JP4129366B2 - Proton conductor manufacturing method and fuel cell manufacturing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロトン伝導体とその製造方法並びに燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来技術】
燃料電池は、反応生成物がCO2と水であり、しかも発電効率が30〜40質量%と高効率を示す為、クリーン、省エネルギーな発電システムとして知られている。
【0003】
例えば、電荷移動体がプロトンであるプロトン伝導体を電解質として用い、該電解質を挟んで、燃料極と酸化剤極とが形成された燃料電池の、燃料極にメタノールと水との混合液を燃料として供給し、酸素ガスあるいは空気を酸化剤ガスとして供給することで、以下に示す電気化学反応により発電する。
燃料極:CH3OH+H2O→CO2+6H++6e‐
酸化剤極:3/2O2+6H++6e‐→3H2O
電池反応:CH3OH+3/2O2→CO2+3H2O
以上の電池反応を用いた燃料電池はダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)と呼ばれている。DMFCはメタノールを直接燃料として用いる為、H2を燃料として用いる場合のメタノールの水蒸気改質装置が不要であるため、装置の小型化が可能であり、携帯電話、ノートパソコンなどの長時間発電可能な電源として有望である。
【0004】
上記のDMFCにおいて、前記電解質のプロトン伝導体として、パーフルオロスルホン酸型陽イオン交換樹脂を用いた高分子材料が多く報告されている。
【0005】
しかしながら、高分子材料をプロトン伝導体として燃料極表面に形成したDMFCにおいては、高分子材料がメタノールによって、膨潤・変形したり、溶解されるなどすることが原因で、細孔が大きくなりメタノールがプロトン伝導体を通過してしまうクロスオーバーという現象が起こり、プロトン伝導能を維持することが困難であった。
【0006】
また、燃料極でのメタノールと水の触媒反応は主に活性炭等に白金等を担持した触媒が用いられている。この触媒は、150℃以上で活性となるが、高分子材料の熱安定性が低いため、100℃以上の高温にできないという問題があった。
【0007】
そこで、上記の二つの課題を解決するため、プロトン伝導体としてP2O5及びSiO2を含有する無機ガラスを用いることが、特開平2001−102071号公報で提案されている。このガラス材料は高分子材料と比較して、メタノールに対する安定性および耐熱性は優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平2001−102071号公報に記載のプロトン伝導体は、クロスオーバーと150℃以上での使用を可能とするものの、150℃以上での繰り返し測定を行うと、ガラスの細孔径が変化し、細孔が閉塞されていくため、プロトン伝導性が経時変化し、移動する電荷量がしだいに低下するという問題があった。
【0009】
本発明は、150℃以上の高温でも繰り返し安定して使用できるプロトン伝導体の製造方法及び燃料電池の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、SiO2とP2O5とZrO2とを組み合わせることにより、耐熱性を向上したまま、150℃の高温で昇降温を繰り返してもガラスの細孔径が変化せず、しかもクロスオーバーを抑制できるという知見に基づくものである。
【0011】
即ち、本発明の製造方法は、Si、Zr及びPを含むとともに、所定の有機官能基を有するSiアルコキシドを含む金属アルコキシドを加水分解してゾルを作製するゾル化工程と、該ゾル化工程で得られたゾルを乾燥してゲルを作製するゲル化工程と、該ゲルを焼成して多孔質体を作製する焼結工程と、該焼結工程で得られた多孔質体を水蒸気中で加熱する熱処理工程を具備することを特徴とするものである。これにより、SiO 2 とZrO 2 とP 2 O 5 とを含む多孔質体の細孔内表面に水酸基とH 2 O分子とを吸着付与することができ、プロトン伝導性を向上することができる。
【0017】
さらに、前記金属アルコキシドが、化2に示す有機官能基を有するSiアルコキシドを含むことが重要である。これにより、前記多孔質体の平均細孔径を0.2〜0.5nmに制御することができる。
【0018】
【化2】
【0019】
さらに、前記焼結工程における焼成温度が400〜900℃であることが好ましい。これにより、所望の細孔径で、より均一な多孔質体を容易に得ることが容易となる。
【0020】
また、前記熱処理工程における雰囲気中の水蒸気濃度が5〜50質量%であることが好ましい。これにより、多孔質体の細孔内に安定してOH基や水分を安定して保持することが容易となる。
【0021】
さらに、前記熱処理工程における加熱温度が100〜400℃であることが好ましい。これにより細孔径の変化が少なく、高いプロトン伝導性を維持することが容易となる。
【0022】
