JP4127710B2 - 無線通信装置及び送信制御方法 - Google Patents

無線通信装置及び送信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4127710B2
JP4127710B2 JP2006150540A JP2006150540A JP4127710B2 JP 4127710 B2 JP4127710 B2 JP 4127710B2 JP 2006150540 A JP2006150540 A JP 2006150540A JP 2006150540 A JP2006150540 A JP 2006150540A JP 4127710 B2 JP4127710 B2 JP 4127710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trial
transmission rate
frame length
frame
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006150540A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007324760A (ja
Inventor
綾子 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006150540A priority Critical patent/JP4127710B2/ja
Priority to US11/752,717 priority patent/US7672334B2/en
Publication of JP2007324760A publication Critical patent/JP2007324760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127710B2 publication Critical patent/JP4127710B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/22Negotiating communication rate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は、無線通信装置に関する。
無線システムにおいて、通信の効率をあげる為に、複数フレームを集約して送信する技術がある。例えば、IEEE802.11で標準化が進められているTask Group n (TGn)では、複数のフレームを連結(集約)して送信する、Aggregation技術が提案されている。この複数フレームを集約して送信する技術は、複数パケットをまとめることで、フレーム送受信時に必要な各フレームに付随する物理(PHY)層及びMAC層のヘッダーや、フレーム間の間隔などのオーバーヘッドを低減させることができる。
一方で、送受信時のフレーム長を長くしすぎると、フレームの先頭で推定した無線チャネル状況と、フレーム後半部での状況が異なることにより、誤りが発生する。つまり、フレーム長の適切な長さは、無線チャネル状況に依存する。
無線チャネル状況に応じて、送信レートを制御するリンクアダプテーションは、既存のIEEE 802.11a/b/gでも、そのアルゴリズムの検討がされていた。従来のアルゴリズムでは、送信レートの初期値は、最小レートもしくは最大レートにして、制御を開始する。(非特許文献1及び2参照)。
また、Admission制御を考えた場合も、従来のAdmission制御では、既存端末の現送信レートでのスループット(=チャネル占有率)から、新たな端末の収容の可否を判断していた。また、特許文献1では、家庭内AV機器への無線LANの適用を考慮し、端末がAPに予め可能な送信レートを全て送付し、チャネルに余裕があれば、その後は送信レートを低めにして安定した送受信を行い、APが新たな端末にチャネルを割当てる場合には、既存端末がAssociation時に申請した最大送信レートで送受信したとし、新たな端末の要求の受入れを判断する方法を示している。この場合、使用可能な送信レートの最大値は、無線チャネル状態によって異なるが、送信レートの最大値の求め方に関しては、上記特許文献1には記載がない。
通信開始時に初期送信レートを決める場合や、アドミッションコントロールにおける各端末の最大送信レートを求める場合において、IEEE 802.11nでの、複数のフレームを集約して送信するAggregation技術を考慮した場合、集約するフレーム数によっては、送信レートxが送信レートyより低くても、送信レートxでのスループットが送信レートyでのスループットより良くなる場合がある。つまり、Aggregation技術を考慮すると、必ずしも送信レートが高ければ良いという仮定は成り立たない。結局、全送信レートに渡り、各送信レートについて、集約することの可能なフレーム長(フレーム数)を調べ、それらを比較する必要がある。
特開2003−251791号公報 M. Lacage, M. H. Manshaei and T. Turletti, "IEEE 802.11 rate adaptation: a practical approach", Proc. Of ACM MSWiM, 2004. J. C. Bicket, "Bit -rate Selection in Wireless Networks", M.S. Thesis, MIT, 2005
上記記載の通り、IEEE 802.11nでは複数のフレームを含む集約フレームを送信する、Aggregationを行う。Aggregationにおいては、フレームの先頭のプリアンブル(Preamble)でチャネル状態の推定を行い、その推定値を用いて、Preambleに続き集約したデータフレームの復号を行っていく。そのため、集約フレームの後半部分のフレームのチャネル状態は、Preambleで推定時のチャネル状態と異なってくるため、集約フレームの後半部分のフレームは、一般に誤りやすい。また、集約フレームに含まれるフレームの数は、送信レート、無線チャネル状態、受信側でどのような復号や、チャネルトラッキングを行うか、といった様々な要素に依存する。
特に、送信レートが高速の時に集約フレームに含まれるフレームの数は、一般には、低速の時のフレーム数より減少するため、送信レートを高速にすれば、スループットに効果があるとは、一概には言えない。このような状況からAggregation時に、送信レートと集約フレーム中のフレーム数のどちらも考慮したうえで、高スループットの得られる組合せを選択する必要がある。しかし、従来、送信レートと集約フレーム中のフレーム数の両方をスループットの観点から選択するための手法に関する検討は行われていない。
そこで、本発明は、現状のチャネル状態において最大のスループットが得られる、送信レート及び集約フレーム中のフレーム数を選択することができる無線通信装置及び送信制御方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、複数のフレームを含む集約フレーム送信する送信手段と、
前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対し、当該送信レートより低い送信レートのどの集約フレームのフレーム長の場合のスループットよりも高いスループットが得られる集約フレームのフレーム長である基準集約フレーム長を示す参照データを記憶する記憶手段と、
前記参照データを用いて、前記集約フレームを送信する際に利用可能な複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を、試行用送信レート及び試行用フレーム長として選択し、
前記試行用送信レートで、前記試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該試行用送信レート及び当該試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
通信可能と判定された、前記試行用送信レート及び前記試行用フレーム長を、前記送信手段で前記集約フレームを送信する際の送信レート及び当該集約フレームのフレーム長の初期値あるいは最大値に設定する。
現状のチャネル状態において最大のスループットが得られる、送信レート及び集約フレーム中のフレーム数を選択することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成例を示すブロック図である。図1の無線通信装置は、少なくとも、アンテナ1、無線送信部2、無線受信部3、MACプロトコル処理部4、送信制御部5、チャネル変動判定部6、スケジューリング部7、アドミッション制御部8を含む。
MACプロトコル処理部4は、フレーム分割部201、フレーム処理部202、フレーム生成部203、フレーム集約部204を含み、送信制御部5は、参照データ記憶部101、フレーム長/送信レート選択部102、リンクアダプテーション制御部103を含む。
まず、信号送信時の図1の無線通信装置の動作の概略を説明する。
アドミッション制御部8は、アクセスポイント(AP)等の所望の通信装置との間で、使用可能な送信レートを通知するなど、当該通信装置との通信が可能か否かを問い合わせるための一連の手続きを行う。当該通信装置に空きチャネルがあり、当該通信装置との間で通信が可能な場合には、スケジューリング部7は、空きチャネルの割当などのための一連の手続きを当該通信装置との間で行う。以上の手続きの後、当該通信装置へフレームを送信する際には、まず、フレーム生成部203は、上位レイヤから出力されたデータを含むフレームを生成する。フレーム集約部203は、フレーム長制御部104から通知されたフレーム長(あるいはフレーム数)に基づき、集約できる数までフレームをまとめて、1または複数のフレームを含む集約フレームを生成する。生成された集約フレームは、一連のアクセス制御が行われて、無線送信部2へと出力される。無線送信部2では、入力された集約フレームに対し、符号化処理、変調処理、D/A変換及び所定周波数への周波数変換等の処理を施した後、アンテナ1を介して送信される。
信号受信時の図1の無線通信装置の動作の概略を説明する。アンテナ1を介して受信された信号は、無線受信部3で、ベースバンドへの周波数変換、A/D変換、復調処理、復号処理等の処理が施され、その結果得られた、集約フレームを含む受信データはMACプロトコル処理部4へ出力される。MACプロトコル処理部4のフレーム分割部201は、入力された受信データ(集約フレーム)からヘッダ部分を取り除いて、データ部分を取り出す。フレーム処理部202は、取り出されたデータ部分を用いて、CRCチェックや再送処理を行う。
