JP4136562B2 - Premium dispensing device and game device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固定テーブル上をスライドテーブルが移動することにより、固定テーブル上の景品を押し出す遊戯装置、及びこれに備えられる景品払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プッシャー型と呼ばれる遊戯装置は、回転するターンテーブル上に配置された景品を掬い上げるショベルと、固定テーブルと、固定テーブル上を景品払出口に近づき或いは遠ざかるようにスライド運動するスライドテーブルと、を備える。そして、例えばスイッチ操作等でプレーヤによってなされる掬い上げ動作指示に応じて、ターンテーブル上の景品をショベルで掬い上げ、掬い上げた景品を固定テーブル上に落下させる。固定テーブルに落下した景品は、スライドテーブルのスライド運動によって押し出され、固定テーブルから景品払出口へ落下する。そして、プレーヤは、景品払出口から払い出されるその景品を、獲得できる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の遊戯装置においては、遊戯性をより高めるため、所定の条件の下、特典として、景品をターンテーブルや固定テーブル上に補充する、或いは景品払出口から払い出す機構を有するものもある。
例えば、メダルゲーム機にあっては、傾斜板を備えた昇降機で補充用のメダルを所定のプレート位置まで押し上げ、傾斜によってメダルをスライドさせて補充する機構が知られている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平3−45751号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3013932号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る遊戯装置は、主にゲームセンタ等の店舗に設置される業務用の遊戯装置であり、多くのプレーヤの興味を引き付けるべく、様々な演出がなされるものである。従って、特典用の景品払い出し方法に対しても、新たな趣向や仕掛けを凝らした方法が常に求められている。
【0006】
本発明はこうした要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、顧客吸引力に優れた新しい動作で景品を払い出す景品払出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の景品払い出し装置は、景品を保持する内部空間を有する景品保持部(例えば、図5のバスケット1037)と、一端側で前記景品保持部を自由回転自在に軸支する第1軸を有し、他端側が第2軸(例えば、図5の軸支位置B)で軸支されて起立状態と横臥状態間を変位可能なアーム部(例えば、図5のバスケットアーム1035)と、を備え、前記アーム部の一端側に係止部(例え、図5のアームプレート1036)が配設され、前記景品保持部に被係止部(例えば、図5のマグネット1037d)が配設されて、前記係止部と前記被係止部とが係止した状態で前記アーム部が横臥状態に変位した場合には、前記景品保持部内に保持されていた景品が払い出されることを特徴としている。
【0008】
ここで「景品」とは、ゲームプレイで所定の条件を達成(クリア)した場合に払い出される褒美品である。例えば、小袋分けされた飴や菓子、おもちゃ、装飾品、各種グッズ、カプセル等であって良く、プレーヤの対象年齢やゲーム対価の設定等に応じて適宜選択される。また、遊戯装置の遊戯に用いられるコインであっても良い。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、景品保持部は、アーム部の一端側に自由回転自在に軸支され、係止部と被係止部とが係止した場合には、この自由回転が制限されてアーム部に固定される。そして、アーム部が起立状態から横臥状態まで変位すると、景品保持部が上方から下方へと移動されつつ、その向きを変え、保持していた景品を払い出す。この移動経路は、アーム部の変位の仕方によって決定され、例えばアーム部が回転して変位する場合には、その回転の円弧に沿うように、景品保持部は、上方から下方へと円弧を描いて移動する。
【0010】
従って、例えば当該払い出し装置を遊戯装置に用いる場合、起立状態における景品保持部の位置がプレーヤの目線の斜め上方付近とし、且つアーム部の変位方向がプレーヤの立ち位置に向かうように配置することで、プレーヤに対して、目線上方から景品保持部が移動して目前で景品が払い出されるといった、ダイナミックな演出効果を与える新しい景品の払い出しを実現できる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の景品払出装置において、前記係止部及び前記被係止部は、▲1▼共に磁石であるか、又は▲2▼一方が磁石で他方が金属であるように構成しても良い。
【0012】
この請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、係止部と被係止部とは、磁石の磁気力によって係止される。係止部と被係止部とが係止されていない場合、景品保持部は自由回転自在であるが、アーム部が変位し、係止部及び被係支部が所定距離以内に近づくと、磁気力によって互いに引き付けられ、自動的に係止部と被係止部とは係止される。即ち、係止部と被係止部とが係止されていない場合であっても、アーム部を所定位置まで変位させることで、これらを自動的に係止させることができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1又は2に記載の景品払出装置において、前記アーム部が一旦起立状態に変位した場合には、前記係止部と前記被係止部とが係止した状態に維持されるように構成しても良い。
【0014】
この請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、係止部と被係止部とが係止されている/いないに関わらず、アーム部が一旦起立状態に変位すると、その後は、係止した状態が維持される。
従って、アーム部が横臥状態へ変位すると、景品保持部に保持された景品が払い出され、景品保持部の内部空間は空となるが、例えばここで係止状態を解除して新たな景品を補充し、再度アーム部を横臥状態から起立状態へ変位させると、再度係止した状態が維持され、容易に次回の景品払い出しに備えることが可能となる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜3の何れか一項に記載の景品払出装置において、前記第1軸は、前記景品保持部の重心より上方で当該景品保持部を軸支するように構成しても良い。
【0016】
この請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、軸支位置が重心の上方であるので、係止部と被係支部とが係止されない場合に、景品保持部が倒立することがない。
従って、景品保持部の上面に開口部を設けた場合、第1軸による軸支位置と景品保持部の重心(保持している景品を含む。)とを結ぶ直線が、この上面とほぼ直交するように軸支位置を決定することで、係止部と被係止部とが係止されないときには、景品保持部の開口部がほぼ水平に保たれ、景品保持部から景品がこぼれ落ちることがない。そして、景品を払い出した後、この係止状態を解除した場合、開口部がほぼ水平に保たれるので、新たな景品の補充が容易となる。
【0017】
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜4の何れか一項に記載の景品払出装置において、前記景品保持部は、少なくとも一側面が光透過性を有するように構成しても良い。
【0018】
この請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、景品保持部の少なくとも一側面が光透過性を有するため、景品保持部に保持されている景品が外部より視認可能となる。
従って、例えば当該景品払出装置を遊戯装置に用いる場合、上記一側面を、アーム部が起立状態にあるときにプレーヤ側に向く面とすれば、払い出されることとなる景品をディスプレイすることができ、プレーヤに対して、この景品を獲得したいといった意欲を誘起させ、ゲームプレイへの興味を掻き立てることができる。
【0019】
また、請求項6に記載の発明のように、請求項1〜5の何れか一項に記載の景品払出装置において、前記景品保持部は、前記アーム部が起立状態の場合に、上面が開口部となるように形成されており、底部から開口部へ向けて開広する形状を成すように構成しても良い。
