JP4131936B2

JP4131936B2 - Assembly and method for holding a block on a slab formwork

Info

Publication number: JP4131936B2
Application number: JP2003057276A
Authority: JP
Inventors: 隆上井; 雅直大脇; 恵司坂尾; 由次金子; 睦夫米虫; 敬一中村; 寛治小松
Original assignee: Kumagai Gumi Co Ltd; Fujimori Sangyo Co Ltd; Fatec Co Ltd
Current assignee: Kumagai Gumi Co Ltd; Fujimori Sangyo Co Ltd; Fatec Co Ltd
Priority date: 2003-03-04
Filing date: 2003-03-04
Publication date: 2008-08-13
Anticipated expiration: 2023-03-04
Also published as: JP2004263516A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイドスラブと称されることがある鉄筋コンクリート床スラブの形成に際し、前記鉄筋コンクリート床スラブ中に埋設される複数のブロックをスラブ型枠上に保持するために用いられる組立体及びその保持方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
前記ボイドスラブに埋設されるブロックとして、発泡スチロールのような発泡プラスチックで形成された軽量のものが用いられている。前記ブロックは、スラブ型枠上へのコンクリートの打設に先立ち、前記スラブ型枠上に予め設置された下端鉄筋の上方空間に配置される。前記ブロックは、特別な保持具の使用により前記上方空間に保持され、前記スラブ型枠上へのコンクリートの打設に伴う前記ブロックの水平方向移動及び上下方向移動が阻止される（例えば特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−１１５５９２号公報（第２頁）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の保持具は、スラブ型枠上に配置され垂直に伸びるロッドを備える。前記ロッドはその下端部において前記スラブ型枠に解除可能に連結されている。前記ロッドは、前記ブロックが載置されるフランジを有する。また、前記ブロックは、予め設けられた既存の穴のほか、前記ロッドが通される複数の貫通孔が設けられている。
【０００５】
複数の保持具は、前記ブロックの設置に先立ち、所定の相互間隔をおいて林立するように設置される。前記ブロックはその各貫通孔に各保持具のロッドを通し、下降させることにより、前記保持具のフランジ上に載置される。前記ロッドの上端部には前記フランジと協働して該フランジ上のブロックを挟持するフランジ部材が固定される。
【０００６】
ところで、前記ブロックに設けられた複数の貫通孔の相互間隔と前記スラブ型枠上に林立する複数の保持具のロッドの相互間隔とは、施工誤差のため、正確に一致するとは限らない。このため、不一致の場合には、前記保持具のロッドを前記ブロックの貫通孔を無理に通して該貫通孔の拡大変形を余儀なくされ、ブロック設置の作業能率が低下する。また、これは、前記ブロックの亀裂や欠け及びこれに伴うブロックの交換を招来する。
【０００７】
また、前記保持具のフランジと前記フランジ部材との間の相互間隔は、前記ブロックの高さ寸法に合わせて予め設定されているため、種々のサイズのブロックへの適用のためには前記相互間隔が異なる多数種の保持具を準備する必要がある。
【０００８】
さらに、前記保持具のロッドの林立は、前記スラブ型枠上で作業に従事する作業者の安全上好ましくなく、また踏み折られたり、踏み曲げられたりするおそれがある。
【０００９】
本発明の目的は、いわゆるボイドスラブの形成に際し、ボイドスラブに埋設されるブロックのスラブ型枠上への設置作業を容易にするブロックの保持手段及び保持方法を提供することにある。また、本発明の他の目的は、異なる大きさのブロックに適用可能の保持手段及び保持方法を提供することにある。さらに、本発明の他の目的は、安全性の高いブロックの保持手段及び保持方法を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、例えば発泡プラスチックからなる複数のブロックが埋設された鉄筋コンクリート床スラブを形成するためのスラブ型枠上に各ブロックを保持するための組立体に係り、前記スラブ型枠上に予め設置された下端鉄筋に取り付けられた前記ブロックのための複数の支持具であって、上方に向けて突出し、前記ブロックを突き刺し可能である突起を有する支持具と、該支持具に支持されたブロックの上方への移動を制限する係留具であって前記ブロックに連結された上端部と、前記ブロックに予め設けられた既存の穴に通され、前記スラブ型枠に解除可能に連結された下端部とを有する係留具とを含む。
【００１１】
本発明の１つの態様において、前記支持具は、さらに、前記ブロックに対する前記突起の突き刺さり量を制限する前記ブロックのためのストッパを含む。例えば前記支持具の突起は先細に伸び、前記ストッパは前記突起に嵌められたリングからなる。
【００１２】
前記係留具は例えばロッドからなる。ロッドは、前記ブロック上に載置された孔を有するプレートと、該プレートの孔に通された前記ロッドの上端部に噛合する第１のナットとを介して、前記ブロックに連結される。
【００１３】
また、前記ロッドは、前記スラブ型枠上に配置されかつ前記ロッドの下端部に螺合された第２のナットであって前記スラブ型枠に設けられた上下方向へ伸びる貫通孔と整合する第２のナットと、前記スラブ型枠の下方に配置され前記スラブ型枠の貫通孔を経て前記第２のナットに噛合しかつ前記スラブ型枠に当接する頭付きボルトとを介して、前記スラブ型枠に解除可能に連結される。
【００１４】
前記ロッドは、他の態様において、前記頭付きボルトに代えて前記スラブ型枠の下方に配置され前記スラブ型枠の貫通孔を経て前記第２のナットに噛合する頭無しボルトと、該頭無しボルトに螺合され前記スラブ型枠に当接する連結部材とを介して、前記スラブ型枠に解除可能に連結される。
【００１５】
さらに、他の態様において、前記ロッドは、前記第２のナットと整合するように前記スラブ型枠に埋め込まれた第３のナットと、前記頭付きボルトに代えて前記スラブ型枠の下方に配置されたボルトであって前記第３のナット及び前記第２のナットの双方に噛合するボルトとを介して、前記スラブ型枠に解除可能に連結される。
【００１６】
