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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電素子を備えた振動体によって被駆動体を駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電素子を備えた振動体と、この振動体に当接して設置された被駆動体とを有する駆動装置が知られており、▲1▼構造が簡単、▲2▼小型、▲3▼駆動力が大きい、等の利点があることから注目されている。
【0003】
この駆動装置における被駆動体は、例えば、回転可能に設置されたロータ(回転部材)で構成されている。振動体は、圧電素子に交流電圧を印加すると、振動する。ロータは、振動する振動体から力を繰り返し受けて、回転駆動される。
【0004】
このような駆動装置における振動体からは、弾性を有する腕部が突出しており、振動体は、この腕部にて支持されているとともに、この腕部の弾性により被駆動体に圧接された状態になっている。これにより、振動体が自由に振動することができるとともに、振動体と被駆動体との間の圧接力(摩擦力)が十分に確保されるようになっている。
【0005】
しかしながら、このような従来の駆動装置では、総作動時間が長時間(長期間)に渡ると、被駆動体に対する振動体の当接部位が摩耗(摩滅)し、これにより、振動体の姿勢が変化して駆動特性(効率)が悪化したり、振動体と被駆動体との間の圧接力(摩擦力)が低下して駆動力が低下したりする、という問題があった。すなわち、従来の駆動装置は、耐久性に問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、耐久性に優れ、構造が簡単で、小型で、駆動力が安定して得られる駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(18)の本発明により達成される。
【0008】
(1) 基部と、
圧電素子を備えた振動体と、
前記振動体から突出した腕部と、
前記基部に対し変位可能に設置され、前記振動体を前記腕部にて支持する支持部と、
前記振動体に当接して設置された被駆動体と、
前記振動体が前記被駆動体に圧接される方向に前記支持部を付勢する付勢部材とを有し、
前記振動体は、前記圧電素子に交流電圧を印加することにより振動し、この振動により、前記被駆動体に力を繰り返し加えて前記被駆動体を駆動することを特徴とする駆動装置。
【0009】
(2) 前記被駆動体は、前記基部に対し回転可能に設置された回転部材であり、前記振動体は、該回転部材を回転駆動する上記(1)に記載の駆動装置。
【0010】
(3) 前記腕部は、弾性を有し、撓んだ状態になっている上記(1)または(2)に記載の駆動装置。
【0011】
(4) 前記腕部は、前記支持部に対し前記振動体の振動を容易にする機能を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の駆動装置。
【0012】
(5) 前記支持部は、実質的に剛体である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の駆動装置。
【0013】
(6) 前記支持部は、前記基部に対し回動可能に設置されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の駆動装置。
【0014】
(7) 前記腕部の長さをL2、前記支持部の回動中心から前記振動体までの距離をL3としたとき、L3/L2の値が2〜200である上記(6)に記載の駆動装置。
【0015】
(8) 前記付勢部材が前記支持部を付勢する付勢力を調整する付勢力調整手段を有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の駆動装置。
【0016】
(9) 前記振動体は、少なくとも、板状の圧電素子と、金属材料で構成された補強板とを積層してなる上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の駆動装置。
【0017】
(10) 前記腕部は、前記補強板と一体的に形成されており、
前記付勢部材は、前記腕部および前記補強板、または、前記支持部と一体的に形成されている上記(9)に記載の駆動装置。
【0018】
(11) 前記振動体は、前記被駆動体に当接する部位に凸部を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の駆動装置。
【0019】
(12) 前記振動体は、長い方向と短い方向とを有する形状をなしている上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の駆動装置。
【0020】
(13) 前記支持部の微小な変位により、前記振動体は、前記基部に対し、ほぼ前記振動体の長手方向に沿って変位する上記(12)に記載の駆動装置。
【0021】
(14) 前記支持部は、前記基部に対し回動可能に設置されており、前記振動体の長手方向の長さをL1、前記支持部の回動中心から前記振動体までの距離をL3としたとき、L3/L1の値が0.2〜10である上記(12)または(13)に記載の駆動装置。
【0022】
(15) 前記振動体の長手方向の端部付近が前記被駆動体に当接する上記(12)ないし(14)のいずれかに記載の駆動装置。
【0023】
(16) 前記腕部は、前記振動体の長手方向ほぼ中央から突設されている上記(12)ないし(15)のいずれかに記載の駆動装置。
【0024】
(17) 前記振動体は、板状をなしている上記(1)ないし(16)のいずれかに記載の駆動装置。
【0025】
(18) 前記振動体は、略長方形状をなしている上記(17)に記載の駆動装置。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の駆動装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0027】
<第1実施形態>
図1は、本発明の駆動装置の第1実施形態を示す平面図、図2は、図1に示す駆動装置における振動体の斜視図、図3は、図1に示す駆動装置における振動体が被駆動体を駆動する様子を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1中の左側を「一端」、右側を「他端」と言う。
【0028】
図1に示す駆動装置1Aは、基部(ベース)2と、圧電素子42および44を備えた振動体4と、基部2に対し変位可能に設けられ、振動体4を支持する支持部3と、振動体4に当接するように設置されたロータ5と、支持部3を付勢する付勢部材6とを有している。
【0029】
この駆動装置1Aは、振動体4の振動により、ロータ5に繰り返し摩擦力(押圧力)を加えてロータ5を回転駆動し、ロータ5にて動力(回転力)を発生するものである。以下、各部の構成について説明する。
【0030】
図1に示すように、基部2は、ほぼ板状(平板状)をなす基板21と、基板21から突設されたロータ5の中心軸(回転軸)22とを有している。
【0031】
ロータ(回転部材)5は、後述する振動体4に駆動される被駆動体となるものである。ロータ5は、ほぼ円盤状をなしており、その中心部に形成された軸孔に中心軸22が挿入した状態で設置されている。ロータ5は、中心軸22を中心として、基部2に対し滑らかに回転可能になっている。
このようなロータ5は、振動体4に当接するように設置されている。
【0032】
振動体4は、ほぼ長方形の板状をなしている。本実施形態では、振動体4は、中心軸22にほぼ垂直な姿勢(ロータ5とほぼ平行な姿勢)で設置されている。また、図示の構成では、振動体4は、その長手方向が図1中の上下方向にほぼ一致するような姿勢で配置されており、図1中の下端部にてロータ5の外周面51に当接している。
【0033】
図2に示すように、振動体4は、図2中の上側から板状の電極41と、板状の圧電素子42と、補強板43と、板状の圧電素子44と、板状の電極45とをこの順に積層して構成されている。
【0034】
