JP4146574B2 - Onion preparation machine - Google Patents

Onion preparation machine Download PDF

Info

Publication number
JP4146574B2
JP4146574B2 JP10507299A JP10507299A JP4146574B2 JP 4146574 B2 JP4146574 B2 JP 4146574B2 JP 10507299 A JP10507299 A JP 10507299A JP 10507299 A JP10507299 A JP 10507299A JP 4146574 B2 JP4146574 B2 JP 4146574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
onion
conveying
conveying means
belt
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10507299A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2000295983A (en
Inventor
康夫 森安
洋平 金尾
利明 竹房
聡 日沖
輝正 三木
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイレイ工業株式会社 filed Critical セイレイ工業株式会社
Priority to JP10507299A priority Critical patent/JP4146574B2/en
Publication of JP2000295983A publication Critical patent/JP2000295983A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4146574B2 publication Critical patent/JP4146574B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場から掘り取った後の玉葱を出荷できる状態にすべく、上部の茎と下部の根を切断する玉葱調製機の技術に関する。詳細には、該玉葱調製機において、玉葱の茎と根の切断を確実に精度良く行うべく、切断する際に玉葱の姿勢を安定させて保持する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、左右一対のスクリュー軸よりなる第一搬送手段と、該第一搬送手段の下流側の上部に左右対向して配置されたベルト等の無端体よりなる第二搬送手段を配置し、該第二搬送手段の後部上方に根を切断する根切断手段が配置され、該第二搬送手段後部と第一搬送手段後部との間にディスクカッターによりなる茎切断手段が配置されており、前記第一搬送手段で茎を挟んで下方に向けて根を上方へ向けながら下流へ搬送し、搬送途中より第二搬送手段で玉葱の玉部を挟みながら後方へ搬送して、前記根切断手段で根を切断し、茎切断手段で茎を切断する玉葱調製機の技術が公知となっている。例えば、特開平７−６７６０５の技術である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の玉葱調製機は、第一搬送手段で玉葱を鉛直の倒立姿勢に揃えたとしても、該第一搬送手段から第二搬送手段に玉葱を受継する際に玉葱が前後に傾いて、第二搬送手段により搬送される際に鉛直倒立からずれた姿勢となってしまうことがあった。この場合、鉛直な倒立姿勢で根切断手段や茎切断手段により根及び茎を切断することができないので、根が切断されない部分が生じたり、根や茎が斜めに切断されたりして、再び調製が必要となったり、玉葱の商品価値を低下させたりする不都合があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項１においては、左右一対の螺旋状の回転軸を互いに逆方向に回転させて搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段と、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段とを有する玉葱調製機において、前記回転軸のそれぞれの外周面に多数の毛体を突出し、搬送終端側の第二搬送手段への受継域の毛体の硬度を、他の搬送域の毛体の硬度より高くしたものである。
【０００５】
請求項２においては、水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段と、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段とを有する玉葱調製機において、該第二搬送手段の始端部の高さを上下調整可能としたものである。
【０００６】
請求項３においては、水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段（１６）と、該第一搬送手段（１６）から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段（１７）と、該第二搬送手段（１７）で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段（３）とを有する玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）は、互いに平行に周回された上側ベルト（３０Ｈ）、中側ベルト（３０Ｍ）、下側ベルト（３０Ｌ）の三本の搬送ベルトを、水平方向に一対を配置し、上記第一搬送手段（１６）により搬送された玉葱は、上記第二搬送手段（１７）の上側ベルト（３０Ｈ）及び下側ベルト（３０Ｌ）に挟持される前に、上記中側ベルト（３０Ｍ）に挟持されるものである。
【０００７】
請求項４においては、請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の外周面に突起（９９）を等間隔に設けたものである。
【０００８】
請求項５においては、請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の外周面に突起（９９）を等間隔に設け、かつ、該中側ベルト（３０Ｍ）は、該第一搬送手段（１６）で順次搬送される玉葱を、上記突起（９９）が受け継いで搬送するように同期して駆動されるものである。
【０００９】
請求項６においては、請求項３記載の玉葱調製機において、第一搬送手段（１６）による搬送作用が行われる領域と、第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の突起（９９）による搬送作用が行われる領域とが一部重複するものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。図１は本発明の一実施例に係る玉葱調製機の全体的な構成を示した側面図、図２は同じく正面図、図３は同じく平面図である。
【００１１】
まず、玉葱調製機の全体構成について、図１〜図３より説明する。本発明の玉葱調製機１は、移動用キャスター１０ａ付きの設置台１０上に複数の支柱１２・１２・・・を立設し、該支柱１２・１２・・・の上下中途部に左右略平行の第一機台１１ａ・１１ａ及び第二機台１１ｂ・１１ｂを前後方向（図１における左右方向）に支持し、第一機台１１ａ・１１ａ間は、該玉葱調製機１の前方（図１における左側）において補強フレーム１３を横架している。
【００１２】
そして該機台１１ａ・１１ｂ上においては、前側に第一搬送手段たる整列搬送装置１６を配置し、後側に第二搬送手段たる挟持搬送装置１７を設けている。この第一搬送手段と第二搬送手段により、玉葱を後方へ搬送する搬送部２が構成される。上記整列搬送装置１６においては玉葱の茎を下方に向けた姿勢に整列させる整列工程が行われ、後側の挟持搬送装置１７では整列された玉葱を切断部３に案内して玉葱の根及び茎を切断する切断工程が行われる。
【００１３】
該挟持搬送装置１７の上方には、玉葱の根を切断する根切断手段たる根切断装置４を配し、下方には玉葱の茎を切断する茎切断手段たる茎切断装置６を配し、上記根切断装置４と茎切断装置６とにより切断手段たる切断部３が構成される。上記切断部３により根及び茎を切断した玉葱は、後部の排出部７から排出する構成としている。
【００１４】
また、複数の前記移動用キャスター１０ａで支持された設置台１０下方には、前後方向に複数個のゴミ受け３２・３２・３２が着脱可能に取り付けられており、該ゴミ受け３２内に玉葱の搬送時に剥がれ落ちた玉葱の表皮や土、切断された根や茎等が落下される。
【００１５】
次に、前記整列搬送装置１６に玉葱を供給するホッパ１９について説明する。該ホッパ１９は前記整列搬送装置１６の上方に設けられ、その後端にはコンテナ台１９ａを傾動可能に軸支している。このコンテナ台１９ａの位置は上記切断部３の上方としており、該コンテナ台１９ａには収穫した玉葱が入ったコンテナ１９ｂを載置可能としている。そして、このコンテナ台１９ａにコンテナ１９ｂを載置して図１の鎖線で示すようにコンテナ台１９ａとともにコンテナ１９ｂを上方に回動して傾けることにより、コンテナ１９ｂ内の玉葱を、前側のホッパ１９内に投入できる構成としている。
【００１６】
前記ホッパ１９はその前後左右を側板により覆われる構成としており、底面には複数の桟９・９・・・を機体１の前後方向に平行に装架している。そして、この桟９・９・・・の下方にはゴミ受け９ａが配設され、玉葱についた泥土等や玉葱から剥がれた表皮のクズ等が、桟９・９・・・の間を通過して下方のゴミ受け９ａに落下するようにしている。また、この桟９・９・・・は側面視で前方側が上、後方側が下となるように適宜傾斜させて、ホッパ１９に投入された玉葱は重力により桟９・９・・・上を転がってあるいは滑って後方へ移動するようにしている。
【００１７】
そして、ホッパ１９後部においては左右一側（本実施例では図２における右側）側面の側板を一部欠切しており、該欠切部分から上記整列搬送装置１６に玉葱を案内するためのシュート部１５をホッパ１９に周設している。該シュート部１５は、ホッパ１９の側板に沿うように平面視Ｌ字状に曲げられた通路としており、また床面を後側が上、前側が下となるように適宜角度だけ傾斜させた構成としている。
【００１８】
この構成により、玉葱調製機の右側より作業者がホッパ１９内の玉葱の中から腐っていたり欠けていたりする不良な玉葱を選別して機外に取り出し、残った（状態が良好な）玉葱をシュート部１５に導いて、該シュート部１５内を転がせて前方に移動させ、該シュート部１５終端に設けたガイド１５ａ・１５ａに案内されて、整列搬送装置１６の始端に落下させる。
【００１９】
また、前記ホッパ１９下方に配置されたゴミ受け９ａは、左側方へスライドさせて取り外すことができるように構成して、作業終了時にゴミ受け９ａ内に溜まった屑等を取り出せるようにしている。同様に、設置台１０下方に配したゴミ受け３２・３２・３２も、図３に示すように、スライドさせて同様に取り外し可能として、ゴミ受け３２内に堆積した屑等を排出できるようにしている。
【００２０】
次に、第一搬送手段たる前記整列搬送装置１６の構成について説明する。図４は玉葱調製機の搬送部及び切断部を示す平面図、図５は搬送ブラシの側面図である。
【００２１】
即ち、該装置を構成する二本の搬送ブラシ２０・２０は、図１で示すように玉葱調製機１の前方から後方にかけて前後方向に左右平行に配置された基軸２０ａ・２０ｂと、該基軸２０ａ・２０ｂにそれぞれ相対回転不能に取り付けられた回転軸２０ｚ・２０ｚによりなる。該基軸２０ａ・２０ｂの前端は補強フレーム１３に固定した図示せぬ支持部材に軸支され、後端は第二機台１１ｂに橋架した図示せぬ支持部材に軸支される。また、図２・図４で示すように、二つの基軸２０ａ・２０ｂの前端には、それぞれ入力スプロケット２１ａ・２１ｂが固設され、設置台１０前部に載置されるモータ２２よりベルト２４ａ・２４ｂ、チェーン２４ｃを介して動力が伝達され、左右の基軸２０ａ・２０ｂを、図２における矢印Ｖ方向及び矢印Ｗ方向に回転駆動させることにより、搬送ブラシ２０・２０がそれぞれ互いに逆方向の内側に等速で回転駆動される。
【００２２】
また、整列搬送装置１６の前部においては、搬送ブラシ２０・２０の左右両側に側方ガイドフレーム１４・１４が装着されている。側方ガイドフレーム１４・１４の高さは、搬送ブラシ２０・２０上を搬送される玉葱が搬送ブラシ２０・２０上から側方へ落下しないように適宜調整可能として、玉葱が搬送ブラシ２０・２０の間上を後方へ搬送されるように案内している。
【００２３】
続いて、上記搬送ブラシ２０・２０の構成について説明する。即ち、図５に示すように、この搬送ブラシ２０は、搬送始端側（前方側）の一定長さの領域において、回転軸２０ｚにスポンジやゴムや発泡性の合成樹脂等の弾性体からなる搬送部材２０ｓを螺旋状に巻設して、玉葱を後方へ向けて搬送するための搬送域Ｘとしている。一方、前記搬送域Ｘより搬送方向終端側（後方側）の領域は、玉葱を後方の第二搬送手段たる挟持搬送装置１７へ受け継ぐための受継域Ｙとしている。
【００２４】
そして、上記搬送域Ｘの搬送部材２０ｓ巻設部分以外の部分には、回転軸２０ｚの外周面に毛体２０ｘを等間隔に突出し、さらに受継域Ｙの部分においては、回転軸２０ｚの外周面のすべてにわたって一面に等間隔に毛体２０ｙを突出している。以上構成により、搬送ブラシ２０・２０が回転すると、この毛体２０ｘ・２０ｙの毛先に玉葱の茎が引っかかって茎を下方へ引っ張ることで、後述する整列羽根２８の押倒作用とあいまって、根部が直上方を向く倒立の姿勢に玉葱が揃えられる。
【００２５】
また、左右の回転軸２０ｚ・２０ｚに螺旋状に巻設された搬送部材２０ｓ・２０ｓは、図４に示すように、螺旋が左右で逆向きでかつ等しいピッチに形成され、対向した左右の搬送部材２０ｓ・２０ｓが略当接した状態で、回転軸２０ｚ・２０ｚが等しい回動速度で互いに逆方向の内側（図２における矢印Ｖ方向及び矢印Ｗ方向）に、回動するようにしている。こうして、玉葱が搬送される左右の搬送ブラシ２０・２０の上面は、上記搬送域Ｘにおいては搬送部材２０ｓ・２０ｓと毛体２０ｘ突出部分とが搬送方向に交互に並ぶようになり、両搬送ブラシ２０・２０間上の玉葱はこの毛体２０ｘ突出部分に受け入れられ、螺旋状の搬送部材２０ｓ・２０ｓの回転により後方に押進される。
【００２６】
また、ホッパ１９の下方であって、前記搬送域Ｘの前後中途部の上方位置には、整列羽根２８・２８が配置されている。以下この整列羽根について説明する。図６は搬送ブラシ及び整列羽根の構成を示した正面断面図、図７は整列羽根の構成を示した側面図である。
【００２７】
即ち、図４・図６・図７に示すように、上記搬送域Ｘの搬送方向中途位置の左右外方に縦回転軸２８ａ・２８ａを軸線を垂直に向けて配置し、該縦回転軸２８ａ・２８ａの上部に整列羽根２８・２８を固設している。縦回転軸２８ａ・２８ａは前記搬送ブラシ２０・２０より下方に突出され、その下端部にはプーリー２８ｂ・２８ｂ' が固設され、前記伝動軸５に設けられた第二出力プーリー５ｃからベルト４０を介して駆動力を得て、矢印ｚ・ｚ（図４）のように互いに逆方向に駆動される。
【００２８】
また、図４に示すように、左右の整列羽根２８・２８の先端が搬送中心を通過するように回転軸心位置及び整列羽根２８の長さが設定され、左右の両回転軸２８ａ・２８ａは、平面視で前後位置をずらしており、また整列羽根２８・２８は適宜回転位相をずらしており、回転させたときに左右の整列羽根２８・２８が互いに干渉しないようにしている。さらに、図６・図７に示すように、前記搬送ブラシ２０・２０とベルト４０等の動力伝達部との間にはカバー４２が配置され、玉葱の外皮や土等の屑が動力伝達部にかからないようにしている。
【００２９】
更に、前記整列羽根２８は、図４・図６に示すように、縦回転軸２８ａ上部の接線方向に当接棒９０を突設して、該当接棒９０の回動方向の前面に整列羽根２８を固設した構成としている。即ち、前記縦回転軸２８ａ上部に平面視四角形状のボス２８ｃが固設され、該ボス２８ｃの各面上部に当接棒９０の一端を固設して、縦回転軸２８ａの接線方向に当接棒９０の他端を突設している。該当接棒９０はゴムや樹脂等の適宜弾性を有する素材により形成され、搬送される玉葱の茎部に当接する際に傷をつけないようにしている。該当接棒９０に固設される整列羽根２８・２８は樹脂製の板状体等より形成され、当接棒９０より下方に延出され、縦回転軸２８ａの回転により下方に向けて風を起こすようにしている。尚、整列羽根２８は外周部分において下部を斜めに欠切されて、該整列羽根２８が玉葱の玉の部分に当たって傷をつけることのないようにして、玉葱の商品価値の低下を防止している。
【００３０】
