JP4133665B2 - 複合アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、円偏波と直線偏波との電波をそれぞれ送受信することができる複合アンテナに関する。
上述したような複合アンテナは、例えば衛星デジタル音声放送システムにおいて使用されることがある。この衛星デジタル音声放送システムでは、放送衛星からデジタル音声放送番組を円偏波の電波によって送信する。この電波は、例えば自動車のような移動体において受信される。移動体が、例えば放送衛星からの電波を受信できない地域にあるときでも、デジタル放送番組を受信することができるように、地上局から同じ放送番組を直線偏波の電波で送信している。直線偏波を利用しているのは、円偏波の電波と同じ周波数を使用しているので、両電波が干渉することを防止するためである。このような円偏波の電波及び直線偏波の電波のいずれも受信できるようにするために、複合アンテナが使用されている。
この複合アンテナには、円偏波の電波を受信可能なクロスダイポールアンテナを反射板上に設け、この反射板上に、直線偏波の電波を受信可能なホイップアンテナを、クロスダイポールアンテナから離して設けたものがある(特許文献1)。
特開2002−100928号
しかし、特許文献1に開示された複合アンテナでは、クロスダイポールアンテナを使用しているので、その半値幅が狭く、約80度乃至90度しかなかった。しかも、同じ反射板上に離してクロスダイポールアンテナとホイップアンテナとを設けているので、ホイップアンテナの影響をクロスダイポールアンテナが受けて、水平面指向性に乱れが生じていたし、反射板の面積が大きくなっていた。
本発明は、円偏波用アンテナの半値幅が広く、しかも円偏波用アンテナの水平面指向性に乱れが生じにくく、更に、小型である複合アンテナを提供することを目的とする。
本発明の一態様の複合アンテナは、反射板と、この反射板の主表面上に描いた円周上に90度間隔に位置するように前記反射板に一端が固定された第1乃至第4の導電性筒状体と、上記円周上の同一直径上に位置する第1及び第2の導電性筒状体の先端側に設けられた第1のダイポールアンテナと、上記直径と直交する直径上に位置する第3及び第4の導電性筒状体の先端側に設けられた第2のダイポールアンテナと、第1のダイポールアンテナの下方に1/4λ(λは送受信信号の中心波長)の間隔をあけてこれらと平行に第1及び第2の筒状体に設けられた第3のダイポールアンテナと、第2のダイポールアンテナの下方に前記1/4λの間隔を開けてこれら平行に第3及び第4の筒状体に設けられた第4のダイポールアンテナと、第1の導電性筒状体の内部に位置する中心導体が第2の導電性筒状体に接続され、第3の導電性筒状体の内部に位置する中心導体が第3の導電性筒状体に接続され、前記2つの中心導体を90度の位相差で接続した給電回路と、前記円周の中心上に位置し、第1乃至第4の導電性筒状体と接するように前記反射板に一端が固定された第5の導電性筒状体と、第5の導電性筒状体の先端に設けられた直線偏波アンテナとを、具備するものである。
この複合アンテナでは、2組のクロスダイポールアンテナをいわゆるスタックアンテナとして使用しているので、その指向特性は、カージオイド型となる。従って、その半値幅が広くなる。また、直線偏波アンテナは、反射板上ではなく、クロスダイポールアンテナを挟んで反射板と反対側に位置しているので、クロスダイポールアンテナに余り影響を与えることがなく、円偏波アンテナの水平面指向特性に乱れがあまり生じない。さらに、直線偏波アンテナを設置するスペースを反射板上に確保する必要がないので、反射板を小型化することもできる。
上記の複合アンテナにおいて、前記各クロスダイポールアンテナの先端側に無給電素子をそれぞれ配置することもできる。無給電素子は、反射板と平行にかつ各クロスダイポールと直交するように各クロスダイポールの先端側に配置することができる。各無給電素子のうち、反射板に対して垂直な線分上に位置するもの同士は、この線分に沿う結合部によって結合することができる。
このように構成された複合アンテナでは、無給電素子を設けたことにより、円偏波アンテナの指向性が更に広くなる。
本発明の他の態様の複合アンテナは、反射板と、この反射板上に互いに直交するように取り付けられた第1及び第2のプリント基板と、第1のプリント基板における第2のプリント基板との交差部分の両側に先端側から前記反射板側まで伸びるように第1のプリント基板に第1及び第2の給電線を設け、第2のプリント基板における第1のプリント基板との交差部分の両側に先端側から前記反射板側まで伸びるように第2のプリント基板に第3及び第4の給電線を設け、第1及び第2の給電線の先端側に位置するように第1のプリント基板に第1のダイポールアンテナを設け、 第3及び第4の給電線の先端側に位置するように第2のプリント基板に第2のダイポールアンテナを設け、第1のダイポールアンテナの下方に1/4λ(λは送受信信号の中心波長)の間隔をあけてこれらと平行に第1及び第2の給電線路に接続された状態で第1のプリント基板に第3のダイポールアンテナを設け、第2のダイポールアンテナの下方に前記1/4λの間隔をあけてこれらと平行に第3及び第4の給電線路に接続された状態で第2のプリント基板に第4のダイポールアンテナを設けた円偏波アンテナと、第1のプリント基板の先端側において反射板と反対側に突出した突出部に設けられた直線偏波アンテナとを、具備するものである。