圧電素子42、44は、それぞれ、ほぼ長方形状をなし、電圧を印加することにより、その長手方向に伸長・収縮する。圧電素子42、44の構成材料としては、特に限定されず、例えば、チタン酸ジルコニウム酸鉛(PZT)、水晶、ニオブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等の各種のものを用いることができる。
【0035】
これらの圧電素子42、44は、ほぼ長方形状をなす補強板43の両面にそれぞれ固着されている。補強板43は、振動体4全体を補強する機能を有しており、振動体4が過振幅、外力等によって損傷するのを防止する。補強板43の構成材料としては、弾性材料(弾性変形し得るもの)であれば特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金、銅または銅系合金等の各種金属材料であるのが好ましい。
【0036】
この補強板43は、圧電素子42、44よりも厚さが薄い(小さい)ものであることが好ましい。これにより、振動体4を高い効率で振動させることができる。
【0037】
補強板43は、圧電素子42、44に対する共通の電極としての機能をも有している。すなわち、圧電素子42には、電極41と補強板43とによって交流電圧が印加され、圧電素子44には、電極45と補強板43とによって交流電圧が印加される。
【0038】
補強板43の図2中の右端部には、凸部46が一体的に形成されている。図1および図3に示すように、振動体4は、この凸部46にて、ロータ5の外周面51に当接している。
【0039】
図3に示すように、凸部46は、補強板43の幅方向中央(中心線47)からずれた位置(図示の構成では角部)に設けられている。また、図示の構成では、外周面51に対する凸部46の当接面は、振動体4の短辺に対し傾斜しているとともに、外周面51に対応した湾曲凹面になっている。
このような振動体4は、構造が簡単で、小型(特に薄型)・軽量である。
【0040】
図2に示すように、振動体4の長手方向ほぼ中央からは、腕部11が長手方向とほぼ垂直な方向に突出するように設けられている。この腕部11は、補強板43と一体的に形成されており、弾性(可撓性)を有している。
【0041】
腕部11の先端には、ほぼ円形の固定部12が腕部11と一体的に形成されている。固定部12には、ボルト13が挿入する孔121が形成されている。
【0042】
図1に示すように、このような振動体4は、基部2に対し変位(回動)可能に設けられた支持部3により支持されている。
【0043】
図示の構成では、支持部3は、ほぼ長方形の板状をなしており、その一端部には、円形の孔31が形成され、他端部には、ネジ孔32が形成されている。
【0044】
孔31には、ピン14が挿入されている。このピン14は、基部2(基板21)に形成された孔に挿入し、例えば圧入により基板21に固定されている。これにより、支持部3は、ピン14が軸となり、孔31の中心を回動中心33として、基部2に対し回動可能に設置されている。
【0045】
支持部3の他端部には、振動体4が連結されている。すなわち、ネジ孔32に固定部12の孔121が重ね合わされ、ボルト13が孔121を挿通してネジ孔32に螺合・締結されている。これにより、支持部3の他端部と固定部12とが固着され、支持部3と振動体4とが連結されている。
【0046】
また、支持部3の長手方向と、振動体4の長手方向とがほぼ直交するような姿勢で、支持部3と振動体4とが連結されている。
【0047】
このようにして、振動体4は、腕部11にて(腕部11を介して)、支持部3により支持されている。
【0048】
腕部11は、前述したように、弾性(可撓性)を有しており、比較的柔軟になっていることから、振動体4の振動の拘束を少なくするとともに、支持部3に対し振動を遮断する機能を有している。換言すれば、腕部11は、振動体4の振動が支持部3に吸収(抑制)されるのを防止する。よって、振動体4は、比較的大きい振幅で、自由に振動することができ、これにより、ロータ5を高い効率で駆動することができる。すなわち、腕部11は、支持部3に対し振動体4の振動を容易にする機能を有している。
【0049】
図1に示すように、回動中心33から振動体4(の縁部)までの長さをL3とし、腕部11の長さをL2としたとき、L3/L2の値は、特に限定されないが、2〜200程度であるのが好ましく、4〜10程度であるのがより好ましい。
【0050】
ここで、腕部11の長さL2とは、ボルト13によって固定されていない位置から振動体4の縁部までの長さを言う(図1参照)。
【0051】
腕部11の長さL2が短いと、腕部11の幅等によっては、腕部11の振動遮断機能が十分に発揮されない場合がある。腕部11の長さL2が長すぎると、腕部11の剛性が不足して、振動体4が異常振動する場合がある。また、前記L3は、長い方が振動体4の傾きの変化が少なくなるが、長すぎると駆動装置1Aが大型化してしまう。
【0052】
また、支持部3は、腕部11よりも高剛性であり、実質的に剛体となっている。ここで、「実質的に剛体」とは、駆動装置1Aの使用状態において支持部3の弾性変形が実質的に無視できる程度に支持部3の剛性が高いことを言う。これにより、振動体4が振動しても、振動体4の姿勢を確実に維持することができる。よって、振動体4の異常振動を防止し、ロータ5の駆動力および回転数(回転速度)の低下を防止することができる。
【0053】
支持部3の図1中の上側には、付勢部材6が設置されている。この付勢部材6は、細長い板バネで構成されており、他端側から一端側に向かって延びる第1の部位61と、第1の部位61の一端側に形成され、図1中の反時計回りに屈曲(湾曲)する屈曲部63と、屈曲部63から一端側に向かって延びる第2の部位62とを有している。すなわち、第2の部位62は、第1の部位61に対し、屈曲部63を介して折り返すように形成されている。
【0054】
第1の部位61の他端部には、孔64が形成されており、この孔64に挿入されたボルト15が基板21に形成されたネジ孔に螺合・締結している。これにより、第1の部位61の他端部は、基部2に対し固定(固着)されている。
【0055】
このような付勢部材6は、第1の部位61の他端部から第2の部位62の他端部に向かって幅が漸減している。
【0056】
第2の部位62の他端部には、図1中の下側に突出する凸部621が形成されている。この付勢部材6は、この凸部621にて、支持部3の他端部における図1中の上側の縁部に当接している。
【0057】
このような付勢部材6は、図1中の一点鎖線で示すような形状から実線で示す形状に弾性変形した状態で設置されている。これにより、付勢部材6は、図1中の実線で示す形状から一点鎖線で示すような形状へと変形しようとするような力(弾性力)を発揮する。
【0058】
このような構成により、付勢部材6は、支持部3の他端部に対し、図1中の下向きの力を作用する。すなわち、付勢部材6は、支持部3を図1中の時計回りに回動させるような方向に付勢している。これにより、振動体4も図1中の下方向に付勢され、振動体4の凸部46は、ロータ5の外周面51に圧接される。すなわち、付勢部材6は、凸部46がロータ5の外周面51に圧接されるような方向(支持部3が図1中の時計回りに回動する方向)に支持部3を付勢する。
【0059】
このように、付勢部材6の付勢力によって、振動体4の凸部46がロータ5の外周面51に圧接され、凸部46と外周面51との間に十分な摩擦力が得られる。
【0060】
また、付勢部材6の付勢力によって、腕部11は、やや撓んだ状態になっている。
【0061】
このような駆動装置1Aは、次のように作動する。
振動体4における圧電素子42、44は、交流電圧が印加されると長手方向に繰り返し伸縮し、これに伴なって、補強板43も長手方向に繰り返し伸縮する。すなわち、圧電素子42、44に交流電圧を印加すると、振動体4は、図2中の矢印で示すように、長手方向に微小な振幅で振動(縦振動)し、凸部46が縦振動(往復運動)する。
【0062】
凸部46がロータ5の外周面51に当接した状態で、圧電素子42、44に交流電圧を印加して振動体4を振動させると、ロータ5は、振動体4が伸長するときに凸部46から摩擦力(押圧力)を受ける。
【0063】
すなわち、図3に示すように、凸部46の振動変位Sの径方向成分S1(ロータ5の径方向の変位)によって、凸部46と外周面51との間に大きな摩擦力が与えられ、振動変位Sの周方向成分S2(ロータ5の円周方向の変位)によって、ロータ5に図3中の時計回りの回転力が与えられる。
