JP4138661B2 - 敏感化されたエマルジョン爆発物の調製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、敏感化された油中水型エマルジョン爆発物(以下「エマルジョン爆発物」と称する)の調製方法に関する。より具体的には、本発明は、迅速に敏感化される、又は低pH値で亜硝酸塩を用いてガスを発生する、最終エマルジョン爆発産物での有毒な窒素酸化物(NOx)の生成を低減する方法に関する。
エマルジョン爆発物は当技術分野でよく知られている。これらは形成されたときは流体であり(使用時の温度で流体が残るように設計することができる)、パッケージ化された形態及びバルクの形態の両方で使用される。これらは、生粋のエマルジョンとして使用できる、あるいは硝酸アンモニウム小球及び/又はANFOと混合して、より高いエネルギーを有し、成分の比に応じてANFOより良好な水抵抗を有する重質のANFO製品を形成することができる。このようなエマルジョンは、実質的にエマルジョンを敏感化して爆ごうさせる空洞ミクロスフェア、他の固体空気同伴剤又は気泡の形で空隙を加えることによって、密度を低下させることができる。空気同伴剤又は気泡が均一で安定して分散していることは、エマルジョンの爆ごう特性に重要である。存在する場合、気泡は通常化学的ガス発生剤の反応によって生成させる。
化学的にガス発生される又は敏感化されるエマルジョン爆発物を爆風孔に充填する場合、フライロック並びに人間への被害や特性への悪影響の可能性を防ぐために、爆風孔の一部に、充填されていない適正な部分を有することが重要である。ガス発生プロセスが遅い場合、爆風孔の適正な非充填部分をもつために充填プロセスをいつ停止し、エマルジョンが爆風孔の上方にどの程度膨張するかを知ることは困難である。
他方、ガス発生プロセスが急速で爆風孔に充填するのに要する時間と同等又はより短いオーダーの場合、適正な充填高さを見出すことは容易であり、爆風孔のせき止めは直ちに達成される。トンネル爆破の場合も、可能な限り急速なガス発生及び膨張プロセスを有することが重要である。垂直爆風孔に充填する場合特に重要である。
通常の敏感化剤(sensitising agent)は、好ましくは促進剤の存在下で、亜硝酸塩がアンモニウムと反応した時にエマルジョン中に窒素の泡を発生させる亜硝酸塩である。
これらの成分間の反応は、以下のように示される。
NH +NO →N+2H
しかし、ガス発生成分として亜硝酸塩を用いてエマルジョン爆発物が低いpHで急速にガスを発生させた場合、主要ガス生成物としての窒素ガス以外にいくらかの有毒な窒素酸化物が生成することがよくある。ガスを発生させたエマルジョン爆発物は、ある種の条件下で、爆破孔から落下する又は滑り出し、それによって敏感化ガスの一部を放出する可能性がある。ベンチ充填では、特に低密度エマルジョン爆発物を用いてせき止めを爆風孔に適用した場合、敏感化エマルジョンの一部は崩壊してガスを放出する。換気不良の条件下では、敏感化ガスを放出している敏感化エマルジョン爆発物に近接して作業している場合、屋外作業及び実験室作業のどちらでも、人々は危険なNOレベルに曝されることがある。NOは非常に有毒なガスであり、ヨーロッパではその限界値は2ppmという低い値である。
本発明は、ガス発生プロセスの間の有毒なNOxガスを低減する又は除去する、エマルジョン爆発物を急激に敏感化する新規の方法を提供する。
従来技術:
米国特許第6,165,297号にエマルジョン爆発物成分の製造のための方法及び装置が開示されている。この特許は、例えば請求項12でチオ尿素、チオシアン酸塩、ヨウ化物、シアン酸塩、酢酸塩及びこれらの混合物などの様々な促進剤にも言及している。
それに加えて本発明は、爆風孔又はパッケージ中で敏感化エマルジョン爆発物を調製する方法であって、
a)燃料相と
b)アンモニウム種及び酸化剤塩を含有し、かつ0〜3の範囲のpHを有する酸化剤溶液
とを乳化させてエマルジョンを形成させ、ガス発生促進剤としての尿素の存在下で前記エマルジョンを、
c)無機硝酸塩を含有するガス発生用溶液と
混合することによって前記エマルジョンをガス発生に付し、
前記エマルジョン爆発物を、充填用チューブ又はホースで爆風孔又はパッケージに送り、前記チューブ又はホースの末端でガス発生を起こさせる上記方法を提供する。
pHは0〜3の範囲の値に調節すべきであり、クエン酸及び/又は酒石酸などの少なくとも3個の炭素原子を有する有機酸で調節することが好ましい。好ましいpHは0.4〜2.0の範囲、特に約1である。
このことは、通常エマルジョンの酸化剤溶液はクエン酸などの有機酸を0.2〜5%、好ましくは1.5〜3%の濃度で含有すべきであることを意味する。
ガス発生促進剤として尿素を使用する場合、窒素系のガス(NOx)、又は他のガス発生促進剤を用いて生成する可能性のある他のどんな有毒ガスも実質的に発生しない。