従って、シュート部１５から整列搬送装置１６の始端側に落下した時点では玉葱の姿勢は様々であるが、茎が上を向いている場合は、整列搬送装置１６で搬送される途中で左右の当接棒９０で玉葱の該茎部を後方へ押倒して玉葱を回転させることで、上記毛体２０ｘの下方への回動巻き込み作用ともあいまって二本の搬送ブラシ２０・２０の間へ玉葱の茎部が引き込まれ、茎が下を向き、根の部分が上を向いた倒立の姿勢に玉葱を揃える。そして、玉葱が上記搬送域Ｘの後端より後方に搬送されて受継域Ｙまで搬送されると、該受継域Ｙにおいて突出される毛体２０ｙの引掛け巻込み作用により茎側が下方に引っ張られて、玉葱は根部が鉛直上方を向いた倒立の姿勢となるよう整えられる。このように、第一搬送手段たる整列搬送装置１６により茎が下を向き、根の部分が上を向いた倒立の姿勢に玉葱を揃えて、第二搬送手段たる挟持搬送装置１７に受け渡すことにより、該挟持搬送装置１７上方の根切断装置４で根を切断でき、挟持搬送装置１７下方の茎切断装置６で茎を切断できるようにしているのである。
【００３１】
また、当接棒９０によって玉葱が押倒されて姿勢が揃えられるとともに、整列羽根２８の回転により下方への風が起こり、当接棒９０で玉葱の茎部を押倒した際や搬送ブラシ２０・２０による搬送の際に玉葱から外皮や土等が剥がれても、周囲に飛散しないように強制的に下方に送り、前記ゴミ受け３２内に落下させるようにしている。また、該外皮や土が毛体２０ｘに引っかかって目詰まりを生じることが低減され、搬送ブラシ２０・２０による搬送能力を良好に保つようにしている。
【００３２】
尚、上記受継域Ｙの部分においては、毛体２０ｙが一面に突出されるのみで搬送部材２０ｓは設けられず、後方への送り作用がないため、受継域Ｙ上にある玉葱は、上記搬送域Ｘから搬送される次の玉葱に押し出されて、いわば玉突きのように後方に押進され、順次上記挟持搬送装置１７に挟持され受け継がれる構成としている。但し、玉突き時に玉葱が傾斜するが、後述する突起によって傾斜は解消される。
【００３３】
更には、整列搬送装置１６の搬送ブラシ２０・２０の上記受継域Ｙは、後述する挟持搬送装置１７の前部と平面視で一部重複して、搬送が途切れないようにし、搬送ブラシ２０・２０の受継域Ｙで支持している玉葱を、挟持搬送装置１７を構成する左右の挟持ベルト３０・３０前部で受け継いで、切断部３による切断工程を行うようにしている。
【００３４】
次に、第二搬送手段たる挟持搬送装置１７について説明する。図８は搬送ブラシ、挟持搬送装置及び根切断装置の構成を示した側面図部分断面図、図９は挟持搬送装置の挟持ベルトにより搬送ブラシ上の玉葱を挟持した状態を示した正面断面拡大図、図１０は搬送ブラシから挟持搬送装置への駆動伝達構成を示す後面断面図である。
【００３５】
即ち、この挟持搬送装置１７は、搬送された玉葱の玉部を左右両側から挟持して搬送するものであり、図４・図８で示すように、この挟持搬送装置１７は左右の機台１１・１１に支持されたローラ台３４に複数のテンションローラ３３ａ・３３ｂ・・・及び左右一対の駆動ローラ３５・３５及びベルト搬送ローラ３６・３６を左右対称に配置して、その支持軸を垂直方向に向けて回転自在に軸支した構成としている。
【００３６】
そして、左右のテンションローラ３３ａ・３３ｂ・・・、駆動ローラ３５・３５及びベルト搬送ローラ３６・３６には、左右一対の挟持ベルト３０・３０を巻回している。該挟持ベルト３０は、ゴムや発泡性の合成樹脂等の弾性体により構成しており、図９に示すように中心から上下に向かって厚みが増大するようにして、外周面に略「く」字状の搬送面３０ａ・３０ａを形成しており、挟持搬送装置１７中央にて左右の両挟持ベルト３０・３０の上記搬送面３０ａ・３０ａが互いに対向するようにしている。この構成とすることにより、図９に示す如く両挟持ベルト３０・３０の間に玉葱の玉部を上下左右斜めから挟持することができ、搬送の際の玉葱の姿勢のブレを防止できるようにしている。
【００３７】
また、図４に示すように、前記挟持ベルト３０は平面視において玉葱調製機１の前後方向に長い略楕円形状となるよう巻回されている。また、前記テンションローラ３３ａ・３３ｂ・・・は、アーム端部に枢支され図示せぬバネによって付勢されており、機体内側に位置するテンションローラ３３ａは機体中央側へ付勢され、左右の上記「く」字状搬送面３０ａ・３０ａの間の距離が玉葱の玉部の幅より小さくなるように付勢して、玉葱を搬送面３０ａ・３０ａの間に確実に挟みこんで搬送できるようにし、根や茎を切断するときに玉葱がブレて切断位置がずれることのないようにしている。一方、機体外側に位置するテンションローラ３３ｂは機体外側方向へ付勢され、上記挟持搬送面３０ａが大きい玉葱を挟持した際に内側のテンションローラ３３ａが上記付勢力に抗して機体外側方向へ押動された場合でも、挟持ベルト３０が弛むことのないように、適正な張力を挟持ベルト３０・３０に付与することとしている。
【００３８】
また、左右の挟持ベルト３０・３０の駆動構成については、図８・図１０で示すように、左右の上記基軸２０ａ・２０ｂのそれぞれの回転が変速機構を介して水平伝動軸７４・７４に伝達され、水平伝動軸７４・７４よりベベルギア及び垂直伝動軸７８・７８を介して駆動ローラ３５・３５に駆動力が伝達され、挟持ベルト３０・３０が駆動されている。即ち、搬送ブラシ２０・２０と挟持ベルト３０・３０は、同一の動力源であるモータ２２より駆動される構成としており、両搬送装置１６・１７が単一の動力源により駆動されるようにしている。
【００３９】
前記基軸２０ａ・２０ｂの回転を変速して伝達する上記変速機構は、基軸２０ａ・２０ｂ後端に固設したスプロケット７３と、水平伝動軸７４前端に固設したスプロケット７５とをチェーン７６で巻回して、両者７３・７５を連動連結する構成としている。この両スプロケット７３・７５による変速比を適正に設定することにより、搬送ブラシ２０・２０の駆動を玉葱の整列に適した速度とし、挟持ベルト３０・３０の駆動を切断に適した速度に合わせることができる。
【００４０】
また、前記挟持搬送装置１７の前部においては、最前部のテンションローラ３３ａ・３３ａの間隔は、左右のベルト搬送ローラ３６・３６の間隔より狭くなっており、この部分においては挟持ベルト３０・３０が搬送方向に向かって左右の幅が狭まるように構成され、平面視で略「Ｖ」字状となるようにしている。この「Ｖ」字状に挟まれた空間Ｓにおいては、左右の挟持ベルト３０・３０によって玉葱を搬送することはなく、その後方の最前部のテンションローラ３３ａ・３３ａ間の位置において、挟持ベルト３０・３０が左右から玉葱に接触し、挟持搬送作用が開始される。尚、以下においては、この挟持搬送作用が開始される位置Ｐを「挟持開始位置」と定義する。
【００４１】
また、上記空間Ｓは平面視で上記搬送ブラシ２０・２０の受継域（図５に示すＹ）と重複しているため、前記搬送ブラシ２０・２０の搬送部材２０ｓにより搬送された玉葱がこの空間Ｓに至ると、送り作用がないため毛体２０ｙの巻き込みのみが作用し、玉葱は茎部が下方へ引っ張られるのみとなり、この結果、根部が真上を向く倒立の姿勢となるように玉葱が揃えられる。そして、この姿勢のまま次に搬送されてきた玉葱によって玉突き的に押し出されて、挟持開始位置Ｐに達すると、該位置Ｐより挟持ベルト３０・３０によって後方側へ搬送され、切断部３による切断工程が行われるのである。
【００４２】
次に、根切断手段たる根切断装置４の構成について説明する。図１１は挟持搬送装置、根切断装置及び茎切断装置の構成を示す後面断面図である。
【００４３】
即ち、図８に示すように、根切断装置４は切断ヘッド４ａとそれを支持する支持アームから構成され、切断ヘッド４ａが挟持開始位置Ｐの上方近傍位置に、上下に揺動可能に調節されている。更に、支持アーム４ｂと支柱１２との間には、付勢バネ４１が介装され、切断ヘッド４ａの自重とバランスさせて、玉葱の上部に当接させて切断ヘッド４ａをスムーズに上下動させることができるようにしている。以上構成により、挟持搬送装置により搬送される玉葱の大きさのバラツキにより、玉葱の根部の高さがばらついても、個々の玉葱の根部の高さに合わせて切断ヘッドの高さを逐次変更することにより、高さにバラツキのある玉葱の根部も確実に切断できるようにしている。
【００４４】
前記切断ヘッド４ａは、図８・図１１に示すように、搬送方向に対して直交する方向（左右方向）に軸心を有する切断駆動軸４９と、搬送方向の左右中央位置より左右側部へ偏った位置に突設した複数の倣い板４７・４７・・・、切断駆動軸４９の接線方向に固設した複数枚の切断刃４８・４８・・・等より構成されている。前記切断駆動軸４９端部は支持アーム４ｂより左右外側へ突出され、その一端部にプーリー５３が固定され、支持アーム４ｂの回動基部に配したモータ３９より図示せぬプーリー、ベルトを介して駆動力が伝達され、切断刃４８・４８・・・及び倣い板４７・４７・・・を回転させている。
【００４５】
また、前記切断駆動軸４９の支持アーム４ｂより左右両側へ突設された端部にはファン９２・９２が固設され、該ファン９２・９２外周面がファンカバー９３・９３によって被装されている。この構成により、前記モータ３９の駆動力によりファン９２・９２を回転させると、前記ファンカバー９３・９３の側部の開口より外気が吸引されて、ファンカバー９３・９３の吐出口より下方へ送風するようにしている。
【００４６】
よって、整列搬送装置１６により茎を下方に向け、根を上方に向けた姿勢に揃えられた玉葱は、挟持搬送装置１７へ受け継がれた後に、後方に搬送されて、切断ヘッド４ａの切断刃４８・４８・・・により根を切断される。このとき、切断ヘッド４ａの下面側における切断刃４８・４８・・・の駆動方向が玉葱の搬送方向と逆向きになっているので、切断の際の玉葱に対する切断刃４８の相対速度が大きくなり、より確実に玉葱の根部を切断することができるのである。
【００４７】
尚、前記切断刃４８で切断された根は切断方向に沿って前方に（玉葱の搬送方向と逆方向に）飛ばされ、挟持ベルト３０により「Ｖ」字状に挟まれた前記空間Ｓを中心に様々な位置に落下するが、搬送ブラシ２０・２０上に落下した根は、その回転によって搬送ブラシ２０・２０間を通過して下方のゴミ受け３２に落下することとなり、切断後の根が周囲に飛び散ることはない。また、前記ファン９２・９２の駆動により下方に向けて風が吹き出されているので、切断された根は強制的に下方に吹き飛ばされることとなり、後述する茎切断装置６の切断刃３１ａ・３１ｂ上に根が落下して、その回転によって根が周囲に飛散されること等を抑制し、前記ゴミ受け３２から外れた位置に根が落下して周囲が汚れるのを防ぐようにしている。
【００４８】
次に、茎切断手段たる茎切断装置６の構成について説明する。即ち、図８に示すように、茎切断装置６は挟持ベルト３０・３０の下方に配設されており、平面視における位置は図４に示す如く上記切断ヘッド４ａの後方としている。そして、水平方向に回転する左右の切断刃３１ａ・３１ｂを対向配置させ、左右の切断刃３１ａ・３１ｂの外周部分は鋸状に構成しており、また互いに上下高さをずらして、一方がわずかに高くなるように配置し、平面視においてその外周端部が重なるように配置している。そして、図１１に示す如く、上記切断刃３１ａ・３１ｂの左右一側側方には切断刃駆動軸６６を回転自在に垂直支持しており、上記伝動軸５上に固定した第三出力プーリー５ｄからベルト６８を介して、切断刃駆動軸６６下端に設けたプーリー６７に回転が入力され、該切断刃駆動軸６６上端に設けたプーリー６９からベルト７２、プーリー７０・７１を介して、左右の切断刃３１ａ・３１ｂが互いに逆向きに水平方向に回転する。
【００４９】
このような構成において、下方に茎を向けた状態で挟持搬送装置１７により搬送されてくる玉葱は、該茎切断装置６において、下部の茎部分が二枚の切断刃３１ａ・３１ｂにより切断されるのである。
【００５０】
以上に示すように、根切断装置４及び茎切断装置６により上下の根及び茎を切断された玉葱は、切断部３を通過し、更に挟持ベルト３０・３０により後方に向けて搬送され、最終的には排出部７から放出され、一連の調製工程が完了する。
【００５１】
次に、以上に示した玉葱調製機１に適用されている、整列搬送装置１６から挟持搬送装置１７に玉葱をスムーズに受け継いで搬送するための構成について、以下に詳述する。図１２は毛体の巻き込み作用により玉葱が沈み込む様子を示した正面断面拡大図、図１３は図１２の状態の玉葱が挟持搬送装置に挟持された様子を示した正面断面拡大図である。
【００５２】
つまり、整列搬送装置１６の搬送ブラシ２０・２０上を搬送されてきた玉葱が、上記受継域Ｙにある際は、図１２に示すように毛体の巻き込み作用による力Ｆが働くため、玉葱の茎の太さや毛体２０ｙの毛先の引っかかりの状態によっては、玉葱は茎部分が下方に強く巻き込まれ引っ張られて、玉葱全体が下方に沈み込むことがある。また、玉葱の自重によっても玉葱が下方に沈み込むことがある。
【００５３】
玉葱がこのような沈み込んだ状態（玉葱の玉部が下方へずれた状態）で挟持搬送装置１７に送られると、そのずれた状態の玉葱は図１３に示すように挟持ベルト３０・３０に下側部分のみを挟持されることとなり、姿勢の固定が不十分な保持状態となり、玉葱が前側又は後側へ傾き易い状態となってしまうのである。従って、玉葱が前傾姿勢や後傾姿勢の状態で切断部３に送られてしまい、根や茎が斜めに切断されて、商品価値を低下させたり、再び調製が必要となることも多かったのである。
【００５４】
この問題を解決するために、本発明の玉葱調製機１では、搬送ブラシ２０・２０において、受継域Ｙに突出される毛体２０ｙの硬度は、搬送域Ｘに突出される毛体２０ｘの硬度より高くしている。この構成により、搬送域Ｘに突出される毛体２０ｘにおいては、硬度を低くして、搬送部材２０ｓの間の毛体２０ｘ突出部分に玉葱を確実に受け入れて（毛体２０ｘ突出部分に玉葱が沈み込むようにして）、玉葱が搬送部材２０ｓを飛び越えてしまって搬送されないことを防止する一方、受継域Ｙに突出される毛体２０ｙにおいては、硬度を高くして、上記のような玉葱の沈み込みを防止して、挟持搬送装置に玉葱の玉部が図９に示す如く上下両側を確実に挟持されるようにして、上述のような玉葱の傾きを防止しているのである。
【００５５】
尚、毛体２０ｙの硬度を高くする代わりに、毛体２０ｙの突設される間隔を小さくして、毛体２０ｙの密度を高くすることによっても、上記と同様の効果が得られる。
【００５６】
また、この玉葱調製機１においては、図８に示すように挟持搬送装置１７のベルト搬送ローラ３６・３６の高さを調整可能としている。従って、玉葱の玉部の中心部の高さに合わせて挟持搬送装置３６の始端部の高さを変更することにより、玉葱を上下両側から挟持でき、結果として玉葱の姿勢のブレが防止されて、玉葱の茎及び根が切断されなかったり、斜めに切断されることを防止できるようにしている。
【００５７】
ただし、以下のような構成の玉葱調製機とすることによっても、玉葱の整列搬送装置１６から挟持搬送装置１７への受継ぎ及び搬送をスムーズとすることができる。以下、この第二構成例に係る玉葱調製機１' について説明する。図１４は平均的な大きさの玉葱が、搬送面の上下から挟持される望ましい挟持状態を示した正面断面拡大図である。図１５は平均より小さい玉葱が、搬送面の下部のみで挟持される様子を示した正面断面拡大図である。図１６は平均より大きい玉葱が、搬送面の上部のみで挟持される様子を示した正面断面拡大図である。図１７は第二構成例の玉葱調製機の搬送部及び切断部を示す平面図、図１８は第二構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置及び切断部の構成を示す側面図一部断面図である。図１９は挟持搬送装置の中側ベルトに玉葱が挟持される様子を示した正面断面拡大図である。図２０は平均より小さい大きさの玉葱が中側ベルトに挟持され、次いで下側ベルトに挟持される際に上向きの力が作用する様子を示した正面断面拡大図である。図２１は図２０の状態から玉葱がずり上がって、玉葱中心が搬送中心面に一致した状態を示した正面断面拡大図である。図２２は図２１の状態から中側ベルトの挟持が解除され、玉葱の玉部が上側及び下側から挟持される望ましい挟持状態となった様子を示した正面断面拡大図である。
【００５８】
即ち、上記構成の玉葱調製機１においては、整列搬送装置１６の搬送ブラシ２０・２０上を搬送されてきた玉葱が上記受継域Ｙにあるときは、次の玉葱に押されて玉突き的に後方へ押動されて、一定距離移動した後に挟持搬送装置１７に受け継がれる構成となっていたが、玉葱が次の玉葱に押されたときに、はずみで玉葱が姿勢を前又は後に傾けることがあったのである。従って、この傾斜姿勢のまま玉葱が挟持搬送装置１７に挟持された場合は、切断部３において斜めに根や茎が切断されることとなり、商品価値を低下させたり、もう一度調製が必要となったりする不都合があったのである。
【００５９】
また、挟持ベルト３０による玉葱の挟持については、図１４のように挟持ベルトの搬送面３０ａ・３０ａが玉葱の玉部にＡ・Ｂ・Ｃ・Ｄの四点において接触し、該玉部の上側及び下側を左右両側から挟持するのが、玉葱をしっかり挟持して、姿勢の傾き（前傾又は後傾）を防止する観点からは望ましい。従って、玉葱の玉部の中心Ｃｏが上記挟持ベルト３０による搬送中心面Ｌｂ上にあることが望ましいこととなる。
【００６０】
