JP4146942B2 - 架空送電線の弛度調整に用いる調整工具 - Google Patents

架空送電線の弛度調整に用いる調整工具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、架空送電線の弛度を調整するために使用される調整工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、4導体用の耐張がいし装置の一部を示す上面図である。バーニヤ金具40は、一対の外側プレート41、41と、この外側プレート41、41間に介在される内側プレート42とを備える。外側プレート41、41は、その先端側に複数個のボルト挿通孔43が所定のピッチでそれぞれ形成されており(図9参照)、このボルト挿通孔43が互いに一致するように所定の間隔をあけて対向して配置され、その基端部が取付ボルト44によって直角クレビスリンク45に取り付けられている。
【0003】
一方、内側プレート4は、その先端側に複数個の位置決め孔46が所定のピッチで形成されており(図10参照)、この位置決め孔46がボルト挿通孔43に連通できるように、外側プレート41、41間に介在され、その基端部が取付ボルト47によって直角クレビスリンク48に取り付けられている。尚、位置決め孔46のピッチは、ボルト挿通孔43のピッチとは異なる値に選ばれている。
【0004】
このような構成のバーニヤ金具40は、外側プレート41、41と内側プレート42とを長手方向に相互に位置調整することができると共に、所望のボルト挿通孔43と位置決め孔46とに連結ボルト49を貫入することによって、外側プレート41、41と内側プレート42とは連結され、所望の長さを持ったバーニヤ金具40とすることができる。ここで、上述したようにボルト挿通孔43と位置決め孔46は異なるピッチで形成されているため、ボルト挿通孔43と位置決め孔46との組合わせを変更することによって、バーニヤ金具40の長さを段階的に変更することができる。
【0005】
このバーニヤ金具40は、架空送電線を鉄塔などの支持物に把持する耐張がいし装置の構成部品として使用されており、架空送電線を把持する耐張クランプ50と支持物に取り付けられたがいし(図示せず)との間に介設され、その長さを調整することによって架空送電線の弛度(たるみの度合)を調整するために使用されている。
【0006】
バーニヤ金具40は、外側プレート41、41の基端部が2連ヨーク51の両端にそれぞれ直角クレビスリンク45によって接続されており、また内側プレート42の基端部は直角クレビスリンク48、平行クレビス52、特殊クレビスリンク53によって耐張クランプ50の基端部に接続されている。耐張クランプ50は、その先端側で送電線(図示せず)を把持している。また、2連ヨーク51の下方に配置された別の2連ヨーク54の両端にも、上述と同様に、バーニヤ金具40、耐張クランプ50等がそれぞれ接続されている。従って、図8に示す耐張がいし装置は4本の送電線を把持している。
【0007】
また、2連ヨーク51、54は垂直方向に延びる2連ヨーク55の上端及び下端にそれぞれ接続されており、この2連ヨーク55は連結金具によって図示しないがいしに接続されている。
【0008】
図9及び図10は、バーニヤ金具40の長さ調整方法を説明するための側面図である。バーニヤ金具40の長さ調整は、調整工具60を装着して行う。調整工具60は、支持棒61の両端に支持部材62、63を揺動可能に取り付け、この一対の支持部材62、63の各一方端部に複動形シリンダ64の基端部側及びピストンロッド65の先端部側をそれぞれ揺動可能に取り付け、各他方端部には係合部66、67を形成して構成されている。調整工具60は、バーニヤ金具40の上方から係合部66、67をそれぞれ直角クレビスリンク48、45の取付部48a、45aに揺動可能に取り付けることによって装着される。
【0009】
装着後にピストンロッド65を前進させると、支持部材62、63は支持棒61の両端を軸心として係合部66、67が互いに近接する方向に揺動し、これによって送電線が取り込まれると共に、バーニヤ金具40に作用していた張力は調整工具60に作用することになり、バーニヤ金具40は垂れ下がった状態となる(図10参照)。この状態で連結ボルト49を外し、所望の長さになるようにボルト挿通孔43と位置決め孔46とを選択して位置合わせを行い、選択したボルト挿通孔43と位置決め孔46に連結ボルト49を貫入して外側プレート41、41と内側プレート42とを連結する。
