JP4144601B2 - 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法 - Google Patents

演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4144601B2
JP4144601B2 JP2005068927A JP2005068927A JP4144601B2 JP 4144601 B2 JP4144601 B2 JP 4144601B2 JP 2005068927 A JP2005068927 A JP 2005068927A JP 2005068927 A JP2005068927 A JP 2005068927A JP 4144601 B2 JP4144601 B2 JP 4144601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cache
result
circuit
arithmetic
calculation result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005068927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006252263A (ja
Inventor
聡 多賀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2005068927A priority Critical patent/JP4144601B2/ja
Publication of JP2006252263A publication Critical patent/JP2006252263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144601B2 publication Critical patent/JP4144601B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Advance Control (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

本発明は、演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法に関し、特に、キャッシュ内のデータと対応する演算結果を格納する演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法に関する。
キャッシュを備えるプロセッサにおいて、演算結果をキャッシュに格納する技術が、特許文献1に開示されている。この技術では、演算命令を実行することにより、メインメモリ(または、キャッシュ)から読み出した2つのデータ同士の演算を実施し、演算結果をキャッシュに格納する構成をとっている。
特開平6−230964号公報
上述した従来の技術の問題点は、演算結果の取得に時間がかかり、性能が低いことである。
その理由は、演算命令の実行により、メインメモリ(または、キャッシュ)からデータを読み出し演算する構成なので、演算命令を実行するまでは、演算結果がどこにも格納されておらず、演算結果を得るのに要する時間がかかるからである。
本発明の目的は、プロセッサよるデータの読み出し命令による外部メモリ(メインメモリ等)からのデータ読み出し時に、演算を実行した演算結果をキャッシュとは別の演算結果メモリに格納しておくことにより、上記問題点を解決する演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法を提供することである。
本発明の第1の演算処理回路は、キャッシュへの読み出し要求に対する外部メモリからのフィルデータに1種以上の演算を行い、1種以上の演算結果を出力する演算回路と、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第1のデータ格納回路は、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると外部メモリからのフィルデータを格納するキャッシュと、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する演算回路と、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第1の演算処理装置は、命令処理回路と、キャッシュと、演算回路と、演算結果メモリと、外部メモリとを備え、読み出し命令により読み出し要求を出力し、キャッシュミス情報によりフィル要求を出力する前記命令処理回路と、フィル要求に対応するフィルデータを読み出し出力する前記外部メモリと、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると前記命令処理回路にキャッシュミス情報を出力し、前記外部メモリからの前記フィルデータを格納する前記キャッシュと、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する前記演算回路と、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第2の演算処理回路は、前記第1の演算処理回路であって、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を出力する前記演算結果メモリを有することを特徴とする。