しかし、搬送ブラシ２０上を流れる玉葱の大きさ（玉部の大きさ）は大中小様々であるので、搬送ブラシ２０・２０上を搬送される玉葱の中心Ｃｏの高さにはバラツキが生じている。具体的には、玉部の大きい玉葱はその中心Ｃｏが高くなり、玉部の小さい玉葱はその中心Ｃｏが低くなるのである。従って、例えば図１４に示すように、上記挟持搬送装置の挟持ベルト３０による搬送中心面Ｌｂを、平均的な大きさの玉葱ＯＭの中心Ｃｏに合わせると、該大きさの玉葱ＯＭを上下側からしっかり挟持できるが、このときは平均より小さい玉葱ＯＳは図１５の如く下側の二点Ａ・Ｂでのみ挟持され、平均より大きい玉葱ＯＬは図１６の如く上側の二点Ｃ・Ｄでのみ挟持されることとなって、いずれの場合も玉葱の玉部の上側又は下側のいずれか一側のみを挟持することとなり、挟持したときの姿勢が不安定となって、玉葱が傾き易くなってしまう。
【００６１】
この問題を解決するために、第二構成例に係る玉葱調製機１' は、以下の構成としている。即ち、図１７及び図１８に示すように、挟持搬送装置１７' を構成する、玉葱を挟持搬送するためのベルトを、上側ベルト３０Ｈ、中側ベルト３０Ｍ、下側ベルト３０Ｌの三本のベルトにより構成しているのである。
【００６２】
以下、この第二構成例に係る玉葱調製機１' における第二搬送手段たる挟持搬送装置１７' を説明する。即ち、図１７・図１８に示すように、左右の機台１１・１１に支持されたローラ台３４に複数のテンションローラ３３ａ' ・３３ａ" ・・・及び左右一対の駆動ローラ３５' ・３５' 及びベルト搬送ローラ３６' ・３６' が左右対称に配置され、その支持軸を垂直方向に向けて回転自在に軸支している。上記左右のテンションローラ３３ａ' ・３３ａ" ・３３ｂ' ・・・、駆動ローラ３５' ・３５' 及びベルト搬送ローラ３６' ・３６' は、後述する三本のベルトを平行に周回することができるよう、それぞれ二連又は三連のローラとしている。そして、駆動ローラ３５' と最前部のテンションローラ３３ａ' の間には中側ベルト３０Ｍを巻回する一方、駆動ローラ３５' 、テンションローラ３３ａ' ・３３ａ" ・３３ｂ' ・・・、ベルト搬送ローラ３６・３６には上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌを巻回している。
【００６３】
また、図４に示すように、前記上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌは平面視において玉葱調製機１' の前後方向に長い略楕円形状となるよう巻回されている。更に、前記テンションローラ３３ａ' ・３３ａ" ・３３ｂ' ・・・はアーム端部に枢支され図示せぬバネによって付勢されており、機体内側に位置するテンションローラ３３ａ' ・３３ａ" は機体中央側へ付勢して玉葱を確実に挟持できるようにする一方、機体外側に位置するテンションローラ３３ｂ' ・３３ｂ' は機体外側方向へ付勢して、上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌの弛みを防止している。
【００６４】
また、図１８で示すように、上記三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌを駆動するために左右の上記基軸２０ａ・２０ｂそれぞれの回転がベベルギア１００・１０１を介して垂直伝動軸１０２・１０２に伝達され、垂直伝動軸１０２・１０２の回転はスプロケット１０４・１０５、チェーン１０３を介して第二垂直伝動軸７８' ・７８' に伝達されて、駆動ローラ３５' ・３５' に駆動力が伝達されて、上中下の三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌを駆動するようにしている。
【００６５】
また、前記挟持搬送装置１７の前部においては、最前部のテンションローラ３３ａ' ・３３ａ' の間隔は、左右の駆動ローラ３５' ・３５' の間隔より狭くなっており、この部分においては三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌが搬送方向に向かって左右の幅が狭まるように構成され、平面視で略「Ｖ」字状となるように形成されている。
【００６６】
上記略「Ｖ」字状に挟まれた空間Ｓ' に入った玉葱を搬送するために、左右一対の中側ベルト３０Ｍには突起９９が等間隔で設けられている。この突起は左右一対の中側ベルト３０Ｍ・３０Ｍで位相が一致するよう左右同期して駆動される。そして、上記整列搬送装置１６により搬送された玉葱をスムーズに受け継いで搬送することができるよう、上記突起９９の駆動速度は上記搬送ブラシ２０・２０の回転により玉葱が搬送域Ｘ上を搬送される速度と略同じとなるよう設定されており、また、突起９９の位置（位相）は、玉葱を搬送する搬送部材２０ｓの回転位相と一定の関係を維持するよう、一定のタイミングで同期するようにしている。
【００６７】
また、突起が玉葱に当接して掻込み作用を開始する位置（以下「突起作用位置」という。）Ｐ０は、平面視で搬送ブラシ２０・２０の搬送域Ｘ上にあるようにしている。いい換えれば、この玉葱調製機１' においては、上記玉葱調製機１の場合よりも搬送ブラシ２０・２０の搬送域Ｘの部分が延長され、その分だけ上記受継域Ｙの部分が短縮されており、上記「Ｖ」字状に挟まれた空間Ｓ' まで搬送部材２０ｓが延出される構成としている。
【００６８】
この構成により、玉葱が搬送ブラシ２０・２０の搬送域Ｘ上を搬送される途中で、上記突起９９が玉葱の玉部の後部に当接して、玉葱を挟持搬送面に向けて掻き込むようにして、三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌにスムーズに受け継いで挟持することができるようにしている。即ち、該搬送部材２０ｓの搬送作用と上記突起９９による搬送作用とが一部重複するようにして、搬送が途切れないようにして、スムーズな玉葱の受け渡しができるようにしているのである。従って、搬送ブラシの受継域Ｙ上の玉葱は突起９９により搬送される構成となっており、前記玉葱調製機１のように次の玉葱によって玉突き的に押し出されて受け継がれる形態をとらないため、玉葱が次の玉葱に接触して押し出される際に姿勢を傾けることもなくなるのである。
【００６９】
また、図１９に示す如く、上側ベルトは上に向かって厚さが増大するように構成しており（ＴＨ１＜ＴＨ２）、下側ベルトは下に向かって厚さが増大するように構成しており（ＴＬ１＜ＴＬ２）、図２２のように玉葱の玉部を上下のベルト３０Ｈ・３０Ｌにより斜め上下左右（Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ）から挟持できるようにして、強い力で挟持できるようにしている。一方、中側ベルト３０Ｍの突起９９以外の部分は厚さを一様に構成して、その厚さは上側ベルト３０Ｈの最下端の厚さ及び下側ベルト３０Ｌの最上端の厚さより大きくしており（即ちＴＭ＞ＴＨ１、ＴＭ＞ＴＬ１）、左右のベルトが対向する領域では図１９に示すように中側ベルト３０Ｍが機体中央側へ突出するようにして、上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌより中側ベルト３０Ｍが先に玉葱に接触して、挟持搬送を行うようにしている。即ち、中側ベルト３０Ｍによる挟持開始位置（第一挟持開始位置）Ｐ１は、上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌによる挟持開始位置（第二挟持開始位置）Ｐ２より前方側となっているので、第一挟持開始位置Ｐ１に達した玉葱は図１９の如くまず中側ベルト３０Ｍにより挟持され、該ベルト３０Ｍ及び突起９９により搬送されて、第二挟持開始位置Ｐ２に達した時点で上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌに挟持されて、更に後方側へ搬送されるのである。
【００７０】
また、三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌは、上記玉葱調製機１の挟持ベルト３０と同様にゴム等の適宜弾性を有する素材にて構成されるが、中側ベルト３０Ｍの硬度は上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌの硬度よりも小さくして、中側ベルト３０Ｍは玉葱を軟らかく（弱く）挟持するようにしている。
【００７１】
以上構成により、例えば、平均の大きさより小さい玉葱ＯＳが整列搬送装置１６により送られて、図１９に示すように上述の第一挟持開始位置Ｐ１にて中側ベルト３０Ｍ・３０Ｍにより挟持されて、さらに後方に搬送されて上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌによる挟持開始位置Ｐ２に達したときは、玉葱が平均の大きさより小さいので、玉部の中心Ｃｏが搬送中心面Ｌｂよりも下方に位置することとなり、図２０に示すように下側ベルト３０Ｌが玉葱玉部の下側を挟持するのみで、上側ベルト３０Ｈは玉葱玉部に接触しないこととなる。しかし、このとき下側ベルト３０Ｌが玉葱の接触点Ａ・Ｂから上向きの力ｆを作用させるので、玉葱はずり上がって、図２１のように、玉葱の玉部の中心Ｃｏが上下のベルト３０Ｈ・３０Ｌによる搬送中心面Ｌｂ上に位置して、上側ベルト３０Ｈが玉葱玉部の上側を挟持し、下側ベルト３０Ｌが玉葱玉部の下側を挟持する、望ましい挟持状態となるのである。
【００７２】
なお、前記の玉葱調製機１の挟持搬送装置１７の挟持ベルト３０においても、平均より小さい玉葱を挟持する場合（図１５のような場合）においては、挟持ベルト３０・３０が玉葱の玉部に接触している点（図１５に示すＡ点・Ｂ点）から上向きの力を作用させるが、玉葱の自重による力やＡ点・Ｂ点での摩擦力等が逆向きに働いているので、玉葱がずり上がることは困難である。これに対し、本実施例のように挟持ベルトを三本のベルト３０Ｈ・３０Ｍ・３０Ｌにより構成した場合は、図２０のように玉葱は中側ベルト３０Ｍに挟持された状態で下側ベルト３０Ｌにより上向きの力ｆが作用される。従って、玉葱は中側ベルト３０Ｍにより自重を支持されており、更には中側ベルト３０Ｍは玉葱に「軟らかく」挟持されているので、発生する摩擦力も小さく、上記上向きの力ｆにより玉葱がずり上がることも容易なのである。
【００７３】
以上、玉葱が平均より小さい場合について説明したが、このことは玉葱が平均より大きい場合にも同様に当てはまる。つまり、平均より大きい玉葱については、その玉部の中心は平均の大きさの玉葱のそれより高くなり、上側のベルトのみが玉部に接触して下側のベルトは玉部に接触しないこととなるが、中側ベルト３０Ｍにより軟らかく挟持されながら上側ベルト３０Ｈにより挟持されるときに、上側ベルト３０Ｈが玉葱に下向きの力を作用させる。また、中側ベルト３０Ｍにより軟らかく挟持されるために上記力に抗する摩擦力も小さいので、玉葱はずり下がって、上側ベルト３０Ｈ及び下側ベルト３０Ｌに上側及び下側を挟持される、望ましい挟持状態となるのである。
【００７４】
そして、上記のように望ましい挟持状態となった玉葱が最前部のテンションローラ３３ａ' ・３３ａ' 間を通過した後は、中側ベルト３０Ｍによる挟持が解除されて、図２２に示す如く、上下の二本のベルト３０Ｈ・３０Ｌにより玉葱玉部の上下両側が挟持された状態となり、この状態で玉葱は切断部３に送られ、その根部及び茎部を切断される。このように、玉葱玉部の上下両側が挟持された状態で切断部３に送られるので、玉葱が倒立姿勢から傾くことが防止され、根や茎が斜めに切断されることがなくなるのである。
【００７５】
また、以下の構成のように、整列搬送装置１６及び挟持搬送装置１７の下方に茎を挟持して搬送する茎搬送装置を設けることによっても、整列搬送装置１６から挟持搬送装置１７への玉葱の受け渡しの際の玉葱の倒立姿勢のブレを防止することができる。以下、この第三構成例の玉葱調製機１" の構成について説明する。図２３は第三構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置、切断部及び茎挟持搬送装置の構成を示した側面図部分断面図である。図２４は第三構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置、茎切断装置及び茎挟持搬送装置の構成を示した平面図である。図２５は第三構成例の玉葱調製機の茎挟持ベルトの位置を示した後面断面図である。図２６は第三構成例の玉葱調製機において、搬送ブラシ上にある玉葱がその玉部を挟持ベルトに挟持されその茎部を茎挟持ベルトに挟持されて下方に張引される様子を示した正面断面拡大図である。
【００７６】
即ち、図２３と図８との比較により明らかであるように、この玉葱調製機１" は、上記第一構成例の玉葱調製機１と、以下の点で異なるものである。即ち、挟持搬送装置１７" の左右一対の駆動ローラ３５・３５を駆動する垂直伝動軸７８・７８がそれぞれ下方に延長されて、下端にはスプロケット１１１・１１１が固設される。一方、上記茎切断装置６の後下方位置には左右一対の茎搬送伝動軸１１３・１１３を回転自在に垂直支持し、その下端には入力スプロケット１１２・１１２を固設してチェーン１１４・１１４を介して上記スプロケット１１１・１１１と連動連結する一方、その上端には駆動プーリー１１５・１１５が固設される。
【００７７】
そして、上記整列搬送装置１６の下方位置には左右一対の従動プーリー１１６・１１６が軸心を垂直方向に向けて軸支され、該従動プーリー１１６と前記駆動プーリー１１５には、左右一対の茎挟持ベルト１１０・１１０がそれぞれ巻回される。従って、上記垂直伝動軸７８の回転が、チェーン１１４を介して茎搬送伝動軸１１３上の駆動プーリー１１５を駆動して、左右の茎挟持ベルト１１０・１１０が互いに逆方向に駆動される。この駆動プーリー１１５・従動プーリー１１６・茎挟持ベルト１１０により、茎部挟持搬送手段たる茎挟持搬送装置１２０が構成される。
【００７８】
以上構成により、搬送ブラシ２０・２０により搬送されながら倒立姿勢に揃えられた玉葱は、下方に向いた茎部を茎挟持ベルト１１０・１１０に挟持され、後方へ向かって搬送されるのである。
【００７９】
尚、茎挟持ベルト１１０・１１０は茎切断装置６の下方にまで延出されており、また、茎挟持ベルト１１０・１１０の速度は、上記挟持ベルト３０の速度と略同じとなるように、二つのスプロケット１１１・１１２の歯数比等が設定されている。従って、整列搬送装置１６の搬送ブラシ２０・２０上を倒立姿勢で搬送される玉葱は、茎部下部を茎挟持ベルト１１０・１１０に挟持されて、搬送ブラシ２０の受継域Ｙ上を移動し、スムーズに挟持搬送装置１７に受け渡される。そして、玉葱の茎部は茎挟持ベルトに挟持され、玉部は挟持ベルト３０に挟持された状態で、根切断装置４及び茎切断装置６により根及び茎が切断されるのである。尚、上述のように茎挟持搬送装置１２０の茎挟持ベルト１１０と挟持搬送装置１７の挟持ベルト３０の速度は略等しいので、搬送されるにつれて玉葱の姿勢が傾くことはない。
【００８０】
また、上記挟持ベルト３０は水平に巻回されている一方、上記駆動プーリー１１５は従動プーリー１１６よりも低い位置に設けており、茎挟持ベルト１１０・１１０は搬送終端側（後方側）が下方となるように適宜傾斜を設けている。従って、図２６に示すように、茎部を挟持した茎挟持ベルト１１０・１１０は、玉葱が後方に搬送されるに従って茎部を下方に引っ張ることとなり、その状態で根や茎を切断するので、見栄えの良いきれいな切断面となるのである。
【００８１】
また、玉葱調製機において、上記第二搬送手段の上側ベルトは上方へ向かって厚さが増大する構成とし、下側ベルトは下方へ向かって厚さが増大する構成とし、かつ、中側ベルトは厚さが一様であるので、・上側ベルトは上方へ向かって厚さが増大する構成であることから、玉葱の玉部に上側ベルトから下方への力を作用することが簡素な構成により達成でき、・下側ベルトは下方へ向かって厚さが増大する構成であることから、玉葱の玉部に下側ベルトから上方への力を作用することが簡素な構成により達成でき、・更に中側ベルトは厚さが一様であることから、中側ベルトで挟持した状態を維持しつつ上記下方への力又は上方への力により玉葱がずり下がる又はずり上がることも容易なのである。従って、玉葱の中心が搬送中心面に一致するように玉葱の高さが補正されて、玉部の上下側が上下のベルトにより挟持されるようにする構成が、三本のベルトの厚みを異ならせるだけの簡素な構成にて実現できるのである。
【００８２】
また、玉葱調製機において、中側ベルトの厚さは、上側ベルトの最下端の厚さ及び下側ベルトの最上端の厚さよりも大きいので、第一搬送手段により搬送された玉葱が第二搬送手段の上側ベルト及び下側ベルトに挟持される前に上記中側ベルトに挟持される構成が、より簡素な構成で実現できる。
【００８３】
また、玉葱調製機において、上側ベルト及び下側ベルトの硬度は等しくする一方、中側ベルトの硬度は該上側ベルト及び下側ベルトの硬度より低くしたので、上下のベルトの硬度が等しいことから、玉葱を挟持搬送する際に玉葱が上下に偏ることを防止する一方、中側ベルトの硬度は上下の両ベルトの硬度より低いことから、中側ベルトで玉葱を弱く挟持することとなって、中側ベルトと玉葱との接触による摩擦力が低減されるので、玉葱がずり上がって（又はずり下がって）玉葱の玉部中心の高さが搬送装置による搬送中心面に一致するよう補正されることが容易に（より小さい力により）できるのである。従って、玉部の上下側が上下のベルトにより挟持される望ましい挟持状態とすることがより容易にでき、第二搬送手段により搬送される際の玉葱の姿勢のブレの防止により、根及び茎の確実な切断や斜め切断の防止を、より効果的に達成することができる。
