JP4144993B2

JP4144993B2 - Automatic analyzer

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Publication number: JP4144993B2
Application number: JP2000014680A
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Inventors: 吉次郎郡
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Priority date: 2000-01-24
Filing date: 2000-01-24
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2020-01-24
Also published as: JP2001208759A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キュべット洗浄、ノズル洗浄、攪拌棒洗浄、Ｂ／Ｆ分離等の洗浄対象物を洗浄するための洗浄液をプランジャポンプを用いて供給する第１の洗浄液送液機構と、第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構とを具える自動分析装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
自動分析装置としては、キュベット洗浄、ノズル洗浄、攪拌棒洗浄、Ｂ／Ｆ分離等の洗浄において洗浄効果の高い自動分析装置が求められるとともに、装置価格やランニングコストが安い自動分析装置が求められている。
【０００３】
従来から、キュベット洗浄、ノズル洗浄、攪拌棒洗浄、Ｂ／Ｆ分離等のために洗浄液を供給する機構を具える各種の自動分析装置が公知になっている。
例えば、特開平６−２３００１４号公報には、キュベットの洗浄機構を具える自動分析装置が記載されている。また、特開平６−２１３９０６号公報には、試薬ノズルの洗浄機構を具える自動分析装置が記載されている。さらに、特開平１０−６２４３３号公報には、Ｂ／Ｆ分離を行うための洗浄機構を具える自動免疫測定装置が記載されている。
【０００４】
上記のような自動分析装置では、所望の洗浄効果を得るために使用する洗浄液として、各種の洗剤が工夫されて使用されている。しかし、洗剤の中には、当該洗剤を供給するプランジャポンプの耐久性に影響を与えるものがあることが知られている。その対策として、例えば特開平６−２２９３６９号公報では、プランジャの側壁を洗浄する機構を設けることによりポンプ自体の耐久性の向上を図ったプランジャポンプを提案している。このようなプランジャポンプを自動分析装置の洗浄液送液機構の駆動源として用いる場合には、「洗浄液を洗浄対象物に供給する」という本来の目的のための機構の他に、プランジャの側壁洗浄のための機構を追設する必要が生じるとともに、プランジャの側壁を洗浄する度に側壁洗浄液を消費することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
洗剤等の第１の洗浄液の駆動源としてプランジャポンプを用いる第１の洗浄液送液機構と、すすぎ液等の第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構とを具える自動分析装置において、プランジャポンプの耐久性を確保する方法としては以下の２つが考えられる。
第１の方法は、プランジャポンプに側壁洗浄機構を設けずに、寿命に応じて設定される使用期限が経過するまでプランジャポンプを使い切り、該使用期限毎にプランジャポンプを定期交換する方法である。この場合、「側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液の消費コスト」は生じないが、代わりに、「プランジャポンプの定期交換コスト」が生じてしまう。
第２の方法は、プランジャポンプに上記特開平６−２２９３６９号公報のような側壁洗浄機構を設けて側壁洗浄を行う方法である。この場合、「プランジャポンプの定期交換コスト」は生じないが、代わりに、「側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコスト」が生じてしまう。
【０００６】
本発明は、プランジャポンプの定期交換コストが発生することもプランジャの側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストが新たに発生することもなく、所望の洗浄効果を得るようにした自動分析装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決する手段】
上記目的を達成するため、請求項１に記載の第１発明は、プランジャおよびシリンダより成るプランジャポンプを用いて洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液を供給する第１の洗浄液送液機構と、前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構とを具える自動分析装置において、前記プランジャポンプのプランジャの側壁を前記第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させ、それにより前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物を前記プランジャの側壁を経由した第２の洗浄液ですすぐようにして、前記第２の洗浄液送液機構が前記プランジャの側壁洗浄機構を兼用するように構成したことを特徴とする。
【０００８】
請求項２に記載の第２発明は、前記第２の洗浄液は中性の水であることを特徴とする。
【０００９】
請求項３に記載の第３発明は、前記第１の洗浄液は洗剤であることを特徴とする。
【００１０】
自動分析装置において、洗剤等の洗浄液を使用してキュベット洗浄、ノズル洗浄、攪拌棒洗浄、Ｂ／Ｆ分離等を行った湯合、洗浄対象物（キュベット、ノズル、攪拌棒等）に付着した洗浄液を洗い流すためにすすぎを行う必要がある。そのすすぎは、付着した洗浄液を完全に除去するように行うのが望ましいが、ある程度の洗浄液の残存は許容することができる。
【００１１】
上記のような着想に基づき、第１発明においては、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液を供給する第１の洗浄液送液機構の構成要素であるプランジャポンプのプランジャの側壁を、前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させ、それにより前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物を前記プランジャの側壁を経由した第２の洗浄液ですすぐようにして、自動分析装置に既に設置されている前記第２の洗浄液送液機構が前記プランジャの側壁洗浄機構を兼用するように構成したため、洗浄対象物をすすぐ際に供給する第２の洗浄液によってプランジャの側壁が洗浄されることになり、所望の洗浄効果を得ることができる。その際、プランジャポンプの定期交換コストが発生することもプランジャの側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストが新たに発生することもない。
【００１２】
第２発明においては、前記第２の洗浄液を中性の水としたため、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液（洗剤等）が付着したプランジャポンプのプランジャの側壁を中性の水によって洗浄することができ、所望の通りプランジャポンプの寿命を向上させることができる。また、この中性の水によって第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物のすすぎが行われるから、次に給排する液体がいかなる液性を有していても、次に給排する液体に対する洗浄対象物に付着した残存物の影響を最小限に抑えて洗浄効率を向上させることができる。
【００１３】
第３発明においては、前記第１の洗浄液を洗剤としたため、キュべット、各種ノズル、攪拌棒等の洗浄対象物に付着した残存物を洗剤によって洗い流すことができ、次に給排する液体に対する洗浄対象物に付着した残存物の影響を抑えることができる。特に、上記洗剤としてアルカリ系洗剤を用いた場合には、洗浄対象物に給排する液体に血清や蛋白質等が含まれている場合に顕著な洗浄効果を発揮することになる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
［第１実施形態］
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図１は本発明の第１実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。この図１は、上述した特開平６−２３００１４号公報の図１のような自動分析装置の一部を示している。本実施形態の自動分析装置には、洗浄対象物であるキュベット１を洗浄するためのキュベット洗浄機構が設けられている。
【００１５】
上記キュベット洗浄機構は、図１に示すように、キュベット１が搭載されるキュベットホイール２と、後述する各種ノズル３〜５が設置されるノズル板６と、キュベット１に対し液体の吸引／吐出を行うための各種構成要素とを具備して成り、上記各種構成要素としては、濃縮廃液ポンプ７、バッファタンク８、排気ポンプ９、廃液ポンプ１０、洗剤１１、洗剤タンク１２、洗剤電磁弁１３、洗剤ポンプ１４、イオン交換水１５、イオン交換水タンク１６、イオン交換水電磁弁１７およびイオン交換水ポンプ１８等が用いられている。
