JP4145175B2 - Striker device mounting structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャブオーバ型トラックのキャブの背面底部に設けられたフックが係止するためのピンを有するストライカ装置をリヤアーチ上に設けられるフローティングバーに取付ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
チルト式キャブを有するキャブオーバ型トラックは、キャブの前端下部が空気ばねを介してシャシフレームに載置され、リヤアーチに空気ばねを介して設けられたフローティングバーにキャブの背面底部が載置される。そしてこのキャブは、その前端下部が車幅方向に延びて設けられたトーションバーを介してシャシフレームにチルトアップ可能に枢支される。このようなキャブオーバ型トラックではキャブとシャシフレームとの鉛直方向及び車幅方向の相対的変位を空気ばねが吸収して、キャブ内の乗員の乗り心地を向上できるようになっている。ここで、トラックは、キャブの背面底部をフローティングバーに載置した状態で通常走行させ、その際のフローティングバーとの固定を、キャブの背面底部中央に設けられたキャブロック装置と、フローティングバーの中央に取付けられたストライカ装置により行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図9に示すように、従来のストライカ装置は、断面ハット状に形成されたフローティングバー6の前壁6b及び後壁6cにそれぞれ固着される一対の前側支持板2及び後側支持板3と、その両支持板2,3に架設されたピン1とを備える。この前側支持板2には第1挿通孔2aが下部に形成され、後側支持板3には第2挿通孔3aが下部に形成される。フローティングバー6の前壁6bには第1挿通孔2aに対向する第1取付孔6fが形成され、その後面には第1取付孔と同軸に第1ナット4が溶接される。一方、後壁6cには第2挿通孔3aに対向する第2取付孔6gが形成され、その前面には第1取付孔6fと同軸に第2ナット5が溶接される。そして、第1ボルト7を第1挿通孔2aと第1取付孔6fの順に挿通させて第1ナット4に螺合させることにより前側支持板2はフローティングバー6の前壁6bに取付けられ、第2ボルト8を第2挿通孔3aと第2取付孔6gの順に挿通させて第2ナット5に螺合させることにより後側支持板3はフローティングバー6の後壁6cに取付けられる。このように前側支持板2及び後側支持板3はフローティングバー6に取付けられ、これら両支持板2,3に架設されたピン1に、チルト式キャブの背面底部に設けられたキャブロック装置の図示しないフックが係止することによりキャブの後端をフローティングバーに載置された状態で固定するようになっている。
【0004】
一方、近年ではキャブの後端とフローティングバーとの固定を確実なものにするために、フローティングバーの両端にストライカ装置をそれぞれ取付ける試みがなされている。この場合の左右のストライカ装置を誤って取付けることを回避する必要がある。このために、第1及び第2取付孔を複数形成して、それらのピッチを異ならせることにより、誤って取付けられた場合には第1及び第2取付孔が第1及び第2挿通孔と一致しないようにすることが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−198147号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年では、作業性の向上も同時に要求され、第1及び第2ボルトを用いて前側支持板及び後側支持板を別々に前壁及び後壁に取付けていたところを、第1取付孔と第2取付孔を連結するパイプを前壁と後壁に架設して、第1挿通孔、第1取付孔、パイプ、第2取付孔及び第2挿通孔の順に単一のボルトを挿通し、第2挿通孔を貫通して後方に突出したボルトのねじ部先端に後方からナットを螺合して前側支持板及び後側支持板を前壁及び後壁に同時に取付けることが考えられている。このような構造では、複数形成された第1及び第2取付孔のピッチを異ならせることにより、左右のストライカ装置を誤って取付けることを回避することができたとしても、鉛直軸を中心としてストライカ装置自体を180度回転させて、その前後方向及び左右方向(以下、「前後方向」という。 )を誤って取付けることを回避できない不具合が残存していた。
本発明の目的は、前後方向を誤って取付けることを有効に回避し得るストライカ装置の取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図6に示すように、リヤアーチ17上に設けられるフローティングバー16の前壁16b及び後壁16cにそれぞれ固着される一対の前側支持板33及び後側支持板34と、両支持板33,34と一体をなすように両支持板33,34に架設されチルト式キャブ11の背面底部に設けられたフック28bが係止するためのピン32とを備えたストライカ装置の取付構造の改良である。
その特徴ある構成は、前側支持板33がフローティングバー16の後壁16cに、かつ後側支持板34がフローティングバー16の前壁16bに取付け不能に構成されたところにある。
ストライカ装置が前後方向を誤った場合には、その前側支持板33がフローティングバー16の後壁16cに添い、かつ後側支持板34がフローティングバー16の前壁16bに添うことになるけれども、この請求項1に係るストライカ装置の取付構造では、前側支持板33がフローティングバー16の後壁16cに、かつ後側支持板34がフローティングバー16の前壁16bに取付け不能に構成されるので、ストライカ装置が前後方向を誤って取付けられることは回避される。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、フローティングバー16が前壁16b及び後壁16cの各端縁に水平方向に延びる前側フランジ16d及び後側フランジ16eを有する断面ハット状に形成され、前側支持板33又は後側支持板34のいずれか一方又は双方の車幅方向外側下端部にフローティングバー16に取付けた状態で前側フランジ16d又は後側フランジ16eより下方に延びる突部33b,34bが一体的に形成され、フローティングバー16の長手方向端部の前側フランジ16d又は後側フランジ16eのいずれか一方又は双方に突部33b,34bを回避するための切欠き16hが形成された取付構造である。