受信フレームは、当該無線通信装置の通信相手から送信されたデータフレームの場合と、当該無線通信装置から通信相手へ送信したデータフレームに対し、当該通信相手から送信された受信確認応答である場合がある。例えば無線LANシステムでは、ACKもしくはBlock Ackといった確認応答をデータフレームの受信側から送信することで、データフレームの受信の成功/失敗を送信側へ通知する。そこで、フレーム処理部202は、受信データがデータフレームの場合には、上位レイヤに当該データフレーム中のペイロードを出力する。また、フレーム処理部202では、受信データが、先に送信されたデータフレームに対する確認応答(集約フレーム中の各フレームに対するACK/NAK、あるいは、集約フレーム全体に対するBlock ACKなど)である場合には、当該確認応答に基づき再送処理などを行うとともに、この確認応答をチャネル変動判定部6へ通知する。
チャネル変動判定部6は、フレーム処理部202で得られた、集約フレーム中の各フレームに対するACK/NAK、あるいは、集約フレーム全体に対するBlock ACKなどの確認応答を用いて、集約フレーム全体あるいは集約フレーム中の各フレームに対する誤り率を算出し、算出した結果と、予め定められた閾値としての誤り率(閾値誤り率)とを比較し、現在の送信レート及び集約フレームの集約フレームのフレーム長での通信の可否を判定する。例えば、算出された誤り率が閾値誤り率未満である場合には、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信は可能であると判定し、算出された誤り率が閾値誤り率以上である場合には、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信は不可であると判定する。
なお、チャネル変動判定部6で算出する、誤り率について簡単に説明する。例えば、集約フレーム中に10フレーム含まれている場合、送信された10フレーム中の10フレーム全てについてACKが得られたときには、集約フレーム全体の誤り率は0%である。また、10フレーム中のいずれか6フレームについてしかACKが得られなかったときには、集約フレーム全体の誤り率は40パーセントとなる。
このように、集約フレーム全体の誤り率は、送信した集約フレーム中のフレーム数のうち確認応答ACKが得られなかったフレーム数の割合として求めることができる。また、集約フレーム全体の誤り率は、10フレームを含む集約フレームを複数回送信した場合に、各集約フレームに対する上記誤り率の平均値であってもよい。
さらに、10フレームの集約フレームを複数回送信した場合に、当該集約フレーム中の各フレームの誤り率は、集約フレームの送信回数のうち当該フレームに対する確認応答ACKの得られなかった回数から求めることができる。当該集約フレームの誤り率は、当該集約フレーム中の各フレームの誤り率の平均値であってもよい。
なお、チャネル変動判定部6で、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信の可否を判定する際に用いるものは、上記誤り率に限らず、無線受信部3で信号受信時に得られる受信電力値(RSSI)や、チャネル推定結果などを用いてもよい。例えば、RSSIあるいはチャネル推定結果と予め定められた閾値とを比較して、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信の可否を判定する。また、データフレームを送信してから、それに対する確認応答を受信するまでの要した時間、あるいは確認応答が予め定められた時間以内に受信されたか否かを基に、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信の可否を判定してもよい。
ここでは、チャネル変動判定部6は、送信した集約フレームに対する確認応答を受信することにより算出される誤り率を予め定められた閾値誤り率と比較することにより、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信の可否を判定するものとする。
算出した誤り率が閾値誤り率より低い場合(あるいは閾値誤り率以下の場合)には、現在の送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信は可能である。一方、算出した誤り率が閾値誤り率以上の場合(あるいは閾値誤り率より高い場合)には、現在の送信レートや集約フレームのフレーム長での通信は不適当であり、送信レートや集約フレームのフレーム長を調整する必要がある。
フレーム長/送信レート選択部102は、通信に適した送信レート及び集約フレームのフレーム長(数)の初期値の選択を行う。特に、通信開始時の送信レート及び集約フレーム長(数)の設定や、アドミッションコントロール時に必要となる最大送信レートの決定を行う。
フレーム長/送信レート選択部102で初期値/最大値として決定された送信レートと集約フレームのフレーム数は、リンクアダプテーション制御部103でのリンクアダプテーション制御における初期値、あるいは当該無線通信装置が、無線LANのアクセスポイントとの間のアドミッションコントロールを行う場合の、当該無線通信装置のスループットの最大値として用いることが考えられる。
一般に、送信レートが高速の場合、集約フレームのフレーム長は、低速の場合よりも減少する。そのため、フレーム長/送信レート選択部102では、スループットを考慮した上で、送信レート及び集約フレームのフレーム長を選択する。
次に、フレーム長/送信レート選択部102の処理動作について説明する。
図2は、送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性の例を示したものである。図2では、横軸に送信レート(Mb/s)を12通り、縦軸に集約フレームのフレーム長を15通りで示し、集約フレームのフレーム長は、1フレームが1024bytesの固定長フレームのフレーム数で示している。なお、フレーム長は、この場合に限らず、例えば、1000Bytes毎のフレーム長などで示してもよい。また、図2では、スループットを10Mb/s単位でグループ分けして示しているが、この場合に限らず、任意の大きさでグループ分けをしてもよいことは言うまでもない。
図2において、黒い丸は、各送信レートにおける基準集約フレーム長を示している。各送信レートにおける基準集約フレーム長は、当該送信レートにおいて、それより低い送信レートのどの集約フレームのフレーム長の場合のスループットよりも大きいスループットが得られる集約フレームのフレーム長を示している。なお、図2では、基準集約フレーム長を、集約フレームに含まれるフレーム数で表している。また、送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性から、図2の全ての送信レートに対し、上記基準集約フレーム長が存在するとは限らない。例えば、図2では、送信レート65Mb/sの場合には上記基準集約フレーム長はない。送信レートにおける基準集約フレーム長以上での通信が可能であれば、当該送信レート及び当該基準集約フレーム長でのスループットより大きいスループットは、それより低い送信レートの場合では集約フレームのフレーム長をいくら上げても得られることはない。
例えば、図2において、送信レート78Mb/s、基準集約フレーム長=5フレームでの通信を行う場合には、スループットは60〜70Mb/sとなる。一方、当該送信レートよりも1つ下の送信レート65Mb/sの場合、集約フレームのフレーム長が15フレームであっても、スループットは50〜60Mb/sであり、上記の送信レート78Mb/s及び基準集約フレーム長の場合のスループットには届かない。
ある送信レートで通信可能な集約フレームのフレーム長が基準集約フレーム長以上であれば、各送信レートの基準集約フレーム長の上記特性から、それより低い送信レートで通信を行っても現状よりも高いスループットは得られないから、当該低い送信レートでの通信の試行を行う必要はない。
また、図1の無線通信装置がもつ異なる複数の送信レートのうち、高い送信レートから試行を行った場合、ある送信レートの基準集約フレーム長での通信が可能であるとき、その送信レート及びその基準集約フレーム長を、以降の通信の初期値、もしくは最大値とする。
図3に送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性の他の例を示したものである。図3では、1フレームが512bytesの固定長フレームの場合を示し、集約フレームのフレーム長は、当該512bytesの固定長フレームのフレーム数で表している。集約フレームのフレーム長は最大15フレームである。
図3では、図2と同様、横軸に送信レート(Mb/s)を12通り、縦軸に集約フレームのフレーム長を15通りで示し、スループットを10Mb/s単位でグループ分けして示している。また、黒い丸は、各送信レートにおける基準集約フレーム長を示している。
図3の1フレームが512bytesの場合は、図2の1フレームが1024bytesの場合と比べ、フレーム長が半分であるので、基本的には、同レベルのスループットを満たすのに必要なフレーム数が2倍となり、基準集約フレーム数も2倍になる。しかし、特に送信レートの大きい領域ではその関係が崩れている。その理由として、IEEE802.11 TGnでの提案では、複数のフレームを含む集約フレームを生成する際に、各フレームの間にDelimiterと呼ばれる4オクテットの制御データが入るなどの制限があることが考えられる。
そこで、実際には、あるアプリケーションの1フレームのフレーム長と、許容する集約フレームのフレーム長(数)の最大値が決まった段階で、それらの組合せによるスループット特性、つまり図2や図3に示すような特性を計算から求め、各送信レートに対し、基準集約フレーム長(数)を求めることが必要である。
参照データ記憶部101には、例えば、図2、図3に示したように、送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性と、各送信レートに対し定められた基準集約フレーム長を示す参照データが記憶されている。
なお、参照データ記憶部101に記憶されている参照データには、最低限、図2、図3中の各送信レートに対し定められた基準集約フレーム長が含まれていればよい。
また、送信レート毎に異なる基準集約フレーム長を定めてもよいし、近傍の複数の送信レート毎に、1つの基準集約フレーム長を定めてもよい。
図2、図3に示したような、各送信レートと基準集約フレーム長及びスループットとの関係は、テーブルで表されていてもよい。例えば、図4に示すようなテーブルで表されていてもよい。そして、そのようなテーブルが、参照データ記憶部101に記憶されている。
