JP4137318B2 - 計算機バックアップシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、計算機バックアップシステムに関し、特に計算機システムが災害などで使用不能になった際に、遠隔に用意された計算機システムで処理を引き継ぐことにより信頼性向上、可用性向上を図ることのできる計算機バックアップシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の計算機バックアップシステムについて図15を用いて説明する。図15に示すように、送信サイト1と情報処理サイト2は、広域網を介して接続されている。
【0003】
送信サイト1は、処理する元になる元データを送信する元データ送信装置群11を有している。また、情報処理サイト2には、送信された元データの入力をするデータ入力処理部2Aと、データ入力処理部2Aで入力された元データを処理する情報処理部2Cを有している。すなわち、データを入力処理するデータ入力処理部と情報処理を行なう情報処理部とが冗長化した構成をとっている。また、情報処理サイト2には、データ入力部2Aが異常を起こした場合、データ入力部2Aの代わりに、元データ送信装置から送信された元データを入力するデータ入力部2Bと、情報処理部2Cが異常を起こした場合、情報処理を引き継ぐ情報処理部2Dを有する。
そして、上述したデータ入力処理部2A、データ入力処理部2B、情報処理部2C、情報処理部2Dは、サイト2内において、LAN(Local AreaNetwork)で接続されている。ここで、LANとは、同一建物内、あるいは同一敷地内などの狭い地域に分散設置されたサーバ、パソコンなどの各種コンピュータを結ぶ構内ネットワークシステムをいう。
【0004】
従来の計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、データ入力処理部1が異常を起こした場合は、データ入力処理部2が処理を引き継ぎ、情報処理部1が異常を起こした場合は、情報処理部2が処理を引き継ぐことにより、一部に異常が発生しても処理を継続することができる。
【0005】
しかし、LANでのみ冗長化した構成をとっているため、例えば、地震や火災などの災害が発生した場合、冗長化された機器がすべて使用不能になってしまい、処理の継続を行なうことができないという問題があった。すなわち、バックアップするために設けられた各装置が通常稼働している装置と物理的に近接したLANで結合されているため、地震や火災などの災害発生時には、両方の装置を含むサイト自体が使用不能となり、処理が継続できなくなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、通常情報処理を行っている計算機を含むサイトが使用不能となった場合であっても、情報処理を引き継ぐことができる計算機バックアップシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る計算機バックアップシステムは、処理する元になる元データの処理を実行する情報処理計算機を備える情報処理サイトと、上記情報処理サイトの使用不能の有無を判断する異常判断部を有するバックアップ情報処理計算機を備えるとともに上記情報処理サイトと広域網を介して接続されたバックアップサイトとを備え、上記異常判断部が上記情報処理サイトを使用不能と判断した場合、上記バックアップ情報処理計算機は、上記情報処理サイト内で行われる処理を引き継ぐことを特徴とする。
【0008】
また、上記計算機バックアップシステムは、さらに、処理する元になる上記元データを上記情報処理計算機に送信する元データ送信装置を有する送信サイトを備えることを特徴とする。
【0009】
上記異常判断部は、上記情報処理サイトにある上記情報処理計算機が異常である場合、上記情報処理サイトを使用不能であると判断することを特徴とする。
【0010】
上記情報処理サイトは、さらに、上記情報処理計算機の処理を引き継ぐ予備情報処理計算機を備えることを特徴とする。
【0011】
上記異常判断部は、上記情報処理サイトにある上記情報処理計算機と上記予備情報処理計算機とが異常である場合、上記情報処理サイトを使用不能であると判断することを特徴とする。
【0012】
また、上記元データ送信装置は、元データを上記バックアップ情報処理計算機にも送信し、上記バックアップ情報処理計算機は、さらに上記元データ送信装置より送信された元データを蓄積する元データ蓄積部を備えることを特徴とする。
【0013】
上記異常判断部は、上記情報処理サイトに対し問い合わせを実行する問い合わせ実行部を有するとともに、上記情報処理サイトは、上記問い合わせ実行部の問い合わせに対して応答する問い合わせ応答部を有し、上記問い合わせ実行部は、所定期間に上記問い合わせ応答部からの応答がない場合、上記情報処理サイトが使用不能であると判断することを特徴とする。
【0014】
また、上記元データ送信装置は、送信する元データ毎にデータを識別する識別マーカを付けて送信する識別マーカ付与部を有し、上記情報処理サイトは、上記元データ送信装置より送信された元データのうち処理を終了したデータに対し、元データに付与されていた識別マーカを付与して上記バックアップ情報処理計算機に送信する終了データ送信部を有し、上記バックアップ情報処理計算機の有する上記異常判断部は、上記終了データ送信部より所定期間終了データの送信が行われない場合、上記情報処理サイトが使用不能であると判断することを特徴とする。
【0015】
上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データに付与されている識別マーカと同一の識別マーカを有する、上記元データ蓄積部に蓄積されている元データを削除する元データ削除部を備え、上記異常判断部が上記情報処理サイトを使用不能と判断した場合、上記バックアップ情報処理計算機は、上記元データ蓄積部に蓄積されている元データから処理することを特徴とする。
