JP4136198B2

JP4136198B2 - Thermal bag

Info

Publication number: JP4136198B2
Application number: JP16940399A
Authority: JP
Inventors: 陽一新井; 高之金田; 秀一土屋
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1999-06-16
Filing date: 1999-06-16
Publication date: 2008-08-20
Anticipated expiration: 2019-06-16
Also published as: JP2000354603A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温熱作用と同時に炭酸ガスが発生して膨らむ温熱袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】
身体各部を温めて、疲れやむくみを改善するための製品が数多く知られ、例えば温熱クリーム、温熱シップ等が市販されている。しかし、これらは単に温熱を与えるだけであり、疲れやむくみに対して十分な効果は得られない。
また、金属粉の酸化熱を利用した化学カイロ等も知られているが、これも単に温めるだけで、疲れやむくみに対する効果は十分でない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、疲れやむくみを改善する効果に優れた温熱袋を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、発熱剤と水との発熱反応による温熱と同時に、炭酸塩と酸の反応による炭酸ガスの発生により袋を膨らませ、身体の一部を圧迫すれば、温熱作用と圧迫開放の相剰効果で、高い血流改善効果が得られ、疲れやむくみを大きく改善できることを見出した。
【０００５】
すなわち、本発明は、密封した袋中に（Ａ）水と反応して発熱する発熱剤、（Ｂ）水及び／又は含水塩、（Ｃ）酸及び（Ｄ）炭酸塩を、これらの成分が反応しないように封入し、使用時に成分（Ａ）〜（Ｄ）を当該袋中で混合することにより膨らむ温熱袋を提供するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる成分（Ａ）の発熱剤としては、水と反応したときに発熱反応を示すものであれば特に制限されず、例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム等の無機塩類；ゼオライト；エタノール、グリセリン、ポリエチレングリコール等のアルコールなどが挙げられ、特に塩化カルシウム、ゼオライトが好ましい。
【０００７】
また、成分（Ｂ）のうち、含水塩としては、例えば炭酸ナトリウム１０水和物、炭酸ナトリウム７水和物、硫酸ナトリウム１０水和物、リン酸２ナトリウム１２水和物等が挙げられる。
【０００８】
成分（Ｃ）の酸としては、例えばコハク酸、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、フマル酸、マロン酸等の有機酸；ホウ酸、ケイ酸、リン酸、リン酸二水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、酸性ピロリン酸等の無機酸が挙げられる。これらのうち、有機酸、特にコハク酸、クエン酸が好ましい。
【０００９】
成分（Ｄ）の炭酸塩としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、特に炭酸水素ナトリウムが好ましい。成分（Ｃ）に対する成分（Ｄ）の割合は、０．１〜１０重量倍が好ましい。
また、成分（Ｃ）、（Ｄ）の封入量は、これらの反応により発生する炭酸ガスと密封する袋の体積の関係から適宜決定される。
さらに、成分（Ａ）〜（Ｄ）を混合した液のpHは酸性〜弱アルカリ性、特にpH２〜７が好ましい。
【００１０】
これらの４成分は、保存中、使用時まで、（Ａ）発熱剤と（Ｂ）水；（Ｃ）炭酸塩と（Ｄ）酸がそれぞれ反応しないよう、すなわち、発熱反応及び炭酸ガス発生反応が起こらないように隔離して袋中に封入される。好ましくは、成分（Ａ）と（Ｂ）が接触しないよう、また成分（Ｂ）、（Ｃ）及び（Ｄ）の３成分が接触しないように隔離して封入される。従って、例えば成分（Ｃ）又は（Ｄ）は成分（Ｂ）と一緒にして水溶液として封入することができる。
