JP4145576B2 - 互いに異なった帯域幅を有する受信機と送信機を備える通信システムを初期設定する方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に通信システムに関するものであり、特に互いに異なった帯域幅を有する受信機と送信機を備える通信システムを初期設定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信システムは、情報を1つの場所から他の場所へ転送するために使用される。この情報の内容と書式は、システムの型式及び用途に依存して大いに変動し得る。例えば、データ、音声、ビデオその他のようなディジタル情報を通信する必要が大いにある。使用されるチャネルに依存して、この情報は、しばしば、アナログ形式で送信される。
【0003】
図1は、在来の受信機10の簡単なブロック図を例示する。アナログ信号は、アナログ受信機12で受信される。その信号は、次いで、アナログ・ディジタル変換器(ADC)14内でディジタル化される。ディジタル情報は、次いで、ディジタル・プロセッサ16を使用して処理することができる。
【0004】
周知のように、ナイキスト理論は、アナログ信号を正確なディジタル表現に変えるために必要とされる最低サンプリング・レートを定めている。特に、サンプリング・レートは、サンプル値信号を正確に再生するために、アナログ周波数の最高成分のレートの少なくとも2倍でなければならない。図2a〜cは、この点を例示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図2aは、任意のアナログ信号の周波数スペクトルを示す。図2bに示したように、信号がサンプリングされるとき、映像スペクトルが発生する。映像スペクトルは、対称軸となるサンプリング周波数に関して原スペクトルの鏡像となる。この結果は、ナイキスト理論につながる。サンプリング周波数が原スペクトルの最高周波数よりも高いならば、原スペクトルは再生可能である。しかしながら、サンプリング周波数が原スペクトルの最高周波数よりも低いならば、図2cに示したように、映像スペクトルと原スペクトルはオーバラップする。この効果は、エイリアシング(aliasing)として知られている。原スペクトルと映像スペクトルの重なる部分は、本明細書ではエイリアシング・スペクトル又はエイリアス・バンド(alias band)と称し、原スペクトルを歪せ、正確に再生するのを妨げている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
1態様では、本発明は、エイリアシング・スペクトルの効果を評価し補償する技術を提供する。この技術は、例えば、各装置が通信リンクを評価しつつかつ使用することになるレートと帯域幅を決定しつつあるときに通信システムの初期設定シーケンス中に、利用することができる。
【0007】
本発明の好ましい実施の形態として、既知帯域幅と既知スペクトルを有する情報を受信することを含む、チャネルにわたっての通信方法が提供される。情報は、好適には、多搬送波変調信号(multicarrier modulated signal)、例えば、ディジタル・マルチトーン(digital multitone; DMT)信号の形をしている。1態様では、この信号は、低減チャネル帯域幅を有する受信機で受信される。エイリアシング・スペクトルは、既知スペクトルに基づくと共に既知帯域幅と低減チャネル帯域幅との間の周波数差に基づいて計算される。受信された情報は、次いで、エイリアス歪を補償するためにエイリアシング関数に基づいて修正することができる。例えば、受信された情報は、その受信された情報の雑音成分又は信号対雑音比を修正することによって、修正される。
【0008】
この方法は、例えば、チャネルを初期設定するために使用することができる。初期設定シーケンス中、既知シンボルが1つのモデムから他のモデムへ転送される。これら既知シンボルは、低減チャネル上のエイリアス・チャネルの影響を推定するために使用することができる。例えば、訂正された低減チャネル信号対雑音比を推定することができる。この訂正された値は、そのチャネルの運用性(operability)をより正確に予測することになる。この正確さの向上は、利用可能帯域幅の増大、したがって、より効率的なシステムに帰結する。
【0009】
【発明の実施の形態】