【００１６】
上記濃縮廃液ポンプ７は、上記濃縮廃液ノズル３を経由してキュベット１内の分析反応の終了した検液を吸引して、図示しない装置外の廃液孔または廃液タンクに排出する。
【００１７】
上記キュベット洗浄機構は、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液である洗剤１１を供給する第１の洗浄液送液機構と、第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液であるイオン交換水１５を供給する第２の洗浄液送液機構とを具備して成る。
【００１８】
上記第１の洗浄液送液機構は、図１に示すように、ノズル板６に設置された洗浄ノズル４Ｌ−１，４Ｓ−１および４Ｌ−２，４Ｓ−２と、キュベット１内の液体を発生させた陰圧により長い方の洗浄ノズル４Ｌ−１，４Ｌ−２を経由して吸引してバッファタンク８内に導く排気ポンプ９と、バッファタンク８内に導かれた液体を図示しない装置外の廃液孔または廃液タンクに排出する廃液ポンプ１０と、キュベット１内を洗浄する第１の洗浄液である洗剤１１が貯蔵された洗剤タンク１２と、洗剤タンク１２内の洗剤１１を洗剤電磁弁１３を経由して短い方の洗浄ノズル４Ｓ−１，４Ｓ−２からキュベット１内に供給する洗剤ポンプ１４とを具備して成る。
【００１９】
上記第２の洗浄液送液機構は、図１に示すように、ノズル板６に設置された洗浄ノズル４Ｌ−３，４Ｓ−３および４Ｌ−４，４Ｓ−４と、キュベット１内の液体を発生させた陰圧により長い方の洗浄ノズル４Ｌ−３，４Ｌ−４を経由して吸引してバッファタンク８内に導く排気ポンプ９と、バッファタンク８内に導かれた液体を図示しない装置外の廃液孔または廃液タンクに排出する廃液ポンプ１０と、洗剤１１で洗浄したキュベット１をすすぐ第２の洗浄液であるイオン交換水１５が貯蔵されたイオン交換水タンク１６と、イオン交換水タンク１６内のイオン交換水１５をイオン交換水電磁弁１７を経由して短い方の洗浄ノズル４Ｓ−３，４Ｓ−４からキュベット１内に供給するイオン交換水ポンプ１８とを具備して成る。上記において、洗浄ノズル４Ｓ−４に対しては、イオン交換水電磁弁１７からイオン交換水１５が直接的に供給されるが、洗浄ノズル４Ｓ−３に対しては、イオン交換水電磁弁１７から洗剤ポンプ１４を経由してイオン交換水１５が供給される。なお、上記排気ポンプ９は、キュベット１内の液体を発生させた陰圧により上記ノズル板６に設置された乾燥ノズル５を経由して吸引してバッファタンク８内に導く動作も行う。
【００２０】
上記洗剤ポンプ１４は、図２の詳細図に示すように、プランジャ部１９およびシリンダ部２０より成るプランジャポンプとして構成されている。上記シリンダ部２０には洗剤口金２１が設けられており、洗剤口金２１には一端を洗剤電磁弁１３に接続される図示しないチューブの他端を接続する。一方、上記プランジャ部１９には上から順にイオン交換水出口口金２２およびイオン交換水入口口金２３が設けられており、イオン交換水出口口金２２には一端を洗浄ノズル４Ｓ−３に接続される図示しないチューブの他端を接続し、イオン交換水入口口金２３には一端をイオン交換水電磁弁１７に接続される図示しないチューブの他端を接続する。
【００２１】
上記シリンダ部２０には、洗剤口金２１に連通する洗剤室２４が画成されている。この洗剤室２４内はプランジャ部１９の上部に配置されたＸリング２５によりプランジャ部１９と水密的に密閉されており、図示しない駆動ユニットに固定されたシリンダ部２０に対してプランジャ部１９を上下動させることにより、洗剤室２４内の容積を変化させることができる。一方、上記プランジャ部１９には、イオン交換水出口口金２２およびイオン交換水入口口金２３に連通するイオン交換水室２６が画成されている。このイオン交換水室２６内は、上下２つのＸリング２５により、上部Ｘリング２５より上の部分および下部Ｘリング２５の下の部分と水密的に密閉されている。なお、イオン交換水室２６とスペーサ２７との間およびスペーサ２７と上下２つのＸリング２５との間にはそれぞれ図示のようなプランジャ摺動方向の間隙（ガタ）が形成されており、スペーサ２７とプランジャ部１９の側壁との間にはイオン交換水１５が循環可能な径方向の間隙（ガタ）が形成されているため、イオン交換水室２６からイオン交換水１５がプランジャ部１９の側壁まで到達し得るようになっている。このような構成の洗剤ポンプ１４では、イオン交換水入口口金２３から導入され、イオン交換水出口口金２２から流出するイオン交換水１５により、プランジャ部１９が上下動する際にプランジャ部１９の側壁（プランジャ部１９の上下のＸリング２５と摺動する部分）が洗浄されることになる。
【００２２】
次に、本実施形態における洗浄動作を説明する。
例えば図１において左端に位置するキュベット１が洗浄対象物となる分析反応済みのキュベット（以下、洗浄対象キュベット１という）である場合、まず、キュベットホイール２を回転させて図示の状態とした後、ノズル板６を下降させて洗浄対象キュベット内に濃縮廃液ノズル３を進入させ、分析反応の終了した検液を濃縮廃液ポンプ７によって吸引し、図示しない装置外の廃液孔または廃液タンクに排出する。
【００２３】
次に、ノズル板６を上昇させた後、キュベットホイール２を時計回り方向に１ピッチ回転させる。その後、ノズル板６を下降させて、洗剤ポンプ１４により洗浄ノズル４Ｓ−１から洗浄対象キュベット１に洗剤１１を吐出する。さらに、排気ポンプ９により洗浄ノズル４Ｌ−１から洗浄対象キュベット１内の洗剤１１を吸引する。以上により、１回目の洗浄を行う。
【００２４】
次に、ノズル板６を上昇させた後、キュベットホイール２を時計回り方向に１ピッチ回転させる。その後、ノズル板６を下降させて、洗剤ポンプ１４により洗浄ノズル４Ｓ−２から洗浄対象キュベット１に洗剤１１を吐出する。さらに、排気ポンプ９により洗浄ノズル４Ｌ−２から洗浄対象キュベット１内の洗剤１１を吸引する。以上により、２回目の洗浄を行う。
【００２５】
次に、ノズル板６を上昇させた後、キュベットホイール２を時計回り方向に１ピッチ回転させる。その後、ノズル板６を下降させて、イオン交換水ポンプ１８により洗浄ノズル４Ｓ−３から洗浄対象キュベット１にイオン交換水１５を吐出する。さらに、排気ポンプ９により洗浄ノズル４Ｌ−３から洗浄対象キュベット１内のイオン交換水１５を吸引する。以上により、１回目のすすぎを行う。
この１回目のすすぎにおいては、洗剤ポンプ１４のイオン交換水室２６を経由したイオン交換水１５、すなわち、プランジャ部１９の側壁洗浄に使用したイオン交換水１５を使用することになるが、洗浄対象キュベット１は直前に洗剤１１で洗浄されたキュベットであるため、すすぎ液として多少の洗剤１１の混入があるイオン交換水１５を用いたとしても、問題になることはない。
【００２６】
次に、ノズル板６を上昇させた後、キュベットホイール２を時計回り方向に１ピッチ回転させる。その後、ノズル板６を下降させて、イオン交換水ポンプ１８により洗浄ノズル４Ｓ−４から洗浄対象キュベット１にイオン交換水１５を吐出する。さらに、排気ポンプ９により洗浄ノズル４Ｌ−４から洗浄対象キュベット１内のイオン交換水１５を吸引する。以上により、２回目のすすぎを行う。
この２回目のすすぎにおいては、イオン交換水タンク１６から直接的に供給されるイオン変換水１５を使用するから、洗浄対象キュベット１のすすぎが確実になされることになる。
【００２７】
次に、ノズル板６を上昇させた後、キュベットホイール２を時計回り方向に１ピッチ回転させる。その後、ノズル板６を下降させて、排気ポンプ９により乾燥ノズル５から洗浄対象キュベット１の内壁に付着した水滴を吸引して洗浄対象キュベット１内を乾燥させる。この乾燥により、洗浄対象キュベット１を次の分析に使用し得る状態にする。
なお、上述した一連の動作は、オペレータが図示しないＣＲＴモニタを見ながらキーボードから入力した操作指示情報に基づき、図示しない制御部が各駆動部を動作させることにより制御するものとする。
【００２８】
本実施形態においては、洗浄対象キュベット１に洗剤１１を供給するプランジャポンプ１４のプランジャ部１８の側壁を、イオン交換水１５を供給する第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させて、洗剤洗浄後の洗浄対象キュベット１をプランジャ部１９の側壁を経由したイオン交換水１５ですすぐようにして、自動分析装置に既に設置されている第２の洗浄液送液機構がプランジャ部１９の側壁洗浄機構を兼用するように構成したため、洗浄対象キュベット１をすすぐ際に供給するイオン交換水１５によってプランジャ部１８の側壁が洗浄されることになり、所望の洗浄効果が得られる。その際、プランジャポンプの定期交換コストが発生することも、プランジャ部の側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストが新たに発生することもない。
【００２９】
また、本実施形態においては、洗剤１１が付着したプランジャポンプ１４のプランジャ部１９の側壁を中性の水であるイオン交換水１５によって洗浄するから、所望の通りプランジャポンプの寿命を向上させることができる。また、イオン交換水１５によって洗剤１１で洗浄した洗浄対象キュベット１のすすぎが行われるから、次に給排する液体がいかなる液性を有していても、次に給排する液体に対する洗浄対象キュベット１に付着した残存物の影響を最小限に抑えて洗浄効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、第１の洗浄液である洗剤によって洗浄対象キュべット１に付着した残存物を洗い流すことができるため、次に給排する液体に対する洗浄対象キュベット１に付着した残存物の影響を抑えることができる。
【００３０】