また、成分（Ｂ）として、炭酸塩水和物を用いた場合には、成分（Ｄ）を兼ねることができ、その際には、成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）の３成分が接触しないように隔離して封入される。例えば二室に隔離する場合、一室に成分（Ｂ）、他室に成分（Ａ）及び（Ｃ）を封入することができる。
各成分の封入量は、目的とする温熱温度、発熱時間、袋の体積等に応じて適宜決定できるが、成分（Ｂ）は反応する水の量として、成分（Ａ）の０．５重量倍以上、特に２〜１０重量倍であるのが好ましい。また、成分（Ｃ）及び（Ｄ）との関係で、１〜３００重量倍が好ましい。
【００１１】
袋を構成する材料としては特に制限されず、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂フィルムの単層又は多層フィルムや、これらに金属箔をラミネートしたり、金属蒸着したフィルムなどが挙げられる。また、袋の外側を、天然繊維、合成繊維の織布、不織布等で被覆して、より優れた感触を得ることもできる。
前記のように封入する方法としては、例えば外袋と内袋とを構成する二重袋構造にする方法、隔壁を設けて二室以上に分けて隔離する方法等が挙げられ、常法により行うことができる。
【００１２】
二重袋構造とする場合、内袋は外袋を構成するフィルムに比べ強度が相対的に弱いものが使用され、通常の保存状態においては簡単に破けることなく、使用時に必要な強度を加えたときに破袋する程度の強度が必要である。また、内袋のシール部がこのような強度であっても良い。例えば内袋に成分（Ｂ）を充填し、外袋に成分（Ａ）、（Ｃ）及び（Ｄ）を封入して密封する；内袋に成分（Ｂ）と（Ｃ）又は（Ｄ）を充填し、外袋に成分（Ａ）と（Ｃ）又は（Ｄ）を封入して密封する方法などにより、二重袋構造の温熱袋が得られる。
【００１３】
また、二室以上に隔離する場合、隔壁を構成するフィルム等は他の部分のフィルム等に比べ強度が相対的に弱いものが使用され、二重袋構造の場合の内袋と同様の強度が必要である。二室に隔離するには、一室に成分（Ｂ）を、他室に成分（Ａ）、（Ｃ）及び（Ｄ）を密封する；一室に成分（Ｂ）と（Ｃ）又は（Ｄ）を、他室に成分（Ａ）と（Ｃ）又は（Ｄ）を密封する方法により、温熱袋が得られる。三室以上に隔離するには、例えば第一室に成分（Ｂ）を、第二室に成分（Ａ）及び（Ｄ）を、第三室に成分（Ｃ）を密封する；成分（Ａ）〜（Ｄ）をそれぞれ一室に密封する方法等が挙げられる。
【００１４】
本発明の温熱袋は、使用時に内袋又は隔壁をたたく、押圧する、折曲げる、引張る等により破袋し、当該密封した袋中で（Ａ）〜（Ｄ）の４成分を混合する。これにより、成分（Ａ）と（Ｂ）が反応して、温熱作用が得られると同時に、成分（Ｃ）と（Ｄ）の反応により炭酸ガスが発生して、袋が膨らむ。
【００１５】
本発明の温熱袋には、その外側の少なくとも片面、例えば身体の一部に固定して使用する場合等に皮膚に直接又は衣類等を介して間接的に接する面に、薬剤層を設けることができる。薬剤としては、例えば酸性ムコポリサッカライド、カミツレ、セイヨウトチノキ、イチョウ、ハマメリスエキス、ビタミンＥ、ニコチン酸誘導体、アルカロイド化合物等の血行促進剤；セイヨウトチンキ、フラボン誘導体、ナフタリンスルホン酸誘導体、アントシアニジン、ビタミンＰ、きんせんか、コンコリット酸、シラノール、テルミナリア、ビスナガ、マユス等のむくみ改善剤；アミノフィリン、茶エキス、カフェイン、キサンチン誘導体、イノシット、デキストラン硫酸誘導体、セイヨウトチノキ、エスシン、アントシアニジン、有機ヨウ素化合物、オトギリ草、シモツケ草、スギナ、マンネンロウ、朝鮮人参、セイヨウキヅタ、チオムカーゼ、ヒアルウロニダーゼ等のスリム化剤；インドメタシン、ｄｌ−カンフル、ケトプロフェン、トウガラシエキス、ピロキシカム、フェルビナック、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール等の鎮痛剤；ラベンダー、ローズマリー、シトロン、ジェニパー、ペパーミント、ユーカリ、ベルガモット、イランイラン、ローズウッド、オレンジ等の香料などが挙げられ、１種以上を用いることができる。また、薬剤を含有する層を袋の外側に設けるには、例えば上述の薬剤を含むパップ、プラスター剤等の薬剤層をあらかじめ作成し、ヒートシール、接着剤等の手段により袋に付設したり、あるいは直接温熱袋に薬効剤を含浸させることにより、行うことができる。
