JP4133609B2 - Antenna coil - Google Patents

Antenna coil Download PDF

Info

Publication number
JP4133609B2
JP4133609B2 JP2003171189A JP2003171189A JP4133609B2 JP 4133609 B2 JP4133609 B2 JP 4133609B2 JP 2003171189 A JP2003171189 A JP 2003171189A JP 2003171189 A JP2003171189 A JP 2003171189A JP 4133609 B2 JP4133609 B2 JP 4133609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
axis
antenna coil
winding
antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003171189A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004032754A (en
Inventor
穂積 上田
竜実 西野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumida Corp
Original Assignee
Sumida Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumida Corp filed Critical Sumida Corp
Priority to JP2003171189A priority Critical patent/JP4133609B2/en
Publication of JP2004032754A publication Critical patent/JP2004032754A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4133609B2 publication Critical patent/JP4133609B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、例えば,自動車のドアの施錠および開錠を無線操作により開閉するためのキーレスエントリーシステムや防犯装置の受信機などに用いる小型のアンテナコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のキーレスエントリーシステムや防犯装置の受信機などに用いているアンテナコイルは、棒状のフェライトコアの長軸に沿って巻線を施したバーアンテナコイルが多用されていた。
【0003】
即ち、上述のような構造のバーアンテナコイルは、フェライトコアの長軸と平行な方向から入射する電波に対して受信感度は最大になり、フェライトコアの長軸方向と垂直な方向から入射する電波に対しては受信感度が最小となる指向性を有しており、該バーアンテナコイルの設置方向によっては極端に受信感度が低下する。このため、該バーアンテナコイルは、単独で用いることは少なく、通常は複数のバーアンテナコイルを受信装置の回路基板のX軸およびY軸に沿わせて配置することによってアンテナコイル全体としての受信感度を向上させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように複数のバーアンテナコイルを受信装置の回路基板のX軸およびY軸に沿わせて配置すると、前記回路基板におけるアンテナコイル部分の占有面積が大きくなるため、アンテナコイルを設置する機器自体を大きくしなければならないので機器の小型化に逆行する。また、個々のバーアンテナコイルが互いに干渉して期待する受信感度が得られない場合もある。
【0005】
本発明は上記のような従来のアンテナコイルが備えている問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、小型軽量化を図ることのできるアンテナコイルを提供することである。また、他の目的は、干渉が少なく良好な受信感度を得ることのできるアンテナコイルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るアンテナコイルは、偏平な略直方体状をなしているフェライトコアから構成される基部に対し、前記基部のX軸方向が軸となるように第1のコイルを巻回すると共に、前記基部のY軸方向が軸となるように第2のコイルを巻回して構成した第1のアンテナコイル部と、前記第1のアンテナコイル部を収容する凹部が中央に形成され、この凹部に前記第1のアンテナコイル部を収容した状態において、前記X軸と前記Y軸に直交するΖ軸方向が軸となるように第3のコイルが巻回された溝部と、この溝部を挟むように一周する二条の鍔部とを有し、前記第1のアンテナコイル部とは別体である絶縁性の巻枠とを具備しており、前記巻枠の二条の鍔部には、前記第1、第2及び第3のコイルの巻き始めと巻き終わり端を接続する電極が設けられ、該電極は前記鍔部における前記凹部の開口面に平行な面と、この平行な面に隣接する外側を向く面とに配置されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明する。図1は本発明のアンテナコイルの第1の実施態様を示す斜視図、図2は前記アンテナコイルの平面図、図3は前記アンテナコイルに用いるフェライトコアの形状の一例を示す斜視図、図4は本発明のアンテナコイルの第2の実施熊様を示す斜視図、図5は図4の平面図、図6は図4、図5に用いたフェライトコアの形状を示す斜視図、図7は本発明のアンテナコイルの第3の実施態様を示す斜視図、図8は図7の実施態様の分解斜視図である。なお、各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明におけるX軸、Y軸、Z軸はそれぞれ直交座標系の軸である。
【0008】
図1乃至図3において、1は小型のアンテナコイルを示し、角型板状の巻線部3と前記巻線部3の四隅から突出して形成され、巻線のストッパーと電極の取り付け部とを兼ねた突出部4a、4b、4c、4dとを一体に形成したフェライトコア2と、巻軸がフェライトコア2のX軸と平行になるように巻線部3の対向する二辺に巻線した第1のコイル5および巻軸が該フェライトコア2のY軸と平行になるように巻線部3の他の対向する二辺に巻線した第2のコイル6とで構成されている。換言すれば、第1のコイル5の巻軸と第2のコイル6の巻軸は水平面上で直交していることになる。また、第1のコイル5及び第2のコイル6の各巻き始め端及び各巻き終わり端は、それぞれフェライトコア2の突出部4a、4b、4c、4dに取り付けられる金属端子板または半田によって形成された電極部7を介して電子機器の図示しない回路基板に接続されるようにしてある。
