JP4144282B2 - 局部洗浄装置用洗浄剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、局部洗浄装置用洗浄剤に関し、詳しくは、界面活性剤を主成分とする洗浄剤と水道水とを混合させた混合水を洗浄ノズルから人体局部に噴射するといった局部洗浄装置用の洗浄剤に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、局部洗浄装置は、図8に示すように、局部洗浄を行う局部洗浄機構を有する局部洗浄装置本体1と、使用者が洗浄方法等を選択操作するための操作部2と、操作部2からの信号に応じて便座温度、洗浄水温度、洗浄水流量を制御するための制御部(図示せず)と、使用者が座る便座3とで構成されている。
【0003】
局部洗浄装置本体1の局部洗浄機構は、図9に示すように、水道等の水源の供給部位である給水口4と局部を洗浄するために洗浄水を噴射する洗浄ノズル5とを繋ぐ給水経路6を有し、この給水経路6に、給水口4からの水道水を貯えて内蔵ヒータによって加熱して温水にする温水タンク8、温水タンク8内の水道水を洗浄ノズル5に搬送する水ポンプ9、給水経路6の水道水に洗浄剤が供給される洗浄剤注入口10、を順に設けて構成されている。ここで、洗浄剤注入口10は洗浄剤供給部の一部を構成するものであり、この洗浄剤供給部は、洗浄剤を保持するための洗浄剤保持部11と、給水経路6中に洗浄剤を混合する洗浄剤注入口10と、洗浄剤保持部11と洗浄剤注入口10とを接続する洗浄剤供給経路12と、洗浄剤供給経路12中に配置され洗浄剤を搬送するための洗浄剤供給手段13とで構成されている。さらに、洗浄剤供給経路12中には、洗浄水が洗浄剤保持部11に入ることを防ぐための逆流防止弁14を備えている。
【0004】
このような構成を有した局部洗浄装置では、使用者の操作部2の操作によって、下記の種類の局部洗浄を行えるようにされている。たとえば使用者が温水洗浄モードを選択した場合には、洗浄剤供給手段13は作動せず、温水タンク8に貯えられた水道水がそのまま洗浄ノズル5から人体局部に噴射されるようになっている。また、洗浄液洗浄モードを選択した場合には、図10に示すように、洗浄剤供給手段13が作動し、洗浄剤が水道水に混合されて洗浄ノズル5から人体局部に噴射されるようになっている。なお、図10中Wは水道水を示し、Sは洗浄剤を示し、W+Sは水道水と洗浄剤とが混合した洗浄液を示している。このように、局部洗浄をより衛生的に行うため、水道水での局部洗浄のみならず、洗浄剤を混合させた洗浄液での局部洗浄が行い得るような局部洗浄装置が提供されているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、人体用の洗浄剤としては通常、脂肪酸塩(石鹸)が多く利用されており、局部洗浄を行う局部洗浄装置用の洗浄剤にあっても脂肪酸塩を用いることが通常行われている。しかしながら、局部洗浄装置内の給水経路6や洗浄ノズル5では水道水に混合したはずの洗浄剤の固着がしばしば生じて目詰まりを起こし、これがために局部洗浄装置の耐用性能の低下が指摘されるものであった。しかして、局部洗浄装置内の給水経路や洗浄ノズルなどに目詰まりなどを生じさせず、局部洗浄装置の耐用性能の向上を図り得る局部洗浄装置用の洗浄剤の開発が切望されるものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる実状において本発明者らは、人体の中でも特に敏感な部位である局部洗浄に適合し、且つ、局部洗浄装置内の給水経路や洗浄ノズルなどに目詰まりなどを生じさせない局部洗浄装置用の洗浄剤につき、鋭意検討した結果、洗浄水として用いている水道水中の成分と洗浄剤の成分とのある反応に注目するに至った。
【0007】
つまり、水道水中には硬水の硬度成分であるCa2+やMg2+が多少なりとも含有されており、この硬度成分(Ca2+やMg2+)に一般的な洗浄剤の界面活性剤を構成する脂肪酸アルカリ塩が反応し、不溶基塩であるたとえばカルシウム石鹸(石鹸かす)が析出されてしまうといったものである([化1]参照)。
【0008】
【化1】
Figure 0004144282
【0009】
(式中、2RCOONaは脂肪酸アルカリ塩であり、(RCOO)Caは石鹸である)
