JP4133356B2 - 画像の合成装置、合成方法、およびその方法を実現するプログラム - Google Patents
画像の合成装置、合成方法、およびその方法を実現するプログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、右目用の画像と左目用の画像から構成され、それぞれの画像を右目と左目が個々に見ることによって立体視できるようにしたステレオ画像を作成する技術に関し、特にステレオ画像を高い自由度で合成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ステレオ画像を右目と左目とに個別に認識させる方法について提案されている。
【0003】
特開平1−156791号公報(特許文献1)は、特殊な眼鏡をかけることなく、裸眼でステレオ画像を立体視できる3次元ディスプレイ装置を開示する。この公報に開示された3次元ディスプレイ装置は、離散的フーリエ変換画像または視差画像を画像表示装置に表示してステレオ画像を再生する3次元ディスプレイ装置において、画像表示装置の表面側に配置され、サンプリング部が水平方向にレンズ作用を有すると共に、千鳥状に配列された千鳥スリットを含む。
【0004】
この3次元ディスプレイ装置によると、千鳥スリットは、表示される画像をさえぎることで、右目用の画像が左目に、左目用の画像が右目に入ることを防ぐ。千鳥スリットのサンプリング部は、右目用の画像が右目に、左目用の画像が左目に入るように表示される画像を透過する。これにより、千鳥スリットは、右目用の画像を右目に、左目用の画像を左目に、それぞれ直接かつ個別に見せることができる。その結果、ユーザが特殊な眼鏡をかけることなく、裸眼でステレオ画像を立体視できるディスプレイ装置を提供することができる。
【0005】
「液晶パララックスバリヤ方式3次元画像ディスプレイ」(非特許文献1)は、特殊な眼鏡をかけることなく、裸眼でステレオ画像を立体視できるディスプレイ装置を開示する。この文献に開示されたディスプレイ装置は、積層された2枚の液晶パネルと、2枚の液晶パネルの間に挿入されたフレネルレンズと、2枚の液晶パネルの背後から光を照射するバックライトと、液晶パネルを制御する制御装置とを含む。2枚の液晶パネルは、偏光板の偏光方向が一致する向きに積層され、そのうち1枚は3次元画像を表示するパネルである。他の1枚はスリットを表示するパネルである。
【0006】
このディスプレイ装置によると、液晶パネルの1枚に表示される3次元画像は、他の1枚のパネルに表示されるスリットによってさえぎられる。これにより、3次元画像のうち、右目用の画像が左目に、左目用の画像が右目に入ることを防ぐ結果、右目用の画像を右目に、左目用の画像を左目に、それぞれ直接かつ個別に見せることができる。その結果、ユーザが特殊な眼鏡をかけることなく、裸眼でステレオ画像を立体視できるディスプレイ装置を提供することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−156791号公報(第4頁)
【0008】
【非特許文献1】
磯野、安田および笹沢著「液晶パララックスバリヤ方式3次元画像ディスプレイ」(電子情報通信学会論文誌C-II Vol.J76-C-II No.1、1993年1月、第24−25頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の文献に記載された装置を用いてステレオ画像を表示するために既存のステレオ画像と他の画像とを合成する場合、従来の合成装置を用いると仮想立体空間内での他の画像の位置が固定される問題がある。すなわち、合成されたステレオ画像が構成する仮想立体空間内において、ユーザや既存のステレオ画像の提供者は前述した他の画像の位置を指定することができない。
【0010】
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ステレオ画像の仮想立体空間内における画像の位置を、ユーザおよび画像データの提供者などが自由に設定できる画像の合成装置、画像の合成方法、その方法を実現するプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る画像の合成装置は、ステレオ画像および平面画像を合成する装置である。平面画像を表わす平面画像データを入力するための第1の入力手段と、ステレオ画像を表わすステレオ画像データを含む複合データを入力するための第2の入力手段と、データを記憶するための記憶手段と、記憶されたデータを用いて、平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成するための合成手段とを含み、複合データは、ステレオ画像データの提供者が生成したデータであって、該ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における平面画像の位置関係を特定できる距離データを含んでおり、、合成手段は、平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化手段と、ステレオ画像化手段によりステレオ画像化されたデータとステレオ画像データとを合成して、距離データにより表わされるステレオ画像の仮想立体空間内における位置に平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成手段とを含む。
【0012】
第1の発明によると、距離データとは、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置関係を表わすデータである。距離データが得られると、合成手段はステレオ画像に対する平面画像の位置的な関係を特定できる。ステレオ画像に対する平面画像の位置的な関係を特定できるので、合成手段は、距離データに基づき、作成されるステレオ画像に矛盾が発生しないようにステレオ画像と平面画像とを合成できる。距離データは、複合データに含まれるデータである。これにより、ステレオ画像データの提供者は、任意の距離データを複合データに挿入することができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、合成される平面画像の位置を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置を、ステレオ画像データの提供者が自由に設定できる画像の合成装置を提供できる。
