JP4140521B2 - 復調器 - Google Patents

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Description

本発明は復調器に関し、例えば、OQPSK(Offset QPSK)変調を用いたDS(Direct Sequence)スペクトラム拡散通信などに適用して好適なものである。
従来のOQPSK復調器には、下記の非特許文献1〜4も含め、一般的に同期検波が用いられる。
昭和63年 電子情報通信学会春季全国大会 SB−3−5 1992年 電子情報通信学会春季大会 B−200 1991年 電子情報通信学会秋季大会 B−150 信学技報 SAT92‐2
ところが、同期検波を実行する同期検波器では、受信したOQPSK変調波に同期した基準同期搬送波と、当該OQPSK変調波との位相を比較することによって信号を復調するため、同期検波の具体的な方式にも依存するものの、少なくとも、受信したOQPSK変調波に基づいて当該OQPSK変調波に同期した基準同期搬送波を生成するための回路(基準搬送波生成回路)が必要になり、そのほか、クロックの再生回路、BPF(バンドパスフィルタ)、LPF(ローパスフィルタ)なども必要になる。このうち例えば基準搬送波生成回路は、分周回路やPLL(Phase Locked Loop)などによって構成され、それ自体がかなりの規模を要する回路となる。
したがって、同期検波器全体ではかなりの回路規模となり、そのような同期検波器を含む復調器は構成が複雑化し、回路規模が大きくなってしまうことが避けられない。
かかる課題を解決するために、本発明では、伝送目的の信号に所定の符号系列を対応付けておき、外形上、周波数偏移と擬制し得る形態で、変調波上にこの符号系列が表現される変調方式によりスペクトラム拡散通信を行うとき、この変調波を復調する復調器において、(1)受信した前記変調波に対し周波数検波を行う周波数検波手段と、(2)この周波数検波手段の検波結果に応じた信号に対し、所定の相関係数を用いた相関演算を行う相関演算手段とを備え、(3)当該相関係数として、前記符号系列ではなく、当該符号系列を前記変調方式で変調したあと周波数検波することによって得られる逆拡散用符号系列を用いることを特徴とする。
本発明によれば、回路規模を小さくすることができる。
(A)実施形態
以下、本発明にかかる復調器に適用した場合を例に、実施形態について説明する。
本実施形態は、次の条件(a)〜(d)によって定義される方式のDSスペクトラム拡散通信を前提とするものである。
(a)変調方式としてOQPSKを採用。
(b)データシンボルは16個用意されており、各データシンボルに対応する符号系列(chip values)は、相関値が低い(ほぼ直交性している)。
(c)送信しようとする情報(すなわち、前記データシンボル)に対応する32チップの符号系列(chip values)を使用。
データシンボルの値とこの符号系列の値の対応関係は、図2に示す通りである。
図2から明らかなように、10進表示のデータシンボル“0”〜“7”のそれぞれに対応付けられた32チップの符号系列(チップ系列)のうち、偶数番目のチップ(c0が1番目であるので、偶数番目にはc1,c3,c5,…,c31が該当する)の値を反転して得られる32チップの符号系列が、そのまま、データシンボル“8”〜“15”に対応付けられた符号系列となっている。
(d)波形成形(Pulse Shape)の方法として、図3(A)〜(C)に示す方法を採用。
図3(A)では、波形の形状を1チップの周期である0〜2Tcの範囲で定義し、その形状は半波正弦波であることを示している。同様にして定義された各半波正弦波が時間軸方向に接続されることによって、例えば図3(B)または(C)の波形となる。
また図3(B)、(C)は直交する各データの波形を示すものであり、図3(B)はI相に対応するIデータの波形を示し、図3(C)はQ相に対応するQデータの波形を示している。図3(B)と(C)を対比すれば明らかなように、OQPSK変調であるため、QデータはIデータに比べ、1チップの半周期であるTcだけ遅れた位相となっている。
図3(B)および(C)ではまた、前記32チップの符号系列(c0〜c31)中の各チップが交互にIデータ、Qデータとなっている。すなわち、図3(B)および(C)において、c0=1,c1=1,c2=0、c3=1,c4=1,c5=0,…となっている。図3(B)および(C)に示した波形は、図2の例で、データシンボル“0”に対応する32チップの符号系列に相当する区間を示している。
本実施形態におけるスペクトラム拡散通信は基本的に、前記条件(a)〜(d)によって定義される方式のDSスペクトラム拡散通信の範疇に属するものである。ただし当該DSスペクトラム拡散通信の場合、普通なら受信側の復調器で実行される逆拡散でも、当然、図2に示した前記32チップの符号系列がそのまま相関係数として用いられるが、本実施形態では、後述するように、逆拡散で使用する相関係数が図2の符号系列(チップバリュー)とは異なるものとなる。