【0010】
その後、ピストンロッド65を後退させてバーニヤ金具40に張力が作用するようにしてから、調整工具60を取り外して、作業を終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記調整工具60は、部品点数が多く、大型でかつ重くなるため、取り扱いにくく、特に高所での作業が行いにくいという問題がある。また、図8に示すような4導体用の耐張がいし装置の場合、下側のバーニヤ金具40に装着するときは、上側の構成部品との接触が起きないように水平方向から装着する必要があるが、このとき調整工具60を押さえる作業者が1人必要になり、従って少なくとも2人の作業者で調整作業を行うことになり、作業コストが高くなるという問題もある。
【0012】
また、調整工具60を使用するには、バーニヤ金具40の両端に、調整工具60の取付けに必要な特殊な連結金具、即ち、取付部45a、48aが形成された直角クレビスリンク45、48が必要となり、連結金具のコストが高くなる。また、取付部45a、48aを形成した分だけクレビスリンク45、48の長さが長くなり、耐張クランプ50が支持物から離れた位置に架設されることになる。そのため、支持物に取り付けられた別の耐張がいし装置によって架設された送電線との間を接続するジャンパ線の長さが長くなり、コストの上昇を招くことになる。
【0013】
この発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、架空送電線の弛度調整を行う際に、コストを低減することができると共に、作業性を向上することができる架空送電線の弛度調整に用いる調整工具を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで請求項1の架空送電線の弛度調整に用いる調整工具は、一対の外側プレート2、3間に内側プレート4を介在し、長手方向に相互に位置調整可能にして長さ調整可能にすると共に、所定の調整位置において上記一対の外側プレート2、3と上記内側プレート4とを相互に連結可能に構成したバーニヤ金具1aを、鉄塔などの支持物に取着されたがいしと架空送電線を把持した耐張クランプ15との間に介設した架空送電線において、弛度調整を行う際に用いる調整工具70であって、上記調整工具70は、上記一対の外側プレート2、3が嵌合される第1の嵌合溝78が形成された第1の取付板79と、上記第1の嵌合溝78の軸線に対して略平行に上記第1の取付板79から突出すると共に、第1のボルト挿通孔81が各々に形成された一対の第1の係合片80a、80bと、上記内側プレート4が嵌合される第2の嵌合溝75が形成された第2の取付板76と、上記第2の嵌合溝75の軸線に対して略平行に上記第2の取付板76から突出すると共に、第2のボルト挿通孔31が各々に形成された一対の第2の係合片77a、77bと、一端部が上記第1の取付板79に固定され、他端部が上記第2の取付板76に固定された一対の複動形シリンダ73a、73bと、を備えており、上記一対の複動形シリンダ73a、73bは、それぞれ、上記第1のボルト挿通孔81の中心軸線及び上記第2のボルト挿通孔31の中心軸線の両方を含む仮想平面から見て反対の側にあり、且つ、上記バーニヤ金具1aを挟んで略180度対向する位置となるように、上記第1の取付板79及び上記第2の取付板76に固定されていて、上記第1の取付板79の上記第1の嵌合溝78に上記一対の外側プレート2、3を嵌合し、上記一対の外側プレート2、3の各々に形成された第1の係合孔18と上記一対の第1の係合片80a、80bの各々に形成された上記第1のボルト挿通孔81とにボルトを挿通しナットを螺合すると共に、上記第2の取付板76の上記第2の嵌合溝75に上記内側プレート4を嵌合し、上記内側プレート4に形成された第2の係合孔8と上記一対の第2の係合片77a、77bの各々に形成された上記第2のボルト挿通孔31とにボルトを挿通しナットを螺合してから、上記一対の外側プレート2、3及び上記内側プレート4の相互の位置調整を行うことを特徴とする。また、請求項2の調整工具は、上記一対の外側プレート2、3の各々に形成された上記第1の係合孔18上記内側プレート4に形成された上記第2の係合孔8との間に、上記一対の外側プレート2、3と上記内側プレート4とを連結するために上記一対の外側プレート2、3の各々に形成した複数個のボルト挿通孔5a〜5g上記内側プレート4に形成した複数個の位置決め孔7a〜7iとが、配置されている。
