JP4149418B2 - 電源装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置及び電子機器に関し、詳細には、複数の電源ラインを有してその電源ラインのうちのいずれか一つの電源ラインに着脱可能な電源が接続されているかを正確に判定して安全に電力を供給する電源装置及び電子機器に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の電子機器においては、複数の各種電池及び交流電源をアダプタで直流変換した電源等のように複数の電源を選択的に使用できるようになってきている。
このような複数の電源を利用可能な電子機器においては、例えば、1次電池の単3型アルカリマンガン電池と充電可能なNi−Cd電池(ニッケルカドミウム電池)やリチウム電池等の2次電池とを選択的に使用可能となっていることが多く、このように複数の電源を利用可能な電子装置においては、利用する電源の性能を適切に利用するとともに、発煙、発火、爆発等の事故の発生を防止するために、利用する電源の種類を判別するものがある。
そこで、従来、複数種類の電池を選択的に使用可能な電子機器において、使用される電池の種類を判別する電池判別手段と、この電池判別手段の判別結果に応じて、電池の供給電流を切り換える電流切換手段とを有する電子機器が提案されている(特許文献1参照)。
また、従来、外形形状が略同じであるが電気的特性の異なる電池の1つが選択されて電池収納室に装填される際に、装填された電池がいずれの電池であるかを判別して、装填状況を表示するカメラが提案されている(特許文献2参照)。
そして、本出願人は、先に、電源収納部と直流電源入力端子とを設け、電源収納部には、電池を組み込んだ電池電源と商用交流を所定の直流電圧に変換するACアダプタのいずれを差し換えて着脱可能に装着でき、ACアダプタ使用時には直流電源入力端子を使用不能として、直流電源入力端子からの直流電源が本体回路に印加されないようにした電子機器を提案している(特許文献3参照)。
すなわち、この従来技術は、電池電源で動作中でも電池に対する充電が可能で、商用電源で動作させる場合でも場所をとらない電源部とするとともに、ACアダプタ使用時に直流電源入力端子から異常な電流が印加されて、誤動作や回路の破壊が起こるのを防止している。
特開平11−084462号公報 特開2000−19595号公報 特開平7−59335号公報
ところで、従来、複数の電源の種類を判別することは行っているが、複数の電源ラインのうち使用している電源ラインを判別すること、この複数の電源ラインのうちのいずれの電源ラインに電源が接続されているかを正確かつ迅速に判別すること、使用している電源ラインの判別を誤った際の対処については、考慮されておらず、装置の安全、特に、発煙、発火、爆発等の異常発生を防止する上で改良の必要があった。
そこで、本発明は、素早く、かつ、正確に使用している電源ラインの判別を行うとともに、使用している電源ラインの判別を誤っても安全な電源装置及び当該電源装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
具体的には、請求項1に記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの電源ラインの残電荷の放電を行わせると共に前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行わせて前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることにより、使用電源ラインを素早く正確に判別させることができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項2に記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの電源ラインのうちの少なくとも一つの電源ラインの残電荷の放電を行わせると共に前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行わせて前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることにより、使用電源ラインを素早く正確に判別させることができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項3記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電を行わせると共に前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行わせて前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることにより使用電源ラインを素早く正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項4記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせると共に前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷を検出して前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項5記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせると共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの残電荷の検出と前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷の検出とを行って前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項6記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちのいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、前記放電手段による残電荷の放電と放電開始から所定時間経過後の電源ラインの電圧とを検出することにより前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段とを備えていることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項7記載の発明は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちのいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定回数行わせて前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段とを備えていることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項8に記載の発明は、制御手段が、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