JP4134112B2 - バースト信号解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、それぞれ変調信号からなる複数のバーストからなる通信信号を解析するバースト信号解析装置に関する。
移動体通信システムにおいては、図14(a)に示すように、携帯電話等の移動端末1と基地局2との間において、通話を行っていない期間においても、一定時間間隔で信号の授受をおこなっている。これは、当該移動端末1がこの基地局2のセル(管轄範囲)に存在することを基地局2に通知する必要があるからである。
すなわち、図14(b)に示すように、移動端末1において電源が投入されると、一定時間間隔T2でバースト幅T1のプリアンブル3が複数個出力され、その後に、バースト幅T3のメッセージ4が続く通信信号aがこの移動端末1から電波出力される。複数のプリアンブル3及び1個のメッセージ4はそれぞれバーストを構成する。
そして、プリアンブル3の信号レベルLを順次上昇していき、基地局2が該当移動端末1のプリアンブル3を受信すると、基地局2から受信確認信号が送信され、基地局2に対してメッセージ4が送信され、基地局2を介した他の移動端末に対する通話可能状態に移行する。この状態に移行した後に、通話先の電話番号を入力して、送信ボタンを押すと、通常の通話が開始される。
この複数のプリアンブル3と1個のメッセージ4とからなる通信信号aに含まれるプリアンブル3の数は、移動端末1と基地局2との距離に応じて変化する。したがって、通信信号aの信号長T4は一定でない。また、移動端末1が基地局2から遠く離れていた場合は、図14(c)に示すように、プリアンブル3の信号レベルLを限界レベルLmまで上昇させても、基地局2から受信確認信号が送信されない。この場合、表示器に「通話圏外」と表示し、所定時間T5経過後に、再度通信信号aの出力を再開する。
移動体通信システムにおける通信方式が例えばW−CDMA方式を採用している場合には、図14(d)に示すように、各プリアンブル3のバーストは、予め定められた固定データをQPSKの変調方式で変調した変調信号で構成されており、バースト幅(信号長)T1は1167μsであり、I、Qデータに変換した場合に4096チップ数に相当する。
また、メッセージ4のバーストは、基地局2との間で自己の移動端末1が基地局2のセル(管轄範囲)に存在することを基地局2に登録するための各種の情報をCDMA方式で変調した変調信号で構成されている。
このような移動体通信システムで用いられる移動端末1を新規に開発したり、稼働期間中の移動端末1が基地局2に対して、接続できない故障等が生じた場合等においては、移動端末1から正しい通信信号aが出力されていることを簡単にかつ必要に応じて詳細に確認する必要がある。
なお、PHS(Personal Handy phone System)における基地局と各移動局との間で送受信される複数スロットが含まれる信号におけるスプリアス成分を解析するスプリアス測定装置が特許文献1に提案されている。
特開2005―57580号公報
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数のプリアンブルと1個のメッセージとからなる通信信号の各バーストを指定して、該当バーストの周波数、変調誤差率、コンスタレーション、位相誤差、信号レベルを含む複数の信号特性を一瞥して把握でき、かつ必要に応じて、1つのバーストの特定時間位置を指定して、詳細特性値を表示でき、通信信号を短時間で解析でき、異常発生箇所の特定と異常原因の特定とを効率的に実施できるバースト信号解析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、変調信号からなる複数のプリアンブルと変調信号からなる1個のメッセージである複数のバーストから構成される通信信号を解析するバースト信号解析装置において、入力された通信信号における少なくともプリアンブルを含む少なくとも1測定区間分の波形データを記憶する信号メモリと、この信号メモリに記憶された1測定区間分の波形データの各時刻における信号レベルを測定するレベル測定手段と、このレベル測定手段で測定した1測定区間分の信号レベルから1測定区間分のバースト波形を作成して表示器に表示出力するバースト波形表示手段と、操作指定された測定対象のバーストの表示されたバースト波形上の位置を第1のマーカーで表示するバースト指定手段と、このバースト指定手段で指定されたバーストの少なくとも周波数、変調誤差率、コンスタレーション、位相誤差、信号レベルを含む複数の信号特性を測定する特性測定部と、この特性測定部で測定された各信号特性を表示器にバースト波形と同一表示画面で表示する信号特性表示手段と備えている。