【0016】
上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データを蓄積する終了データ蓄積部を備えることを特徴とする。
【0017】
上記情報処理サイトは、さらに、処理中のデータに対し元データに付与されていた識別マーカを付与して上記バックアップ情報処理計算機に送信する中間データ送信部を有し、上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記中間データ送信部より送信された中間データを蓄積する中間データ蓄積部と、上記終了データ送信部より送信された終了データに付与されている識別マーカと同一の識別マーカを有する、上記中間データ蓄積部に蓄積されている中間データを削除する中間データ削除部とを有し、上記異常判断部が上記情報処理サイトを使用不能と判断した場合、上記バックアップ情報処理計算機は、上記中間データ蓄積部に蓄積されている中間データから処理することを特徴とする。
【0018】
上記元データ送信装置は、元データを上記バックアップ情報処理計算機にも送信し、上記バックアップ情報処理計算機は、さらに上記元データ送信装置より送信された元データの処理を行うとともに処理の終了したデータを蓄積するバックアップ終了データ蓄積部を備えることを特徴とする。
【0019】
また、上記元データ送信装置は、送信する元データ毎にデータを識別する識別マーカを付けて送信する識別マーカ付与部を有し、上記情報処理サイトは、上記元データ送信装置より送信された元データのうち処理を終了したデータに対し、元データに付与されていた識別マーカを付与して上記バックアップ情報処理計算機に送信する終了データ送信部を有し、上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データに付与されている識別マーカと同一の識別マーカを有する、上記バックアップ終了データ蓄積部に蓄積されているデータを削除するバックアップ終了データ削除部を備えることを特徴とする。
【0020】
また、上記計算機バックアップシステムは、複数の異なる上記送信サイトと、複数の異なる上記情報処理サイトとを備え、上記バックアップサイト内の上記異常判断部は、複数の異なる上記情報処理サイトの使用不能を判断することを特徴とする。
【0021】
上記バックアップサイトは、上記バックアップ情報処理計算機が異常を起こした場合、処理を引き継ぐ予備バックアップ情報処理計算機を備えることを特徴とする。
【0022】
また、上記元データ送信装置は、送信する元データ毎にデータを識別する識別マーカを付けて送信する識別マーカ付与部を有し、上記情報処理サイトは、上記元データ送信装置より送信された元データのうち処理を終了したものの識別マーカを上記バックアップ情報処理計算機に送信する識別マーカ送信部を有し、上記異常判断部は、上記識別マーカ送信部より所定期間識別マーカの送信が行われない場合、上記情報処理サイトが使用不能であると判断することを特徴とする。
【0023】
上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記識別マーカ送信部より送信された識別マーカと同一の識別マーカを有する、上記元データ蓄積部に蓄積されている元データを削除する元データ削除部を備え、上記異常判断部が上記情報処理サイトを使用不能と判断した場合、上記バックアップ情報処理計算機は、上記元データ蓄積部に蓄積されている元データから処理することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明に係る計算機バックアップシステムの一例について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
図1は、実施の形態1に係る計算機バックアップシステムの構成を示す構成図である。図において、実施の形態1に係る計算機バックアップシステムは、送信サイト1と情報処理サイト2とバックアップサイト3と広域網4より構成されており、各サイトは広域網4を介して接続されている。ここで、広域網とは、建物や敷地を越える遠隔地間を接続するためのネットワークをいう。また、サイトとは、広域網を介して複数のLANが接続された環境において、個々のLAN内のシステムをいう。
【0026】
送信サイト1は、元データ送信装置群11を有しており、元データ送信装置群11は、後述する情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31に、処理を行う元になる元データを送信するものである。
【0027】
情報処理サイト2は、情報処理計算機21と予備情報処理計算機22を有する。情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、上述した元データ送信装置群11より送信された元データの処理を行うものであり、予備情報処理計算機22は、情報処理計算機21が異常を起こした際に処理を引き継ぐものである。なお、予備情報処理計算機22は、なくてもよい。
【0028】
バックアップサイト3は、バックアップ情報処理計算機31を有する。バックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2が例えば地震や火事などの災害により使用不能になったときに処理を引き継ぐ計算機である。
【0029】
バックアップ情報処理計算機31は、異常判断部311と元データ蓄積部312とを有する。この異常判断部311は、情報処理サイト2の使用不能の有無を判断するものであり、元データ蓄積部312は、元データ送信装置群11より送信された元データを蓄積するハードディスクなどの記録手段である。例えば、情報処理サイト2内に予備情報処理計算機22がない構成の場合、異常判断部311は、情報処理計算機21が異常であると情報処理サイト2が使用不能と判断する。また、情報処理サイト2内に予備情報処理計算機22がある構成の場合、情報処理計算機21と予備情報処理計算機22が異常であると、異常判断部311は、情報処理サイト2が使用不能と判断する。
