JP4141202B2 - ねじ頭及び締結工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ねじ頭及び締結工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ねじやボルトのねじ頭の形状及び寸法は、通常、ねじやボルトの寸法に応じて規格により定まっている。例えば、六角ボルトにおいては、ねじの呼び径に応じて、ねじ頭の二面幅が規格により定められている。
【0003】
従って、ねじやボルトを締結するための締結工具は、ねじ頭の形状及び寸法に応じたものが各サイズに応じて個別に使用されている。例えば、六角ボルトの締結工具においては、ねじの呼び径に応じて、各寸法に応じたレンチやスパナが使用されている。
【0004】
このように、ねじやボルトの寸法に応じてねじ頭の形状及び寸法が異なるのは次ぎの通りである。
【0005】
ねじやボルトの寸法に応じて、必要とする締結力が異なるため、ねじやボルトを締結する際に生ずるトルク(締付トルク及びゆるめトルク)が異なる。従って、ねじやボルト、及びこれらを締結するための締結工具は発生するトルクに耐えられる寸法形状であることが必要である。このため、ねじやボルトの寸法に応じてねじ頭の形状及び寸法が異なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、ねじやボルトの寸法に応じて、それぞれ専用の締結工具を必要とする。従って、ある装置が多種類の寸法の異なるねじやボルトが使用されている場合には、この装置の組立等を行う場合に、各寸法のねじやボルトによって、それぞれ締結工具を取り替えなければならないため、作業が面倒であった。
【0007】
また、各種寸法のねじやボルトに対して専用の締結工具を必要とするため、締結工具の共通化を図ることができないという弊害もあった。
【0008】
なお、モンキレンチのようにねじ頭の寸法の異なるねじやボルトに対しても締結可能な工具も知られているが、この場合でも、口の開きを調節する作業が必要であるため、作業が面倒であることには変わりはなかった。
【0009】
そこで、各種寸法のねじやボルトに対して、共通の締結工具によって締結作業ができるように、ねじ頭の形状を工夫することが考えられる。
【0010】
しかし、その場合には、ねじの寸法に応じて、ねじ頭や締結工具が破損することなく、ねじ頭に対して必要なトルクを伝達できることが必要である。また、市場においては、既に、規格寸法に応じた締結工具が出回っているため、規格寸法に応じた締結工具でも締結作業が可能であることも要求される。
【0011】
本発明の目的は、各種寸法の異なるねじ部品に対して、共通の締結工具によって締結作業を可能とし、かつ各寸法に応じて個別に用いられる締結工具によっても締結作業を可能とする、利便性に優れたねじ頭、及びそのようなねじ頭を備えた各種寸法の異なるねじ部品に対して利用可能な締結工具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のねじ頭にあっては、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具によっても締結を可能とし、かつ、複数サイズのねじ部品に対して共通に用いられる締結工具によっても締結を可能とするように構成した。
【0013】
ここで、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具としては、例えば、一般に利用されているJIS規格に応じた工具がある。
【0014】
このような構成の一つとして、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具の嵌合部が嵌合される第1被嵌合部と、複数サイズのねじ部品に対して共通に用いられ、一定形状の嵌合部を有する締結工具が嵌合される第2被嵌合部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
ここで、一定形状の嵌合部を有する締結工具とは、例えば、モンキレンチのように、口の開きを調節することで、複数のサイズのねじ部品に共通に用いることができるものを含まないことを意味する。以下、同様である。
【0016】
また、他の構成として、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具に適合する二面幅に設定された一対の第1側面と、複数サイズのねじ部品に対して共通に用いられ、一定幅の嵌合対向面を有する締結工具の該嵌合対向面に適合する二面幅に設定された一対の第2側面と、を備えることを特徴とする。
【0018】