尿素は、エマルジョンの水担持爆破剤若しくは水−ゲル型のもの及びANFO爆破剤で使用されてきた又は使用の提案がされてきた。例えば、米国特許第5,159,153号は、反応性のある硫化物及び黄鉄鉱の鉱石の存在下での熱分解に対する爆破剤の安定化のための、エマルジョン爆破剤の酸化剤塩溶液相中での尿素の使用を開示している。米国特許第4,338,146号は、キャップ敏感性エマルジョン爆発物中での、5重量%未満の量の添加剤としての尿素の使用を開示している。米国特許第4,500,369号は、その結晶化温度を低下させるためのエマルジョン爆破剤中での尿素の使用を開示している。米国特許第3,708,356号は、黄鉄鉱鉱石との反応に対してANFOを安定化させるための尿素の使用を開示している。
米国特許第5,608,185号は、その不連続な酸化剤塩溶液相中にかなりの量の尿素を有するエマルジョン爆破剤を使用することによる、爆破後フューム中の有毒な窒素酸化物(NOx)の生成を低減するための方法を開示している。すなわち、前記特許での尿素は爆破後フューム中に生成する窒素酸化物の量を低減するために使用されるが、本発明では、爆ごうを起こす前に敏感化エマルジョン中にNOxが生成するのを避けるために、エマルジョン爆発物の敏感化と関連して尿素をガス発生剤と一緒に使用する。
米国特許第5,972,137号はエマルジョン爆発物のガス発生に関するものであるが、その目的は、敏感化エマルジョン中のNOxの量を低減するものではなく、爆発物組成物中の水の全量を最小にし、それによって爆発物のエネルギーを増大させるために、ガス発生剤に有機溶媒を使用することである。比較的高いpHを用いており、ガス発生剤はホース潤滑剤とガス発生剤を組み合わせたものである。ガス発生促進剤は、燃料相に加えられ、エマルジョンが生成するにしたがって、酸化剤溶液へ抽出されることになる。これらの条件下では尿素(ガス発生促進剤)が分解するので、低い酸化剤pHを用いた急激なガス発生はこの特許では不可能である。
米国特許第3,711,678号では、ガス発生技術も開示されているが、この場合、ガス発生は非常に早い段階、すなわち初期のエマルジョンが形成される段階で起こる。エマルジョンを約60℃の高温で生成させなければならず、これらの条件下で低pHを用いようとすると、本発明で示すように(以下の実施例14を参照されたい)、数秒以内でのエマルジョンのガス発生を引き起こすので、この特許の方法を急激なガス発生のために使用することができない。急激なエマルジョンのガス発生は、末端のホース混合器具を用いることによってのみ可能である。そうでない場合、エマルジョンはエマルジョンポンプ中及び充填用ホース中にその敏感化ガスを解放することになる。
本発明によって調製される敏感化エマルジョン爆発物は、充填用のチューブ又はホースによって、爆風孔又はパッケージ(カートリッジ)に送られ、それは、チューブ又はホースを通るエマルジョン爆発物の摩擦を低減するために、このチューブ又はホースは潤滑水で適切に潤滑化されていてよい。前記潤滑水に尿素を添加することが適切である。潤滑水にさらに所望の物質を加えることも可能で、そうした他の物質の例には、必要なレベルにpH値を低下させるための有機酸があり、またエネルギー及び火炎低減剤もある。
ガス発生用溶液では、尿素の濃度は好ましくは10〜45重量%、特に20〜30重量%でなければならない。潤滑水では、尿素の濃度は好ましくは5〜50重量%、好ましくは20〜40重量%でなければならない。
上記の米国特許第6,165,297号などの従来技術では、ガス生成組成物中に尿素を少量加える。参照した米国特許第6,165,297号では、そうでない場合、前記特許中のガス発生成分が自己ガス発生するので、ガス発生プロセスの直前に2つの異なるガス発生成分を混合する必要がある。米国特許第6,165,297号(第12段;8〜31行参照)は、実施例3で以下のようにガス発生プロセスを開示している。水溶液の亜硝酸ナトリウム(SNI)及び尿素を、当発明の装置の1個の容器に貯蔵し、同時に硝酸アンモニウム(AN)及び尿素の水溶液を別の容器に貯蔵した。SNI溶液及びAN/尿素溶液を、別々の導管を通してそれらの容器から小さなタンクにポンプ輸送し、急速回転するプロペラを用いて一緒に混合した。こうして調製したプレミックスを、次いで油中水型エマルジョンが一連のスタティックミキシングエレメントを通って通過する直前に油中水エマルジョンに注入し、このエレメントは、ガス生成に適した成分を油中水型エマルジョン全体にわたって均一に分散させた。成分を混ぜ込んだ油中水型エマルジョンを、ステンレス鋼製の導管の残りの長さの部分を通して、その反対側の末端が爆破孔に装着されている、フレキシブル充填用ホースに送った。
爆破孔を油中水型エマルジョンと混合された成分の組合せで満たした。混合成分が約30秒間後に反応を開始し、ガス発生反応が完了するまで約30分間を要した。ガス発生していない油中水型エマルジョンの1.38g/ccに対して、ガス発生した油中水型エマルジョンの密度は1.00g/ccであった。爆破孔は好都合に爆ごうを起こした。
