JP4130081B2

JP4130081B2 - Cross-linked rubber bed cushion structure

Info

Publication number: JP4130081B2
Application number: JP2002036591A
Authority: JP
Inventors: 和男國井; 至堀口
Original assignee: Okamoto Industries Inc; France Bed Co Ltd
Current assignee: Okamoto Industries Inc; France Bed Co Ltd
Priority date: 2002-02-14
Filing date: 2002-02-14
Publication date: 2008-08-06
Anticipated expiration: 2022-02-14
Also published as: JP2003235682A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、架橋ゴム製のベッド用クッション構造体に関する。
【０００２】
【従来技術】
椅子や座席のクッションには、人間の体重を支え、保持する機能が要求され、ベッド用のクッションについては更に寝心地の良さが要求される。すなわち、これらのクッションには、適度な柔らかさと圧縮性を有し、振動吸収性が良く、変形追従性があり、ヘタリがないことなどが要求される。そして、従来は、綿や合成繊維短繊維のウェッブ、ポリウレタン発泡体などの合成樹脂発泡体、コイル状のバネ体などを、単独で或いは組み合わせて用いられてきた。
【０００３】
また、クッションは、その形状にも注目され、例えば表面に凹凸を設けたり、肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させたベッド用クッションが知られている。そして、例えば、肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させたクッションについて、この隔壁をスポンジゴムや半硬質材で構成したり、ゲル物質で構成したものが知られている（実開昭５２−１５３０７号公報、米国特許第５７４９１１１号明細書）。上記隔壁をスポンジゴムで構成したものは、隔壁のスポンジゴムの圧縮によりクッション性をもたせるものであるため、いわゆる底つき感が生じやすい。また、隔壁を半硬質材で構成させたものは、主に隔壁の半硬質材の側方への傾動によってクッション性をもたせるものであるため、柔らかさに欠け、小さな荷重に対応する緩衝性が劣る問題点がある。また隔壁をゲル物質で構成したものは、隔壁のゲル状物質の屈曲によってクッション性をもたせるものであるのでクッション性は良いが、ゲル状物質であるため、いわゆるヘタリが早いなど耐久性に欠ける問題点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させたクッション構造体について、底つき感がなく、柔軟で小さな荷重に対しても緩衝性が良く、またヘタリが少ない耐久性の良いベッド用クッション構造体を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、押圧されたとき座屈する肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させてなるクッション構造体であって、上記隔壁が、天然ゴム４０〜８０質量％、ポリイソプレンゴム１０〜４０質量％及びポリブタジエンゴム１０〜２０質量％（三者の合計１００質量％）からなるゴム混合物の架橋物（架橋ゴム）で構成され、その架橋ゴムはショアＡで２０〜４０の硬度を有し、反応性可塑剤として液状ポリイソプレンゴム、補強剤としてホワイトカーボンが配合されており、且つ隔壁の厚さが１〜３ｍｍであることを特徴とするベッド用クッション構造体である。また、上記架橋ゴムには、ブルーミング防止剤を配合するのが好ましい。ブルーミング防止剤は高分子量脂肪族カルボン酸の複合化エステルが好ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明のベッド用クッション構造体を模式的に示した斜視図である。全体が架橋ゴムで構成されている。１はベッド用クッション構造体の縦方向の側壁であり、２はこのクッション構造体の横方向の側壁である。３は縦方向に並立している隔壁、４は横方向に並立している隔壁である。この隔壁３と隔壁４とで格子を形成している。押圧するすなわち荷重が掛かると、その部分の隔壁が座屈し、クッション作用をする。このクッション構造体を繋ぎ合わせてベッド用クッションにする。
【０００７】
本発明で用いる架橋ゴムの原料ゴムとしては天然ゴム及び／又は合成ゴムが用いられる。合成ゴムとしてはポリブタジエンゴム、ポリクロロプレンゴム、ポリイソプレンゴム、ブタジエンスチレンゴム、ブタジエンアクリロニトリルゴム、イソブチレンイソプレンゴムなどが挙げられる。ベッド用クッション構造体の硬度（柔らかさ）、ヘタリの防止、耐久性、変形追従性などの性質を考慮して１種又は２種以上のゴムを混合して使用する。
【０００８】
そして、本発明で用いる架橋ゴムの原料ゴムは、ポリブタジエンゴムを配合したゴム混合物が架橋ゴムに弾性を付与する点から好ましい。その配合量は、原料ゴムの１０〜２０質量％が好ましい。特に好ましい原料ゴムは、天然ゴム、ポリイソプレンゴム及びポリブタジエンゴムの混合物であり、本発明では、天然ゴム４０〜８０質量％、ポリイソプレンゴム１０〜４０質量％及びポリブタジエンゴム１０〜２０質量％（三者の合計１００質量％）のゴム混合物を用いる。これらのゴムは、ベッド用クッション構造体に成形する時に、加硫剤で加硫され架橋ゴムとなる。加硫剤は、通常用いられている硫黄、有機含硫黄化合物などが使用できる。また、加硫の際には、通常用いられている加硫促進剤、有機系加硫促進助剤及び／又は無機系加硫促進助剤を使用するのが好ましい。
