JP4155901B2 - コンセントソケット - Google Patents

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Description

本発明は、コンセントソケットに関し、詳しくは、内部に電力供給源となる給電コード又はケーブルと当該給電コード又はケーブルに接続された集電電極を具備して、電力を消費する電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを差込口開口端より挿入されたときに、当該端子ピンと集電電極との接触による電気的な接続をなし、当該端子ピンと当該集電電極との接触により給電コード又はケーブルからの電力を電気プラグを介して電気機器に供給するために使用されるコンセントソケットに係わる。
従来、電力を消費する電気機器に対して電力を供給する際に用いられたコンセントソケットにおいて、直接電力供給に携わる集電電極には電気抵抗の小さい単一の金属板を成形加工して用いてきた。このようなコンセントソケットを用いた場合における、電気プラグの引抜き時のアーク火花の発生を防止するために、例えば、内部に半導体スイッチを備えるものや、半導体スイッチと機械式スイッチの両方を備えたものがあった。
なお、上記アーク火花の発生を防止するコンセントソケットの詳細は、以下に示す特許文献1及び2に記載されている。
特開2003−203721号公報 特開2003−173727号公報
しかしながら、上記従来のコンセントソケットを用いた場合、例えば、誘導性負荷を動作させた場合において、その導通電流の大きさによって電気プラグ引抜き時にコンセント側電極と電気プラグ側端子ピン間でアーク火花が発生し、作業者にとって危険であるとともに、コンセントソケット側電極と電気プラグ側端子ピン双方の劣化を促進するという問題があった。
また、コンセントソケット内部に半導体スイッチを用いた場合でも、半導体スイッチが短絡故障していた場合には、アークの発生する可能性があり、半導体スイッチと機械式スイッチとの双方を具備した場合には、コンセントソケットの構成が複雑になるという問題があった。
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は、次のとおりである。
即ち、本発明の第1の目的は、電気的及び機械的なスイッチを用いずに、単純な構成によりアーク火花の発生を抑制することの可能なコンセントソケットを提供せんとするものである。
本発明の第2の目的は、コンセントソケット内において、集電電極の機械的強度の補償及び過大な抵抗値の低減を図ることが可能なコンセントソケットを提供せんとするものである。
本発明の第3の目的は、コンセントソケット内の電流経路上の電気抵抗を連続的又は多段に段階的に変化させて、電流経路上の電流を滑らかに減少させることが可能なコンセントソケットを提供せんとするものである。
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかになろう。
本発明装置においては、内部に具備する集電電極が、差込口最奥端にて別途具備する給電コード又はケーブルと接続されて、電気プラグの端子ピンと集電電極との接続において、当該集電電極と接触する当該端子ピン先端の挿入位置が差込口開口端に近づくにつれて、当該集電電極の構成する電流経路上の抵抗値が高抵抗になるよう、分布構成される、という特徴的構成手段を講じる。
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手段を採用することにより、前記目的を達成するよう為される。
即ち、本発明装置の第1の特徴は各種電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを挿入接続するための差込口内側を給電コード又はケーブルと接続した集電電極で画成したコンセントソケットであって、前記集電電極は、前記差込口最奥端にて前記給電コード又はケーブルと接続され、前記端子ピンと前記集電電極との接続において、当該集電電極と接触する当該端子ピン先端が前記差込口開口端から漸次前記差込口最奥端に挿入されて行くにつれて、当該集電電極の構成する電流経路上の抵抗値が低抵抗になるよう、当該抵抗値を分布構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記集電電極の抵抗値分布が、内部で前記端子ピンと電気的に接続する当該集電電極で画成された複数の前記