【0009】
図4、図5に示す第2の実施態様は、フェライトコア2の形状を十文字状に形成した場合の例を示し、巻線部3のX軸方向に延びる部位3−1には第1のコイル5が巻線され、その巻き始め端および巻き終り端は、それぞれ突出部4e、4gに形成された電極部7に接続されている。また、巻線部3のY軸方向に延びる部位3−2には、第2のコイル6が巻線され、その巻き始め端および巻き終り端は、それぞれ突出部4f、4hに形成された電極部7に接続されている。
【0010】
図7、図8は前記2つの実施態様とは異なる第3の実施態様を示し、8は絶縁性の樹脂等で形成した巻枠で、中央部には孔または凹部9が形成してあり、壁部10の上下の四周には平行に張り出した鍔部11aと11bが形成されている。12は巻枠8の壁部10の外周に、巻軸がΖ軸と平行になるように巻線された第3のコイルである。そして、巻枠8の孔または凹部9の中には、図1で示す実施態様と同様な第1アンテナコイル部13が水平に配置されている。即ち、第1アンテナコイル部13は、角型板状の巻線部と巻線のストッパーとなる突出部4a、4b、4c、4dとを一体に形成したフェライトコア2と、巻軸がX軸と平行になるようにフェライトコア2の巻線部の対向する二辺に巻線した第1のコイル5と、巻軸がY軸と平行になるように前記巻線部の他の対向する二辺に巻線した第2のコイル6とで構成されている。また、第1アンテナコイル部13の第1のコイル5および第2のコイル6の各巻き始め端及び巻き終り端と、第2アンテナコイルを形成する第3のコイル12の巻き始め端及び巻き終り端は、それぞれ巻枠8の鍔部11a、11bの対向する辺に配設した電極7に接続されている。したがって、第2アンテナコイル部を形成する第3のコイル12は巻枠8の壁部10を介して第1アンテナコイル部13を取り囲むように配置され、かつ、巻き軸が前記第1のコイル5と第2のコイル6に対して直交するように配置されたことになる。
【0011】
図1、図2で示す第1の実施形態および図4、図5で示す第2の実施形態において、第1のコイル5と第2のコイル6のそれぞれに誘起される電界強度がほぼ等しくなるように各コイルの巻線数を調整してあり、また、第1のコイル5と第2のコイル6がそれぞれ独立した同調回路を形成し、各同調回路が高周波増幅回路に接続されて該高周波増幅回路が各同調回路の出力信号の強い方を選択的に増幅する場合、アンテナコイル1のX軸方向から入射する電波に対しては第1のコイル5に誘起される電界強度または磁界強度が強くなるため、第1のコイル5側同調回路の同調信号が高周波増幅回路で増幅される。また、アンテナコイル1のY軸方向から入射する電波に対してはコイル6に誘起される電界強度または磁界強度が強くなるため、第2のコイル6側の同調回路の同調信号が高周波増幅回路で増幅されることになる。このように、図1、図2および図4、図5で示す2つの実施形態では、アンテナコイル1のX軸とY軸が形成する面と水平な方向の電波に対して受信感度を良好にすることができる。
【0012】
また、図7、図8で示す第3の実施形態においては、前記と同様に、第1アンテナコイル部13を形成する第1のコイル5と第2のコイル6および第2アンテナコイル部を形成する第3のコイル12のそれぞれに誘起される電界強度あるいは磁界強度がほぼ等しくなるように、各コイルの巻線数を調整してあり、また、第1のコイル5、第2のコイル6、第3のコイル12がそれぞれ独立した同調回路を形成し、各同調回路が高周波増幅回路に接続されて該高周波増幅回路が各同調回路の出力信号の強い方を選択的に増幅する場合、該高周波増幅回路は、X軸方向から入射する電波に対しては第1のコイル5が形成する同調回路の出力信号を選択的に増幅し、Y軸方向から入射する電波に対しては第2のコイル6が形成する同調回路の出力信号を選択的に増幅し、また、Ζ軸方向から入射する電波に対しては第3のコイル12が形成する同調回路の出力信号を選択的に増幅する。斯して本実施形態では、アンテナコイル1はX軸とY軸が形成する面と水平な方向に加えて前記水平面に対して直交するΖ軸方向から入射する電波に対しても受信感度を良好にする。
【0013】
図9乃至図11に第4の実施形態に係るアンテナコイルを示す。このアンテナコイルにおいては、偏平な柱状をなしている基部20に、第1のコイル5、第2のコイル6、第3のコイル12を巻回した構成となっている。第1のコイル5は基部のX軸方向が軸となるように巻回され、第2のコイル6は基部のY軸方向が軸となるように巻回され、第3のコイル12は基部のZ軸方向が軸となるように巻回されている。基部20はフェライトにより構成されている。
【0014】
基部20は偏平な略直方体状をなし、直方体をなす基部20の8角に耳状部材21が設けられている。上記耳状部材21の平面形状は、4分の1の円による扇状に形成されている。基部20の表面には、基部20を偏平な状態に設置したときのX軸方向に最も深い第2の溝部22が形成され、この第2の溝部22に第2のコイル6が巻回される。耳状部材21の第2の側部21bは第2の溝部22の側壁となる向きに配置されている。
【0015】
基部20の表面には、基部20を偏平な状態に設置したときのY軸方向に第1の溝部23が形成され、この第1の溝部23に第1のコイル5が巻回される。耳状部材21の第1の側部21aは第1の溝部23の側壁となる向きに配置されている。平面部が相互に対向するように配置された2つの耳状部材21の基部は、第3の溝部24となっており、耳状部材21の平面により挟まれた部分21cが、第3のコイル12が巻回される第3の溝部24の側壁となる向き配置されている。
【0016】
以上のように構成されている基部20に対して、第2のコイル6が巻回され、次にその上であって直交する方向に第1のコイル5が巻回され、第3のコイル12が周面に沿うように巻回される。この状態のアンテナコイルは、図11に示されるように樹脂製のケース30にセットされる。
【0017】
ケース30は、偏平な概ね四角柱を偏平に置いて、例えば上面から円盤状の穴部を穿設した形状を有する。上記穴部は図10に示すアンテナコイルを設置可能な大きさである。また、偏平な四角柱における対向する側面の2対において、側面中央部が切り欠かれている。偏平な四角柱における四隅には、ケース30の裏面にて板状に設けられた端子31a〜31dの一端側が突出されるように埋設されており、他端側はケース30の側面に貼着されている。
【0018】
第1のコイル5、第2のコイル6及び第3のコイル12が巻回された基部20を上記ケース30の穴部に配置した状態(図11では、コイルが巻回されていないが、実際には巻回されている)において、露出している4つの耳状部材21には樹脂製の蓋32が貼着される。蓋32は平面形状が耳状部材21とほぼ同一であって、偏平板状の端子33が設けられている。
【0019】