【０００９】
本発明で隔壁を構成する架橋ゴムは、硬度がショアーＡで２０〜４０、好ましくは３０〜４０のものである。肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させた構造のベッド用クッション構造体の隔壁に上記の硬度の架橋ゴムを用いた場合は、荷重が掛かると隔壁が適度に座屈し、底つき感がなく、柔軟で小さな荷重に対しても緩衝性が良いクッション構造体が得られる。また、ベッド用クッション構造体のヘタリは、隔壁を構成する架橋ゴムの永久伸び、圧縮永久歪みに関係し、そしてこれらの値が小さいほどヘタリが少ない。ベッド用クッション構造体の永久伸びは５％以下、圧縮永久歪みは５０％以下（ＪＩＳＫ６２６２に準拠）が好ましい。
【００１０】
また、本発明においては、架橋ゴムに、反応性可塑剤を配合する。反応性可塑剤は反応性部位を有す可塑剤であり、この反応部位は炭素−炭素二重結合、末端活性水素基、化学修飾反応性官能基などがあるが、本発明ではゴムと架橋するものが好ましくしく、その観点から、反応部位が炭素−炭素二重の反応性可塑剤が好ましい。そして、本発明において、反応性可塑剤は架橋ゴムに柔らかさを付与し、所定の硬度を保持する目的で配合する。そのため、ＳＰ値の低いジエン系の反応性可塑剤が好ましく、イソプレン系、ブタジエン系、イソプレン−ブタジエン系などが用いられ、これらの分子量は１０，０００〜１００，０００程度が好ましい。分子量が小さいと未反応物がブリードして、ベッド用クッション構造体に荷重がかかったとき音鳴り、貼り付きの原因となる可能性があり、また分子量が大きいと半固体となり扱いにくく、ベッド用クッション構造体の柔軟性が不足する。好ましい分子量は２０，０００〜５０，０００である。反応性可塑剤は架橋（加硫）前の原料ゴムに配合する。反応性可塑剤の配合量は原料ゴムに対し５〜２０質量％が好ましい。本発明で用いる反応性可塑剤としては液状ポリイソプレンゴムであり、例えば、クラプレンＬＩＲ−３０、クラプレンＬＩＲ−５０（いずれも、株式会社クラレ製の液状ポリイソプレンゴム：商標名）が挙げられる。
【００１１】
また、本発明においては、架橋ゴムに補強剤を配合する。補強剤はベッド用クッション構造体のヘタリ防止性を向上させ、強度を高める。補強剤としては炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン、カーボンブラック、クレーなどが用いられる。本発明では、架橋ゴムのヘタリの改善及び強度向上の点からホワイトカーボンを用いる。配合料は原料ゴムに対し１〜２０質量％が好ましい。また、架橋ゴムにブルーミング防止剤を配合するのが好ましい。ブルーミング防止剤は高分子量脂肪族カルボン酸の複合化エステルが、ブルーミングを防止するとともに、架橋ゴムの可塑剤の作用をなし、架橋ゴムに柔らかさを付与するので好ましい。この複合化エステルとしては、例えばシンコー技研株式会社製「BLOOM STOPPER（ブルームストッパー）−HR」（商標名）が挙げられる。配合量は原料ゴムに対し２〜１０質量％が好ましい。
【００１２】
本発明のベッド用クッション構造体の格子の形状は、隔壁の高さ１０〜３００ｍｍ、隔壁の幅は２０〜２００ｍｍである。このクッション構造体をベッド用クッションに用いる場合、隔壁にはベッドの縦方向に並立した隔壁とベッドの横方向に並立した隔壁とがあるが、その縦方向に並立した隔壁の幅とベッドの横方向に並立した隔壁の幅との比が、ベッドの縦と横との比にほぼ同じであるようにするのが好ましい。斯くすることによって、寝たときのクッション性が向上する。また、隔壁の厚さは１．０〜３ｍｍである。硬度の高い架橋ゴムを用い隔壁を薄くしても、反対に硬度の低い架橋ゴムを用い隔壁を厚くしても、寝たときに自然なクッション性が失われる。人体の体重に対して、底付きすることなく、柔らかな自然なクッション性を出すには、架橋ゴムの硬度と、隔壁の厚さとが重要な要素となる。この観点からして、隔壁にショアーＡ３０〜４０の硬度の架橋ゴムを用い、隔壁の厚さを１．０〜３．０ｍｍにするのがよい。
【００１３】
本発明において、肉薄縦長の架橋ゴムの隔壁を格子状に並立させたベッド用クッション構造体は、所定の配合ゴムに、加硫剤、加硫促進剤、必要に応じて反応性可塑剤、補強剤、ブルーミング防止剤などを配合し、混練し、この混練物をプレス成形法や射出成形法で成形し、加熱加硫して製造するのが好ましい。ベッド用クッションは、上記の成形法によって、例えば６００ｍｍ×５１６ｍｍの大きさのクッション構造体を製造し、そしてこの構造体をベッドの所定の大きさになるように複数個繋ぎ合わせて製造する。繋ぎ合わせは、各構造体の隔壁同士を連結することにより行なう。この連結は接着剤もしくは針金、ホチキス等で行なうが、連結により連結部の隔壁が厚くなり座屈性に影響がでないように、連結は上部のみで行なうのが好ましい。また連結部の隔壁を予め他の個所の隔壁より薄くしておいてもよい。
【００１４】
本発明では、肉薄縦長の架橋ゴムの隔壁を格子状に並立させてなるクッション構造体をベッド用クッションに用いる場合は、その上面及び／又は下面に、必要に応じて、軟質板を配設してもよい。この軟質板は、柔軟性を有し、人体の荷重をクッションの隔壁にそのまま伝達するものが好ましい。この軟質板は、例えばポリウレタン発泡体シートなどである。また、必要に応じて、全体を覆い布で包被してもよい。
【００１５】
【実施例】
実施例１、比較例１
表１に示す実施例１及び比較例１の各組成の配合物（数値は質量部である）を混練した。この混練物をプレス成形して、隔壁の高さ６０ｍｍ、縦方向の隔壁間の幅６９ｍｍ、横方向の隔壁間の幅４８ｍｍ、隔壁の厚さ２．０ｍｍの格子の升目が縦方向８個、横方向１０個連なった縦６００ｍｍ、横５１６ｍｍの大きさの格子体に成形し、１６０℃に加熱して加硫して、ベッド用クッション構造体を得た。上記の実施例１、２のベッド用クッション構造体を縦方向及び横方向に繋ぎ合わせベッド用クッションにしたところ、底つき感がなく、ヘタリのない、寝心地のよいベッドを作成できた。これに対し、比較例１は底つき感はなかったが、ヘタリが大きかった。
