JP4148810B2 - Method for manufacturing containerized bowl - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、常温で長期間保存でき且つ温めるだけで喫食できるようにした容器入り粥の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、常温で長期間保存でき且つ電子レンジ等で温めるだけで喫食できるようにした容器入り粥が普及しているが、この種の容器入り粥は、常温で保存するために容器内を無菌状態に維持させる必要がある。このような容器入り粥は、常温での無菌状態を確保するために、従来では一般に図2に示すような方法で製造されていた。
【0003】
即ち、図2に示す従来の容器入り粥の製造方法は、精白米11を洗米・浸漬(工程B1)し、水切り(工程B2)し、食品容器内に水切り浸漬米12と炊飯水13とをそれぞれ所定割合づつ計量(工程B3、工程B4)して充填する(工程B5)。尚、粥の場合の水切り浸漬米12と炊飯水13の割合は、水切り浸漬米12が1重量部に対して炊飯水13が5〜8重量部(その中でも6〜7重量部が多い)程度である。又、最終製品が1食分の量である場合には、食品容器として比較的小容積の個食容器が使用されるとともに、1食当たり水切り浸漬米12は30〜35g程度が一般的である。
【0004】
そして、その容器入り加水米14を所定時間炊飯(工程B6)して容器入り粥15とし、その容器入り粥15の容器開口部を密封シール(工程B7)し、そのシール済み容器入り粥を容器ごと加熱して殺菌(工程B8)する。この場合の加熱は、炊飯温度(100℃前後)よりかなり高温(例えば120℃前後)で行われ、100℃前後の炊飯温度では死滅しない耐熱性菌もほとんど死滅させることができる。
【0005】
その後、冷却(工程B9)し、各種検査(工程B10)を行って、製品(容器入り粥)16とする。
【0006】
粥製造時において、浸漬米を炊飯水に浸して加熱すると、米の澱粉がβ澱粉からα澱粉へと糊化していき、米飯化が進行して米飯の糊化度が高くなると、米飯粒の表層部の澱粉細胞の細胞壁が壊れて、澱粉成分が炊飯水中に遊離するようになる。このように炊飯水中に遊離する澱粉成分は粘り物性を有しており、該澱粉成分が水中に遊離することによって、粥特有の粘り液が形成される。
【0007】
ところで、図2に示す従来の粥製造方法では、水切り浸漬米12を1重量部に対して炊飯水13を5〜8重量部(多くは6〜7重量部)加えて炊飯するようにしているが、このように最初から最終製品となる粥に必要な多量の炊飯水を加えて炊飯すると、炊飯中に炊飯水量が多い分、その水中に遊離する澱粉量が多くなる。即ち、普通の米飯用の水量(例えば水切り浸漬米が1重量部に対して炊飯水が0.8〜1重量部)で炊飯する場合は、炊飯中に米粒(米飯粒)が炊飯水を吸水して、炊飯完了のかなり前に炊飯水が枯渇してしまう(米飯粒からの澱粉遊離作用が早く停止する)が、粥炊き用の水量では、粥炊き完了時においても多量の水が残っているので、最後(粥炊き完了時)まで米飯粒からの澱粉遊離が継続し、その分、水中に遊離する澱粉量が多くなる。そして、このように米飯粒から澱粉成分が多量に遊離すると、米飯粒の組織が必要以上に壊されてしまい、米飯粒自体の食感が悪くなるという問題がある。
【0008】
又、図2に示す従来の粥製造方法では、商業的無菌を確保するために、炊飯(工程B6)後の容器入り粥15の開口部をシール(工程B7)した後、加熱殺菌(工程B8)するようにしているが、ここでレトルト殺菌をすると、容器入り粥15を密閉状態で高温加熱(例えば120℃前後で加熱)するので、食品素材のもつ香味が減少し、さらに喫食時にレトルト臭が発生するという好ましくない問題を有している。
【0009】
又、容器入り粥は、一般に1食分づつ個食容器に収容された状態で製品とされているが、このような個食容器入り粥は、従来では、個食容器に1食当たりの水切り浸漬米(30〜35g)とそれに見合う炊飯水量(例えば180〜245g)とを充填(工程B5)した状態で炊飯(工程B6)して製造される。ところで、この種の個食容器入り粥において、個食容器の大きさ(容積)は内容量に対して最小必要限まで小さくすることが好ましいが、最小必要限の大きさの個食容器を使用すると、その個食容器内に1食分の浸漬米とそれに見合う全量の炊飯水とを収容したときに、容器の残存容積に余裕が乏しくなる。そして、このように容器の残存容積が乏しいと、容器入り加水米14をコンベアで充填部から炊飯部へ移送する際に、コンベアの振動等により容器内の炊飯水が零れ出すおそれがある。このため従来では、個食容器として上記移送中に炊飯水が零れ出さない程度の大きさのもの(1食分の粥量に対して最小必要限の大きさより大きいもの)を使用しており、従って従来の個食容器入り粥では、容器の大きさが必要以上に大きくなって各種のコスト面で不利になる(材料・保管・輸送等の各種コストが高くなる)という問題があった。
【0010】
尚、本出願人は、特願平8−136164号において、容器入り粥類用米飯を提案しているが、この既出願のものは、浸漬米が1重量部に対して炊飯水を1〜3重量部(好ましくは1.5〜2.5重量部)加えて炊飯し、容器内に軟らか目の米飯を密封状態で保存したものである。この場合、炊飯中に遊離した澱粉成分が、水の枯渇により米飯粒表面に軟弱状態で付着するようになる。そして、この容器入り米飯を粥として喫食するときには、必要量の水を加えて電子レンジで加熱して食する。ところが、この既出願のものでは、粥の場合より少ない炊飯水で炊飯しているので米飯粒自体のダメージは少ないが、軟らか目の米飯に対して水を加えても、直ぐには粥としての粘りが出ず(米飯粒表面に付着している澱粉成分が直ぐには追加水中に遊離しない)、従って粥特有の粘り特性のないものとなる(お茶漬け風になってしまう)。
【0011】
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、米飯粒の食味を良好に維持しつつ、それに加えて商業的無菌性の確保と製品のコンパクト化をそれぞれ達成し得るようにした、容器入り粥の製造方法を提案することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として、次の構成を有している。尚、本願発明は、容器入り粥の製造方法を対象にしており、特に無菌状態を維持しながら容器開口部を密封シールするようにした製法である。
【0013】
本願請求項1の発明
本願請求項1の発明の容器入り粥の製造方法は、次の各工程を順次行う。即ち、請求項1の容器入り粥の製造方法では、水切りした浸漬米を所定量だけ食品容器内に充填する充填工程と、その容器入り浸漬米に該浸漬米1重量部に対して炊飯水を2.5〜3.5重量部加える第1次加水工程と、その容器入り加水米を炊飯する炊飯工程と、その炊飯した容器入り米飯に予め殺菌処理した無菌熱水を粥形成に必要な量だけ加える第2次加水工程と、その容器入り加水米飯における容器の開口部を密封するシール工程と、そのシール済み容器入り加水米飯を所定期間、常温放置するねかし工程とを順次行うようにしている。尚、上記した充填工程、第1次加水工程、炊飯工程、第2次加水工程、シール工程の各工程は、コンベアによって順次自動で且つ連続して行われる。