この請求項2に係るストライカ装置の取付構造では、図4及び図5に示すように、前側支持板33をフローティングバー16の後壁16cに添わせ、後側支持板34をフローティングバー16の前壁16bに添わせると、突部33b,34bが前側フランジ16d及び後側フランジ16eにそれぞれ当接して、前側支持板33及び後側支持板34が正規の位置に到達することを防止し、前側支持板33がフローティングバー16の後壁16cに、かつ後側支持板34がフローティングバー16の前壁16bに取付けられることを不能にする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図8に示すように、前側支持板33又は後側支持板34のいずれか一方又は双方の車幅方向外側側端部にフローティングバー16に取付けた状態でフローティングバー16の前壁16b又は後壁16cを覆うように折り曲げられた折曲部33c,34cが一体的に形成された取付構造である。
この請求項3に係るストライカ装置の取付構造では、前側支持板33をフローティングバー16の後壁16cに添わせ、後側支持板34をフローティングバー16の前壁16bに添わせると、折曲部33c,34cが前壁16b及び後壁16cにそれぞれ当接して、前側支持板33及び後側支持板34が正規の位置に到達することを防止し、前側支持板33がフローティングバー16の後壁16cに、かつ後側支持板34がフローティングバー16の前壁16bに取付けられることを不能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図7に示すように、キャブオーバ型トラック10のチルト式キャブ11はその前端下部が第1空気ばね12を介してシャシフレーム13のサイドメンバ13aに載置され、その背面下部がフローティングバー16,第2空気ばね14及びリヤアーチ17を介してサイドメンバ13aに載置される。即ち、キャブ11はその前端下部がサイドメンバ13aの前端にトーションバー18を介して枢支され、トーションバー18を中心にチルトアップ可能に構成される。サイドメンバ13aの前端にはそれぞれ上方に突出するロアブラケット19が固着され、ロアブラケット19の上端にはリンクレバー21の前端がトーションバー18を介して枢着される。
【0011】
トーションバー18はリンクレバー21に対して回動不能に、ロアブラケット19に対しては回動可能になっている。キャブ11のフロアパネル11aの底面にはトラック10の進行方向に延びて設けられたキャブフレーム11bが固着され、リンクレバー21に対向するキャブフレーム11bの底面には略T字状のアッパブラケット22が固着される。アッパブラケット22の下端はリンクレバー21の後端近傍に回動可能に取付けられる。またアッパブラケット22の前端には車幅方向に延びてアッパピン23が設けられ、アッパピン23とトーションバー18とはショックアブソーバ24により連結される。第1空気ばね12はリンクレバー21の上面とアッパブラケット22の前端下部との間に装着される。またアッパブラケット22の後端近傍にはサイドメンバ13aに基端が枢着された油圧シリンダ26のプランジャ26aの先端が枢着され、この油圧シリンダ26のプランジャ26aを油圧により突出させることによりキャブ11をトーションバー18を中心にチルトアップさせるように構成される。
【0012】
図6に示すように、キャブ11の後端に対向する一対のサイドメンバ13a,13aには略逆U字状に形成されたリヤアーチ17が架設される。リヤアーチ17の両側縁には一対のキャブフレーム11b,11b(図7)に対向するように一対のリヤブラケット27,27が固着される。一対のリヤブラケット27,27には一対の第2空気ばね14,14を介して略ハット状に形成されたフローティングバー16が取付けられ、このフローティングバー16の上面にキャブ11の背面下部がチルトアップ時に離脱可能に載るように構成される。
【0013】
フローティングバー16とリヤアーチ17の間には車幅方向の振動を吸収する第2振動吸収体である油圧ダンパ29が車幅方向に架設される。本実施の形態における油圧ダンパ29は筒形復筒式のショックアブソーバであり、その両端がフローティングバー16とリヤアーチ17にそれぞれ枢着されて車幅方向に取付けられる。この油圧ダンパ29はフローティングバー16とリヤアーチ17の車幅方向の振動に起因する相対変位を図示しない内部の油の流通抵抗により減衰させる。
【0014】
フローティングバー16の両端部に対向するキャブ11の背面にはキャブロック装置28が設けられる。このロック装置28はキャブ11の背面に取付けられ作業者が操作するロックレバー28aにリンク機構を介して連結されたフック28bを有する。ロック装置28に対向するフローティングバー16の両端部にはフック28bが係止するためのピン32を有するストライカ装置31が取付けられる。そして、ロックレバー28aを操作してフック28bをピン32から解除することによりキャブ11をチルトアップ可能にし、フック28bをピン32に係止することによりキャブ11をチルトアップ不能にするようになっている。
【0015】
本発明はこのストライカ装置31の取付構造に関するものであり、図1〜図3に示すように、フローティングバー16は車幅方向に延びる天板16aの前端及び後端にそれぞれの上端が連続する前壁16b及び後壁16cを有し、かつ前壁16b及び後壁16cの各下端縁に水平方向に延びる前側フランジ16d及び後側フランジ16eを有する断面ハット状に形成される。このフローティングバー16の右端部に取付けられるストライカ装置31を先に説明すると、ストライカ装置31は、リヤアーチ17上に設けられるこのフローティングバー16の前壁16b及び後壁16cにそれぞれ固着される前側支持板33及び後側支持板34を備え、チルト式キャブ11の背面底部に設けられたフック28b(図6)が係止するためのピン32はそれら両支持板33,34と一体をなすようにそれらの両支持板33,34に架設される。
【0016】
この前側支持板33の下部には一対の第1挿通孔33aが車幅方向に所定のピッチで形成され、後側支持板34の下部には一対の第1挿通孔33a,33aのピッチと同一のピッチで一対の第2挿通孔34a,34aが形成される。フローティングバー16の前壁16bには一対の第1挿通孔33a,33aに対向する一対の第1取付孔16f,16fが形成され、後壁16cには一対の第2挿通孔34a,43aに対向する第2取付孔16g,16gが形成される。