なお、液状イソプレンゴムはクラプレンＬＩＲ−３０を用いた。また加硫剤には硫黄、加硫促進剤にはチウラム系化合物、無機加硫促進助剤には亜鉛華、有機加硫促進助剤にはステアリン酸、老化防止剤及び酸化防止剤にはそれぞれフェノール系化合物、ブルーミング防止剤にはBLOOM STOPPER（ブルームストッパー）−HR、補強剤にはホワイトカーボンを用いた。ＳＩＳはスチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー（シェル社製の商標名クレイトンＤ１１０７、スチレン含有１５％）を用いた。
上記で得られた各ベッド用クッション構造体について、構造体を形成する架橋ゴムの硬度、永久伸び、圧縮永久歪みを測定し、またベッド用クッション構造体の圧縮歪みを測定した。その測定結果を併せて表１に示した。
【００１６】
【表１】

【００１７】
なお、硬度、永久伸び、圧縮永久歪みの測定、またベッド用クッション構造体の圧縮歪みの測定は次の方法に従った。
・硬度：デュロメーター硬さ試験タイプＡを用いて測定した。
・永久伸び：シート状の試験片を作成し、ＪＩＳＫ６２６２に準拠して測定した。
・圧縮永久歪み：直径２９±０．５ｍｍ、厚さ１２．５±０．５ｍｍの円柱状の試験片を作成し、この試験片を厚さ９．３５ｍｍのスペーサーを挿入した圧縮装置で圧縮し、ＪＩＳＫ６２６２に準拠して測定した。圧縮は、圧縮割合２５％で、７０℃、２４時間であった。
・ベッド用クッション構造体の圧縮歪み：上記の実施例、比較例で得た各クッション構造体を格子升目が縦方向２個、横方向３個連なるように切断し試料を作製した。この試料を厚さ８ｍｍのガラス板の上に乗せ、適当な位置に厚さ１５ｍｍのスペーサーを配置する。その上に、厚さ８ｍｍのガラス板をセットした。この時点でのクッション構造体の高さを測定し試験前高さ（Ｈ₀）とした。次に、ガラス板の上に重量約２０ｋｇの錘を横方向に３個並べ中央部に乗せ、ガラス板とスペーサーを完全に密着させた状態で１４時間静置した。その後に錘を除き３０分間放置した後にクッション構造体の高さを測定し試験後高さ（Ｈ）とした。
圧縮歪み（％）＝〔（Ｈ₀−Ｈ）／Ｈ₀〕×１００
【００１８】
【発明の効果】
本発明の肉薄縦長の隔壁を格子状に並立させたベッド用クッション構造体は、荷重が掛かると隔壁が屈曲してこれを支え、そして人体が乗っても底つき感がなく、柔軟で小さな荷重に対しても緩衝性が良く、またヘタリが少ない。そのため、特にベッド用のクッションに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のベッド用クッション構造体の斜視図である。
【符号の説明】
１ベッド用クッション構造体の縦方向の側壁、２ベッド用クッション構造体の横方向の側壁、３縦方向に並立している隔壁、４横方向に並立している隔壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a crosslinked rubber bed cushion structure.
[0002]
[Prior art]
Chairs and seat cushions are required to have a function of supporting and holding a human weight, and bed cushions are required to be more comfortable to sleep. That is, these cushions are required to have moderate softness and compressibility, good vibration absorption, deformation followability, and no settling. In the past, cotton, synthetic fiber short fiber webs, synthetic resin foams such as polyurethane foam, coiled spring bodies, and the like have been used alone or in combination.
[0003]
In addition, the cushion is also noted for its shape, and for example, a bed cushion is known in which unevenness is provided on the surface, or thin vertically long partition walls are juxtaposed in a lattice shape. For example, with respect to a cushion in which thin vertical partition walls are juxtaposed in a lattice shape, a structure in which the partition walls are made of sponge rubber or a semi-rigid material or a gel substance is known (Japanese Utility Model Publication No. 52-15307). Publication, US Pat. No. 5,749,111). Since the partition wall made of sponge rubber has a cushioning property due to compression of