JP4149299B2 - Electric pole grounding device and construction method thereof - Google Patents

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JP4149299B2
JP4149299B2 JP2003094707A JP2003094707A JP4149299B2 JP 4149299 B2 JP4149299 B2 JP 4149299B2 JP 2003094707 A JP2003094707 A JP 2003094707A JP 2003094707 A JP2003094707 A JP 2003094707A JP 4149299 B2 JP4149299 B2 JP 4149299B2
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真夫 中島
智之 清原
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旭テック株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電柱の支線を支持するアンカを地中に埋設するアンカ埋設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、配電線や電話線等の電柱の支線を支持するのに好適なアンカ(地中アンカ)を特許文献1〜3に開示した。このアンカは、地中に埋設される鋳鉄製の支持棒の先端側に螺旋状の掘削刃を間欠的に設けて構成されている。
【0003】
上記アンカは、電柱の設置される地盤の性質(硬さ)に適合する大きさのものが選定され、また、設定された深さに埋設されて、支線に所定の耐張力を得るようにしている。このため、本出願人は、使用するアンカの種類や埋設深さを決定するための資料を得るために、地盤の硬さの程度を表わす指標であるN値を簡単に測定できるN値測定工具を特願2000−23876号明細書において提案した。なお、このN値は、JISA1219に示されるように、外径5.1cm、内径3.5cm、長さ81.0cmの中空の測定具(サンプラー)を地中へ打ち込む際に生ずる地盤の抵抗から求められるもので、上述の測定具に質量63.5kg(約622.3N)のハンマーを75cmの高さから自由落下させ、その測定具を30cm打ち込むのに必要な打撃数Nから求められるものである。
【0004】
さて、上記提案に係るN値測定工具は、全体形状が棒状を呈し、その長手方向の一端部に取付部を有し、他端側は先細りに形成されていて、取付部にはそのN値測定工具を回転させ、かつ、その長手方向の他端部を地盤に向けて押圧することのできる回転機械を着脱自在に装着することができることを特徴としている。
【0005】
このN値測定工具を図面に基づいて説明すると、図5はそのN値測定工具1を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図である。このN値測定工具1は、細い砲弾状の鋼製の断面円形の棒状体2(図示の例では最大径50φの丸棒)を有し、その一端部(図示の例では上端部)には、その棒状体2の直径よりも大きな径を有するつば部3が設けられている。
【0006】
つば部3の上部は角柱からなる取付部4に形成されている。この取付部4には、その軸心方向と直交する方向に孔4aが設けられている。そして、この孔4aは、取付部4が穴掘建柱車の回転部等の回転機械Mに挿入されたときに、図示しないピンをその孔4aに貫通してN値測定工具1をその回転機械Mに装着するために用いられる。
【0007】
棒状体2の他端部側(図示の例では下部側)は、他端部方向に先細りに形成されていて、測定時にN値測定工具1が地盤Gに食い込みやすいように形成されている。この先細りは、N値測定工具1のつば部3から他端部までの長さが1400mmの場合、他端部(先端部)から300mmの間に形成されている。また、この先細りの部分は、焼入の加工が施されていて、耐摩耗性、耐久性が図られている。
【0008】
図5(a)中、m,m…は、目印であって、他端部(先端部)から所定距離(図示の例では500mm)から所定の間隔(図示の例では100mm)を保って棒状体2の周囲に設けられている。この目印mは、ペイントで形成することもできるが、N値測定中に地面(地盤)にこすれて消失しやすいので、溶接の肉盛により形成するのが好ましい。
【0009】
上記N値測定工具1を用いて地盤GのN値測定を行うには、先ず、穴掘建柱車の回転部等の回転機械Mの先端にN値測定工具1の取付部4が取付けられる。そして、そのN値測定工具1の先端(先細り)を地盤Gの測定位置に合わせるとともに、そのN値測定工具1をほぼ垂直状にして、所定の押圧力(例えば800kgf(約7840N))を付加して回転させ、所定の深さ(例えば50cm)に挿入されるまでに何回転したかによりN値が求められる。
