JP4131770B2

JP4131770B2 - healthy food

Info

Publication number: JP4131770B2
Application number: JP08578099A
Authority: JP
Inventors: 幸江早川; 芳春又平
Original assignee: Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Yaizu Suisan Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date: 1999-03-29
Filing date: 1999-03-29
Publication date: 2008-08-13
Anticipated expiration: 2019-03-29
Also published as: JP2000270809A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、免疫賦活効果、コレステロール低下効果、肝機能改善効果等、種々の効果を持つキトサン及び／又はキトサン分解物を、多量に無理なく摂取するための呈味の改善された健康食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
現代のわが国の食生活は、飽食の時代を迎え、栄養の欠乏による疾病がほとんどなくなった代わりに、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの「生活習慣病」が増加する傾向にある。このような生活習慣病の増加、更には高齢化社会の到来により、国民医療費は年々増加の一途を辿り、わが国の保健機構は破綻の危機に立たされている。
【０００３】
このような流れの中で、国民の健康指向は、急速な高まりを見せるようになり、生活習慣における食事、運動、喫煙と言ったものが見直されるようになった。
【０００４】
特に、毎日摂取する食品には、「栄養」、「嗜好」に加えて、更に「生体調節機能」が求められるようになり、機能性を高めた食品、つまり健康食品の開発が盛んに行われている。
【０００５】
特に、キチン、キトサンは、様々な研究により、その有用性が次々に明らかにされている有用な天然素材のひとつであり、健康食品素材として開発、利用されている。
【０００６】
日本は、カニ、エビの大量消費国であるが、その副産物として大量に産出される甲殻の主成分は多糖類であるキチンであり、キチンを脱アセチル化することによりキトサンが得られる。
【０００７】
さらに、キトサンを酸又は酵素で加水分解して得られるキトサン分解物（低分子キトサン、キトサンオリゴ糖）は水溶性で、免疫賦活効果、コレステロール低下効果、肝機能改善効果、血糖値低下作用、更には、抗菌作用、エリシター効果等も認められており、高分子品にはない新たな有効性が見い出されており、生活習慣病の予防に有効な素材である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キチンやキトサンは水に不溶であり、さらにキトサンは、独特の苦味、渋味を呈するため健康食品素材として使用する場合には種々の制約があった。また、キトサン分解物もやはり独特の苦味、渋味を呈するため、高配合製品の味は必ずしも好ましいとは言えなかった。
【０００９】
食品である以上、さらには毎日摂取するためには、美味しいということがたいへん重要な要素であるため、キトサンやキトサン分解物の独特の不快な呈味は、大きな障害となっていた。
【００１０】
従って、本発明の目的は、キトサンやキトサン分解物の有効な物性に影響を及ぼさずにそれらの独特の苦味、渋味を改善し、美味しく食することのできる健康食品を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記問題を解決するために、鋭意検討を行った結果、キトサン及び／又はキトサン分解物にソーマチン、アルギン酸ナトリウム、ｐＨ調整剤を配合することで、キトサン及び／又はキトサン分解物の不快な味を効果的にマスキングできることを見出し、本発明を完成するに至った。
【００１２】
すなわち、本発明の健康食品は、キトサン及び／又はキトサン分解物、ソーマチン、アルギン酸ナトリウム、ｐＨ調整剤を含む健康食品であって、前記キトサン及び／又はキトサン分解物１０００ｍｇに対して、ソーマチンを０．００９〜０．０３７５ｍｇ添加し、前記アルギン酸ナトリウムを１０〜６０ｍｇ添加し、前記ｐＨ調整剤を１１２．５〜４５０ｍｇ添加してなることを特徴とする。
【００１３】
前述したように、ソーマチン単独ではキトサン及び／又はキトサン分解物の呈味を十分に改善することができないが、さらに塩基性のアミノ糖であるキトサンの性質を利用し、アルギン酸ナトリウムを混合することによる凝集作用、及びｐＨ調整剤を添加することによる酸味の低減によって、キトサン及び／又はキトサン分解物の不快な味を効果的にマスキングできることがわかった。
【００１４】