【0030】
実施の形態1に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図1と図2を用いて説明する。図2は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0031】
まず、図1において元データ送信装置群11は、処理する元になる元データを、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31に送信する。情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置群11より送信された元データの処理を行う。
一方、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図2(a)に示すように、元データを元データ蓄積部312に蓄積する(S101)。また、図2(b)に示すようにバックアップ情報計算機31は情報処理サイト2が使用不能であるか判断し(S102)、使用不能であると判断すると、元データ蓄積部312に蓄積された元データの処理を行う(S103)。
【0032】
このようにして、地震や火事などの災害によって情報処理サイト2が使用不可能になっても、広域網を介し、物理的に離れたバックアップサイト3内にバックアップ情報処理計算機31があるため、処理を引き継ぐことができる。
【0033】
なお、実施の形態1では、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31にも元データ送信装置群11から直接元データを送信したが、例えば、情報処理サイト2内の情報処理計算機21からバックアップ情報処理計算機31へ元データを送信するようにしてもよい。また、元データ送信装置群11は、情報処理計算機21と同じサイトにあってもよい。
【0034】
実施の形態2.
図3は、実施の形態2に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。図の中で、図1と同様の符号を付したものは実施の形態1で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0035】
異常判断部311は、情報処理サイト2にある情報処理計算機21と予備情報処理計算機22に対して、問い合わせを実行する問い合わせ実行部313を有する。一方、情報処理サイト2にある情報処理計算機21は、上記問い合わせ実行部313による問い合わせに対して、応答する問い合わせ応答部211を有する。同様に情報処理サイト2にある予備情報処理計算機22は、上記問い合わせ実行部313による問い合わせに対して、応答する問い合わせ応答部221を有する。
【0036】
このように構成することにより、異常判断部311は、問い合わせ応答部211と問い合わせ応答部221から所定期間内に応答がない場合、情報処理サイト2が使用不能であると確実に知る構成をとることができる。
【0037】
実施の形態2に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図3と図4を用いて説明する。図4は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0038】
まず、図3において元データ送信装置群11は、処理する元になる元データを、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31に送信する。
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置11より送信された元データの処理を行う。そして、情報処理計算機21が異常を起こした場合は、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22が処理を行う。
【0039】
一方、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図4(a)に示すように、元データを元データ蓄積部312に蓄積する(S201)。また、図4(b)に示すように、異常判断部311内の問い合わせ実行部313は、周期的に情報処理サイト2内の情報処理計算機21に問い合わせを行う(S202)。問い合わせを受けた情報処理計算機21内の問い合わせ応答部211は、情報処理計算機21が正常に動作していれば、応答を問い合わせ実行部313に送信する。すると、異常判断部311は、情報処理サイト2が使用可能であると判断する。
【0040】
一方、情報処理計算機21が異常である場合は、応答を問い合わせ実行部313に送信することができない。問い合わせ実行部313は、問い合わせ応答部211からの応答がない場合、情報処理サイト2内の情報処理計算機21が異常であると判断する(S203)。そして、問い合わせ実行部313は、予備情報処理計算機22の問い合わせ応答部221に問い合わせを実行する(S204)。問い合わせを受けた問い合わせ応答部221は、予備情報処理計算機22が正常であれば応答を問い合わせ実行部313に返す。
一方、予備情報処理計算機22が異常である場合は、応答を返すことができない。問い合わせ実行部311は、問い合わせ応答部221からの応答がない場合、情報処理サイト2が使用不能になったと判断する(S205)。そして、バックアップ情報処理計算機31は、元データ蓄積部312に蓄積されている元データの処理を行う(S206)。
【0041】
このようにして、バックアップ情報処理計算機31から情報処理サイト2内の情報処理計算機21と予備情報処理計算機22へ問い合わせをすることにより、情報処理サイト2が使用不能であることを確実に知ることができる。
【0042】
