JP4155497B2 - 欠陥分類方法、プログラムおよび欠陥分類装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を自動的に分類する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板、レチクル、プリント配線基板等に形成されたパターンを検査する分野において、従来より主として比較検査方式が用いられている。例えば、2値画像の場合には検査対象となる画像(以下、「対象画像」という。)と参照画像との排他的論理和の画像が求められ、求められた画像にある程度の大きさ以上の塊が存在すればその領域が欠陥として検出される。多値画像の場合には対象画像と参照画像との差の絶対値を示す差分画像が求められ、差分画像において所定のしきい値よりも大きな画素値を有する領域が欠陥として検出される。
【0003】
欠陥検出では、各工程での歩留まりを低下させる要因となる製造プロセスの是正を図るために、欠陥の分類が行われる(すなわち、欠陥の種類(カテゴリ)が判定される)ことがある。分類処理は一般的には、検査の際に利用された対象画像、参照画像、および、検査の際に生成された画像の欠陥近傍から特徴量(面積、明度等)を算出し、特徴量に基づいて判別分析やニューラルネットモデル等の手法を用いて行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、判別分析法では特徴量を所定の判別関数に代入することにより欠陥の分類結果が取得される。特徴量と分類結果との関係が非常に簡単な場合は、パラメータが固定化された判別関数により正しく分類を行うことが可能であるが、多数の特徴量や多数の分類結果を取り扱う場合のように特徴量と分類結果との関係が複雑な分類を行う場合は、判別分析法では適切な分類が困難となってしまう。
【0005】
ニューラルネットモデルを利用して分類が行われる場合、判別分析法よりも高度な分類が期待されるが、ニューラルネットモデルでは各ニューロンにおいて入力と出力との関係が同じであるという制約があり、さらに、中間層の段数や中間層のニューロンの数の最適値を予め決定することが困難であるという問題も存在する。すなわち、ニューラルネットモデルでは高度な分類は容易には実現されない可能性が非常に高いといえる。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、欠陥の分類性能に優れた分類方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類する欠陥分類方法であって、基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて生成する工程と、前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程と、基板上に形成されたパターンを撮像することにより取得された対象画像から対象特徴量群を求める工程と、前記繰り返す工程により生成された判別関数の変数群に前記対象特徴量群を代入することにより前記パターンの欠陥の種類を示す分類結果を取得する工程とを有する。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の欠陥分類方法であって、前記関数要素群に定数群が含まれる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の欠陥分類方法であって、前記教師画像および前記対象画像のそれぞれが検査対象の画像であり、前記教師特徴量群および前記対象特徴量群のそれぞれが、検査対象の検査の際に参照される参照画像の特徴量をさらに含む。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥分類方法であって、前記教師画像および前記対象画像のそれぞれが検査対象の画像であり、前記教師特徴量群および前記対象特徴量群のそれぞれが、検査対象の検査の際に生成された画像の特徴量をさらに含む。
【0014】