所定の1個の端子33に対して、第1のコイル5、第2のコイル6及び第3のコイル12における末端部のいずれか1をそれぞれ絡げて巻き付け、残りの3個の端子33に対してそれぞれ、第1のコイル5の残りの末端部、第2のコイル6の残りの末端部及び第3のコイル12における残りの末端部を1対1に対応付けて絡げて巻き付け、コイルの末端と各端子32及び対応する端子31a〜31dの突出部を半田付けして電気的な接続を得る。図11におけるケース30の目視できない裏面が回路基板に半田付け実装され、目視できる面が上面とされる。
【0020】
図12、図13には、本発明に係る第3、第4の実施形態に係るアンテナコイルを用いて構成した受信回路の構成例が示されている。以降の説明において、サフィックス(添字)の「S」をコイルの巻始め側末端、サフィックスの「F」をコイルの巻終り側末端とする。まず、図12の構成例について説明を行う。第2のコイル6の巻終り側末端XF と第1のコイル5の巻始め側末端YS と第3のコイル12の巻始め側末端ZS とを共通端子COMに接続し、第2のコイル6の巻始め側末端XS と第1のコイル5の巻終り側末端YF と第3のコイル12の巻終り側末端ZF のそれぞれを個別の端子に接続する。共通端子COMは接地されている。
【0021】
アンプ41a〜41cが設けられ、アンプ41a〜41cの入力端の一方が接地されている。アンプ41aにおける非接地側入力端が第2のコイル6の巻始め側末端XS と接続される。アンプ41bにおける非接地側入力端が第1のコイル5の巻終り側末端YF と接続されている。アンプ41cにおける非接地側入力端が第3のコイル12の巻終り側末端ZF と接続される。
【0022】
アンプ41a〜41cの各接地側入力端と各非接地側入力端との間にそれぞれコンデンサCが接続されている。アンプ41a〜41cの各出力端は、無線装置等の受信選択手段42に接続されている。受信選択手段42は、アンプ41a〜41cの各出力端から出力される信号の内の最も大きな信号を選択する。
【0023】
第4の実施形態においても、各コイルの巻線数を調整してあり、また、第1のコイル5、第2のコイル6、第3のコイル12がそれぞれ独立した同調回路を形成し、各同調回路が高周波増幅回路(アンプ41a〜41c)に接続されて該高周波増幅回路が各同調回路の出力信号の強い方を増幅し選択的する。上記高周波増幅回路は、X軸方向から入射する電波に対しては第1のコイル5が形成する同調回路の出力信号を増幅選択し、Y軸方向から入射する電波に対しては第2のコイル6が形成する同調回路の出力信号を増幅選択し、また、Ζ軸方向から入射する電波に対しては第3のコイル12が形成する同調回路の出力信号を増幅選択する。斯して、この第4の実施形態においても、アンテナコイルはX軸、Y軸、Ζ軸方向から入射する電波に対しても受信感度を良好にすることができる。
【0024】
次に、図13の構成例について説明を行う。図12に構成例において、コンデンサCがアンプ41a〜41cの各接地側入力端と各非接地側入力端との間にそれぞれ接続されているのであるが、図13の構成例では、コンデンサCが第2のコイル6に並列に接続され、コンデンサCが第1のコイル5に並列に接続され、コンデンサCが第3のコイル12に並列に接続されている。
【0025】
アンプ41a〜41cの一方の各入力端が共通接続されて接地されており、第2のコイル6の巻終り側末端XF と第1のコイル5の巻始め側末端YS と第3のコイル12の巻始め側末端ZS とが共通端子COMに接続され、これが上記アンプ41a〜41cの共通接続端子に接続される。この構成によっても、図12の構成と同様にアンテナコイルはX軸、Y軸、Ζ軸方向から入射する電波に対して選択的に受信感度を良好にすることができる。
【0026】
上記図12、図13において示したように、アンテナコイル側において各コイルの末端を共通端子COMに接続する。この場合、上記図12、図13における例では、第2のコイル6の巻終り側末端XF と第1のコイル5の巻始め側末端YS と第3のコイル12の巻始め側末端ZS とを共通端子COMに接続した。共通端子に接続し得る末端としては、第2のコイル6においては末端XF 末端XS 、第1のコイル5においては末端YF と末端YS 、第3のコイル12においては末端ZF と末端ZS がある。図12、図13に示したように、末端XF と末端YS と末端ZS を選択した例についてサフィックをもってFSSと表記すると、いずれの末端を3つ組み合わせるかの組合は、23 =8通りである。
【0027】
上記の8通りについてサフィックスをもって記述すると、SSS、FFF、FFS、FSF、FSS、SFF、SFS、SSFである。この8通りの内のいずれが好適な受信感度特性となるかの試験を周波数特性を測定することにより行ったところ、図12、図13に示したように、末端XF と末端YS と末端ZS を選択した例であるFSSが最も好適であった。
【0028】
つまり、左側にX軸方向から入射する電波に対する周波数特性を示し、中央にY軸方向から入射する電波に対する周波数特性を示し、右側にΖ軸方向から入射する電波に対する周波数特性を示すと、FSSの場合には図14に示すように、グラフのピーク部分である共振周波数におけるインピーダンス値が最も高く安定しており、また、いずれの軸方向に対してもほぼ同様な周波数特性を有し受信感度が良好となることがわかる。なお、各チャートにおいて、縦軸はインピーダンスであり、1目盛りが50KΩであり、横軸は周波数であり、横軸の中心が134.2KHz、横軸の幅が30KHzである。なお、各コイルの巻数は400ターン、基部2の直径は9ミリメートル、最も薄い部分の厚みは0.9ミリメートル、耳状部材21を含む最も厚い部分の厚みは2.8ミリメートル、コンデンサCの容量は200pFとした。
【0029】
上記に対して、例えば、FFSの場合には図15に示すように、X軸方向とY軸方向とZ軸方向に対して共振周波数及びインピーダンス値のばらつきがあり、しかも、X軸方向とZ軸方向に対しては、他のコイルと干渉することによって生じるピーク部分の潰れなどの不適切な特性がみられる。FSSを除く、FFS以外の共通接続の例でもFFSとほぼ同様であり、3軸方向に揃った特性が得難いことや不適切な周波数特性がみられた。
【0030】
以上の説明では、基部20に対して耳状部材21を設けた例を示したが、基本的には図16に示されるボビン50を用いることができる。つまり、このボビン50は、偏平な柱状をなしている基部51と、基部51のX軸方向が軸となるように第1のコイルを巻回するために設けられた第1の溝52と、基部51のZ軸方向が軸となるように第3のコイルを巻回するために設けられた第2の溝53とを有する。基部51のY軸方向に向かって長尺状に延びる4本の棒状部材54が、基部51の4辺に沿って設けられている。この棒状部材54を横切るように第2のコイルが巻回される。つまり巻軸方向がY軸となるように第2のコイルが巻回される。この図16においては、第1、第2及び第3のコイルは図示していないものである。係る構成のアンテナコイルによっても第4の実施形態に係るアンテナコイルと同様の効果を得ることができる。更に、上記各実施態様におけるフェライトコア2は、例えば樹脂製のコアに変更しても良く、また、基部20、51についても材質はフェライトに限らず樹脂等を用いることが可能である。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るアンテナコイルによれば、1つのコアや基部のX軸Y軸方向に、或いはX軸Y軸及びZ軸方向に、コイルを巻回しているので、複数のバーアンテナコイルを集合してアンテナコイルとする場合と比べて小型にできるとともに、直交する3方向から入射する電波に対する受信感度が良好もものを選択できるため、アンテナコイルの設置位置に拘らず受信感度を好適にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナコイルの第1の実施態様を示す斜視図。