【００１６】
また、例えば図１に示すように、更に発熱剤を封入した袋又は室を連結することにより、多段階に温熱効果を得ることができる。すなわち、図１において、まず、室（１）と（２）の間のシール部ａを破り、成分（Ａ）〜（Ｄ）を混合して発熱反応及び炭酸ガス発生反応を行う。この反応が終了した後、シール部ｂを破り、当該混合液を、室（３）に封入しておいた成分（Ｂ）以外の成分、特に成分（Ａ）と混合して、発熱（及び炭酸ガス発生）反応を行う。更に、同様のシール部により隔離した複数の室に成分（Ｂ）以外の成分を封入して、このような操作をくり返せば、２回以上の多段階に発熱反応を行うことができ、長時間にわたり温熱効果が得られる。
【００１７】
本発明の温熱袋は、温熱作用と同時に袋が膨らむことから、携帯用水枕、クッション等として利用できる。
また、この温熱袋に、腕、足、肩等の身体の一部に固定するための手段、例えば面ファスナー、バンド、テープ等を設け、身体の一部に固定して使用することもできる。これらの固定手段を温熱袋に取り付ける方法は特に制限されず、例えばヒートシール、テープ、のり、接着剤、ホットメルト、縫合等により取り付けることができる。
身体の一部に固定して使用するには、例えば土踏まずやふくらはぎ等に巻くようにして固定した後、内袋又は隔壁を破袋して４成分を混合することにより、当該部位を温めると同時に圧迫でき、一定時間経過後、固定手段をはずすことにより、圧迫が解除されその結果、開放効果が得られる。この温熱作用と圧迫開放の相剰効果で、高い血流改善効果が得られ、足の疲れやむくみを十分に改善できる。
【００１８】
【発明の効果】
本発明の温熱袋は、温熱作用と同時に、炭酸ガスが発生して膨らむ。携帯用水枕、クッションや、身体の一部に固定して疲れやむくみを改善するのに用いるのに好適である。
特に身体の一部に固定して使用する場合には、身体各部に対する温熱作用に、圧迫開放作用を併用し、血流促進・改善効果を向上し、その結果疲れやむくみを改善することができる。
ここで言う圧迫作用とは、人体外部から圧力を加える作用をいう。これによって、老廃物を含んだ体液の再吸収を促進する効果がある。開放作用とは、圧迫作用を解除したときの作用であり、圧力を解除することにより、新鮮血流を組織に供給することができる。
【００１９】
【実施例】
実施例１
図２に本発明の温熱袋の一例を示す。
すなわち、ポリエチレン／ポリプロピレンのフィルムからなる二重袋で、内袋に成分（Ｂ）及び（Ｃ）として、１５重量％コハク酸水溶液１００ｇ、外袋に成分（Ａ）及び（Ｄ）として、ゼオライト１００ｇ及び炭酸水素ナトリウム３ｇが密封されている。
内袋のシールは弱いシールで、使用時にこのシール部に外部から衝撃を与えて内袋をやぶり、両袋の成分を混合する。混合液はpH３．９であった。
温熱袋は、温熱作用を示すと同時に、袋中で炭酸ガスが発生して膨らみ、簡便に、温熱枕・クッションが得られた。
【００２０】
実施例２
図３に身体の一部に固定して使用する本発明の温熱袋の一例を示す。
すなわち、ポリエチレン／ポリプロピレンのフィルムからなる二重袋で、内袋に成分（Ｂ）及び（Ｄ）として、１重量％炭酸水素ナトリウム水溶液４０ｇ、外袋に成分（Ａ）及び（Ｃ）として、ゼオライト１２．５ｇ及びコハク酸０．４ｇが密封され、さらに両端に面ファスナーのオス・メスがそれぞれ設けられている。
内袋のシールは弱いシールで、使用時にこのシール部に外部から衝撃を与えて内袋をやぶり、両袋の成分を混合する。混合液はpH５．６であった。
混合後すぐに、土踏まずに固定すると、土踏まずが温められるとともに圧迫され、足の疲れを緩和する効果に優れていた。
【００２１】
試験例１
３０〜４０歳代男性８名を対象に、１日立ち仕事をした後に、サンプル装着前と後の血流量を測定した。
すなわち、温度；２０℃、湿度；４０ＲＨ％にコントロールされた部屋で、仰臥位で３０分間馴化した。馴化後、定常状態の足の母指球の血流量を血流計（ＰＥＲＩＦＬＵＸＰＥＲＩＭＥＤ）で５分間測定し、その平均を定常状態の血流量とした。その後、土踏まずに実施例２の温熱袋の両室の成分を混合して固定し、５分間装着した後に温熱袋を取り外した。取り外した後の血流量を５分間測定しその平均を装着後の血流量とした。比較品として温熱作用のみの袋（実施例２において、炭酸水素ナトリウムを除いた以外は同じ袋）を作成し、同様に評価した。次式に従い血流量変化率を求めた。
【００２２】
【数１】

