JP4129671B2

JP4129671B2 - Pest attracting trap

Info

Publication number: JP4129671B2
Application number: JP2002241768A
Authority: JP
Inventors: 篤彦服部; 英夫河盛
Original assignee: Fumakilla Ltd
Current assignee: Fumakilla Ltd
Priority date: 2002-08-22
Filing date: 2002-08-22
Publication date: 2008-08-06
Anticipated expiration: 2022-08-22
Also published as: JP2004073144A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴキブリ、ハエ、小型飛翔昆虫、農業害虫、スズメバチ、アシナガバチ等の害虫を誘引して捕獲する害虫誘引捕獲器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、害虫誘引捕獲器は種々のものが実用化されている。
例えば、ゴキブリ、ハエ、小型飛翔昆虫等を対象とした害虫誘引捕獲器は一般家庭、飲食店、工場等で頻繁に用いられている。
また、農業害虫を対象とした害虫誘引捕獲器は温室や貯穀倉庫等でよく使用されている。
さらに近年、屋外のスズメバチやアシナガバチを対象とした害虫誘引捕獲器が普及しつつある。
【０００３】
前述の害虫誘引捕獲器としては誘引源と捕獲部を備え、その誘引源で害虫を誘引して捕獲部で捕獲するものが種々提案されている。
前記誘引源は特定の光源や色彩、熱源を用いたもの、各種フェロモンを用いたもの、摂食嗜好性を利用したもの等である。
前記捕獲部は、粘着剤をシート状物に塗布したもの、容器に液状物を入れたもの等である。
【０００４】
前記害虫誘引捕獲器の具体例としては、誘引源と捕獲部を別々に備えたもの、例えば捕獲器に液体を入れて捕獲部とすると共に、誘引用の光源を設けて誘引源とし光源で害虫を液面に向って誘引し、液体に落下することで捕獲して溺死させるようにしたもの、例えば特開昭５９−２２０１４４号公報参照が知られている。
また、誘引源と捕獲部を同一とした害虫誘引捕獲器が知られている。例えば、容器に液状の誘引組成物を入れ、容器内に害虫を誘引して液体に落下することで捕獲して溺死させるようにしたものが知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、害虫を液体に落下して捕獲し、溺死させるようにした形態の害虫誘引捕獲器の場合、スズメバチやアシナガバチ以外の混虫、例えば、ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ等のコバエ類が、誘引組成物に誘引されて卵を産み付け、容器内にこれらコバエ類が発生することがあった。
また、スズメバチやアシナガバチ以外の混虫、例えば、ガ、カナブン等が容器内で死んで腐敗して、動物の死体やふんなどの肉質系の食餌を好むニクバエ、クロバエ、キンバエ等の混虫、さらには前述のショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ等のコバエ類がこの腐敗臭に誘引されて卵を産み付け、容器内にこれらのハエ類（飛翔害虫）が発生することがあった。
【０００６】
本発明は、前述のことに鑑みなされたものであって、その目的は、害虫を液体に落下して捕獲し、溺死させるようにした形態でありながら、容器内にハエ類などが発生することがない害虫誘引捕獲器を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前述のハエ類などの発生について鋭意研究・実験した結果、次のようであった。
粘着シートを捕獲部とした形態の害虫誘引捕獲器の場合、害虫に粘着剤が付着することによりハエ類等の増殖が見られず、ハエ類等が発生することがなかった。
フェロモン剤を用いた形態の害虫誘引捕獲器の場合、捕獲された害虫が死に乾燥することからハエ類等が増殖することは稀であり、ハエ類等の発生はごく僅かであった。
前述した害虫を液体に落下して捕獲し、溺死させる形態の害虫誘引捕獲器の場合、十分な水分があることなどからハエ類等の増殖がすすみ、ハエ類等が多数発生した。
【０００８】
本発明者等は前述のことに鑑み更に鋭意研究・実験した結果、次のことを見出し本発明に到った。
液体内でハエ類等の増殖を防止するには殺虫剤を入れれば良いが、殺虫剤を入れることによって害虫の誘引性が低下した。
殺虫剤として害虫に対して忌避性の少ない殺虫剤を用いたところ、害虫の誘引性が低下することがなかった。
前述の害虫に対して忌避性の少ない殺虫剤としては、昆虫成長制御剤であり、特に、昆虫幼若ホルモン作用物質、キチン合成阻害剤であった。
【０００９】
第１の発明は、害虫入口１３を有する容器１内に液状の害虫誘引捕獲組成物２を収納した害虫誘引捕獲器であって、
前記液状の害虫誘引捕獲組成物２に、昆虫成長制御剤が配合してあることを特徴とする害虫誘引捕獲器である。
【００１０】