【0064】
振動体4が振動すると、このような力がロータ5に繰り返し作用し、ロータ5は、図1および図3中の時計回りに回転する。
【0065】
このような駆動装置1Aは、通常の電磁モータのように磁力で駆動する場合と異なり、前記のような摩擦力(押圧力)によってロータ5を駆動することから、駆動力が大きい。
【0066】
本発明の駆動装置1Aは、このように、小型で駆動力の大きい振動体4を用いてロータ5を回転駆動するようにしたことにより、小型化、特に薄型化(図1の紙面に垂直な方向の寸法の小型化)に極めて有利である。また、構造が簡単で、製造コストの低減も図ることができる。
【0067】
また、本実施形態では、振動体4の面内振動をロータ5の回転(面内回転)に直接変換するので、この変換に伴なうエネルギーロスが少なく、ロータ5を高い効率で回転駆動することができる。
【0068】
また、本実施形態では、凸部46がロータ5に及ぼす摩擦力(押圧力)の方向は、中心軸22に対しほぼ垂直な方向であるため、ロータ5を傾斜させるような力が作用することがなく、ロータ5がより円滑かつ確実に回転する。
【0069】
圧電素子42、44に印加する交流電圧の周波数は、特に限定されないが、振動体4の振動(縦振動)の共振周波数とほぼ同程度であるのが好ましい。これにより、振動体4の振幅が大きくなり、高い効率でロータ5を回転駆動することができる。
【0070】
前述したように、振動体4は、主に、その長手方向に縦振動するが、縦振動と屈曲振動とを同時に励振し、凸部46を楕円運動(楕円振動)させることがより好ましい。これにより、より高い効率でロータ5を回転駆動することができる。以下、この点について説明する。
【0071】
振動体4がロータ5を回転駆動するとき、凸部46は、ロータ5から反力を受ける。本実施形態では、凸部46が振動体4の中心線47からずれた位置に設けられていることから、振動体4は、この反力によって、図3中の一点鎖線で示すように面内方向に屈曲するように変形、振動(屈曲振動)する。なお、図3では、振動体4の変形を誇張して示している。
【0072】
印加電圧の周波数、振動体4の形状・大きさ、凸部46の位置などを適宜選択することにより、この屈曲振動の共振周波数を縦振動の共振周波数と同程度にすることができる。このようにすると、振動体4の縦振動と屈曲振動とが同時に起こり、振幅がより大きくなるとともに、凸部46は、図3中の一点鎖線で示すような、ほぼ楕円を描くように変位(楕円振動)する。
【0073】
これにより、振動体4の1回の振幅において、凸部46がロータ5を回転方向に送るときには、凸部46がロータ5により強い力で圧接され、凸部46が戻るときには、ロータ5との摩擦力を低減または消滅させることができるため、振動体4の振動をロータ5の回転により高い効率で変換することができる。
【0074】
このような駆動装置1Aは、優れた耐久性を有している。この効果を分かり易く説明するために、まず、比較例の駆動装置100について説明する。図8は、比較例の駆動装置100を示す平面図である。
【0075】
比較例の駆動装置100は、振動体4の支持構造が異なること以外は、前記駆動装置1Aと同様である。
【0076】
図8に示すように、比較例の駆動装置100は、基部(ベース)110と、圧電素子42および44を備えた振動体4と、振動体4に当接するように設置されたロータ5とを有している。
【0077】
ロータ5は、前記駆動装置1Aと同様に、基部110に設けられた中心軸111を中心として滑らかに回転可能に設置されている。
【0078】
振動体4に設けられた固定部12の孔121には、ボルト13が挿入し、このボルト13は、基部110に形成されたネジ孔に螺合・締結している。これにより、固定部12は、基部110に対し、固定(固着)されている。
【0079】
すなわち、比較例の駆動装置100では、振動体4は、腕部11を介して、直接に基部110により支持されている。
【0080】
腕部11は、撓んだ状態になっており、腕部11の弾性により、凸部46がロータ5の外周面51に圧接されている。すなわち、比較例の駆動装置100では、腕部11の弾性により、凸部46を外周面51に圧接する圧接力を得ている。
【0081】
このような比較例の駆動装置100においては、作動を続けると、凸部46は、外周面51との摩擦により、摩耗(摩滅)する。総作動時間が長時間(長期間)に渡り、凸部46の摩耗(摩滅)量が大きくなると、振動体4は、その分だけ図8中の下方に変位し、一点鎖線で示すような姿勢になる。
【0082】
振動体4が図8中の一点鎖線で示すような姿勢になると、腕部11の撓み量が減って、凸部46を外周面51に圧接する圧接力が減少する。比較例の駆動装置100では、比較的長さの短い腕部11の僅かな撓み量によってこの圧接力を得ていることから、腕部11の撓み量の減少により、この圧接力が大きな割合で低下する。よって、凸部46と外周面51との間の摩擦力が大幅に低下し、これにより、ロータ5の駆動力が大幅に低下する。また、凸部46の摩耗(摩滅)がさらに進むと、ロータ5を駆動することができなくなる。
【0083】
また、凸部46の摩耗(摩滅)によって振動体4が変位するとき、振動体4は、腕部11と固定部12との境界部付近を回動中心16として、回動するように変位することから、振動体4の設置角度の変化量θが大きい。よって、ロータ5に対する振動体4の姿勢が大きく変化し、駆動特性の変化(悪化)、効率の低下をもたらす。
【0084】
このように、比較例の駆動装置100では、凸部46の摩耗(摩滅)が進行することにより、性能が大幅に低下する。すなわち、比較例の駆動装置100は、耐久性に問題がある。
【0085】
これに対し、本発明の駆動装置1Aでは、以下に説明するように、凸部46の摩耗(摩滅)による影響が小さく、凸部46の摩耗(摩滅)が進行しても性能を維持することができ、耐久性に優れている。
【0086】
本発明の駆動装置1Aにおいて凸部46が摩耗(摩滅)すると、支持部3が回動中心33を中心として、図1中の時計回りに僅かに回動(回転)するようにして、振動体4が図1中の下方向に変位する。
【0087】
これにより、付勢部材6の凸部621も僅かに図1中の下方向に変位し、付勢部材6の撓み量が減少する。
【0088】
しかし、付勢部材6は、腕部11より大幅に長く、十分な長さ(大きさ)を有しており、撓み量が大きい(バネ定数が小さい)ことから、撓み量の減少に対する付勢力低下の割合が小さい。これにより、凸部46を外周面51に圧接する圧接力の低下幅が小さく、よって、凸部46と外周面51との間の摩擦力の低下幅も小さい。
【0089】
したがって、駆動装置1Aでは、凸部46が摩耗(摩滅)しても、ロータ5の駆動力を維持することができる。
【0090】
また、凸部46が摩耗(摩滅)したとき、前述したように、振動体4は、回動中心33を中心として回動するように変位するが、回動中心33から振動体4までの距離(L3)は、十分に長いことから、振動体4は、ほぼその長手方向に沿って変位する。すなわち、凸部46が摩耗(摩滅)により、支持部3が微小に変位(回動)したとき、振動体4は、ほぼその長手方向に沿って変位する。
【0091】
したがって、凸部46が摩耗(摩滅)したとき、前記角度θに相当する振動体4の姿勢変化は、比較例の駆動装置100よりも大幅に小さい。よって、凸部46が摩耗(摩滅)しても、ロータ5に対する振動体4の姿勢の変化がほとんどなく、駆動特性や、駆動効率を維持することができる。
【0092】
なお、回動中心33から振動体4(の縁部)までの距離をL3とし、振動体4の長手方向の長さをL1としたとき、L3/L1の値は、特に限定されないが、0.2〜10程度であるのが好ましく、0.5〜5程度であるのがより好ましい。
【0093】
回動中心33から振動体4までの距離L3が振動体4の長さL1に対して短すぎると、振動体4の姿勢変化防止機能が十分に発揮されない場合がある。また、L3が振動体4の長さL1に対してが長すぎると、装置全体が大型化する場合がある。
【0094】
また、本実施形態では、支持部3は、基部2に対し回動可能に設置されているが、このような構成に限らず、支持部3は、例えば、基部2に対し直線的に移動可能に設置されたスライダのようなものであってもよい。支持部3を基部2に対し直線的に移動可能に設置する場合には、その移動方向は、振動体4の長手方向とほぼ一致していることが好ましい。これにより、振動体4のロータ5に対する姿勢変化をより低減することができる。