本発明の第2のデータ格納回路は、前記第1のデータ格納回路であって、演算結果読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定する前記キャッシュと、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を出力する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第2の演算処理装置は、前記第1の演算処理装置であって、演算結果読み出し命令により演算結果読み出し要求を出力し、前記キャッシュからキャッシュヒット情報を入力し、前記演算結果メモリから演算結果読み出し要求に対する演算結果を入力する前記命令処理回路と、演算結果読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ヒットであるとキャッシュヒット情報を前記命令処理回路に出力する前記キャッシュと、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を前記命令処理回路に出力する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第3の演算処理回路は、前記第1、または、第2の演算処理回路であって、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力する前記演算回路を有することを特徴とする。
本発明の第3のデータ格納回路は、前記第1、または、第2のデータ格納回路であって、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力する前記演算回路を有することを特徴とする。
本発明の第3の演算処理装置は、前記第1、または、第2の演算処理装置であって、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力する前記演算回路を有することを特徴とする。
本発明の第4の演算処理回路は、前記第1、第2、または、第3の演算処理回路であって、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力する前記演算回路と、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第4のデータ格納回路は、前記第1、第2、または、第3のデータ格納回路であって、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力する前記演算回路と、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の第4の演算処理装置は、前記第1、第2、または、第3の演算処理装置であって、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力する前記演算回路と、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納する前記演算結果メモリとを有することを特徴とする。
本発明の演算処理方法は、演算回路が、キャッシュへの読み出し要求に対する外部メモリからのフィルデータに1種以上の演算を行い、1種以上の演算結果を出力する手順と、演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とする。
本発明のデータ格納方法は、キャッシュが、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると外部メモリからのフィルデータを格納する手順と、演算回路が、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する手順と、演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とする。
本発明の演算結果格納読み出し方法は、命令処理回路と、キャッシュと、演算回路と、演算結果メモリと、外部メモリとを備える演算処理装置における演算結果格納読み出し方法であって、前記命令処理回路が、読み出し命令により読み出し要求を出力し、キャッシュミス情報によりフィル要求を出力する手順と、前記外部メモリが、フィル要求に対応するフィルデータを読み出し出力する手順と、前記キャッシュが、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると前記命令処理回路にキャッシュミス情報を出力し、前記外部メモリからの前記フィルデータを格納する手順と、前記演算回路が、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する手順と、前記演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とする。
本発明の効果は、演算結果の取得が高速になり性能が向上することである。
その理由は、キャッシュへの読み出し要求に対するフィルデータに演算を行い演算結果をキャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する演算結果メモリを設けるからである。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を実施するための第1の最良の形態の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の演算処理装置は、キャッシュ10と、演算結果メモリ20と、命令処理回路30と、演算回路40と、外部メモリ50とを含む。演算回路40と演算結果メモリ20とを総称して演算処理回路60と称する。また、キャッシュ10と演算回路40と演算結果メモリ20とを称してデータ格納回路70と称する。キャッシュ10は、種々の方式(ダイレクトマップ、セットアソシアティブ等)が可能である。以降、256セットのダイレクトマップ方式の例について説明する。