【0017】
フローティングバー16の前壁16bと後壁16cには、第1取付孔16f,16fと第2取付孔16g,16gを連結する鋼製パイプ36が架設され、前側支持板33を前壁16bの前面に添わせ、後側支持板34を後壁16cの後面に添わせることにより、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aが同軸上に位置するように構成される。そして、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aの順に単一のボルト37を挿通し、第2挿通孔を貫通して後方に突出したボルト37のねじ部37a先端に後方からナット38を螺合してストライカ装置31をフローティングバー16に取付けている。
【0018】
前側支持板33及び後側支持板34の双方の車幅方向外側下端部にはストライカ装置31をフローティングバー16に取付けた状態で前側フランジ16d及び後側フランジ16eより下方に延びる突部33b,34bがそれぞれ一体的に形成される。前側支持板33及び後側支持板34はそれぞれ鋼板を金型を用いた板金加工により作られ、突部33b,34bは前側支持板33及び後側支持板34を板金加工する際に前側支持板33及び後側支持板34と一体的に形成される。一方、フローティングバー16の長手方向端部の前側フランジ16d及び後側フランジ16eにはこれらの突部33b,34bを回避するための切欠き16hがそれぞれ形成される。
【0019】
このようなストライカ装置の取付構造では、ストライカ装置31の前後方向を誤って、前側支持板33をフローティングバー16の後壁16cに添わせ、後側支持板34をフローティングバー16の前壁16bに添わせると、図4の実線でしめすように前側支持板33及び後側支持板34の車幅方向外側下端部に形成された突部33b,34bが前側フランジ16d及び後側フランジ16eにそれぞれ当接する。突部33b,34bが前側フランジ16d及び後側フランジ16eに当接すると、前側支持板33及び後側支持板34は正規の位置に到達することができず、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aが同軸上に位置することはない。よって、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aにボルト37を挿通させることはできず、ストライカ装置31はその前後方向を誤った状態でフローティングバー16に取付けられることは回避される。ここで、図4の破線は、ストライカ装置31がその前後方向を誤ることなく、正規に取付けられた状態を示すものである。
【0020】
図5にフローティングバーの左端部におけるストライカ装置を示す。このストライカ装置は、前側支持板33及び後側支持板34の下部にそれぞれ形成される一対の第1挿通孔33a,33a及び一対の第2挿通孔34a,34aのそれぞれのピッチのみを違えて、上述したフローティングバーの右端部におけるストライカ装置と対称となるように作られる。従って、フローティングバーの右端部と左端部におけるストライカ装置を誤って入れ替えてしまっても、そのピッチの相違から第1挿通孔33aと第1取付孔16f、及び第2取付孔26gと第2挿通孔34aが同軸上に位置することはなく、右端部と左端部におけるストライカ装置を入れ替えて取付けてしまうことは回避される。
【0021】
また、この左端部におけるストライカ装置31の前後方向を誤っても、図5の実線でしめすように前側支持板33及び後側支持板34の車幅方向外側下端部に形成された突部33b,34bが前側フランジ16d及び後側フランジ16eにそれぞれ当接して、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aが同軸上に位置することを回避する。よって、この左端部のストライカ装置31はその前後方向を誤った状態でフローティングバー16に取付けられることも回避される。ここで、図5の破線は、ストライカ装置31がその前後方向を誤ることなく、正規に取付けられた状態を示すものである。
【0022】
なお、上述した実施の形態では、前側支持板33及び後側支持板34の双方の車幅方向外側下端部に突部33b,34bをそれぞれ形成したが、この突部33b,34bは前側支持板33及び後側支持板34のいずれか一方にのみ形成しても良い。この場合であっても、ストライカ装置31の前後方向を誤ると突部33b,34bが前側フランジ16d又は後側フランジ16eに当接して、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aが同軸上に位置することを防止し、ストライカ装置31が前後方向を誤った状態でフローティングバー16に取付けられることは回避される。
【0023】
図8に本発明の別の実施の形態を示す。図面中における符号であって、上述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し繰り返しての説明を省略する。
図8におけるストライカ装置は、その前側支持板33及び後側支持板34の双方の車幅方向外側側端部にフローティングバー16に取付けた状態でフローティングバー16の前壁16b又は後壁16cを覆うように折り曲げられた折曲部33c,34cが一体的に形成される。このようなストライカ装置31では、その前後方向を誤ると屈曲部33c,34cがフローティングバー16の前壁16b又は後壁16cに当接して、第1挿通孔33a、第1取付孔16f、パイプ36、第2取付孔26g及び第2挿通孔34aが同軸上に位置することを防止し、ストライカ装置31が前後方向を誤った状態でフローティングバー16に取付けられることは回避される。なお、この屈曲部33c,34cは、前側支持板33又は後側支持板34のいずれか一方にのみ形成しても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ストライカ装置の前側支持板がフローティングバーの後壁に、かつ後側支持板がフローティングバーの前壁に取付け不能に構成したので、ストライカ装置が前後方向を誤った場合には、その前側支持板がフローティングバーの後壁に添い、かつ後側支持板がフローティングバーの前壁に添うことになるけれども、このようにストライカ装置が前後方向を誤って状態でフローティングバーに取付けられることを回避することができる。