【0095】
<第2実施形態>
図4は、本発明の駆動装置の第2実施形態を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図4中の左側を「一端」、右側を「他端」と言う。
【0096】
以下、この図を参照して本発明の駆動装置の第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0097】
本実施形態の駆動装置1Bは、付勢部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
【0098】
本実施形態の駆動装置1Bにおける付勢部材7は、腕部11および固定部12と一体的に形成されている。すなわち、本実施形態では、補強板43と、腕部11と、固定部12と、付勢部材7とが一体的に(一部材で)形成されている。
【0099】
付勢部材7は、弾性を有する板状をなしており、固定部12からほぼ一端方向に向かい、回動中心33を超えてさらに一端方向に延びるように形成されている。また、付勢部材7の幅は、一端方向に向かって漸減している。
【0100】
付勢部材7の一端部には、図4中の下側に突出する凸部71が形成されている。基板21からは、係止部23が突出形成されており、凸部71は、この係止部23に当接(係止)している。
【0101】
この付勢部材7は、その一端側(凸部71)が図4中の上方向に変位するように弾性変形した状態になっている。すなわち、凸部71は、付勢部材7の弾性により、係止部23に圧接されている。
【0102】
このような付勢部材7の付勢力により、支持部3は、図4中の時計回りに回動するような方向に付勢されている。よって、前記第1実施形態と同様に、振動体4の凸部46は、ロータ5の外周面51に圧接されている。
【0103】
このような駆動装置1Bによれば、前記駆動装置1Aと同様の効果が得られる。また、付勢部材7が腕部11と一体的に形成されていることから、部品点数を削減することができ、コスト低減や組み立て容易化を図ることができる。
【0104】
<第3実施形態>
図5は、本発明の駆動装置の第3実施形態を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図5中の左側を「一端」、右側を「他端」と言う。
【0105】
以下、この図を参照して本発明の駆動装置の第3実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0106】
本実施形態の駆動装置1Cは、付勢部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
【0107】
本実施形態の駆動装置1Cにおける付勢部材8は、腕部11および固定部12と一体的に形成されている。すなわち、本実施形態では、前記第2実施形態と同様に、補強板43と、腕部11と、固定部12と、付勢部材8とが一体的に(一部材で)形成されている。
【0108】
付勢部材8は、弾性を有する板状をなしており、固定部12からほぼ一端方向に向かって延びる第1の部位81と、第1の部位81の一端側に形成され、図5中の時計回りに屈曲(湾曲)する屈曲部83と、屈曲部83からほぼ他端方向に向かって延びる第2の部位82とで構成されている。付勢部材8の幅は、第1の部位81の他端部から第2の部位82の他端部に向かって漸減している。
【0109】
すなわち、付勢部材8は、前記第2実施形態の付勢部材7をそのほぼ中央で2つに屈曲させたような構成になっている。
【0110】
図示の構成では、屈曲部83における屈曲角度は、ほぼ180°になっている。屈曲部83における屈曲角度は、図示の構成に限らず、180°以下(1〜179°程度)であってもよく、例えば、90°程度でもよい。
【0111】
第2の部位82の他端部には、図5中の上側に突出する凸部821が形成されている。基板21からは、係止部24が突出形成されており、凸部821は、この係止部23に当接(係止)している。
【0112】
この付勢部材8は、第2の部位82の他端側(凸部821)が図5中の下方向に変位するように弾性変形した状態になっている。すなわち、凸部821は、付勢部材8の弾性により、係止部24に圧接されている。
【0113】
このような付勢部材8の付勢力により、支持部3は、図5中の時計回りに回動するような方向に付勢されている。よって、前記第1実施形態と同様に、振動体4の凸部46は、ロータ5の外周面51に圧接されている。
【0114】
このような駆動装置1Cによれば、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、前記第2実施形態と同様に、付勢部材8が腕部11と一体的に形成されていることから、部品点数を削減することができ、コスト低減や組み立て容易化を図ることができる。さらに、付勢部材8は、必要とする設置スペースが前記付勢部材7より少ないため、前記第2実施形態と比べ、基部2の小型化を図ることができる。
【0115】
なお、前記第1実施形態の駆動装置1Aも同様に基部2の小型化を図ることができる。
【0116】
<第4実施形態>
図6は、本発明の駆動装置の第4実施形態を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図6中の左側を「一端」、右側を「他端」と言う。
【0117】
以下、この図を参照して本発明の駆動装置の第4実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0118】
本実施形態の駆動装置1Dは、付勢部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
【0119】
本実施形態の駆動装置1Dにおける付勢部材9は、腕部11および固定部12と一体的に形成されている。すなわち、本実施形態では、前記第2および第3実施形態と同様に、補強板43と、腕部11と、固定部12と、付勢部材9とが一体的に(一部材で)形成されている。
【0120】
付勢部材9は、弾性を有する板状をなしており、固定部12からほぼ一端方向に向かい、回動中心33を超えて延びる第1の部位91と、第1の部位91の一端部から図6中の上側にほぼ90°屈曲した方向に延びる第2の部位92とで構成されている。第1の部位91の幅は、他端部から一端部に向かって漸減している。
【0121】
第2の部位92には、そのほぼ全長に渡って長孔93が形成されている。ボルト15は、この長孔93を挿通し、基板21に形成されたネジ孔に螺合・締結している。これにより、第2の部位92は、基部2に対し固定(固着)されている。
【0122】
この付勢部材9は、第1の部位91の一端側が図6中の上方向に変位するように弾性変形した状態になっている。
【0123】
このような付勢部材9の付勢力により、支持部3は、図6中の時計回りに回動するような方向に付勢されている。よって、前記第1実施形態と同様に、振動体4の凸部46は、ロータ5の外周面51に圧接されている。
【0124】
このような駆動装置1Dによれば、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。また、前記第2実施形態と同様に、付勢部材9が腕部11と一体的に形成されていることから、部品点数を削減することができ、コスト低減や組み立て容易化を図ることができる。さらに、付勢部材9は、必要とする設置スペースが前記付勢部材7より少ないため、前記第2実施形態と比べ、基部2の小型化を図ることができる。
【0125】
また、本実施形態では、長孔93が設けられていることにより、第2の部位92の固定位置を調整することができ、これにより、付勢部材9が支持部3を付勢する付勢力を容易に調整することができる。
【0126】
すなわち、ボルト15を緩め、第2の部位92を図6中の上側にずらしてボルト15を締め直すと、第1の部位91の撓み量が大きくなって、付勢部材9が支持部3を付勢する付勢力が大きくなる。逆に、第2の部位92を図6中の下側にずらしてボルト15を締め直すと、第1の部位91の撓み量が小さくなって、付勢部材9が支持部3を付勢する付勢力が小さくなる。