【００８４】
また、玉葱を倒立状態に揃えて水平方向に搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段とを有し、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段を有する玉葱調製機において、第一搬送手段の下方に玉葱の茎部を挟持して搬送する茎部挟持搬送手段を設けたので、茎を挟持した状態で玉葱を搬送することで、第一搬送手段上で玉葱の姿勢が傾くことを防止することができる。
【００８５】
また、玉葱調製機において、上記茎部挟持搬送手段は第二搬送手段下方にまで延出されているので、玉葱の茎部を挟持した状態のまま第一搬送手段から第二搬送手段へ玉葱を受け渡すことが可能であるので、該受け渡しの際に玉葱の姿勢が傾くことが防止されるので、根や茎が斜めに切断することがより効果的に防止されるのである。
【００８６】
また、玉葱調製機において、上記茎部挟持搬送手段は上記切断手段の位置にまで延長されているので、玉葱は茎部挟持搬送手段により茎部を挟持されながら切断手段により根及び茎を切断されることとなる。従って、切断手段により根及び茎を切断される際に玉葱の茎部が保持固定されていることから、切断の際に玉葱がブレることが防止されるので、茎や根の切断面の見栄えが良く、良好な状態に玉葱を調製することができるのである。
【００８７】
また、玉葱調製機において、上記茎部挟持搬送手段は左右一対の茎挟持ベルトからなり、該茎挟持ベルトは終端側が下方となるよう傾斜されて設けられるので、茎部挟持搬送手段は玉葱の茎部を挟持しながら、下方へ茎部を引張る作用を行わせることとなる。従って、玉葱が鉛直倒立の姿勢から少々傾いていても、茎部挟持搬送手段の該張引作用により、玉葱は適正な鉛直倒立の姿勢に修正されるのである。この結果、切断手段による茎や根の切断漏れが生じたり、斜めに切断されることが防止される。
【００８８】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏するのである。
即ち、請求項１に示す如く、左右一対の螺旋状の回転軸を互いに逆方向に回転させて搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段と、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段とを有する玉葱調製機において、前記回転軸のそれぞれの外周面に多数の毛体を突出し、搬送終端側の第二搬送手段への受継域の毛体の硬度を、他の搬送域の毛体の硬度より高くしたので、搬送域に突出される毛体の硬度は低いので、搬送部材の間の毛体突出部分に玉葱を軟らかく受け入れて、該毛体突出部分に玉葱が沈み込むようにして玉葱を確実に受け入れることができ、玉葱が搬送部材を飛び越えてしまって搬送されないことを防止できる一方、受継域に突出される毛体は硬度が高いので、毛体の巻き込み作用により玉葱の茎部を下方に引っ張る力が作用しても玉葱は沈み込むことがなく、従って挟持搬送装置に玉葱の玉部が上下両側を確実に挟持されるように受け渡すことができるので、玉葱の傾きが防止され、玉葱の根や茎が斜めに切断されることを防止できる。
【００８９】
請求項２に示す如く、水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段と、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段とを有する玉葱調製機において、該第二搬送手段の始端部の高さを上下調整可能としたので、玉葱の玉部の中心部の高さに合わせて搬送手段の始端部の高さを変更することにより、玉葱を上下両側から挟持でき、結果として玉葱の姿勢のブレが防止されて、茎や根の切断漏れや斜め切断が防止される。
従って、再び調製が必要となったり、切断面が斜めとなって商品価値が低下することが防止できるのである。
【００９０】
請求項３に示す如く、水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段と、該第一搬送手段から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段と、該第二搬送手段で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段とを有する玉葱調製機において、上記第二搬送手段は、互いに平行に周回された上側ベルト、中側ベルト、下側ベルトの三本の搬送ベルトを一対で配置してなるので、第一搬送手段から第二搬送手段への受継ぎに適するように中側ベルトを構成することにより、両搬送手段間の玉葱のスムーズな受渡しが、簡素な構成で実現できる。
【００９１】
また、上記第一搬送手段により搬送された玉葱は、上記第二搬送手段の上記上側ベルト及び下側ベルトに挟持される前に上記中側ベルトに挟持されるので、玉葱玉部の中心の高さが搬送中心面に一致しない状態で第二搬送手段に受け渡された場合は、玉葱は中側ベルトに挟持された状態で上側ベルトによる下方向への力又は下側ベルトによる上方向への力が作用することとなる。
従って、中側ベルトの挟持により上記力に抗する摩擦力（又は玉葱自体の自重による力）が低減されるので、上記力により玉葱はその中心が搬送中心面に一致するように玉葱の高さが補正されて、玉部の上下側が上下のベルトにより挟持される、望ましい挟持状態となるのである。
従って、第二搬送手段により搬送される際に玉葱の姿勢がブレることがなくなるので、根及び茎は確実に切断でき、斜めに切断されることがなくなるのである。このことより、再び調製する必要もなくなり、玉葱の商品価値の低下も防止できるのである。
【００９２】
請求項４に示す如く、請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段の中側ベルトの外周面に突起を等間隔に設けたので、該突起が玉葱に搬送作用を行わせることで第一搬送手段から第二搬送手段への玉葱の受継ぎをより確実に行わせることができる。
従って、第二搬送手段の搬送ベルトによる挟持の失敗が低減され、より確実な調製を行うことができる。また、突起の設けられた中側ベルトで挟持搬送されるので、玉葱の姿勢の傾きが防止され、根や茎が斜めに切断されることも防止できる。
【００９３】
請求項５に示す如く、請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段の中側ベルトの外周面に突起を等間隔に設け、かつ、該中側ベルトは、該第一搬送手段で順次搬送される玉葱を上記突起が受け継いで搬送するように同期して駆動されるので、上記請求項８に示すよりも更に第二搬送手段の搬送ベルトによる挟持の失敗が低減され、より確実な調製を行うことができる。
【００９４】
請求項６に示す如く、請求項３記載の玉葱調製機において、第一搬送手段による搬送作用が行われる領域と、第二搬送手段の中側ベルトの突起による搬送作用が行われる領域とが一部重複するので、該重複部分において第一搬送手段から第二搬送手段へスムーズに玉葱を受け渡すことが可能で、より確実な玉葱の受け渡しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例に係る玉葱調製機の全体的な構成を示した側面図。
【図２】 同じく正面図。
【図３】 同じく平面図。
【図４】 玉葱調製機の搬送部及び切断部を示す平面図。
【図５】 搬送ブラシの側面図。
【図６】 搬送ブラシ及び整列羽根の構成を示した正面断面図。
【図７】 整列羽根の構成を示した側面図。
【図８】 搬送ブラシ、挟持搬送装置及び根切断装置の構成を示した側面図部分断面図。
【図９】 挟持搬送装置の挟持ベルトにより搬送ブラシ上の玉葱を挟持した状態を示した正面断面拡大図。
【図１０】 搬送ブラシから挟持搬送装置への駆動伝達構成を示す後面断面図。
【図１１】 挟持搬送装置、根切断装置及び茎切断装置の構成を示す後面断面図。
【図１２】 毛体の巻き込み作用により玉葱が沈み込む様子を示した正面断面拡大図。
【図１３】 図１２の状態の玉葱が挟持搬送装置に挟持された様子を示した正面断面拡大図。
【図１４】 平均的な大きさの玉葱が、搬送面の上下から挟持される望ましい挟持状態を示した正面断面拡大図。
【図１５】 平均より小さい玉葱が、搬送面の下部のみで挟持される様子を示した正面断面拡大図。
【図１６】 平均より大きい玉葱が、搬送面の上部のみで挟持される様子を示した正面断面拡大図。
【図１７】 第二構成例の玉葱調製機の搬送部及び切断部を示す平面図。
【図１８】 第二構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置及び切断部の構成を示す側面図一部断面図。
【図１９】 挟持搬送装置の中側ベルトに玉葱が挟持される様子を示した正面断面拡大図。
【図２０】 平均より小さい大きさの玉葱が中側ベルトに挟持され、次いで下側ベルトに挟持される際に上向きの力が作用する様子を示した正面断面拡大図。
【図２１】 図２０の状態から玉葱がずり上がって、玉葱中心が搬送中心面に一致した状態を示した正面断面拡大図。
【図２２】 図２１の状態から中側ベルトの挟持が解除され、玉葱の玉部が上側及び下側から挟持される望ましい挟持状態となった様子を示した正面断面拡大図。
【図２３】 第三構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置、切断部及び茎挟持搬送装置の構成を示した側面図部分断面図。
【図２４】 第三構成例の玉葱調製機の搬送ブラシ、挟持搬送装置、茎切断装置及び茎挟持搬送装置の構成を示した平面図。
【図２５】 第三構成例の玉葱調製機の茎挟持ベルトの位置を示した後面断面図。
【図２６】 第三構成例の玉葱調製機において、搬送ブラシ上にある玉葱がその玉部を挟持ベルトに挟持されその茎部を茎挟持ベルトに挟持されて下方に張引される様子を示した正面断面拡大図。
【符号の説明】
１・１' ・１" 玉葱調製機
３ 切断手段（切断部）
４ 根切断手段（根切断装置）
６ 茎切断手段（茎切断装置）
１６ 第一搬送手段（整列搬送装置）
１７ 第二搬送手段（挟持搬送装置）
２０・２０ 搬送ブラシ
２０ｘ・２０ｙ 毛体
２０ｚ 回転軸
Ｘ （搬送ブラシ２０における）搬送域
Ｙ （搬送ブラシ２０における）受継域
３０Ｈ 上側ベルト
３０Ｍ 中側ベルト
３０Ｌ 下側ベルト
９９ 突起
１１０・１１０ （茎挟持搬送装置の）茎挟持ベルト
１２０ 茎部挟持搬送手段（茎挟持搬送装置）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for an onion preparation machine that cuts an upper stem and a lower root so that the onion after being dug from a field can be shipped. More specifically, the present invention relates to a technique for stably maintaining the posture of an onion during cutting so as to reliably and accurately cut the onion stem and root in the onion preparation machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a first conveying means consisting of a pair of left and right screw shafts, and a second conveying means consisting of an endless body such as a belt arranged opposite to the left and right at the upper part on the downstream side of the first conveying means, A root cutting means for cutting the root is disposed above the rear of the second conveying means, and a stem cutting means comprising a disk cutter is disposed between the rear of the second conveying means and the rear of the first conveying means, The stalk is sandwiched by one conveying means and conveyed downstream while the root is directed upward, and the second conveying means is conveyed backward while the ball portion is sandwiched by the second conveying means, and the root cutting means is used to convey the root. The technique of the onion preparation machine which cuts a stalk and cuts a stalk with a stalk cutting means is known. For example, it is a technique of Unexamined-Japanese-Patent No. 7-67605.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional onion preparation machine as described above, when the onion is transferred from the first conveying means to the second conveying means even if the onion is aligned in the vertical inverted posture by the first conveying means, the onion moves back and forth. In some cases, the posture is shifted from the vertical inversion when transported by the second transport means. In this case, since the roots and stems cannot be cut by the root cutting means or the stem cutting means in a vertical inverted posture, the roots are not cut, or the roots and stems are cut obliquely and prepared again. Is necessary, and there is an inconvenience of reducing the commercial value of onions.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
In Claim 1, the 1st conveyance means which conveys by rotating a pair of right and left spiral rotating shafts in the opposite directions, and the second conveyance means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveyance means And a cutting means for cutting the roots and stems of the onion clamped and transported by the second transporting means, projecting a large number of hairs on the respective outer peripheral surfaces of the rotary shaft, The hardness of the hair in the transfer area to the second transport means is made higher than the hardness of the hair in the other transport areas.