このように本発明者は、局部洗浄装置内の給水経路や洗浄ノズルなどに目詰まりなどを生じさせる原因となる上記反応を見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明に係る局部洗浄装置用洗浄剤は、水道水からなる洗浄水を供給する給水経路6と人体局部用の洗浄剤を供給する洗浄剤供給経路12とが合流し、この給水経路6及び洗浄剤供給経路12の合流部から供給される洗浄水を人体局部に噴射する洗浄ノズル5とを備えて構成した局部洗浄装置に用いられる洗浄剤であって、この洗浄剤が水道水中のCa2+及びMg2+と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤を主成分とすることを特徴とする。これによると、洗浄剤が水道水と混合した際にも不溶基塩を生成せず、したがって、局部洗浄装置の給水経路6や洗浄ノズル5に目詰まりなどを生じさせず、局部洗浄装置の長寿命化を図ることができる。
【0011】
また、前記洗浄剤を、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アシルメチルタウリン等のアニオン系界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミド、アルキルグルコシド等の非イオン性界面活性剤、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等の両性イオン性界面活性剤より選択された1種類または2種以上の界面活性剤を組み合せて構成したことも好ましい。これによると、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤のいずれの界面活性剤にも、水道水の中のCa2+及びMg2+と反応して、目詰まりの原因となる不溶基塩を生成させる脂肪酸アルカリ塩の石鹸構造(RCOO)を含有するものでないから、水道水中のCa2+及びMg2+と反応して不溶基塩を生成するようなことはなく、したがって局部洗浄装置に目詰まりなどを生じさせず、局部洗浄装置の長寿命化を図ることができる。
【0012】
また、皮膚刺激性物質を添加したことも好ましい。これによると、皮膚刺激性物質による清涼感や爽快感を使用者に感じさせることができ、使用者に洗浄液で洗浄している使用実感を与えることができる。
【0013】
また、皮膚刺激性物質をメントールで構成したことも好ましい。メントールは1%以下の希薄な水溶液が皮膚に接触することによって清涼感、爽快感が得られる物質であることから、メントールを洗浄剤に少量含有させるだけで、肌に適度な刺激を与えられる皮膚刺激性物質を構成することができ、皮膚刺激性物質の添加による洗浄剤の成分への影響をほとんど無くすることができる。
【0014】
また、洗浄剤が、保湿剤、増粘剤、安定剤、芳香剤から選択される1種類あるいは2種以上の組み合わせによる添加剤を含有し、添加剤と洗浄剤により形成される塩が水溶性であることも好ましい。これによると、添加剤を洗浄剤に含有させても洗浄剤の水道水への希釈を容易に行わせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。局部洗浄装置としての基本的な構成は前記従来例とほぼ同じで、局部洗浄機構を揺する局部洗浄装置本体1と、使用者が洗浄方法を選択操作する操作部2と、操作部2からの信号に応じて便座温度、洗浄水温度、洗浄水流量を制御するための制御部(図示せず)と、使用者が座るための便座3などから構成されている(図8参照)。
【0016】
局部洗浄装置本体1の局部洗浄機構は、図1に示すように、水道等の水源の供給部位である給水口4と人体局部等を洗浄するために洗浄水を噴射する洗浄ノズル5とを繋ぐ給水経路6を有し、この給水経路6に、給水口4からの水道水の給水・停止を行う給水弁7、水道水を貯えて内蔵ヒータにより加熱し温水にする温水タンク8、温水タンク8内の水道水を洗浄ノズル5に搬送する水ポンプ9、給水経路6の水道水に洗浄剤が供給される洗浄剤注入口10、を順に設けて構成されている。ここで、洗浄剤注入口10は洗浄剤供給部の給水経路6への合流部を構成する。この洗浄剤供給部は、洗浄剤を保持するための洗浄剤保持部11と、給水経路6中の水道水に洗浄剤を混合する洗浄剤注入口10と、洗浄剤保持部11と洗浄剤注入口10とを接続する洗浄剤供給経路12と、洗浄剤供給経路12中に配置され洗浄剤を搬送するための洗浄剤供給手段13とで構成されている。なお、洗浄剤供給経路12の洗浄剤保持部11の出口部分には、洗浄水が洗浄剤保持部11に入ることを防ぐための逆流防止弁14を備えている。また、本例では、給水経路6の水ポンプ9と洗浄剤注入口10との間の部位と、洗浄剤供給経路12の逆流防止弁14と洗浄剤供給手段13との間の部位とを繋ぐすすぎ経路15が設けられている。このすすぎ経路15にはすすぎ経路15の開閉を行うすすぎ弁16が設けられている。以下、各部位につき詳述する。
