JP4129673B2

JP4129673B2 - Pest attracting trap

Info

Publication number: JP4129673B2
Application number: JP2002321061A
Authority: JP
Inventors: 篤彦服部
Original assignee: Fumakilla Ltd
Current assignee: Fumakilla Ltd
Priority date: 2002-11-05
Filing date: 2002-11-05
Publication date: 2008-08-06
Anticipated expiration: 2022-11-05
Also published as: JP2004154017A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴキブリ、ハエ、小型飛翔昆虫、農業害虫、スズメバチ、アシナガバチ等の害虫を誘引して捕獲する害虫誘引捕獲器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、害虫誘引捕獲器は種々のものが実用化されている。
例えば、ゴキブリ、ハエ、小型飛翔昆虫等を対象とした害虫誘引捕獲器は一般家庭、飲食店、工場等で頻繁に用いられている。
また、農業害虫を対象とした害虫誘引捕獲器は温室や貯穀倉庫等でよく使用されている。
さらに近年、屋外のスズメバチやアシナガバチを対象とした害虫誘引捕獲器が普及しつつある。
【０００３】
前記害虫誘引捕獲器の具体例としては、容器に液体を入れて捕獲部とすると共に、誘引用の光源を設けて誘引源とし光源で害虫を液面に向って誘引し、液体に落下することで捕獲して溺死させるようにしたもの（例えば特許文献１参照）が知られている。
また、害虫誘引捕獲器の具体例としては、容器内に、液体状の殺虫剤と、この液体状の殺虫剤を加熱して殺虫剤を気化させる加熱体と、誘引ランプを設け、誘引ランプの光で害虫を容器内に誘引して殺虫剤で駆除するもの（例えば特許文献２参照）が知られている。
【０００４】
【特許文献１】
特開昭５９−２２０１４４号公報
【特許文献２】
特開平８−１４０５４９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、害虫を液体に落下して捕獲し、溺死させるようにした形態の害虫誘引捕獲器の場合、ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ等のコバエ類が容器内に入り込み、容器内面に卵を産み付け、増殖して容器内にこれらコバエ類が多数発生することがあった。
また、動物の死体やふんなどの肉質系の食餌を好むニクバエ、クロバエ、キンバエ等の昆虫、さらには前述のショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ等のコバエ類が捕獲した害虫の腐敗臭に誘引されて卵を産み付け、増殖して容器内にこれらのハエ類（飛翔害虫）が多数発生することがあった。
【０００６】
前述した捕獲した害虫を殺虫剤で駆除する形態の害虫誘引捕獲器の場合には、容器内に気化した殺虫剤によって前述のハエ類の発生をある程度防止できるが、殺虫剤のために害虫の誘引性が低下する恐れがある。
【０００７】
本発明は前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、害虫の誘引性を低下することなく、容器内でハエ類が増殖することを防止できる害虫誘引捕獲器を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、害虫入口１３を有する容器１内に、捕獲部２を設けると共に、この容器１に、害虫を害虫入口１３から容器１内に誘引する誘引源を設けた害虫誘引捕獲器であって、
担体４にハイドロプレン３を含浸させ、その担体４を容器１の内面に貼り付け、
前記ハイドロプレン３の配合量は、容器１の容積１リットル当たり０．００００１〜０．１ｇであることを特徴とする害虫誘引捕獲器である。
【００１０】
【作用】
本発明によれば、容器１内にハイドロプレンが充満し、そのハイドロプレンによって容器１内に産み付けられたハエ類などの卵がふ化、または幼虫が蛹化することを防止する。
よって、容器１内でハエ類などが増殖して多数発生することが防止できる。
また、ハイドロプレンは害虫に対する忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがなく、害虫を多数捕獲できる。
【００１１】
また、担体４を容器１の内面に貼り付ければ良いから、容器１内にハイドロプレンを簡単に設けることができる。