【0127】
このように、長孔93は、付勢部材9が支持部3を付勢する付勢力を調整する付勢力調整手段となっている。
【0128】
付勢部材9が支持部3を付勢する付勢力を調整することにより、凸部46を外周面51に圧接する圧接力(凸部46と外周面51との間の摩擦力)を容易に最適に調整(初期調整)することができる。
【0129】
また、凸部46が摩耗(摩滅)して、凸部46を外周面51に圧接する圧接力が変化(減少)したとき、この圧接力の再調整を容易に行うことができる。
【0130】
<第5実施形態>
図7は、本発明の駆動装置の第5実施形態を示す平面図である。なお、以下では、説明の都合上、図7中の左側を「一端」、右側を「他端」と言う。
【0131】
以下、この図を参照して本発明の駆動装置の第5実施形態について説明するが、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
【0132】
本実施形態の駆動装置1Eは、付勢部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
【0133】
本実施形態の駆動装置1Eにおける付勢部材17は、支持部3と一体的に(一部材で)形成されている。
【0134】
付勢部材17は、支持部3の一端部からほぼ一端方向に向かって直線的に延びるように形成されている。付勢部材17の幅は、支持部3の幅よりも大幅に細くされている。これにより、支持部3は、前述したように高い剛性を有しているが、付勢部材17は、弾性を有している。
【0135】
付勢部材17の一端部には、図7中の下側に突出する凸部171が形成されている。基板21からは、係止部23が突出形成されており、凸部171は、この係止部23に当接(係止)している。
【0136】
この付勢部材17は、その一端側(凸部71)が図7中の上方向に変位するように弾性変形した状態になっている。すなわち、凸部71は、付勢部材17の弾性により、係止部23に圧接されている。
【0137】
このような付勢部材17の付勢力により、支持部3は、図7中の時計回りに回動するような方向に付勢されている。よって、前記第1実施形態と同様に、振動体4の凸部46は、ロータ5の外周面51に圧接されている。
【0138】
このような駆動装置1Eによれば、前記駆動装置1Aと同様の効果が得られる。また、付勢部材17が支持部3と一体的に形成されていることから、部品点数を削減することができ、コスト低減や組み立て容易化を図ることができる。
【0139】
以上、本発明の駆動装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、駆動装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。
【0140】
例えば、本発明では、振動体がロータ(回転部材)の外周面に当接するものに限らず、ロータの内周面や、回転軸に垂直な面に振動体が当接するように設置されたような構成であってもよい。
【0141】
また、本発明の駆動装置では、振動体によって駆動される被駆動体は、回転可能なロータ(回転部材)に限らず、いかなるものでもよい。例えば、被駆動体がワイヤーであり、このワイヤーを長手方向に移動させるようなもの(例えばロボットハンドを動かすワイヤーアクチュエータ)であってもよい。
【0142】
また、振動体の形状、構造は、図示の構成に限らず、被駆動体を駆動することができるものであればいかなるものでもよい。例えば、圧電素子が1枚のものや、補強板を有さないものや、被駆動体と当接する部分に向かって幅が漸減するような形状のものや、被駆動体と当接する部位に凸部を有さないもの等であってもよい。
【0143】
また、振動体への通電状態(振動体の振動形態)を変更することなどにより、被駆動体を正・逆の双方向に駆動させることができるようなものであってもよい。
【0144】
また、付勢部材は、付勢力を発生し得るものであればいかなるものであってもよく、例えば、コイルバネ、ねじりバネ(トーションバネ)、空気バネ等の他の種類のバネや、ゴム等の弾性材料で構成されたもの等であってもよい。
【0145】
また、本発明の駆動装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
【0146】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、小型かつ簡単な構造で、被駆動体を大きな駆動力で駆動することができる。
【0147】
また、基部に対し変位可能に設置され、振動体を支持する支持部と、振動体が被駆動体に圧接されるような方向に支持部を付勢する付勢部材とを設けたことにより、被駆動体に対する振動体の当接部位が摩耗しても、性能の低下を防止することができる。よって、総作動時間が長時間(長期間)に渡った場合でも、高い性能を維持することができる。すなわち、駆動力が経時的に安定しており、耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の駆動装置の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示す駆動装置における振動体の斜視図である。
【図3】図1に示す駆動装置における振動体が被駆動体を駆動する様子を示す平面図である。
【図4】本発明の駆動装置の第2実施形態を示す平面図である。
【図5】本発明の駆動装置の第3実施形態を示す平面図である。
【図6】本発明の駆動装置の第4実施形態を示す平面図である。
【図7】本発明の駆動装置の第5実施形態を示す平面図である。
【図8】比較例の駆動装置を示す平面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E 駆動装置
2 基部
21 基板
22 中心軸
23、24 係止部
3 支持部
31 孔
32 ネジ孔
33 回動中心
4 振動体
41、45 電極
42、44 圧電素子
43 補強板
46 凸部
47 中心線
5 ロータ
51 外周面
6 付勢部材
61 第1の部位
62 第2の部位
621 凸部
63 屈曲部
64 孔
7 付勢部材
71 凸部
8 付勢部材
81 第1の部位
82 第2の部位
821 凸部
83 屈曲部
9 付勢部材
91 第1の部位
92 第2の部位
93 長孔
11 腕部
12 固定部
121 孔
13 ボルト
14 ピン
15 ボルト
16 回動中心
17 付勢部材
171 凸部
100 駆動装置(比較例)
110 基部
111 中心軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a driving device that drives a driven body by a vibrating body including a piezoelectric element.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A driving device having a vibrating body provided with a piezoelectric element and a driven body placed in contact with the vibrating body is known. (1) Simple structure, (2) Small size, (3) Driving force Is attracting attention because of its advantages such as
[0003]
The driven body in this driving device is constituted by, for example, a rotor (rotating member) that is rotatably installed. The vibrating body vibrates when an AC voltage is applied to the piezoelectric element. The rotor is rotationally driven by repeatedly receiving force from the vibrating body.
