JP4133546B2 - 極細繊維化可能なポリエステル繊維 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、極細化繊維可能なポリエステル繊維に関する。更に詳細にはポリオキシエチレン系ポリエーテル及び有機スルホンサン酸塩が含有されたポリエステル繊維で、アルカリ処理などして極細繊維化可能なポリエステル繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエステル繊維はその優れた特性から用途が拡大されており、中でも単繊維繊度が0.5デニール以下の極細繊維が各種用途に使用されている。
【0003】
かかる極細繊維としては、例えば特許文献1には、海島型複合繊維の海成分を溶解除去してなる極細繊維が、また、特許文献2には、ポリエチレンテレフタレートとナイロン6からなる分割剥離型複合繊維が開示されている。しかしながら、これらの極細化可能な複合繊維は、その製造において、組成の異なる成分を複合紡糸する必要があるため、紡糸装置が複雑である。
【0004】
これに対して、特許文献3や特許文献4には、ポリエステルに変性ポリエチレングリコールなどの非相溶であるポリマーを多量にブレンドして溶融紡糸した後、これをアルカリ減量処理して得られる極細繊維(フィブリル繊維)が開示されている。しかしながら、ポリエステルに非相溶であるポリマーをブレンドして得られる極細繊維は、そのブレンド状態によっては、極細繊維化処理した後の単繊維間で繊度の差を生じやすく、織物に筋状の斑が発現して品位が悪くなることがある。
【0005】
また、こうした極細繊維化が可能なポリエステル繊維においては、ドライな風合いの布帛が求められている。しかし、一方では、上記繊維が持っているソフト感を損なわないことが要求されており、従来の技術では両者を同時に満足することが難しく、更なる改良が望まれている。
【0006】
【特許文献1】
特公昭60−7723号公報
【特許文献2】
特公昭59−30419号公報
【特許文献3】
特開昭55−16906号公報
【特許文献4】
特公平2−58374号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来技術を背景になされたものであり、品位が良好であり、ソフト感だけでなくドライ感にも優れた布帛が得られる、極細繊維化が可能なポリエステル繊維を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記従来技術に鑑み検討を重ねた結果、後述する2種類の化合物を適正量芳香族ポリエステルに含有させ、さらに紡糸条件により、そのうち1種類の化合物の分散状態を適度にコントロールした繊維からは、均一に極細繊維化が可能で良好な品位を有しており、しかも風合いがソフトなだけでなくドライ感にも優れた布帛が得られることがわかった。
【0009】
かくして、本発明によれば、芳香族ポリエステルからなり、該芳香族ポリエステルに、水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが0.5〜20重量%、該芳香族ポリエステルと実質的に非反応性の有機スルホン酸塩が0.1〜3.0重量%含有されているポリエステル繊維であって、該繊維の単繊維断面において該水不容性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが島状で複数個散在しており、それらの島の内接円の直径の平均値Deと、該単繊維断面の内接円の直径Dpとの比(De/Dp)が0.0001以上0.004未満であることを特徴とする極細繊維化可能なポリエステル繊維が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のポリエステル繊維を構成するポリエステルは、芳香環を重合体の主たる繰り返し単位に有する芳香族ポリエステルである。好ましい芳香族ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、トリエチレンナフタレートなどがあげられる。なお、これらポリエステルには、本発明の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、難燃剤、酸化チタン、着色剤、不活性微粒子などの任意の添加剤を配合しても良い。
【0011】
本発明においては、上記芳香族ポリエステルに、水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテル、及び、該芳香族ポリエステルと実質的に非反応性の有機スルホン酸塩が含有されていることが必要である。これにより、アルカリ処理などを施して、極細繊維化が可能な繊維とすることができる。
【0012】