従って、本発明によれば、キトサン及び／又はキトサン分解物を含有すると共に、風味が改善され、おいしく食することのできる健康食品を提供することができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
キトサンとは、甲殻の主成分であるキチンを脱アセチル化することにより得られるものであり、キトサン分解物とは、キトサンを酸又は酵素で加水分解して得られる低分子キトサン、及びキトサンオリゴ糖をいう。また、キチン分解物とは、キチンを酸又は酵素で加水分解して得られる低分子キチン、及びキチンオリゴ糖をいう。
【００１６】
本発明において用いられるキトサン、キトサン分解物、キチン、キチン分解物は、特に制限はなく、市販のものが用いられる。
【００１７】
ソーマチンは、持続性のある爽快な甘味を有し、一般には甘味料として使用されている。また、苦味、渋味をマスキングする効果があること（特開平１０−２４８５０１号公報）が知られている。本発明に用いられるソーマチンは、特に限定はなく、市販のものが使用される。
【００１８】
アルギン酸ナトリウムは、海藻類に含まれ、主に水溶性食物繊維として利用されており、本発明に用いられるものは、特に制限はなく、純品でも海藻から抽出された混合物でもよい。アルギン酸ナトリウムを添加することにより、キトサン及び／又はキトサン分解物と反応して凝集し、渋味が低減される。
【００１９】
本発明において、ｐＨ調整剤としては、特に制限はなく、例えば、リン酸水素２ナトリウムや重曹、炭酸ナトリウム等を用いることができる。ｐＨ調整剤を添加することにより、酸味を和らげ、味がまろやかになる。
【００２０】
なお、本発明の食品のｐＨは、ｐＨ５．５〜６．５に調整されることが好ましい。ｐＨが５．５未満であると酸味がきつく、６．５を越えると塩味を強く呈するため好ましくない。
【００２１】
本発明においては、後述するようにソーマチン、アルギン酸ナトリウム、ｐＨ調整剤それぞれ単独ではキトサン及び／又はキトサン分解物の呈味を完全にマスキングすることができないため、これら３成分の全てが含まれていることが必要である。
【００２２】
本発明においては、キトサン及び／又はキトサン分解物１０００ｍｇに対して、ソーマチンの添加量は０．００９〜０．０３７５ｍｇ、アルギン酸ナトリウムの添加量は１０〜６０ｍｇ、ｐＨ調整剤の添加量は１１２．５〜４５０ｍｇとする。
【００２３】
上記において、ソーマチンの添加量が０．００５ｍｇ未満であると十分なマスキング効果を得ることができず、０．１ｍｇを越えると抑えられていた酸味、渋味を再び呈するようになるため好ましくない。
【００２４】
また、アルギン酸ナトリウムの添加量は、その増加と共に沈殿物も増加するため、なるべく少ないほうが良いが、５ｍｇ未満であると十分なマスキング効果を得ることができないため好ましくない。一方、２００ｍｇを越えると沈殿物の量が多くなりすぎ、また、再び酸味を呈するようになるため好ましくない。
【００２５】
さらに、ｐＨ調整剤の添加量が１００ｍｇ未満であると十分なマスキング効果を得ることができず、８００ｍｇを越えるとかなり強く塩味を呈するようになるため好ましくない。
【００２６】
本発明においては、さらに上述したキチン及び／又はキチン分解物を添加することもできる。キチン及び／又はキチン分解物は、免疫賦活作用、食欲増進作用があることが知られており、さわやかな甘味を有することから甘味料としても有効である。
【００２７】
本発明においてキトサン及び／又はキトサン分解物を高配合した食品としては、錠菓、飲料、粉末飲料、粉末スープの素等各種の食品が挙げられる。
【００２８】
ここで錠菓は、キトサン及び／又はキトサン分解物とソーマチン、アルギン酸ナトリウム、ｐＨ調整剤と、キチン及び／又はキチン分解物と、糖類と、賦形剤とを含有する原料を混合し、造粒して、打錠成形することにより製造することができる。
【００２９】
飲料としては、例えば、キトサン及び／又はキトサン分解物と上記呈味改善剤と、キチン及び／又はキチン分解物と、糖類と果汁パウダーや、香料をブレンドし、水に溶解し、瓶、缶、紙パック等の容器に充填した後加熱殺菌する、あるいは、加熱殺菌した後、無菌充填する等の方法で製造することができる。
粉末飲料としては、例えば、上記原料を混合する等の方法により、製造することができる。
【００３０】
粉末スープの素は、キトサン及び／又はキトサン分解物と、上記呈味改善剤と、調味料、具材を含有する原料を混合することにより製造することができる。ここで調味料は、コンソメ類、野菜エキスパウダー、野菜パウダー、アミノ酸パウダー、乳製品パウダー、粉末油脂、畜肉エキスパウダー等や、グルタミン酸ソーダ等の化学調味料が利用できる。具材としては、コーン、タマネギ、キャベツ、ホウレン草等の野菜類や、わかめ等の海藻類、油揚げ、豆腐等の加工食品等の乾燥物が使用できる。
【００３１】
【実施例】
以下、試験例及び実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
試験例１
キトサン分解物１，０００ｍｇに対して、ソーマチンを表１に示した割合で混合し、５０ｍｌに溶解して官能評価を行った。
【００３２】
【表１】