【0014】
食品容器は、耐熱性を有するものであればトレーでも袋でもよい。又、この請求項1で製造される容器入り粥は、1食分(個食分)でも複数食分(例えば2〜4食分)でもよく、その最終製品となる粥量に応じて所定大きさの食品容器を使用する。
【0015】
充填工程では、洗米・浸漬後の水切り浸漬米を所定量(食数分)だけ計量して食品容器内に充填する。尚、粥の場合、1食当たりの浸漬米の量は30〜35g程度(特に限定するものではない)が適当である。
【0016】
第1次加水工程では、食品容器内の浸漬米1重量部に対して炊飯水を2.5〜3.5重量部加えるが、この範囲の炊飯水量で炊飯するとかなり軟らか目の米飯となる。尚、この浸漬米量に対する炊飯水量は、2.5〜3.5重量部より少な過ぎても多過ぎても、後述するように粥としての品質面で不満が残る。
【0017】
炊飯工程では、上記充填割合の容器入り加水米を例えば100℃程度の蒸気で炊飯が完了するまで加熱する。尚、この炊飯によって、炊き上げられた米飯中の一般生菌は死滅する。
【0018】
ところで、炊飯時には、米の澱粉がβ澱粉からα澱粉へと糊化していき、米飯化が進行して米飯の糊化度が高くなると、米飯粒の表層部の澱粉成分が炊飯水中に遊離するようになる。そして、浸漬米1重量部に対する炊飯水が上記した2.5〜3.5重量部であると、米飯がかなり軟らかい状態で炊き上げられるが、炊飯完了時には炊飯水の全量が米飯中に吸収される。従って、炊飯中に遊離していた澱粉成分は、炊飯水の枯渇とともに米飯粒の表面に付着するようになる。
【0019】
第2次加水工程では、上記炊飯工程完了直後に、容器入り米飯に無菌熱水を粥形成に必要な量だけ加える。この無菌熱水は、いわゆるUHT処理水(120℃程度で加熱殺菌した後、90℃程度まで冷却したもの)を使用するとよい。又、この第2次加水量は、製造すべき粥の粘度(所望粘度)に応じて、先の第1次加水量(炊飯水量)を加味して調整できる。即ち、粘性の高い粥を製造する場合には、上記炊飯水量と第2次加水量の合計量を浸漬米量に対して例えば最少で5重量部程度まで少なくでき、逆に粘性の低い粥を製造する場合には、上記炊飯水量と第2次加水量の合計量を浸漬米に対して例えば最多で10重量部程度まで多くすることができる。尚、この第2次加水工程で使用される無菌熱水は、予め殺菌処理したものを使用しているために、第2次加水を行った後にも食品容器内は無菌状態に維持できる。
【0020】
シール工程では、殺菌処理したシール材を常法により容器入り加水米飯の容器開口部に熱融着させて、該容器開口部を完全シールする。従って、このシール工程を終えた容器入り加水米飯は、無菌状態に維持されている。尚、上記第1次加水工程及びこのシール工程は、それぞれクリーンルーム内で行うようにすることが好ましい。
【0021】
ねかし工程は、シール工程後の容器入り加水米飯を常温で所定期間(例えば出荷まで1〜2週間程度)保存するものである。このねかし工程を必要とする理由は次の通りである。即ち、上記炊飯工程を経て無菌熱水を追加(第2次加水)した直後の状態では、軟らか目の米飯であってもその米飯粒に付着している澱粉成分が追加水中にほとんど遊離しない(水に粘りがない)。そして、米飯を水に浸しておくと、米飯粒表面の澱粉成分が徐々に水中に遊離していき、その水中に遊離した澱粉成分が粥としての粘り特性を発揮するようになる。
【0022】
ところで、普通の硬さの米飯であっても、非常に長い期間(例えば2ケ月程度)水に浸しておくと、米飯表面から澱粉成分が水中に徐々に遊離して、粥特有の粘り液が生成されるが、常温で2ケ月程度の長い期間保存していると、無菌保存であっても品質の劣化が進むとともに、保存期間が長くなり過ぎて商業的に向かない商品になる。他方、従来の一般的な粥の製造方法のように、最初から粥形成に必要な多量の炊飯水で炊き上げた場合には、炊飯直後に粥状になるので直ちに出荷できるものの、上記したように米飯粒から澱粉成分が必要以上に放出されて米飯粒のダメージが大きくなり、米飯粒自体の食味を損ねるという問題がある。そこで、本願のように、炊飯工程において、通常米飯の炊飯水量(例えば浸漬米と炊飯水との割合が重量比で1:0.8〜1)より多目の炊飯水量(同割合が1:2.5〜3.5)で炊飯すると、米飯を軟らか目で且つ米飯粒表面に澱粉成分が付着した状態で炊き上げることができる。尚、この米飯粒表面に付着している澱粉成分は水中に浸すと比較的容易に水中に遊離する性質がある。そして、その軟らか目の米飯に第2次加水を行う(所定量の無菌熱水を加える)と、米飯粒表面に付着している澱粉成分が比較的早期に水中に遊離し、例えば2週間以内に粥として必要な粘り液を生成するようになる。従って、比較的短期間内(例えば2週間以内)に商品(容器入り粥)として出荷できる。又、上記のように浸漬米と炊飯水との割合が1:2.5〜3.5の範囲で炊飯すると、炊き上げた米飯粒から必要以上に澱粉成分が流出しないので、米飯粒のダメージが少なくなり、米飯粒の食味が損なわれない。
【0023】
尚、浸漬米量に対する炊飯水量が2.5重量部よりかなり少なくなると(例えば2.0重量部以下になると)、炊飯時に米飯粒から遊離する澱粉成分の量が少なくなって、炊飯完了時の米飯粒表面に付着する澱粉成分が少量で且つ硬くなり(普通の米飯に近づく)、後で第2次加水しても該澱粉成分が水中に遊離するのに長期間が必要となる(出荷までのねかし期間が長くなる)。又、浸漬米量に対する炊飯水量が3.5重量部よりかなり多くなると(例えば4.0重量部以上になると)、炊飯時に米飯粒から必要以上の澱粉成分が流出して(米飯粒のダメージが大きくなって)、米飯粒の食味を損ねる。
【0024】
本願の製造工程中において、炊飯水が加水(第1次加水)された容器入り加水米は、コンベアによって炊飯装置部分に搬送されるが、この第1次加水量は浸漬米量に対して2.5〜3.5重量部であり、粥用の全水量(浸漬米量に対して6〜7重量部程度が多い)よりかなり少量(半分程度の量)である。このように、食品容器内に浸漬米と第1次加水の炊飯水とを収容した状態では、食品容器の残存容積(水面高さから容器開口部までの高さ)にかなりの余裕があり、従ってこの容器入り加水米がコンベアで搬送されるときに、コンベアの振動等があっても食品容器内の水が零れることがない。又、食品容器内の第1次加水(炊飯水)は、炊飯完了時点で米飯粒中に吸収されるので、第2次加水工程において無菌熱水を入れても、この時点での水の全量は粥用の全水量に比してかなり少量(半分程度)である。従って、第2次加水後において、シール工程側に搬送されるときに振動があっても食品容器内で水の揺らぎが少なくなり、該食品容器から水が零れにくくなる。そして、このように容器内の水が零れにくいと、食品容器の容積を可及的に小さくすることが可能となる。
【0025】
本願請求項2の発明