1フレームのフレーム長により、送信レート、集約フレームのフレーム長及びスループットの関係は異なる。よって、図1の無線通信装置上で、1フレームの長さが異なる複数のアプリケーションが動作する場合には、図2乃至図4に示したような、送信レート、集約フレームのフレーム長及びスループットの関係を示すような、フレーム長別(あるいはアプリケーション別)の複数の参照データを参照データ記憶部101に記憶するようにしてよい。そして、図1の無線通信装置上で動作するアプリケーション(あるいは当該アプリケーションに対応するフレーム長)に応じて、参照データを切り替えて用いる。
フレーム長/送信レート選択部102は、図1の無線通信装置がもつ複数の送信レートのうちのいずれか1つを選択するとともに、参照データ記憶部101に記憶されている参照データ(例えば、図2、図3、図4のテーブル)を参照して、集約フレームのフレーム長を選択する。そして、選択された送信レートと集約フレームのフレーム長を、それぞれリンクアダプテーション制御部103とフレーム集約部204へ通知し、当該選択された送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信の試行を開始する。
試行とは、ここでは、図1の無線通信装置の通信開始の際の送信レート及び集約フレームのフレーム長の初期値、その後の送信レート/フレーム長の制御に用いる送信レート/フレーム長の最大値や、アドミッションコントロールにおいてAPへ通知する最大送信レートを決定するために(すなわち、送信レート及び集約フレームのフレーム長の初期値や最大値の設定/再設定のために)、フレーム長/送信レート選択部102で選択された送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信可否を判定するために行うものである。
そして、この試行の結果、(チャネル変動判定部6において)当該選択された送信レート及び集約フレームのフレーム長での通信が可能であると判定された場合には、当該選択された送信レート及び集約フレームのフレーム長を初期値/最大値として決定し、リンクアダプテーション制御部103へ当該送信レートを初期値/設定値として通知し、フレーム集約部204へ当該集約フレームのフレーム長を初期値として通知する。
フレーム集約部204では、通知されたフレーム長に従って、フレーム生成部203で生成された複数のMACフレームを含む集約フレームを生成し、無線送信部2へ出力する。
リンクアダプテーション制御部103には、複数の送信レートと、各送信レートに対し、予め定められた変調方式及び誤り訂正符号化方式を示すテーブルが予め記憶されている。そして、フレーム長/送信レート選択部102から初期値/最大値として通知された送信レートを初期値/最大値として用いて、従来からあるリンクアダプテーション制御を行う。すなわち、無線チャネル状態に応じて、このテーブル中の複数の送信レートのなから最適な送信レートを選択し、さらに、この送信レートに対応する変調方式及び誤り訂正符号化方式を、当該テーブルから読み出し、新たな送信レート、変調方式及び誤り訂正符号化方式を無線送信部2へ通知する。
リンクアダプテーション制御部103は、さらに、試行時には、フレーム長/送信レート選択部102から通知された送信レートに対応する変調方式及び誤り訂正符号化方式を無線送信部2へ通知する。また、試行の結果、フレーム長/送信レート選択部102から初期値/最大値として通知された送信レートを通信開始時の初期値やアドミッションコントロールにおいてAPへ通知する最大送信レートとする。
無線送信部2では、リンクアダプテーション制御部103から通知された変調方式及び誤り訂正符号化方式に従って、無線送信部2に入力された(集約された)フレームのデータを符号化及び変調を行う。
次に、図1の無線通信装置における、フレーム長や送信レートを選択するための処理動作(主にフレーム長/送信レート選択部102の処理動作)について、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
図5では、フレーム長/送信レート選択部102は、図1の無線通信装置がもつ複数の送信レートの候補うち、最も高い送信レートから順に選択する場合について説明する。
まず、フレーム長/送信レート選択部102は、例えば、リンクアダプテーション制御部103から、各送信レートに対し、予め定められた変調方式及び誤り訂正符号化方式を示すテーブルに記憶されている複数の送信レートの全部あるいはそのうちの一部の利用可能な複数の送信レートを、複数の送信レートの候補として得る(ステップS11)。そして、得られた複数の送信レートの候補うち、最も高い送信レートから順に1つ選択する(ステップS12)。
フレーム長/送信レート選択部102は、参照データ記憶部101に記憶されている参照データに、ステップS12で選択された送信レートの基準集約フレーム長が設定されている場合には(ステップS13)、当該選択された送信レート及びその基準集約フレーム長での試行を行うべく、リンクアダプテーション制御部103、フレーム集約部204へ、選択された送信レート(試行用送信レート)とその基準集約フレーム長(試行用フレーム長)をそれぞれ通知する(ステップS14)。
試行時には、フレーム生成部203は、任意のデータや試行用のデータを含む試行用のMACフレームを生成するようにしてもよい。そして、フレーム集約部204では、通知された試行用フレーム長に従って、フレーム生成部203で生成された複数の試行用MACフレームを含む集約フレームを生成し、これを無線送信部2へ出力する。
リンクアダプテーション制御部103は、フレーム長/送信レート選択部102から通知された試行用送信レートに対応する変調方式及び誤り訂正符号化方式を無線送信部2へ通知する。無線送信部2では、リンクアダプテーション制御部103から通知された変調方式及び誤り訂正符号化方式に従って、無線送信部2に入力された集約フレームのデータを符号化及び変調を行う。
このようにして、試行時には、集約フレームを1回あるいは複数回送信し、当該集約フレームを受信する側から送信される集約フレーム中の各フレームに対するACK、あるいは、集約フレーム全体に対するBlock ACKなどの確認応答を受信する。
チャネル変動判定部6は、フレーム処理部202で得られた、集約フレーム中の各フレームに対するACK、あるいは、集約フレーム全体に対するBlock ACKなどの確認応答を用いて、集約フレーム全体あるいは集約フレーム中の各フレームに対する誤り率を算出し、算出した結果と閾値誤り率とを比較し、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信の可否を判定する。算出された誤り率が閾値誤り率未満である場合には、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は可能であると判定し、算出された誤り率が閾値誤り率以上である場合には、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は不可であると判定する(ステップS15)。
ステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信が可能である判定された場合には、フレーム長/送信レート選択部102は、当該送信レート及びその基準フレーム長を初期値/最大値として決定し、リンクアダプテーション制御部103へ当該送信レートを初期値/最大値として通知し、フレーム集約部204へ当該基準集約フレーム長を初期値として通知する(ステップS16)。
フレーム集約部204では、通知されたフレーム長を用いて、フレーム生成部203で生成された複数のMACフレームを含む集約フレームを生成し、無線送信部2へ出力する。また、リンクアダプテーション制御部103は、通知された送信レートを初期値あるいは最大送信レートとして用いて、上記リンクアダプテーション制御を行う。
一方、ステップS13において、ステップS12で選択された送信レートに基準集約フレーム長が設定されていない場合、及びステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は不可であると判定された場合には、他の送信レート及び集約フレームのフレーム長を選択するための処理動作を行う。この処理動作は後述する。
なお、ステップS11で得られる複数の送信レートの候補は、IEEE802.11の規格等で規定されている送信レート全て、例えば802.11bなら4つの送信レート、802.11aなら8つの送信レートであってもよい。また、複数の送信レートの候補は、規格に規定されている上記複数の送信レートのうちの使用することが義務付けられている送信レートのみであってもよい。さらに、アプリケーション毎に異なる送信レートを選択し、選択した送信レートのみを候補としてもよい。また、上記いずれの場合においても、フレームの集約を行わず、1フレーム単位に送信レートを変えながら送信を試みて、その個々の送信結果(送信したフレームに対する確認応答の有無など)を基に、候補とする送信レートの上限値を決定するようにしてもよい。
例えば、ステップS11において、フレーム長/送信レート選択部102は、予め与えられた複数の送信レート、あるいは当該複数の送信レートのうち一部の送信レートのなかから、送信レートの高い順に1つずつ選択する。選択された送信レートで1フレームを送信した場合に、当該フレームに対する確認応答が受信されたとき、当該送信レートの通信が可能、すなわち、当該送信レートは利用可能であると判定する。ステップS12において、フレーム長/送信レート選択部102は、利用可能と判定された送信レートのうち、最も高い送信レートを選択する。
また、ステップS14で、試行を行う際には、基準集約フレーム長までのデータを送信しても、基準集約フレーム長より長い(多い)フレーム長(例えば、基準集約フレーム長のフレーム数に予め定められたフレーム数を加えたフレーム数)の集約フレームを送信してもよいとする。
図2、図3からわかるように、集約フレームのフレーム長が基準集約フレーム数よりも長い場合には、基準集約フレーム数の場合よりも高いスループットが得られることもある。そこで、試行の際に、基準集約フレーム長よりも長いフレーム長の集約フレームを送信することにより、基準集約フレーム長の場合よりも高いスループットが得られる通信の可否を判定することができる。
このように、ステップS14において、基準集約フレーム長よりも長いフレーム長の集約フレームを用いて試行を行った結果、当該フレーム長での通信が可能と判定された場合には、図5のステップS16において、このフレーム長を初期値/最大値に設定してもよい。