また、本発明の燃料電池の製造方法は、上述したプロトン伝導体の製造方法によって得られたプロトン伝導体からなる電解質を、燃料極と酸化剤極とで挟持するように積層し、この積層体を加熱処理して一体化することを特徴とする。これによりメタノールのクロスオーバーが抑制でき、150℃以上で作動させることにより、Pt触媒の触媒活性が向上し、高効率の発電を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明のプロトン伝導体は、SiO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質体からなり、これらの酸化物を組み合わせることにより、細孔内に水分やOH基を多く、且つ安定して存在させるとともに、細孔の熱安定性を向上することができるため、150℃の高温で昇降温を繰り返してもガラスの細孔径が変化せず、しかもクロスオーバーを抑制することができる。
【0026】
即ち、多孔質体のプロトン伝導性は、表面に存在するOH基や水分がプロトンの媒体となり、プロトンが伝導する。よって、SiO2とZrO2とP2O5とを組み合わせることによって、多孔質体の耐熱性を高めるとともに、水に対する吸着が強固となり、水分の脱離温度が高められるため、150℃以上の高温でも多孔質体内部にOH基や水分が豊富に存在でき、プロトン伝導性が促進される。
【0027】
プロトン伝導体におけるZrO2は、特に耐熱性を改善するものであり、その含有量が5〜50質量%、特に10〜40質量%、更には20〜30質量%であることが好ましい。ZrO2含有量を上記の範囲に設定することによって、プロトン伝導性を維持したまま、耐熱性をさらに改善し、耐熱性とプロトン伝導性とに優れたプロトン伝導体を得ることができる。
【0028】
また、これとともに、SiO2の含有量は、5〜90質量%、特に40〜80質量%、更には60〜70質量%、また、P2O5の含有量は、1〜50質量%、特に2〜30質量%、更には5〜10質量%であることが好ましい。
【0029】
また、前記多孔質体の平均細孔径が、0.2〜0.5nm、特に0.25〜0.35nm、更には0.25〜0.3nmであることが好ましい。平均細孔径を上記の範囲に設定することにより、高いプロトン伝導性を維持したまま、メタノールのクロスオーバーの発生を防止することがさらに容易となる。また、酸化剤電極触媒の被毒成分であるCOの膜通過を分子ふるいにより阻止する点でも前記細孔径の範囲が好ましい。
【0030】
さらに、前記多孔質体の気孔率が10〜50%であることが好ましい。これは、プロトンが気孔内に含まれる水分を経由して伝導に寄与するためである。
【0031】
さらにまた、プロトン伝導度が2×10-3Scm-1以上、特に3.5×10-3Scm-1以上、更には5×10-3Scm-1以上、であることが好ましい。プロトン伝導度を上記の範囲に設定することで、燃料電池の電解質として好適に使用でき、燃料電池の特性を改善することができる。
【0032】
次に、プロトン伝導体の製造方法について説明する。本発明のプロトン伝導体の製造方法は、ゾル化工程、焼結工程及び熱処理工程を具備することが重要である。
【0033】
ゾル化工程では、Si、Zr及びPを含む金属アルコキシドを加水分解してゾルを作製するものである。例えば、SiアルコキシドとZrアルコキシド、リン酸アルコキシドを含む溶液に水を加え、加水分解してゾルを作製する。この際に、まずSiアルコキシドの部分加水分解ゾルを作製し、その後にZrアルコキシド、リン酸アルコキシドを加えてゾルを作製することが、均一な組成を得るために好ましい。
【0034】
金属アルコキシドは、化3に示す有機官能基を有するSiアルコキシドを含むことが、細孔径の制御、特に0.2〜0.5nmの平均細孔径を容易に得るために好ましい。
【0035】
【化3】
【0036】
化3に示す有機官能基がテンプレート(鋳型)の役目をし、400℃以上で熱処理することにより、有機官能基のみが焼失し、テンプレートの大きさに従った細孔を作ることができる。
前記化1におけるR1、R2、R3、R4で表わされる有機官能基がメチル基、エチル基、プロピル基、ビニル基、フェニル基から選ばれる少なくとも1種であることが細孔径を制御する上で好ましい。
【0037】
具体的に、化3に示すSiアルコキシドとしては、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、等を例示できる。
【0038】
ゲル化工程では、ゾル化工程で得られた乾燥してゲルを作製する。この乾燥温度は、例えば30〜50℃で行うことができる。
【0039】
焼結工程では、ゲル化工程で得られたゲルを焼成して多孔質体を作製する。例えば、ゾルを乾燥後得られたゲルを、400〜900℃で焼成して多孔質体を作成する。
【0040】
焼成温度は、細孔を閉塞させずに所望の大きさに保ち、且つ均一に分布させることを容易とするため、上記の温度範囲に設定することが好ましい。特に、平均細孔径を0.2〜0.5nmに精密制御するため、500〜700℃で焼成することが好ましい。
【0041】
熱処理工程では、焼結工程で得られた多孔質体を水蒸気中で加熱する処理を行うものである。例えば、得られた多孔質体を水蒸気濃度が5〜50質量%の空気気流中で熱処理をすることにより、多孔質体の細孔内にOH基や水分を安定して保持することができる。
【0042】
熱処理における雰囲気気体中の水蒸気濃度は、多孔質体が水酸化物に変化し、細孔が閉塞するのを防止しつつ、十分なOH基や水分をより安定して多孔質体に付与することを容易にするため、5〜50質量%、特に10〜40質量%、更には15〜30質量%が好ましい。