【0010】
図示の形状のN値測定工具1の場合、そのN値測定工具1が地中50cm挿入されるまでの回転数が約4回の場合は、N値は約10と推定され、その回転数が約10回の場合は、N値は約25と推定される。また、N値測定工具1が所定の回転数、例えば、10回転で何cm挿入したかによりN値を推定することもできる。例えば、10回転で約38cm挿入したときのN値は、約30と推定され、さらに、10回転で約28cm挿入したときのN値は、約40と推定される。このような回転数とN値との相関関係は、予め用意された換算表に基づいて求められる。
【0011】
上述のN値測定後は、回転機械MからN値測定工具1が外され、測定されたN値に合うアンカが選ばれ、その選ばれたアンカが回転機械Mに装着されてアンカの埋設作業が行われる。測定されたN値によりどのようなアンカが選択されるかについては、本出願人に係る特願2002−41028号明細書に詳述されている。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−1850号公報
【特許文献2】
特開2001−59221号公報
【特許文献3】
特開2001−182058号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、配電線や電話線の電柱の中には、接地工事を必要とするものがある。このような電柱には、電柱の近傍に電極棒を埋設して電柱に集まる電気が地中に流れ易い、法規所定の接地抵抗値となるようなアース装置が設けられる。また、1本の電極棒だけでは所定の接地抵抗値が得られないときは、所定の接地抵抗値を満たすように複数本の電極棒が所定の間隔を保って埋設されることもある。
【0014】
このようにアース装置を必要とする電柱には、電柱を支線で支持する支持装置が設けられる場合があり、したがって、このような電柱に対しては、支持装置のほかにアース装置が必要であるとともに、支持装置の設置作業とアース装置の設置作業を別々に行う必要があるだけでなく、電柱の周囲に補強用の支線とアース線とが設けられるため、電柱の囲りが複雑になる問題があった。
【0015】
そこで、本発明者は、上記問題を解決することができる電柱用アース装置、すなわち、アース装置の実質的な削減が可能になる電柱用アース装置を提案した。その電柱用アース 装置は、地中に埋設されたアンカに支線棒の下端部を結合し、その支線棒の上端部に電柱の支線を連結してなる電柱支持装置において、前記支線棒を絶縁処理するとともに、前記電柱に設けられたアース線を、前記アンカをアース電極とするように接続し、かつ、前記電柱まで前記地中に配線してなるものである。前記アンカは、螺旋状掘削刃を有し、かつ、電柱の支線を支持するものである。
電柱支持装置の構成要素であるアンカをアース装置のアース電極として利用するときは、そのアンカは、電柱の支持能力を補強するために十分な耐張力を有することが必要なだけでなく、アース電極として所定の接地抵抗値を有する必要がある。
本発明の目的は、元来、支持装置の構成要素であるアンカをアース装置のアース電極として利用するときに要求される上記二つの条件を満たすことができるアンカ埋設方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るアンカ埋設方法は、螺旋状掘削刃を有し、かつ、電柱の支線を支持するアンカを地中に埋設するアンカ埋設方法において、前記アンカの埋設される地中に、全体形状が棒状を呈する導電性金属製のN値測定工具を回転させながら押入してその回転数を基にN値を測定すると同時に、前記N値測定工具とそのN値測定工具から所定距離離した補助電極との間で接地抵抗を測定して、前記N値測定工具の挿入深さにおける接地抵抗値を測定し、適正な接地抵抗値が測定された時のN値に合った上記アンカを適正な接地抵抗値が測定された時の深さの位置まで埋設することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、柱用アース装置の概略構成図である。図1中、イは地盤Gに立設された電柱である。この電柱イには、地中(又は地盤。以下、同じ。)Gに埋設されているアンカA、そのアンカAの上端部に下端部が接続されている支線棒ロ及びその支線棒ロの上端部と電柱イの上端側とを接続する支線ハにより構成された支持装置が設けられて、電柱の支持強度が補強されている。
【0018】
アンカAは、特開2000−1850号公報、同2001−59221号公報、同2001−182058号公報に開示されたものである。このアンカAは鋳鉄製であり、支持棒a1 に複数(図示の例では4個)の螺旋状の掘削刃a2 ,a2 …を所定の間隔を保って一体に有しているので、電柱イを立設するときに用いられる穴掘建柱車の回転機構を用いて地中Gの任意の深さまで回転押入して簡単に埋設できる特長がある。なお、螺旋状の掘削刃a2 ,a2 …は、先端側(図1において下端)のものほど外径が小さくなっている。