【0013】
第2の発明に係る画像の合成装置は、ステレオ画像および平面画像を合成する装置である。平面画像を表わす平面画像データを入力するための第1の入力手段と、ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における平面画像の位置関係を特定できる距離データを入力するための第2の入力手段と、平面画像データを記憶し、かつステレオ画像を表わすステレオ画像データを予め記憶するための記憶手段と、記憶されたデータを用いて、平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成するための合成手段とを含み、合成手段は、平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化手段と、ステレオ画像化手段によりステレオ画像化されたデータとステレオ画像データとを合成して、距離データにより表わされるステレオ画像の仮想立体空間内における位置に平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成手段とを含む。
【0014】
第2の発明によると、距離データとは、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置関係を表わすデータである。距離データが得られると、合成手段はステレオ画像に対する平面画像の位置的な関係を特定できる。ステレオ画像に対する平面画像の位置的な関係を特定できるので、合成手段は、距離データに基づき、作成されるステレオ画像に矛盾が発生しないようにステレオ画像と平面画像とを合成できる。距離データは、第2の入力手段を用いてユーザが入力するデータである。これにより、ユーザは、任意の距離データを入力することができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、合成される平面画像の位置を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置を、ユーザが自由に設定できる画像の合成装置を提供できる。
望ましくは、合成画像データ作成手段により作成された画像データに基づいて1のステレオ画像を表示する合成画像表示手段をさらに含み、第2の入力手段は、合成画像表示手段により1のステレオ画像が表示された後、距離データの再入力を受付ける再入力受付手段を含み、ステレオ画像化手段は、再入力受付手段により距離データの再入力が受付けられた場合に、該再入力された距離データに基づいてずらす大きさを再度決定し、該再決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にする処理を再度実行し、合成画像データ作成手段は、ステレオ画像化手段により再度ステレオ画像化されたデータに基づいて1のステレオ画像を表わす画像データを再度作成する。
【0015】
第3の発明に係る画像の合成方法は、ステレオ画像および平面画像を合成する方法である。平面画像を表わす平面画像データを入力する第1の入力ステップと、ステレオ画像を表わすステレオ画像データを含む複合データを入力する第2の入力ステップと、データを記憶する記憶ステップと、記憶されたデータを用いて、平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成ステップとを含み、複合データは、ステレオ画像データの提供者が生成したデータであって、該ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における平面画像の位置関係を特定できる距離データを含んでおり、合成ステップは、平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化ステップと、ステレオ画像化ステップによりステレオ画像化されたデータとステレオ画像データとを合成して、距離データにより表わされるステレオ画像の仮想立体空間内における位置に平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成ステップとを含む。
【0016】
第3の発明によると、距離データとは、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置関係を表わすデータである。距離データが得られると、合成ステップにおいてステレオ画像および平面画像の位置的な関係を特定できる。ステレオ画像および平面画像の位置的な関係を特定できるので、合成ステップは、距離データに基づき、作成されるステレオ画像に矛盾が発生しないようにステレオ画像と平面画像とを合成できる。距離データは、複合データに含まれるデータである。これにより、ステレオ画像データの提供者は、任意の距離データを複合データに挿入することができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、合成される平面画像の位置を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置を、ステレオ画像データの提供者が自由に設定できる画像の合成方法を提供できる。
【0017】