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、通信信号における複数のプリアンブルと1個のメッセージとを含む1測定区間分の各時刻における信号レベルの経時変化を示すバースト波形が表示器に表示される。そして、操作者が、測定対象のバーストを指定すると、バースト波形上の対応バーストがマーカーで指定表示される。さらに、該当バーストの各信号特性がバースト波形と同一表示画面で表示される。
したがって、複数のプリアンブルのバーストと1個のメッセージのバーストからなる通信信号のバースト波形上の任意のバーストを指定して、該当バーストの各信号特性を一瞥して、把握できるので、試験実施者にとっては、使い勝手の良い信号解析装置とすることができる。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置において、バースト指定手段は同時に複数のバーストを指定可能であり、特性測定部は指定された複数のバーストの各信号特性を測定し、信号特性表示手段は前記表示器に各バーストの各信号特性をバースト毎に識別可能に表示する。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、バースト波形上の任意の複数のバーストを指定すると、表示器に指定された各バーストの各信号特性をバースト毎に、例えば色分けして、識別可能に表示される。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置に対して、信号メモリに記憶された複数のバーストのうちレベル測定手段で測定された信号レベルに基づいたバーストの信号レベルがしきい値以上のバーストを復調して、バースト継続期間における各チップ位置における各データ値を得る復調手段と、復調手段で復調された各データ値の正誤を判定して、各バーストのデータ誤り率を算出する誤り率算出手段と、誤り率算出手段で算出された各バーストのデータ誤り率を前記表示器に表示されたバースト波形における対応するバーストの近傍位置に重ね表示する誤り率表示手段とを付加している。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、バースト波形上の複数のバーストのうち信号レベルがしきい値以上のバーストの近傍に該当バーストのデータ誤り率が表示されるので、バーストの信号レベルとデータ誤り率との関係が一瞥して、把握できる。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置に対して、バースト指定手段で指定されたバーストを復調して、バースト継続期間における各チップ位置における各データ値を得る復調手段と、この復調手段で復調された各データ値の正誤を判定するエラー判定手段と、復調手段で復調された各データ値を表示器にバースト波形と同一表示画面で表示すると共に、エラー判定手段で誤りと判定されたデータ値を正常と判定されたデータ値に対して識別可能に表示する復号データ表示手段とを付加している。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、表示器にバースト波形が表示された状態において、測定対象のバーストを指定すると、該当バーストのバースト継続期間における各チップ位置における各データ値が復調されて表示器に表示出力される。同時に、誤りと判定されたデータ値が例えば赤色等に識別可能に表示される。したがって、誤りデータ値を一瞥して確認できる。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置に対して、信号メモリに記憶された複数のバーストにおける複数のプリアンブルと1個のメッセージとを抽出するバースト抽出手段と、このバースト抽出手段で抽出された各プリアンブルの信号レベルがしきい値以上か否かを判定するレベル判定手段と、このレベル判定手段でしきい値未満と判定されたプリアンブルに対するバースト指定手段におけるバースト指定を禁止するバースト指定禁止手段とを付加している。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、通信信号を構成する複数のバーストのうち、プリアンブルのバーストにおける信号レベルがしきい値未満の場合は、バースト指定を禁止しているので、最初から正常な信号特性が得られない信号レベルの低いプリアンブルのバーストに対する信号特性の測定を実施する必要がないので、試験作業能率が向上する。