出との少なくとも一方を開始させることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項9記載の発明は、制御手段が、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを平行して実行することにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項10に記載の発明は、制御手段が、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定の優先順位に基づいて実行することにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項11に記載の発明は、制御手段が、前記残電荷検出手段の検出する残電荷が所定の設定値に低下しているが、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態でないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記使用電源ライン選択手段に少なくとも1つの電源を選択させることにより、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項12に記載の発明は、制御手段は、予め設定された所定の設定条件内にエラーであると認識されたときに所定のエラー処理を実行するエラー処理手段を更に備え、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態とならないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記エラー処理手段により所定のエラー処理を実行することにより、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる電源装置を提供することを目的としている。
請求項13記載の発明は、請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の電源装置を備えることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができ、ひいては、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる電子機器を提供することを目的とする。
請求項1記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、
前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、
前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電とを行わせると共に前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷を検出して前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることを特徴とする。
請求項2記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、
前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、
前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電とを行わせると共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの残電荷の検出と前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷の検出とを行って前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることを特徴とする。
請求項3記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
該ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、前記放電手段による残電荷の放電と放電開始から所定時間経過後の電源ラインの電圧とを検出することにより前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項4記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
該ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、
前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定回数行わせて前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項5記載の電源装置は、前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出との少なくとも一方を開始させることを特徴とする。
請求項6記載の電源装置は、前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを平行して実行させることを特徴とする。
請求項7記載の電源装置は、前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記放電手段による前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定の優先順位に基づいて実行させることを特徴とする。
請求項8記載の電源装置は、前記制御手段は、前記残電荷が所定の設定値に低下しているが、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態でないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記使用電源ライン選択手段に少なくとも1つの電源を選択させることを特徴とする。
請求項9記載の電源装置は、前記制御手段は、予め設定された所定の設定条件内にエラーであると認識されたときに所定のエラー処理を実行するエラー処理手段を更に備え、
前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態とならないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記エラー処理手段により所定のエラー処理を実行することを特徴とする。
請求項10記載の電子機器は、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の電源装置を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明の電源装置によれば、電源装着部から使用電源ライン選択手段までの電源ラインの残電荷の放電とソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせて使用電源ライン判別手段に電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして使用電源ライン選択手段に選択させるので、使用電源ラインを素早く、かつ、正確に判別することができる。