【0017】
洗浄ノズル5は、図2に示すように、お尻洗浄ノズル5a、ビデ洗浄ノズル5b、お尻洗浄ノズル5a及びビデ洗浄ノズル5bを洗浄するノズル洗浄ノズル5c、便器内面を洗浄する便器洗浄ノズル5d、及びこれら各種のノズルへの流路を切り換える流路切替機構17とで構成される。なお、流路切替機構17としては、たとえば、ステッピングモータで駆動するロータリー切替弁等が用いられる。
【0018】
お尻洗浄ノズル5aは、図3,図4に示すように、筒状のシリンダ18と、シリンダ18内で前後に摺動するピストン19と、シリンダ18の前方に突出したピストン19の先端部位に設けた流体素子20とで構成されている。シリンダ18には流路切替機構17を介して給水経路6と連通するシリンダ内流路18aが形成されており、ピストン19にはシリンダ内流路18aから流体素子20に連通するピストン内流路19aが形成されている。本例では、シリンダ18とピストン19との間にはバネ21が介在されており、ピストン19は、図4(a)に示すように、水圧で押出されることによってバネ21の付勢に抗して前方に移動し、図4(b)に示すように、水圧が下がるとバネ21の付勢によって後方に移動するようになっている。なお、ピストン19の前後動は、上述した洗浄水の水圧利用に代えて、モータ等のアクチュエータを使用するようにしてもよい。
【0019】
上記流体素子20は、図5に示すように、洗浄水を人体局部に向けて噴出する噴出口22を有し、ピストン内流路19aから噴出口22に至る間に2つのサーキット水路23及び噴出水路24の計3つの水路を設けて構成されている。詳述すると、サーキット水路23は円環状の水路であり、2つのサーキット水路23はその内側部分で合流して略∞字状になるように並設され、このサーキット水路23の合流部位Pにピストン内流路19aが接続されている。また、噴出水路24はサーキット水路23の合流部位Pから噴出口22に至る直線状の水路である。しかして、この流体素子20では、ピストン内流路19aから流入した洗浄水はサーキット水路23を周回してサーキット水路23の合流部位Pで衝突し、洗浄水に混合されている空気が細かい気泡になって洗浄水内に分散され、この状態の洗浄水が噴出水路24を介して噴出口22に至り、人体局部に向けて噴出されるようになっている。
【0020】
ノズル洗浄ノズル5cは、図6に示すように、お尻洗浄ノズル5a及びビデ洗浄ノズル5bに洗浄水を直接噴出するものであり、お尻洗浄ノズル5a及びビデ洗浄ノズル5bに付着した汚れを噴出圧で洗い落とすようにされたものである。また、便器洗浄ノズル5dは、図7に示すように、扇状に洗浄水を噴射して便器内面の広範囲に洗浄水を当てるようにされたものである。なお、図6,7中の矢印は洗浄水の噴出方向を示している。
【0021】
水ポンプ9は、制御部から入力された制御信号に応じて洗浄水流量を変更して一定に保つものである。なお、この水ポンプ9の機能である洗浄水流量を変更する手段としては、水ポンプ9のポンプ出力を制御する代わりに、モータ等を用いて制御してもよい。この場合、たとえば、制御部からの信号に応じて、モータ等によって流路の流路面積を変化させることで、洗浄水流量を変化させることができる。
【0022】
なお、上記水ポンプ9は省略されてもよい。この場合、電磁弁等で構成される給水弁7を開弁することで、水道の給水圧によって洗浄水を直接給水経路6に送り込むことができる。また、この場合、温水タンク8の代わりに熱交換器を設けてもよい。この場合、熱交換器としては、たとえばセラミックまたはシーズ型のヒータを用いることが好ましい。これによっても、加熱して温水にした水道水を給水経路6に流すことができる。
【0023】