【0019】
このアンカAを地中Gの所定深さに埋設するには、アンカAの頂部に支線棒ロを取付けるとともに、その支線棒ロを図示しない工具(嵌入パイプ)(この工具については、特開2001−271345号公報に詳述されている。)の内部に収納して、その工具の下端部をアンカの頂部に設けられている角柱部に嵌め、その工具を図示しない穴掘建柱車の回転機構で回転させて行われる。そして、アンカAが地中Gの所定深さに埋設された後、工具が外されると、図1に示されるように、地上には支線棒ロの先端部が現れる。次いで、その支線棒ロの先端に設けられているリング部ロ′(図1参照)に図示しないシンブルを介して支線ハが取付けられる。
【0020】
上記支線棒ロは、本発明のアース装置を構成する特徴として、電気絶縁性の合成樹脂膜を被覆して絶縁処理が施されている。なお、この支線棒ロの絶縁処理は、支線棒ロの囲りを絶縁カバーで覆うことにより行ってもよい。
【0021】
図1中、Lは、電柱イに設けられたアース装置を構成する一要素であるアース線であり、その一端側は、図2に詳しく示されているように、アンカAの上端部に接続され、その他端側は、電柱イの上端部の図示しない所定の部材、例えば、変圧器の架台等に取付けられている。
【0022】
アース線Lは、アンカAから電柱イまでの間においては、地中Gに埋設され、また、電柱イにおいては少なくとも地面から所定高さまでは電柱イの軸心に設けられている空間(図示せず)内に設けられている。なお、アース線Lは、電柱イの軸心に設けられた空間内に配設されないときは、そのアース線Lは、電柱イの側面にバンド部材を介して設けられる。
【0023】
図2を用いてアース線LのアンカAに対する取付け構造について説明する。このアース線LのアンカAへの取付けは、アンカAの上端部に設けられている支線棒ロを取付けるためのアイ部A′を利用して行われる。すなわち、一対のアルミニウム(アルミニウム合金を含む。)製の端子10a,10bをアイ部A′の両側に配置し、その一方の端子10bに設けてある孔10b′にビス11のねじ軸を貫通した後、そのねじ軸をアース線Lの端部に設けられているリング部L′に通し、そのねじ軸をさらにアイ部A′に通して、他方の端子10aのねじ孔10a′にねじ込むことより、両端子10a,10bをアイ部A′に固定し、かつ、アース線LをアンカAに電気的に接続している。
【0024】
上述のように、アース線Lがアルミニウム製の端子10a,10bを介してアンカAに取付けられると、これら端子10a,10bは、鋳鉄製のアンカAよりも卑な金属であるので、アンカAの腐食を効果的に防止できる特長がある。
【0025】
上述のように、元来、支持装置の構成要素であるアンカAをアース装置のアース電極として利用するときは、アンカAは、電柱イの支持能力を補強するために十分な耐張力を有することが必要なだけでなく、そのアース電極として所定の接地抵抗値を有する必要がある。
そこで、本発明者は、元来、支持装置の構成要素であるアンカAをアース装置のアース電極として利用するときに要求される上記二つの条件を満たすことができるアンカ埋設方法を追求した結果、アンカAの埋設位置の地盤のN値測定と同時に、その地盤におけるアンカAの接地抵抗値の測定を行い、それらの測定値に基づいて、その地盤の硬さに合うアンカを選定し、適切な深さ位置に埋設する施工方法を確立した。
【0026】
図3は、本発明によるアンカ埋設方法における、N値測定及びアンカAの接地抵抗値(Ω)の測定を行う測定方法を示す説明図である。このN値測定は、上記図5を用いた説明に従って行われる。このN値測定の際に、N値測定工具1が所定の深さ(例えば50cm)、地中(地盤)Gに挿入される毎に接地抵抗が測定される。さらに詳しくは、N値測定工具1とそのN値測定工具1から十分に離れて予め十分な深さに挿入されている2本の補助電極棒20a,20bとの間にリード線21,21,21を配線し、そのリード線21,21,21に接続された既知の抵抗計22を用いて接地抵抗値(Ω)が測定される。
【0027】
図4は、本出願人の豊川事業所敷地内のN値5〜10と予想される普通地盤で上述のN値測定工具1を用いてN値の測定及び接地抵抗の測定を行ったときのグラフである。また、この図4のグラフには、N値測定により選定されたアンカ(上部に位置する最も大きな螺旋状の掘削刃の直径が350φ)のアンカの接地抵抗値も示されている。
【0028】
この図4から明らかなように、N値は、地表から所定深さまでN値が高く(図4の例では、深さ100cmでN値は約10)、それよりも深いところではN値が低く(図4の例では、N値は約5)なり、普通地盤の特徴がよく表われている。
【0029】
この図4に示される測定地盤のN値測定工具1を用いた接地抵抗は、深さ150cmよりも深いところでは70Ω前後となり、したがって、アンカをその深さ以上埋設すれば、100Ω以下の接地抵抗を確保できるアース電極となることを表わしている。なお、図4のグラフから明らかなように、N値測定のN値測定工具1の接地抵抗の軌跡とアンカの接地抵抗の軌跡とがほぼ一致しているので、N値測定工具1により、アース電極を兼ねるアンカの接地抵抗値を予測できることを表わしている。