第4の発明に係る画像の合成方法は、ステレオ画像および平面画像を合成する方法である。平面画像を表わす平面画像データを入力する第1の入力ステップと、ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における平面画像の位置関係を特定できる距離データを入力する第2の入力ステップと、平面画像データを記憶し、かつステレオ画像を表わすステレオ画像データを予め記憶する記憶ステップと、記憶されたデータを用いて、平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成ステップとを含み、合成ステップは、平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化ステップと、ステレオ画像化ステップによりステレオ画像化されたデータとステレオ画像データとを合成して、距離データにより表わされるステレオ画像の仮想立体空間内における位置に平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成ステップとを含む。
【0018】
第4の発明によると、距離データとは、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置関係を表わすデータである。距離データが得られると、合成ステップにおいてステレオ画像および平面の画像の位置的な関係を特定できる。ステレオ画像および平面画像の位置的な関係を特定できるので、合成ステップは、距離データに基づき、作成されるステレオ画像に矛盾が発生しないようにステレオ画像と平面画像とを合成できる。距離データは、第2の入力ステップを用いてユーザが入力するデータである。これにより、ユーザは、任意の距離データを入力することができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、合成される平面画像の位置を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内における平面画像の位置を、ユーザが自由に設定できる画像の合成方法を提供できる。
【0019】
第5の発明にかかるプログラムは、第3または第4の発明に記載の画像の合成方法をコンピュータに実現させるためのものである。
【0020】
第5の発明によると、ステレオ画像の仮想立体空間内における画像の位置を、ユーザおよび画像データの提供者などが自由に設定できる画像の合成方法を実現するプログラムを提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下においては携帯電話について説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0024】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る携帯電話102は、制御部104と、無線部106と、カメラ108と、処理部110と、記憶部112と、変換部114と、合成部116と、表示部118と、操作部120と、入力部122と、出力部124と、電源部126とを含む。
【0025】
制御部104は、携帯電話102の各部を制御する。無線部106は、電話回線へのアクセスポイントにデータ要求などの信号を送信したり、画像データを受信したりする。カメラ108は、画像を撮影する。処理部110は、カメラ108で撮影された画像の画像データを、選択されたサイズや画像圧縮形式に合致するように処理する。記憶部112は、携帯電話102を制御するためのプログラムに加え、画像データや位置データを含む各種のデータを記憶する。変換部114は、画像データを変換する。合成部116は、平面画像とステレオ画像とを合成して1つの画像データに合成する。
【0026】
表示部118は、画像を含む情報を表示する。操作部120は、ユーザが携帯電話102を操作する。入力部122は、外部からの音声を入力する。出力部124は、外部への音声を出力する。電源部126は、携帯電話102を構成する各部に電力を供給する。
【0027】
図2を参照して、無線部106を用いて受信するデータのフォーマットを説明する。このデータは、コード用エリア132と、ヘッダ用エリア134と、画像データA用エリア136と、位置データ用エリア138とを含む。コード用エリア132は、データの宛先を含み、送受信されるすべてのデータに付加される。ヘッダ用エリア134は、通信のリンクを制御するために必要な値を含む。画像データA用エリア136は、合成されるステレオ画像の画像データ(以下、画像データAとする)を含む。位置データ用エリア138は、位置データを表わすデータを含む。
【0028】
記憶部112は、カメラ108で撮影された画像の画像データに加え、無線部106を用いて受信した、画像データAおよび位置データを含むデータを記憶する。位置データとは、たとえば中心軸を含む面といった、ステレオ画像に含まれる予め定められた面と、ステレオ画像に合成される画像中の任意の点との距離を表わす情報である。位置データがあれば、その合成される画像をステレオ画像中に含むようにステレオ画像を作成することが可能である。図3を参照して、その理由および立体視の原理について説明する。
【0029】
図3に示す、任意の仮想的な空間200は、任意のA点210、B点212、およびC点214を含む。A点210は、基準面218に対して手前の面220上に存在する。B点212は、基準面218上に存在する。C点214は、基準面218に対して奥の面216上に存在する。基準面218は実際に画像を表示している面であり、本実施の形態の場合、携帯電話102の表示部118がこれに該当する。
【0030】
人間が立体を見ると、視差が発生する。ユーザが空間200を見た場合、ユーザの右目222は、A点210が基準面218上の投影点202に、B点212が基準面218上の実際の位置に、C点214が基準面218上の投影点208にあるように知覚する。ユーザの左目224は、A点210が基準面218上の投影点204に、B点212が基準面218上の実際の位置に、C点214が基準面218上の投影点206にあるように知覚する。図4を参照して、ユーザの両目がそれぞれ知覚する像を説明する。図4(A)は右目が知覚する像、図4(B)は左目が知覚する像を表わす。図3における視差は、これらの点それぞれについての、投影点の差に相当する。