[0004]
An elastic arm portion protrudes from the vibrating body in such a driving device, and the vibrating body is supported by the arm portion and pressed against the driven body by the elasticity of the arm portion. It has become. Accordingly, the vibrating body can vibrate freely, and a sufficient pressure contact force (friction force) between the vibrating body and the driven body is ensured.
[0005]
However, in such a conventional driving device, when the total operation time is long (long term), the contact portion of the vibrating body with respect to the driven body is worn (abraded), whereby the posture of the vibrating body is changed. There has been a problem that the drive characteristics (efficiency) are deteriorated due to the change, or the pressing force (frictional force) between the vibrating body and the driven body is reduced to reduce the driving force. That is, the conventional drive device has a problem in durability.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a driving device that is excellent in durability, simple in structure, small in size, and capable of stably obtaining a driving force.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
Such an object is achieved by the present inventions (1) to (18) below.
[0008]
(1) the base,
A vibrator provided with a piezoelectric element;
An arm protruding from the vibrating body;
A support part that is displaceably mounted on the base part and supports the vibrating body by the arm part;
A driven body installed in contact with the vibrating body;
An urging member that urges the support portion in a direction in which the vibrator is pressed against the driven body;
The vibration body vibrates by applying an AC voltage to the piezoelectric element, and the driving apparatus is driven by repeatedly applying a force to the driven body by the vibration.
[0009]
(2) The driving device according to (1), wherein the driven body is a rotating member that is rotatably installed with respect to the base, and the vibrating body rotationally drives the rotating member.
[0010]
(3) The drive unit according to (1) or (2), wherein the arm portion has elasticity and is in a bent state.
[0011]
(4) The drive device according to any one of (1) to (3), wherein the arm portion has a function of facilitating vibration of the vibrating body with respect to the support portion.
[0012]
(5) The drive unit according to any one of (1) to (4), wherein the support portion is substantially rigid.
[0013]
(6) The drive device according to any one of (1) to (5), wherein the support portion is rotatably installed with respect to the base portion.
[0014]
(7) The length of the arm is L 2 , L is the distance from the center of rotation of the support part to the vibrating body. 3 L 3 / L 2 The drive device according to (6), wherein the value of 2 is 200.
[0015]
(8) The drive device according to any one of (1) to (7), further including an urging force adjusting unit that adjusts an urging force that urges the support portion.
[0016]
(9) The driving device according to any one of (1) to (8), wherein the vibrating body is formed by laminating at least a plate-like piezoelectric element and a reinforcing plate made of a metal material.
[0017]
(10) The arm portion is formed integrally with the reinforcing plate,
The drive device according to (9), wherein the urging member is formed integrally with the arm portion and the reinforcing plate or the support portion.
[0018]
(11) The driving device according to any one of (1) to (10), wherein the vibrating body includes a convex portion at a portion that contacts the driven body.