【0020】
この請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、景品保持部の内部空間が、底部から開口部へ向かって開広する形状をなすため、開口部が上部を向く起立状態にあっては、景品保持部に保持される景品が、実際以上に多く保持されているかのように演出できる。このような内部空間の形状として、例えば逆円錐形状や半球形状、半円柱形状等がある。
【0021】
また、係止部と被係止部とが係止された状態でアーム部が横臥状態へと変位すると、景品保持部の開口部が徐々に傾斜し、保持された景品がその重力によって開口部から落下し、払い出されるが、開口部へ向けて開広しているため、一気に景品が払い出されるといったダイナミックな演出が可能となる。
【0022】
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1〜6の何れか一項に記載の景品払出装置において、前記アーム部は屈曲部を有し、前記第2軸を軸中心として所定方向に回転し、前記屈曲部の屈曲方向は、前記第2軸を軸中心とする前記アーム部の回転面に平行であるように構成しても良い。
【0023】
この請求項7に記載の発明によれば、請求項1から6の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、例えば屈曲方向が、起立状態から横臥状態に変位するときのアーム部の回転方向と一致する場合、アーム部の横臥状態にあっては、第2軸と景品保持部との間に、空間余裕が生まれる。このため、景品を払い出す際に、景品払出装置の前方(回転方向)に配置された他の装置への干渉を防止できる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、固定テーブル上をスライドテーブルが往復移動することにより、固定テーブル上の景品を押し出して落下させ、景品払出溝を通じて景品払出口から外部排出する遊戯装置であって、請求項1〜7の何れか一項に記載の景品払出装置(例えば、図4のJP払出装置1030)と、前記第2軸を軸中心として前記景品払出装置を回転駆動させる駆動手段(例えば、図4のモータ1032)と、を備え、前記アーム部が横臥状態の場合に、前記景品保持部が前記景品払出溝又は前記固定テーブルの上方に位置するように、前記景品払出装置が配設されていることを特徴としている。
【0025】
この請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、払い出された景品は、景品払出溝に向かって落下し、これを通じて景品払出口から外部排出され、プレーヤに与えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明を適用した実施の形態について説明する。
【0027】
〔全体構成〕
図1は、本発明を適用した遊戯装置1000の一例を示す外観図であり、図2は、遊戯装置1000の平面図である。また、図3は、遊戯装置1000の1つのステーションに係る要部正面図であり、図4は、遊戯装置1000の1つのステーションに係る要部縦断面図である。
【0028】
本実施の形態における遊戯装置1000は、いわゆるプッシャー型ゲーム機と呼ばれる遊戯装置であり、主にゲームセンタ等の店舗に設置される業務用の遊戯装置である。
【0029】
図1〜図4に示すように、遊戯装置1000は、複数の景品Kを載置するターンテーブル1002と、ターンテーブル1002上に載置された景品Kを掬い上げる掬い上げ装置1010と、掬い上げた景品Kを載置し、景品払出口1006へ落下させるプッシャーテーブル部1020と、ジャックポット(以下、「JP」という。)達成時にJP用景品Pを払い出す景品払出装置(以下、「JP払出装置」という。)1030と、掬い上げ装置1010の操作スイッチ1004と、JP払出装置1030の補充スイッチ1070と、ターンテーブル1002或いはプッシャーテーブル部1020上に景品Kを補充する景品補充装置1040と、遊戯装置1000を統合的に制御する制御装置1090と、を主に備えて構成される。また、遊戯装置1000の筐体上部側面は、例えば透明な樹脂等で形成され、JP払出装置1030と対向する位置する部分に、JP補充扉1008を備えている。
【0030】
また、遊戯装置1000は、平面視略六角形の形状をなしており、略六角形の各辺でプレーヤが遊ぶためのステーションが6つ備えられ、各ステーション毎に、掬い上げ装置1010と、プッシャーテーブル部1020と、JP払出装置1030と、操作スイッチ1004と、景品払出口1006と、JP補充扉1008と、補充スイッチ1070と、が備えられている。従って、遊戯装置1000では、6人のプレーヤが同時にゲームを楽しむことができる。
【0031】
以下、遊戯装置1000の1つのステーションに着目して、遊戯装置1000の構成及び動作を説明する。尚、説明上、上下方向は図1〜図4における上下の方向とし、同図の上を上、下を下として説明する。また奥行き方向は、図3に向かって前後(手前/奥)の方向とし、スライドテーブル1024が景品払出口1006に近づく向きを前又は手前、遠ざかる向きを後又は奥として説明する。
【0032】
ターンテーブル1002は、上向きに開口する環状溝を形成して有し、溝部分の底上面に多数の景品Kを載置できるように構成されている。そして、遊戯装置1000の下部に設けられたモータ1002aによって支持・駆動され、遊戯装置1000の中央を中心軸として、遊戯装置1000内を一定方向にゆっくりと回転する。モータ1002aの回転/停止は、制御装置1090によって制御される。
【0033】
プッシャーテーブル部1020は、固定テーブル1022と、固定テーブル1022上で前後方向にスライド移動するスライドテーブル1024と、固定テーブル1022の前面端部に設置されたチャッカー1026と、を備えて構成される。
【0034】
固定テーブル1022は、ターンテーブル1002の上方において、遊戯装置1000の中央部から手前に向けて延出する平板であり、その前面端部は、景品払出口1006の上方に達している。スライドテーブル1024は、固定テーブル1022の上面に沿って前後方向にスライド運動する平板である。このスライドテーブル1024の駆動方法は公知の技術を適宜使用することとし、ここでの説明は省略する。
【0035】
チャッカー1026は、景品Kの重力によって可動する棒状の検知バーを備えており、検知バーが、固定テーブル1022の前面端部から落下する景品Kと接触するよう、配置されている。検知バーの可動によって景品Kの落下を検知すると、チャッカー1026は、検知信号を制御装置1090に出力する。
【0036】
尚、チャッカー1026は、その幅が、固定テーブル1022の前面端部の幅より短く形成されている。即ち、固定テーブル1022から落下する場所によっては、景品Kの落下が検知されない場合が有り得る。言い換えれば、チャッカー1026は、固定テーブル1022の前面端部の中央付近から景品Kが落下した場合のみを検出する。
【0037】
掬い上げ装置1010は、2本のショベルアーム1012、1013と、景品Kを掬い上げ可能な曲面をなすショベル1014と、を備えて構成され、2本のショベルアーム1012、1013とショベル1014とによって所定のリンク機構が形成されている。掬い上げ装置1010は、操作スイッチ1004からの操作入力に応じて、モータ1011によってショベルアーム1012を駆動させ、ショベル1014でターンテーブル1002上の景品Kを掬い上げ、掬い上げた景品Kをプッシャーテーブル部1020の固定テーブル1022上に落下させる、といった一連の掬い上げ動作を実行する。モータ1011の回転/停止は、制御装置1090によって制御される。
【0038】
より具体的には、掬い上げ装置1010は、初期状態にあっては、プッシャーテーブル部1020の上方に畳まれて配置されている。そして、プレーヤによって操作スイッチ1004の始動指示スイッチ1004aが操作されると、モータ1011が回転し、ショベルアーム1012は、ターンテーブル1002の底面に向けて円弧Aを描いて運動する。この時、ショベル1014がターンテーブル1002の底面上部付近に達し、ターンテーブル1002上に載置された景品Kを掬い上げる。景品Kを掬い上げると、モータ1011が逆回転し、ショベルアーム1012は、円弧Aを逆に描いて元の位置に戻る。
【0039】