【0031】
ステレオ画像を立体視させる場合、この視差を利用する。視差が存在すると、ユーザの脳は両目から得た画像に基づいて、立体空間を構成する。これにより、意識的に視差を発生させると、ユーザに平面的な画像を立体視させることができる。たとえば、図4(A)の画像をユーザの右目222に、図4(B)の画像を左目224に観察させると、ユーザはA点210を図3に示す手前の面220上に、B点212を基準面218上に、C点214を奥の面216上に知覚する。その結果、ユーザは画像を立体的に見ることができる。
【0032】
以上の立体視の原理において、1の画像中の視差に矛盾があるとユーザの脳は立体空間を正しく構成することができなくなる。このため、複数の画像を合成してステレオ画像を作成する場合、合成される画像のすべての要素について、視差に矛盾が生じないように合成する必要がある。視差に矛盾が生じないように合成するためには、合成される画像のすべての要素について、構成される立体空間における空間座標を特定する必要がある。空間座標を特定するためには、合成される画像同士の相対的な位置関係を把握する必要がある。本実施の形態の場合、合成される画像同士の相対的な位置関係のうち、画像の左右および上下方向の位置関係は一致することが前提となっている。この前提が存在するので、位置データを決定すると、その画像を右目用画像と左目用画像に分解した時の視差を、矛盾が生じないように決定することができる。これにより、位置データを決定すれば、合成される画像を立体画像中に含むようにステレオ画像を作成することが可能となる。
【0033】
図5を参照して、本実施の形態に係る携帯電話102で実行されるプログラムは、ステレオ画像の合成に関し、以下のような制御構造を有する。
【0034】
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、制御部104は、無線部106を用いてインターネットから画像データAと位置データとが含まれたデータを受信し、記憶部112に保存する。
【0035】
S102にて、制御部104は、受信したデータから位置データを抽出し、記憶部112に保存する。S104にて、制御部104は、操作部120に入力されたユーザの指示に基づき、カメラ108を用いて、画像を撮影する。画像を撮影すると、制御部104は、処理部110を用いて、画像のサイズや画像圧縮形式を選択し、撮影された画像の画像データを処理し、記憶部112に保存する。
【0036】
S106にて、制御部104は、変換部114を用いて、撮影した画像の画像データを1つのステレオ画像の画像データに変換する(以下、画像データBとする)。画像データの変換は、記憶部112に保存された位置データに基づき、撮影した画像の各画素に応じた視差を持たせ、右目用の画像と左目用の画像とに分解することにより行なわれる。
【0037】
S108にて、制御部104は、合成部116を用いて、画像データAと画像データBとを合成し、1つのステレオ画像の画像データ(以下、画像データCとする)を作成し、記憶部112に保存する。その際、制御部104は、画像データAに含まれた画像データの右目用の画像と左目用の画像とのそれぞれを、画像データBの右目用の画像と左目用の画像のそれぞれにはめ込み、画像データを合成する。さらに、画像データBの右目用の画像と左目用の画像とのそれぞれについて透過する範囲を予め定めることで、合成されるステレオ画像での位置関係を調節する。
【0038】
S110にて、制御部104は、画像データCを表示部118に表示する。
図6を参照して、以上のような構造およびフローチャートに基づく、携帯電話102の動作について説明する。
【0039】
制御部104は、たとえばインターネットから画像データAが含まれたデータを受信し、記憶部112に保存する(S100)。画像データAが保存されると、制御部104は、受信したデータから、位置データを抽出し、記憶部112に保存する(S102)。位置データが抽出されてそれらが保存されると、制御部104は、操作部120に入力されたユーザの指示に基づき、カメラ108および処理部110を用いて、画像を撮影し、画像データとして記憶部112に保存する(S104)。
【0040】
カメラ108を用いて撮影した画像データが保存されると、制御部104は、変換部114を用いて、撮影した画像データをステレオ画像の画像データBに変換する(S106)。このようにして得られた画像データBを仮に表示部118に表示させて立体視した場合、表示部118には位置データで指定された面に撮影した画像が位置する様に表示される。画像データが変換されると、制御部104は、合成部116を用いて、画像データAと画像データBとを合成して画像データCを作成し(S108)、表示部118に表示する(S110)。
【0041】
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話は、ステレオ画像の画像データとともに1つのデータに含まれた位置データを用いて、立体画像とカメラによって撮影された画像とを合成し、1つの画像データを作成する。これにより、立体画像のデータ提供者は、任意の位置データを1つのデータに含めることができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、立体画像とカメラによって撮影された画像との位置の関係を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内における、立体画像とカメラによって撮影された画像との位置を、立体画像のデータ提供者が自由に設定できる携帯電話を提供できる。
【0042】
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る携帯電話について説明する。
【0043】