洗浄剤供給経路12は、たとえば、ゴムホース等で構成されている。また、洗浄剤保持部11は、たとえば、透明あるいは半透明の樹脂にて形成されている。これにより、使用者は洗浄剤の残量を目視にて確認することができる。なお、洗浄剤の残量が少なくなった場合には、使用者が洗浄剤保持部11を取り外し、洗浄剤を補充して再び装着する。また、洗浄剤供給手段13には、たとえば、ギアポンプやダイヤフラム式ポンプが用いられる。また、逆流防止弁14には、たとえば、直動式やダイヤフラム式の電磁弁やダックビルバルブ等が用いられる。この逆流防止弁14は、局部洗浄装置本体1から着脱可能に設けられている。したがって、万が一、逆流防止弁14で洗浄剤の固着が生じた場合にも、局部洗浄装置本体1から逆流防止弁14を取り外して逆流防止弁14の洗浄ができるようにされている。また、すすぎ弁16には、たとえば、ノーマルクローズの電磁弁が用いられる。この場合、操作部2での選択操作によってすすぎモードを実行する際にのみ、電磁弁に通電するようになり、電磁弁に備えたコイルの発熱等を防ぐことができるのである。
【0024】
ここで、洗浄方法を選択操作する操作部2では、加熱して温水となった水道水を直接洗浄ノズル5から噴射させる温水洗浄モード、加熱して温水となった水道水に洗浄剤を混合させて洗浄ノズル5から噴射させる洗浄液洗浄モード、給水経路6や洗浄剤供給経路12を水道水ですすいで洗浄するすすぎモードを操作選択できるようにされている。
【0025】
温水洗浄モードでは、洗浄剤供給手段13は作動せず、温水タンク8に貯えられた水道水がそのまま洗浄ノズル5から人体局部に噴射されるようになっている。また、洗浄液洗浄モードを選択した場合には、洗浄剤供給手段13が作動し、洗浄剤が水道水に混合されて洗浄液になり、洗浄ノズル5から人体局部に噴射されるようになっている。また、すすぎモードでは、すすぎ弁16が開くと共に、水ポンプ9及び洗浄剤供給手段13が作動し、水道水がすすぎ経路15、洗浄剤供給経路12、給水経路6に流れてすすぎ洗浄を行えるようになっている。このとき、洗浄剤供給手段13にあっては、水よりも粘度の高い洗浄剤を吸引せずに、すすぎ経路15からの水道水を吸引するのであり、このため、すすぎモードでは洗浄剤供給手段13や洗浄剤供給経路12内に残留していた洗浄剤を洗い流すことができる。本例では、すすぎモードの洗浄後のすすぎ水はノズル洗浄ノズル5cから便器内に排出されるようになっている。なお、すすぎモード後には洗浄剤供給経路12が水道水で満たされることになるが、このとき水道水の洗浄剤保持部11への流れ込みは逆流防止弁14によって防止されている。
【0026】
なお、上記操作部2では、温水洗浄モード、洗浄液洗浄モード、すすぎモードを個別操作する例を示したが、たとえば各種モードを一連動作にするプログラム制御を行うことも好ましい。たとえば、はじめに洗浄液洗浄モードにて洗浄液で人体局部等に付着した汚れを洗い落とし、つぎに温水洗浄モードにて水道水で人体局部等に付着した洗浄液を洗い落とし、最後にすすぎモードにて洗浄剤供給経路12等の残留洗浄液を洗い落とすといったことを一連の動作として行うと、使用者の局部等の汚れやこの汚れを洗い落とした洗浄液を人体局部から除去できるのは勿論、次回使用時まで局部洗浄装置を清潔に且つ洗浄液の固着防止を施して保つことができるのである。
【0027】
さて、上述したように、洗浄液洗浄モードでは人体局部等を洗浄する洗浄水に洗浄液を用いているが、この洗浄液は、給水経路6を通る水道水に洗浄剤注入口10から洗浄剤を混合させることで生成される(図9参照)。この洗浄剤としては、人体局部に付着した汚物を洗浄するために界面活性剤を主成分とする液状剤を用いている。洗浄剤を構成する薬剤としては、主成分となる基剤の界面活性剤の他、保湿剤、増粘剤、安定剤、芳香剤等の添加物より構成されている。
【0028】
ここで、この洗浄剤を混合させる水道水中には硬水の硬度成分であるCa2+やMg2+が多少なりとも含有されている。従来技術の項でも述べたが、人体洗浄用の界面活性剤としては一般的に脂肪酸塩(石鹸)が多く利用されているが、この脂肪酸塩は水道水中の硬度成分(Ca2+やMg2+)に反応し、不溶基塩であるたとえばカルシウム石鹸(石鹸かす)を析出させてしまうといった問題があるので([化1]参照)、本例では、洗浄剤中の界面活性剤には、水道水中のCa2+及びMg2+と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤を用いている。
【0029】