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態の復調器10の全体構成例は、図1に示す。
図1において、当該復調器10は、周波数検波器11と、チップデータ判定部12と、タイミング再生部13と、相関器群14と、最大値判定部15と、変換部16とを備えている。
このうち周波数検波器11は、変調波MS1を受け取り、周波数検波(すなわち、FSK(Frequency Shift Keying)復調)を施すことによって周波数検波信号(FSK復調データ)DT1を出力する部分である。周波数検波器(すなわち、FSK復調器)11は、具体的な周波数検波の方式にも依存するものの、上述した同期検波器に比べ、はるかに小さな回路規模で構成することが可能である。
この変調波MS1は、前記条件(a)〜(d)によって定義される方式のDSスペクトラム拡散通信による変調波である。
当該変調波MS1の波形を図4(A)に示すものとすると、当該周波数検波器11で周波数検波した結果として得られる周波数検波信号DT1は、例えば、図4(B)に示すものとなる。
前記タイミング再生部13は、この周波数検波信号DT1をもとにチップデータの最適判定タイミングTM1を推定して、チップデータ判定部12に伝える部分である。
チップデータ判定部12は当該最適判定タイミングTM1に基づいて、前記周波数検波信号DT1中に含まれる各チップデータの値(“1”または“0”)を判定し、チップデータ系列CD1を出力する部分である。
図4(B)に示す周波数検波信号DT1を前提とすると、前記タイミング再生部13が推定した最適判定タイミングTM1とチップデータ判定部13が判定したチップデータの値はそれぞれ、図5に示すものとなる。図5の例では、チップデータ系列CD1は、「10001001…」となっている。
当該チップデータ判定部12から出力されたチップデータ系列CD1は、相関器群14に含まれる各相関器CR0〜CR15に対し、同時に供給される。相関器群14中の相関器CR0〜CR15は、データシンボルの数に合わせて16個用意されている。
このうち相関器CR0はデータシンボル“0”のための相関器である。同様に、相関器CR1はデータシンボル“1”のための相関器であり、相関器CR2はデータシンボル“2”のための相関器であり、相関器CR3はデータシンボル“3”のための相関器であり、…、相関器CR15はデータシンボル“15”のための相関器である。
各相関器CR0〜CR15では、それぞれ異なる相関係数を用いて相関演算が実行され、演算結果としての相関値s0〜s15が出力される。
この相関係数は、図2に示した32チップの符号系列(チップバリュー)ではなく、この32チップの符号系列を伝送目的のデータパターンとみなしてOQPSK変調し、さらにそのOQPSK変調の結果をFSK復調することによって得られるデータパターンである。
当該相関係数をさらに詳説するため、図2に示した16個のデータシンボルのうちデータシンボル“0”の符号系列(チップバリュー)である32チップ、すなわち、“11011001110000110101001000101110”(=c0,c1,c2,c3,…,c31)の場合を例に取る。
ここで、図3(A)および(B)から明らかなように、c0,c2,c4,…,c30はI相に属し、c1,c3,c5,…,c31はQ相に属する。
この32チップが前記条件(d)にしたがって波形成形されたあとOQPSK変調される。この変調波の位相の動きを、図6に示す位相平面上の点A、B、C、Dのあいだの遷移によって表現する。ただしここで、点Aの座標は(I,Q)の書式で示すと、(1,0)である。これは図3(B)および(C)を対比すれば明らかなように、I相(I−Phase)の振幅値が1のときは必ずQ相(Q−Phase)の振幅値が0となっていることに対応する。
同様に、図3(B)および(C)の波形においてQ相の振幅値が1のときは必ずI相の振幅値が0となっていることから点Bの座標は(0,1)であり、I相の振幅値が−1のときは必ずQ相の振幅値が0となっていることから点Cの座標は(−1,0)であり、Q相の振幅値が−1のときは必ずI相の振幅値が0となっていることから点Dの座標は(0,−1)である。
前記データシンボル“0”の32チップのうち最初(左端)のチップc0は図3(B)および(C)上はI相に属し、その値は“1”であるから、前記点A〜Dのうちでは点Aにあたる。
同様に、2番目のチップc1はQ相に属し、その値は“1”であるから、点Bにあたり、3番目のチップc2はI相に属し、その値は“−1”であるから、点Cにあたり、4番目のチップc3はQ相に属し、その値は“1”であるから、点Bにあたり、…、32番目のチップc31はQ相に属し、その値は“−1”であるから、点Dにあたる。