【0025】
フローティングバーが断面ハット状に形成される場合、前側支持板又は後側支持板のいずれか一方又は双方の車幅方向外側下端部にフローティングバーに取付けた状態で前側フランジ又は後側フランジより下方に延びる突部を一体的に形成し、フローティングバーの長手方向端部の前側フランジ又は後側フランジのいずれか一方又は双方に突部を回避するための切欠きを形成すれば、ストライカ装置が前後方向を誤ると、突部が前側フランジ及び後側フランジにそれぞれ当接して、ストライカ装置が前後方向を誤って状態でフローティングバーに取付けられることを有効に回避することができる。
【0026】
一方、ストライカ装置がフローティングバーの端部に設けられる場合、前側支持板又は後側支持板のいずれか一方又は双方の車幅方向外側側端部にフローティングバーに取付けた状態でフローティングバーの前壁又は後壁を覆うように折り曲げられた折曲部を一体的に形成すれば、ストライカ装置が前後方向を誤ると、折曲部がフローティングバーの前壁及び後壁にそれぞれ当接して、ストライカ装置が前後方向を誤って状態でフローティングバーに取付けられることを有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストライカ装置の取付構造を示す斜視図。
【図2】その構造を上から見た図。
【図3】その構造を車両側方から見た図。
【図4】右側におけるストライカ装置の前後方向を逆にした状態を示す図。
【図5】左側におけるストライカ装置の前後方向を逆にした状態を示す図。
【図6】図7のA−A線断面図。
【図7】その装置を含むキャブオーバ型トラックの側面図。
【図8】本発明の別のストライカ装置を示す図2に対応する図。
【図9】従来のストライカ装置の取付構造を示す図3に対応する図。
【符号の説明】
11 キャブ
16 フローティングバー
16b 前壁
16c 後壁
16d 前側フランジ
16e 後側フランジ
16h 切欠き
17 リヤアーチ
28b フック
31 ストライカ装置
32 ピン
33b,34b 突部
33 前側支持板
34 後側支持板
33c,34c 折曲部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure in which a striker device having a pin for locking a hook provided on the back bottom of a cab of a cab over type truck is attached to a floating bar provided on a rear arch.
[0002]
[Prior art]
In a cab-over type truck having a tilt type cab, a lower portion of the front end of the cab is placed on a chassis frame via an air spring, and a rear bottom portion of the cab is placed on a floating bar provided on the rear arch via an air spring. The cab is pivotally supported by the chassis frame via a torsion bar provided with a lower front end extending in the vehicle width direction. In such a cab over type truck, the air spring absorbs the relative displacement between the cab and the chassis frame in the vertical direction and the vehicle width direction, so that the ride comfort of the occupant in the cab can be improved. Here, the truck is normally driven with the back bottom portion of the cab placed on the floating bar, and fixed to the floating bar at that time, the cab block device provided in the center of the bottom bottom portion of the cab, and the floating bar This is performed by a striker device attached at the center (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
As shown in FIG. 9, the conventional striker device includes a pair of front support plate 2 and
[0004]
On the other hand, in recent years, attempts have been made to attach striker devices to both ends of the floating bar in order to secure the rear end of the cab and the floating bar. In this case, it is necessary to avoid mounting the left and right striker devices by mistake. For this purpose, by forming a plurality of first and second mounting holes and making their pitches different, the first and second mounting holes are different from the first and second insertion holes in the case of incorrect mounting. It is conceivable that they do not match.