第２の発明は、容器２０内に液状物２１を収納して捕獲部とし、その容器２０に液状物２１の液面に害虫を誘引する誘引源２２を設けた害虫誘引捕獲器であって、
前記液状物２１に、昆虫成長制御剤が配合してあることを特徴とする害虫誘引捕獲器。
【００１１】
第１又は第２の発明における昆虫成長制御剤としては、昆虫幼若ホルモン作用物質もしくはキチン合成阻害剤が用いられ、その昆虫幼若ホルモン作用物質は、例えばピリプロキシフェン、ハイドロプレン、メトプレンで、キチン合成阻害剤は例えば、ノバルロン、ジフルベンズロンである。
【００１２】
前述のピリプロキシフェン、ハイドロプレン、メトプレン、ノバルロン、ジフルベンズロンの混合濃度は、効力及び溶解性に基づき０．０１〜１００ｐｐｍの範囲で、好適には０．１〜１．０ｐｐｍの範囲である。
前述の範囲以下であると効力が低下し、それ以上では溶けにくい。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の第１の実施の形態を説明する。
図１に示すように、容器１内に、害虫に対して忌避性の少ない殺虫剤を配合した液状の害虫誘引捕獲組成物２を入れて害虫誘引捕獲器としてある。
前記容器１は容器本体１０と蓋１１とカバー１２を備えている。
前記容器本体１０は上面が開口した角筒形態で、その開口縁に蓋１１が着脱自在に取付けてある。
前記蓋１１は、害虫入口１３を有し容器本体１０の開口縁に着脱自在に取付けられる蓋本体１４と、この蓋本体１４に一体的に設けた縦片１５を有する。
前記縦片１５の上端部に吊り下げ用の穴１６が形成してあると共に、前記カバー１２が着脱自在に取付けられる。
このカバー１２は蓋本体１４と間隔を置いて対向し、害虫入口１３から雨水等が容器本体１０内に浸入し難くしてある。
容器１は前述の形態に限ることはなく、例えば上面が開口した筒形態、側面に害虫入口を有する形態などでも良い。つまり、容器１は害虫入口１３を有する形態であれば良い。
【００１４】
害虫は、液状の害虫誘引捕獲組成物２で誘引されて害虫入口１３から容器１内に入り込み、液状の害虫誘引捕獲組成物２に落下して溺死する。
前述の液状の害虫誘引捕獲組成物２には殺虫剤が配合されているので、容器１内でショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエや、ニクバエ、クロバエ、キンバエ、イエバエ等のハエ類が発生することがない。
しかも、殺虫剤は害虫に対する忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがなく、害虫を捕獲できる。
【００１５】
次に、本発明の第２の実施の形態を説明する。
図２に示すように、容器２０内に液状物２１を収納して捕獲部とし、この容器２０に誘引源２２を設けて害虫を液状物２１の液面に誘引するようにしてある。
この実施の形態では容器２０に漏斗状の捕獲ガイド２３が取付けてあり、この捕獲ガイド２３にステー２４を介して誘引ランプを取付けて誘引源２２としてあるが、これに限ることはない。
前記液状物２１内に、害虫に対して忌避性の少ない殺虫剤が混合してある。
前記液状物２１としては液体に界面活性剤を混ぜたもの等が用いられる。
【００１６】
害虫は、誘引源２２によって誘引されて捕獲ガイド２３から容器２０内に入り込み、液状物２１に落下して溺死する。
前述の液状物２１には殺虫剤が配合されているので、容器２０内でショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエや、ニクバエ、クロバエ、キンバエ、イエバエ等のハエ類が発生することがない。
しかも、殺虫剤は害虫に対する忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがなく、害虫を捕獲できる。
【００１７】
前記誘引源２２としては誘引ランプに限ることはなく、特定の色彩、熱源を用いたもの、各種フェロモンを用いたもの、摂食嗜好性を利用したものでも良い。
【００１８】
前記第１・第２の実施の形態における混合とは容器１，２０に入れる前にあらかじめ混合したもの、容器１，２０内に別々に入れて混合するものを含む。
前記殺虫剤としては、昆虫に対して忌避性の低い昆虫成長制御剤が好ましい。
昆虫成長制御剤は昆虫幼若ホルモン作用物質、キチン合成阻害剤などが利用できる。
前記昆虫幼若ホルモン作用物質としてはピリプロキシフェン、ハイドロプレン、メトプレン等が好ましい。
前記キチン合成阻害剤としてはノバルロン、ジフルベンズロン等が好ましい。
【００１９】
前記昆虫幼若ホルモン作用物質は、終齢幼虫から蛹への変態時に幼若化作用を示し、前述のハエ類等の蛹化を阻止する。
前記キチン合成阻害剤は、混虫の外皮の主要な構成成分であるキチンの合成を阻害し、前述のハエ類等の脱皮を阻止する。
【００２０】
次に実施例を説明する。
容器としては図１に示すものを用いた。
液状の害虫誘引捕獲組成物としては、エタノール４０ｇ、水１１０ｇ、酢２０ｇ、砂糖５０ｇを混合したものを用いた。
前記液状の害虫誘引捕獲組成物に害虫に対して忌避性の少ない殺虫剤として下記の表１に示すように昆虫成長制御剤を配合したものを実施例１〜５とし、比較例１として下記の表１に示すように液状の害虫誘引捕獲組成物にピレスロイド系殺虫剤を配合したもの、比較例２として殺虫剤を配合しないものとした。
【００２１】
【表１】