本実施の形態に係る携帯電話102の操作部は、第1の実施の形態の操作部120の機能に加え、ユーザが位置データを入力できる機能を有する。記憶部112は、位置データを含まないステレオ画像のステレオ画像データ(以下、画像データDとする)を記憶する。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
【0044】
図7を参照して、本実施の形態に係る携帯電話102で実行されるプログラムは、ステレオ画像の合成に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図7に示すフローチャートの中で、前述の図5に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
【0045】
S120にて、制御部104は、記憶部112に記憶された画像データDを呼出す。S122にて、制御部104は、ユーザが操作部から位置データを入力するのを待ち、入力された位置データを記憶部112に保存する。
【0046】
S124にて、制御部104は、操作部を用いてユーザから入力を受付け、その入力に基づいて位置データを入力し直すか否か判断する。位置データを入力し直すと判断するした場合(S124にてYES)、処理はS122へと移される。もしそうでないと(S124にてNO)、処理を終了する。
【0047】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、携帯電話102の動作について説明する。
【0048】
制御部104は、記憶部112から画像データDを呼出す(S120)。画像データDが呼出されると、制御部104は、ユーザが操作部から位置データを入力するのを待ち、入力された位置データを記憶部112に保存する(S122)。位置データが保存されると、S104〜S108の処理を経て、画像データCを表示部118に表示する(S110)。
【0049】
図8を参照して、以上の動作についてより具体的に説明する。本実施の形態に係る携帯電話102を使用しているユーザは、カメラ108で平面的な人物画像142を撮影し、その画像を記憶部112に記憶されているステレオ画像144に合成させるとき、位置データを操作部に入力する。位置データが入力されると、合成部116はステレオ画像144内の任意の面に人物画像142を合成した合成画像148を合成する。入力された位置データの値に応じて、合成部116は人物画像142の位置を、たとえばステレオ画像144内の太陽と同じ面、または手前の山と同じ面、あるいは奥の山と同じ面など、自由自在に変えることができる。
【0050】
画像データCが表示されると、制御部104は、操作部を用いてユーザから入力を受付け、その入力に基づいて位置データを入力し直すか否か判断する(S124)。ユーザが位置データを入力し直す旨の入力をした場合(S124にてYES)、制御部104は、ユーザが操作部から位置データを入力するのを待つ(S122)。
【0051】
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話は、ユーザが入力した位置データを用いて、ステレオ画像とその他の画像とを合成し、1つの画像データを作成する。これにより、ユーザは、任意の位置データを入力することができるので、ステレオ画像の仮想立体空間内における、ステレオ画像とその他の画像との位置の関係を自由に設定することができる。その結果、ステレオ画像の仮想立体空間内におけるステレオ画像とその他の画像との位置を、ユーザが自由に設定できる携帯電話を提供できる。
【0052】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話の制御ブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係る画像データを受信する場合のデータのフォーマットである。
【図3】 立体視の原理を示す図である。
【図4】 ユーザがステレオ画像を見る場合、両目がそれぞれ知覚する状況を説明する図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に係る画像の合成処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に係る画像の合成処理を図式的に表わす図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係る画像の合成処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に係る画像の合成処理を概念的に示す図である。
【符号の説明】
102 携帯電話、104 制御部、106 無線部、108 カメラ、110 処理部、112 記憶部、114 変換部、116 合成部、118 表示部、120 操作部、122 入力部、124 出力部、126 電源部。
Claims (6)
- ステレオ画像および平面画像を合成する装置であって、
前記平面画像を表わす平面画像データを入力するための第1の入力手段と、
前記ステレオ画像を表わすステレオ画像データを含む複合データを入力するための第2の入力手段と、
前記データを記憶するための記憶手段と、
前記記憶されたデータを用いて、前記平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成するための合成手段とを含み、
前記複合データは、前記ステレオ画像データの提供者が生成したデータであって、該ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における前記平面画像の位置関係を特定できる距離データを含んでおり、
前記合成手段は、
前記平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、前記左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、前記距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化手段と、
