JP4146634B2 - 2次情報利用システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
原始データを圧縮し、情報化し、表記を行うデータ加工技術(圧縮/暗号/プロトコル)に関するものである。
また、上記加工データをネットワークもしくは運搬により、データ保管庫に移送する技術(ネットワーク)に関するものである。
また、移送されたデータを保管する技術に関するものである。データ保管者は、通常、圧縮、暗号化されたまま安全に保管する。この技術(データ保管、バックアップ)に関するものである。
また、この圧縮、暗号化、表記付がされた加工データを伸長、復号化してデータ処理可能な形とし、必要により表記に基づきデータを分類整理する技術。伸長、暗号化に必要な既定アルゴリズム、鍵の構成技術が背景にある(伸長、復号、分類)に関するものである。
また、このデータを経時的に保管し、目的に応じた処理が可能な状態にする技術(データウェアハウス)に関するものである。
また、このデータウェアハウス内のデータからデータ分析手段によりデータを加工、処理して、判断、行動をより有効にするための情報、知識、知恵を抽出する技術(データマイニング)に関するものである。
また、上記伸長、復号、分類等の復元情報を原始データの所有者からデータ保管者に安全に移送する技術及び原始データが改竄されないことを保証する技術(秘密鍵情報技術、公開鍵情報技術、ディジタル署名技術)に関するものである。
また、データからプライバシー保持上、不都合なデータを除去する技術(無個性化技術)に関するものである。
また、各レベルのデータ及びこれから生成された情報、知識、知恵を評価する技術、課金技術、取引技術(eトレード技術)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
データ倉庫eビジネス(従来の形)
最近、通信コストの大幅低下と暗号技術実用化によるセキュリティの確保が具体化するにつれ、リモートオンラインバックアップなるビジネスがスタートしている。この場合、データ保管依頼者は、例えば、自らのパソコンが蓄積保有するデータがディスク破壊、ミスオペレーション、盗難等により失われた場合の損害を防止するために、データ預かりと保管とをビジネスとする第3者にネットワークを通じて保有データの保管をアウトソーシングすることがある。現在は、データ保管依頼者の保有するデータの転送、保管のコスト低減のため、上記データが圧縮され、更に、セキュリティを確保するために暗号化された圧縮、暗号化データがネットワークを通じてデータ保管者のデータ倉庫に移送され、そのまま保管される。データ保管依頼者がデータを消失した場合は、データ保管者に返送依頼をすることにより、圧縮、暗号化データをネットワークを通じて返送してもらい、データ依頼者が自らこの圧縮、暗号化データからデータを伸長、復号して元のデータを再現し、活用することができる。
以上が、ネットワークを利用したリモート、オンラインバックアップなるデータ倉庫eビジネスの実体である。当然、データ保管依頼者は、データ預かり保有者にデータ保管料を支払う。これにより、データ保管依頼者は、保管に伴うコストが省略でき、データ預かり保管者は、応分の保管料を得ることによりビジネスを成立させている。
【0003】
しかしながら、上記データの転送を行う通信ビジネスとデータの保管を行うデータ倉庫ビジネス/データバックアップビジネスとは、独立に存在し、統合された形で存在しなかった。
【0004】
また、データの収集と保管について、以下の従来技術が存在する。
テープの保管倉庫からテープライブラリ装置による自動倉庫の運用に見る如き、全物依存の形のもの。リモートオンラインバックアップのようなネットワーク依存形のものがある。いずれもデータ所有者から保管を依頼され、勝手に再利用することはなかった。即ち、テープは封印され、リモートバックアップデータは、圧縮、暗号化されて保管されている。これらは、依頼者の了解の基に開封、解凍すれば利用可能となる。これ以降は、データベースにおける知識発見(KDD:Knowlege Discovery in Databases又はビジネスインテリジェンス)の領域に入る。
【0005】
また、データウェアハウス(データの正規化)という、以下の従来技術が存在する。
蓄積開封されたデータを、その後の知的加工が容易な形にして保管する。即ち、傾向分析を可能にするための履歴データの形で保管し、データの洗浄、一貫性、重複の排除、定義の排除を行い、更に、必要により積極的に外部追加情報を取り入れて補強を行い、更に、コード化を行う。これらは、既にデータウェアハウス技術として、ITにおける一分野をなしており、その技術、製品が入手可能である。
【0006】
また、データマイニング(データから情報、知識を発見、抽出)という、以下の従来技術が存在する。
データウェアハウスのデータからクラスタリング、領域分割、予測等の手法により傾向分析を得る。この実施は、強力なコンピューティングパワーを必要とするので、マルチプロセッシングシステムの採用が望ましい。これらも既に、データマイニング技術として、ITにおける一分野をなしており、その技術、製品が入手可能である。
【0007】
また、アクセス(情報、知識の報告)として、以下の従来技術が存在する。