請求項5に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類するための判別関数をコンピュータに生成させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて生成する工程と、前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程とを実行させる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類する欠陥分類装置であって、パターンの欠陥を分類するための判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて決定する判別関数決定部と、基板上に形成されたパターンを撮像することにより取得された対象画像の対象特徴量群を取得する特徴量取得部と、判別関数の変数群に前記対象特徴量群を代入することにより前記パターンの欠陥の種類を示す分類結果を取得する分類部とを備え、前記判別関数決定部が、基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を生成する工程と、前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程とを実行する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る検査システム1の構成を示す図である。検査システム1は、半導体基板(以下、「基板」という。)9上に形成されたパターンの画像を取得する撮像装置2、取得された画像に基づいてパターンの欠陥検査を行う検査ユニット3、および、検査ユニット3に接続されたコンピュータ4を有する。コンピュータ4は、検査ユニット3にて検出された欠陥の分類(すなわち、欠陥画像の分類)を行うとともに、分類処理の準備として欠陥分類に必要な判別関数の決定も行う。
【0017】
撮像装置2は、ラインセンサや2次元撮像デバイス等を有するカメラ21、および、基板9を水平方向に移動させるステージ22を有し、基板9上の所望の領域を撮像することが可能とされている。撮像装置2は基板9の製造ラインに組み込むことも可能とされており、検査システム1はいわゆるインライン型のシステムとして利用することができる。
【0018】
検査ユニット3は、予め参照画像のデータを記憶する参照画像メモリ31、参照画像と検査対象の画像である対象画像とを比較することにより検査を行う比較検査回路32を有する。撮像装置2からの入力は切替スイッチ33により参照画像メモリ31と比較検査回路32との間で切替可能とされており、予め切替スイッチ33が撮像装置2と参照画像メモリ31とを接続した状態でカメラ21が基準となる基板9を撮像することにより、参照画像のデータが参照画像メモリ31に記憶される。
【0019】
検査が行われる際には切替スイッチ33により撮像装置2と比較検査回路32とが接続され、比較検査回路32には撮像装置2から対象画像のデータが入力されるとともに参照画像メモリ31から参照画像のデータが同期して入力される。比較検査回路32では、例えば、参照画像と対象画像との画素単位の差の絶対値を画素値として有する差分画像が求められ、所定のしきい値で2値化を行うことにより差の大きな領域が欠陥として検出される。なお、以下の説明では2値化された差分画像を「検査結果画像」という。検査結果画像は、例えば、欠陥領域の画素値が1、他の領域の画素値が0の2値画像とされる。
【0020】
検査ユニット3には2つのタイミング調整回路34a,34b、2つのAND回路35a,35bおよび3つの切出し回路36a,36b,36cがさらに設けられており、一方のAND回路35aにはタイミング調整回路34aからの対象画像のデータおよび比較検査回路32からの検査結果画像のデータが入力され、対象画像を検査結果画像でマスクした画像(すなわち、欠陥領域のみに対象画像の画素値が与えられた画像)が取得される。マスク後の画像は切出し回路36aに送られ、欠陥領域近傍が矩形に切り出される。
【0021】
他方のAND回路35bにはタイミング調整回路34bからの参照画像のデータおよび比較検査回路32からの検査結果画像のデータが入力され、参照画像を検査結果画像でマスクした画像(すなわち、欠陥領域のみに参照画像の画素値が与えられた画像)が取得される。マスク後の画像は切出し回路36cに送られ、欠陥領域近傍が矩形に切り出される。切出し回路36bには検査結果画像のデータが入力され、欠陥領域近傍が矩形に切り出される。
【0022】
3つの切出し回路36a〜36cにて切り出された画像のデータは画像メモリ37に記憶される。なお、以下の説明では、マスクおよび切出しが行われた後の対象画像および参照画像を単に「対象画像」および「参照画像」とそれぞれ呼び、切出し後の検査結果画像も単に「検査結果画像」と呼ぶ。
【0023】
コンピュータ4は、図2に示すように、各種演算処理を行うCPU41、基本プログラムを記憶するROM42および各種情報を記憶するRAM43をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行う固定ディスク44、画像等の各種情報の表示を行うディスプレイ45、操作者からの入力を受け付けるキーボード46aおよびマウス46b(以下、「入力部46」と総称する。)、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8から情報の読み取りを行う読取装置47、並びに、検査システム1の他の構成との間で信号を送受信する通信部48が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0024】