また、ステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信が可能である判定された場合に、フレーム長/送信レート選択部102は、試行用送信レート及びその基準フレーム長の場合よりも高いスループットが得られるフレーム長が存在するときには、当該フレーム長を新たな試行用フレーム長として再び試行を行うようにしてもよい。試行の結果、当該新たな試行用フレーム長での通信が可能であると判定された場合、当該新たな試行用フレーム長を初期値/最大値に設定する。
(第2の実施形態)
次に、図6に示すフローチャートを参照して、フレーム長や送信レートを選択するための他の処理動作について説明する。なお、図6において、図5と同一部分には同一符号を付し、異なる部分について説明する。すなわち、図5のステップS12は、図6のステップS12´に置き換わり、図5のステップS16は、図6のステップS26〜ステップS28に置き換わっている。
図5のステップS12では、フレーム長/送信レート選択部102は、複数の送信レートの候補のうち、最も高い送信レートから選択するが、図6のステップS12´では、複数の送信レートの候補のうち、実際に通信可能な送信レートから選択する。
例えば、複数の送信レートの候補のうち、最大送信レートが104Mb/sである場合、ステップS12´では、送信レート52Mb/sを選択する。ステップS14で、送信レート52Mb/s及びその基準集約フレーム長を試行用送信レート及び試行用フレーム長として用いて試行を行った結果、通信が可能であると判定されたとき(ステップS14〜ステップS15)、ステップS26へ進む。
ステップS26では、複数の送信レートの候補のなかから、現在の試行用送信レート52Mb/sよりも高い送信レートであり、かつ、基準集約フレーム長の設定されている他の送信レートがあるか否か調べる。そのような他の送信レートがない場合には、ステップS28へ進み、現在の試行用送信レート及びその基準集約フレーム長を初期値/最大値と決定する。
一方、ステップS26において、複数の送信レートの候補のなかに、現在の試行用送信レートよりも高い送信レートであり、かつ、基準集約フレーム長の設定されている他の送信レートがあれば、ステップS14へ戻り、当該他の送信レート及びその基準集約フレーム長を新たな試行用送信レート及び試行用フレーム長として選択して、試行を行う。試行を行った結果、通信が可能であると判定されたときには(ステップS14〜ステップS15)、再びステップS26へ進み、以下上記同様である。
なお、ステップS13において、ステップS12´で選択された送信レートに基準集約フレーム長が設定されていない場合、及びステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は不可であると判定された場合には、他の送信レート及び集約フレームのフレーム長を選択するための処理動作を行う。この処理動作は後述する。
第1の実施形態では、複数の送信レートの候補のうち、最も高い送信レートから検索を行う分、当該送信レート及びその基準集約フレーム長での通信が可能であれば処理が終わるという利点があった。一方、第2の実施形態は、第1の実施形態に比べ、ある送信レート及びその基準集約フレーム長での通信が可能であっても、その後に、その送信レートより高い送信レートの候補の有無を調べる必要がある。ただし、例えば、過去の履歴からみて、送信レート52Mb/s近辺が最高、もしくは初期値として適する目星がついており、かつその送信レートが最大値とは異なるレートである場合には、第2の実施形態を用いることで、無駄に可能性の低い最大送信レートから毎回検索を行う必要がない。
また、第1の実施形態と同様、ステップS14で、試行を行う際には、基準集約フレーム長をそのまま試行用フレーム長としてもよいし、基準集約フレーム長より長い(多い)フレーム長(例えば、基準集約フレーム長のフレーム数に予め定められたフレーム数を加えたフレーム数)の試行用フレーム長としてもよい。
そして、ステップS14において、基準集約フレーム長よりも長いフレーム長の集約フレームを試行用フレーム長として用いて試行を行った結果、当該試行用フレーム長での通信が可能と判定された場合に、図6のステップS26からステップS28へ進んだときには、ステップS28において、この試行用フレーム長を初期値/最大値に設定してもよい。
さらに、第1の実施形態の場合と同様、ステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信が可能である判定された場合に、フレーム長/送信レート選択部102は、試行用送信レート及びその基準フレーム長の場合よりも高いスループットが得られるフレーム長が存在するときには、当該フレーム長を新たな試行用フレーム長として再び試行を行うようにしてもよい。試行の結果、当該新たな試行用フレーム長での通信が可能であると判定された場合、当該新たな試行用フレーム長を初期値/最大値に設定する。
(第3の実施形態)
上記第1及び第2の実施形態において、参照データ記憶部101に記憶されている参照データには、各送信レートに対し、その基準集約フレーム長とともに、例えば、図7に示すように、基準集約フレーム長以外のフレーム長と、そのときのスループットを示す情報が含まれていても良い。
図7では、縦の各列が各送信レート(Mb/s)に対応し、横の各行が各スループット(Mb/s)を表し、セル中の数値は、集約フレームのフレーム数を示している。なお、各送信レートに対応する列には、丸で囲まれた数値をもつセルがあるが、この丸で囲まれた数値は、当該送信レートの基準集約フレーム長である。
例えば、図7から、送信レート52Mb/sで集約フレーム数「4」であれば、スループットは40〜50Mb/sのスループットが得られることがわかる。
このように、各送信レートについて、基準集約フレーム長とそのときのスループットとの関係の他に、当該基準集約フレーム長以外のフレーム長とそのときのスループットとの関係を記憶しておき、図5及び図6のステップS13において、基準集約フレーム長が存在しない送信レートの場合には、図7のテーブルから、基準集約フレーム長の代わりに、当該送信レートで最大のスループットが得られる集約フレームのフレーム長を選択するようにしてもよい。この場合、ステップS14では、当該選択されたフレーム長で試行を行えばよい。
また、送信レートによっては、基準集約フレーム長でのスループットより、さらに高いスループットが、集約フレーム長を増やすことにより可能な場合がある。例えば、図7において、送信レート104Mb/sの場合、基準集約フレーム数は「5」の時のスループットが70〜80Mb/sであるのに対し、集約フレームの8フレームでの通信が可能であれば、さらに高いスループットが得られることが分かる。
例えば、第1の実施形態で説明した、図5のステップS14において、当該選択された送信レート及びその基準集約フレーム長よりも長いフレーム長(図7において、送信レート104Mb/s、集約フレームのフレーム数が「8」)で試行を行うほうが、後で試行を再度行う必要がなく、より高いフループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の初期値/最大値が得られる。
なお、各送信レートにおける基準集約フレーム長以外のフレーム長でのスループットは、予め図7に示したような形式で記憶されていてもよい。また、当該送信レート及びフレーム長での試行を行った場合に、その都度図7に示したようなテーブル上に記憶するようにしてもよい。
(第4の実施形態)
(a)図5のステップS13において、ステップS12で選択された送信レートに基準集約フレーム長が設定されていない場合、(b)図5のステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は不可であると判定された場合、(c)図6のステップS13において、ステップS12´で選択された送信レートに基準集約フレーム長が設定されていない場合、及び(d)図6のステップS15において、試行用送信レート及び試行用フレーム長での通信は不可であると判定された場合には、他の送信レート及び集約フレームのフレーム長を選択するための処理動作を行う。
第3の実施形態では、上記4つの場合、すなわち、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せでは通信が行えない場合に、他の送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを選択するための処理動作について説明する。
図8のフローチャートを参照して説明する。
現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長(例えば基準集約フレーム長)の組合せでは通信が行えない場合、まず、同一の送信レートで、通信可能な集約フレームのフレーム長があるか否かを調べる(ステップS101)。
例えば、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長(例えば10フレーム)の組合せで試行を行った場合(図5及び図6のステップS14)、集約フレーム中の先頭から7フレームまでは、確認応答ACKを受信することができたが、8フレーム以降は確認応答を受信することができなかったとする。この場合には、集約フレームのフレーム長が7フレームであれば、チャネル変動判定部6で通信が可能と判定されるはずである。そこで、フレーム長/送信レート選択部102は、チャネル変動判定部6から、集約フレーム中の何番目までのフレームについて確認応答が受信されたのかを示す情報、あるいは、集約フレーム中のどのフレームに対し確認応答が受信されたのかを示す情報などが入力される。そして、入力された情報に含まれる、当該集約フレーム中の確認応答を受信したフレームの位置を基に、ステップS101において、新たな集約フレームのフレーム長として「7」フレーム、あるいは「7」よりも小さい値を選択する。
また、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長(例えば10フレーム)の組合せで試行を行った結果として、チャネル変動判定部6から、集約フレーム全体についての誤り率に関する情報が出力される場合には、予め定められたフレーム長(数)単位に、現在選択されている集約フレームのフレーム長を小さくしていく。あるいは、誤り率の値に応じて予め定められたフレーム長の削減量(削減するフレーム数)に基づき、現在選択されている集約フレームのフレーム長を小さくする。例えば、誤り率が50%の場合には、2フレームずつ小さくし、誤り率が30%の場合には、1フレームずつ小さくする。さらに、参照データ記憶部101に、図7に示したテーブルのような、送信レート毎に、集約フレームのフレーム数に対するスループットが記憶されている場合には、このテーブルを参照して、現在選択されているフレーム長の次にスループットが大きくなるフレーム長を選択するようにしてもよい。