【0043】
熱処理における加熱温度は、多孔質体が水酸化物に変化し、細孔が閉塞するのを防止しつつ、均熱性を高め、水蒸気の液化を防止して高いプロトン伝導性を得ることが容易になるため、100〜400℃、特に150〜350℃、更には200〜300℃が好ましい。
【0044】
次に本発明の燃料電池について説明する。
【0045】
図1は、燃料電池の一部を示す概略断面図である。燃料電池は、燃料極1と、酸化剤極2と、燃料極1と酸化剤極2とで挟持された電解質3とを具備する起電部を有し、電解質3を本発明のプロトン伝導体によって形成する。
【0046】
また、燃料極1には水素や、メタノールなどのアルコール類などのガス燃料又は液体燃料が供給される。しかし、ガス燃料は燃料の保管容器が大型化することから、携帯には不都合である。
【0047】
従って、特に、メタノールと水との混合液を燃料として用いることにより、燃料タンクがコンパクトにすることが可能である。さらに、水とメタノールのカートリッジを用いることにより、燃料を消費し終わっても手軽に補充することができる。
【0048】
酸化剤極2には、酸素ガスや空気などの酸化剤ガスを供給する。上記の燃料電池で使用される燃料極1あるいは酸化剤極2は特に限定されない。例えば、白金担持カーボンブラック粉末をPTFEなどの樹脂接着材で保持させた多孔質シートが使用できる。電極中のプロトン伝導粒子はカーボン粒子上に担持された触媒粒子上生成したプロトンを電解質3に伝える役割をする。
【0049】
本発明の燃料電池は、電解質3として、SiO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質体を用いているため、150℃以上の高温で繰り返し使用しても、平均気孔径が収縮してプロトンの導電率が低下することがなく、安定した発電を実現できる。また、水分の保持能力が高い為、高温で繰り返し使用しても水分の脱離がなく安定したプロトン伝導が得られる。
【0050】
また、燃料電池の電解質3の膜みは1〜200μm、特に2〜150μm、更には3〜100μmであることが好ましい。電解質3の厚みを上記の範囲に設定することにより、均一で、電気抵抗の小さい電解質3を容易に得ることができる。
【0051】
なお、電解質3の細孔径は、全ての厚みにわたって0.2〜0.5nmである必要はなく、少なくとも電解質3の一方の表面が0.2〜0.5nmであれば良い。また、燃料極1のメタノールと接触する面の表面のみに0.2〜0.5nmのSiO2とZrO2とP2O5とを含む多孔質体を付与し、それ以外は有機膜を用いることも可能である。
【0052】
例えば、図2に示すように、本願発明の燃料電池は、燃料極11と酸化剤極12とで電解質13を挟持してなり、電解質13が支持体13aの一方の面に本発明のプロトン伝導体13bを膜状として形成したものであっても良い。このような構造は、製造が容易であり、薄膜化により高いプロトン伝導が得られやすいという利点がある。
【0053】
次に燃料電池の作製方法について説明する。
【0054】
電解質の作製方法としてデップコーティング法、スピンコーティング法等を例示できる。例えば、凹部を有する石英ガラスなどの多孔質絶縁板を支持体として用意する。この凹部の溝部分にプロトン伝導体を作製するためのゾル膜を塗布し、焼成し、焼成温度を400〜900℃とすることで細孔径の小さい多孔質体を得ることができる。
【0055】
次いで、水蒸気濃度が5〜50質量%の空気気流中において100〜400℃の熱処理を行うことで、高いプロトン伝導体特性を有する電解質3を得ることができる。
【0056】
また、燃料極1及び酸化剤極2と電解質3との接合は、燃料極1及び酸化剤極2を、電解質3を挟持するように積層し、この積層体を500〜900℃で加熱処理することで接合し、一体化することができる。熱処理を上記の範囲に設定することで、高い接着強度が得られ、所望の細孔を得られる。
【0057】
このようにして、接合された電気化学素子を例えば、燃料電池に使用する場合には、対向電極の一方を燃料極1、他方を酸化剤極2とし、さらにカーボンペーパーなどの導電膜からなる焦電体が取り付けられる。
【0058】
さらに、焦電体を形成するカーボンペーパー等の両面または片面に、塗布法またはスプレー法または印刷法により白金担持カーボンと前記プロトン伝導微粒子からなるガス拡散電極の層を形成し、これらを好ましくは120〜350℃、2〜100kg/cm2にてホットプレス法により密着させることにより、表面に電極層を有する焦電体が製造できる。
【0059】
【実施例】
まず、SiO2原料として、化1に示す有機官能基を有するSiアルコキシドであるビニルトリエトキシシラン(V)、フェニルトリエトキシシラン(P)、メチルトリエトキシシラン(M)、ZrO2の原料としてテトライソプロポキシジルコニウム(TPZ)、P2O5の原料としてテトラメトキシリン酸(TMP)を用意した。
【0060】
次に、表1に記載の所望のSiO2原料に水を加えて部分的に加水分解し、ゾルを得た後、表1に示された割合となるように(SiO2、P2O5及びZrO2)、TPZ、TMPを加えるとともに、ゾルの安定化剤としてホルムアミドを添加して複合アルコキシドを作製した。