また、他の態様において、前記ロッドは、前記スラブ型枠上に配置されたスリーブであって前記スラブ型枠に設けられ上下方向へ伸びる貫通孔と整合するスリーブと、前記ロッドの下端部に螺合され前記スリーブの上端に当接する第４のナットと、前記ロッドの下端にこれと共軸的に固定され前記スリーブ及び前記スラブ型枠の貫通孔の双方に通された引掛け部材であって２つの部分に分離可能である軸部と、該軸部にこれと直交する軸線の周りに回転可能に取り付けられたハンガ部とからなり、前記ハンガ部が前記スラブ型枠の下方において前記スラブ型枠に引掛けられた引掛け部材とを介して、前記スラブ型枠に解除可能に連結される。
【００１７】
本発明は、また、前記スラブ型枠上に各ブロックを保持する方法に係る。この方法では、先ず、前記スラブ型枠上に予め設置された下端鉄筋に、前記ブロックのための複数の支持具であって上方に向けて突出し、前記ブロックを突き刺し可能である複数の突起を有する支持具を取り付ける。次に、前記ブロックを前記支持具上に載せて、これを圧し、これにより前記ブロックに前記支持具の突起を突き刺す。その後、前記支持具上に支持されたブロックの上方への移動を制限すべく、係留具の下端部を、前記ブロックに予め設けられた既存の穴に通して、前記スラブ型枠に解除可能に連結し、次いで、前記係留具の上端部を前記ブロックに連結する。
【００１８】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、スラブ型枠上の下端鉄筋に取り付けられた複数のブロック支持具の突起にブロックを押し付け、前記ブロックに前記突起を突き刺すことにより、前記ブロックを前記支持具上に支持することができ、これにより前記ブロックをこれが水平方向へ移動しないように前記下端鉄筋の上方空間に保持することができる。このとき、前記ブロックの前記突起に対する突き刺し量に応じて、前記ブロックの高さ位置を設定することができる。
【００１９】
また、前記支持具に支持されたブロックは、該ブロックの既存の穴にロッドのような係留具の下端部を通し、該下端部を前記スラブ型枠に解除可能に連結し、さらにその上端部を前記ブロックに連結することにより、その上方への移動を制限することができる。前記ブロックに設けられる既存の穴は通常比較的大きいことから、前記貫通孔への前記係留具の挿通は容易に行うことができる。また、前記係留具の設置は、前記支持具による前記ブロックの支持後に行うため、特に前記係留具がロッドからなる場合、該ロッドの林立状態の出現を回避することができ、これにより、作業員の安全を図ることができ、また、作業員による前記ロッドの踏み折り、踏み曲げ等の発生を防止することができる。さらに、前記支持具及び係留具は、異なる大きさのブロックに適用可能である。
【００２０】
前記支持具が、さらに、前記ブロックに対する前記突起の突き刺さり量を制限するストッパを有するものであるときは、前記ストッパが前記突起に対する前記ブロックの下降距離、すなわち突き刺さり量を制限し、これにより、各突起における前記ブロックの突き刺さり量を一様にすることができる。例えば、前記突起を先細にし、前記ストッパとして前記突起に嵌められるリングとするときは、内径の大きさを適当に選択した前記リングの使用により、簡易に、前記ブロックの突き刺さり量の設定を行うことができる。
【００２１】
前記ブロックへの前記係留具の一例としてのロッドの連結は、前記ブロック上に載置された有孔のプレートに前記ロッドの上端部を通し、該ロッドの上端部に螺合された第１のナットを回して、これを前記プレートに当接させることにより行うことができる。
【００２２】
また、前記ロッドの前記スラブ型枠への連結は、これを前記スラブ型枠上に配置された第２のナットと前記スラブ下の前記頭付きボルトとを用いて行うときは、前記第２のナットに噛合した前記頭付きボルトの前記スラブ型枠に対する締め付けにより行うことができる。
【００２３】
また、前記第２のナットと、これに噛合した前記スラブ型枠下の頭無しボルトと、該頭無しボルトに螺合された連結部材とを用いるときは、前記スラブ型枠に対する前記連結部材の締め付けにより、前記スラブ型枠への前記ロッドの連結を行うことができる。この例では、また、前記連結部材を介して、前記スラブ型枠を例えば建物の建築のために足場として設置される単管に連結することができる。この連結により、前記スラブ型枠上へのコンクリートの打設によって前記ブロックに作用する浮力の発生に伴う前記スラブ型枠の上方へのたわみを制限することができる。
【００２４】
また、前記スラブ型枠に埋設された第３のナットと、該第３のナット及び前記第２のナットに噛合するボルトとを使用するときは、前記第３のナットを、前記スラブ型枠の転用後においても、引き続き、前記ロッドの前記スラブ型枠への連結手段として使用することができる。
【００２５】
前記スラブ型枠上に配置されたスリーブと、前記ロッドの下端部に螺合された第４のナットと、前記スリーブ及び前記スラブ型枠の貫通孔に通された引掛け部材を使用するときは、前記引掛け部材を下降させてそのハンガ部を前記スラブ型枠の貫通孔下で回転させた後、前記引掛け部材を引き上げることにより、前記スラブ型枠に前記ハンガ部を引掛けることができる。このため、前記した例では、前記スラブ型枠への前記ロッドの連結に際し、前記ロッドを保持する者と前記ボルト又は前記連結部材を操作する者との二人の作業者を必要とするところ、この例によれば、一人の作業者のみとすることができる。前記ハンガ部の引掛け状態は、前記第４のナットを回してこれを前記スリーブに当接させることにより維持することができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、全体に符号１０を付した鉄筋コンクリート床スラブ（以下、単に「床スラブ」という。）と、該床スラブのコンクリート１２中に埋設された複数のブロック１４、下端鉄筋１６及び上端鉄筋１８とが示されている。
【００２７】
このような床スラブ１０中のブロック１４は、床スラブ１０の重量の軽減に資する材料、例えば発泡スチロールのような発泡プラスチック材料で形成されている。このため、前記ブロックは、実質的に、コンクリート１２中にボイド（空間）を形成するのと同様の機能を果し、前記ブロックを使用して形成された床スラブ１０はボイドスラブと称されることがある。
【００２８】
図示のブロック１４は、その横断面で見てほぼ正弦曲線の一部をなす頂面及び平坦面からなる底面と、これらの面に連なる４つの平坦面からなる側面とを有する。ブロック１４の前記頂面を規定する図示の曲面形状は、床面に生じた衝撃音の緩和に寄与するものとして採用されている。また、ブロック１４は平面で見て全体に正方形をなす。しかし、ブロック１４の形状は、図示の例に限らず、他の任意の平面形状のものが選択、使用され、また図示の例に限らず、任意の大きさのものが選択、使用される。
【００２９】
ブロック１４には、その頂面の中央部及びその底面の中央部に開口する比較的大きい穴２０が設けられている。この穴２０は、後記スラブ型枠２２（図３）上に打設されるコンクリートの回りの観察、前記コンクリート中に混入した空気抜き等の用に供される。
【００３０】
図２及び図３に示すように、床スラブ１０の形成のために板状のスラブ型枠２２（図３）が設置され、また、スラブ型枠２２上に該スラブ型枠から間隔をおいて下端鉄筋１６が設置される。