また、上記構成において、更に具体的な他の例としては、略一定の幅で放射状に複数方向に伸びる放射状部を備え、かつ、各放射状部の先端を結ぶと正多角形を形成するねじ頭であって、前記各放射状部の先端面が前記第1側面であり、前記各放射状部の略一定の幅を構成する側面が前記第2側面であることも好適である。このような構成に対して、本発明の締結工具にあっては、前記各放射状部の第2側面にそれぞれ嵌合する複数の一定幅の嵌合対向面を有すると共に、サイズの異なる複数種類のねじ部品の締付に利用されることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0020】
参考例
図1〜図7を参照して、本発明の参考例に係るねじ頭及び締結工具について説明する。
【0021】
図1は本発明の参考例に係るねじ頭近傍の斜視図である。図2は本発明の参考例に係るねじ頭の上視図である。図3は本発明の参考例に係るねじ頭近傍の側面図である。図4は本発明の参考例に係るねじ頭の寸法説明図である。図5は本発明の参考例に係るねじ頭に用いられる締結工具説明図である。図6は本発明の参考例に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。図7は本発明の参考例に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【0022】
図1や図3に示すように、ねじ部品100は、ねじ頭110と、ねじ部120と、フランジ部130とを備えている。
【0023】
ただし、フランジ部を備えていないねじ部品も各種知られており、本参考例に係るねじ頭はフランジ部を備えていないねじ部品に対しても適用可能である。また、本参考例に係るねじ頭は、ボルト,ねじ,タッピングねじ等の各種ねじ部品に適用可能である。そのため、各図においては、ねじ部はねじ頭付近の根元の一部のみを示している。
【0024】
参考例に係るねじ頭110は、図1〜図4に示すように、第1被嵌合部としての第1側面111a,111b,111c,111dと、第2被嵌合部としての第2側面112a,112bの6つの側面を備えている。
【0025】
そして、上から見ると、これらの6つの側面によって六角形状となっている。
【0026】
つまり、本参考例に係るねじ頭110は、いわゆる六角頭を改良したねじ頭である。
【0027】
参考例においては、第1側面111a,111b,111c,111dは、JIS規格に応じた二面幅となるように設定されている。この点について、図4を参照して説明する。
【0028】
図4(A)は小サイズのねじ部品のねじ頭を示し、同図(B)は中サイズのねじ部品のねじ頭を示し、同図(C)は大サイズのねじ部品のねじ頭を示している。
【0029】
図4(A)に示す小サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合には、第1側面の二面幅S1は、この小サイズのねじ部品に対して個別に用いられる締結工具に適合される幅に設定されている。なお、二面幅S1は、第1側面111bと第1側面111cとの間の幅、及び第1側面111aと第1側面111dとの間の幅に相当する。
【0030】
同様に、図4(B)に示す中サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合の第1側面の二面幅S2、及び図4(C)に示す大サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合の第1側面の二面幅S3も、それぞれのサイズのねじ部品に対して個別に用いられる締結工具に適合される幅に設定されている。
【0031】
これらの二面幅S1,S2,S3は、S1<S2<S3の関係を満たしている。
【0032】
一方、第2側面112a,112bの二面幅Tは、ねじ部品のサイズにかかわらず、一定幅に設定されている。
【0033】
より具体的な例として、小サイズのねじ部品の呼び径が8mm,中サイズのねじ部品の呼び径が10mm,大サイズのねじ部品の呼び径が12mmである場合を例として説明する。
【0034】
この場合、二面幅S1,S2,S3は各呼び径に応じてJIS規格に定められた寸法となっている。すなわち、S1=12mm,S2=14mm,S3=17mmに設定されている。一方、二面幅Tは、各サイズのねじ部品とも、全て10mmに統一されている。
【0035】
次に、本参考例に係るねじ頭を有するねじ部品の締結動作について説明する。
【0036】
参考例においては、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具(以下、標準工具と称する。)によって締結作業を行うことができ、かつ、複数サイズのねじに対して共通に用いられる締結工具(以下、専用工具と称する。)によっても締結作業を行うことができることに特徴がある。
【0037】
標準工具に関しては、ねじ部品の呼び径が、上述した具体例のように規格に応じたものであれば、一般に市販されているレンチやスパナを用いることができる。
【0038】