このようにして、ステップS101において、現在選択されている送信レートの場合に、新たな集約フレームのフレーム長が選択可能な場合には、当該新たなフレーム長を選択し(ステップS102)、ステップS103へ進む。
ステップS103では、当該送信レート及び当該新たな集約フレームのフレーム長の組合せで試行を行う。試行の結果、当該組合せでの通信が可能な場合には(ステップS104)、そのときのスループットを一時記憶する(ステップS105)。例えば、図7に示したようなテーブル上に、送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せに対応するスループットを記録するようにしてもよい。
一方、ステップS101において、現在選択されている送信レートでは、集約フレームのフレーム長は、現在選択されているフレーム長よりも小さくできない場合には、ステップS106へ進む。
ステップS106では、例えば、図7に示したテーブル中の、現在選択されている送信レートより低い送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せのうち、スループットが最大となる組合せを選択し(ステップS106)、ステップS103へ進む。以下、上記同様にして、当該選択された組合せでの試行を行って、当該組合せの通信可否を調べ、通信が可能である場合には、そのときのスループットを一時記憶する(ステップS105)。
上記ステップS101〜ステップS105の処理(あるいはステップS101からステップS106を経由してステップS105へ至る間での処理)の後、ステップS107へ進む。
ステップS107では、次に、例えば、図7のテーブルを参照して、送信レートを現在選択されている送信レートより下げた場合に、現在までに行った試行で得られた最大のスループットより高いスループットが得られる、送信レート及びその基準集約フレーム長の組合せが存在するか否か調べる。そのような組合せが存在する場合には、ステップS108へ進み、当該組合せでの通信可否を調べる。
例えば、現在選択されている送信レート及び集約フレームのフレーム長が104Mb/s及び2フレームであり、ステップS104において、この組合せによる通信が可能であると判定され、このときのスループットが、50−60Mb/sであったとする。そして、ステップS105において、当該送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せとスループットが図7に示したように記憶されたとする。この場合、図7に示すように、送信レート78Mb/s及びその基準集約フレーム長「6」の方がスループットが高いから、送信レート78Mb/s及びその基準集約フレーム長「6」の組合せがステップS107で選択され、ステップS108では、この組合せでの試行が行われる。
試行の結果、当該組合せでの通信が可能な場合には(ステップS109)、当該組合せに係る送信レート及びその基準集約フレーム長を、初期値/最大値に設定する(ステップS110)。
一方、ステップS109で、試行の結果、当該組合せに係る通信が不可能であると判定された場合、及び、ステップS107で、現在までに行った試行で得られた最大のスループットより高いスループットが得られる、送信レート及びその基準集約フレーム長の組合せが存在しない場合には、ステップS111へ進む。
ステップS111では、現在までに行った試行で得られた最大のスループットの送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを、初期値/最大値に設定する。すなわち、ステップS105で一時記憶された送信レート及び集約フレームのフレーム数の組合せを、初期値/最大値に設定する。
(第5の実施の形態)
第5の実施形態では、図5及び図6において、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せでは通信が行えない場合に、他の送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを選択するための他の処理動作について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
図9では、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長(例えば基準集約フレーム長)の組合せでは通信が行えない場合、図7に示したテーブルに記憶されている送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せのうち、スループットが高い組合せから順に試行を行っている。
参照データ記憶部101には、図7に示したような、各送信レートに対し、基準集約フレーム長及び基準集約フレーム長以外のフレーム長でのスループットを示したテーブルが記憶されている。また、試行を行う度に、そのときの送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せと、得られたスループットで、図7のテーブルを更新するようにしてもよい。
まず、ステップS202において、フレーム長/送信レート選択部102は、図5及び部6において、現在選択されている、送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せでは通信が行えない場合、図7に示したテーブルに記憶されている送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せのなかから、現在選択されている送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せで得られるスループットの次に高いスループットの実現が可能な送信レート及びフレーム長の組合せを読み込む。なお、そのような組合せが複数あれば、その全てを読み込む。
例えば、図7において、送信レート104Mb/s及び基準集約フレーム長「5」での通信が不可能な場合、この組合せの場合のスループット70−80Mb/sは実現することはできないが、1ランク低いスループット60−70Mb/sを実現できる候補として、送信レートが78Mb/sで集約フレームのフレーム長が「6」の場合と、送信レートが104Mb/sで集約フレームのフレーム長が「3」の場合との2つ候補がステップS201で得られる。
次に、得られた1または複数の送信レート及びフレーム長の組合せのなかから、送信レートの低い順あるいは高い順に1つ選択する(ステップS203)。
例えば、上記2つの候補が得られた場合に、送信レートが高い順に試行を行うとき、ステップS203では、送信レート104Mb/s及びフレーム長「3」の組合せが、最初に選択される。また、上記2つの候補が得られた場合に、送信レートが低い順に試行を行うとき、ステップS203では、送信レート78Mb/s及びフレーム長「6」の組合せが選択される。
ステップS204では、ステップS203で選択された組合せでの試行を行う。この結果、当該組合せでの通信が可能であると判定された場合には、ステップS206へ進み、当該組合せに係る送信レート及びフレーム長を初期値/最大値に設定する。
一方、ステップS203で選択された組合せでの試行の結果、当該組合せでの通信が不可能であと判定された場合には、ステップS202へ戻り、未選択の他の組合せを選択し(ステップS203)、以下、上記同様である。
また、ステップS202において、ステップS201で読み込まれた各組合せに対し試行を行ったものの、通信可能な組合せが得られなかった場合には、ステップS201へ戻る。そして、図7のテーブルに記憶されている複数の組合せのなかから、さらに次に高いスループットが得られる送信レートとフレーム長の組合せを読み込み、以下、上記同様である。
図9では、当初の送信レート及びフレーム長での組合せでは通信が不可能な場合、まず、当該組合せの場合に得られるスループットより1ランク低いスループットが得られる、送信レート及びフレーム長の組合せがいくつあるかを調べる。そのような組合せが1つのみであれば、当該組合せについて試行を行えばよい。一方、そのような組合せが複数ある場合には、当該複数の組合せのなかから、送信レートが高い順、あるいは低い順に、組合せを1つずつ選択して、試行を行い、通信可否を判定する。
第5の実施形態の場合、第4の実施形態の場合と比較して、送信レートの切り替えが第4の実施形態の場合よりも頻繁に発生するが、常にスループットの高い送信レート及びフレーム長の組合せから試行していくので効率が良い。
以上説明したように、上記第1乃至第5の実施形態によれば、現状のチャネル状態において最大のスループットが得られる送信レート及び集約フレーム中のフレーム数を選択することができる。
なお、本発明の実施の形態に記載した本発明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
無線通信装置の構成例を示すブロック図。 送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性の例と、各送信レートに対する基準集約フレーム長を示した図。 送信レート及び集約フレームのフレーム長に対するスループット特性の他の例と、各送信レートに対する基準集約フレーム長を示した図。 送信レート、集約フレームのフレーム長及びスループットの関係を示すテーブルの一例を示した図。 フレーム長及び送信レートを選択するための処理動作を説明するためのフローチャート。 フレーム長及び送信レートを選択するための他の処理動作を説明するためのフローチャート。 送信レート、集約フレームのフレーム長及びスループットの関係を示すテーブルの他の例を示した図。 図5及び図6に示した処理に続く、フレーム長及び送信レートを選択するための処理動作を説明するためのフローチャート。 図5及び図6に示した処理に続く、フレーム長及び送信レートを選択するための他の処理動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…アンテナ、2…無線送信部、3…無線受信部、4…MACプロトコル処理部、5…送信制御部、6…チャネル変動判定部、7…スケジューリング部、8…アドミッション制御部、101…参照データ記憶部、102…フレーム長/送信レート選択部、103…リンクアダプテーション制御部、201…フレーム分割部、202…フレーム処理部、203…フレーム生成部、204…フレーム集約部。