キャッシュ10は、有効フラグアレイ11と、アドレスアレイ12と、データアレイ13とを含む。アドレスアレイ12は、256セットのアドレス(外部メモリ50のアドレスに対応する)を格納する。データアレイ13は、アドレスアレイ12内のアドレスで示される外部メモリ50内のデータと同一のデータを256セット格納する。データアレイ13に格納されるデータは、1セットにつき128バイトである。データアレイ13の各セットをキャッシュラインと呼ぶ。有効フラグアレイ11は、アドレスアレイ12、データアレイ13の各セットに対応する256セットの有効フラグを格納する。有効フラグは、データアレイ13内の対応するセットのデータが有効であるか無効であるかを示す。
命令処理回路30(たとえば、プロセッサの一部)は、命令実行が行われる機能部分である。命令処理回路30において、キャッシュ10からデータを読み出すための読み出し命令が発行されると、命令処理回路30は、キャッシュ10に対してデータの読み出し要求を、読み出しアドレスを含めて出力する。
キャッシュ10は、有効フラグアレイ11、アドレスアレイ12を参照してヒット・ミスを判定する。キャッシュ10は、判定がヒットであると(読み出しアドレスに対応するデータを含む有効なキャッシュラインがデータアレイ13に格納されていると)、データアレイ13から読み出しアドレスに対応するキャッシュラインのデータの一部または全体を命令処理回路30に出力する。この処理は、一般的なプロセッサに搭載されているキャッシュと同一のものである。
キャッシュ10は、判定がミスであると(読み出しアドレスに対応するデータを含む有効なキャッシュラインがデータアレイ13に格納されていないと)、命令処理回路30に対してミスであることを示すキャッシュミス情報を出力する。
命令処理回路30は、キャッシュミス情報を入力すると、読み出しアドレスとともに外部メモリ50にデータのフィル要求を送出する。
外部メモリ50は、命令処理回路30を含むプロセッサ等の2次、あるいは、3次キャッシュであってもよいし、外付けキャッシュであっても、実際の実メモリであっても、他のプロセッサの内蔵キャッシュであってもよい。外部メモリ50は、フィル要求に対応したデータを読み出し、フィルデータとしてキャッシュ10に出力する。
キャッシュ10は、アドレスアレイ12の「ミスした読み出しアドレスを含むキャッシュラインに対応するセット」に読み出しアドレスを格納する。さらに、キャッシュ10は、有効フラグアレイ11の「ミスした読み出しアドレスを含むキャッシュラインに対応するセット」の有効フラグを有効にする。キャッシュ10は、外部メモリ50からフィル要に対応するフィルデータを入力すると、フィルデータの一部または全体である128バイトのデータをデータアレイ13の対応するセットに格納する。
演算結果メモリ20は、キャッシュラインのデータの一部または全体に対する演算結果を格納するメモリであり、キャッシュ10と同じウエイ数を持ち、キャッシュ10の各セット(キャッシュライン)に対応した領域(たとえば、セット)を備える。ここでは、ウエイ数1、セット数256で、かつ、各8バイト(=64ビット)の3種類(何種類でもよい)の演算結果データを格納する。すなわち、演算結果メモリ20は、256×8×3バイトの演算結果データを格納する。
また、演算結果メモリ20の各セットのデータの有効・無効(ヒット・ミス)は、キャッシュ10の有効フラグアレイ11の対応する有効フラグにより判断される。
演算回路40は、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施する。たとえば、演算回路40は、8バイト単位の演算を実施する3種類(何種類でもよい)の演算器を含む。たとえば、各演算器は、それぞれ、累積計算、自乗累積、および、絶対値累積を実施する。また、たとえば、平方根や三角関数等の他の演算であってもよい。また、演算回路40に複数の演算器を備え、キーボード等からユーザが選択的にそのどの演算器を使用するかを選択する構成も可能である。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
図2は、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すフローチャートである。
図2を参照すると、まず、命令処理回路30が読み出し要求(読み出しアドレスを伴う)を出力する(図2ステップS1)。次に、キャッシュ10は、読み出しアドレスで、ヒット・ミスの判定を行う(ステップS2)。キャッシュ10は、判定がミスであると(S2/ミス)、命令処理回路30に、キャッシュミス情報を出力する(ステップS3)。次に、キャッシュ10は、読み出しアドレスをアドレスアレイ12の対応するセットに格納し、有効フラグアレイ11の対応する有効フラグを有効にする(ステップS4)。
命令処理回路30は、キャッシュミス情報を入力すると、外部メモリ50に、フィル要求を出力する(ステップS5)。外部メモリ50は、フィル要求を入力すると、フィルデータを読み出しキャッシュ10、および、演算回路40に出力する(ステップS6)。
キャッシュ10は、フィルデータを入力すると、データアレイ13のステップS4においてアドレスアレイ12に格納した読み出しアドレスに対応するセットにフィルデータを格納する(ステップS7)。さらに、キャッシュ10は、命令処理回路30に、外部メモリ50からのフィルデータを出力する(ステップS8)。命令処理回路30は、キャッシュ10からのフィルデータを入力する(ステップS11)。
演算回路40は、外部メモリ50からのフィルデータを入力すると、フィルデータに対する演算を実施し、演算結果を演算結果メモリ20に出力する(ステップS9)。
演算結果メモリ20は、演算回路40から演算結果を入力すると、データアレイ13のステップS4においてアドレスアレイ12に格納した読み出しアドレスに対応する領域(たとえば、セット)に演算結果を格納する(ステップS10)。
次に、命令処理回路30が、演算結果を取得する場合の動作について説明する。
図3は、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すフローチャートである。