このため、前記32チップが前記条件(d)にしたがって波形成形されたあとOQPSK変調されて得られる変調波の位相の動きを、図6に示す位相平面の点A〜Dのあいだの遷移で表現すると、
A−B−C−B−A−D−C−B−A−B−C−D−C−D−A−B−C−B−C−B−C−D−A−D−C−D−A−D−A−B−A−D
となる。
これを周波数偏移に置き換えると
++−−−−−−+++−++++−+−+++−−++−++−−
となる。周波数検波器(FSK復調器)11において周波数偏移が正(+)の時のデータ”1”を、周波数偏移が負(−)の時のデータを”0”と、前記データ判定部12がデータ判定するとき、上記のような周波数偏移を示す変調波の周波数検波信号(すなわち、FSK復調データ)は、
1100000011101111010111001101100xとなる。(xは不定)
これが、図7中でデータシンボル“0”に対応付けられた32チップの相関係数(チップバリュー)である。
なお、図2に示した符号系列は1データシンボルが32チップに対応しているのに対して、FSK復調データは31チップとなり、32番目のチップの値は不定としてある。これはFSK復調の場合には最後のチップ(32番目)の値が次のデータシンボル(厳密には、その最初の1チップの値)に依存して決まり、固定値とはならないためである。
他の15個のデータシンボル”2”〜”15”についてもこれと同様の方法により本実施形態で使用する32チップ(実質、31チップ)の相関係数が得られるので、それらをまとめて、図7に示してある。
データシンボルと相関係数の対応関係は図7に示した通りであるから、相関器CR0〜CR15のうち各データシンボルに対応する相関器が、該当する相関係数を用いて相関演算を実行し、演算結果として相関値s0〜s15を出力することになる。相関係数が実質31チップであるため、各相関値(例えば、s0)は最小で0(全不一致の場合)、最大で31(全一致の場合)を取る。
16個の相関器CR0〜CR15の内部構成は用いる相関係数が異なる以外すべて同じであってよいが、相関器としてマッチトフィルタを用いる場合、例えば、相関器CR0の内部構成を概念的に示すと、図8に示す通りとなる。
最大値判定部15は、16個の相関器CR0〜CR15から出力された相関値s0〜s15の大小を比較して最大の相関値を出力した相関器を判定し、判定結果に応じた判定結果信号MVを出力する。例えば、相関器CR1から出力される相関値s1が相関値s0〜s15のなかで最大であった場合、そのとき受信された変調波MS1に関しては、データシンボル“1”に対応した判定結果信号MVを出力する。
変換部16は、この判定結果信号MVに応じたバイナリーデータBDを出力する部分である。例えば、データシンボル“1”に対応した判定結果信号MVを受け取った場合、当該変換部16は、図7に示す“1000”(=b0b1b2b3)を出力することになる。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。
(A−2)第1の実施形態の動作
前提として、送信機(図示せず)側では、前記条件(a)〜(d)で定義される方式のスペクトラム拡散を行い、その結果を、変調波MS1として送信する。当該変調波MS1は例えば図4(A)に示す波形を持つ。
このとき送信機側で行う処理は、送信しようとするデータシンボル(例えば、10進表示の“0”すなわち2進表示の“0000”)を前記32チップからなる符号系列(ここでは、図2の“11011001…”)に置き換えるものであれば、どのような処理であってもよい。
所定の伝送路を介してこの変調波MS1を受信した受信機内の前記復調器10では、まず最初に、前記周波数検波器11が周波数検波(FSK復調)を実行し、図4(B)に示すような周波数検波信号DT1を出力する。この周波数検波信号DT1はタイミング再生部13とチップデータ判定部12に供給される。
タイミング再生部13がこの周波数検波信号DT1に基づいて最適判定タイミングTM1を決めるため、当該最適判定タイミングTM1に応じてチップデータ判定部12が前記周波数検波信号DT1中に含まれる各チップデータの値(“1”または“0”)を判定し、判定結果に応じたチップデータ系列CD1を16個の相関器CR0〜CR15へ供給する。この間のタイミング再生部13とチップデータ判定部12の動作は図5に示す通りである。
同じチップデータ系列CD1を受け取った各相関器CR0〜CR15は、該当する相関係数を用いて相関演算を実行し、それぞれ相関値s0〜s15を出力する。
ただしこのとき各相関器CR0〜CR15が使用する相関係数は、前記送信機側でスペクトル拡散に使用した図2に示す符号系列(チップバリュー)ではなく、図2に示す32チップの符号系列を伝送目的のデータパターンとみなしてOQPSK変調し、さらにそのOQPSK変調の結果をFSK復調することによって得られるデータパターンである。そしてこのデータパターン(相関係数)の詳細は図7に示す通りである。