【0015】
上記請求項1及び請求項2の調整工具では、バーニヤ金具1aを挟んで略180度対向する位置に配置された一対の複動形シリンダ73a、73bでバーニヤ金具1aに作用する張力を受けることになる。このように張力を、その両側から均等に支持する構造を採用したので、各複動シリンダ73a、73bをスムーズに動作させることができ、バーニヤ金具1aの長さ調節作業が容易になる。また、2本の複動形シリンダ73a、73bを使用したことによって1本の複動形シリンダに作用する力は上記張力の約半分になるため、能力の低い小形・軽量の複動形シリンダを用いることができる。これによって、調整工具70の小形化及び軽量化を図ることができる。また、2本の複動シリンダ73a、73bをバーニヤ金具1aの上方部と下方部とに配置したので、所定の調整位置において外側プレート2、3と内側プレート4とを相互に連結する際に、複動シリンダ73a、73bが作業の邪魔になるのを抑制できる。
【0016】
また、上記調整工具は、バーニヤ金具1aに取り付けるようにしたので、従来のようなバーニヤ金具の両端に接続された特殊な連結金具に代えて、標準的な連結金具を使用することができ、部品コストを低減できる。また、標準的な連結金具は特殊な連結金具よりも短いので、耐張クランプ15を支持物により近付けて架設することができる。これによって、当該支持物に取り付けられた別の耐張がいし装置によって架設された送電線との間を接続するジャンパ線が短くなり、コストを低減することができる。
【0017】
さらに、バーニヤ金具1aの長さを調整する時、即ち架空送電線の弛度調整時には、調整工具70とバーニヤ金具1aとが一体となって必要な長さだけ伸縮させるため、手数がかからずに作業性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の架空送電線の弛度調整に用いる調整工具の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】
最初に、図1〜図4に基づいて、参考例について説明する。図1はバーニヤ金具1を示し、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。バーニヤ金具1は、一対の外側プレート2、3と、この外側プレート2、3間に介在される内側プレート4とを備える。外側プレート2、3は、細長い平板状の部品であり、その先端側には複数個(この参考例では7個)のボルト挿通孔5a〜5g(総称するときは参照符号「5」を用いる)が所定のピッチでそれぞれ形成されている。そして外側プレート2、3はボルト挿通孔5が互いに一致するように所定の間隔をあけて対向して配置され、その基端部が取付ボルト6によって所定の連結金具に取り付けられる。
【0020】
また、外側プレート2、3の先端側は図1(b)に示すように、その幅が先細状に形成されると共に、先端部の外側表面には円柱状の係合突起2a、3aがそれぞれ形成されている。さらに、外側プレート2、3の上面2b、3bには、ボルト挿通孔5の位置を識別するための情報として、例えば本参考例では「1」から「7」までの数字が付されている。この数字は、先端側から基端側に向かうにつれて1ずつ増加するように付されている。
【0021】
一方、内側プレート4も、外側プレート2、3と同様に細長い平板状の部品であり、幅は外側プレート2、3とほぼ同じであり、厚みは外側プレート2、3よりもやや大きく形成されている。内側プレート4には、その先端側に複数個(本実施形態では9個)の位置決め孔7a〜7i(総称するときは参照符号「7」を用いる)が、所定のピッチで形成されている。尚、位置決め孔7のピッチは、上記ボルト挿通孔5のピッチとは異なる値に選ばれている。そして、内側プレート4は、位置決め孔7がボルト挿通孔5に連通できるように、外側プレート2、3間に介在されており、その基端部に形成された挿通孔4aに取付ボルトを挿通して図示しない連結金具に取り付けられる。