請求項2に記載の発明の電源装置によれば、電源装着部から使用電源ライン選択手段までの電源ラインのうちの少なくとも一つの電源ラインの残電荷の放電とソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせて使用電源ライン判別手段に電源が接続されている電源ラインを判別させ、使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして使用電源ライン選択手段に選択させるので、請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3記載の発明の電源装置によれば、使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電とソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせて使用電源ライン判別手段に電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして使用電源ライン選択手段に選択させるので、使用電源ラインを素早く、かつ、正確に判別することができる。
請求項4記載の発明の電源装置、請求項5記載の発明の電源装置によれば、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電とソフトスタート機能部の残電荷の放電とを行わせると共に残電荷の検出を行って、使用電源ライン判別手段に電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして使用電源ライン選択手段に選択させることにしたので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項6記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちのいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記ソフトスタート部の残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、前記放電手段による残電荷の放電と放電開始から所定時間経過後の電源ラインの電圧とを検出することにより前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段とを備えているので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項7記載の電源装置は、電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちのいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、コンデンサと抵抗器との並列回路からなりかつ負荷に対する突入電流を防止するためのソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記ソフトスタート機能部の残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定回数行わせて前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段とを備えているので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項8記載の発明の電源装置によれば、制御手段により、使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、残電荷の放電と残電荷の検出との少なくとも一方を開始させることにしたので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項9記載の発明の電源装置によれば、制御手段により、使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、残電荷の放電と残電荷の検出とを平行して実行させるので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項10に記載の発明の電源装置によれば、制御手段により、使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、残電荷の放電と残電荷の検出とを所定の優先順位に基づいて実行させるので、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができる。
請求項11記載の発明の電源装置によれば、制御手段により、残電荷が所定の設定値に低下しているが、使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態でないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、使用電源ライン選択手段に少なくとも1つの電源を選択させることにしたので、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる。
請求項12記載の発明の電源装置によれば、使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態とならないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、エラー処理手段により所定のエラー処理を実行させることにしたので、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる。
請求項13記載の発明の電子機器によれば、請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の電源装置を備えることにより、使用電源ラインを素早くかつより一層正確に判別することができ、ひいては、使用電源ラインの選択の誤りに起因する発煙、発火、爆発等の危険を回避することができ、安全性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図7は、本発明の電源装置及び電子機器の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の電源装置及び電子機器の一実施例を適用した画像記録装置1の電源部10の要部ブロック構成図である。
図1において、画像記録装置1は、デジタルスチルカメラ、複写装置、プリンタ装置等の画像記録を行う電子機器であり、電源部(電源装置)10、当該電源部10に接続される複数の電源装着部20a〜20n及び電源部10から電源の供給される表示部や音声部等のその他のユニット30等を備えている。