【００３１】
ブロック１４は、本発明に係る組立体を用いて、下端鉄筋１６の上方空間に保持されている。
【００３２】
本発明の前記組立体は、ブロック１４を支持するための複数の支持具２４と、１の係留具２６とを含む。
【００３３】
支持具２４は、下端鉄筋１６に取り付けられている。支持具２４は、上方へ向けて突出する、ブロック１４に突き刺し可能の突起２８を有する。突起２８は、鋭利な先端を有するものであることが望ましいが、ブロック１４に対する突き刺しが可能である限り、非鋭利な先端を有するものとすることは任意である。支持具２４は例えば硬質のプラスチック材料からなる。
【００３４】
図示の例では、１つのブロック１４に対して、該ブロックの底面に相対する矩形の４つの頂点にそれぞれ４つの支持具２４が配置されている。これらの支持具２４の下端鉄筋１６への取り付け後、ブロック１４を４つの支持具２４上に載せ、これを下方に向けて圧する。その結果、これらの支持具の突起２８がブロック１４にその底面から突き刺さる。これにより、ブロック１４が支持具２４上に支持され、ブロック１４は、その水平方向への移動が制限された状態で、下端鉄筋１６の上方空間に保持される。
【００３５】
このときのブロック１４に対する突起２８の突き刺さり位置の決定のため、例えばスラブ型枠２２上に、予め、ブロック１４の４つのコーナ部に対応する目印を付しておく。また、ブロック１４の上下方向位置、すなわちスラブ型枠からの高さ位置は、ブロック１４に対する突起２８の突き刺さり量をもって決定することができる。このため、例えば、各突起２８の周面に、予め、ブロック１４の底面の下降位置を示す目印を付しておく。
【００３６】
支持具２４は、好ましくは、ブロック１４に対する突起２８の突き刺さり量を制限する前記ブロックのためのストッパを有する。前記ストッパとして、例えば突起２８から放射方向へ伸びる、突起２８と一体の棒状部、板状部等（図示せず）とし、あるいは、また、図示の例のように、突起２８に嵌められたリング３０とすることができる。このとき、好ましくは、突起２８は上方へ先細に伸びるものとする。
【００３７】
リング３０はその内径の大きさを選択して用いる。突起２８はその太さが上方に向けて漸減していることから、リング３０はその内径の大きさに応じた突起２８の太さ位置において突起２８と係合し、該位置にとどまる。このため、リング３０は、突起２８への突き刺しに伴って下降するブロック１４にストッパとしての役割を担う。その結果、突起２８に対するブロック３０の突き刺さり量が制御され、所定の高さ位置へのブロック１４の配置を容易かつ迅速に行うことができる。支持具の突起２８に嵌められるリング３０として、例えば市販のワッシャを用いることができる。
【００３８】
支持具２４の数量は、図示の４つの例に代えて、２若しくは３又は５以上とすることができる。また、支持具２４は、下端鉄筋１６の任意の箇所に取り付けることができる。さらに、支持具２４として、市販品である鉄筋相互を結束可能のスペーサを流用することができる。図示の支持具２４は、このようなスペーサからなり、支持具２４は、上下２段に重ね合わされた下端鉄筋１６の結束箇所に配置され、下端鉄筋１６を結束している。
【００３９】
さらに、図示の例では、１つの支持具２４は１つの突起２８を有するが、この例に代えて、複数の突起を有する支持具（図示せず）とすることができる。このような支持具として、例えば、三角形や矩形状のフレームと、前記三角形や矩形の頂点において前記フレームに設けられた３または４つの突起とを有するものが考えられる。あるいは、また、細長い板状体と、該板状体にその両端部において設けられた２つの突起とを有するものが考えられる。
【００４０】
次に、支持具２４によって下端鉄筋１６の上方空間に支持されたブロック１４の上方への移動を制限する係留具２６は、スラブ型枠上へのコンクリートの打設によって働く浮力のために上方へ移動しようとするブロック１４を制止する作用をなす。係留具２６は、ワイヤやロープ、以下で説明するロッド等からなる。
【００４１】
係留具の一例であるロッド２６は、金属材料、プラスチック材料等からなり、ねじ山が設けられた上端部及び下端部を有する。ロッド２６はブロック１４の既存の穴２０に通され、その上端部においてブロック１４に連結され、また、その下端部においてスラブ型枠２２に解除可能に連結されている。
【００４２】
ブロック１４に対するロッド２６の上端部の連結は、該上端部を鉤形に折り曲げ、その折り曲げ部分をブロック１４の頂面、後記プレート３２等に引き掛けることにより行うことも可能であるが、好ましくは、例えば、ブロック１４上に載置されたプレート３２と、該プレートのほぼ中央部に設けられた孔を経てプレート３２の上方へ伸びるロッド２６の上端部に螺合されたナット（第１のナット）３４とを用いて行う。連結は、いうまでもなく、ナット３４を締め付けてこれをプレート３２に当接させることにより行う。
【００４３】
図示のプレート３２は、ブロック１４の頂面をなす前記曲面の谷に相当する部分に沿って配置され、ブロックの穴２０の開口を横切って伸びている。図示のプレート３２は、その軽量化のため、その長さ寸法がブロック１４の底面の一辺の長さとほぼ同じものに設定され、また、その幅寸法が貫通孔２０の直径より小さいものに設定されている。図示の例に代えて、プレート３２は、前記曲面の谷及び山を横切って伸びる方向に配置してもよい。また、前記プレートは、強度の増大のため、図示の例のような扁平な板に代えて、山形や溝形の横断面形状を有するものを使用することができる。さらに、プレート３２は、その重量軽減に寄与するプラスチック製、軽金属製のものを選択、使用することができる。
【００４４】
他方、ロッド２６の下端部は、スラブ型枠２２上に配置された他のナット（第２のナット）３６と、該ナットに噛合しかつスラブ型枠２２の下方において該スラブ型枠に当接する頭付きボルト３８とを介して、スラブ型枠２２に解除可能に連結されている。ロッド２６の下端部の連結は、その上端部をブロック１４に連結する前に行う。
【００４５】
第２のナット３６は、スラブ型枠２２に設けられ上下方向へ伸びる貫通孔４０と整合している。スラブ型枠２２上のナット３６は、スラブ型枠２２の下方から貫通孔４０を経てナット３６と噛合する頭付きボルト３８により、スラブ型枠２２に固定される。
【００４６】
ロッド２６の下端部は、これを、スラブ型枠２２に固定されたナット３６に螺合させることにより、スラブ型枠２２に連結することができる。この連結作業は、ブロックの穴２０を通してナット３６及びロッド２６の下端部を見ながら行うことができる。また、スラブ型枠２２の脱型に際して行う、スラブ型枠２２に対するロッド２６の下端部の連結解除は、頭付きボルト３８を緩めてこれを取り去ることにより行うことができる。なお、支持具１６、プレート３２及びナット３４、並びにロッド２６及び第２のナットは、ブロック１４と共に、打設コンクリート中に埋設される。
【００４７】
