JP3930790B2 - Medal game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、メダル遊戯機に関し、より詳しくは、投入口から投入したメダルをプレイフィールドに送出し、プレイフィールドでのメダルを介した作動を通じてメダルの払い出しを受けることができるものに関する。なお、本明細書においてメダルとは、コインやこれに類する金属円形板をも含む概念である。
【0002】
【従来の技術】
この種のメダル遊戯機の代表的なものとして、特許文献1に開示されたものがある。同文献に開示されたメダル遊戯機は、いわゆるプッシャゲーム機と呼ばれるものであり、プレイフィールドには、手前側に縁をもつ第1テーブルと、同じく手前側に縁をもち、第1テーブルに積層された格好で手前方向への進出と奥方向への後退とを繰り返す第2テーブルとを備える。第1テーブルには、あらかじめ準備された、あるいは先に投入された多数個のメダルが溜まっている。第2テーブルは、上記のように往復運動するから、進出動により第1テーブル上に溜まったメダルを手前方向に押し出すことができる。遊戯者は、ある程度狙いを定めて新たなメダルをプレイフィールドに投入する。第2テーブルが後退動した瞬間に第1テーブルの奥部にメダルを送出することができると、このメダルが第2テーブルの進出動によって手前方向に押し出され、このメダルの移動によってすでに前回の第2テーブルの進出動によって押し出されていたメダル群がさらに手前方向に押される。このとき、第1テーブルの手前の縁近くまで押し出されていたメダルは、第1のテーブルの手前側の縁から落下し、払い出し口から払い出される。遊戯者は、できるだけ少ないメダルの投入数によって、できるだけ多くメダルの払い出しを受けることができるように、プレイフィールド内の場所を選んでメダルを投入する。
【0003】
また、特許文献2には、他のメダル遊戯機が開示されている。同文献に開示されたものも、いわゆるプッシャゲーム機構が基本であるが、特許文献1の構成とは逆に、上層の第2テーブルが固定され、下層の第1テーブルが往復運動する。この場合においても、第1テーブルからみた第2テーブルの相対的な動きは特許文献1の場合と同じであるので、上記したのと同様の遊戯を行なうことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−210225号公報
【特許文献2】
特開2001−347059号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1および2にはまた、上記したプッシャゲーム機としての構成に加えて、メダルがチャッカに入った場合にある種の抽選を行ない、この抽選の結果得られる賞の大きさに応じて、所定枚数のメダルを払い出す構成が開示されている。
【0006】
たとえば、特許文献1における抽選機構は、メダルがチャッカに入ったことをもってボールを排出し、このボールがプレイフィールドを移動後、いずれかの入賞穴に入ったことをもって賞を与えるものである。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1のメダル遊戯機における抽選機構は、排出したボールが上下方向の最下端まで重力の作用によって移動した後、再度このボールをリフト機構によって持ち上げ、引き続いて抽選のための複雑なボール移動を行なうようになっており、構成が複雑であり、最終的な抽選が行なわれるまでの時間が長過ぎてかえって興趣に欠けるきらいがある。
【0008】
本願発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、メダルの入賞にしたがって排出されるボールが移動して抽選段階にいたるまでの過程が把握でき、しかも、ボールの移動の過程での遊戯者の期待度、興奮度をより高めてさらに興趣を高めることができるようにしたメダル遊戯機を提供することをその課題とする。
【0009】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の各技術的手段を採用した。
【0010】
すなわち、本願発明によって提供されるメダル遊戯機は、メダル投入口と、このメダル投入口から投入されたメダルが送出されるプレイフィールドと、メダルが所定のチャッカに入ったことをもって排出されるボールが所定の移動経路を通った後に抽選部に至る抽選機構とを備え、抽選部での抽選によって所定枚数のメダルの払い出しを行なうメダル遊戯機であって、上記移動経路は、正面視において上に凹に湾曲するとともに、手前側が下位となるように傾斜させられたテーブル面と、このテーブル面上に、それぞれが途切れ部を有しつつ横方向に延び、かつ奥行き方向に並べられた複数のリブとを備えたボールスイングテーブル、および、上記ボールスイングテーブルに隣接して配置され、外周に複数のレール溝を有する回転体を含んでおり、上記ボールは、上記ボールスイングテーブルの奥端部における幅方向に偏倚した部位からこのボールスイングテーブルに導入されるとともに、上記ボールスイングテーブルから上記回転体の上記レール溝の一端に乗り移ったボールがこのレール溝の他端に到達した場合にセーフボールとして引き続き上記移動経路を進行することができるように構成されていることを特徴としている。
【0011】
ボールは、各リブにより形成される船底断面状のトラックをゆったりと左右に揺れるようなスイング動をしつつ、リブの途切れ部から手前に隣接するトラックに移行し、このトラックでも上記のようなスイング動をするといった動きをし、ボールスイングテーブルの手前端部に至ることになる。このようなボールの動きは、視覚的にも面白く、また、同時に複数のボールがボールスイングテーブル上に導入されると、後から導入されたボールが先の途切れ部から隣のトラックに移るといった動きや、ボール同士が干渉しあいながら面白い動きをする。このように、上記構成のボールスイングテーブルは、ボール移動経路としてきわめて単純な構成でありながら、多様で視覚的に非常に面白いボールの動きを実現できる。このことは、メダル遊戯機の興趣を高める1要素となる。