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。図の中で、図1と同様の符号を付したものは実施の形態1で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0043】
送信サイト1内の元データ送信装置群11は、送信する元データ毎に識別マーカを付加する識別マーカ付与部111を有する。識別マーカとは、個々の元データを識別するための目印になるものをいい、実施の形態3では、シーケンシャルなIDを識別マーカとする。
【0044】
情報処理計算機21は、終了データ送信部212を有する。この終了データ送信部212は、処理を終了した終了データに対し、元データに付与されていたIDを付加してバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31に送信するものである。同様に予備情報処理計算機22は、終了データ送信部222を有する。
【0045】
バックアップ情報処理計算機31は、終了データ蓄積部314と元データ削除部315を有する。終了データ蓄積部314は、情報処理サイト2から送られてきた終了データを蓄積するものである。また、元データ削除部315は、送信された終了データに付与されているIDと同一のIDを有する元データ蓄積部312に蓄積されている元データを削除するものである。
【0046】
実施の形態3に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図5と図6を用いて説明する。
図6は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0047】
まず、図5において元データ送信装置群11は、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置11より送信された元データの処理を行う。そして、終了データ送信部212は、処理を終了した終了した終了データに、元データに付随していたIDを付加して周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。情報処理計算機21が異常を起こした場合は、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22が処理を引き継ぎ、終了データ送信部222が終了データに元データに付随していたIDを付加して、周期的にバックアップ情報処理計算機31に送信する。
【0048】
一方、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図6(a)に示すように、元データを元データ蓄積部312に蓄積する(S301)。また、図6(b)に示すように、バックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2から終了データの受信があったかを判断し(S302)、終了データの受信があった場合、終了データを終了データ蓄積部314に蓄積する(S303)。そして、終了データに付加されているIDをチェックして、元データ蓄積部312に蓄積されている同じIDを持つ元データを削除する(S304)。情報処理サイト2から周期的な終了データの受信がなくなったら、情報処理サイト2が使用不能になったと判断する(S305)。そして、バックアップ情報処理計算機31は、元データ蓄積部312に蓄積されている元データから処理を行う(S306)。
【0049】
上述したように、情報処理サイト2から処理を終了した終了データと元データのIDを得ることにより、バックアップ情報処理計算機31から問い合わせを行うことなく情報処理サイト2の使用不能を知ることができる。また、情報処理サイト2において、正常に処理を終了した次のデータから処理を引き継ぐことができる。
【0050】
実施の形態4.
図7は、実施の形態4に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。図の中で、図1と同様の符号を付したものは実施の形態1で説明したものと同様であり、また図5と同様の符号を付したものは実施の形態3で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0051】
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、さらに、中間データ送信部213を有する。中間データ送信部213は、処理のある時点でのデータである中間データに対し、元データに付随していたIDを付加してバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31に送信するものである。同様に予備情報処理計算機22は、中間データ送信部223を有する。
【0052】
バックアップ情報処理計算機31は、中間データ蓄積部316と中間データ削除部317を有する。中間データ蓄積部316は、情報処理サイト2から送られてきた中間データを蓄積するものである。また、中間データ削除部317は、送信された終了データに付与されているIDと同一のIDを有する中間データ蓄積部316に蓄積されている中間データを削除するものである。
【0053】
実施の形態4に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図7と図8を用いて説明する。
図8は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0054】