図４に示すように、図３の頭付きボルト３８に代えて、頭無しボルト４２を用いることができる。頭無しボルト４２はスラブ型枠２２の下方からその貫通孔４０に通され、スラブ型枠２２上のナット３６に噛合している。ボルト４２には、その下端部において、連結部材４４が螺合され、連結部材４４の上端部がスラブ型枠２２に接している。これにより、ナット３６がスラブ型枠２２に固定されている。
【００４８】
これによれば、連結部材４４を介して、建築物の建造において設置される足場を構成する例えば単管（図示せず）にスラブ型枠２２を連結することができる。これにより、ブロック１４に働く前記浮力がロッド２６及びナット３６を介してスラブ型枠２２に伝達されることによってスラブ型枠２２に生じる反りのような変形を抑えることができる。連結部材４４として、図示の例のような建築物の建造において用いられるフォームタイを利用することができる。
【００４９】
また、図５に示すように、スラブ型枠２２にその貫通孔４０と整合するように埋め込まれたナット（第３のナット）４６と、図３の頭付きボルト３８に代えた頭無しボルト４８とを用いて、ロッド２６をスラブ型枠２２に解除可能に連結することができる。
【００５０】
図示のナット４６はその下端部の周囲にフランジ部５０を有し、フランジ部５０に設けられた複数の孔を経てスラブ型枠２２中に伸びる木ねじ５２により、スラブ型枠２２に固定されている。
【００５１】
頭無しボルト４８は、スラブ型枠２２の下方からナット４６に向けて進められ、ナット４６及びナット３６の双方と噛合しており、これにより、ナット３６がスラブ型枠２２に固定されている。
【００５２】
この例によれば、スラブ型枠２２の転用時においても、これに埋め込まれたナット４６の使用が可能である。
【００５３】
次に、図６を参照すると、スラブ型枠２２に対するロッド２６の下端部の連結のため、図３に示す第２のナット３６に代えて、これと同形のスリーブ５４がナット３６と同様にスラブ型枠２２上に配置されている。ただし、スリーブ５４としてのナット３６の使用を排除するものではない。すなわち、ナット３６をスリーブとして用いることは可能である。
【００５４】
また、ロッド２６の下端部にはナット（第４のナット）５６が螺合され、さらに、ロッド２６の下端にはこれと共軸的に下方へ伸びる細長い引掛け部材５８（より詳細には後記軸部６０）が溶接により固定されている。
【００５５】
引掛け部材５８は、軸部６０とハンガ部６２とからなり、スリーブ５４及びこれと整合するスラブ型枠の貫通孔４０とを通り抜けることができる幅寸法又は直径を有する。
【００５６】
軸部６０はロッド２６の下端に接しており、その長さ方向の中程の位置に設けられた周方向に伸びる切欠き６４を有する。切欠き６４は、後に軸部６０にねじり力を与え、軸部６０を２つの部分に分離すべく、軸部６０を切欠き６４の箇所においてねじ切るために設けられている。
【００５７】
軸部６０は、また、二股に分かれるフォーク部分６６を有する。ハンガ部６２は細長いプレートからなり、その一部がフォーク部分６６内にあって軸部６０と直交する軸線の回りに回転可能であるようにフォーク部分６６に支承、すなわち取り付けられている。ハンガ部６２の支承点の位置は任意に定めることができるが、図示の例では、ハンガ部６２はその両端部の一方の側に偏った点において支承されている。すなわち偏心支承されている。このため、ハンガ部６２は、その支承点とその両端部との間の内の距離が長い方の部分をフォーク部分６６内にあるようにしておくとき、自重で回転することができる。
【００５８】
スラブ型枠２２へのロッド２６の連結に際しては、ブロック１４の穴２０を通してロッド２６を下降させ、ロッド２６の下端部に取り付けられた引掛け部材５８をスリーブ５４及びスラブ型枠の貫通孔４０に通し、さらに、引掛け部材のハンガ部６２を貫通孔４０からその下方に突出させる（図６（ａ））。
【００５９】
次に、ロッド２６を回転させることにより、ハンガ部６２の前記軸線の回りの回転を促す（図６（ｂ））。ハンガ部６２はその回転によりフォーク部分６６と交差する。
【００６０】
次いで、好ましくは、ロッド２６の回転を継続する間に、ハンガ部６２が水平状態でスラブ型枠２２に接することとなるまで、ロッド２６を引き上げ、さらに、ロッド２６の下端部に螺合されたナット５６を回してスリーブ５４の上端に当接させる（図６（ｃ））。これにより、ロッド２６の下端部がスラブ型枠２２に連結される。
【００６１】
スラブ型枠２２に対するロッド２６の連結の解除は、前記コンクリートの打設後、ハンガ部６２をもって軸部６０にねじり力を加え、これにより軸部６０をその切欠き６４の位置でねじ切り、軸部６０の一部とハンガ部６２とを取り去ることにより行うことができる（図６（ｄ））。
【００６２】
軸部６０は、これに切欠き６４を設ける例に代えて、例えば互いに噛合する２つの部分からなるもの、すなわち雌ねじを有する一方の部分と、該雌ねじと噛合する雄ねじを有する他の一方の部分とからなるものとすることができる。これによれば、両部分の一方（ハンガ部６２に連なる部分）を回して他の一方との噛合を解くことにより、前記一方の部分を他の一方の部分から分離し、ハンガ部６２と共に、スラブ型枠２２の下方から取り去ることができる。
【００６３】
２つの部分に分離可能である軸部を有する引掛け部材５８を使用する前記例によれば、スラブ型枠２２へのロッド２６の連結作業を一人の作業者で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】鉄筋コンクリート床スラブの横断面図である。
【図２】スラブ型枠上に保持されたブロックの平面図である。
【図３】スラブ型枠上にブロックを保持する組立体を示す縦断面図である。
【図４】ロッドの下端部をスラブ型枠に連結する手段の一例を示す縦断面図である。
【図５】ロッドの下端部をスラブ型枠に連結する手段の他の一例を示す縦断面図である。
【図６】ロッドの下端部をスラブ型枠に連結する手段の他の一例を示す縦断面図である。（ａ）（ｂ）及び（ｃ）はロッドの下端部をスラブ型枠に取り付ける順序を示すものであり、（ｄ）はスラブ型枠に対するロッドの連結解除を示すものである。
【符号の説明】
１０鉄筋コンクリート床スラブ
１４，２０ブロック及びその穴
１６下端鉄筋
２２，４０スラブ型枠及びこれに設けられた貫通孔
２４，２８固定具及びその突起
２６係留具（ロッド）
３０リング
３２プレート
３４，３６，４６，５６第１、第２、第３及び第４のナット
３８頭付きボルト
４２，４８頭無しボルト
４４連結部材
５４スリーブ
５８，６０，６２引掛け部材、その軸部及びそのハンガ部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an assembly used for holding a plurality of blocks embedded in a reinforced concrete floor slab on a slab formwork and a holding method thereof in forming a reinforced concrete floor slab sometimes referred to as a void slab. .