電源部10は、電源装着部20a〜20nの数に対応した数の放電回路(放電手段)11a〜11n、判別回路(使用電源ライン判別手段)12、選択部(使用電源ライン選択手段)13、放電回路(放電手段)14、検出回路(残電荷検出手段)15及び制御部(制御手段)16等を備えている。
選択部13は、電源装着部20a〜20nの数に対応した数の選択回路13a〜13nを備えている。各選択回路13a〜13nはそれぞれ電源装着部20a〜20nに電源ラインを介してそれぞれ接続されている。選択部13は、その他のユニット30に1個の電源ラインを介して接続されて、選択した電源装着部20a〜20nのいずれか一に装着されている電源からその他のユニット30に電源電力を供給する。この選択部13は、後述するように、電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を備えている。
判別回路12は、各電源装着部20a〜20nへの電源の装着の有無を判別して、制御部16に判別結果を出力し、制御部16が、この判別回路12の判別結果に基づいて選択回路13a〜13n及び放電回路11a〜11nを制御して、電源装着部20a〜20nにそれぞれ接続されている電源ラインの選択制御及び放電制御を行う。
放電回路11a〜11nは、電源装着部20a〜20nと選択部13の各選択回路13a〜13nの間に接続されている。この放電回路11a〜13nは、制御部16の制御下でオン/オフ動作をして、各電源装着部20a〜20n及び当該電源装着部20a〜20nの電源ラインの残電荷を放電する。ここでいう、残電荷とは、例えば、図2に示す60μFのコンデンサのようなC成分(コンデンサの成分又はコンデンサと等価な成分)に蓄積されている電荷をいう。なお、残電荷はこの60μFのコンデンサに蓄積されているものに限らない。
放電回路14は、選択部13とその他のユニット30との間に接続されている。この放電回路14は、制御部16の制御下でオン/オフ動作して、選択部13とその他のユニット30との間の電源ラインの残電荷を放電する。
検出回路15は、制御部16の制御下で、選択部13からその他のユニット30への電源ラインの残電荷の有無を検出して、残電荷検出結果を制御部16に出力し、制御部16は、検出回路15の残電荷検出結果に基づいて、放電回路14の放電動作を制御する。
制御部16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、画像記録装置1及び電源部10の動作を制御するプログラム及び必要なデータを格納するROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、CPUがROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用して画像記録装置1の各部を制御して、画像記録装置1としての処理を実行するとともに、電源部10の各部を制御して、後述する電源制御処理を実行する。
そして、電源部10は、電源装着部20a〜20nとしてリチウム電池の装着部、単3電池の装着部、ACアダプタ等があり、例えば、電源装着部20aにリチウム電池が装着され、電源装着部20bに単3電池が装着される場合、図2に示すように回路構成され、各電源装着部20a、20bが選択部13の選択回路13a、13bを介して負荷としてのその他のユニット30の接続されるUNREG1に接続されており、リチウム電池の電源装着部20aの電源ラインには、選択回路13aよりも下流側、すなわち、選択回路13aとUNREG1との間に放電回路14が接続されており、単3電池の電源装着部20bの電源ラインには、選択回路13bよりも上流側、すなわち、選択回路13bと電源装着部20bとの間に判別回路12と放電回路11bを一体化した判別・放電回路が接続されている。
各選択回路13a、13bは、例えば、制御部16からの制御信号DCCTL_DIV、DCCTL_T3等を増幅する小信号増幅用トランジスタQ1a、Q1b(2SC4081等)とこのトランジスタQ1a、Q1bの動作でオン/オフして、リチウム電池の電源装着部20aと単3電池の電源装着部20bをそれぞれ接続/遮断するMOSFET(電界効果トランジスタ:Field Effect Transistor )Q2a、Q2b及びMOSFETQ2a、Q2bに並列に接続されてソフトスタート機能を実現する抵抗RaとコンデンサCaからなるソフトスタート機能部Fsa、抵抗RbとコンデンサCbからなるソフトスタート機能部Fsb等を備えている。トランジスタQ1a、Q1bへの制御部16からの制御信号DCCTL_DIV、DCCTL_T3によってMOSFETQ2a、Q2bがオン/オフすると電源ラインの接続/遮断が行われる。また、トランジスタQ2a、Q2bがオンしたときに、抵抗RaとコンデンサCaで構成されるソフトスタート機能部Fsaと抵抗RbとコンデンサCbと10KΩの抵抗器で構成されるソフトスタート機能部Fsbによってソフトスタートが行われる。
このソフトスタート機能とは、選択回路13a、13bがオンしたとき、後段のUNREG1に接続されている負荷に電源の供給能力を超えるほどの突入電流が流れて電源電圧が降下することに起因して電源部10が動作できなくなるのを防止するために、選択回路13a、13bがオンするときに、電流制限をかける機能である。
そして、このソフト機能を実現するソフトスタート機能部Fsa、FsbのコンデンサCa、Cbに電荷が残っていると、制御部16が選択回路13a、13bにオフ信号を出力しても、選択回路13a、13bがオフすることができず、通電して、誤った電源判別が行われるおそれがある。そこで、後述するように、このソフトスタート機能部Fsa、Fsbの残電荷を放電させている。
なお、このMOSFETQ2a、Q2bは、その寄生ダイオードの向きが、電源装着部20a、20bの電源から負荷であるUNREG1方向に対して逆方向となっている。
また、放電回路14は、小信号増幅用トランジスタQ3等を備え、制御部16からの放電信号(BAT_DIS、BAT_TEST)に応じてトランジスタQ3がオンして、選択回路13a以降の電源ラインの残電荷の放電を行う。
判別回路12は、例えば、図4において、エピタキシャルプレーナ型のトランジスタQ4、Q5が用いられており、制御部16からのテスト信号BAT_DIV(又はBAT_T3)によって判別動作を開始して、複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを判別し、判別結果を制御部16に出力すると共に、電源が接続されている電源ライン(使用電源ライン)を示す信号BAT_DIV(BAT_T3)を放電回路11bのトランジスタQ6のコレクタに入力し、さらに、判別結果に応じて放電回路11bのベースに制御信号を入力する。
電源の種類と電源の種類毎に接続される電源ラインとは予め決められているので、接続されている電源が、リチウム電池であるか、単3電池であるか等の電源の種類を二次的に判別することができ、この意味で信号BAT_DIV(BAT_T3)は電源の種類を示す信号でもある。
放電回路11bは、判別回路12の判別結果に応じてオンして、電源装着部20bに装着されている単3電池及び単3電池から選択回路13aまでの電源ラインの電荷の放電を行う。
なお、信号BAT_KINDは、例えば、単3電池が電源装着部20bに装着されていると、ハイ(H)が入力され、放電回路11bがオンすると、ハイ(H)からロー(L)に移行し、電源装着部20bに単3電池が装着されていないときには、ハイ(H)のままである。