【図2】本発明のアンテナコイルの第1の実施態様の平面図。
【図3】本発明の第1の実施態様に係るアンテナコイルに用いるフェライトコアの形状の一例を示す斜視図。
【図4】本発明のアンテナコイルの第2の実施態様を示す斜視図。
【図5】本発明のアンテナコイルの第2の実施態様の平面図。
【図6】本発明のアンテナコイルの第2の実施態様に用いるフェライトコアの形状の一例を示す斜視図。
【図7】本発明のアンテナコイルの第3の実施態様の斜視図。
【図8】本発明のアンテナコイルの第3の実施態様の斜視図。
【図9】第4の実施形態に係るアンテナコイルの基部を示す斜視図。
【図10】第4の実施形態に係るアンテナコイルにおけるコイルが巻回された基部を示す斜視図。
【図11】第4の実施形態に係るアンテナコイルにおけるコイルが巻回された基部がケースにセットされた状態を示す斜視図。
【図12】第4の実施形態に係るアンテナコイルを用いて構成した受信回路の構成図。
【図13】第4の実施形態に係るアンテナコイルを用いて構成した受信回路の構成図。
【図14】第4の実施形態に係るアンテナコイルにおいて、各コイルにおける所定の1つの末端を共通接続したときに、最も良好となる接続を行ったときの周波数特性を示す図。
【図15】第4の実施形態に係るアンテナコイルにおいて、各コイルにおける所定の1つの末端を共通接続したときに、最も良好となる接続以外の接続を行ったときの周波数特性を示す図。
【図16】第5の実施形態に係るアンテナコイルの基部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 アンテナコイル
2 フェライトコア
3 巻線部
4a〜4h 突出部
5 第1のコイル
6 第2のコイル
7 電極部
8 巻枠
9 孔(または凹部)
10 壁部
11a、11b 鍔部
12 第3のコイル
13 第1アンテナコイル部
20 基部
21 耳状部材
22 第2の溝部
23 第1の溝部
24 第3の溝部
30 ケース
31a〜31d 端子
32 蓋
33 端子
41a〜41c アンプ
42 受信手段
50 ボビン
51 基部
52 第1の溝部
53 第2の溝部
54 棒状部材
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a small antenna coil used for, for example, a keyless entry system for opening and closing a door of an automobile by radio operation or a receiver of a security device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a bar antenna coil that is wound along the long axis of a rod-shaped ferrite core has been frequently used as an antenna coil used in this type of keyless entry system or a receiver of a security device.
[0003]
That is, the bar antenna coil having the above-described structure has the highest reception sensitivity with respect to the radio wave incident from the direction parallel to the long axis of the ferrite core, and the radio wave incident from the direction perpendicular to the long axis direction of the ferrite core. However, depending on the installation direction of the bar antenna coil, the reception sensitivity is extremely lowered. For this reason, the bar antenna coil is rarely used alone, and normally, a plurality of bar antenna coils are arranged along the X axis and the Y axis of the circuit board of the receiving apparatus, thereby receiving sensitivity as a whole of the antenna coil. To improve.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a plurality of bar antenna coils are arranged along the X-axis and Y-axis of the circuit board of the receiving device in this way, the area occupied by the antenna coil portion on the circuit board increases, and thus the device for installing the antenna coil Since it must be enlarged, it goes against the downsizing of equipment. In some cases, the individual bar antenna coils interfere with each other and the expected reception sensitivity cannot be obtained.