また、ハイドロプレンの配合量は、容器１の容積１リットル当たり０．００００１〜０．１ｇであるから、容器１の形状や環境条件の変化に対応して、ハエ類などの卵がふ化、幼虫が蛹化することを防止できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の第１の実施の形態を説明する。
図１に示すように、容器１内に、捕獲部２と昆虫幼若ホルモン作用物質であるハイドロプレン３を設け、その捕獲部２に害虫を誘引する誘引源を設けて害虫誘引捕獲器としてある。
前記捕獲部２は液体で、誘引性物質が混合され、この実施の形態は害虫誘引捕獲部である。
前記誘引源は摂食嗜好性を利用したものや、特定の光源や色彩、熱源を用いたもの、各種フェロモンを用いたものを容器１に設けることもできる。
【００１３】
前記ハイドロプレン３は、終齢幼虫から蛹への変態時に幼若化作用を示し、ハエ類等の蛹化を阻止する昆虫幼若ホルモン作用物質の一種で、常温揮散性が高い薬剤であり、この実施の形態では図２に示すように、担体４にハイドロプレン３を含浸させ、その担体４を容器１の内面に張り付けて設けてある。
前記担体４としては、ろ紙や不織布、プラスチックなどが用いられる。
【００１４】
前記容器１は容器本体１０と蓋１１とカバー１２を備えている。
前記容器本体１０は上面が開口した角筒形態で、その開口縁に蓋１１が着脱自在に取付けてある。
前記蓋１１は、害虫入口１３を有し容器本体１０の開口縁に着脱自在に取付けられる蓋本体１４と、この蓋本体１４に一体的に設けた縦片１５を有する。
前記縦片１５の上端部に吊り下げ用の穴１６が形成してあると共に、前記カバー１２が着脱自在に取付けられる。
このカバー１２は蓋本体１４と間隔を置いて対向し、害虫入口１３から雨水等が容器本体１０内に浸入し難くしてある。
容器１は前述の形態に限ることはなく、例えば上面が開口した筒形態、側面に害虫入口を有する形態、底面に凹凸をつけて凹部の液体捕獲部の液面より高い位置に害虫入口を有する形態などでも良い。つまり、容器１は害虫入口１３を有する形態であれば良い。
【００１５】
前記ハイドロプレン３を含浸した担体４は図１に示すように、蓋本体１４の内面に貼り付けて取付けてある。
また、図３に示すように容器本体１０の内面に担体４を貼り付けて取付けても良い。
なお、担体４の大きさは図１、図３に示すものに限ることはない。
【００１６】
害虫は、誘引源で誘引されて害虫入口１３から容器１内に入り込み、捕獲部２で捕獲され、死ぬ。
容器１内にはハイドロプレン３が充満しているので、容器１内でショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエや、ニクバエ、クロバエ、キンバエ、イエバエ等のハエ類が増殖して多数発生することがない。
具体的には、ハエ類が容器１内に入り込んで、容器１の内面や捕獲して死んだ害虫に卵を産み付けた場合に、その卵がふ化、または幼虫が蛹化することがハイドロプレン３で阻止されるので、ハエ類が増殖して多数発生することがない。
【００１７】
また、前記ハイドロプレン３は害虫に対する忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがなく、害虫を多数捕獲できる。
【００１８】
前記ハイドロプレン３はペースト状物やゲル状物に含浸させ、そのものを容器１の内面に塗布しても良いし、ハイドロプレン３を小さい容器に入れて容器１内に設けても良い。例えば、小さい容器を底面に置いたり、小さい容器を吊り下げる。
前記誘引源は容器１外に設けても良い。例えば誘引ランプを容器１の害虫入口１３の近くに設け、害虫が害虫入口１３から容器１内に入り込むようにする。
【００１９】
図４に示すように、捕獲部２を粘着剤をシート状物に塗布したものとし、その上に誘引源５を設けるようにしても良い。
この害虫誘引捕獲器であれば、強風雨時に雨水が容器１内に入り込み、容器１内に雨水が溜まった場合などにハエ類が増殖して多数発生することがない。
【００２０】
次に実験例を説明する。
１．処方例
実施例（第１の害虫誘引捕獲器）
ハイドロプレン２．１２％（Ｗ／Ｖ）アセトン溶液を調整し、その１ｍｌを直径９ｃｍのろ紙（東洋ろ紙５Ａ）に塗布して１時間風乾した。
このろ紙を１２８分の１に切った小片を、前述の図１に示す容器１内部に貼り付けたものを第１の害虫誘引捕獲器（供試捕獲器）とした。
【００２１】
比較例１（第２の害虫誘引捕獲器）
揮発性を有する殺虫剤としてペーパースリン２１．２％（Ｗ／Ｖ）アセトン溶液を調整し、その１ｍｌを直径９ｃｍのろ紙（東洋ろ紙５Ａ）に塗布して１時間風乾した。
このろ紙を１２８分の１に切った小片を、前述の図１に示す容器１内部に貼り付けたものを第２の害虫誘引捕獲器（供試捕獲器）とした。
【００２２】
比較例３（第３の害虫誘引捕獲器）