したがって相関器CR0〜CR15のうち例えば相関器CR0では、図2に示す符号系列“11011001110000…”ではなく、図7に示す相関係数(符号系列)“110000001110111…”を用いることになる。
該当する相関係数を用いた相関演算が各相関器CR0〜CR15で実行されると、相関値s0〜s15が出力されるので、前記最大値判定部15によって当該相関値s0〜s15のなかで最大の値を持つものに対応する判定結果信号MVが出力される。
この判定結果信号MVに対応するバイナリーデータBDを変換部16が出力することによって、前記変調波MS1の逆拡散が完了する。
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、条件(a)〜(d)によって定義される方式のDSスペクトラム拡散通信のための検波器として回路規模の大きな同期検波器ではなく、周波数検波器(11)すなわちFSK復調器を使用することができるため、復調器(10)全体として回路規模を小さくすることが可能である。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態は、図7に示す相関係数相互間の関係を利用して相関器の数を半減させた点に特徴を有する。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態の復調器20の全体構成例を図9に示す。
図9において、当該復調器20は、周波数検波器11と、チップデータ判定部12と、タイミング再生部13と、相関器群14Aと、最大値判定部15と、変換部16と、減算器群21とを備えている。
このうち図1と同じ符号11〜13,15、16、CR0〜CR7を付与した構成要素の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳しい説明は省略する。
本実施形態の相関器群14Aに含まれている相関器の数は8個であり、第1の実施形態の相関器群14に含まれる相関器の数の半分である。
すなわち、第1の実施形態の相関器群14には16個の相関器CR0〜CR15が含まれていたが、本実施形態の相関器群14Aには、8個の相関器CR0〜CR7が含まれている。
相関器群14A内の相関器CR0〜CR7から出力された相関値s0〜s7は、直接、最大値判定部15に供給されるほか、減算器群21内の各減算器RD1〜RD7にも供給される。
すなわち、減算器RD0の反転入力端子(−入力端子)には相関値s0が供給され、減算器RD1の反転入力端子には相関値s1が供給され、減算器RD2の反転入力端子には相関値s2が供給され、…、減算器RD7の反転入力端子には相関値s7が供給される。
また、各減算器RD0〜RD7の非反転入力端子(+入力端子)には、上述した最大の相関値31に相当する定数CTが供給されている。
8つの減算器RD0〜RD7の機能はすべて同じである。すなわち減算器は、非反転入力端子に供給された定数CTから、前記反転入力端子に供給された相関値を減算し、減算結果を前記最大値判定部15に供給する。
図7中に示した16個の31チップ相関係数には8つの組が存在し、各組の相関係数は相互に各チップの値を反転したものとなっている。
例えば、データシンボル“0”に対応付けられた相関係数とデータシンボル“8”に対応付けられた相関係数は1つの組を構成する。
したがって、データシンボル“0”に対応付けられた相関係数を上に、データシンボル“8”に対応付けられた相関係数を下に並べると、
1100000011101111010111001101100x
0011111100010000101000110010011x
となる。
同様に、データシンボル“1”とデータシンボル“9”に対応付けられた相関係数も1つの組を構成し、データシンボル“2”とデータシンボル“10”に対応付けられた相関係数も1つの組を構成し、データシンボル“3”とデータシンボル“11”に対応付けられた相関係数も1つの組を構成し、…、データシンボル“7”とデータシンボル“15”に対応付けられた相関係数も1つの組を構成する。
このような関係にある以上、組を構成する一方の相関係数による相関演算で、前記相関値の範囲0〜31中の最小値である0の相関値が得られた場合は、その組を構成する他方の相関係数による相関演算を実行したと仮定したならば、その相関値は前記最大値の31を示すはずである。
例えば、前記データシンボル“0”に対応している相関器CR0の相関値s0が最小値0を示すときは、データシンボル“8”に対応する相関器CR8の相関値s8は最大値31を示す。
したがって、例えば、前記減算器RD0の減算結果は相関値s8に等しい。
同様に、前記減算器RD1の減算結果は相関値s9に等しく、…、前記減算器RD7の減算結果は相関値s15に等しい。