[0005]
The present invention has been made to solve the problems of the conventional antenna coil as described above, and an object of the present invention is to provide an antenna coil that can be reduced in size and weight. Another object of the present invention is to provide an antenna coil that can obtain good reception sensitivity with less interference.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the antenna coil according to the present invention, the first coil is wound around the base portion formed of a ferrite core having a flat and substantially rectangular parallelepiped shape so that the X-axis direction of the base portion is the axis, A first antenna coil portion configured by winding a second coil so that the Y-axis direction of the base is an axis, and a concave portion for accommodating the first antenna coil portion are formed in the center, In a state in which the first antenna coil portion is accommodated, a groove portion around which the third coil is wound so that the axial direction perpendicular to the X axis and the Y axis is an axis, and one round so as to sandwich this groove portion And an insulating winding frame that is a separate body from the first antenna coil unit, and the two strips of the winding frame include the first, electrodes for connecting the winding start and winding end of the second and third coil Provided, the electrode is characterized in that it is arranged on a surface facing a plane parallel to the opening surface of the recess in the flange portion, the outer adjacent to the parallel surface.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described using examples. 1 is a perspective view showing a first embodiment of an antenna coil of the present invention, FIG. 2 is a plan view of the antenna coil, FIG. 3 is a perspective view showing an example of the shape of a ferrite core used in the antenna coil, and FIG. Is a perspective view showing a second embodiment of the bear of the antenna coil of the present invention, FIG. 5 is a plan view of FIG. 4, FIG. 6 is a perspective view showing the shape of the ferrite core used in FIGS. FIG. 8 is an exploded perspective view of the third embodiment of the antenna coil of the present invention, and FIG. 8 is an exploded perspective view of the embodiment of FIG. In each figure, the same constituent elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. In the following description, the X axis, the Y axis, and the Z axis are axes of an orthogonal coordinate system.
[0008]
1 to 3, reference numeral 1 denotes a small antenna coil, which is formed of a rectangular plate-like winding portion 3 and protruding from the four corners of the winding portion 3, and includes a winding stopper and an electrode mounting portion. The ferrite core 2 integrally formed with the projecting portions 4a, 4b, 4c, and 4d, which are also used, and the winding core 3 are wound around two opposing sides so that the winding axis is parallel to the X axis of the ferrite core 2. The first coil 5 and the second coil 6 are wound around the other two opposite sides of the winding portion 3 so that the winding axis is parallel to the Y axis of the ferrite core 2. In other words, the winding axis of the first coil 5 and the winding axis of the second coil 6 are orthogonal on the horizontal plane. In addition, each winding start end and each winding end end of the first coil 5 and the second coil 6 are formed by a metal terminal plate or solder attached to the protruding portions 4a, 4b, 4c, and 4d of the ferrite core 2, respectively. In addition, it is configured to be connected to a circuit board (not shown) of the electronic device through the electrode part 7.
[0009]
The second embodiment shown in FIG. 4 and FIG. 5 shows an example in which the shape of the ferrite core 2 is formed in a cross shape, and a first part 3-1 extends in the X-axis direction of the winding portion 3. The coil 5 is wound, and the winding start end and the winding end end are connected to electrode portions 7 formed on the protruding portions 4e and 4g, respectively. The second coil 6 is wound around the portion 3-2 extending in the Y-axis direction of the winding portion 3, and the winding start end and winding end end are electrodes formed on the protruding portions 4f and 4h, respectively. Connected to the unit 7.
[0010]
7 and 8 show a third embodiment different from the above two embodiments, 8 is a winding frame formed of an insulating resin or the like, and a hole or a recess 9 is formed in the center, On the upper and lower four circumferences of the wall portion 10, flange portions 11a and 11b projecting in parallel are formed. A third coil 12 is wound around the outer periphery of the wall 10 of the winding frame 8 so that the winding axis is parallel to the saddle axis. And the 1st antenna coil part 13 similar to the embodiment shown in FIG. 1 is arrange | positioned horizontally in the hole or recessed part 9 of the winding frame 8. FIG. That is, the first antenna coil portion 13 includes a ferrite core 2 integrally formed with a rectangular plate-like winding portion and projecting portions 4a, 4b, 4c, and 4d serving as winding stoppers, and a winding axis is an X axis. The first coil 5 wound on the two opposite sides of the winding portion of the ferrite core 2 so as to be parallel to the winding portion, and the other two opposite winding portions of the winding portion so that the winding axis is parallel to the Y axis. It comprises a second coil 6 wound around the side. In addition, the winding start end and winding end of each of the first coil 5 and the second coil 6 of the first antenna coil section 13, and the winding start end and winding end of the third coil 12 forming the second antenna coil. The ends are connected to electrodes 7 disposed on opposite sides of the flanges 11a and 11b of the winding frame 8, respectively. Therefore, the third coil 12 forming the second antenna coil portion is disposed so as to surround the first antenna coil portion 13 via the wall portion 10 of the winding frame 8, and the winding axis is the first coil 5. And the second coil 6 are arranged so as to be orthogonal to each other.
[0011]
In the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2 and the second embodiment shown in FIGS. 4 and 5, the electric field strengths induced in the first coil 5 and the second coil 6 are substantially equal. In addition, the number of windings of each coil is adjusted, and the first coil 5 and the second coil 6 form independent tuning circuits, and each tuning circuit is connected to a high-frequency amplifier circuit, and the high frequency When the amplifier circuit selectively amplifies the stronger one of the output signals of each tuning circuit, the electric field strength or magnetic field strength induced in the first coil 5 with respect to radio waves incident from the X-axis direction of the antenna coil 1 is increased. Therefore, the tuning signal of the first coil 5 side tuning circuit is amplified by the high frequency amplifier circuit. In addition, since the electric field strength or magnetic field strength induced in the coil 6 increases with respect to radio waves incident from the Y-axis direction of the antenna coil 1, the tuning signal of the tuning circuit on the second coil 6 side is a high-frequency amplifier circuit. It will be amplified. As described above, in the two embodiments shown in FIGS. 1, 2, 4 and 5, the reception sensitivity is improved with respect to radio waves in a direction parallel to the surface formed by the X axis and the Y axis of the antenna coil 1. can do.