【0013】
また、上記回転体は、常時回転しているので、そのレール溝に乗り移ったボールが必ずしも無事にその他端部に到達するとは限らない。レール溝に乗り移ることができなかったボール、レール溝の途中で脱落したボールは、アウトボールとなり、抽選部での抽選の権利が剥奪される。このようなボール移動経路の構成は、簡単な構成でありながら、遊戯者にハラハラ、ドキドキ感を与え、このこともメダル遊戯機の興趣を高める1要素となる。
【0014】
好ましい実施の形態においてはまた、上記回転体は、全体として略円錐台状をしているとともに、この略円錐台の母線に沿うようにして上記複数のレール溝が形成されている。
【0015】
このような構成によれば、上記回転体を水平軸周りに回転させるという、簡単な回転支持構造を採用することができながら、その上位部のレール溝がその他端側が下位となるように傾斜するようにすることができる。これにより、レール溝の一端に乗り移ったボールを重力の作用によって都合よく他端に導くことができる。
【0016】
好ましい実施の形態においてはさらに、上記移動経路は、上記回転体のレール溝の他端に至ったセーフボールを受け取るポケットと、このポケットで受け取られたボールを重力によって上記抽選部まで搬送する搬送路とをさらに備えている。
【0017】
好ましい実施の形態においてはまた、上記抽選部は、中央部が最も窪み、周縁部にいたるほど窪み量が小さくなる皿状のボール転動テーブルと、このボール転動テーブルの中央部付近に配置された1または複数の入賞穴とを備えて構成されている。
【0018】
好ましい実施の形態においてはさらに、上記移動経路を通ったボールは、上記ボール転動テーブルの周縁部の略接線方向を向けてこのボール転動テーブル上に放出させるように構成されている。
【0019】
好ましい実施の形態においてはまた、上記ボール転動テーブルは、水平方向に対し、傾斜して設けられている。
【0020】
好ましい実施の形態においてはさらに、上記ボール転動テーブルは、傾斜角度を変更しうる。
【0021】
好ましい実施の形態においては、上記プレイフィールドは、メダルプッシャ機構によって構成されている。
【0022】
上記のように、本願発明においては、ボールを抽選部にまで導く移動経路は、すべて重力の作用に依存するものである。したがって、リフト機構などの複雑な機構を移動経路中に配置せずとも、上記したように、簡単な構成によって面白いボールの動きを実現している。視覚的に移動経路中を移動するボールの動きをすべて確認できるのであり、このことは、メダル遊戯機としての興趣を高めることに大きく寄与する。
【0023】
本願発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行なう詳細な説明から、より明らかとなろう。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0025】
図1は、このメダル遊戯機Aの一実施形態の外観を示している。正多角形をした下部筐体1a上には、正多角形をした透明のショーケース1bが設けられている。下部筐体1aおよびショーケース1bは、たとえば8〜10人が同時にプレイできるように、周方向に等分された各ゾーン11に分けられている。各ゾーン11において、左右2箇所にメダル投入口2が設けられているとともに、下部筐体1aには、メダル払い出し口12が設けられている。
【0026】
図2は、ショーケース1b内の各ゾーン11の構成を概略的に示している。手前方の下部領域には、メダル遊戯機のプレイフィールドとしての、いわゆるプッシャゲーム機構3が配置されている。以下に、この実施形態に係るメダル遊戯機の基本機構としてのプッシャゲーム機構3について、説明する。
【0027】
このプッシャゲーム機構3は、手前縁31aを有する固定状の第1テーブル31と、この第1テーブル31上に積層されるようにして、この第1テーブル31のやや奥方において、手前方向の進出と、奥方向への後退とを繰り返すといった往復運動をする第2テーブル32とを有している。第1テーブル31上には、あらかじめ準備された、または、メダル投入口2からの投入を介して送出されたメダル群Mが溜められている。第2テーブル32の往復動により、第1テーブル31上のメダル群Mは、手前方向に押し出される。第2テーブル32が後退した瞬間にメダル投入口2から投入されたメダルmを第1テーブル31の奥方において開いたスペースに送出することができると、このメダルmは、第2テーブル32の進出動によって手前方向に押される。そうすると、このメダルmは、すでに第1テーブル31の手前側に押し出されていたメダル群Mをさらに手前方向に押す。これにより、第1テーブル31上の手前縁31a付近にあったメダルmは、第1テーブル31から落下させられる。遊戯者は、できるだけ少ないメダル投入数によって、できるだけ多くのメダルの払い出しを受けるように、手前縁31aから落下しそうなメダルの多い第1テーブル31上の幅方向の領域を選んで、その領域の奥方にメダルを送出しようとする。
【0028】
この実施形態では、単に第1テーブル31から落下させたメダルをそのまま払い出すのではなく、第1テーブル31の手前縁31aに隣接するようにして、複数のバランスゲート4を設けている。このバランスゲート4は、横方向に延びる軸41を中心として揺動可能となっており、図3に示すように、軸41の一方側にウエイト42を、軸41の他方側にメダル収容部43を有している。メダル収容部43はまた、メダル受容口43aを有している。通常時、このバランスゲート4は、図3に実線で示すように、ウエイト42の重みによって、上記メダル収容部43が上動した所定の傾斜状態で安定している。第1テーブル31から落下するメダルmがメダル収容部43に溜まってくると、このメダル収容部43が重くなり、やがてこれがウエイト42の重みに勝って、図3に仮想線で示すように、メダル収容部43が下となるように揺動する。そうすると、メダル収容部43に溜められていたメダルmは、まとめて下方に落下排出される。落下排出されたメダルmは、メダル払い出し口12に至る。メダル排出によってメダル収容部43が軽くなると、このバランスゲート4は図3に実線で示す通常位置に戻り、続いて落下してくるメダルmを待ち受ける。遊戯者は、メダル収容部43が満杯に近くなったバランスゲート4を選び、そのバランスゲート4にさらにメダルmを落下させるべく、当該バランスゲート4が位置する第1テーブル31の幅方向の領域を選び、その領域の奥方に新たなメダルmを送出しようとする。これにより、より少ないメダル投入数により、より多くのメダルの払い出しを受けるチャンスが生まれ、メダル遊戯機としての興趣がさらに高まる。