このように構成すると、第1及び第2の基板を組み合わせるだけで、複合アンテナを製造することができ、複合アンテナの製造が容易になる。
更に、前記各クロスダイポールアンテナの第1及び第2のダイポールアンテナの先端間をほぼ繋ぐ環状に配置された絶縁体製の筒状部の内面に、前記各第1及び第2のダイポールアンテナに対応させて無給電素子を設けることもできる。
このように構成すると、無給電素子の取付も容易に行うことができ、更に製造が容易になる。
以上のように、本発明によれば、円偏波アンテナの半値幅を広くすることができる上に、円偏波アンテナの水平面指向性に乱れが生じにくく、しかも小型に複合アンテナを製造することができる。
本発明の第1の実施形態の複合アンテナは、上述したように、放送衛星からの円偏波の特定周波数、例えば超高周波、具体的には2.3GHz帯の電波と、地上からの上記特定周波数の直線偏波の電波とを、受信するためのものである。この複合アンテナは、図1に示すように、反射板2を有している。反射板2は、板状、例えば矩形に形成されており、それの少なくとも一方の主表面が導電体、例えば金属によって形成されている。
この反射板2の上記主表面側に、複数組、例えば2組のクロスダイポールアンテナ4、6が設けられている。反射板2の一方の主表面には、4つの支持体8、10、12、14が設けられている。これら支持体8、10、12、14は、導電性の筒状体、例えば真鍮製の円筒状に形成されている。これらの長さ方向が、反射板2の主表面に対して垂直になるように一端部が反射板2に電気的及び機械的に固定されている。また、これら支持体8、10、12、14は、反射板2の主表面上に描いた円周上に90度間隔に位置するようにも配置されている。
これら支持体8、10、12、14のうち、上述した円周上の同一直径上にある支持体8、12の先端側、即ち反射板2から離れた端部側には、第1のダイポールアンテナ16のエレメント16a、16bの一端、即ち給電端が固定されている。これらエレメント16a、16bは、反射板2の主表面に平行に配置され、それらの中途から先端側が反射板2側に折り曲げられている。これらエレメント16a、16bは、それらの長さが、約λ/4(λは、この複合アンテナによって受信しようとする電波の中心波長)に選択されている。
支持体8、12と丁度90度の間隔をなす支持体10、14の先端側、即ち反射板2から離れた端部側に、第2のダイポールアンテナ18のエレメント18a、18bの一端部、即ち給電端が固定されている。これらエレメント18a、18bは、エレメント16a、16bが存在する、反射板2と平行な面上に、反射板2の主表面と平行に、かつエレメント16a、16bと直交するように配置されている。これらエレメント18a、18bの形状及び長さ寸法は、エレメント16a、16bと同様に構成されている。これら第1及び第2のダイポールアンテナ16、18によって1組のクロスダイポールアンテナ4が形成されている。
これらダイポールアンテナ16、18よりも反射板2に近い位置に、もう1組のクロスダイポールアンテナ6が配置されている。このクロスダイポールアンテナ6も第1及び第2のダイポールアンテナ20、22からなる。第1のダイポールアンテナ20は、エレメント20a、20bからなり、これらエレメント20a、20bは、第1のダイポールアンテナ16のエレメント16a、16bと上方から見たときに重なるように配置されている。同様に第2のダイポールアンテナ22は、エレメント22a、22bからなり、これらエレメント22a、22bも上方から見たときに第2のダイポールアンテナ18のエレメント18a、18bと重なるように配置されている。
これら2組のクロスダイポールアンテナ4、6は、約λ/4の間隔を隔てて位置している。即ち、2組のクロスダイポールアンテナ4、6は、反射板2の主表面に対して垂直な方向に沿って約λ/4の間隔をあけて配置されている。
支持体8、10では、その内部に中心導体8a、10aが誘電体によって包囲されてそれぞれ設けられている。この支持体8、10と中心導体8a、10aによって同軸給電線路が形成されている。中心導体8aは、支持体12に結合され、中心導体10aは支持体14に結合されている。これら中心導体8a、10aは、反射板2の他方の主表面側で、所定の位相差、例えば90度の位相差を持つ線路を介して接続されている。