なお、上記第１実施形態では、分析反応終了後のキュベット１を洗浄対象としているが、これに限定されるものではなく、各種の変更を加えることが可能である。例えば、乾操ノズル５を省略してキュベット１の側壁部に磁性粒子の集磁部等を設けることにより、免疫反応において行われるＢ／Ｆ洗浄に適用するようにしてもよい。
【００３１】
［第２実施形態］
図３は本発明の第２実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。この図３は、上述した特開平６−２１３９０６号公報の図１のような自動分析装置の一部を示している。本実施形態の自動分析装置には、洗浄対象物である試薬ノズル４１を洗浄するための試薬ノズル洗浄機構が設けられている。この試薬ノズル洗浄機構は、プランジャポンプを用いて洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液を供給する第１の洗浄液送液機構と、前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構とを具備して成る。
【００３２】
上記試薬ノズル４１は、図３に示すように移送アーム４２に保持されており、移送アーム４２を駆動することにより、図示しない試薬ボトルおよび反応容器であるキュベットと、洗浄カップ４３との間を移動することができる。上記試薬ノズル４１は、試薬ポンプ４４を経由して液選択弁４５に接続されている。
【００３３】
上記液選択弁４５で洗剤４６を選択した場合、洗剤タンク４７から洗剤ポンプ４８により洗剤弁４９を経由して洗剤４６を吸引して吐出することができる。洗剤タンク４７から吸引された洗剤４６は、洗剤弁４９および液選択弁４５を経由した後、試薬ポンプ４４を経由して試薬ノズル４１から吐出される。一方、液選択弁４５でイオン交換水５０を選択した場合、イオン交換水タンク５１からイオン交換水ポンプ５２によりイオン交換水弁５３を経由してイオン変換水５０を吸引して吐出することができる。
【００３４】
上記洗剤ポンプ４８は、図２に示す第１実施形態の洗剤ポンプ１２と同様にプランジャポンプとして構成されている。そのため、イオン交換水ポンプ５２によりイオン交換水弁５３を経由して吐出されるイオン交換水５０は、洗剤ポンプ４８のプランジャ側壁を洗浄した後、液選択弁４５を経由し、さらに試薬ポンプ４４を経由して、試薬ノズル４１から吐出されることになる。
【００３５】
次に、本実施形態における試薬分注時の試薬ノズル洗浄動作を説明する。
まず、図３に示す移送アーム４２を動作させて、試薬ノズル４１の先端を図示しない試薬ボトル内の試薬液面下まで移送する。次に、試薬ポンプ４４のプランジャを下降させることにより、試薬ノズル４１内に試薬を吸引する。このとき、液選択弁４５において洗剤を選択して、試薬ポンプ４４側配管と洗剤弁４９側配管との間を連通させておくとともに、洗剤弁４９において洗剤タンク４７を選択して、洗剤ポンプ４８側配管と洗剤タンク４７側配管との間を連通させておく。このようにしておくと、試薬ポンプ４４の吸引圧は洗剤弁４９で行き止まりとなり、試薬ポンプ４４の移送アーム４２側配管に接続される試薬ノズル４１から試薬が吸引されることになる。
【００３６】
次に、移送アーム４２を動作させて、図示しないキュベット上に試薬ノズル４１を移送する。その後、試薬ポンプ４４のプランジャを上昇させて、試薬を試薬ノズル４１内からキュベット内に吐出する。
【００３７】
次に、移送アーム４２を動作させて、試薬ノズル４１の先端を洗浄カップ４３内の洗浄孔５４内に挿入する。次に、洗剤ポンプ４８のプランジャを下降させて洗剤４６を吸引する。その後、洗剤弁４９を液選択弁４５側に切換えてから、洗剤ポンプ４８のプランジャを上昇させて、液選択弁４５および試薬ポンプ４４を経由して洗剤４６を試薬ノズル４１から吐出する。このとき、吐出される洗剤４６は、試薬が入っていた試薬ノズル４１の内壁を洗浄した後に洗浄カップ４３の洗浄孔５４内に吐出されて試薬ノズル４１の外壁も洗浄して、洗浄孔５４からオーバーフローする。このオーバーフローした洗剤４６は、洗浄カップ４３の排水孔５５から外部に排出される。
【００３８】
次に、液選択弁４５を切換えてイオン交換水５０を選択しておくとともに、イオン交換水弁５３においてイオン交換水５０を選択しておく。この状態でイオン交換水ポンプ５２のプランジャを下降させて、イオン交換水タンク５１からイオン交換水５０を吸引する。その後、イオン交換水弁５３を洗剤ポンプ４８側に切り換えてからイオン交換水ポンプ５２のプランジャを上昇させて、イオン交換水５０を洗剤ポンプ４８側に吐出する。このとき、吐出されるイオン交換水５０は、洗剤ポンプ４８のプランジャ側壁を洗浄した後、液選択弁４５および試薬ポンプ４４を経由して試薬ノズル４１から洗浄カップ４３内の洗浄孔５４内に吐出される。
【００３９】
このようにして試薬ノズル４１から十分な量のイオン交換水５０を吐出することにより、洗剤ポンプ４８のプランジャ側壁および試薬ノズル４１の内外壁から洗剤を洗い流すことができる。なお、所望に応じて、イオン交換水ポンプ５２によるイオン交換水５０の吸引／吐出動作を繰り返して、充分なすすぎを行うようにしてもよい。
その後、試薬ノズル４１を再度図示しない試薬ボトルに移送して、次のキュベットに対する試薬分注動作を繰り返すことになる。
【００４０】
本実施形態においては、試薬ノズル４１に洗剤４６を供給する洗剤ポンプ４８のプランジャ側壁を、イオン交換水５０を供給する第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させて、洗剤洗浄後の試薬ノズル４１の内外壁を洗剤ポンプ４８のプランジャ側壁を経由したイオン交換水５０ですすぐようにして、自動分析装置に既に設置されている第２の洗浄液送液機構がプランジャ部１９の側壁洗浄機構を兼用するように構成したため、試薬ノズル４１をすすぐ際に供給するイオン交換水５０によってプランジャの側壁が洗浄されることになり、所望の洗浄効果が得られる。その際、プランジャポンプの定期交換コストが発生することも、プランジャ部の側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストが新たに発生することもない。
【００４１】
また、本実施形態においては、洗剤４６が付着した洗剤ポンプ（プランジャポンプ）４８のプランジャ側壁を中性の水であるイオン交換水５０によって洗浄するから、所望の通りプランジャポンプの寿命を向上させることができる。また、イオン交換水５０によって洗剤４６で洗浄した試薬ノズル４１のすすぎが行われるから、次に給排する液体がいかなる液性を有していても、次に給排する液体に対する試薬ノズル４１に付着した残存物の影響を最小限に抑えて洗浄効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、第１の洗浄液である洗剤によって試薬ノズル４１に付着した残存物を洗い流すことができるため、次に給排する液体に対する試薬ノズル４１に付着した残存物の影響を抑えることができる。
【００４２】
［第３実施形態］
図４は本発明の第３実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。この図４は、上述した特開平６−２３００１４号公報の図１や特開平６−２１３９０６号公報の図１のような自動分析装置の一部を示している。本実施形態の自動分析装置には、洗浄対象物である、サンプル分注後および試薬分注分注後のキュベット内の検液を攪拌する攪拌棒７１を洗浄するための攪拌棒洗浄機構が設けられている。
【００４３】
上記攪拌棒７１は、図４に示すように移送アーム７２に保持されており、図示しないキュベットと洗浄カップ８２との間を移動可能に配置されている。上記攪拌棒洗浄機構は、上記第２実施形態の洗浄機構と同様に、プランジャポンプを用いて洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液を供給する第１の洗浄液送液機構と、前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構とを具備して成り、図４に示すように、液選択弁７３、洗剤弁７４、洗剤ポンプ７５、洗剤７６、洗剤タンク７７、イオン交換水弁７８、イオン交換水ポンプ７９、イオン交換水８０、イオン交換水タンク８１、洗浄カップ８２等により構成されている。
【００４４】
次に、本実施形態におけるサンプル分注後の攪拌棒洗浄動作を説明する（試薬分注後の攪拌棒洗浄動作は同様であるため、説明を省略する）。
まず、図４に示す移送アーム７２を動作させて、攪拌棒７１を検体および試薬の分注されたキュベット内に挿入し、この状態で攪拌棒７１を回転させて攪拌を行う。次に、移送アーム７２を動作させて、攪拌棒７１を洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に挿入する。
【００４５】
次に、液選択弁７３および洗剤弁７４において洗剤７６を選択しておき、その状態で洗剤ポンプ７５のプランジャを下降させて洗剤タンク７７から洗剤７６を吸引する。その後、洗剤弁７４を液選択弁７３側に切換えてから、洗剤ポンプ７５のプランジャを上昇させて、液選択弁７３を経由して洗剤７６を洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に吐出する。次に、洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に吐出された洗剤７６の中で攪拌棒７１を回転させて、検体および試薬の付着した攪拌棒７１を洗浄する。
【００４６】