図１に示す害虫誘引捕獲器と同様でハイドロプレン３（担体）を有しないものを第３の害虫誘引捕獲器（供試捕獲器）とした。
各捕獲器の容器１にはスズメバチ誘引液を入れた。
【００２３】
実験１（屋外誘引性試験）
野外においてスズメバチの誘引性を調査するために、前述の第１・第２・第３の害虫誘引捕獲器を、営巣しているキイロスズメバチの巣の周辺にそれぞれ図５のように等間隔（巣からの距離が約５ｍ）となるように設置し、その誘引性を調査した。調査は設置後２週間目のスズメバチ捕獲数で調査した。
図５において、符号３０が巣、３１が家である。
【００２４】
調査結果は、第１の害虫誘引捕獲器の捕獲数は１３匹、その他（ハエ、カナブンなど）の捕獲数は６２匹、第２の害虫誘引捕獲器の捕獲数は１匹、その他の捕獲数は１２匹、第３の害虫誘引捕獲器の捕獲数は１４匹、その他の捕獲数は６５匹であった。
【００２５】
以上の結果から、ハイドロプレンを設けた場合および殺虫剤がない場合は捕獲されるスズメバチに大きな差はみられなかったが、ペーパースリンを設けた場合は捕獲数が少ない傾向が見られ、昆虫に対して忌避作用がある可能性が示唆された。
【００２６】
実験２（効力試験）
前述の第１・第２・第３の害虫誘引捕獲器をスズメバチの往来が見られる周辺の木の枝に取付け、３０日間放置した後、回収し、スズメバチの捕獲数および発生したハエ幼虫の発生数をカウントした。
この結果は下記表１に示すとおりであった。
【００２７】
【表１】

【００２８】
このことから、ハイドロプレンを設けることでハエ幼虫の発生を防止できることが判明した。
【００２９】
前述の担体４（ろ紙）に含浸したハイドロプレン３は、そのろ紙等の材質により蒸散量は変化するが、容器１内に設けることを考慮すれば、小さいものが好ましい。また、スズメバチ誘引液の持続性を考慮すれば最大２ヶ月程度安定して蒸散されることが好ましく、その配合量は容積１リットル当たり０．００００１〜０．０１ｇが適当である。しかしながら、担体４の材質はもちろんのこと、ハイドロプレンの蒸散は、容器１の形状や温度、湿度、紫外線による分解など様々な環境条件の変化にも対応する必要性から、容積１リットル当たり０．００００１〜０．１ｇ程度配合されるのが好ましい。
すなわち、ハイドロプレンの前述の効果を調査、実験したところ、その効果は対象とする害虫によって異なるが、概ね０．００００１ｐｐｍ〜０．０１ｐｐｍ以上の雰囲気で有効であった。
このことから、容器１の容積１リットル当たり０．００００１〜０．１ｇ程度配合されることが好ましい。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１に係る発明によれば、容器１内にハイドロプレンが充満し、そのハイドロプレンによって容器１内に産み付けられたハエ類などの卵がふ化、または幼虫が蛹化することを防止する。
よって、容器１内でハエ類などが増殖して多数発生することが防止できる。
また、ハイドロプレンは害虫に対する忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがなく、害虫を多数捕獲できる。
【００３１】
また、担体４を容器１の内面に貼り付ければ良いから、容器１内にハイドロプレンを簡単に設けることができる。
また、ハイドロプレンの配合量は、容器１の容積１リットル当たり０．００００１〜０．１ｇであるから、容器１の形状や環境条件の変化に対応して、ハエ類などの卵がふ化、幼虫が蛹化することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を示す斜視図である。
【図２】担体の斜視図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態の斜視図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態の斜視図である。
【図５】実験例１の説明用平面図である。
【符号の説明】
１…容器、２…捕獲部、３…ハイドロプレン、４…担体、５…誘引源、１３…害虫入口。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pest attracting trap for attracting and capturing pests such as cockroaches, flies, small flying insects, agricultural pests, wasps, wasps and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various pest attracting traps have been put into practical use.