米国特許第6,165,297号は本発明の方法とは非常に異なるガス発生プロセスを開示している。米国特許第6,165,297号と本発明はどちらも尿素の使用を含むが、この2つの特許は著しく異なっている。
・米国特許第6,165,297号では徐々に(典型的には1.05g/ccの密度に到達するのに30分間)ガスを発生させ、ガス発生プロセス自体で生成する可能性のあるNOxについては配慮していない。
・本発明の目的は、急激なガス発生であり、また同時にガス発生プロセスで生成するNOxを除去する又は最小にすることである。これは、酸化剤溶液中に有機酸を用いることによって達成され、ここで、クエン酸及び/又は酒石酸が好ましい有機酸である。
・米国特許第6,165,297号では、エマルジョンに注入する直前に2つのガス発生成分を混合する。このプレミックスは自己ガス発生性のものであり、油中水型エマルジョン自体は4.2の比較的高いpH(第10段、45行目参照)を有し、酸化剤溶液中のアンモニウム種は、ガス発生用溶液中の亜硝酸塩と直接には反応しない(又は非常に遅い)。
・本発明の方法では、尿素溶液を充填用ホース潤滑剤として使用し、充填用ホース末端の噴霧ノズル中でエマルジョンと混合する。油中水型エマルジョン中のpHは非常に低い(3未満)。ガス発生成分は、別法では、エマルジョン(PCT/NO98/00275参照)の中心で糸状にして加える、又はエマルジョンが充填用ホースに入る直前にスタティックミキサー又は機械的な攪拌機でブレンドすることができる。
米国特許第5,608,185号は、不連続な酸化剤塩相の成分として尿素を用いて、爆破後フューム中の窒素酸化物の生成を低減している。この特許も以下の理由で本発明とは非常に異なる。
・米国特許第5,608,185号は尿素を、爆破後フュームを低減するために使用している。
・本発明は尿素を急激なガス発生の間に生成し得る爆ごう前窒素酸化物を除去するために使用する。
・米国特許第5,608,185号は5〜30%の尿素を使用する。尿素は酸化剤塩溶液中に溶解していることが好ましい。
・本発明は、長くて薄い充填用ホース内を通してエマルジョンをポンプ輸送するために使用する必要のある、水潤滑溶液への添加剤として尿素を使用する。充填用ホース(又は導管)の末端で、混合ノズル中でエマルジョンと潤滑溶液を混合する。
・本発明によれば、その目的はエマルジョンを急激に敏感化し、それによって急激にガス発生させることである。急激にガス発生させるために、エマルジョンは酸化剤溶液中で低いpHを有していなければならず、この場合、酸の溶液中で尿素が徐々に分解するので、酸化剤溶液中に成分として尿素を含むことは不可能である。これらの条件下で、尿素は分解して二酸化炭素とアンモニアになり、これによってpHが上昇し、ガス発生速度が遅くなる。
米国特許第5,159,153号はまた油中水型エマルジョン爆発物中での尿素の使用も記載しているが、前記特許も以下の理由で本発明とは非常に異なる。
・米国特許第5,159,153号では、反応性の硫化物/黄鉄鉱の鉱石での熱分解に対してエマルジョンを安定化させることを目的として尿素を加えている。したがってこの特許での目的は、エマルジョンのガス発生プロセス(又は敏感化)の間の爆破後フュームを低減し、NOxを除去することが目的である米国特許第5,08,185号及び本願とはそれぞれ完全に異なっている。
・米国特許第5,159,153では尿素を5〜20%加え、尿素は酸化剤相中に溶解されていることが好ましいが、粉末又は固相として添加してもよい。
・本発明の方法では尿素を水−潤滑溶液中に溶解し、導管の末端でエマルジョンと混合する。ここで、尿素はガス発生促進剤として作用し、急激なガス発生プロセスの間に通常生成するNOxを最小化又は低減する。あるいは尿素をガス発生用溶液中で使用する、又はガス発生用溶液中及び水潤滑溶液中の両方で使用する。
複数の特許は、化学的なガス発生剤によるガス発生の速度を加速するためのガス発生促進剤の使用を記載している。米国特許第4,960,475号、同5,017,251号、同5,076,867号、同5,346,564号及び同6,165,297号はすべて、ガス発生促進剤の使用について述べているが、そのどれもガス発生促進剤としての尿素については述べていない。
米国特許第6,165,297号はチオシアン酸塩、ヨウ化物、スルファニン酸及びその塩あるいはチオ尿素などのガス発生促進剤を記載している(第3段、11〜12行目参照)。これらの特許では、油中水型エマルジョンの酸化剤溶液にガス発生促進剤を加える、又はガス発生用溶液中にガス発生促進剤を加えることが最も一般的である。
本発明の方法では、尿素をガス発生促進剤として使用し、水潤滑溶液又はガス発生用溶液に加える。あるいは、水潤滑溶液と化学的ガス発生用溶液の両方に尿素を加えることができる。