具体的に、この洗浄剤中の界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩([化2]参照)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩([化3]参照)、アシルメチルタウリン([化4]参照)等のアニオン系界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミド([化5]記載中(A)または(B)参照)、アルキルグルコシド([化6]参照)等の非イオン性界面活性剤、カルボベタイン([化7]参照)、アミドベタイン([化8]参照)、スルホベタイン([化9]参照)等の両性イオン性界面活性剤より選択された1種類または2種以上の界面活性剤を組み合わせて用いているのである。
【0030】
下記には、上記列挙した各種の界面活性剤の化学式を示す。
【0031】
【化2】
Figure 0004144282
【0032】
(式中、Mはナトリウム、アンモニウム、トリエタノールアミンのいずれかを示し、Rは炭素数10〜18のアルキル基を示す。)
【0033】
【化3】
Figure 0004144282
【0034】
(式中、Mはナトリウム、アンモニウム、トリエタノールアミンのいずれかを示し、Rは炭素数10〜18のアルキル基を示し、nは1〜10となる数を示す。)
【0035】
【化4】
Figure 0004144282
【0036】
(式中、Mはナトリウム等のアルカリ金属イオンを示し、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す。)
【0037】
【化5】
Figure 0004144282
【0038】
(A,Bの式中、Rはいずれも炭素数1〜20のアルキル基を示す。)
【0039】
【化6】
Figure 0004144282
【0040】
(式中、Rは炭素数8〜16のアルキル基を示し、nは1〜2となる数を示す。)
【0041】
【化7】
Figure 0004144282
【0042】
(式中、Rは炭素数10〜20のアルキル基を示す。)
【0043】
【化8】
Figure 0004144282
【0044】
(式中、Rは炭素数10〜20のアルキル基を示す。)
【0045】
【化9】
Figure 0004144282
【0046】
(式中、Rは炭素数12〜18のアルキル基を示す。) 以上に示した界面活性剤は特に限定するものではないが、その化学組成に石鹸構造(RCOO)を含まないので、この界面活性剤が水道水と混合したときに、不溶基塩のカルシウム石鹸(石鹸かす)等を生成して、給水経路6に蓄積して目詰まりを引き起こすといったことは回避されるのである。しかして、局部洗浄装置の長寿命化を図ることができるのである。
【0047】
なお、洗浄剤に含有される保湿剤、増粘剤、安定剤、芳香剤等の添加物は、洗浄剤中で塩を形成するものであるが、この添加物が洗浄剤中で形成する塩は水溶性のものになるようにしてある。これにより、水道水中に洗浄剤を混合させたときの希釈を容易に行い得るようにされている。
【0048】
更に言えば、この洗浄剤には、メントールで構成される皮膚刺激性物質を添加してある。このメントールは、1%以下の希薄な水溶液が皮膚に接触することによって清涼感、爽快感が得られる物質である。しかして、少量のメントールを洗浄剤に含有させるだけで、肌に適度な刺激を与えられる皮膚刺激性物質を構成することができる。そして、この洗浄液で局部を洗浄したときには、使用者は洗浄液で局部を洗浄した使用実感を得ることができることから、使用者の局部洗浄装置の使用満足度の向上を図ることができるのである。
【0049】
次に本発明の局部洗浄装置用洗浄剤の実施例について詳しく説明する。
【0050】
【実施例】
[実施例1]
第1の実施例は下記の組成を持つ。数字は全て重量%である。
【0051】
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム 15%
ラウリルアミドプロピル酢酸ベタイン 3%
アルキルポリグルコシド 3%
脂肪酸アルカノールアミド 3%
メントール 1%
ジプロピレングリコール 1%
グリセリン 1%
エチドロン酸 適量
香料 適量
クエン酸 適量
水道水 65%
ここで、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、基剤となる陰イオン性界面活性剤である。