図3を参照すると、命令処理回路30は、キャッシュ10、および、演算結果メモリ20に演算結果要求(演算結果読み出しアドレスを伴う)を出力する(図3ステップS21)。キャッシュ10は、演算結果要求を入力すると、演算結果読み出しアドレスによりヒット・ミスを判定する(ステップS22)。キャッシュ10は、判定がヒットであると(S22/ヒット)、命令処理回路30に、キャッシュヒット情報を出力する(ステップS23)。また、演算結果メモリ20は、演算結果要求を入力すると、演算結果読み出しアドレスに対応するセットから演算結果を読み出し命令処理回路30に出力する(ステップS24)。命令処理回路30は、キャッシュヒット情報により演算結果メモリ20からの演算結果を入力する(ステップS25)。
キャッシュ10は、判定がミスであると(S22/ミス)、図2のミスの場合と同様の動作を行う。図2との相違点は、キャッシュ10がフィルデータを出力する(図2ステップS8)のではなく、演算結果メモリ20が、演算結果を命令処理回路30に出力することである。この場合、命令処理回路30は、フィルデータでなく、演算結果を入力する。
また、キャッシュ10に対する書き込みが行われた場合、キャッシュ10内のデータアレイ13の内容と、演算結果メモリ20内の演算結果とに矛盾が発生する可能性がある。キャッシュ10に書き込みが行われた場合、演算回路40が再演算を実施し、再演算結果を演算結果メモリ20に格納する構成が可能である。
また、その演算結果に無効を示す不整合フラグをつけておき、演算結果要求が出力されると、演算結果メモリ20が、不整合フラグを命令処理回路30に出力する構成も可能である。この場合、命令処理回路30は、不整合フラグを入力すると、キャッシュ10の該当するセットのデータをフラッシュし(ライトスルーならそのまま、ライトバックならキャッシュラインの書き出しを行ったうえで)、再度、読み出し要求を出力し、キャッシュ10にフィルデータを格納し、演算結果メモリ20に演算結果を格納する。その後、命令処理回路30は、演算結果読み出し要求を出力し、演算結果を入力する。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態の実施例について説明する。
図4は、命令処理回路30で実行される演算結果読み出し命令の書式を示す説明図である。
命令処理回路30は、機能拡張されたリード命令、あるいは、演算結果読み出し命令の実行により演算結果メモリ20から演算結果を読み出す。
図4を参照すると、LDAXは、演算結果読み出し命令を示すオペレーションコードである。Sxは、演算結果が格納されるレジスタを示す。Syは、演算の種類(累積、自乗累積、絶対値累積等の区別)を指定する。Szは、ベースアドレスを示す。Dは、ディスプレースメントアドレスである。
LDAX命令(演算結果読み出し命令)の実行により演算結果要求が出力され、Sxで指定されたレジスタに、Syで指定された演算結果が書き込まれる。その演算結果は、SzとDとの和で表されるアドレスを含むキャッシュラインすなわち演算結果メモリ20(セット)に対するものである。たとえば、LDAX,14,2,100,20という命令は、「演算結果メモリ20から、100+20=120番地で指定されるセット内の演算結果の内、絶対値累積の部分を読み出し、レジスタ14に書き込むという動作」を指定する。絶対値累積を選択するためには、たとえば、演算結果メモリ20からの複数種の演算結果のうちLDAX命令により指定された演算結果を選択する選択回路(図示せず)を設ければよい。たとえば、命令処理回路30がこの選択回路への選択信号を出力する構成が可能である。
次に、演算回路40の実施例に関して説明する。
外部メモリ50から128バイトのフィルデータが出力されると、演算回路40は、そのフィルデータの一部または全体を8バイトずつ演算する。たとえば、自乗累積を実施する場合、フィルデータの各8バイトのデータに対して自乗を行い、フィルデータ返送終了までそれらの値を加算し8バイトの演算結果を出力する。たとえば、1キャッシュラインに対するフィルデータの各8バイトが、“1”,“2”,“3”,“4”,“5”,“6”,“7”,“8”,“9”,“−1”,“0”,“0”,・・・,“0”であると、演算回路40は、累積(1+2+3+4+5+6+7+8+9−1+0+・・・+0)、自乗累積(1×1+2×2+・・・+0×0)、絶対値累積(1+2+3+4+5+6+7+8+9+|−1|+0+・・・+0)であるそれぞれの演算結果“44”,“186”,“46”を出力する。
以上のように、本発明を実施するための第1の最良の形態は、キャッシュ10にフィルデータを格納する時点で、演算結果メモリ20に各種演算結果を格納するので、性能が向上するという効果を持つ。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明を実施するための第2の最良の形態は、演算回路40は、演算結果が演算結果メモリ20の各演算結果のビット数では、表現できない値(たとえば、オーバーフロー、アンダーフロー)であるのか、表現できる値であるのかを示す表現状況情報(たとえば、表現不可の場合“1”、表現可の場合“0”)を演算結果メモリ20に出力する。演算結果メモリ20は、各演算結果、および、演算結果に対応する表現状況情報を格納する。しかがって、本発明を実施するための第2の最良の形態では、命令処理回路30が、演算結果、および、演算結果に対応する表現状況情報を入力することで、演算結果の状況を認識できるという効果を持つ。
図5は、演算結果メモリ20の書式の1例を示す説明図である。
図5を参照すると、演算結果メモリ20の各セットは、演算結果と、その演算結果に対応する表現状況情報を格納する。
本発明を実施するための第1の最良の形態の構成を示すブロック図。 本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すフローチャート。 本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すフローチャート。 命令処理回路で実行される演算結果読み出し命令の書式を示す説明図。 演算結果メモリの書式の1例を示す説明図。