まず、図7において元データ送信装置群11は、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置11より送信された元データの処理を行う。そして、中間データ送信部213は、中間データに、元データに付随していたIDを付加して周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。また、終了データ送信部212は、処理を終了した終了した終了データに、元データに付随していたIDを付加して周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。情報処理計算機21が異常を起こした場合は、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22が処理を引き継ぎ、中間データ送信部223が中間データ送信部213の役割を行う。また、終了データ送信部222が終了データ送信部212の役割を行う。
【0055】
バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図8(a)に示すように、元データを元データ蓄積部312に蓄積する(S401)。また、図8(b)に示すようにバックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2から中間データの受信があったかを判断し(S402)、中間データの受信があった場合、中間データを中間データ蓄積部316に蓄積する(S403)。そして、情報処理サイト2から終了データの受信があったかを判断し(S404)、終了データの受信があった場合、受け取った終了データに付加されているIDをチェックして、中間データ蓄積部316に蓄積されている同じIDをもつ中間データと、元データ蓄積部312に蓄積されている同じIDをもつ元データとを削除する(S405)。情報処理サイト2から周期的なデータの受信がなくなったら、情報処理サイト2が使用不能になったと判断する(S406)。そして、バックアップ情報処理計算機31は、中間データ蓄積部316に蓄積されている中間データから処理を行う(S407)。
【0056】
このようにして、情報処理サイトから処理が終了した終了データと中間処理中の中間データと、元データのIDを得ることによりバックアップ情報処理計算機31は、問い合わせを行なう必要がなくなる。また、処理の引き継ぎを行なうデータを特定できるとともに、中間データからの引き継ぎにより、引き継ぎ時間を短くできる。
【0057】
なお、実施の形態4では、中間データを削除する中間データ削除部317を有していたがなくてもよい。すなわち、情報処理サイト2から最後に送られてきた終了データのIDを記憶しておき、そのID以後の中間データから処理を引き継ぐようにしてもよい。
【0058】
実施の形態5.
図9は、実施の形態5に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。図の中で、図1と同様の符号を付したものは実施の形態1で説明したものと同様であり、また図5と同様の符号を付したものは実施の形態3で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0059】
バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、さらに、バックアップ終了データ蓄積部319とバックアップ終了データ削除部318とを有する。バックアップ終了データ蓄積部319は、バックアップ情報処理計算機31が処理を行い、処理を終了したデータを蓄積するものである。バックアップ終了データ削除部318は、情報処理サイト2から送信された終了データに付与されているIDと同一のIDを有するバックアップ終了データ蓄積部319に蓄積されているデータを削除するものである。
【0060】
実施の形態5に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図9と図10を用いて説明する。図10は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0061】
まず、図9において元データ送信装置群11は、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置11より送信された元データの処理を行う。そして、終了データ送信部212は、処理を終了した終了した終了データに、元データに付随していたIDを付加して周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。情報処理計算機21が異常を起こした場合は、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22が処理を引き継ぎ、終了データ送信部222が終了データに元データに付随していたIDを付加して、周期的にバックアップ情報処理計算機31に送信する。
【0062】
バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図10(a)に示すように、元データの処理を行い(S501)、処理を終了したデータに、元データに付随していたIDを付加して、バックアップ終了データ蓄積部に蓄積する(S502)。また図10(b)に示すように、バックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2から終了データの受信があったかを判断し(S503)、終了データの受信があった場合、受信した終了データに付加されているIDをチェックして、バックアップ終了データ蓄積部319に蓄積され、同じIDを持つデータを削除する(S504)。情報処理サイト2から周期的な終了データの受信がなくなったら、情報処理サイト2が使用不能になったと判断する(S505)。そして、バックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2の処理を引き継いだことを認識するとともに処理を続行する(S506)。
【0063】
このように、バックアップサイト3で同様の処理を行なうことにより、情報処理サイト2が使用不能になった際に、即座に処理を引き継ぐことができる。
【0064】
実施の形態6.