[0002]
[Prior art]
As the block embedded in the void slab, a lightweight block made of foamed plastic such as foamed polystyrene is used. Prior to placing concrete on the slab form, the block is arranged in a space above the lower end reinforcing bar previously set on the slab form. The block is held in the upper space by using a special holding tool, and the horizontal movement and vertical movement of the block accompanying the placement of concrete on the slab formwork are prevented (for example, Patent Document 1). reference).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-155592 A (2nd page)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional holder includes a rod that is disposed on a slab formwork and extends vertically. The rod is releasably connected to the slab formwork at its lower end. The rod has a flange on which the block is placed. The block is provided with a plurality of through holes through which the rod passes in addition to existing holes provided in advance.
[0005]
Prior to installation of the block, the plurality of holders are installed so as to stand at predetermined intervals. The block is placed on the flange of the holder by passing the rod of each holder through the through-holes and lowering the block. A flange member that clamps a block on the flange is fixed to the upper end of the rod in cooperation with the flange.
[0006]
By the way, the mutual interval between the plurality of through-holes provided in the block and the mutual interval between the rods of the plurality of holders standing on the slab formwork are not always exactly matched due to construction errors. For this reason, in the case of disagreement, the rod of the holder is forced to pass through the through hole of the block, and the through hole is forced to be deformed, so that the work efficiency of installing the block is lowered. This also leads to cracking and chipping of the block and accompanying block replacement.
[0007]
Further, since the mutual distance between the flange of the holder and the flange member is preset according to the height dimension of the block, the mutual distance for application to various size blocks. It is necessary to prepare many kinds of holders with different types.
[0008]
Further, the stand of the rod of the holder is not preferable for safety of workers engaged in work on the slab formwork, and may be stepped on or bent.
[0009]
An object of the present invention is to provide a block holding means and a holding method for facilitating the installation work of a block embedded in a void slab on a slab formwork when a so-called void slab is formed. Another object of the present invention is to provide a holding means and a holding method applicable to blocks having different sizes. Another object of the present invention is to provide a highly safe block holding means and holding method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to an assembly for holding each block on a slab form for forming a reinforced concrete floor slab in which a plurality of blocks made of, for example, foamed plastic are embedded, and is installed on the slab form in advance. A plurality of supports for the block attached to the lower end reinforcing bar, the support having a protrusion protruding upward and capable of piercing the block, and above the block supported by the support An upper end connected to the block, and a lower end connected releasably to the slab formwork through an existing hole previously provided in the block. Including a mooring tool.
[0011]
In one aspect of the present invention, the support further includes a stopper for the block that limits the amount of protrusion of the protrusion to the block. For example, the protrusion of the support tool extends in a tapered manner, and the stopper includes a ring fitted on the protrusion.
[0012]
The mooring tool is made of a rod, for example. The rod is connected to the block via a plate having a hole placed on the block and a first nut that meshes with the upper end of the rod passed through the hole of the plate.
[0013]
The rod is a second nut disposed on the slab mold and screwed to a lower end of the rod, and is aligned with a vertically extending through hole provided in the slab mold. 2 and a bolt with a head that is arranged below the slab mold and engages with the second nut through a through hole of the slab mold and contacts the slab mold. It is releasably connected to the frame.
[0014]
In another aspect, the rod may include a headless bolt that is disposed below the slab mold frame and meshes with the second nut through the through hole of the slab mold frame instead of the headed bolt. It is releasably connected to the slab form via a connecting member that is screwed into a bolt and contacts the slab form.
[0015]
Furthermore, in another aspect, the rod is disposed below the slab mold in place of the third nut embedded in the slab mold to be aligned with the second nut, and the headed bolt. It is releasably connected to the slab formwork via a bolt that is engaged with both the third nut and the second nut.
[0016]
In another aspect, the rod is a sleeve disposed on the slab form, and is provided on the slab form and is aligned with a through-hole extending in the vertical direction, and is screwed onto a lower end of the rod. And a fourth nut that is in contact with the upper end of the sleeve, and a hook member that is coaxially fixed to the lower end of the rod and passed through both the sleeve and the through hole of the slab mold frame. The slab mold is composed of a shaft part separable into two parts and a hanger part rotatably attached to the shaft part around an axis perpendicular thereto. The hanger part is below the slab formwork. It is releasably connected to the slab form frame via a hook member hooked on the frame.
[0017]
The present invention also relates to a method of holding each block on the slab formwork. In this method, first, a lower end reinforcing bar previously set on the slab form has a plurality of protrusions which are a plurality of support tools for the block and project upward and can pierce the block. Install the support. Next, the block is placed on the support and pressed, and thereby the protrusion of the support is pierced into the block. After that, in order to limit the upward movement of the block supported on the support tool, the lower end of the mooring tool can be released into the slab form by passing through an existing hole provided in the block in advance. Then, the upper end of the mooring tool is connected to the block.
[0018]
Operation and effect of the invention
According to the present invention, the block is supported on the support by pressing the block against the protrusions of the plurality of block support members attached to the lower end reinforcing bars on the slab formwork, and piercing the protrusions into the block. Thus, the block can be held in the space above the lower end reinforcing bar so that it does not move in the horizontal direction. At this time, the height position of the block can be set according to the amount of puncture of the block with respect to the protrusion.
[0019]
In addition, the block supported by the support member passes the lower end portion of a mooring device such as a rod through the existing hole of the block, removably connects the lower end portion to the slab formwork, and further the upper end portion thereof. By connecting to the block, the upward movement of the block can be restricted. Since the existing hole provided in the block is usually relatively large, the mooring tool can be easily inserted into the through hole. In addition, since the mooring device is installed after the block is supported by the supporter, particularly when the mooring device is made of a rod, it is possible to avoid the appearance of a forested state of the rod. In addition, it is possible to prevent the occurrence of stepping and bending of the rod by the worker. Furthermore, the support and the anchoring device can be applied to blocks having different sizes.