目的に応じた視覚化技術を用いて、表、グラフ等で表示して判断、行動に結びつけやすい形にする。これは、クライアントサーバ、ウェブ技術の適用により効果的に実現できる。
【0008】
以上のように、操作データをデータベースとして保管する一方、データウェアハウス、データマイニング技術により判断、行動に資することはあったが、原始データ源は社内に止まり、知識等の成果物の利用も社内に止まっていた。特に、外部から依頼保管中のデータを上記操作データに加え、加工し、2次データとして再利用し、また、この2次データを販売する等は思いもよらなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、データをグローバルに集め、蓄積することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、蓄積されたデータを処理することにより、情報、知識、知恵を抽出することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、上記情報、知識、知恵をデータの原所有者の許可の基に、広く流通、活用することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、広く流通、活用することにより、データが、蓄積、保管にコストがかかることから開放され、、データの再利用、流通により、むしろ、データをプロフィットの源泉にすることを目的とする。
【0013】
また、本発明は、データを社内のみならず、グローバルに集めることから、視野を広げたナレッジマネジメントを可能にすることを目的とする。
【0014】
また、本発明は、データを現在のみならず、過去のものも活用することにより、時間維持を含むナレッジマネジメントを可能にすることを目的とする。
【0015】
また、本発明は、情報が、蓄積、移送が容易なことから、予め配布し、使用したときに課金される超流通、データプールを用意し、搬入/販売者と搬出/購入者が任意に活用できる完全目的市場を形成することを可能にすることを目的とする。
【0016】
また、本発明は、情報が、使用しても減らず、無限増殖過程を形成できることから、情報を資源不足と公害から開放される人類の資産にすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の2次情報利用システムは、
異なる1次情報を有する複数の所有者から得た上記1次情報の使用の許可情報の入力を促す許可問合部と、
上記許可問合部により入力された許可情報に対応する上記1次情報を複数入力し、入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成する処理部と、
上記処理部により処理された2次情報を販売する販売部と
を備えたことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の2次情報利用システムは、
所有者の異なる複数の1次情報を記憶する1次情報記憶部と、
上記1次情報記憶部に記憶された1次情報の所有者に上記1次情報の使用の許可情報の入力を促す許可問合部と、
上記許可問合部により入力された許可情報に対応する上記1次情報を上記1次情報記憶部より複数入力し、入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成する処理部と、
上記処理部により処理された2次情報を販売する販売部と
を備えたことを特徴とする2次情報利用システム。
【0019】
また、上記処理部は、入力された複数の1次情報を統計情報に加工するデータマイニング部を有することを特徴とする。
【0020】
また、上記処理部は、上記1次情報の所有者がだれであったか特定することができないように入力された1次情報を加工する無個性化部を有することを特徴とする。
【0021】
また、上記許可問合部は、上記1次情報を復号する伸長アルゴリズム情報と復号鍵との内少なくとも1つを入力し、
上記処理部は、上記伸長アルゴリズムにより特定される伸長アルゴリズムと復号鍵との内少なくとも1つに基づいて上記1次情報を復号する復号化部を有することを特徴とする。
【0022】
また、上記2次情報利用システムは、さらに、上記2次情報を記憶する2次情報記憶部を備え、
上記販売部は、ユーザから2次情報の利用要求を受け付け、上記利用要求に基づいて上記2次情報記憶部に記憶された2次情報の中から検索する検索部と、
上記検索部により検索された2次情報を上記ユーザに出力する2次情報出力部と
を有することを特徴とする。
【0023】
また、上記販売部は、上記2次情報出力部により出力される上記2次情報の販売料を所定の販売料金額を用いて決済する決済部と、
上記販売料金額を2次情報使用料額と1次情報使用料額とに分割する分割部と、
上記1次情報使用料額を出力する使用料出力部と
を有することを特徴とする。
【0024】
本発明の2次情報利用方法は、2次情報利用システムが行なう2次情報利用方法であって、
異なる1次情報を有する複数の所有者から得た上記1次情報の使用の許可情報の入力を促し、
上記入力された許可情報に対応する上記1次情報を複数入力し、入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成し、