the partition wall sponge rubber, a so-called feeling of bottoming is likely to occur. In addition, the partition made of a semi-rigid material has cushioning properties mainly by tilting the semi-rigid material of the partition wall to the side, so it lacks softness and has a cushioning property corresponding to a small load. There are inferior problems. In addition, when the partition wall is made of a gel material, the cushioning property is good because the gel material of the partition wall is bent, so the cushioning property is good. There is a point.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and there is no feeling of bottoming with respect to a cushion structure in which thin, vertically long partition walls are juxtaposed in a lattice shape, and it is flexible and has a good cushioning property against a small load. An object of the present invention is to provide a durable bed cushion structure with little stickiness.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is a cushion structure in which thin, vertically long partition walls that are buckled when pressed are juxtaposed in a lattice shape, and the partition walls are composed of 40 to 80% by mass of natural rubber and 10 to 40% by mass of polyisoprene rubber. % and polybutadiene rubber 10-20% by weight crosslinked product of a rubber mixture (tripartite total 100% by weight of) consists of (crosslinked rubber), the cross-linked rubber has a hardness of 20-40 Shore a, reaction liquid polyisoprene rubber as sex plasticizer, and white carbon is blended as a reinforcing agent, and a partition wall thickness of Ru bed cushion structure der, which is a 1 to 3 mm. Moreover, it is preferable to mix | blend antiblooming agent with the said crosslinked rubber. Anti-blooming agent has preferably a composite of esters of high molecular weight aliphatic carboxylic acids.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view schematically showing a bed cushion structure of the present invention. The whole is composed of crosslinked rubber. Reference numeral 1 denotes a vertical side wall of the bed cushion structure, and reference numeral 2 denotes a lateral side wall of the cushion structure. 3 is a partition wall arranged side by side in the vertical direction, and 4 is a partition wall arranged side by side in the horizontal direction. The partition 3 and the partition 4 form a lattice. When the pressure is applied, that is, when a load is applied, the partition wall of the portion buckles and acts as a cushion. This cushion structure is connected to form a bed cushion.
