surface of the inclined side surface. This is because the coil portion can be urged in the axial direction as long as it is inclined with respect to the axial direction even if it is not constant.
[0024]
Further, the magnitude of the inclination of the inclined side surface is not particularly limited. When the holding force of the housing plate is constant, the proportion of the component parallel to the inclined side surface of the decomposed holding force increases as the inclination of the inclined side surface increases. For this reason, the axial direction urging | biasing force added to a coil part becomes large. Therefore, when it is desired to suppress the axial movement of the coil portion in a focused manner, the inclination of the inclined side surface may be set large. Further, the inclined side surface may be flat or curved.
[0025]
Preferably, the inclined side surface may have a tapered shape. This configuration is tapered, that is, both side surfaces of the convex portion are inclined side surfaces. Then, the inclination of each inclined side surface is set symmetrically with respect to the convex portion axial direction, that is, so that the top surface of the convex portion is widened or narrowed.
[0026]
According to this configuration, since both side surfaces are inclined side surfaces, a larger axial urging force can be applied to the coil portion than when only one side is an inclined side surface.
[0027]
As mentioned above, although embodiment of the fuel injection valve of this invention was described, embodiment is not specifically limited to what was mentioned above. The present invention can also be implemented in a modified form or an improved form that can be normally performed by those skilled in the art.
[0028]
(2) Next, an embodiment of the method for assembling the fuel injection valve of the present invention will be described. The fuel injection valve assembling method of the present invention includes a valve holder fixing step, a coil portion mounting step, and a coil portion clamping step. First, in the valve holder fixing step, the upper end of the valve holder is fixed to the lower end of the pipe. As a fixing method, for example, welding, brazing, or the like can be used. Next, in the coil part mounting step, the coil part is slidably mounted on the outer peripheral surface of the pipe. In addition, this coil part has the convex part extended in an axial direction on an outer peripheral surface, and at least one surface of the both sides | surfaces of this convex part is the inclined side surface which inclines with respect to an axial direction. Next, in the coil part clamping step, both side surfaces of the coil part are clamped by the housing plate from the circumferential direction. Then, by pressing the inclined side surface of the both side surfaces of the convex portion, the upper end of the housing plate is fixed to the pipe at the position where the coil portion is urged in the axial direction to restrain the axial movement, and the lower end is fixed to the valve holder. Secure to the top. Also in this step, as a fixing method, for example, welding, brazing, or the like can be used.
[0029]
As mentioned above, although embodiment of the assembly method of the fuel injection valve of this invention was described, embodiment is not specifically limited to what was mentioned above. For example, a process other than the above may be included. Moreover, it can also implement in the deformation | transformation form which those skilled in the art can perform normally, and an improvement form.
[0030]
Moreover, the assembly method of the present invention is suitable for assembling the fuel injection valve of the present invention. However, the fuel injection valve of the present invention is not limited to the assembling method of the present invention, and can be assembled by other assembling methods.
[0031]
【Example】
Hereinafter, the fuel injection valve and its assembling method of the present invention will be described in detail by way of examples.
[0032]
<Example 1>
First, the configuration of the fuel injection valve of this embodiment will be described. The fuel injection valve of this embodiment is installed in a cylinder head for a so-called direct injection engine that directly injects fuel into a combustion chamber.
[0033]
FIG. 1 shows an axial sectional view of a fuel injection valve 1 of this embodiment. The outer shell of the fuel injection valve 1 according to this embodiment includes a fuel junction 2, a
[0034]
The upper end of the fuel junction 2 is press-fitted into the inner peripheral side of a delivery pipe (not shown) that supplies fuel. The fuel junction 2 has a hollow cylindrical shape, and a fuel passage 20 is formed on the inner peripheral side thereof. A
[0035]
The lower end of the fuel junction 2 is inserted and welded to the inner peripheral side of the hollow
[0036]
On the outer peripheral side of the
[0037]
On the outer periphery of the
[0038]
A hollow
[0039]
A bottomed
[0040]
Next, the operation of the fuel injection valve of this embodiment will be described. The fuel supplied from the delivery pipe flows into the gap between the
[0041]
At this time, an electric signal for injection control is transmitted from the terminal 44 to the
[0042]
On the other hand, when the electrical signal from the terminal 44 to the
[0043]
While the
[0044]
If the
[0045]
Next, a method for assembling the fuel injection valve of this embodiment will be described. FIG. 2 shows an exploded view of the fuel injection valve of the present embodiment. The assembling method of the present embodiment includes a pre-process, a valve holder fixing process, a coil part mounting process, a coil part clamping process, and a post-process. First, in the pre-process, the
[0046]
Then, in the coil portion clamping step, both side surfaces of the
[0047]
4 is a view of the outer peripheral surface in the vicinity of the
As shown in the drawing, when the
[0048]
Thereafter, in a subsequent process, a coil spring (not shown) is inserted into the inner peripheral side of the
[0049]
The fuel injection valve of this example was assembled according to the above procedure. When the
[0050]
<Example 2>
The fuel injection valve according to the second embodiment is such that only one side surface of the convex portion is the inclined side surface in the fuel injection valve according to the first embodiment. Other configurations and operations are the same as those of the fuel injection valve of the first embodiment.