本願請求項2の発明は、上記請求項1の容器入り粥の製造方法において、第1次加水工程で使用される炊飯水、及び第2次加水工程で使用される無菌熱水として、それぞれpHを酸性側に調整したpH調整水を使用している。尚、炊飯水及び無菌熱水のpHは、例えば4.0〜4.5程度のものが使用できる。
【0026】
このように、炊飯水及び無菌熱水にpH調整水を使用すると、製造された容器入り粥に生菌(例えば耐熱性菌)が残っていたとしても、容器内の粥のpHが酸性側に維持されていることにより、該生菌の増殖を抑制することができる。
【0027】
本願請求項3の発明
本願請求項3の発明は、上記請求項1又は2の容器入り粥の製造方法において、浸漬米を食品容器内に充填する充填工程の後に、その容器入り浸漬米ごと温度120〜140℃で合計20〜50秒間加熱する殺菌工程を行う。
【0028】
食品原料(本願の場合は浸漬米)には、一般生菌のほかに、100℃程度の熱では死滅しない耐熱性菌も付着していることがあるが、この殺菌工程は、充填工程を経た容器入り浸漬米を高温加熱して、該浸漬米に付着している生菌(耐熱性菌も含む)を殺菌するものである。この場合の加熱方法は、120〜140℃の高温度に維持させたチャンバー内に、1回につき例えば5〜7秒間程度の短時間づつ間欠的に所定回数(例えば合計4〜7回程度)だけ出し入れするようにして行うとよい。又、この殺菌工程は、高圧下(例えば3〜4気圧程度)において行うようにしてもよい。
【0029】
このように、容器入り浸漬米に対して直接(炊飯水を加える前に)温度120〜140℃で合計20〜50秒間加熱すると、耐熱性菌であってもほとんど殺菌することができる。尚、本願の容器入り粥の各製造工程において、浸漬米以外には耐熱性菌が付着又は混入する余地はない。他方、炊飯水には微量ではあるが一般生菌が混入していることが考えられるが、炊飯水中の一般生菌は、炊飯時の加熱温度(例えば100℃程度)で完全に死滅させることができる。又、本願発明の製造工程において、炊飯工程以降の各工程で生菌が混入する余地はないので、本願請求項3では、レトルト殺菌をしなくても商業的無菌状態を確保できる。
【0030】
本願請求項4の発明
本願請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項の容器入り粥の製造方法において、食品容器として個食容器を使用し、充填工程において、浸漬米を1食分づつ個食容器に充填するようにしている。
【0031】
この請求項4の場合の容器入り個食粥では、特に限定するものではないが1食分につき、浸漬米の量を30〜35g、第1次加水(炊飯水)の量を75〜123g(cc)、第2次加水(無菌熱水)の量を90〜140g(cc)、程度使用するとよい。
【0032】
この請求項4の発明で製造された容器入り粥(個食粥)では、例えば電子レンジで容器ごと加熱することで、他の容器に移し替えることなくそのまま喫食できる。
【0033】
【発明の効果】
本願請求項1の発明の効果
本願請求項1の発明は、容器入り浸漬米に炊飯水を加え(第1次加水工程)、その容器入り加水米を炊飯し(炊飯工程)、その容器入り米飯に無菌熱水を加え(第2次加水工程)、その容器入り加水米飯の容器開口部をシールし(シール工程)、その後、シール済み容器入り加水米飯を所定期間常温保存する(ねかし工程)、ことによって容器入り粥の製造するようにしている。
【0034】
このように、粥形成に必要な全水量を2回に分けて加水し、第1次加水状態で炊飯することにより、粥の粘り液に必要な適量の澱粉成分を米飯粒表面に付着させることができるとともに、米飯粒の食味を損ねない(必要以上の澱粉成分が流出しない)状態で炊き上げることができる。そして、炊き上げた米飯に無菌熱水を第2次加水することで、比較的短期間(例えば2週間以内)で粥に必要な粘り液を生成できるとともに、無菌状態の容器入り粥を製造できる。
【0035】
従って、本願請求項1の発明では、食味の良好な無菌粥を比較的短期間(例えば2週間以内)で製造できるという効果がある。
【0036】
又、上記のように、容器入り浸漬米に第1次加水した状態で炊飯し、炊飯後(炊飯水が米飯に吸収されている)に第2次加水するようにしているので、食品容器内の水量は、粥形成に必要な全水量を一度に入れる場合より常にかなり少量となり、各製造工程を搬送中に食品容器から内部の水が零れにくくなる。従って、従来と内容量が同量であっても、食品容器として小形のものを使用できて、コンパクト化を達成できるという効果がある。
【0037】
本願請求項2の発明の効果
本願請求項2の発明では、請求項1の容器入り粥の製造方法において、炊飯水及び無菌熱水を、それぞれpHを酸性側に調整したpH調整水を使用している。この酸性側に調整したpH調整水は、生菌の増殖を抑制する作用がある。
【0038】
従って、この請求項2の発明では、上記請求項1の効果に加えて、容器入り粥の内容物を長期に亘って高品質のまま保存できるという効果がある。
【0039】
本願請求項3の発明の効果
本願請求項3の発明では、上記請求項1又は2の容器入り粥の製造方法において、浸漬米を食品容器内に充填する充填工程の後に、その容器入り浸漬米ごと温度120〜140℃で合計20〜50秒間加熱する殺菌工程を行うようにしている。このように、容器入り浸漬米に対して直接(炊飯水を加える前に)加熱殺菌すると、耐熱性菌であってもほとんど殺菌することができる。
【0040】
従って、この請求項3の発明では、上記請求項1又は2の効果に加えて、レトルト処理(密閉状態による高温加熱殺菌)をしなくても商業的無菌状態を確保できるという効果がある。尚、商業的無菌状態を確保するのに、従来のようにレトルト処理を行ったものでは、いわゆるレトルト臭が発生して食味を損ねるが、本願請求項3の発明では、そのような問題(レトルト臭の発生)が起こらない。
【0041】
本願請求項4の発明の効果
本願請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項の容器入り粥の製造方法において、食品容器として個食容器を使用し、充填工程において、浸漬米を1食分づつ個食容器に充填するようにしている。
【0042】
この請求項4の発明では、上記請求項1〜3の効果に加えて、個食容器ごと加熱(例えば電子レンジで加熱)すれば、他の容器に移し替えることなくそのまま喫食できるので、便利であるという効果がある。
【0043】
【実施形態】
図1を参照して本願発明の実施形態を説明すると、この実施形態では以下の各工程(A1〜A15)を行って容器入り粥を製造する。又、実施形態では、容器入り粥として1食分づつ個食容器に入れた容器入り個食粥を製造するようにしている。
【0044】
まず、精白米1を常法により洗米・浸漬(工程A1)した後、水切り(工程A2)しておく。そして、その水切り浸漬米2を1食分の分量だけ計量(工程A3)し、個食容器(耐熱容器)に充填(工程A4)して容器入り浸漬米3とする。個食容器に充填する1食分当たりの浸漬米2の量は、30〜35g程度が適当であるが、この実施形態では1食分の浸漬米量として33gを採用している。尚、この充填工程A4で充填された容器入り浸漬米3は、無加水状態のままである。