【００２２】
実験１（屋外誘引性試験）
野外においてスズメバチの誘引性を調査するために、前述の実施例１〜５、比較例１、２の液状の害虫誘引捕獲組成物を容器１に入れ、営巣しているキイロスズメバチの巣の周辺にそれぞれ図３のように等間隔（巣からの距離が約５ｍ）となるように設置し、その誘引性を調査した。調査は設置後２週間目のスズメバチ捕獲数で調査した。
図３において、符号３０が巣、３１が家である。
【００２３】
調査結果は下記の表２に示す通りであった。
【００２４】
【表２】

【００２５】
以上の結果から、昆虫成長制御剤を混合した場合および殺虫剤がない場合は捕獲されるスズメバチに大きな差はみられなかったが、ピレスロイド系殺虫剤（フェノトリン）を配合した場合捕獲数が少ない傾向が見られ、昆虫に対して忌避作用がある可能性が示唆された。
【００２６】
実験２（屋内基礎試験（ハエの発生抑制試験））
前記実施例１〜５、比較例１、２を用いて、図４のようにイエバエ終齢幼虫２０匹を入れ試験を行った。調査は蛹化および羽化したイエバエの数を調査し、その蛹化、羽化阻害数から薬剤の効果を調査した。
【００２７】
図４において、腰高（高さ５．５ｃｍ、直径８ｃｍ）のシャーレ４０はガラスのシャーレ蓋４１を備え、そのシャーレ４０にイエバエ終齢幼虫４２を２０匹入れた。
このシャーレ４０内に前述した実施例１〜５、比較例１、２の液状の害虫誘引捕獲組成物を入れた。
【００２８】
結果は下記表３に示す通りであった。
【００２９】
【表３】

【００３０】
以上の結果から、殺虫剤を混合した液状の害虫誘引捕獲組成物は、殺虫剤を混合しない液状の害虫誘引捕獲組成物に比べて蛹化、羽化する数が少ないことが判る。
【００３１】
試験３（屋外実地試験）
前記実施例１〜５および比較例２を用いた容器を、樹液の出ている、クヌギの木にそれぞれ、吊るし、４週間後、回収し、容器内で発生している蛆虫の数を調査した。
【００３２】
結果は下記の表４に示す通りであった。
【表４】