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置に対して、表示器に表示された複数の信号特性のうちの第2のマーカーで指定された信号特性のバースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示した特性経時グラフを作成して、表示器に表示する特性経時グラフ表示手段を付加している。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、指定されたバーストにおける複数の信号特性のうちの1つの信号特性を第2のマーカーで指定すると、指定された信号特性のバースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示した特性経時グラフが表示器に表示されるので、より詳細な信号特性が得られる。
また、別の発明は、上述した発明のバースト信号解析装置に対して、バースト継続期間における指定したチップ位置の単位特性の値と特性経時グラフ上のチップ位置を第3のマーカーで表示する詳細特性表示手段を付加している。
このように構成されたバースト信号解析装置においては、チップ位置を指定すると、チップ位置の単位特性の値が表示され、かつ特性経時グラフ上のチップ位置が第3のマーカーで表示される。
本発明においては、複数のプリアンブルと1個のメッセージとからなる通信信号のバースト波形を表示し、指定されたバーストの各信号特性を測定して、バースト波形と同一画面上に表示している。
したがって、測定対象のバーストを指定して、該当バーストの周波数、変調誤差率、コンスタレーション、位相誤差、信号レベルを含む複数の信号特性を一瞥して把握でき、かつ必要に応じて、1つのバーストの特定時間位置を指定して、詳細特性値を表示でき、通信信号を短時間で解析でき、異常発生箇所の特定と異常原因の特定とを効率的に実施できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるバースト信号解析装置の概略構成を示すブロック図である。この実施形態のバースト信号解析装置は、前述した図14に示したW−CDMA通信方式が採用される移動体通信システムで用いられる携帯電話からなる移動端末1から出力される複数のプリアンブル3と1個のメッセージ4とからなる通信信号aを解析する。
入力端子5から入力された高周波の通信信号aは、周波数変換部6で局部発振器(LOOSC)7からの周波数信号に基づいて中間周波数に周波数変換されたのち、バンドパスフィルタ8で不要周波数成分が除去され、A/D変換器9で、デジタルの通信信号aに変換され、信号メモリ10に書込まれる。
この信号メモリ10は、例えば、図14(c)に示すように、プリアンブル3数が増加して、通信信号aの信号長T4が限界値まで延びたとしても、複数のプリアンブル3と1個のメッセージ4とを含む少なくとも1測定区間分(例えば62ms分)の各バーストの波形データを記憶する容量を有したFIFO型メモリで形成されている。したがって、A/D変換器9から出力されたデジタルの通信信号aは継続して信号メモリ10に書込まれると同時に信号メモリ10から出力される。
そして、信号開始位置検出部11が、A/D変換器9から順次出力されるデジタルの通信信号aにおける先頭のプリアンブル3の立上りを検出すると、書込読出制御部12が、信号メモリ10にプリアンブル3の立上り検出より少し前のデータが信号メモリ10から出力されるタイミングで信号メモリ10に対する通信信号aの書込を停止させる。その結果、信号メモリ10内には、複数のプリアンブル3と1個のメッセージ4とを含む少なくとも1つの通信信号aが記憶される。
信号メモリ10に記憶された1測定区間分の少なくとも1つの通信信号aは読出されてバースト抽出部13及びレベル測定部14へ入力される。レベル測定部14は、入力された1測定区間(62ms)分の通信信号aの各時刻(1μs毎)における信号レベルを測定する。対数変換部15は測定された各信号レベルを対数変換してdB単位に直して、図2に示す1測定区間(62ms)分のバースト波形16を出力する。この実施形態においては、1測定区間(62ms)内に、それぞれ5個のプリアンブル3と1個のメッセージ4の合計6個のバースト17からなる通信信号aを2個含んでいる。