【００３３】
表１の結果から、ソーマチンを０．０２２５〜０．０３７５ｍｇ添加することにより、キトサン分解物の呈味をほぼ改善することができた。しかしながら、最も良い０．０３７５ｍｇ添加区においても、若干の酸味と渋味が残っており、キトサン分解物の呈味を完全にマスキングすることはできなかった。
【００３４】
試験例２
キトサン分解物１，０００ｍｇに対して、ｐＨ調整剤（リン酸水素２ナトリウム）を表２に示した割合で混合し、５０ｍｌに溶解して官能評価を行った。
【００３５】
【表２】

【００３６】
表２の結果から、ｐＨ調整剤を３００〜４５０ｍｇ添加することにより、キトサン分解物の呈味をほぼ改善することができた。しかしながら、ｐＨ調整剤の添加による酸味の低減に伴ない、中和塩に由来する塩味が発生し、最も良い４５０ｍｇ添加区においても、渋味、苦味はマスキングされているが、塩味を呈していた。
【００３７】
試験例３
キトサン分解物１，０００ｍｇに対して、アルギン酸ナトリウムを表３に示した割合で混合し、５０ｍｌに溶解して官能評価を行った。
【００３８】
【表３】

【００３９】
表３の結果から、アルギン酸ナトリウムを４０〜６０ｍｇ添加することにより、キトサン分解物の呈味を改善することができた。しかしながら、最も良い６０ｍｇ添加区においても、若干の酸味が残っており、完全にキトサン分解物の呈味をマスキングすることはできなかった。
【００４０】
試験例４
キトサン分解物１，０００ｍｇに対して、ソーマチン、ｐＨ調整剤、アルギン酸ナトリウムの３品を表４に示した割合で混合、添加し、５０ｍｌに溶解して官能評価を行った。
【００４１】
【表４】

【００４２】
表４の結果から、ソーマチン、ｐＨ調整剤、アルギン酸ナトリウムの３品を混合して使用することにより、渋味，苦味をより完全にマスキングして、より良好な呈味改善がなされた。また、それぞれの成分の添加量を減らすことができた。
【００４３】
実施例１
表５に示す配合割合の原料を粉体混合し、流動造粒、押し出し造粒等で造粒後、打錠成形してキトサン及びキチン分解物含有錠菓（３００ｍｇ／錠）を製造した。
【００４４】
【表５】

【００４５】
この錠菓は、キトサン及びキチン分解物を含有するにも係わらず、ソーマチン、アルギン酸ナトリウム及びｐＨ調整剤を配合したことにより、キトサン及びキチン分解物の呈味がマスキングされ、ココア風味も良好で食べやすいものであった。
【００４６】
実施例２
表６に示す配合割合の原料をブレンドして溶解し、５０ｍｌ容量のガラス容器に充填後、殺菌することによりバナナ味の飲料を製造した。
【００４７】
【表６】

【００４８】
実施例３
表７に示す配合割合の原料を粉体混合し、４ｇづつ分包し、粉末飲料を製造した。この粉末飲料を５０ｍｌのお湯に溶かしたところ、溶解性も良好で、ココア風味の良好な粉末飲料であった。
【００４９】
【表７】