次いで、操作スイッチ1004の落下指示スイッチ1004bが操作されると、再度モータ1011が回転し、ショベル1014を傾斜させ、掬い上げた景品Kを固定テーブル1022上に落下させる。この時、固定テーブル1022上ではスライドテーブル1024が前後方向にスライドしているため、固定テーブル1022上に落下した景品Kは、スライドテーブル1024の前面端部で押されることで固定テーブル1022上を手前方向へ移動する。固定テーブル1022に載置された景品Kの密度が高いと、景品Kが玉突き状態となって、手前の景品Kから順に固定テーブル1022の前面端部より景品払出口1006へ落下する。落下した景品Kは、景品払出口1006と連通して景品払出溝を形成する景品取出口1007から、遊戯装置1000外部へ払い出される。一方、固定テーブル1022に載置された景品Kの密度が低いと、固定テーブル1022上の隙間を埋めるように景品Kが移動するのみとなり、景品Kの払い出しは実現されない。
【0040】
尚、掬い上げ装置1010のリンク機構及び駆動方法は公知の技術を適宜利用することとし、特に限定されるものではない。また、ショベル1014は、モータ1011によって傾斜させるに限らず、開閉する1対のショベルを有して構成し、その1対のショベルを開くことにより景品Kを落下させる構成であっても良い。
【0041】
更に、ショベルアーム1013の前面には、JPルーレット1050と、JPメータ1060と、が設置されている。
【0042】
JPルーレット1050は、円状に等間隔で配設された複数(図3においては、6個示されている。)のランプ1052を有する電子式のルーレットであり、各ランプ1052には“1”、“2”或いは“3”の何れかの目(以下、「ポイント」という。)が割り当てられている。JPルーレット1050は、チャッカー1026によって景品Kの払い出しが検知された場合に起動し、最終的に1つのランプのみを点灯することで、当該点灯したランプ1052に割り当てた“1”、“2”或いは“3”の何れかのポイントを指示する。JPルーレット1050の動作は、制御装置1090によって制御される。
【0043】
JPメータ1060は、下部から上部へ向かって等間隔で配設された複数(図においては、8個示されている。)のLED1062を有する表示器であり、JPルーレット1050によって指示されたポイント(以下、適宜「指示ポイント」という。)を累積的に表示する。LED1062は、最下段のものから順に点灯する。また、指示ポイントとLED1062の点灯数とは1対1で対応し、指示ポイントの数だけ、点灯するLED1062の数が増加する。
【0044】
本実施の形態の遊戯装置1000では、累積ポイントに応じて、各種特典動作が起動される。具体的には、JPメータ1060の最下段から連続する3つのLED1062が点灯すると「小当たり」となり、これに該当する所定の「小当たり特典」が起動される。また、最下段から連続する5つのLED1062が点灯すると「中当たり」となり、これに該当する「中当たり特典」が起動される。そして、8つ全てのLED1062が点灯すると「大当たり(JP)」となり、これに該当する「JP特典」として、後述のように、JP払出装置1030によってJP用景品Pが払い出される。尚、これらの特典は、累積ポイントが該当するポイントに初めて達した時に、1回だけ起動され、JP特典動作が起動されると、その時点でゲームは終了となる。
【0045】
JP補充扉1008は、右端部で筐体と上下方向に軸支され、手前側へ開閉自在に構成されている。遊戯装置1000の管理者は、JP補充扉1008を開けて形成される開口部から、JP払出装置1030のバスケット1037にJP用景品Pを補充したり、筐体内部に設けられた補充スイッチ1070を操作したりすることができる。
【0046】
景品補充装置1040は、平面視略六角形の遊戯装置1000内の頂点位置に配置される。景品補充装置1040は、透明な樹脂等により円柱形状に形成されたシリンダ1041と、シリンダ1041内に集積された補充用の景品Kを下から押し上げるピストン1042と、シリンダ1041の上部開口部から斜め下方に傾斜した傾斜板1043と、を備えて構成される。また、傾斜板1043は、図3に示すように、プッシャーテーブル部1020の端部とターンテーブル1002との間に傾斜板1043の端部が来るように配設されており、ピストン1042によって押し上げられ、シリンダ1041の開口部より放出される補充用の景品Kが、ターンテーブル1002或いはプッシャーテーブル部1020上に落下するように構成されている。ピストン1042の上昇動作は、制御装置1090の制御により、所定のタイミングで実行される。
【0047】
制御装置1090は、例えばCPUやLSI等の演算処理装置、ICメモリ、電気回路等を有し、遊戯装置1000の動作を統合的に制御する。具体的には、例えば、掬い上げ装置1010による掬い上げ動作、JPルーレット1050の起動、JPメータ1060の表示、JP払出装置1030による景品払出動作等の各種制御を実行する。
【0048】
〔JP払出装置の構成〕
次に、本実施の形態の遊戯装置1000の特徴部分であるJP払出装置1030について説明する。
【0049】
図5は、JP払出装置1030の詳細図である。同図(a)は、平面図であり、同図(b)は、正面図であり、同図(c)は、縦断面図である。尚、同図は、JP払出装置1030の初期状態を示している。
【0050】
JP払出装置1030は、ベース部1031の下部に配設されたモータ1032と、第1アーム1033と、第2アーム1034と、バスケットアーム1035と、2つのストッパ1038a、1038bと、JP用景品Pを収容するバスケット1037と、を主に備えて構成される。
【0051】
モータ1032は、制御装置1090によって制御されるモータであって、例えば、DCモータやステッピングモータなどによって実現される。モータ1032は、その回転軸が水平となるよう配設されており、これには、第1アーム1033の一端が軸支される。
【0052】
第1アーム1033は、一端がモータ1032の回転軸に、他端が第2アーム1034の一端に、それぞれ回動自在に軸支されている。また、第2アーム1034は、一端が第1アーム1033の他端に、他端がバスケットアーム1035に、それぞれ回動自在に軸支されている。
【0053】
バスケットアーム1035は、両端が手前側(プレーヤ側)に向けて屈曲した略コの字形状を有して形成されている。バスケットアーム1035の一端は、その回転面が上記屈曲方向と平行となるよう、ベース部1031と回動自在に軸支され、その軸支位置Bの近傍他端側には、第2アーム1034の他端が回動自在に軸支されている。また、バスケットアーム1035の他端には、バスケット1037が回動自在に軸支されたアームプレート1036が固定されている。
【0054】
従って、バスケットアーム1035は、第1アーム1033及び第2アーム1034によって伝達されるモータ1032の回転動力により、軸支位置Bを中心として回転し、その回転面は、屈曲方向と平行となる。具体的には、モータ1032が正回転することで、バスケットアーム1035は、手前側(プレーヤ側;矢印C1方向)に回転(以下、「正回転」という。)し、モータ1032が逆回転することで、バスケットアーム1035は、奥側(矢印C2方向)へ回転(以下、「逆回転」という。)する。
【0055】
また、バスケットアーム1035の2つの屈曲部分は、何れも、バスケットアーム1035が正回転した際に、その手前に設置された掬い上げ装置1010と接触しないよう、充分な長さをもって形成され、また、バスケットアーム1035全体の長さは、バスケットアーム1035が正回転した際に、バスケット1037が景品払出口1006の上方に達するに充分な長さをもって形成される(図8参照)。このため、バスケットアーム1035が正回転して景品を払い出す際に、掬い上げ装置1010への干渉の発生を防止できる。
【0056】
ストッパ1038a、1038bは、略円柱形状を有し、バスケットアーム1035の回転を制限する。具体的には、ストッパ1038aは、バスケットアーム1035の逆回転を制限し、バスケットアーム1035がストッパ1038aと当接しているとき、バスケットアーム1035は、ほぼ鉛直に起立した状態(起立状態)となる。一方、ストッパ1038bは、バスケットアーム1035の正回転を制限し、バスケットアーム1035がストッパ1038bと当接しているとき、バスケットアーム1035は、ほぼ水平に横臥した状態(横臥状態)となる。従って、バスケットアーム1035は、ベース部1031との軸支位置Bを中心として、ストッパ1038aと当接する位置(起立状態)と、ストッパ1038bと当接する位置(横臥状態)とがなす約90度の範囲を、正/逆回転する。尚ここで、バスケットアーム1035の回転角度は、モータ1032の回転時間によって調整される。
【0057】