なお、電源部10は、図2に示したように、リチウム電池の装着される電源装着部20a側の放電回路が、選択回路13aよりも下流側、すなわち、選択回路13aとUNREG1との間に接続されている放電回路14である場合について説明したが、電源装着部20a側の放電回路も、図3に示すように、電源装着部20aと選択回路13aとの間に接続された放電回路11aであってもよく、放電回路11a自体の構成は、放電回路14と同じであり、電源装着部20bに装着されている単3電池及び単3電池から選択回路13aまでの電源ラインの電荷の放電を行う。
また、電源部10は、図2及び図3に示したように、単3電池の装着される電源装着部20b側のみに放電・判別回路が接続されているものに限るものではなく、例えば、図4に示すように、判別回路12と放電回路11aを一体化した判別・放電回路が、選択回路13aよりも上流側、すなわち、選択回路13aと電源装着部20aとの間、または、選択回路13aよりも下流側に接続されていてもよい。この判別・放電回路の判別回路12は、図2及び図3の電源装着部20b側に接続されている判別回路12と同様の構成であり、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、放電回路11aも、図3の放電回路11aと同様の構成であり、同一の符号を付して、その説明を省略する。
さらに、電源部10は、選択回路13a、13bとして、MOSFETQ2a、Q2bの寄生ダイオードが各電源装着部20a、20bの電源に対して逆方向のものを用いているが、図5に示すように、その寄生ダイオードが電源装着部20a、20bから負荷のUNREG1方向に順方向であるMOSFETQ12a、Q12bを用いてもよく、この場合、負荷のUNREG1に対しては、選択回路13a、13bとの間に、負荷方向に対して逆方向の寄生ダイオードとなるMOSFETQ42を有する選択回路40を設ける必要がある。この選択回路40は、基本的には、他の選択回路13a、13bと同様であり、制御部16からの制御信号DCCTL_DIV、DCCTL_T3等を増幅する小信号増幅用トランジスタQ41(2SC4081等)とこのトランジスタQ41の動作でオン/オフして、選択回路13a、13bの出力と負荷側であるUNREG1を接続/遮断するMOSFETQ42及びMOSFETQ2a、Q2bに並列に接続されてソフトスタート機能を実現する抵抗RcとコンデンサCc等を備えており、トランジスタQ41への制御部16から制御信号DCCTL_DIV、DCCTL_T3によってMOSFETQ42がオン/オフして電源ラインの接続/遮断を行うとともに、トランジスタQ42がオンしたときに、抵抗RcとコンデンサCcで構成されるソフトスタート機能部FScによってソフトスタートを行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の電源部10を有する画像記録装置1は、複数種類の電源装着部20a〜20nに単3電池、リチウム電池(Li電池)等の各種電源を装着可能であり、このような各種電源に接続されている各電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が装着されているか否かの判別を正確に行い、かつ、選択部13で、当該接続されている電源装着部20a〜20nを負荷にソフトスタート機能を利用して接続するとともに、判別を誤っても安全を確保している。
なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、電源として、リチウム電池の装着される電源装着部20a(リチウム電池が装着される電源装着部20aに接続されている電源ライン)と、単3電池の装着される電源装着部20b(単3電池が装着される電源装着部20bに接続されている電源ライン)とを備えているものについて説明する。
すなわち、電源部10は、図6に示すように、電源装着部20aまたは電源装着部20bにリチウム電池または単3電池のうちのいずれか一方が装着(挿入)されると(ステップS101)、制御部16が、サブCPU(SUB CPU)をリセットして(ステップS102)、選択回路13aのソフトスタート機能部Fsa及び選択回路13bのソフトスタート機能部Fsbに蓄えられている残電荷を放電させるとともに、放電回路11aと放電回路14または放電回路11aと放電回路11bに電源ラインの残電荷の放電を行わせつつ(ステップS103)、電源電圧を読み込み(ステップS104)、読込回数または経過時間のカウントを行う(ステップS105)。なお、以下の説明では、読込回数に基づいて説明する。
読込回数のカウントを行うと、制御部16は、読込回数が予め設定されている所定回数(所定値)以下であるかチェックする(ステップS106)。段落0019に記載した回路構成要素のC成分に蓄積されている残電荷、例えば図2に示すC成分である60μFのコンデンサに蓄積されている残電荷について、残電荷の最大量はC成分の容量から理論的に予測できるので、これを上記の予め設定されている所定回数に分けて放電させる。このように所定回数に分けて放電すると、一度に放電させて大電流が流れて回路が故障するおそれがない。また、上記読み込み回数を予め設定すること及びC成分の残電荷の最大量が理論的に予測できることから、回路における1回の放電量は予め定まるので、放電の回数が何回であるかをカウントすることによって、残電荷が所定量以下であるか否かを判断できる。
そして、ステップS106で、所定回数に到達していないときには、電源電圧が予め設定されている所定電圧(所定値)以下であるかチェックする(ステップS107)。
放電させる毎に電源電圧を読み込み、この電圧を予め定めた電圧と比較すれば、使用電源ラインにおける残電荷の検出を行うことができ、電源電圧を読み込むことにより残電荷の検出を行うことができる。
ここで、残電荷の検出の意義について説明する。残電荷が残っていると、電源が装着されている電源装着部に接続されている電源ラインとは異なる電源ラインを使用する電源ラインとして選択するおそれがある。そこで、段落0019、0020に記載の通り、放電回路11、14が放電を行う。
制御部16は、ステップS107で所定値以下でないときには、ステップS105に戻って読込回数のカウントから上記同様に処理して、読込回数が所定値に到達するか電源電圧が所定値に到達するかチェックし(ステップS105〜S107)、ステップS106で読込回数が所定値に到達するか、ステップS107で、電源電圧が所定値以下になると、制御部16は、複数の電源ライン(ここでは、2個の電源ライン)のうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かの判別を開始し、言い換えると、電源の種類(リチウム電池であるか、単3電池であるか)の判別を開始し(ステップS108)、予め設定
されている所定時間(所定値)待った後(ステップS109)、判別値の読み込みを行い(ステップS110)、電源電圧の判別を停止して(ステップS111)、電源が接続されている電源ラインがいずれの電源ラインであるのか、すなわち、ここでは、単3電池であるかチェックする(ステップS112)。