【0061】
得られた複合アルコキシドの溶液を20時間撹拌しながら加水分解し、ゾルを作製した。そして、縦5cm、横5cm、厚さ30μmのポロプロピレン製の基板を用意し、上記のゾルを基板上に塗布し、24時間保持後、80℃まで段階的に昇温して保持し、1〜4週間で乾燥ゲルを得た。この乾燥ゲルを表1に示す焼成温度で1時間焼成し、電解質を得た。
【0062】
得られた電解質を、水蒸気を含む空気を供給できる熱処理炉内に設置し、表1示す条件で加熱して、熱処理を施した。
【0063】
得られた電解質の膜厚を走査型電子顕微鏡(SEM)で測定した。
【0064】
平均細孔径は、H2、He、CO2、CH4、CF4、O2、N2、SF6に対する透過係数を測定し、分子径と透過係数との関係を図示し、その傾きの変化する点から算出した。
【0065】
さらに、この電解質膜の両面に、Ptを担持したカーボンブラック60重量部と上記プロトン伝導膜を作製したものと同一組成の乾燥ゲルを粉砕した粒子40重量部とからなる厚さ約150μmのガス拡散電極を温度150℃、圧力10kg/cm2で10秒間の条件でホットプレス法により接合した。
【0066】
得られた接合体を電池性能評価用セルに組み込んで、セル温度150℃でアノードおよびカソードにメタノール50質量%、水50質量%の混合液と空気を供給し、電流密度0.5A/cm2で放電試験を行った。その時の回路電圧、プロトン伝導度を測定した。
【0067】
また、1週間この状態を保持した後、再度プロトン伝導度を測定し、プロトン伝導度の低下率を耐久性の評価として算出した。結果を表1に示した。
【0068】
【表1】
【0069】
本発明の試料No1〜7及び9〜18はプロトン伝導度が2×10-3Scm-1以上、1週間後性能の低下が5%以下の優れた特性を示した。
【0070】
一方、SiO2とP2O5とからなり、ZrO2を含まない本発明の範囲外の試料No.8は、プロトン伝導度が1×10-3Scm-1であり、1週間後の性能低下が20%と大きかった。
【0071】
【発明の効果】
本発明のプロトン伝導体の製造方法によれば、耐熱性が向上し、高温で昇降温を繰り返してもガラスの細孔径が変化せず長時間安定して高いプロトン伝導性を有するプロトン伝導体を得ることができ、さらに所望の細孔径に制御可能である。そのため、得られたプロトン伝導体を電解質とし、燃料極と酸化剤極とで挟持した積層体を加熱処理して一体化することにより、メタノールのクロスオーバーの抑制されたダイレクトメタノール燃料電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池を示す概略図
【図2】本発明の他の燃料電池を示す概略図である。
【符号の説明】
1、11・・・燃料極
2、12・・・酸化剤極
3、13・・・電解質
13a・・・支持体
13b・・・プロトン伝導体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a proton conductor, a method for producing the same, and a fuel cell.
[0002]
[Prior art]
The fuel cell is known as a clean and energy-saving power generation system because the reaction products are CO 2 and water and the power generation efficiency is as high as 30 to 40% by mass.
[0003]
For example, in a fuel cell in which a proton conductor whose proton is a charge transfer body is used as an electrolyte and a fuel electrode and an oxidant electrode are formed with the electrolyte in between, a mixed liquid of methanol and water is used as the fuel electrode. Then, oxygen gas or air is supplied as an oxidant gas to generate electricity by the following electrochemical reaction.
Fuel electrode: CH 3 OH + H 2 O → CO 2 + 6H + + 6e −
Oxidant electrode: 3/2 O 2 + 6H + + 6e − → 3H 2 O
A fuel cell using the above cell reaction is called a direct methanol fuel cell (DMFC). Since DMFC uses methanol directly as a fuel, there is no need for a methanol steam reformer when H 2 is used as a fuel, enabling downsizing of the device and long-term power generation in mobile phones, laptop computers, etc. A promising power source.