図6は、バスケットアーム1035とバスケット1037との連結部分の斜視図である。
同図に示すように、バスケットアーム1035の他端には、バスケットアーム1035の長手方向に対して垂直に、アームプレート1036が固定されている。アームプレート1036は、例えば鉄板等の金属板であり、バスケットアーム1035との固定面と異なる面には、前方に向けて延出した2つの凸部1036aが形成されている。
【0058】
バスケット1037は、JP用景品Pを収容する内部空間を有する容器形状を成し、上部には、JP用景品Pを出し入れするための開口面1037aが形成されている。また、バスケット1037の前面1037bは、手前側に向けて凸形状となる滑らかな曲面形状を成しており、バスケット1037は、底部から開口部である開口面1037aへ向けて開広する形状を有している。
【0059】
バスケット1037の後面(アームプレート1036と対向する面)上部には、奥側に向けて凸部1037cが形成されている。この凸部1037は、アームプレート1036の2つの凸部1036a間に嵌り、2つの凸部1036aと同軸で回動自在に軸支されている。尚、この軸支位置Dは、次のように決定される。即ち、マグネット1037dによる係止(詳細は後述する。)されておらず、バスケット1037が回動自在であるときに、開口面1037aが水平を保ち、且つ、バスケット1037の重心Gと鉛直方向にほぼ一致する位置に設けられる。これによって、マグネット1037dによって係止されていない場合、バスケット1037の開口面1037aは、バスケットアーム1035の回転に関わらず、ほぼ水平を保ち、バスケット1037に収容されたJP用景品Pは、こぼれ落ちない(図9参照)。
【0060】
また、バスケット1037の後面下部には、複数(図6においては、3個示されている。)のマグネット1037dが、アームプレート1036と当接可能な位置に配設されている。マグネット1037dは、バスケット1037の後面とアームプレート1036との間の距離が所定距離まで接近した場合には、その磁気力によってアームプレート1036に引き付けられ、アームプレート1036に係止される。以下、この状態を、適宜「係止状態」という。
【0061】
尚ここで、バスケット1037にマグネット1037dが配設されることとしたが、バスケット1037の後面に金属板を、アームプレート1036側にマグネットを、それぞれ配設することとしても良いし、バスケット1037とアームプレート1036との双方にマグネットを配設することとしても、勿論構わない。
【0062】
更に、バスケット1037は、例えば透明或いは半透明な樹脂等の光透過性を有する部材により形成され、内部に収容されたJP用景品Pを外部から視認可能となっている。これによって、バスケット1037に収容されたJP用景品Pをディスプレイし、プレーヤに対して、この景品を取得したいといった意欲を誘起して、ゲームプレイへの興味を掻き立たせることが可能となる。
【0063】
このように構成されるJP払出装置1030は、JPが達成された際に、JP特典動作として、モータ1032によってバスケットアーム1035を駆動させ、バスケット1037に収容されているJP用景品Pを景品払出口1006へ払い出す一連の払い出し動作を実行する。
【0064】
より具体的に説明する。図7は、JP払出装置1030の初期状態を示す図である。
同図に示すように、初期状態にあっては、バスケットアーム1035は、ストッパ1038aと当接し、ほぼ垂直に起立した状態(起立状態)である。また、バスケット1037は、マグネット1037dによってアームプレート1036に係止され、バスケット1037の開口面1037aは、ほぼ水平を保っている。従って、バスケット1037は、JP用景品Pを収容している。
そして、JPが達成されると、モータ1032が所定時間回転し、バスケットアーム1035は、手前側へ約90度正回転し、図8に示す払出状態へと移行する。
【0065】
図8は、JP払出装置1030の“払出状態”を示す図である。
同図に示すように、払出状態にあっては、バスケットアーム1035は、ストッパ1038bと当接し、ほぼ水平に横臥した状態(横臥状態)である。また、バスケット1037は、マグネット1037dによってアームプレート1036に係止されたままであり、バスケット1037の開口面1037aは、ほぼ鉛直である。
【0066】
ここで、初期状態から払出状態へ移行する場合は、係止状態が継続されるため、バスケットアーム1035の正回転に伴い、回転の円弧に沿うように、バスケット1037が上方から下方へ移動し、バスケット1037の開口面1037aは、水平から手前側へと徐々に傾斜する。これにより、バスケット1037に収容されたJP用景品Pは、重力によって開口面1037aから落下し、景品払出口1006に落下したJP用景品Pは、景品取出口1007からプレーヤに与えられる。
【0067】
また、バスケット1037が、底面から開口面1037aへ向けて開広している形状のため、プレーヤから見れば、当初、正面上部に配置されていたバスケット1037が、自身に向かって傾斜し、バスケット1037に収容されていたJP用景品Pが、目前で一気に払い出される様子として写る。このため、JPに相応しいダイナミックな景品の払い出しの演出を実現することができる。
【0068】
また、バスケット1037の前面1037bが滑らかな曲面を成しているため、バスケット1037に収容されているJP用景品Pは、バスケット1037内に残る、或いはひっかかるといったことなく、その全てがスムーズに落下することとなる。
【0069】
バスケット1037に収容されているJP用景品Pが払い出されると、空となったバスケット1037に新たなJP用景品Pを補充すべく、遊戯装置1000の管理者の操作によって、JP払出装置1030は、図9に示す補充状態に移行する。
【0070】
図9は、JP払出装置1030の“補充状態”を示す図である。
同図に示すように、補充状態において払出状態と異なる点は、マグネット1037dによる係止状態が解除されている点である。即ち、バスケット1037は、軸支位置Dで軸支されているのみであり、軸支位置Dを中心として、手前或いは奥方向へ自由に回動自在である。この時、バスケット1037の重心Gと回転軸Dの位置とは鉛直方向にほぼ一致し、バスケット1037の開口面1037aは、ほぼ水平に保たれる。
【0071】
そして、遊戯装置1000の管理者により補充スイッチ1070が操作されると、モータ1032が所定時間逆回転し、バスケットアーム1035は、奥側へ約90度回転し、再度初期状態へ移行する。このとき、係止状態は解除されたままであるが、バスケットアーム1035の逆回転に伴い、マグネット1037dとアームプレート1036とが徐々に近づき、その距離が所定距離以下となると、マグネット1037dが、その磁気力によってアームプレート1036に引き付けられ、バスケット1037は、アームプレート1036に係止されることになる。
【0072】
〔遊戯装置の機能構成〕
次に、本実施の形態の機能構成を説明する。
図10は、本実施の形態における機能構成の一例を示すブロック図である。
同図に示すように、遊戯装置1000は、操作入力部10と、払出検知部20と、ターンテーブル駆動部32と、スライドテーブル駆動部34と、掬い上げ装置駆動部36と、JP払出装置駆動部38と、処理部40と、を有する。
【0073】
操作入力部10は、プレーヤ及び管理者によって入力される各種指示操作を受け付け、入力された指示操作に応じた操作信号を、処理部40へ出力する。操作スイッチ1004及び補充スイッチ1070が、これに該当する、
【0074】
払出検知部20は、固定テーブル1022から景品払出口1006への景品Kの落下の有無を検知し、検知した場合に検知信号を処理部40へ出力する。チャッカー1026が、これに該当する。
【0075】
ターンテーブル駆動部32は、処理部40によって駆動され、ターンテーブル1002を回転させる。モータ1002aが、これに該当する。
【0076】
スライドテーブル駆動部34は、処理部40によって駆動され、スライドテーブル1024をスライド運動させる。
【0077】
掬い上げ装置駆動部36は、処理部40によって駆動され、掬い上げ装置1010のショベルアーム1021及びショベル1014を、それぞれ回転及び傾斜させる。モータ1011が、これに該当する。
【0078】
JP払出装置駆動部38は、処理部40によって駆動され、JP払出装置1030のバスケットアーム1035を回転させる。モータ1032が、これに該当する。
【0079】