【００５０】
参考例１
表８に示す配合割合の原料を粉体混合し、１０ｇづつ分包し、粉末スープの素を製造した。この粉末スープの素を１００ｍｌのお湯に溶かしたところ、溶解性も良好で、風味の良好なスープであった。
【００５１】
【表８】

【００５２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、キトサン及び／又はキトサン分解物含有すると共に、風味が改善され、おいしく食することのできる健康食品を提供することができる。この健康食品は、キトサン及び／又はキトサン分解物を高含有しても風味が良好であるため、これらを毎日の生活の中で無理なく摂取することが可能となる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a health food with improved taste for easily ingesting a large amount of chitosan and / or chitosan degradation products having various effects such as an immunostimulatory effect, a cholesterol lowering effect, and a liver function improving effect.
[0002]
[Prior art]
The modern diet in Japan is in the age of satiety, and instead of having almost no diseases due to nutritional deficiencies, there is a tendency for “lifestyle-related diseases” such as hypertension, diabetes and hyperlipidemia to increase. With such an increase in lifestyle-related diseases and the arrival of an aging society, national medical expenses have been increasing year by year, and Japan's health organization is in danger of failure.
[0003]
In this trend, people's health orientation began to increase rapidly, and lifestyle habits such as eating, exercising, and smoking were reviewed.
[0004]
In particular, in addition to “nutrition” and “preference”, foods that are ingested daily require “bioregulatory functions”, and foods with improved functionality, namely health foods, are actively developed. ing.
[0005]
In particular, chitin and chitosan are one of useful natural materials whose usefulness has been clarified one after another by various studies, and are developed and used as health food materials.
[0006]
Japan is a country that consumes large amounts of crabs and shrimps, but the main component of the crust that is produced in large quantities as a by-product is chitin, a polysaccharide. Chitosan can be obtained by deacetylating chitin.
[0007]
Furthermore, chitosan degradation products (low molecular chitosan, chitosan oligosaccharide) obtained by hydrolyzing chitosan with acid or enzyme are water-soluble, immunostimulatory effect, cholesterol lowering effect, liver function improving effect, blood glucose level lowering effect, Antibacterial action, elicitor effect, etc. have been recognized, and new efficacy not found in polymer products has been found, and is an effective material for preventing lifestyle-related diseases.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, chitin and chitosan are insoluble in water, and chitosan has various restrictions when used as a health food material because it exhibits a unique bitterness and astringency. Moreover, since the chitosan decomposition product also exhibits unique bitterness and astringency, the taste of the highly blended product was not necessarily preferable.
[0009]
The unique unpleasant taste of chitosan and chitosan degradation products has been a major obstacle since deliciousness is a very important factor for daily consumption as well as food.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a health food that can be eaten deliciously without affecting the effective physical properties of chitosan or chitosan degradation products and improving their unique bitterness and astringency.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the inventor of the present invention blended thaumatin, sodium alginate, and a pH adjuster into chitosan and / or chitosan degradation product, so that The present inventors have found that an unpleasant taste can be effectively masked and have completed the present invention.
[0012]
That is, the health food of the present invention is a health food containing chitosan and / or chitosan degradation product, thaumatin, sodium alginate, and a pH adjuster, and thaumatin is added to the chitosan and / or chitosan degradation product in an amount of 0.1 mg. It was 009~0.0375mg added, the sodium alginate was added 10～60Mg, is characterized by being the pH adjusting agent 112.5~ 450 mg added.
[0013]
As described above, thaumatin alone cannot sufficiently improve the taste of chitosan and / or chitosan degradation product, but by utilizing the properties of chitosan, which is a basic amino sugar, by mixing sodium alginate. It has been found that the unpleasant taste of chitosan and / or chitosan degradation products can be effectively masked by agglomeration and reduction of acidity by adding a pH adjusting agent.
[0014]
Therefore, according to this invention, while containing a chitosan and / or chitosan degradation product, the flavor is improved and the health food which can be eaten deliciously can be provided.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Chitosan is obtained by deacetylating chitin, the main component of the shell, and chitosan degradation products are low-molecular chitosan obtained by hydrolyzing chitosan with acid or enzyme, and chitosan oligosaccharide Say. Moreover, a chitin degradation product means the low molecular chitin obtained by hydrolyzing chitin with an acid or an enzyme, and chitin oligosaccharide.