米国特許第4,273,147号及び同4,259,977号はエマルジョンの周りを環状の流れで動く潤滑流体を用いて、導管中のポンプ輸送圧力を低減する方法を記載している。潤滑用流体は硝酸アンモニウムの溶液、あるいは前記潤滑用流体の塩が、爆発物エマルジョン中に存在する主要な塩に相当する塩水溶液を含む。これら2つの特許の主目的は、導管中でのエマルジョンのポンプ輸送圧力を低減し、ポンプ輸送の中断の間に導管が閉塞することを防止することである。
本発明では、潤滑用流体は爆発物エマルジョン中に存在する塩を含まない。潤滑用流体中の尿素の主要な存在理由は、ポンプ輸送圧力をより低減するためではなく、亜硝酸塩でのガス発生プロセスの間に生成するNOxの量を除去する又は削減するためである。
結論:
本特許の目的は、ガス発生プロセスの間にNOxを発生することなく、低温及び高温の両方で、エマルジョン爆発物を急激に化学的にガス発生させることが可能であることである。これを達成するために、低いpHのエマルジョンを有すること、及びガス発生促進剤を用いることが必要である。
驚くべきことに、尿素をガス発生促進剤として使用した場合、クエン酸などの有機酸を用いてpHを下げることによって、ガス発生プロセスの間のNOxの生成が実質的に排除されることを見出した。
本発明は、ガス発生用溶液中にガス発生促進剤として尿素を添加する、及び/又はガス発生促進剤として尿素を潤滑流体中に用いることを含んでなる。驚くべきことに、クエン酸(CA)を用いてエマルジョン中の酸化剤溶液のpHを下げることによって、ガス発生プロセスの間のNOxを完全に除去することも見出した。示した実施例からも分かるように、CAの量を増加させるとpHが低下するが、CAの量が増加するにしたがってNOxも低減する。CAが特に有利であることが判明し、2%CAのレベルで、ガス発生プロセスからのNOxは完全に除去される。CAの量が増加するにしたがってガス発生速度も増大する。酒石酸(TA)も、ガス発生したエマルジョン中のNOxの低減に対してプラスの効果を有することが判明した。
他方、CAを酢酸(HAc)で置き換えた場合、これもガス発生速度を増加させるが、NOxもより多くなる。またHAcが増加するにしたがって、より多くのNOxが生成するので、HAcはCAやTAと同様の効果は有していない。
驚くべきことに、生粋のANエマルジョン(実施例16参照)中の一部の硝酸アンモニウム(AN)を、硝酸ナトリウム(実施例6〜8及び実施例10〜15参照)及び硝酸カルシウム(実施例17参照)のような他の無機の硝酸塩で置き換えることによって、これらの低pHエマルジョンでのガス発生速度も増大することも判明した。ガス発生プロセスの間に生成するNOxはそれでも非常に低いレベルに保持された。
発明を実施するための形態
本発明の特許請求の範囲で請求するように、尿素がガス発生促進剤として作用することを示すために、ガス発生組成物中に異なるガス発生促進剤を使用してガス発生速度を試験した。最終敏感化エマルジョン爆発物中のNOxレベルも測定した。
別々のガス発生組成物はすべて同じレベルの15%亜硝酸ナトリウムを有し、所与の標準エマルジョン中で1%のレベルで試験した。
例1
(本発明によらない)
以下の例で使用するために次の組成の標準油中水型エマルジョンを調製した。
酸化剤溶液:
94重量%が以下を含む:
硝酸アンモニウム 72.5重量%
硝酸ナトリウム 9.8重量%
水 15.7重量%
クエン酸 2.0重量%
酸化剤のpHは0.98と測定された。
燃料相:6重量%が以下を含む:
炭化水素油及び乳化剤混合物
乳化剤はポリマータイプのものであった。
燃料相に酸化剤溶液のストリームを徐々に加えて、急速に攪拌して均一な油中水型エマルジョンを形成させながらエマルジョンを調製した。エマルジョンの調製の間、両方の相を80℃の高温に保持した。得られた標準エマルジョンを1日放置して室温に冷却した。
水溶液の以下の成分を一緒にして、以下のガス生成用組成物を提供した。
亜硝酸ナトリウム 15.0%
水 85.0%
1.0%のこのガス生成組成物を油中水型エマルジョンに加えた。ブレンド物を40秒間攪拌し、160ccのプラスチック製コップに移した。エマルジョンをコップの最上部まで満たし、堅い平板のブレードで平らにした。コップ中のエマルジョンがガスを発生するにしたがって、エマルジョンコップの上部を越えて膨張し、これを平らになるように掻き取った。平らになったコップを毎分ごとに計量し、エマルジョン爆発物の重量を記録した。その重量をコップ容積の160ccで除してガス発生エマルジョン爆発物の密度を求めた。エマルジョン爆発物が最終密度に到達した時点で、敏感化エマルジョン爆発物を有するコップを自製のグローブボックスに移した。グローブボックスは、収容容積が100リットルであり、ボックス中の空気攪拌用の12ボルトの小さいファン及びMetrosonics社のマルチガスモニター(pm−7400)を備えている。ボックスは取り外し可能なプレキシガラスのトップ部分を有しており、装着されているグローブで、エマルジョン爆発物から敏感化ガスを混ぜ起こす(stir out)ためにスパチュラを用いることができる。ファンは敏感化ガスとボックス中の合計100リットルの空気とを効率的に混合し、マルチガスモニターでNOx濃度を測定した。この特別なブレンドでは、ガス生成組成物中に促進剤は使用せず、ガス発生速度は3時間を超え、グローブボックス内で10ppmの濃度のNOxが測定された。
