JP4131262B2 - 移動通信システム、基地局及びそれに用いるパケット送信タイミング制御方法並びにそのプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局及びそれに用いるパケット送信タイミング制御方法並びにそのプログラム Download PDF

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本発明は移動通信システム、基地局及びそれに用いるパケット送信タイミング制御方法並びにそのプログラムに関し、特にHSDPA(High SpeedDownlink Packet Access)方式で送信されるデータの送信タイミングの制御方法に関する。
近年、携帯電話機等の移動端末(移動局)においては、データ量の多い静止画や短時間の動画等を扱うためのマルチメディア対応が進められており、それに伴って大容量かつ高速のデータ伝送方法が必要となっている。この大容量かつ高速のデータ伝送方法としては、下り方向(基地局から移動局への方向)の伝送速度のみを高速化したPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)やHS−PDSCH(HighSpeed−Physical Downlink Shared Channel)を用いたHSDPA方式等が提案されている。
上記のHS−PDSCHを用いて基地局から移動局にデータ送信を行う移動通信システムにおいては、ソフトハンドオーバ中の基地局から送信されてくる共通パイロット信号(CPICH:Common Pilot Channel)の受信品質[Ec/Io(チップ当たりのエネルギ/単位周波数当たりの干渉波電力)]を移動局で測定し、その測定結果が移動局から基地局を介して基地局制御装置に通知される。
基地局制御装置では、移動局での測定結果を基に、共通パイロット信号の受信品質が最も高い基地局に、HSDPA方式で送信されるデータを転送する。基地局では基地局制御装置から送られてきたデータをブロックに分け、下り回線の回線品質に応じて、最適なデータ伝送レートでブロックに分けたデータを順次送信する。ここで、最適なデータ伝送レートとは、目標とする誤り率を満たしつつ送信することができる最大の伝送レートのことであり、回線品質がよいほど、すなわち移動局における受信SIR[Signal InterfererenceRatio:希望電力/(干渉電力+雑音)]が高いほど高速な伝送が可能となる。HSDPA方式では、通常、基地局における送信電力が一定となっているため、雑音が一定とすると、HSDPA方式による伝送速度は干渉電力に反比例する。
上述した来の移動通信システムでは、HSDPA方式でデータを送信する際の送信タイミングが各基地局で独立に行われ、セル境界付近の移動局でもデータが1つの基地局からしか送られてこないので、上記の移動局に対してHSDPA方式でデータが送信されている時に、その移動局が自セルの境界付近に存在する他の基地局から別の移動局に対してHSDPA方式でデータが送信されると、セル境界付近の移動局において干渉が増加して受信品質が劣化してしまう。よって、セル境界付近における移動局の回線品質が劣化し、その移動局に対する高速伝送が困難になるという問題がある。
また、移動局が共通パイロット信号の受信品質の測定結果を基地局を介して基地局制御装置に通知し、基地局制御装置から共通パイロット信号の受信品質が最も高い基地局に、HSDPA方式で送信されるデータが転送されているので、HSDPA方式でのデータ送信が開始されるまでに制御遅延が生じることとなる。この制御遅延の間にも伝搬路の状況が変化するため、基地局制御装置で選択された基地局が、HSDPA方式でのデータ送信時に回線品質が最も高いとは限らない。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、セル境界付近における移動局の回線品質の劣化を招くことなく、その移動局に対して高速伝送を行うことができる移動通信システム、基地局及びそれに用いるパケット送信タイミング制御方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による移動通信システムは、少なくとも第1及び第2の基地局各々のセル境界付近に位置する移動局と前記第1及び第2の基地局各々との間で個別信号の送受信を行うことでソフトハンドオーバを実現し、前記第1及び第2の基地局各々から前記移動局に対してHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式でデータ送信が行われる移動通信システムであって、前記第1及び第2の基地局のうちの一方において前記HSDPA方式でのデータ送信が行われる場合に前記第1及び第2の基地局のうちの他方における前記HSDPA方式でのデータ送信を制御する制御手段を備えている。
本発明による基地局は、セル境界付近に位置する移動局との間で個別信号の送受信を行うことでソフトハンドオーバを実現し、前記移動局に対してHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式でデータ送信を行う基地局であって、他局において前記HSDPA方式でのデータ送信が行われる場合に自局における前記HSDPA方式でのデータ送信を制御する制御手段を備えている。
本発明によるパケット送信タイミング制御方法は、少なくとも第1及び第2の基地局各々のセル境界付近に位置する移動局と前記第1及び第2の基地局各々との間で個別信号の送受信を行うことでソフトハンドオーバを実現し、前記第1及び第2の基地局各々から前記移動局に対してHSDPA(High SpeedDownlink Packet Access)方式でデータ送信が行われる移動通信システムのパケット送信タイミング制御方法であって、前記第1及び第2の基地局のうちの一方において前記HSDPA方式でのデータ送信が行われる場合に前記第1及び第2の基地局のうちの他方における前記HSDPA方式でのデータ送信を制御するステップを備えている。
本発明によるパケット送信タイミング制御方法のプログラムは、少なくとも第1及び第2の基地局各々のセル境界付近に位置する移動局と前記第1及び第2の基地局各々との間で個別信号の送受信を行うことでソフトハンドオーバを実現し、前記第1及び第2の基地局各々から前記移動局に対してHSDPA(HighSpeed Downlink Packet Access)方式でデータ送信が行われる移動通信システムのパケット送信タイミング制御方法のプログラムであって、コンピュータに、前記第1及び第2の基地局のうちの一方において前記HSDPA方式でのデータ送信が行われる場合に前記第1及び第2の基地局のうちの他方における前記HSDPA方式でのデータ送信を制御する処理を実行させている。
すなわち、本発明の移動通信システムは、隣接する基地局のセル境界に移動局が存在しかつその基地局から移動局に対してHSDPA方式でのデータ送信が行われている時、当該移動局へのパケットの伝送レートを低下させないように、自局から他の移動局に対するHSDPA方式でのデータ送信タイミングを制御することで、隣接する基地局のセル境界にある移動局の伝送レートを向上させ、システム全体のスループットの向上を図ることが可能となる。
具体的に説明すると、本発明の移動通信システムでは、第1及び第2の基地局のセル境界付近に位置し、これら第1及び第2の基地局との間で個別信号(DPCH:Dedicated Physical Channel)の送受信を行っている移動局に対して第1の基地局からHSDPA方式でのデータ送信が行われる場合、HSDPA方式でのデータの送信タイミングが第1の基地局から移動局に通知されると、移動局から第2の基地局にその送信タイミングが上り回線の個別信号を用いて通知され、第2の基地局が移動局から通知される送信タイミングに基づいて自局におけるHSDPA方式でのデータの送信タイミングを制御する。
自局におけるHSDPA方式でのデータの送信タイミングの制御において、第2の基地局は他の移動局へのHSDPA方式でのデータの送信タイミングが移動局から通知される第1の基地局からの送信タイミングと同じタイミングにならないようにする。
また、自局におけるHSDPA方式でのデータの送信タイミングの制御において、第2の基地局は移動局の上り回線の個別信号を受信した時に、その個別信号にパケット受信確認信号が含まれていれば、他の移動局へのHSDPA方式でのデータ送信における送信電力を制御して停止する(この送信電力の制御には停止のみでなく、送信電力の減少を含む)。
さらに、自局におけるHSDPA方式でのデータの送信タイミングの制御において、第2の基地局は移動局の上り回線の個別信号を受信した時に、その個別信号に含まれている共通パイロット信号の受信品質に関する情報に基づいて、他の移動局へのHSDPA方式でのデータの送信タイミングを制御する。
この場合、移動局が上り回線の個別信号に付加する共通パイロット信号の受信品質に関する情報としては、第1及び第2の基地局からの共通パイロット信号の受信品質の測定結果や第1及び第2の基地局からの共通パイロット信号の受信品質から判断した干渉の大きい基地局を示す情報(例えば、予め設定された基地局識別符号等)がある。
また、第2の基地局は移動局の上り回線の個別信号に含まれている共通パイロット信号の受信品質に関する情報によって当該移動局に対する自局からの干渉が大きいと判断すると、他の移動局へのHSDPA方式でのデータ送信における送信電力を制御して停止する。
上記のように、第2の基地局から他の移動局へのHSDPA方式でのデータの送信タイミングを制御することで、セル境界付近における移動局の回線品質の劣化を招くことなく、その移動局に対する高速伝送を行うことが可能となる。
つまり、移動局がセル境界に位置する場合、通信中の基地局からの伝搬損が大きく、また隣接する基地局との伝搬損の差が小さくなるため、移動局では大きな干渉を受けることとなる。したがって、例えば第1の移動局が第1及び第2の基地局のセル境界付近に位置している時、第1の基地局が第1の移動局にパケット送信を行い、第2の基地局が第2の移動局にパケット送信を行うと、第2の基地局の送信信号が第1の移動局に対して強い干渉を与え、第1の基地局から第1の移動局へのパケットの伝送レートが半分以下に低下する。
そこで、本発明では第1の移動局が第1及び第2の基地局のセル境界付近に位置する時、隣接する第2の基地局が、第1の基地局から第1の移動局へのパケットの伝送レートを大きく低下させないように、第2の移動局へのパケットの送信タイミングを制御することで、第1の移動局へのパケットの伝送レートを向上させ、システム全体のスループットを高くしている。