上記処理された2次情報を販売することを特徴とする。
【0025】
本発明の2次情報利用方法は、2次情報利用システムが行なう2次情報利用方法であって、
所有者の異なる複数の1次情報を記憶し、
上記記憶された1次情報の所有者に上記1次情報の使用の許可情報の入力を促し、
上記入力された許可情報に対応する上記1次情報を複数入力し、
入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成し、
上記処理された2次情報を販売することを特徴とする。
【0026】
本発明のコンピュータに実行させるためのプログラムは、
所有者の異なる複数の1次情報を記憶する1次情報記憶処理と、
上記1次情報記憶処理で記憶された1次情報の所有者に上記1次情報の使用の許可情報の入力を促す許可問合処理と、
上記許可問合処理により入力された許可情報に対応する上記1次情報を上記1次情報記憶処理より複数入力し、入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成する2次情報処理と、
上記2次情報処理により処理された2次情報を販売する販売処理と
を備えたことを特徴とする。
【0027】
本発明の2次情報利用システムは、
異なる1次情報を有する複数の所有者から得た上記1次情報の使用の許可情報を記憶する許可記憶部と、
上記許可記憶部により記憶された許可情報に対応する上記1次情報を複数入力し、入力された複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成する処理部と、
上記処理部により処理された2次情報を利用するために記憶する利用記憶部とを備えたことを特徴とする。
【0028】
本発明のデータ処理システムは、
顧客から所定の管理金額で1次情報を管理記憶することを委託され、上記1次情報を複数管理記憶する1次情報記憶部と、
上記1次情報記憶部に記憶された複数の1次情報を入力し、入力された上記複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成する処理部と、
上記処理部により処理された2次情報を所定の販売料金額を用いて販売する販売部と、
上記販売部により販売された上記2次情報の所定の販売料金額から上記所定の管理金額を差し引いた差額を計算し、計算された上記差額が正の値である場合には、上記顧客に上記差額を支払い、上記差額が負の値である場合には、上記顧客から上記差額を徴収する決済をする決済部と
を備えたことを特徴とする。
【0029】
本発明のデータ自己増殖システムは、
顧客から1次情報を管理記憶することを委託され、上記1次情報を複数管理記憶する1次情報記憶部と、
上記1次情報記憶部に記憶された複数の1次情報を入力し、入力された上記複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成し、生成された上記1つの2次情報を上記1次情報記憶部に記憶することを繰り返し、上記1次情報記憶部に記憶された複数の1次情報を多重処理する処理部と
を備えたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1を示した図である。
図1において、10は、許可問合部、20は、2次情報処理を行なう処理部、21は、データマイニング部、22は、無個性化部、23は、復号化部、30は、販売部、31は、検索部、32は、2次情報出力部、33は、決済部、34は、分割部、35は、使用料出力部、40は、1次情報記憶部の一例であるデータセンタ(DATAセンタ)、50は、2次情報記憶部の一例である2次データベース、100は、2次情報利用システム、200は、データウェアハウス、300は、クライアントPC(Personal Computor)、400は、ユーザPCである。処理部20は、データマイニング部21、無個性化部22、復号化部23を備えている。また、販売部30は、検索部31、2次情報出力部32、決済部33、分割部34、使用料出力部35を備えている。
【0031】
図2は、実施の形態1のネットワーク構成を示した図である。
図2において、301は、分散クライアント、302は、分散サーバ、303は、分散ストレージ、310,320は、ファイバチャネルで接続されるストレージエリアネットワーク(SAN)、330は、ストレージオーバIP(INTERNET PROTOCOL)ゲートウェイ、340は、ルータ、360,370は、IP(INTERNET PROTOCOL)ネットワーク回線である。
分散クライアント301は、その総数が、数百から数百万、それ以上に拡大してもよい。ストレージエリアネットワーク310,320は、ストレージオーバIPゲートウェイ330を経由して、IPネットワーク回線360に接続されている。
全てのシステムは、それぞれが保有するルータ340を経由してグローバルなIPネットワーク回線360に接続される。
図2においては、データセンタ40が、2次情報利用システム100の外部に構成されているが、データセンタ40が、2次情報利用システム100の外部に構成されていても構わない。図1のように、データセンタ40が、2次情報利用システム100の内部に構成されている場合には、IPネットワーク回線370は、専用回線であっても構わない。
【0032】