【００２３】
その結果、比較品の血流変化率（平均値）は２０．３％であったのに対して、本発明の温熱袋の場合は、５７．２％であり、高い血流促進効果が認められた。
【００２４】
試験例２
２０〜３０歳代の女性１２人を対象に、１日立ち仕事をした後に、実施例２の温熱袋を１５分間土踏まずに使用し、使用後の足疲れ改善度及びむくみ改善度に関し、以下の５段階で評価した。比較品として、試験例１の比較品と同様のものを同時に評価した。
その結果、本発明品は、足疲れ・むくみに関し高い改善効果があることが判明した。
【００２５】
【表１】

【００２６】
【表２】

【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の多段階に温めることができる温熱袋の一例を示す断面図である。
【図２】本発明の温熱袋の一例を示す平面図及び断面図である。
【図３】身体の一部に固定して使用する本発明の温熱袋の一例を示す平面図及び断面図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a thermal bag in which carbon dioxide gas is generated and inflated simultaneously with a thermal action.
[0002]
[Prior art]
Many products are known for warming various parts of the body to improve fatigue and swelling. For example, thermal creams and thermal ships are commercially available. However, these merely provide heat and do not provide a sufficient effect on fatigue and swelling.
Also, chemical warmers utilizing the oxidation heat of metal powder are known, but this is also merely warming, and the effect on fatigue and swelling is not sufficient.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a thermal bag excellent in the effect of improving fatigue and swelling.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors inflated the bag by the generation of carbon dioxide gas by the reaction of carbonate and acid simultaneously with the heat generated by the exothermic reaction between the exothermic agent and water, and if the body part is compressed, the heat action and the pressure release are achieved. It was found that a high blood flow improvement effect can be obtained by the coherence effect, and that fatigue and swelling can be greatly improved.
[0005]
That is, the present invention provides (A) a heat generating agent that reacts with water to generate heat, (B) water and / or a hydrated salt, (C) acid and (D) carbonate in a sealed bag. It is sealed so that it does not react, and a hot bag that inflates by mixing components (A) to (D) in the bag at the time of use is provided.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The exothermic agent of component (A) used in the present invention is not particularly limited as long as it exhibits an exothermic reaction when reacted with water. For example, calcium chloride, magnesium chloride, calcium oxide, magnesium oxide, magnesium sulfate, sulfuric acid Inorganic salts such as aluminum; zeolites; alcohols such as ethanol, glycerin, polyethylene glycol and the like, and calcium chloride and zeolite are particularly preferable.
[0007]
Among the components (B), examples of the hydrated salt include sodium carbonate decahydrate, sodium carbonate heptahydrate, sodium sulfate decahydrate, and disodium phosphate dodecahydrate.
[0008]
Examples of the acid of component (C) include organic acids such as succinic acid, citric acid, tartaric acid, ascorbic acid, malic acid, fumaric acid, malonic acid; boric acid, silicic acid, phosphoric acid, sodium dihydrogen phosphate, sulfurous acid. Examples include inorganic acids such as sodium and acidic pyrophosphoric acid. Of these, organic acids, particularly succinic acid and citric acid are preferred.
[0009]
Examples of the carbonate of component (D) include sodium carbonate, calcium carbonate, sodium bicarbonate, potassium carbonate, potassium bicarbonate, ammonium carbonate, sodium sesquicarbonate, and the like, and sodium bicarbonate is particularly preferable. The ratio of the component (D) to the component (C) is preferably 0.1 to 10 times by weight.
The amount of components (C) and (D) enclosed is appropriately determined from the relationship between the carbon dioxide gas generated by these reactions and the volume of the sealed bag.
Furthermore, the pH of the liquid obtained by mixing the components (A) to (D) is preferably acidic to weakly alkaline, particularly preferably pH 2 to 7.
[0010]
These four components are (A) exothermic agent and (B) water; (C) carbonate and (D) acid so that they do not react with each other, that is, exothermic reaction and carbon dioxide generation reaction, during storage and use. It is sealed in a bag so as not to occur. Preferably, the components (A) and (B) are sealed and sealed so that the three components (B), (C) and (D) do not come into contact with each other. Thus, for example, component (C) or (D) can be encapsulated as an aqueous solution together with component (B).
Moreover, when carbonate hydrate is used as the component (B), it can also serve as the component (D). In this case, the three components (A), (B) and (C) Enclosed so as not to touch. For example, when separating into two chambers, the component (B) can be sealed in one chamber and the components (A) and (C) can be sealed in the other chamber.
The amount of each component enclosed can be determined as appropriate according to the target thermal temperature, heat generation time, bag volume, etc., but component (B) is 0.5 weight times component (A) as the amount of water to react. As mentioned above, it is preferable that it is 2-10 weight times especially. Moreover, 1-300 weight times is preferable in relation to a component (C) and (D).