[0004]
In the above DMFC, many polymer materials using a perfluorosulfonic acid type cation exchange resin as a proton conductor of the electrolyte have been reported.
[0005]
However, in a DMFC in which a polymer material is formed as a proton conductor on the fuel electrode surface, the polymer material swells, deforms, or dissolves due to methanol, causing pores to increase and methanol to be removed. A phenomenon called crossover that passes through the proton conductor occurred, and it was difficult to maintain proton conductivity.
[0006]
For the catalytic reaction of methanol and water at the fuel electrode, a catalyst in which platinum or the like is supported on activated carbon or the like is mainly used. This catalyst becomes active at 150 ° C. or higher, but has a problem that it cannot be heated to a high temperature of 100 ° C. or higher because the thermal stability of the polymer material is low.
[0007]
In order to solve the above two problems, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-102071 proposes using an inorganic glass containing P 2 O 5 and SiO 2 as a proton conductor. This glass material is superior in stability and heat resistance to methanol as compared with a polymer material.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the proton conductor described in JP-A No. 2001-102071 enables crossover and use at 150 ° C. or higher. However, when repeated measurement is performed at 150 ° C. or higher, the pore diameter of the glass changes. However, since the pores are blocked, there is a problem that the proton conductivity changes with time, and the amount of charge that moves gradually decreases.
[0009]
An object of the present invention is to provide a method for producing a proton conductor and a method for producing a fuel cell that can be used repeatedly and stably even at a high temperature of 150 ° C. or higher.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, by combining SiO 2 , P 2 O 5 and ZrO 2 , the glass pore diameter does not change even when the temperature is raised and lowered repeatedly at a high temperature of 150 ° C. while improving the heat resistance, and the crossover This is based on the knowledge that it can be suppressed.