Claims (31)

  1. 複数のフレームを含む集約フレーム送信する送信手段と、
    前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対し、当該送信レートより低い送信レートのどの集約フレームのフレーム長の場合のスループットよりも高いスループットが得られる集約フレームのフレーム長である基準集約フレーム長を含む参照データを記憶する記憶手段と、
    前記参照データを用いて、前記集約フレームを送信する際に利用可能な複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を、試行用送信レート及び試行用フレーム長として選択する選択手段と、
    前記試行用送信レートで、前記試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該試行用送信レート及び当該試行用フレーム長での通信の可否を判定する判定手段と、
    前記判定手段で通信可能と判定された、前記試行用送信レート及び前記試行用フレーム長を、前記送信手段で前記集約フレームを送信する際の送信レート及び当該集約フレームのフレーム長の初期値あるいは最大値に設定する設定手段と、
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記選択手段は、前記複数の送信レートのうちの最も高い送信レートを前記試行用送信レートとして選択する請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記選択手段は、前記複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段で前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が可能と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第1の試行用送信レートよりも高い送信レート及びその基準集約フレーム長を、第2の試行用送信レート及び新たな第2の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第2の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該新たな第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記送信手段で前記集約フレームを送信する際の送信レート及び当該集約フレームのフレーム長の初期値あるいは最大値に設定する請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記参照データは、前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対する、前記基準集約フレーム長及び当該基準集約フレーム長の場合に得られるスループットを含む請求項1記載の無線通信装置。
  5. 前記参照データは、前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対する、前記基準集約フレーム長及び当該基準集約フレーム長の場合に得られるスループットと、前記基準集約フレーム長以外の前記集約フレームのフレーム長及び当該フレーム長の場合に得られるスループットとを含む請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記選択手段は、前記複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段で前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第1の試行用フレーム長より小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項1記載の無線通信装置。
  7. 前記選択手段は、前記複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段で前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第1の試行用フレーム長より小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記選択手段は、前記第1の試行用送信レートよりも低い送信レートの場合に前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長の場合よりも高いスループットが得られる送信レート及びその基準集約フレーム長を第2の試行用送信レート及び第3の試行用送信レートとして選択し、
    前記判定手段は、前記第2の試行用送信レートで、前記第3の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該第3の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項4または5記載の無線通信装置。
  8. 前記設定手段は、前記判定手段で、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長での通信は可能と判定されたが、前記第2の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長での通信は不可と判定された場合、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項7記載の無線通信装置。
  9. 前記選択手段は、前記第1の試行用フレーム長より予め定められたフレーム数分小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択する請求項6または7記載の無線通信装置。
  10. 前記選択手段は、前記第1の試行用フレーム長の集約フレーム中のフレームのうち前記確認応答の得られたフレームの位置に基づき、前記第2の試行用フレーム長を選択する請求項6または7記載の無線通信装置。
  11. 前記選択手段は、前記複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段で前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを、第2の試行用送信レート及び第2の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第2の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項5載の無線通信装置。
  12. 前記選択手段は、前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の複数の対のうちの1つを、送信レートが高い順あるいは低い順に、前記判定手段で通信可能と判定されるまで、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長として選択する請求項11記載の無線通信装置。
  13. 前記判定手段で前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを、第3の試行用送信レート及び第3の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第3の試行用送信レートで、前記第3の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第3の試行用送信レート及び当該第3の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第3の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項11載の無線通信装置。
  14. 前記判定手段は、前記選択手段で前記試行用フレーム長として選択されたフレーム長よりも長いフレーム長の集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、前記試行用送信レート及び前記試行用フレーム長での通信の可否を判定する請求項1記載の無線通信装置。
  15. 前記選択手段は、前記複数の送信レートの候補のうちの1つとその基準集約フレーム長を第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段で前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が可能と判定された場合、
    前記選択手段は、前記第1の試行用送信レートの場合に、前記第1の試行用フレーム長のときに得られるスループットよりも高いスループットが得られる当該第1の試行用フレーム長よりも長いフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択し、
    前記判定手段は、前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定し、
    前記設定手段は、前記判定手段で通信可能と判定された、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項1記載の無線通信装置。
  16. 前記複数の送信レートのうちの1つを選択し、当該送信レートで1フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該送信レートでの通信の可否を判定する送信レート手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記送信レート判定手段で通信可能と判定された送信レートのうち最も高い送信レートを前記試行用送信レートとして選択する請求項2記載の無線通信装置。
  17. 前記記憶手段は、異なる長さの複数のフレーム長のそれぞれに対応した複数の前記参照データを記憶し、
    前記選択手段は、前記複数の参照データのうちの1つを用いて、前記試行用送信レート及び試行用フレーム長を選択する請求項1記載の無線通信装置。
  18. 複数のフレームを含む集約フレームを送信する送信手段を備えた無線通信装置における送信制御方法であって、