分散クライアント301は、そのクライアントの数において、分散サーバ302と分散ストレージ303とは、記憶容量の点で本実施の形態1のスケールと有効性を拡大するものである。データセンタ40は、データバックアップセンタでもあって、IPネットワーク回線360を通じて、分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303からデータを圧縮、暗号化してセキュリティを確保した状態で転送を受け、かつ、保管する。通常、データは、圧縮、暗号化した状態で、かつ、データをミラー処理により二重蓄積して、安全性の高い保管をしている。安全性の高い保管をすることにより、ユーザに対し、安全なデータ保管庫としての技能をネットワークを通して提供している。データセンタ40に保管された1次情報である保管データは、分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等である各データ送付先の操作データであり、送付先の都合で常に操作され、その都度、古いデータは消去されることもある。
【0033】
図3は、実施の形態1のデータ加工過程を示す。
まず、許可問合部10は、1次情報であるデータの送信者であり上記データの所有者である分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等に対し、次の1)〜3)の許可、同意を促し、分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等から許可情報を入力させる。
1)圧縮、暗号化してあるデータの伸長、復号、即ち、解凍。
2)データが更新、操作される前に、発時データとしてデータの複製。
3)原データ所有者のプライバシー保護のための無個性化、データの抽象化後の2次利用。
S(ステップ)510において、復号化部23は、データの解凍処理をおこなう。許可問合部10は、データセンタ40に圧縮、暗号化されて保管されている各データ所有者の操作データについて、所有者である分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等から許可の印として許可情報の一例である伸長アルゴリズム情報の報告及び暗号の復号鍵を入手する。復号化23は、上記伸長アルゴリズム情報により特定される伸長アルゴリズムと復号鍵とに基づいて上記1次情報を復号する。圧縮、伸長アルゴリズムは各種方式があるが、既に一般的であり、これは予めお互いの了解事項にしておく。暗号については、共通鍵方式であるDES(DATA ENCRYPTION STANDARD)がよく知られており、DESの強化版であるトリプルDESを使用すれば、現在の技術で盗難されることはない。更に、データ送信者を確認し、受信データが改竄されていないことも合わせて確認するには公開鍵暗号方式があり、RSA(RIVEST SHAMIR ADLEMAN)がよく知られており、RSAを使用する。これらの圧縮、暗号化技術は、既に衆知のことであり、詳細は省略する。
ここで、上記許可問合部10は、所有者である分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等から許可情報の入力を促し、許可情報を入力させているが、上記許可問合部10は、入力された許可情報を記憶する許可記憶部であっても構わない。
S520において、処理部20は、操作データを複製し、抽出する。最も一時的な表形式のリレーショナルデータベース(SQL(STRUCTURED QUERY LANGUAGE))の形式で蓄積する。
S530において、処理部20は、データの洗浄処理をおこない、定義の一貫性、重複の排除、発時の排除を行う。
S540において、処理部20は、今後の分析に有効と思われる情報を外部から追加する補強処理を行う。
S550において、無個性化部22は、今後の分析に値する情報を持つデータを選出するこの過程でデータに内在するプライバシーを保護するために無個性化する射影操作を実行する。
S560において、データマイニング部21は、無個性化されたデータに基づいて、クラスタリング、領域分割を行ない、また、将来を予測するデータマイニングを行なう。
S570において、データマイニングされた2次情報が形成される。
S580において、形成された2次情報が2次データベース50に出力される。
上記各ステップは、フィードバックを繰り返しながらユーザにとって有意義な2次情報を形成する。
【0034】
ここで、以下に無個性化部22がおこなう処理の一例を示す。
図4は、S540において補強処理されたデータを表した図である。
図4において、データの管理番号、データ所有者、データに内在する顧客の生年月日、上記顧客の年収、上記顧客のローン残高、上記顧客の自動車の所有、家の所有、上記顧客の住所、上記顧客の購入品種に関するデータが記載されている。1次情報の一例として、データの管理番号ごとのデータでも構わないし、データ所有者ごとでも構わない。
図5は、内在データの入力が欠けるデータの管理番号に該当する1次情報を削除した図である。
図5において、管理番号「10204」の1次情報が削除された。
図6は、無個性化中間図である。
図6において、データ所有者が削除され、住所を地域番号へ、誕生日を年齢へ、自動車の所有情報と家の所有情報とを「Y」から「1」、「N」から「0」へ変換する。