[0007]
Natural rubber and / or synthetic rubber is used as the raw rubber for the crosslinked rubber used in the present invention. Examples of the synthetic rubber include polybutadiene rubber, polychloroprene rubber, polyisoprene rubber, butadiene styrene rubber, butadiene acrylonitrile rubber, and isobutylene isoprene rubber. In consideration of properties such as hardness (softness), settling prevention, durability, and deformation followability of the bed cushion structure, one or more rubbers are mixed and used.
[0008]
The raw rubber for the crosslinked rubber used in the present invention is preferable from the viewpoint that a rubber mixture containing polybutadiene rubber imparts elasticity to the crosslinked rubber. The blending amount is preferably 10 to 20% by mass of the raw rubber. Particularly preferable raw rubber is a mixture of natural rubber, polyisoprene rubber and polybutadiene rubber. In the present invention, natural rubber is 40 to 80% by mass, polyisoprene rubber is 10 to 40% by mass and polybutadiene rubber is 10 to 20% by mass (three A total of 100% by weight of the rubber mixture ) . These rubbers are vulcanized with a vulcanizing agent to form a crosslinked rubber when formed into a bed cushion structure. As the vulcanizing agent, commonly used sulfur, organic sulfur-containing compounds and the like can be used. In vulcanization, it is preferable to use a commonly used vulcanization accelerator, organic vulcanization accelerator and / or inorganic vulcanization accelerator.
[0009]
The crosslinked rubber constituting the partition wall in the present invention has a hardness of Shore A of 20 to 40, preferably 30 to 40. When the above-mentioned cross-linked rubber is used for the bulkhead of the bed cushion structure with a structure in which thin, vertically long bulkheads are arranged side by side, the bulkhead buckles moderately when a load is applied, and there is no feeling of bottoming. A cushion structure which is flexible and has a good cushioning property even with a small load can be obtained. Further, the settling of the bed cushion structure is related to the permanent elongation and compression set of the crosslinked rubber constituting the partition wall, and the smaller these values are, the less set is. The bed cushion structure preferably has a permanent elongation of 5% or less and a compression set of 50% or less (in accordance with JIS K 6262).
[0010]
In the present invention, the crosslinked rubber, blending a reactive plasticizer. A reactive plasticizer is a plasticizer having a reactive site, and this reactive site includes a carbon-carbon double bond, a terminal active hydrogen group, a chemically modified reactive functional group, etc., but in the present invention, it crosslinks with rubber. From the viewpoint, a reactive plasticizer having a carbon-carbon double reaction site is preferable. In the present invention, the reactive plasticizer is blended for the purpose of imparting softness to the crosslinked rubber and maintaining a predetermined hardness. Therefore, a diene type reactive plasticizer having a low SP value is preferable, and isoprene-based, butadiene-based, isoprene-butadiene-based and the like are used, and their molecular weight is preferably about 10,000 to 100,000. If the molecular weight is small, unreacted materials will bleed and may cause noise and sticking when a load is applied to the bed cushion structure. If the molecular weight is large, it may become semi-solid and difficult to handle. The cushion structure is not flexible enough. The preferred molecular weight is 20,000 to 50,000. The reactive plasticizer is blended in the raw rubber before crosslinking (vulcanization). The compounding amount of the reactive plasticizer is preferably 5 to 20% by mass with respect to the raw rubber. The reactive plasticizer used in the present invention is a liquid polyisoprene rubber, and examples thereof include Claprene LIR-30 and Claprene LIR-50 (both are liquid polyisoprene rubbers manufactured by Kuraray Co., Ltd.).