このバースト波形16はバースト波形メモリ18に一旦格納され、表示編集部19を介して表示器20に表示出力される。図6は表示器20の表示画面の上部に表示されたバースト波形16を示す。なお、このバースト波形16は操作部27から指定された測定条件や表示条件が変更になったとしても、この通信信号測定装置で通信信号aの測定期間中は常時表示されている。
図1のバースト抽出部13は、入力された1測定区間(62ms)分の通信信号aにおける信号の立上り立下りから各バースト17を特定して、各バースト17を抽出してバースト判定部21へ送出する。バースト判定部21は、各バースト17をバースト長から、プリアンブル3とメッセージ4に分類し、それぞれプリアンブルメモリ22、メッセージメモリ23へ書込む。
メッセージメモリ23から読出されたメッセージ4は測定バースト指定部26へ入力される。プリアンブルメモリ22から読出された各プリアンブル3は測定プリアンブル制御部25を経由して測定バースト指定部26へ入力される。
レベル判定部24は、プリアンブルメモリ22から読出された各プリアンブル3の信号レベルを対数変換部15から得て、平均の信号レベルがしきい値以上か否かを判定して判定結果を測定プリアンブル制御部26へ送出する。測定プリアンブル制御部26は、信号レベルがしきい値未満のプリアンブル3の測定バースト指定部26への入力を禁止する。測定バースト指定部26は、操作部27から指定されたプリアンブル3又はメッセージ4の1個のバーストを選択して、I,Q分離部28へ送出する。
I,Q分離部28は、プリアンブル3かメッセージ4かが判定済みの1個の変調信号からなるバースト17を直交復調して、バースト継続期間(バースト長)における各チップ(各時刻)毎のI(同相)成分とQ(直交)成分に分離する。I,Q分離部28でI,Qデータに分離されたバーストは、復調部29及び特性測定部30へ入力される。
特性測定部30内には、周波数測定部31、EVM(変調誤差)測定部32、コンスタレーション測定部33、位相誤差測定部34、振幅誤差測定部35、原点オフセット測定部36が設けられている。
周波数測定部31は、バーストの各チップ位置(各時刻)におけるバーストの搬送周波数をI,Qデータの周期から求めるとともに、このバーストの平均の搬送周波数、規定搬送周波数からの誤差周波数を求める。
コンスタレーション測定部33は、図5(a)に示すように、バーストの各チップ位置(各時刻)における、バースト変調方式に対応する各I、QデータをIQ座標上に示したコンスタレーション37を算出する。
EVM(変調誤差)測定部32は、図5(b)に示すように、バーストの各チップ位置(各時刻)における、算出(測定)されたコンスタレーション37における各I、Qデータの合成点(測定点)と、論理的なコンスタレーションにおける各I、Qデータの合成点(論理点)との間の誤差(変調誤差)を求める。さらに、図5(c)に示すように、このバーストの平均のEVM(RMS EVM)を求める。
位相誤差測定部34は、図5(b)に示すように、バーストの各チップ位置(各時刻)における、算出(測定)されたコンスタレーション37における各I、Qデータの合成点(測定点)と、論理的なコンスタレーションにおける各I、Qデータの合成点(論理点)との間の位相誤差を算出する。さらに、このバーストの平均の位相誤差を算出する。
原点オフセット測定部36は、図5(d)に、算出(測定)されたコンスタレーション37のIQ座標の原点Oと、論理的なコンスタレーションのIQ座標の原点O’との間の距離を示す原点オフセットを算出する。
振幅誤差測定部35は、バーストの各チップ位置(各時刻)におけるI、Qデータから振幅(送信電力、信号レベル)を求め、基準振幅からの振幅誤差を求める。
この特性測定部30の各測定部31〜36で得られた1バースト分の各信号特性は、1プリアンブル測定結果メモリ38、メッセージ測定結果メモリ39、バースト別測定結果メモリ40へ書込まれる。
1プリアンブル測定結果メモリ38内には、図3に示すように、特性測定部30で測定されたバースト17がプリアンブル3の場合における周波数測定部31、EVM(変調誤差)測定部32、コンスタレーション測定部33、位相誤差測定部34、振幅誤差測定部35、原点オフセット測定部36で得られた、バーストの0〜4095の各チップ位置(各時刻)におけるに信号特性(単位信号特性)と、バースト17全体の平均値が書込まれる。