例2
(本発明によらない)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
チオシアン酸ナトリウム 30%
水 55%
1%のこのガス発生成分を標準エマルジョンに加えて40秒間混合した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が6分間で0.80g/ccの密度に達し、最終コップ密度が0.68g/ccで終わっていることが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は130ppmのNOx濃度を示した。
例3
(本発明によらない)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
チオ尿素 5%
水 80%
1%のこのガス発生成分を標準エマルジョンに加えて40秒間混合した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が55分後に0.80g/ccの密度に達し、最終コップ密度が2時間後に0.75g/ccで終わっていることが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが一掃された時点で、マルチガスモニター(Metrosonics社)は300ppmのNOx濃度を示した。
例4
(本発明によらない)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
ヨードカリウム 30%
水 55%
このガス発生成分の1%を標準エマルジョンに加えて40秒間混合した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が70分後に0.80g/ccの密度に達し、最終コップ密度が2.5時間後に0.75g/ccで終わっていることが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが一掃された時点で、マルチガスモニター(Metrosonics社)は22ppmのNOx濃度を示した。
例5
(本発明によらない)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
硫酸アンモニウム 30%
水 55%
1%のこのガス発生成分を標準エマルジョンに加えて40秒間混合した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が160分間で0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は33ppmのNOx濃度を示した。
例6
(本発明による)
例1と同一のエマルジョンと、同じタイプ及び量のガス発生成分を加えた。さらに、50%尿素と50%水を含有する2%の潤滑化溶液も加えた。これは、まずガス発生成分中で10秒間ブレンドし、次いで2%の潤滑水中で40秒内で混合して行った。ガス発生速度を測定した。このエマルジョン組成物は9分間で0.80g/ccの密度までガスを発生し、0.68g/ccの最終密度に達することが判明した。グローブボックス中でエマルジョンから敏感化ガスが混ぜ起こされた時、NOxは検出されなかった。この実施例は、尿素が促進剤として作用し、かつガス発生プロセスの間のNOxの生成を排除することを示している。
例7
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 42%
水 43%
1%のこのガス発生成分を標準エマルジョンに加えて40秒間混合した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が9分間で0.80g/ccの密度に達し、最終コップ密度が0.68g/cc達していることが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)はNOxを全く検出できなかった。
例8
(本発明による)
標準エマルジョンと、例7と同じタイプ及び量のガス発生成分とを加えた。さらに、50%尿素を含有する2%の潤滑水も加えた。これは、まずガス発生成分中で10秒間ブレンドし、次いで2%の潤滑水中で40秒間混合して行った。ガス発生速度を測定した。このエマルジョン組成物は9分間で0.80g/ccの密度までガスを発生し、0.68g/ccの最終密度に達することが判明した。グローブボックス中でエマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、NOxは検出されなかった。
例9