    前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対し、当該送信レートより低い送信レートのどの集約フレームのフレーム長の場合のスループットよりも高いスループットが得られる集約フレームのフレーム長である基準集約フレーム長を含む参照データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記参照データを用いて、前記集約フレームを送信する際に利用可能な複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を、第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択する第1の選択ステップと、
    前記第1の試行用送信レートで、前記第1の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第1の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップで通信可能と判定された、前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長を、前記送信手段で前記集約フレームを送信する際の送信レート及び当該集約フレームのフレーム長の初期値あるいは最大値に設定する第1の設定ステップと、
    を含む送信制御方法。
  19. 前記第1の選択手段は、前記複数の送信レートのうちの最も高い送信レートを前記第1の試行用送信レートとして選択する請求項18記載の送信制御方法。
  20. 複数のフレームを含む集約フレーム送信する送信手段を備えた無線通信装置における送信制御方法であって、
    前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対し、当該送信レートより低い送信レートのどの集約フレームのフレーム長の場合のスループットよりも高いスループットが得られる集約フレームのフレーム長である基準集約フレーム長を含む参照データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記参照データを用いて、前記集約フレームを送信する際に利用可能な複数の送信レートのうちの1つとその基準集約フレーム長を、第1の試行用送信レート及び第1の試行用フレーム長として選択する第1の選択ステップと、
    前記第1の試行用送信レートで、前記第1の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第1の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が可能と判定された場合、前記第1の試行用送信レートよりも高い送信レート及びその基準集約フレーム長を、第2の試行用送信レート及び新たな第2の試行用フレーム長として選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該新たな第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップで通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記送信手段で前記集約フレームを送信する際の送信レート及び当該集約フレームのフレーム長の初期値あるいは最大値に設定するステップと、
    を含む送信制御方法。
  21. 前記参照データは、前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対する、前記基準集約フレーム長及び当該基準集約フレーム長の場合に得られるスループットを含む請求項18記載の送信制御方法。
  22. 前記参照データは、前記集約フレームを送信する際に利用可能な各送信レートに対する、前記基準集約フレーム長及び当該基準集約フレーム長の場合に得られるスループットと、前記基準集約フレーム長以外の前記集約フレームのフレーム長及び当該フレーム長の場合に得られるスループットとを含む請求項18記載の送信制御方法。
  23. 前記第1の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、前記第1の試行用フレーム長より小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択する第2の選択ステップと、
    前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップで通信可能と判定された、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する第2の設定ステップと、
    をさらに含む請求項18記載の送信制御方法。
  24. 前記第1の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、前記第1の試行用フレーム長より小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択する第2の選択ステップと、
    前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の試行用送信レートよりも低い送信レートの場合に前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長の場合よりも高いスループットが得られる送信レート及びその基準集約フレーム長を第2の試行用送信レート及び第3の試行用送信レートとして選択する第3の選択ステップと、
    前記第2の試行用送信レートで、前記第3の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該第3の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第3の判定ステップと、
    前記第3の判定ステップで通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する第2の設定ステップと、
    を含む請求項21または22記載の送信制御方法。
  25. 前記第2の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長での通信は可能と判定されたが、前記第3の判定ステップで前記第2の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長での通信は不可と判定された場合、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する第3の設定ステップをさらに含む請求項24記載の送信制御方法。
  26. 前記第2の選択ステップは、前記第1の試行用フレーム長より予め定められたフレーム数分小さい他のフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択する請求項23または24記載の送信制御方法。
  27. 前記第2の選択ステップは、前記第1の試行用フレーム長の集約フレーム中のフレームのうち前記確認応答の得られたフレームの位置に基づき、前記第2の試行用フレーム長を選択する請求項23または24記載の送信制御方法。
  28. 前記第1の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを、第2の試行用送信レート及び第2の試行用フレーム長として選択する第2の選択ステップと、
    前記第2の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第2の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップで通信可能と判定された、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する第2の設定ステップと、
    を含む請求項22載の送信制御方法。
  29. 前記第2の選択ステップは、前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の複数の対のうちの1つを、送信レートが高い順あるいは低い順に、前記第2の判定ステップで通信可能と判定されるまで、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長として選択する請求項28記載の送信制御方法。
  30. 前記第2の判定ステップで前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長での通信が不可と判定された場合、前記第2の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長の場合に得られるスループットの次に高いスループットが得られる送信レート及び集約フレームのフレーム長の組合せを、第3の試行用送信レート及び第3の試行用フレーム長として選択する第3の選択ステップと、
    前記第3の試行用送信レートで、前記第3の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第3の試行用送信レート及び当該第3の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第3の判定ステップと、
    前記第3の判定ステップで通信可能と判定された、前記第3の試行用送信レート及び前記第3の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する第3のステップと、
    をさらに含む請求項28記載の送信制御方法。
  31. 前記第1の判定ステップで前記第1の試行用送信レート及び前記第1の試行用フレーム長での通信が可能と判定された場合、前記第1の試行用送信レートの場合に、前記第1の試行用フレーム長のときに得られるスループットよりも高いスループットが得られる当該第1の試行用フレーム長よりも長いフレーム長を第2の試行用フレーム長として選択する第2の選択ステップと、
    前記第1の試行用送信レートで、前記第2の試行用フレーム長の前記集約フレームを前記送信手段で送信したときの確認応答を受信することにより、当該第1の試行用送信レート及び当該第2の試行用フレーム長での通信の可否を判定する第2の判定ステップと、
    を含み、
    前記第1の設定ステップは、前記第2の判定ステップで通信可能と判定された場合には、前記第1の試行用送信レート及び前記第2の試行用フレーム長を、前記初期値あるいは前記最大値に設定する請求項18記載の送信制御方法。