種々の実施の形態の構成と使用を以下で詳細に論じる。しかしながら、いうまでもなく、本発明は、広範多様な特定文脈の中で実現することができる多くの応用可能な発明概念を提供する。論じる特定の実施の形態は、本発明を創造しかつ使用する特定の方途の単なる例示であって、本発明の範囲を限定するわけではない。
【0010】
本発明は、多くの状況の中で利用することができる。例えば、好適実施の形態の通信システムは、ディジタル加入者線(digital subscriber line; DSL)システムである。結果として、本発明をこのようなシステムの状況の中で先ず説明することになる。しかしながら、もとより判るように、本発明の概念は、多数の他のシステムにも同様に当てはめることができる。
【0011】
DSLは、家庭や事務所内への普通電話線(加入者回線)のディジタル容量を劇的に増やす技術である。DSL速度は、顧客と電話会社の中央局(CO)との間の距離に関係している。DSLは、2つの型式の用途に適合している。非対称DSL(ADSL)はインターネット・アクセス用であって、このアクセスでは高速ダウンストリームが必要とされるが低速アップストリームは許容される。対称DSLは、両方向で高速となるように近距離接続される。
【0012】
DSLシステムの利点は、それが音声トラフィックと同時に現存する電話シテム上で動作することができるということである。この特徴は、周波数の異なった範囲をデータ・トラフィックに割り当てることによって完遂される。このスペクトルは、音声に既に割り当てられたスペクトルとは異なっている。ADSLスペクトルの例は図3に示してあり、ここでは音声は電話線のベースバンド部分を占有しかつアップストリーム信号(US)とダウンストリーム信号(DS)は高周波数帯域を利用する。このシステムは非対称であり、理由はダウンストリーム・スペクトル(すなわち、COから遠隔端末(remote terminal)つまりRTへ)はアップストリーム・スペクトル(すなわち、RTからCOへ)よりも広い帯域幅を有することにある。
【0013】
2つのペクトル間で利用されることになる帯域幅を定める異なった標準規格が発達してきている。例えば、G.dmt標準規格は1104kHzのダウンストリーム帯域幅を定めているのに対して、G.lite標準規格は552kHzのダウンストリーム帯域幅を定めている。2つのモデムが通信をするならば、それらのモデムはそれら2つのうちの狭い方の帯域幅で利用可能になる。例えば、G.dmtモデムがG.liteモデムと通信するとき、ダウンストリーム通信は412kHz帯域内で起こる。
【0014】
多搬送波通信は、利用可能な伝送帯域幅は理論的に多数のサブチャネルに分割されるのでチャネル応答がこれらサブチャネルの各々にわたってほぼ一定であるというような技術である。異なったサブチャネルにわたって送信されたデータを変調するために、信号の直交原則(orthogonal basis)が使用される。サイクリック・プレフィックス(cyclic prefix)は、副搬送波直交性を維持しかつブロック間干渉を弱めるために使用することができる。
【0015】
多搬送波変調技術は、チャネル容量に近いデータ伝送速度を達成するために使用される。オーディオ/ビデオ放送、ケーブル・テレビジョン、xDSLモデム、移動体ローカル・エリア・ネットワーク、及び次世代広帯域セルラ・システムのようないくつかの応用は、多搬送波変調方法を使用する(又は使用することを計画する)。本発明は、多搬送波変調技術に特に使用される。
【0016】
モデムがDMTのような多搬送波変調方式を使用するとき、帯域幅を調節することは比較的率直な方法である。DMT変調は、周波数上で間隔を取った多数の搬送波を使用する。システム全体の帯域幅は、多少の副搬送波を使用することによって調節することができる。この同じ原理が他の多搬送波方式に当てはまる。
【0017】
初期設定又はトレーニング手順は、システム内の2つの装置の性質を決定するために使用される。これらの性質は、利用可能帯域幅を含む。図4は、第1モデム(例えば、CO)がチャネルにわたって第2モデム(例えば、RT)へ情報を送る状況を例示する。第2モデムは、初期設定シーケンスの内容を知りかつ正常に送信された情報を特定する。それらの結果に基づいて、それら2つのモデムは、適当な作動基準を決定することになる。
【0018】
データ伝送に異なったオーバラッピング帯域幅を使用する多搬送波通信システム間の相互運用の問題の1つは、エイリアスを受けた信号(aliased signal)エネルギーに因りトレーニング期間中に得られたサブチャネル信号対雑音比(SNR)の不正確推定である。この影響を図5に例示する。
