JP4142749B2 - 分離膜モジュール - Google Patents
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2313/00—Details relating to membrane modules or apparatus
- B01D2313/21—Specific headers, end caps
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分離膜モジュールに関し、さらに詳しくは正立可能とする支持部を設けた、安全で使用しやすい分離膜モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、分離膜モジュールのケース端部に配置されるキャップは、通常耐圧性を考慮して球面状の形状を採るのが構造的に一番有利で、一般的に使用されており、そのキャップに有する液の出入口ノズルはキャップから直接突き出しているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来より液の出入口ノズルは、通常、キャップから直接突き出しているため、以下に示すような取り扱い上の不利な点を有している。
【0004】
1)モジュールの自立性が乏しい。そのため、
▲1▼自立させるには、何等かの支えがいる。
▲2▼モジュール取付け時、転倒すると、モジュール自身が破壊される。
▲3▼大型のモジュールでは、横に寝かせると、場所を取る。
また、再び取り扱う時、胴体を掴むためには、モジュールの下にスペーサー
を挟む必要がある。
2)モジュールを落とした時にキャップから突き出したノズルが破壊される場合がある。
【0005】
したがって、本発明は主として上記問題点を解決し、取扱いが容易で、安全な分離膜モジュールを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、その尾部にノズルが直接突き出した分離膜モジュール、特にモジュールケースに液の出入口ノズルを有するキャップが接続された分離膜モジュールについて、種々検討した結果、キャップの形状を工夫することにより、前記目的を達成できることを見出だし、本発明を完成した。
【0007】
すなわち本発明は、液の出入口ノズルを少なくとも片端の尾部に有する分離膜モジュールにおいて、該ノズルを有する少なくとも片端に、該ノズルを囲い、かつ該ノズルよりも高い高さで、該モジュールを正立可能とする円筒状の支持部を設けたことを特徴とする分離膜モジュール、さらにはモジュールケースおよびその少なくとも片端に配置される、液の出入口ノズルを有するキャップからなり、該キャップが凸形の球面状であって、該モジュールを正立可能とする円筒状の支持部が、その少なくとも片端の該キャップの外周部に設けられていることを特徴とする分離膜モジュールに関するものである。
【0008】
ここで、分離膜モジュールにおける片端の尾部に液の出入口ノズルを有するとは、膜モジュールの長さ方向と平行にその端部末端に出入口ノズルが設置されていることをいう。
【0009】
分離膜モジュールには、使用する分離膜に応じて種々のタイプがあるが、中でも中空糸膜を用いた中空糸膜モジュールが、コンパクト性が高く、大きな膜面積をケース内に収納できるメリットがあるため、好ましい。
【0010】
本発明におけるモジュールケースは、どの様な形状であってもよいが、内圧が均一にかかる円筒形が、特に好ましい。モジュールケースおよびキャップの材質としては特に制限されないが、ステンレススチール、ポリスルホン等のエンジニアリングプラスチックスまたは繊維強化プラスチックス等が強度や耐久性などの点から好ましい。
【0011】
キャップに有する液の出入口ノズルは、キャップの中心部分に位置するとともに、1個であるのが好適である。
【0012】
本発明になるキャップに有する円筒状の支持部の高さは、キャップのノズルを保護できる様に、ノズルより高くしてある。また、円筒状の支持部には、孔があいていてもよい。特に、モジュールケースの両端に、円筒状の支持部を有する本発明のキャップを使用した場合は、本発明のキャップが、モジュールの上部にくることになる。この時、キャップの上部に水やゴミが付着した場合に、これを排出し易くするためである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を用いて本発明による分離膜モジュールを具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0014】
図1および2は、分離膜として中空糸膜を用いた場合の本発明になる分離膜モジュールの構造の例を示す図であり、ケースの両端にそれぞれ液の出入口ノズルを有するキャップが接続され、キャップのノズルを損傷から確実に保護できる様に、円筒状の支持部の高さをノズルより高くしてある。
【0015】
図1−1は下部のキャップにのみ円筒状の支持部を設けた分離膜モジュールの外観全体を示す一例であり、図1−2はその縦断面図を示す。図1において、分離膜モジュールはステンレス製の液の出入口ノズル(7)をその中央部分に溶接した凸形の球面状のステンレス製キャップ(2)と、ポリスルホン系樹脂からなる多数の中空糸膜(5)が挿入されてそれらが端部の接着部分(4)でエポキシ系樹脂により固定され、液の出入口ノズル(8)を持つガラス繊維強化エポキシ樹脂製ケース(3)とから構成され、キャップ(2)の外周部にはモジュールがキャップ部分で正立して自立できる様に円筒状のステンレス製支持部が溶接されている。円筒状の支持部の高さは、キャップのノズルを保護できる様に、ノズルと同一の高さにしてある。この円筒状の支持部はキャップの凸形の球面状部分の損傷を防ぐ役割も兼ね備えている。
【0016】