JP2006150540A 2006-05-30 2006-05-30 無線通信装置及び送信制御方法 Active JP4127710B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150540A JP4127710B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 無線通信装置及び送信制御方法
US11/752,717 US7672334B2 (en) 2006-05-30 2007-05-23 Wireless communication apparatus and transmission control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150540A JP4127710B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 無線通信装置及び送信制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007324760A JP2007324760A (ja) 2007-12-13
JP4127710B2 true JP4127710B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=38790004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006150540A Active JP4127710B2 (ja) 2006-05-30 2006-05-30 無線通信装置及び送信制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7672334B2 (ja)
JP (1) JP4127710B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4901681B2 (ja) * 2007-10-05 2012-03-21 株式会社東芝 無線通信装置及び無線通信方法
US8050189B2 (en) * 2008-07-22 2011-11-01 Motorola Mobility, Inc. Method and apparatus for dynamically changing a maximum access channel rate
JP5312886B2 (ja) * 2008-09-22 2013-10-09 株式会社横須賀テレコムリサーチパーク 符号化復号化システム、符号化回路、復号化回路およびタグ通信装置
US8498280B2 (en) * 2009-03-27 2013-07-30 Qualcomm Incorporated Method and system for reducing header information in communication systems
JP5573053B2 (ja) * 2009-09-04 2014-08-20 ソニー株式会社 無線通信装置および無線通信方法
KR101650573B1 (ko) * 2009-11-27 2016-08-23 삼성전자주식회사 다중 사용자 ofdm 시스템의 적응적 자원 할당 방법 및 장치
US9161293B2 (en) * 2011-09-28 2015-10-13 Avaya Inc. Method and apparatus for using received signal strength indicator (RSSI) filtering to provide air-time optimization in wireless networks
MY157062A (en) * 2012-10-30 2016-04-29 Univ Putra Malaysia A method for adjusting aggregation size based on acknowledgement (ack) bitmap
US9219569B2 (en) * 2013-03-09 2015-12-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for optimizing rate control based on packet aggregation considerations
CN105141401B (zh) * 2014-06-03 2019-04-12 西安中兴新软件有限责任公司 一种帧聚合方法及电子设备
CN105813142B (zh) * 2014-12-31 2019-04-19 华为技术有限公司 一种数据帧的发送方法、装置及系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001217896A (ja) * 2000-01-31 2001-08-10 Matsushita Electric Works Ltd 無線データ通信システム
JP2002101151A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Hitachi Kokusai Electric Inc パケット通信における通信制御装置
JP3719993B2 (ja) 2002-02-22 2005-11-24 株式会社東芝 無線端末局および無線通信システム
JP2004260658A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線lan装置
US7535909B2 (en) * 2004-11-09 2009-05-19 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus to process packets in a network
JP2006262337A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fujitsu Ltd 帯域制御装置及び帯域制御方法
US7525972B2 (en) * 2005-04-22 2009-04-28 Cisco Technology, Inc. Techniques for encapsulating point to point protocol (PPP) over Ethernet frames
US20070133604A1 (en) * 2005-12-08 2007-06-14 International Business Machines Corporation Virtual network adapter for automatically maximizing frame sizes and avoiding physical network IP fragmentation

Also Published As

Publication number Publication date
US7672334B2 (en) 2010-03-02
JP2007324760A (ja) 2007-12-13
US20070280130A1 (en) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4127710B2 (ja) 無線通信装置及び送信制御方法
US10524200B2 (en) System and method for dynamically configurable air interfaces
JP4127709B2 (ja) 無線通信装置及び送信制御方法
US20060034317A1 (en) Method and apparatus for transmitting ACK frame
US20120236840A1 (en) Method for protecting data in a mu-mimo based wireless communication system
US8681755B2 (en) Method and apparatus for generating data frame in wireless personal area network
CN104541568A (zh) 用于确定与通信参数有关的信息的方法以及通信设备
US20150146699A1 (en) Extended block acknowledgement protocol
JP4901681B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
US9907070B2 (en) Channel access deferral mechanism
RU2367091C2 (ru) Способ управления скоростью передачи, мобильная станция и контроллер радиосети
CN102934388B (zh) 一种无线电接口共同重配置的方法、用户设备及其基站
US20090109884A1 (en) Method and apparatus for generating acknowledgement frame
WO2018228596A1 (zh) 一种数据处理方法及数据处理装置
US11711169B2 (en) Base station device, and terminal device for retransmitting group of unit data
US11190215B2 (en) Data transmission method, chip, transceiver, and computer readable storage medium
CN113518440A (zh) 一种发送和接收反馈信息的方法及通信装置
JP6959561B2 (ja) 基地局装置、端末装置、及び無線通信方法
KR100631742B1 (ko) Ack 프레임 전송 방법 및 장치
JP2005244598A (ja) 無線通信装置及びその方法
WO2022215567A1 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム
CN102237947B (zh) 一种格式优化的mac包的确定方法及系统
WO2021260815A1 (ja) 通信装置及び通信システム
CN115567157A (zh) 一种基于即时可解码网络编码的速率感知网络编码方法及装置
CN115242357A (zh) 支持harq的通信设备及其方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4127710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6