[0016]
The chitosan, chitosan degradation product, chitin, and chitin degradation product used in the present invention are not particularly limited, and commercially available products are used.
[0017]
Somatin has a long-lasting and refreshing sweetness and is generally used as a sweetener. Further, it is known that there is an effect of masking bitterness and astringency (Japanese Patent Laid-Open No. 10-248501). The thaumatin used in the present invention is not particularly limited, and commercially available products are used.
[0018]
Sodium alginate is contained in seaweeds and is mainly used as a water-soluble dietary fiber. What is used in the present invention is not particularly limited, and may be a pure product or a mixture extracted from seaweed. By adding sodium alginate, it reacts with chitosan and / or chitosan degradation products and aggregates to reduce astringency.
[0019]
In the present invention, the pH adjuster is not particularly limited, and for example, disodium hydrogen phosphate, sodium bicarbonate, sodium carbonate and the like can be used. By adding a pH adjuster, the acidity is softened and the taste becomes mellow.
[0020]
In addition, it is preferable that pH of the foodstuff of this invention is adjusted to pH5.5-6.5. If the pH is less than 5.5, the acidity is strong, and if it exceeds 6.5, the salty taste is strongly exhibited.
[0021]
In the present invention, as described later, since thaumatin, sodium alginate, and the pH adjuster alone cannot completely mask the taste of chitosan and / or chitosan degradation product, all of these three components are included. It is necessary.
[0022]
In the present invention, with respect to 1000 mg of chitosan and / or chitosan degradation product, the addition amount of thaumatin is 0.009 to 0.0375 mg, the addition amount of sodium alginate is 10 to 60 mg, and the addition amount of the pH adjuster is 112.5. ˜450 mg.
[0023]
In the above, if the amount of thaumatin added is less than 0.005 mg, a sufficient masking effect cannot be obtained, and if it exceeds 0.1 mg, the suppressed acidity and astringency will be exhibited again, which is not preferable.
[0024]
Further, the amount of sodium alginate added is preferably as small as possible because the amount of precipitate increases with the increase. However, if it is less than 5 mg, a sufficient masking effect cannot be obtained, which is not preferable. On the other hand, if it exceeds 200 mg, the amount of the precipitate becomes too large, and it becomes sour again, which is not preferable.
[0025]
Furthermore, if the added amount of the pH adjuster is less than 100 mg, a sufficient masking effect cannot be obtained, and if it exceeds 800 mg, the salty taste is considerably increased, which is not preferable.
[0026]
In the present invention, the above-described chitin and / or chitin degradation product can also be added. Chitin and / or chitin degradation products are known to have an immunostimulatory effect and an appetite enhancing effect, and since they have a refreshing sweetness, they are also effective as sweeteners.
[0027]
In the present invention, examples of foods that are highly blended with chitosan and / or chitosan degradation products include various foods such as tablet confectionery, beverages, powdered beverages, and powdered soup.
[0028]
Here, the tablet confection is prepared by mixing raw materials containing chitosan and / or chitosan degradation product, thaumatin, sodium alginate, pH adjuster, chitin and / or chitin degradation product, saccharides, and excipients, and granulating the mixture. Then, it can be manufactured by tableting.
[0029]
As the beverage, for example, chitosan and / or chitosan degradation product, the above-described taste improving agent, chitin and / or chitin degradation product, sugar and fruit juice powder, flavor, blended, dissolved in water, bottle, can, It can be produced by a method such as pasteurization after filling into a container such as a paper pack, or aseptic filling after pasteurization after heating.
As a powdered drink, it can manufacture by methods, such as mixing the said raw material, for example.
[0030]
The powder soup can be produced by mixing chitosan and / or chitosan degradation product, the above-described taste improver, and ingredients containing seasonings and ingredients. Here, as the seasoning, chemical seasonings such as consomme, vegetable extract powder, vegetable powder, amino acid powder, dairy product powder, powdered oil and fat, livestock meat extract powder, etc., and sodium glutamate can be used. As ingredients, dried products such as vegetables such as corn, onion, cabbage, spinach, seaweed such as seaweed, processed food such as fried chicken, tofu, etc. can be used.
[0031]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to test examples and examples.
Test example 1
For 1,000 mg of the chitosan degradation product, thaumatin was mixed in the ratio shown in Table 1 and dissolved in 50 ml for sensory evaluation.
[0032]
[Table 1]