これらクロスダイポールアンテナ4、6の各エレメント16a、16b、18a、18b、20a、20b、22a、22bの先端側には、それぞれ無給電素子24a乃至24d、26a乃至26dが設けられている。
無給電素子24a乃至24dは、図2に示すように、エレメント16a、16b、18a、18bの先端よりも幾分外方に、反射板2の主表面と平行な平面上に描いた円周上に、各エレメント16a、16b、18a、18bと対応するように、上記円周に沿って配置されている。これら無給電素子24a乃至24dは、約λ/8の長さを有する導電体である。
無給電素子26a乃至26dは、エレメント20a、20b、22a、22bの先端よりも幾分外方に、反射板2の主表面と平行な平面上に描いた円周(この円周は、各エレメント16a、16b、18a、18bが位置する円周と重なりあう)上に、各エレメント20a、20b、22a、22bと対応するように、上記円周に沿って配置されている。これら無給電素子26a乃至26dは、約λ/4の長さを有する導電体である。
これら無給電素子24a乃至24d及び26a乃至26dのうち、対応するものは、導電性を有する結合体28a乃至28dによって結合され、これら結合体28a乃至28dは、反射板2の主表面に固定されている。
これら2組のクロスダイポールアンテナ4、6によって、例えば放送衛星から送信される円偏波の電波を受信する円偏波アンテナが構成されている。また、無給電素子24a乃至24d、26a乃至26dによって、この円偏波アンテナの特性が調整されている。
各支持体8、10、12、14に囲われた円周の中央には、別の支持体30が設けられている。この支持体30も、導電性の筒状体、例えば真鍮製の円筒状に形成されている。この支持体30の長さ方向が反射板2の主表面に対して垂直となるように支持体30は配置されている。支持体30の一端部が反射板2に電気的及び機械的に固定されている。この支持体30の他端は、他の支持体8、10、12、14の他端よりも反射板2から離れた位置にある。この支持体30の内部には、誘電体によって包囲された中心導体30aが配置されている。支持体30と中心導体30aとによって、同軸給電線路が形成されている。この中心導体30aは、支持体30aの他端から突出しており、この突出端部には、直線偏波アンテナ、例えばホイップアンテナ32が結合されている。このホイップアンテナ32は、λ/2の長さを有するもので、その長さ方向が反射板2に垂直な方向に沿うように配置されている。このホイップアンテナ32の一方の端部が中心導体30aに接続され、このホイップアンテナ32の支持と給電とが行われている。このホイップアンテナ32によって水平偏波の電波が受信される。
このように構成された複合アンテナの円偏波アンテナの垂直面指向特性を図3に示す。この複合アンテナでは、2組のダイポールアンテナ4、6をλ/4の間隔を隔ててスタック状に配置しているので、これら両アンテナ4、6の合成された水平面指向特性は、いわゆるカージオイド特性を示す。図3から明らかなように、この複合アンテナでは、半値幅が点線で示すように約120度もある。1組のクロスダイポールアンテナのみを使用した場合では、通常、半値幅は80度乃至90度である。また、図示していないが、2組のダイポールアンテナをスタック状に構成しただけの場合には、半値幅は約100度乃至110度である。スタック状に構成することによって、半値幅は大きくなっているが、無給電素子24a乃至24d、26a乃至26dを設けることによって、更に半値幅が広がっている。
また、この複合アンテナでは、直線偏波受信用にホイップアンテナ32が設けられている。このホイップアンテナ32は、クロスダイポールアンテナ4、6の先端部の側方ではなく、クロスダイポールアンテナ4、6を挟んで反射板2と対向するように配置されているので、ホイップアンテナ32を設置した影響によって、クロスダイポールアンテナ4、6の指向性が乱れることはない。図3においても、その影響は現れていない。
図4にホイップアンテナ32の水平面指向特性を示す。この指向特性図からあきらかなように、このホイップアンテナ32は、ほぼ無指向性を示しており、クロスダイポールアンテナ4、6の影響によって指向特性が乱れることはない。
図5に、この複合アンテナにおける円偏波アンテナのVSWR対周波数特性を示す。図5から明らかなように、VSWRは、2乃至3GHzの周波数帯全域においてほぼ1.3に近い値であり、最悪でも約1.75である。
図6に、この複合アンテナにおける直線偏波アンテナのVSWR対周波数特性を示す。図6から明らかなように、VSWRは、使用周波数帯である2.32GHz乃至2.35GHzにおいてほぼ1.1以下である。