【0019】
図5では、原スペクトルは参照符号20で示してあり及び映像スペクトルは参照符号22で示してある。この例では、原スペクトルはBの帯域幅を有する。しかしながら、エイリアシングに因って、使用可能帯域幅は、a*B(ここに、0<a<1)に低減されている。エイリアシング・スペクトル(陰を付けた部分24によって示されている)は、そうでなれば有効な帯域幅の剰余として利用する。
【0020】
この影響は性能をかなり低下させ及び或る場合にはデータ接続が確立するのを妨げることさえある。例えば、ADSLモデムには、138kHzから1.104MHz(全帯域)と138kHzから552kHz(半帯域)という異なった帯域幅にわたって中央局モデムからユーザ・モデムへのダウンストリーム・データ伝送を指定する2つの明確に異なった標準規格がある。
【0021】
低減帯域ユーザ・モデムが全帯域中央局モデムに接続するとき、トレーニング中に中央局モデムから送信された帯域外のエイリアスを受けたエネルギーは、受信雑音フロアを設定し、それゆえ、トレーニング中に推定される達成可能性能をかなり低下させる(図2参照)。しかしながら、トレーニング期間の終わりで、ユーザ・モデムは、中央局にエイリアシング領域24を含む帯域外周波数領域にわたってデータを送信しないようにする。これは推定されたSNRに基づいて行われたが、それらのSNRはエイリアシングの影響を強く受ける。それゆえ、実際には、達成可能なデータ速度は、トレーニング期間中に推定されたデータ速度よりも遥かに早い(データ転送中にエイリアスを受けた信号エネルギーはないからである)。
【0022】
本発明では、この問題を克服するために使用することができる実施の形態を含む。例えば、1実施の形態では、エイリアスを受けた信号成分は異なったサブチャネルにわたってユーザ・モデム内で除去される(ユーザ・モデムは中央局モデムによって送信されたトレーニング信号を認識しているからである)、次いで、エイリアスを受けた信号エネルギーをSNR推定期間中に減算する。上に述べたように、提案したエイリアス消去方法は、一般的にいずれの有線又は無線多搬送波通信シナリオ(例えば、DMT、OFDM等を使用する)が十分に適用される。
【0023】
次のパラグラフは、本発明の有用性を例示するために本発明の好適実施の形態の特定実施を掲げる。
【0024】
この例は、フルレート中央局(CO)送信機に対して動作する低減レート遠隔端末(RT)受信機についての信号対雑音比(SNR)推定方法を与える。その技術を、ディジタル・マルチトーン(DMT)変調方式を使用するシステムを参照して説明する。用語:低減レート対フルレートは、DMT変調に使用される周波数トーンの数を指す。すなわち、低減レート・モデムは、フルレート・モデム内で利用可能である周波数トーンの分数αを使用する。
【0025】
典型的シナリオはハーフレートRTのそれであって、このRTはそれが通信するのにフルレートCOに利用可能な周波数トーンの第1半部を使用するに過ぎない。例えば、これは、T・コール(編集)「G.lite−bis: 勧告案」ITU電気通信標準化部門研究グループ15論題4、2000年8月(T.Cole(ed.),“G.lite−bis: draft recommendation,”ITU Telecommunications Standardization Sector Study Group 15 Question4,Aug.2000)によって示された手順に似たハンドシェーク手順を欠いた中で、例えば、F・ファン・デア・プッタン(編集)「G.dmt−bis: 勧告案」ITU電気通信標準化部門研究グループ15論題4、2000年8月(F.van der Putten(ed.),“G.dmt−bis: draft recommendation,”ITU Telecommunications Standardization Sector Study Group 15 Question4,Aug.2000)に示されたような、G.dmt COに対して通信する(例えば、米国特許第6,044,107号に示されたような)G.lite RTの場合にいえる。これら3つの参考資料は、ここに例として挙げることによってそれらの内容を本明細書に組み入れてある。
【0026】