差込口のうちの1以上において、当該集電電極の前記差込口最奥端から前記差込口開口端に近づくにつれて、前記抵抗値が低抵抗から高抵抗に連続的に変化するよう、固定分布構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記集電電極が、前記差込口最奥端から前記差込口開口端側に向けて、漸次不純物濃度が高濃度から低濃度に連続的な分布を持たせた半導体電極で構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記集電電極が、前記差込口最奥端から前記差込口開口端側に向けて、漸次不純物濃度が高濃度から低濃度に連続的な分布を持たせた半導体電極と、当該半導体電極の外側を一体支持する、導電性部材からなる支持電極とを有して構成されて、当該支持電極の前記差込口最奥端にて、前記給電コード又はケーブルと接続されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記集電電極の抵抗値分布が、前記差込口内部で前記端子ピンと電気的に接続する当該集電電極で画成された複数の当該差込口のうちの1以上において、当該集電電極の前記差込口最奥端から前記差込口開口端に近づくにつれて、前記抵抗値が低抵抗から高抵抗に段階的に変化するよう、固定分布構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装置の第5の特徴における前記各集電電極が、抵抗体を外側に一体介して間を置いて不連続配設する導電体群で構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記コンセントソケットが、前記差込口内部で前記端子ピンと電気的に接続する複数の前記集電電極と、前記給電コード又はケーブルとの接続のうちの1以上において、当該集電電極と当該給電コード又はケーブルとの接続間に前記抵抗値を可変可能とする可変抵抗器を介接してなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装置の第7の特徴における前記コンセントソケットが、前記コンセントソケット外側面に露出設置されるとともに、前記可変抵抗器に接続されて当該可変抵抗器の前記抵抗値を任意の値に調整可能な調整器を有してなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装置の第7の特徴における前記コンセントソケットが、前記端子ピン先端の挿入位置に連動してスライドすることで、前記可変抵抗器の前記抵抗値を所定の値に調整可能な調整器を具備するとともに、前記端子ピン先端の前記差込口開口端からの挿入により弾性引張力に抗して当該端子ピン先端で当接押圧されて一体にスライドして、前記可変抵抗器の前記抵抗値を低抵抗に調整する一方、当該端子ピン先端が当該差込口開口端から引き抜かれるときに、前記弾性引張力が作用することにより、当該端子ピン先端の前記挿入位置と連動して当該端子ピン先端と一体にスライドし前記抵抗値を高抵抗に調整可能な、挿入された当該端子ピン先端に前記調整器を追従自在に一体連動させる弾性体を有してなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明装置の第10の特徴は、上記本発明装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における前記集電電極が、1対の前記端子ピンと電気的な嵌合接触を為す1対の電極により構成されてなる、コンセントソケットの構成採用にある。
本発明によれば、電気プラグをコンセントソケットから引き抜くときに、コンセントソケット内電流経路上の電気抵抗を高抵抗に変化させて、十分に大きな抵抗値となった差込口開口端で電気的な接触を断つことを可能とすることにより、アーク火花の発生を抑制することができる。また、簡易な構成によりコンセントソケット内の電流経路上の電気抵抗を変化させることができることから、容易にアーク火花の発生を抑制することが可能である。
さらに、集電電極に対して外側から導電性の一体支持電極を採用した場合には、集電電極の機械的強度の補償及び過大な抵抗値の低減を図ることが可能である。また、電気抵抗値の変化を連続的または多段に段階的に変化させることにより、電流経路上の電流の減少を滑らかな変化とすることができ、抵抗値変化によるアーク火花の発生も抑制することが可能である。