【００３３】
以上の結果から、実施例のように昆虫成長制御剤を配合することで、容器内で発生するハエを抑制することが認められた。また、昆虫成長制御剤の中でも昆虫幼弱ホルモン作用物質であるピリプロキシフェン、ハイドロプレン、メトプレンよりもキチン合成阻害剤であるノバルロン、ジフルベンズロンの方が高い効果を維持していることが認められた。
【００３４】
【発明の効果】
請求項１、請求項２に係る発明によれば、害虫を液体に落下して捕獲し、溺死させるようにした形態でありながら、容器内にハエ類などが発生することがない害虫誘引捕獲器となる。
しかも、昆虫成長制御剤は、害虫に対して忌避性が少ないので、害虫の誘引性が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を示す斜視図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態を示す断面図である。
【図３】実験例１の説明用平面図である。
【図４】実験例２の説明用斜視図である。
【符号の説明】
１…容器、２…液状の害虫誘引捕獲組成物、１３…害虫入口、２０…容器、２１…液状物、２２…誘引源。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pest attracting trap for attracting and capturing pests such as cockroaches, flies, small flying insects, agricultural pests, wasps, wasps and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various pest attracting traps have been put into practical use.
For example, insect traps for cockroaches, flies, small flying insects and the like are frequently used in ordinary households, restaurants, factories and the like.
Pest attracting traps for agricultural pests are often used in greenhouses and grain storage warehouses.
In recent years, pest attracting traps for outdoor hornets and wasps are becoming popular.
[0003]
As the above-mentioned insect attracting and capturing device, various devices have been proposed which include an attracting source and a capturing unit, and attract the harmful insects by the attracting source and capture them by the capturing unit.
The attraction source includes a specific light source, a color, a heat source, a variety of pheromones, and a food preference.
The said capture part is what apply | coated the adhesive to the sheet-like thing, what put the liquid substance in the container, etc.
[0004]
Specific examples of the pest attracting trap include those having an attracting source and a catching unit separately, for example, putting a liquid in the catching device as a catching unit, and providing a light source for citation and using the light source as a pest. Is attracted to the liquid surface and is captured by being dropped into the liquid and drowned, for example, see Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-220144.
In addition, a pest attracting trap with the same attracting source and capturing part is known. For example, a liquid attracting composition is put into a container, and a pest is attracted into the container and dropped into the liquid to be captured and drowned.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the case of a pest attracting trap in the form of dropping and trapping pests in a liquid and drowning, mixed insects other than wasps and wasps, for example, fruit flies such as Drosophila, fleas, mushrooms, Attracted by the attracting composition, eggs were laid, and these flies were generated in the container.
Also, mixed insects other than hornets and wasps, such as moths, canabuns, etc., die and decay in the container, and prefer mixed flesh-like foods such as animal carcasses and dung, etc. Drosophila, fleas, mushrooms and other fruit flies are attracted by this rotting odor to lay eggs, and these flies (flying insects) may be generated in the container.
[0006]
The present invention has been made in view of the foregoing, and its purpose is to generate flies and the like in a container while the insect pest is dropped into a liquid and captured and drowned. There is no pest attracting trap.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies and experiments on the occurrence of the above-mentioned flies and the like, the present inventors were as follows.
In the case of a pest attracting trap with a pressure sensitive adhesive sheet as a capturing part, the growth of flies and the like was not observed due to adhesion of the pressure sensitive adhesive to the pests, and flies and the like were not generated.
In the case of a pest-attracting trap using a pheromone agent, flies and the like rarely proliferate because the captured pests died and dried, and the occurrence of flies and the like was negligible.
In the case of a pest-attracting trap in which the above-mentioned pests fall into a liquid and are trapped and drowned, there is sufficient water, etc., so that the growth of flies has progressed and a large number of flies have occurred.
[0008]
As a result of further diligent research and experiments in view of the above, the present inventors found the following and arrived at the present invention.
In order to prevent the growth of flies and the like in the liquid, an insecticide may be added. However, the insect attractant was reduced by the addition of the insecticide.
When an insecticide having low repellency against insect pests was used as the insecticide, the attractiveness of the insects did not decrease.
Insecticides with low repellency against the above-mentioned pests are insect growth regulators, especially insect juvenile hormone agonists and chitin synthesis inhibitors.
[0009]
1st invention is a pest attracting trap which stored the liquid pest attracting capture composition 2 in the container 1 which has the pest inlet 13 ,
An insect pest-attracting trap, wherein the liquid pest-attracting and trapping composition 2 is mixed with an insect growth control agent.
[0010]
The second invention is a pest attracting trap in which a liquid material 21 is accommodated in a container 20 as a capturing part, and an attracting source 22 for attracting pests to the liquid surface of the liquid material 21 is provided in the container 20.