図11は、実施の形態6に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。実施の形態6に係る計算機バックアップシステムは、送信サイト1a、送信サイト1b、情報処理サイト2a、情報処理サイト2b、バックアップサイト3とを有し、各サイトは広域網4を介して接続されている。
【0065】
送信サイト1aは、情報処理サイト2aとバックアップサイト3に元データを送信する元データ送信装置群11aを有し、この元データ送信装置群11aは、送信する元データ毎に識別マーカを付加する識別マーカ付与部111aを有する。同様に、送信サイト1bは、情報処理サイト2bとバックアップサイト3に元データを送信する元データ送信装置群11bを有し、元データ送信装置群11bは、送信する元データ毎に識別マーカを付加する識別マーカ付与部111bを有する。
【0066】
情報処理サイト2aは、情報処理計算機21aと予備情報処理計算機22aとを有しており、情報処理計算機21aと予備情報処理計算機22aは、それぞれ、処理を終了した終了データに、元データに付随していたIDを付加して送信する終了データ送信部212a、終了データ送信部222aを有する。また、情報処理サイト2bは、情報処理サイト2aと同様の構成をしている。なお、IDには、情報処理サイト2a又は情報処理サイト2bのどちらから送られたものかを示す情報が含まれている。
【0067】
バックアップサイト3は、バックアップ情報処理計算機31を有しており、バックアップ情報処理計算機31は、異常判断部311、元データ蓄積部312a、元データ蓄積部312b、元データ削除部315を有している。異常判断部311は、情報処理サイト2の使用不能の有無を判断するものである。元データ蓄積部312aは、元データ送信装置群11aより送信された元データを蓄積するものであり、元データ蓄積部312bは、元データ送信装置群11bより送信された元データを蓄積するものである。また、元データ削除部315は、情報処理サイト2a又は情報処理サイト2bより送信された終了データに付与されているIDと同一のIDを有する元データ蓄積部312a又は元データ蓄積部312bに蓄積されている元データを削除するものである。
【0068】
実施の形態6に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図11を用いて説明する。
【0069】
まず、図11において元データ送信装置群11aは、広域網4を介して、情報処理サイト2a内の情報処理計算機21aとバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。同様に、元データ送信装置群11bは、広域網4を介して、情報処理サイト2b内の情報処理計算機21bとバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。
【0070】
情報処理サイト2a内の情報処理計算機21aは、元データ送信装置11aより送信された元データの処理を行う。そして、終了データ送信部212aは、処理を終了した終了した終了データに、元データに付随していたIDを付加して周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。情報処理計算機21aが異常を起こした場合は、情報処理サイト2a内の予備情報処理計算機22aが処理を引き継ぎ、終了データ送信部222aが終了データに元データに付随していたIDを付加して、周期的にバックアップ情報処理計算機31に送信する。上述した動作は、情報処理サイト2bにおいても同様である。
【0071】
バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11a又は元データ送信装置群11bより元データを送信されると、それぞれどちらの情報処理サイトから送られてきたものか判断し、それぞれ、元データ蓄積部312a又は元データ蓄積部312bに蓄積する。また、バックアップ情報処理計算機31は、終了データの受信があったかを判断する。そして、終了データの受信があった場合、元データ削除部315は、受け取った終了データに付加されているIDをチェックして、元データ蓄積部312a又は元データ蓄積部312bに蓄積されている同じIDを持つデータを削除する。異常判断部311は、情報処理サイト2a又は情報処理サイト2bから周期的な終了データの受信がなくなったら、情報処理サイト2a又は情報処理サイト2bが使用不能になったと判断する。そして、バックアップ情報処理計算機31は、元データ蓄積部312a又は元データ蓄積部312bに蓄積されている元データから処理を行う。
【0072】
このようにして、複数の情報処理サイトを単独のバックアップサイトでバックアップをすることができる。
【0073】
実施の形態7.
図12は、実施の形態7に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。実施の形態7に係る計算機バックアップシステムは、実施の形態6とほぼ同様の構成をしており、異なる部分について説明する。
【0074】
バックアップサイト3は、さらに、バックアップ情報処理計算機31が異常を起こした際に処理を引き継ぐ予備バックアップ情報処理計算機32を有し、この予備バックアップ情報処理計算機32は、元データ蓄積部312a又は元データ蓄積部312bに蓄積された元データのコピーを蓄積する元データ蓄積部321を有する。このように、バックアップサイト3は、バックアップ情報処理計算機31と予備バックアップ情報処理計算機32で冗長系を構成している。
【0075】
実施の形態7に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図12を用いて説明する。
【0076】
実施の形態6と同様にして、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31が情報処理サイト2bの処理を引き継ぐ際に、バックアップ情報処理計算機31は、元データ蓄積部312bに蓄積されている元データを予備バックアップ情報処理計算機32に送信する。すると、予備バックアップ情報処理計算機32は、送信された元データを元データ蓄積部321に蓄積する。そして、バックアップ情報処理計算機31が異常を起こした際、予備バックアップ情報処理計算機32は、元データ蓄積部321に蓄積した元データを用いて、処理を引き継ぐ。
【0077】
このように、バックアップサイト3が冗長化した構成をとっているため、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31が情報処理サイトの処理の引き継ぎを行なった後も可用性を向上させることができる。
【0078】
実施の形態8.