以下、本発明の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ、その装置例1乃至4を順に説明する。
(装置例1)
まず、図1は、本発明の装置例1に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。
同図に示すように、まず、この装置例1に係るコンセントソケットα1は、内部に電力供給線となる給電コード又はケーブル1とこの給電コード又はケーブル1に接続された集電電極2を具備して、電力を消費する電気機器(図示せず)に接続された電気プラグβの端子ピン10を差込口開口端Aより挿入されたときに、端子ピン10と集電電極2との接触による電気的な接続をなし、端子ピン10と集電電極2との接触により給電コード又はケーブル1からの電力を電気プラグβを介して電気機器に供給可能に構成される。
この集電電極2は、差込口最奥端Bにて給電コード又はケーブル1と接続されて、端子ピン10と集電電極2との接続において、集電電極2と接触する端子ピン10先端Cの挿入位置が差込口開口端Aに近づくにつれて、集電電極2の構成する電流経路上の抵抗値が高抵抗になるよう、この抵抗値を可変に構成される。
ここで、集電電極2は、内部で端子ピン10と電気的に接続する複数の差込口のうちの1以上において、集電電極2と給電コード又はケーブル1との接続端Bから差込口開口端Aに近づくにつれて、抵抗値が低抵抗から高抵抗に連続的に変化するよう、例えば、抵抗値に連続的な固定分布を持たせて構成されるとよい。
そのため、例えば、集電電極2は、差込口最奥端B側から差込口開口端A側に向けて、不純物濃度が高濃度から低濃度に連続的な分布を持たせた半導体電極2aで構成されても構わず、このとき、集電電極2を構成する半導体電極2aの不純物濃度は、給電コード又はケーブル1との差込口最奥端B側で高濃度であり低抵抗を示し、差込口開口端A側で低濃度であり高抵抗を示す。
よって、例えば、集電電極2が、高抵抗領域である差込口開口端A側の不純物濃度の、1×1014cm-3から、低抵抗領域である給電コード又はケーブル1との差込口最奥端B側の不純物濃度の、1×1020cm-3へと連続的に変化する、例えば、半導体電極2aに不純物ドーピングをする際の不純物濃度をドーピング位置に応じて変化させることで得られたP型半導体電極で作成されて、半導体電極2aと給電コード又はケーブル1とが金属配線3等により接続されて構成される。
以上のように構成されたコンセントソケットα1において、コンセントソケットα1に挿入された電気プラグβを引抜く際に、端子ピン10先端Cの挿入位置に応じてコンセントソケットα1内の電流経路における電気抵抗値が変化して、例えば、上記不純物濃度であった場合には、集電電極2の差込口最奥端Bと差込口開口端Aとの両端で約1000倍程度の抵抗差を作り出すことが可能である。
ここで、図2は、コンセントソケット内の電流経路上における抵抗値と導通電流の関係の一例を示すグラフである。
電流と抵抗値とは反比例の関係にあるので、同図に示すように、十分に抵抗値が大きい状態になってからコンセントソケットα1と電気プラグβとの接触が断たれることにより、アーク火花が発生しない小さな電流で電気プラグβを引抜くことが可能となり、アーク火花の発生を抑制することができる。
また、図3は、図1に示した集電電極が支持電極を有した場合を説明するための図である。
同図に示すように、コンセントソケットα1´として、集電電極2は、半導体電極2a等を外部から支持する、導電性部材からなる支持電極2bを有して構成されても構わず、このとき、集電電極2は、支持電極2bの差込口最奥端Bにて給電コード又はケーブル1と接続されるとよい。
半導体で作成された半導体電極2aが十分な厚みを持たない場合には、機械的強度の不足、過大な電気抵抗値といった問題が発生することがあり、半導体電極2aで構成された集電電極2において、端子ピン10と接触しない外部から、例えば、金属で作成された支持電極2bが貼付されることにより、集電電極2の機械的強度の補償を図ることが可能である。
さらに、半導体電極2aの、端子ピン10の挿入される挿入口に沿う長手方向にのみ電流が流れる場合、半導体電極2aにより構成された電流経路の増大により、抵抗値が過大になるといった問題が発生することがあり、この半導体電極2aに外側から支持電極2bを一体接触させることで、その過大な抵抗値を低減することが可能となる。
なお、支持電極2bは、金属プレートや、十分な導電性のあるセラミックス、高分子導体等でも構わない。
(装置例2)