[0011]
That is, the production method of the present invention includes a solation step of hydrolyzing a metal alkoxide containing Si, Zr, and P and containing a Si alkoxide having a predetermined organic functional group to produce a sol; A gelling step of drying the obtained sol to produce a gel, a sintering step of firing the gel to produce a porous body, and heating the porous body obtained in the sintering step in water vapor And a heat treatment step. Thereby , the hydroxyl group and the H 2 O molecule can be adsorbed and imparted to the pore inner surface of the porous body containing SiO 2 , ZrO 2 and P 2 O 5, and the proton conductivity can be improved.
[0017]
Furthermore, it is important that the metal alkoxide contains a Si alkoxide having an organic functional group shown in
[0018]
[Chemical 2]
[0019]
Furthermore, it is preferable that the baking temperature in the said sintering process is 400-900 degreeC. Thereby, it becomes easy to easily obtain a more uniform porous body with a desired pore diameter.
[0020]
Moreover, it is preferable that the water vapor | steam density | concentration in the atmosphere in the said heat processing process is 5-50 mass%. Thereby, it becomes easy to stably hold OH groups and moisture stably in the pores of the porous body.
[0021]
Furthermore, it is preferable that the heating temperature in the said heat treatment process is 100-400 degreeC. Thereby, there is little change of a pore diameter and it becomes easy to maintain high proton conductivity.
[0022]
Further, the fuel cell manufacturing method of the present invention includes stacking an electrolyte composed of a proton conductor obtained by the above-described proton conductor manufacturing method so as to be sandwiched between a fuel electrode and an oxidant electrode. These are characterized by being integrated by heat treatment. As a result, crossover of methanol can be suppressed, and by operating at 150 ° C. or higher, the catalytic activity of the Pt catalyst is improved, and highly efficient power generation can be obtained.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The proton conductor of the present invention is composed of a porous body containing SiO 2 , ZrO 2 and P 2 O 5, and by combining these oxides, the pores have a lot of moisture and OH groups and are stable. Since the thermal stability of the pores can be improved, the pore diameter of the glass does not change even when the temperature is raised and lowered at a high temperature of 150 ° C., and crossover can be suppressed.
[0026]
That is, the proton conductivity of the porous body is such that OH groups and moisture present on the surface serve as a proton medium, and protons are conducted. Thus, by combining a SiO 2 and ZrO 2 and P 2 O 5, to increase the heat resistance of the porous body, adsorption to water becomes firm, since the desorption temperature of the water is increased, 0.99 ° C. or more high temperature However, abundant OH groups and moisture can be present inside the porous body, and proton conductivity is promoted.
[0027]
ZrO 2 in the proton conductor particularly improves heat resistance, and its content is preferably 5 to 50% by mass, particularly 10 to 40% by mass, and more preferably 20 to 30% by mass. By setting the ZrO 2 content in the above range, it is possible to further improve the heat resistance while maintaining the proton conductivity and obtain a proton conductor excellent in heat resistance and proton conductivity.
[0028]
In addition, the content of SiO 2 is 5 to 90% by mass, particularly 40 to 80% by mass, more preferably 60 to 70% by mass, and the content of P 2 O 5 is 1 to 50% by mass, In particular, it is preferably 2 to 30% by mass, more preferably 5 to 10% by mass.
[0029]
Moreover, it is preferable that the average pore diameter of the porous body is 0.2 to 0.5 nm, particularly 0.25 to 0.35 nm, and more preferably 0.25 to 0.3 nm. By setting the average pore diameter in the above range, it becomes easier to prevent the occurrence of methanol crossover while maintaining high proton conductivity. Moreover, the range of the pore diameter is also preferable from the viewpoint of blocking the passage of CO, which is a poisoning component of the oxidant electrode catalyst, by molecular sieving.
[0030]
Furthermore, the porosity of the porous body is preferably 10 to 50%. This is because protons contribute to conduction through moisture contained in the pores.
[0031]
Furthermore, the proton conductivity is preferably 2 × 10 −3 Scm −1 or more, particularly 3.5 × 10 −3 Scm −1 or more, and more preferably 5 × 10 −3 Scm −1 or more. By setting the proton conductivity within the above range, it can be suitably used as an electrolyte of a fuel cell, and the characteristics of the fuel cell can be improved.