ステップS112で、電源装着部20aにリチウム電池が装着されているときにはその電源装着部20aに接続されている電源ラインを使用電源ラインとするために、制御部16は、選択回路13a、13bを制御して、リチウム電池の装着されている電源装着部20aに接続されている電源ラインを選択させるための選択回路13aをオンにし、リチウム電池を負荷であるその他のユニット30に接続して、電源制御処理を終了する(ステップS114)。
また、ステップS112で、リチウム電池が装着されていないときには、制御部16は、電源装着部20bに単3電池が装着されていると判断して、選択回路13a、13bを制御して、単3電池が装着される電源装着部20bに接続されている電源ラインを選択させるための選択回路13bをオンにし、単3電池を負荷であるその他のユニット30に接続して、電源制御処理を終了する(ステップS113)。
なお、段落0037に記載の経過時間のカウントを行う(ステップS105)場合には、放電時間間隔を定めておくこと及びC成分の残電荷の最大量が理論的に予測できることから、回路における予め定めた放電時間間隔における放電量が予め定まる。すなわち、どのくらいの放電時間で残電荷が所定電圧値以下になったか否かを判断できる。このように、放電開始からの経過時間によっても残電荷の有無を判断できる。
なお、上記ステップS106で、読取回数が所定値に到達した場合にも、使用電源ラインの判別を開始して電源ラインの接続処理に移行するのは、残電荷が放電しきれていないとき、または、放電回路が機能しない、検出回路が機能しない、あるいは、判別回路や選択部が機能しない等の何らかの故障が発生し、残電荷が分からないとき、または、判別回路が複数の電源が接続されていると判断したときに、読取回数が所定値に到達することで、放電動作や検出動作を停止して、電源ラインの接続処理に移行して、電源部10への通電を確実に行い、動作を可能にして、利用性を向上させている。
また、本実施例の電源部10を有する画像記録装置1においては、電源制御処理で読み込んだ電源電圧が所定値以下に下がる前に電源電圧の読込回数が所定回数(所定値)に到達すると、エラーとして処理してもよい。
すなわち、図7に示すように、電源部10は、電源装着部20aまたは電源装着部20bにリチウム電池または単3電池が装着(挿入)されると(ステップS201)、制御部16が、サブCPU(SUB CPU)をリセットして(ステップS202)、選択回路13aのソフトスタート機能部Fsa及び選択回路13bのソフトスタート機能部Fsbに蓄えられている残電荷を放電させるとともに、放電回路11aと放電回路14または放電回路11aと放電回路11bに電源ラインの残電荷の放電を行わせつつ(ステップS203)、電源電圧の読み込みを行い(ステップS204)、読込回数または経過時間のカウントを行う(ステップS205)。なお、以下の説明では、読込回数に基づいて説明する。
読込回数のカウントを行うと、制御部16は、読込回数が予め設定されている所定回数(所定値)以下であるかチェックし(ステップS206)、所定回数に到達していないときには、電源電圧が予め設定されている所定電圧(所定値)以下であるかチェックする(ステップS207)。
制御部16は、ステップS207で所定値以下でないときには、ステップS205に戻って読込回数のカウントから上記同様に処理して、読込回数が所定値に到達するか電源電圧が所定値に到達するかチェックし(ステップS205〜S207)、ステップS207で、電源電圧が所定値以下になる前に、ステップS206で、読込回数が所定値に到達すると、制御部16は、残電荷が放電しきれない状態または検出が不可能な状態であると判断して、エラー処理を実行して、処理を終了する(ステップS208)。このエラー処理としては、例えば、エラー後のシーケンスの停止、表示部のLCD(Liquid Crystal Dis
play)やLED(Light Emitting Diode)等へのエラー警告表示、あるいは、音声部のスピーカやブザーによるエラー警告音やエラー警告メッセージの出力等を行う。そして、このエラー処理に応じてユーザによりエラー解除が行われ、再度、電池(電源)の挿入が行われると、制御部16は、ステップS201の処理から電源制御処理を再度開始する。このエラー解除処理としては、例えば、電池(電源)の挿抜やリセットボタンの押下等が行われる。
そして、ステップS206で読込回数が所定値に到達する前に、ステップS207で、電源電圧が所定値以下になると、制御部16は、複数の電源ライン(ここでは、2個の電源ライン)のうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かの判別を開始し、言い換えると、電源の種類(リチウム電池であるか、単3電池であるか)の判別を開始し(ステップS209)、予め設定されている所定時間(所定値)待った後(ステップS210)、判別値の読み込みを行い(ステップS211)、電源電圧の判別を停止して(ステップS212)、電源が接続されている電源ラインがいずれの電源ラインであるのか、すなわち、ここでは、単3電池であるかチェックする(ステップS213)。
ステップS213で、電源装着部20aにリチウム電池が装着されているときにはその電源装着部20aに接続されている電源ラインを使用電源ラインとするために、制御部16は、選択回路13a、13bを制御して、リチウム電池の装着されている電源装着部20aに接続されている電源ラインを選択させるための選択回路13aをオンにし、リチウム電池を負荷であるその他のユニット30に接続して、電源制御処理を終了する(ステップS215)。
また、ステップS213で、リチウム電池が装着されていないときには、制御部16は、電源装着部20bに単3電池が装着されていると判断して、選択回路13a、13bを制御して、単3電池が装着される電源装着部20bに接続されている電源ラインを選択させるための選択回路13bをオンにし、単3電池を負荷であるその他のユニット30に接続して、電源制御処理を終了する(ステップS214)。
このように、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、電源部10が、複数の電源装着部20a〜20nにそれぞれ接続されている各電源ラインのうちの1つを使用電源ラインとして選択しかつソフトスタート機能部を有する選択部13のソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷を放電させるとともに、この選択部13までの複数の電源ラインまたは選択部13以降の1個の電源ラインのうち、電源装着部20a〜20nに電源が装着されていない電源ラインまたは全ての電源ラインの残電荷の放電を放電回路11a〜11nで、所定時間または所定電圧まで行って、判別回路12が、電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインのうち、電源が装着されている電源装着部に接続されている電源ラインを判別して、選択部13が、判別回路12の判別した電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインを使用電源ラインとして選択している。