次に、図4は、本発明の装置例2に係る電気プラグ差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図であり、以下の本実施形態の説明で用いる各図面には、図1に示したものと同一又は同等な構成要素につき同一の符号を当てるものとし、当該構成要素の詳細な説明については省略するものとする。
同図に示すように、装置例2に係るコンセントソケットα2における集電電極22は、内部で端子ピン10と電気的に接続する複数の差込口のうちの1以上において、端子ピン10先端Cの挿入位置が、集電電極22の差込口最奥端Bから差込口開口端Aに近づくにつれて、コンセントソケットα2内の電流経路上の抵抗値が低抵抗から高抵抗に段階的に変化するよう、抵抗値に段階的な固定分布を持たせて構成される。
ここで、コンセントソケットα2は、例えば、集電電極22として、外側に一体渡設した抵抗体22a,22a´を介して接続された導電体22b,22b´,22b″を有し、これら集電電極22と給電コード又はケーブル1とが金属配線3等により接続されるとよく、このとき、集電電極22は、1以上の抵抗体22a,22a´を外側に一体介して間を置いて不連続配設する導電体22b,22b´,22b″群で構成される。
このようなコンセントソケットα2を用いることで、コンセントソケットα2に挿入された電気プラグβを引抜く際に、端子ピン10先端Cのコンセントソケットα2における挿入位置に応じてコンセントソケットα2内の電流経路における抵抗値が変化して、その抵抗値に応じて導通電流が減少することで、アーク火花の発生を抑制することが可能となる。
ここで、図5は、図4に示したコンセントソケットの具体例を説明するための内部回路図である。
同図に示すように、コンセントソケットα2に、給電コード又はケーブル1を介して電源1aとコンセントソケットα2及び電気プラグβに接続された負荷11とを接続して、例えば、電源1aの電圧をDC50V、負荷11として5Ωの抵抗として、抵抗体22aを50Ω、抵抗体22a´を500Ωとする。
このとき、電気プラグβの端子ピン10がコンセントソケットα2の集電電極22に十分接触するまで挿入されて導電体22bと接触したときには、回路に流れる電流I0は、オームの法則により、10Aとなる。一方、電気プラグβがコンセントソケットα2から引抜かれて端子ピン10先端Cが集電電極22の導電体22b´に接触しているときには、負荷11と直列に抵抗体22a(50Ω)が挿入されて、電流I1はオームの法則より0.91Aとなる。
同様に、端子ピン10先端Cが導電体22b″にのみ接触しているときの電流I2は、0.09Aとなり、この計算例において、最終的に負荷11が電源1aから切り離される場合の電流I2は、端子ピン10が集電電極22と十分接触するまで挿入されたときの電流I0と比較して1/100程度となり、人体に危険なアーク火花が発生する心配はない。
なお、抵抗体22a,22a´を介して接続される導電体22b,22b´,22b″の段数は同図に示すものに限定されるものではないが、一段階あたりの抵抗値変化により極端に電流値が減少する場合、各導電体22b,22b´,22b″間と端子ピン10が離れた瞬間にアーク火花が発生する可能性があることから、導電体22b,22b´,22b″の段数が多いほうが電流の減少が滑らかとなり、本発明としての効果が大きくなることは言うまでもない。
(装置例3)
続いて、図6は、本発明の装置例3に係る電気プラグ差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。
同図に示すように、装置例3に係るコンセントソケットα3は、内部で端子ピン10と電気的に接続する複数の集電電極32で内側を画成された差込口のうちの1以上において、この集電電極32と給電コード又はケーブル1との接続間に、コンセントソケットα3内の電流経路上の抵抗値を可変可能とする可変抵抗器4を有して構成される。
ここで、図7は、図6に示したコンセントソケットの外観斜視図である。
同図に示すように、例えば、コンセントソケットα3は、コンセントソケットα3外側面に露出設置されるとともに、可変抵抗器4に接続されてこの可変抵抗器4の抵抗値を任意の値に調整可能な調整器35を有するとよい。
このとき、例えば、差込口開口端Aの近傍にスライダック式の調整器35が配置されて、コンセントソケットα3に挿入された電気プラグβを引抜く際に、調整器35を可変抵抗器4の示す抵抗値が高抵抗となるように操作されることで、コンセントソケットα3内の電流経路における抵抗値を大きくすることができる。