[0020]
When the support further has a stopper that limits the amount of piercing of the projection with respect to the block, the stopper restricts the descending distance of the block with respect to the protrusion, that is, the amount of piercing. The amount of sticking of the block in the protrusion can be made uniform. For example, when the protrusion is tapered and the ring is fitted into the protrusion as the stopper, the piercing amount of the block can be easily set by using the ring having an appropriately selected inner diameter. Can do.
[0021]
The rod as an example of the mooring tool is connected to the block by passing the upper end of the rod through a perforated plate placed on the block and screwing the first end of the rod to the upper end of the rod. This can be done by turning the nut and bringing it into contact with the plate.
[0022]
Further, when the rod is connected to the slab form using the second nut disposed on the slab form and the headed bolt under the slab, the second This can be done by tightening the headed bolt meshed with the nut against the slab formwork.
[0023]
Further, when using the second nut, the headless bolt below the slab mold meshed with the second nut, and the connecting member screwed to the headless bolt, the connecting member with respect to the slab mold By fastening, the rod can be connected to the slab formwork. In this example, the slab formwork can be connected to a single pipe installed as a scaffold for building construction, for example, via the connecting member. By this connection, it is possible to limit the upward deflection of the slab form due to the generation of buoyancy acting on the block by placing concrete on the slab form.
[0024]
When using a third nut embedded in the slab form and a bolt meshing with the third nut and the second nut, the third nut is attached to the slab form. Even after diversion, the rod can be used as a means for connecting the rod to the slab formwork.
[0025]
When using a sleeve arranged on the slab form, a fourth nut screwed to the lower end of the rod, and a hook member passed through the sleeve and the through hole of the slab form The hanger part can be hooked on the slab mold frame by lowering the hook member and rotating the hanger part under the through hole of the slab mold frame and then pulling up the hook member. . For this reason, in the above-described example, when connecting the rod to the slab formwork, two workers, a person who holds the rod and a person who operates the bolt or the connecting member, are required. According to this example, only one worker can be used. The hooked state of the hanger part can be maintained by turning the fourth nut and bringing it into contact with the sleeve.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Referring to FIG. 1, a reinforced concrete floor slab (hereinafter simply referred to as “floor slab”) denoted by reference numeral 10 as a whole, a plurality of blocks 14 embedded in the concrete 12 of the floor slab, a lower end reinforcing bar 16 and an upper end. A rebar 18 is shown.
[0027]
The block 14 in the floor slab 10 is formed of a material that contributes to reducing the weight of the floor slab 10, for example, a foamed plastic material such as foamed polystyrene. For this reason, the said block plays the substantially same function as forming a void (space) in the concrete 12, and the floor slab 10 formed using the said block is called a void slab. There is.
[0028]
The block 14 shown in the figure has a bottom surface composed of a top surface and a flat surface that form a part of a sinusoidal curve when viewed in its cross section, and a side surface composed of four flat surfaces connected to these surfaces. The curved surface shape shown in the figure that defines the top surface of the block 14 is adopted as contributing to the mitigation of impact sound generated on the floor surface. Further, the block 14 forms a square as a whole when viewed in plan. However, the shape of the block 14 is not limited to the illustrated example, and other arbitrary planar shapes are selected and used. The shape of the block 14 is not limited to the illustrated example, and an arbitrary size is selected and used.
[0029]
The block 14 is provided with a relatively large hole 20 that opens to the center of the top surface and the center of the bottom surface. This hole 20 is used for observation around the concrete to be placed on the slab form 22 (FIG. 3) to be described later, and for removing air mixed in the concrete.
[0030]
As shown in FIGS. 2 and 3, a plate-like slab form 22 (FIG. 3) is installed for forming the floor slab 10, and is spaced from the slab form on the slab form 22. A lower end reinforcing bar 16 is installed.
[0031]
The block 14 is held in the space above the lower end reinforcing bar 16 using the assembly according to the present invention.
[0032]
The assembly of the present invention includes a plurality of supports 24 for supporting the block 14 and a mooring tool 26.
[0033]
The support 24 is attached to the lower end reinforcing bar 16. The support 24 has a protrusion 28 that protrudes upward and can pierce the block 14. The protrusion 28 preferably has a sharp tip, but it is optional to have a non-sharp tip as long as it can pierce the block 14. The support 24 is made of, for example, a hard plastic material.
[0034]
In the example shown in the figure, for each block 14, four support tools 24 are arranged at four vertices of a rectangle facing the bottom surface of the block. After the attachment of these supports 24 to the lower end reinforcing bar 16, the block 14 is placed on the four supports 24 and pressed downward. As a result, the protrusions 28 of these support tools pierce the block 14 from its bottom surface. Thereby, the block 14 is supported on the support 24, and the block 14 is held in the space above the lower end reinforcing bar 16 in a state where movement in the horizontal direction is restricted.
[0035]
In order to determine the piercing position of the protrusion 28 with respect to the block 14 at this time, for example, marks corresponding to the four corner portions of the block 14 are attached on the slab mold 22 in advance. Further, the vertical position of the block 14, that is, the height position from the slab formwork can be determined by the amount of sticking of the protrusion 28 with respect to the block 14. For this reason, for example, a mark indicating the lowering position of the bottom surface of the block 14 is attached to the peripheral surface of each protrusion 28 in advance.
[0036]
The support 24 preferably has a stopper for the block that limits the amount of protrusion of the projection 28 relative to the block 14. As the stopper, for example, a rod-like portion, a plate-like portion (not shown) or the like (not shown) that extends in a radial direction from the projection 28, or a ring fitted to the projection 28 as in the illustrated example. 30. At this time, it is preferable that the protrusions 28 taper upward.
[0037]
The ring 30 is used by selecting the size of its inner diameter. Since the thickness of the projection 28 gradually decreases upward, the ring 30 engages with the projection 28 at the thickness position of the projection 28 corresponding to the size of the inner diameter, and remains in this position. For this reason, the ring 30 plays a role as a stopper for the block 14 that descends as the protrusion 28 is stabbed. As a result, the amount of piercing of the block 30 with respect to the protrusion 28 is controlled, and the block 14 can be easily and quickly placed at a predetermined height position. For example, a commercially available washer can be used as the ring 30 fitted to the protrusion 28 of the support.