符号の説明
10 キャッシュ
11 有効フラグアレイ
12 アドレスアレイ
13 データアレイ
20 演算結果メモリ
30 命令処理回路
40 演算回路
50 外部メモリ
60 演算処理回路
70 データ格納回路

Claims (15)

  1. キャッシュへの読み出し要求に対する外部メモリからのフィルデータに1種以上の演算を行い、1種以上の演算結果を出力する演算回路と、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する演算結果メモリとを有することを特徴とする演算処理回路。
  2. 読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると外部メモリからのフィルデータを格納するキャッシュと、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する演算回路と、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する演算結果メモリとを有することを特徴とするデータ格納回路。
  3. 命令処理回路と、キャッシュと、演算回路と、演算結果メモリと、外部メモリとを備え、
    前記命令処理回路は、読み出し命令により読み出し要求を出力し、キャッシュミス情報によりフィル要求を出力するものであり、
    前記外部メモリは、フィル要求に対応するフィルデータを読み出し出力するものであり、
    前記キャッシュは、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると前記命令処理回路にキャッシュミス情報を出力し、前記外部メモリからの前記フィルデータを格納するものであり、
    前記演算回路は、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力するものであり、
    前記演算結果メモリは、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納するものである
    ことを特徴とする演算処理装置。
  4. 前記演算結果メモリは、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を出力するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の演算処理回路。
  5. 前記キャッシュは、演算結果読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定するものであり、
    前記演算結果メモリは、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を出力するものである
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ格納回路。
  6. 前記命令処理回路は、演算結果読み出し命令により演算結果読み出し要求を出力し、前記キャッシュからキャッシュヒット情報を入力し、前記演算結果メモリから演算結果読み出し要求に対する演算結果を入力するものであり、
    前記キャッシュは、演算結果読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ヒットであるとキャッシュヒット情報を前記命令処理回路に出力するものであり、
    前記演算結果メモリは、演算結果読み出し要求に対し対応する演算結果を前記命令処理回路に出力するものである
    ことを特徴とする請求項3記載の演算処理装置。
  7. 前記演算回路は、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力するものである
    ことを特徴とする請求項1、または、4記載の演算処理回路。
  8. 前記演算回路は、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力するものである
    ことを特徴とする請求項2、または、5記載のデータ格納回路。
  9. 前記演算回路は、フィルデータに対し一定のビット幅単位のデータに順次演算を実施し、演算結果として出力するものである
    ことを特徴とする請求項3、または、6記載の演算処理装置。
  10. 前記演算回路は、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力するものであり、
    前記演算結果メモリは、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納するものである
    ことを特徴とする請求項1、4、または、7記載の演算処理回路。
  11. 前記演算回路は、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力するものであり、
    前記演算結果メモリは、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納するものである
    ことを特徴とする請求項2、5、または、8記載のデータ格納回路。
  12. 前記演算回路は、前記演算結果メモリの各演算結果を格納するビット幅では表現できない演算結果を算出すると表現不可能を示し、表現できる演算結果を算出すると表現可であることを示す表現状況情報を出力するものであり、
    前記演算結果メモリは、前記演算回路からの演算結果と表現状況情報とを対にして格納するものである
    ことを特徴とする請求項3、6、または、9記載の演算処理装置。
  13. 演算回路が、キャッシュへの読み出し要求に対する外部メモリからのフィルデータに1種以上の演算を行い、1種以上の演算結果を出力する手順と、演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とする演算処理方法。