次に、液選択弁７３およびイオン交換水弁７８においてイオン交換水８０を選択しておき、その状態でイオン交換水ポンプ７９のプランジャを下降させてイオン交換水タンク８１からイオン交換水８０を吸引する。その後、イオン交換水弁７８を洗剤ポンプ７５側に切換えてから、イオン交換水ポンプ７９のプランジャを上昇させて、イオン交換水８０を洗剤ポンプ７５側に吐出する。このとき吐出されるイオン交換水８０は、洗剤ポンプ７５の側壁および液選択弁７３を経由して洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に吐出される。
このようにして洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に吐出されるイオン交換水８０により、洗剤ポンプ７５のプランジャ側壁および攪拌棒７１に付着した洗剤を洗い流すことができる。
【００４７】
本実施形態においては、洗浄カップ８２の洗浄孔８３内に洗剤７６を供給する洗剤ポンプ７５のプランジャ側壁を、イオン交換水８０を供給する第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させて、洗剤洗浄後の攪拌棒７１を洗剤ポンプ７５のプランジャ側壁を経由したイオン交換水８０ですすぐようにして、自動分析装置に既に設置されている第２の洗浄液送液機構がプランジャ部１９の側壁洗浄機構を兼用するように構成したため、攪拌棒７１をすすぐ際に供給するイオン交換水８０によってプランジャの側壁が洗浄されることになり、所望の洗浄効果が得られる。その際、プランジャポンプの定期交換コストが発生することも、プランジャ部の側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストが新たに発生することもない。
【００４８】
また、本実施形態においては、洗剤７６が付着した洗剤ポンプ（プランジャポンプ）７５のプランジャ側壁を中性の水であるイオン交換水８０によって洗浄するから、所望の通りプランジャポンプの寿命を向上させることができる。また、イオン交換水８０によって洗剤７６で洗浄した攪拌棒７１のすすぎが行われるから、次に給排する液体がいかなる液性を有していても、次に給排する液体に対する攪拌棒７１に付着した残存物の影響を最小限に抑えて洗浄効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、第１の洗浄液である洗剤によって攪拌棒７１に付着した残存物を洗い流すことができるため、次に給排する液体に対する攪拌棒７１に付着した残存物の影響を抑えることができる。
【００４９】
なお、上記第１〜第３実施形態では、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液として洗剤を用いているが、この洗剤としては、界面活性剤入りの中性洗剤や、蛋白除去に有効と考えられるアルカリ系の洗剤等、各種の洗剤を使用することができる。ここで、上記洗剤としてアルカリ系の洗剤を用いた場合には、洗浄対象物に給排する液体に血液やタンパク質等が含まれている場合に顕著な洗浄効果を発揮することになる。
【００５０】
また、上記第１〜第３実施形態では、第１の洗浄液である洗剤で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液としてイオン交換水を用いているが、イオン交換水を蒸留水に置き換えたり、場合によっては緩衝液等に置き換えることもできる。
【００５１】
また、上記第１〜第３実施形態においてプランジャポンプのプランジャを水密的に支持するＸリングは、０リングその他の各種摺動シール部材に置き換えることができる。
さらに、図１に示す第１実施形態ではイオン交換水電磁弁１７およびイオン交換水ポンプ（プランジャポンプ）１８を組み合わせて使用し、図３に示す第２実施形態ではイオン交換水弁５３およびイオン交換水ポンプ（プランジャポンプ）５２を組み合わせて使用し、図４に示す第３実施形態ではイオン交換水弁７８およびイオン交換水ポンプ（プランジャポンプ）７９を組み合わせて使用しているが、この組み合わせに限定されるものではなく、両者を一体化したベローズポンプを用いてもよい。また、上述した図３に示す第２実施形態および図４に示す第３実施形態の場合には、ポンプから溢れた吐出液は全て排出口より排出されるので、ポンプから送り出す液量の精度が粗いポンプ（ローリングポンプ等）を用いても十分である。
【００５２】
【発明の効果】
第１発明によれば、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液を供給する第１の洗浄液送液機構の構成要素であるプランジャポンプのプランジャの側壁を前記第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物をすすぐための第２の洗浄液を供給する第２の洗浄液送液機構の流路中に介在させることにより、第２の洗浄液送液機構がプランジャの側壁洗浄機構を兼用するようにしたため、プランジャポンプの定期交換コスト、プランジャの側壁洗浄機構の設置コストおよび側壁洗浄液のランニングコストを発生させずに、低コストでプランジャポンプの寿命を向上させることができる。
【００５３】
第２発明によれば、洗浄対象物を洗浄するための第１の洗浄液（洗剤等）が付着したプランジャポンプのプランジャの側壁を第２の洗浄液である中性の水によって洗浄することにより、所望の通りプランジャポンプの寿命を向上させることができる。また、この中性の水によって第１の洗浄液で洗浄した洗浄対象物のすすぎが行われるから、次に給排する液体がいかなる液性を有していても、次に給排する液体に対する洗浄対象物に付着した残存物の影響を最小限に抑えて洗浄効率を向上させることができる。
【００５４】
第３発明によれば、キュべット、各種ノズル、攪拌棒等の洗浄対象物に付着した残存物を第１の洗浄液である洗剤によって洗い流すことができ、次に給排する液体に対する洗浄対象物に付着した残存物の影響を抑えることができる。特に、上記洗剤としてアルカリ系洗剤を用いた場合には、洗浄対象物に給排する液体に血清や蛋白質等が含まれている場合に顕著な洗浄効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。
【図２】第１実施形態に係る自動分析装置の洗剤ポンプの詳細図である。
【図３】本発明の第２実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。
【図４】本発明の第３実施形態に係る自動分析装置の要部の構成を示す図である。
【符号の説明】
１キュベット
２キュベットホイール
３濃縮廃液ノズル
４Ｌ−１〜４Ｌ−４洗浄ノズル
４Ｓ−１〜４Ｓ−４洗浄ノズル
５乾燥ノズル
６ノズル板
７濃縮廃液ポンプ
８バッファタンク
９排気ポンプ
１０廃液ポンプ
１１洗剤
１２洗剤タンク
１３洗剤電磁弁
１４洗剤ポンプ（プランジャポンプ）
１５イオン交換水
１６イオン交換水タンク
１７イオン交換水電磁弁
１８イオン交換水ポンプ
１９プランジャ部
２０シリンダ部
２１洗剤口金
２２イオン交換水出口口金
２３イオン交換水入口口金
２４洗剤室
２５Ｘリング
２６イオン交換水室
２７スペーサ
４１試薬ノズル
４２移送アーム
４３洗浄カップ
４４試薬ポンプ
４５液選択弁
４６洗剤
４７洗剤タンク
４８洗剤ポンプ（プランジャポンプ）
４９洗剤弁
５０イオン交換水
５１イオン交換水タンク
５２イオン交換水ポンプ
５３イオン交換水弁
５４洗浄孔
５５排水孔
７１攪拌棒
７２移送アーム
７３液選択弁
７４洗剤弁
７５洗剤ポンプ（プランジャポンプ）
７６洗剤
７７洗剤タンク
７８イオン交換水弁
７９イオン交換水ポンプ
８０イオン交換水
８１イオン交換水タンク
８２洗浄カップ
８３洗浄孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a first cleaning liquid feeding mechanism for supplying a cleaning liquid for cleaning an object to be cleaned such as cuvette cleaning, nozzle cleaning, stirring bar cleaning, B / F separation, etc. using a plunger pump, The present invention relates to an automatic analyzer including a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying a second cleaning liquid for rinsing an object to be cleaned that has been cleaned with one cleaning liquid.
[0002]
[Prior art]
As an automatic analyzer, an automatic analyzer having a high cleaning effect is required in cleaning such as cuvette cleaning, nozzle cleaning, stirring rod cleaning, B / F separation, etc., and an automatic analyzer having low apparatus cost and running cost is required. Yes.
[0003]
Conventionally, various automatic analyzers having a mechanism for supplying a cleaning liquid for cuvette cleaning, nozzle cleaning, stirring bar cleaning, B / F separation, and the like are known.