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-198147 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in recent years, workability has also been improved at the same time, and the first and second bolts are used to attach the front support plate and the rear support plate separately to the front wall and the rear wall. And a pipe that connects the second mounting hole to the front wall and the rear wall, and a single bolt is inserted in the order of the first insertion hole, the first mounting hole, the pipe, the second mounting hole, and the second insertion hole. It is considered that the front support plate and the rear support plate are attached to the front wall and the rear wall at the same time by screwing a nut from the rear to the tip of the threaded portion of the bolt that protrudes rearward through the second insertion hole. . In such a structure, even if it is possible to avoid mounting the left and right striker devices by mistake by changing the pitch of the plurality of first and second mounting holes formed, the striker is centered on the vertical axis. There remains a problem that it is not possible to prevent the device itself from rotating 180 degrees and mounting it in the front-rear direction and the left-right direction (hereinafter referred to as “front-rear direction” ) .
The objective of this invention is providing the attachment structure of the striker apparatus which can avoid effectively attaching in the front-back direction accidentally.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As shown in FIGS. 1 and 6, the invention according to
The characteristic configuration is that the
If the striker device is misaligned in the front-rear direction, its
[0008]
The invention according to claim 2 is the invention according to
In the striker device mounting structure according to the second aspect, as shown in FIGS. 4 and 5, the
[0009]
The invention according to
In the striker device mounting structure according to
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIG. 7, the tilt-
[0011]
The
[0012]
As shown in FIG. 6, a pair of
[0013]
Between the floating
[0014]
A
[0015]
The present invention relates to a mounting structure for the
[0016]
A pair of
[0017]
A
[0018]
[0019]
In such a striker device mounting structure, the front and rear directions of the
[0020]
FIG. 5 shows the striker device at the left end of the floating bar. This striker device is different in only the pitches of the pair of
[0021]
Further, even if the
[0022]
In the above-described embodiment, the
[0023]
FIG. 8 shows another embodiment of the present invention. It is a code | symbol in drawing, Comprising: The same code | symbol as embodiment mentioned above shows the same component, and it abbreviate | omits description.