図7乃至図9に第2の実施の形態の複合アンテナを示す。この複合アンテナは、図7に示すように、円偏波アンテナと直線偏波アンテナとを、複数枚の基板、例えば2枚のプリント基板によって構成し、かつ無給電素子も可撓性を有するフィルム上に形成したものである。
この複合、アンテナは、図8に示すように反射板102を有している。この反射板102は、板状、例えば円板状に形成され、その一方の主表面は導電性に形成されている。この反射板102の一方の主表面上に2枚のプリント基板200、202が直交するように取り付けられている。プリント基板200は、下辺と、この下辺の両側から下辺に直角に立ち上がった側辺と、これら側辺の先端から内側に下辺から離れる方向に傾斜している斜辺と、これら斜辺間を繋ぐ上辺とからなる六角形状に形成されている。上辺は下辺と平行である。
このプリント基板200の両面において上辺の中央からそれぞれ上辺の両端を通って斜辺と側辺との接続点まで、ダイポールアンテナ116のエレメント116a、116bが形成されている。これらエレメント116a、116bと平行に、ダイポールアンテナ120のエレメント120a、120bが、プリント基板200の両面の中途に形成されている。このエレメント116a、120a間の距離は、第1の実施の形態におけるエレメント16a、20a間の距離と同じである。エレメント116a、120aは、プリント基板200の一方の面の中央付近を通る給電線108によって結合され、エレメント116b、120bは、同じくプリント基板200の一方の面の中央付近を通る給電線112によって結合されている。両面にあるエレメント116aはスルーホールによって結合されている。他のエレメント116b、120a、120bも同様である。これら2つのダイポールアンテナ116、120の間には、2つの窓204が形成されている。プリント基板200は、下辺に設けられた脚206によって反射板102に対して垂直に機械的に取り付けられると共に電気的にも接続されている。
他方のプリント基板202も、上辺上に台形状の突部208が形成されている以外、プリント基板200と同一の大きさに形成されている。そして、ダイポールアンテナ118のエレメント118a、118b、ダイポールアンテナ122のエレメント122a、122bが、エレメント116a、116b、120a、120bと同様に形成されている。エレメント118a、122aは給電線110によって結合され、エレメント118b、122bは給電線114によって結合されている。また、給電線110、114の間には、プリント基板200と202とを直交した状態で組み合わせるための溝210が形成されている。無論、窓204と同様な窓212と、脚206と同様な脚214も形成されている。図示していないが、各ダイポールアンテナ116、118、120、122間の接続は、第1の実施の形態におけるダイポールアンテナ16、18、20、22と同様に行われている。
突部208には、直線偏波用のホイップアンテナ132が形成されている。このホイップアンテナ132は、その長さ方向がプリント基板202の上辺及び下辺に垂直になるように形成されている。このホイップアンテナ132は、図示しない給電線を介して反射板102の下面側に設けた給電回路または受信回路に接続されている。各ダイポールアンテナ116、118、120、122も第1の実施の形態における各ダイポールアンテナと同様に反射板102の下面側で結合されている。
これらプリント基板200、202を直交させて、反射板102に取り付けた状態では、ダイポールアンテナ116のエレメント116a、116bと、ダイポールアンテナ118のエレメント118a、118bが、互いの中央において直交するように反射板102と平行な1つの面内において交差し、これよりも下方の反射板102に平行な1つの面内において、ダイポールアンテナ120のエレメント120a、120bと、ダイポールアンテナ122のエレメント122a、122bとが、互いの中央において直交するように交差して、2組のスタック状のクロスダイポールアンテナを構成している。
この状態において、プリント基板200、202の外方端に環状とされたフィルム216がプリント基板200、202及び反射板102に取り付けられている。このフィルム216の内周面には、各ダイポールアンテナ116、118、120、122の各エレメント116a、116b、118a、118b、120a、120b、122a、122bの先端に対応するように無給電素子124a乃至124d、126a乃至126d及びこれらの結合体128a乃至128dが、形成されている。これら無給電素子124a乃至124d、126a乃至126d及び結合体128a乃至128dは、図9に示すように、長尺のフィルム216の一方の面全域に形成された金属箔膜をエッチングすることによって形成されている。