【0052】
なお、このポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムは、上述したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩([化3]参照)に該当するものであって、[化3]の化学式中のMをナトリウムとし、Rを炭素数12の直鎖アルキル基とし、nを3の数としたものである。
【0053】
また、両性イオン性界面活性剤であるラウリルアミドプロピル酢酸ベタイン、非イオン性界面活性であるアルキルポリグルコシド及び脂肪酸アルカノールアミドは、上記基剤の界面活性剤の増粘剤として用いられたものである。
【0054】
なお、このラウリルアミドプロピル酢酸ベタインは、上述したアミドベタイン([化8]参照)に該当するものであって、[化8]の化学式中のRを炭素数11の直鎖アルキル基としたものである。また、アルキルポリグルコシドは、上述したアルキルグルコシド([化6]参照)に該当するものであって、[化6]の化学式中のRを炭素数8〜16のうちいずれかの直鎖アルキル基とし、nを1または2のいずれかの数としたものである。また、脂肪酸アルカノールアミドは、上述した脂肪酸アルキロールアミド([化5](A)参照)に該当するものであって、[化5]の化学式(A)中のRを炭素数1〜20のうちのいずれかの直鎖アルキル基としたものである。
【0055】
また、メントールは皮膚刺激物質であって、1%以下の希薄な水溶液が皮膚に接触することで清涼感、爽快感が得られることから、使用者に洗浄液で洗浄した使用実感を与えて、使用者の局部洗浄装置の満足度向上を図っているものである。また、グリセリンは保湿剤である。また、ジプロピレングリコールは溶剤、エチドロン酸は金属イオン封鎖剤、クエン酸はpH調整剤であり、いわゆる安定剤である。また香料は芳香剤である。これらは必要に応じて適量添加するものである。
[実施例2]
第2の実施例は下記の組成を持つ。数字は全て重量%である。
【0056】
ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルトリエタノールアミン塩 3%
ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルナトリウム塩 6%
ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 2%
ラウロイルジエタノールアミド 3%
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3%
メントール 0.5%
エチレングリコールジステアリン酸エステル 2%
シルクプロテイン 適量
香料 適量
EDTA 適量
水道水 75%
ここで、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルトリエタノールアミン塩、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルナトリウム塩、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩は、基剤となる陰イオン性界面活性剤である。
【0057】
なお、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルトリエタノールアミン塩は、上述したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩([化3]参照)に該当するものであって、[化3]の化学式中のMをトリエタノールアミンとし、Rを炭素数12の直鎖アルキル基とし、nを3の数としたものである。また、ラウリルポリオキシエチレン硫酸エステルナトリウム塩は、上述したポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩([化3]参照)に該当するものであって、[化3]の化学式中のMをナトリウムとし、Rを炭素数12の直鎖アルキル基とし、nを3の数としたものである。また、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩は、上述したアルキル硫酸エステル塩([化2]参照)に該当するものであって、[化2]の化学式中のMをナトリウムとし、Rを炭素数12の直鎖アルキル基としたものである。