処理部40は、例えば、CPUやLSI等の演算処理装置、ICメモリ、電気回路等によって実現され、遊戯装置1000を構成する各部を統合的に制御する。制御装置1090が、これに該当する。また、処理部40には、掬い上げ制御部42と、JPゲーム制御部44と、が含まれる。
【0080】
掬い上げ制御部42は、操作入力部10から入力される操作信号に応じて、掬い上げ装置駆動部36を駆動し、掬い上げ装置1010による掬い上げ動作を実行させる。
【0081】
JPゲーム制御部44は、払出検知部20から払出検知信号が入力されると、JPルーレット1050を起動し、その結果得られる指示ポイントに応じて、現在の累積ポイントを更新するともに、JPメータ1060の表示を更新させる。そして、更新後の累積ポイントに応じて、JP払出装置1030による払い出し動作の実行是非を判断し、実行すると判断した場合には、JP払出装置駆動部38を駆動し、JP払出装置1030による景品払出動作を実行させる。
【0082】
〔遊戯装置の動作〕
次に、遊戯装置1000の動作を説明する。
図11は、遊戯装置1000の動作を説明するフローチャートである。尚、同図においては、1ゲーム分のゲーム進行に係る動作を示しており、この1ゲームでは、複数回の掬い上げ動作が実行される。ゲームの開始に先立ち、ターンテーブル1002は回転し、スライドテーブル1024はスライド運動しており、JP払出装置1030は、図7に示す初期状態となっているものとする。
【0083】
ゲームの開始が指示されると、先ずJPゲーム制御部44は、現在の累積ポイント数を初期値“0”に設定(ゼロクリア)する(ステップS11)。
【0084】
そして、操作入力部10より、操作スイッチ1004が操作されたことを検知した場合、掬い上げ制御部42は、掬い上げ装置駆動部36を駆動することにより、ショベル1014による景品Kの掬い上げ動作や、掬い上げた景品Kを固定テーブル1022上へ落下させるといった掬い上げ動作を実行させる(ステップS12)。
【0085】
掬い上げ動作の実行によって景品Kが払い出され、払出検知部20より、チャッカー1026がONされたことを検知した場合(ステップS13:YES)、JPゲーム制御部44は、JPルーレット1050を起動する(ステップS14)。そして、その結果得られた指示ポイントを現在の累積ポイントに加算するとともに、これに合わせて、JPメータ1060の表示を更新する(ステップS15)。
【0086】
次いで、JPゲーム制御部44は、更新後の累積ポイントに基づき、JPを達成したか否かを判断する(ステップS16)。即ち、累積ポイントが所定値(例えば、“8”)に達した場合には、JPを達成したと判断し(ステップS16:YES)、後述するJP払出処理(図12参照)を実行し、JP払出装置1030によるJP払出処理を実行させる(ステップS17)。JP払出処理を終了すると、今回のゲームは終了であり、本処理は終了する。
【0087】
一方、ステップS16において、累積ポイントが上記所定値に達せず、JPを達成していないと判断した場合(ステップS16:NO)、或いは、ステップS13において、例えば景品Kの掬い上げに失敗した等、払出検知部20より、チャッカー1026がONされたことが検知されなかった場合(ステップS13:NO)、JPゲーム制御部44は、ここまでの掬い上げ動作の実行回数と、当該ゲームで実行可能な掬い上げ動作の回数(実行可能回数)と、を比較する。
【0088】
比較の結果、実行回数が実行可能回数未満である場合には(ステップS18:NO)、ステップS12に移行し、操作スイッチ1044による、掬い上げ装置1010に対する次の操作入力を待機する。
また、実行回数が実行可能回数と等しい場合(ステップS18:YES)、JPゲーム制御部44は、今回のゲームは終了であると判断し、本ゲームを終了させる。
【0089】
図12は、図11のステップS17において実行されるJP払出処理を説明するためのフローチャートである。
JP払出処理において、JPゲーム制御部44は、JP払出装置駆動部38を駆動し、JP払出装置1030によるJP用景品の払出動作を実行させる。
【0090】
即ち、モータ1032が所定時間回転し、バスケットアーム1035が正回転して、初期状態から、図8に示す払出状態(横臥状態)に移行する(ステップS171)。この移行に伴い、バスケット1037に収容されているJP用景品Pが景品払出口1006に向かって落下し、景品払出口1006から払い出される。
【0091】
続いて、遊戯装置1000の管理者は、JP用景品Pを払い出して空となったバスケット1037に、新たなJP用景品Pを補充する。具体的には、管理者は、JP補充扉1008を開き、JP補充扉1008を開いてできる開口部から手を差し入れ、マグネット1037dをアームプレート1036から外す。JP払出装置1030は、図9に示す補充状態へ移行する。そして、管理者は、水平となった開口面1037aから、新たなJP用景品Pを、バスケット1037に補充する(ステップS172)。補充作業が終了したら、補充スイッチ1070を操作し、JP補充扉1008を閉じる。
【0092】
JP用補充スイッチ1070が操作されると(ステップS173:YES)、JPゲーム制御部44は、JP払出装置駆動部38を駆動する。即ち、モータ1032が所定時間逆回転し、バスケットアーム1035は約90度逆回転して、補充状態から初期状態へ移行する(ステップS174)。その後、本JP払出処理は終了し、図11のステップS17へ戻る。
【0093】
以上のように構成することで、JPが達成された場合には、JP払出装置1030が起動し、JP用景品Pが払い出される。このとき、JP払出装置1030のバスケット1037は、マグネット1037dによってアームプレート1036(バスケットアーム1035)に係止されているため、プレーヤ側に向けて、上方から円弧を描いて移動しつつ、保持しているJP用景品Pを払い出す。従って、上方から円弧を描いて移動しつつ景品を払い出すといった、新しくダイナミックな景品の払い出し動作を実現することができる。
【0094】
また、JP用景品Pを払い出した後は、マグネット1037dによる係止を解除することで、バスケット1037の開口面1037aがほぼ水平となるので、新たなJP用景品Pの補充が容易となる。そして、バスケットアーム1035が逆回転すると、バスケット1037は、再度アームプレート1036(バスケットアーム1035)に自動的に係止され、次の景品払い出しに備えることができる。
【0095】
〔変形例〕
尚、本発明の適用は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、バスケット1037の形状は、図6に示す形状に限らず、直方体形状や逆円錐形状、角錐形状、半円球形状、半円柱形状、角柱形状等、JP用景品Pをある程度収容し、その払い出しに適した形状ならば、どのような形状であっても良い。
【0096】
また、本実施の形態においては、バスケットアーム1035は、図7に示す初期状態において、バスケット1037の後面で軸支することしたが、例えば図13に示すように構成しても良い。
図13に示すように、バスケットアーム2035は、他端に平行な2本の支持アーム2036を有し、この支持アーム2036で狭持するように、指示アーム2036の先端で、バスケット2037を回動自在に軸支する。また、支持アーム2036及びバスケット2037のそれぞれの側面(軸支されている面)に、マグネット2037dが配置され、これによってバスケット2037とバスケットアーム2035とが係止される。尚、この軸支位置及びマグネット2037dの配置位置は、初期状態において、バスケット2037の開口面2037aが、ほぼ水平となる位置に設けられる。
【0097】
また、上記実施の形態において、バスケットアーム1035は、2箇所で屈曲部分を有する略コの字形状としたが、1箇所で屈曲部分を有する略くの字形状としても良いし、屈曲部分を3箇所以上有することとしても良い。
【0098】
更に、JP払出装置1030を、その周囲で複数のプレーヤが同時にプレイ可能な遊戯装置1000の中央に配置することとしたが、1人のプレーヤのみがプレイ可能な遊戯装置に適用することとしても良いのは勿論である。
【0099】
【発明の効果】
本発明によれば、景品保持部は、係止部と被係止部とが係止した場合に、アーム部が起立状態から横臥状態へと変位すると、景品保持部がその向きを変え、上方から下方へと移動しつつ景品を払い出すといった、新しい動作の景品払出装置を実現することができる。また、アーム部の変位方向を、プレーヤの正面上方からプレーヤ側へ向かう方向とした場合、プレーヤに対して、正面上方から景品保持部が移動し、目前で景品は払い出されるといったダイナミックな演出効果を与えることができる。
【0100】