なお、調整器35は、スライダック式に限定されるものではなく、回転式の調整器35や、押し込み式の調整器35等であっても構わず、また、電気プラグβをコンセントソケットα3に挿入するときに、コンセントソケットα3内の抵抗値が大きいままになっていることを防ぐために、機械的もしくは電気的に電気プラグβの挿入を検知可能に構成されて、このときに、抵抗値を最小に調整する機能手段を具備しても構わない。
(装置例4)
引続き、図8は、本発明の装置例4に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。
同図に示すように、装置例4に係るコンセントソケットα4は、端子ピン10先端Cが調整器45に当接押圧することにより弾性体6の弾性引張力に抗して挿入位置に連動して可変抵抗器4に沿って調整器45がスライドすることで、スライダックとしての可変抵抗器4の抵抗値を所定の値に調整可能な調整器45を具備するとともに、端子ピン10先端Cの差込口開口端Aからの挿入により端子ピン10先端Cと一体にスライドして、可変抵抗器4の抵抗値を低抵抗に調整する一方、端子ピン10先端Cが差込口開口端Aから引き抜かれるときに、端子ピン10先端Cが当接する調整器45を、弾性体6の弾性復元力が作用することにより、この端子ピン10先端Cの挿入位置と連動して端子ピン10先端Cと一体にスライドして抵抗値を高抵抗に調整可能な、挿入された端子ピン10先端Cの退出動に対して調整器45を追従自在に一体連動させる弾性体6を有して構成される。
ここで、コンセントソケットα4は、集電電極42と給電コード又はケーブル1とを接続する金属配線3等の1以上に抵抗値可変機能を有した可変抵抗器4を有して、電気プラグβがコンセントソケットα4に挿入されたときに、コンセントソケットα4内部における端子ピン10の移動により、可変抵抗器4の抵抗値を調整する調整器45が、スライドして、電流経路内の抵抗値は自動的に低抵抗へと変化するよう構成される。
また、電気プラグβをコンセントソケットα4から引抜くときには、コンセントソケットα4内に設置したバネ等の弾性体6により可変抵抗器4の抵抗値を調整する調整器45が引き戻されて、電流経路内の抵抗値は、自動的に高抵抗となるよう構成される。
以上、本発明の実施形態につき、その装置例1乃至4を挙げて説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段にのみ限定されるものではなく、前述の効果を有する範囲内において、随時、変更実施することが可能なものであり、例えば、装置例1乃至4において、1対の端子ピン10と電気的な接触を為す1対の集電電極2,22,32,42について説明したが、多極ピンと多極集電電極等、これに限定されるものではない。
また、本発明における電力供給の形態としては、直流供給又は交流供給に適用可能なものであり、交流供給としては、商用周波数の50Hz又は60Hzでも、それ以上の周波数を用いた高周波交流供給でも構わない。
本発明の装置例1に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。 同上したコンセントソケット内の電流経路上における抵抗値と導通電流の関係の一例を示すグラフである。 同上した集電電極が支持電極を有した場合を説明するための図である。 本発明の装置例2に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。 同上したコンセントソケットの具体例を説明するための回路図である。 本発明の装置例3に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。 同上したコンセントソケットの外観斜視図である。 本発明の装置例4に係る電気プラグを差込み時のコンセントソケットの内部構成を示す図である。
符号の説明
α1,α1´,α2,α3,α4…コンセントソケット
β…電気プラグ
1…給電コード又はケーブル
2,22,32…集電電極
2a…半導体電極
2b…支持電極
22a,22a´…抵抗体
22b,22b´,22b″…導電体
3…金属配線
35,45…調整器
4…可変抵抗器
6…弾性体
10…端子ピン
11…負荷
A…差込口開口端
B…差込口最奥端
C…端子ピン10先端

Claims (5)