【0058】
また、非イオン性界面活性剤であるラウロイルジエタノールアミド、両性イオン性界面活性剤であるラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは、増粘剤である。
【0059】
なお、このラウロイルジエタノールアミドは、上述した脂肪酸アルキロールアミド([化5](B)参照)に該当するものであって、[化5]の化学式(B)中のRを炭素数11の直鎖アルキル基としたものである。また、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインは、上述したカルボベタイン([化7]参照)に該当するものであって、[化7]の化学式中のRを炭素数12の直鎖アルキル基としたものである。
【0060】
また、皮膚刺激性物質であるメントールは、上記実施例1の洗浄剤同様、清涼感、爽快感により使用者に洗浄の使用実感を与えるものである。また、シルクプロテインは保湿剤である。また、エチレングリコールジステアリン酸エステルは不透明化剤であり、EDTAは金属イオン封鎖剤であり、いわゆる安定剤である。また香料は芳香剤である。これらは必要に応じて適量添加するものである。
【0061】
上述の[実施例1]及び[実施例2]では、基剤及び増粘剤に、水道水中のCa2+及びMg2+と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤をそれぞれ用いており、洗浄剤中の主成分が上記特定した界面活性剤で構成されるようになっている。この[実施例1]及び[実施例2]の洗浄剤を用いて局部洗浄を行ったところ、洗浄剤が水道水と混合した際にも不溶基塩は生成されなかった。したがって、この局部洗浄装置内の給水経路や洗浄ノズルなどに目詰まりなどは生じず、局部洗浄装置の長寿命化が図られることが確認された。
【0062】
なお、[実施例1]及び[実施例2]では、洗浄剤の主成分を構成する基剤のみならず増粘剤にも、水道水中のCa2+及びMg2+と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤を用いているが、基剤に上記特定した界面活性剤を用いて洗浄剤の主成分を上記特定した界面活性剤にて構成するようにすれば、増粘剤に別の化学物質を用いても、洗浄剤が水道水と混合した際に不溶基塩が生成されないで、局部洗浄装置の長寿命化を図り得るのは、言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、水道水からなる洗浄水を供給する給水経路と人体局部用の洗浄剤を供給する洗浄剤供給経路とが合流し、この給水経路及び洗浄剤供給経路の合流部から供給される洗浄水を人体局部に噴射する洗浄ノズルとを備えて構成した局部洗浄装置に用いられる洗浄剤であって、前記洗浄剤を、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤より選択された1種類または2種以上の水道水中のCa 2+ 及びMg 2+ と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤を組み合わせて構成したことにより、洗浄剤が水道水と混合した際にも不溶基塩を生成せず、したがって局部洗浄装置内の給水経路や洗浄ノズルなどに目詰まりなどを生じさせないようにでき、局部洗浄装置の長寿命化を図ることができる。
【0064】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、前記アニオン系界面活性剤を、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アシルメチルタウリンより選択し、前記非イオン性界面活性剤を、脂肪酸アルキロールアミド、アルキルグルコシドより選択し、前記両性イオン性界面活性剤を、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタインより選択することにより、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤のいずれの界面活性剤にも、水道水の中のCa2+及びMg2+と反応して、目詰まりの原因となる不溶基塩を生成させる脂肪酸アルカリ塩の石鹸構造(RCOO)を含有するものでないから、この洗浄剤を水道水に混合させた際にも不溶基塩を生成せず、したがって局部洗浄装置に目詰まりなどを生じさせないようにでき、局部洗浄装置の長寿命化を図ることができる。