更に、一旦アーム部が起立状態に変位すると、係止部と被係止部とが係止された状態が維持されるので、横臥状態に変位した後、景品を払い出して空となった景品保持部に新たな景品を補充し、再度起立状態に変位させることで、次の景品払い出しに備えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る遊戯装置の一例を示す外観図。
【図2】遊戯装置の平面図。
【図3】遊戯装置の1つのステーションに係る要部正面図。
【図4】遊戯装置の1つのステーションに係る要部縦断面図。
【図5】JP払出装置の平面図、縦断面図、正面図。
【図6】バスケットアームとバスケットとの連結部分の詳細斜視図。
【図7】JP払出装置の初期状態(起立状態)を示す縦断面図。
【図8】JP払出装置の払出状態(横臥状態)を示す縦断面図。
【図9】JP払出装置の補充状態を示す縦断面図。
【図10】本実施の形態に係る機能構成の一例を示すブロック図。
【図11】本実施の形態に係る動作の一例を説明するフローチャート。
【図12】図8の動作中に実行されるJP払出処理を説明するフローチャート。
【図13】JP払出装置の変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 操作入力部
20 払出検知部
32 ターンテーブル駆動部
34 スライドテーブル駆動部
36 掬い上げ装置駆動部
38 JP払出装置駆動部
40 処理部
42掬い上げ制御部
44JPゲーム制御部
1000 遊戯装置
1002 ターンテーブル
1004 操作スイッチ
1006 景品払出口
1007 景品取出口
1008 JP補充扉
1010 掬い上げ装置
1011 モータ
1012、1013 ショベルアーム
1014 ショベル
1020 プッシャーテーブル部
1022 固定テーブル
1024 スライドテーブル
1026 チャッカー
1050 JPルーレット
1060 JPメータ
1030 JP払出装置
1031 ベース部
1032 モータ
1033 第1アーム
1034 第2アーム
1035 バスケットアーム
1036 アームプレート
1037 バスケット
1037a 開口面
1037b 凸部
1037c 前面
1037d マグネット
1038a、1038b ストッパ
1040 景品補充装置
1050 JPルーレット
1060 JPメータ
1070 補充スイッチ
1090 制御装置
K 景品
P JP用景品[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a game apparatus that pushes out a prize on a fixed table as a slide table moves on the fixed table, and a prize payout apparatus provided in the game apparatus.
[0002]
[Prior art]
For example, a play device called a pusher type includes an excavator that scoops up a prize arranged on a rotating turntable, a fixed table, a slide table that slides on the fixed table so as to approach or move away from the prize payout exit, Is provided. Then, for example, in response to a scooping operation instruction given by the player by a switch operation or the like, the prize on the turntable is scooped up with the shovel, and the scooped up prize is dropped on the fixed table. The prize that has fallen on the fixed table is pushed out by the sliding motion of the slide table, and falls from the fixed table to the prize payout exit. The player can acquire the prize paid out from the prize payout exit (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
Some game machines of this type have a mechanism for replenishing prizes on a turntable or a fixed table or paying out prizes from a prize payout outlet as a privilege under a predetermined condition in order to further enhance playability.
For example, in a medal game machine, a mechanism is known in which a replenishment medal is pushed up to a predetermined plate position by an elevator equipped with an inclined plate, and the medal is slid by reclination (see Patent Document 2). .
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 3-45751
[Patent Document 2]
Utility Model Registration No. 3013932
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, such a game device is a business game device mainly installed in a store such as a game center, and various effects are made to attract the interest of many players. Therefore, there is always a need for a method that gives a new taste and device to the privilege payout method for a privilege.
[0006]
The present invention has been made in view of these demands, and an object of the present invention is to provide a prize dispensing device that dispenses prizes by a new operation excellent in customer suction.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a prize dispensing device according to the first aspect of the present invention includes a prize holding part (for example,
[0008]
Here, the “prize” is a reward that is paid out when a predetermined condition is achieved (cleared) in the game play. For example, it may be bags, cakes, toys, ornaments, various goods, capsules, etc., which are appropriately selected according to the target age of the player, the setting of the game price, and the like. Moreover, the coin used for the game of a game device may be sufficient.