For example, insect traps for cockroaches, flies, small flying insects and the like are frequently used in ordinary households, restaurants, factories and the like.
Pest attracting traps for agricultural pests are often used in greenhouses and grain storage warehouses.
In recent years, pest attracting traps for outdoor hornets and wasps are becoming popular.
[0003]
As a specific example of the insect pest attracting trap, a liquid is put into a container to be a capturing part, and a light source for invitation is provided to attract the pest to the liquid surface with the light source and fall into the liquid. Is known to be captured and drowned (see, for example, Patent Document 1).
As a specific example of the insect attracting trap, a liquid insecticide, a heating body for heating the liquid insecticide to vaporize the insecticide, and an attracting lamp are provided in the container. There is known one that attracts harmful insects into a container with light and exterminates them with an insecticide (for example, see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 59-2220144 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-140549
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the case of a pest-attracting trap that traps insects by dropping them into a liquid and trapping them, fruit flies such as Drosophila, flies and mushrooms enter the container and lay eggs on the inner surface of the container. In some cases, many of these flies were generated in the container.
Insects like flesh flies, black flies, butterflies, etc. who prefer flesh-based diets such as carcasses and dung of animals, and the above-mentioned insects that are attracted by the septic odor of insects captured by fruit flies such as Drosophila, flies, mushrooms, etc. Many of these flies (flying pests) were generated in the container after laying and growing.
[0006]
In the case of a pest-attracting trap that exterminates the captured pests with an insecticide, the insecticide vaporized in the container can prevent the generation of the above-mentioned flies to some extent. May be reduced.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and an object thereof is to provide a pest attracting trap that can prevent the flies from growing in a container without reducing the attractiveness of the pest. .
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in a container 1 having a pest inlet 13, provided with a capturing portion 2 to the vessel 1, pests a pest attractant trap having a baited to attract into the container 1 from pests inlet 13 ,
The carrier 4 is impregnated with the hydroprene 3, and the carrier 4 is attached to the inner surface of the container 1 ,
The amount of the hydroprene 3 blended is 0.00001 to 0.1 g per liter of the volume of the container 1.
[0010]
[Action]
According to the present invention, the container 1 is filled with hydroprene and eggs such as flies laid in the container 1 by the hydroprene are prevented from hatching or larvae hatching.
Therefore, it is possible to prevent a large number of flies from growing in the container 1.
In addition, since hydroprene has little repellency against pests, the attractiveness of the pests is not lowered and a large number of pests can be captured.
[0011]
Further, since the carrier 4 may be attached to the inner surface of the container 1, the hydroprene can be easily provided in the container 1.
Moreover, since the blending amount of hydroprene is 0.00001 to 0.1 g per liter of the container 1, eggs such as flies are hatched and larvae corresponding to changes in the shape of the container 1 and environmental conditions. Can be prevented from hatching.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, a trap 1 and an insect juvenile hormone acting substance hydroprene 3 are provided in a container 1, and an attracting source for attracting pests is provided in the trap 2 to provide a pest attracting trap. .
The capturing part 2 is liquid, and an attracting substance is mixed. This embodiment is a pest attracting and capturing part.