図13は、実施の形態7に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。図1と同様の符号を付したものは実施の形態1で説明したものと同様であり、また図5と同様の符号を付したものは実施の形態3で説明したものと同様であり、説明は省略する。
【0079】
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、処理を終了した元データに付随していたIDをバックアップ情報処理計算機31に送信する識別マーカ送信部214を有する。同様に、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22も識別マーカ送信部224を有する。
【0080】
実施の形態8に係る計算機バックアップシステムは、上記のように構成されており、以下にその動作及び作用について図13と図14を用いて説明する。図14は、バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【0081】
まず、図13において元データ送信装置群11は、広域網4を介して、情報処理サイト2内の情報処理計算機21とバックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31へ、元データにシーケンシャルなIDを付加して送信する。
情報処理サイト2内の情報処理計算機21は、元データ送信装置11より送信された元データの処理を行う。そして、識別マーカ送信部214は、処理を終了した元データに付随していたIDを周期的にバックアップ情報計算機31に送信する。情報処理計算機21が異常を起こした場合は、情報処理サイト2内の予備情報処理計算機22が処理を引き継ぎ、識別マーカ送信部224が処理を終了した元データに付随していたIDを、周期的にバックアップ情報処理計算機31に送信する。
【0082】
バックアップサイト3内のバックアップ情報処理計算機31は、元データ送信装置群11より元データを送信されると、図14(a)に示すように、元データを元データ蓄積部312に蓄積する(S801)。また図14(b)に示すように、バックアップ情報処理計算機31は、情報処理サイト2からIDの受信があったかを判断する(S802)。IDの受信があった場合、元データ削除部311は、受信したIDをチェックして、元データ蓄積部312に蓄積されている同じIDを持つ元データを削除する(S803)。情報処理サイト2から周期的なIDの受信がなくなったら、情報処理サイト2が使用不能になったと判断する(S804)。そして、バックアップ情報処理計算機31は、元データ蓄積部312に蓄積されている元データから処理を行う(S805)。
【0083】
このように、処理が終了した元データのIDのみを送信することにより、帯域の狭い広域網におけるネットワーク負荷を軽減できる。
【0084】
【発明の効果】
この発明によれば、情報処理サイトと広域網で結ばれた遠隔地にバックアップサイトを設けたので、災害などにより情報処理サイトが使用不能になっても処理を引き継ぐことができる効果が得られる。
【0085】
また、この発明によればバックアップサイトから情報処理サイトに問い合わせを実行し、その問い合わせに対し情報処理サイトが応答しない場合、情報処理サイトが使用不能であると判断するように構成したので、情報処理サイトが使用不能となったことを確実に知ることができる効果が得られる。
【0086】
この発明によれば、バックアップサイトが情報処理サイトから処理を終了したデータと、元データのIDを得るように構成したので、問い合わせを行う必要がないとともに、情報処理サイトがまだ処理を終えていないデータから処理を引き継ぐことができる効果が得られる。
【0087】
また、この発明によればバックアップサイトが、情報処理サイトから終了データと処理中の中間データと、元データのIDを得るように構成したので、中間データから処理を引き継ぐことができ、引き継ぎ時間を短くできる。
【0088】
また、バックアップサイトで情報処理サイトと同様の処理を行うように構成したので、情報処理サイトが使用不能になった際、即座に処理を引き継ぐことができる効果が得られる。
【0089】
この発明によれば複数の情報処理サイトを単独のバックアップサイトでバックアップすることができる効果が得られる。
【0090】
この発明によればバックアップサイト内にバックアップ情報処理計算機とこのバックアップ情報処理計算機が異常を起こした際に処理を引き継ぐ予備バックアップ情報処理計算機とを設けたので、可用性を向上できる効果が得られる。
【0091】
また、この発明によれば、情報処理サイトからバックアップサイトへ処理を終了した元データのIDのみを送信するように構成したので、帯域の狭い広域網におけるネットワーク負荷を軽減することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図2】 実施の形態1におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図3】 実施の形態2に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図4】 実施の形態2におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図5】 実施の形態3に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図6】 実施の形態3におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図7】 実施の形態4に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図8】 実施の形態4におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図9】 実施の形態5に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図10】 実施の形態5におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図11】 実施の形態6に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図12】 実施の形態7に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図13】 実施の形態8に係る計算機バックアップシステムを示す構成図である。