【0022】
また、挿通孔4aと位置決め孔7との間には、複数個(参考例では3個)の係合孔8a、8b、8c(総称するときは参照符号「8」を用いる)が所定のピッチで形成されている。さらに、内側プレート4の上面4bには、位置決め孔7の位置を識別するための情報として、例えば本参考例では基端側から先端側に向かって「A」から「I」までの英字が付されている。
【0023】
このような構成のバーニヤ金具1は、外側プレート2、3と内側プレート4とを長手方向に相互に位置調整することができると共に、所望のボルト挿通孔5と位置決め孔7とに連結ボルト9を貫入することによって、外側プレート2、3と内側プレート4とは連結され、所望の長手方向長さに持ったバーニヤ金具1とすることができる。ここで、上述したようにボルト挿通孔5と位置決め孔7は異なるピッチで形成されているため、連結ボルト9を貫入するボルト挿通孔5と位置決め孔7との組合わせを変更することによって、バーニヤ金具1の長手方向長さを段階的に変更することができる。
【0024】
このバーニヤ金具1は、架空送電線を鉄塔などの支持物に把持する耐張がいし装置の構成部品として使用されており、架空送電線を把持する耐張クランプと支持物に取り付けられたがいしとの間に介設され、その長手方向長さを調整することによって架空送電線の弛度(たるみの度合)を調整するために使用されている。
【0025】
図2は、バーニヤ金具1の取付け状態を示す上面図である。バーニヤ金具1は外側プレート2、3の基端部が2連ヨーク10の両端にそれぞれ直角クレビスリンク11によって接続されており、また内側プレート4の基端部は直角クレビスリンク12、平行クレビス13、特殊クレビスリンク14によって耐張クランプ15の基端部に接続されている。耐張クランプ15は、その先端側で送電線(図示せず)を把持している。また、2連ヨーク10の下方に配置された別の2連ヨーク16の両端にも、上述と同様に、バーニヤ金具1、耐張クランプ15等がそれぞれ接続されている。従って、4本の送電線を把持しており、図2は4導体用の耐張がいし装置の構成例である。
【0026】
また、2連ヨーク10、16は垂直方向に延びる2連ヨーク17の上端及び下端にそれぞれ接続されており、この2連ヨーク17は連結金具によってがいし(図示せず)に接続されている。がいしは、鉄塔などの支持物に取り付けられている。
【0027】
図3は、バーニヤ金具1の長さ調整方法を説明するための側面図であり、(a)はバーニヤ金具1が標準長さであるときを示し、(b)は最小長さであるときを示し、(c)は最大長さであるときを示している。バーニヤ金具1の長さ調整は、調整工具20を装着して行う。調整工具20は、複動形シリンダ21が取り付けられた本体22と、複動形シリンダ21のピストンロッド23の先端に取り付けられた係合部24とを備え、バーニヤ金具1に対して上方から装着される。図4(a)は,耐張クランプ15側から見た本体22の正面図であり、図4(b)は耐張クランプ15側から見た係合部24の正面図である。
【0028】
本体22は、装着面となる底面22aに形成された一対の取付板25、25を有する。取付板25は、その先端部近傍にボルト挿通孔26を有すると共に、係合部24側の端面には係合突起2a、3aに係合する係合面27を有する。そして、本体22は、底面22aが外側プレート2、3の上面に接触するように装着されると共に、一対の取付板25、25の係合面27、27がそれぞれ係合突起2a、3aに係合される。それから、ボルト挿通孔26、26に挿通したボルト28にナット29を螺合して、一対の取付板25、25で外側プレート2、3を挟持するようにして取付けられる。
【0029】
また、係合部24は、装着面となる底面24aに形成された一対の取付板30、30を有する。取付板30は、その中央部にボルト挿通孔31を有する。そして、係合部24は、底面24aが内側プレート4の上面に接触するように装着されると共に、ボルト挿通孔31を係合孔8a、8b、8cのいずれかに一致させる。それから、ボルト32をボルト挿通孔31、31及び係合孔8に挿通し、ナット33を螺合し、一対の取付板30、30が内側プレート4に取り付けられる。