例えば、ねじ部品の呼び径が10mmであれば、このサイズのねじ部品専用のレンチやスパナを用いることができる。すなわち、二面幅が[14mm+所定のクリアランス]に設定されているレンチやスパナを用いることができる。
【0039】
図6(A)は、本参考例に係るねじ頭110に対して、市販のめがねレンチを嵌合した状態における、両者の位置関係を示している。
【0040】
めがねレンチ500は、正六角形の孔で構成される嵌合部501を有している。この正六角形における各対向面の幅は、[ねじ部品のサイズに対応した二面幅+所定のクリアランス]に設定されている。
【0041】
従って、めがねレンチ500の嵌合部501を、本参考例に係るねじ頭110に嵌合すれば、図6(A)に示すように、第1側面111a,111b,111c,111dが、めがねレンチ500の嵌合部501である正六角形の孔を形成する内周壁面に嵌合される。
【0042】
従って、めがねレンチ500によって、ねじ部品の締め付け、あるいは緩め作業が可能となる。
【0043】
そして、本参考例に係るねじ頭110を有するねじ部品を用いた場合と、通常の正六角形のねじ頭を有するねじ部品を用いた場合のいずれの場合においても、レンチ等を用いて締結作業を行う際に発生するトルクは略等しくなる。
【0044】
これは、図6(A)から分かる通り、締結の際に、レンチ等の嵌合部がねじ頭110に当たる位置は、第1側面間の交点部、つまり、一般的な正六角形のねじ頭における正六角形の交点と等しく、ねじの回転軸から作用点までの距離が等しいからである。
【0045】
従って、標準工具を用いて、本参考例に係るねじ頭を有するねじ部品の締結作業を行う場合においても、通常の規格通りのねじ頭を有するねじ部品の場合と同様に、何ら変わりなく締結作業を行うことができる。
【0046】
次に、専用工具に関して説明する。
【0047】
図5(A)は専用工具600の斜視図を示しており、同図(B)は専用工具600の上視図を示しており、同図(C)は専用工具600の縦断面図を示しており、同図(D)は専用工具600の底面図を示している。
【0048】
図5に示すように、専用工具600は、略円筒形状で、その一端に第1嵌合孔601を備え、他端に一定幅の嵌合対向面が形成された第2嵌合孔602を備えている。
【0049】
第1嵌合孔601は、締め付けトルクあるいは緩めトルクを発生させるための回転力を入力する部材に嵌合させるために設けられている。
【0050】
例えば、公知の自動締付機の回転駆動力が発生する部分に第1嵌合孔601を嵌合させることができる。また、人により締結作業を行う工具として利用する場合には、例えば柄の先端に第1嵌合孔601を嵌合させるようにすることもできる。
【0051】
また、第2嵌合孔602は、略平行に対向する嵌合対向面としての内壁面602a,602bを有している。
【0052】
これら内壁面602a,602bの直線部の長さは、専用工具600が適用される最大サイズのねじ部品におけるねじ頭の第2側面112a,112bの幅よりも長くなるように設定されている。
【0053】
また、内壁面602a,602b間の距離Uは、[ねじ頭110の第2側面112a,112bの二面幅T+クリアランス]となるように設定されている。
【0054】
このように構成された専用工具600によって、本参考例に係るねじ頭に対して嵌合した状態における、両者の位置関係が図6(B)に示されている。
【0055】
図6(B)においては、小サイズのねじ部品のねじ頭について点線X1により、中サイズのねじ部品のねじ頭について実線X2により、大サイズのねじ部品のねじ頭について点線X3により示している。
【0056】
図6(B)から明らかなように、本参考例に係るねじ頭は、その第2側面112a,112bの二面幅Tが、ねじ部品のサイズにかかわらず、一定幅に設定されているため、いずれのサイズの場合も専用工具600における第2嵌合孔602の内壁面602a,602bに嵌合される。
【0057】
従って、専用工具600によって、ねじ部品の締め付け、あるいは緩め作業が可能となる。
【0058】
そして、専用工具600によって締結する際に、専用工具600の第2嵌合孔602の嵌合部がねじ頭110に当たる位置は、第1側面と第2側面との交点部となる。つまり、ねじ頭のサイズに応じたトルクが発生する。これにより、ねじの回転軸から作用点までの距離は、各サイズに応じた標準工具を用いた場合の当該距離とそれぞれあまり差はない。
【0059】
従って、専用工具600による締結作業を行う場合と、標準工具による締結作業を行う場合とでは、締結作業を行う際に発生するトルクは同等なものとなり、締結動作においては何ら問題ない。
【0060】
以上のように、ねじ部品におけるねじ頭を、本参考例に係るねじ頭の構成とすることによって、標準工具を用いた場合であっても、専用工具を用いた場合であっても、同様に、何ら問題なく締結作業を行うことができる。