[0009]
According to the first aspect of the present invention, the prize holding portion is pivotally supported on one end side of the arm portion so as to be freely rotatable, and when the locking portion and the locked portion are locked, this free holding portion is supported. The rotation is limited and the arm is fixed. Then, when the arm portion is displaced from the standing state to the recumbent state, the prize holding portion is moved from the upper side to the lower side, changing its direction, and the held prize is paid out. This movement path is determined by how the arm portion is displaced. For example, when the arm portion rotates and displaces, the prize holder draws an arc from the top to the bottom along the rotation arc. Move.
[0010]
Therefore, for example, when the payout device is used for a game device, the prize holder in the standing state is positioned so as to be obliquely above the player's line of sight and the displacement direction of the arm portion is directed toward the player's standing position. Thus, it is possible to realize the payout of new prizes that give a dynamic effect such as the prize holding unit moving from above the line of sight and the prizes being paid out in front of the player.
[0011]
Further, as in the invention according to claim 2, in the prize dispensing device according to claim 1, the locking portion and the locked portion are both (1) magnets or (2) one of them. May be configured such that is the magnet and the other is the metal.
[0012]
According to the second aspect of the invention, the same effect as that of the first aspect of the invention can be achieved, and the locking portion and the locked portion are locked by the magnetic force of the magnet. When the locking part and the locked part are not locked, the prize holding part can freely rotate, but when the arm part is displaced and the locking part and the supported part come within a predetermined distance, the magnetic They are attracted to each other by force, and the locking portion and the locked portion are automatically locked. That is, even when the locking portion and the locked portion are not locked, they can be automatically locked by displacing the arm portion to a predetermined position.
[0013]
Further, as in the invention according to claim 3, in the premium dispensing device according to claim 1 or 2, when the arm portion is once displaced in a standing state, the locking portion and the locked portion It may be configured to be maintained in a locked state.
[0014]
According to the invention described in claim 3, the same effect as that of the invention described in claim 1 or 2 is achieved, and whether or not the locking portion and the locked portion are locked, Once the arm portion is displaced to the standing state, the locked state is maintained thereafter.
Therefore, when the arm part is displaced to the recumbent state, the prize held in the prize holding part is paid out, and the internal space of the prize holding part becomes empty, but for example, the locked state is released here and a new prize is released. When the replenishment is performed and the arm portion is again displaced from the lying state to the standing state, the locked state is maintained again, and it is possible to easily prepare for the next prize payout.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, in the prize dispensing device according to any one of the first to third aspects, the first axis is located above the center of gravity of the premium holding part. You may comprise so that it may be supported.
[0016]
According to the fourth aspect of the invention, the same effect as that of any one of the first to third aspects of the invention can be achieved, and the pivot support position is above the center of gravity, so In the case where the engaging part is not locked, the prize holding part is not inverted.
Therefore, when an opening is provided on the upper surface of the prize holding portion, a straight line connecting the pivot support position by the first axis and the center of gravity (including the prize being held) of the prize holding portion is substantially orthogonal to the upper surface. By determining the pivot support position in this manner, when the locking portion and the locked portion are not locked, the opening of the prize holding portion is kept almost horizontal, and the prize does not spill from the prize holding portion. . When the locked state is released after the prize is paid out, the opening is kept almost horizontal, so that it is easy to replenish a new prize.
[0017]
Further, as in the invention described in claim 5, in the prize dispensing device according to any one of claims 1 to 4, the prize holding unit is configured so that at least one side has light transmittance. May be.
[0018]
According to the fifth aspect of the present invention, the same effect as that of any one of the first to fourth aspects of the present invention can be achieved, and at least one side surface of the premium holding part has light transmittance. The prizes held in the holding part can be visually recognized from the outside.
Therefore, for example, when the prize payout device is used for a game device, if the one side is a surface facing the player when the arm portion is in the standing state, the prize to be paid out can be displayed. The player can be motivated to acquire the prize and inspire his interest in game play.
[0019]
Further, as in the invention described in claim 6, in the prize dispensing device according to any one of claims 1 to 5, the prize holding part has an upper surface opened when the arm part is in a standing state. It may be formed so as to be a part, and may be configured so as to open from the bottom part toward the opening part.
[0020]
According to the sixth aspect of the present invention, the same effect as that of any one of the first to fifth aspects of the present invention is achieved, and the internal space of the prize holder is opened from the bottom toward the opening. Since the opening is in a standing state with the opening facing upward, it can be produced as if the prizes held in the prize holding part are held more than actual. Examples of the shape of such an internal space include an inverted conical shape, a hemispherical shape, and a semicylindrical shape.
[0021]
In addition, when the arm portion is displaced to the recumbent state while the locking portion and the locked portion are locked, the opening portion of the prize holding portion is gradually inclined, and the held prize is opened by the gravity. However, since it spreads toward the opening, it is possible to produce a dynamic effect in which prizes are paid out at once.
[0022]
In addition, as in the invention described in claim 7, in the prize dispensing device according to any one of claims 1 to 6, the arm portion has a bent portion, and the second axis is a predetermined center. The bending portion may be configured such that a bending direction of the bending portion is parallel to a rotation surface of the arm portion with the second axis as an axis center.
[0023]
According to the seventh aspect of the invention, the arm has the same effect as that of any one of the first to sixth aspects, and the arm when the bending direction is displaced from the standing state to the lying state, for example. In the case where it coincides with the rotation direction of the portion, a space margin is created between the second shaft and the prize holding portion when the arm portion is in the lying state. For this reason, when paying out prizes, it is possible to prevent interference with other devices arranged in front of the prize payout device (in the rotational direction).
[0024]
The invention according to claim 8 is a game apparatus in which a slide table reciprocates on a fixed table to push out and drop a prize on the fixed table, and discharges it from the prize payout outlet through a prize payout groove. The prize payout device according to any one of claims 1 to 7 (for example,
[0025]
According to the invention described in claim 8, the same effect as that of the invention described in any one of claims 1 to 7 is achieved, and the paid-out premium falls toward the premium payout groove, Through this, it is discharged from the prize payout exit and can be given to the player.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments to which the present invention is applied will be described below with reference to the drawings.