【0029】
この実施形態では、メダル投入口2から投入したメダルmを上記のプレイフィールドに送出するにあたり、さらに次のような工夫を施している。メダル投入口2には、図3に示すように、全体としてメダルmを立てながら転がして初速を与えることができる筒状または溝状のガイド部材21が付設されている。このガイド部材21は、支点を中心として、横方向および縦方向に揺動可能に支持されており、これにより、遊戯者は、ガイド部材21の先端から、初速を与えられたメダルmを送出する方向を自由に選ぶことができる。
【0030】
ショーケース1bにおける、上記プレイフィールドよりも手前側であって、プレイフィールドよりも上位には、上記ガイド部材21の先端から送出されたメダルmをさらにプレイフィールドの奥方に向けて転がすことができる助走面5が設けられている。この助走面5は、各ゾーン11の幅とほぼ対応して、所定幅を有する板状部材によって構成することができ、直線状の奥方縁51を有するとともに、好ましくは、図3および図4に表れているように、奥方縁51が低位となるように傾斜させられている。
【0031】
上記助走面5の奥方縁51に隣接するようにして、手前縁6aと奥方縁6bとを有し、手前縁6aが上記助走面5の奥方縁51と隣接する第1の状態と、手前縁6aが上記助走面5の奥方縁51から離間する第2の状態とをとることができるメダルジャンプ部材6が設けられている。この実施形態において上記メダルジャンプ部材6は、その上面6cが円筒内面を有するように形成されている。このメダルジャンプ部材6はまた、図4に表れているように、その両端部から立ち上げ状に形成したブラケット部61を介して、上面6cが形成する円筒の中心軸62を中心として揺動可能に機枠60に支持されている。またこのメダルジャンプ部材6は、その手前縁6aが上記助走面5の奥方縁51に隣接する第1の状態をとるとき(図3に実線で示し、かつ図4に表れている状態)、助走面5を転がってきたメダルmが滑らかに円弧内面状の上面に乗り移りつつ、続けて転がることができるようにするべきである。また、第1の状態をとるメダルジャンプ部材6の奥方縁6b付近は、プレイフィールドの奥方へ向かうほど高位となるように傾斜するようにしてある。
【0032】
上記メダルジャンプ部材6を揺動させるためには、図4に表れているように、機枠60の適部に支持されたモータ63によって回転させられる回転板64の偏心位置に一端が枢動可能に連結されたロッド65の他端をメダルジャンプ部材6のブラケット部61の適部に対して枢動可能に連結することにより、容易に構成することができる。
【0033】
ガイド部材21が付設されたメダル投入口2からの投入により、初速を与えられて転がるメダルmは、上記の傾斜状の助走面5を転がってさらに速度を上げられる。メダルジャンプ部材6が図3に実線で示し、図4に表れているようにちょうどその手前縁6aが助走面5の奥方縁51と隣接する第1の状態をとるときに上記のメダルmが助走面5の奥方縁51に到達すると、このメダルmはそのままメダルジャンプ部材6の上面6cに乗り移って慣性によって転がり続け、やがて上向きに傾斜する奥方縁6bから斜め上向きにジャンプさせられる。一方、メダルジャンプ部材6が図3に仮想線で示し、かつ図5に表れているようにその手前縁6aが助走面5の奥方縁51と離間する第2の状態をとるときに上記のメダルmが助走面5の奥方縁51に到達しても、このメダルはメダルジャンプ部材6に乗り移ることができず、落下するか、または、メダルジャンプ部材6によってジャンプを阻害されてたたき落とされる。
【0034】
この実施形態では、上記メダルジャンプ部材6のさらに奥方における上記プレイフィールドの上方には、図2に示すように左右方向並ぶ3つのターゲット7が配置されている。このターゲット7は、図6に示すように外形が所望の形にデコレートされているが、中央貫通孔71を有しており、横方向の軸72を中心として揺動可能なブラケット73に搭載されている。このブラケット73にもまた、上記各ターゲット7の中央貫通孔71と対応する孔が開けられているのはいうまでもない。これらのターゲット7には、たとえば金属センサにより、上記中央貫通孔71へのメダルmの通過を検出することができるようになっている。このようなメダルmの通過検出信号は、それのみをもって、抽選当たり信号として、別途のメダル払い出し機構により所定枚数のメダルmを払い出すようにすることもできるし、別途の抽選機構の起動信号として利用することもできる。メダルmの通過検出信号をもって抽選当たり信号とする場合には、3つのターゲット7についての抽選当たりの重みづけを相違させておき、どのターゲット7をメダルmが通過したかに応じて、払い出すメダルmの個数を異ならせてもよい。なお、この実施形態では、上記各ターゲット7は、概してその中央貫通孔71が垂直方向を中心として揺動するようにしてあり、また、プレイフィールドとしての上記プッシャゲーム機構3における奥行き方向の適当な位置、好ましくは、図3に示すように中央貫通孔71を通過して落下するメダルmが第1テーブル31の奥方付近に落下しやすいような位置に設けられる。
【0035】
上記のターゲット7を揺動可能とするためには、図6に表れているように、機枠60に支持されたモータ74によって回転させられる回転板75の偏心位置に対して一端が枢動可能に連結されたロッド76の他端部を上記のターゲット7を支持して横方向の軸72を中心として揺動可能なブラケット73の適部に枢動可能に連結するといった簡単な機構によって実現することができる。
【0036】