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-230014 discloses an automatic analyzer having a cuvette cleaning mechanism. Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-213906 describes an automatic analyzer having a reagent nozzle cleaning mechanism. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-62433 describes an automatic immunoassay device having a cleaning mechanism for performing B / F separation.
[0004]
In the automatic analyzer as described above, various detergents are devised and used as the cleaning liquid used for obtaining a desired cleaning effect. However, it is known that some detergents affect the durability of the plunger pump that supplies the detergent. As a countermeasure, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-229369 proposes a plunger pump that improves the durability of the pump itself by providing a mechanism for cleaning the side wall of the plunger. When such a plunger pump is used as a drive source of the cleaning liquid feeding mechanism of the automatic analyzer, in addition to the original purpose mechanism of “supplying the cleaning liquid to the object to be cleaned”, the side wall cleaning of the plunger is performed. Therefore, it is necessary to additionally install a mechanism for the cleaning, and the side wall cleaning liquid is consumed every time the side wall of the plunger is cleaned.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In an automatic analyzer including a first cleaning liquid feeding mechanism that uses a plunger pump as a drive source of a first cleaning liquid such as a detergent and a second cleaning liquid feeding mechanism that supplies a second cleaning liquid such as a rinsing liquid The following two methods can be considered as methods for ensuring the durability of the plunger pump.
The first method is a method in which the side wall cleaning mechanism is not provided in the plunger pump, the plunger pump is used up until the expiration date set according to the life elapses, and the plunger pump is periodically replaced every expiration date. In this case, “the installation cost of the side wall cleaning mechanism and the consumption cost of the side wall cleaning liquid” do not occur, but “the periodic replacement cost of the plunger pump” occurs instead.
The second method is a method of performing side wall cleaning by providing a plunger pump with a side wall cleaning mechanism as disclosed in JP-A-6-229369. In this case, the “periodic replacement cost of the plunger pump” does not occur, but instead, “the installation cost of the sidewall cleaning mechanism and the running cost of the sidewall cleaning liquid” occur.
[0006]
The present invention provides an automatic analyzer capable of obtaining a desired cleaning effect without incurring a periodic replacement cost of a plunger pump, a new installation cost of a plunger side wall cleaning mechanism and a running cost of a side wall cleaning liquid. The purpose is to provide.
[0007]
[Means for solving the problems]
To achieve the above object, a first invention according to claim 1 is a first cleaning liquid feeding mechanism for supplying a first cleaning liquid for cleaning an object to be cleaned using a plunger pump comprising a plunger and a cylinder. And an automatic analyzer that supplies a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying a second cleaning liquid for rinsing the cleaning object to be cleaned with the first cleaning liquid. 2 is interposed in the flow path of the cleaning liquid feeding mechanism, so that the object to be cleaned cleaned with the first cleaning liquid is rinsed with the second cleaning liquid via the side wall of the plunger. The second cleaning liquid feeding mechanism is also used as the plunger side wall cleaning mechanism. It is characterized by that.
[0008]
The second invention described in claim 2 is characterized in that the second cleaning liquid is neutral water.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, the first cleaning liquid is a detergent.
[0010]
In an automatic analyzer, a cleaning solution adhering to an object to be cleaned (such as a cuvette, a nozzle, or a stirring bar) that has been subjected to cuvette cleaning, nozzle cleaning, stirring bar cleaning, B / F separation, etc. using a cleaning liquid such as a detergent. Rinse is necessary to wash away. The rinsing is desirably performed so as to completely remove the attached cleaning liquid, but a certain amount of the cleaning liquid can be allowed to remain.
[0011]
Based on the above idea, in the first invention, the side wall of the plunger of the plunger pump, which is a component of the first cleaning liquid feeding mechanism that supplies the first cleaning liquid for cleaning the cleaning object, The object to be cleaned that has been cleaned with the first cleaning liquid is interposed in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism that supplies the second cleaning liquid for rinsing the target to be cleaned with the first cleaning liquid. Rinse with the second cleaning solution via the plunger side wall , Already installed in the automated analyzer Since the second cleaning liquid feeding mechanism is configured to also serve as the side wall cleaning mechanism of the plunger, The side wall of the plunger is cleaned by the second cleaning liquid supplied when rinsing the object to be cleaned, and a desired cleaning effect can be obtained. At that time, the periodic replacement cost of the plunger pump is not generated, and the installation cost of the plunger side wall cleaning mechanism and the running cost of the side wall cleaning liquid are not newly generated.
[0012]
In the second invention, since the second cleaning liquid is neutral water, the plunger side wall of the plunger pump to which the first cleaning liquid (detergent etc.) for cleaning the object to be cleaned has adhered is neutral water. It can be cleaned and the life of the plunger pump can be improved as desired. In addition, since the object to be cleaned that has been cleaned with the first cleaning liquid is rinsed with the neutral water, the liquid to be supplied and discharged next can be washed regardless of the liquidity. It is possible to improve the cleaning efficiency by minimizing the influence of the residue attached to the object.
[0013]
In the third invention, since the first cleaning liquid is a detergent, the residue attached to the object to be cleaned such as a cuvette, various nozzles, a stirring bar, etc. can be washed away by the detergent, and the liquid to be supplied and discharged next. It is possible to suppress the influence of the residue attached to the object to be cleaned. In particular, when an alkaline detergent is used as the detergent, a remarkable cleaning effect is exhibited when serum or protein is contained in the liquid supplied to and discharged from the object to be cleaned.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[First Embodiment]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to the first embodiment of the present invention. FIG. 1 shows a part of an automatic analyzer as shown in FIG. 1 of the above-mentioned JP-A-6-230014. The automatic analyzer of the present embodiment is provided with a cuvette cleaning mechanism for cleaning the cuvette 1 that is a cleaning target.
[0015]
As shown in FIG. 1, the cuvette cleaning mechanism includes a cuvette wheel 2 on which the cuvette 1 is mounted, a nozzle plate 6 on which various nozzles 3 to 5 to be described later are installed, and suction / discharge of liquid to the cuvette 1. The above-mentioned various components include a concentrated waste liquid pump 7, a buffer tank 8, an exhaust pump 9, a waste liquid pump 10, a detergent 11, a detergent tank 12, a detergent electromagnetic valve 13, and a detergent. A pump 14, ion exchange water 15, ion exchange water tank 16, ion exchange water solenoid valve 17, ion exchange water pump 18, and the like are used.
[0016]
The concentrated waste liquid pump 7 sucks the test solution after the analytical reaction in the cuvette 1 via the concentrated waste liquid nozzle 3 and discharges it to a waste liquid hole or a waste liquid tank outside the apparatus (not shown).
[0017]
The cuvette cleaning mechanism includes a first cleaning liquid feeding mechanism that supplies a detergent 11 that is a first cleaning liquid for cleaning a cleaning target, and a second for rinsing the cleaning target that has been cleaned with the first cleaning liquid. And a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying ion-exchanged water 15 as a cleaning liquid.
[0018]
As shown in FIG. 1, the first cleaning liquid feeding mechanism generates cleaning nozzles 4L-1, 4S-1 and 4L-2, 4S-2 installed in the nozzle plate 6 and liquid in the cuvette 1. The exhaust pump 9 that sucks the negative negative pressure through the longer cleaning nozzles 4L-1 and 4L-2 and guides it into the buffer tank 8, and the liquid guided into the buffer tank 8 is provided outside the apparatus (not shown). A waste liquid pump 10 for discharging to a waste liquid hole or a waste liquid tank, a detergent tank 12 in which a detergent 11 as a first washing liquid for washing the inside of the cuvette 1 is stored, and the detergent 11 in the detergent tank 12 through the detergent solenoid valve 13 And a detergent pump 14 for supplying the cuvette 1 from the shorter cleaning nozzles 4S-1 and 4S-2.
[0019]
As shown in FIG. 1, the second cleaning liquid feeding mechanism generates cleaning nozzles 4L-3, 4S-3 and 4L-4, 4S-4 installed in the nozzle plate 6 and liquid in the cuvette 1. The exhaust pump 9 that sucks the negative negative pressure through the longer cleaning nozzles 4L-3 and 4L-4 and guides it into the buffer tank 8, and the liquid guided into the buffer tank 8 is disposed outside the apparatus (not shown). A waste liquid pump 10 that discharges to a waste liquid hole or a waste liquid tank, an ion exchange water tank 16 that stores ion exchange water 15 that is a second washing liquid for rinsing the cuvette 1 that has been washed with the detergent 11, and an ion exchange water tank 16 An ion exchange water pump 18 is provided for supplying the ion exchange water 15 into the cuvette 1 from the shorter washing nozzles 4S-3 and 4S-4 via the ion exchange water electromagnetic valve 17. In the above, the ion exchange water 15 is directly supplied from the ion exchange water electromagnetic valve 17 to the washing nozzle 4S-4, but from the ion exchange water electromagnetic valve 17 to the washing nozzle 4S-3. Ion exchange water 15 is supplied via the detergent pump 14. The exhaust pump 9 also performs an operation of sucking it through the drying nozzle 5 installed on the nozzle plate 6 and introducing it into the buffer tank 8 by the negative pressure generated by the liquid in the cuvette 1.