[0038]
The number of the support 24 can be 2 or 3 or 5 or more instead of the four examples shown in the figure. Further, the support 24 can be attached to an arbitrary portion of the lower end reinforcing bar 16. Furthermore, as the support 24, a spacer that can bind rebars that are commercially available can be used. The illustrated support tool 24 includes such a spacer, and the support tool 24 is disposed at a binding position of the lower end reinforcing bars 16 stacked in two upper and lower stages, and binds the lower end reinforcing bars 16.
[0039]
Further, in the illustrated example, one support 24 has one protrusion 28, but instead of this example, a support (not shown) having a plurality of protrusions may be used. As such a support, for example, one having a triangular or rectangular frame and three or four protrusions provided on the frame at the apex of the triangular or rectangular shape can be considered. Or what has a long and slender plate-like body and two protrusions provided in the both ends at the plate-like body can be considered.
[0040]
Next, the mooring tool 26 that restricts the upward movement of the block 14 supported in the space above the lower reinforcing bar 16 by the support tool 24 is moved upward due to the buoyancy that acts by placing concrete on the slab formwork. The block 14 to be moved is stopped. The mooring tool 26 includes a wire, a rope, a rod described below, and the like.
[0041]
The rod 26 as an example of a mooring tool is made of a metal material, a plastic material, or the like, and has an upper end portion and a lower end portion provided with threads. The rod 26 is passed through the existing hole 20 of the block 14 and is connected to the block 14 at its upper end and releasably connected to the slab formwork 22 at its lower end.
[0042]
The connection of the upper end portion of the rod 26 to the block 14 can be performed by bending the upper end portion into a bowl shape and hooking the bent portion to the top surface of the block 14, the plate 32 described later, etc. For example, a plate 32 placed on the block 14 and a nut (first nut) screwed to the upper end of a rod 26 extending upward of the plate 32 through a hole provided in a substantially central portion of the plate. ) 34. Needless to say, the connection is made by tightening the nut 34 and bringing it into contact with the plate 32.
[0043]
The illustrated plate 32 is arranged along a portion corresponding to the valley of the curved surface forming the top surface of the block 14, and extends across the opening of the hole 20 of the block. In order to reduce the weight of the illustrated plate 32, the length dimension is set to be substantially the same as the length of one side of the bottom surface of the block 14, and the width dimension is set to be smaller than the diameter of the through hole 20. ing. Instead of the illustrated example, the plate 32 may be disposed in a direction extending across the valleys and peaks of the curved surface. Moreover, the said plate can use the thing which has a cross-sectional shape of a mountain shape or a groove shape instead of a flat plate like the example of illustration for the increase in intensity | strength. Furthermore, the plate 32 can be selected and used from plastic or light metal that contributes to weight reduction.
[0044]
On the other hand, the lower end portion of the rod 26 engages with another nut (second nut) 36 disposed on the slab mold 22 and abuts on the slab mold 22 below the slab mold 22. It is releasably connected to the slab formwork 22 via a headed bolt 38. The lower end portion of the rod 26 is connected before the upper end portion is connected to the block 14.
[0045]
The second nut 36 is aligned with a through hole 40 provided in the slab mold 22 and extending in the vertical direction. The nut 36 on the slab mold 22 is fixed to the slab mold 22 by a headed bolt 38 that meshes with the nut 36 from below the slab mold 22 through the through hole 40.
[0046]
The lower end portion of the rod 26 can be connected to the slab mold 22 by screwing it into a nut 36 fixed to the slab mold 22. This connecting operation can be performed while looking at the lower ends of the nut 36 and the rod 26 through the hole 20 of the block. Further, when the slab mold 22 is removed, the lower end of the rod 26 can be disconnected from the slab mold 22 by loosening the head bolt 38 and removing it. The support 16, the plate 32 and the nut 34, the rod 26 and the second nut are embedded in the cast concrete together with the block 14.
[0047]
As shown in FIG. 4, a headless bolt 42 can be used instead of the headed bolt 38 of FIG. The headless bolt 42 passes through the through hole 40 from below the slab mold 22 and meshes with the nut 36 on the slab mold 22. At the lower end portion of the bolt 42, a connecting member 44 is screwed, and the upper end portion of the connecting member 44 is in contact with the slab mold 22. Thereby, the nut 36 is fixed to the slab mold 22.
[0048]
According to this, the slab formwork 22 can be connected via the connecting member 44 to, for example, a single pipe (not shown) that constitutes a scaffold installed in the construction of the building. As a result, the buoyancy acting on the block 14 is transmitted to the slab mold 22 via the rod 26 and the nut 36, so that deformation such as warpage occurring in the slab mold 22 can be suppressed. As the connecting member 44, a foam tie used in the construction of a building as in the illustrated example can be used.
[0049]
Also, as shown in FIG. 5, a nut (third nut) 46 embedded in the slab form 22 so as to align with the through hole 40, and a headless bolt 48 instead of the headed bolt 38 of FIG. And the rod 26 can be releasably connected to the slab formwork 22.
[0050]
The illustrated nut 46 has a flange portion 50 around the lower end portion thereof, and is fixed to the slab mold frame 22 by a wood screw 52 extending into the slab mold frame 22 through a plurality of holes provided in the flange portion 50. .
[0051]
The headless bolt 48 is advanced from below the slab form 22 toward the nut 46 and meshes with both the nut 46 and the nut 36, whereby the nut 36 is fixed to the slab form 22.
[0052]
According to this example, even when the slab form 22 is diverted, the nut 46 embedded therein can be used.
[0053]
Next, referring to FIG. 6, in order to connect the lower end of the rod 26 to the slab mold 22, a sleeve 54 having the same shape as the nut 36 is used instead of the second nut 36 shown in FIG. 3. It is arranged on the mold 22. However, the use of the nut 36 as the sleeve 54 is not excluded. That is, the nut 36 can be used as a sleeve.
[0054]
Further, a nut (fourth nut) 56 is screwed to the lower end portion of the rod 26, and further, an elongated hooking member 58 (more details will be described later) is extended to the lower end of the rod 26 coaxially downward. The shaft 60) is fixed by welding.
[0055]
The hook member 58 includes a shaft portion 60 and a hanger portion 62, and has a width dimension or a diameter that can pass through the sleeve 54 and the through-hole 40 of the slab form that is aligned therewith.
[0056]
The shaft portion 60 is in contact with the lower end of the rod 26 and has a notch 64 extending in the circumferential direction provided at a middle position in the length direction. The notch 64 is provided for threading the shaft 60 at the notch 64 in order to later apply a twisting force to the shaft 60 and separate the shaft 60 into two parts.