【0030】
このようにして調整工具20をバーニヤ金具1に装着した後に、連結ボルト9をはずす。このとき、ピストンロッド23をわずかに後退させれば、連結ボルト9に作用する張力を低減することができ、連結ボルト9をはずし易くなる。連結ボルト9をはずした状態では、外側プレート2、3と内側プレート4にはそれぞれ張力が反対方向に作用しており、外側プレート2、3と内側プレート4とは調整工具20によって連結されていることになる。従って、外側プレート2、3と内側プレート4は張力の作用線上にほぼ一直線状に並んで保持されることになる。この状態でピストンロッド23を前進又は後退させて、外側プレート2、3と内側プレート4との位置調整を行い、バーニヤ金具1の長さを調整する。尚、複動形シリンダ21は、手動で操作するものとする。
【0031】
例えば、バーニヤ金具1が図3(a)に示すように標準長さであった場合に、長さを短くするときは係合部24を内側プレート4の基端部側の係合孔8aに係合させて、ピストンロッド23を後退させれば、標準長さと最小長さとの間で調整できる。また、長さを長くするときは、係合部24を内側プレート4の先端側の係合孔8cに係合させて、ピストンロッド23を前進させれば、標準長さと最大長さとの間で調整できる。調整する長さが短いときは、係合部24を中間の係合孔8bに係合させれば、ピストンロッド23の移動量を少なくして、作業時間を短縮することもできる。
【0032】
尚、バーニヤ金具1の長さの調整は、外側プレート2、3のボルト挿通孔5と内側プレート4の位置決め孔7の組合わせを変更することによって行うため、段階的に行われる。例えば、外側プレート2、3のボルト挿通孔5をピッチ30mmで形成し、内側プレート4の位置決め孔7をピッチ40mmで形成した場合は、10mm単位でバーニヤ金具1の長さを調整することができる。
【0033】
このようにして所望の長さとなるように外側プレート2、3と内側プレート4との位置調整を行った後に、連結ボルト9をボルト挿通孔5と位置決め孔7に貫入して外側プレート2、3と内側プレート4とを連結し、調整工具20を取り外して調整作業を終了する。
【0034】
以上のように本参考例によれば、調整工具20を構成する部品点数が少なくなるため、コンパクトかつ軽量となり、取扱いが容易になると共に、高所での調整作業も容易になる。また、調整工具20はバーニヤ金具1の上側から取り付けることができるため、作業者1人だけでも取付作業及び調整作業を行うことができ、作業効率を向上させることができる。例えば、4導体の場合は下側のバーニヤ金具に対しては、従来の調整工具60は高さを考慮して水平方向から取り付ける必要があり、そのため2人の作業者を必要としたが、上記した調整工具20であれば高さを考慮することなく上方向から取り付けることができるため、作業者は1人だけで良く、作業コストを低減させることができる。
【0035】
また、調整工具20をバーニヤ金具1に取り付けるようにしたので、従来のようなバーニヤ金具40の両端に接続された特殊な連結金具45、48に代えて、標準的な連結金具を使用することができ、部品コストを低減できる。また、標準的な連結金具は特殊な連結金具よりも短いので、耐張クランプ15を支持物により近付けて架設することができる。これによって、当該支持物に取り付けられた別の耐張がいし装置によって架設された送電線との間を接続するジャンパ線が短くなり、コストを低減することができる。
【0036】
さらに、弛度調整時には、調整工具20とバーニヤ金具1とが一体となって必要な長さだけ伸縮させるため、手数がかからずに、作業性が向上する。
【0037】
尚、本参考例では、調整工具20を係合させるための係合部として、外側プレート2、3に係合突起2a、3aを、内側プレート4に係合孔8をそれぞれ形成したけれども、逆に、外側プレート2、3に係合孔を、内側プレート4に係合突起をそれぞれ形成してもよく、さらには外側プレート2、3及び内側プレート4に共に係合突起を形成してもよいし、あるいは共に係合孔を形成してもよい。また、調整工具20の本体22を外側プレート2、3に係合させ、係合部24を内側プレート4に係合させる場合を説明したけれども、本体22を内側プレート4に係合させ、係合部24を外側プレート2、3に係合させるようにしてもよい。