本発明においては、ポリエステル繊維の単繊維断面において上記の水不容性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが島状で複数個散在しており、それらの島の内接円の直径の平均値Deと、該単繊維断面の内接円の直径Dpとの比(De/Dp)が0.0001以上0.004未満であることが肝要である。これにより、均一な極細繊維化が可能であり、ソフト感とドライ感の両方に優れた布帛を得ることができる。上記の比(De/Dp)が0.0001未満の場合は、極細繊維化したあと十分な繊維強度が得られず、ドライ感も不十分となる。一方、上記の比(De/Dp)が0.004以上では、ソフト性が不十分となり、ドライ感も低下する。また、布帛の品位も悪くなる。
【0013】
本発明においては、水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルの含有量が0.5〜20重量%、好ましくは1.0〜5重量%である必要がある。0.5重量%未満では、極細化はするものの、その発現量が少なく本発明の目的とするソフト感とドライ感が得られない。また、上記含有量が20重量%を越えた場合、極細化は進むものの、極細繊維が脱落し易すくなり、繊維の耐光性も劣るものとなり、実用に耐えられない。
【0014】
一方、有機スルホン酸塩の含有量は0.1〜3.0重量%、好ましくは0.2〜2.0重量%であることが必要である。有機スルホン酸塩は、極細繊維を発生させるため、一般にアルカリ処理するが、その際に、繊維の分子構造中でアルカリ減量の基点となる役割を果たしていると考えられる。このため含有量が0.1重量%未満では、アルカリ処理による極細化が十分に進まない。逆に、含有量が3.0重量%を越える場合には、ポリエステル繊維の機械的性質、耐光性などが損なわれる。また、アルカリ処理で極細化が進みすぎ、繊維の強度が著しく低下し、実用的でない。
【0015】
本発明においては、前述の水不容性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが、下記一般式で表されるポリエーテルであることが好ましい。
【0016】
【化2】
Figure 0004133546
【0017】
このとき、直鎖部(B)の分子量(nB)と枝分かれ部(A及びA’)の分子量(nA)の比(nA/nB)が0.2〜1.2であることが好ましく、より好ましくは0.25〜1.0である。この比が0.2未満となるのは、ポリエーテルの直鎖状の部分、すなわちBの部分が著しく長くなるか、A及びA’部分の枝分かれの数が少なくなるか、あるいは、A及びA’の枝の長さが短くなるときである。このような場合、ポリエーテルを芳香族ポリエステルポリマー内にブレンドした際に、直鎖状の部分が長すぎて分子鎖の伸張が不十分となるか、あるいは、枝分かれの数や長さが不足しやすく、分子鎖の伸張に必要なアンカー効果が得られない傾向にある。よって、フィブリル化が生じ易くするためには、上記比が0.2以上であることが好ましい。
【0018】
逆に、上記比(nA/nB)が1.2を越える場合には、ポリエーテルの直鎖状の部分、すなわちBの部分が著しく短くなるか、A及びA’部分の枝分かれの数が多くなるか、あるいは、A及びA’の枝の長さが著しく長くなるときである。Bの直鎖部分が短くなると、ポリエーテルの伸張が充分にえられないし、また、枝分かれの数が多くなったり、枝の長さが長くなったりすると、直鎖部分でない部分が大きくなることで、ポリエーテルと芳香族ポリエステルとのブレンドがされにくくなり、均一にフィブリル化が起こり難くなる傾向にある。
【0019】
また、上記ポリエーテルの分子量は5000〜16000であることが好ましい。より好ましくは5500〜14000である。
【0020】
上記分子量が5000未満の場合には、ポリエーテルがポリエステル繊維中で充分な長さに伸張されず、良好な極細繊維が得られない傾向にあり好ましくない。また、上記分子量が16000を越える場合には、ポリエステル中での溶融混和性が低下して、分散が不均一となり易く、溶融紡糸性が低下し、得られる繊維の物性も悪くなる傾向にある。
【0021】
本発明においては、水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルの含有量が0.5〜20重量%、好ましくは1.0〜5重量%であることが必要である。0.5重量%未満では、極細繊維化はするものの、その発現量が少なく本発明の目的とするソフト感とドライ感が得られない。また、上記含有量が20重量%を越えた場合、フィブリル化は進むものの、極細繊維が脱落し易すくなり、繊維の耐光性も劣るものとなり、実用に耐えられない。
【0022】
一方、本発明においては、前述した有機スルホン酸塩が、下記一般式(1)〜(4)で示されるスルホン酸金属塩であることが好ましい。
【0023】
【化3】
Figure 0004133546
【0024】
式中、R1は一価の炭化水素基R2は炭素原子数2〜4のアルキレン基、R3は炭素原子数10〜40のアルキルフェニル基あるいは、炭素原糸数14〜40のアルキルナフチル基である化合物、aは1〜100の整数、bは2〜4の整数、mはNa、K、Liなどのアルカリ金属を示す。このような金属塩は、1種でも2種以上併用してもよい。