[0005]
In claim 2, the first conveying means for conveying the onion in the horizontal direction, the second conveying means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means, and the second conveying means In the onion preparation machine having cutting means for cutting the roots and stems of the onion, the height of the starting end of the second conveying means can be adjusted up and down.
[0006]
In Claim 3, the 1st conveyance means (16) which conveys an onion in a horizontal direction, the 2nd conveyance means (17) which pinches and conveys the onion inherited from this 1st conveyance means (16), In the onion preparation machine having the cutting means (3) for cutting the roots and stems of the onion clamped and conveyed by the second conveying means (17), the second conveying means (17) was circulated in parallel with each other. Three conveying belts, an upper belt (30H), an intermediate belt (30M), and a lower belt (30L), One in the horizontal direction Place a pair, The onion conveyed by the first conveying means (16) is clamped by the upper belt (30H) and the lower belt (30L) of the second conveying means (17) before the middle belt (30M). Sandwiched between Is.
[0007]
In claim 4, The onion preparation machine according to claim 3, wherein protrusions (99) are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the middle belt (30M) of the second conveying means (17). Is.
[0008]
In claim 5, In the onion preparation machine according to claim 3, protrusions (99) are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the middle belt (30M) of the second conveying means (17), and the middle belt (30M) The onion sequentially conveyed by the first conveying means (16) is driven synchronously so that the protrusion (99) inherits and conveys the onion. Is.
[0009]
In claim 6, 4. The onion preparation machine according to claim 3, wherein the conveying action by the first conveying means (16) and the conveying action by the protrusion (99) of the middle belt (30M) of the second conveying means (17) are performed. Partially overlaps Is.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the invention will be described. FIG. 1 is a side view showing the overall configuration of an onion preparation machine according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a front view, and FIG. 3 is a plan view.
[0011]
First, the whole structure of an onion preparation machine is demonstrated from FIGS. 1-3. In the onion preparation machine 1 of the present invention, a plurality of support pillars 12, 12... Are erected on an installation table 10 with a moving caster 10 a, and are substantially parallel to the left and right middle parts of the support pillars 12, 12. The first machine bases 11a and 11a and the second machine bases 11b and 11b are supported in the front-rear direction (the left-right direction in FIG. 1), and the space between the first machine bases 11a and 11a is the front of the onion preparation machine 1 (FIG. 1). The reinforcing frame 13 is laid horizontally on the left side in FIG.
[0012]
On the machine bases 11a and 11b, an alignment conveying device 16 as a first conveying means is arranged on the front side, and a sandwiching conveying device 17 as a second conveying means is provided on the rear side. The first transport unit and the second transport unit constitute a transport unit 2 that transports the onion backward. The aligning / conveying device 16 performs an aligning process for aligning the onion stems in a downward orientation, and the rear holding / conveying device 17 guides the aligned onion to the cutting unit 3 to guide the onion roots and stems. A cutting step for cutting is performed.
[0013]
Above the holding and conveying device 17, a root cutting device 4 as a root cutting means for cutting the onion root is arranged, and below the stem cutting device 6 as a stem cutting means for cutting the onion stem, the above-mentioned The root cutting device 4 and the stem cutting device 6 constitute a cutting unit 3 as cutting means. The onion obtained by cutting the roots and stems by the cutting unit 3 is configured to be discharged from the rear discharge unit 7.
[0014]
A plurality of dust receptacles 32, 32, and 32 are detachably attached in the front-rear direction below the installation table 10 supported by the plurality of moving casters 10a. The onion skin and soil peeled off during transportation, cut roots and stems are dropped.
[0015]
Next, the hopper 19 that supplies the onion to the aligning and conveying apparatus 16 will be described. The hopper 19 is provided above the aligning and conveying apparatus 16, and a container base 19a is pivotally supported at the rear end thereof so as to be tiltable. The position of the container table 19a is above the cutting unit 3, and a container 19b containing the harvested onion can be placed on the container table 19a. Then, by placing the container 19b on the container base 19a and tilting the container 19b together with the container base 19a as shown by the chain line in FIG. 1, the onion in the container 19b is moved to the front hopper 19a. It is configured to be able to be put in.
[0016]
The hopper 19 is configured to be covered with side plates on the front, rear, left and right sides, and a plurality of crosspieces 9, 9... In addition, a garbage receiver 9a is disposed below the crosspieces 9, 9 ..., and mud etc. attached to the onion and scraps of the skin peeled off from the onion pass between the crosspieces 9,9 ... Then, it is allowed to fall into the dust receptacle 9a below. In addition, the bars 9, 9... Are tilted appropriately so that the front side is up and the rear side is down in a side view, and the onion thrown into the hopper 19 rolls on the bars 9, 9. Or slip and move backwards.
[0017]
In the rear part of the hopper 19, a side plate on one side of the left and right sides (right side in FIG. 2 in this embodiment) is partially cut out, and a chute for guiding the onion from the cut-out portion to the alignment transport device 16. The portion 15 is provided around the hopper 19. The chute 15 is a passage bent in an L shape in plan view so as to follow the side plate of the hopper 19, and the floor surface is inclined by an appropriate angle so that the rear side is up and the front side is down. Yes.
[0018]
With this configuration, from the right side of the onion preparation machine, the operator sorts out the defective onion from the onion in the hopper 19 and takes it out of the machine, and removes the remaining onion (in good condition). It is guided to the chute unit 15 to roll inside the chute unit 15 and move forward, guided by guides 15 a and 15 a provided at the end of the chute unit 15, and dropped to the start end of the alignment transport device 16.
[0019]
Further, the dust receiver 9a disposed below the hopper 19 is configured to be slidable to the left to be removed so that the dust and the like accumulated in the dust receiver 9a can be taken out at the end of the operation. Similarly, as shown in FIG. 3, the dust receptacles 32, 32, and 32 arranged below the installation table 10 can be slid to be removed in the same manner so that the waste accumulated in the dust receptacle 32 can be discharged. Yes.
[0020]
Next, the configuration of the alignment transport device 16 as the first transport means will be described. FIG. 4 is a plan view showing a conveying unit and a cutting unit of the onion preparation machine, and FIG. 5 is a side view of the conveying brush.
[0021]
That is, the two conveying brushes 20 and 20 constituting the apparatus have base shafts 20a and 20b disposed in parallel in the front-rear direction from the front to the rear of the onion preparation machine 1, as shown in FIG. -It consists of the rotating shaft 20z * 20z attached to 20b so that relative rotation was impossible respectively. The front ends of the base shafts 20a and 20b are pivotally supported by a support member (not shown) fixed to the reinforcing frame 13, and the rear ends are pivotally supported by a support member (not shown) bridged on the second machine base 11b. 2 and 4, input sprockets 21a and 21b are fixed to the front ends of the two base shafts 20a and 20b, respectively, and a belt 24a and a belt 24a are connected to a motor 22 mounted on the front portion of the installation base 10, respectively. Power is transmitted through the chain 24c and the chain 24c, and the left and right base shafts 20a and 20b are rotationally driven in the directions of arrows V and W in FIG. It is driven to rotate at a constant speed.
[0022]
Further, in the front part of the aligning and conveying apparatus 16, side guide frames 14 and 14 are mounted on both the left and right sides of the conveying brushes 20 and 20, respectively. The height of the side guide frames 14 and 14 can be adjusted as appropriate so that the onion conveyed on the conveying brushes 20 and 20 does not fall to the side from the conveying brushes 20 and 20, so that the onion is conveyed by the conveying brushes 20 and 20. It is guided so that it can be conveyed rearwardly.
[0023]
Then, the structure of the said conveyance brush 20 * 20 is demonstrated. That is, as shown in FIG. 5, the transport brush 20 is transported of an elastic body such as sponge, rubber, or foaming synthetic resin on the rotation shaft 20z in a constant length region on the transport start end side (front side). The member 20s is wound in a spiral shape to form a transport area X for transporting the onion backward. On the other hand, the region on the transport direction end side (rear side) from the transport region X is a transfer region Y for transferring the onion to the sandwiching transport device 17 as the second transport means behind.
[0024]
Further, the hair 20x protrudes from the outer peripheral surface of the rotating shaft 20z at equal intervals in the portion other than the portion where the conveying member 20s is wound in the conveying region X, and further, the outer peripheral surface of the rotating shaft 20z in the portion of the inherited region Y. The hair 20y protrudes at equal intervals over the entire surface. With the above configuration, when the conveying brushes 20 and 20 are rotated, the stems of the onion are caught on the hair tips of the hair bodies 20x and 20y, and the stems are pulled downward. Onions are aligned in an upside-down posture that faces directly above.
[0025]
Further, as shown in FIG. 4, the conveying members 20 s and 20 s spirally wound around the left and right rotating shafts 20 z and 20 z are formed so that the spirals are opposite in the left and right directions and have the same pitch, In a state where the members 20s and 20s are substantially in contact with each other, the rotary shafts 20z and 20z are rotated inwardly in opposite directions (arrow V direction and arrow W direction in FIG. 2) at the same rotation speed. Thus, on the upper surfaces of the left and right transport brushes 20 and 20 on which the onion is transported, in the transport zone X, the transport members 20s and 20s and the protruding portions of the hairs 20x are alternately arranged in the transport direction. The onion between 20 and 20 is received by the protruding portion of the hair body 20x and pushed backward by the rotation of the spiral conveying members 20s and 20s.
[0026]
In addition, alignment blades 28 and 28 are disposed below the hopper 19 and above the midway portion in the front-rear direction of the transport area X. The alignment blade will be described below. FIG. 6 is a front sectional view showing the configuration of the conveying brush and the alignment blade, and FIG. 7 is a side view showing the configuration of the alignment blade.
[0027]
That is, as shown in FIGS. 4, 6, and 7, the longitudinal rotation shafts 28a and 28a are arranged with the axis line perpendicular to the left and right outer sides in the transportation direction in the transportation area X, and the longitudinal rotation shaft 28a. Alignment blades 28 and 28 are fixed on the upper part of 28a. The longitudinal rotation shafts 28a and 28a protrude downward from the conveying brushes 20 and 20, pulleys 28b and 28b 'are fixed to the lower end portions thereof, and a belt 40 extends from a second output pulley 5c provided on the transmission shaft 5. The driving force is obtained via the, and they are driven in opposite directions as indicated by arrows z · z (FIG. 4).
[0028]
Further, as shown in FIG. 4, the rotational axis position and the length of the alignment blades 28 are set so that the tips of the left and right alignment blades 28 and 28 pass through the conveyance center, and the left and right rotation shafts 28a and 28a are The front and rear positions are shifted in a plan view, and the alignment blades 28 and 28 are appropriately shifted in rotational phase so that the left and right alignment blades 28 and 28 do not interfere with each other when rotated. Further, as shown in FIGS. 6 and 7, a cover 42 is disposed between the conveying brushes 20 and 20 and the power transmission unit such as the belt 40, and onion shells and dirt such as dirt are placed on the power transmission unit. I do not take it.
[0029]
Further, as shown in FIGS. 4 and 6, the alignment blade 28 has a contact rod 90 protruding in the tangential direction above the vertical rotation shaft 28a, and the alignment blade 28 is arranged on the front surface in the rotational direction of the contact rod 90. 28 is fixed. In other words, a boss 28c having a rectangular shape in plan view is fixed to the upper portion of the vertical rotation shaft 28a, and one end of the contact rod 90 is fixed to the upper portion of each surface of the boss 28c so as to contact the tangential direction of the vertical rotation shaft 28a. The other end of the contact rod 90 is projected. The abutment bar 90 is formed of a material having appropriate elasticity such as rubber or resin, and is not damaged when abutting against the stem portion of the onion being conveyed. The alignment blades 28 and 28 fixed to the contact rod 90 are formed of a resin plate or the like, and extend downward from the contact rod 90. The rotation of the vertical rotation shaft 28a causes the wind to flow downward. I try to wake up. The alignment blades 28 are obliquely cut off at the lower part in the outer peripheral portion so that the alignment blades 28 do not hit the ball portion of the onion and damage it, thereby preventing the commercial value of the onion from decreasing. .
[0030]
Accordingly, the position of the onion varies when it falls from the chute 15 to the start end side of the aligning / conveying device 16, but when the stem is facing up, By rotating the onion by pushing down the stem part of the onion backward with the connecting rod 90, the onion is moved between the two conveying brushes 20, 20 together with the action of rotating the hair body 20 x downward. Align the onion so that the stem is pulled in, the stem is facing down, and the root is facing up. When the onion is transported rearward from the rear end of the transport area X and transported to the transfer area Y, the stem side is pulled downward by the hooking action of the hair 20y protruding in the transfer area Y. The onion is arranged so that the root is in an inverted position with the top facing vertically upward. In this manner, the aligned conveying device 16 as the first conveying means aligns the onion in an inverted posture with the stem facing down and the root portion facing up, and delivers it to the clamping conveying device 17 as the second conveying means. Thus, the root can be cut by the root cutting device 4 above the holding and conveying device 17, and the stem can be cut by the stem cutting device 6 below the holding and conveying device 17.
[0031]
In addition, the onion is pushed down by the abutment bar 90 and the posture is aligned, and a downward wind is generated by the rotation of the alignment blade 28, and when the onion stalk is pushed down by the abutment bar 90 and the conveying brushes 20, 20. Even if the outer shell, soil, or the like is peeled off from the onion during the conveyance by the above, it is forcibly sent downward so as not to be scattered around and dropped into the dust receiver 32. In addition, the clogging caused by the outer skin or soil being caught on the hair body 20x is reduced, and the conveying ability of the conveying brushes 20 and 20 is kept good.
[0032]
In addition, in the part of the said inheritance area | region Y, since the bristle body 20y only protrudes to one surface, 20 s of conveyance members are not provided, and there is no back feeding action, the onion on the inheritance area | region Y is the said conveyance It is configured to be pushed out to the next onion conveyed from the zone X and pushed backward like a cue so as to be sequentially nipped and inherited by the nipping and conveying device 17. However, the onion is tilted when the ball is struck, but the tilt is eliminated by the protrusion described later.
[0033]
Furthermore, the above-mentioned transfer area Y of the transport brushes 20 and 20 of the aligning and transporting device 16 partially overlaps with the front portion of the sandwiching and transporting device 17 described later in plan view so that the transport is not interrupted. The onion supported by the 20 transfer areas Y is inherited by the front portions of the left and right clamping belts 30 and 30 constituting the clamping conveyance device 17 and the cutting process by the cutting unit 3 is performed.
[0034]
Next, the nipping and conveying apparatus 17 as the second conveying means will be described. 8 is a partial cross-sectional side view showing the configuration of the conveying brush, the nipping and conveying device, and the root cutting device, and FIG. 9 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where the onion on the conveying brush is nipped by the nipping belt of the nipping and conveying device. FIG. 10 is a rear cross-sectional view showing a drive transmission configuration from the conveying brush to the nipping and conveying apparatus.