【0038】
係合部の形状としては様々なものが考えられるが、外側プレート2、3の側面に係合突起2a、3aを形成したことによって、内側プレート4により近い位置に調整工具20の本体22を係合させることができ、調整工具20の小型化を図ることができる。これは、係合孔の場合は内側プレート4の影響を受けない位置、即ち外側プレート2、3の基端側に形成する必要があり、そのため内側プレート4の係合部との距離が長くなり、調整工具20の長さが長くなるからである。また、係合突起2aと3aとの間には一対の外側プレート2、3及び内側プレート4の3つの部材が存在することになるので、これらの3つの部材の上面で重量のある本体22を支えることもできるため、安定して調整工具20を支持することができる。一方、内側プレート4は単独で調整工具20を支持する必要があるため、係合孔8を形成し、調整工具20の係合部24をボルト32を用いて係合させることによって、安定して調整工具20を支持することができる。
【0039】
従って、本参考例のように、外側プレート2、3に形成した係合突起2a、3aに本体22を係合させ、内側プレート4に形成した係合孔8に係合部24をボルト32で係合させて、調整工具20をバーニヤ金具1に装着する態様が最適である。
【0040】
尚、外側プレート2、3と内側プレート4の各基端部側に係合孔を形成すれば、従来の調整工具60を使用することもできる。もっとも上述のように種々の欠点を解消するためには、上記構造の調整工具20を使用するのが好ましい。
【0041】
図5〜図7は、本発明の調整工具70の実施形態を説明するための図である。本実施の形態の特徴は、バーニヤ金具1aを挟んで略180度対向する位置にそれぞれ配置される2本の複動形シリンダ73a、73bを備えた調整工具70を用いるようにしたことである。尚、本実施の形態は上述した参考例と類似しており、同一の構成には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0042】
図5は、調整工具70の構成を示し、(a)は上面図であり、(b)は側面図であり、(c)は耐張クランプ15側から見た係合部71の正面図であり、(d)はがいし側から見た本体72の背面図である。調整工具70には、バーニヤ金具1a(図6参照)を挟んで略180度対向する位置にそれぞれ配置される2本の複動形シリンダ73a、73bが取着された本体72と、複動形シリンダ73a、73bの各ピストンロッド74a、74bの先端側が取着された係合部71とを備え、バーニヤ金具1aに対して上方から装着される。
【0043】
尚、図6に示すバーニヤ金具1aは、図1に示すバーニヤ金具1とほとんど同じ構成であるが、相違点は、外側プレート2、3の先端部に係合突起2a、3aを形成する代わりに、基端部側に係合孔18、18を形成したことである。
【0044】
係合部71は、その中央部に嵌合溝75を有することによって正面から見て略U字状に形成された取付板76と、上記嵌合溝75に沿って耐張クランプ15側に突出して形成された一対の係合片77a、77bとを備える。嵌合溝75は、内側プレート4に装着できるように、内側プレート4の幅及び高さとほぼ同じ幅及び深さに形成されている。
【0045】
また、係合片77a、77bには、ボルト挿通孔31、31が形成されている。そして、係合部71は、嵌合溝75に内側プレート4を嵌合して装着すると共に、ボルト挿通孔31、31を内側プレート4の係合孔8a、8b、8cのいずれかに一致させる。それから、図示しないボルトをボルト挿通孔31、31及び係合孔8に挿通し、ナットを螺合し、一対の係合片77a、77bが内側プレート4に取り付けられる。
【0046】
本体72は、その中央部に嵌合溝78を有することによって正面から見て略U字状に形成された取付板79と、上記嵌合溝78に沿ってがいし側に突出して形成された一対の係合片80a、80bとを備える。嵌合溝78は、外側プレート2、3に装着できるように、内側プレート4を介在した状態での外側プレート2、3の幅及び高さとほぼ同じ幅及び深さに形成されている。また、係合片77a、77bにはボルト挿通孔81、81が形成されている。そして、本体72は、嵌合溝78に外側プレート2、3を嵌合して装着すると共に、ボルト挿通孔81を外側プレート2、3の係合孔18、18に一致させる。それから、図示しないボルトをボルト挿通孔81、81及び係合孔18、18に挿通し、ナットを螺合し、一対の係合片80a、80bが外側プレート2、3に取り付けられる。