  1. 各種電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを挿入接続するための差込口内側を、前記差込口最奥端にて給電コード又はケーブルと接続した集電電極で画成したコンセントソケットであって、
    前記集電電極のうち少なくとも1つは、
    前記差込口最奥端から前記差込口開口端側に向けて、漸次不純物濃度が高濃度から低濃度に連続的な分布を持たせ、抵抗値が当該集電電極の前記差込口最奥端から前記差込口開口端に近づくにつれて低抵抗から高抵抗に連続的に変化するよう構成された半導体電極であり、
    前記集電電極の構成する電流経路上の抵抗値は、
    前記端子ピンと前記集電電極との接続において、前記集電電極と接触する前記端子ピン先端が前記差込口開口端から漸次前記差込口最奥端に挿入されて行くにつれて連続的に低抵抗になることを特徴とするコンセントソケット。
  2. 各種電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを挿入接続するための差込口内側を、前記差込口最奥端にて給電コード又はケーブルと接続した集電電極で画成したコンセントソケットであって、
    前記集電電極のうち少なくとも1つは、
    前記差込口最奥端から前記差込口開口端側に向けて、漸次不純物濃度が高濃度から低濃度に連続的な分布を持たせ、抵抗値が前記集電電極の前記差込口最奥端から前記差込口開口端に近づくにつれて低抵抗から高抵抗に連続的に変化するよう構成された半導体電極と、前記半導体電極の外側を一体支持する導電性部材からなる支持電極とを有し、前記差込口最奥端にて前記支持電極と前記給電コード又はケーブルとが接続されており、
    前記集電電極の構成する電流経路上の抵抗値は、
    前記端子ピンと前記集電電極との接続において、前記集電電極と接触する前記端子ピン先端が前記差込口開口端から漸次前記差込口最奥端に挿入されて行くにつれて連続的に低抵抗になることを特徴とするコンセントソケット。
  3. 各種電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを挿入接続するための差込口内側を、前記差込口最奥端にて給電コード又はケーブルと接続した集電電極で画成したコンセントソケットであって、
    前記集電電極のうち少なくとも1つは、
    前記差込口最奥端から前記差込口開口端側に向けて、間をおいて複数配置される、前記端子ピンと接触する導体と、前記集電電極の抵抗値が前記差込口最奥端から前記差込口開口端に近づくにつれて低抵抗から高抵抗に段階的に変化するように隣り合う前記導体間を前記導体の前記端子ピンが接触する側と反対側で接続する抵抗体とを有し、前記差込口最奥端の前記導体と前記給電コード又はケーブルとが接続されており、
    前記集電電極の構成する電流経路上の抵抗値は、
    前記端子ピンと前記集電電極との接続において、前記集電電極と接触する前記端子ピン先端が前記差込口開口端から漸次前記差込口最奥端に挿入されて行くにつれて段階的に低抵抗になることを特徴とするコンセントソケット。
  4. 各種電気機器に接続された電気プラグの端子ピンを挿入接続するための差込口内側を、前記差込口最奥端にて給電コード又はケーブルと接続した集電電極で画成したコンセントソケットであって、
    少なくとも一方の前記集電電極と前記給電コード又はケーブルとの間を介接し、前記集電電極の構成する電流経路上の抵抗値を所望の値に変化させる可変抵抗器と、
    前記端子ピン先端の挿入位置に連動してスライドすることで、前記可変抵抗器の抵抗値を所定の値に調整可能な調整器と、
    前記端子ピン先端の前記差込口開口端からの挿入により弾性引張力に抗して当該端子ピン先端で当接押圧されて一体にスライドして、前記可変抵抗器の前記抵抗値を低抵抗に調整する一方、当該端子ピン先端が当該差込口開口端から引き抜かれるときに、前記弾性引張力が作用することにより、当該端子ピン先端の前記挿入位置と連動して当該端子ピン先端と一体にスライドし前記抵抗値を高抵抗に調整可能な、挿入された当該端子ピン先端に前記調整器を追従自在に一体連動させる弾性体と、
    をさらに備えることを特徴とするコンセントソケット。
  5. 前記集電電極は、
    1対の前記端子ピンと電気的な嵌合接触を為す1対の電極により構成される、
    ことを特徴とする請求項1からに記載のいずれかのコンセントソケット。
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