[0035]
In other words, the sandwiching and conveying device 17 is configured to sandwich and convey the ball portion of the conveyed onion from both the left and right sides. As shown in FIGS. 4 and 8, the sandwiching and conveying device 17 includes the left and right machine bases 11. A plurality of tension rollers 33a, 33b, and a pair of left and right drive rollers 35, 35 and belt conveying rollers 36, 36 are arranged symmetrically on the roller base 34 supported by 11, and their support shafts are arranged in the vertical direction. It is configured to be pivotally supported toward the end.
[0036]
A pair of left and right clamping belts 30 and 30 are wound around the left and right tension rollers 33a and 33b, drive rollers 35 and 35, and belt conveying rollers 36 and 36. The sandwiching belt 30 is made of an elastic body such as rubber or foaming synthetic resin, and has a substantially “k” on the outer peripheral surface so that the thickness increases from the center upward and downward as shown in FIG. Character-shaped conveyance surfaces 30a and 30a are formed so that the conveyance surfaces 30a and 30a of the left and right nipping belts 30 and 30 face each other at the center of the nipping and conveying device 17. With this configuration, as shown in FIG. 9, the ball portion of the onion can be sandwiched between the holding belts 30 and 30 from the top, bottom, left and right, and the onion posture can be prevented from being shaken during transportation. ing.
[0037]
Moreover, as shown in FIG. 4, the said clamping belt 30 is wound so that it may become a substantially ellipse shape long in the front-back direction of the onion preparation machine 1 in planar view. The tension rollers 33a, 33b,... Are pivotally supported by arm ends and are urged by a spring (not shown), and the tension roller 33a located inside the fuselage is urged toward the center of the fuselage. Energizing the distance between the "<"-shaped conveying surfaces 30a and 30a to be smaller than the width of the ball part of the onion so that the onion can be securely sandwiched and conveyed between the conveying surfaces 30a and 30a. Therefore, when cutting the roots and stems, the onion is not shaken and the cutting position is not shifted. On the other hand, the tension roller 33b located on the outer side of the machine body is urged toward the outer side of the machine body, and when the on-holding surface 30a clamps a large onion, the inner tension roller 33a presses the outer side of the machine body against the urging force. Even when it is moved, an appropriate tension is applied to the clamping belts 30 and 30 so that the clamping belt 30 does not loosen.
[0038]
As for the drive structure of the left and right clamping belts 30 and 30, as shown in FIGS. 8 and 10, the rotations of the left and right base shafts 20a and 20b are transmitted to the horizontal transmission shafts 74 and 74 via the speed change mechanism. Then, the driving force is transmitted from the horizontal transmission shafts 74 and 74 to the driving rollers 35 and 35 via the bevel gears and the vertical transmission shafts 78 and 78, and the clamping belts 30 and 30 are driven. That is, the conveying brushes 20 and 20 and the sandwiching belts 30 and 30 are driven by a motor 22 which is the same power source, and both the conveying devices 16 and 17 are driven by a single power source. Yes.
[0039]
The speed change mechanism for shifting and transmitting the rotation of the base shafts 20a and 20b includes a chain 76 wound around a sprocket 73 fixed to the rear end of the base shafts 20a and 20b and a sprocket 75 fixed to the front end of the horizontal transmission shaft 74. Thus, both 73 and 75 are linked together. By appropriately setting the gear ratio by both the sprockets 73 and 75, the driving of the conveying brushes 20 and 20 is adjusted to a speed suitable for the alignment of the onion, and the driving of the clamping belts 30 and 30 is adjusted to a speed suitable for cutting. Can do.
[0040]
Further, in the front part of the holding and conveying device 17, the distance between the frontmost tension rollers 33a and 33a is narrower than the distance between the left and right belt conveying rollers 36 and 36, and in this part, the holding belts 30 and 30 are arranged. Are configured so that the widths on the left and right sides become narrower in the transport direction, and are substantially “V” -shaped in plan view. In the space S sandwiched in the “V” shape, the onion is not conveyed by the left and right clamping belts 30, 30, and the clamping belt 30 is positioned at the position between the foremost tension rollers 33 a, 33 a behind it. -30 contacts the onion from the left and right, and the nipping and conveying action is started. In the following, the position P at which this nipping and conveying action is started is defined as a “nipping start position”.
[0041]
Further, since the space S overlaps with the inherited area (Y shown in FIG. 5) of the conveying brushes 20 and 20 in a plan view, the onion conveyed by the conveying member 20s of the conveying brushes 20 and 20 is this space. When S is reached, there is no feeding action, so only the entanglement of the hair body 20y acts, and the onion only pulls the stem part downward, and as a result, the onion is turned upside down so that the root part is directly above. Aligned. Then, when the ball is pushed out by the onion conveyed next in this posture and reaches the pinching start position P, the pin is conveyed backward by the pinching belts 30 and 30 from the position P and is cut by the cutting unit 3. A process is performed.
[0042]
Next, the configuration of the root cutting device 4 as root cutting means will be described. FIG. 11 is a rear cross-sectional view illustrating the configuration of the holding and conveying device, the root cutting device, and the stem cutting device.
[0043]
That is, as shown in FIG. 8, the root cutting device 4 includes a cutting head 4a and a support arm that supports the cutting head 4a, and the cutting head 4a is adjusted to be swingable up and down to a position near the upper side of the clamping start position P. ing. Further, an urging spring 41 is interposed between the support arm 4b and the support column 12, and balances with the weight of the cutting head 4a so as to contact the upper part of the onion so that the cutting head 4a moves smoothly up and down. To be able to. With the above configuration, the height of the cutting head is sequentially changed according to the height of each onion root even if the height of the onion root varies due to the variation in the size of the onion conveyed by the holding and conveying device. Thus, the root part of the onion with variations in height can be cut reliably.
[0044]
As shown in FIGS. 8 and 11, the cutting head 4a includes a cutting drive shaft 49 having an axis in a direction orthogonal to the conveying direction (left and right direction), and a left and right side portion from the left and right center position in the conveying direction. The plurality of copying plates 47, 47,... Projecting at biased positions, the plurality of cutting blades 48, 48, etc. fixed in the tangential direction of the cutting drive shaft 49, and the like. The end of the cutting drive shaft 49 protrudes left and right from the support arm 4b, and a pulley 53 is fixed to one end of the cutting drive shaft 49. A motor 39 disposed on the rotation base of the support arm 4b passes through a pulley and a belt (not shown). The driving force is transmitted, and the cutting blades 48, 48... And the copying plates 47, 47.
[0045]
Also, fans 92 and 92 are fixed to the ends of the cutting drive shaft 49 projecting from the support arm 4b to the left and right sides, and the outer peripheral surfaces of the fans 92 and 92 are covered by fan covers 93 and 93. Yes. With this configuration, when the fans 92 and 92 are rotated by the driving force of the motor 39, the outside air is sucked from the side openings of the fan covers 93 and 93 and blown downward from the discharge ports of the fan covers 93 and 93. Like to do.
[0046]
Therefore, the onion aligned in a posture in which the stems are directed downward and the roots are directed upward by the aligning and conveying device 16 is transferred to the nipping and conveying device 17 and then conveyed rearward, and the cutting blade 48 of the cutting head 4a.・ The root is cut by 48. At this time, since the driving direction of the cutting blades 48, 48... On the lower surface side of the cutting head 4a is opposite to the onion conveying direction, the relative speed of the cutting blade 48 with respect to the onion during cutting increases. Thus, the root of the onion can be cut more reliably.
[0047]
The roots cut by the cutting blade 48 are blown forward along the cutting direction (in the direction opposite to the onion transport direction) and centered on the space S sandwiched in a “V” shape by the clamping belt 30. The roots dropped on the transport brushes 20 and 20 pass between the transport brushes 20 and 20 by the rotation and fall to the lower dust receiver 32, and the roots after cutting are dropped. It does not scatter around. Further, since the wind is blown downward by the driving of the fans 92 and 92, the cut roots are forcibly blown downward, and the cutting blades 31a and 31b of the stem cutting device 6 to be described later are used. It is possible to prevent the root from falling to the surroundings due to its rotation, and to prevent the root from falling to a position deviated from the dust receiver 32 and contaminating the surroundings.
[0048]
Next, the structure of the stem cutting device 6 which is a stem cutting means will be described. That is, as shown in FIG. 8, the stem cutting device 6 is disposed below the clamping belts 30 and 30, and the position in plan view is the rear of the cutting head 4a as shown in FIG. The left and right cutting blades 31a and 31b that rotate in the horizontal direction are arranged to face each other, and the outer peripheral portions of the left and right cutting blades 31a and 31b are formed in a saw-like shape. It arrange | positions so that it may become high, and it may arrange | position so that the outer peripheral edge part may overlap in planar view. As shown in FIG. 11, the cutting blade drive shaft 66 is rotatably supported vertically on the left and right sides of the cutting blades 31 a and 31 b, and the third output pulley 5 d fixed on the transmission shaft 5. Rotation is input to the pulley 67 provided at the lower end of the cutting blade drive shaft 66 from the belt 68 through the belt 68 and from the pulley 69 provided at the upper end of the cutting blade drive shaft 66 to the left and right via the belt 72 and the pulleys 70 and 71. The cutting blades 31a and 31b rotate in the horizontal direction in opposite directions.
[0049]
In such a configuration, the onion conveyed by the holding and conveying device 17 with the stem facing downward is cut at the lower stem portion by the two cutting blades 31a and 31b in the stem cutting device 6. It is.
[0050]
As shown above, the onion whose upper and lower roots and stems have been cut by the root cutting device 4 and the stem cutting device 6 passes through the cutting unit 3 and is further conveyed rearward by the sandwiching belts 30 and 30. Specifically, it is discharged from the discharge part 7, and a series of preparation steps is completed.
[0051]
Next, a configuration that is applied to the above-described onion preparation machine 1 for smoothly inheriting and transferring the onion from the aligning and conveying apparatus 16 to the nipping and conveying apparatus 17 will be described in detail below. FIG. 12 is an enlarged front sectional view showing how the onion sinks due to the curling action of the hair, and FIG. 13 is an enlarged front sectional view showing the onion in the state of FIG.
[0052]
That is, when the onion that has been conveyed on the conveying brushes 20 and 20 of the aligning and conveying device 16 is in the transfer area Y, a force F due to the curling action of the hairs as shown in FIG. Depending on the thickness of the stem and the state of catching the hair tip of the hair body 20y, the stem portion of the onion may be strongly pulled down and pulled, and the entire onion may sink downward. Also, the onion may sink downward due to its own weight.
[0053]
When the onion is sent to the holding and conveying device 17 in such a state that the onion is depressed (the onset of the onion is shifted downward), the onion in the shifted state is placed on the holding belts 30 and 30 as shown in FIG. Only the lower part is clamped, the posture is not sufficiently fixed, and the onion is easily tilted forward or rearward. Therefore, the onion is sent to the cutting part 3 in a forward tilted posture or a backward tilted posture, and the roots and stems are cut obliquely, thereby reducing the commercial value and often requiring preparation again. It is.
[0054]
In order to solve this problem, in the onion preparation machine 1 of the present invention, the hardness of the hair body 20y protruding into the transfer area Y in the transport brushes 20 and 20 is the hardness of the hair body 20x protruding into the transport area X. Higher. With this configuration, the bristle 20x projecting into the transport area X is lowered in hardness, and the onion is reliably received in the bristle 20x projecting portion between the transport members 20s (the onion is on the bristle 20x projecting portion). On the other hand, it prevents the onion from jumping over the conveying member 20s and not being conveyed, while the bristle body 20y protruding into the transfer zone Y has a high hardness so that the onion is depressed as described above. In this way, the ball part of the onion is securely held between the upper and lower sides as shown in FIG. 9 to prevent the inclination of the onion as described above.
[0055]
In addition, instead of increasing the hardness of the hair body 20y, the same effect as described above can also be obtained by increasing the density of the hair body 20y by reducing the distance between the protrusions of the hair body 20y.
[0056]
Moreover, in this onion preparation machine 1, as shown in FIG. 8, the height of the belt conveyance rollers 36 and 36 of the pinch conveyance device 17 can be adjusted. Therefore, by changing the height of the starting end portion of the holding and conveying device 36 according to the height of the center portion of the ball portion of the onion, the onion can be pinched from both the upper and lower sides, and as a result, the posture of the onion is prevented from blurring. The onion stems and roots are not cut or can be prevented from being cut obliquely.
[0057]
However, by using an onion preparation machine having the following configuration, it is possible to smoothly transfer and transfer the onion from the aligned conveying device 16 to the nipping and conveying device 17. Hereinafter, the onion preparation machine 1 ′ according to the second configuration example will be described. FIG. 14 is an enlarged front cross-sectional view showing a desirable clamping state in which an average size onion is clamped from above and below the conveyance surface. FIG. 15 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where an onion smaller than the average is clamped only at the lower part of the transport surface. FIG. 16 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where an onion larger than the average is clamped only at the upper part of the transport surface. FIG. 17 is a plan view showing a conveying unit and a cutting unit of the onion preparation machine of the second configuration example, and FIG. FIG. FIG. 19 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where the onion is clamped by the inner belt of the clamping / conveying device. FIG. 20 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which an upward force is applied when an onion having a size smaller than the average is clamped by the middle belt and then by the lower belt. FIG. 21 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which the onion is raised from the state of FIG. 20 and the onion center coincides with the transport center plane. FIG. 22 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where the holding of the middle belt is released from the state of FIG. 21 and the ball portion of the onion is held in a desirable holding state from above and below.
[0058]
That is, in the onion preparation machine 1 configured as described above, when the onion that has been conveyed on the conveying brushes 20 and 20 of the aligning and conveying device 16 is in the transfer area Y, the onion is pushed backward by the next onion. It is configured to be inherited by the nipping / conveying device 17 after being moved a certain distance, but when the onion is pushed by the next onion, the onion may tilt forward or backward with the fly. It was. Therefore, when the onion is held in the holding and conveying device 17 in this inclined posture, the roots and stems are cut obliquely at the cutting unit 3, reducing the commercial value or requiring another preparation. There was an inconvenience.
[0059]
Further, with respect to the holding of the onion by the holding belt 30, as shown in FIG. 14, the conveying surfaces 30a and 30a of the holding belt come into contact with the ball portion of the onion at four points A, B, C and D, and the upper side of the ball portion. It is desirable that the lower side is clamped from both the left and right sides from the viewpoint of firmly holding the onion and preventing inclination of the posture (forward or backward tilt). Therefore, it is desirable that the center Co of the ball portion of the onion is on the conveyance center plane Lb by the clamping belt 30.
[0060]
However, since the size of the onion flowing on the conveying brush 20 (size of the ball portion) is large, medium, and small, the height of the center Co of the onion conveyed on the conveying brushes 20 and 20 varies. Yes. Specifically, the onion having a large ball portion has a high center Co, and the small ball having a ball portion has a low center Co. Therefore, for example, as shown in FIG. 14, when the conveyance center plane Lb by the clamping belt 30 of the clamping conveyance device is aligned with the center Co of the average size onion OM, the onion OM of the size is viewed from the upper and lower sides. At this time, the onion OS smaller than the average is clamped only at the lower two points A and B as shown in FIG. 15, and the onion OL larger than the average is only at the upper two points C and D as shown in FIG. In either case, only one of the upper side or the lower side of the ball part of the onion will be held, and the posture when held will become unstable, and the onion will tend to tilt. End up.
[0061]
In order to solve this problem, the onion preparation machine 1 ′ according to the second configuration example has the following configuration. That is, as shown in FIGS. 17 and 18, the belt for nipping and conveying the onion constituting the nipping and conveying device 17 ′ is composed of three belts: an upper belt 30H, an intermediate belt 30M, and a lower belt 30L. It is composed.