コンピュータ4には、事前に読取装置47を介して記録媒体8からプログラム80が読み出され、固定ディスク44に記憶される。そして、プログラム80がRAM43にコピーされるとともにCPU41がRAM43内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラムを実行することにより)、コンピュータ4が分類処理や分類処理に利用される判別関数の決定等を行う。
【0025】
図3はCPU41がプログラム80に従って動作することにより、CPU41、ROM42、RAM43、固定ディスク44等が実現する機能構成を示すブロック図である。図3において特徴量算出部51および分類部52がコンピュータ4が分類装置としての動作を行う際の機能を示しており、特徴量算出部53および関数決定部54がコンピュータ4が分類処理の準備として判別関数の決定を行う際の機能を示している。なお、これらの機能は専用の電気回路により構築されてもよく、部分的に専用の電気回路が利用されてもよい。
【0026】
図4はコンピュータ4による分類処理の流れを示す図である。分類処理が行われる際には、まず、検査ユニット3の画像メモリ37から検査対象を撮像して得られる対象画像、検査の際に参照される参照画像、および、検査の際に生成された検査結果画像のデータ(図3中に対象画像データ601、参照画像データ602および検査結果画像データ603として示す。)が特徴量算出部51に入力される。そして、各画像データに対して演算を施すことにより各種画像の特徴量が求められる(ステップS11)。なお、特徴量とは明度平均、画素値を有する領域の面積、エントロピー等であり、画像中の画素値に所定の演算処理を施すことにより得られる値である。例えば、フィルタを画像に作用させる演算処理により得られる値が特徴量として利用されてもよい。
【0027】
求められた特徴量は分類部52へと入力され、分類部52が特徴量に基づいて分類を行う。分類部52には特徴量が変数に代入される判別関数が準備されており、判別関数による演算結果に応じてカテゴリデータ604からカテゴリの選択が行われ、選択されたカテゴリ(すなわち、欠陥の種類)が分類結果として出力される(ステップS12)。
【0028】
図5はコンピュータ4において分類処理に使用される判別関数を決定する処理の流れを示す図である。
【0029】
判別関数の決定では、まず、固定ディスク44に教師データが準備される(ステップS21)。教師データには、基板9上に形成されたパターンを示す教師画像、教師画像に対応する参照画像(教師画像を対象画像と捉えた場合に検査の際に参照される画像)、および、教師画像に対応する検査結果画像(教師画像を対象画像と捉えた場合に検査の際に生成された画像)のデータ(図3中に教師画像データ611、参照画像データ612および検査結果画像データ613として示す)、並びに、教師画像に対応するカテゴリを示す教示信号614が含まれる。
【0030】
教師画像データ611、参照画像データ612および検査結果画像データ613は検査ユニット3にて用いられたものが教師用として流用されてもよく、入力部46を介して操作者により別途準備されたものであってもよい。教示信号614は、入力部46を介して操作者により入力される。なお、各種画像データは実際に分類処理が行われる画像データと同様に、欠陥領域近傍が切り出された画像のデータとなっている。
【0031】
判別関数が決定される際には、図3において特徴量算出部53が教師用の教師画像データ611、参照画像データ612および検査結果画像データ613から特徴量を求め、特徴量および教示信号614を利用して関数決定部54が判別関数を決定する。関数決定部54では遺伝的アルゴリズム(genetic algorithm)を利用して判別関数の候補を生成し、その後、判別関数の候補の評価および判別関数の再生成を繰り返すことにより最終的な判別関数が決定される。図5においてステップS22以降の処理が遺伝的アルゴリズムを利用したループ処理となっている。
【0032】
教師データが準備された後の最初のループ処理では、関数決定部54のGA処理部541により初期設定の判別関数が生成されて登録される(ステップS22,S23)。
【0033】