[0012]
In the third embodiment shown in FIG. 7 and FIG. 8, the first coil 5, the second coil 6 and the second antenna coil part forming the first antenna coil part 13 are formed in the same manner as described above. The number of windings of each coil is adjusted so that the electric field strength or magnetic field strength induced in each of the third coils 12 is substantially equal, and the first coil 5, the second coil 6, When the third coils 12 form independent tuning circuits, and each tuning circuit is connected to a high frequency amplifier circuit, and the high frequency amplifier circuit selectively amplifies the stronger output signal of each tuning circuit, the high frequency The amplifier circuit selectively amplifies the output signal of the tuning circuit formed by the first coil 5 for radio waves incident from the X-axis direction, and the second coil for radio waves incident from the Y-axis direction. Output signal of tuning circuit formed by 6 The selectively amplified, also for waves incident from Ζ axial selectively amplifies the output signal of the tuning circuit in which the third coil 12 is formed. Therefore, in this embodiment, the antenna coil 1 has good reception sensitivity for radio waves incident from the axis direction perpendicular to the horizontal plane in addition to the horizontal direction of the plane formed by the X axis and the Y axis. To.
[0013]
9 to 11 show an antenna coil according to the fourth embodiment. This antenna coil has a configuration in which a first coil 5, a second coil 6, and a third coil 12 are wound around a base 20 having a flat columnar shape. The first coil 5 is wound so that the X-axis direction of the base is the axis, the second coil 6 is wound so that the Y-axis direction of the base is the axis, and the third coil 12 is the base It is wound so that the Z-axis direction becomes the axis. The base 20 is made of ferrite.
[0014]
The base 20 has a flat and substantially rectangular parallelepiped shape, and ear-shaped members 21 are provided at the eight corners of the base 20 that forms a rectangular parallelepiped. The planar shape of the ear-shaped member 21 is formed in a fan shape with a quarter circle. A second groove 22 that is deepest in the X-axis direction when the base 20 is installed in a flat state is formed on the surface of the base 20, and the second coil 6 is wound around the second groove 22. . The second side portion 21 b of the ear-shaped member 21 is arranged in the direction that becomes the side wall of the second groove portion 22.
[0015]
A first groove portion 23 is formed on the surface of the base portion 20 in the Y-axis direction when the base portion 20 is installed in a flat state, and the first coil 5 is wound around the first groove portion 23. The first side portion 21 a of the ear-shaped member 21 is arranged in the direction that becomes the side wall of the first groove portion 23. The base portions of the two ear-shaped members 21 arranged so that the plane portions face each other are the third groove portions 24, and the portion 21c sandwiched between the planes of the ear-shaped members 21 is the third coil. 12 is arranged in a direction to be a side wall of the third groove portion 24 around which the wire 12 is wound.
[0016]
The second coil 6 is wound around the base 20 configured as described above, and then the first coil 5 is wound in a direction perpendicular to the second coil 6. Is wound along the circumferential surface. The antenna coil in this state is set in a resin case 30 as shown in FIG.
[0017]
The case 30 has a shape in which a flat, generally quadrangular prism is placed flat and a disk-shaped hole is formed from the upper surface, for example. The hole is sized so that the antenna coil shown in FIG. 10 can be installed. Further, in the two pairs of opposing side surfaces in the flat quadrangular prism, the center portions of the side surfaces are notched. At the four corners of the flat quadrangular prism, one end side of the terminals 31 a to 31 d provided in a plate shape on the back surface of the case 30 is embedded so that the other end side is stuck to the side surface of the case 30. ing.
[0018]
A state in which the base 20 around which the first coil 5, the second coil 6, and the third coil 12 are wound is disposed in the hole of the case 30 (in FIG. 11, the coil is not wound, but actually The resin lid 32 is adhered to the exposed four ear-shaped members 21. The lid 32 has a planar shape substantially the same as that of the ear-shaped member 21 and is provided with a flat plate-like terminal 33.
[0019]
Any one of the end portions of the first coil 5, the second coil 6, and the third coil 12 is wound around the predetermined one terminal 33 and wound around the remaining three terminals 33. On the other hand, the remaining end portion of the first coil 5, the remaining end portion of the second coil 6, and the remaining end portion of the third coil 12 are wound in association with each other in a one-to-one correspondence. The ends of the terminals and the protruding portions of the terminals 32 and the corresponding terminals 31a to 31d are soldered to obtain an electrical connection. The invisible back surface of the case 30 in FIG. 11 is soldered and mounted on the circuit board, and the visible surface is the top surface.
[0020]
FIG. 12 and FIG. 13 show configuration examples of a receiving circuit configured using antenna coils according to the third and fourth embodiments of the present invention. In the following description, the suffix “S” is the coil winding start end, and the suffix “F” is the coil winding end terminal. First, the configuration example of FIG. 12 will be described. The winding end XF of the second coil 6, the winding start end YS of the first coil 5, and the winding start end ZS of the third coil 12 are connected to the common terminal COM. The winding start terminal XS, the winding end terminal YF of the first coil 5 and the winding end terminal ZF of the third coil 12 are connected to individual terminals. The common terminal COM is grounded.
[0021]
Amplifiers 41a to 41c are provided, and one of the input ends of the amplifiers 41a to 41c is grounded. The non-ground side input end of the amplifier 41a is connected to the winding start end XS of the second coil 6. The non-grounded input end of the amplifier 41b is connected to the winding end terminal YF of the first coil 5. The non-grounded input end of the amplifier 41c is connected to the winding end ZF of the third coil 12.
[0022]
Capacitors C are respectively connected between the ground side input terminals and the non-ground side input terminals of the amplifiers 41a to 41c. The output terminals of the amplifiers 41a to 41c are connected to reception selection means 42 such as a wireless device. The reception selection means 42 selects the largest signal among the signals output from the output terminals of the amplifiers 41a to 41c.