【0030】
なお、上述のようにして測定されたN値及び接地抵抗を示す地盤の性状から、そのN値に合う耐張力を有するアンカを選定し、また、適切な接地抵抗値が測定された深さをアンカの埋設深さに決定し、その選定されたアンカ(上部の最も大径の螺旋状掘削刃の直径が350φ)を決定された埋設深さ300cmの位置に埋設したときのアンカの耐張力は、70.7kNで、電柱の支線の耐張力としては十分なものであった。
【0031】
上記実施の形態においては、電柱用アース装置は、電柱支持装置の支線棒を絶縁処理するとともに、電柱に設けられたアース線を、電柱支持装置のアンカをアース電極とするように接続し、かつ、前記電柱まで地中に配線してなるから、電柱支持装置及びアース線以外にアース装置固有の構成が不要であるため、アース装置の実質的な削減が可能である。従って、アース装置のコスト削減効果が得られる。また、支線棒はアース電極とされるアンカに接続されているが、絶縁処理が施されているので、落雷時などの安全性が確保される。
また、アンカは、先細りの軸の周りに先端から後端方向に外径が漸増する螺旋状掘削刃を有するものであるので、アンカ埋設が容易にできるほか、螺旋状掘削刃が広い接地面積を有するので、アンカは低い接地抵抗値を有する好ましいアース電極となる。
さらに、アンカの上端部に設けられている、支持棒と接続するための部材を挟んで両側に配置された端子の一方に、前記アース線の端部に接続したリング部に挿通したビスを貫通するとともに前記部材をも貫通し、前記端子の他方にねじ込んで、前記アース線を前記アンカに電気的に接続する構造を構成しているので、アンカの支持棒と接続するための部材を利用してアース線を容易に接続することができる。また、アンカは通常、鋳鉄製であるから、前記端子をアルミニウムなどの卑金属製とすることにより、アンカの腐食防止を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】
発明によれば、螺旋状掘削刃を有し、かつ、電柱の支線を支持するアンカを地中に埋設するアンカ埋設方法において、アンカの埋設される地中に、全体形状が棒状を呈する導電性金属製のN値測定工具を回転させながら押入してその回転数を基にN値を測定すると同時に、N値測定工具とそのN値測定工具から所定距離離した補助電極との間で接地抵抗を測定して、N値測定工具の挿入深さにおける接地抵抗値を測定し、適正な接地抵抗値が測定された時のN値に合った上記アンカを適正な接地抵抗値が測定された時の深さの位置まで埋設するので、当該土壌のN値に合ったアンカを適正な接地抵抗値が得られる深さ位置に確実に埋設することができる。従って、当該土壌に立設される電柱に確実な支持強度を有する支持装置と適正な接地抵抗を有するアース装置とを容易に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ース装置の概略構成図である。
【図2】 アンカへのアース線の取付けの詳細図である。
【図3】 N値測定及び接地抵抗測定の方法を示した説明図である。
【図4】 接地抵抗及びN値の測定結果を示すグラフである。
【図5】 N値測定工具を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はその上面図である。
【符号の説明】
イ 電柱
ロ 支線棒
ハ 支線
L アース線
A アンカ
a2 掘削刃
G 地中(地盤)
1 N値測定工具
10a,10b 端子
11 ビス
22 抵抗計
A’ アンカに支持棒を接続するための部材(アイ部)
L’ リング部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anchor embedding method for embedding an anchor supporting a branch line of a utility pole in the ground .
[0002]
[Prior art]
The present applicant has disclosed anchors (underground anchors) suitable for supporting branch lines of utility poles such as distribution lines and telephone lines in Patent Documents 1 to 3. This anchor is configured by intermittently providing a spiral excavation blade on the tip side of a cast iron support rod embedded in the ground.