[0019]
(12) The drive unit according to any one of (1) to (11), wherein the vibrating body has a shape having a long direction and a short direction.
[0020]
(13) The drive unit according to (12), wherein the vibrating body is displaced along the longitudinal direction of the vibrating body with respect to the base portion by a minute displacement of the support portion.
[0021]
(14) The support portion is installed to be rotatable with respect to the base portion, and the length of the vibrating body in the longitudinal direction is set to L. 1 , L is the distance from the center of rotation of the support part to the vibrating body. 3 L 3 / L 1 The driving device according to (12) or (13), wherein the value of is 12 to 10.
[0022]
(15) The drive device according to any one of (12) to (14), wherein a vicinity of an end portion in a longitudinal direction of the vibrating body is in contact with the driven body.
[0023]
(16) The drive unit according to any one of (12) to (15), wherein the arm portion protrudes from substantially the center in the longitudinal direction of the vibrating body.
[0024]
(17) The drive unit according to any one of (1) to (16), wherein the vibrating body has a plate shape.
[0025]
(18) The drive unit according to (17), wherein the vibrating body has a substantially rectangular shape.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, a drive device of the present invention will be described in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
[0027]
<First Embodiment>
FIG. 1 is a plan view showing a first embodiment of the drive device of the present invention, FIG. 2 is a perspective view of a vibration body in the drive device shown in FIG. 1, and FIG. 3 is a view showing the vibration body in the drive device shown in FIG. It is a top view which shows a mode that a to-be-driven body is driven. In the following, for convenience of explanation, the left side in FIG. 1 is referred to as “one end” and the right side is referred to as “the other end”.
[0028]
A
[0029]
The
[0030]
As shown in FIG. 1, the
[0031]
The rotor (rotating member) 5 is a driven body that is driven by a vibrating
Such a
[0032]
The vibrating
[0033]
As shown in FIG. 2, the vibrating
[0034]
Each of the
[0035]
These
[0036]
The reinforcing
[0037]
The reinforcing
[0038]
A
[0039]
As shown in FIG. 3, the
Such a vibrating
[0040]
As shown in FIG. 2, the
[0041]
A substantially circular fixing
[0042]
As shown in FIG. 1, such a vibrating
[0043]
In the configuration shown in the drawing, the
[0044]
A
[0045]
A vibrating
[0046]
Further, the
[0047]
In this way, the vibrating
[0048]
As described above, the
[0049]
As shown in FIG. 1, the length from the
[0050]
Here, the length L of the
[0051]
Length L of
[0052]
Further, the
[0053]
An urging member 6 is installed on the upper side of the
[0054]
A
[0055]
Such a biasing member 6 has a width that gradually decreases from the other end of the
[0056]
A
[0057]
Such an urging member 6 is installed in a state of being elastically deformed from the shape shown by the one-dot chain line in FIG. 1 to the shape shown by the solid line. Thereby, the urging member 6 exhibits a force (elastic force) that tends to be deformed from the shape shown by the solid line in FIG. 1 to the shape shown by the alternate long and short dash line.
[0058]
With such a configuration, the urging member 6 applies a downward force in FIG. 1 to the other end portion of the
[0059]
In this way, the
[0060]
Further, the
[0061]
Such a
The
[0062]
When the vibrating
[0063]
That is, as shown in FIG. 3, the radial component S of the vibration displacement S of the
[0064]
When the vibrating
[0065]
Such a
[0066]
As described above, the
[0067]
Further, in the present embodiment, since the in-plane vibration of the vibrating
[0068]
Further, in this embodiment, the direction of the frictional force (pressing force) exerted on the
[0069]
The frequency of the alternating voltage applied to the
[0070]
As described above, the vibrating
[0071]
When the vibrating
[0072]
By appropriately selecting the frequency of the applied voltage, the shape and size of the vibrating
[0073]
Thereby, when the
[0074]
Such a
[0075]
The
[0076]
As shown in FIG. 8, the driving
[0077]
The
[0078]
A
[0079]
That is, in the
[0080]
The
[0081]
In the
[0082]
When the vibrating
[0083]
Further, when the vibrating
[0084]
As described above, in the
[0085]
On the other hand, in the
[0086]
In the
[0087]
Thereby, the
[0088]
However, since the urging member 6 is significantly longer than the
[0089]
Therefore, in the
[0090]
Further, when the
[0091]
Therefore, when the
[0092]
Note that the distance from the
[0093]
Distance L from center of
[0094]
Moreover, in this embodiment, although the
[0095]
Second Embodiment
FIG. 4 is a plan view showing a second embodiment of the driving apparatus of the present invention. In the following, for convenience of explanation, the left side in FIG. 4 is referred to as “one end” and the right side is referred to as “the other end”.
[0096]
Hereinafter, the second embodiment of the drive device of the present invention will be described with reference to this figure, but the description will focus on differences from the first embodiment, and the description of the same matters will be omitted.
[0097]
The
[0098]
The urging
[0099]
The urging
[0100]
At one end of the urging
[0101]
The biasing
[0102]
Due to the urging force of the urging
[0103]
According to such a
[0104]
<Third Embodiment>
FIG. 5 is a plan view showing a third embodiment of the driving apparatus of the present invention. In the following, for convenience of explanation, the left side in FIG. 5 is referred to as “one end” and the right side is referred to as “the other end”.
[0105]
Hereinafter, the third embodiment of the drive device of the present invention will be described with reference to this figure, but the description will focus on differences from the first embodiment, and description of similar matters will be omitted.
[0106]
The drive device 1C of the present embodiment is the same as that of the first embodiment except that the configuration of the urging member is different.
[0107]
The biasing
[0108]
The urging
[0109]
That is, the urging
[0110]
In the illustrated configuration, the bending angle at the bending
[0111]
A
[0112]
The biasing
[0113]
Due to the urging force of the urging
[0114]
According to such a driving apparatus 1C, the same effect as in the first embodiment can be obtained. Moreover, since the urging
[0115]
In addition, the
[0116]
<Fourth embodiment>
FIG. 6 is a plan view showing a fourth embodiment of the driving apparatus of the present invention. In the following, for convenience of explanation, the left side in FIG. 6 is referred to as “one end” and the right side is referred to as “the other end”.
[0117]
Hereinafter, the fourth embodiment of the drive device of the present invention will be described with reference to this figure, but the description will focus on the differences from the first embodiment, and the description of the same matters will be omitted.
[0118]
The drive device 1D of the present embodiment is the same as that of the first embodiment except that the configuration of the urging member is different.