判別関数は、少なくとも1つの演算子と教師用として求められた特徴量が代入される少なくとも1つの変数とを組み合わせたものとされる。さらに、必要に応じて少なくとも1つの定数が組み合わされる。換言すれば、判別関数は演算子群、変数群および定数群を含む関数要素群から選択されたものを組み合わせた構造を有する。
【0034】
なお、図5に示す判別関数の決定の際に教師画像の特徴量、教師用の参照画像の特徴量および教師用の検査結果画像の特徴量が入力される変数には、図4に示す分類処理において対象画像の特徴量、検査用の参照画像の特徴量および検査の際の検査結果画像の特徴量が代入される。
【0035】
演算子としては、四則演算子(加算、減算、乗算、除算)、tanh、exp、sin等の演算子群から選択が行われる。なお、四則演算子は2つの変数(または、演算子と変数との組み合わせ(以下、「変数等」という。))と組み合わされ、tanh、exp、sinは1つの変数等と組み合わされる。演算子は上記例に限定されず、演算子の種類が多いほど判別関数の選択の自由度が向上される。また、演算子は操作者が定義した所定の関数(いわゆる、マクロ)であってもよい。
【0036】
判別関数の変数に代入される特徴量としては、例えば、教師用の検査結果画像(図4に示す分類処理では対象画像の検査結果画像)から求められる欠陥領域(ただし、必ずしも欠陥である必要はなく、正確には欠陥が生じうる領域をいう。)の面積、教師画像(分類処理では対象画像)の明度平均、教師用の参照画像(分類処理では検査の際の参照画像)の明度平均等が利用される。これらの特徴量は予め正規化(例えば、最小値0、最大値1)されていてもよい。以下の説明では、欠陥領域の面積が代入される変数を「Area」、教師画像(または対象画像)の明度平均が代入される変数を「ObjAveL」、参照画像の明度平均が代入される変数を「RefAveL」という。以下の具体例では利用されていないが、検査結果画像からの特徴量(例えば、差分画像の明度平均)を利用することにより、さらに最適な判別関数を決定することができる。
【0037】
判別関数の定数としては、例えば、(−100)ないし(+100)から発生された100種類の乱数である定数群から選択されたものが利用される。以下の説明では100個の定数をConst00〜Const99と呼ぶ。定数の値は、例えば、Const00=0.5、Const01=(−3.2)等と定められる。
【0038】
判別関数は変数および定数を演算子にて結びつけたものであることから、変数および定数を末端とし、演算子を分岐点とした木形式にて表現することができる。以下、木形式にて取り扱われる判別関数を「関数木」と呼ぶ。例えば、zを出力とする数1にて示される判別関数は図6に示す関数木として取り扱われる。
【0039】
【数1】
【0040】
ステップS23では、初期設定として変数群、演算子群および定数群がランダムに選択されて組み合わされ、複数の関数木が生成されて登録される。関数木の数は多いほど好ましい。
【0041】
次に、関数決定部54の関数評価部542により複数の関数木が個別に評価されてランク付けされる(ステップS25)。関数木の評価は教師データ中の各種画像のデータから求められた特徴量が関数木の変数に代入され、出力(演算結果)と教示信号とが比較されることにより行われる。以下、2種類の欠陥(欠陥α、欠陥β)を分類するための判別関数が最終的に決定されるものとし、判別関数の出力が正であれば欠陥α、負であれば欠陥βと判定され、教師データから導かれる特徴量および教示信号として表1にて示すものが準備され、初期設定の関数木として図7ないし図9に示す3つの関数木71〜73が登録されているものとして具体例を説明する。表1における「ID」の欄は教師データの生成元となった欠陥サンプルの識別番号である。
【0042】
【表1】
【0043】
表2は関数木の評価の際に得られる値の一覧を示す表である。表2の「木番号」の欄において「1」、「2」、「3」は、それぞれ関数木71,72,73に対応する。表2に示すように各関数木の変数に各IDの教師用の特徴量が代入されて出力値が得られると、出力値と教示信号との差の2乗(表2において「2乗誤差」として示す。)が求められる。そして、各関数木において複数のIDに対応する複数の2乗誤差の平均値が求められ、(平均値+1)の逆数が評価値とされ、評価値が大きいものから順にランク付けが行われる(表2ではランクが高いものほど大きな数字を与えている。)。
【0044】
【表2】
【0045】
次に、得られた評価値のうち最高のものが記憶され、対応する関数木も最終的に利用される関数木の候補として記憶される(ステップS26,S27)。表2の例では木番号「3」の関数木73が記憶される。
【0046】