図7は、無個性化最終図である。
図7において、管理番号ごとのデータを同一地域ごとに集約し、年齢と年収とローン残高との内在データを平均化する。更に、購入品種については、各内在データを項目に変換し、同一地域ごとに集約された管理番号ごとのデータについて、上記項目に1つでも該当するものを「1」、該当するものが無いものは「0」と表現する。また、自動車の所有情報と家の所有情報とについても、同一地域ごとに集約された管理番号ごとのデータについて、上記項目に1つでも該当するものを「1」、該当するものが無いものは「0」と表現する。
以上のように、コード化の工程でSQL操作である射影や平坦化を行うことにより、データの原所有者のプライバシーを保つための無個性化、抽象化を行なう。すなわち、1次情報の所有者がだれであったかを特定することができないように加工する。
【0035】
利用記憶部の一例である2次データベース50は、上記処理部20により処理された2次情報を利用するために記憶する。また、2次データベース50は、2次情報を検索することができるようにデータベース化されている。
【0036】
次に、販売部30は、2次情報をユーザに販売する。販売部30は、2次情報をユーザに販売するにあたり、ユーザから2次情報の利用要求の入力をユーザPC400を介して受け付け、検索部31は、上記利用要求に基づいて上記好みの2次情報を2次データベース50に記憶された2次情報の中から検索する。
そして、2次情報出力部32は、上記検索部31により検索された2次情報を上記ユーザPC400に出力する。
【0037】
また、決済部33は、上記2次情報出力部32により出力される上記2次情報の販売料を所定の販売料金額を用いて決済する。そして、分割部34は、上記販売料金額を2次情報使用料額と1次情報使用料額とに分割する。使用料出力部35は、上記1次情報使用料額を分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等のデータ所有者すなわちクライアントPC300に対し出力する。
【0038】
ここで、実施の形態1における2次情報利用システムは、以下のようなデータ処理システムであってもよい。すなわち、
1次情報記憶部40は、顧客から所定の管理金額で1次情報を管理記憶することを委託され、上記1次情報を複数管理記憶し、
処理部20は、上記1次情報記憶部40に記憶された複数の1次情報を入力し、入力された上記複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成し、
そして、販売部30は、上記処理部20により処理された2次情報を所定の販売料金額を用いて販売し、
決済部33は、上記販売部30により販売された上記2次情報の所定の販売料金額から上記所定の管理金額を差し引いた差額を計算し、計算された上記差額が正の値である場合には、上記顧客に上記差額を支払い、上記差額が負の値である場合には、上記顧客から上記差額を徴収する決済をする。
以上のように、データ処理システムは、情報の蓄積、保存あるいは処理に伴う費用(対価)をその情報を2次利用することにより得られる利益(対価)との差額で決済する形のビジネスを実現することができる。
【0039】
また、ここで、実施の形態1における2次情報利用システムは、以下のようなデータ自己増殖システムであってもよい。すなわち、
1次情報記憶部40は、顧客から1次情報を管理記憶することを委託され、上記1次情報を複数管理記憶し、
処理部20は、上記1次情報記憶部40に記憶された複数の1次情報を入力し、入力された上記複数の1次情報を処理して1つの2次情報を生成し、生成された上記1つの2次情報を上記1次情報記憶部40に記憶することを繰り返し、上記1次情報記憶部に記憶された複数の1次情報を多重処理する。
以上のように、データ自己増殖システムは、情報が使用、配布により減耗しないことを利用して、空間的、時間的広がりをもつ情報を繰り返し多重処理することにより、目的に応じた新しい情報を作り出すことができる。
【0040】
以上のように、データ倉庫であるデータセンタ40に保管されているデータをそこで死することなく再利用することに、本発明のポイントがある。即ち、データ預かり保管者であるデータセンタ40が保管依頼者である分散クライアント301、分散サーバ302、分散ストレージ303等のいずれかから許可を得て圧縮、暗号化されて保管しているデータを伸長、復号化して原始データを得て、上記原始データから有効な情報、知識を抽出し、判断、行動を効果的ならしめる点が最大のポイントである。
【0041】
ここで、実施の形態1におけるデータの収集、蓄積には、例えば、リモートオンラインバックアップ技術を用いてもよい。リモートオンラインバックアップ技術によりネットワークを通じ、グローバルにデータを安全、かつ、効率よく収集、蓄積することができる。
また、蓄積したデータをデータ原所有者の許可の基に利用可能な形に解凍には、例えば、上記のように暗号の復号化等のネットワークセキュリティ技術により実現する。