これにより、復調器20内に8個の相関器CR0〜CR7しか存在しなくても、16個の相関値s0〜s15が得られ、実質的に、16個の相関器CR0〜CR15が存在している場合と同様な機能を実現することができる。
(B−2) 第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、復調器内の相関器の数を半減させることが可能である。
具体的な実装にも依存するが、通常、1つの減算器(例えば、RD0)の回路規模は1つの相関器(例えば、CR8)に比べてはるかに小さいので、本実施形態によって復調器の回路規模を大幅に削減することが可能である。
(C)他の実施形態
上記第1および第2の実施形態では、図2、図7の符号系列はPN系列となっているが、本発明の適用範囲は必ずしもPN系列に限定する必要はない。
なお、上記第2の実施形態においては、組を構成する一方の符号系列の全符号(全チップ)を反転させたものが、同じ組を構成する他方の符号系列となる関係にあったが、予め予測可能な所定の関係にあれば、必ずしも全符号を反転させたものが他方の符号系列となるものである必要はない。
例えば、ある符号系列で、I相またはQ相のいずれかに属する符号(チップ)を反転させたものが、別の符号系列に一致している場合などであってもよい。
また、上記第1および第2の実施形態では、図3(B)および(C)に示すように、半波正弦波に波形成形されていたが、本発明は、半波正弦波に波形成形されない変調方式にも適用可能である。
さらに、上記第1および第2の実施形態では、OQPSK変調を用いるDSスペクトラム拡散通信を前提としたが、本発明は、データシンボルと符号系列のあいだに対応関係が規定される通信方式に広く適用できる可能性がある。
一例としては、IEEE802.11bの無線LANで使用されるCCK(Complementary Code Keying)などにも適用できる可能性がある。
以上の説明では主としてハードウエア的に本発明を実現したが、本発明はソフトウエア的に実現することも可能である。
第1の実施形態で使用する復調器の全体構成例を示す概略図である。 DSスペクトラム拡散通信におけるデータシンボルと符号系列(チップバリュー)の対応関係の一例を示す概略図である。 DSスペクトラム拡散通信における波形成形の方法を示す概略図である。 第1および第2の実施形態の復調器における周波数検波器の機能を説明するための波形図である。 第1および第2の実施形態の復調器におけるタイミング生成部とチップデータ生成部の機能を説明するための波形図である。 第1および第2の実施形態の復調器における逆拡散で使用する相関係数を説明するための概念図である。 第1および第2の実施形態のDSスペクトラム拡散通信におけるデータシンボルと相関係数(チップバリュー)の対応関係の一例を示す概略図である。 第1および第2の実施形態における相関器の機能を説明するための概略図である。 第2の実施形態で使用する復調器の全体構成例を示す概略図である。
符号の説明
10…復調器、11…周波数検波器、12…チップデータ判定部、13…タイミング再生部、14…相関器群、15…最大値判定部、16…変換部、CR0〜CR15…相関器、MS1…変調波、DT1…周波数検波信号、TM1…最適判定タイミング、CD1…チップデータ系列。

Claims (2)

  1. 伝送目的の信号に所定の符号系列を対応付けておき、外形上、周波数偏移と擬制し得る形態で、変調波上にこの符号系列が表現される変調方式によりスペクトラム拡散通信を行うとき、この変調波を復調する復調器において、
    受信した前記変調波に対し周波数検波を行う周波数検波手段と、
    この周波数検波手段の検波結果に応じた信号に対し、所定の相関係数を用いた相関演算を行う相関演算手段とを備え、
    当該相関係数として、前記符号系列ではなく、当該符号系列を前記変調方式で変調したあと周波数検波することによって得られる逆拡散用符号系列を用いることを特徴とする復調器。
  2. 請求項1の復調器において、
    前記変調方式として、直交性を利用する変調方式を用い、なおかつ、ある伝送目的信号に対応する逆拡散用符号系列のうち、I相またはQ相の符号を反転したものが他の伝送目的信号に対応する逆拡散用符号系列となっている場合、
    前記相関演算手段の相関演算によって求められた相関値が他の相関演算手段の相関演算によって求められた相関値より大きいことに基づき、逆拡散結果として、ある伝送目的信号を得ると共に、同じ相関演算手段の相関演算によって求められた相関値が他の相関演算手段の相関演算によって求められた相関値より小さいことに基づき、逆拡散結果として、他の伝送目的信号を得ることを特徴とする復調器。
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