[0027]
〔overall structure〕
FIG. 1 is an external view showing an example of a
[0028]
The
[0029]
As shown in FIGS. 1 to 4, the
[0030]
The
[0031]
Hereinafter, focusing on one station of the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The fixed table 1022 is a flat plate extending from the center of the
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
More specifically, the
[0039]
Next, when the
[0040]
The link mechanism and driving method of the
[0041]
Further, a
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
In the
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The
[0048]
[Configuration of JP dispensing device]
Next,
[0049]
FIG. 5 is a detailed view of the
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
Accordingly, the
[0055]
Further, the two bent portions of the
[0056]
The
[0057]
FIG. 6 is a perspective view of a connecting portion between the
As shown in the figure, an
[0058]
The
[0059]
On the rear surface of the basket 1037 (surface facing the arm plate 1036), a
[0060]
In addition, a plurality (three are shown in FIG. 6) of
[0061]
Here, the
[0062]
Further, the
[0063]
When the JP is achieved, the
[0064]
This will be described more specifically. FIG. 7 is a diagram showing an initial state of the
As shown in the figure, in the initial state, the
When JP is achieved, the
[0065]
FIG. 8 is a diagram showing the “payout state” of the
As shown in the figure, in the payout state, the
[0066]
Here, when shifting from the initial state to the payout state, since the locked state is continued, the
[0067]
Further, since the
[0068]
In addition, since the
[0069]
When the JP prize P accommodated in the
[0070]
FIG. 9 is a diagram showing a “replenishment state” of the
As shown in the figure, the difference from the payout state in the replenishment state is that the locking state by the
[0071]
When the
[0072]
[Functional structure of game machine]
Next, the functional configuration of the present embodiment will be described.
FIG. 10 is a block diagram illustrating an example of a functional configuration according to the present embodiment.
As shown in the figure, the
[0073]
The
[0074]
The
[0075]
The
[0076]
The slide
[0077]
The scooping
[0078]
The JP payout
[0079]
The
[0080]
The scooping
[0081]
When the payout detection signal is input from the
[0082]
[Operation of the game machine]
Next, the operation of the
FIG. 11 is a flowchart for explaining the operation of the
[0083]
When the start of the game is instructed, first, the JP
[0084]
When it is detected from the
[0085]
When the prize K is paid out by executing the scooping up operation and the
[0086]
Next, the JP
[0087]
On the other hand, when it is determined in step S16 that the accumulated point does not reach the predetermined value and JP is not achieved (step S16: NO), or in step S13, for example, scooping up the prize K has failed. If it is not detected by the
[0088]
As a result of the comparison, if the number of executions is less than the number of executions possible (step S18: NO), the process proceeds to step S12 and waits for the next operation input to the
If the number of executions is equal to the number of executions (step S18: YES), the JP
[0089]
FIG. 12 is a flowchart for explaining the JP payout process executed in step S17 of FIG.
In the JP payout process, the JP
[0090]
That is, the
[0091]
Subsequently, the administrator of the
[0092]
When the
[0093]
With the configuration described above, when JP is achieved, the
[0094]
Further, after the JP prize P is paid out, the
[0095]
[Modification]
The application of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention. For example, the shape of the
[0096]
In the present embodiment, the
As shown in FIG. 13, the
[0097]
In the above embodiment, the
[0098]
Furthermore, although the
[0099]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the arm portion is displaced from the standing state to the recumbent state when the locking portion and the locked portion are locked, the premium holding portion changes its direction, Thus, it is possible to realize a prize payout device with a new operation, such as paying out a prize while moving downward. Further, when the direction of displacement of the arm portion is the direction from the upper front of the player toward the player, the dynamic holding effect is such that the premium holding unit moves from the upper front of the player and the premium is paid out in front of the player. Can be given.
[0100]
Furthermore, once the arm part is displaced to the standing state, the state where the locking part and the locked part are locked is maintained. After the arm part is displaced to the recumbent state, the prize is discharged and the prize is kept empty. It is possible to prepare for the next prize payout by replenishing the section with a new prize and displacing it again to the standing state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view showing an example of a game apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the game device.
FIG. 3 is a front view of an essential part relating to one station of the game apparatus.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of an essential part relating to one station of the game apparatus.
FIG. 5 is a plan view, a longitudinal sectional view, and a front view of a JP dispensing apparatus.
FIG. 6 is a detailed perspective view of a connecting portion between a basket arm and a basket.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view showing an initial state (standing state) of the JP payout device.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a payout state (a recumbent state) of the JP payout device.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a replenishment state of the JP dispensing device.
FIG. 10 is a block diagram showing an example of a functional configuration according to the present embodiment.
FIG. 11 is a flowchart illustrating an example of an operation according to this embodiment.
FIG. 12 is a flowchart for explaining JP payout processing executed during the operation of FIG. 8;
FIG. 13 is a perspective view showing a modified example of the JP payout device.
[Explanation of symbols]
10 Operation input section
20 Payout detection unit
32 Turntable drive
34 Slide table drive unit
36 Scooping device drive
38 JP Dispenser Drive Unit
40 processor
42 scooping control unit
44JP game control unit
1000 game machine
1002 Turntable
1004 Operation switch
1006 Free gift exit
1007 Premium Exit
1008 JP refill door
1010 scooping device
1011 motor
1012, 1013 excavator arm
1014 excavator
1020 Pusher table
1022 Fixed table
1024 slide table
1026 Chucker
1050 JP roulette
1060 JP meter
1030 JP dispensing device
1031 Base part
1032 motor
1033 1st arm
1034 Second arm
1035 Basket arm
1036 Arm plate
1037 baskets
1037a Opening surface
1037b Convex part
1037c front
1037d magnet
1038a, 1038b Stopper
1040 Premium replenishment device
1050 JP roulette
1060 JP meter
1070 Refill switch
1090 Controller
K freebies
Prize for P JP
Claims (8)
一端側で前記景品保持部を自由回転自在に軸支する第1軸を有し、他端側が第2軸で軸支されて起立状態と横臥状態間を変位可能なアーム部と、
を備え、前記アーム部の一端側に係止部が配設され、前記景品保持部に被係止部が配設されて、前記係止部と前記被係止部とが係止した状態で前記アーム部が横臥状態に変位した場合には、前記景品保持部内に保持されていた景品が払い出されることを特徴とする景品払出装置。A prize holder having an internal space for holding a prize;
An arm portion having a first shaft that pivotally supports the prize holding portion on one end side so as to freely rotate, and an other end side that is pivotally supported by a second shaft and is displaceable between a standing state and a recumbent state;
A locking portion is disposed on one end side of the arm portion, a locked portion is disposed on the prize holding portion, and the locking portion and the locked portion are locked. When the arm part is displaced to a recumbent state, a prize held in the prize holding part is paid out.
前記屈曲部の屈曲方向は、前記第2軸を軸中心とする前記アーム部の回転面に平行であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の景品払出装置。The arm portion has a bent portion, and rotates in a predetermined direction around the second axis.
The prize dispensing device according to any one of claims 1 to 6, wherein a bending direction of the bent portion is parallel to a rotation surface of the arm portion with the second axis as an axis center.
請求項1〜7の何れか一項に記載の景品払出装置と、
前記第2軸を軸中心として前記景品払出装置を回転駆動させる駆動手段と、
を備え、前記アーム部が横臥状態の場合に、前記景品保持部が前記景品払出溝又は前記固定テーブルの上方に位置するように、前記景品払出装置が配設されていることを特徴とする遊戯装置。A play device in which a slide table reciprocates on a fixed table to extrude and drop a prize on the fixed table, and discharges it from the prize payout outlet through a prize payout groove,
The prize dispensing device according to any one of claims 1 to 7,
Drive means for rotationally driving the giveaway device with the second axis as an axis;
And the prize payout device is arranged so that the prize holding part is positioned above the prize payout groove or the fixed table when the arm part is in a recumbent state. apparatus.
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