[0020]
The detergent pump 14 is configured as a plunger pump including a plunger portion 19 and a cylinder portion 20 as shown in the detailed view of FIG. The cylinder part 20 is provided with a detergent base 21, and one end of a tube (not shown) connected to the detergent solenoid valve 13 is connected to the detergent base 21. On the other hand, the plunger part 19 is provided with an ion exchange water outlet base 22 and an ion exchange water inlet base 23 in order from the top, and one end of the ion exchange water outlet base 22 is connected to the washing nozzle 4S-3. The other end of the tube not shown, which is connected to the ion exchange water solenoid valve 17, is connected to the ion exchange water inlet base 23.
[0021]
A detergent chamber 24 communicating with a detergent base 21 is defined in the cylinder portion 20. The detergent chamber 24 is hermetically sealed with the plunger portion 19 by an X-ring 25 disposed at the upper portion of the plunger portion 19. The plunger portion 19 is moved up and down with respect to a cylinder portion 20 fixed to a drive unit (not shown). By moving it, the volume in the detergent chamber 24 can be changed. On the other hand, the plunger part 19 has an ion exchange water chamber 26 communicating with the ion exchange water outlet base 22 and the ion exchange water inlet base 23. The ion exchange water chamber 26 is hermetically sealed with a portion above the upper X ring 25 and a portion below the lower X ring 25 by two upper and lower X rings 25. A gap in the plunger sliding direction as shown in the figure is formed between the ion exchange water chamber 26 and the spacer 27 and between the spacer 27 and the two upper and lower X rings 25. Is formed between the ion exchange water 15 and the side wall of the plunger portion 19, so that the ion exchange water 15 can be circulated from the ion exchange water chamber 26 to the side wall of the plunger portion 19. It can be reached. In the detergent pump 14 having such a configuration, when the plunger part 19 moves up and down by the ion exchange water 15 introduced from the ion exchange water inlet base 23 and flowing out from the ion exchange water outlet base 22, the side wall ( The portions sliding with the upper and lower X-rings 25 of the plunger portion 19 are cleaned.
[0022]
Next, the cleaning operation in this embodiment will be described.
For example, in the case where the cuvette 1 located at the left end in FIG. 1 is an analysis-reacted cuvette to be cleaned (hereinafter referred to as a cleaning target cuvette 1), first, after rotating the cuvette wheel 2 to the state shown in the figure, The nozzle plate 6 is moved down to allow the concentrated waste liquid nozzle 3 to enter the cuvette to be cleaned. The test liquid after the analysis reaction is sucked by the concentrated waste liquid pump 7 and discharged to a waste liquid hole or a waste liquid tank outside the apparatus (not shown).
[0023]
Next, after raising the nozzle plate 6, the cuvette wheel 2 is rotated by one pitch in the clockwise direction. Thereafter, the nozzle plate 6 is lowered, and the detergent 11 is discharged from the washing nozzle 4S-1 to the washing target cuvette 1 by the detergent pump 14. Further, the detergent 11 in the cuvette 1 to be cleaned is sucked from the cleaning nozzle 4L-1 by the exhaust pump 9. Thus, the first cleaning is performed.
[0024]
Next, after raising the nozzle plate 6, the cuvette wheel 2 is rotated by one pitch in the clockwise direction. Thereafter, the nozzle plate 6 is lowered, and the detergent 11 is discharged from the washing nozzle 4S-2 to the washing target cuvette 1 by the detergent pump 14. Further, the detergent 11 in the cuvette 1 to be cleaned is sucked from the cleaning nozzle 4L-2 by the exhaust pump 9. The second cleaning is performed as described above.
[0025]
Next, after raising the nozzle plate 6, the cuvette wheel 2 is rotated by one pitch in the clockwise direction. Thereafter, the nozzle plate 6 is lowered, and the ion exchange water 15 is discharged from the washing nozzle 4S-3 to the washing target cuvette 1 by the ion exchange water pump 18. Further, the ion exchange water 15 in the cleaning target cuvette 1 is sucked from the cleaning nozzle 4L-3 by the exhaust pump 9. Thus, the first rinse is performed.
In the first rinsing, the ion exchange water 15 that has passed through the ion exchange water chamber 26 of the detergent pump 14, that is, the ion exchange water 15 used for washing the side wall of the plunger portion 19 is used. Since the cuvette 1 is a cuvette that has been washed with the detergent 11 immediately before, even if ion-exchanged water 15 containing some detergent 11 is used as a rinsing liquid, there is no problem.
[0026]
Next, after raising the nozzle plate 6, the cuvette wheel 2 is rotated by one pitch in the clockwise direction. Thereafter, the nozzle plate 6 is lowered, and the ion exchange water 15 is discharged from the washing nozzle 4S-4 to the object cuvette 1 by the ion exchange water pump 18. Further, the ion exchange water 15 in the cleaning target cuvette 1 is sucked from the cleaning nozzle 4L-4 by the exhaust pump 9. Thus, the second rinse is performed.
In this second rinsing, since the ion-converted water 15 supplied directly from the ion exchange water tank 16 is used, the cleaning target cuvette 1 is reliably rinsed.
[0027]
Next, after raising the nozzle plate 6, the cuvette wheel 2 is rotated by one pitch in the clockwise direction. Thereafter, the nozzle plate 6 is lowered, and water droplets adhering to the inner wall of the cleaning target cuvette 1 are sucked from the drying nozzle 5 by the exhaust pump 9 to dry the cleaning target cuvette 1. This drying makes the cuvette 1 to be cleaned ready for use in the next analysis.
Note that the above-described series of operations is controlled by a control unit (not shown) operating each drive unit based on operation instruction information input from a keyboard while looking at a CRT monitor (not shown).
[0028]
In this embodiment, the side wall of the plunger portion 18 of the plunger pump 14 that supplies the detergent 11 to the cleaning target cuvette 1 is interposed in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism that supplies the ion exchange water 15. Rinse the cuvette 1 to be cleaned after washing with the deionized water 15 via the side wall of the plunger 19 Like The second cleaning liquid feeding mechanism already installed in the automatic analyzer also serves as the side wall cleaning mechanism of the plunger unit 19. Because it was configured as The side wall of the plunger portion 18 is cleaned by the ion exchange water 15 supplied when rinsing the cuvette 1 to be cleaned, and a desired cleaning effect is obtained. At that time, the periodic replacement cost of the plunger pump is not generated, and the installation cost of the side wall cleaning mechanism of the plunger portion and the running cost of the side wall cleaning liquid are not newly generated.
[0029]
Moreover, in this embodiment, since the side wall of the plunger part 19 of the plunger pump 14 to which the detergent 11 is adhered is washed with the ion exchange water 15 which is neutral water, the life of the plunger pump can be improved as desired. it can. In addition, since the cleaning target cuvette 1 that has been cleaned with the detergent 11 by the ion exchange water 15 is rinsed, the cleaning target cuvette for the next liquid to be supplied and discharged is whatever the liquid property of the next liquid to be supplied and discharged. The cleaning efficiency can be improved by minimizing the influence of the residue adhering to 1.
Furthermore, in this embodiment, since the residue adhering to the cleaning target cuvette 1 can be washed away by the detergent which is the first cleaning liquid, the residual adhering to the cleaning target cuvette 1 for the liquid to be supplied and discharged next time. The influence of things can be suppressed.
[0030]
In the first embodiment, the cuvette 1 after the end of the analysis reaction is the object to be cleaned. However, the present invention is not limited to this, and various changes can be added. For example, the drying nozzle 5 may be omitted, and a magnetic particle collecting portion or the like may be provided on the side wall portion of the cuvette 1 so as to be applied to B / F cleaning performed in an immune reaction.