[0032]
Next, a method for producing a proton conductor will be described. It is important that the method for producing a proton conductor of the present invention includes a sol formation step, a sintering step, and a heat treatment step.
[0033]
In the sol formation step, a metal alkoxide containing Si, Zr and P is hydrolyzed to produce a sol. For example, water is added to a solution containing Si alkoxide, Zr alkoxide, and phosphoric acid alkoxide and hydrolyzed to prepare a sol. At this time, it is preferable to prepare a partially hydrolyzed sol of Si alkoxide and then add Zr alkoxide and phosphoric acid alkoxide to prepare a sol in order to obtain a uniform composition.
[0034]
The metal alkoxide preferably contains a Si alkoxide having an organic functional group shown in
[0035]
[Chemical 3]
[0036]
The organic functional group shown in
The pore size is controlled by the fact that the organic functional group represented by R 1 , R 2 , R 3 and R 4 in Chemical Formula 1 is at least one selected from methyl group, ethyl group, propyl group, vinyl group and phenyl group This is preferable.
[0037]
Specific examples of the Si alkoxide shown in
[0038]
In the gelation step, the gel obtained by drying in the sollation step is prepared. This drying temperature can be performed at 30-50 degreeC, for example.
[0039]
In the sintering step, the gel obtained in the gelation step is fired to produce a porous body. For example, a gel obtained after drying the sol is fired at 400 to 900 ° C. to create a porous body.
[0040]
The firing temperature is preferably set to the above temperature range in order to maintain a desired size without clogging the pores and to facilitate uniform distribution. In particular, firing is preferably performed at 500 to 700 ° C. in order to precisely control the average pore diameter to 0.2 to 0.5 nm.
[0041]
In the heat treatment step, the porous body obtained in the sintering step is heated in water vapor. For example, by heat-treating the obtained porous body in an air stream having a water vapor concentration of 5 to 50% by mass, OH groups and moisture can be stably held in the pores of the porous body.
[0042]
The water vapor concentration in the atmospheric gas during heat treatment is to provide sufficient OH groups and moisture to the porous body more stably while preventing the porous body from changing to hydroxide and blocking the pores. In order to facilitate the process, 5 to 50% by mass, particularly 10 to 40% by mass, and more preferably 15 to 30% by mass are preferable.
[0043]
The heating temperature in the heat treatment is easy to obtain a high proton conductivity by preventing soaking of the water vapor and preventing the liquefaction of water vapor while preventing the porous body from changing to hydroxide and blocking the pores. Therefore, 100 to 400 ° C., particularly 150 to 350 ° C., more preferably 200 to 300 ° C. is preferable.
[0044]
Next, the fuel cell of the present invention will be described.
[0045]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a part of a fuel cell. The fuel cell has an electromotive part including a fuel electrode 1, an
[0046]
The fuel electrode 1 is supplied with gas fuel or liquid fuel such as hydrogen and alcohols such as methanol. However, the gas fuel is inconvenient to carry because the fuel storage container is enlarged.
[0047]
Therefore, in particular, by using a mixed liquid of methanol and water as fuel, the fuel tank can be made compact. Further, by using a cartridge of water and methanol, it can be easily replenished even after the fuel is consumed.
[0048]
An oxidant gas such as oxygen gas or air is supplied to the
[0049]
Since the fuel cell of the present invention uses a porous body containing SiO 2 , ZrO 2 and P 2 O 5 as the
[0050]
The membrane thickness of the
[0051]
Note that the pore diameter of the
[0052]
For example, as shown in FIG. 2, the fuel cell of the present invention comprises an
[0053]
Next, a method for manufacturing a fuel cell will be described.
[0054]
Examples of the electrolyte production method include a dip coating method and a spin coating method. For example, a porous insulating plate such as quartz glass having a recess is prepared as a support. A porous body having a small pore diameter can be obtained by applying a sol film for producing a proton conductor to the groove portion of the recess, baking the sol film, and setting the baking temperature to 400 to 900 ° C.