[0011]
The material constituting the bag is not particularly limited, and examples thereof include a single layer or multilayer film of a synthetic resin film such as polyethylene, polypropylene, polyester, and polyamide, and a film obtained by laminating a metal foil or metal vapor deposition thereon. . Further, the outer side of the bag can be covered with a natural fiber, a synthetic fiber woven fabric, a non-woven fabric or the like to obtain a better feel.
Examples of the method for encapsulating as described above include a method of forming a double bag structure that constitutes an outer bag and an inner bag, a method of providing a partition wall and separating it into two or more chambers, and the like. be able to.
[0012]
In the case of a double bag structure, the inner bag has a relatively weak strength compared to the film constituting the outer bag. It must be strong enough to break the bag. Moreover, such a strength may be sufficient as the seal part of an inner bag. For example, the component (B) is filled in the inner bag, and the components (A), (C) and (D) are sealed in the outer bag and sealed; the components (B) and (C) or (D) are sealed in the inner bag. A hot bag having a double bag structure can be obtained by filling and sealing the components (A) and (C) or (D) in the outer bag.
[0013]
In addition, when separating into two or more chambers, the film constituting the partition is used with a relatively weak strength compared to other parts of the film, etc., and has the same strength as the inner bag in the case of the double bag structure. is necessary. To separate two chambers, seal component (B) in one chamber and components (A), (C) and (D) in the other chamber; components (B) and (C) or (D ) Can be obtained by sealing the components (A) and (C) or (D) in the other chamber. In order to isolate into three or more chambers, for example, component (B) is sealed in the first chamber, components (A) and (D) are sealed in the second chamber, and component (C) is sealed in the third chamber; The method etc. which seal (D) to one chamber, respectively are mentioned.
[0014]
The thermal bag of the present invention is used by hitting an inner bag or a partition wall during use, breaking the bag by pressing, folding, pulling, or the like, and mixing the four components (A) to (D) in the sealed bag. As a result, the components (A) and (B) react to obtain a thermal effect, and at the same time, carbon dioxide gas is generated by the reaction of the components (C) and (D), and the bag is inflated.
[0015]
The thermal bag of the present invention may be provided with a drug layer on at least one outer surface thereof, for example, a surface that is in direct contact with skin or indirectly through clothing when used by being fixed to a part of the body. it can. Examples of the drug include blood circulation promoters such as acidic mucopolysaccharide, chamomile, horse chestnut, ginkgo, clam extract, vitamin E, nicotinic acid derivative, alkaloid compound; horse chestnut, flavone derivative, naphthalenesulfonic acid derivative, anthocyanidin, vitamin Swelling improvers such as P, goldfish, concolitic acid, silanol, terminaria, bisnaga, mayus; aminophylline, tea extract, caffeine, xanthine derivative, inosit, dextran sulfate derivative, horse chestnut, escin, anthocyanidin, organic iodine compound, ogitiri Slimming agents such as grass, citrus grass, horsetail, mannenrou, ginseng, citrus ivy, thiomucase, hyaluronidase; indomethacin, dl-camphor, ketoprofe Analgesics such as pepper extract, piroxicam, felbinac, methyl salicylate, glycol salicylate; fragrances such as lavender, rosemary, citron, geniper, peppermint, eucalyptus, bergamot, ylang ylang, rosewood, orange, etc. The above can be used. In addition, in order to provide a layer containing a drug on the outside of the bag, for example, a drug layer such as a pap containing the above-mentioned drug, a plaster agent, etc. is prepared in advance, and attached to the bag by means of heat sealing, adhesive, etc. Alternatively, it can be carried out by directly impregnating a medicinal agent in a thermal bag.
[0016]
For example, as shown in FIG. 1, a thermal effect can be obtained in multiple stages by connecting a bag or a chamber in which a heat generating agent is further sealed. That is, in FIG. 1, first, the seal part a between the chambers (1) and (2) is broken, and the components (A) to (D) are mixed to perform an exothermic reaction and a carbon dioxide generation reaction. After this reaction is completed, the seal portion b is broken, and the mixed solution is mixed with a component other than the component (B) sealed in the chamber (3), particularly the component (A), to generate heat (and carbonic acid). (Gas generation) reaction. Furthermore, if a component other than the component (B) is sealed in a plurality of chambers separated by the same seal portion and such an operation is repeated, an exothermic reaction can be performed in two or more stages. A thermal effect is obtained over time.