The attraction source may be provided in the container 1 using feeding preference, using a specific light source, color, heat source, or using various pheromones.
[0013]
The hydroprene 3 is a kind of insect juvenile hormone acting substance that exhibits a rejuvenation action at the time of transformation from an instar larva to a pupa and inhibits hatching of flies and the like, and is a drug having a high temperature volatility. In this embodiment, as shown in FIG. 2, the carrier 4 is impregnated with the hydroprene 3 and the carrier 4 is attached to the inner surface of the container 1.
As the carrier 4, filter paper, non-woven fabric, plastic or the like is used.
[0014]
The container 1 includes a container body 10, a lid 11 and a cover 12.
The container body 10 is in the form of a square tube having an open upper surface, and a lid 11 is detachably attached to the opening edge.
The lid 11 includes a lid main body 14 having a pest entrance 13 and detachably attached to the opening edge of the container main body 10, and a vertical piece 15 provided integrally with the lid main body 14.
A hanging hole 16 is formed at the upper end of the vertical piece 15 and the cover 12 is detachably attached.
The cover 12 is opposed to the lid main body 14 with a space therebetween, and rain water or the like hardly enters the container main body 10 from the pest entrance 13.
The container 1 is not limited to the above-described form, for example, a tubular form with an open top surface, a form having a pest entrance on the side surface, and a pest entrance at a position higher than the liquid level of the liquid catching part of the recess by providing irregularities on the bottom surface. It may be in form. That is, the container 1 may have a form having the pest inlet 13.
[0015]
The carrier 4 impregnated with the hydroprene 3 is attached to the inner surface of the lid main body 14 as shown in FIG.
Further, as shown in FIG. 3, the carrier 4 may be attached to the inner surface of the container body 10.
The size of the carrier 4 is not limited to that shown in FIGS.
[0016]
The pest is attracted by the attracting source and enters the container 1 from the pest inlet 13, is captured by the capture unit 2, and dies.
Since the container 1 is filled with the hydroprene 3, no large number of fly species such as Drosophila, flea flies, mushroom flies, fly flies, black flies, fly flies, and house flies are generated in the container 1.
Specifically, when a fly enters the container 1 and lays an egg on the inner surface of the container 1 or a pest that has been captured and died, the egg hatches or the larva hatches. 3 prevents the flies from growing and generating a large number.
[0017]
In addition, since the hydroprene 3 has little repellency against pests, the attractiveness of the pests is not lowered and a large number of pests can be captured.
[0018]
The hydroprene 3 may be impregnated into a paste or gel and applied to the inner surface of the container 1, or the hydroprene 3 may be provided in the container 1 in a small container. For example, a small container is placed on the bottom surface or a small container is suspended.
The attraction source may be provided outside the container 1. For example, an attracting lamp is provided near the pest inlet 13 of the container 1 so that the pest enters the container 1 from the pest inlet 13.
[0019]
As shown in FIG. 4, the capturing unit 2 may be formed by applying an adhesive to a sheet-like material, and an attracting source 5 may be provided thereon.
With this pest-attracting trap, rainwater enters the container 1 during strong winds and the rainwater accumulates in the container 1 and so on, so that flies are not proliferated and generated in large numbers.
[0020]
Next, experimental examples will be described.
1. Formulation Example Example (first pest attracting trap)
A 2.12% (W / V) acetone solution of hydroprene was prepared, and 1 ml of the solution was applied to a filter paper having a diameter of 9 cm (Toyo filter paper 5A) and air-dried for 1 hour.
A small piece obtained by cutting the filter paper into 1/128 is attached to the inside of the container 1 shown in FIG. 1 as a first pest attracting trap (test trap).
[0021]
Comparative Example 1 (second pest attracting trap)
A 21.2% (W / V) acetone solution of paper slin was prepared as a volatile insecticide, and 1 ml of the solution was applied to a filter paper having a diameter of 9 cm (Toyo filter paper 5A) and air-dried for 1 hour.