遊戯者は、メダルジャンプ部材6が第1の状態をとるタイミングを見計らって、また、どのターゲット7にメダルmを通過させるかを考慮しつつ横方向の狙いを定めて、メダルmをメダル投入口2から投入する。タイミングが合い、かつ方向が適当であると、図3に示すように上記したように助走面5からメダルジャンプ部材6にうまく乗り移ったメダルmがこのメダルジャンプ部材6を離れてジャンプさせられ、放物線を描いて所望のターゲット7を通過する。そうすると、このターゲット7に見合った賞としての所定枚数のメダルmの払い出しを受けることができるか、または、別途の抽選装置による次のビッグチャンスを与えられる。
【0037】
このように、上記構成のメダル遊戯機Aにおいては、メダルmをプレイフィールドに送出する時点において、メダル送出の方向のみならず、タイミングをもふくめたスキルを必要とする面白さが生まれる。なお、賞としてのメダルの払い出し方法は、直接メダル払い出し口12に払い出す方法と、プッシャゲーム機構3の第1テーブル31上に払い出す方法とがある。プッシャゲーム機構3の第1テーブル31上に払い出す場合には、実質的に同等枚数のメダルmが第1テーブル31あるいはバランスゲート4を介してメダル払い出し口12に払い出されることになるが、プレイフィールド上のメダル滞留状況が一挙に変更される期待感が生まれる。
【0038】
また、上記したように、各ターゲット7をプッシャゲーム機構3における第1テーブル31の上方に位置するようにすれば、ターゲット7の中央貫通孔71を通過して落下したメダルmがちょうど第2テーブル32による進出動に押されて第1テーブル31上のメダル群Mを効率よく落下させることになるので、遊戯者による上記のようなターゲット7を狙ったメダル投入操作が、そのままプッシャゲーム機構3での基本的なメダル獲得効率の向上にもつながるのであり、メダル遊戯機としての興趣がさらに高められる。
【0039】
上記において、メダル遊戯機Aの基本機構におけるプレイフィールドとして、いわゆるプッシャゲーム機構3を採用した場合の一例を説明した。そして、ターゲット7(チャッカと呼ぶこともある)をメダルmが通過したことをもって、別途の抽選機構8を起動させることができる旨上述したが、本願発明の要点は、この抽選機構8の具体的構成にある。したがって、この抽選機構8を起動させるまでの構成は、上記に限らず、どのような構成を採用してもよい。以下、図7〜図10を参照し、この抽選機構8の一例を説明する。
【0040】
プッシャゲーム機構3のさらに奥方に設置されたサブ機枠80には、ボール移動による視覚的な面白さを楽しみながら行なう上記の抽選機構8が配置されている。サブ機枠80の前面80aの適所に開設されたボール排出孔81からは、メダルmがいずれのターゲット7を通過したかによって所望個数のボールBが排出される。このボール排出孔81の背後には、図8および図9によく表れているように、ベルトコンベア式のボールエレベーション機構88が設置されており、回収ボールを上記のボール排出孔81の背後まで持ち上げて、待機させてある。待機させられているボールBは、排出ロータ88aを回転させることにより、所望個数のボールBを次々と連続して排出することができる。
【0041】
ボール排出孔81から排出されたボールBは、ボールスイングテーブル82上を移動する。このボールスイングテーブル82は、図7および図8に良く表れているように、正面からみてなだらかに凹に湾曲した面に、横方向に延びるリブ82aが、奥行き方向に複数並べられている。各リブ82aには、適当な箇所に切り欠き82bが設けられており、かつ、このボールスイングテーブル82全体が、やや手前方向が低くなるように傾斜させられている。なお、上記ボール排出孔81は、上記ボールスイングテーブル82の奥端から起立するサブ機枠の壁面において、上記ボールスイングテーブル82の幅方向中央からやや側方に偏った位置に設けられている。また、このボールスイングテーブル82は、それ自体固定状に設置してもよいし、所望角度左右に揺動するようにしてもよい。
【0042】
ボールBは、各リブ82aにより形成される船底断面状のトラックをゆったりと左右に揺れるようなスイング動をしつつ、リブ82aの途切れ部82bから手前に隣接するトラックに移行し、このトラックでも上記のようなスイング動をするといった動きをし、ボールスイングテーブル82の手前端部に至ることになる。このようなボールBの動きは、視覚的にも面白く、また、同時に複数のボールBがボールスイングテーブルB上に導入されると、後から導入されたボールBが先に導入されたボールBよりも先に途切れ部から隣のトラックに移るといった動きや、ボール同士が干渉しあいながら面白い動きをする。このように、上記構成のボールスイングテーブル82は、ボール移動経路としてきわめて単純な構成でありながら、多様で視覚的に非常に面白いボールBの動きを実現できる。このことは、メダル遊戯機Aの興趣を高める1要素となる。
【0043】
ボールBは、次に、上記ボールスイングテーブル82の手前側に隣接して配置されたチャンスゲート83に乗り移る。このチャンスゲート83は、ボールスイングテーブル82の前面壁から手前方向に延出する軸周りに回転する円錐台状の回転体84を含んで構成されている。この回転体84は、手前方向ほど縮径しており、かつ、その外周には、その母線方向に延びる複数の凹溝状のレール84aが形成されている。上部に位置するレール84aは、手前方向ほど低くなるように傾くことになる。ボールBが上記回転体84のいずれかのレール84aの奥方端に乗ることができると、このボールBは、比較的大きな確率で、レール84aの手前端まで至ることができ、このレール84aの手前端から次経路への入口ポケット85に落とし込まれる。レール84aの手前端に至ることができずに途中で落下したボールBは、アウトとなる。
【0044】
回転体84は、常時回転しているので、そのレール84aに乗り移ったボールBが必ずしも無事にその他端部に到達するとは限らない。レール84aに乗り移ることができなかったボールB、レール84aの途中で脱落したボールBは、アウトボールとなり、抽選部での抽選の権利が剥奪される。このようなボール移動経路の構成は、簡単な構成でありながら、遊戯者にハラハラ、ドキドキ感を与え、このこともメダル遊戯機Aの興趣を高める1要素となる。