[0017]
The thermal bag of the present invention can be used as a portable water pillow, cushion, or the like because the bag expands simultaneously with the thermal action.
Further, the thermal bag may be provided with means for fixing to a part of the body such as arms, legs, shoulders, for example, a hook-and-loop fastener, a band, a tape, etc., and used by being fixed to a part of the body. The method for attaching these fixing means to the thermal bag is not particularly limited, and for example, it can be attached by heat sealing, tape, glue, adhesive, hot melt, stitching, or the like.
To fix and use it on a part of the body, for example, after wrapping around an arch or calf, etc., the inner bag or the partition wall is broken and the four components are mixed, thereby simultaneously heating the part. The pressure can be applied, and after a certain time has elapsed, the fixing means is removed to release the pressure, resulting in an opening effect. A high blood flow improvement effect is obtained by the combined effect of the thermal action and the pressure release, and the fatigue and swelling of the foot can be sufficiently improved.
[0018]
【The invention's effect】
The thermal bag of the present invention swells when carbon dioxide gas is generated simultaneously with the thermal action. It is suitable for use in a portable water pillow, cushion, or part of the body to improve fatigue and swelling.
In particular, when used by fixing to a part of the body, the heat release action is combined with the heat release action on each part of the body to improve blood flow promotion and improvement effects, and as a result, fatigue and swelling can be improved. .
The compression action here refers to an action of applying pressure from outside the human body. This has the effect of promoting reabsorption of bodily fluids containing waste products. The release action is an action when the compression action is released, and fresh blood flow can be supplied to the tissue by releasing the pressure.
[0019]
【Example】
Example 1
FIG. 2 shows an example of the thermal bag of the present invention.
That is, a double bag made of a polyethylene / polypropylene film, containing 100 g of a 15 wt% aqueous succinic acid solution as components (B) and (C) in the inner bag, and 100 g of zeolite as components (A) and (D) in the outer bag. And 3 g of sodium bicarbonate are sealed.
The seal of the inner bag is a weak seal. During use, the seal portion is impacted from the outside to blow off the inner bag and mix the components of both bags. The mixture was pH 3.9.
The thermal bag exhibited a thermal effect, and at the same time, carbon dioxide was generated in the bag to swell, and a thermal pillow / cushion was obtained in a simple manner.
[0020]
Example 2
FIG. 3 shows an example of the thermal bag of the present invention used by being fixed to a part of the body.
That is, a double bag made of a polyethylene / polypropylene film, as components (B) and (D) in the inner bag, 40 g of a 1% by weight aqueous sodium hydrogen carbonate solution, and as components (A) and (C) in the outer bag, zeolite 12.5 g and 0.4 g of succinic acid are sealed, and male and female hook-and-loop fasteners are provided at both ends.
The seal of the inner bag is a weak seal. During use, the seal portion is impacted from the outside to blow off the inner bag and mix the components of both bags. The mixture was pH 5.6.
Immediately after mixing, when the arch was fixed, the arch was warmed and pressed, and it was excellent in reducing foot fatigue.
[0021]
Test example 1
The blood flow before and after the sample was measured after standing for one day for eight men in their 30s to 40s.
That is, in a room controlled at a temperature of 20 ° C. and a humidity of 40 RH%, it was acclimatized for 30 minutes in the supine position. After acclimatization, the blood flow of the thumb ball in the steady state was measured with a blood flow meter (PERIFLUX PERIMED) for 5 minutes, and the average was taken as the steady state blood flow. Thereafter, the components in both chambers of the thermal bag of Example 2 were mixed and fixed without arching, and after 5 minutes of wearing, the thermal bag was removed. The blood flow after removal was measured for 5 minutes, and the average was taken as the blood flow after wearing. As a comparative product, a bag having only a thermal action (in Example 2, the same bag except that sodium hydrogen carbonate was removed) was prepared and evaluated in the same manner. The blood flow rate change rate was calculated according to the following equation.
[0022]
[Expression 1]