[0055]
Subsequently, the
[0056]
In addition, the fuel electrode 1 and the
[0057]
In this way, when the joined electrochemical element is used in, for example, a fuel cell, one of the counter electrodes is the fuel electrode 1 and the other is the
[0058]
Furthermore, a gas diffusion electrode layer composed of platinum-supported carbon and the proton conductive fine particles is formed on both surfaces or one surface of carbon paper or the like forming the pyroelectric material by a coating method, a spray method or a printing method, and these are preferably 120 A pyroelectric material having an electrode layer on the surface can be produced by bringing it into close contact with each other by hot pressing at ˜350 ° C. and 2 to 100 kg / cm 2 .
[0059]
【Example】
First, as an SiO 2 raw material, tetratrisilane as a raw material for vinyltriethoxysilane (V), phenyltriethoxysilane (P), methyltriethoxysilane (M), and ZrO 2 which are Si alkoxides having an organic functional group shown in Chemical formula 1 is used. iso propoxy zirconium (TPZ), was prepared tetramethoxy phosphate (TMP) as a raw material for P 2 O 5.
[0060]
Next, water is partially added to the desired SiO 2 raw material shown in Table 1 to partially hydrolyze it to obtain a sol, so that the ratio shown in Table 1 is obtained (SiO 2 , P 2 O 5 And ZrO 2 ), TPZ, and TMP, and formamide as a sol stabilizer was added to prepare a composite alkoxide.
[0061]
The obtained composite alkoxide solution was hydrolyzed with stirring for 20 hours to prepare a sol. Then, a polypropylene substrate having a length of 5 cm, a width of 5 cm, and a thickness of 30 μm is prepared, and the sol is applied onto the substrate, held for 24 hours, and then heated up to 80 ° C. and held in steps. A dry gel was obtained in ~ 4 weeks. This dried gel was baked at the calcination temperature shown in Table 1 for 1 hour to obtain an electrolyte.
[0062]
The obtained electrolyte was installed in a heat treatment furnace capable of supplying air containing water vapor, and heated under the conditions shown in Table 1 for heat treatment.
[0063]
The thickness of the obtained electrolyte was measured with a scanning electron microscope (SEM).
[0064]
The average pore size is measured by measuring the permeability coefficient for H 2 , He, CO 2 , CH 4 , CF 4 , O 2 , N 2 , and SF 6 , illustrating the relationship between the molecular diameter and the permeability coefficient, and the change in the slope It was calculated from the points to be.
[0065]
Further, gas diffusion of about 150 μm in thickness comprising 60 parts by weight of carbon black supporting Pt and 40 parts by weight of particles obtained by pulverizing a dry gel having the same composition as that of the proton conductive film was formed on both surfaces of the electrolyte membrane. The electrodes were joined by a hot press method at a temperature of 150 ° C. and a pressure of 10 kg / cm 2 for 10 seconds.
[0066]
The obtained joined body was incorporated into a cell for battery performance evaluation, and a mixed solution and air of 50% by mass of methanol and 50% by mass of water were supplied to the anode and the cathode at a cell temperature of 150 ° C., and a current density of 0.5 A / cm 2. A discharge test was performed. The circuit voltage and proton conductivity at that time were measured.
[0067]
Further, after maintaining this state for one week, the proton conductivity was measured again, and the decrease rate of the proton conductivity was calculated as the durability evaluation. The results are shown in Table 1.
[0068]
[Table 1]
[0069]
Samples Nos. 1 to 7 and 9 to 18 of the present invention exhibited excellent characteristics in which the proton conductivity was 2 × 10 −3 Scm −1 or more and the performance deterioration after 1 week was 5% or less.
[0070]
On the other hand, it consists of SiO 2 and P 2 O 5 and does not contain ZrO 2 . In No. 8, the proton conductivity was 1 × 10 −3 Scm −1 , and the performance degradation after 1 week was as large as 20%.
[0071]
【The invention's effect】
According to the manufacturing method of the proton conductor of the present invention, improved heat resistance, the proton conductor having a long stable and high proton conductivity does not change the pore size of the glass even after repeated heating and cooling at high temperature getting can, be further controlled to a desired pore size. Therefore, a direct methanol fuel cell in which crossover of methanol is suppressed is provided by using the obtained proton conductor as an electrolyte and heat-processing and integrating the laminate sandwiched between the fuel electrode and the oxidant electrode. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a fuel cell of the present invention. FIG. 2 is a schematic diagram showing another fuel cell of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, 11 ...
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