[0003]
The anchor has a size that matches the nature (hardness) of the ground where the utility pole is installed, and is buried at a set depth so as to obtain a predetermined tensile strength at the branch line. Yes. For this reason, the present applicant can easily measure the N value, which is an index representing the degree of hardness of the ground, in order to obtain materials for determining the type of anchor to be used and the embedding depth. Was proposed in Japanese Patent Application No. 2000-23876. This N value is calculated from the resistance of the ground generated when a hollow measuring instrument (sampler) having an outer diameter of 5.1 cm, an inner diameter of 3.5 cm, and a length of 81.0 cm is driven into the ground, as shown in JIS A1219. It is obtained from the number N of hits required to drop a hammer of 63.5 kg (about 622.3 N) from a height of 75 cm to the above measuring tool and drive the measuring tool 30 cm. is there.
[0004]
Now, the N value measuring tool according to the above proposal has a rod shape as a whole, has a mounting portion at one end in the longitudinal direction, and is tapered at the other end. A rotating machine capable of rotating the measuring tool and pressing the other end of the measuring tool toward the ground can be detachably mounted.
[0005]
The N value measuring tool will be described with reference to the drawings. FIG. 5 is a view showing the N value measuring tool 1, (a) is a front view thereof, and (b) is a top view thereof. This N value measuring tool 1 has a rod-shaped body 2 (a round bar having a maximum diameter of 50φ in the illustrated example) made of a thin bullet-shaped steel and having a circular cross section, and at one end thereof (the upper end in the illustrated example). A collar portion 3 having a diameter larger than the diameter of the rod-like body 2 is provided.
[0006]
The upper part of the collar part 3 is formed in the attachment part 4 which consists of a prism. The mounting portion 4 is provided with a hole 4a in a direction perpendicular to the axial direction. And when this attachment part 4 is inserted in rotary machines M, such as a rotation part of a digging pillar car, this hole 4a penetrates the pin which is not shown in figure to the hole 4a, and rotates N value measuring tool 1 Used for mounting on the machine M.
[0007]
The other end side (the lower side in the illustrated example) of the rod-like body 2 is tapered toward the other end, and is formed so that the N-value measuring tool 1 can easily bite into the ground G during measurement. This taper is formed between the other end portion (tip portion) and 300 mm when the length from the flange portion 3 to the other end portion of the N value measuring tool 1 is 1400 mm. Further, this tapered portion is subjected to quenching processing, and wear resistance and durability are achieved.
[0008]
In FIG. 5 (a), m, m... Are marks and are rod-shaped while maintaining a predetermined distance (100 mm in the illustrated example) from a predetermined distance (500 mm in the illustrated example) from the other end (tip). It is provided around the body 2. The mark m can be formed by paint, but it is preferably formed by welding overlay because it easily rubs against the ground (ground) during N value measurement.
[0009]
In order to perform the N value measurement of the ground G using the N value measuring tool 1, first, the attaching portion 4 of the N value measuring tool 1 is attached to the tip of the rotating machine M such as the rotating portion of the excavated pillar car. . Then, the tip (taper) of the N value measuring tool 1 is aligned with the measurement position of the ground G, and the N value measuring tool 1 is made substantially vertical, and a predetermined pressing force (for example, 800 kgf (about 7840 N)) is applied. Thus, the N value is determined according to how many rotations have been performed before insertion into a predetermined depth (for example, 50 cm).
[0010]
In the case of the N-value measuring tool 1 having the shape shown in the figure, when the number of revolutions until the N-value measuring tool 1 is inserted 50 cm into the ground is about four times, the N value is estimated to be about 10, and the number of revolutions is In the case of about 10 times, the N value is estimated to be about 25. Further, the N value can be estimated based on how many cm the N value measuring tool 1 is inserted at a predetermined rotation number, for example, 10 rotations. For example, the N value when about 38 cm is inserted at 10 rotations is estimated to be about 30, and the N value when about 28 cm is inserted at 10 rotations is estimated to be about 40. Such a correlation between the rotation speed and the N value is obtained based on a conversion table prepared in advance.
[0011]
After the above-described N value measurement, the N value measuring tool 1 is removed from the rotating machine M, an anchor that matches the measured N value is selected, and the selected anchor is mounted on the rotating machine M to embed the anchor. Is done. The type of anchor that is selected based on the measured N value is described in detail in Japanese Patent Application No. 2002-41028.