メッセージ測定結果メモリ39内には、1プリアンブル測定結果メモリ38と同様に、特性測定部30で測定されたバースト17がメッセージ4の場合における周波数測定部31、EVM(変調誤差)測定部32、コンスタレーション測定部33、位相誤差測定部34、振幅誤差測定部35、原点オフセット測定部36で得られた、バーストの各チップ位置(各時刻)におけるに信号特性(単位信号特性)と、バースト17全体の平均値が書込まれる。
バースト別測定結果メモリ40内には、図4に示すように、複数のプリアンブル3と1個のメッセージ4の各バースト17毎に、各信号特性の平均値が書込まれる。
復調部29は、I,Q分離部28でI,Qデータに分離されたバースト17の変調信号を、このバースト17のQPSK又はCDMAに対応する復調方式で復調して、バーストの各チップ位置(各時刻)におけるデータ値を得て、データメモリ41に書込む。
また、データメモリ41に書込まれた各データ値の正誤が検出され、データ誤り率が算出され、このデータメモリ41に追加書込される。
表示編集部19は、操作部27、マーカー制御部42の指示に基づいて、各メモリ18、38、39、40、41に記憶されたバースト波形16、各信号特性、データ値を読出して、表示器20に表示出力する。
以下、図6〜図13を用いて、各指示における表示パターンを順番に説明していく。前述したように、バースト波形メモリ18から読出されて表示器20の表示画面の上部に表示されたバースト波形16は操作部27から指定された測定条件や表示条件が変更になったとしても、この通信信号測定装置で通信信号aの測定期間中は常時表示されている。
図6は、表示器20にバースト波形16が表示された状態で、操作部27で2番のプリアンブル3のバーストを指定した時の表示状態を示す。2番のプリアンブル3のバーストの各信号特性が測定され、各信号特性44のバースト全体の平均値が同一画面に表示される。また、操作部27で2番のプリアンブル3のバースト波形16上の位置が第1のマーカー43で表示される。
このように、操作部27で指定したバーストの各信号特性44の平均値を簡単に表示することが可能である。さらに、測定プリアンブル制御部25において、プリアンブル3のバーストにおける信号レベルがしきい値未満の場合は、バースト指定を禁止しているので、最初から正常な信号特性が得られない信号レベルの低いプリアンブル3のバーストに対する信号特性の測定を実施する必要がないので、試験作業能率が向上する。
図7においては、表示器20にバースト波形16及び指定されたバーストの各信号特性44の平均値が表示された状態で、コンスタレーション37の信号特性を指定し、さらに、バーストにおける1つのチップ位置(時刻)を操作部27で指定したときに、コンスタレーション37上の該当チップ位置が第3のマーカー45で指定される。
図8においては、表示器20にバースト波形16及び指定された2番目のバーストの各信号特性44の平均値が表示された状態で、第2のマーカー46でEVMの信号特性を指定し、さらに、バーストにおける1つのチップ位置を操作部27で指定したときに、バースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示したEVMの特性経時グラフ47が表示される。さらに、バーストにおける1つのチップ位置を操作部27で指定したときに、特性経時グラフ47上の該当チップ位置が第3のマーカー45で指定される。さらに、該当チップ位置の単位特性(EVM)の値48が表示される。
図9においては、表示器20にバースト波形16及び指定された2番目のバーストの各信号特性44の平均値が表示された状態で、第2のマーカー46で位相誤差の信号特性を指定し、さらに、バーストにおける1つのチップ位置を操作部27で指定したときに、バースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示した位相誤差の特性経時グラフ47が表示される。さらに、バーストにおける1つのチップ位置を操作部27で指定したときに、特性経時グラフ47上の該当チップ位置が第3のマーカー45で指定される。さらに、該当チップ位置の単位特性(位相誤差)の値48が表示される。
図10においては、表示器20にバースト波形16及び指定された4番目のバーストの各信号特性の平均値44が表示された状態で、第2のマーカー46で送信電力(振幅)の信号特性を指定し、さらに、バーストにおける1つの時刻位置を操作部27で指定したときに、バースト継続期間における各時刻位置における各単位特性で示した送信電力(振幅)の特性経時グラフ47が表示される。さらに、バーストにおける1つの時刻位置を操作部27で指定したときに、特性経時グラフ47上の該当時刻位置が第3のマーカー45で指定される。さらに、該当時刻位置の単位特性(送信電力)の値48が表示される。