The striker device in FIG. 8 covers the
[0024]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the front support plate of the striker device is configured to be unattachable to the rear wall of the floating bar and the rear support plate cannot be attached to the front wall of the floating bar, the striker device is In this case, the front support plate will be attached to the rear wall of the floating bar and the rear support plate will be attached to the front wall of the floating bar. It is possible to avoid being attached to the floating bar.
[0025]
When the floating bar is formed in a cross-sectional hat shape, it is below the front flange or the rear flange in a state where it is attached to the floating bar at the lower end in the vehicle width direction of either or both of the front support plate and the rear support plate. If the notch for avoiding the protrusion is formed on one or both of the front flange and the rear flange of the longitudinal end of the floating bar, the striker device can be If a mistake is made, it is possible to effectively avoid that the projecting portion comes into contact with the front flange and the rear flange, and the striker device is attached to the floating bar in the front-rear direction erroneously.
[0026]
On the other hand, when the striker device is provided at the end of the floating bar, the front wall of the floating bar is attached to the floating bar at the vehicle width direction outer side end of either or both of the front support plate and the rear support plate. Alternatively, if the bent portion bent so as to cover the rear wall is integrally formed, if the striker device is mistaken in the front-rear direction, the bent portion abuts on the front wall and the rear wall of the floating bar, respectively. Can be effectively prevented from being attached to the floating bar in a state where the front and rear directions are wrong.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a mounting structure of a striker device of the present invention.
FIG. 2 is a diagram of the structure viewed from above.
FIG. 3 is a view of the structure as viewed from the side of the vehicle.
FIG. 4 is a diagram showing a state where the front-rear direction of the striker device on the right side is reversed.
FIG. 5 is a diagram showing a state in which the front-rear direction of the striker device on the left side is reversed.
6 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 7 is a side view of a cab over type truck including the device.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 2 showing another striker device of the present invention.
FIG. 9 is a view corresponding to FIG. 3 showing a conventional striker device mounting structure.
[Explanation of symbols]
11
Claims (3)
前記前側支持板(33)が前記フローティングバー(16)の後壁(16c)に、かつ前記後側支持板(34)が前記フローティングバー(16)の前壁(16b)に取付け不能に構成されたことを特徴とするストライカ装置の取付構造。A pair of front support plate which is fixed respectively to the front wall (16b) and a rear wall (16c) of Riyaachi (17) floating bars (16) provided on (33) and the rear-side support plate (34), wherein both pins for the hooks provided on the back bottom of which support plate (33, 34) bridged to said support plates (33, 34) so as to form an integral tilting cab (11) (28b) is locked ( 32) with a mounting structure of the striker device (31),
The front support plate (33) is configured so as not to be attached to the rear wall (16c) of the floating bar (16), and the rear support plate (34) cannot be attached to the front wall (16b) of the floating bar (16). A striker device mounting structure characterized by that.
前側支持板(33)又は後側支持板(34)のいずれか一方又は双方の車幅方向外側下端部に前記フローティングバー(16)に取付けた状態で前記前側フランジ(16d)又は後側フランジ(16e)より下方に延びる突部(33b,34b)が一体的に形成され、
前記フローティングバー(16)の長手方向端部の前側フランジ(16d)又は後側フランジ(16e)のいずれか一方又は双方に前記突部(33b,34b)を回避するための切欠き(16h)が形成された請求項1記載の取付構造。A floating bar (16) is formed in a cross-sectional hat shape having a front flange (16d) and a rear flange (16e) extending in the horizontal direction at each edge of the front wall (16b) and the rear wall (16c),
Either the front support plate (33) or the rear support plate (34) or both of the front flange (16d) or the rear flange ( 16e) projecting parts (33b, 34b) extending downward are integrally formed,
A notch (16h) for avoiding the protrusions (33b, 34b) on one or both of the front flange (16d) and the rear flange (16e) at the longitudinal end of the floating bar (16). The mounting structure according to claim 1 formed.
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