[0012]
[Patent Document 1]
JP 2000-1850 A [Patent Document 2]
JP 2001-59221 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-182058
[Problems to be solved by the invention]
By the way, some utility poles of distribution lines and telephone lines require grounding work. Such a power pole is provided with a grounding device that has a ground resistance value prescribed by law, in which an electrode rod is buried in the vicinity of the power pole, and the electricity collected on the power pole easily flows into the ground. In addition, when a predetermined ground resistance value cannot be obtained with only one electrode rod, a plurality of electrode rods may be embedded at predetermined intervals so as to satisfy the predetermined ground resistance value.
[0014]
Thus, a power pole that requires a grounding device may be provided with a support device that supports the power pole with a branch line. Therefore, for such a power pole, a grounding device is required in addition to the support device. In addition, it is not only necessary to perform the installation work of the support device and the installation work of the grounding device separately, but also the problem of complicating the surrounding of the power pole because a reinforcing branch line and a ground wire are provided around the power pole. was there.
[0015]
Therefore, the present inventor has proposed a utility pole grounding device that can solve the above problem, that is, a utility pole grounding device that can substantially reduce the number of grounding devices. The grounding device for a utility pole is an electrical pole support device in which a lower end portion of a branch line rod is coupled to an anchor buried in the ground, and a branch line of the utility pole is connected to the upper end portion of the branch line rod. In addition, a ground wire provided on the utility pole is connected so that the anchor serves as a ground electrode, and is wired to the ground up to the utility pole. The anchor has a spiral excavating blade and supports a branch line of a utility pole.
When an anchor that is a component of a utility pole support device is used as a ground electrode of a grounding device, the anchor not only needs to have sufficient tensile strength to reinforce the support capability of the utility pole, It is necessary to have a predetermined ground resistance value.
An object of the present invention is to provide an anchor embedding method that can satisfy the above two conditions that are originally required when an anchor which is a component of a support device is used as a ground electrode of a ground device .
[0016]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the anchor embedded method according to the present invention has a helical drilling blade, and, in the anchor embedded method for burying an anchor supporting a branch of a telephone pole in the ground, buried in the anchor that in the ground, at the same time the whole shape is measured N values based on the rotational speed and pushed while rotating the conductive metal N measurement tool exhibiting a rod, the N value measured with the N-value measurement tool The ground resistance is measured between the auxiliary electrode separated from the tool by a predetermined distance, the ground resistance value at the insertion depth of the N value measuring tool is measured, and the N value when an appropriate ground resistance value is measured is obtained. The combined anchor is buried up to a depth when an appropriate grounding resistance value is measured.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Figure 1 is a schematic configuration diagram of electric pole grounding device. In FIG. 1, “i” is a utility pole erected on the ground G. An anchor A embedded in the underground (or the ground, the same applies hereinafter) G, a branch bar rod having a lower end connected to the upper end portion of the anchor A, and an upper end of the branch rod B The support device comprised by the branch line C which connects a part and the upper end side of the utility pole i is provided, and the support strength of the utility pole is reinforced.
[0018]
Anchor A is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2000-1850, 2001-59221, and 2001-182058. This anchor A is made of cast iron and has a plurality of (four in the illustrated example) spiral excavating blades a2, a2,... It has the feature that it can be easily embedded by rotating it to an arbitrary depth of the underground G using the rotation mechanism of the digging column car used when standing. The outer diameter of the spiral excavating blades a2, a2,... Is smaller on the tip side (lower end in FIG. 1).
[0019]
In order to embed the anchor A at a predetermined depth in the ground G, a branch bar rod is attached to the top of the anchor A, and a tool (insertion pipe) (not shown) (not shown) (It is described in detail in Japanese Patent No. 271345), and the lower end of the tool is fitted into a square column provided on the top of the anchor, and the tool is rotated by an unillustrated drilling trolley. This is done by rotating the mechanism. Then, after the anchor A is buried at a predetermined depth in the ground G, when the tool is removed, as shown in FIG. 1, the tip end portion of the branch rod B appears on the ground. Next, a branch line C is attached to a ring portion b ′ (see FIG. 1) provided at the tip of the branch line rod b via a thimble (not shown).
[0020]
The branch line rod is covered with an electrically insulating synthetic resin film and is subjected to an insulation treatment as a feature of the ground device of the present invention. In addition, you may perform this insulation process of this branch line rod | rod by covering the surroundings of a branch line rod | rod with an insulation cover.