[0119]
The biasing
[0120]
The urging
[0121]
A
[0122]
The urging
[0123]
Due to the urging force of the urging
[0124]
According to such a driving device 1D, the same effect as in the first embodiment can be obtained. Moreover, since the urging
[0125]
In the present embodiment, since the
[0126]
That is, when the
[0127]
As described above, the
[0128]
By adjusting the urging force with which the urging
[0129]
In addition, when the
[0130]
<Fifth Embodiment>
FIG. 7 is a plan view showing a fifth embodiment of the driving apparatus of the present invention. In the following, for convenience of explanation, the left side in FIG. 7 is referred to as “one end” and the right side is referred to as “the other end”.
[0131]
Hereinafter, the fifth embodiment of the drive device of the present invention will be described with reference to this drawing. However, the description will focus on differences from the first embodiment, and the description of the same matters will be omitted.
[0132]
The drive device 1E of this embodiment is the same as that of the first embodiment except that the configuration of the biasing member is different.
[0133]
The urging
[0134]
The urging
[0135]
A projecting
[0136]
The biasing
[0137]
Due to the urging force of the urging
[0138]
According to such a driving device 1E, the same effect as that of the
[0139]
As mentioned above, although the drive device of the present invention has been described with respect to the illustrated embodiment, the present invention is not limited to this, and each part constituting the drive device has an arbitrary configuration that can exhibit the same function. Can be substituted.
[0140]
For example, in the present invention, the vibrating body is not limited to the one in contact with the outer peripheral surface of the rotor (rotating member), but is installed so that the vibrating body contacts the inner peripheral surface of the rotor or a surface perpendicular to the rotation axis. It may be a simple configuration.
[0141]
In the driving device of the present invention, the driven body driven by the vibrating body is not limited to a rotatable rotor (rotating member), and may be any object. For example, the driven body may be a wire, and the wire may be moved in the longitudinal direction (for example, a wire actuator that moves a robot hand).
[0142]
Further, the shape and structure of the vibrating body are not limited to the configuration shown in the figure, and may be anything as long as the driven body can be driven. For example, one piezoelectric element, one that does not have a reinforcing plate, one that has a shape that gradually decreases in width toward the portion that contacts the driven body, or a portion that contacts the driven body. What does not have a part etc. may be sufficient.
[0143]
Further, the driven body may be driven in both forward and reverse directions by changing the energization state (vibration mode of the vibrating body) to the vibrating body.
[0144]
The biasing member may be any member that can generate a biasing force. For example, other types of springs such as a coil spring, a torsion spring (torsion spring), an air spring, rubber, etc. It may be composed of an elastic material.
[0145]
Moreover, the drive device of the present invention may be a combination of any two or more configurations (features) of the above-described embodiments.
[0146]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a driven body can be driven with a large driving force with a small and simple structure.
[0147]
Also, by providing a support portion that is displaceably mounted on the base and supports the vibrating body, and a biasing member that biases the supporting portion in a direction in which the vibrating body is pressed against the driven body, Even if the contact portion of the vibrating body with respect to the driven body is worn, it is possible to prevent the performance from being deteriorated. Therefore, high performance can be maintained even when the total operating time is long (long term). That is, the driving force is stable over time, and the durability is excellent.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a first embodiment of a driving apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a vibrating body in the drive device shown in FIG.
3 is a plan view showing a state in which a vibrating body in the driving apparatus shown in FIG. 1 drives a driven body. FIG.
FIG. 4 is a plan view showing a second embodiment of the driving apparatus of the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing a third embodiment of the driving apparatus of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a fourth embodiment of the driving apparatus of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a fifth embodiment of the driving apparatus of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a driving device of a comparative example.
[Explanation of symbols]
1A, 1B, 1C, 1D, 1E Drive device
2 base
21 Substrate
22 Central axis
23, 24 Locking part
3 support parts
31 holes
32 Screw holes
33 Center of rotation
4 Vibrating body
41, 45 electrodes
42, 44 Piezoelectric element
43 Reinforcing plate
46 Convex
47 Centerline
5 Rotor
51 outer peripheral surface
6 Biasing member
61 First part
62 Second part
621 Convex
63 Bending part
64 holes
7 Biasing member
71 Convex
8 Biasing member
81 First part
82 Second part
821 Convex
83 Bend
9 Biasing member
91 First part
92 Second part
93 long hole
11 arms
12 Fixed part
121 holes
13 volts
14 pin
15 volts
16 Center of rotation
17 Biasing member
171 Convex
100 Drive device (comparative example)
110 Base
111 Center axis
Claims (18)
圧電素子を有する振動体と、
前記振動体から突出した腕部と、
前記基部に対し回動可能に設置され、前記振動体を前記腕部にて支持する支持部と、
前記振動体に当接して設置された被駆動体と、
前記支持部を付勢する付勢部材と、
を有し、
前記振動体は、前記圧電素子に交流電圧を印加することにより振動し、この振動により、前記被駆動体に力を繰り返し加えて前記被駆動体を駆動させ、
前記支持部および前記腕部の境界部と前記振動体との間の長さをL2、前記基部に対する前記支持部の回動の中心と前記振動体との間の長さをL3としたとき、L2<L3であり、
前記支持部は、前記付勢部材の付勢により、前記振動体が前記被駆動体に圧接される方向に前記基部に対し回動することを特徴とする駆動装置。 The base,
A vibrating body having a piezoelectric element;
An arm protruding from the vibrating body;
A support portion that is rotatably installed with respect to the base portion and supports the vibrating body by the arm portion;
A driven body installed in contact with the vibrating body;
And a biasing member for biasing the previous Symbol support,
Have
The vibrating body vibrates by applying an alternating voltage to the piezoelectric element, and by this vibration, a force is repeatedly applied to the driven body to drive the driven body ,
When the length between the support portion and the boundary portion of the arm portion and the vibrating body is L2, and the length between the center of rotation of the support portion relative to the base portion and the vibrating body is L3, L2 <L3,
The driving device according to claim 1, wherein the support portion is rotated with respect to the base portion in a direction in which the vibrating body is pressed against the driven body by the biasing of the biasing member.
前記付勢部材は、前記腕部および前記補強板と、または、前記支持部と一体的に形成されている請求項9に記載の駆動装置。The arm portion is formed integrally with the reinforcing plate,
Said biasing member, said arm portion and said reinforcing plate, or drive of claim 9 which is the support portion integrally formed.
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