【0045】
上記入口ポケット85に落としこまれたボールBは、重力の作用によって上記ボールスイングテーブル82の下方に配置された抽選部としてのボール転動テーブル86に導かれる。このボール転動テーブル86は、ルーレットに似た形式をとっており、たとえば、どの直径方向の断面においてもなだらかで同一の二次曲線となるような皿状のボール転動フィールド86aを備えている。このボール転動フィールド86aは、図10に表れているように、平面視において円形をしており、中央付近には、たとえば3つの入賞穴86bが設けられている。
【0046】
上記入口ポケット85には、搬送路としてのボールガイドパイプ87が連通しており、このボールガイドパイプ87の下端は、図10に良く表れているように、このボールガイドパイプ87を通って落下してきたボールBを上記ボール転動フィールド86aの外周付近にその接線方向に放出することができるように方向づけられている。ボール転動フィールド86aに放出されたボールBは、このボール転動フィールド86a上を螺旋を描きながら転動し、やがて中央付近にいたっていずれかの入賞穴86bに入る。入賞穴86bは、好ましくは、賞の大きさを異ならせる。たとえば、ボール転動フィールド86aを水平状態に対して所定方向にやや傾斜させると、入賞穴86bごとにボールBが入る確率が異なるようになる。この場合、最も確率の低い入賞穴86bを最高の賞とし、確率が高まる順に、賞の重みを下げる。入賞穴86bにボールBが入ると、その入賞穴86bに付与された賞の大きさに応じて、所定枚数のメダルmが払い出される。また、入賞穴86bに入ったボールBは、上記したチャンスゲート83でのアウトボールとともに回収され、上記したボールエレベーション機構88によってボール排出孔81付近まで上昇させられた上、待機させられる。上記各入賞穴86bにボールBが入ったことは、たとえばこの入賞穴86bの内壁の適部にマイクロスイッチ86cを設けておくことにより、容易に検知することができる。なお、上記ボール転動フィールド86aは、所定の傾斜状態で固定しておくほか、図8に表れているように、常時傾斜状態が変動するようにしたり、所望によって傾斜角度を変更することができるようにすることもできる。
【0047】
このようなボールの移動による抽選機構8は、上記したように、視覚により確認できる領域でボールBが様々な移動経路を通りながら、抽選を行なうようにしてある。移動経路は、ボールを重力の作用によって抽選部まで導くという、簡単な構成でありながら、上記したように、非常に面白いボールの動きを現出させることができる。チャンスゲート83を無事通過したボールBだけが最終的に抽選を行なう権利を獲得するようにしてある。これにより、メダル遊戯機として、視覚的な面白さと、ゲームとしての面白さとがさらに倍加する。
【0048】
この実施形態に係るメダル遊戯機Aは、上記のような抽選機構8、すなわち、ターゲット7による抽選、あるはボール転動テーブル86における抽選での賞に応じてメダルを払い出す機構として、プレイフィールドでの視覚効果とゲームとしての興趣を高めるために、次のように構成している。
【0049】
図1および図2に示すように、ショーケース1b内での2つのゾーン11の隣接部に、タワー状のメダル払い出し機構9が設置されている。このメダル払い出し機構9は、垂直方向に細状に延びるフレーム91の前面壁91aに、縦方向に並べて設けられた複数の保持枠92を有する。この保持枠92は、たとえば透明樹脂を成形して略半円筒形に形成される。各保持枠92間は、所定のすきまが開けられており、上記前面壁91aから各すきまに進出し、かつ後退することができるシャッタ部材93が設けられている。各すきまに進出させられたシャッタ部材93と、その直上にある保持枠92とが、それぞれメダル貯留ポケット92Aを形成する。このメダル払い出し機構9の上端部には、図示しないメダル汲み上げ機構によって汲み上げられたメダルmを、所定枚数ずつ、すなわち、1つのメダル貯留ポケット92Aを一杯にするだけの枚数ずつのメダルmを、最上位のメダル貯留ポケット92Aを形成する保持枠92内に供給することができるメダル供給機構が設けられている。また、このメダル払い出し機構9の下部には、隣接するゾーン11を選択して、いずれか一方のゾーン11のプレイフィールドにメダルを払い出す振り分け機構94が設けられている。
【0050】
このメダル払い出し機構9は、すべてのメダル貯留ポケット92Aにメダルmが貯留された状態で待機する。各メダル貯留ポケット92Aへのメダルmの供給は、たとえば、次のようにして行なうことができる。最上位のメダル貯留ポケット92Aには、このメダル貯留ポケット92Aの底を形成するシャッタ部材93を進出させた状態で、上記したメダル供給機構から所定枚数のメダルmを供給する。各メダル貯留ポケット92Aに貯留されているメダルmをすぐ下位のメダル貯留ポケット92Aに移すには、下位のメダル貯留ポケット92Aの底を形成するシャッタ部材93を進出させた状態で、当該メダル貯留ポケット92Aのシャッタ部材93を後退させればよい。このような作動を繰り返すことにより、下位のメダル貯留ポケット92Aが空である限り、最も下位の空ポケットまでメダルmを順次移送することができる。したがって、すべてのメダル貯留ポケット92Aに所定枚数ずつのメダルmが充填された状態をつくり出すことができる。
【0051】
一方、メダルmの払い出しは、たとえば、次のようにして行なうことができる。メダル貯留ポケット92Aの1つ分の枚数のメダルを払い出す場合には、最も下位のメダル貯留ポケットのシャッタ部材93のみを後退させればよい。メダルは、メダル貯留ポケット92Aの底が抜けた状態となるので、重力によって一気に払い出される。メダル貯留ポケット92A2つ分の枚数のメダルmを払い出す場合には、最も下位のメダル貯留ポケット92Aと、下から2番目のメダル貯留ポケット92Aのシャッタ部材93を、同時に、あるいは下から順に時間を遅らせて、後退させればよい。このようにすることにより、メダル貯留ポケット92Aの所定個数分のメダルmを一挙に払い出すことができる。