したがって、ソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷の存在による選択部13のオフへの移行負荷によって電源判別を間違えることなく防止して、電源装着部20a〜20nに接続されているいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを素早く、かつ、正確に判別することができ、たとえ、判別を誤っても、選択部13が電源が装着されていない電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインを選択することにより、電源が供給されず、動作が行われないのみで、安全性を向上させることができる。
また、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、装着可能な複数の電源装着部20a〜20nにそれぞれ接続されている各電源ラインのうち1つを使用電源ラインとして選択しかつソフトスタート機能部を有する選択部13までの電源ラインまたは選択部13以降の電源ラインのうち、電源装着部20a〜20nが接続されていない電源ラインまたは全ての電源ラインの残電荷の放電を放電回路11a〜11nで、所定時間または所定電圧まで行うとともに、選択回路13a、13b、40のソフトスタート機能部Fsa、fsb、Fscの残電荷を放電させて、検出回路15で、電源装着部20a〜20nから選択部13までの電源ラインまたは選択部13以降の電源ラインの残電荷を検出し、判別回路12が、検出した残電荷を参照して電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを判別して、選択部13が、判別回路12の判別した電源ラインを使用電源ラインとして選択している。
したがって、電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを素早く、かつ、より一層正確に判別することができ、たとえ、判別を誤っても、選択部13が電源が接続されていない電源ラインを選択して、電源が供給されず、動作が行われないのみで、安全性を向上させることができる。
さらに、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、判別回路12による電源装着部20a〜20nに接続されている電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かの判別を行う前に、選択回路13a、13b、40のソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷を放電しつつ、または、放電した後、放電回路11a〜11nによる残電荷の放電及び検出回路15による残電荷の検出を開始している。
したがって、電源装着部20a〜20nに装着されている電源の不必要な消費を防止して、省電力化を図ることができるとともに、少なくとも電源判別を行う前に残電荷をなくし、あるいは、所定電圧まで低下させて、正確な電源判別を行うことができる。
また、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、選択回路13a、13b、40のソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷を放電しつつ、または、放電した後、放電回路11a〜11nによる残電荷の放電と検出回路15による残電荷の検出を、並行して、または、所定の優先順位に基づいて実行している。
したがって、例えば、先に残電荷の検出を行って、残電荷が無くなっていたり、あるいは、所定の電圧に低下していると、放電動作を行わなくて済み、より一層効率的に電源判別を行うことができ、また、放電動作と検出動作を同時に行うと、残電荷の放電と検出を最短時間で行って、より一層速やかに、使用電源ラインを正確に判別することができる。
さらに、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、検出回路15の検出する残電荷が所定の設定値に低下しているが、判別回路12による電源検出可能状態でないときには、選択回路13a、13b、40のソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷の放電処理、放電回路11a〜11nによる放電処理及び検出回路15による検出処理を停止させ、選択部13に少なくとも1つの使用電源ラインを選択させている。
したがって、電源部10への通電を確実に行うことができ、動作を可能にして、利用性を向上させることができる。
また、本実施例の電源部10を備えた画像記録装置1は、予め設定された所定の設定条件内に、判別回路12による電源検出可能状態とならないときには、選択回路13a、13b、40のソフトスタート機能部Fsa、Fsb、Fscの残電荷の放電処理、放電回路11a〜11nによる放電処理及び検出回路15による検出処理を停止させ、所定のエラー処理を実行している。
したがって、危険を回避することができ、より一層安全性を向上させることができる。
なお、上記実施例においては、放電回路11a〜11n及び放電回路14を備え、検出回路15が選択部13とその他のユニット30との間にのみ設けられている場合について説明したが、放電回路11a〜11nの代わりに、あるいは、放電回路11a〜11nに並列に、検出回路15と同様の検出回路を設け、電源装着部20a〜20nから選択部13までの電源ラインまたは選択部13以降の電源ラインの残電荷を検出回路15で検出し、判別回路12が、検出した残電荷を参照して電源装着部20a〜20nにそれぞれ接続されている各電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを判別して、選択部13が、判別回路12の判別した電源装着部20a〜20nのうち電源が接続されている電源ラインを使用電源ラインとして選択してもよい。
したがって、電源装着部20a〜20nに接続されている複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が装着されているか否かをより一層安価に、かつ、素早く正確に判別することができ、たとえ、判別を誤っても、選択部13は電源が接続されていない電源装着部20a〜20nを選択して、電源が供給されず、動作が行われないのみで、安全性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
複数種類の電源が着脱可能に装着され、電源が装着されている電源装着部に接続されている電源ラインを正確に判断して適切な電源供給を行う電源装置及び電源装置を備えたデジタルスチルカメラ、プリンタ等の画像記録装置等の電子機器に適用することができる。
本発明の電源装置及び電子機器の一実施例を適用した画像記録装置の電源部の要部ブロック構成図。 装着電源がリチウム電池、単3電池である場合の電源部の回路構成図。 図2のリチウム電池側の放電回路が選択回路よりもリチウム電池側に接続されている場合の電源部の回路構成図。 図3の放電回路が判別回路も備えている場合の電源部の回路構成図。 選択回路のMOSFETの寄生ダイオードが負荷方向に対して順方向となっている場合の電源部の回路構成図。 図1の電源部による電源制御処理を示すフローチャート。 図1の電源部によるエラー処理を伴う電源制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 画像記録装置(電子機器)