(本発明によらない)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 42%
水 43%
1%のこのガス発生成分を、2%のクエン酸を2%の酢酸(60%)で置き換えたエマルジョンに加えた。ガス発生成分と本エマルジョンを40秒間ブレンドした。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が、40分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は45ppmのNOx濃度を検出した。
例10
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
水 85%
また以下の水潤滑溶液を調製した。
水 60%
尿素 40%
1%のこのガス発生成分を2%の水潤滑溶液と一緒に標準エマルジョンに加え、50℃の温度で40秒間攪拌した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が1分後に0.80g/ccの密度に達し、3分後に0.68g/ccの最終コップ密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)はNOxを全く検出できなかった。
例11
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 42%
水 43%
1%のこのガス発生成分を、酸化剤溶液に0.3%のクエン酸を含有する標準エマルジョンに加え、室温で40秒間攪拌した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が180分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は2.5ppmのNOx濃度を検出した。
例12
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 20%
水 65%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
水 50%
尿素 50%
1%のこのガス発生成分を、2%の水潤滑溶液と一緒に、修正した標準エマルジョンに加え、23℃で40秒間攪拌した。修正標準エマルジョンは、例1に記載の2%ではなく3%のクエン酸を酸化剤溶液中に有するものであった。この酸化剤溶液のpH値は0.65であった。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が9分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は2.9ppmのNOx濃度を検出した。
例13
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 42%
水 43%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
尿素 42%
クエン酸 14%
水 44%
1%のこのガス発生成分を酸化剤溶液中に0.8%クエン酸を含む標準エマルジョンに加えて10秒間攪拌した。次いで、2%の水潤滑溶液を加え、室温で40秒間攪拌した。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が15分後に0.80g/ccの密度に達し、20分後に0.76g/ccの最終コップ密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は0.2ppmのNOx濃度を検出した。
例14
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 20%
水 65%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
水 70%
尿素 30%
この溶液をDyno社のSME(Site Mixes Emulsion)トラックの容器中に満たした。SMEトラックは、燃料相が乳化剤としてポリマータイプのものでなくむしろソルビタンモノオレアート(SMO)を含むこと以外は実施例1のものと同等のエマルジョンを作製した。エマルジョンは、80m長の充填用ホースを通してボア孔中にポンプ輸送して、約80℃の温度で作製した。
PCT/NO/00275に記載のように、0.8%のガス発生成分をエマルジョンの中央に加え、充填用ホースを潤滑化するために2%の水潤滑溶液を用いた。充填用ホースの末端に混合用ノズルを装着した。充填用ホース経由でボア孔中に100kg/分でポンプ輸送し、ガス発生成分及び水潤滑溶液を、充填用ホースの末端でエマルジョンと混合した。このブレンド物を40個の直径102mmの爆破孔中に装填した。一巡して全体が順調に注入された。充填プロセスの間、ガス発生速度を小さい密度コップ中で記録して、このエマルジョンが、10秒間以内で完全にガスを発生させ、0.80g/ccの最終コップ密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)はNOxを全く検出できなかった。