  14. キャッシュが、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると外部メモリからのフィルデータを格納する手順と、演算回路が、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する手順と、演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とするデータ格納方法。
  15. 命令処理回路と、キャッシュと、演算回路と、演算結果メモリと、外部メモリとを備える演算処理装置における演算結果格納読み出し方法であって、前記命令処理回路が、読み出し命令により読み出し要求を出力し、キャッシュミス情報によりフィル要求を出力する手順と、前記外部メモリが、フィル要求に対応するフィルデータを読み出し出力する手順と、前記キャッシュが、読み出し要求を入力すると、ヒット・ミスを判定し、ミスであると前記命令処理回路にキャッシュミス情報を出力し、前記外部メモリからの前記フィルデータを格納する手順と、前記演算回路が、前記フィルデータに1種以上の演算を行い1種以上の演算結果を出力する手順と、前記演算結果メモリが、前記演算回路からの1以上の演算結果を前記キャッシュのフィルデータが格納されるセットに対応する領域に格納する手順とを含むことを特徴とする演算結果格納読み出し方法。
JP2005068927A 2005-03-11 2005-03-11 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法 Active JP4144601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005068927A JP4144601B2 (ja) 2005-03-11 2005-03-11 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005068927A JP4144601B2 (ja) 2005-03-11 2005-03-11 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006252263A JP2006252263A (ja) 2006-09-21
JP4144601B2 true JP4144601B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=37092686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005068927A Active JP4144601B2 (ja) 2005-03-11 2005-03-11 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144601B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006252263A (ja) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN115906720A (zh) 存储器的设计方法、装置、电子设备和存储介质
US6684267B2 (en) Direct memory access controller, and direct memory access control method
JP6234639B2 (ja) シミュレーション装置及びシミュレーション方法及びシミュレーションプログラム
JP5171211B2 (ja) データ形式変換装置
JP4144601B2 (ja) 演算処理回路、データ格納回路、演算処理装置、演算処理方法、データ格納方法、および、演算結果格納読み出し方法
JP5979966B2 (ja) 回路設計支援装置及び回路設計支援方法及びプログラム
CN115577149B (zh) 一种数据处理方法、装置、设备及可读存储介质
JP5362915B2 (ja) 描画装置および描画方法
JP2002278752A (ja) 命令の実行結果予測装置
JP3604977B2 (ja) バスインタフェース回路作成装置及び記録媒体
CN111341374A (zh) 存储器的测试方法、装置及可读存储器
KR100517765B1 (ko) 캐시 메모리 및 그 제어 방법
JP5206385B2 (ja) バウンダリ実行制御システム、バウンダリ実行制御方法、及びバウンダリ実行制御プログラム
JP2008204155A (ja) メモリシステム、コンピュータシステム及びメモリ
JP4828879B2 (ja) キャッシュシステム
JP3132566B2 (ja) 命令先行制御装置
US20090060048A1 (en) Motion detection circuit and method
JP5757320B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム
KR102466551B1 (ko) 데이터 기록 방법, 장치 및 전자 기기
JP5266651B2 (ja) ローカル分岐履歴を用いた分岐予測装置及び分岐予測方法
CN111813722B (zh) 基于共享内存的数据读写方法,系统及可读存储介质
JP2007110602A (ja) 動きベクトル検出装置
JP3928730B2 (ja) 半導体装置、マイクロコンピュータ及び電子機器
JP2006293538A (ja) 演算システム
JP2004021896A (ja) キャッシュフィル制御方法及びcpu

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4144601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5