[0031]
[Second Embodiment]
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to the second embodiment of the present invention. FIG. 3 shows a part of an automatic analyzer as shown in FIG. 1 of the above-mentioned Japanese Patent Laid-Open No. 6-213906. The automatic analyzer of the present embodiment is provided with a reagent nozzle cleaning mechanism for cleaning the reagent nozzle 41 that is a cleaning target. The reagent nozzle cleaning mechanism includes a first cleaning liquid feeding mechanism that supplies a first cleaning liquid for cleaning a cleaning target using a plunger pump, and a rinse target that has been cleaned with the first cleaning liquid. And a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying the second cleaning liquid.
[0032]
The reagent nozzle 41 is held by a transfer arm 42 as shown in FIG. 3, and moves between a washing cup 43 and a cuvette which is a reagent bottle and a reaction container (not shown) by driving the transfer arm 42. can do. The reagent nozzle 41 is connected to a liquid selection valve 45 via a reagent pump 44.
[0033]
When the detergent 46 is selected by the liquid selection valve 45, the detergent 46 can be sucked and discharged from the detergent tank 47 by the detergent pump 48 via the detergent valve 49. The detergent 46 sucked from the detergent tank 47 is discharged from the reagent nozzle 41 via the reagent pump 44 after passing through the detergent valve 49 and the liquid selection valve 45. On the other hand, when the ion exchange water 50 is selected by the liquid selection valve 45, the ion-converted water 50 can be sucked and discharged from the ion exchange water tank 51 via the ion exchange water valve 53 by the ion exchange water pump 52. .
[0034]
The detergent pump 48 is configured as a plunger pump similarly to the detergent pump 12 of the first embodiment shown in FIG. Therefore, the ion exchange water 50 discharged by the ion exchange water pump 52 via the ion exchange water valve 53 is used to wash the plunger side wall of the detergent pump 48 and then to the reagent pump 44 via the liquid selection valve 45. Via, it is discharged from the reagent nozzle 41.
[0035]
Next, the reagent nozzle cleaning operation at the time of reagent dispensing in the present embodiment will be described.
First, the transfer arm 42 shown in FIG. 3 is operated to transfer the tip of the reagent nozzle 41 to a level below the reagent liquid in a reagent bottle (not shown). Next, the reagent is aspirated into the reagent nozzle 41 by lowering the plunger of the reagent pump 44. At this time, the detergent is selected by the liquid selection valve 45 so that the reagent pump 44 side pipe and the detergent valve 49 side pipe communicate with each other, and the detergent tank 47 is selected by the detergent valve 49, and the detergent pump 48. The side pipe is connected to the detergent tank 47 side pipe. By doing so, the suction pressure of the reagent pump 44 stops at the detergent valve 49, and the reagent is sucked from the reagent nozzle 41 connected to the transfer arm 42 side pipe of the reagent pump 44.
[0036]
Next, the transfer arm 42 is operated to transfer the reagent nozzle 41 onto a cuvette (not shown). Thereafter, the plunger of the reagent pump 44 is raised, and the reagent is discharged from the reagent nozzle 41 into the cuvette.
[0037]
Next, the transfer arm 42 is operated to insert the tip of the reagent nozzle 41 into the cleaning hole 54 in the cleaning cup 43. Next, the plunger of the detergent pump 48 is lowered to suck the detergent 46. Thereafter, after the detergent valve 49 is switched to the liquid selection valve 45 side, the plunger of the detergent pump 48 is raised, and the detergent 46 is discharged from the reagent nozzle 41 via the liquid selection valve 45 and the reagent pump 44. At this time, the discharged detergent 46 is washed into the washing hole 54 of the washing cup 43 after washing the inner wall of the reagent nozzle 41 containing the reagent, and the outer wall of the reagent nozzle 41 is washed from the washing hole 54. Overflow. The overflowing detergent 46 is discharged from the drain hole 55 of the washing cup 43 to the outside.
[0038]
Next, the ion selection water 50 is selected by switching the liquid selection valve 45, and the ion exchange water 50 is selected by the ion exchange water valve 53. In this state, the plunger of the ion exchange water pump 52 is lowered to suck the ion exchange water 50 from the ion exchange water tank 51. Thereafter, the ion exchange water valve 53 is switched to the detergent pump 48 side, the plunger of the ion exchange water pump 52 is raised, and the ion exchange water 50 is discharged to the detergent pump 48 side. At this time, the discharged ion exchange water 50 is discharged from the reagent nozzle 41 into the cleaning hole 54 in the cleaning cup 43 via the liquid selection valve 45 and the reagent pump 44 after cleaning the plunger side wall of the detergent pump 48. Is done.
[0039]
By discharging a sufficient amount of ion exchange water 50 from the reagent nozzle 41 in this way, the detergent can be washed away from the plunger side wall of the detergent pump 48 and the inner and outer walls of the reagent nozzle 41. If desired, sufficient rinsing may be performed by repeating the suction / discharge operation of the ion exchange water 50 by the ion exchange water pump 52.
Thereafter, the reagent nozzle 41 is transferred again to a reagent bottle (not shown), and the reagent dispensing operation for the next cuvette is repeated.
[0040]
In the present embodiment, the plunger side wall of the detergent pump 48 that supplies the detergent 46 to the reagent nozzle 41 is interposed in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism that supplies the ion exchange water 50, so Rinse the inner and outer walls of the reagent nozzle 41 with ion-exchanged water 50 via the plunger side wall of the detergent pump 48 Like The second cleaning liquid feeding mechanism already installed in the automatic analyzer also serves as the side wall cleaning mechanism of the plunger unit 19. Because it was configured as The side wall of the plunger is cleaned by the ion exchange water 50 supplied when rinsing the reagent nozzle 41, and a desired cleaning effect is obtained. At that time, the periodic replacement cost of the plunger pump is not generated, and the installation cost of the side wall cleaning mechanism of the plunger portion and the running cost of the side wall cleaning liquid are not newly generated.
[0041]
Moreover, in this embodiment, since the plunger side wall of the detergent pump (plunger pump) 48 to which the detergent 46 is attached is washed with the ion exchange water 50 that is neutral water, the life of the plunger pump is improved as desired. Can do. In addition, since the reagent nozzle 41 washed with the detergent 46 by the ion exchange water 50 is rinsed, no matter what liquidity the liquid to be supplied and discharged next has, the reagent nozzle 41 corresponding to the liquid to be supplied and discharged next. It is possible to improve the cleaning efficiency while minimizing the influence of the adhered residue.
Furthermore, in this embodiment, since the residue adhering to the reagent nozzle 41 can be washed away by the detergent that is the first cleaning liquid, the influence of the residue adhering to the reagent nozzle 41 on the liquid to be supplied and discharged next is suppressed. be able to.
[0042]
[Third Embodiment]
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to the third embodiment of the present invention. FIG. 4 shows a part of an automatic analyzer as shown in FIG. 1 of Japanese Patent Laid-Open No. 6-230014 and FIG. 1 of Japanese Patent Laid-Open No. 6-213906. The automatic analyzer according to the present embodiment is provided with a stirring rod cleaning mechanism for cleaning the stirring rod 71 that stirs the test solution in the cuvette after the sample dispensing and after the reagent dispensing dispensing, which is an object to be cleaned. It has been.
[0043]
As shown in FIG. 4, the stirring rod 71 is held by a transfer arm 72, and is arranged so as to be movable between a cuvette (not shown) and a cleaning cup 82. Similar to the cleaning mechanism of the second embodiment, the stirring rod cleaning mechanism includes a first cleaning liquid feeding mechanism that supplies a first cleaning liquid for cleaning a cleaning object using a plunger pump, and the first And a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying a second cleaning liquid for rinsing an object to be cleaned that has been cleaned with one cleaning liquid. As shown in FIG. 4, a liquid selection valve 73, a detergent valve 74, A detergent pump 75, a detergent 76, a detergent tank 77, an ion exchange water valve 78, an ion exchange water pump 79, an ion exchange water 80, an ion exchange water tank 81, a washing cup 82, and the like.
[0044]
Next, the stirring rod cleaning operation after sample dispensing in the present embodiment will be described (the stirring rod cleaning operation after reagent dispensing is the same, and the description is omitted).
First, the transfer arm 72 shown in FIG. 4 is operated, and the stirring bar 71 is inserted into the cuvette into which the specimen and the reagent are dispensed. In this state, the stirring bar 71 is rotated to perform stirring. Next, the transfer arm 72 is operated to insert the stirring rod 71 into the cleaning hole 83 of the cleaning cup 82.