[0051]
FIG. 6 shows a state in which both side surfaces of the convex portion of the coil portion are clamped by the housing plate. The same symbols are used for members corresponding to those of the fuel injection valve of the first embodiment. Similarly to FIG. 4, the connector portion is cut out for convenience of explanation. In the
[0052]
<Example 3>
In the fuel injection valve according to the third embodiment, both side surfaces of the convex portion are tapered inclined side surfaces 45 that are opposite to the axial direction of the fuel injection valve according to the first embodiment. Other configurations and operations are the same as those of the fuel injection valve of the first embodiment.
[0053]
FIG. 7 shows a state in which both side surfaces of the convex portion of the coil portion are clamped by the housing plate. The same symbols are used for members corresponding to those of the fuel injection valve of the first embodiment. Similarly to FIG. 4, the connector portion is cut out for convenience of explanation. The
[0054]
<Example 4>
In the fuel injection valve according to the fourth embodiment, both side surfaces of the convex portion are inclined side surfaces 45 whose inclinations are reversed positively and negatively in the central portion in the axial direction. Other configurations and operations are the same as those of the fuel injection valve of the first embodiment.
[0055]
FIG. 8 shows a state in which both side surfaces of the convex portion of the coil portion are clamped by the housing plate. The same symbols are used for members corresponding to the fuel injection valve of the first embodiment. Similarly to FIG. 4, the connector portion is cut out for convenience of explanation. In the fuel injection valve of the present embodiment, both side surfaces of the
[0056]
When the
[0057]
In each of the embodiments, the pipe and the valve holder are separately shown. However, the present invention is not limited to this and may be integrated. In short, what is necessary is just to fix a housing plate to the member of the inner peripheral side of a coil part. Moreover, although welding is shown as an example of fixation, brazing or adhesion may be used. Moreover, although the thing formed with the composite magnetic material is illustrated as an example of a pipe, it is not restricted to this, The outer periphery may be made the same diameter by connecting each material by welding.
[0058]
【The invention's effect】
According to the fuel injection valve of the present invention, not only the movement of the coil portion in the circumferential direction but also the movement in the axial direction can be suppressed. Further, according to the method for assembling the fuel injection valve of the present invention, the fuel injection valve of the present invention can be easily assembled.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an axial sectional view of a fuel injection valve according to a first embodiment.
FIG. 2 is a view showing a state before assembly of the fuel injection valve according to the first embodiment.
3 is a view showing a state in which a housing plate is brought close to a coil portion in the fuel injection valve of Embodiment 1. FIG.
4 is a view showing a state where a coil portion is sandwiched between housing plates in the fuel injection valve of Embodiment 1. FIG.
5 is a view showing a state in which a housing plate is welded in the fuel injection valve of Embodiment 1. FIG.
6 is a view showing a state where a coil portion is sandwiched between housing plates in the fuel injection valve of Embodiment 2. FIG.
7 is a view showing a state where a coil portion is sandwiched between housing plates in the fuel injection valve of
8 is a view showing a state where a coil portion is sandwiched between housing plates in the fuel injection valve of
FIG. 9 is a view showing a state in which a coil portion is sandwiched between housing plates in a conventional fuel injection valve.