[0057]
The shaft portion 60 also has a fork portion 66 that is divided into two forks. The hanger portion 62 is formed of an elongated plate, and is supported or attached to the fork portion 66 so that a part of the hanger portion 62 is in the fork portion 66 and is rotatable about an axis perpendicular to the shaft portion 60. Although the position of the support point of the hanger part 62 can be determined arbitrarily, in the illustrated example, the hanger part 62 is supported at a point biased to one side of both ends thereof. That is, it is eccentrically supported. For this reason, the hanger part 62 can rotate by its own weight, when the part with the longer distance between the support point and the both ends is in the fork part 66.
[0058]
When connecting the rod 26 to the slab form 22, the rod 26 is lowered through the hole 20 of the block 14, and the hook member 58 attached to the lower end of the rod 26 is placed in the sleeve 54 and the through hole 40 of the slab form. Further, the hanger part 62 of the hooking member is protruded downward from the through hole 40 (FIG. 6A).
[0059]
Next, by rotating the rod 26, the rotation of the hanger 62 around the axis is urged (FIG. 6B). The hanger part 62 intersects with the fork part 66 by its rotation.
[0060]
Next, preferably, while the rotation of the rod 26 is continued, the rod 26 is pulled up until the hanger portion 62 comes into contact with the slab formwork 22 in a horizontal state, and is further screwed into the lower end portion of the rod 26. The nut 56 is turned to contact the upper end of the sleeve 54 (FIG. 6C). Thereby, the lower end part of the rod 26 is connected to the slab formwork 22.
[0061]
To release the connection of the rod 26 to the slab form 22, after placing the concrete, a torsional force is applied to the shaft portion 60 with the hanger portion 62, whereby the shaft portion 60 is threaded at the position of the notch 64. This can be done by removing a part of 60 and the hanger part 62 (FIG. 6D).
[0062]
Instead of the example in which the notch 64 is provided in the shaft portion 60, the shaft portion 60 is composed of, for example, two portions meshing with each other, that is, one portion having a female screw and the other one portion having a male screw meshing with the female screw. It can consist of. According to this, by turning one of the two parts (part connected to the hanger part 62) and releasing the meshing with the other one, the one part is separated from the other one part, together with the hanger part 62, It can be removed from below the slab formwork 22.
[0063]
According to the above example using the hooking member 58 having a shaft part that can be separated into two parts, the connection work of the rod 26 to the slab form 22 can be performed by one worker.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a reinforced concrete floor slab.
FIG. 2 is a plan view of a block held on a slab formwork.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing an assembly for holding a block on a slab formwork.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing an example of means for connecting a lower end portion of a rod to a slab formwork.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view showing another example of means for connecting the lower end portion of the rod to the slab formwork.
FIG. 6 is a longitudinal sectional view showing another example of means for connecting the lower end portion of the rod to the slab formwork. (A), (b) and (c) show the order of attaching the lower end of the rod to the slab formwork, and (d) shows the release of the rod from the slab formwork.
[Explanation of symbols]
10 Reinforced concrete floor slabs
14,20 blocks and holes
16 Bottom rebar
22, 40 Slab formwork and through hole provided in this
24, 28 Fixing tool and its protrusion
26 Mooring tool (rod)
30 rings
32 plates
34, 36, 46, 56 First, second, third and fourth nuts
38 headed bolts
42,48 headless bolt
44 Connecting member
54 sleeve
58, 60, 62 Hook member, its shaft part and its hanger part

Claims

An assembly for holding each block on a slab formwork installed to form a reinforced concrete floor slab having a plurality of blocks embedded therein,
A plurality of support tools for the block attached to a lower end reinforcing bar previously installed on the slab form, the support tool protruding upward and having a protrusion capable of piercing the block;
A mooring device for restricting the upward movement of the block supported by the support device, which is passed through an upper end portion connected to the block and an existing hole provided in advance in the block, and the slab type And a tether having a lower end releasably coupled to the frame.

The assembly according to claim 1, wherein the support further includes a stopper for the block that limits a sticking amount of the protrusion to the block.

The assembly according to claim 2, wherein the protrusion of the support member extends in a tapered manner, and the stopper includes a ring fitted to the protrusion.

The mooring tool is composed of a rod, and the rod includes a plate having a hole placed on the block, and a first nut screwed into an upper end portion of the rod passed through the hole of the plate. The assembly according to any one of claims 1 to 3, wherein the assembly is connected to the block.

The mooring tool is composed of a rod, and the rod is a second nut disposed on the slab mold and screwed to the lower end of the rod, and is provided in the slab mold and extends vertically. Via a second nut aligned with the hole, and a headed bolt arranged below the slab mold and meshing with the second nut through the through hole of the slab mold and contacting the slab mold The assembly according to any one of claims 1 to 4, wherein the assembly is releasably connected to the slab formwork.

The rod is screwed into the headless bolt and a headless bolt that is disposed below the slab mold frame instead of the headed bolt and meshes with the second nut through the through hole of the slab mold frame. The assembly according to claim 5, wherein the assembly is releasably connected to the slab form via a connecting member that contacts the slab form.

The rod is a third nut embedded in the slab mold so as to be aligned with the second nut, and a bolt disposed below the slab mold instead of the headed bolt. The assembly according to claim 5, wherein the assembly is releasably connected to the slab formwork via a bolt that meshes with both the third nut and the second nut.

The mooring tool is composed of a rod, and the rod is a sleeve disposed on the slab mold frame, which is provided in the slab mold frame and aligned with a through-hole extending in the vertical direction, and a lower end portion of the rod. A fourth nut that is screwed into contact with the upper end of the sleeve, and a hook member that is coaxially fixed to the lower end of the rod and is passed through both the sleeve and the through-hole of the slab mold frame. And a hanger portion rotatably attached to the shaft portion about an axis perpendicular to the shaft portion, and the hanger portion is located below the slab formwork. The assembly according to any one of claims 1 to 4, wherein the assembly is releasably connected to the slab formwork via a hooking member hooked on the formwork.

The holder according to any one of claims 1 to 8, wherein the block is made of foamed plastic.

A method of holding each block on a slab formwork installed to form a reinforced concrete floor slab with a plurality of blocks embedded therein,
Attaching a support member having a plurality of protrusions that protrudes upward and is capable of piercing the block to a lower end reinforcing bar previously set on the slab formwork;
Placing and pressing the block on the support, thereby piercing the block with a protrusion of the support;
A lower end portion of a mooring tool for restricting the upward movement of the block is passed through an existing hole provided in advance in the block, and is releasably connected to the slab formwork. A method for holding a block, comprising connecting an upper end to the block.