【0047】
尚、正確に位置関係を説明すると、図5(c)に示すように、複動形シリンダ73a、73bの中心軸線をそれぞれL1、L2とし、バーニヤ金具1aの中心軸線(張力の作用線)をL3としたとき、中心軸線L1、L2を含む仮想平面P上に中心軸線L3が存在し、L1とL3との間の距離とL2とL3との間の距離がほぼ等しいことが望ましい。
【0048】
このようにバーニヤ金具1aを挟んで略180度対向する位置に2本の複動形シリンダ73a、73bを配置したので、この2本の複動形シリンダ73a、73bでバーニヤ金具1aに作用する張力を受けることになる。従って、上記張力の作用線L3と複動形シリンダ73a、73bの中心軸線L1、L2とが同一直線上に存在しないことによってシリンダ73a、73b及びピストンロッド74a、74bに生じる曲げモーメントが互いに打ち消し合うことになる。
【0049】
図7は、バーニヤ金具1aの長さ調整方法を説明するための側面図であり、(a)はバーニヤ金具1aが標準長さであるときを示し、(b)は最小長さであるときを示し、(c)は最大長さであるときを示している。調整方法は、上述したバーニヤ金具1と同様に、係合部71を内側プレート4の係合孔8a、8b、8cのいずれかに係合させて、ピストンロッド74a、74bを前進又は後退させれば、所望の長さに調整することができる。
【0050】
以上のように本実施の形態によれば、ピストンロッド74a、74bをスムーズに前進又は後退させることができ、バーニヤ金具1aの長さ調整作業が容易になる。また、2本の複動形シリンダ73a、73bを使用したことによって、能力の低い小形・軽量の複動形シリンダを用いることができ、調整工具70の小形化及び軽量化を図ることができる。これによって、調整工具70の取り扱いが容易になり、高所での作業が行い易くなると共に、安全性も向上する。
【0051】
尚、本実施の形態においても上述の参考例と同様の効果が得られる。また、バーニヤ金具1aと調整工具70との係合構造についての変形例も同様に適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
上記請求項1の調整工具では、バーニヤ金具を挟んで略180度対向する位置にそれぞれ配置された2本の複動形シリンダでバーニヤ金具に作用する張力を受けることになる。このように張力を、その両側から均等に支持する構造を採用したので、各複動シリンダをスムーズに動作させることができ、バーニヤ金具の長さ調節作業が容易になる。また、2本の複動形シリンダを使用したことによって1本の複動形シリンダに作用する力は上記張力の約半分になるため、能力の低い小形・軽量の複動形シリンダを用いることができる。これによって、調整工具の小形化及び軽量化を図ることができる。また、2本の複動シリンダをバーニヤ金具の上方部と下方部とに配置したので、所定の調整位置において外側プレートと内側プレートとを相互に連結する際に、複動シリンダが作業の邪魔になるのを抑制できる。
【0053】
また、上記調整工具は、バーニヤ金具に取り付けるようにしたので、従来のようなバーニヤ金具の両端に接続された特殊な連結金具に代えて、標準的な連結金具を使用することができ、部品コストを低減できる。また、標準的な連結金具は特殊な連結金具よりも短いので、耐張クランプを支持物により近付けて架設することができる。これによって、当該支持物に取り付けられた別の耐張がいし装置によって架設された送電線との間を接続するジャンパ線が短くなり、コストを低減することができる。
【0054】
さらに、バーニヤ金具の長さを調整する時、即ち架空送電線の弛度調整時には、調整工具とバーニヤ金具とが一体となって必要な長さだけ伸縮させるため、手数がかからずに作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例におけるバーニヤ金具の構成を示し、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。