また、利用可能になったデータを知的処理して、データから情報、知識を抽出することは、例えば、上記のようにデータウェアハウス、データマイニング技術により実現する。データウェアハウス技術として、例えば、操作データから履歴データを選択するデータの選択工程、一貫性の確保と重複多義の排除をする洗浄工程、必要により外部情報の補強をする補強工程、属性の単純表示と平坦化を行なって機械処理し易くするコード化工程等の工程を踏んで情報、知識の抽出準備を行なう。データマイニング技術として、例えば、問合せ言語、径時的手法、可視化、OLAP(ONLINE ANALYTICAL PROCESSING)、事例に基づく学習(K−NN)、決定木、連想規則、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム等の手法によりデータの中に埋まっている情報、知識を発見的に抽出する。
また、データの収集を広域、かつ、大量にするには、例えば、最新のネットワークストレージ技術を用いてもよい。例えば、SAN(ストレージエリアネットワーク)を広域のIPネットワークで接続するSAN over IPの手法は有効である。
また、得られた知識の課金、配布は既に情報のネットワーク販売で実現されている技術を用いてもよい。
また、データの原所有者のプライバシーを必要とする部分の無個性化、抽象化は、例えば、上記のようにデータウェアハウス技術の活用で実現する。
【0042】
以上のように、本実施の形態1は、
イ)原始データ所有者が原始データを圧縮、暗号化等の加工をする。例えば、データ圧縮/伸長について、差分、ライトワンスを用いてもよい。セキュリティ面において、暗号化/復号化技術として、秘密鍵方式のDES、TRIPLE DES、MISTY等、公開鍵方式のRSAを用いてもよい。本人認証技術として、固定パスワードとワンタイムパスワード、バイオメトリック認証、パスワードとID番号等を用いてもよい。改ざん防止技術として、ディジタル署名、電子透かし等を用いてもよい。システムとして、PKI(PUBLIC KEY INFRASTRUCTURE)、CA(CERTIFICATE AUTHORITY)局を用いてもよい。
ロ)ネットワーク、もしくは、運搬によりデータを保管者に転送する。例えば、転送媒体として、アナログ電話網、ISDN(INTEGRATED SERVICES DIGITAL NETWORK)、専用線、VPN(VIRTUAL PRIVATE NETWORK)、CATV(CABLE TELEVISION)、光ファイバ、衛星、地上波、スペクトル拡散等を用いてもよい。ネットワークとして、LAN(LOCAL AREA NETWORK)、WAN(WIDE AREA NETWORK)、MAN(METROPOLITAN AREA NETWORK)、インターネット、イントラネット等を用いてもよい。輸送/運搬技術として、テープ、光ディスク等を用いてもよい。
ハ)データ保管者は、通常は、この圧縮、暗号化データをそのまま保管してデータ倉庫の技能を果たす。例えば、媒体として、手動式メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク/ライブラリ、テープ/ライブラリ等を用いてもよい。保管形態として、DASD(DIRECT ACCESS STORAGE DEVICE)、NAS(NETWORK ATTACHED STRAGE)、SAN等を用いてもよい。
ニ)原始データ所有者とデータ保管者に一定の信頼、取引関係が成立した場合に、データ保管者は、原始データ所有者から圧縮、暗号化された加工データを伸長、復号して原始データを得るアルゴリズム、鍵を入手して、原始データを再現する。
ホ)この原始データを最新のデータ分析手段により加工、処理して、判断、活動をより有効にするための情報、知識、知恵を抽出する。
ヘ)この情報、知識、知恵は、原始データの所有者はもとより、原始データ所有者の了解を得られる形にして、一般にも販売する。
ト)原始データに一般的価値がある場合には、その利用料が保管料を上回り、原始データ依頼者はデータ保管料を支払わず、所定の収入を得ることも期待できる。
【0043】
実施の形態1のように、蓄積されたデータを保管するに止めず、そのデータを再活用することにより新しいビジネスを創出する。銀行は、お金を預かるに止めず、そのお金を運用することにより金利を生み、銀行業を営んできた。従って、この発明の好適な実施例は、データバンク、ナレッジバンク、ウイズダムバンクに関するものである。
実施の形態1では、最新のIT技術を統合した具体化手段と、原始データの所有者と保管者の間にひとつの信頼関係、データの価値に対する合意、プライシングルールの存在が前提となる。お金は使えばなくなるが、データは使ってもなくならず、むしろ、増殖するものである。
【0044】
以上のように、実施の形態1は、第三者が解読、利用不可能な状態で保管されているデータをデータの所有権者から解読手段、解読権を入手し、そのデータを解読利用できる手段と、そのデータに所定の処理を加えることにより意味のある情報、知識を抽出する手段とを組み合わせることによる情報流通、販売ビジネス、データ2次(再)利用ビジネスである。
特に、実施の形態1は、データ所有者から保管者へのデータ転送をネットワークを通じて行うものである。
また、実施の形態1は、解読手段、解読権の移送をネットワークを通じて行うものである。