[0023]
Also in the fourth embodiment, the number of windings of each coil is adjusted, and the first coil 5, the second coil 6, and the third coil 12 form independent tuning circuits, respectively. The tuning circuit is connected to a high frequency amplifier circuit (amplifiers 41a to 41c), and the high frequency amplifier circuit amplifies and selects the stronger output signal of each tuning circuit. The high frequency amplifier circuit amplifies and selects the output signal of the tuning circuit formed by the first coil 5 for radio waves incident from the X-axis direction, and the second coil for radio waves incident from the Y-axis direction. The output signal of the tuning circuit formed by 6 is selected by amplification, and the output signal of the tuning circuit formed by the third coil 12 is selected by amplification for radio waves incident from the axial direction. Therefore, also in the fourth embodiment, the antenna coil can improve the reception sensitivity with respect to radio waves incident from the X-axis, Y-axis, and saddle axis directions.
[0024]
Next, the configuration example of FIG. 13 will be described. In the configuration example shown in FIG. 12, the capacitor C is connected between each ground side input terminal and each non-ground side input terminal of each of the amplifiers 41a to 41c. In the configuration example shown in FIG. The capacitor C is connected in parallel to the second coil 6, the capacitor C is connected in parallel to the first coil 5, and the capacitor C is connected in parallel to the third coil 12.
[0025]
Each input terminal of one of the amplifiers 41a to 41c is commonly connected and grounded, and the winding end terminal XF of the second coil 6, the winding start terminal YS of the first coil 5, and the third coil 12 are connected. The winding start end Zs is connected to a common terminal COM, which is connected to the common connection terminals of the amplifiers 41a to 41c. Also with this configuration, the antenna coil can selectively improve the reception sensitivity with respect to radio waves incident from the X-axis, Y-axis, and saddle-axis directions, as in the configuration of FIG.
[0026]
As shown in FIGS. 12 and 13, the end of each coil is connected to the common terminal COM on the antenna coil side. In this case, in the example in FIGS. 12 and 13, the winding end XF of the second coil 6, the winding start end YS of the first coil 5, and the winding start end ZS of the third coil 12 are Connected to the common terminal COM. Terminals that can be connected to the common terminal include terminal XF terminal XS in the second coil 6, terminal YF and terminal YS in the first coil 5, and terminal ZF and terminal ZS in the third coil 12. As shown in FIG. 12 and FIG. 13, when the terminal XF, the terminal YS, and the terminal ZS are selected, the suffix is expressed as FSS, and there are 2 @ 3 = 8 combinations of three of the terminals.
[0027]
If the above eight patterns are described with a suffix, they are SSS, FFF, FFS, FSF, FSS, SFF, SFS, and SSF. A test of which of these 8 types has a suitable reception sensitivity characteristic was performed by measuring the frequency characteristic. As shown in FIGS. 12 and 13, the terminal XF, the terminal YS, and the terminal ZS were determined. The selected example, FSS, was most suitable.
[0028]
In other words, the frequency characteristics for radio waves incident from the X-axis direction are shown on the left side, the frequency characteristics for radio waves incident from the Y-axis direction are shown in the center, and the frequency characteristics for radio waves incident from the X-axis direction are shown on the right side. In this case, as shown in FIG. 14, the impedance value at the resonance frequency, which is the peak portion of the graph, is the highest and stable, and has almost the same frequency characteristics in any axial direction and the reception sensitivity is high. It turns out that it becomes favorable. In each chart, the vertical axis is impedance, one scale is 50 KΩ, the horizontal axis is frequency, the center of the horizontal axis is 134.2 KHz, and the width of the horizontal axis is 30 KHz. The number of turns of each coil is 400 turns, the diameter of the base 2 is 9 mm, the thickness of the thinnest part is 0.9 mm, the thickness of the thickest part including the ear-shaped member 21 is 2.8 mm, and the capacitance of the capacitor C Was 200 pF.
[0029]
On the other hand, for example, in the case of FFS, as shown in FIG. 15, there are variations in the resonance frequency and impedance value with respect to the X-axis direction, the Y-axis direction, and the Z-axis direction. In the axial direction, inappropriate characteristics such as collapse of peak portions caused by interference with other coils are observed. Except for FSS, examples of common connections other than FFS were almost the same as FFS, and it was difficult to obtain characteristics aligned in three axes, and inappropriate frequency characteristics were observed.
[0030]
In the above description, the example in which the ear-shaped member 21 is provided on the base 20 has been shown, but basically, the bobbin 50 shown in FIG. 16 can be used. That is, the bobbin 50 includes a base 51 having a flat column shape, a first groove 52 provided for winding the first coil so that the X-axis direction of the base 51 is an axis, And a second groove 53 provided for winding the third coil so that the Z-axis direction of the base 51 is the axis. Four rod-shaped members 54 extending in a long shape toward the Y-axis direction of the base 51 are provided along the four sides of the base 51. A second coil is wound so as to cross the rod-shaped member 54. That is, the second coil is wound such that the winding axis direction is the Y axis. In FIG. 16, the first, second and third coils are not shown. The effect similar to the antenna coil which concerns on 4th Embodiment can be acquired also by the antenna coil of the structure which concerns. Furthermore, the ferrite core 2 in each of the above embodiments may be changed to, for example, a resin core, and the material of the base portions 20 and 51 is not limited to ferrite, and a resin or the like can be used.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the antenna coil of the present invention, since the coil is wound in the X-axis Y-axis direction of one core or base, or in the X-axis Y-axis and Z-axis directions, a plurality of bars Compared to the case where antenna coils are assembled into an antenna coil, the antenna coil can be reduced in size, and the one with good reception sensitivity for radio waves incident from three orthogonal directions can be selected. It is possible to make it suitable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of an antenna coil of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the first embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of the shape of a ferrite core used in the antenna coil according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing a second embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 5 is a plan view of a second embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of the shape of a ferrite core used in the second embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view of a third embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view of a third embodiment of the antenna coil of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing a base portion of an antenna coil according to a fourth embodiment.
FIG. 10 is a perspective view showing a base around which a coil in an antenna coil according to a fourth embodiment is wound.