An insect pest attracting trap, wherein the liquid material 21 is mixed with an insect growth control agent.
[0011]
As the insect growth regulator in the first or second invention, an insect juvenile hormone acting substance or chitin synthesis inhibitor is used, and the insect juvenile hormone acting substance is, for example, pyriproxyfen, hydroprene, methoprene, Examples of chitin synthesis inhibitors are novallon and diflubenzuron.
[0012]
The mixed concentration of the aforementioned pyriproxyfen, hydroprene, methoprene, nobarulone and diflubenzuron is in the range of 0.01 to 100 ppm, preferably in the range of 0.1 to 1.0 ppm, based on efficacy and solubility.
If the amount is less than the above range, the effectiveness is lowered, and if it is more than that, it is difficult to dissolve.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 1, a liquid pest-attracting and capturing composition 2 containing a pesticide with little repellency against pests is placed in a container 1 to form a pest-attracting trap.
The container 1 includes a container body 10, a lid 11 and a cover 12.
The container body 10 is in the form of a square tube having an open upper surface, and a lid 11 is detachably attached to the opening edge.
The lid 11 includes a lid main body 14 having a pest entrance 13 and detachably attached to the opening edge of the container main body 10, and a vertical piece 15 provided integrally with the lid main body 14.
A hanging hole 16 is formed at the upper end of the vertical piece 15 and the cover 12 is detachably attached.
The cover 12 is opposed to the lid main body 14 with a space therebetween, and rain water or the like hardly enters the container main body 10 from the pest entrance 13.
The container 1 is not limited to the above-described form, and may be, for example, a tubular form having an open top surface or a form having a pest entrance on a side surface. That is, the container 1 may have a form having the pest inlet 13.
[0014]
The pests are attracted by the liquid pest-attracting and capturing composition 2 and enter the container 1 from the pest inlet 13 and fall into the liquid pest-attracting and capturing composition 2 and die.
Since the liquid pest-attracting and trapping composition 2 contains an insecticide, no flies such as Drosophila, flea flies, mushroom flies, fly flies, fly flies, and house flies are generated in the container 1.
In addition, since the insecticide has little repellency against pests, the pest attractability is not lowered and the pests can be captured.
[0015]
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 2, the liquid material 21 is accommodated in the container 20 to serve as a capturing unit, and an attracting source 22 is provided in the container 20 to attract insects to the liquid surface of the liquid material 21.
In this embodiment, a funnel-shaped capture guide 23 is attached to the container 20, and an attracting lamp is attached to the capture guide 23 via a stay 24 as an attracting source 22. However, the present invention is not limited to this.
In the liquid material 21, an insecticide having little repellency against pests is mixed.
As the liquid material 21, a liquid mixed with a surfactant is used.
[0016]
The pests are attracted by the attraction source 22 and enter the container 20 from the capture guide 23, fall into the liquid material 21 and die.
Since the liquid material 21 contains an insecticide, flies such as Drosophila, flea flies, mushroom flies, fly flies, fly flies, fly flies and the like are not generated in the container 20.
In addition, since the insecticide has little repellency against pests, the pest attractability is not lowered and the pests can be captured.
[0017]
The attraction source 22 is not limited to an attraction lamp, but may be one using a specific color or heat source, one using various pheromones, or one using feeding preference.
[0018]
The mixing in the first and second embodiments includes mixing in advance before putting into the containers 1 and 20, and mixing in the containers 1 and 20 separately.
As the insecticide, an insect growth regulator having low repellency against insects is preferable.
Insect growth control agents such as insect juvenile hormone agonists and chitin synthesis inhibitors can be used.
As the insect juvenile hormone acting substance, pyriproxyfen, hydroprene, metoprene and the like are preferable.
As the chitin synthesis inhibitor, novallon, diflubenzuron and the like are preferable.
[0019]
The insect juvenile hormone acting substance exhibits a rejuvenation effect upon transformation from an instar larva to a pupa and inhibits the hatching of the above-mentioned flies.
The chitin synthesis inhibitor inhibits the synthesis of chitin, which is a major component of the worm's outer skin, and prevents molting of the aforementioned flies.
[0020]
Next, examples will be described.
The container shown in FIG. 1 was used.
As a liquid pest attracting and capturing composition, a mixture of 40 g of ethanol, 110 g of water, 20 g of vinegar and 50 g of sugar was used.
Examples in which the insect pest control composition is blended with an insect growth control agent as shown in the following Table 1 as an insecticide with little repellent property against pests are designated as Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 as follows. As shown in Table 1, a liquid pest attracting and trapping composition was blended with a pyrethroid insecticide, and as Comparative Example 2, no pesticide was blended.
[0021]
[Table 1]