このように、指定されたバースト17における複数の信号特性のうちの1つの信号特性を第2のマーカー46で指定すると、指定された信号特性のバースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示した特性経時グラフ47が表示器20に表示されるので、より詳細な信号特性が得られる。さらに、チップ位置を指定すると、チップ位置の単位特性の値48が表示され、かつ特性経時グラフ47上のチップ位置が第3のマーカー45で表示されるので、より詳細な信号特性が得られる。
図11においては、表示器20にバースト波形16及び2番目のバーストが指定された状態で操作部27から復調データの表示指示が入力すると、復調部29で指定されたバーストを復調する。そして、この復調されたバーストの各チップ位置(各時刻)における各データ値49が表示器20に表示される。この場合、誤りと判定されたデータ値50が例えば赤色等に識別可能に表示される。
このようにバーストのバースト継続期間における各チップ位置における各データ値49が復調されて表示器20に表示出力される。同時に、誤りと判定されたデータ値50が例えば赤色等に識別可能に表示される。したがって、誤りデータ値50を一瞥して確認できる。
図12においては、表示器20にバースト波形16及び指定された4番目のバーストの各信号特性44の平均値が表示された状態で、データ誤り率の表示指示が入力すると、復調部29で各バーストを復調する。そして、この復調された各バーストのデータ誤り率51が算出され、バースト波形16における対応するバースト17の近傍位置に表示される。
なお、データ誤り率以外にも、任意の信号特性を指定することが可能である。この場合、特性測定部30で各バースト17の各信号特性を順番に測定し、平均値を順番にバースト別測定結果メモリ40に書込んだのち、表示器20に表示する。
図13においては、表示器20にバースト波形16が表示された状態で、操作部27で2番のプリアンブル3のバーストと4番のプリアンブル3のバーストとの複数のバーストを指定した時の表示状態を示す。
2番、4番のプリアンブル3の各バーストの各信号特性が順番に測定され、各平均値を順番にバースト別測定結果メモリ40に書込んだのち、表示器20に各バースト毎の信号特性44が同一画面に表示される。また、操作部27で2番と4番のプリアンブル3のバースト波形16上の位置が第1のマーカー43で表示される。この場合、例えば、各第1のマーカー43と各信号特性44をバースト毎に色分け表示される。
本発明の一実施形態に係わるバースト信号解析装置の概略構成を示すブロック図 同実施形態のバースト信号解析装置で作成されるバースト波形を示す図 同実施形態のバースト信号解析装置に形成された1プリアンブル測定結果メモリの記憶内容を示す図 同実施形態のバースト信号解析装置に形成されたバースト別測定結果メモリの記憶内容を示す図 同実施形態のバースト信号解析装置における各信号特性を示す図 同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 同じく同実施形態のバースト信号解析装置の表示器に表示された通信信号の解析結果を示す図 通信信号の構成を示す図
符号の説明
a…通信信号、1…移動端末、2…基地局、3…プリアンブル、4…メッセージ、9…A/D変換器、10…信号メモリ、13…バースト抽出部、14…レベル測定部、16…バースト波形、17…バースト、18…バースト波形メモリ、19…表示編集部、20…表示器、21…バースト判定部、22…プリアンブルメモリ、23…メッセージメモリ、25…測定プリアンブル制御部、26…測定バースト指定部、27…操作部、28…I,Q分離部、29…復調部、30…特性測定部、31…周波数測定部、32…EVM(変調誤差)測定部、33…コンスタレーション測定部、34…位相誤差測定部、35…振幅誤差測定部、36…原点オフセット測定部、37…コンスタレーション、38…1プリアンブル測定結果メモリ、39…メッセージ測定結果メモリ、40…バースト別測定結果メモリ、41…データメモリ、42…マーカー制御部、43…第1のマーカー、44…信号特性、45…第3のマーカー、46…第2のマーカー、47…特性経時グラフ、48…単位特性の値、49…データ値、50…誤りデータ値、51…データ誤り率

Claims (7)