【図14】 実施の形態8におけるバックアップ情報処理計算機31の動作を表したフローチャートである。
【図15】 従来の計算機バックアップシステムを示した図である。
【符号の説明】
1 送信サイト、2 情報処理サイト、3 バックアップサイト、4 広域網、11 元データ送信装置群、21 情報処理計算機、22 予備情報処理計算機、31 バックアップ情報処理計算機、32 予備バックアップ情報処理計算機、111 識別マーカ付与部、211,221 問い合わせ応答部、212,222 終了データ送信部、213,223 中間データ送信部、214,224 識別マーカ送信部、311 異常判断部、312 元データ蓄積部、313問い合わせ実行部、314 終了データ蓄積部、315 元データ削除部、316 中間データ蓄積部、317 中間データ削除部、318 バックアップ終了データ削除部、319 バックアップ終了データ蓄積部。

Claims (10)

  1. 処理する元になる元データを送信する元データ送信装置を有する送信サイトと、
    上記元データ送信装置により送信された元データを受信して元データの処理を実行する情報処理計算機であって、上記元データ送信装置により送信された元データの処理途中における所定の時点のデータを中間データとして送信する中間データ送信部を有する情報処理計算機を備える情報処理サイトと、
    上記情報処理サイトの使用不能の有無を判断する異常判断部と、上記中間データ送信部により送信された中間データを受信して蓄積する中間データ蓄積部とを有するバックアップ情報処理計算機を備えるとともに上記情報処理サイトと広域網を介して接続されるバックアップサイトとを備え、
    上記異常判断部が上記情報処理サイトを使用不能と判断した場合、上記バックアップ情報処理計算機は、上記中間データ蓄積部に蓄積されている中間データを用いて、上記情報処理サイト内で行われる処理を引き継ぐことを特徴とする計算機バックアップシステム。
  2. 上記元データ送信装置は、送信する元データ毎にデータを一意に識別する識別マーカを付ける識別マーカ付与部を有し、
    上記中間データ送信部は、中間データに対し処理の元となった元データに付与されていた識別マーカを付与して上記バックアップ情報処理計算機に送信し、
    上記情報処理計算機は、さらに、上記元データ送信装置により送信された元データのうち処理を終了した終了データに対し、終了した処理の元となった元データに付与されていた識別マーカを付与して上記バックアップ情報処理計算機に送信する終了データ送信部を有し、
    上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データに付与されている識別マーカと同一の識別マーカを有する中間データを中間データ蓄積部から削除する中間データ削除部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計算機バックアップシステム。
  3. 上記異常判断部は、上記情報処理サイトにある上記情報処理計算機が異常である場合、上記情報処理サイトを使用不能であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の計算機バックアップシステム。
  4. 上記情報処理サイトは、さらに、上記情報処理計算機の処理を引き継ぐ予備情報処理計算機を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の計算機バックアップシステム。
  5. 上記異常判断部は、上記情報処理サイトにある上記情報処理計算機と上記予備情報処理計算機とが異常である場合、上記情報処理サイトを使用不能であると判断することを特徴とする請求項4に記載の計算機バックアップシステム。
  6. 上記元データ送信装置は、元データを上記バックアップ情報処理計算機にも送信し、
    上記バックアップ情報処理計算機は、さらに上記元データ送信装置より送信された元データを蓄積する元データ蓄積部を備えることを特徴とする請求項に記載の計算機バックアップシステム。
  7. 上記異常判断部は、上記情報処理サイトに対し問い合わせを実行する問い合わせ実行部を有するとともに、
    上記情報処理サイトは、上記問い合わせ実行部の問い合わせに対して応答する問い合わせ応答部を有し、
    上記問い合わせ実行部は、所定期間に上記問い合わせ応答部からの応答がない場合、上記情報処理サイトが使用不能であると判断することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の計算機バックアップシステム。
  8. 記異常判断部は、上記終了データ送信部より所定期間終了データの送信が行われない場合、上記情報処理サイトが使用不能であると判断することを特徴とする請求項に記載の計算機バックアップシステム。
  9. 上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データに付与されている識別マーカと同一の識別マーカを有する元データを上記元データ蓄積部から削除する元データ削除部を備えことを特徴とする請求項に記載の計算機バックアップシステム。
  10. 上記バックアップ情報処理計算機は、さらに、上記終了データ送信部より送信された終了データを蓄積する終了データ蓄積部を備えることを特徴とする請求項に記載の計算機バックアップシステム。
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