以上説明したように本発明によれば、第1及び第2の基地局各々のセル境界付近に位置する移動局と第1及び第2の基地局各々との間で個別信号の送受信を行うことでソフトハンドオーバを実現し、第1及び第2の基地局各々から移動局に対してデータ送信が行われる移動通信システムにおいて、第1及び第2の基地局のうちの一方においてデータ送信が行われる場合に第1及び第2の基地局のうちの他方におけるデータ送信を制御することによって、移動局を介して行なうことにより、セル境界付近における移動局の回線品質の劣化を招くことなく、その移動局に対して高速伝送を行うことができるという効果がある。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施の形態による移動通信システムは基地局1−1,1−2と、基地局制御装置[例えば、RNC(Radio Network Controller)]2と、移動局3−1〜3−4とから構成され、基地局1−1,1−2から移動局3−1〜3−4へはHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式でデータ送信が行われている。
本発明の実施の形態による移動通信システムでは、サービスエリア内に複数の基地局1−1,1−2が配置され、各基地局1−1,1−2のセル101,102内には複数の移動局3−1〜3−4が存在する。また、各基地局1−1,1−2は共通の基地局制御装置2に接続され、基地局制御装置2は図示せぬ通信網に接続されている。
各基地局1−1,1−2は移動局3−1〜3−4に共通パイロット信号(CPICH:Common Pilot Channel)を送信している。共通パイロット信号はセル101,102毎に異なるスクランブル符号によって拡散されており、移動局3−1〜3−4はスクランブル符号の違いによってセル101,102(すなわち、基地局1−1,1−2)を識別する。
移動局3−1は下りデータを受信する時、1つまた複数の基地局1−1,1−2と個別信号(DPCH:Dedicated Physical Channel)(上り回線及び下り回線)を設定し、データ受信待ち状態となる。この場合、移動局3−1は基地局1−1,1−2からの共通パイロット信号の受信品質[Ec/Io(チップ当たりのエネルギ/単位周波数当たりの干渉波電力)]を測定し、共通パイロット信号の受信品質が最も高い基地局1−1との間に個別信号を設定する。
移動局3−1は基地局1−1,1−2との間において、共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定した所定値以下の場合に、基地局1−2との間にも個別信号を設定し、複数の基地局1−1,1−2と個別信号を設定している状態、いわゆるソフトハンドオーバとなる。
各基地局1−1,1−2は移動局3−1〜3−4に対してHS−PDSCH(High Speed−Physical Downlink SharedChannel:高速下り共用チャネル)のデータをブロックに分けて送信する。HS−PDSCHは個別信号よりも高速のチャネルであり、下りの個別信号よりも大きな送信電力で送信される。
各基地局1−1,1−2は1つのHS−PDSCHを複数の移動局3−1〜3−4に対するデータの送信に用いている。この場合、各基地局1−1,1−2は複数の移動局3−1〜3−4各々へのデータ送信を行う際に、そのデータ送信のタイミングを決定し、各移動局3−1〜3−4毎に異なるタイミングでデータの送信を行う。
その際、基地局1−1はHS−PDSCHのデータをブロックに分けて移動局3−1に送信する。このブロックにはCRC(Cyclic Redundancy Check)符号(誤り検出符号)が付加されている。移動局3−1はHS−PDSCHのデータブロックを受信すると、CRC符号を用いて各データブロックの受信誤りの有無を判定し、その判定結果を基地局1−1に対して通知する。
基地局制御装置2は通信網から移動局3−1に送信するデータが到着すると、そのデータを移動局3−1が個別信号を設定している基地局1−1,1−2のうちの受信品質の高い基地局1−1に送る。基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信するデータが到着すると、個別信号を用いて移動局3−1にデータ送信の予告(送信タイミングの通知)を行う。
移動局3−1では基地局1−1からデータ送信の予告が通知されると、上り回線の個別信号において、ソフトハンドオーバ中の基地局1−2に、基地局1−1からデータの送信タイミングを通知する。基地局1−2では通知された送信タイミングで、他の移動局(例えば、移動局3−2や移動局3−4)へのHS−PDSCHのデータブロックを送信しないようにする。
ここで、HS−PDSCHで送信されるデータの送信電力は一定であり、このデータの伝送レートは下り回線の伝搬損及び干渉電力によって適応的に制御される。この場合、送信電力及び伝搬損の大きさが一定であれば、伝送レートは干渉電力に反比例する。尚、移動局3−1がセル境界に位置し、隣接するセルとの伝搬損の差が小さい場合でも、HS−PDSCHによるデータ送信は基地局1−1のみからしか行われない。
上記の例では基地局1−1からデータ送信の予告が行われているが、パケットが送られてくる場合に、移動局3−1がパケットが送られてくるタイミングの所定時間Tだけ前に、パケットが送信されてくることを示す信号を基地局1−1,1−2に送信し、基地局1−1,1−2がその信号が送られてきてから所定の時間T後に移動局3−1にパケット送信があると判断することができる構成もある。この構成の場合には、移動局3−1からのパケットが送信されてくることを示す信号で、基地局1−2が基地局1−1から移動局3−1へのパケット送信のタイミングを知ることができるので、移動局3−1から基地局1−2へのデータ送信の予告は不要である。この点は以下の説明でも同様である。
また、上記の例では基地局1−2が通知された送信タイミングで、他の移動局へのHS−PDSCHのデータブロックを送信しないようにしているが、その場合に基地局1−1から移動局3−1へのデータ送信に対する干渉を減らせればよいので、基地局1−2から他の移動局へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を減らすようにしてもよい。以下、上記のデータ送信を停止することや送信電力を減らすことを送信電力の制御とする。
図2は本発明の第1の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図2において、基地局1はアンテナ11と、送受信共用器(DUP:duplexer)12と、受信部13と、ユーザ情報・制御情報分離部14と、HS−PDSCHデータ送信タイミング検知部(以下、送信タイミング検知部とする)15と、制御部16と、変調・符号化部17と、HS−PDSCHデータ送信タイミング通知部(以下、送信タイミング通知部とする)18と、合成部19と、送信部20と、記録媒体21とを含んで構成されている。尚、基地局1の呼制御部分、音声入出力部分、表示部分については、公知の技術が適用可能であるので、それらの構成及び動作についての説明は省略する。
受信部13はアンテナ11及び送受信共用器12を介して受信した信号[DPCH(UL)等]をユーザ情報・制御情報分離部14に送出する。ユーザ情報・制御情報分離部14は受信部13からの受信信号をユーザ情報(音声信号、画像信号等)と制御情報とに分離し、ユーザ情報を上述した基地局1の呼制御部分、音声出力部分、表示部分に送出し、制御情報を送信タイミング検知部15と制御部16とにそれぞれ送出する。
送信タイミング検知部15は記録媒体21に格納されたプログラムを実行することで、図示せぬ移動局からのHS−PDSCHのデータの送信タイミング通知を監視し、送信タイミング通知を受信すると、その送信タイミング通知を制御部16に送る。
制御部16は記録媒体21に格納されたプログラムを実行することで、ユーザ情報・制御情報分離部14からの制御情報及び外部からの入力情報(例えば、図示せぬ基地局制御装置からの制御情報等)を基に各種制御信号を生成して基地局1内の各部に出力して制御する。尚、記録媒体21には制御部16を含む基地局1の各部が実行するプログラムが格納されている。
また、制御部16は送信タイミング検知部15からの送信タイミング通知に応答して変調・符号化部17からのHS−PDSCHのデータの送信電力を制御する。さらに、制御部16は自局から移動局にHS−PDSCHのデータを送信する場合、送信タイミング通知部18から移動局にHS−PDSCHのデータの送信タイミング情報を送出させるように制御する。
変調・符号化部17は制御部16の制御によってユーザ情報の変調・符号化を行い、HS−PDSCHのデータとして合成部19に送出する。送信タイミング通知部18は制御部16の制御によって、変調・符号化部17からHS−PDSCHのデータを送信する際にその送信タイミング情報を合成部19に送出する。
合成部19は制御部16からの制御情報、変調・符号化部17からのHS−PDSCHのデータ、送信タイミング通知部18からの送信タイミング情報、基地局1の呼制御部分や音声入力部分等の外部からの入力信号等を合成し、DPCH(DL),HS−PDSCHとして送信部20及び送受信共用器12を介してアンテナ11から発信する。
尚、図示していないが、図1に示す基地局1−1,1−2は上述した図2に示す基地局1の構成と同様の構成となっており、その動作も基地局1の動作と同様である。
図3は本発明の第1の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。図3において、移動局3はアンテナ31と、送受信共用器(DUP:duplexer)32と、受信部33と、ユーザ情報・制御情報分離部34と、制御部35と、復調・復号化部36と、HS−PDSCHデータ送信タイミング検知・通知部(以下、送信タイミング検知・通知部とする)37と、合成部38と、送信部39と、記録媒体40とを含んで構成されている。尚、移動局3の呼制御部分、音声入出力部分、表示部分については、公知の技術が適用可能であるので、それらの構成及び動作についての説明は省略する。
受信部33はアンテナ31及び送受信共用器32を介して受信した信号(共通パイロット信号、個別信号、HS−PDSCH)をユーザ情報・制御情報分離部34に送出する。ユーザ情報・制御情報分離部34は受信部33からの受信信号をユーザ情報(音声信号、画像信号等)と制御情報とに分離し、ユーザ情報を復調・復号化部36、上述した移動局3の呼制御部分、音声出力部分、表示部分にそれぞれ送出し、制御情報を制御部35及び送信タイミング検知・通知部37にそれぞれ送出する。
制御部35は記録媒体40に格納されたプログラムを実行することで、ユーザ情報・制御情報分離部34からの制御情報及び外部からの入力情報(例えば、テンキーや音声入部分からのユーザ情報等)を基に各種制御信号を生成して移動局3内の各部に出力して制御するとともに、基地局1への制御情報を生成して合成部38に送出する。尚、記録媒体40には制御部35を含む移動局3の各部が実行するプログラムが格納されている。
復調・復号化部36はユーザ情報・制御情報分離部34で分離されたユーザ情報の復調・復号化を行い、HS−PDSCHのデータを移動局3内の各部に出力する。送信タイミング検知・通知部37はユーザ情報・制御情報分離部34で分離された制御情報内にHS−PDSCHのデータの送信タイミング情報があるかどうかを監視し、その送信タイミング情報を検知すると、その情報を制御部35に渡すとともに、隣り合う基地局へ送る送信タイミング情報を合成部38に送出する。
合成部38は制御部35からの制御情報、送信タイミング検知・通知部37からの送信タイミング情報、移動局3の呼制御部分や音声入力部分等の外部からの入力信号等を合成し、上り回線の個別信号[DPCH(UL)]として送信部39及び送受信共用器32を介してアンテナ31から発信する。
尚、図示していないが、図1に示す移動局3−1〜3−4は上述した図3に示す移動局3の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局3の動作と同様である。
図4は本発明の第1の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートであり、図5及び図6は本発明の第1の実施例による図1の基地局1−1,1−2でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートであり、図7は本発明の第1の実施例による図1の移動局3−1でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。これら図1〜図7を参照して本発明の第1の実施例によるHS−PDSCHのデータの送受信について説明する。尚、図4において、基地局制御装置2をRNCとし、基地局1−1,1−2をBS#1,BS#2とし、移動局3−1をMS#1としており、移動局3−1は基地局1−1,1−2との間でソフトハンドオーバにあるものとする。
基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信すべきデータが入力されると(図5ステップS1)、下り回線の個別信号を用いて移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を送信する(図5ステップS2)。その後に、基地局1−1は移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックを送信する(図5ステップS3)。
この時、移動局3−1では基地局1−1からのHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を受信すると(図7ステップS11)、そのデータブロックの送信予告を送信タイミング情報として基地局1−2に送信する(図7ステップS12)。
また、移動局3−1は基地局1−1からHS−PDSCHのデータブロック(パケット#1,#2,・・・)を受信すると(図7ステップS13)、そのデータブロックが最後のデータブロックでなければ(図7ステップS14)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロック受信の応答(ACK:acknowledgement)を送信する(図7ステップS15)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロック受信の応答を受信する毎に(図5ステップS4)、次のデータブロックを移動局3−1に順次送信していく(図5ステップS5)。
一方、基地局1−2では移動局3−1からの送信タイミング情報を受信すると(図6ステップS7)、基地局1−1から移動局3−1にデータブロックが送信されるタイミングを基に自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図6ステップS8)。
また、移動局3−1は基地局1−1から最後のデータブロック(パケット#n)を受信すると(図7ステップS14)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロックの受信終了通知を送信する(図7ステップS16)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図5ステップS6)、ステップS1に戻って基地局制御装置2からの次のデータを待つ。また、基地局1−2は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図6ステップS9)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除し(図6ステップS10)、ステップS1に戻って基地局制御装置2からの次のデータか、移動局3−1,3−2,3−4からの送信タイミング情報を待つ。
このように、伝搬損の差が小さい隣接するセル102からのHS−PDSCHによる大きな干渉を低減することによって、セル101境界付近の移動局3−1への基地局1−1からのHS−PDSCH送信の伝送速度を向上させることができる。
実際には伝搬損が最小でない基地局1−1からHS−PDSCHが送信される場合でも、伝搬損が最小の基地局1−2から他の移動局3−2,3−4に送信するHS−PDSCHによる大きな干渉を低減することができる。つまり、移動局3−1においてはマルチパスによる干渉をキャンセルすることができるが、他の基地局1−2からの干渉をキャンセルすることは困難であり、上記のように、伝搬損が最小の基地局1−2から他の移動局3−2,3−4に送信するHS−PDSCHによる大きな干渉が低減可能となることで、移動局3−1への基地局1−1からのHS−PDSCHの送信の伝送速度の向上に与える効果には多大なものがある。
この場合、隣接するセル102でのHS−PDSCHの送信を少し遅らせることで、システム全体のスループットを向上させることができる。また、同時に送信しないことで、セル境界付近に存在する移動局3−1に強い干渉波を与えないため、その移動局3−1に対する伝送レートを2倍以上に高くすることができるので、セル当たりのスループットを高くすることができる。
特に、セル境界付近では信号電力が小さいため、雑音電力と干渉波電力との割合が大きくなる。したがって、SIR(Signal Interference Ratio)が小さく、伝送レートが低くなるため、セル境界付近以外の移動局3−2〜3−4に比べて、同じデータ量を送るのにチャネルを使用する時間が長くなる。よって、このような移動局3−1に対する伝送レートを高めることは、システム全体のスループットを高める効果が大きい。
一方、各セル101,102において、セル境界付近の移動局3−1に対してHS−PDSCHの送信を行っていない場合には、隣接するセル101,102で同時にパケット伝送を行っても、各移動局3−2〜3−4に対して大きな干渉波電力を与えないため、伝送レートの減少分が比較的小さい。したがって、隣接するセル101,102で同時にパケット伝送を行うことで、システム全体のスループットを向上させることができる。
上述したように、隣接するセル101,102におけるパケットの送信状況に応じて、自セルの移動局3−1〜3−4に対して同時に送信を行うか否かを決定することで、いずれの状況においても、システム全体のスループットを最大にすることができる。
尚、本実施例では基地局1−1,1−2が移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信するようにしているが、移動局3−1からデータブロック受信の応答[ACK(acknowledgement)やNACK(negative acknowledgement)]を受信してから所定時間、移動局3−1からデータブロック受信の応答がないことを検出することでも、データブロックの受信終了を検出することができる。したがって、この検出に応答してHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除するようにしてもよい。この点は以下の説明でも同様である。
図8は本発明の第2の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図8において、本発明の第2の実施例による基地局4は送信タイミング検知部15及び制御部16の代わりにコードワード検知部41及びそのコードワード検知部41の検知結果に応じて制御を行う制御部42を設けた以外は図2の本発明の第1の実施例による基地局1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
コードワード検知部41は図示せぬ基地局制御装置からの自局の識別符号を検知すると、その識別符号を保持し、ソフトハンドオーバ中の移動局(図示せず)から受信したコードワードを自局の識別符号と比較し、それらが一致すると、その旨を制御部42に通知する。制御部42は自局の識別符号との一致が通知されると、他の移動局(図示せず)へのHS−PDSCHのデータの送信電力を制御する。
図9は本発明の第2の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。図9において、本発明の第2の実施例による移動局5は送信タイミング検知・通知部37の代わりに受信品質測定部51及びコードワード通知部52を設けた以外は図3の本発明の第1の実施例による移動局3と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
受信品質測定部51はユーザ情報・制御情報分離部34で分離された共通パイロット信号の受信品質を測定し、その測定結果をコードワード通知部52に通知する。コードワード通知部52はソフトハンドオーバ中の基地局(図示せず)からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値以上であれば、HS−PDSCHのデータを送信する基地局以外の基地局にその識別符号を示すコードワードを合成部38に送り、上り回線の個別信号を用いて当該基地局に通知する。
尚、図示していないが、本発明の第2の実施例は図1に示す移動通信システムと同様の構成であり、図1に示す基地局1−1,1−2は上述した図8に示す移動局4の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局4の動作と同様である。また、図1に示す移動局3−1〜3−4は上述した図9に示す移動局5の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局5の動作と同様である。
図10は本発明の第2の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートであり、図11及び図12は本発明の第2の実施例による図1の基地局1−1,1−2でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートであり、図13は本発明の第2の実施例による図1の移動局3−1でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。これら図1と図8〜図13とを参照して本発明の第2の実施例によるHS−PDSCHのデータの送受信について説明する。尚、図10において、基地局制御装置2をRNCとし、基地局1−1,1−2をBS#1,BS#2とし、移動局3−1をMS#1としており、移動局3−1は基地局1−1,1−2との間でソフトハンドオーバにあるものとする。
基地局制御装置2は基地局1−1,1−2各々の識別符号を決定する。その場合、基地局制御装置2は基地局1−1,1−2各々の識別符号を、例えばa,b,c,・・・,hの中から互いに重複しないように選択する。その後に、基地局制御装置2はその決定した識別符号を基地局1−1,1−2各々に通知するとともに、移動局3−1に基地局1−1,1−2双方の識別符号を通知する。
基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信すべきデータが入力されると(図11ステップS21)、移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックを送信する(図11ステップS22)。
この時、移動局3−1では基地局1−1からHS−PDSCHのデータブロック(パケット#1,#2,・・・)を受信すると(図13ステップS31,S32)、そのデータブロックが最後のデータブロックでなければ(図13ステップS33)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2各々からの共通パイロット信号の受信品質を受信品質測定部51で測定し、それら受信品質の差が予め設定されたしきい値以上かを判定する(図13ステップS34)。移動局3−1はそれら受信品質の差がしきい値以上でなければ、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロック受信の応答(ACK)を送信する(図13ステップS35)。
また、移動局3−1は受信品質の差がしきい値以上であれば、HS−PDSCHのデータブロックを送信する基地局1−1にデータブロック受信の応答を送信するとともに、HS−PDSCHのデータブロックを送信しない基地局1−2にコードワード通知部52から通知されるコードワードを付加したデータブロック受信の応答を送信する(図13ステップS36)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロック受信の応答を受信する毎に(図11ステップS23)、次のデータブロックを移動局3−1に順次送信していく(図11ステップS24)。
一方、基地局1−2では移動局3−1からのデータブロック受信の応答にコードワードが付加されており、そのコードワードが自局の識別符号と一致すれば(図12ステップS26)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図12ステップS27)。以後、基地局1−2では移動局3−1からのデータブロック受信の応答にコードワードが付加されている間、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する。
また、移動局3−1は基地局1−1から最後のデータブロック(パケット#n)を受信すると(図13ステップS33)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロックの受信終了通知を送信する(図13ステップS37)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図11ステップS25)、ステップS21に戻って基地局制御装置2からの次のデータを待つ。また、基地局1−2は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると、つまり移動局3−1から自局の識別符号を示すコードワードの送信が停止すると(図12ステップS28)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除し(図12ステップS29)、ステップS21に戻って基地局制御装置2からの次のデータか、移動局3−1,3−2,3−4からのコードワードを待つ。
ソフトハンドオーバを行う基地局1−1,1−2は基地局制御装置2を介して決定されるため、基地局1−1,1−2の更新を行うまでの遅延が存在する。したがって、既に伝搬損の差が大きくなっているような基地局でも、更新遅延の間は個別信号のソフトハンドオーバを行っている。
よって、本発明の第1の実施例のように、基地局1−1が移動局3−1にHS−PDSCHのデータの送信を行う際に、常に基地局1−2にHS−PDSCHのデータの送信電力を制御させると、基地局1−2からのHS−PDSCHのデータの送信が移動局3−1に大きな干渉を与えないような場合でも、基地局1−2がHS−PDSCHのデータの送信電力を制御してしまうこととなる。そのため、実際には移動局3−1のスループットが向上しないにもかかわらず、基地局1−2のスループットが低下してしまい、システム全体のスループットが低下する場合もある。
これに対し、本実施例では移動局3−1が基地局1−1,1−2の共通パイロット信号の受信品質を測定し、基地局1−2からの干渉が一定のレベルより大きい場合に、直接、基地局1−2に通知しているため、実際に移動局3−1に対して大きな干渉を与える場合のみ、基地局1−2から他の移動局3−2,3−4へのHS−PDSCHのデータの送信電力を制御することができ、システム全体のスループットを最大にすることができる。
また、移動局3−1と基地局1−1,1−2が個別信号の送受信を行っている場合でも、基地局1−1と基地局1−2との伝搬損の差が大きくなっていれば、基地局1−2から他の移動局3−2,3−4へのHS−PDSCHのデータの送信を通常通り行い、それによる基地局1−2から移動局3−1への干渉も小さいため、システム全体のスループットを最大にすることができる。尚、本実施例のその他の効果は本発明の第1の実施例と同様である。
図14は本発明の第3の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートであり、図15及び図16は本発明の第3の実施例による図1の基地局1−1,1−2でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートであり、図17は本発明の第3の実施例による図1の移動局3−1でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。これら図1と図14〜図17とを参照して本発明の第3の実施例によるHS−PDSCHのデータの送受信について説明する。尚、図14において、基地局制御装置2をRNCとし、基地局1−1,1−2をBS#1,BS#2とし、移動局3−1をMS#1としており、移動局3−1は基地局1−1,1−2との間でソフトハンドオーバにあるものとする。
尚、図示していないが、本発明の第3の実施例は図1に示す移動通信システムと同様の構成であり、図1に示す基地局1−1,1−2は上述した図8に示す移動局4の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局4の動作と同様である。また、図1に示す移動局3−1〜3−4は上述した図9に示す移動局5の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局5の動作と同様である。
基地局制御装置2は基地局1−1,1−2各々の識別符号を決定する。その場合、基地局制御装置2は基地局1−1,1−2各々の識別符号を、例えばa,b,c,・・・,hの中から互いに重複しないように選択する。その後に、基地局制御装置2はその決定した識別符号を基地局1−1,1−2各々に通知するとともに、移動局3−1に基地局1−1,1−2双方の識別符号を通知する。
基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信すべきデータが入力されると(図15ステップS41)、下り回線の個別信号を用いて移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を送信する(図15ステップS42)。その後に、基地局1−1は移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックを送信する(図15ステップS43)。
この時、移動局3−1では基地局1−1からのHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を受信すると(図17ステップS51)、そのデータブロックの送信予告を送信タイミング情報として基地局1−2に送信する(図17ステップS52)。
また、移動局3−1は基地局1−1からHS−PDSCHのデータブロック(パケット#1,#2,・・・)を受信すると(図17ステップS53)、そのデータブロックが最後のデータブロックでなければ(図17ステップS54)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2各々からの共通パイロット信号の受信品質を受信品質測定部51で測定し、それら受信品質の差が予め設定されたしきい値以上かを判定する(図17ステップS55)。移動局3−1はそれら受信品質の差がしきい値以上でなければ、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロック受信の応答(ACK)を送信する(図17ステップS56)。
また、移動局3−1は受信品質の差がしきい値以上であれば、HS−PDSCHのデータブロックを送信する基地局1−1にデータブロック受信の応答を送信するとともに、HS−PDSCHのデータブロックを送信しない基地局1−2にコードワード通知部52から通知されるコードワードを付加したデータブロック受信の応答を送信する(図17ステップS57)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロック受信の応答を受信する毎に(図15ステップS44)、次のデータブロックを移動局3−1に順次送信していく(図15ステップS45)。
一方、基地局1−2では移動局3−1からの送信タイミング情報を受信すると(図16ステップS47)、基地局1−1から移動局3−1にデータブロックが送信されるタイミングを基に自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図16ステップS48)。以後、基地局1−2では移動局3−1からのデータブロック受信の応答にコードワードが付加されている間、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する。
また、移動局3−1は基地局1−1から最後のデータブロック(パケット#n)を受信すると(図17ステップS54)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロックの受信終了通知を送信する(図17ステップS58)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図15ステップS46)、ステップS41に戻って基地局制御装置2からの次のデータを待つ。また、基地局1−2は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると、つまり移動局3−1から自局の識別符号を示すコードワードの送信が停止すると(図16ステップS49)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除し(図16ステップS50)、ステップS41に戻って基地局制御装置2からの次のデータか、移動局3−1,3−2,3−4からの送信タイミング情報を待つ。
本実施例では上述した本発明の第2の実施例のように、基地局1−2が移動局3−1からのコードワードの到着を待ってHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を行うのではなく、移動局3−1からの送信タイミング情報を基にHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を行うので、最初から基地局1−2の干渉が大きい場合に、最初からスループットの向上を図ることができる。尚、本実施例の他の効果は本発明の第2の実施例の効果と同様である。
図18は本発明の第4の実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図18において、本発明の第4の実施例による移動通信システムは基地局1−3とそのセル103とを加えた以外は図1に示す本発明の実施の形態による移動通信システムと同様の構成となっている。
つまり、図18には移動局3−1が3つの基地局1−1〜1−3との間で個別信号を送受信する場合の構成を示している。この場合、基地局制御装置2は各基地局1−1〜1−3の識別符号を決定するとともに、それらの組合せの識別符号も合わせて決定し、その決定した内容を各基地局1−1〜1−3に通知するとともに、移動局3−1にも通知する。
図19は図18の基地局制御装置2で決定される識別符号の一例を示す図である。図19において、基地局制御装置2は“010101”を基地局1−1(BS#1)の識別符号とし、“010110”を基地局1−2(BS#2)の識別符号とし、“010111”を基地局1−3(BS#3)の識別符号とし、“101101”を基地局1−1と基地局1−2との組合せ(BS#1&BS#2)の識別符号とし、“111101”を基地局1−2と基地局1−3との組合せ(BS#2&BS#3)の識別符号としている。
移動局3−1は上記の識別符号を保持しており、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1〜1−3各々からの共通パイロット信号の受信品質を受信品質測定部51で測定し、それら受信品質の差が予め設定されたしきい値以上になると、HS−PDSCHのデータブロックを送信する基地局1−1以外の基地局1−2,1−3に、それらの基地局1−2,1−3の組合せを示す識別符号“111101”を示すコードワードを基地局1−2,1−3へのデータブロック受信の応答に付加して送信する。尚、受信品質の差がしきい値以上となる基地局が、例えば基地局1−3のみの場合であれば、移動局3−1は基地局1−3を示す識別符号“010111”を示すコードワードを基地局1−3へのデータブロック受信の応答に付加して送信する。
これによって、移動局3−1に対して干渉を与える基地局1−2,1−3のHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御することができるので、3つの基地局1−1〜1−3でソフトハンドオーバが行われる場合でも、移動局3−1でのスループットを向上させることができる。尚、本実施例では3つの基地局1−1〜1−3でソフトハンドオーバが行われる場合について述べたが、4つ以上の基地局でソフトハンドオーバが行われる場合にも適用可能である。
図20は本発明の第5の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図20において、本発明の第5の実施例による基地局6は送信タイミング検知部15及び制御部16の代わりに受信品質検知部61及びその受信品質検知部61の検知結果に応じて制御を行う制御部62を設けた以外は図2の本発明の第1の実施例による基地局1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
受信品質検知部61はソフトハンドオーバ中の移動局(図示せず)から受信した自局及びソフトハンドオーバ中の他の基地局(図示せず)の共通パイロット信号の受信品質を制御部62に通知する。制御部62はそれら自局の受信品質と他の基地局の受信品質との差を計算し、その差が予め設定された所定のしきい値以上であれば、他の移動局(図示せず)へのHS−PDSCHのデータの送信電力を制御する。
図21は本発明の第5の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。図21において、本発明の第5の実施例による移動局7は送信タイミング検知・通知部37の代わりに受信品質測定部71及び受信品質通知部72を設けた以外は図3の本発明の第1の実施例による移動局3と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は本発明の第1の実施例と同様である。
受信品質測定部71はユーザ情報・制御情報分離部34で分離された共通パイロット信号の受信品質を測定し、その測定結果を受信品質通知部72に通知する。受信品質通知部72はソフトハンドオーバ中の基地局(図示せず)からの共通パイロット信号の受信品質を合成部38に送り、HS−PDSCHのデータを送信する基地局以外の基地局に上り回線の個別信号を用いて通知する。
尚、図示していないが、本発明の第5の実施例は図1に示す移動通信システムと同様の構成であり、図1に示す基地局1−1,1−2は上述した図20に示す移動局6の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局6の動作と同様である。また、図1に示す移動局3−1〜3−4は上述した図21に示す移動局7の構成と同様の構成となっており、その動作も移動局7の動作と同様である。
図22は本発明の第5の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートであり、図23及び図24は本発明の第5の実施例による図1の基地局1−1,1−2でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートであり、図25は本発明の第5の実施例による図1の移動局3−1でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。これら図1と図20〜図25とを参照して本発明の第5の実施例によるHS−PDSCHのデータの送受信について説明する。尚、図22において、基地局制御装置2をRNCとし、基地局1−1,1−2をBS#1,BS#2とし、移動局3−1をMS#1としており、移動局3−1は基地局1−1,1−2との間でソフトハンドオーバにあるものとする。
基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信すべきデータが入力されると(図23ステップS61)、移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックを送信する(図23ステップS62)。
この時、移動局3−1では基地局1−1からHS−PDSCHのデータブロック(パケット#1,#2,・・・)を受信すると(図25ステップS81,S82)、そのデータブロックが最後のデータブロックでなければ(図25ステップS83)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2各々からの共通パイロット信号の受信品質を受信品質測定部71で測定し、HS−PDSCHのデータブロックを送信する基地局1−1にデータブロック受信の応答(ACK)を送信するとともに、HS−PDSCHのデータブロックを送信しない基地局1−2に受信品質通知部72から通知される受信品質を付加したデータブロック受信の応答を送信する(図25ステップS84)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロック受信の応答を受信する毎に(図23ステップS63)、次のデータブロックを移動局3−1に順次送信していく(図23ステップS64)。
一方、基地局1−2では移動局3−1からのデータブロック受信の応答に受信品質が付加されていれば(図24ステップS66)、受信した基地局1−1,1−2各々の受信品質の差を算出して比較する(図24ステップS67)。基地局1−2は基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が予め設定された所定のしきい値以上であれば(図24ステップS68)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図24ステップS69)。以後、基地局1−2では移動局3−1からの基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が所定のしきい値以上である間、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する。
また、移動局3−1は基地局1−1から最後のデータブロック(パケット#n)を受信すると(図25ステップS83)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロックの受信終了通知を送信する(図25ステップS85)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図23ステップS65)、ステップS61に戻って基地局制御装置2からの次のデータを待つ。また、基地局1−2は移動局3−1からの基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が所定のしきい値以下になり(図24ステップS68)、しかもHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御中であれば(図24ステップS70)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除し(図24ステップS71)、ステップS61に戻って基地局制御装置2からの次のデータか、移動局3−1,3−2,3−4からの受信品質を待つ。
これに対し、本実施例では移動局3−1が基地局1−1,1−2の共通パイロット信号の受信品質を測定し、基地局1−2において自局からの干渉が一定のレベルより大きい場合に、直接、自局から他の移動局3−2,3−4へのHS−PDSCHのデータの送信電力を制御することで、システム全体のスループットを最大にすることができる。尚、本実施例のその他の効果は本発明の第1及び第2の実施例と同様である。
図26は本発明の第6の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートであり、図27及び図28は本発明の第6の実施例による図1の基地局1−1,1−2でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートであり、図29は本発明の第6の実施例による図1の移動局3−1でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。これら図1と図26〜図29とを参照して本発明の第6の実施例によるHS−PDSCHのデータの送受信について説明する。尚、図26において、基地局制御装置2をRNCとし、基地局1−1,1−2をBS#1,BS#2とし、移動局3−1をMS#1としており、移動局3−1は基地局1−1,1−2との間でソフトハンドオーバにあるものとする。
基地局1−1は基地局制御装置2から移動局3−1に送信すべきデータが入力されると(図27ステップS91)、下り回線の個別信号を用いて移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を送信する(図27ステップS92)。その後に、基地局1−1は移動局3−1にHS−PDSCHのデータブロックを送信する(図27ステップS93)。
この時、移動局3−1では基地局1−1からのHS−PDSCHのデータブロックの送信予告を受信すると(図29ステップS111)、そのデータブロックの送信予告を送信タイミング情報として基地局1−2に送信する(図29ステップS112)。
また、移動局3−1は基地局1−1からHS−PDSCHのデータブロック(パケット#1,#2,・・・)を受信すると(図29ステップS113)、そのデータブロックが最後のデータブロックでなければ(図29ステップS114)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2各々からの共通パイロット信号の受信品質を受信品質測定部71で測定し、HS−PDSCHのデータブロックを送信する基地局1−1にデータブロック受信の応答(ACK)を送信するとともに、HS−PDSCHのデータブロックを送信しない基地局1−2に受信品質通知部72から通知される受信品質を付加したデータブロック受信の応答を送信する(図29ステップS115)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロック受信の応答を受信する毎に(図27ステップS94)、次のデータブロックを移動局3−1に順次送信していく(図27ステップS95)。
一方、基地局1−2では移動局3−1からの送信タイミング情報を受信すると(図28ステップS97)、基地局1−1から移動局3−1にデータブロックが送信されるタイミングを基に自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図28ステップS98)。
この場合、基地局1−2は移動局3−1からのデータブロック受信の応答に受信品質が付加されていれば(図28ステップS99)、受信した基地局1−1,1−2各々の受信品質の差を算出して比較する(図28ステップS100)。基地局1−2は基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が予め設定された所定のしきい値以上であれば(図28ステップS101)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する(図28ステップS98)。以後、基地局1−2では移動局3−1からの基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が所定のしきい値以上である間、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力を制御する。
また、移動局3−1は基地局1−1から最後のデータブロック(パケット#n)を受信すると(図29ステップS114)、ソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2にデータブロックの受信終了通知を送信する(図29ステップS116)。
基地局1−1は移動局3−1からデータブロックの受信終了通知を受信すると(図27ステップS96)、ステップS91に戻って基地局制御装置2からの次のデータを待つ。また、基地局1−2は移動局3−1からの基地局1−1,1−2各々の受信品質の差が所定のしきい値以下になり(図28ステップS101)、しかもHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御中であれば(図28ステップS102)、自局から別の移動局3−2または移動局3−4へのHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を解除し(図28ステップS103)、ステップS91に戻って基地局制御装置2からの次のデータか、移動局3−1,3−2,3−4からの受信品質を待つ。
本実施例では上述した本発明の第5の実施例のように、基地局1−2が移動局3−1からの受信品質の測定結果の到着を待ってHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を行うのではなく、移動局3−1からの送信タイミング情報を基にHS−PDSCHのデータブロックの送信電力の制御を行うので、最初から基地局1−2の干渉が大きい場合でも、直ぐにスループットの向上を図ることができる。尚、本実施例の他の効果は本発明の第5の実施例の効果と同様である。
ここで、本発明の第5及び第6の実施例では、受信品質測定部71で測定したソフトハンドオーバ中の基地局1−1,1−2各々からの共通パイロット信号の受信品質をそのままデータブロック受信の応答に付加して送信しているが、それら共通パイロット信号の受信品質の差を受信品質通知部72で算出し、その算出値をデータブロック受信の応答に付加して送信するようにしてもよい。
本発明の実施の形態による移動通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例による図1の移動局でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による図1の移動局でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第3の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例による図1の移動局でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施例による移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図18の基地局制御装置で決定される識別符号の一例を示す図である。 本発明の第5の実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例による移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第5の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施例による図1の移動局でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施例によるHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すシーケンスチャートである。 本発明の第6の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施例による図1の基地局でのHS−PDSCHのデータの送信タイミング調整処理を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施例による図1の移動局でのHS−PDSCHのデータの受信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1−1〜1−3,4,6 基地局
2 基地局制御装置
3,3−1〜3−4,5,7 移動局
11,31 アンテナ
12,32 送受信共用器
13,33 受信部
14,34 ユーザ情報・制御情報分離部
15 HS−PDSCHデータ送信タイミング検知部
16,35,42,62 制御部
17 変調・符号化部
18 HS−PDSCHデータ送信タイミング通知部
19,38 合成部
20,39 送信部
20,30 記録媒体
26 復調・復号化部
37 HS−PDSCHデータ送信タイミング検知・通知部
41 コードワード検知部
51,71 受信品質測定部
52 コードワード通知部
61 受信品質検知部
72 受信品質通知部

Claims (70)

  1. 少なくとも第1及び第2の基地局と第1及び第2の移動局から構成される移動通信システムであって、
    前記第1の移動局は、前記第1の基地局から前記第1の移動局にデータ送信が行われる場合に、前記第2の基地局に前記データ送信タイミング情報を通知する通知手段を有し、
    前記第2の基地局は、前記通知を前記第1の移動局から受けたときに、前記第2の基地局から前記第2の移動局に対するデータ送信を制御する制御手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記タイミング情報を通知する手段はデータ送信のタイミングを示す数値を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記タイミング情報を通知する手段はデータ送信の開始タイミングが予め設定された所定時間後にあることを通知する信号を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 前記データ送信のタイミング移動局に通知する手段を前記第1及び第2の基地局各々に含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  5. 前記制御手段は、前記第2の移動局へデータ送信を停止させるよう構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  6. 前記制御手段は、前記第2の移動局へデータ送信の送信電力を減少させるよう構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  7. 前記制御手段は、前記第1の移動局からの通知信号に基づいて前記データ送信の終了を検出するまで前記第2の移動局へデータ送信を制御するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  8. 前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に基づいた情報を前記第2の基地局に通知する通知手段とを前記第1の移動局に含み、前記制御手段は、前記通知手段からの情報に基づいて前記第2の移動局へのデータ送信を制御するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  9. 前記通知手段は、前記測定手段で測定された前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質をそのまま前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  10. 前記測定手段はさらに第2の基地局からの共通パイロット信号の受信品質を測定し、
    前記通知手段は、前記測定手段で測定された前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差を計算して前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  11. 前記制御手段は、前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に前記第2の移動局へデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項9または請求項10記載の移動通信システム。
  12. 前記通知手段は、前記測定手段の測定結果から前記第1の移動局に対する干渉が大きいと判断した時に前記第2の基地局に前記第2の移動局へのデータ送信制御を促すための信号を通知するよう構成したことを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  13. 前記通知手段は、前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に前記第1の基地局を識別するための識別情報を前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項12記載の移動通信システム。
  14. 前記制御手段は、前記識別情報を受信している時に前記第2の移動局へデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項13記載の移動通信システム。
  15. 前記識別情報は、複数の基地局を特定する情報であることを特徴とする請求項13または請求項14記載の移動通信システム。
  16. 前記通知手段は、前記第2の基地局に通知する情報を、個別信号を用いて通知するよう構成したことを特徴とする請求項から請求項15のいずれか記載の移動通信システム。
  17. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項1から16のいずれか1つに記載の移動通信システム。
  18. 移動局に対してデータ送信を行う基地局であって、他局におけるデータ送信のタイミング情報が前記他局からデータを受信する移動局から通知された場合に、このタイミング情報に応じて、自局における移動局へのデータ送信制御する制御手段を有することを特徴とする基地局。
  19. 前記制御手段は、前記タイミング情報として受信しデータ送信のタイミングを示す数値を基に前記データ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項18記載の基地局。
  20. 前記制御手段は、前記タイミング情報として受信しデータ送信の開始タイミングが予め設定された所定時間後にあることを通知する信号を基に前記データ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項18記載の基地局。
  21. 前記データ送信のタイミング移動局に通知する手段を含むことを特徴とする請求項18から請求項20のいずれかひとつに記載の基地局。
  22. 前記制御手段は移動局から通知されるタイミングと同じタイミングで自局における移動局へのデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項18から請求項21のいずれか1つに記載の基地局。
  23. 前記制御手段は、自局における移動局へのデータ送信を停止させるよう構成したことを特徴とする請求項22記載の基地局。
  24. 前記制御手段は、自局における移動局へのデータ送信の送信電力を減少させるよう構成したことを特徴とする請求項18から請求項22のいずれか1つに記載の基地局。
  25. 前記制御手段は、前記移動局からの通知信号に基づいて前記データ送信の終了を検出するまで自局における移動局へデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項22から請求項24のいずれか1つに記載の基地局。
  26. 前記制御手段は、自局及び他局からの共通パイロット信号の受信品質の測定結果に基づいた情報が前記移動局から送られてきた時に、その情報に基づいて自局における移動局へのデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項18から請求項25のいずれか1つに記載の基地局。
  27. 前記制御手段は、前記共通パイロット信号の受信品質がそのまま前記移動局から通知された時にその受信品質に応じて自局における移動局へのデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項26記載の基地局。
  28. 前記制御手段は、前記共通パイロット信号の受信品質の差が前記移動局から通知された時にその受信品質の差に応じて自局における移動局へのデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項26記載の基地局。
  29. 前記制御手段は、前記共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に自局における移動局へのデータ送信の送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項27または請求項28記載の基地局。
  30. 前記制御手段は、前記受信品質の測定結果から前記移動局に対する干渉が大きいと前記移動局で判断された時に通知されデータ送信制御を促すための信号に応じて、自局における移動局へのデータ送信を制御するよう構成したことを特徴とする請求項26から28のいずれか1つに記載の基地局。
  31. 前記制御手段は、前記共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きいと前記移動局で判断された時に通知され自局及び他局を識別するための識別情報に応じて自局における移動局へのデータ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項30記載の基地局。
  32. 前記制御手段は、前記識別情報を受信している時に自局における前記データ送信制御するよう構成したことを特徴とする請求項31記載の基地局。
  33. 前記識別情報は、複数の基地局を特定する情報であることを特徴とする請求項31または請求項32記載の基地局。
  34. 前記制御手段は、前記移動局からの個別信号を用いた情報に基づいて自局における移動局へのデータ送信の送信電力を制御するよう構成したことを特徴とする請求項18から請求項33のいずれか1つに記載の基地局。
  35. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項18から34のいずれか1つに1つに記載の基地局。
  36. 前記基地局は移動局と個別信号の送受信を行うことでハンドオーバをすることを特徴とする請求項18から35のいずれか1つに記載の基地局。
  37. 少なくとも第1及び第2の基地局を含む移動通信システムにおける移動局であって、
    前記移動局は、前記第1の基地局から前記移動局にデータ送信が行われる場合に、前記第2の基地局から他の移動局へのデータ送信を制御するために用いる、前記第1の基地局からのデータ送信のタイミング情報を前記第2の基地局に通知する通知手段を有することを特徴とする移動局。
  38. 前記タイミング情報を通知する手段は、前記第1の基地局からのデータ送信のタイミングを示す数値を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項37記載の移動局。
  39. 前記タイミング情報を通知する手段は、前記第1の基地局からのデータ送信の開始タイミングが予め設定された所定時間後にあることを通知する信号を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項37記載の移動局。
  40. 前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に基づいた情報を前記第2の基地局に通知する通知手段とをさらに含むことを特徴とする請求項37から請求項39のいずれか1つに記載の移動局。
  41. 前記通知手段は、前記測定手段で測定された前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質をそのまま前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項40記載の移動局。
  42. 前記測定手段はさらに第2の基地局からの共通パイロット信号の受信品質を測定し、
    前記通知手段は、前記測定手段で測定された前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差を計算して前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項40記載の移動局。
  43. 前記通知手段は、前記測定手段の測定結果から前記移動局に対する干渉が大きいと判断した時に前記第2の基地局に前記データ送信の制御を促すための信号を通知するよう構成したことを特徴とする請求項40から請求項42のいずれか1つに記載の移動局。
  44. 前記通知手段は、前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に前記第1の基地局を識別するための識別情報を前記第2の基地局に通知するよう構成したことを特徴とする請求項43記載の移動局。
  45. 前記識別情報は、複数の基地局を特定する情報であることを特徴とする請求項44記載の移動局。
  46. 前記通知手段は、前記第2の基地局に通知する情報を個別信号を用いて通知するよう構成したことを特徴とする請求項37から請求項45のいずれか記載の移動局。
  47. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項37から46のいずれか1つに記載の移動局。
  48. 少なくとも第1及び第2の基地局と第1及び第2の移動局から構成される移動通信システムのパケット送信タイミング制御方法であって、
    前記第1の移動局が、前記第1の基地局から前記第1の移動局にデータ送信が行われる場合に、前記第2の基地局に前記データ送信タイミング情報を通知するステップを有し、
    前記第2の基地局は、通知されたタイミング情報に応じて、前記第2の移動局に対するデータ送信を制御するステップを有することを特徴とするパケット送信タイミング制御方法。
  49. 前記タイミング情報を通知するステップはデータ送信のタイミングを示す数値を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するようにしたことを特徴とする請求項48記載のパケット送信タイミング制御方法。
  50. 前記タイミング情報を通知するステップは、前記データ送信の開始タイミングが予め設定された所定時間後にあることを通知する信号を前記タイミング情報として前記第2の基地局に通知するようにしたことを特徴とする請求項48記載のパケット送信タイミング制御方法。
  51. 前記データ送信のタイミングを前記移動局に通知するステップを前記第1及び第2の基地局各々に含むことを特徴とする請求項48から請求項50のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  52. 前記データ送信を制御するステップは、前記移動局から通知されるタイミングと同じタイミングで前記第2の基地局データ送信制御するようにしたことを特徴とする請求項48から請求項51のいずれか記載のパケット送信タイミング制御方法。
  53. 前記データ送信を制御するステップは、前記第2の移動局へデータ送信を停止させるようにしたことを特徴とする請求項52記載のパケット送信タイミング制御方法。
  54. 前記データ送信を制御するステップは、前記第2の移動局へデータ送信の送信電力を減少させるようにしたことを特徴とする請求項48から請求項52のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  55. 前記データ送信を制御するステップは、前記第1の移動局からの通知信号に基づいて前記データ送信の終了を検出するまで前記第2の移動局へデータ送信の送信制御するようにしたことを特徴とする請求項52から請求項54のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  56. 前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質を測定するステップと、その測定結果に基づいた情報を前記第2の基地局に通知するステップとを前記第1の移動局に含み、
    前記データ送信を制御するステップは、前記測定結果に基づいた情報を通知するステップからの情報に基づいて前記第2の移動局へのデータ送信制御するようにしたことを特徴とする請求項48から請求項55のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  57. 前記測定結果に基づいた情報を通知するステップは、測定された前記第1の基地局からの共通パイロット信号の受信品質をそのまま前記第2の基地局に通知するようにしたことを特徴とする請求項56記載のパケット送信タイミング制御方法。
  58. 前記移動局はさらに前記第2の基地局からの受信品質を測定するステップを有し、
    前記測定結果に基づいた情報を通知するステップは、測定された前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差を計算して前記第2の基地局に通知するようにしたことを特徴とする請求項56記載のパケット送信タイミング制御方法。
  59. 前記データ送信を制御するステップは、前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に前記第2の移動局へデータ送信制御するようにしたことを特徴とする請求項57または請求項58記載のパケット送信タイミング制御方法。
  60. 前記測定結果に基づいた情報を通知するステップは、前記測定結果から前記移動局に対する干渉が大きいと判断した時に前記第2の基地局に前記第2の移動局へのデータ送信の送信電力制御を促すための信号を通知するようにしたことを特徴とする請求項56から58のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  61. 前記測定結果に基づいた情報を通知するステップは、前記第1及び第2の基地局各々からの共通パイロット信号の受信品質の差が予め設定されたしきい値より大きい時に前記第1の基地局を識別するための識別情報を前記第2の基地局に通知するようにしたことを特徴とする請求項59記載のパケット送信タイミング制御方法。
  62. 前記データ送信を制御するステップは、前記識別情報を受信している時に前記第2の移動局へデータ送信の送信電力を制御するようにしたことを特徴とする請求項61記載のパケット送信タイミング制御方法。
  63. 前記識別情報は、複数の基地局を特定する情報であることを特徴とする請求項61または請求項62記載のパケット送信タイミング制御方法。
  64. 前記測定結果に基づいた情報を通知するステップは、前記第2の基地局に通知する情報個別信号を用いて通知するようにしたことを特徴とする請求項56から請求項63のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  65. 前記タイミング情報を通知するステップは、前記第2の基地局に通知するタイミング情報を個別信号を用いて通知するようにしたことを特徴とする請求項48から請求項64のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  66. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項48から65のいずれか1つに記載のパケット送信タイミング制御方法。
  67. 移動局に対してデータ送信を行う基地局のパケット送信タイミング制御方法のプログラムであって、前記基地局であるコンピュータに、
    他局における前記データ送信のタイミング情報が前記他局からデータを受信する移動局から通知された場合に、このタイミング情報に応じて、自局における移動局へのデータ送信の制御を実行させるためのプログラム。
  68. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項67に記載のプログラム。
  69. 少なくとも第1及び第2の基地局と第1及び第2の移動局から構成される移動通信システムのデータ送信のタイミング情報の通知方法のプログラムであって、前記第1の移動局であるコンピュータに、
    前記第1の基地局から前記第1の移動局にデータ送信が行われる場合に、前記第2の基地局から前記第2の移動局へのデータ送信を制御するために用いる前記データ送信のタイミング情報を、前記第2の基地局に通知する通知処理を実行させるためのプログラム。
  70. 前記データ送信は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式で行なわれることを特徴とする請求項69に記載のプログラム。
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