10 電源部
11a〜11n 放電回路(放電手段)
12 判別回路(使用電源ライン判別手段)
13 選択部(使用電源ライン選択手段)
13a、13b 選択回路
Ra、Rb、Rc 抵抗
Cc、Cb、Cc コンデンサ
Fsa、Fsb、Fsc ソフトスタート機能部
14 放電回路(放電手段)
15 検出回路
16 制御部
20a〜20n 電源装着部
30 その他のユニット
Q1a、Q1b、Q3、Q41 トランジスタ
Q2a、Q2b、Q42 MOSFET

Claims (10)

  1. 電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
    各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、
    前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電とを行わせると共に前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷を検出して前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることを特徴とする電源装置。
  2. 電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
    各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数の電源ラインのうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
    前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷を放電する放電手段と、前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷を放電する放電手段とを備え、
    前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電と前記ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電とを行わせると共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの残電荷の検出と前記使用電源ライン選択手段以降の残電荷の検出とを行って前記使用電源ライン判別手段に前記電源が接続されている電源ラインを判別させ、当該使用電源ライン判別手段の判別した電源ラインを使用電源ラインとして前記使用電源ライン選択手段に選択させることを特徴とする電源装置。
  3. 電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
    各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
    該ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、
    前記放電手段による残電荷の放電と放電開始から所定時間経過後の電源ラインの電圧とを検出することにより前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電源装置。
  4. 電源が着脱可能な電源装着部をそれぞれ有する複数の電源ラインを切り換えて使用可能な電源装置であって、前記複数の電源ラインのうちいずれの電源ラインに電源が接続されているか否かを検出する使用電源ライン判別手段と、
    各電源ラインに設けられかつ前記各電源が接続される入力端子部と前記各電源を接続・遮断する制御端子部とを備えて前記各電源を接続・遮断する各トランジスタと、前記入力端子部と前記制御端子部に接続される抵抗器と該抵抗器と並列に接続されたコンデンサと前記制御端子部に入力される制御信号を制御する抵抗器とを含み当該抵抗器を介して前記制御端子部の電位を制御することにより前記トランジスタがオンしたときに電流が供給される負荷に対する突入電流を防止するために前記コンデンサへの電荷の蓄積を利用したソフトスタート機能部を有して前記複数のうちの1つを使用する電源ラインとして選択する使用電源ライン選択手段と、
    該ソフトスタート機能部のコンデンサに蓄積された残電荷の放電を行うと共に前記電源装着部から前記使用電源ライン選択手段までの前記複数の電源ラインの残電荷の放電と前記使用電源ライン選択手段以降の電源ラインの残電荷の放電との少なくとも一方を行う放電手段と、
    前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定回数行わせて前記使用電源ライン判別手段に使用電源ラインを判別させると共に該使用電源ライン判別手段の判別結果に基づき前記使用電源ライン選択手段に使用電源ラインを選択させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出との少なくとも一方を開始させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを平行して実行させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。
  7. 前記制御手段は、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの判別を行う前に、前記放電手段による前記残電荷の放電と前記残電荷の検出とを所定の優先順位に基づいて実行させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記残電荷が所定の設定値に低下しているが、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態でないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記使用電源ライン選択手段に少なくとも1つの電源を選択させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。
  9. 前記制御手段は、予め設定された所定の設定条件内にエラーであると認識されたときに所定のエラー処理を実行するエラー処理手段を更に備え、前記使用電源ライン判別手段による使用電源ラインの検出が可能な状態とならないときには、放電処理と残電荷検出処理との少なくとも一方を停止させ、前記エラー処理手段により所定のエラー処理を実行することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電源装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の電源装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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