[0021]
In FIG. 1, L is a ground wire which is one element constituting a grounding device provided on the utility pole A, and one end side thereof is connected to the upper end portion of the anchor A as shown in detail in FIG. The other end side is attached to a predetermined member (not shown) of the upper end of the utility pole i, such as a transformer base.
[0022]
The ground wire L is buried in the underground G between the anchor A and the utility pole (i), and in the utility pole (i), is a space (not shown) provided at the center of the utility pole (a) at least at a predetermined height from the ground. Z). When the ground wire L is not disposed in the space provided in the axial center of the utility pole i, the ground wire L is provided on the side surface of the utility pole i via a band member.
[0023]
A structure for attaching the ground wire L to the anchor A will be described with reference to FIG. The attachment of the ground wire L to the anchor A is performed using an eye part A ′ for attaching a branch bar rod provided at the upper end of the anchor A. That is, a pair of aluminum (including aluminum alloy) terminals 10a and 10b are arranged on both sides of the eye part A ', and the screw shaft of the screw 11 is passed through a hole 10b' provided in one terminal 10b. Thereafter, the screw shaft is passed through the ring portion L ′ provided at the end of the ground wire L, the screw shaft is further passed through the eye portion A ′, and screwed into the screw hole 10a ′ of the other terminal 10a. Both terminals 10a and 10b are fixed to the eye part A ', and the ground wire L is electrically connected to the anchor A.
[0024]
As described above, when the ground wire L is attached to the anchor A via the aluminum terminals 10a and 10b, the terminals 10a and 10b are base metals rather than the cast iron anchor A. It has the feature that corrosion can be effectively prevented.
[0025]
As described above, when the anchor A, which is a component of the support device, is originally used as the ground electrode of the ground device, the anchor A must have sufficient tensile strength to reinforce the support capability of the utility pole i. In addition, the ground electrode must have a predetermined ground resistance value.
Therefore, the present inventors originally pursued an anchor burying method that can satisfy the above two conditions required when using the anchor A, which is a component of the support device, as the ground electrode of the ground device, At the same time as measuring the N value of the ground at the anchor A position, measure the grounding resistance value of the anchor A on the ground, and select an anchor that matches the hardness of the ground based on the measured values. The construction method to embed in the depth position was established.
[0026]
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a measurement method for measuring the N value and measuring the ground resistance value (Ω) of the anchor A in the anchor embedding method according to the present invention. This N-value measurement is performed according to the description using FIG. At the time of measuring the N value, the ground resistance is measured every time the N value measuring tool 1 is inserted into the ground (ground) G at a predetermined depth (for example, 50 cm). More specifically, the lead wires 21, 21, between the N value measuring tool 1 and the two auxiliary electrode rods 20a, 20b that are sufficiently separated from the N value measuring tool 1 and inserted in advance to a sufficient depth. The ground resistance value (Ω) is measured by using a known resistance meter 22 connected to the lead wires 21, 21, and 21.
[0027]
FIG. 4 shows a case where the N value is measured and the ground resistance is measured using the above-described N value measuring tool 1 on the normal ground expected to have an N value of 5 to 10 in the site of the applicant's Toyokawa office. It is a graph. The graph of FIG. 4 also shows the grounding resistance value of the anchor selected by N value measurement (the diameter of the largest spiral excavating blade located at the upper part is 350φ).
[0028]
As is clear from FIG. 4, the N value is high from the ground surface to a predetermined depth (in the example of FIG. 4, the N value is about 10 cm at a depth of 100 cm), and the N value is low at a deeper depth. (In the example of FIG. 4, the N value is about 5), and the characteristics of the normal ground are well expressed.
[0029]
The ground resistance using the N-value measuring tool 1 of the measurement ground shown in FIG. 4 is about 70Ω at a depth deeper than 150 cm. Therefore, if the anchor is buried more than that depth, the ground resistance is 100Ω or less. It represents that the ground electrode can be secured. As apparent from the graph of FIG. 4, since the locus of the ground resistance of the N value measuring tool 1 for N value measurement and the locus of the ground resistance of the anchor substantially coincide, This shows that the grounding resistance value of the anchor also serving as an electrode can be predicted.
[0030]
It should be noted that an anchor having a tensile strength suitable for the N value is selected from the ground value indicating the N value and the ground resistance measured as described above, and the depth at which an appropriate ground resistance value is measured is selected. The anchor anchor depth when the anchor is selected and the selected anchor (the diameter of the uppermost spiral excavating blade at the top is 350φ) is embedded at the determined depth of 300 cm. 70.7 kN, which was sufficient as the tensile strength of the branch line of the utility pole.
[0031]
In the above embodiment, the power pole ground device insulates the branch rod of the power pole support device, connects the ground wire provided on the power pole so that the anchor of the power pole support device serves as a ground electrode, and Since the electric pole is wired in the ground, the configuration unique to the grounding device is not required other than the utility pole supporting device and the grounding wire, so that the grounding device can be substantially reduced. Therefore, the cost reduction effect of the ground device can be obtained. Further, the branch bar is connected to an anchor which is a ground electrode, but since it is insulated, safety during lightning strikes is ensured.
In addition, the anchor has a spiral excavation blade whose outer diameter gradually increases from the front end to the rear end around the tapered shaft, so that the anchor can be easily embedded and the spiral excavation blade has a large ground contact area. As a result, the anchor becomes a preferred ground electrode having a low ground resistance value.
Furthermore, a screw inserted through the ring connected to the end of the ground wire is inserted into one of the terminals arranged on both sides of the member for connecting to the support rod provided at the upper end of the anchor. In addition, the structure penetrates the member and is screwed into the other of the terminals to electrically connect the ground wire to the anchor. Therefore, a member for connecting to the support rod of the anchor is used. The ground wire can be easily connected. Further, since the anchor is usually made of cast iron, the anchor can be prevented from being corroded by making the terminal made of a base metal such as aluminum.
[0032]
【The invention's effect】
According to the present invention, in an anchor embedding method in which an anchor having a helical excavation blade and supporting a branch line of an electric pole is embedded in the ground, the entire shape of the anchor is embedded in the ground in which the anchor is embedded. The N-value measuring tool made of porous metal is pushed in while rotating, and the N value is measured based on the number of rotations. At the same time, the N-value measuring tool is grounded between the N-value measuring tool and the auxiliary electrode separated from the N-value measuring tool. resistance was measured to measure the ground resistance of the insertion depth of the N measurement tool, proper grounding resistance the anchor suitable for the N value when the proper grounding resistance value was measured was measured Since it embeds to the position of the depth of time, the anchor according to the N value of the said soil can be reliably embed | buried in the depth position from which an appropriate grounding resistance value is obtained. Therefore, it is possible to easily construct a supporting device having a reliable supporting strength and a grounding device having an appropriate grounding resistance on the utility pole standing on the soil.
[Brief description of the drawings]
1 is a schematic diagram of A over scan device.
FIG. 2 is a detailed view of the attachment of the ground wire to the anchor.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a method of N value measurement and ground resistance measurement.
FIG. 4 is a graph showing measurement results of ground resistance and N value.
5A and 5B are diagrams showing an N-value measuring tool, where FIG. 5A is a front view thereof, and FIG. 5B is a top view thereof.
[Explanation of symbols]
B Electric pole B Branch line C Branch line L Ground line A Anchor a2 Drilling blade G Underground (ground)
1 N value measuring tool 10a, 10b Terminal 11 Screw 22 Resistance meter A 'Member for connecting support rod to anchor (eye part)
L 'ring part

Claims (1)

螺旋状掘削刃を有し、かつ、電柱の支線を支持するアンカを地中に埋設するアンカ埋設方法において、
前記アンカの埋設される地中に、全体形状が棒状を呈する導電性金属製のN値測定工具を回転させながら押入してその回転数を基にN値を測定すると同時に、前記N値測定工具とそのN値測定工具から所定距離離した補助電極との間で接地抵抗を測定して、前記N値測定工具の挿入深さにおける接地抵抗値を測定、適正な接地抵抗値が測定された時のN値に合った上記アンカを適正な接地抵抗値が測定された時の深さの位置まで埋設することを特徴とするアンカ埋設方法。
In an anchor embedding method of embedding an anchor that has a spiral excavation blade and supports a branch line of a utility pole in the ground,
In the ground to be buried in the anchor, and at the same time the entire shape measuring the N value based on the rotational speed and pushed while rotating the conductive metal N measurement tool exhibiting a rod, the N value measured tool And the auxiliary electrode separated from the N value measuring tool by a predetermined distance, the ground resistance was measured at the insertion depth of the N value measuring tool, and an appropriate ground resistance value was measured. anchor buried wherein the embedding to the position of the depth at which proper grounding resistance the anchor suitable for the N value is measured at the time.
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