[0022]
Experiment 1 (Outdoor attractiveness test)
In order to investigate the attractiveness of wasps in the field, the liquid pest-attracting and trapping compositions of Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2 described above were placed in the container 1, and the nests of the nesting Kirosuzubee were nested, respectively. It installed so that it might become equal intervals (distance from a nest is about 5 m) like FIG. 3, and the attractiveness was investigated. The survey was conducted using the number of wasps caught two weeks after installation.
In FIG. 3, reference numeral 30 is a nest and 31 is a house.
[0023]
The survey results were as shown in Table 2 below.
[0024]
[Table 2]

[0025]
From the above results, when the insect growth control agent was mixed and when there was no insecticide, there was no big difference in the wasps that were captured, but when there was a pyrethroid insecticide (phenothrin), the number of captures tended to be small This suggests that insects may have a repellent effect.
[0026]
Experiment 2 (Indoor basic test (fly generation suppression test))
Using Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2, 20 housefly instar larvae were placed and tested as shown in FIG. The survey investigated the number of houseflies that hatched and emerged, and investigated the effects of the drug from the number of hatching and emergence inhibition.
[0027]
In FIG. 4, a petri dish 40 with a waist height (5.5 cm in height and 8 cm in diameter) is provided with a glass

petri dish lid

41, and 20 housefly larvae 42 were placed in the petri dish 40.
In this petri dish 40, the liquid pest attracting and trapping compositions of Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2 described above were put.
[0028]
The results were as shown in Table 3 below.
[0029]
[Table 3]

[0030]
From the above results, it can be seen that the liquid pest-attracting and trapping composition mixed with an insecticide has fewer hatching and emergence than the liquid pest-attracting and trapping composition without mixing an insecticide.
[0031]
Test 3 (Outdoor field test)
The containers using Examples 1 to 5 and Comparative Example 2 were hung from the sap, respectively, on the Kunugi tree, collected after 4 weeks, and the number of helminths occurring in the container was investigated. .
[0032]
The results were as shown in Table 4 below.
[Table 4]

[0033]
From the above results, it was confirmed that by controlling the insect growth regulator as in the Examples, the fly generated in the container was suppressed. In addition, among insect growth regulators, it was observed that the chitin synthesis inhibitors novallon and diflubenzuron maintained higher effects than the insect juvenile hormone agonists pyriproxyfen, hydroprene, and methoprene. .
[0034]
【The invention's effect】
According to the first and second aspects of the invention, a pest attracting trap that does not generate flies or the like in the container while being in a form in which the pest is dropped into a liquid and captured and drowned. It becomes.
In addition, since the insect growth regulator has little repellency against pests, the attracting ability of the pests does not decrease.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view for explaining an experimental example 1;
4 is an explanatory perspective view of Experimental Example 2. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Container, 2 ... Liquid pest attraction capture composition, 13 ... Insect pest entrance, 20 ... Container, 21 ... Liquid substance, 22 ... Induction source.

Claims

A pest attracting trap containing a liquid pest attracting and capturing composition 2 in a container 1 having a pest inlet 13 ,
An insect pest-attracting trap, wherein the liquid pest-attracting and trapping composition 2 is mixed with an insect growth control agent.

A pest attracting trap in which a liquid material 21 is stored in a container 20 to serve as a capture unit, and an attracting source 22 for attracting pests to the liquid surface of the liquid material 21 is provided in the container 20.
An insect pest attracting trap, wherein the liquid material 21 is mixed with an insect growth control agent.

The insect attractant trap according to claim 1 or 2, wherein the insect growth regulator is an insect juvenile hormone acting substance or chitin synthesis inhibitor.

4. The insect attractant trap according to claim 3 , wherein the insect juvenile hormone acting substance is pyriproxyfen, hydroprene, or metoprene.

4. The insect pest attracting trap according to claim 3 , wherein the chitin synthesis inhibitor is novallon or diflubenzuron.