JP4132241B2 - ベルトの接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に複数のスチールコード等の補強用コードを配設したコンベヤベルト等のベルトの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ベルトコンベヤに用いられているコンベヤベルトは、1本または複数本の平ベルトを、その端末同士を互いに接合し、フレームに装着した多数のローラに沿って掛け回して使用される。
【0003】
このようなベルトの端末同士の接合構造として、例えば図5及び図6に示すように、互いに対向させたベルト(1)(1')の端末(1a)(1a')より長さの異なる複数の補強用コードであるスチールコード(その短いものから順に、(2-1)(2'-1)(2-2)(2'-2)(2-3)(2'-3)(2-4)(2'-4)の符号を付し、それらを左右に分けて統合して、(2)(2')としてある。)を延出させ、最長のスチールコード(2-4)(2'-4)は単独で、それ以下のものは、端末(1a)(1a')間の寸法である接合部分の全長(D)を予め定めたステップ数(n)(ここではn=4としてある)に応じて区分した複数のステップの境界部において突き合わせて、かつ側方に均等な間隔(3)を設けて並列させ、前記間隔(3)にゴム(4)を挟み込んで再加硫することにより接合したものがある。
【0004】
この種のベルトの接合構造において、従来は、端末(1a)(1a')間の寸法である接合部分の全長(D)を、ステップ数(n)に基づいて区切った各部分であるステップの長さ、すなわちステップ長(S1)(S2)(S3)(S4)をすべて同一(S1=S2=S3=S4=100)とし、かつ一方のベルト(1)の端末(1a)から延出するスチールコード(2-1)(2-2)(2-3)(2-4)を、隣接するもの同士の長さが1ステップずつ異なるように、短い順または長い順(図5の右方のベルト(1')の端末(1a')から延出するスチールコード(2')参照)に並ぶように配設している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなコンベヤベルトにおいては、ベルトの強度及び耐久性は、この接合部の構造に掛かっており、この接合部の強度及び耐久性を向上することがベルト全体の強度及び耐久性を向上することになる。
【0006】
このような接合部の強度及び耐久性を向上する従来の手段としては、接合部分の全長(D)を長くする、ステップ数を多くする、等の手段が知られているが、それらの値を大とすることは、コストの増大につながることから、実用上はかなり制約されており、そのような制約の中で、これらの手段を組み合わせて使うことにより、所期の接合部の強度及び耐久性を得るようにしているのが実状である。
【0007】
そして、従来は、上述のように、各ステップ長(S1)(S2)(S3)(S4)をすべて均等とし、かつ一方のベルト(1)の端末(1a)から延出するスチールコード(2-1)(2-2)(2-3)(2-4)を、1ステップ分ずつ長さが異なるように、短い順(または長い順)に整然と並べることにより、最も大きな接合強度が得られると考えられていたが、出願人の研究により、それが誤りであり、大きな接合強度を得るには、互いに隣接するスチールコードの列間において、互いに逆方向から延出してきたスチールコード同士が重合する部分の長さの和が大となるようにすることが最も重要であることが解った。
【0008】
本発明は、このような発見に基づいてなされたものであり、その課題とするところは、コストの増大につながる加工や構造の変更を行うことなく、上述のような、ステップ長をすべて均等としたり、またはスチールコードをその長さが短い順、または長い順に整然と配設していた従来のものより、ベルトの接合部の強度及び耐久性を高めることができるようにしたベルトの接合構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 互いに対向させたベルトの端末より長さの異なる複数のスチールコードを延出させ、両端末から延出してきたスチールコード同士を、最長のスチールコードは単独で、それ以下のものは、接合部分の全長を予め定めたステップ数nに応じて区分した境界部において突き合わせるようにして、側方に間隔を設けて並列させ、前記間隔内に挟み込んで加硫したゴムにより、隣接するスチールコード同士を接合したベルトの接合構造において、前記ステップ数nを3以上とし、一方のベルトの端末から延出する1単位のスチールコードの数を、ステップ数nと同一とするとともに、各スチールコードの長さを、前記ステップ数nに応じて区分したステップの長さ分ずつ互いに異ならせ、かつ互いに逆方向から延出してきたスチールコード同士が隣接し合う1ステップ分の区間である耐荷重ブロックの長さL1、L2・・・の和ΣLが、耐荷重ブロックの数N×ベルトの両端末間の間隔Dの1/nより大(ΣL>N×D/n)となるように、ステップ長(Sx、Sy・・・)を、中央のものが両側部のものより大となるように2種以上に異ならせる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態を示す。
なお、図5及び図6に示す従来のものと同様の構成部材には同一の符号を付して図示してある。
【0011】
本実施形態においては、互いに対向させたベルト(1)(1')の端末(1a)(1a')より長さの異なる複数の補強用コードであるスチールコード(その短いものから順に、(2-1)(2'-1)(2-2)(2'-2)(2-3)(2'-3)(2-4)(2'-4)の符号を付し、それらを左右に分けて統合して、(2)(2')としてある。)を延出させ、最長のスチールコード(2-4)(2'-4)は単独で、それ以下のものは、端末(1a)(1a')間の寸法である接合部分の全長(D)を予め定めたステップ数(ここでは4としてある)に応じて均等に区分した複数のステップの境界部において突き合わせて、かつ側方に均等な間隔(3)を設けて並列させ、前記間隔(3)にゴム(4)を挟み込んで再加硫することにより接合してある。