以上の処理が完了するとステップS22へと戻り(ステップS28)、2回目以降のループ処理ではGA処理部541により遺伝的アルゴリズムを利用した処理(GA処理)が行われる(ステップS24)。遺伝的アルゴリズムでは、一般に「交叉」、「突然変異」および「複製」の処理が関数木に施される。GA処理は、ランクの高い関数木ほど高い頻度で施されて次世代の関数木が生成される。図10はGA処理の流れを示す図である。
【0047】
GA処理では、まず、「交叉」、「突然変異」および「複製」のうち、どの処理を行うかが選択される(ステップS241)。これらの処理の選択はGA処理部541によりランダムに行われる。
【0048】
「交叉」が選択された場合(ステップS242)、登録されている複数の関数木のうち、比較的ランクの高い2つの関数木が選択され(ステップS243)、各関数木の部分木がランダムに選択される。そして、選択された部分木を互いに入れ替えることにより新たな2つの関数木が生成され、次世代の関数木として登録される(ステップS244)。例えば、図11に示すように上段の現世代の関数木72,73において太枠にて示す部分木が選択され、部分木が入れ替えられることにより下段の次世代の関数木が生成される。
【0049】
「交叉」が選択されなかった場合、比較的ランクの高い1つの関数木が選択される(ステップS245)。そして、選択された処理が「突然変異」である場合は(ステップS246)、関数木の部分木がランダムに選択され、選択された部分木が新しくランダムに生成された部分木と置き換えられる。新たな関数木は次世代の関数木として登録される(ステップS247)。例えば、図12に示すように上段の現世代の関数木73において太枠にて示す部分木が選択され、部分木が新たな部分木に置換されることにより下段の次世代の関数木が生成される。
【0050】
「複製」が選択された場合は、図13に例示するように、ステップS245にて選択された関数木が変更されることなくそのまま次世代の関数木として登録される(ステップS248)。
【0051】
以上の処理が繰り返されて所定数の次世代の関数木が登録されると、GA処理が一旦終了し(ステップS249)、図5の処理へと戻る。そして、既述の手法にて登録されている複数の関数木が評価されてランク付けされる(ステップS25)。得られた関数木ごとの評価値のうち最高のものが過去の評価値のうちの最高のものよりも高い(値が大きい)場合、過去最高の評価値に対応する関数木が最適な関数木の候補として登録され(ステップS26,S27)、再度、GA処理へと戻る(ステップS28)。一方、得られた評価値が過去最高の評価値を超えない場合には、そのままGA処理へと戻る(ステップS28)。
【0052】
GA処理および関数木の評価が所定回数(例えば、50回)繰り返されると(評価値が収束する等の他の条件が満たされるまで繰り返されてもよい。)、これらの処理における最高の評価値に対応する関数木が最適な関数木として決定される。
【0053】
図14は以上の処理により得られた最終的な関数木(すなわち、判別関数)を例示する図である。なお、最も好ましい関数木が得られた場合には、教師データに対する関数木の出力値、2乗誤差および評価値は表3のようになる。
【0054】
【表3】
【0055】
最終的な判別関数は図3に示す関数決定部54から分類部52へと送られ、分類部52内に登録される(ステップS29)。これにより、図4に示す分類処理がコンピュータ4により実行可能な状態とされる。そして、特徴量算出部51により得られた検査対象に係る各種画像の特徴量が分類部52に入力され、判別関数の変数群に特徴量が代入されることにより分類結果が取得される。
【0056】
すなわち、判別関数の生成の際に教師画像、教師用の参照画像および教師用の検査結果画像の特徴量が代入された変数に、対象画像、検査用の参照画像および検査の際の検査結果画像の特徴量が代入され、例えば、表4に示すように1に近い出力値が得られた場合にはカテゴリデータ604を参照して基板9の検査領域に欠陥αが存在すると判定され、(−1)に近い出力値が得られた場合には検査領域に欠陥βが存在すると判定される。
【0057】
【表4】
【0058】
以上のようにコンピュータ4では、遺伝的アルゴリズムを用いて欠陥の分類を行うための好ましい判別関数を高い自由度にて容易に生成することができ、性能の高い分類処理を容易に実現することができる。
【0059】
次に、検査システム1の他の動作例を第2の実施の形態として説明する。第2の実施の形態では、3種類の欠陥を分類するための3つの判別関数A,B,Cが決定されて分類部52に入力される。ここで、表5に示すように、欠陥α,β,γの各カテゴリと各判別関数A,B,Cを求めるための教示信号との関係が定められ、教師データ(特徴量を求めるための各種画像と教示信号との組み合わせ)が準備される。なお、表5に例示する教師データを準備することにより、判別関数決定後は、判別関数Aの出力値が最大であれば欠陥α、判別関数Bの出力値が最大であれば欠陥β、判別関数Cの出力値が最大であれば欠陥γと判定されることとなる。