キャップとケースとの接続は、弾性O−リングを介してフランジにより接続したり、フレキシブルジョイント等を用いて接続するなどの常法により接続することができる(図示せず)。また、キャップおよびケースのノズル部と配管との接続も、常法によりフレキシブルジョイント等を用いて接続すればよい(図示せず)。
【0017】
図2は、図1に示す例において上部のキャップにも円筒状の支持部を設け、水やゴミが付着した場合、これを排出し易くするため上部の支持部にのみ孔(6)をつけた本発明による分離膜モジュールの一例を示す図である。図2−1は、分離膜モジュールの外観全体を示し、図2−2は、その縦断面図を示す。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、ノズルをその末端の尾部に有するどの様な種類や分離分野の分離膜モジュールであっても適用が可能であり、特に大型で重量のある分離膜モジュールに有効である。中でも通常、着脱可能なキャップを接続し、自立させて使用する分離膜モジュールとして、中空糸膜モジュールが好ましく、大きな効果を発揮できる。すなわち、モジュールの自立が容易であるため、転倒し難く、モジュール破壊の危険性が少ないし、ジュールを立てて置けるため、モジュールの占有スペースが少なくてすみ、また大型で重量のあるモジュールの場合、運搬取り扱い用の機械で簡単に取り扱え(モジュール胴体が簡単に掴める)、膜分離装置への固定が比較的容易であるという効果を奏する上、キャップのノズルや凸形の球面状部分の破損の可能性が少ないというキャップ部の保護の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1−1は、両端にキャップを有し、下部のキャップにのみ円筒状の支持部を有する本発明の分離膜モジュールの外観全体を示す図である。
図1−2は、図1−1に示す本発明の分離膜モジュールの縦断面を示す図である。
【図2】 図2−1は、両端のキャップに円筒状の支持部を有し、上部にのみ孔がついている本発明の分離膜モジュールの外観全体を示す図である。
図2−2は、図2−1に示す本発明の分離膜モジュールの縦断面を示す図である。
【符号の説明】
1 円筒状の支持部
2 キャップ
3 ケース
4 中空糸膜接着部分
5 中空糸膜
6 支持部に開いた孔
7 キャップ部ノズル
8 ケース部ノズル
Claims (3)
- モジュールケースおよびその少なくとも片端に配置される、液の出入口ノズルを有するキャップからなる分離膜モジュールにおいて、該ノズルを有するキャップに、該ノズルを囲い、かつ該ノズルよりも高い高さで、該モジュールを正立可能とする円筒状の支持部を設け、前記円筒状の支持部がキャップと一体であり、前記円筒状の支持部の一端が開口しており、前記円筒状の支持部の径がケースとほぼ同一で、キャップがケースから取外し可能に接続されており、かつ前記円筒状の支持部が孔を有していることを特徴とする分離膜モジュール。
- 該キャップが凸形の球面状であって、該モジュールを正立可能とする円筒状の支持部が、その少なくとも片端の該キャップの外周部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離膜モジュール。
- 分離膜モジュールが中空糸膜モジュールであることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の分離膜モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2664396A JP4142749B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 分離膜モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2664396A JP4142749B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 分離膜モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09220443A JPH09220443A (ja) | 1997-08-26 |
JP4142749B2 true JP4142749B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=12199139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2664396A Expired - Lifetime JP4142749B2 (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 分離膜モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4142749B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214012A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Toshiba Plant Systems & Services Corp | 中空糸膜モジュール、中空糸膜除湿装置および中空糸膜ガス分離装置 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP2664396A patent/JP4142749B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09220443A (ja) | 1997-08-26 |
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