【0061】
従って、例えば工場において、ある製品の組立を行う場合に、複数種類のサイズのねじ部品が混在する場合であっても、専用工具により一つの工具で締結作業が可能となるため、作業性が向上する。
【0062】
一方、製品が市場に出た後に、メンテナンス等により、装置の分解や再組立が必要な場合には、一般に市販されている標準工具を用いて、締結作業等を行うことができる。
【0063】
このように、締結作業の利便性を向上させることができる。
【0064】
ここで、これまでの説明では、専用工具として、自動締付機等に取り付ける部品の場合を例にして説明したが、このような交換可能な部品として用いる場合に限られるものではない。
【0065】
つまり、自動締付機に一体的にねじ頭への嵌合部(上記第2嵌合孔に相当する部分)が設けられているようにしても良いし、人が締結作業を行うための締結工具としては、例えば柄に一体的に当該嵌合部が設けられているようにしても良い。
【0066】
また、上記の説明においては、専用工具のねじ頭への嵌合部として、一定幅の嵌合対向面を有する嵌合孔により構成する場合を説明したが、これに限るものではない。
【0067】
例えば、図7に示すように、嵌合部を一定幅の嵌合対向面を有するスリット652により構成することもできる。
【0068】
このように、嵌合部をスリットとすれば、図7中点線X4に示すように、ねじ頭のサイズが専用工具の最大径を越えるものに対しても、スリット652をねじ頭に対して嵌合することが可能となる。
【0069】
従って、このような専用工具を用いれば、発生トルクや強度上の問題がないのであれば、ねじ頭のサイズに関係なく、各種サイズのねじ部品への適用が可能となる。
【0070】
(実施の形態)
図8〜図14を参照して、本発明の実施の形態に係るねじ頭及び締結工具について説明する。
【0071】
図8は本発明の実施の形態に係るねじ頭近傍の斜視図である。図9は本発明の実施の形態に係るねじ頭の上視図である。図10は本発明の実施の形態に係るねじ頭近傍の側面図である。図11は本発明の実施の形態に係るねじ頭の寸法説明図である。図12は本発明の実施の形態に係るねじ頭に用いられる締結工具説明図である。図13は本発明の実施の形態に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。図14は本発明の実施の形態に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【0072】
図8や図10に示すように、ねじ部品200は、ねじ頭210と、ねじ部220と、フランジ部230とを備えている。
【0073】
ただし、フランジ部を備えていないねじ部品も各種知られており、本実施の形態に係るねじ頭はフランジ部を備えていないねじ部品に対しても適用可能である。また、本実施の形態に係るねじ頭は、ボルト,ねじ,タッピングねじ等の各種ねじ部品に適用可能である。そのため、各図においては、ねじ部はねじ頭付近の根元の一部のみを示している。
【0074】
本実施の形態に係るねじ頭210は、各図に示すように、円形頭部210rから、略一定の幅で放射状に6方向に伸びる放射状部210s,210t,210u,210v,210w,210xを備えている。
【0075】
そして、各放射状部は、それぞれ第1被嵌合部としての第1側面と、第2被嵌合部としての第2側面を備えている。
【0076】
すなわち、放射状部210sは、第1側面211a,211bと第2側面212a,212bを備え、放射状部210tは、第1側面211c,211dと第2側面212c,212dを備え、放射状部210uは、第1側面211e,211fと第2側面212e,212fを備え、放射状部210vは、第1側面211g,211hと第2側面212g,212hを備え、放射状部210wは、第1側面211i,211jと第2側面212i,212jを備え、放射状部210xは、第1側面211k,211lと第2側面212k,212lを備えている。
【0077】
そして、各放射状部の先端である第1側面211a〜211lを結ぶと正六角形を形成するようになっている。
【0078】
つまり、本実施の形態に係るねじ頭210は、いわゆる六角頭を改良したねじ頭である。
【0079】
本実施の形態においては、第1側面211a〜211lは、JIS規格に応じた二面幅となるように設定されている。この点について、図11を参照して説明する。
【0080】
図11(A)は小サイズのねじ部品のねじ頭を示し、同図(B)は中サイズのねじ部品のねじ頭を示し、同図(C)は大サイズのねじ部品のねじ頭を示している。
【0081】