[0011]
In the present invention, compounding a reinforcing agent for crosslinking the rubber. The reinforcing agent improves the anti-sticking property of the bed cushion structure and increases the strength. As the reinforcing agent, magnesium carbonate, calcium carbonate, white carbon, carbon black, clay or the like is used. In the present invention, white carbon is used from the viewpoint of improving the settling and strength of the crosslinked rubber. The compounding material is preferably 1 to 20% by mass relative to the raw rubber. Moreover, it is preferable to mix | blend antiblooming agent with crosslinked rubber. As the blooming inhibitor, a complex ester of a high molecular weight aliphatic carboxylic acid is preferable because it prevents blooming, acts as a plasticizer for the crosslinked rubber, and imparts softness to the crosslinked rubber. Examples of the complex ester include “BLOOM STOPPER-HR” (trade name) manufactured by Shinko Giken Co., Ltd. The blending amount is preferably 2 to 10% by mass with respect to the raw rubber.
[0012]
The shape of the lattice of the bed cushion structure of the present invention is such that the partition wall height is 10 to 300 mm, and the partition wall width is 20 to 200 mm. When this cushion structure is used for a bed cushion, there are bulkheads that are arranged side by side in the vertical direction of the bed and bulkheads that are juxtaposed in the horizontal direction of the bed. It is preferable that the ratio of the width of the partition walls juxtaposed in the direction is substantially the same as the ratio of the length and width of the bed. By doing so, the cushioning property when sleeping is improved. Moreover, the thickness of a partition is 1.0-3 mm. Even if the hardened crosslinked rubber is used to make the partition wall thinner, and conversely, if the hardened crosslinked rubber is used to make the partition wall thicker, natural cushioning properties are lost when sleeping. The hardness of the crosslinked rubber and the thickness of the partition walls are important factors for providing a soft and natural cushioning property without bottoming out against the weight of the human body. From this point of view, it is preferable to use a crosslinked rubber having a hardness of Shore A 30 to 40 for the partition walls and to make the partition wall thickness 1.0 to 3.0 mm.
[0013]
In the present invention, a cushion structure for a bed in which partition walls of thin, vertically cross-linked rubbers are juxtaposed in a lattice form is a predetermined compounded rubber, a vulcanizing agent, a vulcanization accelerator, a reactive plasticizer, and a reinforcement as required. It is preferable to mix and knead an agent, an antiblooming agent, etc., knead, shape the kneaded product by a press molding method or an injection molding method, and heat vulcanize. The bed cushion is manufactured by manufacturing a cushion structure having a size of, for example, 600 mm × 516 mm, and connecting a plurality of such structures so as to have a predetermined size of the bed. The joining is performed by connecting the partition walls of each structure. This connection is performed with an adhesive, a wire, a staple, or the like, but it is preferable that the connection is performed only at the upper portion so that the partition wall of the connection portion becomes thick due to the connection and the buckling property is not affected. Moreover, the partition wall of the connecting portion may be made thinner in advance than the partition wall at other locations.
[0014]
In the present invention, when a cushion structure formed by arranging thin vertically cross-linked partition walls in a lattice shape is used for a bed cushion, a soft plate is disposed on the upper surface and / or the lower surface as necessary. May be. It is preferable that this soft plate has flexibility and transmits the load of the human body to the partition wall of the cushion as it is. This soft plate is, for example, a polyurethane foam sheet. Moreover, you may enclose the whole with a covering cloth as needed.
[0015]
【Example】
Example 1 and Comparative Example 1
Example shown in Table 1 1及 beauty formulation of each composition of Comparative Example 1 (numerical values are parts by weight) and kneaded. This kneaded material is press-molded, and the height of the partition walls is 60 mm, the width between the vertical partition walls is 69 mm, the width between the horizontal partition walls is 48 mm, and the partition wall thickness is 2.0 mm. It was molded into a grid having a size of 600 mm in length and 516 mm in width in a row of 10 in the horizontal direction, heated to 160 ° C. and vulcanized to obtain a bed cushion structure. When the bed cushion structures of Examples 1 and 2 were joined in the vertical and horizontal directions to form a bed cushion, a bed with no bottoming feeling and no sag was created. On the other hand, Comparative Example 1 did not have a feeling of bottoming out, but was drastic.