トレーニング中、フルレートCOは、RTによっても知られている全帯域信号を送信する。このハーフレート受信機は、送信されたスペクトルの上半分をフィルタ除去するようにする。しかしながら、上に説明したように、これは完全な動作ではない。受信されたスペクトルの上側帯域の部分はフィルタを通り、これがエイリアスとして下側帯域内に現れることになり、かつ干渉と考えられることになる。したがって、トレーニング中遂行されるSNR計算に影響することになる。指摘しておかなければならないのは、(トレーニング後の)ショー・タイム動作(show time operation)中はこれは問題にはならないことである。というのは、上側トーンは最低よりも更に低いSNRしか有せずかつ使用されないからである。本発明の1態様は、この問題に対する解決を与えかつ不可避的エイリアスの存在の下でSNRを正確に推定することへのアプローチを提案する。
【0027】
下記の論議では、低減レート・モデムとフルレート・モデムが、それぞれ、αN周波数トーン、N周波数トーンを有し、ただしα<1であると仮定する。これを図6aと6bに例示する。2つの周波数指標が使用される。第1の指標は、低減レート・チャネルを表しかつk1∈[0,αN−1]によって表される。第2の指標は、k2∈[αN,N−1]によって表示され、フルレート・チャネルの上側部分内のチャネル、すなわち、エイリアス・チャネルを包含する。これらの指標は、k2=N−1−k1によって関係付けられる。それゆえ、低減レート・チャネルとエイリアス・チャネルは、周波数領域で、それぞれ、H(k1)とH(k2)として表される。フレーム指標はnによって表示され、及び受信されたシンボルとトレーニングシンボルは、周波数領域で、それぞれ、Y(k,n)とX(k,n)によって示される。これらの定義で以て、受信された信号は、次によって与えられる。すなわち、
【0028】
【数1】
【0029】
ここに、Vは雑音成分を表す。
【0030】
1態様では、目標は、受信された信号Y(k1,n)に基づいてかつ全帯域で送信された信号、すなわち、X(k1,n)とX(k2,n)の知識に基づいて低減レート・チャネルとエイリアス・チャネルを推定することである。下記では、低減レート・チャネルとエイリアス・チャネルを推定する2つの方法を紹介する。
【0031】
(フレーム指標及びトーン指標の両方と)真に無相関なトレーニングデータについては、低減レート・チャネルは、次のように推定することができる。すなわち、
【0032】
【数2】
【0033】
ここに、式(2)と(3)は、X(k1,n)、X(k2,n)、及びV(n)が無相関である結果であり、かつ式(4)はX(k,n)が4値直交振幅変調(4−QAM)であると仮定する。時間平均を用いて期待値演算子(expectation operator)を近似すると、H(k1)は、次のように推定することができる。すなわち、
【0034】
【数3】
【0035】
同様に誘導して、H(k2)を次のように推定することができる。すなわち、
【0036】
【数4】
【0037】
ただし、基礎推定量(underlying estimator)は次で与えられる。すなわち、
【0038】
【数5】
【0039】
より正確には、式(7)は、次のように書くことができる。すなわち、
【0040】
【数6】
【0041】
ここに、σx 2(k2)はトーンk2でのトレーニングシーケンスのエネルギーであり、及びrx(k1,k2)はトーンk1とk2で送信されたそれらシーケンス間の相互相関である。式(7)の理想的シナリオでは、σx 2(k2)=2(4−QAMに対して)であり、かつ、独立性仮定の理由からrx(k1,k2)=0、したがって、完全エイリアス・チャネル推定が可能である。残念ながら、この仮定は常に成り立つとは限らない。というのは、低劣な統計的性質を有する疑似ランダム・シーケンスが実モデルでは典型的に使用されるからである。
【0042】
エイリアス・チャネルのより良好な推定は、低減レート・チャネルをまず推定し、その影響を受信されたシンボルから減算し、次いでエイリアス・チャネルを推定することによって行うことができる。その手順は、次のように数学的に明記することができる。
【0043】
エイリアス・チャネルに使用したものと同様に誘導して、
【0044】
【数7】
【0045】
注意するのは、H(k1)の推定はH(k2)推定よりも良好であり、理由はH(k1)≧H(k2)が仮定されていることにある。この命題(statement)は、チャネル推定の誤り成分、すなわち、式(9)と(8)内の第2項を識別することによって限定することができる。すなわち、
【0046】
【数8】