図11(A)に示す小サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合には、第1側面の二面幅S1は、この小サイズのねじ部品に対して個別に用いられる締結工具に適合される幅に設定されている。なお、二面幅S1は、同一面上にある第1側面211b及び211cと、同一面上にある第1側面211i及び211hとの間の幅,同一面上にある第1側面211d及び211eと、同一面上にある第1側面211k及び211jとの間の幅及び同一面上にある第1側面211f及び211gと、同一面上にある第1側面211a及び211lとの間の幅に相当する。
【0082】
同様に、図11(B)に示す中サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合の第1側面の二面幅S2、及び図11(C)に示す大サイズのねじ部品におけるねじ頭の場合の第1側面の二面幅S3も、それぞれのサイズのねじ部品に対して個別に用いられる締結工具に適合される幅に設定されている。
【0083】
これらの二面幅S1,S2,S3は、S1<S2<S3の関係を満たしている。
【0084】
一方、円形頭部210rの径D、及び第2側面の二面幅Tは、ねじ部品のサイズにかかわらず、一定寸法に設定されている。
【0085】
ここで、第2側面の二面幅Tは、各放射状部210s〜210xの幅の相当する。つまり、第2側面212aと第2側面212b間の幅,第2側面212cと第2側面212d間の幅,第2側面212eと第2側面212f間の幅,第2側面212gと第2側面212h間の幅,第2側面212iと第2側面212j間の幅,第2側面212kと第2側面212l間の幅に相当する。
【0086】
より具体的な例として、小サイズのねじ部品の呼び径が8mm,中サイズのねじ部品の呼び径が10mm,大サイズのねじ部品の呼び径が12mmである場合を例として説明する。
【0087】
この場合、二面幅S1,S2,S3は各呼び径に応じてJIS規格に定められた寸法となっている。すなわち、S1=12mm,S2=14mm,S3=17mmに設定されている。一方、円形頭部210rの径Dは各サイズのねじ部品とも、全て10mmに統一されている。また、二面幅Tについても、各サイズのねじ部品とも、全てtmmに統一されている。
【0088】
次に、本実施の形態に係るねじ頭を有するねじ部品の締結動作について説明する。
【0089】
本実施の形態においては、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具(以下、標準工具と称する。)によって締結作業を行うことができ、かつ、複数サイズのねじに対して共通に用いられる締結工具(以下、専用工具と称する。)によっても締結作業を行うことができることに特徴がある。
【0090】
標準工具に関しては、ねじ部品の呼び径が、上述した具体例のように規格に応じたものであれば、一般に市販されているレンチやスパナを用いることができる。
【0091】
例えば、ねじ部品の呼び径が10mmであれば、このサイズのねじ部品専用のレンチやスパナを用いることができる。すなわち、二面幅が[14mm+所定のクリアランス]に設定されているレンチやスパナを用いることができる。
【0092】
図13(A)は、本実施の形態に係るねじ頭210に対して、市販のめがねレンチを嵌合した状態における、両者の位置関係を示している。
【0093】
めがねレンチ500は、正六角形の孔で構成される嵌合部501を有している。この正六角形における各対向面の幅は、[ねじ部品のサイズに対応した二面幅+所定のクリアランス]に設定されている。
【0094】
従って、めがねレンチ500の嵌合部501を、本実施の形態に係るねじ頭210に嵌合すれば、図13(A)に示すように、第1側面211a〜211lが、めがねレンチ500の嵌合部501である正六角形の孔を形成する内周壁面に嵌合される。
【0095】
従って、めがねレンチ500によって、ねじ部品の締め付け、あるいは緩め作業が可能となる。
【0096】
そして、本実施の形態に係るねじ頭210を有するねじ部品を用いた場合と、通常の正六角形のねじ頭を有するねじ部品を用いた場合のいずれの場合においても、レンチ等を用いて締結作業を行う際に発生するトルクは略等しくなる。
【0097】
これは、図13(A)から分かる通り、締結の際に、レンチ等の嵌合部がねじ頭110に当たる位置は、第1側面間の交点部、つまり、一般的な正六角形のねじ頭における正六角形の交点と等しく、ねじの回転軸から作用点までの距離が等しいからである。
【0098】
従って、標準工具を用いて、本実施の形態に係るねじ頭を有するねじ部品の締結作業を行う場合においても、通常の規格通りのねじ頭を有するねじ部品の場合と同様に、何ら変わりなく締結作業を行うことができる。
【0099】
次に、専用工具に関して説明する。
【0100】
図12(A)は専用工具700の斜視図を示しており、同図(B)は専用工具700の上視図を示しており、同図(C)は専用工具700の縦断面図を示しており、同図(D)は専用工具700の底面図を示している。
【0101】