[0045]
Next, the detergent 76 is selected in the liquid selection valve 73 and the detergent valve 74, and in this state, the plunger of the detergent pump 75 is lowered to suck the detergent 76 from the detergent tank 77. Thereafter, after the detergent valve 74 is switched to the liquid selection valve 73 side, the plunger of the detergent pump 75 is raised, and the detergent 76 is discharged into the washing hole 83 of the washing cup 82 via the liquid selection valve 73. Next, the stirring rod 71 is rotated in the detergent 76 discharged into the cleaning hole 83 of the cleaning cup 82 to clean the stirring rod 71 to which the specimen and the reagent are attached.
[0046]
Next, the ion exchange water 80 is selected in the liquid selection valve 73 and the ion exchange water valve 78, and in this state, the plunger of the ion exchange water pump 79 is lowered to suck the ion exchange water 80 from the ion exchange water tank 81. To do. Then, after switching the ion exchange water valve 78 to the detergent pump 75 side, the plunger of the ion exchange water pump 79 is raised, and the ion exchange water 80 is discharged to the detergent pump 75 side. The ion exchange water 80 discharged at this time is discharged into the cleaning hole 83 of the cleaning cup 82 via the side wall of the detergent pump 75 and the liquid selection valve 73.
In this way, the detergent attached to the plunger side wall of the detergent pump 75 and the stirring rod 71 can be washed away by the ion exchange water 80 discharged into the washing hole 83 of the washing cup 82.
[0047]
In the present embodiment, the plunger side wall of the detergent pump 75 that supplies the detergent 76 into the cleaning hole 83 of the cleaning cup 82 is interposed in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism that supplies the ion exchange water 80. The rinse bar 71 after washing with the detergent is rinsed with ion-exchanged water 80 via the plunger side wall of the detergent pump 75. Like The second cleaning liquid feeding mechanism already installed in the automatic analyzer also serves as the side wall cleaning mechanism of the plunger unit 19. Because it was configured as The side wall of the plunger is cleaned by the ion exchange water 80 supplied when rinsing the stirring rod 71, and a desired cleaning effect is obtained. At that time, the periodic replacement cost of the plunger pump is not generated, and the installation cost of the side wall cleaning mechanism of the plunger portion and the running cost of the side wall cleaning liquid are not newly generated.
[0048]
Moreover, in this embodiment, since the plunger side wall of the detergent pump (plunger pump) 75 to which the detergent 76 is attached is washed with ion exchange water 80 which is neutral water, the life of the plunger pump is improved as desired. Can do. In addition, since the stirring rod 71 washed with the detergent 76 by the ion exchange water 80 is rinsed, no matter what liquidity the liquid to be supplied and discharged next has, the stirring rod 71 for the liquid to be supplied and discharged next is used. It is possible to improve the cleaning efficiency while minimizing the influence of the adhered residue.
Furthermore, in this embodiment, since the residue adhering to the stirring rod 71 can be washed away by the detergent that is the first cleaning liquid, the influence of the residue adhering to the stirring rod 71 on the liquid to be supplied and discharged next is suppressed. be able to.
[0049]
In the first to third embodiments, a detergent is used as the first cleaning liquid for cleaning the object to be cleaned. As this detergent, a neutral detergent containing a surfactant or protein removal is used. Various detergents such as an alkaline detergent considered to be effective can be used. Here, in the case where an alkaline detergent is used as the detergent, a remarkable cleaning effect is exhibited when blood or protein is contained in the liquid supplied to and discharged from the object to be cleaned.
[0050]
Moreover, in the said 1st-3rd embodiment, although ion-exchange water is used as a 2nd washing | cleaning liquid for rinsing the washing | cleaning target object wash | cleaned with the detergent which is a 1st washing | cleaning liquid, ion-exchange water is used for distilled water. It can be replaced or, in some cases, replaced with a buffer or the like.
[0051]
In the first to third embodiments, the X ring that supports the plunger of the plunger pump in a watertight manner can be replaced with an O ring or other various sliding seal members.
Further, in the first embodiment shown in FIG. 1, the ion exchange water electromagnetic valve 17 and the ion exchange water pump (plunger pump) 18 are used in combination, and in the second embodiment shown in FIG. 3, the ion exchange water valve 53 and the ion exchange water are used. The water pump (plunger pump) 52 is used in combination. In the third embodiment shown in FIG. 4, the ion exchange water valve 78 and the ion exchange water pump (plunger pump) 79 are used in combination. However, a bellows pump in which both are integrated may be used. In the case of the second embodiment shown in FIG. 3 and the third embodiment shown in FIG. 4, since the discharge liquid overflowing from the pump is all discharged from the discharge port, the accuracy of the amount of liquid delivered from the pump is high. It is sufficient to use a rough pump (such as a rolling pump).
[0052]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the cleaning is performed by cleaning the side wall of the plunger of the plunger pump, which is a component of the first cleaning liquid feeding mechanism that supplies the first cleaning liquid for cleaning the cleaning object, with the first cleaning liquid. By interposing in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism that supplies the second cleaning liquid for rinsing the object, the second cleaning liquid feeding mechanism is also used as the side wall cleaning mechanism of the plunger. The lifetime of the plunger pump can be improved at a low cost without incurring the periodic replacement cost of the plunger pump, the installation cost of the plunger sidewall cleaning mechanism, and the running cost of the sidewall cleaning liquid.
[0053]
According to the second invention, the side wall of the plunger of the plunger pump to which the first cleaning liquid (detergent or the like) for cleaning the object to be cleaned is adhered is washed with neutral water as the second cleaning liquid. As a result, the life of the plunger pump can be improved. In addition, since the object to be cleaned that has been cleaned with the first cleaning liquid is rinsed with the neutral water, the liquid to be supplied and discharged next can be washed regardless of the liquidity. It is possible to improve the cleaning efficiency by minimizing the influence of the residue attached to the object.
[0054]
According to the third invention, the residue attached to the object to be cleaned such as a cuvette, various nozzles, a stirring bar, etc. can be washed away by the detergent that is the first cleaning liquid, and the object to be cleaned with respect to the liquid to be supplied and discharged next. The influence of the residue remaining on the object can be suppressed. In particular, when an alkaline detergent is used as the detergent, a remarkable cleaning effect can be obtained when serum or protein is contained in the liquid supplied to and discharged from the object to be cleaned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a detailed view of a detergent pump of the automatic analyzer according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a main part of an automatic analyzer according to a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 cuvette
2 Cuvette wheel
3 Concentrated waste liquid nozzle
4L-1 to 4L-4 Cleaning nozzle
4S-1 to 4S-4 Cleaning nozzle
5 Drying nozzle
6 Nozzle plate
7 Concentrated waste liquid pump
8 Buffer tank
9 Exhaust pump
10 Waste liquid pump
11 Detergent
12 Detergent tank
13 Solenoid solenoid valve
14 Detergent pump (plunger pump)
15 Ion exchange water
16 Ion exchange water tank
17 Ion exchange water solenoid valve
18 Ion exchange water pump
19 Plunger part
20 Cylinder part
21 Detergent base
22 Ion exchange water outlet cap
23 Ion exchange water inlet cap
24 Detergent room
25 X-ring
26 Ion exchange water chamber
27 Spacer
41 Reagent nozzle
42 Transfer arm
43 Washing cup
44 Reagent pump
45 Liquid selection valve
46 Detergent
47 Detergent tank
48 Detergent pump (plunger pump)
49 Detergent valve
50 Ion exchange water
51 Ion exchange water tank
52 Ion exchange water pump
53 Ion Exchange Water Valve
54 Cleaning hole
55 Drainage hole
71 Stir bar
72 Transfer arm
73 Liquid selection valve
74 Detergent valve
75 Detergent pump (plunger pump)
76 Detergent
77 Detergent tank
78 Ion exchange water valve
79 Ion exchange water pump
80 Ion exchange water
81 Ion exchange water tank
82 Washing cup
83 Cleaning hole

Claims

A first cleaning liquid feeding mechanism for supplying a first cleaning liquid for cleaning the cleaning object using a plunger pump including a plunger and a cylinder; and a first cleaning liquid for rinsing the cleaning object cleaned with the first cleaning liquid. In an automatic analyzer comprising a second cleaning liquid feeding mechanism for supplying two cleaning liquids,
The side wall of the plunger of the plunger pump is interposed in the flow path of the second cleaning liquid feeding mechanism, whereby the object to be cleaned that has been cleaned with the first cleaning liquid is the second cleaning liquid that passes through the side wall of the plunger. The automatic analyzer is characterized in that the second cleaning liquid feed mechanism is also used as a side wall cleaning mechanism of the plunger .

The automatic analyzer according to claim 1, wherein the second cleaning liquid is neutral water.

The automatic analyzer according to claim 1, wherein the first cleaning liquid is a detergent.