例15
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 20%
水 65%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
水 50%
尿素 50%
1%のこのガス発生成分と2%の水潤滑成分を、2%のクエン酸を2%の酒石酸で置き換えた標準エマルジョンに加えた。酸化剤溶液はエマルジョンの作製前でpHが0.55であった。ガス発生用溶液と水潤滑溶液をエマルジョンに加え、40秒間ブレンドした。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が6分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は2.1ppmのNOx濃度を検出した。
例16
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 20%
水 65%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
水 50%
尿素 50%
1%のこのガス発生成分と2%の水潤滑成分を、以下の組成
硝酸アンモニウム 55%
硝酸カルシウム(ヒドロTQ) 30%
水 13%
クエン酸 2%
の酸化剤溶液と6.5%のポリマー性燃料相を用いて例1と同様に調製したエマルジョンに加えた。エマルジョンができる前で、酸化剤溶液のpHは0.0と測定された。ガス発生用溶液と水潤滑溶液をエマルジョンに加えて40秒間ブレンドした。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が4分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は0.0ppmのNOx濃度を検出した。
例17
(本発明による)
この実験のために以下のガス発生成分を調製した。
亜硝酸ナトリウム 15%
尿素 20%
水 65%
また以下の水潤滑溶液を作製した。
水 50%
尿素 50%
1%のこのガス発生成分と2%の水潤滑成分を、酸化剤溶液すなわち、
硝酸アンモニウム 82%
水 16%
クエン酸 2%
と5.6%のポリマー性燃料相を用いて、例1と同様に調製したエマルジョンに加えた。エマルジョンができる前で、酸化剤溶液のpHは0.75と測定された。ガス発生用溶液と水潤滑溶液をエマルジョンに加えて40秒間ブレンドした。ガス発生速度を記録して、本エマルジョン組成物が18分後に0.80g/ccの密度に達したことが分かった。グローブボックス中で、エマルジョンからガスが混ぜ起こされた時、マルチガスモニター(Metrosonics社)は1.7ppmのNOx濃度を検出した。
例を以下の表にまとめる。

Figure 0004138661

Claims (7)

  1. a)燃料相と、アンモニウム種及び酸化剤塩を含有する酸化剤溶液とを乳化させてエマルジョンを形成させ、ガス発生促進剤としての尿素の存在下で前記エマルジョンを、
    b)無機硝酸塩を含有するガス発生用溶液と
    混合することによって前記エマルジョンをガス発生に付し、
    エマルジョン爆発物を、充填用チューブ又はホースで爆風孔又はパッケージに送り、前記チューブ又はホースの末端でガス発生を起こさせる、爆風孔又はパッケージ中で敏感化されたエマルジョン爆発物を調製する方法であって、
    前記酸化剤溶液が0〜3の範囲のpHであり、少なくとも3個の炭素原子を有する1種又は複数の有機酸を含み、尿素が前記ガス発生用溶液中及び/又は前記充填用チューブ又はホースに添加される潤滑剤溶液中に存在する、上記方法。
  2. 前記酸化剤溶液のpHが0.4〜2の範囲である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記酸化剤溶液のpHが約1である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記酸化剤溶液中の有機酸がクエン酸である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記酸化剤溶液中の有機酸が酒石酸である、請求項1又は4に記載の方法。
  6. 前記酸化剤溶液が0.2〜5%の有機酸を含む、請求項1、4又は5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記酸化剤溶液が1.5〜3%の有機酸を含む、請求項6に記載の方法。
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