【0060】
【表5】
【0061】
第2の実施の形態に係る検査システム1の関数決定処理は基本的には図5と同様であるが、教師データが準備された後に各判別関数A〜Cに対して表6に示すように3つの関数木A1〜A3,B1〜B3,C1〜C3が、変数と演算子とのランダムな組み合わせにより初期生成される(ステップS21〜S23)。
【0062】
【表6】
【0063】
関数木の評価(ステップS25)では、表7に示すように各判別関数に対応する関数木群に特徴量が代入されて評価値が求められ、各関数木群においてランク付けが行われる。その後、各関数木群内で既述のGA処理により必要に応じて新たな関数木が生成される(ステップS24)。すなわち、関数木の生成および評価は各判別関数に対応する関数木群内で行われ、最終的に各関数木群から1つの判別関数(合計3つの判別関数A〜C)が決定される。
【0064】
【表7】
【0065】
以上のようにして最終決定された3つの判別関数A〜Cが分類部52に登録されることにより、図4に示す分類処理が可能となる。すなわち、検査対象に関する対象画像、検査用の参照画像および検査の際の検査結果画像のデータから特徴量が求められ、判別関数A〜Cに代入されることにより、表8に例示する出力が得られる。そして、判別関数Aの出力値が最大であれば欠陥α、判別関数Bの出力値が最大であれば欠陥β、判別関数Cの出力値が最大であれば欠陥γと判定される。
【0066】
【表8】
【0067】
なお、複数種類の欠陥を分類する場合、判別関数の出力値の範囲に応じて分類を行うことも可能である。例えば、判別関数の出力が1に近い場合には欠陥α、0に近い場合には欠陥β、−1に近い場合には欠陥γというように判別が行われてもよい。もちろん、多数の判別関数を準備することにより多数種類の欠陥分類を的確に行うことができ、欠陥の種類(カテゴリ)の数だけ判別関数が準備されることが好ましい。
【0068】
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0069】
検査結果画像は差分画像には限定されず、他の種類の画像、あるいは、複数種類の検査結果画像であってもよい。また、既述のように特徴抽出は複数の検査結果画像(例えば、差分画像、エッジ画像等)から行われてもよい。
【0070】
上記実施の形態では欠陥検査が行われるが、分類結果が示すカテゴリには「正常(非欠陥)」が含まれてもよい。また、検査対象は半導体基板には限定されず、プリント基板、リードフレーム、フラットパネルディスプレイやフォトマスク用のガラス基板等の各種パターンの外観検査における分類処理に適用することができる。なお、判別関数を用いることにより、抽象的なパターンを有する対象物(特に、基板上に形成された幾何学的なパターンを有する対象物)の画像(すなわち、自然画像でない画像)に適した分類処理を行うことができる。
【0071】
上記実施の形態では、対象画像(教師画像)、参照画像および検査結果画像から特徴量が算出されると説明したが、特徴量の算出は対象画像(教師画像)のみから行われてもよい。さらに、欠陥検査を行わずに対象物を画像に基づいて分類する分類装置にも上述の判別関数を決定する処理を適用することができる。この場合、画像の切出し処理は省略されてよい。
【0073】
図3の特徴量算出部51と特徴量算出部53とは同一の処理ルーチンとして設けられてもよく、教師用のデータは画像データとしての形式ではなく、特徴量と教示信号との組み合わせとして準備されてもよい。
【0074】
検査システム1では、電気的な専用回路により検査が行われ、コンピュータ4によりソフトウェア的に分類処理や判別関数の決定が行われるが、いずれの機能が専用回路により設けられるかソフトウェア的に構築されるか、あるいは、いずれの機能が1つの独立したコンピュータにより実行されるかは適宜変更されてよい。例えば、分類処理は専用回路として設けられてもよく、検査処理、分類処理、および、判別関数の決定がそれぞれ個別のコンピュータによりソフトウェア的に実行されてもよい。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、好ましい判別関数を容易に生成することができ、性能の高い分類処理を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査システムの構成を示す図である。
【図2】コンピュータの構成を示す図である。
【図3】コンピュータが実現する機能の構成を示すブロック図である。