[0062]
Hereinafter, the sandwiching and conveying apparatus 17 ′ as the second conveying means in the onion preparation machine 1 ′ according to the second configuration example will be described. That is, as shown in FIGS. 17 and 18, a plurality of tension rollers 33a ′, 33a ”... And a pair of left and right drive rollers 35 ′, 35 ′ are mounted on a roller base 34 supported by the left and right machine bases 11, 11. The belt conveying rollers 36 'and 36' are symmetrically arranged, and support shafts thereof are rotatably supported in the vertical direction.The left and right tension rollers 33a ', 33a ", 33b',. The driving rollers 35 'and 35' and the belt conveying rollers 36 'and 36' are respectively two or three rollers so that three belts described later can be circulated in parallel. An intermediate belt 30M is wound between the driving roller 35 'and the foremost tension roller 33a', while the driving roller 35 ', tension rollers 33a', 33a ", 33b ',. An upper belt 30H and a lower belt 30L are wound around 36 and 36.
[0063]
Further, as shown in FIG. 4, the upper belt 30H and the lower belt 30L are wound so as to have a substantially elliptical shape that is long in the front-rear direction of the onion preparation machine 1 ′ in plan view. Further, the tension rollers 33a ', 33a ", 33b',... Are pivotally supported by arm ends and are urged by a spring (not shown), and the tension rollers 33a ', 33a" positioned inside the body are located in the center of the body. The tension rollers 33b 'and 33b' located on the outer side of the machine body are urged toward the outer side of the machine body, and the upper belt 30H and the lower belt 30L are slackened. It is preventing.
[0064]
Further, as shown in FIG. 18, in order to drive the three belts 30H, 30M, and 30L, the rotations of the left and right base shafts 20a and 20b are transmitted to the vertical transmission shafts 102 and 102 via the bevel gears 100 and 101, respectively. The rotation of the vertical transmission shafts 102 and 102 is transmitted to the second vertical transmission shafts 78 ′ and 78 ′ via the sprockets 104 and 105 and the chain 103, and the driving force is transmitted to the driving rollers 35 ′ and 35 ′. The upper, middle, and lower three belts 30H, 30M, and 30L are driven.
[0065]
In the front portion of the holding and conveying device 17, the distance between the frontmost tension rollers 33a 'and 33a' is narrower than the distance between the left and right drive rollers 35 'and 35'. The belts 30H, 30M, and 30L are configured so that the left and right widths become narrower in the transport direction, and are formed in a substantially “V” shape in plan view.
[0066]
In order to convey the onion that has entered the space S ′ sandwiched between the substantially “V” shapes, protrusions 99 are provided at equal intervals on the pair of left and right middle belts 30M. The protrusions are driven in synchronism with each other so that the phases are matched by the pair of left and right middle belts 30M and 30M. The driving speed of the protrusion 99 is such that the onion is transported on the transport area X by the rotation of the transport brushes 20 and 20 so that the onion transported by the alignment transport device 16 can be smoothly inherited and transported. It is set so as to be substantially the same as the speed, and the position (phase) of the protrusion 99 is synchronized at a constant timing so as to maintain a constant relationship with the rotational phase of the conveying member 20s that conveys the onion. ing.
[0067]
Further, a position (hereinafter referred to as “protrusion operation position”) P0 at which the protrusion comes into contact with the onion and starts a scraping operation is located on the transport area X of the transport brushes 20 and 20 in plan view. In other words, in this onion preparation machine 1 ′, the part of the transfer area X of the transfer brushes 20 and 20 is extended more than the case of the onion preparation machine 1, and the part of the transfer area Y is shortened by that amount. The conveying member 20s extends to the space S ′ sandwiched between the “V” shapes.
[0068]
With this configuration, while the onion is being transported on the transport area X of the transport brushes 20 and 20, the protrusion 99 comes into contact with the rear part of the onion of the onion so that the onion is scraped toward the nipping and transporting surface, The three belts 30H, 30M, and 30L can be smoothly inherited and sandwiched. That is, the conveying action of the conveying member 20s and the conveying action by the protrusion 99 are partially overlapped so that the conveyance is not interrupted and smooth onion can be delivered. Therefore, the onion on the transfer area Y of the transfer brush is configured to be transferred by the protrusion 99, and does not take the form of being pushed on by the next onion like the onion preparation machine 1 and inherited. When the onion is pushed out in contact with the next onion, it will not tilt.
[0069]
Further, as shown in FIG. 19, the upper belt is configured to increase in thickness upward (TH1 <TH2), and the lower belt is configured to increase in thickness downward. Cage (TL1 <TL2), as shown in FIG. 22, the ball part of the onion can be clamped from the top, bottom, left and right (A, B, C, D) by the upper and lower belts 30H, 30L so that it can be clamped with a strong force. ing. On the other hand, the portions other than the protrusion 99 of the middle belt 30M are configured to have a uniform thickness, and the thickness is larger than the thickness of the lowermost end of the upper belt 30H and the thickness of the uppermost end of the lower belt 30L. In the region where the left and right belts face each other (ie, TM> TH1, TM> TL1), as shown in FIG. 19, the middle belt 30M protrudes toward the center of the machine body so that the upper belt 30H and the lower belt 30L. The middle belt 30M first comes into contact with the onion and performs nipping and conveying. That is, the clamping start position (first clamping start position) P1 by the middle belt 30M is on the front side of the clamping start position (second clamping start position) P2 by the upper belt 30H and the lower belt 30L. As shown in FIG. 19, the onion that has reached one clamping start position P1 is first clamped by the middle belt 30M, conveyed by the belt 30M and the protrusion 99, and when it reaches the second clamping start position P2, It is sandwiched between the side belts 30L and further conveyed to the rear side.
[0070]
The three belts 30H, 30M, and 30L are made of a material having appropriate elasticity, such as rubber, like the pinching belt 30 of the onion preparation machine 1, but the hardness of the middle belt 30M is the upper belt 30H. Further, the inner belt 30M softly (weakly) holds the onion by making it smaller than the hardness of the lower belt 30L.
[0071]
With the above configuration, for example, an onion OS smaller than the average size is sent by the aligning and conveying device 16 and is clamped by the middle belts 30M and 30M at the first clamping start position P1 as shown in FIG. When it is further conveyed rearward and reaches the clamping start position P2 by the upper belt 30H and the lower belt 30L, since the onion is smaller than the average size, the center Co of the ball portion is positioned below the conveyance center plane Lb. Thus, as shown in FIG. 20, the lower belt 30L only sandwiches the lower side of the onion ball portion, and the upper belt 30H does not contact the onion ball portion. However, at this time, the lower belt 30L applies an upward force f from the contact points A and B of the onion, so that the onion is lifted up and the center Co of the onion's ball part is the upper and lower belts 30H as shown in FIG. The upper belt 30H is located on the conveyance center plane Lb by 30L, and the upper belt 30H sandwiches the upper side of the onion ball portion, and the lower belt 30L sandwiches the lower side of the onion ball portion.
[0072]
In addition, also in the pinching belt 30 of the pinch conveying device 17 of the onion preparation machine 1 described above, when pinching an onion smaller than the average (in the case as shown in FIG. 15), the pinching belts 30 and 30 are on the ball part of the onion. An upward force is applied from the point of contact (points A and B shown in FIG. 15), but the force due to the onion's own weight and the frictional force at points A and B work in the opposite direction. It is difficult for the onion to slide up. On the other hand, when the clamping belt is constituted by three belts 30H, 30M, and 30L as in this embodiment, the onion is clamped by the lower belt 30L while being clamped by the middle belt 30M as shown in FIG. An upward force f is applied. Accordingly, the onion is supported on its own weight by the inner belt 30M, and further, the inner belt 30M is “softly” held by the onion, so that the generated frictional force is small and the onion is lifted by the upward force f. It is also easy.
[0073]
The case where the onion is smaller than the average has been described above, but this also applies to the case where the onion is larger than the average. That is, for onion larger than the average, the center of the ball is higher than that of the average size onion, and only the upper belt contacts the ball and the lower belt does not touch the ball. However, the upper belt 30H applies a downward force to the onion when it is clamped by the upper belt 30H while being softly clamped by the middle belt 30M. In addition, since the frictional force against the above force is small because it is softly clamped by the middle belt 30M, the onion and the lower belt 30L are clamped and the upper and lower belts 30H and 30L are clamped. It becomes.
[0074]
Then, after the onion in the desired clamping state as described above passes between the frontmost tension rollers 33a ′ and 33a ′, the clamping by the middle belt 30M is released, and as shown in FIG. The upper and lower sides of the onion ball part are sandwiched between the two belts 30H and 30L. In this state, the onion is sent to the cutting part 3, and the root part and the stem part are cut. Thus, since the upper and lower sides of the onion ball part are clamped and sent to the cutting part 3, the onion is prevented from tilting from the inverted posture, and the roots and stems are not cut obliquely.
[0075]
Further, as shown in the following configuration, by providing a stalk transporting device that sandwiches and transports the stem below the alignment transporting device 16 and the sandwiching transporting device 17, the onion from the aligned transporting device 16 to the sandwiching transporting device 17 is also provided. It is possible to prevent the shake of the inverted position of the onion during delivery. Hereinafter, the configuration of the onion preparation machine 1 "of the third configuration example will be described. FIG. 23 shows the configuration of the transport brush, the clamping transport device, the cutting unit and the stalk clamping transport device of the onion preparation machine of the third configuration example. Fig. 24 is a plan view showing the configuration of the conveying brush, nipping and conveying device, stem cutting device and stem nipping and conveying device of the onion preparation machine of the third configuration example. 26 is a rear cross-sectional view showing the position of the stem clamping belt of the onion preparation machine of the configuration example, Fig. 26 is an onion preparation machine of the third configuration example in which the onion on the conveying brush is clamped by the clamping belt. It is the front cross-sectional enlarged view which showed a mode that the stalk part was clamped by the stalk clamping belt, and was pulled below.
[0076]
That is, as apparent from a comparison between FIG. 23 and FIG. 8, this onion preparation machine 1 "is different from the onion preparation machine 1 of the first configuration example in the following points. Vertical transmission shafts 78 and 78 for driving a pair of left and right drive rollers 35 and 35 of the device 17 "are extended downward, and sprockets 111 and 111 are fixedly installed at the lower ends. On the other hand, a pair of left and right stem conveying transmission shafts 113 and 113 are rotatably supported vertically at the rear lower position of the stem cutting device 6 and input sprockets 112 and 112 are fixed to the lower ends of the shafts 114 and 114, respectively. The driving pulleys 115 and 115 are fixed to the upper ends of the sprockets 111 and 111, respectively.
[0077]
A pair of left and right driven pulleys 116 and 116 are pivotally supported at a position below the aligning and conveying device 16 with their axial centers oriented vertically, and the driven pulley 116 and the driving pulley 115 hold a pair of left and right stems. Belts 110 and 110 are wound respectively. Accordingly, the rotation of the vertical transmission shaft 78 drives the driving pulley 115 on the stem conveying transmission shaft 113 via the chain 114, and the left and right stem clamping belts 110 and 110 are driven in opposite directions. The driving pulley 115, the driven pulley 116, and the stem clamping belt 110 constitute a stem clamping / conveying device 120 as a stem portion clamping / conveying means.
[0078]
With the above configuration, the onion aligned in the inverted posture while being transported by the transport brushes 20 and 20 is sandwiched between the stem portions facing downward by the stem sandwiching belts 110 and 110 and transported backward.
[0079]
The stem clamping belts 110 and 110 are extended to the lower side of the stem cutting device 6, and the speed of the stem clamping belts 110 and 110 is substantially the same as the speed of the clamping belt 30. The gear ratio of the two sprockets 111 and 112 is set. Accordingly, the onion conveyed on the conveying brushes 20 and 20 of the aligning and conveying device 16 in an inverted posture moves the upper part of the stem part between the stem brushing belts 110 and 110 and moves on the transfer area Y of the conveying brush 20. Smoothly delivered to the nipping and conveying device 17. The stems of the onion are clamped by the stem clamping belt, and the roots and stems are cut by the root cutting device 4 and the stem cutting device 6 while the ball is clamped by the clamping belt 30. In addition, since the speed of the squeezing belt 110 of the squeezing / carrying device 120 and the clamping belt 30 of the squeezing / conveying device 17 are substantially equal as described above, the posture of the onion does not tilt as it is conveyed.
[0080]
The clamping belt 30 is wound horizontally, while the driving pulley 115 is provided at a position lower than the driven pulley 116, and the stem clamping belts 110 and 110 have a conveyance end side (rear side) on the lower side. A slope is provided as appropriate. Therefore, as shown in FIG. 26, the stem clamping belts 110 and 110 that sandwich the stem portion pull the stem portion downward as the onion is conveyed backward, and in this state, the root and stem are cut. It becomes a clean cut surface that looks good.
[0081]
In the onion preparation machine, The upper belt of the second conveying means is configured to increase in thickness upward, the lower belt is configured to increase in thickness downward, and the middle belt has a uniform thickness. Therefore, since the upper belt is configured to increase in thickness upward, it is possible to achieve a downward force from the upper belt on the ball portion of the onion by a simple configuration. Since the thickness increases downward, it is possible to achieve an upward force from the lower belt to the ball portion of the onion by a simple configuration. Therefore, it is easy for the onion to slide down or rise by the above downward force or upward force while maintaining the state of being held by the middle belt. Therefore, the configuration in which the height of the onion is corrected so that the center of the onion coincides with the conveyance center plane, and the upper and lower sides of the ball portion are held between the upper and lower belts, so that the three belts have different thicknesses. This can be realized with a simple configuration.
[0082]
In the onion preparation machine, since the thickness of the middle belt is larger than the thickness of the lowermost end of the upper belt and the thickness of the uppermost end of the lower belt, the onion conveyed by the first conveying means is second conveyed. The structure of being clamped by the middle belt before being clamped by the upper belt and the lower belt of the means can be realized with a simpler configuration.
[0083]
In the onion preparation machine, the upper belt and the lower belt have the same hardness, while the middle belt has a lower hardness than the upper and lower belts, so the upper and lower belts have the same hardness. While holding the onion, it prevents the onion from being biased up and down, while the hardness of the middle belt is lower than the hardness of the upper and lower belts, so the onion is weakly pinched by the inner belt, Since the frictional force due to the contact between the side belt and the onion is reduced, the onion is raised (or lowered) so that the height of the ball center of the onion is corrected to coincide with the conveying center plane by the conveying device. Can be done easily (with less force). Therefore, it is easier to achieve a desirable clamping state in which the upper and lower sides of the ball part are clamped by the upper and lower belts, and the root and stem are reliably secured by preventing the shake of the onion posture when being conveyed by the second conveying means. Can be more effectively prevented.
[0084]
Also, The first conveying means for conveying the onion in an inverted state in the horizontal direction and the second conveying means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means, and sandwiched by the second conveying means In the onion preparation machine having cutting means for cutting the roots and stems of the onion to be transported, the stem part sandwiching and transporting means for sandwiching and transporting the stem part of the onion is provided below the first transporting means. By conveying the onion in this state, it is possible to prevent the onion from tilting on the first conveying means.
[0085]
In the onion preparation machine, Since the stem portion clamping and conveying means extends to the lower side of the second conveying means, it is possible to deliver the onion from the first conveying means to the second conveying means while holding the stem portion of the onion. Therefore, since the posture of the onion is prevented from tilting during the delivery, it is more effectively prevented that the roots and stems are cut obliquely.
[0086]
In the onion preparation machine, Since the stem holding and conveying means is extended to the position of the cutting means, the onion is cut by the cutting means while the stem is held by the stem holding and conveying means. Therefore, since the stem part of the onion is held and fixed when the root and stem are cut by the cutting means, the onion is prevented from blurring at the time of cutting. The onion can be prepared in good condition.