また、上記ネットワークは、インターネット等のグローバルネットワークを通じて接続され、原データの所有者とデータの保管者と意味ある情報を抽出するデータ処理者とは、「1:1:1」、「1:1:n」、「1:n:1」、「1:n:n」、「n:1:1」、「n:1:n」、「n:n:1」或いは「n:n:n」の形で点在し、相互に、或いは、相互の形を超えて自由市場の形で取引が行われる。
また、情報は、移送、使用により減らないことから、実施の形態1は、予め広く配布し使用に応じて対価を支払う超流通の形のビジネスである。
また、実施の形態1は、仲間内電話取引により、情報の所有者と使用者間で情報の取引をするビジネスであってもよい。
【0045】
ここで、実施の形態1において、データの収集、保管は、例えば、米国CONNECTED社のTLMシステムを用いてもよい。他に、VERITAS社のNETWORKER等であってもよい。
また、大量データの収集用としては、例えば、SANとして日立のSANRISEを用いてもよい。これを広域に接続する手段としては、SAN VALLY社のSAN OVER IP SL1000を用いてもよい。
また、データウェアハウス、データマイニングの組み合わせ製品としては、例えば、Integral Solutions社のClementineを用いてもよい。また、IBM社のIntelligent Minerを用いてもよい。また、Livingstones社の4 Thoughtを用いてもよい。また、情報、知識の課金、流通の形としては、例えば、楽天市場を用いてもよい。
【0046】
以上のように、実施の形態1は、最近注目集めるナレッジマネジメントの暗黙知の収集範囲をグローバルに拡げ、かつ、マネジメント活動そのものを最新のIT技術により自動化できる。
また、実施の形態1では、データを単にそのまま保管するデータ倉庫が費用のかかるコストセンタから再利用、流通させることにより、プロフィットセンタに変わる。目下の銀行がお金を預かるのみならず、運用して利子を生んでいるのに似る。
また、情報は、お金のように使っても減らない。省資源、無公害の一大事業として無限の増殖過程を歩む。その結果、人類に知恵をもたらす。
また、情報、知恵は、蓄積、転送が可能なことから水やガスのように使用料に応じてそのとき支払いできることから超流通の形成ができる。
また、実施の形態1では、ネットワークを通じて、データの搬入、販売者とデータ、或いは、それを活用した情報、知識の搬出、購入者とがひとつのデータ/情報プールを通して、自由に取り引きできる(自由市場の形成)。
【0047】
以上の実施の形態1の説明において「〜部」として説明したものは、すべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。
これらのプログラムは、例えば、C言語により作成することができる。或いは、HTMLやSGMLやXMLを用いても構わない。或いは、JAVA(登録商標)を用いて画面表示を行っても構わない。
また、各実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、ROM(Read Only Memory)などの記録媒体に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上記実施の形態を実施させるプログラムは、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)で実行されるものである。
また、上記実施の形態を実施させるプログラムは、FXD(FlexibleDisk)、磁気ディスク装置、光ディスク、CD等その他の記録媒体に記憶されていても構わない。
【0048】
【発明の効果】
本発明の好適な実施例によれば、データをグローバルに集め、蓄積するという顕著な効果を達成することができる。
【0049】
本発明の好適な実施例によれば、蓄積されたデータを処理することにより、情報、知識、知恵を抽出するという顕著な効果を達成することができる。
【0050】
本発明の好適な実施例によれば、上記情報、知識、知恵をデータの原所有者の許可の基に、広く流通、活用するという顕著な効果を達成することができる。
【0051】
本発明の好適な実施例によれば、広く流通、活用することにより、データが、蓄積、保管にコストがかかることから開放され、、データの再利用、流通により、むしろ、データをプロフィットの源泉にするという顕著な効果を達成することができる。
【0052】
本発明の好適な実施例によれば、データを社内のみならず、グローバルに集めることから、視野を広げたナレッジマネジメントを可能にするという顕著な効果を達成することができる。
【0053】
本発明の好適な実施例によれば、データを現在のみならず、過去のものも活用することにより、時間維持を含むナレッジマネジメントを可能にするという顕著な効果を達成することができる。
【0054】
本発明の好適な実施例によれば、情報が、蓄積、移送が容易なことから、予め配布し、使用したときに課金される超流通、データプールを用意し、搬入/販売者と搬出/購入者が任意に活用できる完全目的市場を形成することを可能にするという顕著な効果を達成することができる。
【0055】
本発明の好適な実施例によれば、情報が、使用しても減らず、無限増殖過程を形成できることから、情報を資源不足と公害から開放される人類の資産にするという顕著な効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示した図である。