[0023]
As a result, the blood flow change rate (average value) of the comparative product was 20.3%, whereas in the case of the thermal bag of the present invention, it was 57.2%, indicating a high blood flow promoting effect. It was.
[0024]
Test example 2
For 12 women in their 20s and 30s, after working for one day, the thermal bag of Example 2 was used on the arch for 15 minutes. Regarding the improvement in foot fatigue and swelling after use, Evaluation was made in 5 stages. As a comparative product, the same comparative product as in Test Example 1 was evaluated at the same time.
As a result, it was found that the product of the present invention has a high improvement effect with respect to foot fatigue and swelling.
[0025]
[Table 1]

[0026]
[Table 2]

[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a thermal bag that can be heated in multiple stages according to the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a plan view and a cross-sectional view showing an example of a thermal bag of the present invention. FIGS.
FIGS. 3A and 3B are a plan view and a cross-sectional view showing an example of the thermal bag of the present invention used by being fixed to a part of the body. FIGS.

Claims

In a sealed bag , isolated in two chambers, (B) water and / or hydrated salt and (C) acid or (D) carbonate in the first chamber and (A) water in the other chamber A thermal bag in which a heat generating exothermic agent and (C) acid or (D) carbonate are encapsulated and inflated by mixing components (A) to (D) in the bag at the time of use.

In a sealed bag, separated into two chambers, (B) water and / or hydrated salt in the first chamber, (A) a heat generating agent that reacts with water to generate heat, (C) acid and ( D) A thermal bag in which carbonate is encapsulated and inflated by mixing components (A) to (D) in the bag at the time of use .

In a sealed bag, isolated in three chambers, (B) water and / or hydrated salt in the first chamber, (A) a heating agent that reacts with water to generate heat and (D) carbonate. The thermal bag which swells by enclosing (C) acid in a 3rd chamber, and mixing a component (A)-(D) in the said bag at the time of use .

The exothermic bag according to any one of claims 1 to 3, wherein an exothermic reaction is performed in multiple stages by connecting a bag or a chamber in which an exothermic agent is further sealed .

Component (A) ~ (D) any one Kouki placing heat bag of claim 1 to 4 pH of the mixture is acidic.

Any one Kouki placing heat bag of claims 1-5 having means for fixing to the body.

On at least one surface of the outer bag, either 1 Kouki placing heat bag of claims 1 to 6 having a drug layer.