  1. 変調信号からなる複数のプリアンブル(3)と変調信号からなる1個のメッセージ(4)である複数のバーストから構成される通信信号(a)を解析するバースト信号解析装置において、
    入力された前記通信信号における少なくともプリアンブルを含む少なくとも1測定区間分の波形データを記憶する信号メモリ(10)と、
    この信号メモリに記憶された1測定区間分の波形データの各時刻における信号レベルを測定するレベル測定手段(14)と、
    このレベル測定手段で測定した1測定区間分の信号レベルから1測定区間分のバースト波形(16)を作成して表示器(20)に表示出力するバースト波形表示手段(15、18、19)と、
    操作指定された測定対象のバーストの前記表示されたバースト波形上の位置を第1のマーカー(43)で表示するバースト指定手段(26、27)と、
    このバースト指定手段で指定されたバーストの少なくとも周波数、変調誤差率、コンスタレーション、位相誤差、信号レベルを含む複数の信号特性を測定する特性測定部(30)と、
    この特性測定部で測定された各信号特性(44)を前記表示器に前記バースト波形と同一表示画面で表示する信号特性表示手段(19)と
    を備えたことを特徴とするバースト信号解析装置。
  2. 前記バースト指定手段は同時に複数のバーストを指定可能であり、
    前記特性測定部は指定された複数のバーストの各信号特性を測定し、
    前記信号特性表示手段は前記表示器に各バーストの各信号特性をバースト毎に識別可能に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載のバースト信号解析装置。
  3. 前記信号メモリに記憶された複数のバーストのうち前記レベル測定手段で測定された信号レベルに基づいたバーストの信号レベルがしきい値以上のバーストを復調して、バースト継続期間における各チップ位置における各データ値を得る復調手段(29)と、
    この復調手段で復調された各データ値の正誤を判定して、各バーストのデータ誤り率を算出する誤り率算出手段と、
    この誤り率算出手段で算出された各バーストのデータ誤り率(51)を前記表示器に表示されたバースト波形における対応するバーストの近傍位置に重ね表示する誤り率表示手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のバースト信号解析装置。
  4. 前記バースト指定手段で指定されたバーストを復調して、バースト継続期間における各チップ位置における各データ値を得る復調手段(29)と、
    この復調手段で復調された各データ値の正誤を判定するエラー判定手段と、
    前記復調手段で復調された各データ値(49)を前記表示器に前記バースト波形と同一表示画面で表示すると共に、前記エラー判定手段で誤りと判定されたデータ値を正常と判定されたデータ値に対して識別可能に表示する復号データ表示手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のバースト信号解析装置。
  5. 前記信号メモリに記憶された複数のバーストにおける複数のプリアンブルと1個のメッセージとを抽出するバースト抽出手段(21)と、
    このバースト抽出手段で抽出された各プリアンブルの信号レベルがしきい値以上か否かを判定するレベル判定手段(24)と、
    このレベル判定手段でしきい値未満と判定されたプリアンブルに対する前記バースト指定手段におけるバースト指定を禁止するバースト指定禁止手段(25)と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のバースト信号解析装置。
  6. 前記表示器に表示された複数の信号特性のうちの第2のマーカー(46)で指定された信号特性のバースト継続期間における各チップ位置における各単位特性で示した特性経時グラフ(47)を作成して、前記表示器に表示する特性経時グラフ表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のバースト信号解析装置。
  7. 前記バースト継続期間における指定したチップ位置の単位特性の値と特性経時グラフ上のチップ位置を第3のマーカー(45)で表示する詳細特性表示手段
    を備えたことを特徴とする請求項6記載のバースト信号解析装置。
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