【0025】
本発明においては、有機スルホン酸塩の含有量は0.1〜3.0重量%、好ましくは0.2〜2.0重量%である必要がある。
【0026】
有機スルホン酸塩は、フィブリル化を発生させるため、一般にアルカリ処理するが、その際に、繊維の分子構造中でアルカリ減量の基点となる役割を果たしていると考えられる。このため含有量が0.1重量%未満では、アルカリによるフィブリル化処理が良好とならない。逆に、含有量が3.0重量%を越える場合には、ポリエステル繊維の機械的性質、耐光性などが損なわれる。また、アルカリ処理でフィブリル化が進みすぎ、繊維の強度が著しく低下し、実用的でない。
【0027】
本発明のポリエステル繊維は、例えば以下の方法により製造することができる。前述のポリオキシエチレン系ポリエーテル及び有機スルホン酸塩をポリエステル繊維中に含有させるのは、芳香族ポリエステルが繊維化される前の段階であれば、任意の段階で、任意の方法で用いて行うことができる。例えば、芳香族ポリエステルの重縮合反応開始前、重縮合反応途中、あるいは、重縮合反応終了時に、上記ポリオキシエチレン系ポリエーテル及び有機スルホン酸塩を、粉体あるいはグリコール等の溶媒に溶解、あるいは分散した状態で添加する方法が採用される。また、上記ポリオキシエチレン系ポリエーテル及び有機スルホン酸塩を含有させたマスターチップを予め作成し、これと芳香族ポリエステルのチップとを、乾燥工程あるいは溶融紡糸工程で混合しても良いし、あるいは、夫々を溶融した後、混合しても良い。
【0028】
以上の方法で、ポリオキシエチレン系ポリエーテル及び有機スルホン酸塩が含有された芳香族ポリエステルは、例えば、これをチップ状とし、270〜310℃の紡糸温度で紡糸口金から溶融吐出し、吐出ポリマーを冷却固化し、油剤を付与した後、これを引取り、ワインダーで巻き取ってポリエステル(未延伸)繊維とする。さらにこのポリエステル(未延伸)繊維には、必要に応じて延伸、熱処理などを施してもよい。また、この際、上記のように延伸、熱処理はポリエステル(未延伸)繊維を、一旦巻取ることなく、紡糸引取り後、連続して延伸、熱処理などを行ってもよい。
【0029】
本発明においては、上記溶融紡糸の際、紡糸ドラフトを200以上、好ましくは500〜3000とすることにより、前述した、ポリオキシエチレン系ポリエーテルの島の内接円の直径の平均値Deと、単繊維断面の内接円の直径とのDp比(De/Dp)を0.0001以上0.004未満とすることができる。
【0030】
本発明のポリエステル繊維は、フィラメント、ウーリー加工糸、紡績糸などとして用いてもよく、さらに必要に応じて、ポリエステル以外の合成繊維あるいは木綿、羊毛などの天然繊維との交織、交編、混繊などの形で使用してもよい。
【0031】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、実施例中の各物性は下記の方法より測定した。
【0032】
(1)ポリオキシエチレン系ポリエーテルの島の内接円の直径の平均値(De)及び、単繊維断面の内接円の直径(Dp)
ポリエステル繊維の任意に選んだ単繊維を、繊維軸に対して垂直に、ミクロトームで50nmに薄切りし、2%四酸化オスミウム50℃、2hr蒸気染色後、透過電子顕微鏡(LEM−2000)加速電圧100kVで観察、撮影する。これら写真をスキャナーで読み込み画像処理し、ポリオキシエチレン系ポリエーテルの島の内接円の直径の平均値(De)及び、単繊維断面の内接円の直径(Dp)を求めた。
【0033】
(2)織物の風合い(ソフト感、ドライ感、品位)
ポリエステル繊維を織物とした後、常法に従い、ボイルオフ、プレセットしたあと、二つの回転する金属ローラーによって、20kg/cmの線圧で織物を加圧しながら処理し、その後、常法によって18%のアルカリ減量を行って極細繊維を発現させた。さらに、この織物を120℃、30分で染色し、自然乾燥を行い、160℃で45秒ファイナルセットした後、織物の風合いを熟練者5人により評価した。ソフト感とドライ感は、それぞれ5人の官能評価を行い、その平均値で、「きわめて良好」、「良好」、「やや不良」、「不良」の4段階にランク付けした。また、品位は、外観の評価を行い、均一に極細繊維化が進み品位の高いものを「きわめて良好」とし、極細繊維化が不十分で筋状の斑が多く見えるものを「不良」とし、その間をさらに2段階にわけ、上記と同様にして5人の平均値で、「きわめて良好」、「良好」、「やや不良」、「不良」の4段階にランク付けした。
【0034】
[実施例1及び3〜7、比較例2及び3]
テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.0066モル%)および整色剤として酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメチルに対して0.07モル%)をエステル交換缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140℃から220℃まで昇温して生成するメタノールを系外に留去しながらエステル交換反応させた。