【0052】
このような払い出しが行なわれた直後は、下からいくつか分のメダル貯留ポケット92Aが空となるが、この空ポケットへのメダルmの充填は、上記した要領で行なうことができる。理論的には、各シャッタ部材93の動きを記録しておくことにより、各メダル貯留ポケット92Aの状態、すなわち、メダルmが充填されているか、空であるかを知ることができるので、このような情報にしたがって、上記したように、各メダル貯留ポケット92Aへのメダルmの充填操作を行なえばよい。また、各メダル貯留ポケット92Aにメダル検出センサを設けておき、空となったメダル貯留ポケット92Aにメダルを充填するようにすることもできる。
【0053】
タワー状のメダル払い出し機構9のすべてのメダル貯留ポケット92Aにメダルmが充填されている状態は、壮観である。最も大きな賞に入賞した場合、タワー状のメダル払い出し機構9に溜められたすべてのメダルmの排出を受けることができるとの期待感が生まれる。このようなこともまた、メダル遊戯機Aの興趣を高める1要素である。さらには、上記したような各メダル貯留ポケット92Aへのメダル充填作動は、視覚的な面白さがある。
【0054】
以上に加え、この実施形態に係るメダル遊戯機Aには、さらに次のような演出が組み込まれている。
【0055】
図1および図2に表れているように、ショーケース1bの中央には、未知の生物、たとえばエイリアンを模した動作模型が隠されている。エイリアン13は、回転筒14の内部に隠されており、この回転筒14には、上方から次第に開いてゆくスライドシャッタ15が設けられている。たとえば、ボール転動テーブル86における抽選において、最も大きな入賞穴にボールが入ると、上記回転筒14は、スライドシャッタ15が正面となるように回転する。引き続いて、たとえば、上記3つのターゲット7のうち、いずれかにメダルmを通過させるように指示が出される。このような指示は、たとえばボールスイングテーブル82の上部に設置されたLCD表示器16を通じて行なわれる。遊戯者は、あたかも、未知のエイリアン13の姿を暴くべく、攻撃を加えるような感覚で、所定のターゲット7を狙ってメダル投入口2からメダルmを投入する。所定のターゲット7にメダルmが通過した回数に応じて、上記のスライドシャッタ15は、次第に下降してゆき、内部のエイリアン13が現れてくる。タイムアップまで、上記のような攻撃が許され、タイムアップした時点で、エイリアン攻撃モードは終了する。なお、この間、ボール転動テーブル86の入賞穴86bにボールが入ったことによる賞、あるいは、ターゲット7にメダルmが通過したことによる賞に応じて、引き続き、メダル払い出し機構9からのメダルの払い出しが継続される。
【0056】
このような演出により、エイリアン13の姿を暴くべく、スキルを駆使したターゲット狙いのメダル投入が、そのまま多量のメダル払い出しにつながるのであり、メダル遊戯機としての興趣が著しく高められる。
【0057】
もちろん、この発明の範囲は上記した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本願発明の範囲に含まれる。
【0058】
プレイフィールドの構成として、実施形態では、いわゆるプッシャゲーム機構を採用しているが、このような構成に限定されるものではない。また、ボールによる抽選機構のうち、どのような抽選部の構成を採用するかも、限定されない。また、メダル払い出し機構についても、同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のメダル遊戯機の一実施形態の全体外観図である。
【図2】上記のメダル遊戯機の各ゾーン内でのプレイフィールドの構成例を示す概略斜視図である。
【図3】図2に示される構成の部分縦断面図である。
【図4】メダル助走面とメダルジャンプ部材の関係を示し、かつこのメダルジャンプ部材の作動を説明するための斜視図である。
【図5】メダル助走面とメダルジャンプ部材の関係を示し、かつこのメダルジャンプ部材の作動を説明するための斜視図である。
【図6】ターゲットの一例を示す斜視図である。
【図7】抽選機構の一例を略示的に示す斜視図である。
【図8】図7に示される抽選機構の縦断面図である。
【図9】抽選機構におけるボールエレベーション機構の説明図である。
【図10】抽選機構におけるボール転動テーブル(抽選部)の平面図である。
【符号の説明】
A メダル遊戯機
M メダル群
m メダル
B ボール
1a 下部筐体
1b ショーケース
11 ゾーン
12 メダル払い出し口
13 エイリアン(動作模型)
14 回転筒
15 スライドシャッタ
16 LCD表示器
2 メダル投入口
12 ガイド部材
3 プッシャゲーム機構
31 第1テーブル
32 第2テーブル
4 バランスゲート
41 軸
42 ウエイト
43 メダル収容部
5 助走面
51 奥方縁
6 メダルジャンプ部材
6a 手前縁
6b 奥方縁
6c 上面
7 ターゲット
71 中央貫通孔
8 抽選機構
82 ボールスイングテーブル
83 チャンスゲート
86 ボール転動テーブル
88 ボールエレベーション機構
9 メダル払い出し装置
92A メダル貯留ポケット
93 シャッタ部材
94 振り分け機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a medal game machine, and more particularly, to a medal game machine that can send out a medal inserted from an insertion slot to a play field and receive a payout of the medal through an operation through the medal in the play field. In this specification, the medal is a concept including a coin and a similar metal circular plate.
