JP4129061B2 - 組立式部品 - Google Patents

Description

技術分野
本発明は、互いに嵌め込み可能な複数の部材からなる組立式部品に関する。各部材は、その各側部において互いに連結し、これら側部には連結される部材と係合するように少なくとも１つの凹凸部が設けられており、隣接する２つ部材の一方をこれら部材の間に位置し且つこれら凹凸部に平行に延びる軸を中心に１８０°回転させた場合、これら凹凸部の位置及び形状は一致する。
先行技術
フランス特許第２１ ７４ ３２０ Ａ号には、嵌め込み式の接続部を有し、２つの同一部材からなる組立式部品が開示されており、それら部材の両側部には、凹凸部が設けられている。この公知の組立式部品に用いられた部材は、少なくとも１つの中間部材と、片側にのみ接続部を設けた２つの同形状の側部材からなる組立式部品を形成するのには適さない。
又、「海軍専門公開広報（Navy Technical Disclosure Bulletin）第１巻 No.１ １９７６年５月」において、嵌め込み式連結部が設けられたオイルブロックが開示されているが、その連結部分は蝶番形になっているため、スタンドを形成するのには適さない。
発明の概要
本発明の目的は、２つの同一形状の側部材が、１つの中間部材又は複数の同一中間部材に連結される、複数の部材からなる組立式部品を提供することにある。本発明によれば、例えば、２つの側部材とその間に配される少なくとも１つの中間部材とで構成されるスタンドを提供することができ、片側にのみ少なくとも１つの凹部と少なくとも１つの凸部を設けた２つの側部材は、相互に交換できるよう形成することができる。
発明の更なる詳細及び特徴を、添付の図面に示した実施態様に基づいて以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
図１は、２つの同一中間部材と２つの同一側部材からなり、スタンドを形成する組立式部品を示す。
図２は、図１に示す組立式部品の特に好ましい嵌め込み式接続部を示す。
図３は、図２に示す接続部における凹凸部が同一形状であることを示す仮想回転図である。
図４は、組立式部品の変形例を示す。
発明の実施方法
スタンドを形成する図１の集合体において、２つの同一形状の中間部材１、２は、互いに連結し合い、これに２つの同一形状の側部材３、４が連結される。中間部材１、２は両側部にそれぞれ凹部５と凸部６を有し、側部材３、４は片側にのみ凹部５と凸部６を有する。側部材３、４は、中間部材１、２の左右両側に連結される。側部材４を側部材３の位置に移動して側部材４として使用するには、凸部６に平行に延びる軸を中心に１８０°回転（反転）させるだけでよい。
図２は特に有効な嵌め込み式接続部の態様を示す。ここでは、互いに連結された２つの部材２、４の側部に、中央線７から間隔をもって配された凹部５と凸部６が設けられ、凸部６は、部材の接続位置を固定させる鉤状の突起物８を有している。図３からわかるように、部材４の凹凸部を、部材間に位置し、且つ凹部５と凸部６に平行に延びる軸１０を中心に、矢印９の方向へ１８０°回転できたとすると、その凹部５と凸部６は、部材２の凹部、凸部と輪郭が重なり合うよう形成されている。
凹凸部の形状は、変更可能である。図４では、部材１１と１２の連結を示し、上述の凹部５と凸部６に加え、幅広の凹部１３と凸部１４が用いられている。

Claims (4)

1. 嵌め込み可能な複数の部材からなり、これら部材が両側部において接続され、前記両側部には接続時に係合する少なくとも１つの凹凸部が設けられ、隣接する２つの前記部材の一方を、これら部材の中間に位置し且つ前記凹凸部に対して平行に延びる軸を中心に１８０°回転させた場合、前記部材の前記凹凸部の形状および位置が一致する組立式部品において、２つの側部材とこれら側部材の間に配される少なくとも１つの中間部材とから構成され、前記側部材がその一側部にのみ少なくとも１つの凹部と少なくとも一つの凸部を設けたことにより前記２つの側部材を互いに交換できるよう形成されたスタンドを構成することを特徴とする組立式部品。
2. 互いに連結される前記部材において、部材の中央線から距離をもって垂直に配された、一列に並ぶ２つの凹部と２つの凸部６を有することを特徴とする請求項１記載の組立式部品。
3. 互いに連結される前記部材において、前記凹部が、互いに連結された部材における中央線の両側に配されることを特徴とする請求項２記載の組立式部品。
4. 凸部６に前記部材の接続位置を固定するための鉤状の突起が設けられていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項記載の組立式部品。

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