なお、ダイポールアンテナ116、118、120、122の各エレメント116a、116b、118a、118b、120a、120b、122a、122b、無給電素子124a乃至124d、126a乃至126dの長さ寸法は、第1の実施の形態において対応するものと同等の長さに選択されている。
この複合アンテナも、第1の実施の形態の複合アンテナと同様に使用される。
上記の各実施の形態では、クロスダイポールアンテナには、それらエレメントが中途で折り曲げられたタイプのものを使用したが、これに限ったものではなく、各エレメントが完全に直線状のものを使用することもできる。また、上記の各実施の形態では、無給電素子を設けたが、これらを除去することもできる。上記の両実施の形態では、直線偏波アンテナとしてホイップアンテナを使用したが、これに限ったものではなく、直線偏波を受信可能であれば、他のアンテナを使用することもできる。
本発明の第1の実施形態の複合アンテナの部分省略斜視図である。 図1の複合アンテナの平面図である。 図1の複合アンテナが備える円偏波アンテナの垂直面指向特性図である。 図1の複合アンテナが備える直線偏波アンテナの水平面指向特性図である。 図1の複合アンテナが備える円偏波アンテナのVSWR対周波数特性図である。 図1の複合アンテナが備える直線偏波アンテナのVSWR対周波数特性図である。 本発明の第2の実施の形態の複合アンテナの斜視図である。 図7の複合アンテナの組み立て図である。 図7の複合アンテナにおいて使用するフィルムの正面図である。
符号の説明
2 102 反射板
4 104 6 106 クロスダイポールアンテナ(円偏波アンテナ)
32 132 ホイップアンテナ(直線偏波アンテナ)

Claims (4)

  1. 反射板と、
    この反射板の主表面上に描いた円周上に90度間隔に位置するように前記反射板に一端が固定された第1乃至第4の導電性筒状体と、
    上記円周上の同一直径上に位置する第1及び第2の導電性筒状体の先端側に設けられた第1のダイポールアンテナと、
    上記直径と直交する直径上に位置する第3及び第4の導電性筒状体の先端側に設けられた第2のダイポールアンテナと、
    第1のダイポールアンテナの下方に1/4λ(λは送受信信号の中心波長)の間隔をあけてこれらと平行に第1及び第2の筒状体に設けられた第3のダイポールアンテナと、
    第2のダイポールアンテナの下方に前記1/4λの間隔を開けてこれら平行に第3及び第4の筒状体に設けられた第4のダイポールアンテナと、
    第1の導電性筒状体の内部に位置する中心導体が第2の導電性筒状体に接続され、第3の導電性筒状体の内部に位置する中心導体が第3の導電性筒状体に接続され、前記2つの中心導体を90度の位相差で接続した給電回路と、
    前記円周の中心上に位置し、かつ第1乃至第4の導電性筒状体と接するように前記反射板に一端が固定された第5の導電性筒状体と、
    第5の導電性筒状体の先端に設けられた直線偏波アンテナとを、
    具備する複合アンテナ。
  2. 請求項1記載の複合アンテナにおいて、前記第1乃至第4のダイポールアンテナの先端側に無給電素子をそれぞれ配置した複合アンテナ。
  3. 反射板と、
    この反射板上に互いに直交するように取り付けられた第1及び第2のプリント基板と、
    第1のプリント基板における第2のプリント基板との交差部分の両側に先端側から前記反射板側まで伸びるように第1のプリント基板に第1及び第2の給電線を設け、第2のプリント基板における第1のプリント基板との交差部分の両側に先端側から前記反射板側まで伸びるように第2のプリント基板に第3及び第4の給電線を設け、第1及び第2の給電線の先端側に位置するように第1のプリント基板に第1のダイポールアンテナを設け、 第3及び第4の給電線の先端側に位置するように第2のプリント基板に第2のダイポールアンテナを設け、第1のダイポールアンテナの下方に1/4λ(λは送受信信号の中心波長)の間隔をあけてこれらと平行に第1及び第2の給電線路に接続された状態で第1のプリント基板に第3のダイポールアンテナを設け、第2のダイポールアンテナの下方に前記1/4λの間隔をあけてこれらと平行に第3及び第4の給電線路に接続された状態で第2のプリント基板に第4のダイポールアンテナを設けた円偏波アンテナと、
    第1のプリント基板の先端側において反射板と反対側に突出した突出部に設けられた直線偏波アンテナとを、
    具備する複合アンテナ。
  4. 第1乃至第4のダイポールアンテナの先端間をほぼ繋ぐ環状に配置された絶縁体製の筒状部の内面に、前記各第1乃至第4のダイポールアンテナに対応させて無給電素子が設けられた複合アンテナ。
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