【図2】 上記バーニヤ金具の取付け状態を示す上面図である。
【図3】 上記バーニヤ金具の長さ調整方法を説明するための側面図である。
【図4】 参考例における調整工具の取付け状態を示す正面図であり、(a)は本体を示し、(b)は係合部を示す。
【図5】 本発明の実施形態の調整工具の構成を示す構成図である。
【図6】 バーニヤ金具の構成を示す構成図である。
【図7】 バーニヤ金具の長さ調節方法を説明するための側面図である。
【図8】 従来のバーニヤ金具の取付け状態を示す上面図である。
【図9】 従来のバーニヤ金具の長さ調整方法を示す側面図である。
【図10】 従来のバーニヤ金具の長さ調整方法を示す側面図である。
【符号の説明】
1aバーニヤ金具
2 外側プレート
3 外側プレート
4 内側プレート
8 係合孔
15耐張クランプ
18係合孔
70調整工具
71係合部
72本体
73a複動形シリンダ
73b複動形シリンダ

Claims (2)

  1. 一対の外側プレート(2)(3)間に内側プレート(4)を介在し、長手方向に相互に位置調整可能にして長さ調整可能にすると共に、所定の調整位置において上記一対の外側プレート(2)(3)と上記内側プレート(4)とを相互に連結可能に構成したバーニヤ金具(1a)を、鉄塔などの支持物に取着されたがいしと架空送電線を把持した耐張クランプ(15)との間に介設した架空送電線において、弛度調整を行う際に用いる調整工具(70)であって、上記調整工具(70)は、上記一対の外側プレート(2)(3)が嵌合される第1の嵌合溝(78)が形成された第1の取付板(79)と、上記第1の嵌合溝(78)の軸線に対して略平行に上記第1の取付板(79)から突出すると共に、第1のボルト挿通孔(81)が各々に形成された一対の第1の係合片(80a)(80b)と、上記内側プレート(4)が嵌合される第2の嵌合溝(75)が形成された第2の取付板(76)と、上記第2の嵌合溝(75)の軸線に対して略平行に上記第2の取付板(76)から突出すると共に、第2のボルト挿通孔(31)が各々に形成された一対の第2の係合片(77a)(77b)と、一端部が上記第1の取付板(79)に固定され、他端部が上記第2の取付板(76)に固定された一対の複動形シリンダ(73a)(73b)と、を備えており、上記一対の複動形シリンダ(73a)(73b)は、それぞれ、上記第1のボルト挿通孔(81)の中心軸線及び上記第2のボルト挿通孔(31)の中心軸線の両方を含む仮想平面から見て反対の側にあり、且つ、上記バーニヤ金具(1a)を挟んで略180度対向する位置となるように、上記第1の取付板(79)及び上記第2の取付板(76)に固定されていて、上記第1の取付板(79)の上記第1の嵌合溝(78)に上記一対の外側プレート(2)(3)を嵌合し、上記一対の外側プレート(2)(3)の各々に形成された第1の係合孔(18)と上記一対の第1の係合片(80a)(80b)の各々に形成された上記第1のボルト挿通孔(81)とにボルトを挿通しナットを螺合すると共に、上記第2の取付板(76)の上記第2の嵌合溝(75)に上記内側プレート(4)を嵌合し、上記内側プレート(4)に形成された第2の係合孔(8)と上記一対の第2の係合片(77a)(77b)の各々に形成された上記第2のボルト挿通孔(31)とにボルトを挿通しナットを螺合してから、上記一対の外側プレート(2)(3)及び上記内側プレート(4)の相互の位置調整を行うことを特徴とする架空送電線の弛度調整に用いる調整工具。
  2. 上記一対の外側プレート(2)(3)の各々に形成された上記第1の係合孔(18)上記内側プレート(4)に形成された上記第2の係合孔(8)との間に、上記一対の外側プレート(2)(3)と上記内側プレート(4)とを連結するために上記一対の外側プレート(2)(3)の各々に形成した複数個のボルト挿通孔(5a〜5g)上記内側プレート(4)に形成した複数個の位置決め孔(7a〜7i)とが、配置されていることを特徴とする請求項1の架空送電線の弛度調整に用いる調整工具。
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