図1に示す配列は1単位のものであり、これと同一の配列を図1の上下方向に連続させて、幅広のベルトとすることができる。
【0012】
以上の構成は、図5に示すものと同一であるが、本実施形態においては、左方のベルト(1)の端末(1a)から延出してきたスチールコード(2)を、(2-1)(2-3)(2-2)(2-4)の順に並べることにより、互いに隣接するスチールコード(2)(2')の列間において、互いに逆方向から延出してきたスチールコード(2)(2')同士が隣接する部分である耐荷重ブロック(図1に斜線で示す)のステップ単位の数Nが、図5に斜線で示す従来のもの(N=8)より大(N=10)となるような組み合わせとするとともに、両側部のステップ長(S1)(S4)(=Sx)を、中央のステップ長(S2)(S3)(=Sy)より小(Sx<Sy)とする、すなわち、S1=S4=Sx=90mm、S2=S3=Sy=110mmとすることにより、上記の耐荷重ブロックの長さの和(ΣL)が、耐荷重ブロックの数N×ベルトの両端末間の間隔Dの1/nより大、すなわち、
ΣL>N×D/n・・・・・・・・・・(1)
となるようにしている。
【0013】
すなわち、ΣL=90×4+110×6=1020
N×D/n=10×400/4=1000
であり、上記の(1)式が成り立つ。
【0014】
耐荷重ブロックの数Nを、従来のものより大とするだけで、ベルトの接合部の強度及び耐久性を高めることができるが、本実施形態のように、上記(1)式が成り立つように、ステップ長の長短と、耐荷重ブロックの配置とを定めれば、ステップ長をすべて均等とした場合より、さらにベルトの接合部の強度及び耐久性を高めることができる。
【0015】
なお、図1における最上の斜線部は、左方より延出してきた最上のスチールコード(2-1)と、その上方における図示を省略した右方より延出してきた最長のスチールコード(2'-4)との重合部分を示す。この最上の斜線部を含めることにより、完全な1単位分のΣLを求めることができる。
【0016】
図3は、ステップ数(n)を3とした本発明の第2の実施形態を示す。
この例では、左方のベルト(1)の端末(1a)から延出してきたスチールコード(2)を、(2-2)(2-1)(2-3)の順に並べることにより、耐荷重ブロックの数Nを3とするとともに、両側部のステップ長(S1)(S3)(=Sx)を、中央のステップ長(S2)(=Sy)より小(Sx<Sy)とする、すなわち、S1=S3=Sx=90mm、S2=Sy=120mmとすることにより、上記の耐荷重ブロックの長さの和(ΣL)が、耐荷重ブロックの数N×ベルトの両端末間の間隔Dの1/nより大、すなわち、ΣL=90×4+120×4=840>N×D/n=8×300/3=800となるようにしている。
【0017】
図4は、図3に示す本発明の第2の実施形態との比較例を示すもので、ここでは、ステップ長(S1)(S2)(S3)をすべて均等、すなわち、S1=S2=S3=100mmとし、他はすべて図3のものと同一としてある。
【0018】
この図4のものにおいては、ΣL=8×100=800であり、図3に示す本発明の第2の実施形態のもののほうが、耐荷重ブロックの長さの和(ΣL)を40mmだけ大とできることが解る。
【0019】
なお、ステップ数を5以上としたものにも、本発明は適用することができる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、ベルトの端末から延出する長さの異なる補強コードの配列とステップ長とを変更するという簡単な構成の変更のみにより、従来のものより、ベルトの接合部の強度及び耐久性を高めることができる。
【0021】
しかも、上記(1)式が成り立つように、ステップ長の長短と、耐荷重ブロックの配置とを定めれば、ステップ長をすべて均等として、単に耐荷重ブロックの数だけを増やした場合より、さらにベルトの接合部の強度及び耐久性を高めることができる。
【0022】
したがって、コストの増大につながる接合部分の全長を長くしたり、ステップ数を大としたり、大幅な構造の変更や、補強手段の付加等を行う必要がないので、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を模式的に示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を模式的に示す平面図である。
【図4】図3に示す第2の実施形態との比較例を模式的に示す平面図である。
【図5】従来のベルトの接合部分を模式的に示す平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
(1)(1')ベルト
(1a)(1a')端末
(2)(2')(2-1)(2'-1)(2-2)(2'-2)(2-3)(2'-3)(2-4)(2'-4)スチールコード
(3)間隔
(4)ゴム

Claims (1)

  1. 互いに対向させたベルトの端末より長さの異なる複数のスチールコードを延出させ、両端末から延出してきたスチールコード同士を、最長のスチールコードは単独で、それ以下のものは、接合部分の全長を予め定めたステップ数nに応じて区分した境界部において突き合わせるようにして、側方に間隔を設けて並列させ、前記間隔内に挟み込んで加硫したゴムにより、隣接するスチールコード同士を接合したベルトの接合構造において、
    前記ステップ数nを3以上とし、一方のベルトの端末から延出する1単位のスチールコードの数を、ステップ数nと同一とするとともに、各スチールコードの長さを、前記ステップ数nに応じて区分したステップの長さ分ずつ互いに異ならせ、かつ互いに逆方向から延出してきたスチールコード同士が隣接し合う1ステップ分の区間である耐荷重ブロックの長さL1、L2・・・の和ΣLが、耐荷重ブロックの数N×ベルトの両端末間の間隔Dの1/nより大(ΣL>N×D/n)となるように、ステップ長(Sx、Sy・・・)を、中央のものが両側部のものより大となるように2種以上に異ならせたことを特徴とするベルトの接合構造。
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