A small piece obtained by cutting the filter paper into 1/128 is attached to the inside of the container 1 shown in FIG. 1 as a second pest attracting trap (test trap).
[0022]
Comparative example 3 (third pest attracting trap)
The thing which does not have hydroprene 3 (carrier | carrier) similarly to the pest attracting trap shown in FIG. 1 was made into the 3rd pest attracting trap (test trap).
A hornet attractant was placed in the container 1 of each trap.
[0023]
Experiment 1 (Outdoor attractiveness test)
In order to investigate the attractiveness of wasps in the field, the above-mentioned first, second and third pest attracting traps are arranged at equal intervals (from the nests) around the nest of the nested hornet wasp. The distance was about 5 m), and the attractiveness was investigated. The survey was conducted using the number of wasps caught two weeks after installation.
In FIG. 5, reference numeral 30 is a nest and 31 is a house.
[0024]
The result of the survey is that the number of catches of the first pest attracting trap is 13, the number of catches of other (fly, canabun, etc.) is 62, the number of catching of the second pest attracting trap is 1, and the number of other catches The number of catches of the third pest attracting trap was 14, and the number of other traps was 65.
[0025]
From the above results, when hydroprene was provided and when there was no pesticide, there was no significant difference in captured wasps, but when paper slin was provided, there was a tendency for the number of catches to be small, It was suggested that there may be a repellent effect.
[0026]
Experiment 2 (Efficacy test)
Attach the above-mentioned first, second and third pest-attracting traps to the surrounding tree branch where hornets come and go, leave them for 30 days, collect them, and collect the number of hornets captured and the occurrence of fly larvae Counted the number.
The results were as shown in Table 1 below.
[0027]
[Table 1]

[0028]
From this, it was found that the generation of fly larvae can be prevented by providing hydroprene.
[0029]
The amount of transpiration of the hydroprene 3 impregnated in the carrier 4 (filter paper) described above varies depending on the material of the filter paper or the like. In consideration of the sustainability of the wasp attractant, it is preferable that the transpiration is stably evaporated for a maximum of about two months, and the blending amount is suitably 0.00001 to 0.01 g per liter of volume. However, transpiration of hydroprene as well as the material of the carrier 4 is required to cope with changes in various environmental conditions such as the shape of the container 1, temperature, humidity, and decomposition due to ultraviolet rays. It is preferable to add about 00001 to 0.1 g.
That is, when the above-described effects of hydroprene were investigated and tested, the effects differed depending on the target pest, but were effective in an atmosphere of approximately 0.00001 ppm to 0.01 ppm or more.
From this, it is preferable that about 0.00001-0.1g is mix | blended per liter of the volume of the container 1. FIG.
[0030]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the invention, the container 1 is filled with hydroprene, and eggs such as flies laid in the container 1 by the hydroprene are prevented from hatching or larvae hatching. .
Therefore, it is possible to prevent a large number of flies from growing in the container 1.
In addition, since hydroprene has little repellency against pests, the attractiveness of the pests is not lowered and a large number of pests can be captured.
[0031]
Further, since the carrier 4 may be attached to the inner surface of the container 1, the hydroprene can be easily provided in the container 1.
Moreover, since the blending amount of hydroprene is 0.00001 to 0.1 g per liter of the container 1, eggs such as flies are hatched and larvae corresponding to changes in the shape of the container 1 and environmental conditions. Can be prevented from hatching.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a carrier.
FIG. 3 is a perspective view of a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view of a third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a plan view for explaining an experimental example 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Container, 2 ... Capture part, 3 ... Hydroprene, 4 ... Carrier, 5 ... Attraction source, 13 ... Pest entrance.

Claims

In a container 1 having a pest inlet 13, provided with a capturing portion 2 to the vessel 1, pests a pest attractant trap having a baited to attract into the container 1 from pests inlet 13,
The carrier 4 is impregnated with the hydroprene 3, and the carrier 4 is attached to the inner surface of the container 1 ,
The amount of the hydroprene 3 blended is 0.00001 to 0.1 g per liter of the volume of the container 1 .