【図4】分類処理の流れを示す図である。
【図5】判別関数を決定する処理の流れを示す図である。
【図6】関数木を例示する図である。
【図7】初期登録される関数木を例示する図である。
【図8】初期登録される関数木を例示する図である。
【図9】初期登録される関数木を例示する図である。
【図10】GA処理の流れを示す図である。
【図11】「交叉」の処理を説明するための図である。
【図12】「突然変異」の処理を説明するための図である。
【図13】「複製」の処理を説明するための図である。
【図14】最終的に生成された関数木を例示する図である。
【符号の説明】
4 コンピュータ
9 基板
51 特徴量算出部
52 分類部
54 関数決定部
80 プログラム
601 対象画像データ
602,612 参照画像データ
603,613 検査結果画像データ
611 教師画像データ
S11,S12,S21,S24,S25,S28 ステップ
Claims (6)
- 基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類する欠陥分類方法であって、
基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、
演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて生成する工程と、
前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、
所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程と、
基板上に形成されたパターンを撮像することにより取得された対象画像から対象特徴量群を求める工程と、
前記繰り返す工程により生成された判別関数の変数群に前記対象特徴量群を代入することにより前記パターンの欠陥の種類を示す分類結果を取得する工程と、
を有することを特徴とする欠陥分類方法。 - 請求項1に記載の欠陥分類方法であって、
前記関数要素群に定数群が含まれることを特徴とする欠陥分類方法。 - 請求項1または2に記載の欠陥分類方法であって、
前記教師画像および前記対象画像のそれぞれが検査対象の画像であり、前記教師特徴量群および前記対象特徴量群のそれぞれが、検査対象の検査の際に参照される参照画像の特徴量をさらに含むことを特徴とする欠陥分類方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の欠陥分類方法であって、
前記教師画像および前記対象画像のそれぞれが検査対象の画像であり、前記教師特徴量群および前記対象特徴量群のそれぞれが、検査対象の検査の際に生成された画像の特徴量をさらに含むことを特徴とする欠陥分類方法。 - 基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類するための判別関数をコンピュータに生成させるプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、
演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて生成する工程と、
前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、
所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程と、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 基板上に形成されたパターンの画像から前記パターンの欠陥を分類する欠陥分類装置であって、
パターンの欠陥を分類するための判別関数を遺伝的アルゴリズムを用いて決定する判別関数決定部と、
基板上に形成されたパターンを撮像することにより取得された対象画像の対象特徴量群を取得する特徴量取得部と、
判別関数の変数群に前記対象特徴量群を代入することにより前記パターンの欠陥の種類を示す分類結果を取得する分類部と、
を備え、
前記判別関数決定部が、
基板上に形成されたパターンを示す教師画像の教師特徴量群を準備する工程と、
演算子群および変数群を含む関数要素群から選択されたものの組み合わせである判別関数を生成する工程と、
前記教師特徴量群を前記判別関数の変数群に代入することにより評価値を取得する工程と、
所定の基準を満たすまで前記判別関数を生成する工程および前記評価値を取得する工程を繰り返す工程と、
を実行することを特徴とする欠陥分類装置。
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