【0035】
エステル交換反応終了後、反応混合物に安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル%)および消泡剤としてジメチルポリシロキ酸0.024部を加えた。ついで10分後、三酸化アンチモン0.04部(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し同時に過剰のエチレングリコールを追い出しながら240℃まで昇温したあと、重合反応缶に移した。
【0036】
次にこの反応混合物に下記式、
【0037】
【化4】
Figure 0004133546
【0038】
(但し、m、m’は平均値として6、pは平均値として130、j、j’は14〜16であり平均値として15、直鎖部(B)の分子量(nB)と枝分かれ部(A及びA’)の分子量(nA)の比(nA/nB)は0.5である)で表される平均分子量8551のポリオキシエチレン系化合物を表1に記載の量だけ添加し、引き続いて反応缶内の圧力を1時間かけて760mmHgから3mmHgまで減圧し、10分後に有機スルホン酸塩として、ドデシルベンゼンスルホン酸を表1の量を、減圧下に添加した。さらに1mmHgまで減圧し、同時に反応混合物の温度を1.5時間かけて240℃から280℃まで昇温した。さらに1mmHg以下の減圧下で、重合温度280℃で2時間重合し、この段階で反応混合物に酸化防止剤として、サイアノックス1790(アメリカン・サイアナミッド社製)を0.1部、およびマークA0−412S(アデカ・アーガス化学社製)0.3部を減圧下添加し、その後さらに30分重合した。このポリマーを常法によりチップ化した。
【0039】
こうして得られたチップを、孔径0.7mm、孔数20ホールのキャップから、吐出量25g/分、溶融温度287℃で溶融紡出し、紡糸速度1500m/minで一旦巻き取った後(紡糸ドラフト540)、延伸糸の伸度が32%となるように延伸しながら熱セットし、沸水収縮率8.5%の50dtex/20フィラメントの延伸糸を得た。
【0040】
こうして得られた単繊維直径(内接円の直径)は、15.6ミクロンであり、繊維中のポリオキシエチレン系ポリエーテルの島はほぼ円形状であり、その直径(内接円の直径)は0.051ミクロンであった。また、これらポリエステル繊維を、常法により製織して織物とし、前述の(2)織物の風合いの評価方法にしたがって極細繊維化処理、染色、ファイナルセットした後、ソフト感、ドライ感の官能評価と、品位の外観評価を行い、表1のような結果を得た。
【0041】
[実施例2、比較例1]
実施例2は、キャップ孔径を1mmに変更し、紡糸ドラフトを1100とした以外は、実施例1と同様にした。また、比較例1は、キャップ孔径を通常使用される0.3mmに変更し、紡糸ドラフトを100とした以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
Figure 0004133546
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、均一に極細繊維化が可能であり、極めて品位の高い布帛が得られるポリエステル繊維を提供することができる。しかも、本発明のポリエステル繊維からなる布帛は、ソフト感だけでなくドライ感も有しており、衣料用繊維として、多様化する市場ニーズにも十分に応えることができるものである。

Claims (2)

  1. 芳香族ポリエステルからなり、該芳香族ポリエステルに、水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが0.5〜20重量%、該芳香族ポリエステルと実質的に非反応性の有機スルホン酸塩が0.1〜3.0重量%含有されているポリエステル繊維であって、該繊維の単繊維断面において該水不容性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが島状で複数個散在しており、それらの島の内接円の直径の平均値Deと、該単繊維断面の内接円の直径Dpとの比(De/Dp)が0.0001以上0.004未満であることを特徴とする極細繊維化可能なポリエステル繊維。
  2. 水不容性ポリオキシエチレン系ポリエーテルが下記一般式で表されるポリエーテルであり、下記一般式中の直鎖部(B)の分子量(nB)と枝分かれ部(A及びA’)の分子量(nA)の比(nA/nB)が0.2〜1.2、該ポリエーテルの平均分子量が5000〜16000である極細繊維化可能なポリエステル繊維。
    Figure 0004133546
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