該ステレオ画像化手段によりステレオ画像化されたデータと前記ステレオ画像データとを合成して、前記距離データにより表わされる前記ステレオ画像の仮想立体空間内における位置に前記平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成手段とを含む、画像の合成装置。 - ステレオ画像および平面画像を合成する装置であって、
前記平面画像を表わす平面画像データを入力するための第1の入力手段と、
前記ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における前記平面画像の位置関係を特定できる距離データを入力するための第2の入力手段と、
前記平面画像データを記憶し、かつ前記ステレオ画像を表わすステレオ画像データを予め記憶するための記憶手段と、
前記記憶されたデータを用いて、前記平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成するための合成手段とを含み、
前記合成手段は、
前記平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、前記左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、前記距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化手段と、
該ステレオ画像化手段によりステレオ画像化されたデータと前記ステレオ画像データとを合成して、前記距離データにより表わされる前記ステレオ画像の仮想立体空間内における位置に前記平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成手段とを含む、画像の合成装置。 - 前記合成画像データ作成手段により作成された画像データに基づいて前記1のステレオ画像を表示する合成画像表示手段をさらに含み、
前記第2の入力手段は、前記合成画像表示手段により前記1のステレオ画像が表示された後、前記距離データの再入力を受付ける再入力受付手段を含み、
前記ステレオ画像化手段は、前記再入力受付手段により前記距離データの再入力が受付けられた場合に、該再入力された前記距離データに基づいて前記ずらす大きさを再度決定し、該再決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にする処理を再度実行し、
前記合成画像データ作成手段は、前記ステレオ画像化手段により再度ステレオ画像化されたデータに基づいて前記1のステレオ画像を表わす画像データを再度作成する、請求項2に記載の画像の合成装置。 - ステレオ画像および平面画像を合成する方法であって、
前記平面画像を表わす平面画像データを入力する第1の入力ステップと、
前記ステレオ画像を表わすステレオ画像データを含む複合データを入力する第2の入力ステップと、
前記データを記憶する記憶ステップと、
前記記憶されたデータを用いて、前記平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成ステップとを含み、
前記複合データは、前記ステレオ画像データの提供者が生成したデータであって、該ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における前記平面画像の位置関係を特定できる距離データを含んでおり、
前記合成ステップは、
前記平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、前記左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、前記距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化ステップと、
該ステレオ画像化ステップによりステレオ画像化されたデータと前記ステレオ画像データとを合成して、前記距離データにより表わされる前記ステレオ画像の仮想立体空間内における位置に前記平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成ステップとを含む、画像の合成方法。 - ステレオ画像および平面画像を合成する方法であって、
前記平面画像を表わす平面画像データを入力する第1の入力ステップと、
前記ステレオ画像の仮想立体空間内の奥行き方向における前記平面画像の位置関係を特定できる距離データを入力する第2の入力ステップと、
前記平面画像データを記憶し、かつ前記ステレオ画像を表わすステレオ画像データを予め記憶する記憶ステップと、
前記記憶されたデータを用いて、前記平面画像データおよびステレオ画像データを合成して1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成ステップとを含み、
前記合成ステップは、
前記平面画像を左目用画像および右目用画像に分解してステレオ画像化するときに、前記左目用画像および右目用画像をずらせて視差を発生させるときのずらす大きさを、前記距離データに基づいて決定し、該決定された大きさだけずれた視差を有するステレオ画像にするステレオ画像化ステップと、
該ステレオ画像化ステップによりステレオ画像化されたデータと前記ステレオ画像データとを合成して、前記距離データにより表わされる前記ステレオ画像の仮想立体空間内における位置に前記平面画像が位置するように見える1のステレオ画像を表わす画像データを作成する合成画像データ作成ステップとを含む、画像の合成方法。 - 請求項4または5に記載の画像の合成方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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