FIG. 11 is a perspective view showing a state where a base around which a coil in an antenna coil according to a fourth embodiment is wound is set in a case.
FIG. 12 is a configuration diagram of a receiving circuit configured using an antenna coil according to a fourth embodiment.
FIG. 13 is a configuration diagram of a receiving circuit configured using an antenna coil according to a fourth embodiment.
FIG. 14 is a diagram showing frequency characteristics when the best connection is made when a predetermined one end of each coil is commonly connected in the antenna coil according to the fourth embodiment.
FIG. 15 is a diagram showing frequency characteristics when connections other than the best connection are made when a predetermined one end of each coil is commonly connected in the antenna coil according to the fourth embodiment.
FIG. 16 is a perspective view showing a base portion of an antenna coil according to a fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Antenna coil 2 Ferrite core 3 Winding part 4a-4h Protrusion part 5 1st coil 6 2nd coil 7 Electrode part 8 Winding frame 9 Hole (or recessed part)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Wall part 11a, 11b Eaves part 12 3rd coil 13 1st antenna coil part 20 Base part 21 Ear-shaped member 22 2nd groove part 23 1st groove part 24 3rd groove part 30 Case 31a-31d Terminal 32 Cover 33 Terminal 41a to 41c Amplifier 42 Receiving means 50 Bobbin 51 Base 52 First groove 53 Second groove 54 Bar-shaped member

Claims (1)

偏平な略直方体状をなしているフェライトコアから構成される基部に対し、前記基部のX軸方向が軸となるように第1のコイルを巻回すると共に、前記基部のY軸方向が軸となるように第2のコイルを巻回して構成した第1のアンテナコイル部と、
前記第1のアンテナコイル部を収容する凹部が中央に形成され、この凹部に前記第1のアンテナコイル部を収容した状態において、前記X軸と前記Y軸に直交するΖ軸方向が軸となるように第3のコイルが巻回された溝部と、この溝部を挟むように一周する二条の鍔部とを有し、前記第1のアンテナコイル部とは別体である絶縁性の巻枠とを具備しており、
前記巻枠の二条の鍔部には、前記第1、第2及び第3のコイルの巻き始めと巻き終わり端を接続する電極が設けられ、該電極は前記鍔部における前記凹部の開口面に平行な面と、この平行な面に隣接する外側を向く面とに配置されていることを特徴とするアンテナコイル。
A first coil is wound around a base portion formed of a ferrite core having a flat and substantially rectangular parallelepiped shape so that the X-axis direction of the base portion is an axis, and the Y-axis direction of the base portion is an axis. A first antenna coil portion configured by winding a second coil to be
A concave portion for accommodating the first antenna coil portion is formed in the center, and in a state where the first antenna coil portion is accommodated in the concave portion, the axial direction perpendicular to the X axis and the Y axis is an axis. Insulating winding frame having a groove around which the third coil is wound and two ribs that wrap around the groove so as to be separate from the first antenna coil It has
An electrode connecting the winding start and winding end of the first, second and third coils is provided on the two ribs of the winding frame, and the electrode is provided on the opening surface of the recess in the hook. An antenna coil, wherein the antenna coil is arranged on a parallel surface and a surface facing the outside adjacent to the parallel surface .
JP2003171189A 2001-07-13 2003-06-16 Antenna coil Expired - Lifetime JP4133609B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003171189A JP4133609B2 (en) 2001-07-13 2003-06-16 Antenna coil

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001247452 2001-07-13
JP2003171189A JP4133609B2 (en) 2001-07-13 2003-06-16 Antenna coil

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002058835A Division JP2003092509A (en) 2001-07-13 2002-03-05 Antenna coil

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004032754A JP2004032754A (en) 2004-01-29
JP4133609B2 true JP4133609B2 (en) 2008-08-13

Family

ID=31189861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003171189A Expired - Lifetime JP4133609B2 (en) 2001-07-13 2003-06-16 Antenna coil

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4133609B2 (en)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100881118B1 (en) 2004-03-12 2009-02-02 스미다 코포레이션 가부시키가이샤 Three-axis antenna, antenna unit, and receiving device
US7295168B2 (en) 2004-05-20 2007-11-13 Yonezawa Electric Wire Co., Ltd. Antenna coil
ES2880088T3 (en) * 2017-07-18 2021-11-23 Premo Sa Three-axis antenna with improved quality factor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004032754A (en) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003092509A (en) Antenna coil
US7755558B2 (en) Antenna coil
EP1968157B1 (en) Three-axis antenna
JPH05218726A (en) Ferrite antenna
JPS6343872B2 (en)
JP3757972B2 (en) Antenna coil
US20040178864A1 (en) Dielectric resonator device, dielectric filter, composite dielectric filter, and communication apparatus
US7046200B2 (en) Surface-mounted antenna apparatus
JP4133609B2 (en) Antenna coil
EP0707354B1 (en) Antenna device
JP3649502B2 (en) choke coil
JP4365083B2 (en) Distributed constant filter element
KR100279729B1 (en) Stacked Chip Inductors
US20050052337A1 (en) Antenna coil device
JP3927727B2 (en) Antenna device
US7262742B2 (en) Antenna frame, antenna structure, and watch type wave clock having the antenna structure
US6955553B2 (en) Non-reciprocal device
JP2006279180A (en) Antenna device
US20040231137A1 (en) Method of manufacturing local coils using pre-tuned non-magnetic circuitry modules
EP4276861A1 (en) Noise-reducing wireless power module and electronic device comprising same
JPH0897036A (en) Electronic circuit board
US20020030549A1 (en) Nonreciprocal circuit device and communication apparatus including the same
US6796840B2 (en) Surface mounting type non-reversible circuit element having superior productivity
JP3942521B2 (en) Portable device antenna structure
JPH04313209A (en) Composite component

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060410

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4133609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term