【図2】 実施の形態1のネットワーク構成を示した図である。
【図3】 実施の形態1のデータ加工過程を示す。
【図4】 補強処理されたデータを表した図である。
【図5】 内在データの入力が欠けるデータの管理番号に該当する1次情報を削除した図である。
【図6】 無個性化中間図である。
【図7】 無個性化最終図である。
【符号の説明】
10 許可問合部、20 処理部、21 データマイニング部、22 無個性化部、23 復号化部、30 販売部、31 検索部、32 2次情報出力部、33 決済部、34 分割部、35 使用料出力部、40 データセンタ、502次データベース、100 2次情報利用システム、200 データウェアハウス、300 クライアントPC、301 分散クライアント、302 分散サーバ、303 分散ストレージ、310,320 ストレージエリアネットワーク、330 ストレージオーバIPゲートウェイ、340 ルータ、360,370 IPネットワーク回線、400 ユーザPC。
Claims (2)
- 原始データを所有する複数の所有者から、データ保管料を徴収して、原始データのオンラインバックアップデータとして預かった1次情報を記憶するとともに、記憶した1次情報を加工して2次情報を生成し、生成した2次情報を利用のために販売する2次情報利用システムであって、
処理を実行するセントラル・プロセッシング・ユニット(Central Processing Unit:CPU)と、
所有者の異なる複数の項目を有する複数の1次情報を所有者が所有する原始データのオンラインバックアップデータとして、圧縮された状態でかつ第三者が利用不可能な暗号化された状態で記憶する1次情報記憶部と、
上記複数の1次情報を加工して生成された2次情報を記憶する2次情報記憶部と、
上記CPUにより、上記1次情報記憶部に第三者が利用不可能な状態で記憶された複数の1次情報の複数の所有者のクライアント装置複数に対して、ネットワークを介して、上記1次情報の使用の許可情報として、上記1次情報の伸張アルゴリズム情報と復号鍵と、上記1次情報の複製を許可する情報と、上記1次情報の所有者を保護するために上記1次情報に所定の加工をすることを許可する情報とを含む許可情報の入力をそれぞれ促すとともに、上記CPUにより、複数の1次情報の複数の所有者のクライアント装置複数から、ネットワークを介して、上記1次情報を復号する伸長アルゴリズム情報と復号鍵とを含む許可情報をそれぞれ入力する許可問合部と、
上記CPUにより、上記許可問合部によりそれぞれ入力された許可情報に対応する上記1次情報を上記1次情報記憶部より複数入力し、上記CPUにより、上記伸長アルゴリズム情報により特定される伸長アルゴリズムと復号鍵とに基づいて上記1次情報をそれぞれ復号する復号化部と、
上記CPUにより、復号化部が復号した複数の1次情報をそれぞれ複製し、複製した複数の1次情報のそれぞれに対して、複数の項目のうち所有者を特定する項目とその項目のデータとを削除し、
削除を行った残りの複数の項目のうちコード化することがあらかじめ決められている複数の項目のデータを上記CPUによりコード化データへ変換し、
同一のコード化データを有する複数の1次情報の複数の項目のうち数値データを有するあらかじめ決められた項目について項目毎にデータの合計値を求め、求めた項目毎の合計値から項目毎の平均値を上記CPUにより求め、求めた平均値を項目毎の値とすることにより、コード化データが同じである複数の1次情報を1つの1次情報にまとめる加工をする無個性化部と、
上記無個性化部により加工された複数の1次情報を上記CPUにより入力して、入力した複数の1次情報を上記CPUによりデータマイニングして2次情報を生成し、生成した2次情報を上記CPUにより上記2次情報記憶部に記憶するデータマイニング部と
を有する処理部と、
上記処理部により処理された2次情報を販売するために、ユーザから2次情報の利用要求を上記CPUにより入力して、上記利用要求に基づいて上記2次情報記憶部に記憶された2次情報を上記CPUにより検索する検索部と、
上記検索部により検索された2次情報を上記CPUにより上記ユーザのクライアント装置に対してネットワークを介して出力する2次情報出力部と、
上記2次情報出力部により出力される上記2次情報の販売料を所定の販売料金額を用いて上記CPUにより計算して決済する決済部と、
を有する販売部と
を備え、
上記決済部は、上記2次情報の利用要求を入力したユーザが、上記1次情報記憶部が記憶している1次情報の所有者である場合、上記所定の販売料金額から上記1次情報のデータ保管料を差し引いて差額を求め、求めた差額が正の値である場合は、上記差額を上記ユ ーザに支払う決済を行い、求めた差額が負の値である場合は、上記差額を上記ユーザから徴収する決済を行う
ことを特徴とする2次情報利用システム。 - 上記販売部は、
上記決済部が決済する上記販売料金額を2次情報使用料額と1次情報使用料額とに上記CPUにより分割する分割部と、
上記1次情報使用料額を上記CPUにより出力する使用料出力部と
を有することを特徴とする請求項1記載の2次情報利用システム。
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