【0065】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1の効果に加えて、皮膚刺激性物質を添加したので、皮膚刺激性物質による清涼感や爽快感を使用者に感じさせることができ、使用者に洗浄液で洗浄している使用実感を与えることができ、使用者の局部洗浄装置の使用満足度を高めることができる。
【0066】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項3の効果に加えて、前記皮膚刺激性物質をメントールで構成したので、皮膚刺激性物質を生成するのに少量のメントールを洗浄剤に添加すればよく、皮膚刺激性物質の添加による洗浄剤の成分への影響をほとんど無くすること、つまり皮膚刺激性物質の添加による洗浄剤の洗浄機能の低下などを回避することができる。
【0067】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1乃至請求項4のいずれかの効果に加えて、洗浄剤が、保湿剤、増粘剤、安定剤、芳香剤から選択される1種類あるいは2種以上の組み合わせによる添加剤を含有し、添加剤と洗浄剤により形成される塩が水溶性であるので、添加剤を洗浄剤に含有させても洗浄剤の水道水への希釈を容易に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の例の局部洗浄装置本体のブロック図である。
【図2】 同上の洗浄ノズルの斜視図である。
【図3】 同上のお尻洗浄ノズルの斜視図である。
【図4】 (a)(b)は同上のお尻洗浄ノズルの動作を説明するお尻洗浄ノズルの側面断面図である。
【図5】 同上のお尻洗浄ノズルの流体素子を説明する側面断面図である。
【図6】 同上のノズル洗浄ノズルを説明する斜視図である。
【図7】 同上の便器洗浄ノズルを説明する斜視図である。
【図8】 従来技術の局部洗浄装置の全体図である。
【図9】 同上の局部洗浄装置本体のブロック図である。
【図10】 同上の局部洗浄装置の洗浄水の流れを説明する説明図である。
【符号の説明】
1 局部洗浄装置本体
5 洗浄ノズル
6 給水経路
12 洗浄剤供給経路

Claims (5)

  1. 水道水からなる洗浄水を供給する給水経路と人体局部用の洗浄剤を供給する洗浄剤供給経路とが合流し、この給水経路及び洗浄剤供給経路の合流部から供給される洗浄水を人体局部に噴射する洗浄ノズルとを備えて構成した局部洗浄装置に用いられる洗浄剤であって、前記洗浄剤を、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤より選択された1種類または2種以上の水道水中のCa 2+ 及びMg 2+ と反応して不溶基塩を生成しない界面活性剤を組み合わせて構成したことを特徴とする局部洗浄装置用洗浄剤。
  2. 前記アニオン系界面活性剤は、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アシルメチルタウリンより選択し、前記非イオン性界面活性剤は、脂肪酸アルキロールアミド、アルキルグルコシドより選択し、前記両性イオン性界面活性剤は、カルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタインより選択する請求項1記載の局部洗浄装置用洗浄剤。
  3. 皮膚刺激性物質を添加してなることを特徴とする請求項1または2記載の局部洗浄装置用洗浄剤。
  4. 前記皮膚刺激性物質をメントールで構成したことを特徴とする請求項3記載の局部洗浄装置用洗浄剤。
  5. 前記洗浄剤が、保湿剤、増粘剤、安定剤、芳香剤から選択される1種類あるいは2種以上の組み合わせによる添加剤を含有し、添加剤と洗浄剤により形成される塩が水溶性であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の局部洗浄装置用洗浄剤。
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