[0033]
From the result of Table 1, the taste of chitosan degradation product could be improved substantially by adding 0.0225 to 0.0375 mg of thaumatin. However, even in the best addition of 0.0375 mg, some acidity and astringency remained, and the taste of the chitosan degradation product could not be completely masked.
[0034]
Test example 2
A pH adjuster (disodium hydrogen phosphate) was mixed at a ratio shown in Table 2 with respect to 1,000 mg of the chitosan decomposition product, and dissolved in 50 ml for sensory evaluation.
[0035]
[Table 2]

[0036]
From the result of Table 2, the taste of chitosan degradation product was able to be improved substantially by adding 300-450 mg of pH adjusters. However, with the reduction of acidity due to the addition of the pH adjuster, a salty taste derived from the neutralized salt was generated, and even in the best 450 mg added section, astringency and bitterness were masked, but had a salty taste. .
[0037]
Test example 3
Sodium alginate was mixed at a ratio shown in Table 3 with respect to 1,000 mg of the chitosan decomposition product, and dissolved in 50 ml for sensory evaluation.
[0038]
[Table 3]

[0039]
From the result of Table 3, the taste of chitosan degradation product was able to be improved by adding 40-60 mg of sodium alginate. However, even in the best 60 mg-added section, some acidity remained, and the taste of the chitosan degradation product could not be completely masked.
[0040]
Test example 4
Three products of thaumatin, pH adjuster and sodium alginate were mixed and added to 1,000 mg of the chitosan degradation product in the proportions shown in Table 4, and dissolved in 50 ml for sensory evaluation.
[0041]
[Table 4]

[0042]
From the results shown in Table 4, by mixing and using three products of thaumatin, a pH adjuster, and sodium alginate, astringency and bitterness were masked more completely, and better taste improvement was achieved. Moreover, the addition amount of each component was able to be reduced.
[0043]
Example 1
Raw materials having the blending ratios shown in Table 5 were mixed with powder, granulated by fluidized granulation, extrusion granulation, and the like, and then tableted to produce tableted confectionery (300 mg / tablet) containing chitosan and chitin decomposed products.
[0044]
[Table 5]

[0045]
Although this tablet confection contains chitosan and chitin degradation products, the taste of chitosan and chitin degradation products is masked by blending thaumatin, sodium alginate and a pH adjuster, and the cocoa flavor is also good and eaten. It was easy.
[0046]
Example 2
The raw material of the mixture ratio shown in Table 6 was blended and melt | dissolved, the banana-flavored drink was manufactured by sterilizing after filling a glass container of a 50 ml capacity | capacitance.
[0047]
[Table 6]

[0048]
Example 3
The raw materials having the blending ratios shown in Table 7 were mixed with powder and packaged by 4 g to produce a powdered beverage. When this powdered beverage was dissolved in 50 ml of hot water, it was a powdered beverage with good solubility and good cocoa flavor.
[0049]
[Table 7]

[0050]
Reference example 1
The raw materials having the blending ratios shown in Table 8 were mixed with powder and packaged in units of 10 g to produce powder soup. When this powder soup was dissolved in 100 ml of hot water, the soup had good solubility and good flavor.
[0051]
[Table 8]

[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a health food that contains chitosan and / or chitosan degradation products, has improved flavor, and can be eaten deliciously. Since this health food has a good flavor even if it contains a high amount of chitosan and / or chitosan degradation product, it can be easily taken in daily life.

Claims

(A) A health food containing chitosan and / or chitosan degradation product and (B) a taste improver comprising thaumatin, sodium alginate, and a pH adjuster, wherein the chitosan and / or chitosan degradation product is 1000 mg. A health food comprising 0.009 to 0.0375 mg of thaumatin, 10 to 60 mg of the sodium alginate, and 112.5 to 450 mg of the pH adjuster.

The health food according to claim 1, comprising chitin and / or a chitin degradation product.

The health food according to claim 1 or 2, wherein the health food is a tablet, a capsule, a granule, a powder or a beverage.