【0047】
低減レート・チャネルの影響は、次のように減算することができる。すなわち、
【0048】
【数9】
【0049】
それでこれらの計算に基づいて、エイリアス・チャネルを推定することができる。すなわち、
【0050】
【数10】
【0051】
このアプローチが式(8)のアプローチに優る改善は、対応する誤りエネルギーどうしを比較することによって定量化される。すなわち、
【0052】
【数11】
【0053】
より明確には、式(11)と(15)の比は、次を与える。すなわち、
【0054】
【数12】
【0055】
上に提案した方法のどちらかを使用して低減レート・チャネルとエイリアス・チャネルがいったん識別されたならば、雑音を次のように推定することができる。すなわち、
【0056】
【数13】
【0057】
時刻n=0,...,T−1からのデータを使用して、雑音分散を次のように推定することができる。すなわち、
【0058】
【数14】
【0059】
サブチャネルSNRは、次によって推定することができる。すなわち、
【0060】
【数15】
【0061】
ここに、4−QAMに対してσx 2=2である。
【0062】
代替実施の形態は、先に説明した低減レート・チャネルとエイリアス・チャネルを推定する2段方法と理論的に等価である簡単エイリアス消去アプローチを利用することができる。この限定された実施アプローチは、利用可能データの4分の1だけを使用して、同じファクタによるメモリ要件及び計算要件を効果的に減少させる。
【0063】
この簡単アプローチは、低減レート・チャネルH(k1)を暗黙に計算し、その影響を受信された信号から減算し、次いで、エイリアス・チャネルH(k2)を推定する。まず、コンスタレーション++上の受信チャネル(receivechannel)の影響は、所期のコンスタレーション、すなわち、X(k1,n)=1+jを搬送する受信されたトーンを平均することによって得られる。すなわち、
【0064】
【数16】
【0065】
第2に、受信されたシンボルの4つの平均が推定される。すなわち、
【0066】
【数17】
【0067】
4つ可能なエイリアス立体配座X(k2,n)=±1±jの各々についての1つずつは、++受信点(++received point)、すなわち、X(k1,n)=1+jを条件とする。最後に、受信されたシンボルへのH(k2)の影響が次のように計算される。すなわち、
【0068】
【数18】
【0069】
これらの量は、エイリアス成分を消去するために、SNR計算に先立ち、受信されたフレームから直接、減算される。すなわち、
【0070】
【数19】
【0071】
このアプローチによる1直接的改善は、エイリアス・チャネルH(k2)の4つの「推定値」を単一のものに組み合わせることである。これは、Yxx 2を回転させかつ最後に平均することが必要となる。
【0072】
エイリアス消去に使用される方法は別として、低劣な統計的性質を持つトレーニングシーケンスが使用されるならば、期待値を計算するとき注意を払うべきである。特に、これは、T1.413メドレイ(Medley)シーケンスの場合にいえる。この限界は、それら期待値演算子を実施するに当たって同じ数のコンスタレーションを考慮することによって解決することができる。
【0073】
これまで、本発明を、DMT変調方式を使用するADSLモデムの中で説明したきた。しかしながら、注意するのは、本発明は多くの他の応用に当てはめることができることである。基本的に、いずれのマルチトーン通信システムも本発明から益することができる。
【0074】
本発明を例証実施の形態を参照して説明したが、この説明が限定的意味に解釈されることを意図するのではない。これら例証実施の形態の種々の変形及び組合わせばかりでなく本発明の他の実施の形態も、この説明を参照するならば、当業者に明らかである。したがって、添付の特許請求の範囲はいずれのこのような変形又は実施の形態をも包含することを意図する。
【0075】
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
【0076】
(1) チャネルにわたっての通信方法であって、
既知帯域幅と既知スペクトルとを有する情報であって、前記情報は前記既知帯域幅よりも狭い低減チャネル帯域幅を有する受信機で受信されるステップと、
前記既知スペクトルに基づいてかつ前記既知帯域幅と前記低減チャネル帯域幅との間の周波数差に基づいてエイリアシング・スペクトルを計算するステップと、