[0087]
In the onion preparation machine, The stem sandwiching and conveying means is composed of a pair of left and right stem sandwiching belts, and the stem sandwiching belt is provided so as to be inclined so that the end side is downward. The action of pulling the stalk will be performed. Therefore, even if the onion is slightly tilted from the vertical inverted posture, the onion is corrected to an appropriate vertical inverted posture by the pulling action of the stem portion holding and conveying means. As a result, it is possible to prevent stems and roots from being leaked by the cutting means and from being cut obliquely.
[0088]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
That is, as shown in claim 1, the first conveying means for conveying the pair of left and right spiral rotating shafts in the opposite directions and the onion inherited from the first conveying means are sandwiched and conveyed. In the onion preparation machine having two conveying means and cutting means for cutting the roots and stems of the onion clamped and conveyed by the second conveying means, a large number of hairs protrude from the respective outer peripheral surfaces of the rotating shaft, and are conveyed Since the hardness of the hair in the inheritance area to the second conveying means on the end side is made higher than the hardness of the hair in the other conveyance areas, the hardness of the hair protruding into the conveyance area is low. The onion can be softly received in the protruding portion of the hair, and the onion can be reliably received as the onset sinks into the protruding portion of the hair, and it can be prevented that the onion jumps over the conveying member and is not conveyed. The hair protruding into the area has a hardness Therefore, the onion does not sink even if a force that pulls down the stem of the onion acts due to the curling action of the hair, so that the onion of the onion is securely clamped on both the upper and lower sides by the clamping transport device Therefore, the onion can be prevented from tilting and the onion roots and stems can be prevented from being cut obliquely.
[0089]
According to a second aspect of the present invention, first conveying means for conveying the onion in the horizontal direction, second conveying means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means, and nipping and conveying by the second conveying means In the onion preparation machine having cutting means for cutting the roots and stems of the onion, since the height of the starting end of the second conveying means can be adjusted up and down, the height of the center part of the onion In addition, by changing the height of the starting end of the conveying means, the onion can be clamped from both the upper and lower sides. As a result, the posture of the onion is prevented from being shaken, and the stem and root are not leaked and obliquely cut.
Therefore, it is possible to prevent the necessity of preparation again or the product value from being lowered due to the slanted cut surface.
[0090]
According to a third aspect of the present invention, first conveying means for conveying the onion in the horizontal direction, second conveying means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means, and nipping and conveying by the second conveying means In the onion preparation machine having cutting means for cutting the roots and stems of the onion, the second conveying means includes three conveying belts, an upper belt, an intermediate belt, and a lower belt, which are circulated in parallel with each other. Since it is arranged in a pair, the intermediate belt is configured so as to be suitable for the transfer from the first conveying means to the second conveying means, so that smooth delivery of onions between both conveying means can be achieved with a simple configuration. realizable.
[0091]
Further, since the onion conveyed by the first conveying means is clamped by the middle belt before being clamped by the upper belt and the lower belt of the second conveying means, the height of the center of the onion ball portion is high. Is transferred to the second conveying means in a state that does not coincide with the conveying center plane, the onion is clamped by the middle belt and applied downward force by the upper belt or upward force by the lower belt. Force will act.
Accordingly, since the frictional force against the above force (or the force due to the weight of the onion itself) is reduced by the clamping of the inner belt, the onion height is adjusted so that the center of the onion coincides with the conveyance center plane by the above force. Is corrected, and a desired clamping state is achieved in which the upper and lower sides of the ball portion are clamped by the upper and lower belts.
Therefore, since the posture of the onion is not shaken when being conveyed by the second conveying means, the roots and stems can be surely cut, and are not cut obliquely. This eliminates the need for re-preparation and prevents the onion from reducing its commercial value.
[0092]
As shown in claim 4, In the onion preparation machine according to claim 3, since the protrusions are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the inner belt of the second conveying means, the protrusions cause the onion to perform the conveying action so that It is possible to more reliably perform the onion inheritance to the second conveying means.
Therefore, the failure of clamping by the transport belt of the second transport means is reduced, and more reliable preparation can be performed. Moreover, since it is nipped and conveyed by the inner side belt provided with the protrusions, the inclination of the onion posture can be prevented and the roots and stems can be prevented from being cut obliquely.
[0093]
As shown in claim 5, 4. The onion preparation machine according to claim 3, wherein protrusions are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the inner belt of the second conveying means, and the inner belt is configured to receive onions sequentially conveyed by the first conveying means. Since the protrusions are driven synchronously so as to be inherited and transported, the failure of clamping by the transport belt of the second transport means is further reduced than shown in the above-mentioned claim 8, and more reliable preparation can be performed. .
[0094]
As shown in claim 6, the claim 3 In the onion preparation machine, the area where the conveying action by the first conveying means is performed and the area where the conveying action by the protrusion of the inner belt of the second conveying means partially overlaps, so the first conveying at the overlapping part It is possible to smoothly deliver the onion from the means to the second conveying means, and it is possible to deliver the onion more reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing the overall configuration of an onion preparation machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is also a front view.
FIG. 3 is also a plan view.
FIG. 4 is a plan view showing a transport unit and a cutting unit of the onion preparation machine.
FIG. 5 is a side view of a conveying brush.
FIG. 6 is a front sectional view showing a configuration of a conveying brush and an alignment blade.
FIG. 7 is a side view showing a configuration of alignment blades.
FIG. 8 is a partial cross-sectional side view illustrating a configuration of a transport brush, a sandwiching transport device, and a root cutting device.
FIG. 9 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which the onion on the conveying brush is clamped by the clamping belt of the clamping conveyance device.
FIG. 10 is a rear cross-sectional view showing a drive transmission configuration from a conveying brush to a nipping and conveying apparatus.
FIG. 11 is a rear cross-sectional view showing a configuration of a holding and conveying device, a root cutting device, and a stem cutting device.
FIG. 12 is an enlarged front cross-sectional view showing how the onion sinks due to the curling action of the hair.
13 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which the onion in the state of FIG. 12 is held by the holding and conveying device.
FIG. 14 is an enlarged front cross-sectional view showing a desirable clamping state in which an onion of an average size is clamped from above and below the conveyance surface.
FIG. 15 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where an onion smaller than the average is clamped only at the lower part of the conveying surface.
FIG. 16 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which onions larger than the average are clamped only at the upper part of the transport surface.
FIG. 17 is a plan view showing a transport unit and a cutting unit of the onion preparation machine of the second configuration example.
FIG. 18 is a partial cross-sectional side view showing the configuration of the conveying brush, the nipping / conveying device, and the cutting unit of the onion preparation machine of the second configuration example.
FIG. 19 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which an onion is clamped by the inner belt of the clamping / conveying device.
FIG. 20 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which an upward force is applied when an onion having a size smaller than the average is clamped by the middle belt and then by the lower belt.
FIG. 21 is an enlarged front cross-sectional view showing a state in which the onion is raised from the state of FIG. 20 and the onion center coincides with the conveyance center plane.
22 is an enlarged front cross-sectional view showing a state where the holding of the middle belt is released from the state of FIG. 21 and the ball part of the onion is held in a desirable holding state from above and below. FIG.
FIG. 23 is a side cross-sectional view showing a configuration of a transport brush, a sandwich transport device, a cutting unit, and a stem sandwich transport device of an onion preparation machine according to a third configuration example.
FIG. 24 is a plan view showing a configuration of a transport brush, a sandwiching transport device, a stem cutting device, and a stem sandwiching and transporting device of an onion preparation machine of a third configuration example.
FIG. 25 is a rear cross-sectional view showing the position of the stem clamping belt of the onion preparation machine of the third configuration example.
FIG. 26 shows the onion preparation machine of the third configuration example in which the onion on the conveying brush is pinched by the pinch belt and the stem part is pinched by the stem pinch belt and pulled downward. FIG.
[Explanation of symbols]
1, 1 ', 1 "onion preparation machine
3 Cutting means (cutting part)
4 Root cutting means (root cutting device)
6 Stem cutting means (stem cutting device)
16 1st conveyance means (alignment conveyance apparatus)
17 Second conveying means (nipping conveying device)
20.20 Conveying brush
20x / 20y hair
20z rotation axis
X Transport area (in transport brush 20)
Y Inheritance area (in transport brush 20)
30H Upper belt
30M middle belt
30L lower belt
99 protrusion
110/110 Stem pinching belt (for stem pinching and conveying device)
120 Stem Nipping and Conveying Means (Stem Nipping and Conveying Device)

Claims (6)

左右一対の螺旋状の回転軸を互いに逆方向に回転させて搬送する第一搬送手段（１６）と、該第一搬送手段（１６）から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段（１７）と、該第二搬送手段（１７）で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段（３）とを有する玉葱調製機において、前記回転軸のそれぞれの外周面に多数の毛体（２０ｘ・２０ｙ）を突出し、搬送終端側の第二搬送手段（１７）への受継域の毛体（２０ｙ）の硬度を、他の搬送域の毛体（２０ｘ）の硬度より高くしたことを特徴とする玉葱調製機。  First conveying means (16) for conveying a pair of left and right spiral rotating shafts rotated in opposite directions, and second conveying means for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means (16) In the onion preparation machine having (17) and cutting means (3) for cutting the roots and stems of the onion clamped and conveyed by the second conveying means (17), a large number of outer peripheral surfaces of the rotating shaft The hair (20x, 20y) protrudes, and the hardness of the hair (20y) in the transfer area to the second transport means (17) on the transport end side is made higher than the hardness of the hair (20x) in the other transport areas An onion preparation machine. 水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段（１６）と、該第一搬送手段（１６）から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段（１７）と、該第二搬送手段（１７）で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段（３）とを有する玉葱調製機において、該第二搬送手段（１７）の始端部の高さを上下調整可能としたことを特徴とする玉葱調製機。  A first conveying means (16) for conveying the onion in the horizontal direction, a second conveying means (17) for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means (16), and the second conveying means ( In the onion preparation machine having the cutting means (3) for cutting the roots and stems of the onion clamped and conveyed in 17), the height of the starting end of the second conveying means (17) can be adjusted up and down. A featured onion preparation machine. 水平方向に玉葱を搬送する第一搬送手段（１６）と、該第一搬送手段（１６）から受け継がれた玉葱を挟持して搬送する第二搬送手段（１７）と、該第二搬送手段（１７）で挟持搬送される玉葱の根及び茎を切断する切断手段（３）とを有する玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）は、互いに平行に周回された上側ベルト（３０Ｈ）、中側ベルト（３０Ｍ）、下側ベルト（３０Ｌ）の三本の搬送ベルトを、水平方向に一対を配置し、上記第一搬送手段（１６）により搬送された玉葱は、上記第二搬送手段（１７）の上側ベルト（３０Ｈ）及び下側ベルト（３０Ｌ）に挟持される前に、上記中側ベルト（３０Ｍ）に挟持されることを特徴とする玉葱調製機。A first conveying means (16) for conveying the onion in the horizontal direction, a second conveying means (17) for nipping and conveying the onion inherited from the first conveying means (16), and the second conveying means ( 17) In the onion preparation machine having cutting means (3) for cutting the roots and stems of the onion clamped and conveyed in 17), the second conveying means (17) includes an upper belt (30H) circulated in parallel with each other, medium side belts (30M), the three conveyor belts of the lower belt (30L), arranged one pair in a horizontal direction, said first onion conveyed by first conveying means (16), said second conveying means The onion preparation machine characterized in that it is clamped by the middle belt (30M) before being clamped by the upper belt (30H) and the lower belt (30L) of (17) . 請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の外周面に突起（９９）を等間隔に設けたことを特徴とする玉葱調製機。 The onion preparation machine according to claim 3, wherein protrusions (99) are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the middle belt (30M) of the second conveying means (17) . 請求項３記載の玉葱調製機において、上記第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の外周面に突起（９９）を等間隔に設け、かつ、該中側ベルト（３０Ｍ）は、該第一搬送手段（１６）で順次搬送される玉葱を、上記突起（９９）が受け継いで搬送するように同期して駆動されることを特徴とする玉葱調製機。 In the onion preparation machine according to claim 3, protrusions (99) are provided at equal intervals on the outer peripheral surface of the middle belt (30M) of the second conveying means (17), and the middle belt (30M) The onion preparation machine characterized in that the onion sequentially conveyed by the first conveying means (16) is driven synchronously so that the protrusion (99) takes over and conveys the onion. 請求項３記載の玉葱調製機において、第一搬送手段（１６）による搬送作用が行われる領域と、第二搬送手段（１７）の中側ベルト（３０Ｍ）の突起（９９）による搬送作用が行われる領域とが一部重複することを特徴とする玉葱調製機。 4. The onion preparation machine according to claim 3, wherein the conveying action by the first conveying means (16) and the conveying action by the protrusion (99) of the middle belt (30M) of the second conveying means (17) are performed. An onion preparation machine characterized in that it partially overlaps with the area to be called.
JP10507299A 1999-04-13 1999-04-13 Onion preparation machine Expired - Fee Related JP4146574B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10507299A JP4146574B2 (en) 1999-04-13 1999-04-13 Onion preparation machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10507299A JP4146574B2 (en) 1999-04-13 1999-04-13 Onion preparation machine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000295983A JP2000295983A (en) 2000-10-24
JP4146574B2 true JP4146574B2 (en) 2008-09-10

Family

ID=14397752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10507299A Expired - Fee Related JP4146574B2 (en) 1999-04-13 1999-04-13 Onion preparation machine

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4146574B2 (en)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5700509B2 (en) * 2010-08-25 2015-04-15 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 Onion processing equipment
JP6131408B2 (en) * 2015-08-21 2017-05-24 株式会社成和 Hair root cutting device
JP2017042891A (en) * 2015-08-28 2017-03-02 佐藤　一雄 Cutting device for abdominal part of sea cucumber
JP7118832B2 (en) * 2018-09-18 2022-08-16 株式会社クボタ Conveying device and preparation device for headed vegetables
CN110140978A (en) * 2019-06-25 2019-08-20 福建省众道发展有限公司 A kind of efficient sweet potato skiving machine

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000295983A (en) 2000-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4146574B2 (en) Onion preparation machine
JP2010273621A (en) Root vegetable harvester
JP3977950B2 (en) Onion preparation machine conveyor
JP6188623B2 (en) Sugarcane harvester
JP6840418B1 (en) Cutting machine for foodstuffs
JP3443419B2 (en) Soil removal equipment and harvester
JP2007236326A (en) Rethreshing device, threshing device and combine harvester
JP2001224349A (en) Bulbous crop trimming machine
JP2005095189A (en) Auxiliary transportation apparatus for reaping part of combine harvester
JP7205956B1 (en) vegetable harvester
JP2000175672A (en) Transporting part of onion preparing machine
JPH0937629A (en) Cutting apparatus structure of root crop harvester
JP3883489B2 (en) Bulb crop preparation machine
JPH0937627A (en) Finish cutting device of self-propelled root crop harvester
JP2000175531A (en) Onion preparation machine
JP3881788B2 (en) Onion adjuster
JPH09121828A (en) Cutter for leaf part of carrot and cutter for its root end
JP2001224348A (en) Bulbous crop trimming machine
JP3977949B2 (en) Onion preparation machine
JP4654388B2 (en) Foliage transport device
JP2004075381A (en) Endless conveyer
JPH09172831A (en) Harvester for root vegetable
JP3864167B2 (en) Bulb crop preparation machine
JP2008182952A (en) Onion preparing machine
JP2001017147A (en) Onion-processing machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees