JP4130806B2 - ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内で故障保護を提供する方法及びシステム - Google Patents

ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内で故障保護を提供する方法及びシステム Download PDF

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関連技術の参照
本発明は、2001年5月24日付けで提出された、先行出願第09/865,035号に関連する。
本発明はラベルスイッチングに関し、より詳細には、ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内で故障保護を提供する方法及びシステムに関する。
パケット・スイッチ・ネットワークでは、ソースアドレスから宛先アドレスへ移動するパケットを、多くの中間ネットワーク・ノード、例えばスイッチ又はルータを介して伝送することができる。宛先アドレスへ向かうパケットを受信する中間ネットワーク・ノードは、ルックアップ・テーブルを利用して、パケットにネクストホップを決定する。ラベルスイッチングは、パケットがソースアドレスから宛先アドレスへ移動する際に、各々のホップにてルックアップ・プロセスを促進するために開発された技術である。要するに、ラベルスイッチングでは、パケットを受信した中間ネットワーク・ノードによって、パケットのネクストホップの迅速な決定を可能にするラベルをパケットに取り付けるというものである。インターネット・エンジニアリング・タスクフォース(IETF)によって標準化されているラベルスイッチング・プロトコルの一つは、マルチプロトコル・ラベルスイッチング(MPLS)として知られている。
図1は、MPLSを利用してパケットをメッシュ・ネットワークに転送する複数のネットワーク・ノード102を示している。これらのネットワーク・ノードは、ラベルスイッチ・ルータ(LSR)と呼ばれ、相互接続したLSRのグループがMPLSドメイン104を画定している。MPLSドメインのエッジ部分に存在し、非MPLSネットワーク・ノードにインターフェースを提供するLSRはエッジLSRと呼ばれる(MPLSドメインに出入力するパケットに関連してイングレスLSR及びイグレスLSRとも呼ばれる)。ラベル付けしたパケットがMPLSドメインにかけて移動するパスは、ラベルスイッチ・パス(LSP)と呼ばれる。図1は、2個のLSP、つまりMPLSドメイン内のLSR間に伸びているワーキングLSP1と保護LSP1の例を示している。LSPを2個のみ図示しているが、MPLSドメインは大量の固有LSPを含むことができる。
多くの場合、MPLSは、ネットワーク層(層3)におけるインターネット・プロトコル(IP)、及び、データリンク層(層2)プロトコル、例えばイーサネット(IEEE 802.3x、登録商標名)、非同期転送モード(ATM)、又はフレーム・リレーと共に使用される。MPLSプロトコルによれば、「シム・ヘッダ」とも呼ばれるMPLSヘッダがネットワーク層ヘッダ(内部ヘッダ)とデータリンク層ヘッダ(外部ヘッダ)の間に挿入して、ラベル付けしたパケットをMPLSドメイン内で案内する。この分野で知られているように、複数のシム・ヘッダをスタックして、階層的なオペレーションをサポートすることができる。さらに、MPLSを、シム・ヘッダが2つの層2のヘッダの間に配置される層2の環境で使用することも可能である。
図2は、外部ヘッダ208(つまり、宛先アドレス、ソースアドレス、タイプ・フィールドを含むMACヘッダ)、ラベルスイッチング・ヘッダ210(シム・ヘッダとも呼ばれる)、内部ヘッダ212及びペイロード214(つまり、IPヘッダとIPペイロード)、MACトレーラ216(つまりCRC)を含むラベル付けしたパケットの一例を示している。IETF(RFC3032、2001年1月)に記載されており、また、図2の拡大図にも示しているように、MPLSシム・ヘッダは20ビットMPLSラベルフィールド218、3ビット経験的使用フィールド220、1ビット・スタッキング・フィールド222、8ビット存続時間(TTL)フィールド224を含む。MPLSラベルフィールドは、パケットを次のLSRへ転送する目的で使用されるラベル値を含んでいる。経験的使用フィールドは未だ完全に定義されておらず、スタッキング・フィールドは、MPLSヘッダがMPLSヘッダのスタック内の最後のMPLSヘッダであることを識別するために使用され、また、TTLフィールドは、MPLSドメイン内でMPLSパケットがトラバースできるホップの数に制限を課するTTL値を含んでいる。
この分野でよく知られているように、現在のところ、パケット・スイッチ・ネットワークは、従来の電気通信トラフィック、例えば音声通信をサポートするべく適合されている。パケット・スイッチ・ネットワークによって従来の電気通信トラフィックをサポートするためには、パケット・スイッチ・ネットワークに、回路切り替えネットワークで達成される信頼性の基準を満たす、又はこれを超える信頼性の基準が確実に得られる故障保護機構を実装する必要がある。例えば、ラベル・スイッチ・ネットワークが、LSPの故障から50ミリ秒(ms)以内で復元できることが重要である。
都市部において、従来の回路スイッチング・トラフィックは、多くの場合、リング・ネットワーク・アーキテクチャを使用して送信される。現在、リング・ネットワークは、パケットスイッチ・トラフィックを送信するように適合され、また、ラベルスイッチングはリング・ネットワーク上で実現されることで、サービスの質を向上させている。パケットスイッチ・リング・ネットワークで電気通信トラフィックを送信するためには、回路スイッチ・リング・ネットワークの信頼性基準を満たす、又はこれを超える信頼性の基準を、パケットスイッチ・リング・ネットワークが確立する必要がある。
メッシュ・タイプのMPLSベース・ネットワークに提案されたある故障保護技術では、各ワーキングLSPに固有の保護LSPを確立し、また、ワーキングLSPが故障した場合に、ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングする。例えば、図1のメッシュ・ネットワークを参照すると、ワーキングLSP1に保護パスウェイを提供するために、保護LSP1が確立される。ワーキングLSPが利用しているリンクに故障が生じた場合には、ワーキングLSP上で送信されるパケットが保護LSPへスイッチングされる。保護LSPへスイッチングされたパケットのTTL値が、パケットが保護LSP上のホップの数をトラバースできるように設定される。スイッチングされたパケットが、保護LSP上の全てのホップをトラバースすると、シム・ヘッダがポップされる。
図1の例では、ワーキングLSP1をサポートするリンクのうちいずれか一方に故障が生じた場合に、この技術に従って、ワーキングLSP1へ送信されたであろうパケットが保護LSP1にスイッチングされ、また、TTL値が、パケットが保護LSPをトラバースできるように設定される。スイッチングされたパケットによる保護LSPのトラバースは、パケットが、宛先LSRに到達して、保護LSPシム・ヘッダのポップによってMPLSドメインから出るまで継続される。この技術はメッシュ・タイプのネットワーク内では上手く機能するが、ラベルスイッチングされたパケットが、MPLSドメインから出る前に、リング周囲で複数の異なるLSPをトラバースする可能性があるリングタイプのネットワーク内ではそれ程上手く機能しない。
上述した保護スキームに伴う別の欠点は、保護LSPをトラバースするパケットが、ワーキングLSPが使用しているポートとは別のポートの宛先LSRに到達してしまうことである。あるポートに以前到達したパケットが突然別のポートに到達してしまうことは、学習すべきネットワーク・トポロジーの変化が存在するということを、受信側のLSRに示すものである。トポロジー学習は、他の重要なオペレーションに費やすことができたであろう貴重な処理時間を消費してしまう。
リングタイプのパケット・スイッチ・ネットワークを使用して従来の電気通信トラフィックを実施したいという願望と、最新の故障保護技術の問題とを鑑みると、さらなるトポロジー学習をトリガすることがなく、容易に実現可能な、高速保護スイッチングを提供するラベルスイッチ・リング・ネットワークのための故障保護技術が必要である。
ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内のネイバーLSR間のワーキングLSPは、このワーキングLSPに保護LSPを確立することにより保護され、この場合、ワーキングLSPのための保護LSPは、ワーキングLSPのネイバーLSRどうしを、ワーキングLSPとは反対の方向にあたる、リング周囲方向にて接続する。ワーキングLSPが利用しているリンクが故障した場合、ワーキングLSPからのパケットが保護LSPへスイッチングされる。スイッチングされたパケットが、パケットがワーキングLSPをトラバースした場合に達するであろうネイバーLSRに達するまで、保護LSPのトラバースを続ける。すなわち、保護LSPへスイッチングされたパケットが、故障したリンクの他端に位置しているネイバーLSRに到達するまで、リング・ネットワークを、ワーキングLSPとは反対方向へトラバースし続ける。ある実施形態では、保護LSPをトラバースするパケットのTTL値が、保護LSP上のホップの数に合うように調整されるため、パケットのTTL値が、ワーキングLSPをトラバースした場合と同様に、保護LSPのトラバース後のパケットのTTL値と同値になる。保護LSPをトラバースしたパケットのTTL値を調整することで、ラベルスイッチングしたパケットが、そのシム・ヘッダを時期尚早にポップしてしまい、これによりパケットがMPLSドメインから早く出て行ってしまうことが防止される。
ある実施形態では、保護LSPにスイッチングされたパケットが、ネイバーLSRに達した後に、ワーキングLSPへ再びスイッチングされる。これらのパケットは、封入されたパケットがネイバーLSRの受信側ポートによって読み取られることなく、保護LSPからワーキングLSPへ再びスイッチングされる。ネイバーLSRの受信ポートに読み取られることなく、保護LSPからワーキングLSPへとパケットが再びスイッチングされるため、受信ポートはトポロジー学習を全く開始しない。保護LSPからワーキングLSPへ再びスイッチングされたパケットは、次に、ネイバーLSRによって、あたかもパケットがワーキングLSP上のネイバーLSPに到達したかのように扱われる。パケットは、リング・ネットワーク上のネクストホップLSPへ続くか、あるいはMPLSドメインから出ることができる。別の実施形態では、保護LSPを介してネイバーLSRに到達した後に、パケットは、封入されたパケットが受信側ポートによって読み取られることなく、リング・ネットワーク上でネクストホップLSPに直接スイッチングされる。
ラベルスイッチング・プロトコルを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSRの間でLSPを保護する方法の実施形態では、リング・ネットワーク内の第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でワーキングLSPを識別し、ワーキングLSPが、該リング・ネットワーク周囲で第1方向を有し、さらに、ワーキングLSPが利用しているリンクに故障が生じた場合に、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSR間でパケットを通信するために、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間に保護LSPを確立し、保護LSPがリング・ネットワークを使用し、第1方向と反対の方向を有し、さらに、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障に応じて、ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングする。
該方法のある実施形態では、パケットが保護LSPをトラバースした後に、保護LSPから再びワーキングLSPへパケットをスイッチングする。該方法の別の実施形態では、さらに、パケットが保護LSPをトラバースした後に、保護LSPからネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングする。
該方法のある実施形態では、パケットのTTL値が、保護LSPに沿ったLSRの数と合うように調整される。さらなる実施形態では、Nを加算することによりTTL値の調整を行っているが、この場合、Nは、保護LSPに沿ったLSRの数の関数である。
該方法の別の実施形態では、パケットが保護LSPをトラバースした後に、保護LSPから再びワーキングLSPへパケットをスイッチングし、保護LSPから再びワーキングLSPへスイッチングしたパケットにTTL値を生成するために、保護LSPをトラバースしたパケットからのTTL値を使用する。別の実施形態では、パケットを再びワーキングLSPへスイッチングするのではなく、パケットをネクストホップ・ワーキングLSPへスイッチングする。
ある実施形態では、リング・ネットワーク上のネイバーLSR間の各リンクに、少なくとも1個の保護LSPを確立する。
別の実施形態では、LSRが、マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)を利用して、リング・ネットワーク周囲でパケットの通信を行う。
ラベルスイッチング・プロトコルを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護するシステムのある実施形態は、リング・ネットワーク内の各々のLSRに関連した、ラベルスイッチング・モジュールと故障保護モジュールとを備えている。各LSRのラベルスイッチング・モジュールは、各LSRとネイバーLSRの間のワーキングLSPを識別し、ワーキングLSPが、リング・ネットワーク周囲で第1方向を有する。故障保護モジュールが、LSRとネイバーLSRの間に保護LSPを確立し、ワーキングLSPが利用しているリンクに故障が生じた場合に、保護LSPにより、LSRとネイバーLSRの間でパケットの通信が可能になり、保護LSPは、リング・ネットワークを利用し、第1方向とは反対の方向を有する。故障保護モジュールはさらに、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障に応じて、ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングする。
該システムのある実施形態では、パケットが保護LSPをトラバースした後に、故障保護モジュールが、保護LSPから再びワーキングLSPへパケットをスイッチングするための論理を含む。別の実施形態では、故障保護モジュールが、保護LSPからネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングするための論理を含む。
該システムのある実施形態では、ワーキングLSPから保護LSPへのパケットのスイッチングは、保護LSPに沿ったLSRの数に合うように、パケットのTTL値を調整する。例えば、TTL値にNを追加することで、TTL値を調整することができ、この場合、Nは、保護LSPに沿ったLSRの数の関数である。
本発明のその他の態様及び利点は、本発明の原理を例証の方法で示している添付の図面を考慮しながらの以下の詳細な説明から明白になるだろう。
図1は、従来技術によるMPLSを使用してパケットの転送を行うMPLSドメイン内のネットワーク・ノードのグループを示す。
図2は、従来技術によるIPヘッダ、MPLSシム・ヘッダ、イーサネット・ヘッダを含む、ラベルスイッチングしたパケットの一例を示す。
図3は、リング・ネットワーク内でリンクをトラバースする2個の例証的なLSPを含んだリングを形成するために、伝送リンクによって接続したLSRのグループを示す。
図4は、本発明のある実施形態による例証的なワーキングLSPと、該ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、図3のリング・ネットワークを示す。
図5は、本発明による例証的なワーキングLSPと、該ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、図3のリング・ネットワークを示しており、この場合、ワーキングLSPと保護LSPは、図4のワーキングLSPと保護LSPとは反対の方向に走行している。
図6は、例証的なワーキングLSPと、ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、リング・ネットワーク上のLSRの拡大図を示しており、この場合、LSR AとLSR Bの間のリンクは、本発明の実施形態に従って正しく機能する。
図7は、図6に示したワーキングLSP A/Bをトラバースする、例証的なラベルスイッチングしたパケットを示す。
図8は、図6のリング・ネットワークを示しており、この場合、LSR AとLSR Bの間のリンクが故障しており、本発明のある実施形態に従って、保護LSP上のLSR AからLSR Bへパケットが転送される。
図9は、シム・ヘッダを変更した状態にある、図7のパケットを示しており、該パケットがTTL値を調整することで、パケットが、ワーキングLSPではなく、保護LSPを本発明のある実施形態に従ってトラバースすることが可能となる。
図10は、図6のリング・ネットワークを示しており、この場合、LSR AとLSR Bの間のリンクが故障しており、パケットが、保護LSP上のネクストホップLSRへ転送され、その後、元のワーキングLSPへ再びスイッチングされることなく、該パケットが受信LSRを介して、本発明の別の実施形態に従って転送される。
図11は、2個の例証的なワーキングLSPと、そのうち1個のワーキングLSPのための例証的な保護LSPとを備えた、リング・ネットワーク上のLSRの拡大図を示しており、この場合、LSR AとLSR B間のリンクは、本発明のある実施形態に従って正しく機能する。
図12は、図11に示したワーキングLSP A/Bをトラバースする、例証的なラベルスイッチングされたパケットを示す。
図13は、図11に示したワーキングLSP B/Cをトラバースする、図12のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す。
図14は、図11のリング・ネットワークを示しており、この場合、LSR AとLSR B間のリンクが故障しており、本発明のある実施形態に従って、保護LSP上のLSR AからLSR Bへパケットが転送される。
図15は、ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングした後の状態、また、本発明のある実施形態に従ってTTL値を調整した後の状態にある、図12のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す。
図16は、本発明のある実施形態に従って、保護LSPから再びネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングした後の状態にある、図15のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す。
図17は、図11のリング・ネットワークを示しており、この場合、LSR AとLSR B間のリンクが故障しており、また、本発明の別の実施形態に従って、パケットが、再び元のワーキングLSPへスイッチングされることなく、保護LSP上でLSR AからLSR Bへ転送される。
図18は、本発明のある実施形態による故障保護モジュールを実装したリング・ネットワーク上に存在する2個のネイバーLSRの拡大図を示す。
図19は、本発明のある実施形態によるラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示す。
図20は、本発明のある実施形態によるラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する別の方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示す。
図3は、伝送リンク331、333、335、337、339により接続し、リングを形成しているネットワークノード330、332、334、336、338のグループを示す。図3の実施形態では、リング上の全てのネットワークノードはラベルスイッチングをサポートし、このラベルスイッチングは、例えば、IETFが発行したMPLSプロトコルであり、ここではラベルスイッチ・ルータ(LSR)と呼ぶ。リング上の全てのLSRがMPLSドメインを形成する。リング上の各LSRは右側ネイバーと左側ネイバーを備えており、この場合、この説明の目的で、ネイバーLSRは、すぐ隣のLSRとして定義され、LSRに立っており、リングの中心に向いている人物に関連して各LSRに左右が定義される。各LSRを、MPLSドメインの一部分ではない他のネットワークノードと接続することができる。例えば、LSR A 330は、ホストX 340に接続し、LSR B 332はホストY 342に接続し、LSR C 334はホストZ 344に接続されている。図3の実施形態では、ネイバーLSR間のリンクは、少なくとも1本の光ファイバを備えるが、リンクは1本よりも多い光ファイバ、他の媒体、及び/又は仲介している他の非MPLSノードを備えることが可能である。図3の実施形態では、LSR330〜338は、イーサネット、ATM、フレーム・リレー、又は他のデータリンク層(層2)プロトコルを利用して、LSR間でパケットの伝送を実行することが可能である。さらに、LSR及びホストは任意のデータリンク層プロトコルを利用してパケットの交換を実行することもできる。
MPLSベースのネットワークでは、ラベル付けしたパケットが、LSPを介して、LSR間で転送される。LSPは、ネイバーLSR間、又は非ネイバーLSR間で定義することができる。MPLSドメイン内でラベル付けしたパケットが作成する、ネイバーLSR間の各ホップは、ラベルスイッチングされたホップと呼ばれる。ラベル付けしたパケットは、MPLSドメイン内に複数のラベルスイッチングされたホップを作成することができる。図3は、MPLSドメイン内に存在する、異なる2個の例証的なLSPを示す。この説明全体をとおして、LSPは、そのソースLSR及び宛先LSRによって識別されるため、LSR AからLSR Bまで走行するLSPがLSP A/Bと識別される。ここでは、LSPのソース及び宛先LSRをパスLSRと呼んでおり、LSPが1個よりも多くのラベルスイッチ・ホップにかけて伸びている場合、パスLSRはネイバーLSRと違っていてよい。図3のMPLSドメインはリングであるため、ソースLSRから宛先LSRまでの各LSPの方向は、各図中に示され、右回り又は左回りとして特徴付けることができる。図3中に示す2個の例証的なLSPは、LSP A/B及びLSP C/Eを含む。LSP A/Bは、LSR AからLSR Bへと右回り方向に走行し、また、LSP C/Eは、LSR CからLSR Eへと左回り方向に走行している。
本発明のある実施形態によれば、ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内におけるネイバーLSR間のワーキングLSPは、ワーキングLSPに保護LSPを確立することで保護され、この場合、ワーキングLSPの保護LSPは、ワーキングLSPのネイバーLSRを、リング周囲で、ワーキングLSPの方向とは反対の方向において接続する。ワーキングLSPが利用するリンクが故障すると、ワーキングLSPからのパケットが保護LSPにスイッチングされる。スイッチングされたパケットが、該パケットがネイバーLSRに達するまで、つまり、該パケットが達するネイバーLSRが、ワーキングLSPをトラバースするパケットを有するまで、保護LSPのトラバースを行う。すなわち、保護LSPにスイッチングされたパケットが、故障したリンクの他端上にあるネイバーLSRに達するまで、リング・ネットワークを、ワーキングLSPと反対方向にトラバースする。ある実施形態では、保護LSP上のホップの数と合うように、保護LSPをトラバースするパケットのTTL値を調整することで、ワーキングLSPをトラバースした後と同様に、パケットのTTL値が、保護LSPのトラバース後にも同一のまま維持される。ある実施形態では、ネイバーLSRに達した後に、保護LSPからのパケットがワーキングLSPに再びスイッチングされる。保護LSPから再びワーキングLSPにスイッチングされたパケットが、あたかもパケットがワーキングLSPをトラバースしたかのように扱われる。例えば、リング・ネットワーク周囲でパケットのラベルスイッチングを継続して、目的の宛先LSRに到達するか、又は、パケットがMPLSドメインから出ることができる。
保護LSPとTTL調整が事前に確率されるため、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障に応じて、保護スイッチングを高速且つ容易に実行することが可能である。ワーキングLSPが利用しているリンクの故障には、ファイバ切断、又は、サービスの質の許容範囲を超える低下が含まれ、このサービスの低下には、許容範囲を超える高いビットエラーレート(BER)又は待ち時間が含まれる。あらゆる技術を用いて故障を検出することが可能であり、どの故障検出技術を使用するかは本発明にとって重要ではない。
図4は、例証的なワーキングLSP、ワーキングLSP A/B 426、及び、ワーキングLSP用の例証的な保護LSP、保護LSP A/B 428を備えた、図3のリング・ネットワークを図示している。この説明全体をとおして、類似の参照符号は類似の要素を示すべく使用されている。ワーキングLSPは、LSR A 430からLSR B 432までのネイバーLSBの間で、右方向に向かって走行し、また、保護LSPは、LSR AからLSR Bまでの間を左方向に向かって走行している。ワーキングLSP A/Bが使用しているリンク上で故障が発生した場合、ワーキングLSP A/B用にラベル付けされたパケットが保護LSPにスイッチングされる。保護LSPにスイッチングされたパケットが、パケットがワーキングLSP A/Bを(右回り方向に)トラバースした場合と同様に、保護LSPを(ワーキングLSP A/Bと反対方向に)トラバースし、LSR Bへと伝送される。ある実施形態では、スイッチングされたパケットが保護LSPの端部(つまり、LSR B)に到達すると、パケットが再び元のワーキングLSPにスイッチングされ、その後、あたかも、パケットがワーキングLSP A/Bをトラバースした場合と同様に扱われる。
リング・ネットワークでは、ネイバーLSR間で同一のリンクを利用する複数のワーキングLSPが存在してよい。ある実施形態では、同一のリンクを利用する全てのワーキングLSPが、特定のワーキングLSPに固有の保護LSPによって同様の方法で保護される。別の実施形態では、同一のリンクを利用する複数のワーキングLSPが、1個の保護LSPによって保護される。つまり、リンク故障が生じた場合に、故障したリンクを利用する全てのワーキングLSPが1個の保護LSPにスイッチングされる。別の実施形態では、異なるグループのワーキングLSPを、異なる保護LSPで保護することができる。
本発明のある実施形態では、少なくとも1個のワーキングLSPが、リング・ネットワーク上の各ネイバーLSRを接続し、各ワーキングLSPについて保護LSPが確立される。全ての保護LSPは、図4を参照して記述したように確立され、この場合、各保護LSPが、特定のワーキングLSPの2個のネイバーLSRを、リング周囲において、ワーキングLSPとは反対の方向に接続する。
LSR A 430とLSR B 432間のリンクが、LSR AからLSR Bへ右回り方向で走行するワーキングLSPをサポートする一方で、これと同じリンクが、さらに、LSR BからLSR Aへ左回り方向で走行するワーキングLSPをもサポートすることが可能である。図5は、図3、図4のリング・ネットワークを示しており、図4に示したワーキングLSPと保護LSPとは反対の方向に走行する例証的なワーキングLSP 526と例証的な保護LSP 528を備えている。ワーキングLSPは、LSR B 532からLSR A 530へ左回り方向に走行し、保護LSPは、LSR BからLSR Aへ右回り方向に走行している。ワーキングLSP B/Aが利用しているリンク上に故障が生じると、ワーキングLSP B/Aにラベル付けしたパケットが各保護LSPにスイッチングされる。スイッチングされたパケットは、保護LSPを(ワーキングLSPとは反対方向に向かって)トラバースし、パケットがワーキングLSP B/Aをトラバースした場合と同様に、LSR Aへ伝送される。ある実施形態では、パケットが保護LSPの端部に到達すると、パケットが、元のワーキングLSPに再びスイッチングされ、また、ワーキングLSP B/Aをトラバースした場合と同様に扱われる。
図6〜図10は、本発明の実施形態によってワーキングLSPが保護される方法をより詳細に示した例証である。図6を参照すると、ホストX 640からホストY 642へパケットを送信することが望ましく、この両方はMPLSドメイン外に存在する。パケットが、各ホストとLSR間の接続650、652を介して、また、LSR AとLSR Bの間に確立したワーキングLSP A/Bを介して、ホストXからホストYへ送信される。図4を参照して上述したように、ワーキングLSP A/B 626に保護LSP 628が確立されている。図6の実施形態では、保護LSPはワーキングLSP A/Bに固有のものであるが、これは必須ではない。ワーキングLSP A/Bの保護LSPは、破線で示され、LSR AからLSR Bへ左回り方向に走行している。
さらに図6は、リング・ネットワーク上のLSR 630〜638の拡大図を示す。各々のLSRは、右側送信、受信モジュール642、644(TM及びRM)、左側送信、受信モジュール643、645を含む。送信モジュールは、パケットを処理し、そのネイバーLSRへ送信する。例えば、LSR Aの左送信モジュールが、パケットを処理し、LSR Bへ送信する。MPLSベースのネットワーキングの分野で知られているように、送信モジュールは、パケット・バッファとパケット・プロセッサを備えている。受信モジュールは、そのネイバーLSRから受信したパケットを処理する。例えば、LSR Bの右側受信モジュールが、LSR Aからパケットを受信し、この処理を行う。パケットベースのネットワーキングの分野で知られているように、受信モジュールは、パケット・バッファとパケット・プロセッサを備えている。
図7は、ワーキングLSP A/Bをトラバースする、例証的なラベルスイッチング・パケット706を示している。パケットは、ワーキングLSP A/Bをトラバースするために使用される外部ヘッダ708と、ワーキングLSP A/Bを識別するシム・ヘッダ710と、封入されたパケット711とを備え、この封入されたパケット711は、ヘッダ712(ここでは内部ヘッダと呼ぶ)と、ペイロード714と、恐らくは1個又はそれ以上のトレーラを含む。
ワーキングLSP A/Bをサポートするリンクが正しく機能している限り、MPLSドメイン内のパケットが、ワーキングLSPを使用して、LSR A 630からLSR B 632へ転送される。しかし、ワーキングLSP A/Bが利用するリンクの故障、例えばファイバ切断又はBERの劣化が生じた場合には、ワーキングLSP A/Bを介して送信されていたパケットが保護LSPにスイッチングされる。スイッチングされたパケットは、LSR AからLSR Bへと保護LSPを左回り方向にトラバースする。
図8は、LSR A 830とLSR B 832の間のリンクに故障が生じた場合におけるパケットトラバースのパスの一例を示している。LSR Aを参照すると、ホストX 840から受信され、ワーキングLSP A/Bへの使用を目的としたパケットが、LSR AとLSR B間のリンクが十分に動作している場合と同様に、依然として左側送信モジュール及びワーキングLSP A/Bへ伝送される。左側送信モジュールにて、パケットが、ワーキングLSP A/Bから保護LSP A/Bへスイッチング、又は「バウンシング」される。ある実施形態では、ワーキングLSPから保護LSPへのパケットのスイッチングには、送信モジュールのバッファから受信モジュールのバッファへのパケットのスイッチング、パケットのシム・ヘッダの変更が含まれる。シム・ヘッダの変更では、シム・ヘッダのMPLSラベルをワーキングLSPラベルから保護LSPラベルへスイッチングし、シム・ヘッダのTTLフィールドを調整する。シム・ヘッダのTTLフィールドの調整については、以下で図9を参照してより詳細に説明する。ワーキングLSPから保護LSPへのMPLSラベルの変更では、さらに、外部ヘッダの変更がされることで、保護LSP上のネクストホップLSRが識別される。保護LSPが事前に確立されているので、外部ヘッダの変更は単純なタスクである。
図9は、図7のパケット906を示しているが、この場合は、シム・ヘッダ910が変更されたため、パケットが、ワーキングLSPではなく保護LSPをトラバースすることが可能である。詳細には、シム・ヘッダのMPLSラベルフィールド918が、ワーキングLSP A/Bの識別から保護LSP A/Bの識別に変更される。封入されたパケット911のヘッダ912とペイロード914には何の変更も加えられない。シム・ヘッダを変更するために必要な動作は、パケットをワーキングLSPから保護LSPへのリルートすることだけであるため、また、リング・ネットワーク周囲に保護LSPが事前に確立されているため、保護処理を迅速且つ容易に実現することができる。パケットが保護LSPをトラバースする際に、封入されたパケットのヘッダ及びペイロードが中間LSRによって検査されることはない。保護スイッチングは、故障したリンクに直接接続したLSRによって制御されるため、リンクの故障を迅速且つ容易に検出することが可能であり、また、リンクの故障と保護スイッチングの間の遅延を最小化することが可能である。これとは反対に、他の保護スイッチング技術は、故障を検出するため及び保護スイッチングを開始するための多数のダウンストリーム・ホップであってよいLSRからのアップストリーム生存性メッセージを基となし得る。
シム・ヘッダのMPLSラベルフィールドの、ワーキングLSPから保護LSPへの変更に加えて、本発明のある実施形態によれば、パケットがそのワーキングLSPから保護LSPへスイッチングされた際に、シム・ヘッダ内のTTLフィールドの値(TTL値)が調整される。TTL値の調整は、LSR AとLSR Bの間に、保護LSPに沿って存在するホップの追加の数Nと合うように行われる。つまり、パケットが、ワーキングLSPと保護LSPのいずれかを介してネクストホップLSRに到達するかに関わらず、ネクストホップLSRに到達するパケットのTTL値は同一でなければならず、また、保護LSPに沿って、ワーキングLSPのホップよりも多数のホップが存在しているので、保護LSPへスイッチングされたパケットのTTL値を上方に調整しなければならない。
図8、図9の例では、パケットが、ワーキングLSP A/Bと保護LSP A/BのいずれをトラバースすることによってLSR Bに到達するかに関わらず、各パケットのTTL値は同一でなければならない。保護LSPは、ワーキングLSPよりも3だけ大きいホップ(N=3)を必要とするため、保護LSPをトラバースするパケットのTTL値が3だけ上昇して追加のホップと合うようにすることで、パケットがワーキングLSPと保護LSPのいずれをトラバースしたかに関わらず、LSP Bにおいて各パケットのTTL値が同一になる。図8を参照すると、ワーキングLSPをトラバースするパケットのTTL値は、まず最初に2に設定され、LSR Bにて減少された際にTTL値が1になるようにされる。図8の実施形態では、0又は1のTTL値が、パケットがそれ以上ラベルスワップされるべきでないことを示す。パケットのTTL値は、まず最初に、ワーキングLSP A/Bをトラバースするために2に設定され、次に、調整されたTTL値が、保護LSPをトラバースするために5(2+3=5)に設定される。その後、パケットのTTL値が、保護LSP上でトラバースされた、ラベルスイッチした各々のホップにつき1だけ減少する。図9は、例えば図8の保護LSPについて調整されたTTL値を計算するアルゴリズムを示している。特定の保護LSPの各々についてのTTL調整アルゴリズムが事前に確立されるため、TTL値の調整を迅速且つ容易に実行することが可能である。調整したTTL値を含んだパケットが、そのTTL値が各ホップにおいて減少している状態で、その保護LSPをトラバースすると、宛先LSRにおけるTTL値が、パケットがその関連するワーキングLSPをトラバースした場合と同様に、全て同値になる。
LSR AとLSR B間のリンク上のワーキングLSPを保護する全ての保護LSPが同一の保護ルートをトラバースし、同数のホップを形成するため、LSR AとLSR B間のリンク用の全ての保護LSPのための調整されたTTL値が、同一のアルゴリズムを使用して生成される。例えば、LSR AとLSR B間のリンク用の全ての保護LSPが、ワーキングTTL値に3個のホップを追加して生成した、調整されたTTL値を有する。
図8を参照して、保護スイッチングの実施形態についてさらに説明する。LSR A 830を参照すると、パケットの左側送信モジュールから左側受信モジュールへのスイッチングを含む、ワーキングLSPから保護LSPへのパケットのスイッチングの後に、パケットが、通常にラベル付けしたパケットと全く同様に、左側受信モジュールから右側送信モジュールへと、LSR A上で転送される。保護LSP 828上のパケットがLSR Aの右側送信モジュールから送信され、保護LSPをトラバースし、LSR E、D、C(838、836、834)を通過し、LSR B 832の左側受信モジュールへ到達する。各LSRにおいて、シム・ヘッダのTTL値が1だけ減少し、この減少したTTL値が、出力ラベルスイッチングされたパケットに算入される。保護LSP上のLSR Bにて受信されたパケットが、ワーキングLSP A/Bに再びスイッチングされるべきパケットとして認識される。
図8の実施形態では、LSR B 832にてパケットを保護LSPからワーキングLSPへ再びスイッチングするには、パケットを左側受信モジュールから右側受信モジュールへスイッチングする。パケットをLSR Bの右側受信モジュールへスイッチングするためには、パケットをまずLSR Bにかけて右側送信モジュールへと通過させ、次に右側受信モジュールへとスイッチングする。図8の実施形態では、伝送パスウェイが容易に使用可能なLSR内に出るため、パケットをLSRにかけて、左側受信モジュールから右側送信モジュールへと通過させる。パケットが右側送信モジュールに伝送されると、パケットが右側受信モジュールにスイッチングされる。パケットを右側受信モジュールにスイッチングするには、パケットを保護LSPから再び元のワーキングLSPへスイッチングし、TTL値を、保護LSPシム・ヘッダからワーキングLSPシム・ヘッダへ送信する。例えば、ワーキングLSP A/Bの保護LSP上で受信したパケットが、ワーキングLSP A/Bへ再びスイッチングされ、これと同時に、受信したパケットからのTTL値が持ち越される。右側受信モジュールにて、パケットはあたかもワーキングLSPをLSR AからLSR Bへ(右回り方向に)トラバースしたかのように扱われる。右側受信モジュールにおいて、(減少後の)TTL値は1であるため、パケットのシム・ヘッダがポップされ、また、封入されたパケットがあたかもパケットがワーキングLSP A/BへトラバースしたかのようにホストY 842へ転送される。シム・ヘッダは、パケットが再び元のワーキングLSPへスイッチングされるまでポップされないので、受信側のポートは内部ヘッダを読み取らず、トポグラフィ学習(例えば、MACムーブ)がトリガされない。
ある実施形態では、保護LSP上で受信されたパケットを関連するワーキングLSPへ再度スイッチングする動作は、自動的に、また、任意のリンク故障表示とは無関係に実施される。例えば、LSR Bは、保護LSP上で受信された全てのパケットを、関連するワーキングLSPへスイッチングするようにプログラムされている。各LSPは固有のMPLSラベルを有するため、LSRが、保護LSP上で受信されたパケットを認識し、このパケットを自動的に対応するワーキングLSPへ再びスイッチングすることができる。これ以外のLSP上で受信されたパケットは、通常のMPLSパケットとして扱われる。再び、保護LSP上で受信されたパケットは、自動的にワーキングLSPへスイッチングされるため、内部ヘッダが読み取られず、トポグラフィ学習は開始されない。
保護LSP上で受信されたパケットを対応するワーキングLSPへ再びスイッチングすることにより、また、保護LSP上へ送信されたパケットのTTL値を調整することにより、保護LSPをトラバースするパケットが、ワーキングLSPをトラバースした状態と同様の状態に迅速且つ容易に戻る。ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングする特定の技術、また、保護LSPから再びワーキングLSPへパケットをスイッチングする特定の技術について説明したが、本発明から逸脱しないこれ以外の技術を使用してスイッチングを達成することも可能である。
図10は、保護LSP上で受信されたパケットを扱う方法を示す別の例である。図10は、保護LSP上のLSR B 1032にて受信されたパケットが、元のワーキングLSPへスイッチングされないことを除いて、図8と同一である。図10の実施形態では、LSR Bは、保護LSP上で受信されたパケットのTTL値を読み取り、このパケットが引き続きラベルスイッチングされるべきではないと認識する。例えば、0又は1のTTL値は、パケットがそれ以上ラベルスイッチングされるべきではない旨を示す。パケットがラベルスイッチングされるべきでないと認識されると、シム・ヘッダがポップされ、封入されたパケットが通常のパケットとして転送される。LSR Bを参照すると、右側受信モジュールとホストY 1042間の太線1054は、パケットが、図8を参照して説明したように元のワーキングLSPへスイッチングされないことを示す。
保護モードでの動作は様々な異なる方法で終了することができる。ある実施形態では、伝送LSRは、保護LSPの使用から、ワーキングLSP及び前回故障したリンクの使用へと再び手動で変更される。別の実施形態では、伝送LSRが、指定された時間後に、ワーキングLSP及び故障したリンクへ再び復帰しようと試みる。別の実施形態では、ワーキングLSPがリマップされ、故障したリンクを回避する。
図6〜図10を参照して説明した例では、パケットはMPLSドメイン外のソースにおいて開始しているが、ワーキングLSP上のリング周囲を移動する任意のパケットであれば、これと同一の方法で保護することができる。例えば、ワーキングLSP E/AからワーキングLSP A/Bへ(右回り方向に)通過するパケットは、上述したものと同一の方法で、保護LSP A/Bによって保護することができる。
図11は、当該パケットがMPLSドメイン内の複数のワーキングLSPをトラバースすることを除いて、図6〜図10を参照して説明した例と類似している、保護スイッチングの例を示している。図11を参照すると、MPLSドメイン外にある、ホストX 1140からホストZ 1144へパケットを送信することが望ましい。パケットは、それぞれホストとLSR間の接続1150、1153を介して、また、MPLSドメイン内に確立したワーキングLSP A/B 1126とLSP B/C 1127を介して、ホストXからホストZへ送信される。図11の例では、ワーキングLSP A/Bが、LSR A 1130とLSR B 1132間のリンクを使用し、ワーキングLSP B/Cが、LSR B及びLSR C 1134の間のリンクを使用する。ワーキングLSP A/Bの保護LSP1128については、例証的な目的のために、以降で詳細に説明しているが、ワーキングLSP B/Cについて、類似の保護LSPも確立されなければならないことが理解されるべきである。ワーキングLSP A/Bの保護LSPは、破線で示され、LSR AからLSR Bへ左回り方向に走行している。図11の実施形態では、保護LSPは、LSR Aの右側送信モジュールからLSR Bの左側受信モジュールへ走行している。当該パケットの最終宛先LSRがLSR Cであっても、保護LSPはLSR AからLSR Bへ走行する。
図12は、ワーキングLSP A/Bをトラバースする例証的なパケット1206を示している。パケットは、ワーキングLSP A/Bのトラバースに使用される外部ヘッダ1208、ワーキングLSP A/Bを識別するシム・ヘッダ1210、封入されたパケット1211を備えており、この封入されたパケット1211は、ヘッダ1212(内部ヘッダと呼ぶ)とペイロード1214を備えている。シム・ヘッダのTTL値が、ラベルスイッチングされたホップの数に関連し、パケットがリング周囲を移動するとされる値に設定される。
同様に、図13は、ワーキングLSP B/Cをトラバースする、図12のパケットの例を示す。このパケットは、図11の、ワーキングLSP B/Cのトラバースに使用される外部ヘッダ1308、ワーキングLSP B/Cを識別するシム・ヘッダ1310、及び、封入されたヘッダ1312とペイロード1314を備えている。パケットがワーキングLSP A/B、LSP B/Cをトラバースする際に、封入されたヘッダ及びペイロードは変更されずに利用される点に留意すること。さらに、封入されたパケットが、LSP A/BからLSP B/Cへスワップされ、また、入力パケットからのTTL値が、出力パケットのTTL値を計算するために使用される。詳細には、出力パケットのTTL値は、入力TTL値を1だけ減少させることで計算する。
ワーキングLSP A/Bをサポートするリンクが正しく機能している限り、パケットが、ワーキングLSP A/B 1126上で、LSR A 1130からLSR B 1132へ転送される。しかし、ワーキングLSP A/Bが使用するリンクに故障、例えばファイバ切断又はBERの劣化がある場合には、LSP保護が実現され、ワーキングLSP A/Bにかけて送信されたパケットが、保護LSP1128にスイッチングされる。スイッチングされたパケットが、保護LSPを、LSR AからLSR Bへ左回り方向にトラバースする。
図14は、LSR AとLSR Bの間にリンクの故障がある場合に、パケットがトラバースするパスの例を示している。LSR A 1430を参照すると、ホストX 1440から受信され、ワーキングLSP A/B用に意図されるパケットが、あたかもワーキングLSP A/Bが動作中であるかのように、左側送信モジュール及びワーキングLSP A/Bへ伝送される。左側送信モジュールにおいて、パケットが、ワーキングLSP A/Bから保護LSPへスイッチング又は「バウンシング」される。ある実施形態では、ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスッチングするためには、送信モジュールのバッファから受信モジュールのバッファへパケットをスイッチングし、シム・ヘッダを変更する。シム・ヘッダを変更するには、ワーキングLSPラベルから保護LSPラベルへMPLSラベルをスイッチングし、シム・ヘッダのTTL値を調整して、保護LSP上でラベルスイッチングしたホップの数の増加に合うようにする。ワーキングLSPから保護LSPへのMPLSラベルの変更によって、さらに、パケットの外部ヘッダが変更され、これにより、保護LSP上のネクストホップLSRが識別される。
図15は、パケットがワーキングLSPから保護LSPへスイッチングされた状態にある、図12のパケットを示している。詳細には、パケットのシム・ヘッダ1510が、ワーキングLSP A/Bの識別から、保護LSP A/Bの識別へと変更され、また、外部ヘッダ1508が、保護LSP上のネクストホップLSRを識別するべく変更される。シム・ヘッダの拡大図に示すように、シム・ヘッダのTTL値も上述のように調整され、これにより、保護LSPに沿ったLSR AとLSR Bの間に存在する追加のホップ数と合うようになる。図14の実施形態では、元のTTL値が3に設定され、LSR Cでシム・ヘッダがポップされる前に、パケットが2個のラベルスイッチングされたホップを有することが可能になる。初期のTTL値に3を追加することで(つまり、3+3=6)、調整したTTL値が6に設定される。封入されたパケット1511のヘッダ1512とペイロード1514には変更は行われない。
再び図14を参照すると、パケットがワーキングLSP A/Bから保護LSP A/B 1428へスイッチングされた後に、パケットが、通常のラベルスイッチングされたパケットと同様に、LSR A 1430上で、左側受信モジュールから右側送信モジュールへ転送される。保護LSP上のパケットが、LSR Aの右側送信モジュールから送信され、LSR E、D、C(1438、1436、1434)を通過して保護LSPをトラバースし、LSR B 1432の左側受信モジュールに到達する。各々のLSRにおいて、シム・ヘッダのTTL値が1だけ減少し、この減少したTTL値が出力ラベルスイッチングされたパケットに算入される。保護LSP A/B上でLSR Bにて受信されたパケットが、LSR Bによって、ワーキングLSP A/Bへ再びスイッチングされるべきパケットとして認識される。
図14の実施形態では、保護LSP A/BからLSR B 1432にてワーキングLSP A/Bへパケットを再びスイッチングするには、パケットを左側受信モジュールから右側受信モジュールへスイッチングする。右側受信モジュールへパケットを送信するためには、まず、パケットをLSR B上で右側送信モジュールへ送信し、次に、右側受信モジュールへスイッチングする。右側送信モジュールから右側受信モジュールへパケットをスイッチングするには、パケットを保護LSPから元のワーキングLSPへ再びスイッチングし、その後、TTL値を、保護LSPシム・ヘッダからワーキングLSPシム・ヘッダへ送信する。パケットが保護LSPからワーキングLSPへスイッチングした後、保護LSP上に到達した、LSR Bにおけるパケットは、図12を参照して説明した、ワーキングLSP上のLSRBに到達したパケットと同一のものである。特に、パケットが保護LSPへスイッチングされた際に各パケットのTTL値が調整されるため、パケットのTTL値は、ワーキングLSPをトラバースしたパケットのTTL値と同一である。これに加え、シム・ヘッダがLSR Bによってポップされないため、LSRが入力パケットの内部ヘッダを読み取らず、また、保護LSP上で受信されたパケットがトポロジー学習のトリガを実行しない。
再び図14を参照すると、パケットが、LSR B 1432の右側受信モジュールへスイッチングされた後に、パケットが、LSR B上で、左側送信モジュールへ送信され、次に、ワーキングLSP B/C 1427上に配置される。保護LSPシム・ヘッダから送信されたTTL値が、ワーキングLSP B/Cシム・ヘッダにTTL値を設定するために使用される。図16は、シム・ヘッダがワーキングLSP B/Cへスイッチングされた後の状態にある、図15のパケットを示している。図16に示すパケットは、図13に示されたパケットと同一であり、MPLSラベル、TTL値、外部ヘッダを含んでいる。図16に示したパケットは、保護スイッチングが不要である場合における、図11、図13を参照した説明のとおりに、ワーキングLSP B/Cをトラバースする。
ワーキングLSP B/C上のパケットがLSR C 1434に到達すると、シム・ヘッダのTTL値によって、シム・ヘッダがポップされ、封入されたパケットがホストZ 1444へ転送される。例えば、図16を参照すると、前回封入されたパケット1611を残したまま、外部ヘッダ1608が除去され、シム・ヘッダ1610がポップされる。前回封入されたパケットはMPLSドメインを出て、通常のパケットと同様に、ホストZへ転送される。
図17は、保護LSP上で受信されたパケットを扱う方法の別の例を示している。保護LSP上で受信されたパケットが元のワーキングLSPへスイッチングされないことを除いて、図17は図14と同一である。図17の実施形態では、LSR B 1732が、保護LSP上で受信されたパケットのTTL値を読み取り、依然としてパケットをラベルスイッチングする必要があることを認識する。例えば、パケットの(減少後の)TTL値が1よりも大きい場合には、依然としてパケットをラベルスイッチングする必要がある。LSR Bの右側受信モジュールへパケットをスイッチングすることを含む、元のワーキングLSPへのパケットのスイッチングを行う代わりに、パケットをネクストホップ・ワーキングLSPへ直接スイッチングすることができる。図17の実施形態では、左側受信モジュール・バッファから左側送信モジュール・バッファへパケットをスイッチングし、シム・ヘッダを変更することにより、パケットが、保護LSPからネクストホップ・ワーキングLSPへスイッチングされる。シム・ヘッダを変更するには、シム・ヘッダのMPLSラベルを、保護LSPラベルからネクストホップ・ワーキングLSPラベルへスイッチングし、TTL値を、入力TTL値を減少した値に設定する。
図18は、図3のリング・ネットワーク上に存在する2個のネイバーLSR 1830、1832の拡大図を示す。各LSRは、右側送信モジュール1842、右側受信モジュール1844、左側送信モジュール1843、左側受信モジュール1845、パケットプロセッサ1858、ラベルスイッチング・モジュール1860、及び故障保護モジュール1862を備えている。
パケットプロセッサ1858が、LSR内でスイッチングされたパケットを管理する。詳細には、パケットプロセッサは、LSRによって実行されるデータリンク層機能とネットワーク層機能を扱う。
ラベルスイッチング・モジュール1860が、LSRのラベルスイッチング機能を管理する。ラベルスイッチング・モジュールの特定の機能には、パケットへのシム・ヘッダの生成、転送同値クラス(FEC)の確立、TTL値の減少、ラベル値の提供、ラベル情報ベースの維持が含まれる。本発明のある実施形態では、最後から2番目のホップ・ポッピング機能が使用不能になるため、TTL値の継続性が維持される。
ラベルスイッチング・モジュール1860のその他の機能は、MPLSドメインのトポロジーを学習することである。リングLSRにより多くの異なるプロトコルを使用することで、リング上の別のLSRにトポロジー情報を通信することが可能である。ある実施形態では、リング上の各LSRが左右のネイバーに対して、定期的な広告メッセージをリングのトポロジーに関する情報とともに送信する。この広告には、リング上のLSRの数、リング上のLSRのMACアドレス、LSRの左右にあるリンクのタイプ、リング上のLSRの左右側トラフィック情報などの情報が含まれる。
ラベルスイッチング・モジュール1860の別の機能は、入力パケットのTTL値を、同一の出力パケットの減少したTTL値にスティッチングするものである。つまり、LSRの送信モジュールにおけるラベルスイッチングしたパケットのTTL値は、LSRの受信モジュールにおける同じパケットのTTL値の減少した値でなければならない。例えば、図18を参照すると、LSR Aの右側受信モジュールにて受信され、LSR Bへ移動するパケットのTTL値は、LSRからパケットが伝送される前に減少される。リングパケットのTTL値は、各ホップにて減少する必要がある。ある実施形態では、ラベルスイッチング・モジュールによって、パケットが受信された際に、リングパケットのTTL値が減少し、また、リングパケットが次のリングLSP上で出力される前に、TTL値がリングLSR上でスティッチングされる。次のリングLSP上でリングパケットが出力される前におけるTTL値の減少に関しては、最新の発明の譲受人に譲渡された出願番号09/865,035号の特許明細書「ラベルスイッチング・ドメインにおける伝送ループを防止する方法及びシステム(Method and System for Preventing Transmission Loops in a Label Switching Domain)」に記述されており、本願に引用して援用している。ある実施形態では、TTLスティッチングは、ハードウェアデバイスによって実行される。ラベルスイッチング・モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。
故障保護モジュール1862は、図3〜図17を参照して上述した故障保護機能を管理する。ある実施形態では、リング上の全てのLSRは故障保護モジュールを備え、故障保護が正確に、確実に実行される。故障保護モジュールの特定の機能には、保護LSPの確立、ワーキングLSPから保護LSPへ、また、保護LSPから再びワーキングLSPへのパケットのスイッチング、及び、TTL値の調整が含まれる。ラベルスイッチング・モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。
例証の目的から、MPLSをラベルスイッチング・プロトコルとして説明したが、本発明は、ラベル、又はこの同等物、TTLフィールド、又はこの同等物を使用する、あらゆるラベルスイッチング・プロトコルで実現することができる。
図19は、ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示している。ステップ1970では、リング・ネットワーク内の第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でワーキングLSPが識別され、ワーキングLSPは、リング・ネットワーク周囲で第1方向を有する。ステップ1971では、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障が生じた場合に、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でパケットを通信するために、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間に保護LSPが確立され、該保護LSPはリング・ネットワークを利用し、第1方向とは反対の方向を有する。ステップ1972では、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障に応じて、パケットが、ワーキングLSPから保護LSPへスイッチングされる。ステップ1973では、パケットが保護LSPをトラバースした後に、パケットが、保護LSPから再びワーキングLSPへスイッチングされる。