図12に示すように、専用工具700は、略円筒形状で、その一端に第1嵌合孔701を備え、他端に一定幅の嵌合対向面が形成された第2嵌合孔702を備えている。
【0102】
第1嵌合孔701は、締め付けトルクあるいは緩めトルクを発生させるための回転力を入力する部材に嵌合させるために設けられている。
【0103】
例えば、公知の自動締付機の回転駆動力が発生する部分に第1嵌合孔701を嵌合させることができる。また、人により締結作業を行う工具として利用する場合には、例えば柄の先端に第1嵌合孔701を嵌合させるようにすることもできる。
【0104】
また、第2嵌合孔702は、本実施の形態に係るねじ頭210の形状に対応するように、円形部から6方向に放射状に伸びる部分を有する形状となっている。そして、放射状に伸びた部分を構成する嵌合対向面としての内壁面702a,702bの直線部の長さは、専用工具700が適用される最大サイズのねじ部品におけるねじ頭の第2側面の幅よりも長くなるように設定されている。
【0105】
また、内壁面702a,702b間の距離Uは、[ねじ頭210の第2側面の二面幅T+クリアランス]となるように設定されている。また、第2嵌合孔702の円形部分の径は、[ねじ頭210の円形頭部の径D+クリアランス]となるように設定されている。
【0106】
このように構成された専用工具700によって、本実施の形態に係るねじ頭に対して嵌合した状態における、両者の位置関係が図13(B)に示されている。
【0107】
図13(B)においては、小サイズのねじ部品のねじ頭について点線X1により、中サイズのねじ部品のねじ頭について実線X2により、大サイズのねじ部品のねじ頭について点線X3により示している。
【0108】
図から明らかなように、本実施の形態に係るねじ頭は、その円形頭部の径D及び第2側面の二面幅Tが、ねじ部品のサイズにかかわらず、一定寸法に設定されているため、いずれも専用工具700における第2嵌合孔702の内壁面702a,702bに嵌合される。
【0109】
従って、専用工具700によって、ねじ部品の締め付け、あるいは緩め作業が可能となる。
【0110】
そして、専用工具700によって締結する際に、専用工具700の第2嵌合孔702の嵌合部がねじ頭210に当たる位置は、第1側面と第2側面との交点部となる。つまり、ねじ頭のサイズに応じたトルクが発生する。これにより、ねじの回転軸から作用点までの距離は、各サイズに応じた標準工具を用いた場合の当該距離とそれぞれあまり差はない。
【0111】
従って、専用工具700による締結作業を行う場合と、標準工具による締結作業を行う場合とでは、締結作業を行う際に発生するトルクは同等なものとなり、締結動作においては何ら問題ない。
【0112】
以上のように、ねじ部品におけるねじ頭を、本実施の形態に係るねじ頭の構成とすることによって、標準工具を用いた場合であっても、専用工具を用いた場合であっても、同様に、何ら問題なく締結作業を行うことができる。
【0113】
従って、例えば工場において、ある製品の組立を行う場合に、複数種類のサイズのねじ部品が混在する場合であっても、専用工具により一つの工具で締結作業が可能となるため、作業性が向上する。
【0114】
一方、製品が市場に出た後に、メンテナンス等により、装置の分解や再組立が必要な場合には、一般に市販されている標準工具を用いて、締結作業を行うことができる。
【0115】
また、本実施の形態の場合には、ねじの中心軸から放射状の複数方向(具体的には6方向)で嵌合される構成である。従って、専用工具によって締結作業を行う場合においても、専用工具の回転中心と、ねじ部品の回転中心とを、標準工具と同様に容易に位置合せができるという利点もある。
【0116】
このように、締結作業の利便性を向上させることができる。
【0117】
ここで、これまでの説明では、専用工具として、自動締付機等に取り付ける部品の場合を例にして説明したが、このような交換可能な部品として用いる場合に限られるものではない。
【0118】
つまり、自動締付機に一体的にねじ頭への嵌合部(上記第2嵌合孔に相当する部分)が設けられているようにしても良いし、人が締結作業を行うための締結工具としては、例えば柄に一体的に当該嵌合部が設けられているようにしても良い。
【0119】
また、上記の説明においては、専用工具のねじ頭への嵌合部として、一定幅の嵌合対向面を有する嵌合孔により構成する場合を説明したが、これに限るものではない。
【0120】
例えば、図14に示すように、嵌合部を一定幅の嵌合対向面を有するスリット752により構成することもできる。
【0121】
このように、嵌合部をスリットとすれば、図14中点線X4に示すように、ねじ頭のサイズが専用工具の最大径を越えるものに対しても、スリット752をねじ頭に対して嵌合することが可能となる。
【0122】
従って、このような専用工具を用いれば、発生トルクや強度上の問題がないのであれば、ねじ頭のサイズに関係なく、各種サイズのねじ部品への適用が可能となる。