[0002]
[Prior art]
A typical example of this type of medal game machine is disclosed in Patent Document 1. The medal game machine disclosed in the same document is a so-called pusher game machine. The play field has a first table having an edge on the front side, and an edge on the near side, and is stacked on the first table. And a second table that repeats the forward movement and the backward movement in the forward direction. The first table stores a large number of medals that have been prepared in advance or that have been thrown in first. Since the second table reciprocates as described above, the medals accumulated on the first table by the advancing movement can be pushed forward. The player sets a target to some extent and inserts a new medal into the play field. If the medal can be sent to the back of the first table at the moment when the second table moves backward, the medal is pushed forward by the advancement movement of the second table, and the movement of this medal has already moved the previous table. The medal group pushed out by the two-table advance movement is pushed further forward. At this time, the medal pushed out to the vicinity of the front edge of the first table falls from the front edge of the first table and is paid out from the payout port. The player chooses a place in the play field and inserts medals so that as many medals can be paid out as possible with as few medals as possible.
[0003]
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-210225 A
[Patent Document 2]
JP 2001-347059 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, in
[0006]
For example, the lottery mechanism in Patent Document 1 discharges a ball when a medal enters a chucker, and gives a prize when the ball enters one of the winning holes after moving through the play field.
[0007]
However, in the lottery mechanism in the medal game machine of the above-mentioned Patent Document 1, after the discharged ball moves to the lowest lower end in the vertical direction by the action of gravity, the ball is again lifted by the lift mechanism, and subsequently the complex for lottery Since the ball is moved, the structure is complicated, and the time until the final lottery is performed is too long.
[0008]
The invention of the present application has been conceived under such circumstances, and it is possible to grasp the process from when a ball discharged according to a medal win moves to the lottery stage. It is an object of the present invention to provide a medal game machine that can further enhance the interest by increasing the player's expectation level and excitement level.
[0009]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
In order to solve the above problems, the present invention employs the following technical means.
[0010]
That is, the medal amusement machine provided by the present invention has a medal slot, a play field to which medals inserted from the medal slot are sent out, and a ball that is discharged when the medal enters a predetermined chucker. And a lottery mechanism that leads to a lottery section after passing through a predetermined movement route, and is a medal game machine that pays out a predetermined number of medals by lottery in the lottery portion. And a plurality of ribs arranged in the depth direction and extending laterally on the table surface, each having a break, on the table surface. Ball swing table with And a rotating body arranged adjacent to the ball swing table and having a plurality of rail grooves on the outer periphery The ball is introduced into the ball swing table from a portion biased in the width direction at the back end of the ball swing table. At the same time, when the ball transferred from the ball swing table to one end of the rail groove of the rotating body reaches the other end of the rail groove, the moving path can be continued as a safe ball. It is configured as described above.
[0011]
The ball makes a swing movement that swings slowly to the left and right along the bottom cross-section track formed by each rib, and moves from the interrupted portion of the rib to the adjacent track, and this track also swings as described above. It will move to the front end of the ball swing table. Such a movement of the ball is visually interesting, and when a plurality of balls are introduced onto the ball swing table at the same time, the introduced ball moves from the previous break to the next track. Or, the balls make interesting moves while interfering with each other. As described above, the ball swing table having the above-described configuration can realize various and very interesting ball movements while having a very simple configuration as a ball movement path. This is one factor that enhances the interest of medal game machines.
[0013]
Also, above Since the rotating body is always rotating, the ball transferred to the rail groove does not always reach the other end safely. A ball that could not be transferred to the rail groove, or a ball that dropped out in the middle of the rail groove becomes an outball, and the right to draw in the lottery section is stripped. Such a configuration of the ball movement path is a simple configuration, but gives the player a feeling of thrill and excitement, which is also an element that enhances the interest of the medal game machine.
[0014]
In a preferred embodiment, the rotating body has a substantially truncated cone shape as a whole, and the plurality of rail grooves are formed along a generatrix of the substantially truncated cone.
[0015]
According to such a configuration, a simple rotation support structure in which the rotating body is rotated about the horizontal axis can be adopted, but the upper portion of the rail groove is inclined so that the other end side is lower. Can be. Thereby, the ball transferred to one end of the rail groove can be conveniently guided to the other end by the action of gravity.
[0016]
In a preferred embodiment, the moving path further includes a pocket for receiving a safe ball reaching the other end of the rail groove of the rotating body, and a transport path for transporting the ball received in the pocket to the lottery section by gravity. And further.
[0017]
In a preferred embodiment, the lottery section is arranged near the central portion of the ball rolling table, and a dish-shaped ball rolling table in which the central portion is the most depressed and the amount of depression becomes smaller toward the peripheral portion. And one or a plurality of winning holes.
[0018]
In a preferred embodiment, the ball passing through the moving path is further discharged onto the ball rolling table in a direction substantially tangential to the peripheral edge of the ball rolling table.
[0019]
In a preferred embodiment, the ball rolling table is inclined with respect to the horizontal direction.
[0020]
In a preferred embodiment, the ball rolling table can change an inclination angle.
[0021]
In a preferred embodiment, the play field is constituted by a medal pusher mechanism.
[0022]
As described above, in the present invention, the movement path for guiding the ball to the lottery part depends on the action of gravity. Accordingly, as described above, an interesting ball movement can be realized with a simple configuration without arranging a complicated mechanism such as a lift mechanism in the movement path. All the movements of the ball moving in the movement path can be visually confirmed, and this greatly contributes to enhancing the interest as a medal game machine.