【0045】
上記容器入り浸漬米3は、殺菌工程A5において加熱・殺菌するが、この殺菌工程A5では、容器入り浸漬米3に調理水(炊飯水)を加えないでそのまま所定短時間だけ高温加熱する。この場合の加熱方法としては、120〜140℃の高温度に維持させたチャンバー内に容器入り浸漬米3を複数回くぐらせるようにするとよい。具体的には、容器入り浸漬米3を単一のチャンバー内に複数回出没させるか、あるいは容器入り浸漬米3が搬送されるコンベア上に間欠的に複数個のチャンバーを配置して、該容器入り浸漬米3を順次各チャンバー内を通過させるようにしてもよい。又、さらに具体的には、容器入り浸漬米3は、チャンバー内での滞留時間が1回当たり5〜7秒間程度とし、且つチャンバー外での滞留時間が1秒間程度となるようにするとともに、このような出没動作を合計4〜7回程度繰り返すようにするとよい。
【0046】
この殺菌工程A5では、炊飯水5を加水する前の容器入り浸漬米3に対して120〜140℃の高温で加熱するようにしているので、浸漬米を直接(無加水状態で)高温加熱することができ、それによって殺菌効率が良好となるとともに耐熱性菌もほとんど滅菌することができる。又、この殺菌工程において高温での加熱時間は、合計20〜49秒間程度の短時間だけ行われるので、浸漬米には熱による悪影響(例えばヒビ割れや変質)はほとんど発生することがない。特に、浸漬米を個食容器に充填した場合には、浸漬米が少量しか収容されていないので、浸漬米の外層部から中心部分まで短時間で加熱することができる。ところで、このように少量の浸漬米であっても、容器入り浸漬米3がチャンバー内に入っているときには浸漬米の表層部分から順次中心部分に向けて時間差をもって加熱され、逆にチャンバー外に出たときには浸漬米の表層部分から順次中心部分に向けて時間差をもって冷やされるようになる。そして、この殺菌工程において、容器入り浸漬米3を高温のチャンバー内にごく短時間づつ繰り返して出し入れする(例えばチャンバー内での滞留時間が5〜7秒間、チャンバー外での滞留時間が1秒間)と、チャンバー内において浸漬米の表層部分が過加熱される前にチャンバー外に送り出されて冷やされ、他方、チャンバー外に出されたときに浸漬米の中心部分の熱が放出される前に再度チャンバー内に送り込まれるようになる。従って、浸漬米全体が、平均して加熱且つ殺菌されるようになる。
【0047】
又、この殺菌工程A5では、チャンバー内を例えば3〜4気圧程度の高圧状態に維持させた状態で行うようにしてもよい。このようにすると、耐熱性菌の滅菌作用が促進されるとともに、浸漬米の表面が強化されて炊飯時に米粒内部の澱粉成分が過剰に溶出するのを抑制できるという作用が得られる。
【0048】
ところで、粥形成に必要な加水量は、浸漬米1重量部に対して5〜10重量部(その中でも6〜7重量部が多い)であるが、本願実施形態では粥形成に必要な加水量を2回に分けて加水するようにしている。即ち、この実施形態では、図1に示すように炊飯用の第1次加水(工程A7)と、炊飯後に追加する第2次加水(工程10)とを行う。
【0049】
第1次加水工程A7では、殺菌済み容器入り浸漬米4の容器内に所定量の炊飯水5を計量(工程A6)して加水する。この炊飯水5は、pHを酸性側に調整したpH調整水を使用している。尚、この実施形態では、炊飯水5のpHが4.0〜4.5程度のものを使用している。そして、この炊飯水5は、個食容器に充填している浸漬米量に対して2.5〜3.2重量部の範囲で加水するが、この実施形態では、浸漬米33gに対して炊飯水5を103g加水する。従って、この実施形態では、浸漬米量に対する炊飯水量の割合が重量比で1:3.12となり、粥形成に必要な全水量(この実施形態では後述するように第2次加水量が118gで合計加水量は221gである)の半分程度(46.6%)の水量がこの第1次加水工程A7で加水される。尚、この第1次加水工程A7で加水される炊飯水量は、普通の米飯用の炊飯水量の3〜3.5倍程度の量である。
【0050】
第1次加水工程A7を終えた容器入り加水米6は、炊飯工程A8に送られてそこで炊飯される。この炊飯工程A8では、容器入り加水米6を100〜105℃程度の蒸気で約30〜35分間加熱して炊飯する。尚、炊飯時の加熱温度(100〜105℃程度)は、耐熱性菌を完全に滅菌し得るものではないが、炊飯前の浸漬米は、炊飯工程A8に先立って殺菌工程A5で加熱殺菌されているので、浸漬米中の耐熱性菌も既にほとんど死滅しており、従って炊き上げられた容器入り米飯7中に生菌は存在しなくなる。
【0051】
ところで、炊飯時には、米の澱粉がβ澱粉からα澱粉へと糊化していき、米飯化が進行して米飯の糊化度が高くなると、米飯粒の表層部の澱粉成分が炊飯水中に遊離するようになる。そして、浸漬米量に対する炊飯水量が多くなるほど、炊き上げられた米飯が軟らくなるが、この実施形態のように浸漬米量に対する炊飯水量の割合が重量比で上記1:3.12程度であれば、炊飯完了時に炊飯水の全量が米飯中に吸収される。従って、この実施形態では、炊き上げられた米飯は非常に軟らかくなっているものの、炊飯水中に遊離していた澱粉成分は、炊飯水の枯渇とともに米飯粒の表面に付着するようになる。
【0052】
炊飯(工程A8)された容器入り米飯7の容器内には、第2次加水工程A10において無菌熱水8が所定量加水される。この無菌熱水8は、いわゆるUHT処理水(120℃程度で加熱殺菌した後、90℃程度まで冷却したもの)を使用している。又、この無菌熱水8も、pHを酸性側に調整したpH調整水(例えばpHが4.0〜4.5程度)を使用している。第2次加水工程A10における無菌熱水8の加水量は、この実施形態では1食分当たり118gであり、炊飯水との合計水量が221g(1食分の浸漬米33gに対して約6.7倍)となっている。尚、この第2次加水工程A10は、上記炊飯工程A8を終えた無菌(滅菌)状態の容器入り米飯7内に無菌熱水8が加水されるので、その容器入り加水米飯9も無菌状態に維持される。
【0053】
次に、第2次加水工程A10に続いてシール工程A11が行われる。このシール工程A11では、予め殺菌処理したシール材を常法により容器入り加水米飯9の容器開口部に熱融着させて、該容器開口部を完全シールする。このように容器開口部をシールすると、それ以降は容器入り加水米飯9内に新しく細菌が侵入することはない。
【0054】
その後、シール済みの容器入り加水米飯9は、90℃で10分間程度蒸らし(蒸らし工程A12)、水中に20分間程度くぐらせて冷却し(冷却工程A13)、各種検査(例えばピンホール検査や重量検査等の検査工程A14)を行った後、常温で所定期間保管(ねかし工程A15)して、製品(容器入り粥)10とする。
【0055】
上記ねかし工程A15は、シール後の容器入り加水米飯を常温で所定期間(例えば出荷まで1〜2週間程度)保存するものであるが、このねかし工程A15を必要とする理由は次の通りである。即ち、炊飯工程A8を経て無菌熱水8を追加(第2次加水工程A10)した直後の状態では、軟らか目の米飯であっても澱粉成分が追加水中にほとんど遊離していない(水に粘りがない)。そして、米飯を水に浸しておくと、米飯粒表面の澱粉成分が徐々に水中に遊離していき、その水中に遊離した澱粉成分が粥としての粘り特性を発揮するようになるが、このねかし工程A15は、米飯粒表面に付着している澱粉成分を粥として必要量だけ遊離させる(粥特有の粘り気を出させる)ものである。