【0123】
(その他の実施の形態)
記実施の形態においては、六角頭を改良したねじ頭を例にして説明したが、これに限らず、他の偶数の正多角形のねじ頭を改良したものにも応用できる。
【0124】
例えば、四角頭の場合を上記参考例の構成に応用する場合には、2対の対向する側面のうち、一方の対向する側面が標準工具によって嵌合され、他方の対向する側面が専用工具によって嵌合されるように寸法形状を設定すればよい。また、上記実施の形態の構成に応用する場合には、十字方向にそれぞれ放射状部を備える構成とすればよい。他の偶数の正多角形のねじ頭の場合も同様である。
【0125】
また、上記説明においては、標準工具及び標準工具によって嵌合される二面幅として、JIS規格に基づいた寸法形状に関して説明したが、これに限るものではない。
【0126】
要は、ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具と、複数サイズのねじ部品に対して共通に用いられる締結工具のいずれを用いても締結動作が可能となるものであればよい。
【0127】
例えば、JIS規格以外の規格によるものや、規格通りの寸法ではないものにも適用が可能である。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、ねじ部品の締結作業の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係るねじ頭近傍の斜視図である。
【図2】本発明の参考例に係るねじ頭の上視図である。
【図3】本発明の参考例に係るねじ頭近傍の側面図である。
【図4】本発明の参考例に係るねじ頭の寸法説明図である。
【図5】本発明の参考例に係るねじ頭に用いられる締結工具説明図である。
【図6】本発明の参考例に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【図7】本発明の参考例に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るねじ頭近傍の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るねじ頭の上視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るねじ頭近傍の側面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るねじ頭の寸法説明図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るねじ頭に用いられる締結工具説明図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るねじ頭と締結工具との締結時の位置関係図である。
【符号の説明】
100 ねじ部品
110 ねじ頭
111a,111b,111c,111d 第1側面
112a,112b 第2側面
120 ねじ部
130 フランジ部
200 ねじ部品
210 ねじ頭
210r 円形頭部
210s,210t,210u,210v,210w,210x 放射状部
211a,211b,211c,211d,211e,211f,211g,211h,211i,211j,211k,211l 第1側面
212a,212b,212c,212d,212e,212f,212g,212h,212i,212j,212k,212l 第2側面
220 ねじ部
230 フランジ部
500 めがねレンチ
501 嵌合部
600 専用工具
601 第1嵌合孔
602 第2嵌合孔
602a,602b 内壁面
652 スリット
700 専用工具
701 第1嵌合孔
702 第2嵌合孔
702a,702b 内壁面
752 スリット

Claims (2)

  1. ねじ部品のサイズに応じて個別に用いられる締結工具に適合する二面幅に設定された一対の第1側面と、
    複数サイズのねじ部品に対して共通に用いられ、一定幅の嵌合対向面を有する締結工具の該嵌合対向面に適合する二面幅に設定された一対の第2側面と、を備えるねじ頭であって、
    略一定の幅で放射状に複数方向に伸びる放射状部を備え、かつ、各放射状部の先端を結ぶと正多角形を形成するように構成されると共に、
    前記各放射状部の先端面が前記第1側面であり、
    前記各放射状部の略一定の幅を構成する側面が前記第2側面であることを特徴とするねじ頭。
  2. 請求項に記載のねじ頭のうち、前記各放射状部の第2側面にそれぞれ嵌合する複数の一定幅の嵌合対向面を有すると共に、サイズの異なる複数種類のねじ部品の締付に利用されることを特徴とする締結工具。
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