[0023]
Other features and advantages of the present invention will become more apparent from the detailed description given below with reference to the drawings.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 shows an appearance of an embodiment of the medal game machine A. A transparent showcase 1b having a regular polygon is provided on the lower casing 1a having a regular polygon. The lower housing 1a and the showcase 1b are divided into
[0026]
FIG. 2 schematically shows the configuration of each
[0027]
The
[0028]
In this embodiment, the medals dropped from the first table 31 are not paid out as they are, but a plurality of
[0029]
In this embodiment, in order to send the medal m inserted from the
[0030]
In the showcase 1b, on the front side of the play field, and above the play field, the run up that allows the medal m sent from the tip of the
[0031]
A first state in which the
[0032]
In order to swing the
[0033]
By inserting from the
[0034]
In this embodiment, three
[0035]
In order to make the
[0036]
The player determines the aim in the horizontal direction while considering the timing at which the
[0037]
As described above, in the medal gaming machine A configured as described above, at the time of sending the medal m to the play field, not only the medal sending direction but also the fun that requires the skill including the timing is born. There are two methods for paying out medals as prizes: a method of paying out directly to the medal payout slot 12 and a method of paying out on the first table 31 of the
[0038]
Further, as described above, if each
[0039]
In the above, an example in which the so-called
[0040]
The
[0041]
The ball B discharged from the
[0042]
The ball B moves from the
[0043]
Next, the ball B transfers to the
[0044]
Since the rotating
[0045]
The ball B dropped into the
[0046]
A
[0047]
As described above, the
[0048]
The medal game machine A according to this embodiment is a play field as a mechanism for paying out medals in accordance with a prize in the
[0049]
As shown in FIGS. 1 and 2, a tower-shaped
[0050]
The
[0051]
On the other hand, the medal m can be paid out as follows, for example. When paying out the number of medals for one
[0052]
Immediately after such a payout is made, several medal storage pockets 92A from the bottom are emptied. Filling of the medals m into the empty pockets can be performed as described above. Theoretically, by recording the movement of each
[0053]
The state where all the medal storage pockets 92A of the tower-shaped
[0054]
In addition to the above, the medal game machine A according to this embodiment further incorporates the following effects.
[0055]
As shown in FIGS. 1 and 2, an operation model imitating an unknown creature such as an alien is hidden in the center of the showcase 1b. The alien 13 is concealed inside the
[0056]
By such a production, in order to uncover the appearance of the alien 13, a target-oriented medal insertion that makes full use of the skill leads to a large amount of medal payout as it is, and the interest as a medal game machine is remarkably enhanced.
[0057]
Of course, the scope of the present invention is not limited to the above-described embodiments, and all modifications within the scope of the matters described in each claim are included in the scope of the present invention.
[0058]
In the embodiment, a so-called pusher game mechanism is adopted as the configuration of the play field, but the configuration is not limited to such a configuration. Moreover, what kind of structure of the lottery unit is adopted in the lottery mechanism using the balls is not limited. The same applies to the medal payout mechanism.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall external view of an embodiment of a medal game machine according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing a configuration example of a play field in each zone of the medal game machine.
FIG. 3 is a partial longitudinal sectional view of the configuration shown in FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing the relationship between the medal running surface and the medal jump member and explaining the operation of the medal jump member.
FIG. 5 is a perspective view showing the relationship between the medal running surface and the medal jump member and explaining the operation of the medal jump member.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of a target.
FIG. 7 is a perspective view schematically showing an example of a lottery mechanism.
8 is a longitudinal sectional view of the lottery mechanism shown in FIG.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a ball elevation mechanism in a lottery mechanism.
FIG. 10 is a plan view of a ball rolling table (lottery unit) in the lottery mechanism.
[Explanation of symbols]
A medal game machine
M medals
m medal
B ball
1a Lower housing
1b showcase
11 zones
12 Medals outlet
13 Alien (motion model)
14 Rotating cylinder
15 Slide shutter
16 LCD display
2 medal slot
12 Guide members
3 Pusher game mechanism
31 First table
32 Second table
4 Balance gate
41 axis
42 weights
43 Medal compartment
5 Running surface
51 Back edge
6 Medal jump members
6a Front edge
6b back edge
6c top surface
7 Target
71 Center through hole
8 lottery mechanisms
82 Ball swing table
83 Chance Gate
86 ball rolling table
88 Ball Elevation Mechanism
9 Medal payout device
92A Medal storage pocket
93 Shutter member
94 Sorting mechanism
Claims (8)
上記移動経路は、正面視において上に凹に湾曲するとともに、手前側が下位となるように傾斜させられたテーブル面と、このテーブル面上に、それぞれが途切れ部を有しつつ横方向に延び、かつ奥行き方向に並べられた複数のリブとを備えたボールスイングテーブル、および、上記ボールスイングテーブルに隣接して配置され、外周に複数のレール溝を有する回転体を含んでおり、
上記ボールは、上記ボールスイングテーブルの奥端部における幅方向に偏倚した部位からこのボールスイングテーブルに導入されるとともに、上記ボールスイングテーブルから上記回転体の上記レール溝の一端に乗り移ったボールがこのレール溝の他端に到達した場合にセーフボールとして引き続き上記移動経路を進行することができるように構成されていることを特徴とする、メダル遊戯機。A medal insertion slot, a play field to which medals inserted from the medal insertion slot are sent out, and a lottery to reach a lottery section after a ball discharged when a medal enters a predetermined chucker passes through a predetermined movement route A medal game machine that pays out a predetermined number of medals by lottery in a lottery section,
The moving path is concavely curved upward in a front view and is inclined in such a manner that the front side is lower, and on the table surface, each extends in a lateral direction while having a break, And a ball swing table provided with a plurality of ribs arranged in the depth direction , and a rotating body disposed adjacent to the ball swing table and having a plurality of rail grooves on the outer periphery ,
The ball is introduced into the ball swing table from a portion biased in the width direction at the back end of the ball swing table, and the ball transferred from the ball swing table to one end of the rail groove of the rotating body is A medal amusement machine, wherein the game machine is configured such that when it reaches the other end of the rail groove, it can continue to travel along the moving path as a safe ball .
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