Claprene LIR-30 was used as the liquid isoprene rubber. In addition, sulfur is used as a vulcanizing agent, thiuram compound is used as a vulcanizing accelerator, zinc white is used as an inorganic vulcanization accelerating aid, stearic acid is used as an organic vulcanizing accelerating aid, and antiaging agents and antioxidants are used as an antioxidant. phenolic compounds, BLOOM the blooming preventing agent sTOPPER (Bloom stopper) -HR, the reinforcing agent using white carbon emissions. The SIS used was a styrene-isoprene-styrene block copolymer (trade name Kraton D1107 manufactured by Shell, 15% styrene content).
For each bed cushion structure obtained above, the hardness, permanent elongation and compression set of the crosslinked rubber forming the structure were measured, and the compression strain of the bed cushion structure was measured. The measurement results are also shown in Table 1.
[0016]
[Table 1]

[0017]
In addition, the measurement of hardness, permanent elongation, and compression set, and the measurement of the compression distortion of the cushion structure for a bed followed the following method.
Hardness: Measured using a durometer hardness test type A.
-Permanent elongation: A sheet-like test piece was prepared and measured according to JIS K 6262.
・ Compression set: A cylindrical test piece having a diameter of 29 ± 0.5 mm and a thickness of 12.5 ± 0.5 mm was prepared, and the test piece was compressed by a compression apparatus in which a spacer having a thickness of 9.35 mm was inserted. , Measured according to JIS K 6262. The compression was performed at 70 ° C. for 24 hours at a compression ratio of 25%.
-Compression distortion of cushion structure for bed: Each cushion structure obtained in the above-mentioned examples and comparative examples was cut so that two lattice grids were connected in the vertical direction and three in the horizontal direction to prepare a sample. This sample is placed on a glass plate having a thickness of 8 mm, and a spacer having a thickness of 15 mm is disposed at an appropriate position. A glass plate having a thickness of 8 mm was set thereon. At this time, the height of the cushion structure was measured and defined as a pre-test height (H ₀ ). Next, three weights having a weight of about 20 kg were arranged in the horizontal direction on the glass plate, placed on the center, and allowed to stand for 14 hours in a state where the glass plate and the spacer were completely adhered. Then, after removing the weight and allowing to stand for 30 minutes, the height of the cushion structure was measured to obtain the post-test height (H).
Compression strain (%) = [(H ₀ −H) / H ₀ ] × 100
[0018]
【The invention's effect】
The cushion structure for a bed in which thin vertical partition walls according to the present invention are juxtaposed in a lattice shape, the partition wall bends and supports when a load is applied, and there is no feeling of bottoming even when the human body gets on, a flexible and small load It has good buffering properties and has little settling. Therefore, it is particularly suitable for a bed cushion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a bed cushion structure according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Vertical Side Wall of Bed Cushion Structure 2 Side Side Wall of Bed Cushion Structure 3 Vertical Partition Walls 4 Horizontal Partition Walls

Claims

A cushion structure in which thin, vertically long partition walls that buckle when pressed are juxtaposed in a lattice pattern, wherein the partition walls are composed of 40-80% by mass of natural rubber, 10-40% by mass of polyisoprene rubber, and 10% of polybutadiene rubber. It is composed of a cross-linked product (cross-linked rubber) of a rubber mixture comprising 20% by mass (a total of 100% by mass of the three), and the cross-linked rubber has a hardness of 20 to 40 on Shore A, and is a liquid plastic as a reactive plasticizer. A bed cushion structure comprising isoprene rubber, white carbon as a reinforcing agent, and a partition wall thickness of 1 to 3 mm.

The bed cushion structure according to claim 1, wherein an anti-blooming agent is blended with the crosslinked rubber.

The bed cushion structure according to claim 2, wherein the blooming inhibitor is a complex ester of a high molecular weight aliphatic carboxylic acid.