図20は、ラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する別の方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示す。ステップ2074では、リング・ネットワーク内の第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でワーキングLSPが識別され、ワーキングLSPはリング・ネットワーク周囲で第1方向を有する。ステップ2075では、ワーキングLSPが利用しているリンクに故障が生じた場合に、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でパケットを通信するために、第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間に保護LSPが確立され、該保護LSPは、リング・ネットワークを使用し、第1方向とは反対の方向を有する。ステップ2076では、ワーキングLSPが利用しているリンクの故障に応じて、ワーキングLSPから保護LSPへパケットがスイッチングされる。ステップ2077では、スイッチングされたパケットのTTL値が、保護LSPに沿ったLSRの数の関数である値によって調整される。ステップ2078では、パケットが、保護LSPをトラバースした後に、保護LSPからワーキングLSPへ再びスイッチングされる。ステップ2079では、保護LSPをトラバースしたパケットからのTTL値を使用して、保護LSPからワーキングLSPへ再びスイッチングされたパケットのTTL値が生成される。
本発明の特定の実施形態を説明及び例証してきたが、本発明は、説明及び例証した部分の特定の形態及び配置に制限されるものではない。本発明は特許請求項によってのみ制限される。
、従来技術によるMPLSを使用してパケットの転送を行うMPLSドメイン内のネットワーク・ノードのグループを示す図である。 従来技術によるIPヘッダ、MPLSシム・ヘッダ、イーサネット・ヘッダを含む、ラベルスイッチングしたパケットの一例を示す図である。 リング・ネットワーク内でリンクをトラバースする2個の例証的なLSPを含んだリングを形成するために、伝送リンクによって接続したLSRのグループを示す図である。 本発明のある実施形態による例証的なワーキングLSPと、該ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、図3のリング・ネットワークを示す図である。 本発明による例証的なワーキングLSPと、該ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、図3のリング・ネットワークを示す図である。 例証的なワーキングLSPと、ワーキングLSP用の例証的な保護LSPを備えた、リング・ネットワーク上のLSRの拡大図である。 図6に示したワーキングLSP A/Bをトラバースする、例証的なラベルスイッチングしたパケットを示す図である。 図6のリング・ネットワークを示す図である。 シム・ヘッダを変更した状態にある、図7のパケットを示す図である。 図6のリング・ネットワークを示す図である。 2個の例証的なワーキングLSPと、そのうち1個のワーキングLSPのための例証的な保護LSPとを備えた、リング・ネットワーク上のLSRの拡大図である。 図11に示したワーキングLSP A/Bをトラバースする、例証的なラベルスイッチングされたパケットを示す図である。 図11に示したワーキングLSP B/Cをトラバースする、図12のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す図である。 図11のリング・ネットワークを示す図である。 ワーキングLSPから保護LSPへパケットをスイッチングした後の状態、また、本発明のある実施形態に従ってTTL値を調整した後の状態にある、図12のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す図である。 本発明のある実施形態に従って、保護LSPから再びネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングした後の状態にある、図15のラベルスイッチングしたパケットの一例を示す図である。 図11のリング・ネットワークを示す図である。 本発明のある実施形態による故障保護モジュールを実装したリング・ネットワーク上に存在する2個のネイバーLSRの拡大図である。 本発明のある実施形態によるラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示す図である。 本発明のある実施形態によるラベルスイッチングを利用したリング・ネットワーク内における2個のLSR間でLSPを保護する別の方法のプロセスフロー・ダイアグラムを示す図である。

Claims (8)

  1. 情報のパケットを通信するために、ラベルスイッチング・プロトコルを利用したリング・ネットワーク内における2個のラベルスイッチルータ(LSR)の間でラベルスイッチングされたパス(LSP)を保護する方法であって、前記リング・ネットワーク内の各LSRが、それぞれのリンクによって、右側ネイバーLSRおよび左側ネイバーLSRと接続しており、前記方法が、
    前記リング・ネットワーク内の第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間でワーキングLSPを識別し、前記ワーキングLSPが、前記リング・ネットワーク周囲の第1方向を有し;
    前記ワーキングLSPが利用している前記リンクに故障が生じた場合に、前記第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSR間でパケットを通信するために、前記第1ネイバーLSRと第2ネイバーLSRの間に保護LSPを確立し、前記保護LSPが前記リング・ネットワークを使用し、前記第1方向と反対の方向を有し
    前記ワーキングLSPから前記保護LSPへのパケットのスイッチングに、前記パケットの存続時間(TTL)値を調整して、前記保護LSPに沿ったLSRの数と合わせることが含まれ;
    前記ワーキングLSPが利用している前記リンクの故障に応じて、前記ワーキングLSPから前記保護LSPへパケットをスイッチングする方法。
  2. さらに、前記パケットが前記保護LSPをトラバースした後に、前記保護LSPから再び前記ワーキングLSPへパケットをスイッチングする、請求項1に記載の方法。
  3. さらに、前記パケットが前記保護LSPをトラバースした後に、前記保護LSPからネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記TTL値の調整に、前記TTL値へのNの追加が含まれ、この場合、Nは、前記保護LSPに沿ったLSRの数の関数である、請求項1に記載の方法。
  5. ラベルスイッチング・プロトコルを利用したリング・ネットワーク内における2個のラベルスイッチ・ルータ(LSR)間でラベルスイッチングされたパス(LSP)を保護し、前記リング・ネットワーク内のLSR間で情報のパケットを通信するシステムであって、前記リング・ネットワーク内の各LSRが、それぞれのリンクによって、右側ネイバーLSRと左側ネイバーLSRと接続しており、前記リング・ネットワーク内の各LSRが、
    ラベルスイッチング・モジュールを備え、該ラベルスイッチング・モジュールが、LSRに関連しており、前記LSRとネイバーLSRの間のワーキングLSPを識別するものであり、また、前記ワーキングLSPが、前記リング・ネットワーク周囲の第1方向を有し;
    さらに、故障保護モジュールを備え、前記故障保護モジュールが;
    前記LSRと前記ネイバーLSRの間に保護LSPを確立し、前記ワーキングLSPが利用している前記リンクに故障が生じた場合に、前記保護LSPにより、前記LSRと前記ネイバーLSRの間でパケットの通信が可能になり、前記保護LSPが前記リング・ネットワークを使用し、前記第1方向とは反対の方向を有し
    前記ワーキングLSPから前記保護LSPへのパケットのスイッチングに、前記保護LSPに沿ったLSRの数と合わせるように、前記パケットのTTL値を調整することが含まれ;
    前記ワーキングLSPが利用している前記リンクの故障に応じて、前記ワーキングLSPから前記保護LSPへパケットをスイッチングするシステム。
  6. 前記パケットが前記保護LSPをトラバースした後に、前記故障保護モジュールが、前記保護LSPから再び前記ワーキングLSPへパケットをスイッチングするための論理を含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記故障保護モジュールが、前記保護LSPからネクストホップ・ワーキングLSPへパケットをスイッチングするための論理を含む、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記TTL値の調整に、前記TTL値へのNの追加が含まれ、この場合、Nは、前記保護LSPに沿ったLSRの数の関数である、請求項5に記載のシステム。
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