エイリアスひずみを補償するためにエイリアシング関数に基づいて前記受信された情報を修正するステップと、
を含む前記方法。
【0077】
(2) エイリアシング・スペクトルを前記計算するステップは前記既知スペクトルから直接、前記エイリアシング・スペクトルを計算することを含む第1項記載の方法。
【0078】
(3) 前記受信された情報は4−QAM情報を含む第1項記載の方法。
【0079】
(4) エイリアシング・スペクトルを前記計算するステップは、前記受信された情報から低減レート・チャネル・スペクトルを推定することと、前記既知スペクトルから前記低減レート・チャネル・スペクトルを減算することとを含む第1項記載の方法。
【0080】
(5) 前記受信された情報を前記修正するステップは前記低減チャネル内の補償された信号対雑音比を推定することを含み、前記補償された信号対雑音比は前記エイリアシング・スペクトルの影響を弱めるために推定される第1項記載の方法。
【0081】
(6) 前記受信された情報は多搬送波変調信号を含む第1項記載の方法。
【0082】
(7) 前記受信された情報はディジタル・マルチトーン(DMT)変調信号を含む第6項記載の方法。
【0083】
(8) エイリアシング・スペクトルを前記計算するステップは、
多数のシンボルを有する立体配座を選択することと、
前記立体配座を搬送する受信されたトーンを平均することと、
前記立体配座内の各シンボルについて平均受信されたシンボルを推定することと、
前記平均受信されたシンボルに基づいて前記受信された情報を修正することと、を含む第6項記載の方法。
【0084】
(9) 通信チャネルを初期設定する方法であって、
特定帯域幅にわたる多数の周波数の各々に副搬送波を有して複数の既知トレーニングシンボルを含む多搬送波変調信号を受信するステップと、
前記既知トレーニングシンボルに基づいてエイリアシング信号に由来するエイリアス信号対雑音比を推定するステップと、
前記副搬送波の各々について低減チャネル信号対雑音比を推定して、前記低減チャネル信号対雑音比は前記エイリアス信号対雑音比を使用して推定されるステップと、
前記低減チャネル信号対雑音比に基づいて前記通信チャネルの使用可能部分を決定するステップと、
を含む前記方法。
【0085】
(10) 前記通信チャネルにわたり前記低減チャネル信号対雑音比を第2通信装置に通信するステップを更に含む第9項記載の方法。
【0086】
(11) 前記多搬送波変調信号はディジタル・マルチトーン変調信号を含む第9項記載の方法。
【0087】
(12) 前記通信チャネルはディジタル加入者線(DSL)を含む第9項記載の方法。
【0088】
(13) 前記通信チャネルは非対称ディジタル加入者線(ADSL)を含む第12項記載の方法。
【0089】
(14) 前記多搬送波変調信号はDSLシステム上の遠隔端末に受信される第12項記載の方法。
【0090】
(15) エイリアス信号対雑音比を前記推定するステップは前記既知トレーニングシンボルから直接にエイリアス信号対雑音比を計算することを含む第9項記載の方法。
【0091】
(16) エイリアス信号対雑音比を前記推定するステップは、
前記受信された信号から低減レート・チャネル・スペクトルを推定することと、
前記受信された信号からエイリアス・チャネル・スペクトルを推定することと、
エイリアス・チャネルに基づく低減レート・チャネル・スペクトルと前記エイリアス・チャネル・スペクトルとに由来する雑音を推定することと、
を含む第15項記載の方法。
【0092】
(17) チャネルにわたっての通信方法は、既知帯域幅と既知スペクトルとを有する情報を受信することを含む。前記情報は、好適には、多搬送波変調信号、例えばDMT信号の形、をしている。1態様では、前記情報は、低減チャネル帯域幅を有する受信機に受信される。エイリアシング・スペクトルは、前記既知スペクトルに基づくと共に前記既知帯域幅と前記低減チャネル帯域幅との間の周波数差に基づいて計算することができる。次いで、前記受信された情報は、エイリアス歪を補償するためにエイリアシング関数に基づいて修正することができる。例えば、前記受信された情報は、前記受信された情報の雑音成分又は信号対雑音比を修正することによって、修正される。
【図面の簡単な説明】
【図1】既知受信機の簡単なブロック図である。
【図2】ナイキスト理論を説明する周波数スペクトル線図であって、aは任意のアナログ信号の周波数スペクトルを示す図、bは信号をサンプリングすることによって原スペクトルの鏡像スペクトルが発生することを示す図、cは映像スペクトルが原スペクトルとオーバラップした場合の図である。
【図3】非対称DSLチャネルのスペクトル図である。
【図4】或る帯域幅の送信機がより狭い帯域幅の受信機に情報を送信する状況をスペクトルを使用して説明する線図である。
【図5】図4におけるような受信機のエイリアシングの影響を示すスペクトル図である。
【図6】DMTに基づく低減レート・モデムとフルレート・モデムの周波数利用を例示するスペクトル図であって、aはフルレート・モデムの場合の図、bは低減レート・モデムの場合の図である。
【符号の説明】
20 原スペクトル
22 映像スペクトル
24 エイリアシング領域
Claims (15)
- チャネルにわたっての通信方法であって、
既知帯域幅と既知スペクトルとを有する情報であって、前記情報は前記既知帯域幅よりも狭い低減チャネル帯域幅を有する受信機で受信されるステップと、
前記既知スペクトルに基づくと共に前記既知帯域幅と前記低減チャネル帯域幅との間の周波数差に基づいてエイリアシング・スペクトルを計算するステップと、
エイリアスひずみを補償するためにエイリアシング関数に基づいて前記受信された情報を修正するステップと、
を含み、
前記エイリアシング・スペクトルを計算するステップは、受信された前記情報から低減レート・チャネル・スペクトルを推定することと、前記既知スペクトルから前記低減レート・チャネル・スペクトルを減算することとを含む前記方法。 - 前記エイリアシング・スペクトルを計算するステップは前記既知スペクトルから直接、前記エイリアシング・スペクトルを計算することを含む請求項1に記載の方法。
- 前記受信された情報は4−QAM情報を含む請求項1に記載の方法。
- 前記受信された情報を前記修正するステップは、低減チャネル内の補償された信号対雑音比を推定することを含み、前記補償された信号対雑音比は前記エイリアシング・スペクトルの影響を弱めるために推定される請求項1に記載の方法。
- 前記受信された情報は多搬送波変調信号を含む請求項1に記載の方法。
- 前記受信された情報はディジタル・マルチトーン(DMT)変調信号を含む請求項5に記載の方法。
- 前記エイリアシング・スペクトルを前記計算するステップは、
多数のシンボルを有する集合を選択することと、
前記集合を搬送する受信されたトーンを平均することと、
前記集合内の各シンボルについて平均受信シンボルを推定することと、
前記平均受信シンボルに基づいて前記受信された情報を修正することと、を含む請求項5に記載の方法。 - 通信チャネルを初期設定する方法であって、
特定帯域幅にわたる多数の周波数の各々に副搬送波を有すると共に複数の既知トレーニングシンボルを含む多搬送波変調信号を受信するステップと、
前記既知トレーニングシンボルに基づいてエイリアシング信号によるエイリアス信号対雑音比を推定するステップと、
前記副搬送波の各々について低減チャネル信号対雑音比を推定するステップであって、前記エイリアス信号対雑音比を使用して前記低減チャネル信号対雑音比を推定するステップと、
前記低減チャネル信号対雑音比に基づいて前記通信チャネルの使用可能部分を決定するステップと、
を含む前記方法。 - 前記通信チャネルにわたり前記低減チャネル信号対雑音比を第2通信装置に伝えるステップを更に含む請求項8に記載の方法。
- 前記多搬送波変調信号はディスクリート・マルチトーン変調信号を含む請求項8に記載の方法。
- 前記通信チャネルはディジタル加入者線(DSL)を含む請求項8に記載の方法。
- 前記通信チャネルは非対称ディジタル加入者線(ADSL)を含む請求項11に記載の方法。
- 前記多搬送波変調信号はDSLシステム上の遠隔端末に受信される請求項11に記載の方法。
- 前記エイリアス信号対雑音比を前記推定するステップは、前記既知トレーニングシンボルから直接に前記エイリアス信号対雑音比を計算することを含む請求項8に記載の方法。
- 前記エイリアス信号対雑音比を前記推定するステップは、
受信された前記信号から低減レート・チャネル・スペクトルを推定することと、
前記受信された前記信号からエイリアス・チャネル・スペクトルを推定することと、
エイリアス・チャネルに基づく低減レート・チャネル・スペクトルとエイリアス・チャネル・スペクトルとによる雑音を推定することと、
を含む請求項14に記載の方法。
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