【0056】
又、上記のように、炊飯工程A8において比較的多量(粥形成用の全水量の約半分の水量)の炊飯水で炊飯すると、米飯が非常に軟らか目に炊き上げられて、米飯粒の表面に多量の澱粉成分が付着するようになるが、このように澱粉成分が付着した米飯では、水中に浸すと該澱粉成分が比較的容易に遊離し、1〜2週間程度の短期間で粥としての粘り液が生成される。従って、出荷までの期間が許容できる範囲(2週間以内)となる。又、炊飯工程A8において炊飯水の量が浸漬米に対して2.5〜3.2倍の範囲では、炊飯時における澱粉成分の放出量が過剰にならず、従って米飯粒の食味を損ねることがない。
【0057】
尚、従来技術の項で説明したように、普通の硬さの米飯を長期間(例えば2ケ月程度)水に浸しておいても粘り気のある粥を作れるが、この場合には、無菌保存であっても長期保存により品質の劣化が進むとともに、保存期間が長くなり過ぎて商業的に向かない商品になるという問題がある。他方、最初から粥形成に必要な水量で炊飯すると、炊飯終了時点で十分な粘り特性のある粥にすることができるが、この場合には米飯粒のダメージが大きくなって食味が悪くなるという問題がある。これに対して、本願の製造方法では、このような両問題点を同時に改善し得る容器入り粥を提供できる。
【0058】
又、本願実施形態では、第1次加水工程A7において加水される炊飯水量は粥用の全水量の約半分程度であるので、個食容器の残存容積(水面高さから容器口縁部までの高さ)にかなりの余裕があり、この容器入り加水米6がコンベアで搬送されるときに、コンベアの振動等があっても食品容器内の水が零れることがない。又、個食容器内の第1次加水(炊飯水)は、炊飯完了時点で米飯粒中に吸収されるので、第2次加水工程A10において追加水(無菌熱水)を入れても、この時点での水の全量は粥用の全水量に比してかなり少量であるので、第2次加水後において、シール工程側に搬送されるときに振動があっても個食容器内で水の揺らぎが少なくなり、該個食容器から水が零れにくくなる。そして、このように容器内の水が零れにくいと、個食容器の容積を可及的に小さくすることが可能となり、コンパクト化を達成し得る。
【0059】
さらに、この実施形態では、第1次加水工程A7で使用される炊飯水5、及び第2次加水工程10で使用される無菌熱水8として、それぞれpHを酸性側に調整したpH調整水を使用しており、又、容器入り浸漬米3の状態で加熱殺菌(工程A5)するようにしているので、シール工程A11後に特別に加熱殺菌(レトルト殺菌)しなくても、商業的無菌状態を確保できる。
【0060】
本願製造方法で製造した容器入り個食粥(1食分入り)は、容器ごと電子レンジで加熱したり、あるいは熱湯中に漬けて温めることにより、内容物を移し替えることなくそのまま喫食できる。尚、本願実施形態の製造方法で製造された容器入り粥では、従来のレトルト殺菌処理をしたもののようにレトルト臭がないことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる容器入り粥の製造工程図である。
【図2】従来の容器入り粥の製造工程図である。
【符号の説明】
2は水切り浸漬米、3は容器入り浸漬米、5は炊飯水、6は容器入り加水米、7は容器入り米飯、8は無菌熱水、9は容器入り加水米飯、10は製品(容器入り粥)である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method for producing a container-containing koji that can be stored at room temperature for a long period of time and can be eaten only by heating.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In recent years, jars containing containers that can be stored at room temperature for a long time and can be eaten simply by warming them in a microwave oven, etc. have become widespread. Need to be maintained. In order to ensure the aseptic condition at room temperature, such a container-containing bag is conventionally manufactured by a method generally shown in FIG.
[0003]
That is, the conventional method for producing a koji in a container shown in FIG.1) And draining (process B)2) And weigh the drained soaked rice 12 and the cooked
[0004]
And the cooked
[0005]
Then, cooling (process B9) And various inspections (Process B)Ten) To obtain a product (container 12).
[0006]
At the time of koji production, when the soaked rice is soaked in cooked water and heated, the starch of rice will be gelatinized from β starch to α starch, and when rice cooked and the degree of gelatinization of cooked rice increased, The cell walls of the starch cells in the surface layer are broken, and the starch components are released into the cooked water. Thus, the starch component liberated in the rice cooking water has sticky physical properties, and when the starch component is liberated in water, a sticky liquid peculiar to rice cake is formed.
[0007]
By the way, in the conventional rice bran manufacturing method shown in FIG. 2, 5-8 parts by weight (mostly 6-7 parts by weight) of cooked
[0008]
Moreover, in the conventional koji manufacturing method shown in FIG. 2, in order to ensure commercial sterility, rice cooking (process B) is performed.6) Seal the opening of the post-container bowl 15 (process B)7), Then heat sterilization (process B)8However, when retort sterilization is performed here, the
[0009]
In addition, the container-containing jars are generally made into a product in a state where each meal is contained in a single-meal container. Conventionally, such a single-container-containing jar is dipped into a single-meal container. Filled with rice (30-35 g) and the amount of rice cooking water (for example, 180-245 g) commensurate with it (process B)Five) Cooked rice (process B)6) Manufactured. By the way, in this kind of bowl containing a single meal container, it is preferable to reduce the size (volume) of the single meal container to the minimum necessary amount with respect to the internal capacity, but use a single meal container of the minimum necessary size. Then, when the soaked rice for one serving and the corresponding amount of cooked water are stored in the individual food container, the remaining capacity of the container becomes insufficient. And when the residual volume of a container is scarce in this way, when transferring the water-containing
[0010]
In addition, although this applicant has proposed the cooked rice for potatoes in a container in Japanese Patent Application No. 8-136164, the thing of this already-applied thing is 1 to 1 weight part of immersion rice. 3 parts by weight (preferably 1.5 to 2.5 parts by weight) is added and cooked, and the cooked rice is stored in a sealed state in a container. In this case, the starch component liberated during cooking is attached in a soft state to the surface of the cooked rice grains due to water depletion. Then, when eating rice in a container as rice cake, a necessary amount of water is added and heated in a microwave oven. However, in this already-filed application, the rice grains themselves are less damaged because they are cooked with less cooking water than in the case of rice cake, but even if water is added to the soft rice rice, it is immediately sticky as rice cake. (The starch component adhering to the surface of the cooked rice grains is not immediately released into the additional water), and therefore, there is no stickiness characteristic peculiar to koji (becomes an Ochazuke style).
[0011]
In view of the above-mentioned conventional problems, the present invention is capable of maintaining commercial sterility and compacting the product while maintaining good taste of the cooked rice grains. The purpose is to propose a manufacturing method.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration as means for solving the above problems. The present invention is directed to a method for manufacturing a container-containing bag, and is a manufacturing method in which the container opening is hermetically sealed while maintaining aseptic conditions.
[0013]
Invention of
The manufacturing method of the container-filled jar according to the first aspect of the present invention sequentially performs the following steps. That is, in the manufacturing method of the rice bran according to
[0014]
The food container may be a tray or a bag as long as it has heat resistance. Further, the container-filled jar manufactured in
[0015]
In the filling step, a predetermined amount (number of meals) of the drained and soaked rice after washing and soaking is measured and filled into the food container. In the case of rice bran, the amount of immersed rice per serving is suitably about 30 to 35 g (not particularly limited).
[0016]
In the first hydration step, 2.5 to 3.5 parts by weight of cooked water is added to 1 part by weight of the soaked rice in the food container, but when cooked with the amount of cooked water in this range, the rice becomes fairly soft. In addition, even if the amount of cooked water with respect to the amount of the soaked rice is less than 2.5-3.5 parts by weight or too much, dissatisfaction remains in terms of quality as rice cake as will be described later.
[0017]
In the rice cooking process, the above-filled container-filled water is heated with, for example, steam at about 100 ° C. until cooking is completed. In addition, the general living microbe in the cooked cooked rice is killed by this cooked rice.
[0018]
By the way, at the time of rice cooking, the starch of rice is gelatinized from β starch to α starch, and when the rice rice progresses and the degree of gelatinization of the rice rice increases, the starch component of the surface layer portion of the rice rice grains is released into the rice cooking water. It becomes like this. And if rice cooking water with respect to 1 weight part of immersion rice is the above-mentioned 2.5-3.5 weight part, cooked rice is cooked in a very soft state, but the whole amount of cooked water is absorbed in cooked rice when rice cooking is completed. The Therefore, the starch component which has been liberated during the cooking of rice comes to adhere to the surface of the cooked rice grains as the cooking water is depleted.
[0019]
In the second hydration step, immediately after the completion of the rice cooking step, aseptic hot water is added to the cooked rice in a container in an amount necessary for the formation of koji. As this sterile hot water, so-called UHT treated water (water sterilized at about 120 ° C. and then cooled to about 90 ° C.) may be used. Moreover, this secondary water addition amount can be adjusted in consideration of the first primary water addition amount (rice amount of cooked water) according to the viscosity (desired viscosity) of the koji to be produced. That is, when producing a high viscosity rice bran, the total amount of the rice cooking water and the amount of secondary water added can be reduced to, for example, about 5 parts by weight relative to the amount of rice soaked. In the case of production, the total amount of the cooked rice water and the amount of secondary water added can be increased, for example, up to about 10 parts by weight with respect to the soaked rice. In addition, since the sterilized hot water used at this secondary hydration process uses what was sterilized beforehand, the inside of a food container can be maintained in aseptic condition even after performing secondary hydration.
[0020]
In the sealing step, the sterilized sealing material is heat-sealed to the container opening of the cooked cooked rice in a conventional manner to completely seal the container opening. Therefore, the cooked cooked rice after the sealing process is maintained in a sterile state. In addition, it is preferable to perform the said 1st water addition process and this sealing process in a clean room, respectively.
[0021]
In the neglect process, the cooked rice in the container after the sealing process is stored at room temperature for a predetermined period (for example, about 1 to 2 weeks until shipment). The reason why this negotiating process is required is as follows. That is, in the state immediately after adding sterile hot water through the rice cooking step (secondary water addition), even if it is soft rice, the starch component adhering to the cooked rice is hardly released into the additional water ( Water is not sticky). When the cooked rice is soaked in water, the starch components on the surface of the cooked rice grains are gradually released into the water, and the starch components released in the water exhibit sticky characteristics as cocoons.
[0022]
By the way, even if it is normal hard rice, if it is immersed in water for a very long period (for example, about 2 months), the starch component is gradually released into the water from the surface of the rice, and the sticky peculiar to rice cake Although it is produced, if it is stored for a long period of about two months at room temperature, the quality deteriorates even with aseptic storage, and the storage period becomes too long, which makes it unsuitable for commercial use. On the other hand, when cooked with a large amount of rice cooking water necessary for rice bran formation from the beginning, as in the conventional method for producing rice cake, it can be immediately shipped because it becomes rice cake immediately after rice cooking. In addition, the starch component is released more than necessary from the rice grains, and the damage of the rice grains increases, which impairs the taste of the rice grains themselves. Therefore, as in the present application, in the rice cooking process, the amount of cooked rice water is usually larger than the amount of cooked rice water (e.g., the ratio of the soaked rice and the cooked water is 1: 0.8 to 1 in weight ratio). When rice is cooked in 2.5 to 3.5), the cooked rice can be cooked with a soft eye and a starch component attached to the surface of the cooked rice grain. The starch component adhering to the surface of the cooked rice grains has the property of being relatively easily released into water when immersed in water. Then, when secondary hydration is performed on the soft cooked rice (a predetermined amount of sterile hot water is added), the starch component adhering to the surface of the cooked rice grains is released into water relatively early, for example, within 2 weeks. The necessary sticky liquid will be produced. Therefore, it can be shipped as a product (container in a container) within a relatively short period (for example, within 2 weeks). Moreover, since the starch component does not flow out more than necessary from the cooked rice grains when the ratio of the soaked rice and cooked water is in the range of 1: 2.5 to 3.5 as described above, the damage of the cooked rice grains And the taste of cooked rice grains is not impaired.
[0023]
In addition, when the amount of rice cooking water with respect to the amount of soaked rice is considerably less than 2.5 parts by weight (for example, 2.0 parts by weight or less), the amount of starch components released from the rice grains during cooking is reduced, and the rice cooking is completed. The starch component adhering to the surface of the cooked rice grain becomes small and hard (close to ordinary cooked rice), and it takes a long time for the starch component to be released into the water even after secondary water addition (until shipping) The distraction period will be longer). Moreover, when the amount of cooked rice with respect to the amount of soaked rice is considerably larger than 3.5 parts by weight (for example, 4.0 parts by weight or more), more starch components than necessary flow out of the cooked rice grains during cooking (the damage to the cooked rice grains is reduced). It becomes bigger) and the taste of the rice grains is impaired.
[0024]
In the manufacturing process of the present application, the water in the container in which the rice cooking water is hydrated (primary hydration) is conveyed to the rice cooking device by the conveyor. .About.3.5 to 3.5 parts by weight, which is considerably smaller (about half the amount) than the total amount of water for rice bran (about 6 to 7 parts by weight relative to the amount of immersed rice). Thus, in the state where the soaked rice and the primary water for cooking are contained in the food container, there is a considerable margin in the remaining volume of the food container (the height from the water surface height to the container opening), Therefore, when the water-containing rice in the container is conveyed by the conveyor, the water in the food container does not spill even if the conveyor vibrates. Moreover, since the primary hydration (rice-cooked water) in a food container is absorbed in a rice grain at the time of rice cooking completion, even if aseptic hot water is put in a 2nd hydration process, the whole quantity of water at this time Is considerably smaller (about half) than the total amount of water for dredging. Therefore, after the secondary hydration, even when there is vibration when transported to the sealing process side, the fluctuation of water in the food container is reduced, and the water is less likely to spill from the food container. If the water in the container is not easily spilled in this way, the volume of the food container can be made as small as possible.
[0025]
Invention of Claim 2 of this application
The invention of claim 2 of the present application is the pH of the rice cooked water used in the first hydration step and the sterilized hot water used in the second hydration step, respectively, in the method for producing a container-containing koji of
[0026]
Thus, when pH-adjusted water is used for cooking rice water and aseptic hot water, even if viable bacteria (for example, heat-resistant bacteria) remain in the manufactured container, the pH of the container in the container becomes acidic. By being maintained, the growth of the viable bacteria can be suppressed.
[0027]
Invention of Claim 3 of the present application
The invention of claim 3 of the present application is the method for producing rice bran according to
[0028]
In addition to general live bacteria, heat-resistant bacteria that cannot be killed by heat of about 100 ° C. may adhere to food raw materials (in the case of soaking rice in the present application), but this sterilization process has undergone a filling process. The immersed rice in a container is heated at a high temperature to sterilize live bacteria (including heat-resistant bacteria) adhering to the immersed rice. The heating method in this case is a predetermined number of times (for example, about 4 to 7 times in total) intermittently in a chamber maintained at a high temperature of 120 to 140 ° C., for example, for a short time of about 5 to 7 seconds. This should be done in and out. Further, this sterilization step may be performed under high pressure (for example, about 3 to 4 atmospheres).
[0029]
Thus, even if it is a heat resistant microbe, when it heats directly at the temperature of 120-140 degreeC with respect to the immersion rice containing a container at the temperature of 120-140 degree C for 20 to 50 seconds in total, it can sterilize. In addition, in each manufacturing process of the container-containing koji of this application, there is no room for heat-resistant bacteria to adhere or mix in addition to the soaking rice. On the other hand, although it is considered that general live bacteria are mixed in the cooked rice water in a small amount, the general live bacteria in the cooked water can be completely killed at the heating temperature (for example, about 100 ° C.) at the time of cooking. it can. Further, in the production process of the present invention, there is no room for viable bacteria to be mixed in each process after the rice cooking process. Therefore, in claim 3 of the present application, a commercial aseptic condition can be secured without retort sterilization.
[0030]
Invention of Claim 4 of this application
The invention of claim 4 of the present application is the method for producing a container-containing koji according to any one of
[0031]
In this case, the amount of the soaked rice is 30 to 35 g, and the amount of primary water (rice cooking water) is 75 to 123 g (cc). ), Secondary hydration (sterile hot water) is preferably used in an amount of 90 to 140 g (cc).
[0032]
In the container-containing bowl (individual meal bowl) manufactured according to the invention of claim 4, for example, by heating the entire container in a microwave oven, it can be eaten as it is without being transferred to another container.
[0033]
【The invention's effect】
Effects of the invention of
The invention of
[0034]
In this way, the total amount of water required for koji formation is added in two portions, and then the rice is adhering to the surface of the cooked rice grains by adding the appropriate amount of starch components necessary for koji sticky liquid by cooking in the primary water state. And can be cooked in a state that does not impair the taste of the rice grains (no more starch component than necessary flows out). And by secondarily adding aseptic hot water to the cooked cooked rice, it is possible to produce a sticky solution necessary for koji in a relatively short period of time (for example, within two weeks) and to produce aseptic koji in a container. .
[0035]
Therefore, in the invention of
[0036]
In addition, as described above, the rice is cooked in a state of primary hydration in the soaked rice in a container, and after the rice is cooked (the cooked rice water is absorbed by the cooked rice), the rice is secondarily hydrated. The amount of water is always considerably smaller than when the total amount of water required for cocoon formation is added all at once, and the water inside the food container is less likely to spill during transportation of each manufacturing process. Therefore, even if the content is the same as that of the conventional one, a small food container can be used, and the compactness can be achieved.
[0037]
Effects of the invention of claim 2 of the present application
In the invention of claim 2 of the present application, in the method for producing a container-containing koji of
[0038]
Therefore, in the invention of claim 2, in addition to the effect of
[0039]
Effects of the invention of claim 3 of the present application
In invention of Claim 3 of this application, in the manufacturing method of the container-containing koji of the said
[0040]
Therefore, in addition to the effect of the first or second aspect, the invention of the third aspect has an effect that commercial aseptic conditions can be secured without retorting (high temperature heat sterilization in a sealed state). In addition, in order to ensure a commercial aseptic condition, in the case of performing retort processing as in the past, so-called retort odor is generated and the taste is impaired, but in the invention of claim 3 of the present application, such a problem (retort Odor generation does not occur.
[0041]
Effects of the invention of claim 4 of the present application
The invention of claim 4 of the present application is the method for producing a container-containing koji according to any one of
[0042]
In the invention of claim 4, in addition to the effects of
[0043]
Embodiment
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 1. In this embodiment, the following steps (A1~ A15) To produce a container-filled bowl. Moreover, in embodiment, the container-containing individual meal box put into the individual meal container for every meal as a container-containing container is manufactured.
[0044]
First,
[0045]
The above-mentioned soaked rice 3 in a container is sterilization step AFiveIn this sterilization process AFiveThen, without adding cooking water (rice cooking water) to the immersion rice 3 with a container, it heats as it is for a predetermined short time as it is. As a heating method in this case, the immersed rice 3 in a container is preferably passed through a chamber maintained at a high temperature of 120 to 140 ° C. a plurality of times. Specifically, the container-immersed rice 3 is caused to appear and disappear several times in a single chamber, or a plurality of chambers are intermittently arranged on a conveyor on which the container-immersed rice 3 is conveyed, You may make it let the entering immersion rice 3 pass through each chamber sequentially. More specifically, the immersed rice 3 in a container has a residence time in the chamber of about 5 to 7 seconds per time and a residence time outside the chamber of about 1 second. Such a haunting operation may be repeated about 4 to 7 times in total.
[0046]
This sterilization process AFiveThen, since it is made to heat at the high temperature of 120-140 degreeC with respect to the immersion rice 3 with a container before watering the cooked
[0047]
This sterilization step AFiveThen, you may make it perform in the state which maintained the inside of a chamber in the high pressure state of about 3-4 atmospheres, for example. If it does in this way, while the sterilization effect | action of a heat-resistant microbe will be accelerated | stimulated, the effect | action that the surface of immersion rice is strengthened and the starch component inside a rice grain can be suppressed from eluting excessively at the time of rice cooking will be acquired.
[0048]
By the way, although the amount of water required for koji formation is 5 to 10 parts by weight with respect to 1 part by weight of immersed rice (of which 6 to 7 parts by weight is large), the amount of water required for koji formation in the present embodiment. The water is added in two portions. That is, in this embodiment, as shown in FIG.7) And secondary water addition after cooking (processTen) And do.
[0049]
First water addition step A7Then, a predetermined amount of cooked
[0050]
First water addition step A7The water-added
[0051]
By the way, at the time of rice cooking, the starch of rice is gelatinized from β starch to α starch, and when the rice rice progresses and the degree of gelatinization of the rice rice increases, the starch component of the surface layer portion of the rice rice grains is released into the rice cooking water. It becomes like this. And, as the amount of cooked water with respect to the amount of soaked rice increases, the cooked cooked rice becomes softer, but the ratio of the amount of cooked water with respect to the amount of soaked rice as in this embodiment is about 1: 3.12 in weight ratio. If the rice is cooked, the whole amount of cooked water is absorbed into the cooked rice. Therefore, in this embodiment, although the cooked cooked rice is very soft, the starch component released in the cooked water is attached to the surface of the cooked rice grains as the cooked water is depleted.
[0052]
Cooking rice (process A8) In the container of the cooked
[0053]
Next, secondary water addition step ATenFollowing the sealing process A11Is done. This sealing process A11Then, the sealing material sterilized in advance is heat-sealed to the container opening of the cooked cooked
[0054]
Then, the sealed cooked
[0055]
Nekashi process A15Is to preserve the sealed rice in a container at room temperature for a predetermined period (for example, about 1 to 2 weeks until shipment).15The reason for needing is as follows. That is, rice cooking process A8After passing through sterile hot water 8 (second water addition step ATen), The starch component is hardly released in the additional water even if it is soft rice (the water is not sticky). And when the rice is soaked in water, the starch components on the surface of the rice grains gradually release into the water, and the starch components released in the water will exert sticky characteristics as straw. Process A15Is to release the necessary amount of starch component adhering to the surface of the rice grains as a koji (to make the koji unique to koji).
[0056]
In addition, as described above, rice cooking process A8So that the rice is cooked with a relatively large amount (about half the total amount of water used to form koji) and the rice is cooked very softly so that a large amount of starch components adhere to the surface of the rice grains However, in the case of cooked rice to which the starch component adheres in this way, the starch component is released relatively easily when immersed in water, and a sticky sticky liquid is generated in a short period of about 1 to 2 weeks. Therefore, the period until shipment is within an allowable range (within 2 weeks). Cooking rice process A8In the case where the amount of the cooked rice is in the range of 2.5 to 3.2 times that of the soaked rice, the amount of the starch component released at the time of cooking is not excessive, and thus the taste of the cooked rice grains is not impaired.
[0057]
As explained in the section of the prior art, a sticky rice cake can be made by immersing rice with normal hardness in water for a long period of time (for example, about 2 months). Even in such a case, there is a problem that the quality deteriorates due to long-term storage and the product becomes unsuitable for commercial use because the storage period becomes too long. On the other hand, if rice is cooked from the beginning with the amount of water necessary for rice bran formation, it can be made into a rice cake with sufficient stickiness characteristics at the end of rice cooking, but in this case, the problem is that the damage of the rice grains increases and the taste becomes worse There is. In contrast, the manufacturing method of the present application can provide a container-filled jar that can improve both of these problems at the same time.
[0058]
In the present embodiment, the first water addition step A7The amount of cooked rice water to be added in is about half of the total amount of water for koji, so there is a considerable margin in the remaining volume of the individual food container (the height from the water surface height to the container rim). When the hydrolyzed
[0059]
Furthermore, in this embodiment, the first hydration step A7Cooking water 5 used in the process, and the second water addition stepTenAs the sterilized
[0060]
The individual canteen (containing one serving) produced by the production method of the present application can be eaten as it is without transferring the contents by heating the whole container in a microwave oven or by immersing it in hot water. In addition, in the container-containing jar manufactured with the manufacturing method of this-application embodiment, it is needless to say that there is no retort odor like what performed the conventional retort sterilization process.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a manufacturing process diagram of a container-filled bowl according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a manufacturing process diagram of a conventional container-filled bowl.
[Explanation of symbols]
2 is drained soaked rice, 3 is soaked rice in a container, 5 is cooked water, 6 is hydrolyzed rice in a container, 7 is cooked rice in a container, 8 is sterile hot water, 9 is hydrolyzed rice in a container, 10 is a product (contained in a container粥).
Claims (4)
Priority Applications (1)
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