[Explanation of symbols]
1: Fuel injection valve 2: Fuel junction 3: Pipe 4: Coil part
5: Housing plate 6: Valve holder 20: Fuel passage
21: Fuel filter 22: O-ring 23: Stopper
24: Backup ring 30: Stator core 31: Movable core
32: Coil spring 33: Adjuster 34: Fuel passage
40: Ring part 41: Connector part 42: Coil 43: Convex part
44: Terminal 45: Inclined side surface 50: Upper end 51: Lower end
52: Inner peripheral wall 53: End face 60: Upper end 61: Fuel passage
62: Needle valve 63: Valve seat 64: Valve seat 65: Fuel injection hole
Claims (8)
該燃料通路につながる燃料噴射孔と該燃料噴射孔を開閉する弁体とを備え該パイプの下端に固定されるバルブホルダーと、
該パイプの外周に環装され該ステータコアと共に該弁体を駆動し該燃料噴射孔を開くコイルを備え外周面に軸方向に延びる凸部をもつコイル部と、
該コイル部の外周面に沿って設けられ該コイル部の周方向の動きを抑止するために該凸部の両側面を周方向から挟持して上端が該パイプに下端が該バルブホルダーに固定されるハウジングプレートと、を有する燃料噴射弁であって、
前記コイル部は、前記凸部の前記両側面の少なくとも一面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面となり、
前記ハウジングプレートは、該凸部の両側面を周方向から挟持する際、該傾斜側面を押圧することにより該コイル部を軸方向に付勢するようにした状態で、かつ該コイル部の軸方向の動きを抑止する位置で上端が該パイプに下端が該バルブホルダーに固定されることを特徴とする燃料噴射弁。A pipe having a stator core and a fuel passage inside, and
A valve holder that includes a fuel injection hole connected to the fuel passage and a valve body that opens and closes the fuel injection hole, and is fixed to a lower end of the pipe;
A coil portion that is provided around the outer periphery of the pipe and includes a coil that drives the valve body together with the stator core and opens the fuel injection hole;
Provided along the outer circumferential surface of the coil portion, both sides of the convex portion are sandwiched from the circumferential direction to suppress the circumferential movement of the coil portion, and the upper end is fixed to the pipe and the lower end is fixed to the valve holder. A fuel injection valve having a housing plate,
The coil portion is an inclined side surface in which at least one surface of the both side surfaces of the convex portion is inclined with respect to the axial direction,
When the housing plate clamps both side surfaces of the convex portion from the circumferential direction, the housing plate presses the inclined side surface to urge the coil portion in the axial direction, and the axial direction of the coil portion A fuel injection valve, wherein an upper end is fixed to the pipe and a lower end is fixed to the valve holder at a position where the movement of the fuel is suppressed.
前記パイプの下端に前記バルブホルダーの上端を固定するバルブホルダー固定工程と、
該バルブホルダーを固定した該パイプの外周に、前記凸部の前記両側面の少なくとも一面が軸方向に対して傾斜する傾斜側面である前記コイル部を摺動自在に環装するコイル部環装工程と、
該パイプに環装された該コイル部の該両側面を前記ハウジングプレートで周方向から挟持して該傾斜側面を押圧することにより、該コイル部を軸方向に付勢するようにした状態でかつ該コイル部の軸方向の動きを抑止する位置で該ハウジングプレートの上端を該パイプに固定するとともに下端を該バルブホルダーの上端に固定するコイル部挟持工程と、
を含んでなることを特徴とする燃料噴射弁の組み付け方法。A pipe having a stator core and a fuel passage therein, a fuel injection hole connected to the fuel passage, a valve body for opening and closing the fuel injection hole, a valve holder fixed to the lower end of the pipe, and an outer periphery of the pipe A coil portion that is provided with a coil that drives the valve body together with the stator core and opens the fuel injection hole and has a convex portion extending in the axial direction on the outer peripheral surface, and the coil portion provided along the outer peripheral surface of the coil portion In order to suppress the circumferential movement of the fuel injection valve, the both sides of the convex portion are sandwiched from the circumferential direction, and the upper end is the pipe and the lower end is fixed to the valve holder. There,
A valve holder fixing step of fixing the upper end of the valve holder to the lower end of the pipe;
A coil part mounting step for slidably mounting the coil part which is an inclined side surface in which at least one of the both side surfaces of the convex part is inclined with respect to the axial direction on the outer periphery of the pipe to which the valve holder is fixed When,
In a state where the coil portions are urged in the axial direction by sandwiching the both side surfaces of the coil portions wrapped around the pipe from the circumferential direction with the housing plate and pressing the inclined side surfaces; A coil part clamping step of fixing the upper end of the housing plate to the pipe and fixing the lower end to the upper end of the valve holder at a position where the axial movement of the coil part is suppressed;
A method for assembling a fuel injection valve, comprising:
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